JP6806041B2 - 二次電池 - Google Patents

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Description

本開示は、二次電池に関する。
従来の二次電池が開示された文献として、たとえば特開2016−062787号公報(特許文献1)が挙げられる。
特許文献1に開示の二次電池にあっては、電池ケースの蓋部に取り付けられた端子と、電極巻回体の電極箔露出部に接続された集電板の基部とが、電池ケース内部でかしめ固定されている。端子は、電池ケース外でバスバー等に溶接接合される直方体の溶接接合部と、蓋部に設けられた貫通孔を通って溶接接合部から電池ケース内に突出する突出部と、当該突出部の先端でかしめられたかしめ部を有する。かしめ部と溶接接合部との間に、蓋部と、当該蓋部および集電体の基部を絶縁する絶縁体と、蓋部および溶接接合部を絶縁するように貫通孔に挿入されたガスケットとが挟み込まれている。
さらに、ガスケットの内側において突出部の周囲を取り囲む円筒状の熱異方性部材が設けられている。筒軸方向における熱異方性部材の一端は、集電板の基部に当接し、筒軸方向における熱異方性部材の他端は、溶接接合部に接しており、熱異方性部材においては、径方向よりも筒軸方向に熱が伝わりやすくなっている。これにより、電池ケース内部で発生した熱は、ガスケットへ伝わりにくく、電池ケースの外部へ伝わりやすくなる。
特開2016−062787号公報
しかしながら、特許文献1に開示の二次電池にあっては、熱異方性部材と、溶接接合部および集電板の基部とが接触する面積が小さく、放熱性に改善の余地がある。
特に、二次電池の大容量化によって外部端子および電池要素を接続する電流経路に大電流が流れる場合、および急速充電によって当該電流経路に大電流が流れる場合には、当該電流経路での発熱量も増加する。このため、電流経路で発生する熱を効果的に放熱することが要求される。
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、外部端子と電池要素とを接続する電流経路で発生する熱を効果的に放熱することができる二次電池を提供することにある。
本開示の二次電池は、電池要素を収容する電池ケースと、上記電池ケースの外部に設けられ、上記電池要素に電気的に接続される外部端子と、上記外部端子と上記電池ケースとの間に設けられ、上記外部端子と上記電池ケースとを電気的に絶縁するインシュレータと、絶縁性を有する熱伝導シートと、を備え、上記熱伝導シートは、上記外部端子と上記インシュレータとの間に挟み込まれた第1部分、上記インシュレータと上記電池ケースとの間に挟み込まれた第2部分、ならびに上記第1部分および上記第2部分を接続する接続部を含み、上記熱伝導シートの熱伝導率は、上記インシュレータの熱伝導率よりも大きい。
このような構成を有することにより、外部端子と電池要素とを接続する電流経路において、熱が発生した場合に、当該熱は、電流経路を通って外部端子に伝導される。外部端子に伝導された熱は、熱伝導シートの第1部分、接続部、および第2部分を順に通って、電池ケースに伝導される。このため、熱伝導シートが設けられていない場合と比較して、熱容量の大きい電池ケースに熱を逃がすことができ、さらに外気に接触する面積が大きい電池ケースからも外部に放熱することができる。この結果、外部端子と電池要素とを接続する電流経路で発生する熱を効果的に放熱することができる。
本開示によれば、外部端子と電池要素とを接続する電流経路で発生する熱を効果的に放熱することができる二次電池を提供することができる。
実施の形態に係る二次電池を示す斜視図である。 実施の形態に係る二次電池の外部端子周辺の構成を示す分解斜視図である。 実施の形態に係る二次電池の外部端子周辺の構成の一部を表側から示す斜視図である。 実施の形態に係る二次電池の外部端子周辺の構成の一部を裏側から示す斜視図である。 実施の形態に係る二次電池の外部端子周辺の構成の一部の分解斜視図である。 図1に示すVI−VI線に沿った断面図である。
以下、本開示の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(二次電池の構成)
図1は、実施の形態に係る二次電池を示す斜視図である。図1を参照して、実施の形態に係る二次電池100について説明する。
二次電池100は、車両駆動用であり、たとえば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充放電可能なバッテリから電力供給されるモータとを動力源とするハイブリッド自動車や、外部充電が可能なプラグインハイブリッド自動車、電気自動車などに搭載される。
図1に示すように、実施の形態1に係る二次電池100は、電池ケース10、電池要素としての電極体13、正極用の外部端子20A、インシュレータ25、負極用の外部端子20B、およびインシュレータ26を備える。
電池ケース10は、高さ方向T、幅方向W、および長さ方向Lを有する角型形状を有する。電池ケース10は、有底角筒状の収容部11と、収容部11の開口を密閉する封口板12とを含む。電池ケース10は、内部に電極体13(電池要素)を収容している。外部端子20A,20Bは、電池ケース10の外部に設けられている。具体的には、外部端子20A,20Bは、封口板12に取り付けられる。
外部端子20Aは、ボルト21および端子板23を含む。ボルト21および端子板23は、導電性材料で形成されている。端子板23は、ボルト21に当接することにより当該ボルト21と電気的に接続されている。なお、外部端子20Aは、ボルト21を含まなくてもよい。
インシュレータ25は、電池ケース10の外部に設けられている。インシュレータ25は、封口板12の直上に重ねられている。インシュレータ25は、ボルト21および端子板23と封口板12との間に設けられている。インシュレータ25は、ボルト21および端子板23と封口板12とを電気的に絶縁している。インシュレータ25は、たとえばPPS(ポリフェニレンサルファイド)、テフロン(登録商標)、ナイロンおよびPE(ポリエチレン)等の絶縁性材料から形成されている。
外部端子20Bは、ボルト22および端子板24を含む。ボルト22および端子板24、導電性材料で形成されている。端子板24は、ボルト22に当接することにより当該ボルト22と電気的に接続されている。
インシュレータ26は、電池ケース10の外部に設けられている。インシュレータ26は、封口板12の直上に重ねられている。インシュレータ26は、ボルト22および端子板24と封口板12との間に設けられている。インシュレータ26は、ボルト22および端子板24と封口板12とを電気的に絶縁している。インシュレータ26は、インシュレータ25と同様の絶縁性材料から形成されている。
電極体13は、正極芯体、負極芯体およびセパレータ(いずれも図示せず)を有し、正極芯体および負極芯体は、セパレータを介して巻回される。電極体13の両端には、正極芯体露出部14および負極芯体露出部15がそれぞれ設けられる。
外部端子20Aは、後述する電流遮断装置70(図6参照)、および集電体50(図6参照)によって正極芯体露出部14に電気的に接続されている。外部端子20Bは、リベット(不図示)および集電体(不図示)によって負極芯体露出部15に電気的に接続されている。
(外部端子周辺の構成)
図2は、実施の形態に係る二次電池の外部端子周辺の構成を示す分解斜視図である。図3は、実施の形態に係る二次電池の外部端子周辺の構成の一部を表側から示す斜視図である。図4は、実施の形態に係る二次電池の外部端子周辺の構成の一部を裏側から示す斜視図である。図5は、実施の形態に係る二次電池の外部端子周辺の構成の一部の分解斜視図である。図2から図5は、正極側の外部端子20Aの周辺の構成またはその構成の一部を示している。
図2から図5を参照して、二次電池100の外部端子20Aの周辺の構成について説明する。なお、負極側の外部端子20Bの周辺の構成については、正極側の外部端子20Aの周辺の構成とほぼ同様であるため、ここでは省略する。
図2から図5に示すように、二次電池100は、熱伝導シート90をさらに備え、外部端子20Aの周辺の構成は、端子板23、熱伝導シート90、およびインシュレータ25を含む。
端子板23は、板状形状を有する。端子板23は、二次電池100の外側を向く第1主面23aおよびインシュレータ25側を向く第2主面23bを有する。第1主面23aおよび第2主面23bは、互いに表裏関係にある。
端子板23は、電池ケース10の長さ方向Lに沿って延在する。端子板23には、第1挿通孔231および第2挿通孔232が設けられている。第1挿通孔231には、ボルト21の先端が挿通される。第2挿通孔232には、後述するリベット30の小径部32が挿通される。
インシュレータ25は、電池ケース10の高さ方向Tの一方側に向けて開口する箱型形状を有する。インシュレータ25は、底板部251、周壁部252を有する。底板部251は、端子板23側を向く第1主面251aおよび封口板12側を向く第2主面251bを有する。第1主面251aおよび第2主面251bは、表裏関係にある。
底板部251には、凹部253と、挿通孔254とが設けられている。凹部253には、上述のボルト21の基端部が収容される。挿通孔254は、高さ方向Tにおいて第2挿通孔232と重なるように設けられている。
また、底板部251には、突出片255および開口部256(図4参照)が設けられている。突出片255は、底板部251の第1主面251aから周壁部252の先端側(高さ方向Tの一方側)に向けて突出する。突出片255は、端子板23に干渉しないように設けられている。開口部256は、底板部251を貫通するように設けられている。開口部256は、突出片255よりも長さ方向Lの外側に設けられている。
熱伝導シート90は、外部端子20Aの熱を電池ケース10に向けて伝導するための部材である。熱伝導シート90は、高熱伝導性を有し、熱伝導シート90の熱伝導率は、インシュレータ25の熱伝導率よりも大きくなっている。また、熱伝導シート90は、絶縁性を有する。
熱伝導シート90は、熱伝導層と絶縁層とが積層された積層構造を有する。熱伝導層は、たとえば、熱伝導率が700W/m・K以上のグラファイトシートによって構成される。絶縁層としては、たとえば、体積抵抗率が1E+17Ω・cm以上のPETシートによって構成される。なお、熱伝導シート90は、上記熱伝導層が上記絶縁層によってラミネートされるように構成されていてもよい。
熱伝導シート90は、外部端子20Aと封口板12とを接続するようにインシュレータ25に巻回されている。熱伝導シート90は、突出片255の先端で折り返されて底板部251の開口部256を貫通するようにインシュレータ25に巻回されている。
このように、底板部251の第1主面251a、突出片255、および第2主面251bに順に沿うように熱伝導シート90を巻回することにより、突出片255を設けずに、開口部256を通して第1主面251aおよび第2主面251bのみに熱伝導シートを沿わす場合と比較して、熱伝導シート90の距離を長くすることができる。これにより、沿面放電を防止することができる。
熱伝導シート90は、第1部分91、第2部分92、および接続部93を有する。第1部分91は、熱伝導シート90の一端側に位置する。第1部分91は、外部端子20Aとインシュレータ25とによって挟み込まれる部分である。具体的には、第1部分91は、インシュレータ25の第1主面251aに当接し、端子板23と底板部251とによって挟み込まれる。
第2部分92は、熱伝導シート90の他端側に位置する。第2部分92は、インシュレータ25と電池ケース10とによって挟み込まれる部分である。具体的には、第2部分92は、インシュレータ25の第2主面251bに当接し、底板部251と封口板12とによって挟み込まれる。
接続部93は、第1部分91と第2部分92とを接続する。接続部93は、熱伝導シートがインシュレータ25に巻回された状態において、突出片255の先端側で折り返されたU字形状を有する。
第1部分91には、貫通孔91aが設けられている。第2部分92には、貫通孔92aが設けられている。熱伝導シート90がインシュレータ25に巻回された状態においては、貫通孔91aおよび貫通孔92aが、底板部251の挿通孔254に連通する。挿通孔254は、端子板23の第2挿通孔232に連通している。これら、貫通孔91a,92a、挿通孔254、および第2挿通孔232にリベット30の小径部32が挿通される。
(二次電池の詳細構造)
図6は、図1に示すVI−VI線に沿った断面図である。図6を参照して、二次電池100の詳細構造について説明する。
図6に示すように、二次電池100は、正極側において、ガスケット61、スペーサ62、電流遮断装置70、および集電体50をさらに備える。電流遮断装置70は、リベット30、および反転板40を含む。なお、負極側においては、電流遮断装置70は設けられておらず、リベット(不図示)が、封口板12に絶縁された状態で負極用の集電体(不図示)に接続されている。
リベット30は、アルミニウム、アルミニウム合金等の導電性材料から形成されている。リベット30は、封口板12に形成された貫通孔12hに挿通されている。リベット30は、電池ケース10の外部で端子板23に接続され、電池ケース10の内部で反転板40に接続されている。
リベット30は、かしめ部31、小径部32、対向部33、大径部34、および鍔部35を含む。小径部32は、中心軸102を中心に筒状に延びる形状を有する。かしめ部31は、小径部32のうちの対向部33とは反対側に形成される。かしめ部31は、小径部32を貫通孔12hに挿通したのち、小径部32の先端部側をかしめることによって形成される。かしめ部31と対向部33との間で、端子板23、インシュレータ25、封口板12、熱伝導シート90、ガスケット61、およびスペーサ62がかしめ固定されている。
対向部33は、小径部32から大径部34に向かって径方向の外側に広がる略円盤状の形状を有している。対向部33は、電池ケース10内で封口板12と距離を設けて対向する。対向部33は、電池ケース10内において封口板12と略平行に延在する。
大径部34は、対向部33の周縁から下垂しており(集電体50に近接する方向に折れ曲がっており)、全体として環状の形状を有している。鍔部35は、対向部33の反対側に位置する大径部34の端部から径方向外側に突出する。鍔部35は、環状の形状を有している。鍔部35の内周側には段差部35aが設けられている。
ガスケット61は、絶縁性を有する。ガスケット61は、PFA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)またはEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)などの、弾性の樹脂材料またはゴム材料により形成されている。
ガスケット61は、リベット30に接触して設けられている。ガスケット61の一部は、封口板12とリベット30との間に介挿されている。これにより、電池ケース10の内部が気密に封止されている。ガスケット61は、封口板12とリベット30との間のシール材として設けられている。
スペーサ62は、ガスケット61を取り囲むように設けられている。スペーサ62は、ガスケット61とほぼ同様の材料により形成されている。スペーサ62は、対向部33と封口板12との間に介挿される。
集電体50は、脚部51と基台部52を含む。脚部51は、一端および他端を有する。脚部51は、上下方向(高さ方向T)に沿って延在する。脚部51の一端側は、電極体13に接続されている。脚部51の他端は、基台部52に接続されている。
基台部52は、脚部51に交差するように脚部51の他端側に接続されている。基台部52は、板状形状を有する。基台部52は、封口板12と略平行に配置されている。基台部52は、電極体13の上方に配置される。基台部52は、反転板40と電極体13との間に配置される。
基台部52には、脆弱部54が設けられている。脆弱部54は、基台部52に設けられた貫通孔53の内部に設けられている。脆弱部54は、貫通孔53を規定する基台部52の壁面から内側に突出するように設けられている。脆弱部54は、基台部52の他の部分よりも薄肉に形成されている。
ホルダ80は、絶縁部材によって構成されている。ホルダ80は、基台部52の上面に設けられている。ホルダ80は、板状部81および爪部82を含む。板状部81の中央部には、穴部83が設けられている。穴部83は、板状部81が反転板40に干渉しないように設けられている。穴部83によって集電体50の脆弱部54が少なくとも露出する。爪部82は、リベット30の鍔部35に係合する。これによりホルダ80は、リベット30に取り付けられている。
反転板40は、導電性材料から形成されている。反転板40は、円形の平面視を有する薄板形状を有する。反転板40は、対向部33に面する側で凹となり、集電体50に面する側で凸となる形状を有する。反転板40は、リベット30と集電体50との間に配置される。
反転板40は、中央部41、傾斜部42、および周縁部43を有する。中央部41は、円盤形状を有する。傾斜部42は、中央部41の周囲を取り囲む環状の形状を有する。周縁部43は、傾斜部42の外側に設けられている。周縁部43は、反転板40の中心軸(不図示)を中心に周回するように設けられており、環状形状を有する。
反転板40の中央部41は、集電体50の脆弱部54に溶接されている。反転板40の周縁部43は、リベット30に溶接されている。
電池ケース10内の圧力が上昇すると、電池ケース10内の気体によって集電体50の脆弱部54および反転板40の中央部41が押圧される。電池ケース10内の圧力が所定の値を超えると、反転板40が、集電体50(より詳細には、基台部52)から離れる方向に反転する。この際、脆弱部54が破断し、反転板40と集電体50との接続が解除される。これにより、外部端子20Aと集電体50との間の電流の流れが遮断される。
(電流経路および放熱)
二次電池100を充電する際には、電流は、図6中矢印にて示すように、外部端子20A、リベット30、反転板40、集電体50、および電極体13の順に流れる。一方で、二次電池100から外部へ電力を供給する際には、電流は、電極体13、集電体50、反転板40、リベット30および外部端子20Aの順に流れる。
二次電池100を大容量化した場合、および二次電池100を急速充電する際には、外部端子20Aと電極体13との間に大電流が流れる。外部端子20Aと電極体13との間を大電流が流れる際には、電流経路が抵抗を有することから、ジュール熱が発生する。
一般的に、電流経路で発生した熱は、電流経路を構成する集電体50、反転板40、およびリベット30を通って外部端子20Aに伝導され、外気と接触している外部端子20Aから放熱される。
ここで、本実施の形態においては、図2に示すように、絶縁性を有する熱伝導シート90は、外部端子20Aとインシュレータ25との間に挟み込まれた第1部分91と、インシュレータ25と電池ケース10(より詳細には封口板12)との間に挟み込まれた第2部分92と、当該第1部分91および第2部分92を接続する接続部93を有する。加えて、当該熱伝導シート90の熱伝導率は、インシュレータ25の熱伝導率よりも大きくなっている。
このため、本実施の形態においては、外部端子20Aに伝導された熱は、熱伝導シート90の第1部分91、接続部93および第2部分92を順に通って、電池ケース10に伝導される。これにより、伝導性シートが設けられていない場合と比較して、熱容量の大きい電池ケースに熱を逃がすことができ、さらに外気に接触する面積が大きい電池ケース10からも外部に放熱することができる。この結果、外部端子20Aと電極体13とを接続する電流経路で発生する熱を効果的に放熱することができる。
負極側においても正極側同様に外部端子20Bに伝導された熱を、熱伝導シートを介して、電池ケース10に伝導することができる。このことによっても、電流経路で発生する熱を効果的に放熱することができる。
加えて、このように電流経路で発生する熱を効果的に放熱することにより、電流経路を構成する集電体50、反転板40、リベット30、端子板23等が高温となり、これらの周辺に配置されたインシュレータ25、ガスケット61、スペーサ62等の樹脂部材が熱によって損傷することを抑制することができる。負極側においても同様である。
上述した実施の形態においては、絶縁性を有する熱伝導シートが、グラファイトシート等の熱伝導層と、PETシート等の絶縁層とが積層されて構成された場合を例示して説明したが、これに限定されない。絶縁性を有する熱伝導シートは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリフェニレンスルフィド、シリコーン又はエポキシ樹脂等の高分子材料中に、アルミナ(Al)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ホウ素(BN)、窒化ケイ素(Si)、炭化ケイ素(SiC)等のセラミックス、および、炭素繊維を所望の体積率で配合させることにより構成されてもよいし、炭素繊維と無機化合物とを混合することで構成してもよい。
上述した実施の形態においては、正極側に反転板を具備した電流遮断装置が設けられる場合を例示して説明したが、これに限定されず、正極側および負極側の双方に電流遮断装置が設けられていてもよいし、負極側のみに電流遮断装置が設けられていてもよい。
以上、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本開示の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
10 電池ケース、11 収容部、12 封口板、12h 貫通孔、13 電極体、14 正極芯体露出部、15 負極芯体露出部、20A,20B 外部端子、21,22 ボルト、23,24 端子板、23a 第1主面、23b 第2主面、25,26 インシュレータ、30 リベット、31 かしめ部、32 小径部、33 対向部、34 大径部、35 鍔部、35a 段差部、40 反転板、41 中央部、42 傾斜部、43 周縁部、50 集電体、51 脚部、52 基台部、53 貫通孔、54 脆弱部、61 ガスケット、62 スペーサ、70 電流遮断装置、80 ホルダ、81 板状部、82 爪部、83 穴部、90 熱伝導シート、91 第1部分、91a 貫通孔、92 第2部分、92a 貫通孔、93 接続部、100 二次電池、102 中心軸、231 第1挿通孔、232 第2挿通孔、251 底板部、251a 第1主面、251b 第2主面、252 周壁部、253 凹部、254 挿通孔、255 突出片、256 開口部。

Claims (1)

  1. 電池要素を収容する電池ケースと、
    前記電池ケースの外部に設けられ、前記電池要素に電気的に接続される外部端子と、
    前記外部端子と前記電池ケースとの間に設けられ、前記外部端子と前記電池ケースとを電気的に絶縁するインシュレータと、
    絶縁性を有する熱伝導シートと、を備え、
    前記熱伝導シートは、前記外部端子と前記インシュレータとの間に挟み込まれた第1部分、前記インシュレータと前記電池ケースとの間に挟み込まれた第2部分、ならびに前記第1部分および前記第2部分を接続する接続部を含み、
    前記熱伝導シートの熱伝導率は、前記インシュレータの熱伝導率よりも大きく、
    前記インシュレータは、前記インシュレータに対して前記電池ケースが位置する側とは反対側を向く第1主面および前記電池ケース側を向く第2主面を有する底板部と、前記底板部の周縁に接続された周壁部と、前記第1主面から前記周壁部の先端側に向けて突出する突出片とを含み、
    前記熱伝導シートは、前記第1主面、前記突出片、および前記第2主面を順に沿うように前記インシュレータに巻回されている、二次電池。
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