JP6817344B2 - 触覚効果のピッチ制御を可能にする方法及びデバイス - Google Patents

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Description

本発明は、触覚効果のピッチ制御を可能にする方法及びデバイスに関し、ユーザーインターフェース、ゲーミング、及びコンシューマー電子機器における用途を有する。
電子ユーザーインターフェースシステムが普及してくるに従い、人間がこれらのシステムとインタラクトするためのインターフェースの質は、ますます重要になってきている。触覚フィードバック、又はより一般的には触覚効果は、ユーザーにキューを提供し、特定の事象の通知を提供し、又は仮想環境内でより大きい知覚没入感(sensory immersion)を生成するように現実的なフィードバックを提供することにより、インターフェースの質を向上させることができる。触覚効果の例としては、運動感覚触覚効果(能動的及び抵抗力フィードバック等)、振動触知性(vibrotactile)触覚効果、及び静電摩擦触覚効果が挙げられる。
以下の詳細な説明は本来例示的なものでしかなく、本発明又は本発明の用途及び使用を限定するように意図されていない。さらに、前述の技術分野、背景技術、発明の概要又は以下の詳細な説明に提示されている、明示又は暗示されるいかなる理論にも制限されることは意図されていない。
本明細書における実施形態の1つの態様は、制御ユニット及び触覚出力デバイスを有する触覚対応デバイスにおいて触覚効果を生成する方法に関し、該方法は、前記触覚出力デバイスを駆動して触覚効果を生成するための時変強度包絡線(time-varying magnitude envelope)を記述した触覚トラックを、前記制御ユニットによって受信することを含む。該方法は、前記触覚トラックに記述された前記時変強度包絡線の強度値に基づく時変周波数を有する周期駆動信号を、前記制御ユニットによって生成することを更に含む。該方法は、前記制御ユニットによって、前記周期駆動信号を前記触覚出力デバイスに出力して、前記周期駆動信号に基づく前記触覚効果を前記触覚出力デバイスに生成させることを更に含む。
一実施形態では、前記触覚トラックは、第1のタイプの触覚出力デバイスに関連付けられ、前記触覚出力デバイスは、前記第1のタイプの触覚出力デバイスと異なる第2のタイプの触覚出力デバイスである。
一実施形態では、前記第1のタイプの触覚出力デバイスは、単一の周波数のみにおいて駆動されるように設計され、前記第2のタイプの触覚出力デバイスは、該第2のタイプの触覚出力デバイスが非ゼロの加速帯域幅(acceleration bandwidth)を有するように、非ゼロの帯域幅を有する周波数の範囲において駆動されるように設計される。
一実施形態では、前記第1のタイプの触覚出力デバイスは標準品位(standard-definition)触覚出力デバイスであり、前記第2のタイプの触覚出力デバイスは高品位(high-definition)触覚出力デバイスである。
一実施形態では、前記標準品位触覚出力デバイスは、直流(DC)信号のみを用いて駆動されるように設計された偏心回転質量(ERM)アクチュエーター、又は、単一の周波数のみにおいて駆動されるように設計された線形共振アクチュエーター(LRA)のうちの少なくとも一方を含む。
一実施形態では、前記高品位触覚出力デバイスは、非ゼロの帯域幅を有する周波数の範囲において駆動されるように設計され、非ゼロの加速帯域幅を有するようになっている第2のLRAを含む。
一実施形態では、前記高品位触覚出力デバイスは、圧電アクチュエーター又は電気活性ポリマー(EAP)アクチュエーターのうちの少なくとも一方を含む。
一実施形態では、該方法は、前記触覚トラックが、前記第1のタイプの触覚出力デバイスに関連付けられているのか又は前記第2のタイプの触覚出力デバイスに関連付けられているのかと、前記触覚出力デバイスが、前記第1のタイプの触覚出力デバイスであるのか又は前記第2のタイプの触覚出力デバイスであるのかとを判断することを更に含む。前記時変強度包絡線の値に基づく前記時変周波数を有する前記周期駆動信号を生成するステップは、前記触覚トラックが前記第1のタイプの触覚出力デバイスに関連付けられているとの判断、及び前記触覚出力デバイスが前記第2のタイプの触覚出力デバイスであるとの判断に応答してのみ実行される。
一実施形態では、前記周期駆動信号は、経時的に一定の強度を有し、1つ以上の正の電圧値又は電流値と1つ以上の負の電圧値又は電流値との間で交番する(alternate)。
一実施形態では、前記周期駆動信号は、1つ以上の正の電圧値又は電流値、1つ以上の負の電圧値又は電流値、及び1つ以上のゼロ交差点のみを含み、ゼロの電圧値の非ゼロの持続時間もゼロの電流値の非ゼロの持続時間も有しない。
一実施形態では、前記触覚トラックによって記述される前記時変強度包絡線は周期波形でない。
一実施形態では、前記周期駆動信号を生成するステップは、前記時変強度包絡線の前記強度値と前記周期駆動信号の周波数値との間の規定されたマッピング(対応関係)に基づいている。
一実施形態では、前記時変強度包絡線の前記強度値は、規定された強度包絡線下限と規定された強度包絡線上限との間の範囲内にあり、前記触覚出力デバイスは、少なくとも1つの共振周波数値を有し、前記規定されたマッピングは、前記規定された強度包絡線上限を前記少なくとも1つの共振周波数値に対応付け、前記時変強度包絡線の1つ以上の他の強度値を1つ以上の非共振周波数値に対応付ける。
一実施形態では、前記規定されたマッピングは、前記時変強度包絡線の強度値と前記周期駆動信号の周波数値との間の線形関係を規定する。
一実施形態では、前記規定されたマッピングは、前記触覚出力デバイスの周波数応答プロファイルに基づいており、該周波数応答プロファイルは、前記触覚出力デバイスの触覚効果の強度が駆動信号周波数に応じてどのように変化するのかを記述している。
一実施形態では、前記周期駆動信号は、正の電圧値と負の電圧値との間で交番する正弦波であるか、又は、正の電圧値と負の電圧値との間で交番する矩形波である。
本明細書における実施形態の1つの態様は、制御ユニット及び触覚出力デバイスを有する触覚対応デバイスにおいて触覚効果を生成する方法に関する。該方法は、前記触覚出力デバイスを駆動して触覚効果を生成するための時変強度包絡線を記述した触覚トラックを、前記制御ユニットによって受信することを含む。該方法は、それぞれのパルス持続時間を有する一連のパルスを含む駆動信号を前記制御ユニットによって生成することを更に含み、該一連のパルスは、前記駆動信号がゼロの電圧値又は電流値を有する分離持続時間によって分離され、該パルス持続時間又は該分離持続時間のうちの少なくとも一方は、前記触覚トラックに記述された前記時変強度包絡線の強度値に基づいており、前記それぞれのパルス持続時間のうちの少なくとも2つのパルス持続時間が異なるか、又は、前記分離持続時間のうちの少なくとも2つが異なる。該方法は、前記制御ユニットによって、前記駆動信号を前記触覚出力デバイスに出力して、前記駆動信号に基づく前記触覚効果を前記触覚出力デバイスに生成させることを更に含む。
一実施形態では、前記触覚トラックは、第1のタイプの触覚出力デバイスに関連付けられ、前記触覚出力デバイスも、前記第1のタイプの触覚出力デバイスである。
一実施形態では、前記第1のタイプの触覚出力デバイスは、標準品位触覚出力デバイスである。
一実施形態では、前記標準品位触覚出力デバイスは、単一の周波数のみにおいて駆動されるように設計された線形共振アクチュエーター(LRA)、又は、DC信号のみを用いて駆動されるように設計された偏心回転質量(ERM)アクチュエーターのうちの少なくとも一方を含む。
一実施形態では、前記駆動信号を生成することは、前記時変強度包絡線の最大強度値である第1の強度値を求めることと、前記第1の強度値に基づく前記駆動信号の強度値を第2の強度値として求めることと、前記第2の強度値に1未満の減衰係数を乗算して第3の強度値を求めることとを含み、前記一連のパルスの各パルスは前記第3の強度値を用いて生成される。
一実施形態では、前記それぞれのパルス持続時間のうちの少なくとも2つのパルス持続時間は異なり、前記分離持続時間の全ては同じである。
本明細書における実施形態の1つの態様は、触覚出力デバイスと、通信インターフェースと、メモリと、制御ユニットとを備える触覚対応デバイスに関する。前記制御ユニットは、前記触覚出力デバイスを駆動して触覚効果を生成するための時変強度包絡線を記述した触覚トラックを前記通信インターフェース又は前記メモリから受信するように構成されている。前記制御ユニットは、前記触覚トラックに記述された前記時変強度包絡線の値に基づく時変周波数を有する周期駆動信号を生成するように更に構成されている。前記制御ユニットは、前記周期駆動信号を前記触覚出力デバイスに出力して、前記周期駆動信号に基づく前記触覚効果を前記触覚出力デバイスに生成させるように更に構成されている。
本明細書における実施形態の1つの態様は、触覚出力デバイスと、通信インターフェースと、メモリと、制御ユニットとを備える触覚対応デバイスに関する。前記制御ユニットは、前記触覚出力デバイスを駆動して触覚効果を生成するための時変強度包絡線を記述した触覚トラックを前記通信インターフェース又は前記メモリから受信するように構成されている。前記制御ユニットは、それぞれのパルス持続時間を有する一連のパルスを含む駆動信号を生成するように更に構成され、該一連のパルスは、前記駆動信号がゼロの電圧値又は電流値を有する分離持続時間によって分離され、該パルス持続時間又は該分離持続時間のうちの少なくとも一方は、前記触覚トラックに記述された前記時変強度包絡線の強度値に基づいており、前記それぞれのパルス持続時間のうちの少なくとも2つのパルス持続時間が異なるか、又は、前記分離持続時間のうちの少なくとも2つが異なる。前記制御ユニットは、前記駆動信号を前記触覚出力デバイスに出力して、前記駆動信号に基づく前記触覚効果を前記触覚出力デバイスに生成させるように更に構成されている。
本発明の実施形態による、触覚効果を生成する触覚対応デバイスを示す図である。 本発明の実施形態による、触覚効果を生成する触覚対応デバイスを示す図である。 本発明の実施形態による、触覚トラックに記述される強度包絡線を示す図である。 本発明の実施形態による、触覚トラックに記述される強度包絡線を示す図である。 本発明の実施形態による、時変強度包絡線の強度値に基づく時変強度を有する駆動信号を示す図である。 本発明の実施形態による、時変強度包絡線の強度値に基づく時変強度を有する駆動信号を示す図である。 本発明の一実施形態による、時変強度包絡線の強度値に基づく時変周波数を有する周期駆動信号を示す図である。 本発明の一実施形態による、強度値と周波数値との間の例示のマッピングを示す図である。 本発明の一実施形態による、強度値と周波数値との間の例示のマッピングを示す図である。 本発明の一実施形態による、強度値と周波数値との間の例示のマッピングを示す図である。 本発明の実施形態による時変強度包絡線の強度値に基づく時変強度を有するパルスを示す図である。 本発明の実施形態による時変強度包絡線の強度値に基づく時変強度を有するパルスを示す図である。 本発明の実施形態による、時変強度包絡線の強度値に基づくパルス持続時間又は分離持続時間を有するパルスを示す図である。 本発明の実施形態による、時変強度包絡線の強度値に基づくパルス持続時間又は分離持続時間を有するパルスを示す図である。 本発明の実施形態による、時変強度包絡線の強度値に基づくパルス持続時間又は分離持続時間を有するパルスを示す図である。 本発明の実施形態による、時変強度包絡線の強度値に基づくパルス持続時間又は分離持続時間を有するパルスを示す図である。 本発明の一実施形態による、周期駆動信号を用いて触覚効果を生成する方法のステップを示すフロー図である。 本発明の一実施形態による、駆動信号を用いて触覚効果を生成する方法のステップを示すフロー図である。 本発明の一実施形態による、駆動信号を用いて触覚効果を生成する方法のステップを示すフロー図である。 本発明の一実施形態による、一連のパルスを有する駆動信号を用いて触覚効果を生成する方法のステップを示すフロー図である。
本発明の上述の特徴、目的及び利点並びに他の特徴、目的及び利点は、添付の図面に示されるような本発明の実施形態の以下の説明から明らかであろう。本明細書に組み込まれるとともに本明細書の一部をなす添付の図面は更に、本発明の原理を説明するとともに、当業者が本発明を実施及び使用することを可能にする役割を果たす。図面は一定縮尺ではない。
以下の詳細な説明は本来例示的なものでしかなく、本発明又は本発明の用途及び使用を限定するように意図されていない。さらに、前述の技術分野、背景技術、発明の概要又は以下の詳細な説明に提示されている、明示又は暗示されるいかなる理論にも制限されることは意図されていない。
本明細書において説明される実施形態は、触覚効果のピッチ制御に関し、より具体的には、触覚効果を生成するのに用いられる周期駆動信号の周波数の調整、又は、駆動信号内の任意のパルスのパルス持続時間又はパルス分離の調整によって、触覚効果が知覚されるピッチを調整することに関する。
より詳細には、本明細書における幾つかの実施形態は、変化する周波数を有する触覚効果を生み出すために、触覚トラックにおける強度情報を用いて駆動信号の周波数を変更することに関する。幾つかの場合には、触覚トラックは、第1のタイプの触覚出力デバイス、例えば、標準品位触覚出力デバイス、すなわちSD触覚出力デバイス用に作成しておくこともできるし、このデバイスに別の方法で関連付けておくこともできる一方、駆動信号は、第2のタイプの触覚出力デバイス、例えば、高品位触覚出力デバイス、すなわちHD触覚出力デバイスを駆動するのに用いることができる。駆動信号の周波数は変化することができ、これによって、触覚出力デバイスによって生成される触覚効果の周波数を変化させることができる。触覚効果は、変化する周波数を有するので、ユーザーは、ピッチが変化する触覚効果、又は、より一般的には、トーンが変化する触覚効果を知覚することができる。一実施形態では、駆動信号の周波数値は、触覚トラックによって記述された強度包絡線の強度値に基づくことができる。例えば、触覚トラックにおける低い強度値は、駆動信号の低い周波数値に変換することができ、その結果として、触覚出力デバイスは、低ピッチ感覚を有するように知覚される少なくとも1つの部分を有する触覚効果を生成することができる。低ピッチ感覚は、高ピッチ感覚と比較して、よりソフトな感触又はより滑らかな感触をユーザーに与えることができるので、ユーザーは、低ピッチ感覚がより心地よいと感じることができる。さらに、駆動信号の高周波数値は、高ピッチを有するように知覚される部分を有する触覚効果を生成することができ、この感覚は鮮明で独特であるので、ユーザーはこれを楽しいと感じることもできる。したがって、本明細書における実施形態に従って、周波数が変化する駆動信号を用いて触覚効果を生成することによって、強度のみが変化する駆動信号を用いることと比較して優れたユーザー体験を提供することができる。その上、これらの実施形態は、作成者又は他のユーザーからの手動による介入を必要とすることなく、第1のタイプの触覚出力デバイス、例えばSD触覚出力デバイス用に作成しておくことができる触覚トラックを、第2の触覚出力デバイス、例えばHD触覚出力デバイスに適合させることを可能にする。
一実施形態では、触覚トラックにおける様々な強度値を、メモリにおいて、様々な周波数値に対応付けることができる。幾つかの場合には、高い強度値ほど、触覚出力デバイスの共振周波数値により近い周波数値に対応付けることができ、低い強度値ほど、触覚出力デバイスの共振周波数値からより遠い周波数値に対応付けることができる。幾つかの場合には、触覚出力デバイスは、その単数又は複数の共振周波数から離れて動作するとき、強度の減衰を受ける場合がある。したがって、低い強度値ほど、共振周波数からより遠い周波数値に対応付けられる場合、それらの周波数値から結果として得られる触覚効果は、強度の減衰によってよりソフトな感触を与えることができる。
本明細書における幾つかの実施形態は、触覚トラックにおける強度情報を用いてパルス持続時間を変更すること、又は、一連のパルスを有する駆動信号におけるパルス分離、すなわち、パルス間の分離を変更することに関する。幾つかの場合には、この技法は、SD触覚出力デバイスを駆動する駆動信号を生成するのに用いることができる。パルス持続時間を変更すること、又は、分離持続時間と呼ばれる場合があるパルスを分離する持続時間を変更することによって、結果として得られる触覚効果も、ユーザーは、ピッチが変化するように知覚することができる。例えば、駆動信号が、長いパルス持続時間及び/又は短い分離持続時間を有するほど、結果として得られる触覚効果は、より高いピッチを有するように知覚することができる。駆動信号が、短いパルス持続時間及び/又は長い分離持続時間を有するほど、結果として得られる触覚効果は、より低いピッチを有するように知覚することができる。一実施形態では、上記技法は、パルスの強度を減弱させることも伴うことができる。パルスを減弱させることによって、幾つかの状況では、ユーザーが、パルスとパルス間のギャップとの間の遷移に対応する触覚効果の部分を強く知覚する程度を減少させることができる。これらの遷移を強く感じる程度を減少させる結果、途切れを感じる触覚効果を少なくすることができ、代わりに、より滑らかなトーンとして感じることができる。
図1Aは、触覚トラック107に基づいて触覚効果を生成するように構成された触覚対応デバイス100を示している。触覚対応デバイス100は、例えば、携帯電話、タブレットコンピューター、ハンドヘルドゲームコントローラー(例えば、Nintendo Switch(登録商標)コントローラー)、ウェアラブルデバイス(例えば、電子ウォッチ又はヘッドマウントデバイス、すなわちHMD)、マウス若しくはスタイラス等のコンピューター周辺デバイス、又は他の任意の触覚対応デバイスとすることができる。触覚対応デバイス100は、当該デバイス100のタッチ画面等のユーザーインターフェース、触覚対応デバイス100のハウジングの表面、及び/又は他の任意のロケーションにおいて触覚効果を生成するように構成することができる。一実施形態では、触覚対応デバイス100は、制御ユニット102、触覚出力デバイス104、メモリ106、及び通信インターフェース103を備えることができる。さらに、メモリ106は、触覚トラック107及び駆動信号生成モジュール108を記憶することができる。
一実施形態では、制御ユニット102は、メモリ106に記憶された触覚トラック107に基づいて触覚出力デバイス104の駆動信号を生成するように構成することができる。図1Aの実施形態では、制御ユニット102は、駆動信号生成モジュール108によって提供される命令を実行することによって駆動信号を生成するように構成することができる。この駆動信号生成モジュールもメモリ106に記憶される。制御ユニット102は、一実施形態では、1つ以上のプロセッサ(例えば、マイクロプロセッサ)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)、又は他の制御回路として実施することができる。制御ユニット102は、触覚対応デバイスのオペレーティングシステムを実行又は他の機能を実施するプロセッサ等の、触覚対応デバイス100の汎用制御回路の一部であってもよいし、制御ユニット102は、触覚効果の制御に専用化された制御回路であってもよい。一実施形態では、制御回路は、触覚出力デバイス104を駆動することができる駆動信号を生成するための任意の増幅器回路、任意のデジタル/アナログ変換器(DAC)、又は他の任意の回路を含むことができる。
上述したように、触覚トラック107は、第1のタイプの触覚出力デバイスを対象としたものとしておくこともできるし、それ以外に第1のタイプの触覚出力デバイスに関連付けておくこともできる。一実施形態では、触覚出力デバイス104は、第1のタイプの触覚出力デバイスと異なる第2のタイプの触覚出力デバイスとすることができる。第1のタイプの触覚出力デバイスは、例えば、単一の周波数において若しくは狭い周波数帯域内で駆動されるか、又は、直流(DC)信号、例えばDC電圧信号を用いて駆動されるように設計されるか又は別の方法でそのように計画された触覚出力デバイスを含むことができる。幾つかの場合には、第1のタイプの触覚出力デバイスは、単一の周波数のみで動作するようにプログラミングされるか又は別の方法で設計された触覚出力デバイスを含むことができる。第2のタイプの触覚出力デバイスは、例えば、非ゼロの帯域幅、すなわち、単一の周波数よりも大きな帯域幅を有する周波数の範囲において駆動されるようにプログラミングされるか又は別の方法で設計された触覚出力デバイスを含むことができる。非ゼロの帯域幅の周波数の範囲は、f〜fに及ぶことができる。なお、fはfよりも大きい。一実施形態では、第2のタイプの触覚出力デバイスは、構造体を動かすための非ゼロの加速帯域幅、すなわち、単一の周波数よりも大きな加速帯域幅をサポートする当該構造体を有することができる。一実施形態では、この非ゼロの加速帯域幅もf〜fに及ぶことができる。一実施形態では、第1のタイプの触覚出力デバイスは、周期運動をサポートしないか、又は、単一の周波数のみにおける周期運動をサポートする。一実施形態では、第1のタイプの触覚出力デバイスは、DC信号を用いて駆動されるように設計された偏心回転質量(ERM)アクチュエーター、又は単一の周波数のみにおいて駆動されるように設計された線形共振アクチュエーター(LRA)等の標準品位(SD)触覚出力デバイスとすることができる。一実施形態では、第2のタイプの触覚出力デバイスは、圧電アクチュエーター、電気活性ポリマー(EAP)アクチュエーター、他の任意のスマート材料アクチュエーター、又は広帯域LRA等の高品位(HD)触覚出力デバイスとすることができる。圧電アクチュエーター、EAPアクチュエーター、及び広帯域LRAは、それぞれ、非ゼロの帯域幅、すなわち、単一の周波数よりも大きな帯域幅を有する周波数の範囲において駆動されるように設計することができるとともに、それぞれ、構造体を運動させるための非ゼロの加速帯域幅をサポートする当該構造体を有することができる。幾つかの場合には、HD触覚出力デバイスは、交流(AC)信号を用いて駆動されるように設計されたERMアクチュエーターを含むことができ、非ゼロの帯域幅を有する周波数の範囲において駆動されるように更に設計される。そのような例では、ERMアクチュエーターは、非ゼロの加速帯域幅を更に有することができる。一実施形態では、触覚出力デバイス104は、触覚効果を生成するように構成された振動触知性触覚アクチュエーターを含むことができる。一実施形態では、触覚出力デバイス104は、超音波ベースの触覚効果を生成するように構成された超音波放射器を含むことができる。一実施形態では、触覚出力デバイス104は、単一の共振周波数又は複数の共振周波数を有することができる。一実施形態では、触覚出力デバイス104は、共振周波数を有しない場合がある。
別の実施形態では、触覚トラック107は、第1のタイプの触覚出力デバイスに関連付けることができ、触覚出力デバイス104も、第1のタイプの触覚出力デバイスとすることができる。例えば、触覚トラック107は、単一の周波数のみにおいて駆動されるように設計されたLRA用に作成することができ、触覚出力デバイス104もそのようなLRAとすることができる。
一実施形態では、メモリ106は、非一時的コンピューター可読媒体とすることができ、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ソリッドステートドライブ(SSD)、ハードドライブ、又は他のタイプのメモリを含むことができる。図1Aでは、メモリ106は、触覚トラック107及び駆動信号生成モジュール108を記憶する。駆動信号生成モジュール108は、本明細書における一実施形態に従って制御ユニット102によって実行されて駆動信号を生成することができる複数の命令を含むことができる。一実施形態では、メモリ106は、触覚トラック107に加えて他の触覚トラックを記憶することができるとともに、駆動信号生成モジュール108に加えて他のモジュールを記憶することができる。
一実施形態では、通信インターフェース103は、デスクトップコンピューター等の別のデバイス又はインターネット等のネットワークと通信するように構成することができる。通信インターフェース103は、例えば、別のデバイス又はネットワークから触覚トラック107を受信(例えば、ダウンロード)するのに用いることができる。
図1Aでは、駆動信号生成モジュール108の命令は、駆動信号を生成するソフトウェア命令とすることができる。図1Bは、触覚出力デバイス104の駆動信号を生成する機能を、ソフトウェアではなくハードウェアにおいて実施することができる触覚対応デバイス100Aの一実施形態を示している。例えば、図1Bにおける制御ユニット102は、メモリ106に記憶されたモジュールからの命令を実行するのではなく、本明細書における実施形態に従って、触覚トラック107に基づいて駆動信号を生成するように事前に構成されたロジック又は他の回路機構を有することができるASIC又はFPGAとすることができる。
図2A及び図2Bは、それぞれ触覚トラック107A及び触覚トラック107Bの一実施形態を示している。一実施形態では、触覚トラック107A及び107Bのそれぞれは、メモリ106に波形ファイルとして記憶することができる。一実施形態では、各触覚トラック107A、107Bは、触覚出力デバイスを駆動して触覚効果を生成する時変強度包絡線を記述することができる。触覚トラック107A、107Bは、時変強度包絡線を波形として記述することもできるし、数式として記述することもできるし、他の方法で記述することもできる。例えば、図2Aにおける触覚トラック107Aは、時変強度包絡線210を記述し、この強度包絡線210は、ステップ形状の波形として表される。図2Bにおける触覚トラック107Bは、時変強度包絡線220を記述し、この強度包絡線220は、別のより滑らかな波形として表される。図2A及び図2Bにおける波形は、上述した波形ファイルに記述することができる。幾つかの場合には、触覚トラック107A、107Bの波形は、ユーザーが、例えば、プログラム、又はTouchSense(登録商標)プラットフォーム等のソフトウェア開発キットを用いて作成しておくことができる。
上述したように、触覚トラック107A、107Bは、それぞれ触覚出力デバイスを駆動して触覚効果を生成する時変強度包絡線210、220を記述することができる。一実施形態では、強度包絡線210、220は、図2A及び図2Bにおける波形に示される強度値によって形成することができる。強度包絡線210、220は、触覚効果の強度が経時的にどのように変化するのかの作成者の意図を示すことができる。強度は、触覚効果のピーク強度又はピークツーピーク強度を指すこともできるし、より一般的には、ピーク値又はピークツーピーク値を指すこともできる。例えば、触覚効果が、触覚出力デバイス104の正弦波の動きを伴う振動である場合、強度は、この正弦波の動きのピークツーピーク強度を指すことができる。触覚効果の強度の増加は、正弦波の動きのピークツーピーク強度の増加を表すことができる一方、触覚効果の強度の減少は、正弦波の動きのピークツーピーク強度の減少を表すことができる。時変強度包絡線210、220は、触覚効果の時変強度を記述する波形210、220と呼ぶこともできる。波形210、220は、より一般的には触覚効果定義と呼ぶことができる触覚トラック107A、107Bの一部であってもよい。換言すれば、制御ユニット102は、触覚効果の時変強度を定義する触覚効果定義を受信し、触覚効果定義における時変強度に基づく時変周波数を有する駆動信号を生成することができる。例えば、波形210、220によって記述される時変強度の値は、以下でより詳細に論述するように、時変周波数の値に対応付けることができる。さらに、強度又は強度値という用語は、駆動信号を構成する波形のピーク電圧値若しくはピーク電流値、又は、駆動信号を構成する波形のピークツーピーク電圧値若しくはピークツーピーク電流値を指すために、駆動信号に関して用いることもできる。
一実施形態では、強度包絡線210、220は、値が経時的に変化する波形として触覚トラック107A、107Bによって記述することができる。例えば、時変強度包絡線210は、3つの異なるそれぞれの強度値を有する第1の部分211、第2の部分213、及び第3の部分215を含む波形である。強度包絡線210の第1の部分211は、255の強度値を有し、t=0ms〜t=100msの時間に対応する。強度包絡線210の第2の部分213は、170の強度値を有し、t=100ms〜t=200msの時間に対応する。強度包絡線210の第3の部分215は、85の強度値を有し、t=200ms〜t=300msの時間に対応する。一実施形態では、触覚トラックに記述される強度値は、触覚効果の強度の形状を示すのに用いられる、単位を有しないスカラー値等の無次元スカラー値とすることができる。図2A及び図2Bの双方の実施形態において、強度値は、規定された強度包絡線下限(例えば、0)と規定された強度包絡線上限(例えば、255)との間とすることができる。幾つかの場合には、これらの限度は、強度値を表すビット数に基づくことができる。一実施形態では、制御ユニット102は、強度包絡線210の無次元強度値を駆動信号の電圧値又は電流値に変換することができる。例えば、制御ユニット102は、255の強度包絡線上限を駆動電圧上限(例えば、5V)に対応付けることができる。
一実施形態では、触覚トラック107A、107Bは、SD触覚出力デバイス、例えば、DC信号のみを用いて駆動されるように設計されたERMアクチュエーター、又は、単一の周波数のみにおいて駆動されるように設計されたLRA等の第1のタイプの触覚出力デバイスに関連付けることができる。幾つかの場合には、第1のタイプの触覚出力デバイスの触覚トラックは、駆動信号が周期波形を含む場合であっても、周期波形でない強度包絡線を伴う。換言すれば、幾つかの場合には、強度包絡線は、駆動信号の実際の波形でもなく触覚効果の実際の波形でもない駆動信号の強度又は触覚効果の強度を指定するのに用いることができる。例えば、駆動信号が、LRAを駆動する正弦波信号であるとき、駆動信号の強度包絡線(例えば、210/220)は、正弦波の信号でもなく他の周期波形でもないものとすることができる。幾つかの場合には、強度包絡線210、220は、周期波形ではないが、駆動信号の実際の波形を指定するのに用いることができる。例えば、ERMアクチュエーターは、強度包絡線210の波形と同じ波形を有する駆動信号を用いて駆動することができる。
上記で論述したように、本明細書における実施形態は、強度が経時的に変化する駆動信号の代わりに又はこれに加えて、周波数が経時的に変化する駆動信号を生成することに関する。図3A〜図3Dは、触覚トラック107Aに記述された時変強度包絡線210に基づいて強度が経時的に変化する駆動信号を示している。より具体的には、図3Aは、ERMアクチュエーター等の触覚出力デバイスを駆動するために生成される駆動信号310を示している。駆動信号310は、第1の部分311、第2の部分313、及び第3の部分315を含むことができる。図3Aに示すように、駆動信号310は、触覚トラック107Aによって記述される強度包絡線210の波形の形状と一致するDC信号とすることができる。より具体的には、図2Aにおける強度包絡線210は、当該強度包絡線210の第1の部分211の強度値から強度包絡線210の第2の部分213の強度値への時間t=100msにおけるステップを含む。同様に、駆動信号310も、当該駆動信号310の第1の部分311における5Vの電圧値から第2の部分313における3.33Vの電圧値への時間t=100msにおけるステップを有することができる。加えて、強度包絡線210の第2の部分213における強度値から第3の部分215の強度値への時間t=200msにおけるステップと符合するように、駆動信号311も、駆動信号310の第2の部分313の3.33Vの電圧値から第3の部分315における1.67Vの電圧値へのt=200msにおけるステップを有することができる。上記実施形態では、強度包絡線上限(例えば、255)は、駆動電圧上限(例えば、5V)に対応付けることができる。別の実施形態では、強度包絡線上限は、駆動信号の異なる電圧値に対応付けることができる。
一実施形態では、駆動信号310は、正の電圧値又は電流値のみを有する。別の実施形態では、駆動信号310は、負の電圧値又は電流値のみを有するように変更することができる。双方の実施形態において、駆動信号310は、ゼロのあらゆる電圧値又は電流値を除外することができる。ゼロの電圧値又は電流値は、ゼロのデジタル値又は背景電気雑音(例えば、500mV)のレベル以下のアナログ値を指すことができる。
図3Bは、単一の周波数のみにおいて駆動されるように設計されたLRA等の触覚出力デバイスを駆動するために生成される周期駆動信号320を示している。駆動信号320は、第1の部分321、第2の部分323、及び第3の部分325を含むことができる。駆動信号320は、触覚トラック107Aにおいて説明された強度包絡線210と一致する時変強度を有する周期信号とすることができる。例えば、駆動信号320も、駆動信号320の第1の部分321における10Vppの強度値から駆動信号320の第2の部分323における6.66Vppの強度値へのt=100msにおけるステップを含むことができる。さらに、駆動信号は、駆動信号320の第2の部分323における6.66Vppの強度値から駆動信号320の第3の部分325の強度値3.34Vppへのt=200msにおける別のステップを含むことができる。一実施形態では、駆動信号320は、正の電圧値、負の電圧値、及び1つ以上のゼロ交差点、例えばゼロ交差点327のみを含む周期駆動信号とすることができる。ゼロ交差点では、信号320は、単一の時点についてゼロの電圧値又は電流値を有する。したがって、周期駆動信号320は、正の電圧値と負の電圧値との間を交番することができる。一実施形態では、駆動信号320は、ゼロの電圧値の非ゼロの持続時間もゼロの電流値の非ゼロの持続時間も含まない。
図3A及び図3Bは、駆動信号310、320の強度のみが、触覚トラック107Aに記述された強度包絡線210に基づいて経時的に変更される実施形態を示しているが、図4Aは、駆動信号410の周波数が、触覚トラックに記述された時変強度包絡線に基づいて経時的に変更される一実施形態を示している。より具体的には、図4Aは、触覚トラック107Aに記述された時変強度包絡線210に基づいて生成される周期駆動信号410を示している。周期駆動信号410は、HD触覚出力デバイス等の触覚出力デバイス104を駆動するのに用いることができる。図3A及び図3Bにおける駆動信号310及び320は、第1のタイプの触覚出力デバイスを駆動するのに用いることができる一方、図4Aにおける駆動信号410は、第2のタイプの触覚出力デバイスを駆動するのに用いることができる。一実施形態では、第2のタイプの触覚出力デバイスは、第1のタイプの触覚出力デバイスよりも広い帯域幅を有することができる。一実施形態では、HD触覚出力デバイスは、圧電アクチュエーター、EAPアクチュエーター、他のスマート材料アクチュエーター、又は広帯域LRAを含むことができる。これらのアクチュエーターのそれぞれは、非ゼロの帯域幅を有する周波数の範囲において駆動されるように設計することができ、これらのアクチュエーターのそれぞれは、非ゼロの加速帯域幅を有することができる。
図4Aに示すように、周期駆動信号410は、時変強度包絡線210の強度値に基づく時変周波数を有することができる。より具体的には、周期駆動信号410は、異なるそれぞれの周波数f、f、及びfを有する第1の部分411、第2の部分413、及び第3の部分415を含む。周期駆動信号の第1の部分411の周波数fは、強度包絡線210の第1の部分211の強度値に基づくことができる。同様に、周期駆動信号410の第2の部分413の周波数fは、強度包絡線210の第2の部分213の強度値に基づくことができ、駆動信号410の第3の部分415の周波数fは、強度包絡線210の第3の部分215の強度値に基づくことができる。したがって、図4Aの実施形態では、周期駆動信号410は、sin(f(t)*t)又はsin(2π*f(t)*t)として定義することができる。ここで、t=[0ms,100ms)の場合にはf(t)=fであり、t=[100ms,200ms)の場合にはf(t)=fであり、t=[200ms,300ms)の場合にはf(t)=fである。より一般的に言えば、関数f(t)は、ステップ関数、線形関数、例えばf(t)=slope*t(傾き*t)、若しくは別の多項式関数、又は他の任意の関数等の時変強度包絡線を表す任意の関数とすることができる。図4Aにおける周期駆動信号410は、正弦波形を有するが、別の実施形態は、三角形、矩形、又は他の任意の形状を有する周期駆動信号を伴うことができる。例えば、周期駆動信号は、1/(2*f(t))秒ごとに正の電圧値vと負の電圧値−vとの間で切り替わる波形として定義された矩形波形を有することができる。
上記で論述したように、時変周波数を有する周期駆動信号410は、同様に時変周波数を有する触覚効果を生成することができる。例えば、この触覚効果は、周期駆動信号410における時間間隔に対応する時間間隔で周波数f、f、fを同様に示す振動触知性触覚効果とすることができる。その結果、周期駆動信号410の時変周波数は、ユーザーが、結果として得られる触覚効果を、経時的に変化するピッチを有するように知覚することを可能にすることができる。例えば、周期駆動信号410から生成される触覚効果は、ピッチが減少するようにユーザーによって知覚することができる。ピッチの減少は、ソフトな感触の触覚効果をユーザーにもたらすことができ、ユーザーは、この触覚効果のソフトさを心地よい感覚として知覚することができる。
図4Aの実施形態では、周期駆動信号410は、経時的に一定の強度(例えば、約10Vpp)を有する。別の実施形態では、周期駆動信号410は、時変強度及び時変周波数の双方を有することができる。一実施形態では、周期駆動信号410は、正の電圧値又は正の電流値と負の電圧値又は負の電流値との間で交番する。周期駆動信号410は、ゼロ交差点417等の1つ以上のゼロ交差点も有することができる。幾つかの場合には、周期駆動信号410は、正の電圧値又は電流値、負の電圧値又は電流値、及び1つ以上のゼロ交差点のみを含み、ゼロの電圧値又はゼロの電流値の非ゼロの持続時間を含まない。上記のように、図4Aは正弦波信号を示しているが、周期駆動信号410の別の実施形態は、正の電圧値vと負の電圧値−vとの間で交番する矩形波等の異なる周期信号であってもよい。
一実施形態では、制御ユニット102は、時変強度包絡線210の対応する強度値から、強度値と周波数値との間のマッピングに基づいて周期駆動信号410の一部分の周波数値を求めることができる。このマッピングは、数式として記憶することもできるし、ルックアップテーブルとして記憶することもできるし、他の方法で記憶することもできる。図4B〜図4Dは、強度値と周波数値との間の例示的なマッピングを示している。例えば、図4Bは、強度包絡線210の強度値と、周期駆動信号410の時変周波数の周波数値との間の完全な線形マッピング420を示している。この線形マッピングは、強度の値が増加するにつれて、周波数が強度に応じて線形に増加することができるような、強度値と周波数値との間の線形関係を記述することができる。図4Bにおけるマッピングは、規定された強度包絡線上限とすることができる255の強度値を周波数fに対応付けることができる。一実施形態では、周波数fは、触覚出力デバイス104の規定された駆動周波数上限とすることができる。一実施形態では、周波数fは、触覚出力デバイス104の共振周波数とすることができる一方、fもfも共振周波数ではない。そのような実施形態について、触覚出力デバイス104は、幾つかの場合には、デバイス104が共振周波数において駆動されていないときに強度の減衰を受ける周波数応答プロファイルを有することができる。この周波数応答プロファイルは、触覚出力デバイスの触覚効果強度が駆動信号周波数に応じてどのように変化するのかを記述している。したがって、周波数fもfも共振周波数でないので、触覚出力デバイス104によって生成される触覚効果は、周期駆動信号の対応する部分413、415によって駆動されるときは、触覚出力デバイスが周期駆動信号410の部分411の共振周波数によって駆動されるときと比較して、強度の減衰を受け得る。したがって、周期駆動信号410が経時的に一定の強度を有する場合であっても、触覚出力デバイス104が、非共振周波数において強度の減衰を示す周波数応答プロファイルを有するときは、駆動信号410によって生成される触覚効果は、依然として強度が変化し得る。したがって、そのような実施形態は、触覚出力デバイス104の周波数応答プロファイルの減衰特性を利用して、触覚効果の強度と、ユーザーが触覚効果を知覚するピッチとの双方を変更することができる。
図4Bでは、ゼロの強度値を周波数値fに対応付けることができる。一実施形態では、周波数値fは、触覚出力デバイス104の非ゼロの駆動周波数下限として規定することができる。別の実施形態では、周波数値fをゼロとすることができ、これは、或る特定の時間間隔の間、定電圧値又は定電流値を有する駆動信号410に対応することができる。更に別の実施形態では、マッピングは、ゼロの強度値に対応付ける周波数値を規定しない場合がある。なぜならば、そのような実施形態は、ゼロの強度値を用いて駆動信号の終了を示す場合があるからである。
図4Cは、強度値と周波数値との間の部分的な線形マッピング430を示している。例えば、時変強度包絡線210の強度の値がゼロから170に増加するにつれて、周期駆動信号410の周波数は、fからfに線形に増加することができる。図4Cにおけるマッピングは、規定閾値とすることができる170以上の全ての強度値をf、例えば、触覚出力デバイス104の共振周波数の周波数値に対応付けすることができる。
図4Dは、触覚出力デバイス104の周波数応答プロファイルの形状に基づく例示的なマッピング440を示している。より具体的には、触覚出力デバイス104のこの周波数応答プロファイルは、触覚出力デバイス104が駆動される周波数に応じた触覚効果の強度を示す曲線又は他の波形によって表すことができる。例えば、この曲線は、駆動信号の周波数が、マッピング440の領域441又は442のように、触覚出力デバイスの共振周波数から遠ざかるにつれて、触覚効果の強度が減少することを示すことができる。図4Dの実施形態では、マッピング440は、周波数応答プロファイルの曲線と同じ形状を有する強度周波数関係を有することができる。一実施形態では、マッピングは、結果として得られる駆動信号に、第1の規定された周波数から第2の規定された周波数(例えば、fからf)への周波数掃引を実行させることができる。
上記で論述したように、本明細書における様々な実施形態は、触覚トラック107Aの時変強度包絡線210等の強度包絡線からの強度値を用いて、一連のパルスを有する駆動信号におけるパルス持続時間又はパルス間の分離持続時間を変更することに関する。これらの実施形態は、パルスの強度のみを変更する実施形態に取って代わることもできるし、そのような実施形態を強化することもできる。一実施形態では、これらのパルスは、SD触覚出力デバイス等の第1のタイプの触覚出力デバイスを駆動するのに用いることができる。さらに、触覚トラック107Aも、同じ第1のタイプの触覚出力デバイス用に作成しておくこともできるし、別の方法でこのデバイスに関連付けておくこともできる。幾つかの場合には、第1のタイプの触覚出力デバイスは、以下でより詳細に論述するように、例えば、周波数成分が単一の周波数に制限されるパルス、又は、周期的でないパルスを用いて駆動されるように設計することもできるし、別の方法でそのように計画することもできる。その場合も、パルスのパルス持続時間又は分離持続時間を変更することによっても、結果として得られる触覚効果は、ピッチが変化するように知覚することができる。したがって、これらの実施形態も、第1のタイプの触覚出力デバイス又は他のタイプの触覚出力デバイスを駆動して、動的で心地よい感覚をユーザーに与える触覚効果を生成するのに用いることができる。
図5A及び図5Bは、触覚トラックに記述された強度包絡線に基づいて駆動信号のパルスの強度のみを変更する駆動信号を示している。より具体的には、図5Aは、パルス列と呼ばれる場合もある一連のパルス511、512、513、514、515、516、517、518、519を含む駆動信号510を示している。パルス511〜519の各パルスは、正の電圧値のみ又は負の値のみを含むことができる。図5Aにおけるパルス511〜519のいずれも、ゼロの電圧値の非ゼロの持続時間もゼロの電流値の非ゼロの持続時間も含まない。加えて、パルス511〜519の各パルスは、ゼロの電圧値又はゼロの電流値の非ゼロの持続時間が直前に先行してもよいし、また、ゼロの電圧値又はゼロの電流値の別の非ゼロの持続時間が直後に後続してもよい。図5Aは、周期的でない矩形形状、すなわち、より一般的には矩形波形を有するパルス511〜519の各パルスを示している。図5Aは、方形形状を有するパルス511〜519を示しているが、これらのパルスは、他の実施形態では、異なる形状、例えば、台形形状を有することもできる。
図5Aの実施形態では、パルス511〜519は、例えば、触覚トラック107Aによって記述された時変強度包絡線210の強度値に基づく強度値を有する。例えば、パルス511、512、及び513の強度値(すなわち、5Vの強度値)は、強度包絡線210の第1の部分211の強度値(すなわち、255の強度値)に対応することもできるし、これらの強度値に別の方法で基づくこともできる。同様に、パルス514、515、516の強度値(すなわち、3.33Vの強度値)は、強度包絡線210の第2の部分213の強度値(すなわち、170の強度値)に対応することができる一方、パルス517、518、519の強度値は、強度包絡線210の第3の部分215の強度値(すなわち、85の強度値)に対応することができる。その上、図5Aにおけるパルス511〜519は、パルス幅wとも呼ばれる同じパルス持続時間と、連続したパルス間のギャップgとも呼ばれる同じ分離持続時間とを有することができる。換言すれば、駆動信号510のパルス持続時間及び分離持続時間は、経時的に変化しない。一実施形態では、分離持続時間は、例えば、或るパルスの終了と次のパルスの開始との間で測定することができる。
図5Bは、連続したパルス間のパルス持続時間及び分離持続時間が変化しない一連のサインパルスを示している。より具体的には、図5Bは、パルス521、522、523、524、525、526を含む駆動信号520を示している。パルス521〜526の各パルスは、正の電圧値、負の電圧値、及びゼロ交差点527等の1つ以上のゼロ交差点のみを含むことができる。換言すれば、図5Bにおけるパルス521〜526のいずれも、ゼロの電圧値の非ゼロの持続時間もゼロの電流値の非ゼロの持続時間も含まない。ゼロの電圧又はゼロの電流の特定の非ゼロの持続時間は、駆動信号520がゼロの電圧値又はゼロの電流値を有するt〜tの時間範囲を含むことができる。ここで、tはtよりも大きい。加えて、パルス521〜526の各パルスは、ゼロの電圧値又はゼロの電流値の非ゼロの持続時間が直前に先行してもよく、また、ゼロの電圧値又はゼロの電流値の別の非ゼロの持続時間が直後に後続してもよい。パルス521〜526の各パルスはサイン波形を有するが、別の実施形態では、パルス521〜526は、正の電圧値(例えば、5V)と負の電圧値(例えば、−5V)との間で交番する矩形波等の異なる周期波形を有することもできる。
図5Bの実施形態では、パルス521〜526は、例えば、触覚トラック107Aによって記述された時変強度包絡線210の強度値に基づく強度値を有する。例えば、パルス521及び522の強度値(すなわち、10Vppの強度値)は、強度包絡線210の第1の部分211の強度値(すなわち、255の強度値)に基づくことができる。同様に、パルス523及び524の強度値(すなわち、6.66Vppの強度値)は、強度包絡線210の第2の部分213の強度値(すなわち、170の強度値)に基づくことができる一方、パルス525及び526の強度値(すなわち、3.34Vppの強度値)は、強度包絡線210の第3の部分215の強度値(すなわち、85の強度値)に基づくことができる。その上、図5Bにおけるパルス521〜526は、同じパルス持続時間、すなわちパルス幅wと、連続したパルス間の同じ分離持続時間、すなわちギャップgとを有することができる。換言すれば、駆動信号520のパルス持続時間及びパルス分離は、経時的に変化しない。
図6A、図6B、図7A、及び図7Bは、連続したパルスの間のパルス持続時間及びパルス分離持続時間が、触覚トラックによって記述された強度包絡線に基づいて変化する駆動信号を示している。より具体的には、図6Aは、パルス611〜616の連続したパルスの分離持続時間(分離持続時間値とも呼ばれる)が、触覚トラック107Aによって記述された時変強度包絡線210の強度値に基づいて変化することができる一連のパルス611、612、613、614、615、及び616を含む駆動信号610を示している。例えば、図6Aにおけるパルス611及びパルス612は、gの分離持続時間によって分離することができ(パルス612及びパルス613も、gの分離持続時間を有することができる)、gは、強度包絡線210の第1の部分211の強度値に対応する。加えて、図6Aにおけるパルス614及びパルス615は、gの分離持続時間によって分離することができ、gは、強度包絡線210の第2の部分213の強度値に対応する。さらに、パルス615及びパルス616は、gの分離持続時間によって分離することができ、gは、強度包絡線210の第3の部分215の強度値に対応する。強度包絡線210の強度値と分離持続時間との間のマッピングは、線形マッピング、非線形マッピング、又は他のマッピングとすることができる。一実施形態では、高い強度値ほど、より短い分離持続時間に対応することができる一方、低い強度値ほど、より長い分離持続時間に対応することができる。図6Aの実施形態では、分離持続時間g、g、gのうちの少なくとも2つは異なる。図6Aの実施形態では、パルス611〜616のそれぞれは、同じパルス持続時間wを有することができる。別の実施形態では、パルス611〜616は、異なるパルス持続時間も有することができる。例えば、図6Bにおける一実施形態では、パルス621〜629のパルス持続時間w、w、wのうちの少なくとも2つが異なる。
図6Bは、パルス持続時間が強度包絡線の強度値に基づいて変化する駆動信号を示している。より具体的には、図6Bは、一連のパルス621、622、623、624、625、626、627、628、及び629を有する駆動信号620を示している。パルス621〜629は、触覚トラック107Aによって記述された時変強度包絡線210の強度値に基づくパルス持続時間(パルス持続時間値とも呼ばれる)を有することができる。例えば、パルス621〜623はそれぞれ、強度包絡線210の第1の部分211の強度値に対応するパルス持続時間wを有する。さらに、パルス624〜626はそれぞれ、強度包絡線210の第2の部分213の強度値に対応するパルス持続時間wを有し、パルス627〜629はそれぞれ、強度包絡線210の第3の部分215の強度値に対応するパルス持続時間wを有する。強度値とパルス持続時間(パルス持続時間値とも呼ばれる)との間のマッピングは、線形マッピング、非線形マッピング、又は他のマッピングとすることができる。幾つかの場合には、強度値が高いほど、より長いパルス持続時間に対応することができる一方、強度値が短いほど、より短いパルス持続時間に対応することができる。一実施形態では、図7A及び図7Bに示すように、パルス721〜729のパルス持続時間w、w、w10のうちの少なくとも2つは異なるか、又は、パルス711〜716の間の分離持続時間g、g10、g11のうちの少なくとも2つは異なる。一実施形態では、パルス持続時間のうちの少なくとも2つが異なり、分離持続時間の全てが同じである。
図6Bの実施形態では、パルス621〜629の間の分離持続時間も変化することができる。例えば、パルス621及びパルス622は、分離持続時間gによって分離することができる一方、パルス624及びパルス625は、より長い分離持続時間gによって分離され、パルス627及びパルス628は、更に長い分離持続時間gによって分離される。より具体的には、図6Bの実施形態は、パルスのうちの一方を短くすることによって、2つのパルスの間の分離持続時間を長くすることができるように、2つの連続したパルスの開始時刻の間で一定の持続時間を維持することができる。一方、別の実施形態では、パルス621〜629の間の分離持続時間を一定に保つことができる。
一実施形態では、駆動信号610のパルス611〜616又は駆動信号620のパルス621〜629は、同じ強度値を有することができる。別の実施形態では、それらのパルスは、異なる強度値を有することができる。一実施形態では、パルス611〜616又は621〜629は、パルス間のギャップのユーザー知覚及び触覚効果に対するそのようなギャップの影響を減少させるために、減弱された強度を有することができる。そのようなギャップの影響のユーザー知覚を減少させることによって、途切れを感じる触覚効果を少なくさせることができる。例えば、制御ユニット102は、駆動信号610のパルス611〜616又は駆動信号620のパルス621〜629を生成するとき、パルス611〜616又は621〜629に規定閾値よりも低い強度値(例えば、3.5V未満)を与えることができる。別の例では、制御ユニット102は、減衰係数を用いてパルスを減弱させることができる。例えば、制御ユニットは、強度包絡線の最大強度値(例えば、強度包絡線210の255の強度値、及び強度包絡線220の約200の値)を求めることができる。求められた最大強度値は、第1の強度値とすることができる。次に、制御ユニット102は、第2の強度値として、第1の強度値に基づいて駆動信号の強度値(例えば、5V)を求めることができる。次に、制御ユニット102は、第2の強度値に減衰係数を乗算して第3の強度値を求めることができる。この減衰係数は1未満(例えば、0.5)である。次に、制御ユニットは、パルスが第3の強度値を有するように、第3の強度値を有するパルスを生成することができる。
図6Aと同様に、図7Aは、連続したパルスの間の分離持続時間が触覚トラックによって記述された強度包絡線に基づいて変化する駆動信号を示している。より具体的には、図7Aは、一連のパルス711、712、713、714、715、及び716を含む駆動信号710を示している。図7Aの実施形態では、パルス711及びパルス712は、gの分離持続時間によって分離することができる。ここで、gは、強度包絡線210の第1の部分211の強度値に対応する。加えて、図7Aにおけるパルス714及びパルス715は、g10の分離持続時間によって分離することができる。ここで、g10は、強度包絡線210の第2の部分213の強度値に対応する。さらに、パルス715及びパルス716は、g11の分離持続時間によって分離することができる。ここで、g11は、強度包絡線210の第3の部分215の強度値に対応する。分離持続時間g、g10、及びg11は、値が連続的に減少してもよく、これによって、結果として得られる触覚効果が知覚されるピッチを増加させることができる。図7Aの実施形態では、パルス711〜716のそれぞれは、同じパルス持続時間wを有することができる。
図6Bと同様に、図7Bは、パルス持続時間が強度包絡線の強度値に基づいて変化する駆動信号を示している。より具体的には、図7Bは、一連のパルス721、722、723、724、725、726、727、728、及び729を有する駆動信号720を示している。パルス721〜729は、触覚トラック107Aによって記述された時変強度包絡線210の強度値に基づくパルス持続時間を有することができる。例えば、パルス721〜723はそれぞれ、強度包絡線210の第1の部分211の強度値に対応するパルス持続時間wを有する。さらに、パルス724〜726はそれぞれ、強度包絡線210の第2の部分213の強度値に対応するパルス持続時間wを有し、パルス727〜729はそれぞれ、強度包絡線210の第3の部分215の強度値に対応するパルス持続時間w10を有する。図7Bの実施形態では、パルス持続時間w、w、w10は、値が連続的に減少することができる。
図8は、本明細書における実施形態による、制御ユニット102及び触覚出力デバイス104を有する触覚対応デバイス100において触覚効果を生成する方法800のフロー図を示している。一実施形態では、方法800は、ステップ801から開始する。このステップにおいて、制御ユニット102は、触覚出力デバイス104を駆動して触覚効果を生成する時変強度包絡線を記述した触覚トラック107Aを受信する。この触覚トラックは、メモリ106から、通信インターフェース103を介して別のデバイスから、又は他のロケーションから受信することができる。一実施形態では、触覚トラック107は、SD触覚出力デバイス等の第1のタイプの触覚出力デバイス用に作成しておくか又はこの触覚出力デバイスに別の方法で関連付けておくことができる一方、触覚出力デバイス104は、第1のタイプの触覚出力デバイスと異なるHD触覚出力デバイス等の第2のタイプの触覚出力デバイスとすることができる。一実施形態では、第2のタイプの触覚出力デバイスは、第1のタイプの触覚出力デバイスよりも高い周波数帯域幅を有する。換言すれば、第2のタイプの触覚出力デバイスの周波数応答プロファイルは、第1のタイプの触覚出力デバイスの周波数応答プロファイルと比較して、より高い帯域幅を有することができる。例えば、第1のタイプの触覚出力デバイスは、単一の周波数のみにおいて駆動されるように設計することができる一方、第2のタイプの触覚出力デバイスは、非ゼロの帯域幅を有する周波数の範囲において駆動されるように設計することができる。幾つかの場合には、強度包絡線210又は220等の時変強度包絡線は周期波形ではない。
ステップ803において、制御ユニット102は、触覚トラックに記述された時変強度包絡線の強度値に基づく時変周波数を有する周期駆動信号を生成する。一実施形態では、ステップ803は、時変強度包絡線の値と周期駆動信号の周波数値との間の規定されたマッピングに基づくことができる。このマッピングは、触覚対応デバイス100のメモリ106又は別のロケーションに記憶することができる。このマッピングは、幾つかの実施態様では、規定された強度包絡線上限を触覚出力デバイス104の共振周波数値に対応づけ、強度包絡線の他の強度値を非共振周波数値に対応付けることができる。一実施形態では、周期駆動信号410等の周期駆動信号は、経時的に一定の強度を有することができる。
ステップ805において、制御ユニット102は、周期駆動信号を触覚出力デバイス104に出力して、触覚出力デバイス104に周期駆動信号に基づいて触覚効果を生成させる。
図9A及び図9Bは、触覚対応デバイス100に対して触覚効果を生成する別の方法900を示している。方法900はステップ901を含む。このステップにおいて、制御ユニット102は、触覚出力デバイス104を駆動して触覚効果を生成する触覚トラックを受信する。触覚トラックは、SD触覚出力デバイス等の第1のタイプの触覚出力デバイス又はHD触覚出力デバイス等の第2のタイプの触覚出力デバイスに関連付けることができる。さらに、触覚出力デバイス104は、第1のタイプの触覚出力デバイス又は第2のタイプの触覚出力デバイスとすることができる。
ステップ903において、制御ユニット102は、触覚トラックが第1のタイプの触覚出力デバイスに関連付けられているのか又は第2のタイプの触覚出力デバイスに関連付けられているのかを判断することができる。一実施形態では、この判断は、触覚トラックに関連付けられた触覚出力デバイスのタイプを識別する触覚トラックにおける識別子又は他のメタデータに基づくことができる。一実施形態では、この判断は、触覚トラックが、多くの場合に非周期波形であり得る強度包絡線を記述しているか否かを判断することに基づくことができる。より具体的には、触覚トラックが、周期的でない波形を記述している場合、そのような波形は、例えば、SD ERMアクチュエーターを駆動するDC駆動信号を規定する強度包絡線、又は、例えば、SD LRAを駆動する周期駆動信号を変調する強度包絡線である可能性が高い。したがって、触覚トラックが非周期波形を記述している場合、波形は、第1のタイプの触覚出力デバイスの強度包絡線であると判断することができる。触覚トラックは、そうではなく非周期波形、又は、より一般的には正の値と負の値との間で交番する波形を記述している場合、波形のそれらの正の値及び負の値は、例えば、圧電アクチュエーター若しくはEAPアクチュエーター又は広帯域LRAの駆動信号の電圧値又は電流値を直接規定するために用いることができる。したがって、触覚トラックが、周期的な波形を記述している場合、又は、より一般的には、正の値と負の値との間で交番する場合、そのような波形は、第2のタイプの触覚出力デバイスの実際の駆動信号であり得る。例えば、触覚トラックが正弦波形を記述している場合、制御ユニット102は、その正弦波形が第1のタイプの触覚出力デバイスの強度包絡線でなく、代わりに、第2のタイプの触覚出力デバイスの正弦波駆動信号を直接規定するのに用いられる波形であると判断することができる。
ステップ905において、触覚トラックが第1のタイプの触覚出力デバイスに関連付けられているとの判断に応答して、制御ユニット102は、触覚出力デバイス104が第1のタイプの触覚出力デバイスであるのか又は第2のタイプの触覚出力デバイスであるのかを判断することができる。一実施形態では、この判断は、触覚出力デバイスによって記憶されたハードウェアフラグ又はソフトウェアフラグに基づくことができる。一実施形態では、この判断は、触覚出力デバイスの異なるモデルの触覚出力デバイスタイプを識別するルックアップテーブルに基づくことができる。
ステップ907において、触覚出力デバイスが第2のタイプの触覚出力デバイスであるとの判断に応答して、制御ユニット102は、触覚トラックに記述された時変強度包絡線に基づく時変周波数を有する周期駆動信号を生成することができる。
ステップ909において、触覚出力デバイスが第1のタイプの触覚出力デバイスであるとの判断に応答して、制御ユニット102は、触覚トラックに記述された時変強度包絡線と一致する時変強度包絡線を有する駆動信号を生成することができる。例えば、駆動信号の時変強度包絡線は、触覚トラックに記述された時変強度包絡線の形状と一致することができる。ステップ907又はステップ909の後、制御ユニット102は、ステップ911において、駆動信号を触覚出力デバイス104に出力して触覚効果を生成する。
図9Bを参照すると、触覚トラックが、第2のタイプの触覚出力デバイスに関連付けられている場合、制御ユニット102は、ステップ913において、触覚出力デバイスが第1のタイプの触覚出力デバイスであるのか又は第2のタイプの触覚出力デバイスであるのかを判断することができる。触覚出力デバイスが第1のタイプの触覚出力デバイスである場合、制御ユニット102は、触覚出力デバイスが、第2のタイプの触覚出力デバイスに関連付けられた触覚トラックをレンダリングするのに適していないと判断することができる。したがって、制御ユニット102は、触覚トラックを用いて触覚効果を生成することを控えることができる。他方、触覚出力デバイスが第2のタイプの触覚出力デバイスである場合、制御ユニット102は、触覚トラックに記述された波形と一致する駆動信号を生成することができる。例えば、触覚トラックが、或る特定の周波数を有する正弦波形を記述している場合、制御ユニットは、同じ周波数を有する正弦波駆動信号を生成することができる。その後、制御ユニット102は、ステップ911において、駆動信号を触覚出力デバイス104に出力することができる。
図10は、制御ユニット102及び触覚出力デバイス104を備える触覚対応デバイス100を用いて触覚効果を生成する方法1000を示している。一実施形態では、方法1000はステップ1001を含む。このステップにおいて、制御ユニット102は、触覚出力デバイス104を駆動する時変強度包絡線を記述した触覚トラックを受信する。一実施形態では、触覚トラックは、第1のタイプの触覚出力デバイス、例えばSD触覚出力デバイスに関連付けられ、触覚出力デバイス104も、第1のタイプの触覚出力デバイスである。
ステップ1003において、制御ユニット102は、それぞれのパルス持続時間を有する一連のパルスを含む駆動信号(例えば、駆動信号610、620、710、又は720)を生成する。これらの一連のパルスは、駆動信号がゼロの電圧値又は電流値を有する分離持続時間によって分離されている。パルス持続時間又は分離持続時間のうちの少なくとも一方は、触覚トラックに記述された時変強度包絡線の強度値に基づいている。一実施形態では、それぞれのパルス持続時間のうちの少なくとも2つのパルス持続時間が異なるか、又は、分離持続時間のうちの少なくとも2つが異なる。一実施形態では、パルス持続時間の全てが同じである一方、分離持続時間のうちの少なくとも2つが異なる。一実施形態では、上記で論述したように、制御ユニット102は、パルスを減弱させるために、一連のパルスの強度値に、1未満の規定された減衰係数を乗算することができる。ステップ1005において、制御ユニットは、駆動信号を触覚出力デバイス104に出力して触覚効果を生成する。
種々の実施形態を上述してきたが、これらの実施形態は、限定としてではなく本発明の単なる説明及び例として提示されていることを理解すべきである。形式及び細部における種々の変更は本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく本発明内で行うことができることは当業者には明らかであろう。したがって、本発明の範囲(breadth and scope)は、上述の例示的な実施形態のいずれかによって限定されるべきではなく、添付の特許請求の範囲及びそれらの均等物によってのみ規定されるべきである。本明細書において論考された各実施形態、及び本明細書において引用された各引用文献の各特徴は、他の任意の実施形態の特徴と組み合わせて用いることができることも理解されるであろう。本明細書において論考された全ての特許及び刊行物は、引用することによりその全体が本明細書の一部をなす。
本願は、2018年1月5日に出願された米国特許出願第15/863,233号の利益を主張し、この出願の開示は引用することによりその全体が本明細書の一部をなす。

Claims (21)

  1. 制御ユニット及び触覚出力デバイスを有する触覚対応デバイスにおいて触覚効果を生成する方法であって、
    前記触覚出力デバイスを駆動して触覚効果を生成するための時変強度包絡線を記述した触覚トラックを、前記制御ユニットによって受信することと、
    前記触覚トラックに記述された前記時変強度包絡線の強度値に基づく時変周波数を有する周期駆動信号を、前記制御ユニットによって生成することと、
    前記制御ユニットによって、前記周期駆動信号を前記触覚出力デバイスに出力して、前記周期駆動信号に基づく前記触覚効果を前記触覚出力デバイスに生成させることと、
    を含む、方法。
  2. 前記触覚トラックは、第1のタイプの触覚出力デバイスに関連付けられ、前記触覚出力デバイスは、前記第1のタイプの触覚出力デバイスと異なる第2のタイプの触覚出力デバイスである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のタイプの触覚出力デバイスは、単一の周波数のみにおいて駆動されるように設計され、前記第2のタイプの触覚出力デバイスは、非ゼロの帯域幅を有する周波数の範囲において駆動されるように設計される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1のタイプの触覚出力デバイスは標準品位触覚出力デバイスであり、前記第2のタイプの触覚出力デバイスは高品位触覚出力デバイスである、請求項2に記載の方法。
  5. 前記標準品位触覚出力デバイスは、直流(DC)信号のみを用いて駆動されるように設計された偏心回転質量(ERM)アクチュエーター、又は、単一の周波数のみにおいて駆動されるように設計された線形共振アクチュエーター(LRA)のうちの少なくとも一方を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記単一の周波数のみにおいて駆動されるように設計されたLRAは第1のLRAであり、前記高品位触覚出力デバイスは、非ゼロの帯域幅を有する周波数の範囲において駆動されるように設計され第2のLRAである、請求項5に記載の方法。
  7. 前記高品位触覚出力デバイスは、圧電アクチュエーター又は電気活性ポリマー(EAP)アクチュエーターのうちの少なくとも一方を含む、請求項5に記載の方法。
  8. 前記方法は、前記触覚トラックが、前記第1のタイプの触覚出力デバイスに関連付けられているのか又は前記第2のタイプの触覚出力デバイスに関連付けられているのかと、前記触覚出力デバイスが、前記第1のタイプの触覚出力デバイスであるのか又は前記第2のタイプの触覚出力デバイスであるのかとを判断することを更に含み、前記時変強度包絡線の値に基づく前記時変周波数を有する前記周期駆動信号を生成するステップは、前記触覚トラックが前記第1のタイプの触覚出力デバイスに関連付けられているとの判断、及び前記触覚出力デバイスが前記第2のタイプの触覚出力デバイスであるとの判断に応答してのみ実行される、請求項2に記載の方法。
  9. 前記周期駆動信号は、経時的に一定の強度を有し、1つ以上の正の電圧値又は電流値と1つ以上の負の電圧値又は電流値との間で交番する、請求項1に記載の方法。
  10. 前記周期駆動信号は、1つ以上の正の電圧値又は電流値、1つ以上の負の電圧値又は電流値、及び1つ以上のゼロ交差点のみを含み、ゼロの電圧値の非ゼロの持続時間もゼロの電流値の非ゼロの持続時間も有しない、請求項9に記載の方法。
  11. 前記触覚トラックによって記述される前記時変強度包絡線は周期波形でない、請求項9に記載の方法。
  12. 前記周期駆動信号を生成するステップは、前記時変強度包絡線の前記強度値と前記周期駆動信号の周波数値との間の規定されたマッピングに基づいている、請求項1に記載の方法。
  13. 前記時変強度包絡線の前記強度値は、規定された強度包絡線下限と規定された強度包絡線上限との間の範囲内にあり、前記触覚出力デバイスは、少なくとも1つの共振周波数値を有し、前記規定されたマッピングは、前記規定された強度包絡線上限を前記少なくとも1つの共振周波数値に対応付け、前記時変強度包絡線の1つ以上の他の強度値を1つ以上の非共振周波数値に対応付ける、請求項12に記載の方法。
  14. 前記規定されたマッピングは、前記時変強度包絡線の強度値と前記周期駆動信号の周波数値との間の線形関係を規定する、請求項12に記載の方法。
  15. 前記規定されたマッピングは、前記触覚出力デバイスの周波数応答プロファイルに基づいており、該周波数応答プロファイルは、前記触覚出力デバイスの触覚効果の強度が駆動信号周波数に応じてどのように変化するのかを記述している、請求項12に記載の方法。
  16. 前記周期駆動信号は、正の電圧値と負の電圧値との間で交番する正弦波であるか、又は、正の電圧値と負の電圧値との間で交番する矩形波である、請求項1に記載の方法。
  17. 制御ユニット及び触覚出力デバイスを有する触覚対応デバイスにおいて触覚効果を生成する方法であって、
    前記触覚出力デバイスを駆動して触覚効果を生成するための時変強度包絡線を記述した触覚トラックを、前記制御ユニットによって受信することと、
    それぞれのパルス持続時間を有する一連のパルスを含む駆動信号を前記制御ユニットによって生成することであって、該一連のパルスは、前記駆動信号がゼロの電圧値又は電流値を有する分離持続時間によって分離され、該パルス持続時間又は該分離持続時間のうちの少なくとも一方は、前記触覚トラックに記述された前記時変強度包絡線の強度値に基づいており、前記それぞれのパルス持続時間のうちの少なくとも2つのパルス持続時間が異なるか、又は、前記分離持続時間のうちの少なくとも2つが異なることと、
    前記制御ユニットによって、前記駆動信号を前記触覚出力デバイスに出力して、前記駆動信号に基づく前記触覚効果を前記触覚出力デバイスに生成させることと、
    を含む、方法。
  18. 前記触覚トラックは、第1のタイプの触覚出力デバイスに関連付けられ、前記触覚出力デバイスも、前記第1のタイプの触覚出力デバイスであり、前記第1のタイプの触覚出力デバイスは、標準品位触覚出力デバイスである、請求項17に記載の方法。
  19. 前記駆動信号を生成することは、
    前記時変強度包絡線の最大強度値である第1の強度値を求めることと、
    前記第1の強度値に基づく前記駆動信号の強度値を第2の強度値として求めることと、
    前記第2の強度値に1未満の減衰係数を乗算して第3の強度値を求めることと、
    を含み、
    前記一連のパルスの各パルスは前記第3の強度値を用いて生成される、請求項17に記載の方法。
  20. 前記それぞれのパルス持続時間のうちの少なくとも2つのパルス持続時間は異なり、前記分離持続時間の全ては同じである、請求項17に記載の方法。
  21. 触覚出力デバイスと、
    通信インターフェースと、
    メモリと、
    制御ユニットであって、
    前記触覚出力デバイスを駆動して触覚効果を生成するための時変強度包絡線を記述した触覚トラックを前記通信インターフェース又は前記メモリから受信し、
    前記触覚トラックに記述された前記時変強度包絡線の値に基づく時変周波数を有する周期駆動信号を生成し、
    前記周期駆動信号を前記触覚出力デバイスに出力して、前記周期駆動信号に基づく前記触覚効果を前記触覚出力デバイスに生成するように構成された制御ユニットと、
    を備える、触覚対応デバイス。
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