JPH09155785A - 触覚呈示装置 - Google Patents

触覚呈示装置

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JPH09155785A
JPH09155785A JP31557995A JP31557995A JPH09155785A JP H09155785 A JPH09155785 A JP H09155785A JP 31557995 A JP31557995 A JP 31557995A JP 31557995 A JP31557995 A JP 31557995A JP H09155785 A JPH09155785 A JP H09155785A
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JP
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tactile
signal
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tactile sense
person
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JP31557995A
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English (en)
Inventor
Mineyuki Maezawa
峰雪 前沢
Hisashi Nishimura
西村  久
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人が対象物の触覚情報を直感的に知覚できる触
覚呈示装置を提供する。 【解決手段】対象物との接触状態を検出してその接触状
態を示す信号を出力するセンサ2と、検出した接触状態
を示す信号を対象物の触覚情報に変換して出力する信号
処理回路3と、この信号処理回路3により出力された触
覚情報を人の知覚特性に対応した任意波形の触覚信号に
変換して発生する触覚信号発生回路4と、この触覚信号
を人に知覚しうる触知覚情報に変換して人に伝達するボ
イスコイルモータ5とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物の触覚情報
を機械的な刺激により人に伝達する触覚呈示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】触覚呈示装置は、例えば特開平6−18
341号公報に記載の触覚伝達装置に示されているよう
に、アレイ状に取り付けられた複数個の圧電アクチュエ
ータからなる触覚伝達部と、圧電アクチュエータにそれ
ぞれ交流電力を供給する制御部と、触覚情報を記憶した
コンピュータなどからなる制御装置とから構成されてい
る。このような構成において、制御部は、制御装置から
与えられる触覚情報に基づいて各圧電アクチュエータに
供給する交流電力の電圧、周波数を制御することによっ
て、圧電アクチュエータの振動の振幅、周波数を制御し
て、同一の圧電アクチュエータで振幅と周波数の多次元
情報を伝達するようにしたので、例えば面圧と面の凹凸
の触覚情報が同時に伝達できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術では、アクチュエータの駆動信号は正弦波あ
るいは矩形波のみであり、その周波数と振幅を変えるこ
とで触覚情報を表現しているために、非常に限られた範
囲でしか触覚情報が伝達できない。また、このような信
号は人の知覚特性に対応した信号とは限らないので、触
覚呈示装置から伝達される全ての情報の意味あいを人が
直感的に理解することは難しく、使用にあたって予め使
用者が訓練されていることが必要となる。
【0004】一方、人の知覚特性に対応した任意波形を
発生することによって、直感的に知覚可能で、かつ広範
囲な触覚情報の伝達が実現できると考えられるが、従来
技術は、人の知覚特性に対応した任意波形の発生という
観点について記載していない。
【0005】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、人の知覚特性
に対応した任意波形を制御、発生することによって、人
が対象物の触覚情報を直感的に知覚できる触覚呈示装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の触覚呈示装置は、対象物との接触状態を
検出してその接触状態を示す信号を出力する検出手段
と、この検出手段によって検出した接触状態を示す信号
を対象物の触覚情報に変換して出力する信号処理手段
と、この信号処理手段により出力された触覚情報を人の
知覚特性に対応した任意波形の触覚信号に変換して発生
する触覚信号発生手段と、前記触覚信号を人に知覚しう
る触知覚情報に変換して人に伝達する触知覚情報伝達手
段とを具備する。
【0007】すなわち、本発明の触覚呈示装置は、対象
物との接触状態を検出手段によって検出してその接触状
態を示す信号を出力する。次に、検出した接触状態を示
す信号を信号処理手段によって対象物の触覚情報に変換
して出力し、この信号処理手段により出力された触覚情
報を触覚信号発生手段によって人の知覚特性に対応した
任意波形の触覚信号に変換して発生する。そして、この
触覚信号を触知覚情報伝達手段によって人に知覚しうる
触知覚情報に変換して人に伝達する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態
に係る触覚呈示装置の構成を示す図である。図1におい
て、触覚呈示装置1は、対象物との接触状態を検出し
て、接触状態信号を出力する検出手段であるセンサ2
と、このセンサ2により検出した接触状態信号を対象物
の触覚情報Xに変換して出力する信号処理手段である信
号処理回路3と、この信号処理回路3からの触覚情報X
に基づいて触覚信号Vを発生する触覚信号発生手段であ
る触覚信号発生回路4と、発生された触覚信号Vを人に
伝達する触知覚情報伝達手段であるボイスコイルモータ
5とからなる。
【0009】触覚信号発生回路4は、触覚信号の立ち上
がり時間tu及び立ち下がり時間td、振幅A、周期T
の各値が知覚化関数としてあらかじめ記憶され、信号処
理回路3からの触覚情報Xを入力として受けて、この入
力信号に対応する触覚信号の立ち上がり時間tu及び立
ち下がり時間td、振幅A、周期Tの各値が格納してあ
るアドレスを検索して出力する出力テーブル15と、こ
の出力テーブル15からの出力に基づいて任意波形定義
時間t0 ,t1 ,…,tn を算出する波形定義時間算出
部11とを有する信号変換手段6と、この信号変換手段
6に接続された任意波形発生器7とからなる。ここで、
知覚化関数とは、対象物の触覚情報に対応した触覚呈示
を行うときに、対象物の触覚情報を触覚呈示装置の駆動
パラメータ(立ち上がり時間tu、立ち下がり時間t
d、振幅A及び信号の周期T)に変換するための関数を
意味する。
【0010】任意波形発生器7は、出力テーブル15及
び波形定義時間算出部11からの各信号パラメータT,
A,tu,td,t0 ,t1 ,…,tn を受けて触覚信
号Vを発生する。そして、任意波形発生器7から出力さ
れた触覚信号Vは、ボイスコイルモータ5によって最終
的に機械的な振動として人に伝達される。
【0011】図2は、信号変換手段4によって決定され
る各信号パラメータT,tu,td,A,t0 ,t1
…,tn と、ボイスコイルモータ5に対して出力される
触覚信号Vの振幅との関係を表す一例である。この触覚
信号Vは、センサ2で検出される物理量に応じた信号パ
ラメータT,t,A,t0 ,t1 ,…,tn によって決
定されるものであるから、触覚信号Vの波形は対象物の
触覚情報によって異なる。また,触覚信号Vの周期T
を、図3に示すような人の知覚可能な周波数領域(DC
〜1000Hz程度)の逆数に設定すれば、各周波数で
の振幅と知覚強度(SL)の関係から人の知覚に対応し
た振幅Aを容易に決定できる。
【0012】図4はボイスコイルモータ5の外観図であ
る。このボイスコイルモータ5は触覚信号Vを伝達する
信号呈示部位12と、信号呈示部位12の周囲に設けら
れた信号非呈示部位13とからなり、指の存在に関わら
ずその振動が一定になるように、すなわち共振周波数が
ずれにくくなるように、ボイスコイルモータ5の可動部
支持部材のばね定数及び粘性係数を最適化して設計して
ある。ここで、信号呈示部位とは、皮膚に機械的振動を
与える部材を意味しており、信号非呈示部位とは、皮膚
に機械的振動を与えない部材を意味している。
【0013】次にボイスコイルモータ5の最適化につい
て説明する。指の皮膚面のばね定数及び粘性係数の測定
から、微小な変位に於いては、指の皮膚面のばね定数は
100〜1000[N/m]であり、粘性係数はほぼ0
[Ns/m]であることがわかっている。したがって指
の皮膚面はばねのモデルで表現することができ、指のば
ね定数をkF 、ボイスコイルモータ5の信号呈示部位1
2の質量をm、可動部支持部材のばね定数をk、粘性係
数をcとすると、触覚呈示の様子はボイスコイルモータ
5と指とが共に振動する系として図5に示すようなモデ
ル化ができる。ただし、指と、ボイスコイルモータ5の
信号呈示部位12との位置関係は一定の場合を考える。
ここで、指の皮膚面の粘性係数は皮膚変位の増加と共に
大きくなることが測定されている。ちなみに、皮膚変位
0.5[mm]においては0〜100[Ns/m]であ
る。しかしながら、この粘性係数はばね定数の値と比較
すると小さく、共振周波数の値にはさほど変化をもたら
さないため、ここでは、0[Ns/m]であるとみなす
ことができる。なお、上記粘性係数は共振時の最大値に
は大きな影響を及ぼすがここでは考慮する必要がない。
ここで、ボイスコイルモータ5に交流電流icosωt
[A]を入力したときの信号呈示部位12の運動方程式
は変位をx[m]として次式で表せる。
【0014】
【数1】 ここで、Bliは必要な電磁力の振幅[N]である。
(1)式を解いて変位xを求めると次のようになる。
【0015】
【数2】
【0016】なお、ボイスコイルモータ5の可動部支持
部材の粘性係数cは極めて小さく、共振時の最大値を記
述する際にしか必要がないので、以下では無視(c=
0)して考える。このとき、信号呈示部位12の振動の
共振周波数fn [Hz]は
【0017】
【数3】 で与えられる。
【0018】ボイスコイルモータ5の力を無駄なく取り
出すには可動部支持部材は柔らかいほどよいが、可動部
支持部材のばね定数kの値を小さく設計してしまうと、
指のばね定数kF は100〜1000N/mと幅がある
ために、指のばね定数kF の小さいときと大きいときと
で、共振周波数fn が数倍もの差を生じてしまうことが
(3)式よりわかる。そこで、安定した共振周波数fn
で触覚信号の出力を実現するためには、可動部支持部材
のばね定数kが指の皮膚面のばね定数kF よりも十分に
大きいことが要求され、(3)式によってその値を決定
する。
【0019】ここで共振周波数は、図3に示すように、
人の知覚感度が高くなる100〜300Hzに設定する
ことが好ましい。例えば、共振周波数fn の目標値を2
50Hzとし、指の皮膚表面の存在による共振の変化が
245〜255Hzの範囲内となるように設計する場
合、可動部支持部材のばね定数kは、(3)式から、
【0020】
【数4】 を満たしていればよい。これを解くとk≧10704
[N/m]が得られる。
【0021】このように、指の皮膚面が有するばね定数
及び粘性係数よりもボイスコイルモータ5の可動部支持
部材のばね定数及び粘性係数を十分大きく設定すること
によって、ボイスコイルモータ5と指の皮膚面とが共に
振動する系においては、系のばね定数及び粘性係数の値
は、ボイスコイルモータ5の可動部支持部材のばね定数
及び粘性係数とほぼ等しくなり、ボイスコイルモータ5
の振動は指の皮膚面の存在に関わらず、ほぼ一定とな
る。従って触覚信号に重畳される共振周波数がずれにく
く、指の存在に関わらず常に同じ共振成分を出力するこ
とができる。
【0022】図6は人の知覚感度の閾値と周波数との関
係を示す図である。この図に示すように、刺激の呈示場
所を限定する(信号非呈示部位を設ける)ことによって
低い周波数ほど知覚感度が高くなることがわかる。した
がって、上記したように信号呈示部位12と信号非呈示
部位13とを別個に設けることによって、伝達される刺
激の皮膚への呈示場所を限定し、信号呈示部位12だけ
が触覚信号Vを機械的刺激に変換して人に伝達するよう
にする。これにより刺激の周辺への伝搬を防止するとと
もに、人の触覚感度を高めることができる。
【0023】このようにして、触覚信号発生回路4によ
って人の触知覚特性に基づいて決定された信号の振幅
A、周期T、立ち上がり時間tu、立ち下がり時間td
の触覚信号Vがボイスコイルモータ5を介して人の触覚
の周波数特性に一致した共振成分が重畳された状態の機
械的振動として、刺激の伝搬を防ぐ構造のボイスコイル
モータ5から出力されることから、信号のもつ特性を損
なうことなく人に伝達することができる。
【0024】さらに、ボイスコイルモータ5は、人の触
覚に於いて最も感度が高くなる周波数と一致する共振周
波数をもつので、触覚信号Vの立ち上がり時間tu及び
立ち下がり時間tdに依存してボイスコイルモータ5の
共振成分が触覚信号Vの立ち上がりtu、立ち下がりt
dで重畳され、呈示された触覚信号Vのエッジ、即ち信
号の立ち上がり、立ち下がりがより明確に人に伝達され
る。なお、この信号呈示部位12と信号非呈示部位13
は変形しない素材から構成されている。
【0025】また、図2を用いて前記したように、触覚
信号発生回路4によって出力される信号波形の形状は対
象物によって異なり、この信号波形でボイスコイルモー
タ5を駆動した場合は図7に示すように、ボイスコイル
モータ5から人の指先に伝達される刺激の形状は、信号
波形に追従した波形に対して、信号の立ち上がり、立ち
下がりに依存してその振幅や減衰時間が変化する共振成
分w1、w2が重畳したものとなる。すなわち鋭く立ち
上がっている波形が触覚信号Vとしてボイスコイルモー
タ5に与えられた場合、そのエッジ、即ち信号の立ち上
がり、立ち下がりに重畳する共振成分w1、w2の振幅
と共振の減衰時間も長くなり、人はその信号を硬いと感
じるようになる。逆に、信号の立ち上がり時間が非常に
緩やかな場合は、共振成分w1、w2が重畳しにくくな
るので、人はその信号を柔らかいと知覚するようにな
る。これにより、対象物の硬軟情報の伝達が可能とな
る。
【0026】ここで、ボイスコイルモータ5の共振周波
数は、その可動部支持部材のばね定数及び粘性係数を種
々選ぶことによって適宜設定でき、さらに磁石などの構
成要素を仕様に合わせて変えることもできる。一方、ボ
イスコイルモータ5の共振周波数が人の知覚できる範囲
よりも高い周波数に設定された場合でも、触覚信号発生
回路4によって、知覚感度が高くなる周波数、例えば1
00〜300Hzの振動が信号の立ち上がり、立ち下が
りに含まれるように任意波形を生成することによって、
共振成分が重畳された場合と同等の触覚を人に伝達する
ことができる。
【0027】なお、上記した第1実施形態の各構成は各
種の変化、変更が可能である。例えば、ボイスコイルモ
ータ5は振動発生源の一例として挙げただけであり、圧
電素子、ケモメカニカルゲルアクチュエータ、リニアア
クチュエータ、電気粘性流体アクチュエータなどの振動
発生源を用いても同様の効果が得られる。また、信号呈
示部位12と信号非呈示部位13の形状は、本実施の形
態では円形の場合について述べたが、円形以外に四角
形、三角形など任意の形状としても同様の効果が得られ
る。
【0028】以下に本発明の第2実施形態を説明する。
図8は本発明の第2実施形態の構成を示す図である。第
2実施形態は、第1実施形態におけるボイスコイルモー
タ5の信号呈示部位12が、触覚信号Vを人に伝達する
とともに人の感度に合わせて皮膚への接触面積の大きさ
を適宜取り替えることができる構成となっていることを
特徴としている。
【0029】すなわち、図8に示すように、ボイスコイ
ルモータ5の信号呈示部位(接触子)12は雄ねじ16
を有しており、この雄ねじ16をボイスコイルモータ5
の可動部支持部材14に設けられた雌ねじ17にねじ込
むことによって、信号呈示部位(接触子)12を容易に
可動部支持部材14と接続することができる。
【0030】そこで、雄ねじ16、雌ねじ17部の規格
が同じものを用いて異なる面積の信号呈示部位12を複
数用意し、触覚呈示装置1を使用する人の触覚感度にあ
わせて取り替えるようにする。これは、人の触覚は図9
に示すように皮膚の接触面積に依存してその感度が変化
するためであり、信号呈示部位12の人間の皮膚との接
触面積を機械的刺激の伝達に高い触覚感度を与える面積
に設定することにより、わかりやすい触覚情報の伝達が
行なえる。
【0031】なお、上記した第2実施形態の構成は、各
種の変化、変更が可能である。例えば、ボイスコイルモ
ータ5の信号呈示部位12と可動部支持部材14とを接
続するにあたって、信号呈示部位12に雌ねじを設け、
可動部支持部材14に雄ねじを設けてもよく、信号呈示
部位12が交換可能で可動部支持部材14と一体となっ
て振動するように固定できる構造ならばどのような構造
であっても構わない。
【0032】以下に本発明の第3実施形態を説明する。
図10は第3実施形態の構成を示す図である。図10に
おいて、触覚呈示装置21は、接触状態を表す情報のう
ち対象物の硬さ、柔かさに関する情報を検出する検出手
段であるセンサ22と、このセンサ22により検出した
硬さ、柔かさに関する情報を受けて、複素弾性率の実数
部E′と複素弾性率の虚数部E″を触覚情報Xとして出
力する信号処理手段である信号処理回路23と、この信
号処理回路23からの触覚情報Xに基づいて触覚信号V
を発生する触覚信号発生手段である触覚信号発生回路2
4と、発生された触覚信号Vを人に伝達する触知覚情報
伝達手段であるボイスコイルモータ25とからなる。
【0033】触覚信号発生回路24は、触覚信号の立ち
上がり時間tu及び立ち下がり時間td、振幅A、周期
Tの各値が知覚化関数としてあらかじめ記憶され、信号
処理回路23からの触覚情報Xを入力として受けて、こ
の入力信号に対応する触覚信号の立ち上がり時間tu及
び立ち下がり時間td、振幅A、周期Tの各値が格納し
てあるアドレスを検索して出力する出力テーブル35
と、この出力テーブル35からの出力に基づいて任意波
形定義時間t0 ,t1 ,…,tn を算出する波形定義時
間出力部31とを有する信号変換手段26と、この信号
変換手段26に接続された任意波形発生器27とからな
る。
【0034】任意波形発生器27は、出力テーブル35
及び波形定義時間算出部31からの各信号パラメータ
T,A,tu,td,t0 ,t1 ,…,tn を受けて触
覚信号Vを発生する。そして、任意波形発生器27から
出力された触覚信号Vは、ボイスコイルモータ25によ
って最終的に機械的な振動として人に伝達される。
【0035】第3実施形態ではボイスコイルモータ25
として図11に示す構造のものを用いる。ボイスコイル
モータ25は信号呈示部位である接触子42と、信号非
呈示部位であるプレート43とを備え、この接触子42
の大きさは直径6mm、プレート43は8mmである。
また、接触子42とプレート43の間には1mmのギャ
ップを設けてある。さらに、ボイスコイルモータ25の
各物理量は、共振周波数fn =220[Hz]、可動部
支持部材47のばね定数k=5800[N/m]、及び
粘性係数c=0.2[Ns/m]、可動部質量m=3×
10-3[kg]である。図11において、44は巻枠、
45は永久磁石、46はヨークである。
【0036】図12(a)、(b)は、ボイスコイルモ
ータ25の周波数特性を示す図である。図12(a)は
無負荷の場合のボイスコイルモータ25の周波数特性で
あり、図12(b)は指がボイスコイルモータ25に接
触した場合の周波数特性である。図12(a)の場合、
共振周波数は約220Hzである。また、図12(b)
のように指がボイスコイルモータ25に触れた状態でも
共振周波数は230Hz程度で、指の存在によってその
振動が大きく変化することはない。
【0037】また、信号変換手段26は、センサ22に
よって検出された複素弾性率の実数部E′、複素弾性率
の虚数部E″を受けて、これらの値と一致するか、もし
くは近い数値を有するアドレスを信号変換手段26に格
納されている知覚化関数である出力テーブル35から検
索し、そのアドレス内に格納されている信号の立ち上が
り時間tu、立ち下がり時間td、振幅A、周期Tを出
力する。図13はこのときの信号変換の一例を示してい
る。ただしこの図では、tu=td=tとしている。
【0038】図14は波形定義時間算出部31が波形定
義時間を算出する工程を示すフローチャートである。図
14に示すステップS1乃至S14により出力t0 ,t
1 ,…t5 、及び任意波形yが算出される。ただしここ
ではtu=td=tとしている。
【0039】その結果、生成された任意波形として図1
5(a)に示すような正弦波あるいは図16(a)に示
すような矩形波が任意波形発生器27からボイスコイル
モータ25に対して出力される。さらに、このボイスコ
イルモータ25は200Hz付近に共振周波数を持ち、
図15(a)あるいは図16(a)に示すような触覚信
号が与えられると、各々図15(b)あるいは図16
(b)に示すような波形の機械的振動として人の指先に
伝達される。なお、この共振周波数成分は図12
(a)、(b)に示すように、指が接触しているか否か
によって特に大きく変化することはない。
【0040】このように、発生した触覚信号はボイスコ
イルモータ25を介してその波形に応じた機械的振動と
して人に伝達されることにより、図17に示すように、
正弦波の場合は柔らかい感覚、矩形波の場合は硬い感覚
を人に明確に知覚させることができる。
【0041】なお、上記した実施形態で述べた出力テー
ブルは例えばニューラルネットワークに置き換えること
ができ、この場合、あらかじめ得られた知覚データをニ
ューラルネットワークに入力して学習させ、より適切な
触覚信号を発生させるようにしてもよい。
【0042】上記した具体的実施形態には以下の構成を
有する発明が含まれている。 (構成1)対象物との接触状態を検出してその接触状態
を示す信号を出力する検出手段と、この検出手段によっ
て検出した接触状態を示す信号を対象物の触覚情報に変
換して出力する信号処理手段と、この信号処理手段によ
り出力された触覚情報を人の知覚特性に対応した任意波
形の触覚信号に変換して発生する触覚信号発生手段と、
前記触覚信号を人に知覚しうる触知覚情報に変換して人
に伝達する触知覚情報伝達手段と、を具備したことを特
徴とする触覚呈示装置。 (対応する発明の実施の形態)この発明に関する実施の
形態は、第1、第2、第3の実施形態が対応する。構成
中の触知覚情報伝達手段は、この実施形態ではボイスコ
イルモータが相当するが、圧電素子、ケモメカニカルゲ
ルアクチュエータなども含む。 (作用)触覚信号発生手段によって、人の知覚特性に対
応した任意波形の触覚信号を発生し、この触覚信号に基
づいて、触知覚情報伝達手段を駆動して人に触知覚情報
を伝達する。 (効果)人の知覚特性に対応した任意波形の触覚信号を
発生するので、人が直感的に知覚できるような対象物の
触知覚情報の伝達ができる。 (構成2)構成(1)の触覚呈示装置に於いて、前記触
覚信号発生手段は、触覚信号の立ち上がり時間、立ち下
がり時間、振幅及び周期を含む特徴量のうち少なくとも
1つを設定して、任意波形の触覚信号を発生することを
特徴とする。 (対応する発明の実施の形態)この発明に関する実施の
形態は、第1、第2、第3の実施形態が対応する。 (作用)触覚信号発生手段が触覚信号の立ち上がり時
間、立ち下がり時間、振幅及び周期の特徴量を有し、そ
のうちの少なくとも一つを設定し、任意波形を発生させ
て触知覚情報伝達手段を駆動する。 (効果)触覚信号発生手段によって、立ち上がり時間、
立ち下がり時間、振幅及び信号の周期という触覚信号の
パラメータのうち、少なくとも一つを最適に設定して任
意波形を発生して、人の触知覚特性に対応した触知覚情
報の伝達を行うので、人はその触知覚情報を直感的に知
覚できる。 (構成3)構成(1)、(2)の触覚呈示装置に於い
て、前記触覚信号発生手段が、前記信号処理手段からの
触覚情報を知覚化関数に基づいて触覚信号に変換する信
号変換手段と、この信号変換手段からの出力に応じて、
任意の波形を発生する任意波形発生手段とからなること
を特徴とする。 (対応する発明の実施の形態)この発明に関する実施の
形態は、第1、第2、第3の実施形態が対応する。 (作用)信号変換手段によって、信号処理手段からの信
号を知覚化関数に基づいて触覚信号に変換し、その触覚
信号に応じて任意波形発生手段から任意波形を発生す
る。 (効果)信号変換手段に於ける知覚化関数を用いて、前
記信号処理手段からの信号を人の知覚特性に対応した触
覚信号に変換し、これに基づいて任意波形手段によって
任意波形を発生するので、触覚信号が人の知覚特性に対
応した信号として触知覚情報伝達手段に伝達される。 (構成4)構成(3)の触覚呈示装置に於いて、前記信
号変換手段の知覚化関数が、前記信号処理手段からの触
覚情報を任意波形の立ち上がり時間及び立ち下がり時
間、振幅及び周期の各特徴量に変換するテーブルである
ことを特徴とする。 (対応する発明の実施の形態)この発明に関する実施の
形態は、第1、第2、第3の実施形態が対応する。構成
中のテーブルは、この実施形態では波形周期T、立ち上
がり時間tu、及び立ち下がり時間td、振幅Aの各値
が格納された出力テーブルが相当する。 (作用)テーブルからなる知覚化関数によって、信号処
理手段からの触覚情報を入力として、その入力信号に対
応する触覚信号の立ち上がり時間、立ち下がり時間、振
幅、周期の各値が格納してあるアドレスをテーブルから
検索し、そこから触覚信号の立ち上がり時間、立ち下が
り時間、振幅、周期を出力する。 (効果)テーブルからなる知覚化関数によって、信号処
理手段からの触覚情報に対応した触覚信号の立ち上がり
時間、立ち下がり時間、振幅、周期を出力するので、人
の知覚特性に合った触覚信号を生成できる。 (構成5)構成(1)の触覚呈示装置に於いて、前記触
知覚情報伝達手段の共振周波数が、人の触覚感度が最も
敏感になる周波数と一致していることを特徴とする。 (対応する発明の実施の形態)この発明に関する実施の
形態は、第1、第2、第3の実施形態が対応する。 (作用)図7(a)、(b)に示すように、前記触知覚
情報伝達手段の共振周波数成分は、触覚信号の立ち上が
り時間tu、立ち下がり時間tdに依存する(図7の
(a)は立ち上がり時間tu、立ち下がり時間tdが短
く、急峻に変化する任意波形、(b)は立ち上がり時間
tu、立ち下がり時間tdが長く、緩やかに変化する任
意波形であり、Aは振幅、Tは周期である)。触知覚情
報伝達手段の共振周波数が人の知覚感度が最も敏感にな
る周波数と一致すると、触覚信号に応じて前記触知覚情
報伝達手段を振動させた場合、振動のベクトルがゼロも
しくは反転する時に振動に共振周波数成分が重畳し、こ
の重畳振動が触知覚情報伝達手段から人に伝達される。 (効果)触知覚情報伝達手段の共振周波数を人の感度が
最も敏感になる範囲の周波数に一致させると、人はその
周波数範囲では微妙な振幅を感じとることができるの
で、その共振成分が触覚信号に重畳されることによっ
て、呈示された触覚信号のエッジ、即ち信号の立ち上が
り、立ち下がりがより明確に人に伝達される。さらに、
この共振成分の重畳のさせ方によっては、対象物の硬さ
や柔らかさの情報伝達が可能となる。 (構成6)構成(1)の触覚呈示装置に於いて、前記触
知覚情報伝達手段が、可動部支持部材を備えたボイスコ
イルモータであり、その可動部支持部材のばね定数及び
粘性係数が人間の指の皮膚面が有するばね定数及び粘性
係数に比較して十分に大きいことを特徴とする。 (対応する発明の実施の形態)この発明に関する実施の
形態は、第1、第2、第3の実施形態が対応する。 (作用)ボイスコイルモータの可動部支持部材のばね定
数及び粘性係数を指の皮膚面が有するばね定数及び粘性
係数よりも十分に大きく設定すると、ボイスコイルモー
タと指の皮膚面とが共に振動する系においては、系のば
ね定数及び粘性係数の値は、ボイスコイルモータの可動
部支持部材のばね定数及び粘性係数にほぼ等しくなり、
指の影響が小さくなることによって指の皮膚面の存在に
関わらずほぼ一定の振動でボイスコイルモータは振動す
る。 (効果)指の皮膚面の存在に関わらず、ボイスコイルモ
ータの振動はほとんど変化しないため、触覚信号に重畳
される共振周波数がずれにくく、指の存在に関わらず常
に同じ共振成分を出力することができる。 (構成7)構成(1)の触覚呈示装置に於いて、前記触
知覚情報伝達手段が、触覚信号を機械刺激に変換して人
に伝達する信号呈示部位を有し、その信号呈示部位の皮
膚との接触面積が機械的刺激の伝達に高い触覚感度を与
える面積に設定されていることを特徴とする。 (対応する発明の実施の形態)この発明に関する実施の
形態は、第2実施形態が対応する。 (作用)皮膚との接触面積を最適に設定し、触覚信号を
機械的刺激として伝達する。 (効果)触覚感度が十分に高くなる範囲で接触面積を最
適に設定することによって、わかりやすい触覚情報の伝
達が行える。 (構成8)構成(1)の触覚呈示装置に於いて、前記触
知覚情報伝達手段が、信号呈示部位と、この信号呈示部
位の周囲に設けられた信号非呈示部位とを有することを
特徴とする。 (対応する発明の実施の形態)この発明に関する実施の
形態は、第1の実施形態が対応する。 (作用)信号呈示部位と信号非呈示部位によって、前記
触知覚情報伝達手段から発生された機械的振動が皮膚に
伝達される部位と伝達されない部位を分離する。 (効果)信号呈示部位によって、前記触覚伝達手段から
発生された機械的振動が皮膚に伝達される部位が限定さ
れるので、皮膚上に於ける振動の伝搬に伴う触知覚の低
下を防ぐことができ、それに伴って人の知覚感度を向上
させることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、人の知覚特性に対応し
た任意波形を制御、発生するようにしたので、人が対象
物の触覚情報を直感的に知覚できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る触覚呈示装置の構
成を示す図である。
【図2】各信号パラメータT,tu,td,A,t0 ,
t1 …,tn と、触覚信号Vの振幅との関係を表す図で
ある。
【図3】各周波数での振幅と知覚強度の関係を示す図で
ある。
【図4】ボイスコイルモータの外観図である。
【図5】触覚呈示の様子をボイスコイルモータと指とが
共に振動する系としてモデル化した図である。
【図6】人の知覚感度の閾値と周波数との関係を示す図
である。
【図7】ボイスコイルモータから人の指先に伝達される
刺激の形状について、触覚信号の立ち上がり時間tu、
及び、立ち下がり時間tdによる共振成分w1、w2の
依存度を示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態の構成を示す図である。
【図9】人の触覚の感度と皮膚の接触面積との関係を示
す図である。
【図10】本発明の第3実施形態の構成を示す図であ
る。
【図11】第3実施形態で用いられるボイスコイルモー
タの構造を示す図である。
【図12】ボイスコイルモータの周波数特性を示す図で
ある。
【図13】出力テーブルによる信号変換の一例を示す図
である。
【図14】波形定義時間算出部における波形定義時間の
算出工程を示すフローチャートである。
【図15】(a)はボイスコイルモータに与えられる触
覚信号の波形、(b)はボイスコイルから出力される信
号波形を示す図である。
【図16】(a)はボイスコイルモータに与えられる触
覚信号の波形、(b)はボイスコイルから出力される信
号波形を示す図である。
【図17】異なる波形の機械的振動を与えた場合に人が
受ける感覚の違いを示す図である。
【符号の説明】
1…触覚呈示装置、2…センサ、3…信号処理回路、4
…触覚信号発生回路、5…ボイスコイルモータ、6…信
号変換手段、7…任意波形発生器、11…波形定義時間
算出部、12…信号呈示部位、13…信号非呈示部位、
14…可動部支持部材、15…出力テーブル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物との接触状態を検出してその接触
    状態を示す信号を出力する検出手段と、 この検出手段によって検出した接触状態を示す信号を対
    象物の触覚情報に変換して出力する信号処理手段と、 この信号処理手段により出力された触覚情報を人の知覚
    特性に対応した任意波形の触覚信号に変換して発生する
    触覚信号発生手段と、 前記触覚信号を人に知覚しうる触知覚情報に変換して人
    に伝達する触知覚情報伝達手段と、 を具備したことを特徴とする触覚呈示装置。
  2. 【請求項2】 前記触覚信号発生手段は、触覚信号の立
    ち上がり時間、立ち下がり時間、振幅及び周期を含む特
    徴量のうち少なくとも1つを設定して、任意波形の触覚
    信号を発生することを特徴とする請求項1記載の触覚呈
    示装置。
  3. 【請求項3】 前記触知覚情報伝達手段の共振周波数
    が、人の触覚感度が最も敏感になる周波数と一致してい
    ることを特徴とする請求項1記載の触覚呈示装置。
JP31557995A 1995-12-04 1995-12-04 触覚呈示装置 Withdrawn JPH09155785A (ja)

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