JP6795726B1 - チューブ容器の口頸体のスリット構造 - Google Patents
チューブ容器の口頸体のスリット構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6795726B1 JP6795726B1 JP2020016125A JP2020016125A JP6795726B1 JP 6795726 B1 JP6795726 B1 JP 6795726B1 JP 2020016125 A JP2020016125 A JP 2020016125A JP 2020016125 A JP2020016125 A JP 2020016125A JP 6795726 B1 JP6795726 B1 JP 6795726B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mouth
- neck
- tube container
- tube
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Tubes (AREA)
Abstract
Description
また、本発明に係るキャップは、矩形板の平面に、前述した口頸体の外側面を挟んで容器本体を倒立させて支持可能とする支持溝が設けられ、該支持溝は、長さ方向の一方に、口頸体の外側面を摺動させて嵌め込んで着脱できる入口を備え、長さ方向の他方端は閉鎖されていることを特徴とする。なお、該他方端は、その内面の任意の位置に小さな突起を備えるようにしてもよい。
図1は、本発明の実施例1に係るチューブ容器1の全体構成を示す正面図である。チューブ容器1には、ハミガキ粉、化粧品等の内容物が充填される。
図1に示すとおり、チューブ容器1は、口頸体10と、チューブ本体20とからなる。チューブ本体20は、筒状体の一端(図1においては上方)が閉鎖され、内容物(図示していない)を吐出する側である他端(図1においては下方)が開口され、この開口縁に口頸体10の当接面(図示していない)が固定される。なお、チューブ本体20は、可撓性を有する素材で成形されるとよい。例えば、材料として低密度ポリエチレンを用いることができるがこれに限定されない。
口頸体10は、例えば、エラストマー、ゴム等の可撓性素材やポリウレタンにより構成され、一体成型してもよいし、複数の部材から構成してもよい。
なお、発明者は、3Dプリンタにて、材料にアクリル系紫外線硬化樹脂を用いて、口頸体の試作品を製作したが、材料特性に沿って適宜成型することができる。
前述したとおり、口頸体10の先端、すなわち底面130は平坦な面からなり、該平坦な面130の中央付近に、長方形が交差してX字形状の吐出溝を形成し、該長方形それぞれの短辺の中央から対向する短辺の中央にスリットSを備える。すなわち、図3に示すとおり、スリットSも平面視においてX字形状である。
通常、指で図5(a)に示す矢印G方向に軽く加圧すると、すなわち、口蓋体10の内溝部150付近を押圧すると、内溝部150の対向する対向面151と152が密着する方向に押し出される。そうすると、図5(b)に示すとおり、吐出溝140に近接する面が離隔して流路を形成し、スリットSを押し広げる。したがって、通常使用の場合は、この押し広げられたスリットSを介して、流路から内容物が吐出するということになる。
チューブ本体11の内容物がわずかになった場合は、指で図5(a)に示す矢印G方向に強く加圧する。すなわち、口蓋体10の嵌合壁110の外面112と外周面122の境界付近を押圧すると、嵌合壁110の内面111同士、さらに内底面120の対向する対向面121同士が密着する。そうすると、図5(c)に示すとおり、吐出溝140に近接していた面が大きく離隔して、スリットSを大きく押し広げる。この押し広げられたスリットSを介して、流路から最後の内容物が吐出するということになる。
図6を参照する。図3及び図6(a)に示すとおり、吐出溝140は、長方形それぞれの長辺から各スリットに向かって下方に傾斜している。そして、図6(a)において、吐出溝140は、V字状断面であるが、U字状断面であってもよいし、摺り鉢状のようにしてもよい。また、吐出溝140において、長方形それぞれの長辺から各スリットに向かって下方に傾斜する深さは、0.1〜0.2mmであると好適である。吐出溝140がこの寸法より浅い場合は、溝を穿たない場合と同様に、残存した内容物を指でなぞった際にスリットSから内容物が滲み出てくる。吐出溝140がこの寸法よりも深い場合は、内容物の滲みは防げるものの、残存物が溝の隅に残る場合がある。
図8は、実施例2に係る台座2に、チューブ容器1を戴置した状態を示す図である。
図8に示すとおり、本発明に係るチューブ容器1は、使用しないときは台座2に戴置するようにしてもよい。台座2は種々の構造を採用することができる。図8に示すとおり、台座2は、矩形板の平面に、口頸部10の外側面を挟んで容器本体20を倒立させて支持可能とする支持溝210が設けられ、該支持溝210は、容器1の口頸部10の挿入対応部位に、該口頸部10を挟む該支持溝210の内側対向面211、212と、吐出口Tを閉鎖可能とする溝底面230と、を備える。また、支持溝210は、内側対向面211、212の両方に立設した複数の突条柱体221、222を備える。なお、支持溝210の内側対向面211、212の一方の面に立設された突条柱体221、222は、他方の面に立設された突条柱体221、222と対向して配列されないようにすると、口頸部10が台座2に確実に支持できるが、対向するように配置してもよく、限定されない。
図9は、実施例3に係るチューブ容器1のキャップ(兼台座)3を示す図で、斜視図(a)と平面図(b)である。図10は、キャップ(兼台座)3にチューブ容器1の口頸体10を脱着する様子を示す平面図である。
図9に示すとおり、キャップ3は、矩形板の平面に、チューブ容器1の口頸体10の外側面を挟んで容器本体20を倒立させて支持可能とする支持溝30が設けられ、支持溝30は、長さ方向の一方に、口頸体10の外側面を摺動させて嵌め込んで着脱できる入口を備え、長さ方向の他方端340は閉鎖されている。支持溝30は、容器の口頸体10の挿入対応部位に、口頸体10を挟む該支持溝30の内側対向面311、312と、口頸体10の吐出口Tを閉鎖可能とする溝底面330と、を備える。
図10においては、図に向かって左側から、支持溝30の入口から、長さ方向に、口頸体10の外側面を摺動させて嵌め込んで着脱できるようになっている。そして、支持溝30の長さ方向の他方端340は閉鎖されている。なお、他方端340の内面の任意の位置に一又は複数の小突起(実施例3においては小突起341、342)を設けることで、口頸体10の抜け止めとしてもよい。さらに、支持溝30の内側対向面311、312のそれぞれの入口から奥に向かって長さ方向の任意の位置に突条柱体321、322を設けることで、口頸体10の外れ防止とすることができる。
本発明に係るチューブ容器1は、使用しないとき、例えばチューブ容器1を持ち歩くときはキャップ3を装着するようにしてもよいし、当該キャップ3は台座として使用し、チューブ容器1を戴置するようにしてもよい。
10 口頸体
110 嵌合壁
120 液体貯留部
130 底面
140 吐出溝
20 チューブ本体
S スリット
T 吐出口
2 台座
3 キャップ
30 支持溝
321、322 突条柱体
341 342 小突起
Claims (4)
- チューブ本体の開口縁外周に嵌合する嵌合壁と、該チューブ本体から流入する液体を受けて貯留する内底面を備える液体貯留部と、該液体を吐出する吐出口を有する先端部と、を備え、前記先端部は平坦な面からなり、前記吐出口は、該平坦な面の中央付近に、長方形が交差してX字形状の吐出溝を形成し、該長方形それぞれの短辺の中央から対向する短辺の中央にスリットを備え、該吐出溝は、該長方形それぞれの長辺から各スリットに向かって下方に傾斜しているチューブ容器の口頸体のキャップにおいて、
矩形板の平面に、前記チューブ容器の前記口頸体の外側面を挟んで前記チューブ本体を倒立させて支持可能とする支持溝が設けられ、該支持溝は、長さ方向の一方に、前記口頸体の外側面を摺動させて嵌め込んで着脱できる入口を備え、長さ方向の他方端は閉鎖されていることを特徴とするチューブ容器の口頸体のキャップ。 - 前記他方端は、その内面の任意の位置に小さな突起を備えることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容器の口頸体のキャップ。
- 前記支持溝は、前記容器の前記口頸体の挿入対応部位に前記口頸体を挟む内側対向面と、前記口頸体の吐出口を閉鎖可能とする溝底面とを備え、前記内側対向面のそれぞれの前記入口から奥に向かって長さ方向の任意の位置に、突条柱体を備えることを特徴とする請求項1又2に記載のチューブ容器の口頸体のキャップ。
- 前記口頸体を支持して前記チューブ容器を自立させる台座となることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のチューブ容器の口頸体のキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020016125A JP6795726B1 (ja) | 2020-02-03 | 2020-02-03 | チューブ容器の口頸体のスリット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020016125A JP6795726B1 (ja) | 2020-02-03 | 2020-02-03 | チューブ容器の口頸体のスリット構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6795726B1 true JP6795726B1 (ja) | 2020-12-02 |
JP2021123362A JP2021123362A (ja) | 2021-08-30 |
Family
ID=73544705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020016125A Active JP6795726B1 (ja) | 2020-02-03 | 2020-02-03 | チューブ容器の口頸体のスリット構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6795726B1 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0339411Y2 (ja) * | 1985-08-28 | 1991-08-20 | ||
US5492253A (en) * | 1995-03-24 | 1996-02-20 | Proshan; Mary-Elizabeth | Cap attachment for small neck plastic bottle of liquid |
GB2354570B (en) * | 1999-06-08 | 2003-11-26 | Cascade Designs Inc | A diaphragm for use with a fluid carrying conduit |
JP4428918B2 (ja) * | 2002-10-25 | 2010-03-10 | 株式会社クレハ | 注出具 |
KR200438541Y1 (ko) * | 2007-02-21 | 2008-02-21 | 방원서 | 공기유입구가 형성된 소형 식품 저장용기 |
JP5820225B2 (ja) * | 2011-10-12 | 2015-11-24 | 日本クロージャー株式会社 | スパウト |
JP6442793B1 (ja) * | 2017-06-26 | 2018-12-26 | 宝殿石油販売株式会社 | チューブ容器及びその口頸体 |
KR101991776B1 (ko) * | 2018-01-19 | 2019-06-21 | 이서영 | 배출량 조절이 가능한 소스 용기 |
-
2020
- 2020-02-03 JP JP2020016125A patent/JP6795726B1/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021123362A (ja) | 2021-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4749572B2 (ja) | 分与容器の口栓構造 | |
JP6203633B2 (ja) | 二重容器 | |
US10897976B2 (en) | Foundation container comprising pump having convenient pressurization | |
JP6437369B2 (ja) | 二重容器 | |
JP3492600B2 (ja) | 逆流防止容器 | |
KR200483846Y1 (ko) | 메시망을 구비한 겔상 화장료용 콤팩트 용기 | |
JP6795726B1 (ja) | チューブ容器の口頸体のスリット構造 | |
CN107000897B (zh) | 高粘性液体用双层容器 | |
KR20210132846A (ko) | 밀폐용기 | |
US11857986B2 (en) | Tubeless dispenser container | |
JP6442793B1 (ja) | チューブ容器及びその口頸体 | |
JP2004291968A (ja) | 逆止弁及び逆止弁を備えた容器 | |
JP4043682B2 (ja) | チューブ容器 | |
KR20190092688A (ko) | 토출구 밀폐 구조가 개선된 튜브형 화장품 용기 | |
JP7142423B2 (ja) | 積層剥離容器 | |
JP2005103153A (ja) | 薬液容器 | |
JP3403731B2 (ja) | 容器の換気・放出キャップ | |
JP2010285195A (ja) | 泡吐出容器 | |
KR200341806Y1 (ko) | 페이스 파우더 화장품 케이스 | |
JP6739203B2 (ja) | 広口容器 | |
JP2002205784A (ja) | 摺動蓋付き注出容器 | |
JP3181027U (ja) | 粘性を有する食品関連材料のプラスチック製収納容器 | |
JP3782047B2 (ja) | 吐出装置 | |
JP3823077B2 (ja) | 吐出装置 | |
KR200488055Y1 (ko) | 용기 캡 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200309 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20200309 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20200312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200619 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200716 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200803 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200803 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200824 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200826 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6795726 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |