JP6795936B2 - 配達物処理装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、配達物処理装置に関する。
郵便事業者等により使用される配達物処理装置では、封書や小包等の配達対象物に表示された宛先に基づいて配達区分先を特定し、配達区分先に応じた集積部に配達対象物を搬送する処理が行われる。
一般的に、配達対象物は、その配達区分先の多様性から、複数回に分けて配達物処理装置によって処理されている。配達区分先を特定する際には、配達対象物に表示されたバーコードから情報を取得する。しかし、バーコード表示箇所が汚れていたり、滲んでいたりする等の場合には、バーコードから情報を読み取れないことがある。そこで、バーコードから情報を取得できない場合は、配達対象物に表示等された宛先等をOCR(Optical Character Recognition)処理またはVC(Video Coding)処理により、配達区分先をする方法等が従来用いられている。しかし、OCR処理またはVC処理による配達区分先の特定は、いずれも一般的にバーコード処理を用いるよりも時間を要する。
特開2015−231916号公報
本発明が解決しようとする課題は、バーコード表示箇所が汚れていたり滲んでいたりする等の場合でもバーコードから情報を認識できる配達物処理装置を提供することである。
実施形態の配達物処理装置は、画像取得部と、二値化処理部と、膨張処理部と、収縮処
理部と、バーコード領域特定部と、パターン領域辞書と、パターン領域特定部と、文字認
識部と、区分先特定制御部と、を備える。画像取得部は、配達対象物を撮影した画像を取
得する。二値化処理部は、前記画像取得部が取得した取得画像に対して二値化処理を施す
。膨張処理部は、前記二値化処理部により前記二値化処理が施された二値化画像において
任意の画素の周辺に少なくとも黒い画素が一つある場合に前記任意の画素を黒い画素に置
き換える膨張処理を施す。収縮処理部は、前記二値化画像において任意の画素の周辺に少
なくとも白い画素が一つある場合に前記任意の画素を白い画素に置き換える収縮処理を施
す。バーコード領域特定部は、前記膨張処理部による前記膨張処理及び前記収縮処理部に
よる前記収縮処理が施された加工画像において矩形領域を検出した場合、前記矩形領域を
バーコード領域として特定する。パターン領域辞書は、前記バーコード領域特定部が特定
したバーコード領域を基準とした、バーコードがデコードされて得られる数字列が記載さ
れているパターン領域の相対的位置と、前記パターン領域のサイズと、の組み合わせで特
定されるパターンのパターン特定情報を記憶する。パターン領域特定部は、前記パターン
領域辞書を参照して前記取得画像における前記パターン領域を特定する。文字認識部は、
前記パターン領域特定部により特定された前記パターン領域に対して文字認識を行い、前
記バーコードがデコードされて得られる数字列を認識する。区分先特定制御部は、前記文
字認識部が認識した前記バーコードがデコードされて得られる数字列から配達区分先を特
定する。
実施形態の配達物処理システムの構成を示す図。 実施形態の配達物処理装置100の構成を示す図。 実施形態の配達物処理装置100の制御部の構成を示すブロック図。 実施形態の配達物処理装置100の画像処理制御部及び読取制御部306の構成を示すブロック図。 実施形態の配達物処理装置100の画像処理を説明するための、各画像処理段階におけるバーコード表示を示す図。 実施形態の配達物処理装置100の読取制御部306が実行する区分先特定処理の流れを示すフローチャート。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。
まず、図1を参照して、実施形態の配達物処理システムの構成について説明する。
図1は、実施形態の配達物処理システムの構成を示す図である。
配達物処理システムは、配達物処理装置100と、データベース101と、VC用端末装置102と、を備える。
配達物処理装置100は、封書や小包等の配達対象物S(図2参照)に表示された宛先等を認識し、その宛先に応じて配達対象物Sを区分集積する装置である。配達物処理装置100は、例えば郵便局等に設置される郵便区分機や、例えば物流拠点に設置される小包ソータである。配達物処理装置100は、NW(ネットワーク)などの通信回線を介してデータベース101と接続しており、配達対象物Sから取得した例えばバーコード情報を基に、データベース101に格納されている例えばバーコード情報と紐づいた宛先及び更新日時等の情報を照合し配達区分先を特定する。
データベース101は、NW(ネットワーク)などの通信回線を介して配達物処理装置100と接続しており、配達区分先を特定するための情報を記憶するものである。データベース101は、例えばバーコード情報と、宛先情報と、最終更新日時と、を記憶する。
配達物処理装置100は、NW(ネットワーク)などの通信回線を介してVC(Video Coding)用端末装置と通信し、VC用端末装置102から配達対象物Sに関する情報(例えば郵便番号や宛先)を受信する。
VC用端末装置102は、配達物処理装置100からNWを介して受信した画像をオペレータに表示し、オペレータにより入力された情報を配達物処理装置100に返信するものである。この画像を表示して配達区分先を特定するための情報の入力を受け付ける処理を、VC処理と称する。
次に、図2を参照して、配達物処理装置100の構成について説明する。
図2は、配達物処理装置100の構成を示す図である。
図2に示すように、配達物処理装置100は、例えば、搬送部200と、区分部201と、供給部202と、整位部203と、排除集積部204と、第1バーコード読取部205と、OCR(Optical Character Recognition)処理部206とIJP(Ink Jet Printer)207と、第2バーコード読取部208と、を備える。
搬送部200は、図示しない少なくとも一対の搬送ベルト308と、駆動部309と、を備える。搬送部200は、少なくとも一対の搬送ベルト308を用いて封書等の配達対象物Sを両側から挟み込んで搬送路に沿って搬送する。駆動部309は、搬送ベルト308を駆動させるものである。搬送部200は、配達対象物Sが小包等の場合には、一対の搬送ベルト308ではなく、コンベアとして機能する搬送ベルト308と、駆動部309と、を備えるとしてもよい。コンベアとして機能する搬送ベルト308は、配達対象物Sを搬送ベルト308に乗せて搬送路に沿って搬送する。
区分部201は、搬送経路に沿って、複数のスタッカ209(集積部)209を備える。スタッカ209の数は2以上の任意の数であってよい。配達対象物Sの配達区分先に応じたスタッカ209に配達対象物Sが区分集積される。
供給部202は、配達対象物Sを搬送部200へ供給するものである。供給部202は、複数の配達対象物Sを1つずつ取り出し、搬送部200へ供給する。
整位部203は、配達対象物Sを搬送に適した姿勢に整えるものである。整位部203は、例えば配達対象物Sの下端の位置を整える。
排除集積部204は、後述する排除制御部303によって搬送不可と判定された配達対象物Sを集積するものである。
第1バーコード読取部205は、配達対象物Sに表示されたバーコードから情報を読み取るものである。第1バーコード読取部205は、搬送部200により搬送されてきた配達対象物Sの配達区分先を特定するために、配達対象物Sに表示されたバーコードから情報を読み取る。
OCR処理部206は、配達対象物Sに表示された宛先情報等の情報やバーコードの情報を読み取るものである。OCR処理部206は、例えば配達対象物Sを撮像する図示しないカメラ(ラインスキャナ)を備えおり、搬送部200により搬送されてきた配達対象物Sを撮像する。OCR処理部206は、カメラによって撮像された画像に対してOCR処理を行い、配達対象物Sの郵便番号、宛先、差出人、バーコード等の情報を読み取る。
IJP207は、OCR処理部206またはVC依頼部443によって取得された配達対象物Sの情報をエンコードしたオブジェクトを、バーコードとして配達対象物Sに印刷するものである。印刷されたバーコードは、IJP207に付設された第2バーコード読取部208によって読み取られ、ベリファイ処理が行われる。
次に、図3を参照して、実施形態の配達物処理装置100の制御部について説明する。
図3は、実施形態の配達物処理装置100の制御部の構成を例示した図である。
制御部300は、例えば主制御部301と、供給制御部302と、排除制御部303と、印刷制御部304と、搬送制御部305と、読取制御部306と、区分先特定制御部307と、を備える。
制御部300もしくは制御部300に含まれる機能部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが記憶部に格納されたプログラムを実行することで機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、各種インターフェース等のハードウェアを含んでもよい。
主制御部301は、配達処理装置システム全体を制御するものである。主制御部301は、配達対象物Sが配達区分先に応じたスタッカ209へ搬送されるように各制御部を制御する。
供給制御部302は、供給部202を制御するものである。供給制御部302は、主制御部301からの指示に応じて配達対象物Sを1つずつ取出すように供給部202を制御する。
排除制御部303は、配達対象物Sのサイズ、姿勢、複数枚重ね、異物や金属の有無などを検知する図示しないセンサ等を制御し、配達対象物Sのサイズや厚みなどが規定外である場合、配達対象物Sが複数枚重ねとなっている場合、配達対象物Sに異物等が含まれている場合、配達対象物Sの姿勢が規定外である場合、などには、その配達対象物Sを搬送不可と判定し排除集積部204に送るものである。排除集積部204は、搬送不可と判定しない配達対象物Sを排除せず、そのまま通過させる。
印刷制御部304は、IJP207を制御するものである。印刷制御部304は、OCR処理部206またはVC依頼部443によって取得された配達対象物Sの宛先等の情報をエンコードしたオブジェクトを、バーコードとして配達対象物Sに印刷するためにIJP207を制御する。
搬送制御部305は、主制御部301から送信される配達区分先情報等に基づいて、搬送部200と、搬送ベルト308と、駆動部309と、を制御するものである。搬送制御部305は、配達対象物Sを配達区分先に応じたスタッカ209に搬送するように搬送部200と、搬送ベルト308と、駆動部309と、を制御する。
読取制御部306は、配達対象物Sから情報を読み取るためのバーコード処理、OCR処理、VC処理を制御するものである。
区分先特定制御部307は、第1バーコード読取部205、第2バーコード読取部208、OCR処理部206、VC依頼部443による処理結果を読取制御部306より取得し、これらの処理結果に含まれる宛先情報から、配達対象物Sの配達区分先と対応するスタッカ209を特定するものである。スタッカ209に対応付けられた配達区分先は、例えば、日本国の住所であれば、宛先における「○丁目」が一致する住所を一括りにして決定される。区分先特定制御部307は、データベース101に記憶された例えば、宛先情報と配達区分先とが対応付けられた対応情報を参照し、配達区分先を特定する。なお、この対応情報は、テーブルデータであってもよいし、関数やプログラムの中に埋め込まれた情報であってもよいし、データベース101に格納されたデータでもよい。
次に、図4を参照して実施形態の配達物処理装置100の読取制御部306について詳細に説明する。
図4は、実施形態の配達物処理装置100の読取制御部306の構成を示すブロック図である。
読取制御部306は、画像取得部401と、メモリ制御部410と、画像加工制御部420と、バーコード読取制御部430と、OCR処理制御部440と、を有する。
読取制御部306は、配達対象物Sの配達区分先を特定するために、配達対象物Sから情報を読み取るための制御をするものである。
画像取得部401は、配達対象物Sを撮像するものであり、撮像する手段として例えばカメラやスキャナを備える。画像取得部401は、画像取得部401が撮像した画像(以下、取得画像)をメモリ制御部410が有するメモリ部411へ送信する。
メモリ制御部410は、メモリ部411を備え、メモリ部411を制御するものである。メモリ部411は、画像取得部401で取得した配達対象物Sの画像(取得画像)や後述する加工処理が施された画像(加工画像)を記憶するものである。
画像加工制御部420は、二値化処理部421と、膨張処理部422と、収縮処理部423と、バーコード領域特定部424と、パターン領域特定部425と、パターン領域辞書426と、を備える。画像加工制御部420は、取得画像においてバーコードがデコードされて得られる数字列(デコード数字列)が記載されている領域を特定するための加工処理を取得画像に施すための制御をするものである。ただし、バーコード領域とは、取得画像の画像背景色に対して矩形で表示される矩形領域であり、バーコードの各バーによって形成される。また、加工処理とは、二値化処理と、膨張処理と、収縮処理と、を表す総称である。
画像の加工処理については、図4に加えて、図5も参照して説明する。
図5は、実施形態の配達物処理装置100の画像処理を説明するための、各画像処理段階におけるバーコード表示を示す図である。図5(a)は、二値化処理されたバーコード表示の一例を示す。図5(b)は、図5(a)に示されたバーコードに対して膨張処理を施した一例であり、全てのバー同士が一体になっていない状態を示す。図5(c)は、図5(a)に示されたバーコードに対して膨張処理を施した一例であり、全てのバー同士が一体になった状態を示す。図5(d)は、図5(c)に対して収縮処理を施した状態を示す。
二値化処理部421は、取得画像に対して二値化処理を施すものである。二値化処理部421は、取得画像に含まれる任意の画素(以下、対象画素)と、二値化閾値と、を比較する。二値化閾値とは、対象画素を白(白い画素)と判断するか、黒(黒い画素)と判断するかの境目を示す画素値である。二値化処理部421は、対象画素値が二値化閾値よりも大きい場合はその画素の画素値を1(白)に設定し、対象の画素値が二値化閾値よりも小さい場合はその画素の画素値を0(黒)に設定する。二値化処理部421は、この処理を取得画像に含まれる全ての画素に対して行い、二値化処理を完遂させる。メモリ制御部410は、二値化処理が施された二値化画像(図5(a)参照)を、二値化処理前の取得画像と関連付けて新たにメモリ部411に記憶する。この二値化処理を行うことで、取得画像が二値化され、バーコードの表示が画像背景に対して鮮明になる。
膨張処理部422は、二値化画像に対して膨張処理を施すものである。膨張処理部422は、二値化処理が施された二値化画像に含まれる任意の画素を対象画素とし、例えば対象画素に隣接する画素など、対象画素の周囲の画素に画素値0(黒)が存在する場合は、対象画素の画素値を0(黒)に設定する。逆に、膨張処理部422は、例えば対象画素に隣接する画素など、対象画素の周囲の画素に画素値0(黒)が存在しない場合は、対象画素の画素値を1(白)に設定する。膨張処理部422は、この処理を二値化処理が施された画像に含まれる全ての画素に対して行うことで、膨張処理を完遂させる。なお、膨張処理は複数回行ってもよく、バーコード表示に含まれるバー同士が一体になるまで行うことが望ましい(図5(b)及び図5(c)参照)。この膨張処理を施すことで、バーコード表示に含まれるバー同士が一体となり、一つの矩形領域が形成される。
収縮処理部423は、二値化画像に対して収縮処理を施すものである。収縮処理部423は、二値化画像に含まれる任意の画素を対象画素とし、例えば対象画素に隣接する画素など、対象画素の周囲の画素に画素値1(白)が存在する場合は、対象画素の画素値を1(白)にする。逆に、収縮処理部423は、例えば対象画素に隣接する画素など、対象画素の周囲の画素に画素値1(白)が存在しない場合は、対象画素の画素値を0(黒)にする。収縮処理部423は、この処理を二値化処理が施された画像に含まれる全ての画素に対して行うことで、収縮処理を完遂させる。メモリ制御部410は、膨張処理及び収縮処理が施された画像(図6(d)参照)を、二値化処理前の取得画像と関連付けて新たにメモリ部411に記憶する。この収縮処理を行うことで、膨張処理により出現した矩形領域のサイズを縮小することができる。なお、収縮処理は複数回行ってもよく、膨張処理と収縮処理の実施回数を同じにすることで、膨張処理によって膨張した矩形領域を、加工処理が施される前のバーコードのサイズと同程度に戻すことが可能である。さらに、膨張処理と収縮処理を二値化画像に対して施す順序は限定されるものではなく、例えば、二値化画像に対して膨張処理、収縮処理、収縮処理、膨張処理の順に加工処理を施すなどでもよい。
以上の加工処理を行うことで、加工処理前の取得画像においてバーコードが表示されていた領域に、バーコード領域が白の画像背景に対して黒い矩形領域で表示される(図5(d)参照)。
さらに、加工処理における変形例について説明する。以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
二値化処理において、対象画素の画素値が二値化閾値よりも大きい場合はその画素の画素値を0(黒)に設定し、また、対象の画素値が二値化閾値よりも小さい場合はその画素の画素値を1(白)に設定した場合には(白黒反転処理を行った場合)、二値化処理が施された画像に対し収縮処理、膨張処理を行うとする加工処理を実施してもよい。以上の加工処理を行うことで、加工処理前の取得画像においてバーコードが表示されていた領域に、バーコード領域が黒の画像背景に対して白い矩形領域で表示される。
次に、バーコード領域特定部424は、取得画像においてバーコードが表示されていた領域を、加工画像においてバーコード領域として特定するものである。バーコード領域特定部424は、加工画像において検出した矩形領域のうち、例えば、縦の長さ及び横の長さが所定の長さである矩形領域をバーコード領域として特定してもよいし、例えば、縦の長さと横の長さの比が所定の値である矩形領域をバーコード領域として特定してもよい。
パターン領域特定部425は、後述するパターン領域辞書426に記憶されたパターン特定情報を参照して、取得画像におけるパターン領域を特定する。パターン領域とは、デコード数字列が表示されている領域を示す。
パターン領域辞書426は、取得画像におけるパターン領域を特定するための情報であるパターン特定情報を記憶するものである。パターン特定情報とは、加工画像におけるバーコード領域を基準としたデコード数字列が記載されているパターン領域の相対的位置と、パターン領域のサイズと、の組み合わせである。パターン領域辞書426は、例えば、バーコード領域の位置を中心として、バーコード領域を等方的に2倍の面積に拡大して得られる領域をパターンとして記憶する。また、パターン領域辞書426は、パターン特定情報を複数記憶する。
バーコード読取制御部430は、バーコード認識部431と、バーコード認識結果送信部432と、を備える。バーコード読取制御部430は、配達対象物Sに表示されたバーコードから情報を読み取るための制御をするものである。
バーコード認識部431は、第1バーコード読取部205及び第2バーコード読取部208から得られたバーコード情報をバーコード認識結果として認識するものである。
バーコード認識結果送信部432は、バーコード認識結果を送信するものである。バーコード認識結果送信部432は、バーコード情報を認識した場合は、バーコード情報を区分先特定制御部307に送信する。また、バーコード認識結果送信部432は、バーコード情報を認識できなかった場合は、OCR処理部206に配達対象物Sの画像を取得するよう指示する。
OCR処理制御部440は、文字認識部441と、文字認識結果送信部442と、VC依頼部443と、を備える。OCR処理制御部440は、配達対象物Sに表示されたバーコードから情報を読み取れなかった場合に、配達対象物Sに表示された宛先情報や、バーコード情報、デコード数字列を文字認識するために制御するものである。
文字認識部441は、取得画像の画像全体またはパターン領域に対し文字認識を行い、宛先情報やバーコード情報、デコード数字列を取得するものである。文字認識部441は、パターン領域から取得した数字列がデコード数字列として整合性があるか否かを判定する。文字認識部441は、桁数やチェックデジット、データベース101などを利用して、認識した数字列がデコード数字列として矛盾がないかを確認する。チェックデジット(検査数字)とは、例えばデコード数字列の最後の数字であり、チェックデジット以外の各桁の数字を所定の計算式に代入することで得られる数字である。文字認識部441は、パターン領域から得た数字列のチェックデジットが、チェックデジット以外の各桁の数字を所定の計算式に代入することで得られる数字と一致する場合は、パターン領域から得た数字列はデコード数字列として整合性があると判定する。その他に、文字認識部441は、パターン領域から得た数字列がデータベース101に登録されているか否かを整合性の判定基準としてもよい。また、整合性の判定には、桁数、チェックデジット、データベース101のいずれか一つを利用してもよいし、いくつかを組み合わせて利用してもよい。文字認識部441は、整合性があると判定した場合はパターン領域から得た数字列をデコード数字列として認識し、整合性がない場合には文字認識に失敗したと認識する。
文字認識結果送信部442は、文字認識結果を送信するものである。文字認識結果送信部442は、パターン領域に対しOCR処理を行いデコード数字列が認識された場合には、その結果を区分先特定制御部307へ送信し、デコード数字列が認識されなかった場合には、文字認識部441に画像全体に対しOCR処理を行うよう指示を出す。さらに、文字認識結果送信部442は、画像全体に対しOCR処理を行い、宛先情報またはデコード数字列が認識された場合には、その結果を区分先特定制御部307へ送信する。宛先情報またはデコード数字列が認識されなかった場合には、VC依頼部443は、OCR処理部206によって情報の一部または全部が読み取れなかった配達対象物Sの画像(読取り不能画像)を、ネットワークNWを介してVC用端末装置102に送信し、VC用端末装置102から配達対象物Sに関する情報(例えば郵便番号や宛先)を受信する。
次に、図6を参照して、実施形態の配達物処理装置100の読取制御部306が実行する区分先特定処理の流れを説明する。
図6は、実施形態の配達物処理装置100の読取制御部306が実行する区分先特定処理の流れを示すフローチャートである。
図中の開始とは、第1バーコード読取部205によって配達対象物Sのバーコード情報を読み取ることができず、OCR処理部206にて配達対象物Sの画像が取得された状態を示す。
また、図中の終了とは、配達対象物Sの配達区分先が特定された状態を示す。
まず、OCR処理制御部440は、取得画像において、バーコード情報を認識できたか否かを判定する(ステップST1)。バーコード情報が認識できた場合には(ステップST1、Yes)、配達区分先が特定されるので、区分先特定処理は終了となる。
バーコード情報が認識できなかった場合(ステップST1、No)、バーコード領域特定部424は、加工処理が施された配達対象物Sの加工画像に対し、バーコード領域が特定できるか否かを判定する(ステップST2)。
文字認識部441は、バーコード領域を特定できた場合(ステップST2、Yes)、または全てのパターン領域に対しOCR処理を実施していない場合(ステップST5、No)、パターン領域をOCR処理することで、パターン領域に数字列が存在するか否かを判定する(ステップST3)。
文字認識部441は、パターン領域に数字列を認識した場合は(ステップST3、Yes)、認識した数字列がバーコード情報をデコードした数字列として整合性があるか否か判定する(ステップST4)。整合性を確認する手法としては、例えば認識した数字列の桁数がバーコード情報をデコードした数字列の桁数と一致するか否かを判定することや、データベース101に登録されているか否かを判定すること、チェックデジットなどを用いてもよい。
数字列がデコード数字列として認識された場合(ステップST4、Yes)、配達区分先が特定されるので、区分先特定処理は終了となる。
文字認識部441は、パターン領域に数字列を認識しなかった場合(ステップST3、No)もしくは、数字列がデコード数字列として認識されなかった場合(ステップST4、No)、文字認識処理を全てのパターン領域に対して行ったか否かを判定する(ステップST5)。
文字認識部441は、OCR処理を全てのパターン領域に対して行った場合(ステップST5、Yes)、OCR処理を配達対象物S全体に対して行い、配達対象物Sに表示されている例えば郵便番号や、宛先、氏名などを認識することで、配達区分先を特定できるか否かを判定する(ステップST6)。OCR処理を配達対象物S全体に対して行い、配達区分先を特定できた場合(ステップST6、Yes)は、区分先特定処理は終了となる。
VC依頼部443は、OCR処理を配達対象物S全体に対して行い、配達区分先を特定できない場合(ステップST6、No)、VC処理により配達区分先を特定し(ステップST8)、区分先特定処理は終了となる。
以上の処理を行うことで、実施形態の配達物処理装置100は、読取制御部306において、バーコード表示が汚れている等の理由によりバーコードが読み取れなかった場合においてもバーコード情報を読み取ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するとは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に表示された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…配達物処理装置、101…データベース、102…VC用端末装置、200…搬送部、201…区分部、202…供給部、203…整位部、204…排除集積部、205…第1バーコード読取部、206…OCR処理部、207…IJP、208…第2バーコード読取部、209…スタッカ、300…制御部、301…主制御部、302…供給制御部、303…排除制御部、304…印刷制御部、305…搬送制御部、308…搬送ベルト、309…駆動部、401…画像取得部、410…メモリ制御部、411…メモリ部、420…画像加工制御部、421…二値化処理部、422…膨張処理部、423…収縮処理部、424…バーコード領域特定部、425…パターン領域特定部、426…パターン領域辞書、430…バーコード読取制御部、431…バーコード認識部、432…バーコード認識結果送信部、440…OCR処理制御部、441…文字認識部、442…文字認識結果送信部、443…VC依頼部

Claims (5)

  1. 配達対象物を撮像した画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部が取得した取得画像に対して二値化処理を施す二値化処理部と、
    前記二値化処理部により前記二値化処理が施された二値化画像において任意の画素の周
    囲に少なくとも黒い画素が一つある場合に前記任意の画素を黒い画素に置き換える膨張処
    理を施す膨張処理部と、
    前記二値化画像において任意の画素の周囲に少なくとも白い画素が一つある場合に前記
    任意の画素を白い画素に置き換える収縮処理を施す収縮処理部と、
    前記膨張処理部による前記膨張処理及び前記収縮処理部による前記収縮処理が施された
    加工画像において矩形領域を検出した場合、前記矩形領域をバーコード領域として特定す
    るバーコード領域特定部と、
    前記バーコード領域特定部が特定したバーコード領域を基準とした、バーコードがデコ
    ードされて得られる数字列が記載されているパターン領域の相対的位置と、前記パターン
    領域のサイズと、の組み合わせで特定されるパターンのパターン特定情報を記憶するパタ
    ーン領域辞書と、
    前記パターン領域辞書を参照して前記取得画像における前記パターン領域を特定するパ
    ターン領域特定部と、
    前記パターン領域特定部により特定された前記パターン領域に対して文字認識を行い、
    前記バーコードがデコードされて得られる数字列を認識する文字認識部と、
    前記文字認識部が認識した前記バーコードがデコードされて得られる数字列から配達区
    分先を特定する区分先特定制御部と、
    を備える配達物処理装置。
  2. 前記パターン領域辞書は、前記パターン特定情報を複数記憶し、
    前記文字認識部は、前記パターン領域辞書に記憶される複数のパターン特定情報に対応する前記取得画像における複数のパターン領域に対し文字認識を行う、
    請求項1に記載の配達物処理装置。
  3. 前記文字認識部は、取得した数字列の各桁の数字を所定の計算式に代入することで得られる数字が、前記バーコードがデコードされて得られる数字列が有する検査数字として一致するか否かを判定し、前記判定の結果が一致している場合、取得した数字列を前記バーコードがデコードされて得られる数字列として認識する、
    請求項1に記載の配達物処理装置。
  4. 前記配達対象物に表示されたバーコードから情報を読取るOCR処理部を備え、
    前記OCR処理部がバーコードから情報を得られなかった場合に、前記取得画像に前記二値化処理と、前記膨張処理と、前記収縮処理と、を施す、
    請求項1に記載の配達物処理装置。
  5. 前記バーコード領域特定部は、前記加工画像に対して縦の長さ及び横の長さが所定の長さである矩形領域をバーコード領域として特定する、
    請求項1に記載の配達物処理装置。
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