JP6791000B2 - サスペンションアーム - Google Patents

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本発明は、車両に搭載されるサスペンションアームに関する。
自動車などの車両において、車輪を支持するサスペンション装置を構成する部材としてサスペンションアームを備えるものがある。サスペンションアームは、例えば、前輪の動きをコントロールするためにサスペンション機構に備えられている。例えば、特許文献1には、サスペンション機構に備えられたサスペンションアームが記載されている。特許文献1に記載のサスペンションアームは、サスペンションメンバと連結されており、衝突によりサスペンションアームが所定の荷重を受けた場合にサスペンションメンバとの連結を解除するように構成されている。
特開2015−157539号公報
本発明者は、サスペンションアームについて以下の認識を得た。
車両衝突時におけるキャビン内の乗員を保護する観点から、スモールオーバーラップ衝突(微小ラップ衝突)の際に、車輪によるキャビンへの衝突荷重を低減することが望まれている。このために、衝突の際におけるタイヤとホイール(以下、車輪という。)の軌道をコントロールして、キャビンへのダメージを減らすことが考えられる。
車輪の軌道をコントロールするために、サスペンションメンバのサスペンションアームとの前方連結部に離脱用の構造部材を追加して、衝突の際にその前方連結部をサスペンションメンバから離脱させる構成が考えられる。しかし、この構成では、サスペンションメンバに離脱用の構造部材を追加して設けることとなり、追加する構造部材により車両重量が増加し、製造コストが上昇することが考えられる。また、衝突時の離脱荷重が必ずしも安定しないことも考えられる。
このことから、本発明者は、サスペンションアームには衝突の際に、前方連結部をより確実にサスペンションメンバから離脱させる観点から改善すべき課題があることを認識した。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、衝突の際に、前方連結部をより確実にサスペンションメンバから離脱させることが可能なサスペンションアームを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のサスペンションアームは、車両の前輪を支持するナックルとサスペンションメンバとの間に介装されるサスペンションアームであって、ナックルと連結されるナックル連結部と、サスペンションメンバと連結される前方連結部および後方連結部と、を備える。前方連結部は、車両前後方向で後方連結部より前方に設けられ、前方連結部には、車両衝突時の衝突荷重が前輪に入力された際に当該前方連結部が破断するように脆弱部が設けられ、脆弱部は、前方連結部の円筒部の付け根近傍において、車両前後方向に沿って伸びると共に、車両上下方向に凹む形状をしており、円筒部の車両上下方向の中心位置を基準に車両上下方向のいずれか一方側に寄った位置に設けられており、車両上下方向で見たときに、ナックル連結部は、サスペンションアームのせん断力の中心を挟んで脆弱部と反対側に設けられる。
この態様によると、衝突時に前方連結部に設けた脆弱部に、破断方向へのモーメント荷重が作用するため、より確実に脆弱部にて破断させることが可能になる。
本発明によれば、衝突の際に、前方連結部をより確実にサスペンションメンバから離脱させることが可能なサスペンションアームを提供することができる。
実施形態に係るサスペンションアームを備えたサスペンション機構の背面図である。 図1のサスペンション機構の平面図である。 図1のサスペンションアームの平面図である。 図1のサスペンションアームの側面図である。 図1のサスペンションアームの脆弱部の周辺を示す側面図である。 図1のサスペンションアームのA−A線に沿って切断した断面図である。 図1のサスペンションアームの衝突前の状態を説明する模式図である。 図1のサスペンションアームの衝突時の状態を説明する模式図である。 図1のサスペンションアームの脆弱部が破断した状態を説明する模式図である。
本発明者は、スモールオーバーラップ衝突(以下、単に衝突という。)の際の前輪のキャビンへ衝突荷重を低減する観点から考察し、以下のような知見を得た。
この衝突荷重を低減するために、サスペンションメンバのサスペンションアームとの連結部分の近傍に衝突荷重により容易に変形する脆弱部を設けることが考えられる。この場合、サスペンションメンバに脆弱部を有する場合、連結部分における車幅方向の剛性が低下する可能性がある。また、衝突荷重を低減するために、サスペンションメンバに衝突時に離脱するように構成された構造部材を設けることが考えられる。この場合、離脱用の構造部材が重量増加やコストアップを招くことが考えられる。また、衝突荷重を低減するために、サスペンションアームに、前輪に荷重を受けた際に塑性変形して解除される加締め部を設けることが考えられる。この場合、サスペンションアームに加締め部を形成するための作業工数の増加を招くことが考えられ、また離脱荷重が安定しない可能性がある。
そこで、本発明者は、衝突時にサスペンションアームのサスペンションメンバへの連結部が破断するように形成された脆弱部を設けるとともに、脆弱部に回転モーメントを加えて捻ることによって、より確実に脆弱部を破断させる構成を案出した。この場合、単に脆弱部を設けただけの構成に比べて、脆弱部に捻りを加えることで容易に破断させることができるので、非衝突時の脆弱部の剛性を高めに設定することも可能になる。
実施形態は、このような思索に基づいて案出されたもので、以下にその具体的な構成を説明する。
以下、本発明を好適な実施形態をもとに各図面を参照しながら説明する。実施形態および変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
[実施形態]
実施形態に係るサスペンションアーム10について、各図を参照して説明する。図1は、実施形態に係るサスペンションアーム10を備えるサスペンション機構100を模式的に示す背面図である。図2はサスペンション機構100を模式的に示す平面図である。図1、図2では、実施形態を説明する上で重要ではない部材の記載を省略している。以下、XYZ直交座標系をもとに説明する。X軸方向は車両の前後方向に対応し、Y軸方向は車両の左右の幅方向に対応し、Z軸方向は車両の上下方向に対応する。Y軸方向およびZ軸方向はそれぞれX軸方向に直交する。
車両のサスペンション機構は、それぞれ左前輪と右前輪とを支持する左右対称に構成された機構を含む。サスペンション機構100は左前輪を支持する機構である。サスペンション機構100は、サスペンションアーム10と、サスペンションメンバ32と、ボールジョイント34と、ナックル36と、車軸38と、ホイールハブ40と、タイヤ42と、ブレーキディスク44と、ストラット機構48と、を主に含む。ホイールハブ40とタイヤ42とは、互いに結合されて前輪20を構成する。
サスペンションメンバ32は、サスペンション機構100のリンク類を支持する骨格である。サスペンションメンバは、サブフレームとも称されることがある。サスペンションメンバ32は、サスペンションアーム10の車両内側の前方連結部14と後方連結部16とを支持している。この構成により、サスペンションアーム10のX軸方向外側の部分は、サスペンションメンバ32に対してZ軸方向に回動可能に支持されている。
ボールジョイント34は、ボールスタッド(不図示)とそれに球面接触するソケット(不図示)から構成されている。ボールジョイント34は、サスペンションアーム10とナックル36との間に介装され、ナックル36をサスペンションアーム10に連結している。ボールジョイント34の下端側は、サスペンションアーム10の車両外側の端部に設けられたナックル連結部12に固定されている。ナックル36は、ボールジョイント34を介してサスペンションアーム10とストラット機構48との間に介装され、これらを連結している。ナックル36は、ベアリング(不図示)を介して車軸38を回転可能に支持している。
車軸38には、ホイールハブ40とタイヤ42とが連結されている。ストラット機構48の下端はナックル36の上部に連結され、ストラット機構48の上端は車体に連結されている。このように構成されたサスペンション機構100は、他のリンク部材と共に前輪20を車体に支持している。車両がスモールオーバーラップ衝突した場合、前輪20には、前方から後方に向かって(図2において上方から下方に向かって)X軸方向の荷重が入力され、その荷重は車軸38、ナックル36およびボールジョイント34を介してサスペンションアーム10のナックル連結部12に伝達される。つまり、サスペンションアーム10のナックル連結部12には、スモールオーバーラップ衝突した際に、X軸方向で前方から後方に向かう荷重が入力される。
(サスペンションアーム)
図3は、実施形態に係るサスペンションアーム10の平面図である。図4は、サスペンションアーム10の側面図である。図5は、サスペンションアーム10の脆弱部10mの周辺を示す側面図である。サスペンションアーム10は、サスペンション機構100において、前輪20を支持するナックル36とサスペンションメンバ32との間に介装される。サスペンションアーム10は、前輪20を上下に回動可能に支持するように構成される。サスペンションアームはロアアームと称されることがある。
本例のサスペンションアーム10は、第1アーム部10aと、第2アーム部10bと、ナックル連結部12と、前方連結部14と、後方連結部16と、を主に含む。前方連結部14には脆弱部10mが設けられる。第1アーム部10aは、車両前後方向であるX軸方向に沿って延在するアームである。第2アーム部10bは、車両幅方向であるY軸方向に沿って延在するアームである。本例のサスペンションアーム10は、第1アーム部10aと、第2アーム部10bとを含むことにより、平面視で略L字状を呈する。
サスペンションアーム10は、図4に示すように、側面視でY軸方向に細長い帯状の輪郭を有する。サスペンションアーム10は、所望の剛性や重量を実現可能なものであれば素材や形成方法に特別な制限はない。本例のサスペンションアーム10は、鋼板からプレス加工によって形成されている。
本例の前方連結部14は、後方連結部16の前方側においてサスペンションメンバ32に連結される(図2も参照)。前方連結部14は、例えばゴム製の円柱状のブッシュ(不図示)によってサスペンションメンバ32に連結されてもよい。前方連結部14は、第2アーム部10bのY軸方向で車両内側に設けられた円筒部14bを含んでもよい。円筒部14bはX軸方向の両側に開口が設けられた管形状を有する。前方連結部14は、円筒部14bに挿入された円柱部材(不図示)によってサスペンションメンバ32に連結されてもよい。この円柱部材は、例えばゴムなどの弾性を有する材料で形成されてもよい。
本例の後方連結部16は、前方連結部14の後方側においてサスペンションメンバ32に連結される(図2も参照)。後方連結部16は、第1アーム部10aの後方側の端部に形成された結合孔部16bを含む。結合孔部16bは、上下に貫通する平面視で円形の孔であってもよい。後方連結部16は、結合孔部16bに嵌め込まれた、例えばゴム製のブッシュ(不図示)を介して締結部材(不図示)によってサスペンションメンバ32に連結されてもよい。前方連結部14および後方連結部16は、サスペンションメンバ32に連結された状態で、ナックル連結部12が上下に回動する際の回動支点となるように構成されている。
脆弱部10mは、前輪20を経由してサスペンションアーム10に作用する衝突荷重により容易に変形する部分である。脆弱部10mは、前方連結部14においてサスペンションアーム10をサスペンションメンバ32から離脱させるために設けられる。脆弱部10mは、第2アーム部10bのY軸方向で車両内方で前方連結部14の円筒部14bの付け根近傍に設けられてもよい。本例の脆弱部10mは、図5に示すように、円筒部14bの付け根近傍においてZ軸方向に凹む形状を有している。
サスペンションアーム10の脆弱部10mは、ナックル連結部12などを経由して入力された衝突荷重によって容易に変形するように構成されている。サスペンションアーム10は、脆弱部10mが破断すると、前方連結部14の円筒部14bが第2アーム部10bから離脱するように構成されている。脆弱部10mの窪みの寸法Hおよび形状寸法は、所望の変形荷重に対応してシミュレーションにより設定することができる。
図6は、サスペンションアーム10のA−A線に沿って鉛直面によって切断した縦断面図である。この図は、第2アーム部10bをその長手方向であるY軸方向に視た縦断面を示している。サスペンションアーム10の縦断面は、上向きに***した一対の***部10fと、一対の***部10fの間に下向きに凹んだ凹部10dと、を含む。各***部10fは、外端から上向きに延びる縁部10eと、縁部の上部から内向きに延びる弧状部と、を含む。凹部10dは、略平坦に横向きに延びる中央部分と、中央部分の両端から上向きに延びて各***部10fの内側に繋がる部分と、を含む。凹部10dのX軸方向の幅は、各***部10fのX軸方向の幅の約2倍に設定されている。一方の***部10fと、凹部10dと、他方の***部10fと、は略同じ厚みの鋼板から一体に連続して形成されている。したがって、各***部10fの下面は上向に凹む凹形状を有し、凹部10dの下面は下向に突き出る突出形状を有する。
脆弱部10mは、前方連結部14の車両上下方向(Z軸方向)のいずれか一方側に寄って設けられている。本例では、図4、図5に示すように前方連結部14のZ軸方向で下向きに寄って設けられている。荷重の入力点であるナックル連結部12は、サスペンションアーム10のせん断力の中心Qを挟んで脆弱部10mと反対側に設けられる。なお、せん断力の中心とは、どのような向きの荷重が作用しても、断面にねじれが生じない特定の点である。本例のサスペンションアーム10では、図6に示すように、第2アーム部10bの断面において、X軸方向およびZ軸方向の略中央部に設定されている。せん断力の中心Qの位置は、シミュレーションによって取得することができる。本例では、図6に示すように、サスペンションアーム10のA−A断面において、せん断力の中心Qは、荷重の入力点であるナックル連結部12からの荷重入力中心Pから下側にオフセットした位置に配置されている。
このように構成されたサスペンションアーム10では、前輪に入力された衝突荷重により、ナックル連結部12に図3で矢印に示すような入力荷重Fが加わる。この入力荷重Fと第2アーム部10bの実効長さLとに応じて脆弱部10mに、平面視で反時計回りのモーメント荷重が加わる。
また、入力荷重Fが加わることにより、図6に示すように、側面視で時計回りの回転モーメントMが脆弱部10mに加えられる。このように、脆弱部10mには、衝突荷重により、二方向のモーメント荷重が集中的に加えられるから、脆弱部10mは、より確実に破断することになる。
次に、このように構成されたサスペンションアーム10について、図7〜図9を参照して、衝突荷重が入力されて脆弱部10mが破断した際の前輪20の挙動を説明する。図7は、サスペンションアーム10の衝突前の状態を説明する模式図である。図8は、サスペンションアーム10の衝突時の状態を説明する模式図である。図9は、サスペンションアーム10の脆弱部10mが破断した状態を説明する模式図である。
図7の状態において、前輪20に衝撃荷重が入力されると、図8に示すように、サスペンションアーム10の第2アーム部10bの途中が変形し始め、それとともに脆弱部10mには、衝突荷重により、モーメント荷重が集中的に加えられる。モーメント荷重が脆弱部10mに集中的に加えられることにより、脆弱部10mが破断すると、図9に示すように、サスペンションアーム10の前方連結部14がサスペンションメンバ32から離脱する。前方連結部14が離脱すると、図9の矢印Gおよび矢印Eに示すように、前輪20は後方連結部16を支点にして大きく外転して衝突時のエネルギーを吸収するとともに、前輪20は安定して横向きに傾斜した状態でロッカー46に衝突する。または、大きく外転させることにより、ブレーキディスク44などを車両外側へ掃き出す。この場合、前輪20が縦向きに衝突する場合に比べてキャビンへのダメージを抑制することができる。
以上のように構成された本発明の実施形態に係るサスペンションアーム10の作用・効果を説明する。
実施形態に係るサスペンションアーム10は、車両の前輪20を支持するナックル36とサスペンションメンバ32との間に介装されるサスペンションアーム10であって、ナックル36と連結されるナックル連結部12と、サスペンションメンバ32と連結される前方連結部14および後方連結部16と、を備え、前方連結部14は、車両前後方向で後方連結部16より前方に設けられ、前方連結部14には、車両衝突時の衝突荷重が前輪に入力された際に、当該前方連結部14が破断するように形成された脆弱部10mが設けられ、脆弱部10mは、前方連結部14の車両上下方向のいずれか一方側に寄って設けられており、ナックル連結部12は、サスペンションアーム10のせん断力の中心を挟んで脆弱部10mと反対側に設けられている。
この構成によれば、衝突時に、前方連結部14の脆弱部10mに、破断方向のモーメント荷重を作用させることができるので、このモーメント荷重が作用しない場合に比べて、脆弱部10mを容易に破断させることができる。脆弱部10mを破断させることによって、スモールオーバーラップ衝突時にサスペンションアーム10を、後方連結部16を中心に外転させてキャビンへの衝突荷重を低減させることができる。つまり、衝突エネルギーをサスペンションアームの回転運動に変換して吸収し、キャビンに作用する衝突荷重を減らすことが可能になる。
以上、本発明の実施形態をもとに説明した。これらの実施形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求の範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
以下、変形例について説明する。変形例の図面および説明では、実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施形態と重複する説明を適宜省略し、実施形態と相違する構成について重点的に説明する。
(第1変形例)
実施形態では、サスペンションアーム10が鋼板からプレス加工によって形成される例について説明したが、これに限られない。サスペンションアーム10は、例えば、アルミニウム合金など別の材料から別の工程により形成されてもよい。この場合、サスペンションアームを軽量化することができる。
(第2変形例)
実施形態では、サスペンションアーム10が平面視でL字形状を有する例について説明したが、これに限られない。本発明は、例えば、略A字形状、略H字形状、略I字形状などL字形状以外の形状を有するサスペンションアームに適用されてもよい。
(第3変形例)
実施形態では、サスペンションアーム10がいわゆるストラット形式のサスペンション機構を構成する例について説明したが、これに限られない。本発明は、例えば、マルチリンク形式のサスペンション機構などストラット形式以外のサスペンション機構を構成するサスペンションアームに適用されてもよい。
上述の変形例によれば、各実施形態と同様の作用・効果を奏する。
上述した各実施形態同士および各実施形態と変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる実施形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
10・・サスペンションアーム、 10a・・第1アーム部、 10b・・第2アーム部、 12・・ナックル連結部、 14・・前方連結部、 16・・後方連結部、 20・・前輪、 32・・サスペンションメンバ、 34・・ボールジョイント、 36・・ナックル、 100・・サスペンション機構。

Claims (1)

  1. 車両の前輪を支持するナックルとサスペンションメンバとの間に介装されるサスペンションアームであって、
    前記ナックルと連結されるナックル連結部と、前記サスペンションメンバと連結される前方連結部および後方連結部と、を備え、
    前記前方連結部は、車両前後方向で前記後方連結部より前方に設けられ、
    前記前方連結部には、車両衝突時の衝突荷重が前記前輪に入力された際に当該前方連結部が破断するように脆弱部が設けられ、
    前記脆弱部は、前記前方連結部の円筒部の付け根近傍において、車両前後方向に沿って伸びると共に、車両上下方向に凹む形状をしており、前記円筒部の車両上下方向の中心位置を基準に車両上下方向のいずれか一方側に寄った位置に設けられており、
    車両上下方向で見たときに、前記ナックル連結部は、前記サスペンションアームのせん断力の中心を挟んで前記脆弱部と反対側に設けられることを特徴とするサスペンションアーム。
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