JP6792258B2 - コーヒードリップ用フィルター及びコーヒードリップバッグ - Google Patents

コーヒードリップ用フィルター及びコーヒードリップバッグ Download PDF

Info

Publication number
JP6792258B2
JP6792258B2 JP2016123084A JP2016123084A JP6792258B2 JP 6792258 B2 JP6792258 B2 JP 6792258B2 JP 2016123084 A JP2016123084 A JP 2016123084A JP 2016123084 A JP2016123084 A JP 2016123084A JP 6792258 B2 JP6792258 B2 JP 6792258B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
coffee
embossed portion
embossed
drip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016123084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017225589A (ja
Inventor
英之 及川
英之 及川
和泉 星野
和泉 星野
亜希子 角谷
亜希子 角谷
南生子 山口
南生子 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Ohki Co Ltd
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
Ohki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ajinomoto Co Inc, Ohki Co Ltd filed Critical Ajinomoto Co Inc
Priority to JP2016123084A priority Critical patent/JP6792258B2/ja
Publication of JP2017225589A publication Critical patent/JP2017225589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6792258B2 publication Critical patent/JP6792258B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packages (AREA)
  • Tea And Coffee (AREA)
  • Apparatus For Making Beverages (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

本発明は、カップ等の容器の上部に掛止することにより、容易にドリップ方式でコーヒーをいれられるようにするコーヒードリップバッグ及びそのコーヒードリップバッグに使用するコーヒードリップ用フィルターに関する。
一杯分のコーヒーをドリップ方式で手軽にいれられるようにするドリップバッグとして、通水濾過性シートからなる袋本体にコーヒー粉が充填され、その袋本体の側面に板紙状シートで形成されたホルダーが貼着されているものが普及している。このようなドリップバッグには種々の形態のものがあるが、大別すると、コーヒー抽出時に袋本体がカップの中程にセットされ、袋本体の大部分が抽出液に浸るインカップタイプのもの(特許文献1)と、袋本体がカップの上部にセットされ、袋本体が抽出液に浸らないか、あるいは部分的にのみ抽出液に浸るオンカップタイプのもの(特許文献2)に分けることができる。
このうち、オンカップタイプのものは、インカップタイプのよりも、コーヒーのいれ方が本来のペーパードリップ方式に近く、味や香りに優れたコーヒー抽出液を得られることが期待される。
一方、コーヒー抽出液の美味しさはコーヒー粉の種類、粒度、コーヒーのいれ方等に大きく依存するが、コーヒーの抽出にかける時間にも依存する。これに関し、専門知識を有する者は、ドリップバッグでコーヒーを抽出するときに注湯速度を加減することで蒸らし工程を踏むことができるが、一般人にそれは難しい。特にオンカップタイプのドリップバッグでは、袋本体内に注いだ湯が袋本体から染み出すまでの間で抽出が完了してしまうため、注湯速度によってコーヒー抽出液の美味しさが大きく変わってしまう。また、インカップタイプのドリップバッグにおいても、袋本体内における液面とカップ内の液面とが略一致するまでの間に抽出されるコーヒー抽出液によって最終的に得られるコーヒー抽出液の美味しさが左右されるので、コーヒーを美味しくいれるには注湯速度の加減が必要になる。
これに対し、一般人でも適度な蒸らし時間を確保し、味や香りに優れたコーヒーをいれられるようにするため、コーヒードリップ用フィルターを疎水率の異なる2層の積層不織布から形成し、それらの坪量を特定の範囲とすることが提案されている(特許文献3)。
また、コーヒー抽出時に効率よく成分抽出を行えるように、コーヒー抽出用フィルターを平均繊維径2〜5μmの極細連続繊維不織布層と支持層との積層構造とし、両層を熱エンボス等の熱融着法で複合させるにあたり、濾過性能を確保する点から融着面積率を40%以下とし、コーヒー粉から味成分を十分に抽出するために通気度を10〜200cm3/cm2/秒とすることが提案されている(特許文献4)。
特許第4079041号公報 特許第5326366号公報 特許第3674486号公報 特開2005−342207号公報
しかしながら、ドリップバッグに使用するフィルターについて、疎水性繊維の坪量を増やしたり、融着面積率(即ち、エンボス加工によるエンボス部の面積率)を40%以下で調整したりしても、ドリップバッグで得られるコーヒー抽出液の美味しさは、依然としてドリップバッグへの注湯速度に大きく依存する。そのため、一般人が注湯速度などに格別注意を払うことなくコーヒーをいれた場合、その時々によってコーヒー抽出液の美味しさが変わってしまう。
また、コーヒーのドリップバッグの製品形態では、袋本体にコーヒー粉が充填され、袋本体を形成するフィルターとコーヒー粉が接触した状態で包装されるので、ドリップバッグが保管されている間に、コーヒー粉に含まれる界面活性成分が、袋本体を形成するフィルターに付着する。そのため、保管後には保管前に比してコーヒー抽出液が袋本体を染み出す速度が上がってしまい、この点でも美味しいコーヒー抽出液を安定して得ることができない。
これに対し、本発明は、コーヒードリップ用フィルターを用いて製造されたドリップバッグの袋本体にコーヒー粉が充填され、該フィルターとコーヒー粉とが接触した状態で包装される場合でも、ドリップバッグに注がれた湯が十分に時間をかけて袋本体から染み出るようにすることにより、一般人がコーヒー本来の美味しさを有するコーヒー抽出液を安定して得られるようにするコーヒードリップ用フィルターを提供すること、及びそのコーヒードリップ用フィルターを用いたコーヒードリップバッグを提供することを課題とする。
本発明者は、コーヒードリップバッグという特定のコーヒーの抽出形態において、フィルターとして不織布を使用する場合に、美味しいコーヒーを安定して抽出できるようにするにはフィルターの通気度を10〜30cm3/cm2/秒に形成することが好ましいこと、そのためにはフィルターをなす不織布にエンボス加工を施し、そのエンボス部の面積率とエンボス部の圧縮率の双方を特定の範囲にすること、あるいはこれらの積を特定の範囲にすることが有効であることを見出し、本発明を想到した。
即ち、本発明は、 疎水性樹脂で形成された繊維を含む不織布がエンボス加工されているコーヒードリップ用フィルターであって、
フィルターにおけるエンボス部の面積率が30〜80%、
エンボス部の圧縮率が60〜80%
(但し、エンボス部の圧縮率=(L0−L1)/L0
式中、L0は、非エンボス部のフィルター厚
L1は、エンボス部のフィルター厚 )、
目付が20〜55g/m2
通気度が10〜30cm3/cm2/秒であるコーヒードリップ用フィルターを提供する。
また、本発明は、上述のコーヒードリップ用フィルターにおいて、エンボス部の面積率30〜80%かつエンボス部の圧縮率60〜80%を規定することに代えて、これらの積を25〜55%とするコーヒードリップ用フィルターを提供する。
加えて、本発明は、上述のコーヒードリップ用フィルターで形成され、内部にコーヒー粉が充填された袋本体と、薄板状材料から形成され、袋本体に貼着したホルダーを有するコーヒードリップバッグであって、ホルダーが、該ホルダーをカップの上部に掛止させる掛止部を有するコーヒードリップバッグを提供する。
本発明のコーヒードリップ用フィルターによれば、エンボス部の面積率と圧縮率を特定の範囲とすること、あるいはこれらの積を特定の範囲とすることによりフィルターの通気度が10〜30cm3/cm2/秒に調整されているため、このフィルターをドリップバッグのフィルターとして使用すると、コーヒー本来の美味しさを有するコーヒー抽出液を一般人でも安定していれることが可能となる。
図1は、実施例のコーヒードリップ用フィルターの平面模式図とその断面図である。 図2は、エンボス部の断面の走査型電子顕微鏡写真である。 図3は、コーヒー抽出液の風味評価とフィルターの通気度の関係図である。 図4は、湯140mLからコーヒー抽出液を得るために要する抽出時間とフィルターの通気度の関係図である。 図5Aは、フィルターのエンボス部の圧縮率とフィルターの通気度との関係図である。 図5Bは、図5Aの縦軸の目盛を変更した、フィルターのエンボス部の圧縮率とフィルターの通気度との関係図である。 図6Aは、フィルターのエンボス部の面積率とフィルターの通気度との関係図である。 図6Bは、図6Aの縦軸の目盛を変更した、フィルターのエンボス部の面積率とフィルターの通気度との関係図である。 図7は、エンボス部の面積率とエンボス部の圧縮率の積(%)と、通気度との関係図である。 図8は、インカップタイプのドリップバッグにおける抽出時間と通気度との関係図である。 図9Aは、エンボス面積率の異なるドリップバッグにおける保管日数と抽出時間との関係図である。 図9Bは、エンボス面積率の異なるドリップバッグにおける保管日数と抽出時間との関係図である。 図9Cは、エンボス面積率の異なるドリップバッグにおける保管日数と抽出時間との関係図である。
以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
<概要>
図1は、本発明の一実施例のコーヒードリップ用フィルター1の平面模式図とその断面図である。
このコーヒードリップ用フィルター1は、疎水性樹脂で形成された繊維を含む不織布2がエンボス加工されたものであり、通気度が10〜30cm3/cm2/秒となるようにエンボス部の面積率と圧縮率が所定の範囲に限定されていることを主要な特徴としている。即ち、本発明者は、種々のコーヒー粉や種々の不織布製フィルターを用いてコーヒードリップバッグにおける抽出試験を繰り返すことにより、ドリップバッグにおいてコーヒー本来の美味しさを有するコーヒー抽出液を一般人でも安定していれられるようにするためには、ドリップバッグに注がれた湯が十分に時間をかけて袋本体から染み出るようにすることが好ましく、そのためにはフィルターの通気度を10〜30cm3/cm2/秒にすることが効果的であることを見出した(図3)。そこで、本発明ではこの通気度となるように不織布のエンボス部の面積率や圧縮率を調整する。より具体的には、エンボス部の面積率と圧縮率をそれぞれ特定の範囲とするか(図5A、図5B、図6A、図6B)、あるいはエンボス部の面積率と圧縮率との積を特定の範囲とする(図7)。
なお、この通気度は、実施例で示す方法でコーヒードリップバッグの袋本体(75mm×90mm)に中細挽きのコーヒー粉8gを入れ、湯140mLを注いだときに、概略60〜100秒でコーヒーの抽出が完了するフィルターの通液性に対応する。
本発明において、フィルターの特性値として通液速度を規定せず、通気度を規定するのは次の理由による。即ち、コーヒードリップ用フィルターを、撥水性の繊維を用いて形成した場合に(特許文献3)、水はコーヒー抽出液と異なり界面活性成分を含まないので、水で通液性を評価しようとしても、水がフィルターを通過する速度は非常に遅い。そのため、水の通液速度を、コーヒー抽出液の通液速度の指標とすることはできない。また、コーヒー抽出液の通液速度は、測定方法や測定条件だけでなく当該コーヒー抽出液の組成等にも大きく依存し、その規格化が難しい。そこで、本発明においては、美味しいコーヒーをいれるためのフィルターの特性値として通気度を使用する。
本発明において通気度は、JIS L1096通気性A法(フラジール形通気性試験器を用いる方法)の通気度を表す。この通気度は、通気性試験機(カトーテック株式会社製、KES−F8)にて試験片の通気抵抗(R=kPa・sec/m)を測定し、通気抵抗を次式で換算することにより求めることができる。
通気度(cm3/cm2/秒)=12.5/R
<不織布>
図1に示した実施例では、不織布2として、メルトブロー不織布3と湿式不織布4との積層不織布が使用されている。
このうちメルトブロー不織布3は、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレンプロピレン共重合体などから選ばれるオレフィン系疎水性樹脂で形成されたものが好ましい。
メルトブロー不織布3の好ましい繊維径は0.3〜10μmであり、また、好ましい目付は5〜25g/m2である。不織布2に疎水性樹脂で形成されたメルトブロー不織布3を含めることにより、不織布2を撥水性のフィルターとすることができ、コーヒードリップ用フィルター1に注湯したときにコーヒー抽出液が不織布を通液し始めるまでの時間を長くし、コーヒー粉の蒸らし時間を確保することができる。そして、一旦通液が始まった後は、コーヒー抽出液に含まれる界面活性成分がメルトブロー不織布3に吸着されるので、適度な通液性を得ることができる。
本発明においては、メルトブロー不織布3に代えて、繊維径5〜10μm、目付10〜25g/m2のスパンボンド不織布を使用してもよい。このスパンボンド不織布もオレフィン系の疎水性樹脂で形成されたものが好ましい。繊維径を細くし、通気度を制御しやすくするという点からは、スパンボンド不織布よりもメルトブロー不織布を設けることが好ましい。
一方、湿式不織布4は、上述のメルトブロー不織布3又はスパンボンド不織布よりも疎水性繊維の含有率が低い不織布とする。より具体的には、湿式不織布4をポリプロピレン、ポリエチレン、エチレンプロピレン共重合体等のオレフィン系疎水性樹脂、ポリエステル、レーヨン等の親水性繊維、パルプ、マニラ麻等の天然繊維、又はこれらの混合繊維を用いて形成することができる。湿式不織布4における疎水性繊維の含有率は好ましくは50質量%以下、より好ましくは15〜25質量%である。
湿式不織布4の好ましい繊維径は10〜30μmであり、好ましい繊維長は2〜10mmである。
また、湿式不織布4の好ましい目付は15〜30g/m2である。このような湿式不織布4を、不織布2に含めることにより、コーヒー抽出液が不織布2を通液するのに過度に長い時間がかかることを防止できる。
本発明においては、湿式不織布4に代えて、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の芯鞘繊維から形成された乾式不織布を使用してもよい。適度な通気度を付与しやすいという点からは湿式不織布を使用することが好ましい。
不織布2全体の目付は、コーヒー微粉末の捕集性能、通気度、コスト、不織布強度等の点から20〜55g/m2とし、好ましくは25〜40g/m2とする。
<エンボス加工>
エンボス加工は、表面に凹凸を有するエンボスロールを用いて不織布2を熱圧着することにより、該不織布2が部分的に熱融着したエンボス部5を、不織布2の全体に略均等に分散するように形成し、不織布2に強度を持たせる加工である。このエンボス加工は、表面凹凸を有するエンボスロールと表面が平坦なフラットロールとを対向させ、その間に不織布を通すことにより行ってもよく、互いに嵌合する表面凹凸を有する一対のエンボスロールを対向させて行ってもよい。
図2の走査型電子顕微鏡写真に示すように、エンボス部5では不織布2を構成する繊維が、エンボス加工の強さに応じて熱融着し、フィルム化している。本発明は、エンボス部5におけるフィルム化の程度によりコーヒードリップ用フィルター1の通気性ないし通液性が異なることに着目し、コーヒードリップ用フィルター1に、10〜30cm3/cm2/秒という通気度を付与するために、エンボス部5の面積率を30〜80%、好ましくは40〜80%とし、エンボス部の圧縮率を60〜80%、好ましくは65〜80%とする。即ち、後述する実施例に示すようにエンボス部5の面積率を30〜80%とし(図6A、図6B)、かつ圧縮率を60〜80%とすることにより(図5A、図5B)、コーヒードリップ用フィルター1の通気度を10〜30cm3/cm2/秒の範囲に調整することが容易となり、特に、面積率を40〜80%とし、かつ圧縮率を65〜80%とすることにより、図5Bに破線で示したように通気度は圧縮率に依存せず、所定の面積率ごとに約一定となり安定するので、製品におけるエンボス部の圧縮率に多少のばらつきがあっても確実に通気度を10〜30cm3/cm2/秒に調整することができる。
ここで、エンボス部5の面積率は、フィルターの平面図における全面積に対する、複数のエンボス部5の合計の面積の割合であり、顕微鏡画像から算出することができる。個々のエンボス部5の面積は、エンボスロールの凸部の天面の面積に対応する。
エンボス部5の圧縮率は、エンボス部5の最も薄い部分におけるフィルター厚L1と、隣接する非エンボス部6の略中央部におけるフィルター厚L0から前述の式により算出されるが、これらのフィルター厚L1、L0は、フィルターの断面画像を電子顕微鏡で撮ることにより計測することができる。
また、本発明のコーヒードリップ用フィルターでは、図7に示すように、エンボス部5の面積率とエンボス部5の圧縮率との積と、通気度とは高い相関性を示し、エンボス部の面積率とエンボス部の圧縮率との積が25〜55%の場合に通気度は10〜30cm3/cm2/秒となる。このように、エンボス部5の面積率とエンボス部5の圧縮率との積と、通気度とが高い相関性を有する理由は必ずしも明らかではないが、エンボス部の圧縮率が、エンボス部におけるフィルム化した領域の面積率と密接な関係を有するためと推察される。
したがって、本発明のコーヒードリップ用フィルターでは、エンボス部の面積率が30〜80%であり、かつ、エンボス部の圧縮率が60〜80%であることにより、あるいは、エンボス部5の面積率とエンボス部5の圧縮率との積が25〜55%であることにより、従来のコーヒードリップ用フィルターに比してフィルターにおけるフィルム化した領域が増大しているといえる。
一方、エンボス部の面積率を過度に大きくすると通気度が低くなりすぎ、抽出に時間がかかり、ドリップバッグのユーザーにとって使い勝手が悪くなる。エンボス部の面積率を過度に小さくすると、通気度が高くなりすぎることによって、充分な抽出時間を得ることができない。また、エンボス部の圧縮率を過度に高めると、エンボス部5にピンホールが形成されやすく、所期の通気度を達成することができず、反対にエンボス部の圧縮率が過度に小さいとエンボス部が充分にフィルム化されないために、所期の通気度を達成することができず、また、フィルターとしての強度が不足し、不織布2を積層不織布とした場合には、積層した不織布同士が剥離しやすくなる。
エンボス部5の面積率と圧縮率を上述の範囲に調整し、コーヒードリップ用フィルターの通気度を10〜30cm3/cm2/秒にすると、コーヒードリップ用フィルターをコーヒー粉と接触させて常温で数ヶ月保管しても、このフィルターにおけるコーヒー抽出液の通液速度は、保管の前後で大きく変わることがない。フィルム化が進んだエンボス部5では、そこにコーヒー粉の界面活性成分が吸着しても、繊維の間隙をコーヒー抽出液がしみ出して行くことが困難であり、エンボス部5が通液を阻害する部分として機能するためと考えられる。これに対し、例えば、エンボス面積率を28%とし、目付により通気度を10〜30cm3/cm2/秒に調整しても、コーヒードリップ用フィルターをコーヒー粉と接触させて常温で数ヶ月保管すると、充分にフィルム化が進んでいないエンボス部5では、エンボス部内のフィルム化していない部分にコーヒー粉の界面活性成分が吸着し、非エンボス部の繊維の間隙と同様、コーヒー抽出液がしみ出してしまうため、コーヒーの通液速度は大きく変化し、所期の抽出時間を維持することができない。
なお、コーヒードリップ用フィルターのエンボス部5を所定の圧縮率に形成する方法としては、不織布2の構成樹脂の種類、繊維径などに応じて、エンボス加工時の温度、圧力、エンボスロールの加工速度(加熱滞留時間)、エンボス部の形状等を適宜調整すればよい。
個々のエンボス部5の平面形状には特に制限は無く、円、四角形などの多角形等とすることができる。また、個々のエンボス部5の大きさは、エンボスロールの加工のしやすさ、該エンボスロールにより製造された不織布により作られた、個々のドリップバッグの抽出時間の安定性の点から、エンボス部の形状が円の場合、直径0.2〜3.0mmとすることが好ましい。
コーヒードリップ用フィルター1におけるエンボス部5の分散態様は、フィルター全体に略均等にエンボス部5が形成されればよく、例えば、エンボス部5を千鳥配列(六方格子)、格子配列(正方格子)等に配列させればよい。
<コーヒードリップバッグ>
本発明のコーヒードリップバッグは、本発明のコーヒードリップ用フィルターで形成された袋本体と、薄板状材料から形成されて袋本体に貼着したホルダーを有する。袋本体の内部には、コーヒー粉が充填されている。また、ホルダーは、該ホルダーをカップの上部に掛止できるように掛止部を有する。
ホルダーの具体的な形態については、特に制限はなく、例えば、前述の特許文献1、2に記載のドリップバッグと同様とすることができる。
以下、実施例に基づいて、本発明を具体的に説明する。
試験例1〜24(風味評価と通気度)
(1)試験の概要
種々のフィルターの通気度と、そのフィルターを用いて抽出したコーヒー抽出液の風味との関係を調べるために、以下の仕様の湿式不織布を表1に示す目付で製造し、その上にポリプロピレン樹脂からなるメルトブロー不織布(繊維径6.0μm)(PP−MB不織布)を表1に示す目付で積層し、基層不織布とメルトブロー不織布の積層体にエンボス加工を施した。このエンボス加工において、エンボス加工の温度、圧力、速度などを調整することにより、エンボス部の面積率、非エンボス部の厚さ、エンボス部の厚さ、エンボス圧縮率、通気度が表1に示すフィルターを得た。この場合、エンボス部の面積率、非エンボス部の厚さ、エンボス部の厚さ、エンボス部の圧縮率、通気度は、それぞれ以下に記載の方法で測定した。
各試験例のフィルターを用いて以下に記載するようにドリップバッグを製造し、製造したドリップバッグを真空包装して常温で7日間保管し、保管後のドリップバッグを用いて140mLの湯からコーヒー抽出液を得、この抽出液を得るのに要した抽出時間と、得られたコーヒー抽出液の風味評価を行った。以下にこれらの方法の詳細を記載する。結果を表1に示す。また、風味評価と通気度の関係を図3に示し、抽出時間と通気度の関係を図4に示す。なお、図3及び図4では、本発明の範囲の試験例を実施例とし、本発明の範囲外の試験例を比較例と表示した。
湿式不織布:
繊維の形成樹脂…ポリエチレンテレフタレート繊維及びポリオレフィン系繊維の混合繊維
繊維径…22μm
繊維長…5mm
なお、繊維径は、試験片をデジタルマイクロスコープ(KEYENCE社製、VHX−5000)にて目視観察し、5点を測定し、その平均を取ることで算出した。
また、不織布ないしフィルターの目付は、一定面積の試験片を採取し、その質量を測定し、1m2あたりの重量に換算することにより算出した。
(2)エンボス部の面積率
エンボス部の面積率は、試験片とするフィルターの表面を、デジタルマイクロスコープ(KEYENCE社製、VHX−5000)を用いて観察し、隣り合った4つのエンボス部の各重心を結んでできる四辺形の面積S1と、該四辺形内に含まれる4つのエンボス部の面積S2から次式により算出した(図1参照)。
エンボス面積率(%)=S2×100/S1
(3)非エンボス部の厚さ、エンボス部の厚さ、及びエンボス部の圧縮率
試験片とするフィルターの断面画像を、走査型電子顕微鏡(株式会社日立ハイテクノロジーズ製)を用いて倍率400倍で撮り、エンボス部のフィルター厚(L1)、非エンボス部のフィルター厚(L0)を測定し、
エンボス部の圧縮率(%)=(L0−L1)×100/L0
を算出した。
(4)通気度
通気性試験機(カトーテック株式会社製、KES−F8)にて試験片とするフィルターの通気抵抗(R=kPa・sec/m)を測定し、その通気抵抗を次式で換算することにより求めた。
通気度(cm3/cm2/秒)=12.5/R
(5)ドリップバッグの製造と保管
まず、各試験例のフィルターを用いて、次の仕様でオンカップタイプのコーヒードリップバッグを作製した。
オンカップタイプのドリップバッグの仕様:
袋本体…各実施例及び比較例のフィルターで形成した平袋(75mm×90mm)
ホルダー…特許第5326366号の図1と略同様のオンカップタイプホルダー
次に、ドリップバッグの袋本体に中細挽きのコーヒー粉8gを充填した。
コーヒー粉を充填したドリップバッグを真空包装し、常温で7日間保管した。
(6)コーヒーの抽出
保管後のドリップバッグについて、140mL(90℃)の湯を、数回に分けてドリップバッグに注ぎ、注湯開始から湯がドリップバッグから落ち切った抽出完了までの時間(秒)を測定し、抽出時間とした。この場合、注湯方法としては、まず、10〜20mLの湯を注ぎ、10秒間蒸らしの時間を設けた後、残りの湯をドリップバッグの袋本体の8〜9分目の嵩まで注ぎ、湯面が下がれば湯を追加し、これを繰り返すことによってすべての湯を注ぎ入れ、その後、ドリップバッグから滴下する抽出液の滴下間隔が、4〜5秒になった時点を抽出完了の時間とした。
(7)風味評価
コーヒードリップバッグの開発、研究及び製造を行う味の素ゼネラルフーヅ株式会社の開発研究所にて、フレーバー評価のトレーニングを受け、フレーバー評価者に認定され、かつ定期的に実施されるレベルアップセッションに合格した風味評価のエキスパートパネル6名が評価者となり、それぞれが(6)で得たコーヒー抽出液を評価点1(嗜好度が低い)から評価点9(嗜好度が高い)まで9段階に評価した。6名のエキスパートパネルによる評価点の平均をそれぞれのドリップバッグの風味評価の評価値とした。
この風味評価では、評価点6.5以上が望ましい。
Figure 0006792258
図3から、風味評価の評価値で6.5以上を獲得するためには、フィルターの通気度を10〜30cm3/cm2/秒とするのが好ましいことがわかる。
図4から、通気度10〜30cm3/cm2/秒のフィルターによれば、コーヒー抽出液140mLを得る抽出時間が大凡60〜100秒となることがわかる。
実施例1〜16、比較例1〜6
(1)コーヒードリップ用フィルターの製造
試験例1と同様にして、表2〜表5に示す目付で湿式不織布を製造し、その上に表2〜表5に示す目付でポリプロピレン樹脂からなるメルトブロー不織布(繊維径6.0μm)(PP−MB不織布)を積層し、湿式不織布とメルトブロー不織布の積層体にエンボス加工を施し、エンボス部の面積率、非エンボス部の厚さ、エンボス部の厚さ、エンボス圧縮率が表2〜表5に示すフィルターを得た。ただし、実施例16においては、湿式不織布に代えて以下の仕様の乾式不織布を製造し、メルトブロー不織布と積層した。
乾式不織布:
繊維の形成樹脂…ポリエチレンテレフタレートと変性ポリエステルの芯鞘構造繊維
繊維径…10μm
繊維長…51mm
(2)エンボス部の面積率等の測定
各実施例及び比較例のフィルターについて、エンボス部の面積率、非エンボス部の厚さ、エンボス部の厚さ、エンボス部の圧縮率、通気度、及びコーヒー抽出液140mLを得る抽出時間(真空包装、常温、7日間保管後)を試験例1〜24と同様に測定した。また、エンボス部の面積率とエンボス部の圧縮率との積を算出した。
結果を表2〜表5に示す。
実施例1、4、6、8及び比較例1〜6のフィルターに関しては、次の仕様のインカップタイプのドリップバッグも製造し、以下の方法で湯140mLからコーヒー抽出液を得るのに要する抽出時間を測定した。この結果を表6に示す。
インカップタイプのドリップバッグの仕様:
袋本体・・・各実施例及び比較例のフィルターで形成した平袋(70mm×90mm)
ホルダー・・・特許第4079041号の図1と略同様のインカップタイプホルダー
インカップタイプのドリップバックにおける抽出時間:
140mLの湯(90℃)を10cc注いで10秒蒸らしたのち、残りの湯をバッグからあふれない程度に注ぎ、全てを注ぎきった時の時間10mLの湯を注ぎ、10秒間蒸らしの時間を設けた後、残りの湯をドリップバッグの袋本体の8〜9分目の嵩まで注ぎ、湯面が下がれば湯を追加し、これを繰り返すことによってすべての湯を注ぎ入れ、その後、袋本体内の液面とカップの液面が一致した後、ドリップバッグを液面から引き上げ、ドリップバッグの下端がカップの開口面上に位置するようにして保持し、ドリップバッグから抽出液の滴下間隔が、4〜5秒になった時点を抽出完了の時間とし、注湯開始から抽出完了までをインカップタイプのドリップバッグにおける抽出時間とした。なお、このインカップタイプにおけるコーヒーの抽出方法は、抽出時間を計測するための便宜的な方法で、必ずしも実使用における抽出方法ではない。
Figure 0006792258
Figure 0006792258
Figure 0006792258
Figure 0006792258
Figure 0006792258
前述の表2〜表5から、総目付20〜55g/m2の範囲で通気度10〜30cm3/cm2/秒で抽出時間が大凡60〜100秒となることがわかる。また、乾式不織布においても、通気度10〜30cm3/cm2/秒で抽出時間が大凡60〜100秒となることがわかる。
(3)エンボス部の圧縮率とフィルターの通気度
不織布の構成が等しい表2〜表4の実施例及び比較例のエンボス部の圧縮率とフィルターの通気度との関係を図5A及び図5Bに示す。図5A及び図5Bから、フィルターの通気度を10〜30cm3/cm2/秒にするためには、エンボス部の圧縮率を60〜80%に設定することが有効であり、圧縮率を過度に高めるとフィルターにピンホールが発生することがわかる。
また、図5Bに破線で示したようにエンボス部の圧縮率が60〜80%では、通気度は殆ど圧縮率に依存せず、所定の面積率ごとに約一定となることがわかる。
(4)エンボス部の面積率とフィルターの通気度
不織布の構成が等しい表2〜表4の実施例及び比較例のエンボス部の面積率とフィルターの通気度との関係を図6A及び図6Bに示す。図6A及び図6Bから、フィルターの通気度を10〜30cm3/cm2/秒にするためには、エンボス部の面積率を30〜80%に設定することが有効であることがわかる。
(5)エンボス部の面積率とエンボス部の圧縮率の積と通気度
不織布の構成が等しい表2〜表4の実施例及び比較例のエンボス部の面積率とエンボス部の圧縮率の積(%)と、通気度との関係を図7に示す。
図7から、エンボス部の面積率とエンボス部の圧縮率の積(%)と通気度には高い相関性があることがわかる。
(6)インカップタイプのドリップバッグにおける抽出時間
表6の抽出時間と通気度の関係を図8に示す。図8から、オンカップタイプのドリップバッグにおける抽出時間だけでなく、インカップタイプのドリップバッグにおける抽出時間も通気度と相関することがわかる。
実施例17〜22、比較例7〜9
実施例1と同様にして、表7に示す湿式不織布を製造し、その上に表7に示す目付でポリプロピレン樹脂からなるメルトブロー不織布(繊維径6.0μm)(PP−MB不織布)を積層し、湿式不織布とメルトブロー不織布の積層体にエンボス加工を施し、エンボス部の面積率、非エンボス部の厚さ、エンボス部の厚さ、エンボス圧縮率が表7に示すフィルターを得た。
これらの不織布のエンボス部の面積率、非エンボス部の厚さ、エンボス部の厚さ、エンボス部の圧縮率、通気度、及び湯140mL(90℃)からコーヒー抽出液を得る抽出時間を試験例1〜14と同様に測定した。但し、抽出時間は、ドリップバッグの保管前と保管後(真空包装、常温、7日間保管)の双方で測定した。
結果を表7に示す。また、不織布の構成は等しいがエンボス加工の強さが異なる(i)比較例7、実施例17、実施例20と、(ii)比較例8、実施例18、実施例21と、(iii)比較例9、実施例19、実施例22のそれぞれについて、保管日数と抽出時間の関係を図9A、図9B、図9Cに示す。





















Figure 0006792258
図9A、図9B、図9Cを対比することにより、不織布の目付を大きくするほど保管前に対して保管後の抽出時間が短縮されているが、その短縮の程度はエンボス加工の程度を強めると緩和されている。その結果、これらの中では不織布の目付が最大だがエンボス部の面積率28%、圧縮率66%の比較例9では、保管後の抽出時間は50秒程度になっているのに対し、不織布の目付は最小だがエンボス加工の程度が比較例7より強い実施例17、20では、保管後においても抽出時間が60秒を超えている。したがって、不織布の目付よりもエンボス加工の強さ(面積率、圧縮率)で抽出時間を制御することが、抽出性能を安定させるために有効であることがわかる。
1 コーヒードリップ用フィルター
2 不織布
3 メルトブロー不織布
4 湿式不織布
5 エンボス部
6 非エンボス部

Claims (5)

  1. オレフィン系疎水性樹脂で形成されたメルトブロー不織布と該メルトブロー不織布よりも疎水性繊維の含有率が低い乾式不織布又は湿式不織布との積層不織布に、熱融着を伴うエンボス加工が施されているコーヒードリップ用フィルターであって、
    フィルターにおけるエンボス部の面積率が30〜80%、
    エンボス部の圧縮率が60〜80%
    (但し、エンボス部の圧縮率=(L0−L1)/L0
    式中、L0は、非エンボス部のフィルター厚
    L1は、エンボス部のフィルター厚 )、
    目付が20〜55g/m2
    通気度が10〜30cm3/cm2/秒であるコーヒードリップ用フィルター。
  2. オレフィン系疎水性樹脂で形成されたメルトブロー不織布と該メルトブロー不織布よりも疎水性繊維の含有率が低い乾式不織布又は湿式不織布との積層不織布に熱融着を伴うエンボス加工が施されているコーヒードリップ用フィルターであって、
    フィルターにおけるエンボス部の面積率と、エンボス部の圧縮率との積が25〜55%
    (但し、エンボス部の圧縮率=(L0−L1)/L0
    式中、L0は、非エンボス部のフィルター厚
    L1は、エンボス部のフィルター厚 )、
    目付が20〜55g/m2
    通気度が10〜30cm3/cm2/秒であるコーヒードリップ用フィルター。
  3. エンボス部の面積率が40〜80%である請求項1又は2記載のコーヒードリップ用フィルター。
  4. エンボス部の圧縮率が65〜80%である請求項1〜3のいずれかに記載のコーヒードリップ用フィルター。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載のコーヒードリップ用フィルターで形成され、内部にコーヒー粉が充填された袋本体と、薄板状材料から形成され、袋本体に貼着したホルダーを有するコーヒードリップバッグであって、ホルダーが、該ホルダーをカップの上部に掛止させる掛止部を有するコーヒードリップバッグ。
JP2016123084A 2016-06-21 2016-06-21 コーヒードリップ用フィルター及びコーヒードリップバッグ Active JP6792258B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016123084A JP6792258B2 (ja) 2016-06-21 2016-06-21 コーヒードリップ用フィルター及びコーヒードリップバッグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016123084A JP6792258B2 (ja) 2016-06-21 2016-06-21 コーヒードリップ用フィルター及びコーヒードリップバッグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017225589A JP2017225589A (ja) 2017-12-28
JP6792258B2 true JP6792258B2 (ja) 2020-11-25

Family

ID=60889536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016123084A Active JP6792258B2 (ja) 2016-06-21 2016-06-21 コーヒードリップ用フィルター及びコーヒードリップバッグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6792258B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2022014543A1 (ja) * 2020-07-14 2022-01-20

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017225589A (ja) 2017-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7235272B2 (en) Drip bag
JP5152779B2 (ja) 嗜好性飲料抽出用バッグ
JP5105119B2 (ja) ドリップバッグ
JP6792258B2 (ja) コーヒードリップ用フィルター及びコーヒードリップバッグ
TWI601505B (zh) Beverage filtering method
JP3674486B2 (ja) ドリップ用コーヒーフィルター
JP2616851B2 (ja) コーヒーバッグ及びコーヒーフィルター
JP3166151B2 (ja) ドリップバッグ
JP5315776B2 (ja) ドリップ式ティーバッグ
JP5517353B2 (ja) コーヒー抽出バッグ
JP6080477B2 (ja) コーヒー抽出バッグ
JP6059938B2 (ja) コーヒー抽出バッグ
JP3148480U (ja) 嗜好性飲料用抽出バッグ
JP3827700B2 (ja) コーヒー及びお茶類抽出用バッグ
JPH0642581Y2 (ja) コーヒーフィルター
JP3719291B2 (ja) コーヒードリップバッグ
JP3370364B2 (ja) お茶用成形フィルタ容器の製造法および使用法
WO2021124420A1 (ja) コーヒーバッグ
JP2004337405A (ja) 多人数用支持具付コーヒーバッグ
JP2007050099A (ja) 抽出用バッグ
JP4081974B2 (ja) 電子レンジ用飲料抽出フィルター
JPH08299183A (ja) コーヒーバッグ
TWM535520U (zh) 飲料過濾裝置
JPH06327563A (ja) 嗜好性飲料または調味料抽出用バッグ
JP2550468Y2 (ja) 抽出容器

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20160803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160803

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20170626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170626

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20180228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180228

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180730

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201020

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6792258

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250