JP6806191B1 - 飲料供給機構 - Google Patents
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- B67D1/00—Apparatus or devices for dispensing beverages on draught
- B67D1/04—Apparatus utilising compressed air or other gas acting directly or indirectly on beverages in storage containers
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Abstract
Description
また、飲料バルブと飲料用付勢バネとガスバルブとガス用付勢バネとを含む飲料サーバーキャップの各部品が、アダプターを介して容器口筒部に取り付けられるように構成されていることにより、アダプターの設計を調整することで、異なる設計の容器口筒部に対して飲料サーバーキャップを取り付けることが可能であるため、異なる設計の飲料容器間における飲料サーバーキャップの部品の共通化を図ることができる。
本請求項3に係る発明によれば、クロージャー部材が、ケース口筒部に対して上下方向に着脱可能に構成され、アダプターが、ケース口筒部とクロージャー部材との間で上下方向に挟まれる被挟持部を有していることにより、ケース口筒部に対するクロージャー部材の取り付けによって、ケース口筒部とクロージャー部材とによってアダプターを上下方向に挟み込み、アダプターの設置態様を安定させることが可能であるため、容器口筒部とアダプターとの間の係合が不用意に外れてしまうことを抑制することができる。また、飲料サーバーキャップを分解する時には、ケース口筒部からクロージャー部材を取り外すことで、クロージャー部材に対してアダプターを取り外すことが可能であるため、飲料サーバーキャップの分解作業を容易に達成することができる。
本請求項4に係る発明によれば、飲料バルブと飲料用付勢バネとが、単一部品として形成されていることにより、飲料バルブと飲料用付勢バネとの間の設置態様を安定させることが可能であるため、部品点数を低減するとともに、飲料バルブによる飲料流路の閉止機能を安定して発揮させることができる。
本請求項1に係る発明によれば、カプラの内筒側シール部材を上方から受け入れる部位として機能する、ガスバルブの環状凸部よりも上方側に位置するバルブ開口孔の内径が、内筒側シール部材の外径よりも小さく設計されていることにより、ガスバルブのバルブ開口孔内に内筒側シール部材が挿入された時に、バルブ開口孔の内周面と内筒側シール部材の外周面との間をシールすることが可能であるため、カプラとガスバルブとの間におけるシール強度を向上することができる。
なお、飲料サーバーキャップ20の各部品は、全て合成樹脂から形成されている。
飲料用付勢バネ22は、図2に示すように、略筒状に形成された全体形状を有し、上下方向にバネ力を生じる形状で形成されている。
単一部品として構成された飲料バルブ21および飲料用付勢バネ22は、図2に示すように、ガスバルブ23および注出部材25によって形成される収容部内に配置され、具体的には、飲料バルブ21の上面がガスバルブ23の下面に当接するとともに、飲料用付勢バネ22の下端が注出部材25に当接するように配置されている。
なお、本実施形態では、図2に示すように、ガスバルブ23の下面に下面側環状シール部23eを突出形成したが、飲料バルブ21とガスバルブ23との間のシール構造は、飲料バルブ21とガスバルブ23との間の隙間(飲料流路50)を開閉可能にシールするものであれば、如何なるものでもよく、例えば、飲料バルブ21の上面に環状シール部を突出形成してもよい。
ここで、環状凸部23bよりも上方側におけるバルブ開口孔23dの内径は、カプラ40の内筒側シール部材44の外径よりも小さく設計され、これにより、図4(a)(b)のB箇所に示すように、バルブ開口孔23d内に内筒側シール部材44が挿入された時に、バルブ開口孔23dの内周面と内筒側シール部材44の外周面との間は密着してシールされる。
なお、バルブ開口孔23d内に内筒側シール部材44が挿入された時には、図4(b)のB箇所に示すように、環状凸部23bの上面と内筒側シール部材44の下面との間についても、密着してシールされるように設計されている。
突出片23cは、図2に示すように、注出部材25の上端側部分の外周側に配置されて、注出部材25に対して着脱可能に取り付けられる。
なお、本実施形態では、図2に示すように、ガスバルブ23の上面に上面側環状シール部23fを形成したが、ガスバルブ23とクロージャー部材28との間のシール構造は、ガスバルブ23とクロージャー部材28との間の隙間(ガス流路60)を開閉可能にシールするものであれば、如何なるものでもよく、例えば、クロージャー部材28の下面側に環状シール部を形成してもよい。
また、注出部材25とチューブ26とを除いて、飲料サーバーキャップ20の各構成要素は、容器口筒部31bの外側に配置されている。
スナップ係合部27bは、容器口筒部31bに対して上方からスナップフィット形式で係合する部位であり、図2に示すように、容器口筒部31bの外周側に配置される環状の外周側部分27cと、容器口筒部31bの内周側に挿入される環状の内周側部分27dと、外周側部分27cの上端側と内周側部分27dの上端側とを径方向に連結する環状の連結部27eとを有している。
スナップ係合部27bは、アダプター27(外周側部分27cまたは内周側部分27dの少なくとも一方)または容器口筒部31bの少なくとも一方の弾性を利用して、本実施形態では、主に外周側部分27cおよび内周側部分27dの弾性を利用して、容器口筒部31bにスナップフィットする。
なお、本実施形態では、外周側部分27cの内周面に係合部27fが形成されているが、係合部27fは、外周側部分27cの内周面または内周側部分27dの外周面の少なくとも一方に形成すればよい。なお、内周側部分27dの外周面に係合部27fを形成する場合には、容器口筒部31bの内周面に被係合部31cを形成すればよい。
カプラ用突出部28cには、図2や図3(b)に示すように、クロージャー部材28に対してカプラ40が挿入された時に、カプラ外筒部41に形成された係合部に係合する係合部28eが内周側に向けて突出形成されおり、これにより、クロージャー部材28に対するカプラ40の抜け出しが阻止される。
ここで、飲料流路50について具体的に説明すると、本実施形態では、図4(b)に示すように、飲料流路50は、チューブ26の内側と、注出部材25およびガスバルブ23の内側と、カプラ内筒部42の下端に形成された切り欠き部と、カプラ内筒部42の内側とから構成される。
なお、飲料流路50は、飲料容器31内にビールを充填する時に、飲料容器31内のガス(エアー)を排出するための流路としても利用される。
ここで、ガス流路60について具体的に説明すると、本実施形態では、図5に示すように、ガス流路60は、カプラ外筒部41とカプラ内筒部42との間の間隙と、ガスバルブ23とクロージャー部材28との間の間隙と、ガスバルブ23とアダプター27との間の間隙と、容器口筒部31bと注出部材25との間の間隙とから構成される。
なお、ガス流路60は、飲料容器31内にビールを充填する時の流路としても利用される。
そして、本実施形態では、飲料サーバーキャップ20の各構成要素は、容器口筒部31bに対してアダプター27を介して取り付けられる構造であるため、上記の容器口筒部31bからのアダプター27の取り外しによって、容器口筒部31bからの飲料サーバーキャップ20の取り外しが完了する。
また、上述した実施形態では、カプラ40から供給されたガス(二酸化炭素)を飲料容器31内に導入するものとして説明したが、外側ケース32と飲料容器31との間の空間にエアー等の二酸化炭素以外のガスを導入するように構成してもよい。
また、上述した実施形態では、飲料容器31や外側ケース32についても樹脂製であるものとして説明したが、飲料容器31や外側ケース32が金属製であってもよい。
また、上述した実施形態では、飲料バルブ21と飲料用付勢バネ22とが一体に単一部品として形成されているものとして説明したが、飲料バルブ21と飲料用付勢バネ22とを別部品として形成してもよい。
また、上記に限らず、例えばガスバルブ23とガス用付勢バネ24とを単一部品として形成する等、上述した実施形態では別体に形成されている部品を一体に単一部品としてもよく、また、上述した実施形態では単一部品として形成されている部品を複数のパーツから構成してもよい。
20 ・・・ 飲料サーバーキャップ
21 ・・・ 飲料バルブ
22 ・・・ 飲料用付勢バネ
23 ・・・ ガスバルブ
23a ・・・ バルブ本体部
23b ・・・ 環状凸部
23c ・・・ 突出片
23d ・・・ バルブ開口孔
23e ・・・ 下面側環状シール部
23f ・・・ 上面側環状シール部
24 ・・・ ガス用付勢バネ
25 ・・・ 注出部材
26 ・・・ チューブ
27 ・・・ アダプター
27a ・・・ アダプター本体
27b ・・・ スナップ係合部
27c ・・・ 外周側部分
27d ・・・ 内周側部分
27e ・・・ 連結部
27f ・・・ 係合部
27g ・・・ 被挟持部
27h ・・・ Oリング
28 ・・・ クロージャー部材
28a ・・・ クロージャー本体部
28b ・・・ スカート部
28c ・・・ カプラ用突出部
28d ・・・ 開口孔
28e ・・・ 係合部
29 ・・・ ハンドル部材
30 ・・・ 飲料コンテナ
31 ・・・ 飲料容器
31a ・・・ 容器本体(パウチ)
31b ・・・ 容器口筒部(スパウト)
31c ・・・ 被係合部
32 ・・・ 外側ケース
32a ・・・ ケース本体
32b ・・・ ケース口筒部
40 ・・・ カプラ
41 ・・・ カプラ外筒部
42 ・・・ カプラ内筒部
43 ・・・ 外筒側シール部材
44 ・・・ 内筒側シール部材
45 ・・・ Oリング
46 ・・・ チェック弁
50 ・・・ 飲料流路
60 ・・・ ガス流路
Claims (5)
- 飲料を収容する飲料容器と該飲料容器をその内部に収容する外側ケースとを備えた飲料コンテナに取り付けられるように構成され、前記飲料コンテナから飲料を取り出すための飲料流路および前記飲料コンテナにガスを供給するためのガス流路を備えた飲料サーバーキャップと、前記飲料サーバーキャップに対して着脱可能に装着されるカプラとを備えた飲料供給機構であって、
前記飲料流路を開閉可能に閉止する飲料バルブと、前記飲料バルブを閉止方向に向けて付勢する飲料用付勢バネと、前記ガス流路を開閉可能に閉止するガスバルブと、前記ガスバルブを閉止方向に向けて付勢するガス用付勢バネと、前記飲料容器の容器口筒部に着脱可能なアダプターとを備え、
前記アダプターは、前記容器口筒部に対して上方からスナップフィット形式で係合するスナップ係合部を有し、
前記飲料バルブと前記飲料用付勢バネと前記ガスバルブと前記ガス用付勢バネとを含む前記飲料サーバーキャップの各部品は、前記アダプターを介して前記容器口筒部に取り付けられるように構成され、
前記カプラは、カプラ外筒部と、前記カプラ外筒部内に進退可能に配置されたカプラ内筒部と、カプラ内筒部の外周側に取り付けられた環状の内筒側シール部材とを備え、
前記ガスバルブは、上下方向に貫通するバルブ開口孔が形成されたバルブ本体部と、前記バルブ開口孔の内周面に突出形成された環状凸部とを有し、
前記環状凸部よりも上方側に位置する前記バルブ開口孔は、前記カプラの前記内筒側シール部材を上方から受け入れる部位として機能し、
前記環状凸部よりも上方側に位置する前記バルブ開口孔の内径は、前記内筒側シール部材の外径よりも小さく設計されていることを特徴とする飲料供給機構。 - 前記飲料サーバーキャップは、前記外側ケースのケース口筒部に対して着脱可能なクロージャー部材を備え、
前記クロージャー部材は、前記アダプターを覆うように設置されることを特徴とする請求項1に記載の飲料供給機構。 - 前記クロージャー部材は、前記ケース口筒部に対して上下方向に着脱可能に構成され、
前記アダプターは、前記ケース口筒部と前記クロージャー部材との間で上下方向に挟まれる被挟持部を有していることを特徴とする請求項2に記載の飲料供給機構。 - 前記飲料バルブと前記飲料用付勢バネとは、単一部品として形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の飲料供給機構。
- 飲料を収容する飲料容器および該飲料容器をその内部に収容する外側ケースを有した飲料コンテナを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の飲料供給機構。
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