JP6800665B2 - 交通管理装置、交通管理システム、および交通管理プログラム - Google Patents

交通管理装置、交通管理システム、および交通管理プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、交通管理装置、交通管理システム、および交通管理プログラムに関する。
従来、IC(Integrated Circuit)カードによって自動改札機を通過させるシステムでは、利用者ごとに運賃が計算され、ICカードに保存されたチャージ残高から運賃が引き去られる方式となっている。この方式では、複数の利用者が集団で鉄道を利用することで割引適用を受けられる場合に、自動改札機によって割引適用した運賃を引き去ることができず、係員のいる窓口で対応せざるを得なかった。
しかしながら、このシステムでは、利用者が単独で同じICカードを利用しようとした場合、不正使用と判定されてしまう。
特開2005−352646号公報
本発明が解決しようとする課題は、集団利用による割引適用を自動的に行うことで、利用者の利便性を向上させ、係員の負担を軽減することができる交通管理装置、交通管理システム、および交通管理プログラムを提供することである。
実施形態の交通管理装置は、通信部と、判定部と、テーブル管理部と、精算部とを持つ。通信部は、ネットワークを介して接続される自動改札機から、前記自動改札機により読み取られた、利用者の識別情報を含む乗車券情報を受信する。判定部は、前記通信部により受信された前記乗車券情報に基づいて、前記識別情報により示される利用者が、記憶部に登録された集団に属するか否かを判定する。テーブル管理部は、前記判定部により前記記憶部に登録された集団に属すると判定された利用者の識別情報を、精算待ちテーブルに登録する。精算部は、所定のタイミングで、前記精算待ちテーブルに登録された利用者の識別情報のうち前記記憶部において同じ集団に属する利用者の識別情報に対して割り引きを適用し、精算処理を行う。
実施形態の交通管理システム1の構成図。 1つの自動改札機10を上方から見た図。 実施形態のセンターサーバ100の構成図。 利用履歴情報122の内容の一例を示す図。 登録集団リスト124の内容の一例を示す図。 センターサーバ100の動作の流れの一例を示すフローチャート。
以下、実施形態の交通管理装置、交通管理システム、および交通管理プログラムを、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の交通管理システム1の構成図である。交通管理システム1は、例えば、複数の駅に設置された自動改札機10と、センターサーバ(交通管理装置)100とを備える。各駅には、駅サーバ50が設けられる。各駅の自動改札機10は、駅サーバ50を介してネットワークNWにアクセスし、センターサーバ100と通信する。駅サーバ50には、駅務機器40などの機器が接続される場合もある。ネットワークNWは、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)などを含む。
図2は、1つの自動改札機10を上方から見た図である。自動改札機10は、通路を挟んで対向配置される主機20と従機30とを備える。主機20は、例えば、リーダライタ部21と、上面表示部22と、正面表示部23と、扉部24および25と、制御部26とを備える。また、従機30は、リーダライタ部31と、上面表示部32と、正面表示部33と、扉部34および35とを備える。
主機20のリーダライタ部21は、図2のa方向に通過しようとする利用者によって翳された媒体に記憶された情報を読み取って、読み取った情報を制御部26に送信する。上面表示部22は、制御部26によって処理された結果を表示する。正面表示部23は、図2のa方向に通過可能であるか否かを示すマークや図形、文字等を表示する。正面表示部23の表示内容は、制御部26によって決定される。図2の例では、自動改札機10は、a方向の通過のみ許可する動作モード(第1の動作モード)に設定されているため、主機20の正面表示部23は、通過を許可することを示すマークを表示している。制御部26は、主機20と従機30の各部を制御する。
一方、従機30のリーダライタ部31は、b方向に通過しようとする利用者によって翳された媒体に記憶された情報を読み取って、読み取った情報を主機20の制御部26に送信する。上面表示部32は、リーダライタ部31に媒体が翳された場合に、主機20の制御部26によって処理された結果を表示する。正面表示部33は、b方向に通過可能であるか否かを示すマークや図形、文字等を表示する。正面表示部33の表示内容は、主機20の制御部26によって決定される。図2の例では、自動改札機10は、a方向の通過のみ許可する第1の動作モードに設定されているため、従機30の正面表示部33は、通過を禁止することを示すマークを表示している。
主機20の制御部26は、自動改札機10が第1の動作モードに設定されている場合には、扉部25および35を開放状態に維持すると共に、扉部24および34を開放状態または閉止状態に制御することで、a方向の利用者の通過を許可または禁止する。また、制御部26は、自動改札機10が図2のb方向の通過のみ許可する動作モード(第2の動作モード)に設定されている場合には、扉部24および34を開放状態に維持すると共に、扉部25および35を開放状態または閉止状態に制御することで、b方向の利用者の通過を許可または禁止する。
主機20の制御部26は、ネットワークNWおよび駅サーバ50を介してセンターサーバ100から受信した開閉コマンドに基づき、扉部24,25,34,35を制御する。例えば、制御部26は、第1の動作モードに設定されている状態において、センターサーバ100から開放コマンドを受信した場合、扉部24および34を開放状態に制御し、センターサーバ100から閉止コマンドを受信した場合、扉部24および34を開放状態に制御する。また、制御部26は、第2の動作モードに設定されている状態において、センターサーバ100から開放コマンドを受信した場合、扉部25および35を開放状態に制御し、センターサーバ100から閉止コマンドを受信した場合、扉部25および35を開放状態に制御する。
リーダライタ部21および31は、例えば、自身に翳された媒体から乗車券情報を読み取る。媒体は、例えばICカードである。本実施形態において、乗車券として使用される媒体は、少なくとも、利用者または媒体の識別情報を保持可能なものであればよく、ICカードの他、カードエミュレーション機能を有する携帯電話などの電子デバイス、QRコード(登録商標)、バーコードなどのコード情報が印刷された紙媒体、無線通信機能を有するRFIDタグなどが乗車券として使用されてよい。以下の説明では、乗車券としてICカードが使用されるものとする。乗車券情報には、利用者または媒体の識別情報(以下、アカウントIDと記す)が含まれる。リーダライタ部21および31は、例えば、13.56[MHz]の通信帯域を使用して媒体と通信を行う。
図3は、実施形態のセンターサーバ100の構成図である。センターサーバ100は、例えば、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを備える。
通信部110は、ネットワークNWおよび駅サーバ50を介して自動改札機10と通信する。通信部110は、自動改札機10により送信された情報を受信した場合、受信した情報を制御部130に出力する。また、通信部110は、制御部130の指示に従って、自動改札機10に情報を送信する。
記憶部120は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)等により実現される。記憶部120には、運賃テーブル121と、利用履歴情報122と、割引適用情報123と、登録集団リスト124と、精算待ちテーブル125とが記憶される。また、記憶部120には、上記の各種情報の他、アプリケーションプログラムなどの各種プログラム、制御部130による処理結果などが記憶される。
運賃テーブル121は、例えば、駅の区間に運賃が対応づけられた情報である。
図4は、利用履歴情報122の内容の一例を示す図である。利用履歴情報122は、各利用者の利用履歴を保存するテーブルである。利用履歴情報122では、例えば、図4に示す通り、アカウントIDに、ステータス情報およびバリュー情報が対応付けられている。ステータス情報とは、利用者の利用状況を示す情報であって、例えば、入場駅、入場時刻、出場駅、出場時刻を示す情報等が含まれる。バリュー情報とは、精算処理に関する情報であって、精算処理において引去った額や、残額情報等が含まれる。また、バリュー情報には、図示しないが、定期情報が含まれてもよい。
割引条件情報123は、割引対象、および、割引対象に対して適用される割引率や割引条件等を定義する情報である。割引条件情報123では、例えば、「障碍者は利用料金が半額になる」こと、および、「介護者は障碍者に同行している場合に限り利用料金が半額になる」ことなどが定義されている。なお、割引条件情報123に含まれる各種情報(例えば、割引対象、割引率および割引条件等)は動的に変更する必要が無いため、ROMに記憶されてもよい。
登録集団リスト124は、割り引きが適用される集団と、集団に属する割引対象とを定義する情報である。図5は、登録集団リスト124の内容の一例を示す図である。登録集団リスト124では、例えば、図5に示す通り、集団IDと、介護者IDと、障碍者IDとが互いに対応付けられている。集団IDとは、各集団に割り当てられた識別情報である。介護者IDとは、少なくとも1人の障碍者(第1の利用者の一例)を介護する介護者(第2の利用者の一例)のアカウントIDである。障碍者IDとは、障碍者のアカウントIDである。介護者は、複数の障碍者を介護する者であってもよく、この場合、介護者IDには複数の障碍者IDが対応づけられる。
なお、登録集団リスト124は、これに限らず、例えば、割り引きが適用される集団が団体旅行であり、集団に属する割引対象が団体旅行に参加している旅行客であってもよい。また、割り引きが適用される集団が家族であり、集団に属する割引対象が両親、子供、祖父母等であってもよい。これらの場合、割引条件情報123には、例えば、「集団に属する他の利用者と同行している限り利用料金が半額になる」ことが定義されてよい。
登録集団リスト124は、例えば駅務機器40を介して係員により登録される。例えば、係員が、障碍者手帳等の提示により障碍者であることを確認した上で、障碍者が所持しているICカードに登録されているアカウントID(例えば、「55555」)を駅務機器40に読み取らせ、読み取られたアカウントIDが障碍者のものであることを駅務機器40に入力する。次いで、係員は、介護者が所持しているICカードに登録されているアカウントID(例えば、「77777」)を駅務機器40に読み取らせ、読み取られたアカウントIDが介護者のものであることを駅務機器40に入力する。駅務機器40は、障碍者のアカウントID「55555」と介護者のアカウントID「77777」をセンターサーバ100に送信する。センターサーバ100の制御部130は、障碍者のアカウントID「55555」と介護者のアカウントID「77777」とを駅務機器40から受信すると、新しい集団番号(例えば、「001」)を発行して、登録集団リスト124の集合番号に登録するとともに、集団番号「001」に対応づけて障碍者のアカウントID「55555」と介護者のアカウントID「77777」とを登録する。なお、介護者が二人の障碍者を介護している場合、他の障碍者のアカウントID(例えば、「66666」)も登録集団リスト124に登録される。なお、登録集団リスト124は駅務機器40を介して係員により登録されると説明したが、これに限られず、役所等の公共施設等に設置される端末を介して担当者により登録されてもよい。
精算待ちテーブル125には、制御部130により割引対象であると判定されたアカウントIDが一時的に記憶される。割引対象とは、予め登録された集団に属する利用者であって、割引精算が適用される可能性のある利用者のことである。
制御部130は、例えば、判定部131と、テーブル管理部132と、精算部133と、通過管理部134とを備える。制御部130の各機能部は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部130の機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアにより実現されてもよい。また、制御部130は、タイマー機能を備え、任意の期間で計時を行うことができる。
判定部131は、通信部110により受信された乗車券情報に基づき、アカウントIDにより示される利用者が、記憶部120に予め登録された集団に属する割引対象であるか否かを判定する。判定部131は、例えば、乗車券情報に含まれるアカウントIDが、登録集団リスト124に登録されたアカウントIDであるか否かを判定する。
テーブル管理部132は、判定部131により記憶部120に登録された集団に属すると判定された利用者のアカウントIDを、精算待ちテーブル125に登録する。また、テーブル管理部132は、精算部133により精算処理が行われた後、精算待ちテーブル125に記載されているアカウントIDを削除する。
精算部133は、通信部110により受信された乗車券情報に基づき、運賃テーブル121と利用履歴情報122とを参照して、運賃を導出する。例えば、精算部133は、乗車券情報に含まれる出場駅を示す情報と、利用履歴情報122において乗車券情報に含まれるアカウントIDと対応付けられた入場駅を示す情報とに基づき、入場駅から出場駅までの区間に対応する運賃を示す情報を、運賃テーブル121から読み出す。
また、精算部133は、所定のタイミングで、精算待ちテーブル125に登録された利用者のアカウントIDのうち、割引条件を満たすアカウントIDに対して割り引きを適用した精算処理を行う。また、精算部133は、精算待ちテーブル125に登録されていない利用者のアカウントIDに対しては割り引きを適用せずに、精算処理を行う。
割引条件とは、例えば、以下のような条件である。
(1)登録集団リスト124に登録されている障碍者は、割引条件を満たす。
(2)登録集団リスト124に登録されている介護者は、同じ集団として登録集団リスト124に登録されている障碍者と共に利用する場合のみ、割引条件を満たす。「共に利用する場合」とは、例えば、両者のアカウントIDが精算待ちテーブル125に登録されている場合である。
(3)割引対象が団体旅行に参加している旅行客を含む場合、登録集団リスト124に登録されている旅行客は、同じ集団として登録集団リスト124に登録されている旅行客と共に利用する場合のみ、割引条件を満たす。「共に利用する場合」については(2)と同様である。
「所定のタイミング」とは、例えば、判定部131により、通信部110により受信されたアカウントIDに基づき、アカウントIDにより示される利用者が、登録集団リスト124に登録された集団に属さないと判定されたタイミングである。また、「所定のタイミング」には、アカウントIDが精算待ちテーブル125に書き込まれたときから所定の時間が経過したときも含まれる。「精算処理」とは、精算部133が、取得した運賃または割引運賃に基づき、利用履歴情報122の「バリュー情報」を書き換える処理をいう。なお、バリュー情報は、利用履歴情報122の一部としてではなく、アカウントIDに対応付けられた専用のテーブルなどで管理されてもよい。
精算部133は、取得した運賃または割引運賃を利用履歴情報122の差引額の欄に書き込み、残額に記載されている金額から、導出した運賃または割引運賃を減算した値がプラスであれば、減算した値を残額の欄に書き込む。この場合、精算部133は、精算完了であることを示す情報を、通過管理部134に出力する。一方、精算部133は、残額に記載されている金額から、導出した運賃または割引運賃を減算した値がマイナスになる場合、減算した値を残額の欄に書き込まず、精算未完了であることを示す情報を、通過管理部134に出力する。
通過管理部134は、通信部110により受信された乗車券情報に基づき、アカウントIDにより示される利用者が鉄道を利用可能であるか否かを判定する。例えば、通過管理部134は、利用履歴情報122を参照して、アカウントIDに対応付けられたバリュー情報に含まれる残額がプラスである場合、鉄道を利用できる利用者であると判定し、残額がマイナスである場合あるいは利用不可等の情報が書き込まれている場合等、鉄道を利用できない利用者であると判定する。鉄道を利用できる利用者であると判定した場合、通過管理部134は、通信部110とネットワークNWを介して、自動改札機10に扉部を開放させるコマンドを送信する。鉄道を利用できない利用者であると判定した場合、通過管理部134は、通信部110とネットワークNWを介して、自動改札機10に扉部を閉止させるコマンドを送信する。
通過管理部134は、通信部110により受信されたアカウントIDが、登録集団リストに登録されているか否かを判定し、登録集団リストに登録されている場合、精算処理の結果に関わらず、鉄道を利用できる利用者であると判定し、通信部110とネットワークNWを介して、自動改札機10に扉部を開放させるコマンドを送信する。なお、登録集団リストに登録されているアカウントIDの精算処理において残額が不足していた場合、精算部133は、何らかの方法により不足額を徴収できるようにする。例えば、精算部133は、当該アカウントIDが利用不可であること等の情報を利用履歴情報122に書き込み、次回の利用時において不足額の支払いが受けられるようにしてもよい。また、精算部133は、不足額を他の支払い方法(例えば、クレジットカード等)により精算する精算処理をしてもよい。また、精算部133は、通信部110を介して駅務機器40にアカウントIDの残額が不足していることを示す情報を送信し、係員により駅務機器40を用いて不足額の精算処理がなされるようにしてもよい。
次に、図6を参照して、センターサーバ100の動作について説明する。図6は、センターサーバ100の動作の流れの一例を示すフローチャートである。ここでは、センターサーバ100が出場時に精算処理をする例について説明するが、定額区間などについて処理を行う場合、センターサーバ100は入場時に以下の精算処理を実行してもよい。
精算部133は、タイマー機能により経時された時間が所定時間を経過したか否かを監視している(ステップS101)。
通信部110は、ネットワークNWおよび駅サーバ50を介して、自動改札機10から乗車券情報を受信する(ステップS102)。この乗車券情報には、ICカードから読み取られたアカウントIDと、自動改札機10の設置された駅(出場駅)と出場時刻とを示す出場情報が含まれている。判定部131は、乗車券情報に含まれるアカウントIDが、記憶部120の登録集団リスト124に登録されているか否かを判定する(ステップS103)。
判定部131により、アカウントIDが登録集団リスト124に登録されていると判定された場合、テーブル管理部132は、このアカウントIDを精算待ちテーブル125に登録する(ステップS104)。次いで、テーブル管理部132は、タイマー機能による経時を開始する(ステップS105)。
一方、ステップS103において、判定部131により、アカウントIDが登録集団リスト124に登録されていないと判定された場合、精算部133は、精算待ちテーブル125に少なくとも1つのアカウントIDが登録されているか否かを判定する(ステップS106)。精算待ちテーブル125にアカウントIDが登録されていない場合、精算部133は、ステップS102で直近に受信したアカウントIDと出場情報とに基づき、運賃テーブル121と利用履歴情報122とを参照して、アカウントIDに対する運賃を導出し、精算処理を行う(ステップS107)。
一方、ステップS106において、精算待ちテーブル125にアカウントIDが登録されている場合、精算部133は、精算待ちテーブル125に登録されているアカウントIDを読み出し、割引を適用する否かを判定する(ステップS108)。割引を適用すると判定した場合、精算部133は、運賃テーブル121と利用履歴情報122と割引条件情報123とを参照して、アカウントIDに対する割引運賃を導出し、精算処理を行う(ステップS109)。なお、ステップS101において、タイマー機能により経時された時間が所定時間を経過した場合も、精算部133がステップS108以降の処理を実行する。
次いで、精算部133は、ステップS102で直近に受信したアカウントIDと出場情報とに基づき、運賃テーブル121と利用履歴情報122とを参照して、アカウントIDに対する運賃を導出し、精算処理を行う(ステップS110)。精算部133は、精算待ちテーブル125内の情報を削除し、タイマー機能による経時を停止する(S111)。なお、ステップS107の処理後も、精算部133がステップS111の処理を実行する。
一方、ステップS108において、割引を適用しないと判定した場合、精算部133は、運賃テーブル121と利用履歴情報122とを参照して、精算待ちテーブル125から読み出したアカウントIDに対する運賃を導出し、精算処理をする(ステップS112)。
ここで、精算待ちテーブル125に複数のアカウントIDが登録され、あるアカウントIDについては割引条件を満たし、他のアカウントIDについては割引条件を満たさないといった場合も考えられる。この場合、フローチャートの流れに拘わらず、精算部133は、各アカウントIDについてそれぞれ、割引条件を満たすか否かを判定する。
次に、センターサーバ100の動作の適用される場面について説明する。はじめに、介護者がICカードをかざして自動改札機10を通過した後、続けて、障碍者がICカードをかざして自動改札機10を通過した例について説明する(ケース1)。
通信部110は、介護者のアカウントID「77777」を受信する。判定部131は、アカウントID「77777」が登録集団リスト124に登録されていると判定する。テーブル管理部132は、判定部131の判定結果に基づき、アカウントID「77777」を精算待ちテーブル125に登録し、タイマー機能による経時を開始する。続けて、通信部110は、障碍者のアカウントID「55555」を受信する。判定部131は、アカウントID「55555」が登録集団リスト124に登録されていると判定する。テーブル管理部132は、判定部131の判定結果に基づき、アカウントID「55555」を精算待ちテーブル125に登録し、タイマー機能による経時を開始する。
ここで、タイマー機能によりカウントされた時間が所定時間を経過した場合、または、登録集団リスト124に登録されていないアカウントIDを通信部110が受信した場合、精算部133は、精算待ちテーブル125から介護者のアカウントID「77777」と障碍者のアカウントID「55555」とを読み出す。アカウントID「77777」とアカウントID「55555」とは、同じ集団番号「001」と対応付けられたアカウントIDであるため、精算部133は、両者について割り引きを適用すると判定する。そして、精算部133は、運賃テーブル121と利用履歴情報122と割引条件情報123とを参照して、アカウントID「77777」の運賃に割り引きを適用した割引運賃を計算し、精算処理を行うとともに、アカウントID「55555」の運賃に割り引きを適用した割引運賃を計算し、精算処理を行う。
次に、介護者だけがICカードをかざして自動改札機10を通過した例について説明する(ケース2)。
通信部110は、介護者のアカウントID「77777」を受信する。判定部131は、アカウントID「77777」が登録集団リスト124に登録されていると判定する。テーブル管理部132は、判定部131の判定結果に基づき、アカウントID「77777」を精算待ちテーブル125に登録し、タイマー機能による経時を開始する。
ここで、タイマー機能によりカウントされた時間が所定時間を経過した場合、または、通信部110が登録集団リスト124に登録されていないアカウントIDを受信した場合、精算部133は、精算待ちテーブル125から介護者のアカウントID「77777」を読み出す。アカウントID「77777」だけでは割引条件を満たさないため、精算部133は、割り引きを適用しないと判定する。そして、精算部133は、運賃テーブル121と利用履歴情報122とを参照して、アカウントID「77777」の運賃を導出し、精算処理を行う。
次に、障碍者でも介護者でもない一般利用者がICカードをかざして自動改札機10を通過した例について説明する(ケース3)。
通信部110は、一般利用者のアカウントID(例えば、「11111」)を受信する。判定部131は、アカウントID「11111」が登録集団リスト124に登録されていないと判定する。この場合、精算部133は、運賃テーブル121と利用履歴情報122とを参照して、アカウントID「11111」の運賃を導出し、精算処理を行う。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、ネットワークNWを介して接続される自動改札機10から、自動改札機10により読み取られた、利用者のアカウントIDを含む乗車券情報を受信する通信部110と、通信部110により受信された乗車券情報に基づいて、アカウントIDにより示される利用者が、記憶部120に登録された集団に属するか否かを判定する判定部131と、判定部131により記憶部120に登録された集団に属すると判定された利用者のアカウントIDを、精算待ちテーブル125に登録するテーブル管理部132と、所定のタイミングで、精算待ちテーブル125に登録された利用者のアカウントIDのうち記憶部120において同じ集団に属する利用者の識別情報に対して割り引きを適用し、精算処理を行う精算部133と、を備えることにより、集団利用による割引適用を自動的に行い、利用者の利便性を向上させ、係員の負担を軽減することができる。
また、以上説明した交通管理システムによれば、連続して同一の自動改札機10を通過する利用者について運賃まとめ収受処理の対象であるか否かを判定し、運賃まとめ収受処理の対象でない利用者が自動改札機10を通過した時点で、それまでに通過した利用者について運賃まとめ収受処理を行う。これにより、集団利用による割引適用を自動的に行い、利用者の利便性を向上させ、係員の負担を軽減することができる。
また、以上説明した交通管理システムによれば、登録集団リスト124に登録されているアカウントIDであっても、所定の割引条件(例えば、介護者は障碍者と一緒でなければ割引の適用が受けられない等)を満たさない場合、割り引きが適用されない。これにより、割引条件を満たさない利用者に対して割引が適用されることを防止することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
以上説明した交通管理システムは、上述に限定されない。例えば、通過管理部134は、通信部110により受信されたアカウントIDが、同伴割引専用のアカウントIDとして予め登録されている場合、精算処理の結果に関わらず、同タイミング通過でないため鉄道を利用できない利用者であると判定してもよい。「同伴割引専用のアカウントID」とは、団体割引や障碍者割引等の同伴割引の適用を受けられる利用者に対して割り当てられる専用のアカウントIDである。同伴割引とは、予め決められたグループに属する他のメンバーが同伴している場合に適用される割引である。通過管理部134は、例えば、同伴割引専用のアカウントIDが書き込まれている媒体が2枚重ねてリーダライタ部21および31に翳されたことにより、一定時間内または同時に、複数の同伴割引専用のアカウントIDを受信した場合、同タイミング通過であるため鉄道を利用できる利用者であると判定する。そして、通過管理部134は、通信部110とネットワークNWを介して、自動改札機10に扉部を開放させるコマンドを送信する。一方、通過管理部134は、一定時間内または同時に、複数の同伴割引専用のアカウントIDを受信できなかった場合、同タイミング通過でないため鉄道を利用できない利用者であると判定する。そして、通過管理部134は、通信部110とネットワークNWを介して、自動改札機10に扉部を閉止させるコマンドを送信する。
1…交通管理システム、10…自動改札機、20…主機、21…リーダライタ部、22…上面表示部、23…正面表示部、24…扉部24、25…扉部、26…制御部、30…従機30、31…リーダライタ部、32…上面表示部、33…正面表示部、34…扉部、35…扉部、40…駅務機器、50…駅サーバ、100…センターサーバ、110…通信部110、120…記憶部、121…運賃テーブル、122…利用履歴情報、123…割引適用情報123、124…登録集団リスト、125…精算待ちテーブル、130…制御部、131…判定部、132…テーブル管理部、133…精算部、134…通過管理部

Claims (4)

  1. ネットワークを介して接続される自動改札機から、前記自動改札機により読み取られた、利用者の識別情報を含む乗車券情報を受信する通信部と、
    前記通信部により受信された前記乗車券情報に基づいて、前記識別情報により示される利用者が、記憶部に登録された集団に属するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記記憶部に登録された集団に属すると判定された利用者の識別情報を、精算待ちテーブルに登録するテーブル管理部と、を備え、
    前記集団は、第1の利用者と、前記第1の利用者と共に利用するのでなければ割り引きが適用されない第2の利用者とを含む集団として前記記憶部に登録され、
    前記判定部により、前記識別情報により示される利用者が前記集団に属さないと判定された所定のタイミングで、同じ集団に属するものとして前記記憶部に記憶された前記第1の利用者および前記第2の利用者が前記精算待ちテーブルに登録されているとき、前記第2の利用者に対して割り引きを適用する精算部を備える、
    交通管理装置。
  2. 前記テーブル管理部は、前記所定のタイミングにおいて、前記精算部により前記割り引きの適用を含む場合がある精算処理が行われた後、前記精算待ちテーブルをクリアする、
    請求項記載の交通管理装置。
  3. 請求項1または2記載の交通管理装置と、
    利用者の提示した媒体から前記乗車券情報を読み取り、前記ネットワークを介して前記交通管理装置に送信する自動改札機と、
    を備える交通管理システム。
  4. コンピュータに、
    ネットワークを介して接続される自動改札機から、前記自動改札機により読み取られた、利用者の識別情報を含む乗車券情報を受信させ、
    前記受信された前記乗車券情報に基づき、前記識別情報により示される利用者が、記憶部に登録された集団に属するか否かを判定させ、
    前記記憶部に登録された集団に属すると判定された利用者の識別情報を精算待ちテーブルに登録させるプログラムであって
    前記集団は、第1の利用者と、前記第1の利用者と共に利用するのでなければ割り引きが適用されない第2の利用者とを含む集団として前記記憶部に登録され、
    前記コンピュータに、更に、
    前記識別情報により示される利用者が前記集団に属さないと判定された所定のタイミングで、同じ集団に属するものとして前記記憶部に記憶された前記第1の利用者および前記第2の利用者が前記精算待ちテーブルに登録されているとき、前記第2の利用者に対して割り引きを適用させる、
    交通管理プログラム。
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