JP6812687B2 - 通信装置、電子時計、時刻補正方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、電子時計、時刻補正方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、電子時計、時刻補正方法、及びこの時刻補正方法を実行するためのプログラムに関する。
従来、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)などの近距離無線通信を用いて種々の情報をやり取りすることが可能な電子装置が存在する。最近は、既存のブルートゥース通信が持つ問題点である過度なバッテリー消耗の問題を解決するための新しい標準としてブルートゥース4.0が採択された。ブルートゥース4.0以後のバージョンをブルートゥース低エネルギー(BLE)と称することもある。最近発売されたスマートバンド、スマートウォッチ、スマートグラス、等のウェアラブル無線通信装置のほとんどはBLE方式を用いて無線通信を行う。
近距離無線通信によって、特に、携帯型の電子装置が、他の電子装置が取得して保持している情報を取得することが容易になっている。このような技術を利用して、スマートフォンでメールを受ければスマートウォッチに知らせたり、スマートバンドで取得したユーザ情報をスマートフォンに送信したりする等の複数の電子装置の連動が可能になっている。
例えば、特開2009−118403号公報には、近距離無線通信方式によって通信可能な2つの装置において、2つの装置の間でSDP(Service Discovery Protocol)を用いてLANアクセスサービスの詳細情報がやり取りされ、RFCOMMコネクション及びサービスレベルコネクションが確立された後、第1の装置(例えば、携帯電話装置)が第2の装置(腕時計型端末装置)に時刻情報を送信し、第2の装置は受信した時刻情報を自装置の時計回路に設定することによって時刻を修正する技術が開示されている。
特開2009−118403号公報
上記特許文献1に開示された技術によると、2つの機器の間のコネクションが確立された後に、時刻情報を通信するので、OSによっては認証手続きの都合によって面倒な操作が必要になる問題がある。一方、面倒な操作をなくすために認証手順を省略するように設定された場合は、コネクション後にサービスディスカバリーが行われ、このため機器の間に多い量の情報をやり取りするための通信が発生する。従って、定期的に、または、特定のイベントが発生するたびに行われなければならない時刻修正のために毎度大量のデータをやり取りしなければならないし、これは電力消費を増加させる要因になる。
この発明の目的は、大量のデータ通信が行われること無しに、少ない消費電力で時刻補正を行うことができる通信装置、電子時計、時刻補正方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明の1つの態様は、無線通信のできる装置であって、時刻を計時する時計部と、前記時計部の時刻が所定の第1の時刻になると自装置の存在を知らせる告知信号が送信されるように制御を行い、前記告知信号に応じて他装置からコネクション要求が受信されると前記時計部の時刻を所定の第2の時刻に補正するプロセッサと、を備え、前記プロセッサは、前記他装置に前記コネクション要求を送信させるタイミングを示す前記第2の時刻に関する情報を前記告知信号に含ませることを特徴とする。

また、本発明の他の1つの態様は、無線通信のできる装置であって、時刻を計時する時計部と、上記時計部の時刻が所定の第1の時刻になると他装置の存在を知らせる告知信号の探知を開始し、上記告知信号が受信された後、上記時計部の時刻が所定の第2の時刻になると上記他装置にコネクション要求が送信されるように制御を行うプロセッサと、を備える。
本発明によると、通常コネクション確立時に行われるデータ通信が無くても、通信装置の時刻補正を行うことができる。
以下の詳細な記述が以下の図面と合わせて考慮されると、本願のより深い理解が得られる。これらの図面は例示に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。
第1の装置と、上記第1の装置と無線通信が可能な第2の装置とからなるシステムを図示する。 (A)は本発明の一実施形態に係る第1の装置であるスマートフォン1のハードウェア構成を示すブロック図であり、(B)は本発明の一実施形態に係る第2の装置である電子時計2のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る時刻補正プロセスの流れを示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係るアドバタイジングパケットの構造の一例を図示する。 アドバタイジングパケットの種類を説明するテーブルを示す。 アドバタイズ時間幅Taと、アドバタイジングパケットの送信間隔Tiを説明する図である。 (A)は本発明の一実施形態に係るスマートフォン1の時刻補正プロセスを遂行するための機能ブロック図であり、(B)は本発明の一実施形態に係る電子時計2の時刻補正プロセスを遂行するための機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る時刻補正プロセスにおいてのスマートフォン1の動作シークエンスを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る時刻補正プロセスにおいての電子時計2の動作シークエンスを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る時刻補正プロセスにおいてのスマートフォン1の動作シークエンスを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る時刻補正プロセスにおいての電子時計2の動作シークエンスを示すフローチャートである。
本明細書においては、主に本発明をブルートゥース(登録商標)、特に、BLE に適用した実施形態について説明するが、本発明の適用分野はブルートゥースに限定されない。例えば、本発明は、BAN(Body Area Network)、Wi−Fi(登録商標)、Wi−Fi Direct(登録商標)等の他の無線通信技術にも適用可能である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態及び後述する他の実施形態に共通する図であって、第1の装置1、及びブルートゥース(Bluetooth(登録商標))等の近距離無線通信によって第1の装置1と無線接続されてデータ交換が可能な第2の装置2からなるシステムを示す。本発明が適用された第1の装置1は、携帯電話の一種であるスマートフォンであり、移動通信網3に接続されている。しかし、第1の装置1はこの実施形態に限定されなく、近距離無線通信が可能であり、時刻を記録する機能を有する装置であればその種類や形態を問わない。本発明が適用された第2の装置2は腕時計型端末装置の一種である電子時計である。しかし、第2の装置2はこの実施形態に限定されなく、近距離無線通信が可能であり、時刻を記録する機能を有する装置であればその種類や形態を問わない。第2の装置は、例えば、デジタルカメラ、デジタル体重計等のヘルス機器、又は、スマートバンド等のウェアラブル機器である。第1の装置1は、第1の装置にメール又は電話が着信される等、ユーザに通知するイベントが発生すると、近距離無線通信を通じて第2の装置にその旨を通知することができる。または、第2の装置が取得したデータ(例えば、ユーザの移動距離、高度、心拍数、等)を、上記近距離無線通信を通じて第1の装置に送信することができる。
図2(A)は本発明の一実施形態に係る第1の装置であるスマートフォン1のハードウェア構成を示すブロック図であり、図2(B)は本発明の一実施形態に係る第2の装置である電子時計2のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2(A)に示されたように、スマートフォン1は遠距離通信処理部11と、近距離通信部12と、プロセッサ13と、記憶部15と、電源部16と、入力部17と、表示部18とを含む。プロセッサ13は時計部14を含む。遠距離通信処理部11は、3G、LTE等の携帯電話システムの基地局と通信することによって、スマートフォン1を携帯電話として機能させる。遠距離通信処理部11はアンテナを通じて受信、又は、送信される信号を増幅するアンプ、トランシーバー、デジタルベースバンドプロセッサ、音声入力回路、再生回路等を含むが、これらの周知の構成要素に対しては図示及び説明を省略する。また、遠距離通信処理部11を通じて移動通信網3から正確な時刻データを取得することで時計部14が正確な時刻情報を保持することができる。後述するように、スマートフォン1は時計部14が保持している時刻情報を電子時計2に通知する。
近距離通信部12は、ブルートゥース、Wi−Fi等の近距離無線通信方式で第2の装置である電子時計2と通信できるようにする。近距離通信部12は、アンテナを通じて受信した電磁波を電気信号に変換したり、プロセッサ13から入力された電気信号を電磁波に変換したりする回路を含む。本実施形態において、近距離通信部12はBLEをサポートする。
プロセッサ13はスマートフォン1の全体的な動作を制御し、例えば、アプリケーションプロセッサである。本実施形態においては、プロセッサ13が時計部14を含むように構成されているが、実施形態によっては時計部14が別個の構成要素として含まれることもできる。記憶部15はプロセッサ13によって使われるコンピュータプログラム命令、ファームウェア等の各種ソフトウェア、及び/又は、プロセッサ13が必要とするデータ又はプロセッサ13の処理結果であるデータを記憶するために使われる。記憶部15はスマートフォン1に組み込まれた、又は、スマートフォン1から着脱可能なRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、又はディスクドライブ等の1つ又はそれ以上の任意の記憶装置を含む。記憶部15はプロセッサ13に組み込まれることも可能である。
電源部16は図示を省略するが、バッテリー及び電源管理部を含む。入力部17は各種キー、スイッチ、及び/又は、タッチパネル等から構成され、ユーザの入力部17の操作に応じて各種のデータが入力される。表示部18はLCD、OLED等の表示装置及び駆動回路を含む。
図2(B)に示されたように、電子時計2は近距離通信部21と、プロセッサ22と、電源部23と、記憶部24と、時計部25と、入力部26と、表示部27とを含む。近距離通信部21はブルートゥース、Wi−Fi等の近距離無線通信方式で第1の装置であるスマートフォン1と通信できるようにする。近距離通信部21は、アンテナを通じて受信した電磁波を電気信号に変換したり、プロセッサ22から入力された電気信号を電磁波に変換したりする回路を含む。本実施形態において、近距離通信部21はBLEをサポートする。
プロセッサ22は電子時計2の全体的な動作を制御する。電源部23は図示を省略するが、バッテリー及び電源管理部を含む。記憶部24はプロセッサ22によって使われるコンピュータプログラム命令、ファームウェア等の各種ソフトウェア、及び/又は、プロセッサ22が必要とするデータ又はプロセッサ22の処理結果であるデータを記憶するために使われる。記憶部24は電子時計2に組み込まれた、又は、電子時計2から着脱可能なRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、又はディスクドライブ等の1つ又はそれ以上の任意の記憶装置を含む。記憶部24はプロセッサ22に組み込むことも可能である。
時計部25は図示を省略するが、例えば、システムクロック又は発振器によって生成される信号から時刻信号を生成する時計回路を含み、現在の時刻を計時して時刻情報を生成する。時計部25は生成した時刻情報をプロセッサ22に出力する。時計部25をプロセッサ22内に組み込むこともできる。入力部26は各種キー、スイッチ、及び/又は、タッチパネル等から構成され、ユーザの入力部26の操作に応じて各種のデータが入力される。表示部27はLCD、OLED等の表示装置及び駆動回路を含み、現在の時刻等の情報を表示する。
電子時計2は、平常時は表示部27に時計部25で計時されている現在の時刻を表示する。また、後述するように、近距離通信部21を通じてスマートフォン1から時計部14の現在の時刻に関するデータを受信した場合は、該当データが示す時刻を時計部25に設定することによって、電子時計2の時刻をスマートフォン1の時刻に同期させる。
図1に示されているシステムと、図2(A)及び2(B)に示されているスマートフォン及び電子時計は例示に過ぎず、本明細書に記述された時刻補正プロセスを具現することができるシステム又は装置の範囲を制限することではない。
次に、スマートフォン1と電子時計2とにおいて、電子時計2の時刻をスマートフォン1の時刻に合わせる時刻補正を行うための動作に対して説明する。本実施形態においてスマートフォン1と電子時計2との両方はブルートゥース、特に、BLEをサポートする。ブルートゥース標準(Bluetooth Specification Version 4.2(2014)参照)によれば、BLEプロトコルのパケットの種類は大きくアドバタイジングパケットとデータパケットに区分される。アドバタイジングパケットは、装置が他の装置に自分の存在を知らせ、コネクションを要求するために用いられ、アドバタイズチャネルを通じて送受信される。データパケットは、2つの装置のコネクションが確立された後にやり取りするパケットである。
また、BLEプロトコルによると、複数の装置はブロードキャストモードやコネクションモードで通信する。ブロードキャストモード(アドバタイズモードとも称する)では特定の装置を指定しないで周辺のすべての装置へ周期的にアドバタイズ信号を送る。ブロードキャストモードにおいて装置のロール(役割)はブロードキャスターとオブザーバーに区分される。ブロードキャスター(アドバタイザーとも称する)は他のデバイスが信号を受信することができる状態であるかどうかに関わらず周期的に接続不可(Non−Connectable)アドバタイジングパケットを発信する。オブザーバーはブロードキャスターが発信する接続不可アドバタイジングパケットを受信するために周期的にスキャンを行う装置である。ブロードキャストモードは主に装置が自分の存在を他の装置に知らせる時、又は、少ない量(31バイト以下)のデータを送る時に用いられる。
双方向でデータのやり取りを行う場合や、アドバタイジングパケットによって伝達することが難しい多い量のデータをやり取りしなければならない場合には、コネクションモードで通信する。コネクションモードにおいて装置のロールはセントラル(Central:マスター)とペリフェラル(Peripheral:スレーブ)に区分される。セントラル装置は他の装置から送信される接続可能(Connectable)アドバタイジングパケットを周期的にスキャンして適当な装置にコネクションを要求する。ペリフェラル装置は他の装置とコネクションを結ぶために、接続可能アドバタイジングパケットを周期的に発信し、これを受信したセントラル装置がコネクション要求(Connection Request)を発信し、これを受信してコネクションを結ぶ。
図3は本実施形態に係る時刻補正プロセスの流れを示すシーケンス図である。図3はスマートフォン1と電子時計2との相互作用を示し、Host1とLL1の各々はスマートフォン1のホストとリンクレイヤ(Link Layer)であり、Host2とLL2の各々は電子時計2のホストとリンクレイヤを意味する。本実施形態においては、スマートフォン1がマスターとして動作し、電子時計2がスレーブとして動作する。図3の時刻Tは予め設定された時刻補正プロセスの起動時刻であり、例えば、毎日午前12時である。この例では、起動時刻の周期は1日、即ち、24時間である。実施形態によって、起動時刻の周期が1日より長く、又は、短く設定されてもよく、不規則に設定されてもよい。上記所定の起動時刻はスマートフォン1と電子時計2とに同一に設定されていなければならず、スマートフォン1と電子時計2との設計時に予め設定されたり、ユーザによって設定されたりすることができる。又は、必要な場合、時刻補正プロセスを制御するプログラムのアップデートの時に起動時刻が更新されても良い。
スマートフォン1の時計部14の時刻がT−Mになると、プロセッサ13は近距離通信部12にスキャンを開始させる。スキャンは電子時計2が発信するアドバタイジングパケット(告知信号)を探知するための動作をいう。本実施形態において、スキャンを行う時間幅はTsに設定される。アドバタイジングパケットはブルートゥースプロトコルに定義されたパケットタイプであり、1つの装置が周辺装置に自分の存在を知らせたり、少ない量のデータを周辺装置に伝送したりするために用いられる。Mはマージンであり、電子時計2からの通信を確かに受信するためのものである。即ち、スマートフォン1が時刻TよりMほど早い時間にスキャンを始めることによって、スマートフォン1と電子時計2との時刻に差が存在して電子時計2がスマートフォン1の時刻Tより早い時間にパケットを発信する場合にも、最初のパケットを逃す確率を少なくすることができ、スマートフォン1がより確かにパケットを受信することができる。本実施形態においては、24時間に一度時刻補正プロセスが行われるので、1周期である24時間に想定される電子時計2の時刻の誤差をTeとすると、M>Teに設定することが好ましい。また、電波妨害等によりアドバタイジングパケットの受信エラーが発生する可能性があるので、スマートフォン1は時間幅Tsの期間スキャンを続ける。
一方、電子時計2は時計部25の時刻がTになると、所定の時刻情報Tadjが格納されたアドバタイジングパケットを生成し、このアドバタイジングパケットを発信する(告知信号)。時刻情報Tadjは、通信相手であるスマートフォン1にコネクション要求を送信させる時刻であり、時刻補正プロセスを行う頻度及び電子時計2の時刻誤差から決まる。例えば、時刻補正プロセスを1日1回の頻度で行い、1日当りの電子時計の誤差が±N秒であるとすると、Tadj>T+NとなるようにTadjを決める。時刻情報Tadjは、図4に示されたようにアドバタイジングパケットのPDUのペイロードのデータフィールドに格納される。アドバタイジングパケットの構造に対しては後述する。電子時計2は所定の時間幅Taの間にTadjが格納されたアドバタイジングパケットをTiの間隔で繰り返して発信し、Taが経過すればアドバタイズを終了する。電波妨害等によりアドバタイジングパケットの受信エラーが発生する可能性があるので、電子時計2は時間幅Taの期間Tiの間隔でアドバタイズを繰り返す。
スマートフォン1は上記時間幅Ts内に電子時計2から送信された上記アドバタイジングパケットを受信すれば、受信されたアドバタイジングパケットから時刻情報Tadjを取り出す。そして、スキャン要求(SCAN_REQ PDU)を発信して電子時計2に追加情報(デバイスアドレス、名前等の機器情報、提供するサービス、等)を要求する。電子時計2が当該スキャン要求を処理することができれば同一のアドバタイジング物理チャネルを通じてスキャン応答(SCAN_RSP PDU)を送信する。スキャン応答は電子時計2のデバイスアドレス及びスキャン応答データを含む。スマートフォン1はスキャン応答に含まれた情報によって、電子時計2とコネクションが可能であるかどうかを判断することができる。
一方、上記時間幅Tsの間スキャンを行ってもアドバタイジングパケットが受信されなければ、プロセッサ13は表示部18にエラーが発生したという旨を表示させる。これにより、ユーザに、例えば、手動操作による時刻補正を促すことができる。
スマートフォン1はアドバタイジングパケットから取り出した時刻情報Tadjに、時計部14の時刻がなるまで待機する。時計部14の時刻がTadjになると、上記アドバタイジングパケットを送信した電子時計2に対してコネクション要求(CONNECT_REQ)を送信し、一時的にデータ通信処理可能状態となる。ブルートゥースプロトコルによると、スマートフォン1がコネクション要求を送信するタイミングはアドバタイズの終了から150マイクロ秒(μs)後である。コネクション要求のパケットに含まれるペイロードには、接続開始側(initiator)であるスマートフォン1のデバイスアドレス、アドバタイザーである電子時計2のアドレス及びコネクションセットアップパラメーターを含む。電子時計2がコネクション要求を受信することによって、コネクション確立イベント(Connection Complete Event)が発生し一時的にコネクションが確立されて、データ通信処理可能状態となる。また、スマートフォン1からコネクション要求を受信した電子時計2は、コネクション確立イベントが発生した時に時計部25の時刻をTadjに修正し、直ちにコネクションを終了するために切断要求(Disconnect Request又はDISCONN_REQ)をスマートフォン1に送信する。スマートフォン1は切断要求を受信すればデータ通信処理状態を終了する。本実施形態では、時刻を補正した後切断要求を送信するようにしたが、実施形態によっては、コネクション要求を受信し直ちに切断要求を送信しても良い。または、切断要求を送信しない実施形態も可能である。
図4は電子時計2からスマートフォン1に伝送されるアドバタイジングパケットの構造の一実施形態を示す。図5はアドバタイジングパケットの種類を説明する図である。ブルートゥース通信に用いられるアドバタイジングパケットは図5に示されたように4つのタイプが存在し、パケットのPDUのヘッダのPDU Typeフィールドに設定された値がパケットのタイプを示す。ADV_INDは相手を指定しない接続可能アドバタイジングイベントに用いられ、簡易情報問合せが可能である(即ち、scannable)。簡易情報問合せは、コネクションの前に、スキャンを行う装置(スキャナー)がアドバタイズを行う装置(アドバタイザー)にスキャン要求(SCAN_REQ PDU)を送信してアドバタイザーに追加情報(機器情報、提供するサービス、等)を要求する手続きをいう。ADV_DIRECT_INDは指定された装置のみ接続可能なアドバタイジングイベントに用いられる。ADV_DIRECT_INDはアドバタイジングデータを格納するためのデータ部を有しない。従って、アドバタイズによってアドバタイザーのデータを伝送しようとする場合はADV_DIRECT_INDを使うことができない。ADV_NONCONN_INDはどの装置も接続不可なアドバタイジングイベントに用いられる。ADV_SCAN_INDはどの装置もスキャン可能なアドバタイジングイベントに用いられ、簡易情報問合せが可能である(即ち、どの装置も簡易情報問合せのみ可能)。
本実施形態はアドバタイジングパケットに時刻情報Tadjが格納され、電子時計2がスマートフォン1からコネクション要求を受信することを前提条件とするため、ADV_INDタイプのアドバタイジングパケットを用いる。図4はADV_INDタイプのアドバタイジングパケットの構造を図示する。ADV_INDタイプのアドバタイジングパケットのPDUはヘッダとペイロードとを含み、ヘッダのPDU Typeフィールドの値は0000に設定される。上記パケットのペイロードはアドレスフィールドとデータフィールドとを含む。アドレスフィールドはアドバタイザーのパブリック又はランダムデバイスアドレスを含み、データフィールドはアドバタイザーのホストからのアドバタイジングデータを含む。データフィールドのAD Typeには製造者特定のデータが格納され、本実施形態では当該フィールドの値を時刻補正用のアドバタイジングパケットであることを示すService Data UUID(Universally Unique IDentifier)に設定する。図4の例において、AD Typeフィールドの値は0xFFに設定される。ブルートゥース端末は他の端末から受信したアドバタイジングパケットを処理して、それに含まれたAD Typeフィールドの値を検出することで、当該アドバタイジングパケットがどんなデータを含んでいるかを判別することができる。時刻情報TadjはAD Dataフィールドに格納される。時刻データは特定年月日からの特定間隔(例えば、50ms)ごとのカウンタ値で表現することができ、タイムゾーンの情報も含むことができる。上記タイムゾーンの情報は、例えば、±XX(その地域の標準時とGMTとの差)のフォーマットを有する。
図5及び図6に示されたように、ブルートゥースプロトコルによると、各タイプのアドバタイジングパケットに対してアドバタイジング間隔(Ti)、即ち、アドバタイジングパケットを繰り返して送信する時間間隔の設定可能な最小値が定まっている。図6に示されたように、アドバタイジングを行う装置は所定の時間幅Taの間にアドバタイジングパケットをTiの間隔で繰り返して発信する。Tiは20ms乃至10.24sの範囲で0.625ms刻みで設定可能である。ADV_IND及びADV_DIRECT_INDは、Tiの最小値を20msに設定可能であり、ADV_NONCONN_IND及びADV_SCAN_INDはTiの最小値を100msに設定可能である。
アドバタイジングパケットを反復送信する時間間隔Tiが短ければ、スキャンを行う装置が1つ(即ち、最初)又はそれ以上のアドバタイジングパケットを受信できない場合にも短い時間内に再びアドバタイジングパケットを受信することができるようになって、上記時間幅Taも減らすことができる。また、上記のように、スマートフォン1がコネクション要求を送信するタイミングはアドバタイズの直後(正確には、150マイクロ秒以後)であるので、上記タイミングはTadjに対して最大Tiだけ遅れる可能性がある。従って、Tadjとコネクション要求が送信される時間の誤差を最小化するためにもTiが短いことが好ましい。
上記のように、電子時計2はアドバタイジングパケットによってコネクション要求を受信したい時刻に関する情報Tadjを発信し、スマートフォン1からコネクション要求を受信すれば、直ちに時刻情報Tadjを取り出して時刻補正を行う。そして、直ちに切断要求をスマートフォン1に送信する。即ち、電子時計2はコネクション要求を受信するタイミングが上記時刻情報が示す時間であることがわかる。これによって、スマートフォン1と電子時計2との間にコネクションを確立した後のデータ通信を行うこと無しに時刻情報を電子時計2に知らせることができる。通常コネクションが確立された後には実際やり取りするデータがなくてもサービス情報、特性情報等をやり取りするため、大量のデータ通信が発生する。本発明の上記実施形態によれば、このような大量の情報をやり取りするための通信が発生しないので、従来技術に比べて電力消費をより低減することができる。
図7(A)は本実施形態に係るスマートフォン1の時刻補正プロセスを遂行するための機能ブロック図であり、図7(B)は本実施形態に係る電子時計2の時刻補正プロセスを遂行するための機能ブロック図である。
図7(A)に示されたように、スマートフォン1はスキャンモジュール1−1と、アドバタイジングパケット復号モジュール1−2と、コネクション要求制御モジュール1−3と、コネクション切断モジュール1−4とを含む。モジュール1−1乃至1−4はソフトウェア、ハードウェア、又はこれらの組合せによって構成されることができる。スキャンモジュール1−1は所定の時間幅Tsの間アドバタイジングパケットをスキャンする。上記のように、本実施形態においては、スマートフォン1が時刻T−Mになった時にスキャンを開始し、スキャン時間幅Tsの間、時刻情報Tadjが格納されているアドバタイジングパケットが受信されなければエラーメッセージをユーザに通知する。アドバタイジングパケット復号モジュール1−2はスキャン期間Ts中に受信されたアドバタイジングパケットを復号(デコーディング)して上記アドバタイジングパケットに格納されているデータを抽出する。本実施形態においては、電子時計2から受信されたアドバタイジングパケットに格納された時刻情報Tadjを抽出する。
コネクション要求制御モジュール1−3はアドバタイジングパケットを発信する他の通信装置の中で適当な通信装置にコネクションを要求するための通信要求パケットを生成し、これを上記通信装置に送信する。本実施形態においては、スキャンモジュール1−1が受信したアドバタイジングパケットに含まれた時刻情報Tadjが示す時刻になると、コネクション要求パケットを携帯電話2に送信する。コネクション切断モジュール1−4は、コネクションが確立されている他の通信装置からコネクション切断要求が受信されれば、当該通信装置とのコネクションを切断する。本実施形態においては、携帯電話2からコネクション切断要求(DISCONNECT REQUEST)が受信されれば、携帯電話2とのコネクションを切断する。
図7(B)に示されたように、電子時計2はアドバタイジングパケット生成モジュール2−1と、アドバタイズモジュール2−2と、コネクション制御モジュール2−3と、時刻修正モジュール2−4と、コネクション切断制御モジュール2−5とを含む。アドバタイジングパケット生成モジュール2−1はアドバタイジングパケットを生成する。上記のように、本実施形態においては、時刻T及び時刻補正の周期から想定される誤差から決まる時刻情報Tadjを算出し、データ部に時刻情報Tadjが格納されているアドバタイジングパケットを生成する。アドバタイズモジュール2−2はアドバタイジングパケットを発信する。本実施形態においては、電子時計2の時刻がTになると、時刻情報Tadjを格納したアドバタイジングパケットの発信を開始し、時間幅Taの間Tiの間隔で繰り返して上記アドバタイジングパケットを発信する。
コネクション制御モジュール2−3は他の通信装置からコネクション要求パケットが受信されれば当該通信装置とのコネクションを確立する。本実施形態においては、スマートフォン1からコネクション要求パケットが受信されれば、スマートフォン1とのデータ通信が可能な状態になるようにする。時刻修正モジュール2−4は電子時計2に内蔵された時計の時刻を所定の時刻に修正する。本実施形態においては、スマートフォン1からコネクション要求が受信され、コネクション完了イベント(Connection Complete Event)が発生した際に、電子時計2の時刻をアドバタイジングパケット生成モジュール2−1が算出したTadjに修正する。これによって、電子時計2の時刻をスマートフォン1と同期させることが可能である。コネクション切断制御モジュール2−5は他の通信装置との間で確立されたコネクションを切断するためのコネクション切断要求(Disconnect Request)を生成して上記他の装置に送信し、上記他の装置とのデータ通信を中止する。本実施形態においては、時刻修正モジュール2−4が時刻を修正したら直ちにコネクション切断要求をスマートフォン1へ送信し、スマートフォン1とのデータ通信を中止する。
図8は本実施形態に係る時刻補正プロセスにおいてのスマートフォン1の動作シークエンスを示すフローチャートである。まず、プロセッサ13は時計部14の時刻がT−Mであるかどうかを判断する(ステップS102)。時計部14の時刻がT−Mでない場合(ステップS102:NO)、時刻補正プロセスを進めない。時計部14の時刻がT−Mである場合(ステップS102:YES)、プロセッサ13は所定の時間Tsが経過したかどうかをチェックするためにタイマーを開始し(ステップS104)、スキャンを開始する(ステップS106)。Tsはアドバタイジングパケットを受信するためにスキャンを行う時間幅である。
タイマーの時間がTsに達していない場合、即ち、タイムアウトが起きる前には(ステップS108:NO)、アドバタイジングパケットが受信されるかどうかを確認する(ステップS110)。アドバタイジングパケットが受信されていない場合は(ステップS110:NO)、ステップS108に戻る。
タイムアウトが起きる前にアドバタイジングパケットが受信される場合は(ステップS110:YES)、受信されたアドバタイジングパケットのデータ部(図4参照)より時刻情報Tadjを取り出す(ステップS112)。その後、Tsをチェックするタイマーを停止する(ステップS114)。プロセッサ13は時計部14の時刻がTadjになるまで待ち(ステップS116)、時刻がTadjになるとコネクション要求を電子時計2に送信する(ステップS118)。これによって、スマートフォン1は電子時計2とのデータ通信処理が可能な状態になる(ステップS120)。そして、切断要求が受信されるかどうかを判断する(ステップS122)。電子時計2から切断要求が受信される場合(ステップS122:YES)、データ通信処理を停止する(ステップS124)。一方、電子時計2から切断要求が受信されない場合(ステップS122:NO)、プロセスはステップS120に戻ってデータ通信処理を続ける。
アドバタイジングパケットが受信されていない状態でタイマーの時間がTsに達した場合は(ステップS108:YES)、スキャンを停止する(ステップS126)。即ち、上記時間幅Tsの間スキャンを行ってもアドバタイジングパケットが受信されない場合は、時刻補正プロセスを進むことができないので表示部18にエラーが発生したという旨を表示させる(ステップS128)。その後プロセスはステップS102に戻る。
図9は本実施形態に係る時刻補正プロセスにおいての電子時計2の動作シークエンスを示すフローチャートである。まず、プロセッサ22は時計部25の時刻がTであるかどうかを判断する(ステップS202)。時計部25の時刻がTでない場合(ステップS202:NO)、時刻補正プロセスを進めない。時計部25の時刻がTである場合(ステップS202:YES)、プロセッサ22は時刻情報Tadjをアドバタイジングパケットに格納する(ステップS204)。上記のように、時刻情報Tadjはスマートフォン1にコネクション要求を送信させる時刻であり、時刻補正プロセスを行う頻度及び電子時計2の時刻誤差から決まる。また、時刻情報TadjはADV_INDタイプのアドバタイジングパケットのPDUのペイロードに格納される(図4参照)。
プロセッサ22は所定の時間Taが経過したかどうかをチェックするためにタイマーを開始し(ステップS206)、アドバタイズを開始する(ステップS208)。そして、スマートフォン1から送信されたコネクション要求が受信されるかどうかを判断する(ステップS210)。時間Taが経過する前に、即ち、タイムアウトが起きる前にコネクション要求が受信される場合は(ステップS210:YES)、Taをチェックするタイマーを停止する(ステップS212)。そして、プロセッサ22は時計部25の時刻をTadjに修正する(ステップS214)。また、直ちに切断要求をスマートフォン1に送信する(ステップS216)。
一方、コネクション要求が受信されない場合(ステップS210:NO)、タイマーの時間がTaに達したかどうかを判断する(ステップS218)。タイマーの時間がTaに達していない場合、即ち、タイムアウトが起きていない場合は(ステップS218:NO)、プロセスはステップS210に戻る。コネクション要求が受信されてない状態でタイマーの時間がTaに達した場合、即ち、タイムアウトが起きた場合は(ステップS218:YES)、時刻補正プロセスを進むことができないので表示部27にエラーが発生したという旨を表示させる(ステップS220)。次にプロセスはステップS202に戻る。言い換えれば、時間Taの間アドバタイジングパケットを繰り返し送信したにも関わらず、コネクション要求を受信できなかった場合には、表示部27にエラー表示等を行ってマニュアル操作等による時刻補正を促す。
第1実施形態において図8及び図9のアルゴリズムはソフトウェア、ハードウェア、又は、これらの組合せによって具現されることができる。図8に示されたアルゴリズムをソフトウェア単体で具現する場合、当該ソフトウェアを構成するプログラムがスマートフォン1にネットワーク又は記録媒体からインストールされる。例えば、インターネットを通じてサーバーから上記プログラムをスマートフォン1にダウンロードしてインストールする方法が可能である。上記プログラムを含む記録媒体は、記憶部15(又は、スマートフォン1に内蔵された他の記憶装置)又はスマートフォン1に着脱可能なリムーバブルメディア(図示は省略)であってもよい。この場合、プロセッサ13は上記プログラムに従って、即ち、図8のアルゴリズムに従って時刻補正プロセスに必要な一連の動作を実行する。図9に示されたアルゴリズムをソフトウェア単体で具現する場合、当該ソフトウェアを構成するプログラムが電子時計2にネットワーク又は記録媒体からインストールされる。上記プログラムを含む記録媒体は記憶部24(又は、電子時計2に内蔵された他の記憶装置)又は電子時計2に着脱可能なリムーバブルメディア(図示は省略)であってもよい。この場合、プロセッサ22は上記プログラムに従って、即ち、図9のアルゴリズムに従って時刻補正プロセスに必要な一連の動作を実行する。
上記のように、本実施形態の時刻補正プロセスによると、電子時計2がアドバタイズにより時刻補正タイミングとなる時刻情報を送信し、スマートフォン1は上記時刻情報のタイミングに合わせてコネクション要求を送信し、電子時計2はコネクション要求を受信して時刻補正を行う。電子時計2がアドバタイズにより時刻補正タイミングとなる時刻情報をスマートフォン1に送信し、これを受信したスマートフォン1は上記時刻情報のタイミングに合わせてコネクション要求を送信するため、電子時計2がコネクション要求を受信することで時刻補正の正確なタイミングを知ることができる。また、電子時計2は、コネクション要求を受信したら直ちにスマートフォン1へ切断要求を送信するため、通常コネクション確立時に行われるその後のデータ通信が行われることが無い。
通常コネクションが確立された後には、SDP(Service Discovery Protocol)を利用して2つの装置間に相手装置で可能なサービスと、可能なサービスの特徴に関する情報(プロトコル情報、認証情報、プロファイルデータ等)をやり取りするので、多い量のデータ通信が発生し電力消費が大きくなる。本発明はSDPによるデータ通信が発生する前に電子時計2がコネクション切断要求を送信することによって、データ通信によって消耗される電力消費を最大限抑制して電子時計2の時刻を補正することができる。本発明によると、コネクションが確立されデータ通信を持続する従来技術に比べて、スマートフォン1と電子時計2とがやり取りするデータの総量が1/10乃至1/20の水準まで減少するので、電力消費を大きく節減できる。
(第2実施形態)
以下、図10及び図11を参照して第2の実施形態について説明する。第1実施形態では、時間幅Ts内にアドバタイジングパケットが受信されなければ、スマートフォン1は時刻補正プロセスを終了し、エラーメッセージを表示する。また、時間幅Ta内にコネクション要求が受信されなければ、電子時計2は時刻補正プロセスを終了し、エラーメッセージを表示する。
第2実施形態は、時刻誤差が多少大きい場合にも対応することができるように構成される。図10は第2実施形態に係る時刻補正プロセスにおいてのスマートフォン1の動作シークエンスを示すフローチャートである。図10のプロセスのうち図8と同様な部分については詳細な説明を省略する。
まず、プロセッサ13は時計部14の時刻がT−Mであるかどうかを判断する(ステップS1002)。時計部14の時刻がT−Mでない場合(ステップS1002:NO)、時刻補正プロセスを進めない。時計部14の時刻がT−Mである場合(ステップS1002:YES)、プロセッサ13はカウンタを0にセットする(ステップS1004)。またプロセッサ13は所定の時間Tsが経過したかどうかをチェックするためにタイマーを開始し(ステップS1006)、スキャンを開始する(ステップS1008)。タイマーの時間がTsに達していない場合、即ち、タイムアウトが起きる前には(ステップS1010:NO)、アドバタイジングパケットが受信されるかどうかを確認する(ステップS1012)。アドバタイジングパケットが受信されていない場合は(ステップS1012:NO)、ステップS1010に戻る。
タイムアウトが起きる前にアドバタイジングパケットが受信される場合は(ステップS1012:YES)、受信されたアドバタイジングパケットより時刻情報Tadjを取り出す(ステップS1014)。その後、Tsをチェックするタイマーを停止する(ステップS1016)。プロセッサ13は時計部14の時刻がTadjになるまで待ち(ステップS1018)、時刻がTadjになるとコネクション要求を電子時計2に送信する(ステップS1020)。これによって、スマートフォン1は一時的に電子時計2とのデータ通信処理が可能な状態になる(ステップS1022)。そして、切断要求が受信されるかどうかを判断する(ステップS1024)。電子時計2から切断要求が受信される場合(ステップS1024:YES)、データ通信処理を停止する(ステップS1026)。一方、電子時計2から切断要求が受信されない場合(ステップS1024:NO)、プロセスはステップS1022に戻ってデータ通信処理を続ける。
アドバタイジングパケットが受信されていない状態でタイマーの時間がTsに達した場合は(ステップS1010:YES)、カウンタの値に1を加え(ステップS1028)、スキャンを停止する(ステップS1030)。そして、プロセッサ13はカウンタの値が所定の値であるNに達したかどうかを判断する(ステップS1032)。カウンタの値がNに達した場合(ステップS1032:YES)、時刻補正プロセスを進むことができないので表示部18にエラーが発生したという旨を表示させる(ステップS1034)。その後プロセスはステップS1002に戻る。カウンタの値がNに達していない場合(ステップS1032:NO)、プロセスはステップS1006に戻る。
図11は第2実施形態に係る時刻補正プロセスにおいての電子時計2の動作シークエンスを示すフローチャートである。図11のプロセスのうち図9と同様な部分については詳細な説明を省略する。まず、プロセッサ22は時計部25の時刻がTであるかどうかを判断する(ステップS1202)。時計部25の時刻がTでない場合(ステップS1202:NO)、時刻補正プロセスを進めない。時計部25の時刻がTである場合(ステップS1202:YES)、プロセッサ13はカウンタを0にセットする(ステップS1204)。またプロセッサ22は時刻情報Tadjをアドバタイジングパケットに格納する(ステップS1206)。プロセッサ22は所定の時間Taが経過したかどうかをチェックするためにタイマーを開始し(ステップS1208)、アドバタイズを開始する(ステップS1210)。そして、スマートフォン1からコネクション要求が受信されるかどうかを判断する(ステップS1212)。時間Taが経過する前に、即ち、タイムアウトが起きる前にコネクション要求が受信される場合は(ステップS1212:YES)、Taをチェックするタイマーを停止する(ステップS1214)。そして、プロセッサ22は時計部25の時刻をTadjに修正し(ステップS1216)、直ちに切断要求を電子時計2に送信する(ステップS1218)。
一方、コネクション要求が受信されない場合(ステップS1212:NO)、タイマーの時間がTaに達したかどうかを判断する(ステップS1220)。タイマーの時間がTaに達していない場合、即ち、タイムアウトが起きていない場合は(ステップS1220:NO)、プロセスはステップS1212に戻る。コネクション要求が受信されてない状態でタイマーの時間がTaに達した場合、即ち、タイムアウトが起きた場合は(ステップS1220:YES)、カウンタの値に1を加え(ステップS1222)、アドバタイズを停止する(ステップS1224)。そして、プロセッサ22はカウンタの値が所定の値であるNに達したかどうかを判断する(ステップS1226)。カウンタの値がNに達した場合(ステップS1226:YES)、時刻補正プロセスを進むことができないので表示部18にエラーが発生したという旨を表示させる(ステップS1228)。その後プロセスはステップS1202に戻る。カウンタの値がNに達していない場合(ステップS1226:NO)、プロセスはステップS1208に戻る。
上記のように、スマートフォン1が所定の時間内にアドバタイジングパケットを検出できない場合は、スマートフォン1はスキャンを停止しカウンタの値を増加させた後に再びスキャンを開始する。また、電子時計2が所定の時間内にコネクション要求を受信できない場合は、電子時計2はアドバタイズを停止しカウンタの値を増加させた後に再びアドバタイズを開始する。上記動作を所定回数(第2実施形態ではN)繰り返した後にもアドバタイジングパケット及び/又はコネクション要求が受信されない場合は、エラーが発生したという旨をスマートフォン1及び/又は電子時計2に表示させる。これによって、ユーザに、例えば、手動操作による時刻補正を促すことができる。第2実施形態によれば、スキャン及びアドバタイズを所定回数繰り返すことでスマートフォン1と電子時計2と時刻の誤差が比較的大きい場合にもユーザの操作無に時刻補正プロセスが自動的に行われることができる。
(第3実施形態)
第1実施形態及び第2実施形態では、アドバタイジングパケットに時刻情報Tadjが格納され、電子時計2がスマートフォン1からコネクション要求を受信することを前提条件とするため、ADV_INDタイプのアドバタイジングパケットを用いる。これに対して、第3の実施形態では、スマートフォン1の時刻Tcorに時刻補正を行うことを予めスマートフォン1及び電子時計2に設定しておき、電子時計2が発信するアドバタイジングパケットに時刻情報を格納しない。
第3実施形態において、電子時計2はTcorより時刻補正の頻度によって想定される誤差を考慮して決まる時間マージンMeだけ早いタイミングにアドバタイズを開始する。言い換えれば、電子時計2は内蔵された時計の時刻がTcor−Meになった時アドバタイズを開始する。また、スマートフォン1は予め設定された時刻Tcorにコネクション要求を電子時計2に送信する。電子時計2がスマートフォン1からコネクション要求を受信した時に内蔵された時計の時刻をTcorに修正することによって、電子時計2とスマートフォン1との時刻を同期させることができる。本実施形態ではアドバタイジングパケットに時刻情報を格納しないため、ADV_DIRECT_INDタイプのアドバタイジングパケットも使用可能である。
以上、本発明をブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、特に、BLEに適用した実施形態について説明したが、本発明の適用分野はこれに限定されないし、例えば、BAN、Wi−Fi(登録商標)、Wi−Fi Direct(登録商標)等のロール切替機能を有する他の無線通信技術にも適用可能である。
本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者は、上記説明及び関連図面から本発明の多くの変形及び他の実施形態を導出することができる。従って、本発明は開示された特定の実施形態に限定されない。本明細書では、複数の特定用語が使われているが、これらは一般的な意味として単に説明の目的のために使われただけであり、発明を制限する目的で使われたものではない。添付の特許請求の範囲及びその均等物により定義される一般的な発明の概念及び思想を抜け出さない範囲で多様な変形が可能である。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
無線通信のできる装置であって、
時刻を計時する時計部と、
前記時計部の時刻が所定の第1の時刻になると自装置の存在を知らせる告知信号が発信されるように制御を行い、前記告知信号に応じて他装置からコネクション要求が受信されると前記時計部の時刻を所定の第2の時刻に補正するプロセッサと、
を備えることを特徴とする通信装置。
(付記2)
前記プロセッサは、前記他装置に前記コネクション要求を送信させるタイミングを示す前記第2の時刻に関する情報を前記告知信号に含ませることを特徴とする付記1に記載の通信装置。
(付記3)
前記プロセッサは、前記時計部の時刻を前記第2の時刻に補正したら直ちにコネクション切断要求が前記他装置に送信されるように制御を行うことを特徴とする付記1又は2に記載の通信装置。
(付記4)
前記プロセッサは、前記コネクション要求を受信したら直ちにコネクション切断要求が前記他装置に送信されるように制御を行うことを特徴とする付記1又は2に記載の通信装置。
(付記5)
前記プロセッサは、所定の時間のあいだ前記告知信号が繰り返して発信されるように制御を行うことを特徴とする付記1乃至4の何れか1項に記載の通信装置。
(付記6)
前記プロセッサは、前記告知信号の発信を開始した後、所定時間内に前記コネクション要求が受信されない場合に、前記告知信号の発信が停止されるように制御を行うことを特徴とする付記1乃至5の何れか1項に記載の通信装置。
(付記7)
表示部を更に備え、
前記プロセッサは、前記告知信号の発信を開始した後、所定時間内に前記コネクション要求が受信されない場合に、時刻補正を行うことができない旨を前記表示部に表示させることを特徴とする付記1乃至6の何れか1項に記載の通信装置。
(付記8)
前記プロセッサは、前記告知信号の発信を開始した後、所定時間内に前記コネクション要求が受信されない場合に、前記所定時間のあいだ所定回数だけ繰り返して前記告知信号が発信されるように制御を行うことを特徴とする付記1乃至6の何れか1項に記載の通信装置。
(付記9)
前記第2の時刻は前記第1の時刻に基づいて決定されることを特徴とする付記1乃至8の何れか1項に記載の通信装置。
(付記10)
前記プロセッサは、前記第1の時刻に基づいて前記第2の時刻を決定することを特徴とする付記1乃至8の何れか1項に記載の通信装置。
(付記11)
自装置は前記他装置とブルートゥースによって通信し、
前記告知信号はアドバタイジング信号であることを特徴とする付記1乃至10の何れか1項に記載の通信装置。
(付記12)
自装置は前記他装置とブルートゥースによって通信し、
前記告知信号はアドバタイジングパケットを含み、
前記第2の時刻に関する情報は前記アドバタイジングパケットのPDUのペイロードのデータフィールドに含まれることを特徴とする付記1乃至10の何れか1項に記載の通信装置。
(付記13)
付記1乃至12の何れか1項に記載の通信装置を備えることを特徴とする電子時計。
(付記14)
計時機能を有し、無線通信を可能とする通信装置の時刻補正方法であって、
時刻を計時するステップと、
所定の第1の時刻になると自装置の存在を知らせる告知信号を発信するステップと、
前記告知信号に応じて他装置からコネクション要求が受信されると自装置の時刻を所定の第2の時刻に補正するステップと、
を備えることを特徴とする時刻補正方法。
(付記15)
計時機能を有し、無線通信を可能とする通信装置に、
時刻を計時するステップと、
所定の第1の時刻になると自装置の存在を知らせる告知信号を発信するステップと、
前記告知信号に応じて他装置からコネクション要求が受信されると自装置の時刻を所定の第2の時刻に補正するステップと、
を実行させるプログラム。
(付記16)
無線通信のできる装置であって、
時刻を計時する時計部と、
前記時計部の時刻が所定の第1の時刻になると他装置の存在を知らせる告知信号の探知を開始し、前記告知信号が受信された後、前記時計部の時刻が所定の第2の時刻になると前記他装置にコネクション要求が送信されるように制御を行うプロセッサと、
を備えることを特徴とする通信装置。
(付記17)
計時機能を有する装置が無線通信を利用して他装置に時刻を通知する方法であって、
時刻を計時するステップと、
所定の第1の時刻になると他装置の存在を知らせる告知信号の探知を開始するステップと、
前記告知信号が受信された後、所定の第2の時刻になると前記他装置にコネクション要求を送信するステップと、
を備えることを特徴とする時刻通知方法。
(付記18)
計時機能を有し、無線通信を可能とする通信装置に、
時刻を計時するステップと、
所定の第1の時刻になると他装置の存在を知らせる告知信号の探知を開始するステップと、 前記告知信号が受信された後、所定の第2の時刻になると前記他装置にコネクション要求を送信するステップと、
を実行させるプログラム。
1 スマートフォン
2 電子時計
11 遠距離通信処理部
12 近距離通信部
13 プロセッサ
14 時計部
15 記憶部
16 電源部
17 入力部
18 表示部
21 近距離通信部
22 プロセッサ
23 電源部
24 記憶部
25 時計部
26 入力部
27 表示部

Claims (18)

  1. 無線通信のできる装置であって、
    時刻を計時する時計部と、
    前記時計部の時刻が所定の第1の時刻になると自装置の存在を知らせる告知信号が送信されるように制御を行い、前記告知信号に応じて他装置からコネクション要求が受信されると前記時計部の時刻を所定の第2の時刻に補正するプロセッサと、
    を備え
    前記プロセッサは、前記他装置に前記コネクション要求を送信させるタイミングを示す前記第2の時刻に関する情報を前記告知信号に含ませることを特徴とする通信装置。
  2. 無線通信のできる装置であって、
    時刻を計時する時計部と、
    前記時計部の時刻が所定の第1の時刻になると自装置の存在を知らせる告知信号が送信されるように制御を行い、前記告知信号に応じて他装置からコネクション要求が受信されると前記時計部の時刻を所定の第2の時刻に補正するプロセッサと、
    を備え、
    前記第2の時刻は前記第1の時刻に基づいて決定されることを特徴とする通信装置。
  3. 前記プロセッサは、前記時計部の時刻を前記第2の時刻に補正したら直ちにコネクション切断要求が前記他装置に送信されるように制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記プロセッサは、前記コネクション要求を受信したら直ちにコネクション切断要求が前記他装置に送信されるように制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  5. 前記プロセッサは、所定の時間のあいだ前記告知信号が繰り返して送信されるように制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の通信装置。
  6. 前記プロセッサは、前記告知信号の送信を開始した後、所定時間内に前記コネクション要求が受信されない場合に、前記告知信号の送信が停止されるように制御を行うことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の通信装置。
  7. 表示部を更に備え、
    前記プロセッサは、前記告知信号の送信を開始した後、所定時間内に前記コネクション要求が受信されない場合に、時刻補正を行うことができない旨を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の通信装置。
  8. 前記プロセッサは、前記告知信号の発信を開始した後、所定時間内に前記コネクション要求が受信されない場合に、前記所定時間のあいだ所定回数だけ繰り返して前記告知信号が送信されるように制御を行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の通信装置。
  9. 自装置は前記他装置とブルートゥース(登録商標)によって通信し、
    前記告知信号はアドバタイジング信号であることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の通信装置。
  10. 自装置は前記他装置とブルートゥース(登録商標)によって通信し、
    前記告知信号はアドバタイジングパケットを含み、
    前記第2の時刻に関する情報は前記アドバタイジングパケットのPDUのペイロードのデータフィールドに含まれることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の通信装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか1項に記載の通信装置を備えることを特徴とする電子時計。
  12. 計時機能を有し、無線通信を可能とする通信装置の時刻補正方法であって、
    時刻を計時するステップと、
    所定の第1の時刻になると自装置の存在を知らせる告知信号を送信するステップと、
    前記告知信号に応じて他装置からコネクション要求が受信されると自装置の時刻を所定の第2の時刻に補正するステップと、
    を備え、
    前記他装置に前記コネクション要求を送信させるタイミングを示す前記第2の時刻に関する情報を前記告知信号に含ませることを特徴とする時刻補正方法。
  13. 計時機能を有し、無線通信を可能とする通信装置の時刻補正方法であって、
    時刻を計時するステップと、
    所定の第1の時刻になると自装置の存在を知らせる告知信号を送信するステップと、
    前記告知信号に応じて他装置からコネクション要求が受信されると自装置の時刻を所定の第2の時刻に補正するステップと、
    を備え、
    前記第2の時刻は前記第1の時刻に基づいて決定されることを特徴とする時刻補正方法。
  14. 計時機能を有し、無線通信を可能とする通信装置に、
    時刻を計時するステップと、
    所定の第1の時刻になると自装置の存在を知らせる告知信号を送信するステップと、
    前記告知信号に応じて他装置からコネクション要求が受信されると自装置の時刻を所定の第2の時刻に補正するステップと、
    を実行させ
    前記他装置に前記コネクション要求を送信させるタイミングを示す前記第2の時刻に関する情報を前記告知信号に含ませることを特徴とするプログラム。
  15. 計時機能を有し、無線通信を可能とする通信装置に、
    時刻を計時するステップと、
    所定の第1の時刻になると自装置の存在を知らせる告知信号を送信するステップと、
    前記告知信号に応じて他装置からコネクション要求が受信されると自装置の時刻を所定の第2の時刻に補正するステップと、
    を実行させ、
    前記第2の時刻は前記第1の時刻に基づいて決定されることを特徴とするプログラム。
  16. 無線通信のできる装置であって、
    時刻を計時する時計部と、
    前記時計部の時刻が所定の第1の時刻になると他装置の存在を知らせる告知信号の探知を開始し、前記告知信号が受信された後、前記時計部の時刻が所定の第2の時刻になると前記他装置にコネクション要求が送信されるように制御を行うプロセッサと、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  17. 計時機能を有する装置が無線通信を利用して他装置に時刻を通知する方法であって、
    時刻を計時するステップと、
    所定の第1の時刻になると他装置の存在を知らせる告知信号の探知を開始するステップと、
    前記告知信号が受信された後、所定の第2の時刻になると前記他装置にコネクション要求を送信するステップと、
    を備えることを特徴とする時刻通知方法。
  18. 計時機能を有し、無線通信を可能とする通信装置に、
    時刻を計時するステップと、
    所定の第1の時刻になると他装置の存在を知らせる告知信号の探知を開始するステップと、
    前記告知信号が受信された後、所定の第2の時刻になると前記他装置にコネクション要求を送信するステップと、
    を実行させるプログラム。
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