JP2010119791A - 睡眠状態評価システムおよびこれを用いた照明システム - Google Patents

睡眠状態評価システムおよびこれを用いた照明システム Download PDF

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Abstract

【課題】横臥状態を精度よく検出するとともに、検出できなかった場合にもユーザーの不利益を極力少なくする。
【解決手段】寝具上の空間を検知対象とする第1の体動センサと、前記寝具の外周より外方に広がる空間を検知対象とする第2の体動センサと、前記第1の体動センサ及び前記第2の体動センサの検知結果に基づいて就寝者の動態及び睡眠状態を評価する評価手段とを備え、前記評価手段は、前記第1の体動センサ及び前記第2の体動センサが体動を検知していない状態から前記第1の体動センサ及び前記第2の体動センサが略同時に体動を検知している状態になった場合に就寝者が入床したと判断し、第1の体動センサは相対的に大きな第1の閾値と相対的に小さな第2の閾値とを有しており、前記第1の閾値に達するか、前記第2の閾値に達しているが前記第1の閾値には達しない状態で一定時間以上第2の体動センサの無検知状態が継続したか、等によって判断する。
【選択図】図2

Description

本発明は、睡眠状態評価システムおよびこれを用いた照明システムに係り、特に赤外線人体検出センサなどの画像センサを用い、就寝者(ユーザー)の深夜のトイレや起床時における離床のための起き上がりを正確に検出し、環境や機器の制御を行うための自動制御システムに関するものである。
就寝中の離床動作などを寝返りなどの睡眠中の体動と区別して検知し、より正確に睡眠状態の評価を行い、かつ照明器具などの電器機器の制御を就寝者の状態に応じて自動的に行うことを企図し、二つの赤外線体動センサを用いた、睡眠評価システムが提案されている。
上記睡眠評価システムにおいては、2つのセンサ出力パターンにより、睡眠時におけるユーザーの行動を把握するという方法がとられている。入床時においては、まず入室して寝具付近を歩行することにより、第2の体動センサが体動を検知した後、寝具上で着座した状態では、両センサが体動を検知し、最終的に就眠のために横臥した状態になると第1の体動センサのみが体動を検知する。すなわち、図10(a)に示すように、入床から入眠時においては、まず第2の体動センサの断続的検知の開始に遅れて第1体動センサの断続的検知が始まり、第1の体動センサの断続的検知の方が長く持続する。また、離床時においては、まず横臥状態での体動を第1の体動センサが検知した後、身体を起こすことで両センサが体動を検知、最終的に寝具を離れることで第2の体動センサのみが体動を検知する。すわなち、図10(b)に示すように、離床時においては、まず第1の体動センサの断続的検知の開始に遅れて第2体動センサの断続的検知が始まり、第2の体動センサの断続的検知の方が長く持続する。
特開2008-505号公報
特許文献1に記載の構成においては、寝具上での着座時に第1および第2の体動センサが共に体動を検出した後に、第1の体動センサのみが一定量の体動を検出した時点でユーザーが寝具に横たわった(横臥状態)と判定している。この判定は、第1の体動センサの体動検出量にある閾値を設定して、その閾値を超えるかどうかで判定を行う。ところが、横たわる動作(挙動)にはユーザーによる個人差や状況に応じてバラツキがあるため、一定の閾値のみで確実に横臥状態となったことを判定するのは困難である。ユーザーが横臥状態となったにもかかわらずそれを検出できなければ、それに応じた消灯や調光などの照明制御を行うことができず、ユーザーが入眠のために横になっているにもかかわらず不必要な照明を点灯し続けることとなる。光の生理的な覚醒作用を考慮すると、このような点灯の維持はユーザーの入眠を妨げることになり、ユーザーに不利益となるものである。
また同様に、ユーザーの離床動作を検出できなかった場合にも、退室後に照明が点灯し続けることでエネルギーの浪費を生じさせることとなる。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたものであり、ユーザーの横たわり(横臥状態)をより精度よく検出するとともに、検出できなかった場合にもユーザーの不利益が極力少なくなるようにすることを目的とする。
また、本発明は、ユーザーの睡眠状態を高精度に評価し、人の存在だけでなく、人の行為を検出して、真に明るさを必要とする場面のみ、十分な光を提供することによって、高い省エネルギー効果を得ることのできる照明システムを提供することを目的とする。
そこで本発明の睡眠状態評価システムは、就寝者が寝具に横たわったときに就寝者の体が占有する寝具上の空間を検知対象とする第1の体動センサと、就寝者が前記寝具上において長座姿勢をとるときの就寝者の肩位置と略同等高さの前記寝具に平行な平面を底面とし、前記寝具の外周より外方に広がる空間を検知対象とする第2の体動センサと、前記第1の体動センサ及び前記第2の体動センサの検知結果に基づいて就寝者の動態及び睡眠状態を評価する評価手段とを備え、前記評価手段は、前記第1の体動センサ及び前記第2の体動センサが体動を検知していない状態から前記第1の体動センサ及び前記第2の体動センサが略同時に体動を検知している状態になった場合に就寝者が入床(着座)したと判断し、前記第1の体動センサのみが体動を検知している状態になった場合に就寝者が寝具に横たわったと判断し、第1の体動センサは相対的に大きな第1の閾値と相対的に小さな第2の閾値とを有しており、前記第1の閾値に達するか、前記第2の閾値に達しているが前記第1の閾値には達しない状態で一定時間以上第2の体動センサの無検知状態が継続したか、のいずれかによって寝具上に横たわったと判断するようにしたことを特徴とする。
この構成によれば、第1の体動センサによる単独の体動検出がやや少なかった場合でも、第2の体動センサの検出状態と合わせて横臥状態を判定するため、横臥状態の判定精度を向上することが可能となる。
また、本発明は、上記睡眠状態評価システムにおいて、前記評価手段は、前記第1および第2の体動センサの出力が、予め設定された保持時間消失したことをもって、ユーザーの入眠もしくは退室と判定するようにしている。
この構成によれば、ユーザーの体動が一定時間検出できないことをもってユーザーの入眠もしくは退室と判定するようにしているため、誤作動を回避することができる。例えば照明システムの場合は、照明器具を消灯もしくは調光させるので、上記誤作動による点灯の継続を回避することができる。また、入眠もしくは退室による照明制御に同一の制御ロジックで対応できるため、システムを簡素化できる。
また、本発明は、上記睡眠状態評価システムにおいて、前記評価手段は、ユーザーが寝具の周辺に存在する在室状態および上記着座状態のそれぞれにおいて第1および第2の保持時間A、Bを有しており、第2の保持時間Bは第1の保持時間Aよりも長く、その第2の保持時間、前記第1および第2の体動センサが体動を検出しない場合に、就寝状態であると判断するものを含む。
この構成によれば、寝具上での着座時に保持時間を相対的に長く設定することで、消灯前に体動が検出されやすくなり、システムの誤作動を回避することができる。
また、本発明の照明システムは、前記評価手段の評価結果に基づいて、照明器具を制御するものを含む。
この構成によれば、寝具上での着座時に保持時間を相対的に長く設定することで、消灯前に体動が検出されやすくなり、上記誤作動による突然の消灯を回避することができる。
また、本発明は、上記照明システムにおいて、前記評価手段は、ユーザーが寝具の周辺に存在する在室状態および上記着座状態のそれぞれにおいて第1および第2の保持時間A、Bを有しており、第2の保持時間Bは第1の保持時間Aよりも長く、その第2の保持時間、前記第1および第2の体動センサが体動を検出しない場合に、照明器具を消灯もしくは調光するものを含む。
この構成によれば、寝具上に着座した状態で、身体の動きが小さい場合にも、体動を検出でき、誤作動による突然の消灯を回避することができる。また、在室時では保持時間が短く設定されることで退室時に無駄に長時間点灯が維持されることがない。
以上説明してきたように、本発明によれば、第1の体動センサによる単独の体動検出がやや少なかった場合でも、第2の体動センサの検出状態と合わせて横臥状態を判定するため、横臥状態の判定精度を向上することが可能となる。
また、本発明の照明システムによれば、上記睡眠状態評価システムの判断結果に基づいて点灯制御を行うようにしているため、細やかで無駄のない点灯制御を行うことができる。
以下本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1および2は、本発明の実施の形態1の睡眠状態評価システムを示す説明図であり(図2は図1の要部拡大図)、図3はこの睡眠状態評価システムを用いた照明システムのブロック図である。この睡眠状態評価システムは、図1乃至3に示すように、就寝者Pが寝具に横たわったときに就寝者Pの体が占有する寝具上の空間を検知対象とする第1の体動センサ101と、就寝者Pが前記寝具上において長座姿勢をとるときの就寝者Pの肩位置と略同等高さの前記寝具に平行な平面を底面とし、前記寝具の外周より外方に広がる空間を検知対象とする第2の体動センサ102と、前記第1の体動センサ101及び前記第2の体動センサ102の検知結果に基づいて就寝者Pの動態及び睡眠状態を評価する評価手段104とを備え、この評価手段は、前記第1の体動センサ及び前記第2の体動センサが体動を検知していない状態から前記第1の体動センサ及び前記第2の体動センサが略同時に体動を検知している状態になった場合に就寝者Pが入床(着座)したと判断し、前記第1の体動センサのみが体動を検知している状態になった場合に就寝者Pが寝具に横たわったと判断し、第1の体動センサは相対的に大きな第1の閾値と相対的に小さな第2の閾値とを有しており、前記第1の閾値に達するか、前記第2の閾値に達しているが前記第1の閾値には達しない状態で一定時間以上第2の体動センサの無検知状態が継続したか、のいずれかによって寝具上に横たわったと判断するようにしたことを特徴とする。
ここで状態Aは横臥状態を示し、状態Bは着座状態、状態Cは寝具外にいる状態を示す。
この評価手段104は、第1の体動センサ101及び前記第2の体動センサ102の検知結果に基づいて就寝者Pの動態を演算する演算部103の演算結果に基づいて睡眠状態を評価する。また、照明器具300の点灯制御は、制御部200によってなされる。400は操作部である。
ここで、第1および第2の体動センサは、赤外線人体検出センサであり、生体が発する微弱な赤外線の変化をとらえることにより、人の在・不在や動きを検出するもので、図4および5に示すように、体動発生にともなう出力信号の一例を示すように、体動を検知するとセンサは矩形信号を出力することから、体動量をその矩形波の個数や立ち上がり時間の積算から求めることができる。
第1の体動センサは就寝者Pが寝具に横たわったとき(状態A)に就寝者Pの体が占有する寝具上の空間(第1の検知空間)D1を検知対象とし、第2の体動センサは就寝者Pが寝具上において長座姿勢(状態B)をとるときの就寝者Pの肩位置と略同等高さの寝具に平行な平面を底面とし、寝具の外周より外方に広がる空間(第2の検知空間)D2を検知対象とする。
ここで演算部103は、体動センサからの信号処理を行い,処理結果に基づいて制御信号を制御部200へ送る。
ここで操作部400は、ユーザーが本システムの各種設定を行うためのインターフェースであり、具体的には,照明の自動制御設定や手動操作などを行う。
また、制御部200は、演算部103からの制御信号を受け、照明装置を制御する。
さらにまた、照明器具300は、制御部200からの制御信号を受け、点灯・消灯・調光を行う。
これら第1および第2の体動センサ101,102は、人の状態を認識するものであればよく、暗時に利用する場合には、赤外線センサなどを用いるが、薄明るい箇所で用いる場合には例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサのような固体撮像素子を用いたカメラを使用し、レンズとしては広角レンズ、魚眼レンズなどを用いる。
従来は、寝具上での着座時に第1・第2の体動センサが共に体動を検出した後に、第1の体動センサのみが一定量の体動を検出した時点でユーザーが寝具に横たわった(横臥状態)と判定している。この判定は、第1の体動センサの体動検出量にある閾値を設定して、その閾値を超えるかどうかで判定を行うが、本実施の形態では、この閾値を2段階で設定する。ここではセンサ出力波形の矩形波の個数(山の数)で体動量を定量化するとし、閾値(低)を3、閾値(高)を6とする。
図4に示すように、両方のセンサ101,102が体動を検出した後に第1の体動センサ101が単独で十分な量の体動を検出し、閾値(高)に達した場合Tには即、横臥状態と判定する。一方、図5に示すように第1の体動センサの単独での検出がそれほど多くなく、閾値(低)にしか達しなかった場合Tには、その後の第2の体動センサの出力を待って一定時間の無体動が確認された時点Tで横臥状態と判定する(もし一定時間に到達する前に体動が確認されたら、再度着座状態と判定し、体動量をリセットする)。これにより、ユーザーがあまり身体を大きく動かすことなく寝具に横たわった場合でも、横臥状態を判定しやすくなる。また、手の動きなどで着座状態でありながら、偶然第1の体動センサ101が単独で連続して体動を検出し、閾値(低)を超えてしまった場合でも、その後第2の体動検知センサ体動を検知した時点で再び着座状態と判定するため、横臥状態の誤検出も防止することができる。
以下本実施の形態の睡眠状態評価システム1について詳細に説明する。図1および2に示したように、就寝者Pが寝具(ベッド)2に横たわったときに就寝者Pの体が占有する寝具2上の空間D1を検知対象とする第1の体動センサ101と、就寝者Pが寝具2上において長座姿勢(上体を起上がらせて座った姿勢)をとるときの就寝者Pの肩Ps位置と略同等高さの寝具2に平行な平面を底面D2bとし、寝具2の外周より外方に広がる空間D2を検知対象とする第2の体動センサ102を備える。
第1の検知空間D1は、図1および2に示したように寝具2の平面(ベッドの上面)を底面D1bとし、寝具2の平面に平行な平面であって横たわった状態の就寝者Pの側面視において最も高い部位(通常は鼻位置n)よりも高い位置の平面を上面D1uとし、寝具2の外周2aに沿った垂直面を外周面D1sとして画成される略直方形の空間である。
従って、第1の検知空間D1を画成する上面D1uは、就寝者Pの体形に応じて上下に可変する。例えば、就寝者Pが腹部の突き出た体形である場合には、第1の検知空間D1を画成する上面D1uは、就寝者Pの腹部の最高位置よりも高い位置に設定される。
第2の検知空間D2は、図1および2に示すように寝具2上で座った姿勢の就寝者Pの肩Ps位置と略同等高さの底面D2bと、底面D2bよりも所定の幅wだけ高い位置に設定される上面D2uと、寝具2の外周2aよりも外側へ張り出した位置の垂直面D2sによって画成される略直方体の空間である。
従って、第2の検知空間D2を画成する底面D2bは、就寝者Pの体格に応じて上下に可変する。また、第2の検知空間D2を画成する底面D2bは、第1の検知空間D1を画成する上面D1uよりも上方に位置し、第1の検知空間D1と第2の検知空間D2が交差することはない。
第1の体動センサ101及び第2の体動センサ102は、共に焦電型の赤外線センサから構成され、それぞれ寝具2のヘッドボード2b及び寝室の壁3に取付けられている。また、各センサS1、S2は、それぞれの検知空間D1及びD2に就寝者Pの体の一部が進入してきたときに、就寝者Pの体から放射される赤外線を検知し、検知した赤外線の変動に基づいて各検知空間D1、D2への就寝者Pの進入及び各検知空間D1、D2における就寝者Pの体動を検知する。
なお、第1及び第2の体動センサ101、102としては、焦電型の赤外線センサ以外に反射光を検知するタイプの光センサを用いても良いし、超音波の反射を利用した人感センサを用いても良い。また、各体動センサ101、102は、同一種類のセンサが複数個設けられることによって構成されていても良いし、異なった種類のセンサが複数個組み合わされて構成されてもよい。
さらに、本実施の形態では寝具2はベッドであって、就寝者Pが横たわる平面は、床Fから所定の高さ上方に形成されるが、寝具2は床面に直接敷かれる布団であってもよい。
次に、第1及び第2の体動センサ101、102からの検知信号に基づいて就寝者Pの動態及び睡眠状態を評価する評価手段について、説明する。
本実施の形態の評価手段104は、図3に示すように、第1及び第2の体動センサ101、102に有線又は無線によって接続されたマイクロコンピュータからなる演算部103に接続され、第1及び第2の体動センサ101、102が送信する検知信号における体動を示す信号部の有無及びタイミング等に基づいて就寝者Pの動態及び睡眠状態を評価する。ここでは評価手段104の出力が制御部200によって照明器具300の点灯を制御するが、このほかマイクロコンピュータに接続され評価結果を記録する記録装置や評価結果に基づいて各種家電機器等を制御する制御回路等を具備していてもよい。
マイクロコンピュータを具備した評価手段104が行う睡眠状態評価について、図4および5を参照して具体的に説明する。いま、第1及び第2の体動センサ101、102から検知信号が出力されているとする。図4および5において、左から右へ向かって時間軸がとられ、各検知信号のパルス状に突出する部分ps(以下、パルス部という)が就寝者の体動を示す。
評価手段104は、第1の体動センサ101からの検知信号S1(以下、第1の検知信号という)及び第2の体動センサ102からの検知信号S2(以下、第2の検知信号という)のいずれにおいてもパルス部psを有さない状態(図4および5における(R1))では、就寝者Pは寝室に存在しないか、寝室に居て寝具2から離れた位置にいると判断する。
次に、第1の検知信号S1は未だパルス部psを有しないが、第2の検知信号S2にはパルス部psを有する状態(図4および5における(R2))になると、評価手段104は、就寝者Pが寝具2(ベッド)に近づいたと判断する。寝具2に近づいた状態の就寝者Pが図1の右側に示される(図1における状態C)。
ここで、第2の検知空間D2の平面方向における広がりが図1に示されるように寝室のほぼ全域にまで延びている場合には、評価手段104は、検知信号S1、S2が図4および5における(R2)の状態になったときに、就寝者Pが寝室内に入室したと認識することができる。
次に、図4および5における(R2)の状態から第1及び第2の検知信号S1、S2共にパルス部psを有する状態(図4および5における(R3))になると、評価手段104は、就寝者Pが寝具2上に腰を掛けた又は座った(寝具2が布団の場合は布団の上で立姿勢又は座り姿勢になった:状態B)と判断する。寝具2上で座った状態の就寝者Pが図1及び図2に示される。就寝者Pが行う上記の動作を入床する又は入床動作という。
次に、第2の検知信号S2のパルス部psが消失し、第1の検知信号S1のみにパルス部psを有する状態となり、この発生頻度が閾値(高)を越えた状態(図4における(R4))になると、評価手段4は、就寝者Pが寝具2上に横たわったと判断する。
一方、第2の検知信号S2のパルス部psが消失し、第1の検知信号S1のみにパルス部psを有する状態となり、この発生頻度が閾値(低)を越えた状態(図5における(R4L))で、第1の検知信号S1からもパルス部psが消失した状態(図5における(R5L))になり、無体動の状態で所定の時間を越えると(図5における(R5))になると、評価手段104は、就寝者Pが寝具2上に横たわったと判断する。
その後、第1の検知信号S1のパルス部psの発生頻度が徐々に低下し所定の頻度よりも少ない状態(図4および5における(R6))になると、評価手段104は、就寝者Pが睡眠に入ったと判断する。評価手段104は、睡眠状態(図4および5における(R6))において発生するパルス部psによって就寝者Pの寝返りやミオクローヌス等の体動を検出する。入眠後における就寝者Pの体動の頻度が多い場合には睡眠の質は高くないと評価され、体動の頻度が少ない場合には睡眠の質が高いと評価される。
次に、第1の検知信号S1のパルス部psの発生が所定の頻度よりも相当に増加した状態(図5における(R7))になると、評価手段104は、就寝者Pが目覚めたと判断する。この状態では、就寝者Pは目覚めてはいるが寝具2上で横たわっている。
続いて、第1及び第2の検知信号S1、S2の両方においてパルス部psを有する状態(図5における(R8))になると、評価手段104は、就寝者Pが寝具2上で起き上がった(寝具2が布団の場合は布団の上で立姿勢又は座り姿勢になった)と判断する。
その後、第1の検知信号S1のパルス部psが消失し、第2の検知信号S2のみにパルス部psを有する状態(図5における(R9))になると、評価手段104は、就寝者Pが寝具2から離れたと判断する。就寝者Pが行う上記の動作を離床する又は離床動作という。
最後に、第1及び第2の検知信号S1、S2の両方においてパルス部psを有さない状態(図5における(R10))になると、評価手段104は、就寝者Pが寝具2からさらに離れ、又は寝室から退出したと判断する。
従って、評価手段104は、睡眠状態(図5の(R6))を検知している間に、就寝者Pの離床動作(図5の(R8)、(R9)、(R10))と入床動作(図5の(R1)、(R2)、(R3))が順に発生したと判断する場合には、就寝者Pが例えばトイレに行くために就寝の途中で離床したと判断して睡眠状態の評価を下げる。
また、就寝者Pがトイレに行っている間の第1の検知信号S1はパルス部psを全く有さない状態になるが、評価手段104は、この間の第1の検知信号S1を睡眠状態を評価するためのデータから除外する。
さらに、評価手段104は、就寝者Pが入床動作を行ったと判断してから就寝者Pが入眠した(図4における(R6)の状態)と判断するまでの経過時間(図4における(R5)とほぼ同等)を算出し、経過時間が長い場合には睡眠状態の評価を下げ、経過時間が短い場合には睡眠状態の評価を上げる。これは、寝付くまでの時間(睡眠潜時)が睡眠の質を反映するという事情に基づいている。
次に、本実施の形態の睡眠状態評価システムを用いた横臥状態検出動作について詳細に説明する。
図6は制御動作を示すフローチャートである。
まず、第1および第2の体動センサが体動を検出して着座状態と判定したところからスタートする(ステップS1001)。次いで、第2の体動センサが体動を検出しない間、第1の体動センサの出力からその体動量を積算していき(第2の体動センサが体動を検出した時点で上記積算体動量をリセットし(ステップS1002))、第1および第2の体動センサの出力をチェックする(ステップS1003)。
そして第2の体動センサが体動を検出したか否かを判定し(ステップS1004)、検出していないと判定された場合は、第1の体動センサの体動量を積算する(ステップS1005)。
そして、積算した第1の体動センサの体動量が設定した閾値(低)に達したか否かを判定し(ステップS1006)、達したらタイマをスタートさせ、図7に示すステップS2001に移る。
一方、ステップS1006で、積算した第1の体動センサの体動量が設定した閾値(低)に達していないと判定された場合は、ステップS1003に戻り、第1および第2の体動センサの出力をチェックする。
更に、ステップS1004で、第2の体動センサが体動を検出したと判定された場合は、ステップS1002に戻り、第1の体動センサの体動量をリセットする。
積算した第1の体動センサの体動量が設定した閾値(低)に達していない場合は、ステップS1003にたか否かを判定し(ステップS1006)、達したらタイマをスタートさせ、図7に示すステップS2001に移る。
そしてタイマスタート後、第2の体動センサが体動を検出するまで第1の体動センサの体動量の積算とタイマによる時間カウントを続け、第1および第2の体動センサの出力をチェックする(ステップS2002)。
そして第2の体動センサが体動を検出したか否かを判定し(ステップS2003)、検出していないと判定された場合は、第1の体動センサの体動量を積算する(ステップS2005)。
そして、積算した第1の体動センサの体動量が設定した閾値(高)に達したか否かを判定し(ステップS2006)、達したら横臥状態と判定する(ステップS2007)。
判定ステップS2006で、積算した第1の体動センサの体動量が設定した閾値(高)に達していないと判断された場合は、タイマをスタートさせ(ステップS2008)、タイマーが設定した時間に達したか否かを判定する(ステップS2009)。そしてタイマーが設定した時間に達した場合は横臥状態と判定する(ステップS2007)。
判定ステップS2009でタイマーが設定した時間に達していない場合はステップS2002に戻る。
また判定ステップS2003で第2の体動センサが体動を検出したと判定された場合はタイマーをリセットし(S2004)、図6のステップS1001に行き着座状態と判定する。
このように、そして体動量の積算値が設定した閾値(高)に達するか、後者が設定した時間に達するかを検出することで横臥状態と判定する。この判定に至る前に、第2の体動センサが体動を検出したら、タイマをリセットし着座状態と判定した時点に戻る。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、この睡眠状態評価システムを用いた照明システムについて説明する。
ここでは、この技術を用いてユーザーの寝室での体動から、その行動に応じて照明制御を行う際の制御フローを示している。
制御ステータスは、図8に示すように、「退室」、「在室」、「在床」、「入床」、「入眠/退室」の5つであり、それぞれは以下のような状態を意味する。
ここで、退室とは、ユーザーが寝室内に存在せず、両センサとも体動を検出していない状態をいうものとする。このとき、照明システムは、照明器具は消灯、もしくは調光により微弱に点灯した状態となるように制御される。
また、在室とは、ユーザーが寝具上以外の寝室内に存在し、第2の体動センサのみが体動を検出している状態をいうものとする。このとき、照明システムは、寝室内での行為に適した照明状態となるように制御される。
また、在床とは、両センサが体動を検出し、ユーザーが寝具上に着座している状態を言うものとする。このとき、照明システムは、寝具上での行為に適した照明状態となるように制御される。
また、入床とは、ユーザーが寝具上で横たわることで、先述した横臥状態検出フローによりユーザーが横臥状態であると判定された状態を言うものとする。このとき照明システムは、入眠のため照明が消灯もしくは調光により微弱に点灯した状態となるように制御される。
また、入眠/退室とは、在床ステータスから、入床ステータスへ移行することなく、両センサの体動が一定時間検出されず、ユーザーが横臥状態と判定されることなく入眠することで不動状態となっているか、退室してしまった状態を言うものとする。このとき照明システムは、照明器具は消灯もしくは調光により微弱に点灯した状態となるように制御される。
本実施の形態の照明システムにおいては、上記の各ステータスが、以下のようなロジックに基づいて制御される。
ユーザーが寝室に入室すると、まず第2の体動センサのみが体動を検出し、退室ステータスから在室ステータスへと移行する(経路101)。その後、ユーザーが寝具上に移動することなく退室して両センサの体動が検出されなくなると、第1の保持時間Aだけ照明の点灯を維持して退室ステータスに戻る(経路102)。
在室ステータスから、ユーザーが寝具上に着座して両センサが同時に体動を検出すると在床ステータスへと移行する。その後、先述した横臥状態検出フローによりユーザーが横臥状態であると判定されると入床ステータスへと移行する(経路104)が、横臥状態と判定されることなく両センサの体動が検出されなくなると、第2の保持時間Bだけ照明の点灯を維持して入眠/退室ステータスへと移行する(経路105)。これにより、ユーザーの横臥状態や退室が検出されなかった場合でも、照明を消灯または調光させることができ、睡眠の阻害やエネルギーの浪費を防止することができる。この際、寝具上ではユーザーの体動が寝具外を移動している時と比べると小さくなることから、第2の保持時間Bは保持時間Aよりも長いことが望ましい。
入床ステータス、もしくは、入眠/退室ステータスから、ユーザーが起き上がり両センサが体動を検出すると、在床ステータスへと戻る(経路103)。
このように、本発明の照明システムによれば、第1の体動センサによる単独の体動検出がやや少なかった場合でも、第2の体動センサの検出状態と合わせて横臥状態を判定するため、横臥状態の判定精度を向上することが可能となり、細やかで無駄のない点灯制御を行うことができる。
なお、前記実施の形態では、睡眠状態評価システムを用いた照明システムについて説明したが、照明システムに限定されることなく、夏季のエアコンの制御、アロマや音楽の自動制御などにも適用可能である。特に、おきているときはエアコンをオンにする必要があるが、寝入ってしまったときにエアコンがオン状態のまま長時間を経過すると、風邪を引いたりするなど、種々の問題が生じることがあるが、本発明の睡眠状態評価システムを用いて制御することでより高度の制御が可能となる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態では、この睡眠状態評価システムを用いた住宅設備制御システムについて説明する。本実施の形態では図9にブロック図を示すように、図3に示した実施の形態1の照明システムに加え、制御装置200に照明器具300、エアコンなどの種々の家電機器500、侵入者警報装置600が接続されており、さらに評価手段104に接続される記録装置700、および操作部400を具備している。操作部は,通信装置401とインターネット網402とを具備し、評価手段104は、通信装置401を介してインターネット網402に接続されている。
ここで、記録装置600には評価手段104が出力した睡眠状態の評価結果が記録蓄積され、記録蓄積された評価結果(例えば、1週間分の評価結果)が所定のタイミングで通信装置401へ出力される。通信装置401は、一定量の評価結果をインターネット網402を介して医療機関等の評価結果を解析できる機関へ送信する。評価結果を受信した医療機関では、一定量の評価結果を解析して就寝者Pの健康状態等を診断する。
また、評価手段104が直接通信装置401に接続されている場合には、医療機関側が評価手段104から出力される評価結果をリアルタイムで受信することもできる。なお、通信装置401による評価結果の送信先は、医療機関以外にも同様の睡眠状態評価システムを所有する個人であってもよい。
また、評価結果の送信先に居る第三者がリアルタイムで評価結果をモニタすることによって、就寝者Pの睡眠状態の評価以外にも、より緊急性の高い不審者の侵入を検出することが可能である。
例えば、評価結果の送信先に居る第三者は、評価手段104が就寝者Pが入床した(図4における(R2)から(r3))と判断した後に、就寝者Pが離床した(図4における(R8)から(R9))との判断をすることなく、第2の検知信号S2にのみパルス部psの発生を検出した場合には、第2の検知空間D2に就寝者P以外の人間(侵入者)が近づいたと判断できる。
次に、制御装置200を介した照明器具300、エアコン500及び侵入者警報装置600に対する制御について具体的に説明する。
本実施の形態における照明器具300は、図1に示されるように寝具2の上面付近を照らす枕元灯8aと寝具2の下部周囲の床面を照らす足元灯8bから構成される。
制御装置200は、評価手段104からの出力において、就寝者Pが入床動作を行った(図4における(R2)から(R3))とする判断がある場合に、枕元灯8aに対してオン信号を出力して枕元灯8aを点灯させ、その後就寝者Pが横たわった(図4における(R4))とする判断に移行したときに枕元灯8aに対してオフ信号を出力して枕元灯8aを消灯する。
従って、枕元灯8aは、就寝者Pが入床し寝具2上で長座姿勢をとることによって自動的に点灯し、就寝者Pが横たわることによって自動的に消灯するので、就寝者Pにとって枕元灯8aの操作が不要になり寝具2上で読書を行うとき等に便利である。
また、制御装置200は、評価手段104からの出力において、就寝者Pが睡眠状態から目覚めて寝具2上で起き上がった(図4における(R7)から(R8))とする判断がある場合に、枕元灯8aに対してオン信号を出力して枕元灯8aを点灯させ、その後就寝者Pが離床した(図4における(R9))とする判断に移行したときに枕元灯8aに対してオフ信号を出力して枕元灯8aを消灯させる。
従って、枕元灯8aは、例えば就寝者Pが夜中に眼が覚めて寝具2上で起き上がることによって自動的に点灯し、就寝者Pが寝具2から離れることによって自動的に消灯するので、就寝者Pにとって暗がりの中での枕元灯8aの操作が不要になり便利である。
さらに、制御装置200は、評価手段104からの出力において、就寝者Pが寝具2上で起き上がった(図4における(R7)から(R8))後に就寝者Pが離床した(図4における(R9))とする判断がある場合に、足元灯8bに対してオン信号を出力して足元灯8bを点灯させる。これによって、例えば夜中に起き上がってトイレに行こうとして離床する就寝者Pの足元が照らされ、就寝者Pの転倒防止等の安全が図られる。
また、制御装置200は、評価手段104からの出力において、就寝者Pが入床動作(図4における(R2)から(R3))を経て睡眠に入った(図4における(R6))とする判断がある場合に、エアコン500に対して設定温度を低下させる信号を出力する。これによって寝室の温度が低下されて睡眠に入った就寝者Pの深部体温の低下が促進される。
さらに、制御回路6は、評価手段104からの出力において、就寝者Pが入床した(図4における(R2)から(R3))との判断があったときに、侵入者警報装置600に対してオン信号を出力し、その後、就寝者Pが離床した(図4における(R8)から(R9))との判断があったときに、侵入者警報装置600に対してオフ信号を出力する。これによって侵入者警報装置11は、就寝者Pが就寝している間、自動的に動作状態になされるので、侵入者警報装置11の動作状態への切替えがなされないまま就寝者Pが睡眠に入ってしまうことが防止され、安全性が高められる。
また、制御装置200は、評価手段104からの出力において、就寝者Pが入床した(図4における(R2)から(R3))と判断した後に、就寝者Pが離床した(図4における(R8)から(R9))との判断をすることなく、第2の検知信号S2にのみパルス部psの発生を検出した場合には、第2の検知空間D2に就寝者P以外の人間(侵入者)が近づいたと判断するように構成されることが可能である。この場合には、制御装置200は、警備会社等の外部の機関へ侵入者の発生を通報する通報装置(不図示)を作動させて外部へ侵入者の発生を通報することができる。
なお、評価手段104が照明器具300等の外部機器への指令信号を出力することが可能な場合には、制御装置200における上記機能は、評価手段104が実行するように構成されてもよい。
以上のように、本実施形態の睡眠状態評価システム1によれば、検知対象空間が異なる第1及び第2の体動センサ101、102の検知結果に基づいて就寝者Pの入床動作や離床動作等の就寝付随動作が検知され、寝具2上に横たわった就寝者Pの体が占有する空間を検知対象とする第1の体動センサ101によって就寝者Pの睡眠中の寝返り等の体動が検知されるので、それらの検知結果に基づいてより正確に睡眠状態の評価を行うことができる。また、照明の点消灯等の電気機器の制御が就寝者Pの状態に応じて自動的に行われるので、就寝者Pによる操作が省略されて便利である。
本発明の実施の形態1の睡眠状態評価システムを示す説明図 本発明の実施の形態1の睡眠状態評価システムを示す要部拡大説明図 本発明の実施の形態1の睡眠状態評価システムを示すブロック図 本発明の実施の形態1の体動センサの出力信号を示す図 本発明の実施の形態1の体動センサの出力信号を示す図 本発明の実施の形態1の睡眠状態評価システムの制御動作を示すフローチャート図 本発明の実施の形態1の睡眠状態評価システムの制御動作を示すフローチャート図 本発明の実施の形態2の照明システムの制御を示す説明図 本発明の実施の形態3の住宅設備制御システムを示すブロック図 従来例の睡眠状態評価システムの出力信号を示す図
符号の説明
100 体動検知部
101 第1の体動センサ
102 第2の体動センサ
103 演算部
104 評価手段
200 制御部
300 照明器具
400 操作部

Claims (5)

  1. 就寝者が寝具に横たわったときに就寝者の体が占有する寝具上の空間を検知対象とする第1の体動センサと、就寝者が前記寝具上において長座姿勢をとるときの就寝者の肩位置と略同等高さの前記寝具に平行な平面を底面とし、前記寝具の外周より外方に広がる空間を検知対象とする第2の体動センサと、前記第1の体動センサ及び前記第2の体動センサの検知結果に基づいて就寝者の動態及び睡眠状態を評価する評価手段と、を備え、
    前記評価手段は、前記第1の体動センサ及び前記第2の体動センサが体動を検知していない状態から前記第1の体動センサ及び前記第2の体動センサが略同時に体動を検知している状態になった場合に就寝者が入床(着座)したと判断し、
    前記第1の体動センサのみが体動を検知している状態になった場合に就寝者が寝具に横たわったと判断し、
    第1の体動センサは相対的に大きな第1の閾値と相対的に小さな第2の閾値とを有しており、前記第1の閾値に達するか、前記第2の閾値に達しているが前記第1の閾値には達しない状態で一定時間以上第2の体動センサの無検知状態が継続したか、のいずれかによって寝具上に横たわったと判断する睡眠状態評価システム。
  2. 請求項1に記載の睡眠状態評価システムであって、
    前記評価手段は、前記第1および第2の体動センサの出力が、予め設定された保持時間消失したことをもって、ユーザーの入眠もしくは退室と判定する睡眠状態評価システム。
  3. 請求項1に記載の睡眠状態評価システムであって、
    前記評価手段は、ユーザーが寝具の周辺に存在する在室状態および上記着座状態のそれぞれにおいて第1および第2の保持時間A、Bを有しており、前記第2の保持時間Bは前記第1の保持時間Aよりも長く、前記第2の保持時間、前記第1および第2の体動センサが体動を検出しない場合に、就寝状態であると判断する睡眠状態評価システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の睡眠状態評価システムを用いた照明システムであって、
    前記評価手段の評価結果に基づいて、照明器具を制御する照明システム。
  5. 請求項4に記載の照明システムであって、
    前記評価手段は、ユーザーが寝具の周辺に存在する在室状態および上記着座状態のそれぞれにおいて第1および第2の保持時間A、Bを有しており、前記第2の保持時間Bは前記第1の保持時間Aよりも長く、前記第2の保持時間、前記第1および第2の体動センサが体動を検出しない場合に、
    照明器具を消灯もしくは調光する照明システム。
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