JP6795642B2 - 麻酔装置 - Google Patents

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Description

この発明は、液状の麻酔薬を気化して患者に供給、投与する麻酔装置に関する。
麻酔薬の投与量をより適正に制御するなどのために、液状の麻酔薬を気化させて患者に供給する麻酔装置が従来から使用されている(例えば、特許文献1および非特許文献1参照)。この麻酔装置は、麻酔薬タンクに貯留されたセボフルランやイソフルランなどの麻酔薬(麻酔液)が、定量ポンプによって気化器・気化室に搬送、送液される。一方、酸素、亜酸化窒素および空気を混合したフレッシュガスが気化室に供給され、気化室で気化された麻酔薬とフレッシュガスとが混合されて、患者に供給されるものである。
このような麻酔装置において、酸素、亜酸化窒素および空気の供給が電子制御化されているものは、停電などの緊急時にはガス供給ができなくなる場合がある。麻酔装置には、手動式の流量調節弁で酸素のみを外部に供給する回路を備えているものがあるが、この回路を利用して停電などの緊急時に酸素のみを患者側に供給できるようになっているものが知られている(例えば、特許文献2参照)。この麻酔装置は、酸素の流量を調整する機能と流量を表示する機能とを備えた、流量調整表示器の下流側に切換スイッチが設けられている。そして、切換スイッチが「外部」側である平常時には、流量調整表示器を流れた酸素が外部に供給され、緊急時に切換スイッチが「緊急」側に切り替えられると、流量調整表示器を流れた酸素が患者側に供給されるものである。
特開2016−166559号公報 米国特許第9283347号明細書
沖田一成;「電子式麻酔ガスデリバリー装置を搭載した使いやすい麻酔器」、医器学Vol.69,No.8(1999)
ところで、特許文献2に記載の麻酔装置では、平常時も緊急時もともに、酸素が流量調整表示器を流れて外部または患者側に供給される。このため、流量調整表示器を見ただけでは、酸素が外部に供給されているのか患者側に供給されているのかを判断することができない。特に、緊急時においては、酸素が確実に患者側に供給されていることを確認することが重要であるが、流量調整表示器しかないため確認することができない。
そこでこの発明は、酸素が外部に供給されているのか患者側に供給されているのかを、容易かつ確実に判断することが可能な麻酔装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、O2源から供給される酸素を含むフレッシュガスを気化室に送って麻酔薬と混合して患者に供給したり、前記O2源から供給される酸素をガス出口から外部に供給したりする麻酔装置であって、前記O2源から供給される酸素を、前記ガス出口側に供給するか前記気化室側に供給するかを切り替え、前記気化室側に切り替えられると前記フレッシュガスの前記気化室側への流入が停止される切替スイッチと、前記切替スイッチと前記ガス出口との間に設けられ、前記O2源から供給される酸素を前記ガス出口側に供給するように前記切替スイッチが切り替えられた際に、前記O2源から供給される酸素の前記ガス出口側への流量を計測、表示するフロート式の外出酸素流量計と、前記切替スイッチと前記気化室との間に設けられ、前記切替スイッチが前記ガス出口側に切り替えられると前記フレッシュガスの前記気化室側への流量を計測、表示し、前記切替スイッチが前記気化室側に切り替えられると酸素の前記気化室側への流量を計測、表示するフロート式の総流量計と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、例えば、切替スイッチがガス出口側である平常時には、酸素がガス出口から外部に供給され、その酸素流量が外出酸素流量計で計測、表示される。また、酸素を含むフレッシュガスが気化室側に流れて、そのフレッシュガスの流量が総流量計で計測、表示される。一方、例えば、停電などの緊急時に切換スイッチが気化室側に切り替えられると、酸素が切換スイッチを介して気化室側に供給され、気化室側への酸素流量が総流量計で計測、表示され、外出酸素流量計は流量ゼロを示す。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の麻酔装置において、前記切替スイッチの上流側に設けられ、酸素の前記切替スイッチ側への流量を調整する流量調整手段を備える、ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の麻酔装置において、前記切替スイッチの状態に基づく状態情報を表示する表示手段を備える、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、フレッシュガスを気化室に供給して酸素を外部に供給する平常時には、フレッシュガスの流量が総流量計で計測、表示され、酸素の外部への流量が外出酸素流量計で計測、表示される。また、フレッシュガスや麻酔薬を供給できない緊急時には、気化室側つまり患者側への酸素流量が総流量計で計測、表示され、外出酸素流量計は流量ゼロを示す。
このため、外出酸素流量計がゼロを示しているか否かによって、フレッシュガスと別系統の酸素が外部に供給されているのか患者側に供給されているのかを、容易かつ確実に判断することが可能となる。特に、緊急時においては、酸素が確実に患者側に供給されていることを確認することが重要であるが、総流量計を目視するだけで、容易、迅速かつ確実に確認することができる。しかも、総流量計が酸素流量を示すため、患者側に供給されている酸素流量を、より確実に判断、確認することが可能となる。
請求項2の発明によれば、流量調整手段を備えるため、切替スイッチ側への酸素流量、つまり、外部または患者側への酸素流量を調整することができる。そして、切替スイッチの下流側に外出酸素流量計と総流量計とが設けられているため、流量調整手段で調整された流量の酸素が正しく流れているかを確認することができる。
また、請求項1の発明によれば、切替スイッチが気化室側に切り替えられた場合に、フレッシュガスの気化室側への流入が停止されるため、酸素のみを確実に患者側に供給することができる。例えば、停電していないが麻酔装置で設定されたフレッシュガスを患者側に供給したくない場合にも、切替スイッチを気化室側に切り替えることで、酸素のみを確実に患者側に供給することができる。
請求項の発明によれば、切替スイッチの状態に基づく状態情報が表示手段に表示されるため、切替スイッチがガス出口側にあるのか気化室側にあるのか、つまり、酸素が外部に供給されているのか患者側に供給されているのかなどを、より容易かつ確実に判断、知得することが可能となる。
この発明の実施の形態に係る麻酔装置のガス供給系統を示す概略構成ブロック図である。 図1のガス供給系統の平常時におけるガスフローを示す概略構成ブロック図である。 図1のガス供給系統の緊急時におけるガスフローを示す概略構成ブロック図である。 この発明の実施の形態に係る麻酔装置の流量計パネルを示す正面図である。 この発明の実施の形態に係る麻酔装置のコントロールパネルを示す正面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1〜図5は、この発明の実施の形態を示し、図1は、この実施の形態に係る麻酔装置のガス供給系統1を示す概略構成ブロック図である。この麻酔装置は、酸素を含むフレッシュガスを気化室6に送って麻酔薬と混合して、患者に供給すると同時に、酸素をガス出口5から外部に供給可能な装置であり、主として、酸素やフレッシュガスの流れを形成するガス供給系統1が従来の麻酔装置と構成が異なり、従来の麻酔装置と同等の構成については、その説明を省略、概説する。
すなわち、この麻酔装置は、気化室6に貯留されたセボフルランやイソフルランなどの麻酔薬(麻酔液)が、O源(酸素タンク)11からの酸素、NO源(亜酸化窒素タンク)12からの亜酸化窒素および空気源(空気タンク)13からの空気を混合したフレッシュガスと混合されて、患者に投与されるものである。
このような構成において、ガス供給系統1は、主として、切替スイッチ32と、流量調整ニードル(流量調整手段)22と、EXOフローメータ(外出酸素流量計)41と、トータルフローメータ(総流量計)42と、を備える。
切替スイッチ32は、酸素をガス出口5側に送る外出酸素経路L1上に設けられ、酸素をガス出口5側に供給するか気化室6側に供給するかを切り替えるスイッチである。すなわち、O源11とガス出口5とを連通する外出酸素経路L1上に設けられ、1つの流入口と2つの流出口とを備える。流入口は、O源11側の外出酸素経路L1に接続され、一方の流出口は、ガス出口5側の外出酸素経路L1に接続され、他方の流出口は、後述する気化室側経路L2に連通する分岐経路L3に接続されている。
そして、切替スイッチ32がガス出口5側にセットされると、流入口に流入したO源11からの酸素が、一方の流出口からガス出口5側に流出する。一方、切換スイッチ32が気化室側にセットされると、流入口に流入したO源11からの酸素が、他方の流出口から分岐経路L3および気化室側経路L2を介して気化室6側に流出する。この切替スイッチ32を操作する切替レバー31は、図4に示すように、流量計パネル7に設けられている。
流量調整ニードル22は、切替スイッチ32の上流側に設けられ、酸素の切替スイッチ32側への流量を調整する調整弁である。すなわち、O源11と切替スイッチ32との間の外出酸素経路L1に設けられ、流量調整ニードル22を調整することで、O源11から切替スイッチ32側、つまり、ガス出口5側または気化室6側に流れる酸素流量が調整されるものである。この流量調整ニードル22を操作する流量調整ノブ21は、図4に示すように、流量計パネル7に設けられている。
EXOフローメータ41は、切替スイッチ32の下流側に設けられ、酸素のガス出口5側への流量を計測、表示する計量器である。すなわち、切替スイッチ32とガス出口5との間の外出酸素経路L1に設けられ、切替スイッチ32側からガス出口5側に流れる酸素流量をフロート(浮子)によって計測、表示するフロート式流量計である。このEXOフローメータ41は、図4に示すように、流量計パネル7に設けられている。
ところで、図1に示すように、O源11には、外出酸素経路L1とは異なる内出酸素経路L11が設けられ、この内出酸素経路L11は、酸素流量制御弁11Vを経て気化室6に接続された気化室側経路L2に連通している。同様に、NO源12に設けられた亜酸化窒素経路L12が亜酸化窒素流量制御弁12Vを経て気化室側経路L2に連通し、空気源13に設けられた空気経路L13が空気流量制御弁13Vを経て気化室側経路L2に連通している。これにより、O源11から内出酸素経路L11を経由した酸素と、NO源12から亜酸化窒素経路L12を経由した亜酸化窒素と、空気源13から空気経路L13を経由した空気とが、図示しないガスミキサで混合されてフレッシュガスとなり、気化室側経路L2を経由して気化室6側に流れる。
トータルフローメータ42は、フレッシュガスまたは切替スイッチ32側からの酸素が気化室6側に流れる気化室側経路L2に設けられ、フレッシュガスまたは流量調整ニードル22で調整された酸素の気化室6側への流量を計測、表示する計量器である。すなわち、上記のように、切替スイッチ32の他方の流出口が分岐経路L3を介して気化室側経路L2に接続され、気化室側経路L2が切替スイッチ32の下流側に位置し、この気化室側経路L2をフレッシュガスまたは切替スイッチ32側からの酸素が流れる。このため、この気化室側経路L2上に、気化室側経路L2を経て気化室6側に流れるガスの流量を計測、表示するトータルフローメータ42が設けられている。このトータルフローメータ42は、EXOフローメータ41と同様なフロート式流量計である。
具体的には、切替スイッチ32がガス出口5側にセットされた場合には、気化室側経路L2を経由して気化室6側に流れるフレッシュガスの流量を計測、表示する。一方、切換スイッチ32が気化室6側にセットされた場合には、分岐経路L3および気化室側経路L2を経由して気化室6側に流れる酸素の流量を計測、表示する。このように、トータルフローメータ42は、気化室6側つまり患者側に流れるガス流量を計測、表示し、このトータルフローメータ42を見るだけでフレッシュガスまたは酸素が患者に供給されているのか、どのくらい供給されているのかを確実に知得することができる。このトータルフローメータ42は、図4に示すように、流量計パネル7に設けられている。
このように、このガス供給系統1では、O源11からの酸素を、フレッシュガス生成用の酸素としてガスミキサに供給するとともに、流量調整ニードル22で調整された酸素のみを外部または気化室6側つまり患者側にも供給できるようになっている。また、フレッシュガスを気化室6側に送る気化室側経路L2を、切替スイッチ32からの酸素が流れて気化室6側に送られる。そして、気化室側経路L2を気化室6側に流れるフレッシュガスまたは酸素の流量がトータルフローメータ42で計測、表示される。
ここで、基本的に、停電などの緊急時にのみ酸素が患者側に送られ、しかも、後述するように、切替スイッチ32が気化室6側に切り替えられると、フレッシュガスの気化室6側への流入が停止される。このため、フレッシュガスと酸素の双方が気化室側経路L2を流れて、トータルフローメータ42で計測されることはない。
また、O源11からは、流量調整ニードル22と酸素流量制御弁11Vで酸素を送れるようになっている。すなわち、麻酔装置が給電されている平常時には、酸素流量制御弁11VによってO源11から酸素が供給され、停電などの緊急時には、切替スイッチ32を気化器6側に切り替えて流量調整ニードル22を手で動かすことでO源11から酸素が患者へ供給されるようになっている。一方、NO源12と空気源13からは、亜酸化窒素流量制御弁12Vと空気流量制御弁13Vのみによって亜酸化窒素と空気を供給できる。
さらに、切替スイッチ32が気化室6側に切り替えられた場合には、フレッシュガスの気化室6側への流入が停止する。すなわち、切替スイッチ32の切替位置を検出する検出器を備え、この検出器で切替スイッチ32が気化室6側に切り替えられたことを検出すると、流量制御弁11V、12V、13Vを制御する制御部に検出結果を伝送する。そして、この制御部によって、流量制御弁11V、12V、13Vが閉じられ、フレッシュガスの気化室6側への流入が停止する。
また、この麻酔装置は、切替スイッチ32の状態に基づく状態情報を表示するコントロールパネル(表示手段)8を備える。すなわち、コントロールパネル8は、図5に示すように、タッチパネル部81と各種釦部82とを備え、切替スイッチ32の状態つまり切替位置に基づいた状態情報が、タッチパネル部81に表示されるようになっている。例えば、切替スイッチ32が気化室6側に切り替えられると、フレッシュガスが気化室6側つまり患者側に供給されておらず、流量調整ニードル22からの酸素が患者側に供給されている旨の状態情報をタッチパネル部81に表示する。また、切替スイッチ32がガス出口5側に切り替えられると、酸素が外部に供給されている、または供給可能な旨の状態情報をタッチパネル部81に表示する。
ここで、図4における符号71は、患者呼吸回路の内圧を示す回路内圧計であり、符号72は、電源ボタンであり、符号73は、装置が電源に接続されていることを示す通電インジケータである。符号74は、内部バッテリが充電中であることを示すバッテリ充電中インジケータであり、符号75は、内部バッテリの充電が完了していることを示すバッテリ充電完了インジケータである。
次に、このような構成の麻酔装置の作用などについて説明する。まず、麻酔装置が給電され患者に麻酔を投与する平常時には、切替レバー31を「EXO」側に回して切替スイッチ32をガス出口5側にセットする。また、外部に酸素を供給する必要がある場合には、流量調整ノブ21を回して流量調整ニードル22を調整し、外部への酸素流量を調整する。これにより、図2に示すように、O源11からの酸素が外出酸素経路L1を流れ、切替スイッチ32を介してガス出口5から外部に供給される。ここで、ガス出口5には、外部に酸素を供給するためのチューブなどを接続する。
一方、O源11から酸素流量制御弁11Vと内出酸素経路L11を経由した酸素と、NO源12から亜酸化窒素流量制御弁12Vと亜酸化窒素経路L12を経由した亜酸化窒素と、空気源13から空気流量制御弁13Vと空気経路L13を経由した空気とが、ガスミキサで混合されてフレッシュガスとなり、気化室側経路L2を流れて気化室6側に供給される。そして、気化室6で気化された麻酔薬とフレッシュガスとが混合されて、患者に投与される。
このような平常時においては、外部への酸素流量がEXOフローメータ41によって計測、表示され、気化室6側つまり患者側へのフレッシュガス流量がトータルフローメータ42によって計測、表示される。さらに、酸素が外部に供給されている、または供給可能な旨の状態情報が、コントロールパネル8のタッチパネル部81に表示される。
続いて、停電などの緊急時には、流量制御弁11V、12V、13Vが停止してフレッシュガスを供給できないため、酸素を患者に供給する必要がある。この場合、切替レバー31を「EMERGENCY」側に回して切替スイッチ32を気化室6側に切り替える。また、流量調整ノブ21を回して流量調整ニードル22を調整し、患者への酸素流量を調整する。これにより、図3に示すように、O源11からの酸素が外出酸素経路L1を流れ、切替スイッチ32で分岐経路L3に流れて気化室側経路L2に流入して気化室6側つまり患者側に供給される。
このような緊急時の操作においては、ガス出口5側には流量調整ニードル22からの酸素が流れないため、EXOフローメータ41は流量ゼロを示し、気化室6側つまり患者側への酸素流量がトータルフローメータ42によって計測、表示される。さらに、フレッシュガスが気化室6側つまり患者側に供給されておらず、酸素が患者側に供給されている旨の状態情報が、コントロールパネル8のタッチパネル部81に表示される。
このように、この麻酔装置によれば、フレッシュガスを気化室6に供給して酸素を外部に供給する(あるいは供給可能な)平常時には、フレッシュガスの流量がトータルフローメータ42で計測、表示され、外部への酸素流量がEXOフローメータ41で計測、表示される。また、フレッシュガスや麻酔薬を供給できない緊急時には、気化室6側つまり患者側への酸素流量がトータルフローメータ42で計測、表示され、EXOフローメータ41は流量ゼロを示す。
このため、流量調整ニードル22からの酸素が外部に供給されているのか患者側に供給されているのかを、容易かつ確実に判断することが可能となる。特に、緊急時においては、酸素が確実に患者側に供給されていることを確認することが重要であるが、トータルフローメータ42が流量を計測していることを目視するだけで、容易、迅速かつ確実に確認することができる。しかも、トータルフローメータ42が患者側への酸素流量を示すため、酸素が患者側に供給されている流量を、より確実に判断、確認することが可能となる。
換言すると、流量調整ニードル22で調整された酸素を外部に供給したい場合には、EXOフローメータ41で計量されているのを目視するだけで、酸素が外部に供給されているのを確実に確認することができる。また、酸素を患者側に供給したい場合には、EXOフローメータ41がゼロ表示であってトータルフローメータ42で計量されているのを目視するだけで、酸素が患者側に供給されているのを確実に確認することができる。
また、流量調整ニードル22を備えるため、切替スイッチ32側への酸素流量、つまり、外部または患者側への酸素流量を調整することができる。そして、切替スイッチ32の下流側にEXOフローメータ41とトータルフローメータ42とが設けられているため、流量調整ニードル22で調整された流量の酸素が正しく流れているかを確認することができる。
また、切替スイッチ32が気化室6側に切り替えられた場合に、フレッシュガスの気化室6側への流入が停止されるため、酸素のみを確実に患者側に供給することができる。例えば、停電していないがフレッシュガスを患者側に供給したくない場合に、切替スイッチ32を気化室6側に切り替えることで、酸素のみを確実に患者側に供給することができる。
一方、切替スイッチ32の状態に基づく状態情報がコントロールパネル8に表示されるため、切替スイッチ32がガス出口5側にあるのか気化室6側にあるのか、つまり、酸素が外部に供給されているのか患者側に供給されているのかなどを、より容易かつ確実に判断、知得することが可能となる。
以上、この発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、1つのO源11から酸素をガスミキサや外部、気化室6側などに送っているが、ガスミキサに酸素を送るO源と、外部または気化室6側に酸素を送るO源とを別に設けてもよい。
1 麻酔装置のガス供給系統
11 O
12 NO源
13 空気源
22 流量調整ニードル(流量調整手段)
32 切替スイッチ
41 EXOフローメータ(外出酸素流量計)
42 トータルフローメータ(総流量計)
5 ガス出口
6 気化室
7 流量計パネル
8 コントロールパネル(表示手段)
L1 外出酸素経路
L2 気化室側経路
L3 分岐経路
L11 内出酸素経路
L12 亜酸化窒素経路
L13 空気経路

Claims (3)

  1. 2源から供給される酸素を含むフレッシュガスを気化室に送って麻酔薬と混合して患者に供給したり、前記O2源から供給される酸素をガス出口から外部に供給したりする麻酔装置であって、
    前記O2源から供給される酸素を、前記ガス出口側に供給するか前記気化室側に供給するかを切り替え、前記気化室側に切り替えられると前記フレッシュガスの前記気化室側への流入が停止される切替スイッチと、
    前記切替スイッチと前記ガス出口との間に設けられ、前記O2源から供給される酸素を前記ガス出口側に供給するように前記切替スイッチが切り替えられた際に、前記O2源から供給される酸素の前記ガス出口側への流量を計測、表示するフロート式の外出酸素流量計と、
    前記切替スイッチと前記気化室との間に設けられ、前記切替スイッチが前記ガス出口側に切り替えられると前記フレッシュガスの前記気化室側への流量を計測、表示し、前記切替スイッチが前記気化室側に切り替えられると酸素の前記気化室側への流量を計測、表示するフロート式の総流量計と、
    を備えることを特徴とする麻酔装置。
  2. 前記切替スイッチの上流側に設けられ、酸素の前記切替スイッチ側への流量を調整する流量調整手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の麻酔装置。
  3. 前記切替スイッチの状態を含む状態情報を表示する表示手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずか1項に記載の麻酔装置。
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