JP6800393B2 - 温度推定装置、モータ制御装置および温度推定方法 - Google Patents

温度推定装置、モータ制御装置および温度推定方法 Download PDF

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Description

本発明は、モータを構成するコイル部の温度(以下、コイル温度と記載する)を推定する温度推定装置、モータ制御装置および温度推定方法に関する。
直流モータに電圧が印加されると、コイル抵抗分の熱が生じてコイル温度が上昇する。コイル温度が過度に上昇した場合、コイル被膜が絶縁破壊される可能性があるため、許容上限温度を超える前にモータへの電圧印加を制限する必要がある。
例えば、特許文献1には、モータの端子間電圧とモータ電流とに基づいてモータ温度を推定する装置が記載されている。この装置では、モータの端子間電圧にモータ電流を乗じた値の平均値または積分値に応じてモータへ供給する最大電流値を制限する。モータ電流は、温度推定のために設けられた電流センサによって検出される。
特開平8−133107号公報
特許文献1に記載された従来の技術は、モータ電流を検出するための電流センサが必要であるという課題があった。
本発明は上記課題を解決するものであり、電流センサを用いずに、モータのコイル温度を推定することができる温度推定装置、モータ制御装置および温度推定方法を得ることを目的とする。
本発明に係る温度推定装置は、デューティ比推定部、消費電力推定部、放熱電力推定部、温度変化量推定部、時定数推定部および温度推定部を備える。デューティ比推定部は、モータを構成するコイル部への通電間隔に対応する駆動デューティ比およびモータの雰囲気温度に基づいて、コイル部への通電に対する雰囲気温度の影響を考慮した駆動デューティ比を推定する。消費電力推定部は、モータへの供給電圧およびデューティ比推定部によって推定された駆動デューティ比に基づいて、デューティ比推定部によって推定された駆動デューティ比でコイル部へ通電したモータの消費電力を推定する。放熱電力推定部は、デューティ比推定部によって推定された駆動デューティ比、モータへの供給電圧および前回に推定されたコイル部の温度変化量に基づいて、デューティ比推定部によって推定された駆動デューティ比で通電したコイル部の放熱を伴うモータの消費電力を推定する。温度変化量推定部は、消費電力推定部によって推定されたモータの消費電力に基づいて、コイル部の温度時定数の時間における温度変化量を推定する。時定数推定部は、消費電力推定部によって推定されたモータの消費電力と放熱電力推定部によって推定された消費電力との電力差に基づいて、コイル部の温度時定数を推定する。温度推定部は、温度変化量推定部によって推定されたコイル部の温度変化量、時定数推定部によって推定された温度時定数、電力差、および前回に推定されたコイル部の温度変化量に基づいて、雰囲気温度からのコイル部の温度変化量を推定する。
本発明によれば、モータを構成するコイル部への通電間隔に対応する駆動デューティ比およびモータの雰囲気温度に基づいて、コイル部への通電に対する雰囲気温度の影響を考慮した駆動デューティ比を推定し、推定した駆動デューティ比でコイル部へ通電したときのモータの消費電力、コイル部の放熱を伴うモータの消費電力、両者の電力差、コイル部の温度時定数およびコイル部の温度時定数の時間における温度変化量を推定して、これらの推定値と前回に推定されたコイル部の温度変化量に基づいて、雰囲気温度からのコイル部の温度変化量を推定する。これにより、電流センサを用いずに、モータのコイル温度を推定することができる。
実施の形態1に係るモータ制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る温度推定装置の構成を示すブロック図である。 モータを構成するコイル部の温度特性を示すグラフである。 実施の形態1に係る温度推定方法を示すフローチャートである。 図5Aは、実施の形態1に係る温度推定装置の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図5Bは、実施の形態1に係る温度推定装置の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るモータ制御装置1の構成を示すブロック図である。モータ制御装置1は、モータ2の動作を制御する装置であり、モータ2は、直流電源3からの供給電圧Vによって動作する。例えば、モータ2は、車両に搭載されたアクチュエータを駆動させる。アクチュエータは、車両に搭載された各種のバルブを駆動させる。図1に示すように、モータ制御装置1は、駆動回路10、ブリッジ回路11、電圧検出回路12、温度推定装置13、判定部14およびデューティ比変更部15を備える。
駆動回路10は、デューティ比変更部15から入力した駆動デューティ比Dに応じて、モータ2への通電をパルス幅変調(以下、PWMと記載する)制御する。駆動デューティ比Dは、モータ2を構成するコイル部への通電間隔に対応する駆動デューティ比である。ブリッジ回路11は、駆動回路10から入力したPWM信号に応じて直流電源3からの電圧をチョッピングしてモータ2へ印加する電界効果トランジスタ(以下、FETと記載する)のブリッジ回路である。電圧検出回路12は、FETのブリッジ回路11を介して直流電源3からモータ2へ印加される供給電圧Vを検出する。
温度推定装置13は、雰囲気温度T、駆動デューティ比Dの指令値、供給電圧Vおよびモータ2を構成するコイル部について前回に推定した温度変化量ΔTn−1に基づいて、雰囲気温度Tからのコイル部の温度変化量ΔTを推定し、雰囲気温度Tを用いて今回のコイル温度Tを算出する。例えば、車両には、エンジンの冷却水温度を検出するための温度センサが予め設けられている。そこで、エンジンの冷却水の温度を雰囲気温度Tとして使用することで、温度推定装置13は、車両に搭載された温度センサから雰囲気温度Tを取得することができ、雰囲気温度Tを検出する温度センサが不要となる。
判定部14は、温度推定装置13によって推定されたコイル温度Tが正常温度であるか否かを判定する。例えば、判定部14は、コイル温度Tが異常温度の判定基準値以上であれば、コイル温度Tが異常に上昇して正常温度ではないと判定し、コイル温度Tが異常温度の判定基準値未満である場合、コイル温度Tが正常温度であると判定する。
デューティ比変更部15は、判定部14によるコイル温度Tの判定結果に基づいて、駆動回路10によるPWM制御に用いられる駆動デューティ比を変更する。例えば、デューティ比変更部15は、判定部14によってコイル温度Tが正常温度ではないと判定された場合、指令値が示す駆動デューティ比Dをより低い値に変更して駆動回路10に出力する。また、判定部14によってコイル温度Tが正常温度であると判定された場合は、デューティ比変更部15は、指令値が示す駆動デューティ比Dをそのまま駆動回路10に出力する。
図2は、実施の形態1に係る温度推定装置13の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、温度推定装置13は、デューティ比推定部130、消費電力推定部131、放熱電力推定部132、温度変化量推定部133、時定数推定部134および温度推定部135を備える。デューティ比推定部130は、駆動デューティ比Dおよびモータ2の雰囲気温度Tに基づいて、コイル部への通電に対する雰囲気温度Tの影響を考慮した駆動デューティ比D’を推定する。
消費電力推定部131は、モータ2への供給電圧Vおよびデューティ比推定部130によって推定された駆動デューティ比D’に基づいて、駆動デューティ比D’でコイル部へ通電したモータ2の消費電力Pを推定する。放熱電力推定部132は、デューティ比推定部130によって推定された駆動デューティ比D’、モータ2への供給電圧Vおよび前回に推定されたコイル部の温度変化量ΔTn−1に基づいて、駆動デューティ比D’で通電したコイル部の放熱を伴うモータ2の消費電力Pzを推定する。
温度変化量推定部133は、消費電力推定部131によって推定されたモータ2の消費電力Pに基づいて、コイル部の温度時定数τsの時間における温度変化量ΔTを推定する。時定数推定部134は、消費電力推定部131によって推定された消費電力Pと、放熱電力推定部132によって推定された消費電力Pzとの電力差ΔP(=P−Pz)に基づいて、コイル部の温度時定数τsを推定する。
温度推定部135は、コイル部の温度時定数τsの時間における温度変化量ΔT、電力差ΔPに基づき推定された温度時定数τs、電力差ΔPおよび前回に推定されたコイル部の温度変化量ΔTn−1に基づいて、雰囲気温度Tからのコイル部の温度変化量ΔTを推定する。温度推定部135によって推定された温度変化量ΔTは、図2において記載を省略したメモリに保存される。放熱電力推定部132および温度推定部135は、前回に推定された温度変化量ΔTn−1を、このメモリから読み出す。また、温度推定部135は、温度変化量ΔTと雰囲気温度Tとを加えたコイル温度Tを算出し、算出したコイル温度Tをモータ制御装置1が備える判定部14に出力する。
図3は、モータ2を構成するコイル部の温度特性を示すグラフである。コイル部に通電すると、コイル抵抗によってコイル部は発熱する。このとき、コイル温度は、コイル部の通電時間とともに、図3に示すように変化する。一般に、t時間後のコイル温度T(t)およびt時間でのコイル部の温度変化量ΔT(t)は、下記式(1)および下記式(2)で表すことができる。Tはモータ2の雰囲気温度であり、τsはコイル部の温度時定数であり、ΔTsは、コイル温度上昇の飽和温度である。
T(t)=T+ΔT(t) ・・・(1)
ΔT(t)=ΔTs(1−e−t/τs) ・・・(2)
温度時定数τsは、雰囲気温度Tから飽和温度ΔTsの0.632倍の値に到達するまでの時間であるが、実際には、コイル部へ印加した電圧の変動および断続通電の条件によって飽和温度ΔTsが変化し、飽和温度ΔTsに至るまでの温度特性が変化する。
しかしながら、従来の温度推定装置は、温度推定対象の熱容量を一定としているため、コイル電流およびコイル温度の上昇の仕方も一定となってしまう。このため、コイル温度の推定値と実際のコイル温度との乖離が大きく、モータ制御装置は、コイル温度に応じた高精度のモータ制御を行うことができなかった。
そこで、温度推定装置13は、駆動デューティ比Dおよび雰囲気温度Tに基づいて、コイル部への通電に対する雰囲気温度Tの影響を考慮した駆動デューティ比D’を推定し、駆動デューティ比D’でコイル部へ通電したときのモータ2の消費電力P、コイル部の放熱を伴うモータ2の消費電力Pz、両者の電力差ΔP、コイル部の温度時定数τs、および温度時定数τsの時間におけるコイル部の温度変化量ΔTを推定し、これらの推定値と前回に推定されたコイル部の温度変化量ΔTn−1とに基づいて、雰囲気温度Tからのコイル部の温度変化量ΔTを推定する。
消費電力Pと消費電力Pzとの電力差ΔP、温度時定数τs、温度変化量ΔTおよび温度変化量の前回値ΔTn−1を変数として扱うことで、コイル部が通電されたときのコイル抵抗の発熱と放熱を考慮し、前回値ΔTn−1をフィードバックすることができる。これにより、温度推定装置13は、従来の温度推定装置よりも高精度にコイル温度を推定することが可能である。さらに、温度推定装置13は、特許文献1に記載された装置と異なり、電流センサを用いずにコイル温度を推定することができる。
次に動作について説明する。
図4は、実施の形態1に係る温度推定方法を示すフローチャートであり、図2に示した温度推定装置13がモータ2のコイル部の温度変化量ΔTを推定するまでの一連の動作を示している。まず、デューティ比推定部130が、駆動デューティ比Dの指令値と雰囲気温度Tを入力て、当該指令値が示す駆動デューティ比Dおよび雰囲気温度Tに基づいて、コイル部への通電に対する雰囲気温度Tの影響を考慮した駆動デューティ比D’を推定する(ステップST1)。
コイル温度の変動に影響を与える因子には、コイル抵抗の他に、コイル部に流れる電流がある。駆動デューティ比Dによってコイル部へ印加される電圧の波形は規定され、この電圧波形から、コイル部に流れる電流を把握することができる。しかしながら、コイル部における電流の流れは、モータ2の雰囲気温度Tによって変化する。
そこで、デューティ比推定部130は、例えば、駆動デューティ比Dおよび雰囲気温度Tを変数とした下記の3つの関係式(3)に従って、コイル部への通電に対する雰囲気温度Tの影響を考慮した駆動デューティ比D’を推定する。関係式(3)において、係数μおよびθは、係数κ、ζ、χおよびψによって決定される。係数κ、ζ、χおよびψは、駆動デューティ比と温度との関係を示す係数であり、モータ2の様々な動作環境を模擬した実験を行って予め求めておく。これらの係数を含む下記式(3)を用いることで、雰囲気温度Tから駆動デューティ比D’が算出される。
D’=μT+θ
μ=κD+ζ
θ=χD+ψ ・・・(3)
消費電力推定部131は、モータ制御装置1が備える電圧検出回路12からモータ2への供給電圧Vを入力し、デューティ比推定部130から駆動デューティ比D’を入力し、駆動デューティ比D’および供給電圧Vに基づいて、駆動デューティ比D’でコイル部へ通電したモータ2の消費電力Pを推定する(ステップST2)。
例えば、消費電力推定部131は、駆動デューティ比D’および供給電圧Vを変数とした下記の3つの関係式(4)に従って、モータ2の消費電力Pを推定する。関係式(4)において、消費電力Pについての関係式は駆動デューティ比D’を変数とした式であり、この式における係数αおよびβの関係式は、供給電圧Vを変数とした式である。係数αおよびβは、駆動デューティ比とコイル電流との関係を示す係数a、b、cおよびdによって決定される。係数a、b、cおよびdは、モータ2の様々な動作環境を模擬した実験を行って予め求めておく。これらの係数を含む下記式(4)を用いることで、駆動デューティ比D’から消費電力Pが算出される。
P=αD’+βD’
α=aV+b
β=cV+d ・・・(4)
続いて、放熱電力推定部132は、デューティ比推定部130によって推定された駆動デューティ比D’、モータ2への供給電圧Vおよび前回に推定されたコイル部の温度変化量ΔTn−1に基づいて、駆動デューティ比D’で通電したコイル部の放熱を伴うモータ2の消費電力Pzを推定する(ステップST3)。駆動デューティ比D’でコイル部を通電すると、コイル部には、駆動デューティ比D’に対応する間隔で電流が断続通電される。コイル部に電流が通電されない期間では、コイル部に電流が通電されたときにコイル抵抗で生じた熱が放射され、コイル温度を変動させる要因となる。
そこで、放熱電力推定部132は、例えば、駆動デューティ比D’、モータ2への供給電圧Vおよび前回に推定されたコイル部の温度変化量ΔTn−1を変数とした下記の3つの関係式(5)に従って、コイル部の放熱を伴うモータ2の消費電力Pzを推定する。関係式(5)において、消費電力Pzについての関係式は供給電圧Vおよび前回の温度変化量ΔTn−1を変数とした式であり、この式における係数gおよびhの関係式は、駆動デューティ比D’を変数とした式である。
Pz=(gV+h)×σΔTn−1
g=ιD’+ν
h=υD’+ω ・・・(5)
係数gおよびhは、駆動デューティ比とコイル電流と温度との関係を示す係数ι、ν、υおよびωによって決定される。係数σは、消費電力Pzに対するコイル部の温度変化量の前回値ΔTn−1の寄与度合いを示す係数である。これらの係数は、モータ2の様々な動作環境を模擬した実験を行って予め求めておく。これらの係数を含む上記式(5)を用いることで、駆動デューティ比D’とコイル部の温度変化量の前回値ΔTn−1から、消費電力Pzが算出される。
温度変化量推定部133は、消費電力推定部131によって推定されたモータ2の消費電力Pに基づいて、コイル部の温度時定数τsの時間における温度変化量ΔTを推定する(ステップST4)。例えば、温度変化量推定部133は、モータ2の消費電力Pを変数とした下記の関係式(6)に従って、コイル部の温度時定数τsの時間における温度変化量ΔTを推定する。係数γおよびδは、コイル部において想定される最大の温度変化量(雰囲気温度からコイル部の飽和温度までの温度変化量)の0.632倍の値とモータ2の消費電力との関係を示す係数であり、モータ2の様々な動作環境を模擬した実験を行って予め求めておく。これらの係数を含む下記式(6)を用いることで、消費電力Pから、温度変化量ΔTが算出される。
ΔT=γP+δ ・・・(6)
時定数推定部134は、消費電力推定部131によって推定された消費電力Pと、放熱電力推定部132によって推定された消費電力Pzとの電力差ΔP(=P−Pz)に基づいて、コイル部の温度時定数τsを推定する(ステップST5)。例えば、時定数推定部134は、電力差ΔPを変数とした下記の関係式(7)に従ってコイル部の温度時定数τsを推定する。係数εおよびξは、コイル部において想定される最大の温度変化量の0.632倍の値と電力差との関係を示す係数であり、モータ2の様々な動作環境を模擬した実験を行って予め求めておく。これらの係数を含む下記式(7)を用いることで、電力差ΔPから、温度時定数τsが算出される。
τs=εΔP+ξ ・・・(7)
温度推定部135は、コイル部の温度時定数τsの時間における温度変化量ΔT、電力差ΔPに基づき推定された温度時定数τs、電力差ΔPおよび前回に推定されたコイル部の温度変化量ΔTn−1に基づいて、雰囲気温度Tからのコイル部の温度変化量ΔTを推定する(ステップST6)。例えば、温度推定部135は、温度変化量ΔT、温度時定数τs、電力差ΔPおよび温度変化量の前回値ΔTn−1を変数とした下記の関係式(8)に従って、雰囲気温度Tからのコイル部の温度変化量ΔTを推定する。また、t時間後のコイル温度T(t)は、下記の関係式(9)に従って求めることができる。
なお、下記式(8)および下記式(9)は、上記式(7)を用いて算出された温度時定数τsを無次元数として扱い、上記式(4)および上記式(5)を用いて算出されたΔPを無次元数として扱った関係式である。すなわち、下記式(8)および下記式(9)は、コイル部の温度変化量ΔTおよびΔT(t)に対して、上記式(7)を用いて算出される温度時定数τsの値と上記式(4)および上記式(5)を用いて算出されるΔPの値とが、どの程度依存しているかを定性的に示す関係式であり、モータ2の様々な動作環境を模擬した実験によって求められる。
ΔT=(ΔT/τs)×ΔP+ΔTn−1 ・・・(8)
ΔT(t)=(ΔT/τs)×ΔP+ΔTn−1(t) ・・・(9)
温度推定部135は、温度変化量ΔTを算出すると、下記式(10)に従ってコイル温度Tを算出し、コイル温度Tをモータ制御装置1が備える判定部14に出力する。
=T+ΔT ・・・(10)
次に、温度推定装置13の機能を実現するハードウェア構成について説明する。温度推定装置13における、デューティ比推定部130、消費電力推定部131、放熱電力推定部132、温度変化量推定部133、時定数推定部134および温度推定部135の機能は、処理回路によって実現される。すなわち、温度推定装置13は、図4に示したステップST1からステップST6までの処理を実行するための処理回路を備える。この処理回路は、専用のハードウェアであってもよいが、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)であってもよい。
図5Aは、温度推定装置13の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図5Bは、温度推定装置13の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。図5Aおよび図5Bにおいて、入出力インタフェース100は、温度推定装置13と外部装置との間のデータのやり取りを中継するインタフェースである。
処理回路が図5Aに示す専用のハードウェアの処理回路101である場合、処理回路101は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、または、これらを組み合わせたものが該当する。温度推定装置13における、デューティ比推定部130、消費電力推定部131、放熱電力推定部132、温度変化量推定部133、時定数推定部134および温度推定部135の機能を、別々の処理回路で実現してもよく、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
処理回路が図5Bに示すプロセッサ102である場合、温度推定装置13における、デューティ比推定部130、消費電力推定部131、放熱電力推定部132、温度変化量推定部133、時定数推定部134および温度推定部135の機能は、ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。なお、ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述されてメモリ103に記憶される。
プロセッサ102は、メモリ103に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、温度推定装置13における、デューティ比推定部130、消費電力推定部131、放熱電力推定部132、温度変化量推定部133、時定数推定部134および温度推定部135の機能を実現する。すなわち、温度推定装置13は、プロセッサ102によって実行されるときに、図4に示すステップST1からステップST6までの処理が結果的に実行されるプログラムを記憶するためのメモリ103を備える。これらのプログラムは、デューティ比推定部130、消費電力推定部131、放熱電力推定部132、温度変化量推定部133、時定数推定部134および温度推定部135の手順または方法をコンピュータに実行させる。メモリ103は、コンピュータを、デューティ比推定部130、消費電力推定部131、放熱電力推定部132、温度変化量推定部133、時定数推定部134および温度推定部135として機能させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
メモリ103には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically−EPROM)などの不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVDなどが該当する。
デューティ比推定部130、消費電力推定部131、放熱電力推定部132、温度変化量推定部133、時定数推定部134および温度推定部135の機能について一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。例えば、デューティ比推定部130、消費電力推定部131および放熱電力推定部132は専用のハードウェアである処理回路101で機能を実現し、温度変化量推定部133、時定数推定部134および温度推定部135は、プロセッサ102がメモリ103に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって機能を実現する。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせにより上記機能を実現することができる。
以上のように、実施の形態1に係る温度推定装置13において、駆動デューティ比Dおよびモータ2の雰囲気温度Tに基づいて、コイル部への通電に対する雰囲気温度Tの影響を考慮した駆動デューティ比D’を推定し、駆動デューティ比D’でコイル部へ通電したときのモータ2の消費電力P、コイル部の放熱を伴うモータ2の消費電力Pz、両者の電力差ΔP、コイル部の温度時定数τsおよびコイル部の温度時定数の時間における温度変化量ΔTを推定し、これらの推定値およびコイル部の温度変化量の前回値ΔTn−1に基づいて、雰囲気温度Tからのコイル部の温度変化量ΔTを推定する。これにより、電流センサを用いずに、モータ2のコイル温度を推定することができる。さらに、従来の温度推定装置よりも高精度にコイル温度を推定することが可能である。
実施の形態1に係る温度推定装置13において、車両に搭載されたエンジンの冷却水の温度を雰囲気温度として使用する。車両には、冷却水の温度を検出する温度センサが搭載されていることから、温度推定装置13は、雰囲気温度Tを検出する温度センサが不要である。
実施の形態1に係るモータ制御装置1は、駆動回路10、電圧検出回路12、温度推定装置13、判定部14およびデューティ比変更部15を備えるので、温度推定装置13によって推定されたコイル温度Tに応じた高精度のモータ制御を行うことができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
本発明に係る温度推定装置は、電流センサを用いずに、モータのコイル温度を推定することができるので、例えば、車両に搭載されたアクチュエータを駆動させるモータに利用可能である。
1 モータ制御装置、2 モータ、3 直流電源、10 駆動回路、11 ブリッジ回路、12 電圧検出回路、13 温度推定装置、14 判定部、15 デューティ比変更部、100 入出力インタフェース、101 処理回路、102 プロセッサ、103 メモリ、130 デューティ比推定部、131 消費電力推定部、132 放熱電力推定部、133 温度変化量推定部、134 時定数推定部、135 温度推定部。

Claims (4)

  1. モータを構成するコイル部への通電間隔に対応する駆動デューティ比および前記モータの雰囲気温度に基づいて、前記コイル部への通電に対する前記雰囲気温度の影響を考慮した駆動デューティ比を推定するデューティ比推定部と、
    前記モータへの供給電圧および前記デューティ比推定部によって推定された駆動デューティ比に基づいて、前記デューティ比推定部によって推定された駆動デューティ比で前記コイル部へ通電した前記モータの消費電力を推定する消費電力推定部と、
    前記デューティ比推定部によって推定された駆動デューティ比、前記モータへの供給電圧および前回に推定された前記コイル部の温度変化量に基づいて、前記デューティ比推定部によって推定された駆動デューティ比で通電した前記コイル部の放熱を伴う前記モータの消費電力を推定する放熱電力推定部と、
    前記消費電力推定部によって推定された前記モータの消費電力に基づいて、前記コイル部の温度時定数の時間における温度変化量を推定する温度変化量推定部と、
    前記消費電力推定部によって推定された前記モータの消費電力と前記放熱電力推定部によって推定された消費電力との電力差に基づいて、前記コイル部の温度時定数を推定する時定数推定部と、
    前記温度変化量推定部によって推定された前記コイル部の温度変化量、前記時定数推定部によって推定された温度時定数、前記電力差、および前回に推定された前記コイル部の温度変化量に基づいて、前記雰囲気温度からの前記コイル部の温度変化量を推定する温度推定部と、
    を備えたことを特徴とする温度推定装置。
  2. 車両に搭載されたエンジンの冷却水の温度を前記雰囲気温度として使用すること
    を特徴とする請求項1記載の温度推定装置。
  3. 駆動デューティ比に応じて前記モータへの通電をパルス幅変調制御する駆動回路と、
    前記モータへの供給電圧を検出する電圧検出回路と、
    請求項1または請求項2記載の温度推定装置と、
    温度推定装置によって推定された前記コイル部の温度が正常な温度であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による前記コイル部の温度の判定結果に基づいて、前記駆動回路によるパルス幅変調制御に用いられる駆動デューティ比を変更するデューティ比変更部と、
    を備えたことを特徴とするモータ制御装置。
  4. デューティ比推定部が、モータを構成するコイル部への通電間隔に対応する駆動デューティ比および前記モータの雰囲気温度に基づいて、前記コイル部への通電に対する前記雰囲気温度の影響を考慮した駆動デューティ比を推定するステップと、
    消費電力推定部が、前記モータへの供給電圧および前記デューティ比推定部によって推定された駆動デューティ比に基づいて、前記デューティ比推定部によって推定された駆動デューティ比で前記コイル部へ通電した前記モータの消費電力を推定するステップと、
    放熱電力推定部が、前記デューティ比推定部によって推定された駆動デューティ比、前記モータへの供給電圧および前回に推定された前記コイル部の温度変化量に基づいて、前記デューティ比推定部によって推定された駆動デューティ比で通電した前記コイル部の放熱を伴う前記モータの消費電力を推定するステップと、
    温度変化量推定部が、前記消費電力推定部によって推定された前記モータの消費電力に基づいて、前記コイル部の温度時定数の時間における温度変化量を推定するステップと、
    時定数推定部が、前記消費電力推定部によって推定された前記モータの消費電力と前記放熱電力推定部によって推定された消費電力との電力差に基づいて、前記コイル部の温度時定数を推定するステップと、
    温度推定部が、前記温度変化量推定部によって推定された前記コイル部の温度変化量、前記時定数推定部によって推定された温度時定数、前記電力差、および前回に推定された前記コイル部の温度変化量に基づいて、前記雰囲気温度からの前記コイル部の温度変化量を推定するステップと、
    を備えたことを特徴とする温度推定方法。
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