JP6803794B2 - 画像処理装置及び製造システム - Google Patents

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Description

本発明は画像処理装置及び製造システムに関し、特に、制御盤、受配電盤、ワイヤーハーネスなどの電気設計を行うためのCAD(Computer-Aided Design)とともに用いる画像処理装置及び製造システムに関する。
制御盤、受配電盤、ワイヤーハーネス等(以下、「制御盤等」と総称する)の電気設計を行うためのCAD(以下、「電気設計用CAD」と称する)が知られている(例えば、非特許文献1を参照)。この種の電気設計用CADでは、必要な部品を一覧できる部品表や部品の配置図等も作成され、制御盤等の組み立てを行う作業員は、これらを参照しながら組み立て作業を実施する。
また、近年、いわゆる拡張現実の技術が人気を博している(例えば、特許文献1を参照)。この技術では、現実空間の中に仮想画像が重畳されるので、ユーザは、実際には存在しない物体を現実空間の中で体験できることになる。特許文献1には、ユーザが仮想空間における仮想物体の大きさや長さ等を修正することが開示されている。
特開2014−109802号公報
「ECAD(登録商標) DCX」カタログ、株式会社ワコム、2017年1月
ところで、電気設計用CADで作成した部品表や配線図などの図面は非常に専門的なものであり、また複雑であることから、これらの図面に基づいて制御盤等の組み立て作業を行うには熟練の技が必要とされていた。
したがって、本発明の目的の一つは、電気設計用CADで設計する制御盤等の組み立て作業負担を低減させる技術を用いた画像処理装置及び製造システムを提供することにある。
本発明による画像処理装置は、撮像部及び表示部に通信可能に接続された画像処理装置であって、現実空間に配置された部品取付先を撮像してなる第1の撮像画像を前記撮像部から取得するとともに、電気設計用CADで作成した図面に含まれる第1の部品の仮想画像を取得し、前記第1の撮像画像と前記図面とを位置合わせし、前記図面内における前記第1の部品の位置に対応する前記第1の撮像画像上の位置に前記仮想画像を重畳してなる重畳画像を前記表示部に表示させる制御部を備える画像処理装置である。
本発明によれば、電気設計用CADで作成した図面に含まれる部品の仮想画像を現実空間内に表示することができるので、熟練の作業員でなくとも、制御盤等の組み立て作業を実施できるようになる。
上記画像処理装置において、前記制御部は、前記第1の部品が前記部品取付先に取り付けられた後に前記部品取付先を撮像してなる第2の撮像画像を前記撮像部から取得し、前記制御部は、前記第2の撮像画像内における前記第1の部品の位置を認識する認識部と、前記認識部により認識された位置に基づいて、前記図面上における前記第1の部品の配置を修正する修正部とを有することとしてもよい。これによれば、作業員が制御盤上において実際に部品を配置した位置が図面上での位置と異なる場合に、実際の配置に基づいて図面を修正することが可能になる。
上記画像処理装置において、前記制御部は、前記第1の部品を撮像してなる第3の撮像画像を前記撮像部から取得し、前記認識部は、前記第3の撮像画像内にある前記第1の部品を認識し、前記制御部は、前記第1の部品により示される部品の種類が前記第1の部品の種類として前記図面内に予め定義される種類と一致するか否かを判定し、前記修正部は、前記判定の結果が否定的であった場合に、前記図面上における前記第1の部品の情報を修正することとしてもよい。これによれば、作業員が制御盤上において実際に配置する(又は配置した)部品の種類が図面上に定義される部品の種類と異なる場合に、実際に配置する(又は配置した)部品の種類に基づいて図面を修正することが可能になる。
上記画像処理装置において、前記図面は、複数の部品の組み立て順を示す情報を含み、前記制御部は、前記組み立て順に従う順序で前記複数の部品のそれぞれを前記第1の部品として選択し、その選択の都度、前記第1の撮像画像を前記撮像部から取得するとともに、電気設計用CADで作成した図面に含まれる前記第1の部品の仮想画像を取得し、前記第1の撮像画像と前記図面とを位置合わせし、前記図面内における前記第1の部品の位置に対応する前記第1の撮像画像上の位置に前記仮想画像を重畳してなる重畳画像を前記表示部に表示させる処理を実行することとしてもよい。これによれば、作業員は、画像処理装置の指示に従うだけで、特に順序を気にしなくても正しい順序で遺漏なく、すべての部品を取り付けることが可能になる。
また、本発明による製造システムは、前記撮像部及び前記表示部を有するウエアラブル端末と、本発明による画像処理装置とを備える製造システムである。
本発明によれば、電気設計用CADで作成した図面に含まれる部品の仮想画像を現実空間内に表示することができるので、熟練の作業員でなくとも、部品の配置を間違えることなく制御盤等の組み立て作業を実施できるようになる。
また、作業員が制御盤上において実際に部品を配置した位置が図面上での位置と異なる場合に、実際の配置に基づいて図面を修正することが可能になる。
さらに、作業員が制御盤上において実際に配置する(又は配置した)部品の種類が図面上に定義される部品の種類と異なる場合に、実際に配置する(又は配置した)部品の種類に基づいて図面を修正することが可能になる。
さらに、作業員は、画像処理装置の指示に従うだけで、特に順序を気にしなくても正しい順序で遺漏なく、すべての部品を取り付けることが可能になる。
本発明の実施の形態による制御盤1を示す図である。 本発明の実施の形態による電気設計用CADによって作成される図面データの構成を示す図である。 本発明の実施の形態による作業員端末及びヘッドマウントディスプレイの機能ブロックを示す図である。 図3に示した制御部の処理を示すフロー図である。 図4に示した作業内容指示処理の詳細を示すフロー図である。 (a)は、図4のステップS4で取得される画像の例を示す図であり、(b)は、図5のステップS23でディスプレイ22に表示される画像の一例を示す図であり、(c)は、図4のステップS13で取得される画像の例を示す図である。 図4に示した部品判別処理の詳細を示すフロー図である。 図7のステップS30で人口知能に学習させる複数枚の画像の一例を示す図である。 図4に示した型式置換処理の詳細を示すフロー図である。 図4に示した取付位置確認処理の詳細を示すフロー図である。 図4に示した部品配置変更処理の詳細を示すフロー図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。以下では、制御盤及び電気設計用CADの概要についてまず初めに説明し、その後、本実施の形態による画像処理装置について詳しく説明する。
図1は、制御盤1を示す図である。同図に示すように、制御盤1は、1以上の開口部2aを有するシャーシ2と、開口部2a内に配置される複数の部品3と、シャーシ2の下方に配置された端子台4と、複数の部品3のそれぞれと端子台4とを接続する複数の配線5とを有して構成される。各部品3は、相互に又は端子台4を介して外部と電気的に接続される。
制御盤1への複数の部品3の取り付けは、制御盤1の組み立て工場又は制御盤1の使用現場にて、作業員により実施される。作業員は、電気設計用CADによって作成された図面データを参照しながら、この取り付け作業を実施する。
図2は、電気設計用CADによって作成される図面データの構成を示す図である。図面データは、制御盤1などの部品取付先の種類ごとに作成されるもので、図面データごとに異なる図面IDと対応付けて、後述する図面データベース12a(図3を参照)内に予め記憶される。
図2に示すように、図面データには、部品表、配置図、回路図など複数種類の図面が含まれる。このうち部品表は制御盤1に取り付けるべきすべての部品(図1に示した部品3及び配線5を含む。以下同様)の一覧を示すもので、図2に示すように、部品ID、部品名、種類(型式、型番、SKUなど。以下の説明では、型式とする)、制御盤1への取付順(複数の部品の組み立て順)などの情報を含む。また、配置図は、各部品を設置すべき制御盤1内の場所を示す図であり、図2に示すように、制御盤1を模した線図上に各部品の線図を重畳表示したものとなっている。
このような図面データを参照しながら作業員が行う部品の取り付け作業は、具体的には次のような流れで実施される。すなわち、作業員はまず初めに部品表を参照し、次に取り付けるべき部品を決定する。そして、部品取付先(制御盤1)の近傍に配置される部品庫から決定した部品を取り出す。次に作業員は、配置図を参照し、配置図に示される部品配置に従って、取り出した部品を制御盤1に取り付ける。これにより、多数の部品を所定の順序で所定の場所に取り付けていくことが可能になる。
ただし、実際の作業は非常に複雑なものであるため、特に作業員が熟練していない場合などに、部品の配置や取り付け順序の間違いといったミスが発生するおそれがある。また、現場の都合で作業員が意図的に図面通りに作業をしない場合(すなわち、部品表に定義される部品と異なる部品を使う場合や、配置図どおりの場所に配置しない場合など)があり、そのような場合には、現物と図面の間に不一致が発生してしまうことになる。本実施の形態による画像処理装置は、このような部品取付先への部品の取付作業にかかる諸課題を解決するものである。
以上、制御盤及び電気設計用CADの概要について説明した。次に、本実施の形態による画像処理装置について説明する。
図3は、本実施の形態による画像処理装置である作業員端末10と、作業員の頭部に取り付けて用いるヘッドマウントディスプレイ20とを示す図である。
作業員端末10は、作業員が上述した部品表や配置図を確認するために用意されるもので、典型的にはデスクトップ型コンピュータであるが、ノート型のコンピュータやタブレット端末などを作業員端末10として用いてもよいし、高機能なヘッドマウントディスプレイ20を用いる場合には、ヘッドマウントディスプレイ20に作業員端末10の機能を実装することとしてもよい。
作業員端末10は、機能的には、図3に示すように、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、入力部14と、出力部15とを有して構成される。
制御部11は、作業員端末10の中央処理装置である。また、記憶部12は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などを含んで構成される主記憶装置と、ハードディスクなどを含んで構成される補助記憶装置とによって構成される。制御部11は、記憶部12内に記憶されるプログラムを読み出して実行することにより、以下で説明する各処理を実行するよう構成される。
制御部11は、機能的に、認識部11aと、修正部11bとを含んで構成される。認識部11aは、撮像画像内にある部品、及び、撮像画像内におけるその部品の位置を認識する機能を有し、修正部11bは、図面と取り付け作業の結果との間に不一致が生じた場合に、取り付け作業の結果に合わせて図面を修正する機能を有する。これらの機能部の詳細を含む制御部11の詳細については、後ほどまとめて説明する。
記憶部12には、図面データベース12aと、画像データベース12bとが構築される。図面データベース12aは、図2を参照して説明した図面データ(電気設計用CADによって作成された図面データ)を記憶するデータベースである。画像データベース12bは、図面データ内において定義される各部品を角度や照明等を変えて撮影してなる複数枚の画像と、図面データ内において定義される各部品の仮想画像(部品を線図により表現したもの)と、完成状態(すべての部品の取り付けが終了した状態)の制御盤1を角度や照明等を変えて撮影してなる複数枚の画像とを記憶するデータベースである。これらのデータベースに記憶される情報は、制御部11が行う後述の処理によって利用される。
通信部13は、例えば有線LAN、無線LAN、ブルートゥース(登録商標)などの通信機能を有しており、外部のコンピュータと相互に通信可能に構成される。制御部11は、この通信部13を介して、図示しない外部コンピュータと通信を行う。
入力部14は、キーボードやマウスなどの入力手段によって構成される。また、出力部15は、ディスプレイやスピーカなどの出力手段によって構成される。制御部11は、この入力部14及び出力部15を介して、作業員による操作を受け付け、又は、作業員に対して情報の提示を行う。
ヘッドマウントディスプレイ20は、人間に装着して用いるウェアラブル端末の一種であり、図3に示すように、カメラ21(撮像部)、ディスプレイ22(表示部)、及び位置センサ等の各種センサ(不図示)を有して構成される。ヘッドマウントディスプレイとして知られているウェアラブル端末には各種のものがあるが、本実施の形態によるヘッドマウントディスプレイ20としては、そのいずれの装置をも使用することができる。例えば、カメラ21を通じてディスプレイ22に外部の様子を映し出すことによって外部の視界を得るビデオ透過型のものを使用してもよいし、ディスプレイ22を半透明とすることにより外部を直接見ることができる光学透過型のものを使用してもよい。また、ヘッドマウントディスプレイ20に代え、スマートウオッチなど他の種類のウェアラブル端末を用いることとしてもよい。いずれにしても、本実施の形態によるカメラ21及びディスプレイ22は、作業員端末10の制御部11による制御を受けて動作するように構成される。
以下、本実施の形態による制御部11の機能について、詳細に説明する。
初めに、本実施の形態による制御部11が行う処理は、大きく分けて、作業内容指示処理(後述する図6を参照)、部品判別処理(同図7を参照)、型式置換処理(同図8を参照)、取付位置確認処理(同図9を参照)、及び、部品配置変更処理(同図10を参照)の5つの処理と、これらの処理の実行順を制御するための全体処理(同図4を参照)とに分けられる。
作業内容指示処理は、現実空間に配置された制御盤1(部品取付先)を撮像してなる第1の撮像画像をカメラ21から取得するとともに、取付対象である部品の仮想画像を画像データベース12bから取得し、第1の撮像画像と図面との間でマーカーベース又は自然特徴ベースの位置合わせをし、図面内における上記部品の位置対応する上記第1の撮像画像の位置に仮想画像を重畳してなる重畳画像をディスプレイ22に表示させる処理である。位置合わせに用いる対象物は、取付対象の部品の取り付け前後において第1の撮像画像に現れるものであれば何でもよく、例えば、図1に示したシャーシ2の一部や、取付対象の部品の前に取り付けられる他の部品であってよいし、撮像画像から任意の特徴点を抽出し対象物としてもよい。制御部11がこの作業内容指示処理を実行することにより、作業員は、取付対象の部品の配置を容易に知ることが可能になる。
部品判別処理は、取付対象として作業員が選択した部品を撮影してなる第3の撮像画像内にある当該部品を認識部11aによって認識し、認識した部品の型式が図面内に定義されるその部品の型式と一致するか否かを判定する処理である。また、型式置換処理は、この判定の結果が否定的であった場合に、図面上における当該部品の型式を修正部11bにより修正する処理である。制御部11がこれらの処理を実行することにより、作業員が制御盤上において実際に配置する(又は配置した)部品の型式が図面上に定義される当該部品の型式と異なる場合に、実際に配置する(又は配置した)部品の型式に基づいて図面を修正することが可能になる。
取付位置確認処理は、部品の取付後に制御盤1を撮影してなる第2の撮像画像内におけるその部品の位置を認識部11aによって認識し、認識された位置が図面通りであるか否かを確認する処理である。また、部品配置変更処理は、確認の結果、図面通りに配置されていないと判定された場合に、認識された位置に基づいて、図面上における当該部品の位置を修正部11bにより修正する処理である。制御部11がこれらの処理を実行することにより、作業員が制御盤1上において実際に部品を配置した位置が図面上での位置と異なる場合に、実際の配置に基づいて図面を修正することが可能になる。
次に、図3とともに制御部11の処理フローを参照しながら、制御部11が行う上記各処理について、より詳しく説明する。
図4、図5、図7〜図10は、制御部11の処理フローを示す図である。初めに図4を参照すると、制御部11はまず、作業員による図面IDの選択を受け付ける(ステップS1)。そして、受け付けた図面IDに基づいて図面データベース12aから図面データを読み込み(ステップS2)、部品表内に記載される取付順が1番である部品を注目部品(第1の部品)として選択する(ステップS3)。
続いて制御部11は、カメラ21から制御盤1の画像(第1の撮像画像)を取得する(ステップS4)。制御部11はその後、作業内容指示処理を実行する(ステップS5)。
図5は、ステップS5で実行される作業内容指示処理の詳細を示している。同図に示すように、作業内容指示処理を開始した制御部11はまず、ステップS4でカメラ21から取得した第1の撮像画像内に含まれる対象物を認識する(ステップS20)。次いで制御部11は、画像データベース12bから注目部品の仮想画像を取得し(ステップS21)、ステップS20で認識した対象物及び図面データに基づき、仮想画像の表示位置を決定する(ステップS22)。すなわち、第1の撮像画像内における対象物の位置と、図面内における対象物及び注目部品の相対位置とに基づき、仮想画像の表示位置を決定する。そして、決定の結果に基づき、第1の撮像画像に注目部品の仮想画像を重畳してなる重畳画像をディスプレイ22に表示する(ステップS23)。
図6(a)は、図4のステップS4で取得される第1の撮像画像の一例である画像P1を示す図であり、図6(b)は、図5のステップS23でディスプレイ22に表示される重畳画像の一例である画像P2の一例を示す図である。画像P1に示した領域Aは、注目部品を取り付ける位置を示している。制御部11は、シャーシ2や取付済みの部品3aを対象物として、注目部品の仮想画像を表示すべき領域Aを決定する。そしてこの領域A内に、画像P2のように注目部品の仮想画像Vを表示する。
このように、制御部11が作業内容指示処理を実行することにより、電気設計用CADで作成した図面に含まれる部品の仮想画像を現実空間内に表示することができるので、熟練の作業員でなくとも、部品の配置を間違えることなく制御盤1の組み立て作業を実施できるようになる。なお、仮想画像Vを表示する際、部品名や型式についても、ディスプレイ22内に表示することが好ましい。こうすることで作業員は、部品庫から注目部品を容易に取り出すことが可能になる。
図4に戻り、作業内容指示処理を終了した制御部11は、次いで、再度カメラ21から画像(第3の撮像画像)を取得する(ステップS6)。この画像取得は、作業員が、部品庫から取り出した注目部品をカメラ21の前に掲げた状態で実行される。したがって、第3の撮像画像は注目部品を撮像してなる画像となる。制御部11はその後、部品判別処理を実行する(ステップS7)。
図7は、ステップS7で実行される部品判別処理の詳細を示している。同図に破線で示すステップS30は、事前処理として予め実行される処理である。具体的に説明すると、制御部11は、利用可能性のあるすべての部品について、角度や照明等を変えて撮影した複数枚の画像を画像データベース12bから読み出し、人工知能(AI)を用いて学習させておく(ステップS30)。
図8は、ステップS30で人工知能を用いて学習させる複数枚の画像の一例を示す図である。同図には、オムロン(登録商標)のリレーG2Rシリーズに含まれるパワーリレー(型式:G2R−1−S)について、5つの角度で撮影してなる5枚の画像を示している。この例のように、制御部11は、1つ1つの部品について複数枚の画像を画像データベース12bから読み出し、それらの型式とともに人工知能(AI)を用いて学習させる。
ステップS31以降の処理は、図4に示したステップS6に引き続いて実行される。具体的に説明すると、制御部11はまず、ステップS6でカメラ21から取得した第3の撮像画像内にある注目部品及びその型式を認識部11aにより認識する(ステップS31)。注目部品の認識は例えば画像認識によって行い、型式の認識は例えば文字認識によって行う。次に制御部11は、ステップS30で学習させた人工知能を用いて、認識した注目部品と外観上の一致度が高い1以上の部品を抽出し(ステップS32)、抽出した1以上の部品それぞれの型式と、ステップS31で認識した型式とを比較する(ステップS33)。その結果、ステップS32で抽出した部品の中に型式が一致したものがあったか否かを判定し(ステップS34)、あった場合には、一致した部品の情報を返して部品判別処理を終了する。一方、なかった場合には、該当部品なしを示す情報を返して部品判別処理を終了する。
図4に戻り、部品判別処理を終了した制御部11は、部品判別処理から返された結果に基づき、該当部品の有無を判定する(ステップS8)。その結果、該当部品なしと判定した場合には、例えばディスプレイ22上などにおいて警告を発報し、ステップS6に戻る。この警告は、例えば「提示された部品を認識できません」といった内容のものとなる。一方、該当部品ありと判定した場合の制御部11は、部品判別処理から返された部品と、注目部品とが同一種類のものであるか否かを判定する(ステップS10)。この判定は、例えば、部品判別処理から返された部品の型式と、部品表に記載される注目部品の型式とを比較することによって行えばよい。ステップS10の判定の結果、同一種類でないと判定した場合には、型式置換処理を呼び出す(ステップS11)。この型式置換処理は、マルチタスクで並行実施されるものである。型式置換処理を呼び出した後には、ステップS12に処理を移す。一方、ステップS10で同一種類であると判定した場合の制御部11は、型式置換処理を呼び出すことなく、ステップS12に処理を移す。
図9は、ステップS11で呼び出される型式置換処理の詳細を示している。同図に示すように、制御部11はまず、注目部品と同一型式の部品すべてに同一の処理を適用するか否かを作業員に選択させる(ステップS40)。そして、作業員の上長による承認を受け付け(ステップS41)、承認されたか否かを判定する(ステップS42)。ステップS41,S42の処理は、例えば通信部13を介して上長のパソコン(図示せず)上に承認ボタン及び不承認ボタンを表示し、そのいずれが押下されたかに応じて行うようにすることが好適である。
ステップS42で否認されたと判定した場合の制御部11は、例えばディスプレイ22上などにおいて警告を発報し(ステップS43)、型式置換処理を終了する。この警告は、例えば「型式の置換が上長によって否認されました」といった内容のものとなる。一方、ステップS42で承認されたと判定した場合の制御部11は、ステップS40の選択結果が適用であったか否かを判定する(ステップS44)。
ステップS44で不適用であったと判定した場合の制御部11は、部品表内において注目部品に対応付けられる型式を、部品判別処理で返された情報に含まれる型式により置換し(ステップS45)、型式置換処理を終了する。こうして部品表が修正されると、電気設計用CADの機能により、他の図面にも自動的に修正内容が反映されることになる(ステップS46)。例えば、配置図内に含まれる部品の線図が、型式に応じた線図により更新される。
一方、ステップS44で適用であったと判定した場合の制御部11は、部品表内において注目部品及び注目部品と同一型式の全部品に対応付けられる型式を、部品判別処理で返された情報に含まれる型式により置換し(ステップS47)、型式置換処理を終了する。その後には、ステップS46と同様、他の図面に自動的に修正内容が反映される(ステップS48)。
このように、制御部11が部品判別処理及び型式置換処理をさらに実行することにより、作業員が制御盤1上において実際に配置する(又は配置した)部品の種類が図面上に定義される部品の種類と異なる場合に、実際に配置する(又は配置した)部品の種類に基づいて図面を修正することが可能になる。
図4に戻り、ステップS12において制御部11は、注目部品の取り付け完了を待機する(ステップS12)。取り付け完了の判定は、例えば入力部14における作業員の操作に応じて行うことが好適である。注目部品の取り付けが完了した場合、制御部11は、カメラ21から制御盤1の画像(第2の撮像画像)を取得し(ステップS13)、取付位置確認処理を実行する(ステップS14)。
図6(c)は、図4のステップS13で取得される第2の撮像画像の一例である画像P3を示す図である。同図に示すように、典型的な画像P3においては、仮想画像Vと同じ位置に注目部品3bが表示されることになる。しかしながら、場合によっては、作業員が仮想画像Vによって指示された位置と異なる位置に注目部品を配置する場合がある。取付位置確認処理及び部品配置変更処理は、そのような場合に、実際の配置に合わせて図面を修正するための処理である。
図10は、ステップS14で実行される取付位置確認処理の詳細を示している。同図に破線で示すステップS50は、事前処理として予め実行される処理である。具体的に説明すると、制御部11は、角度や照明等を変えて撮影した複数枚の完成画像を画像データベース12bから読み出し、人工知能(AI)を用いて学習させておく(ステップS50)。なお、ここでいう完成画像とは、すべての部品を取り付けた状態における制御盤1の全体画像である。
ステップS51以降の処理は、図4に示したステップS13に引き続いて実行される。具体的に説明すると、制御部11はまず、ステップS50で学習させた学習結果を用いて、ステップS13でカメラ21から取得した第2の撮像画像の注目部品の近傍(図面上)における完成画像との近似度を算出する(ステップS51)。つまり、実際の画像と予め用意された完成画像とで注目部品が配置されるはずの領域の様子を比較し、その近似の度合いを算出する。
次に制御部11は、算出された近似度が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS52)。そして、所定値以上であると判定した場合、図面通りの配置を示す情報を返し、取付位置確認処理を終了する。一方、所定値以上でないと判定した場合の制御部11は、画像データベース12bから注目部品の画像を取得し(ステップS53)、取得した注目部品の画像に基づき、第2の撮像画像内で注目部品を探索する(ステップS54)。そして、探索の結果に基づき、注目部品が実際に配置された位置の座標を取得し(ステップS55)、取得した座標を示す情報を返して取付位置確認処理を終了する。
図4に戻り、次に制御部11は、取付位置確認処理から返された情報に基づき、注目部品が図面通りに配置されたか否かを判定する(ステップS15)。その判定の結果、図面通りに配置されなかったと判定した場合には、部品配置変更処理を呼び出す(ステップS16)。この部品配置変更処理は、マルチタスクで並行実施されるものである。部品配置変更処理を呼び出した後には、ステップS17に処理を移す。一方、ステップS15で図面通りに配置されたと判定した場合の制御部11は、部品配置変更処理を呼び出すことなく、ステップS17に処理を移す。
図11は、ステップS16で呼び出される部品配置変更処理の詳細を示している。同図に示すように、制御部11はまず、作業員の上長による承認を受け付け(ステップS60)、承認されたか否かを判定する(ステップS61)。ステップS60,S61の処理は、図9に示したステップS41,S42の処理と同様、例えば通信部13を介して上長のパソコン(図示せず)上に承認ボタン及び不承認ボタンを表示し、そのいずれが押下されたかに応じて行うようにすることが好適である。
ステップS61で否認されたと判定した場合の制御部11は、例えばディスプレイ22上などにおいて警告を発報し(ステップS62)、部品配置変更処理を終了する。この警告は、例えば「部品配置の変更が上長によって否認されました」といった内容のものとなる。一方、ステップS61で承認されたと判定した場合の制御部11は、配置図における注目部品の位置を、取付位置確認処理で返された座標により修正する(ステップS63)。このように、制御部11が取付位置確認処理及び部品配置変更処理をさらに実行することにより、作業員が制御盤1上において実際に部品を配置した位置が図面上での位置と異なる場合に、実際の配置に基づいて図面を修正することが可能になる。
図4に戻り、ステップS17では、制御部11は、部品表内に定義されるすべての部品について、取り付けが終了したか否かを判定する。その結果、終了していないと判定した場合には、ステップS3に戻って、部品表内に記載される取付順で次に取り付けるべき部品を新たな注目部品(第1の部品)として選択し、ステップS4以降の処理を繰り返す。このように、制御部11が部品表に定義される取付順に従う順序で複数の部品のそれぞれを注目部品として選択していくことにより、作業員は、作業員端末10の指示に従うだけで、特に順序を気にしなくても正しい順序で遺漏なく、すべての部品を取り付けることが可能になる。一方、ステップS17で終了したと判定した場合の制御部11は、全体処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、電気設計用CADで作成した図面に含まれる部品の仮想画像を現実空間内に表示することができるので、熟練の作業員でなくとも、部品の配置を間違えることなく制御盤等の組み立て作業を実施できるようになる。
また、作業員が制御盤上において実際に部品を配置した位置が図面上での位置と異なる場合に、実際の配置に基づいて図面を修正することが可能になる。
さらに、作業員が制御盤上において実際に配置する(又は配置した)部品の種類が図面上に定義される部品の種類と異なる場合に、実際に配置する(又は配置した)部品の種類に基づいて図面を修正することが可能になる。
さらに、作業員は、画像処理装置の指示に従うだけで、特に順序を気にしなくても正しい順序で遺漏なく、すべての部品を取り付けることが可能になる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明が、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施され得ることは勿論である。
例えば、上記実施の形態では、部品取付先として制御盤を例示したが、受配電盤やワイヤーハーネスなどを部品取付先とする場合にも、本発明は好適に適用可能である。
1 制御盤
2 シャーシ
2a 開口部
3 部品
4 端子台
5 配線
10 作業員端末
11 制御部
11a 認識部
11b 修正部
12 記憶部
12a 図面データベース
12b 画像データベース
13 通信部
14 入力部
15 出力部
20 ヘッドマウントディスプレイ
21 カメラ
22 ディスプレイ
P1〜P3 画像
V 仮想画像

Claims (9)

  1. 撮像部及び表示部に通信可能に接続された画像処理装置であって、
    現実空間に配置された部品取付先を撮像してなる第1の撮像画像を前記撮像部から取得するとともに、
    電気設計用CADで作成した図面に含まれる第1の部品の仮想画像を取得し、
    前記第1の撮像画像と前記図面とを位置合わせし、前記図面内における前記第1の部品の位置に対応する前記第1の撮像画像上の位置に前記仮想画像を重畳してなる重畳画像を前記表示部に表示させる制御部
    を備える画像処理装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の部品が前記部品取付先に取り付けられた後に前記部品取付先を撮像してなる第2の撮像画像を前記撮像部から取得し、
    前記制御部は、
    前記第2の撮像画像内における前記第1の部品の位置を認識する認識部と、
    前記認識部により認識された位置に基づいて、前記図面上における前記第1の部品の配置を修正する修正部とを有する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記修正部は、ユーザの指示に応じて、前記図面上における前記第1の部品の配置の修正を行う
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の部品を撮像してなる第3の撮像画像を前記撮像部から取得し、
    前記認識部は、前記第3の撮像画像内にある前記第1の部品を認識し、
    前記制御部は、前記第1の部品により示される部品の種類が前記第1の部品の種類として前記図面内に予め定義される種類と一致するか否かを判定し、
    前記修正部は、前記判定の結果が否定的であった場合に、前記図面上における前記第1の部品の情報を修正する
    請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記修正部は、ユーザの指示に応じて、前記図面上における前記第1の部品の情報の修正を行う
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記図面は、複数の部品の組み立て順を示す情報を含み、
    前記制御部は、
    前記組み立て順に従う順序で前記複数の部品のそれぞれを前記第1の部品として選択し、その選択の都度、
    前記第1の撮像画像を前記撮像部から取得するとともに、
    電気設計用CADで作成した図面に含まれる前記第1の部品の仮想画像を取得し、
    前記第1の撮像画像と前記図面とを位置合わせし、前記図面内における前記第1の部品の位置に対応する前記第1の撮像画像上の位置に前記仮想画像を重畳してなる重畳画像を前記表示部に表示させる
    処理を実行する
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記部品取付先は、制御盤である
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記部品取付先は、ワイヤーハーネスである
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記撮像部及び前記表示部を有するウエアラブル端末と、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像処理装置と
    を備える製造システム。
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