JP6810784B2 - 固定磁性車を備えるツールビヨンを有する計時器用ムーブメント - Google Patents

固定磁性車を備えるツールビヨンを有する計時器用ムーブメント Download PDF

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Description

本発明は、キャリッジを有する計時器用ツールビヨンに関し、このキャリッジは、ツールビヨン軸のまわりを構造に対して回転可能にマウントされており、バランス軸のまわりを回転するバランスを担持している。このバランスは、往復運動をするように、回転可能に前記キャリッジ上にマウントされる止めデバイスと連係するように構成している。
本発明は、さらに、少なくとも1つのこのようなツールビヨンと、及び携行型時計(例、腕時計、懐中時計)の平面を定めるメインプレートとを有する計時器用ムーブメントに関し、このメインプレートは、前記構造を形成している又は前記構造を担持するように構成している。
本発明は、さらに、少なくとも1つのこのようなツールビヨン及び/又は少なくとも1つのこのようなムーブメントを有する携行型時計に関する。
本発明は、計時器用調整メンバー、特に、携行型時計用調整メンバーの分野に関する。具体的には、本発明は、クロノメーター的品質が非常に高い高精度の機械式ムーブメント、特に、ツールビヨンを有するムーブメントの分野に関する。
磁性エスケープは、エスケープ機構の効率を大きく改善し、等時性を改善し重力場の下において姿勢の影響を受けないようにして、クロノメーター精度の向上に寄与する。
ツールビヨンやカルーセルにおいて磁性エスケープを導入することは有利である。実際に、ツールビヨンやカルーセルの動作振動数を伝統的なツールビヨンよりも大きくすることができる。このように振動数が大きいと、クロノメーター精度が高くなる。エスケープはツールビヨンキャリッジ内にて一定の力を与え、したがって、キャリッジの慣性の影響を受けない。したがって、パワーリザーブにかかわらずレートが正確になる。これらのクロノメーター的な利点はすべて、磁性ピボットと組み合わさり、重力が発生させるばらつきをなくす。
MONTRES BREGUET SAによるスイス特許CH00734/18は、バランス/バランスばね及び磁性エスケープデバイスを担持しているキャリッジを有するツールビヨンを有する計時器を開示している。この磁性エスケープデバイスは、少なくとも1つの環状の磁性構造によって形成されたエスケープ車セットと、磁性構造に連結する少なくとも1つの磁性要素とを有し、この磁性要素は、機械式共振器の振動と同期する振動運動を行う。磁性エスケープは、バレルが与える力学的エネルギーを磁性エスケープにおいて磁気的エネルギーへと変換することによって与えられるエネルギー蓄積段階と、磁性エスケープ内において蓄積されたエネルギーを磁気共振器へと伝達する段階とを交互に有するように構成している。エネルギー伝達段階時に、磁性要素には、エスケープ車セットの回転軸を中心として半径方向の磁力が与えられ、磁性エスケープが前のエネルギー蓄積段階において蓄積された磁気的ポテンシャルエネルギーを力学的エネルギーに変換するようにし、これによって、機械式共振器の振動を維持する。
本発明は、このような調整メンバーのアーキテクチャを開発し、部品数を減らすことによって調整メンバーを単純化することを提案するものである。
このために、本発明は、請求項1に記載のツールビヨンを有する計時器用ツールビヨンに関する。
本発明は、さらに、少なくとも1つのこのようなツールビヨンと、及び携行型時計の平面を定めており、かつ、前記構造を形成している又は前記構造を担持するように構成しているメインプレートとを有する計時器用ムーブメントに関する。
本発明は、さらに、少なくとも1つのこのようなツールビヨン及び/又は少なくとも1つのこのようなムーブメントを有する携行型時計に関する。
添付の図面を参照しながら下記の詳細な説明を読むことで、本発明の他の特徴及び利点を理解することができるであろう。
MONTRES BREGUET SAによるスイス特許CH00734/18に記載されているような磁性エスケープを備えたツールビヨン機構の詳細の概略平面図である。エスケープ車セットは、正中面の両側において、この例において鋭角が6つある星形の形態である磁性トラックを有する。スイスレバータイプの伝統的なパレットレバーのパレット石の代わりに、磁石がマウントされている。このレバーは、伝統的な形態でインパルスピンと連係する。 図1の機構についてのツールビヨンとバランスに共通の軸を通り抜ける断面の概略断面図であり、ツールビヨンキャリッジと同軸のバランスを示している。このキャリッジは、レバーとエスケープ車セットのピボットを支えている。エスケープ車セットは、伝統的な形態で大きな第4の環状固定車と連係するエスケープピニオンを有する。 本発明の第1の変種に係る固定磁性車を備えるツールビヨン機構の詳細を図1と同様な形態で示している。 図3のツールビヨン機構を図2と同様な形態で示している。 本発明の第2の変種に係る固定磁性車を備えるツールビヨン機構の詳細を図3と同様な形態で示している。 第1の実施形態における本発明の第3の変種に係る固定磁性車を備えるツールビヨン機構の詳細を図5と同様な形態で示している。 第2の実施形態における本発明の第3の変種に係る固定磁性車を備えるツールビヨン機構の詳細の概略斜視図である。 図7の変種に適用される、本発明において備えられる、細長材リングタイプの固定磁性車の構成の詳細の概略斜視図である。 図8と同様である。 図8と同様である。 図8と同様である。 図8と同様である。 図6の変種に適用される、本発明において備えられる、平坦なリングタイプの固定磁性車についての構成の詳細の概略斜視図である。 図13と同様である。 図7の機構を純粋に機械的な機構に適用したものの概略斜視図である。 本発明に係るツールビヨンを組み入れたムーブメントを備えた携行型時計を示しているブロック図である。
MONTRES BREGUET SAによるスイス特許CH00734/18は、図1及び2に示している磁性エスケープを備えたツールビヨンを開示している。
エスケープ車セット4には、正中面PMの両側に磁性トラック41、42があり、これは、この例において、鋭角が6つある星形の形態である。伝統的なスイスタイプのレバー3のパレット石の代わりに磁石32がマウントされる。レバー軸DAのまわりを回転するこのレバー3は、そのフォーク31を介して伝統的な形態で、バランス軸DBのまわりを回転するバランス2のローラー22のインパルスピン21と連係する。当然、2つの磁性トラックの存在は、特定の好ましい変種に対応するものであって、機能を実行するのに単一のトラックで十分であることがわかるであろう。
このバランス軸DBは、ここで、ツールビヨン100のキャリッジ1のツールビヨン軸DTと一致している。バランス2は、キャリッジ1が備えるベアリング13及び14の内側で回転する。キャリッジ1は、通常メインプレート、ブリッジなどを有する、構造(図示せず)によってベアリング11及び12によって担持される。このキャリッジ1は、伝統的な形態で、レバー3とエスケープ車セット4のピボットを担持している。このエスケープ車セット4は、伝統的な形態で大きな第4の固定環状車5と連係するエスケープピニオン43を有する。
ツールビヨンに磁性エスケープを適用することは有利である。動作時に、一般的にはレバーである止めデバイスは、磁気的相互作用、特に、磁気反発、の影響の下で動くことができ、そして、エスケープ車セットが回転し、キャリッジが回転する。これによって、特に、速いエスケープを持つことを避けることができる。
本発明は、図3〜7に示しているように、エスケープ車セットをなくし、第4の固定磁性車にレバーを直接はたらかせることによって、ツールビヨンのアーキテクチャを単純化することを意図している。
固定磁性車50は、伝統的な第4の固定車の機能を実行するが、エスケープ車セットなしで、止めデバイス3、特に、レバー3、と直接連係する。この固定磁性車50には、レバー3が備える少なくとも1つの磁石33と連係するように構成している少なくとも1つの磁性トラックがある。具体的には、この磁性トラックは、平均径を中心としてジグザグに延在しており、レバーの平均位置の両側にある磁気歯列を定めている。図3及び4に示している変種(これに限定されない)において、固定磁性車50には、2つの重なり合った磁性レベル51及び52があり、これらは、レバー3の少なくとも一部にて磁性レベル33に反発するようにはたらく。したがって、このレバー3は磁性レバーである。具体的には、ツールビヨン100のキャリッジ1が常に1分で1回転することを要求される場合、伝統的な機械式ツールビヨンにおいて第4の固定車がバランス振動数に応じた適切な歯数を有することと同様に、固定磁性車50はバランスの振動数に応じた正しい歯数を有する必要がある。これによって、所定のキャリッジ回転周期を得る。
短く書くと、伝統的なエスケープ車セットをなくし、固定磁性車50が、エスケープ車セットの通常の機能と、ツールビヨンの第4の固定車の機能との両方を行う。
当然、他の均等な技術的な組み合わせを用いることができる。例えば、単一の磁性レベルを用いる固定磁性車50を用い、2つの磁性レベルを用いる磁性レバーを用いる。また、レベルの数を増やすことができるが、これではツールビヨン機構を単純化するという本発明の目的にわずかに反し、必然的に機構の厚みを大きくしてしまう。しかし、厚みを薄くし部品の数を減らすように特に意図して、ここで説明している好ましい磁気反発/引力の代わりに静電反発/引力を用いる場合には、このようなマルチレベルの変種が必要となる。
図3及び4の変種は、バランス軸DBがツールビヨン軸DTと同軸であるようなバランス2を有する。ここで、レバー3が曲がり、キャリッジ1上で直接、実質的に曲がる箇所にて、連接している。
図5は別の変種を示しており、バランス2のバランス軸DBは、ツールビヨン100のキャリッジ1の回転軸DTと同軸ではなくなっている。このために、レバー3の設計が大幅に単純化している。なぜなら、機能を完遂するためにまっすぐなレバーで十分であるからである。
本発明が伝統的なバランスピボット又は磁性バランスピボットのいずれかを使用することができることは重要である。ツールビヨン100のキャリッジ1のピボットにも同じことがいえる。
図6及び7は、他の変種を示しており、これらは、好ましくは(これに限定されない)、磁性ピボットを用いて実装される。したがって、ツールビヨンキャリッジ1の回転軸DTは、携行型時計の平面内にあることができ、あるいは携行型時計の平面に対して斜めの方向を向いていることができる。
このように、図6及び7の変種は、キャリッジ1の回転軸DTが携行型時計の平面PP内にあるツールビヨン100と、及び第4の固定磁性車50と直接相互作用するレバー3とを有する。この設計は、携行型時計の厚みに関して、図3〜5の設計よりもかさばる。しかし、図において示唆されているよりもコンパクトな形態にすることができる。設計が拘束されるのは、主に、あらゆる姿勢においてキャリッジの通過を可能にしなければならない固定磁性車50である。なお、磁性トラックの設計は、より複雑であり、一定の力の原理がはたらかない動作におそらく制限される。図6は、半径方向において磁化が変動し平面内に延在している磁性トラック55を備えた第4の固定磁性車50を示している。このように、レバーの磁石33は、相互作用を伴うように歯の先端に対向する状態又は相互作用なしで何もない空間に対向する状態のいずれかであるように位置する。図7は、表面に延在している磁性トラック55を備え細長材の形態である第4の固定磁性車50を示しており、この細長材のまわりにて接線方向の磁化の変動がある。
このアーキテクチャは特に有利であり、磁性エスケープの利点を享受しなくても、すべての姿勢において等時性を良好にすることができる。このように、図16は、図7の機構を純粋に機械的な機構に適用したものを示している。これにおいて、レバー3は、同じ構成であるツールビヨン100に対して同じ形態で回転し、キャリッジ1の回転軸DTは、携行型時計の平面PP内にある。パレットフォーク31のパレット石32は、前記ツールビヨン軸DTを中心とする横断方向の第4の車550に設けられた上側支持部552と下側支持部553を有する歯551と交互に連係し、この第4の車550は、磁気を用いる変種におけるトラック55と同じ機能を発揮する。
したがって、具体的には、本発明は、構造300に対して回転可能にツールビヨン軸DTのまわりにマウントされたキャリッジ1を有する計時器用ツールビヨン100に関する。このキャリッジ1は、バランス2又は同様な慣性錘を担持しており、これは、バランス軸DBのまわりを回転し、往復運動をするように、キャリッジ1に回転可能にマウントされた止めデバイス3、特に、レバー、と連係するように構成している。
本発明によると、ツールビヨン100は、構造300に固定された固定磁性車50を有し、この磁性車50は、少なくとも1つの連続的な磁性トラックを有し、かつ/又は一連の磁石を有する。この磁性トラックは、磁気反発及び/又は引力によって、固定磁性車50に対して止めデバイス3が往復運動をするように、止めデバイス3が備える少なくとも1つの磁石33と連係するように構成している。
具体的には、バランス軸DBはツールビヨン軸DTとは異なる。
変種において、特に図6及び7に示しているように、バランス軸DBはツールビヨン軸DTに対して垂直である。
変種の1つにおいて、特に図6及び7に示しているように、ツールビヨン軸DTは、構造300が備えるメインプレートと平行である。
具体的には、バランス2は、磁性ベアリングを用いてキャリッジ1に対して回転可能にマウントされる。
具体的には、キャリッジ1は、磁性ベアリングを用いて構造300に対して回転可能にマウントされる。
特定の実施形態において、固定磁性車50には、複数の重なり合った磁性レベル51、52がある。
好ましくは、止めデバイス3は、ツールビヨン軸DTから最も遠いキャリッジ1の周部領域の少なくとも1つによって担持される止めデバイス軸DAのまわりを回転可能にマウントされる。
具体的には、バランス軸DBは、ツールビヨン軸DTから最も遠いキャリッジ1の周部領域の少なくとも1つによって担持される。
図3の変種に示しているように、止めデバイス3は、止めデバイス軸DAにて曲がっており、この止めデバイス軸DAのまわりにこの止めデバイス3が回転するように構成しており、この止めデバイス軸DAはキャリッジ1によって担持され、この止めデバイス軸DAの両側に、少なくとも1つの磁石33と、バランス2が備えるインパルスピン21と連係するように構成しているフォーク31とが位置している。
図4の変種に示しているように、少なくとも1つの磁石33が、キャリッジ1によって担持された止めデバイス軸DAとフォーク31の間にて止めデバイス3上に位置しており、この止めデバイス軸DAのまわりを止めデバイス3が回転するように構成しており、フォーク31は、バランス2が備えるピン21と連係するように構成している。
変種の1つにおいて、少なくとも1つの磁性トラックは平坦である。
別の変種において、少なくとも1つの磁性トラックは円筒状である。
本発明は、さらに、少なくとも1つのこのようなツールビヨン100と、及び携行型時計の平面PPを定めており、かつ、構造300を形成している又はこのような構造300を担持するように構成しているメインプレートとを有する計時器用ムーブメント200に関する。
特定の変種では、ムーブメント200は、ツールビヨン軸DTが平行でなく一致してもいないような少なくとも2つのツールビヨン100を有する。
特定の実施形態において、少なくとも1つのツールビヨン100のツールビヨン軸DTは、携行型時計の平面PPと平行である。
特定の実施形態において、少なくとも1つのツールビヨン100のツールビヨン軸DTは、携行型時計の平面PPに対して傾斜している。
特定の実施形態において、少なくとも1つのツールビヨン100の固定磁性車50は、携行型時計の平面PPに垂直な鉛直方向の平面PV内にて実質的に延在している。
本発明は、さらに、少なくとも1つのこのようなツールビヨン100及び/又は少なくとも1つのこのようなムーブメント200を有する携行型時計500に関する。
本発明によって、ツールビヨンの設計を単純化し、磁性エスケープを備えたツールビヨンの利点をすべて維持することが可能になる。
1 キャリッジ
2 バランス
3 止めデバイス
4 エスケープ車セット
21 インパルスピン
31 フォーク
33 磁石
50 固定磁性車
55 磁性トラック
100 ツールビヨン
200 計時器用ムーブメント
300 構造
500 携行型時計
DA 止めデバイス軸
DB バランス軸
DT ツールビヨン軸
PP 携行型時計の平面
PV 鉛直方向の平面

Claims (19)

  1. キャリッジ(1)を有する計時器用ツールビヨン(100)であって、
    前記キャリッジ(1)は、ツールビヨン軸(DT)のまわりを構造(300)に対して回転可能にマウントされており、バランス軸(DB)のまわりを回転するバランス(2)を担持しており、
    前記バランス(2)は、往復運動をするように、前記キャリッジ(1)に回転可能にマウントされた止めデバイス(3)と連係するように構成しており、
    当該ツールビヨン(100)は、前記構造(300)に固定された固定磁性車(50)を有し、この固定磁性車(50)は、少なくとも1つの連続的な磁性トラック及び/又は一連の磁石を有し、
    前記磁性トラックは、前記止めデバイス(3)が前記固定磁性車(50)に対する往復運動をするように、前記止めデバイス(3)が備える少なくとも1つの磁石(33)と磁気反発及び/又は引力によって連係するように構成している
    ことを特徴とするツールビヨン(100)。
  2. 前記バランス軸(DB)は、前記ツールビヨン軸(DT)とは異なる
    ことを特徴とする請求項1に記載のツールビヨン(100)。
  3. 前記バランス軸(DB)は、前記ツールビヨン軸(DT)に垂直である
    ことを特徴とする請求項1に記載のツールビヨン(100)。
  4. 前記ツールビヨン軸(DT)は、前記構造(300)が備えるメインプレートと平行である
    ことを特徴とする請求項1に記載のツールビヨン(100)。
  5. 前記バランス(2)は、磁性ベアリングを用いて前記キャリッジ(1)に対して回転可能にマウントされる
    ことを特徴とする請求項1に記載のツールビヨン(100)。
  6. 前記キャリッジ(1)は、磁性ベアリングを用いて前記構造(300)に対して回転可能にマウントされる
    ことを特徴とする請求項1に記載のツールビヨン(100)。
  7. 前記固定磁性車(50)には、複数の重なり合った磁性レベル(51、52)がある
    ことを特徴とする請求項1に記載のツールビヨン(100)。
  8. 前記止めデバイス(3)は、止めデバイス軸(DA)のまわりに回転可能にマウントされ、
    前記止めデバイス軸(DA)は、前記ツールビヨン軸(DT)から最も遠い前記キャリッジ(1)の周部領域の少なくとも1つによって担持される
    ことを特徴とする請求項1に記載のツールビヨン(100)。
  9. 前記バランス軸(DB)は、前記ツールビヨン軸(DT)から最も遠い前記キャリッジ(1)の周部領域の少なくとも1つによって担持される
    ことを特徴とする請求項1に記載のツールビヨン(100)。
  10. 前記止めデバイス(3)は、止めデバイス軸(DA)において曲がっており、
    前記止めデバイス(3)は、前記止めデバイス軸(DA)のまわりに回転するように構成しており、
    前記止めデバイス軸(DA)は、前記キャリッジ(1)によって担持され、
    前記止めデバイス軸(DA)の両側に、前記磁石(33)と、前記バランス(2)によって担持されているインパルスピン(21)と連係するように構成しているフォーク(31)とが位置している
    ことを特徴とする請求項1に記載のツールビヨン(100)。
  11. 前記磁石(33)は、前記キャリッジ(1)によって担持される止めデバイス軸(DA)とフォーク(31)の間にて前記止めデバイス(3)上で延在しており、
    前記止めデバイス(3)は、前記止めデバイス軸(DA)のまわりを回転するように構成しており、
    前記フォーク(31)は、前記バランス(2)が備えるインパルスピン(21)と連係するように構成している
    ことを特徴とする請求項1に記載のツールビヨン(100)。
  12. 前記磁性トラックの少なくとも1つは平坦である
    ことを特徴とする請求項1に記載のツールビヨン(100)。
  13. 前記磁性トラックの少なくとも1つは円筒状である
    ことを特徴とする請求項1に記載のツールビヨン(100)。
  14. 請求項1に記載のツールビヨン(100)を少なくとも1つと、及び携行型時計の平面(PP)を定めているメインプレートとを有し、
    前記メインプレートは、前記構造(300)を形成している又は前記構造(300)を担持するように構成している
    ことを特徴とする計時器用ムーブメント(200)。
  15. ツールビヨン軸(DT)が平行でなく一致してもいない少なくとも2つの前記ツールビヨン(100)を有する
    ことを特徴とする請求項14に記載の計時器用ムーブメント(200)。
  16. 少なくとも1つの前記ツールビヨン(100)のツールビヨン軸(DT)は、前記携行型時計の平面(PP)と平行である
    ことを特徴とする請求項14に記載の計時器用ムーブメント(200)。
  17. 少なくとも1つの前記ツールビヨン(100)のツールビヨン軸(DT)は、前記携行型時計の平面(PP)に対して傾斜している
    ことを特徴とする請求項14に記載の計時器用ムーブメント(200)。
  18. 少なくとも1つの前記ツールビヨン(100)の前記固定磁性車(50)は、前記携行型時計の平面(PP)に垂直な鉛直方向の平面(PV)内にて実質的に延在している
    ことを特徴とする請求項14に記載の計時器用ムーブメント(200)。
  19. 請求項1に記載のツールビヨン(100)を少なくとも1つ、及び/又は
    請求項14に記載の計時器用ムーブメント(200)を少なくとも1つ
    有することを特徴とする携行型時計(500)
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