JP6787662B2 - シールリング、電子部品収納用パッケージ、電子デバイスおよびこれらの製造方法 - Google Patents

シールリング、電子部品収納用パッケージ、電子デバイスおよびこれらの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、シールリング、電子部品収納用パッケージ、電子デバイスおよびこれらの製造方法に関する。
携帯電話等の電子機器で使用されるSAWフィルタ、水晶振動子のような電子部品は、そのような電子部品を、開口を有するケースに収容し、これに蓋体を被せて封止したパッケージとして用いられている。パッケージを封止するのは、電子部品が空気中の湿気、酸素により特性が不安定となるのを防止するためである。
この電子部品のパッケージにおいて、ケースはアルミナ、窒化アルミニウム等のセラミック製のものが一般的であり、蓋体はコバール(鉄−ニッケル−コバルト合金(KOVAR:米国登録商標シリアルNo.71367381))、鉄−ニッケル合金等の低熱膨張金属よりなる。
蓋体のケースへの接合方法としては、蓋体となる基材に予め、ろう材を接合したクラッド材の状態のものを利用して、接合を行う方法がある(例えば、特許文献1参照)。これとは別に、前記のセラミック製のケースの上に、ろう材をクラッドしたコバール等の金属からなる枠状のシールリングを設け、このシールリングの上面に蓋体を接合するという方法もある(例えば、特許文献2参照)。
図4は、シールリングを用いて電子部品を収容したケースに蓋体を接合する方法を説明するための図である。
図4において、まず(1)コバール402および金属ろう材404を準備し、(2)これらをはり合わせ、クラッド材40にし、(3)圧延加工する。(4)圧延加工されたクラッド材40をリング状にプレス加工する。続いて、(5)電子部品を収容したセラミック製のケース46を準備し、(6)金属ろう材404とケース46とが接するように、シーム溶接する。その後、(7)シールリングのコバール402の上面にニッケルや金のような金属層48を設け、(8)金属層48上に蓋体49を接合する。
しかしながら、従来のシールリングを用いると、金属層48の上面にシミが発生するという現象が見られる。図5は、従来の金属層48上に発生した2箇所のシミを示す平面の図(a)およびその拡大写真(b)である。図5に示すようなシミは金属層48のボイドに相当し、シールリングと蓋体49との気密性を悪化させてしまうという大きな問題点がある。
特開2003−158211号公報 特開2003−133449号公報
したがって本発明の目的は、シールリング上に設けられる金属層表面へのシミの発生を防止し、電子部品収納用パッケージの優れた気密性を達成できるシールリング、これを用いた電子部品収納用パッケージ、電子デバイスおよびこれらの製造方法を提供することにある。
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、圧延処理を施す前のベース材の一方の面(金属ろう材層が設けられる面とは反対の面)にニッケル層を設け、圧延処理後の該ニッケル層の厚さを所定の範囲に規定することにより、上記のような従来の課題を解決できることを見出し、本発明を完成することができた。
したがって本発明は、以下の通りである。
1.コバール(鉄−ニッケル−コバルト合金)を含むベース材の第1面にニッケル層を有し、前記第1面の反対側の第2面に金属ろう材層を有してなる、環状のシールリングであって、前記ニッケル層の厚さが、0.1μm〜20μmであるシールリング。
2.前記第2面と前記金属ろう材層との間にニッケル層を有する前項1に記載のシールリング。
3.前記ベース材が、酸化ケイ素、酸化アルミニウムおよび硫化マンガンからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する前項1または2に記載のシールリング。
4.前記圧延処理後において、前記第1面の前記ニッケル層の厚さが前記ベース材の厚さに対して0.1%〜1%である前項1〜3のいずれか1項に記載のシールリング。
5.コバール(鉄−ニッケル−コバルト合金)を含むベース材の第1面にニッケル層が設けられるとともに、前記第1面の反対側の第2面に金属ろう材層が設けられ、前記ベース材に対して、圧延処理が施されて、環状に形成されたシールリングであって、前記圧延処理後の前記ニッケル層の厚さが、0.1μm〜20μmであるシールリング。
6.圧下率が30%以上の前記圧延処理を行うことで得られる前項5に記載のシールリング。
7.前記圧延処理前に500℃以上の熱処理を行うことで得られる前項5または6に記載のシールリング。
8.以下の工程(1)〜(3)を含むシールリングの製造方法。
(1)コバール(鉄−ニッケル−コバルト合金)を含むベース材の第1面に、ニッケル層を設ける工程。
(2)前記第1面の反対側の第2面に、金属ろう材層を設ける工程。
(3)前記ニッケル層および前記金属ろう材層が設けられた前記ベース材を圧延する工程。
9.前項1〜7のいずれか1項に記載のシールリングと、
前記金属ろう材層を介して前記第2面に設けられた電子部品収納用ケースと
を有し、
前記第1面に設けられた前記ニッケル層の上面に金属層を有する電子部品収納用パッケージ。
10.前記金属層が、ニッケル層からなる前項9に記載の電子部品収納用パッケージ。
11.前記金属層は、前記ニッケル層の上面に、上部ニッケル層および金層がこの順で設けられたものである前項9に記載の電子部品収納用パッケージ。
12.前項1〜7のいずれか1項に記載のシールリングと、電子部品収納用ケースとを、前記金属ろう材層を介して接合する工程と
前記第1面のニッケル層上に金属層を設ける工程と
を含む電子部品収納用パッケージを製造する方法。
13.前項9〜11のいずれか1項に記載の電子部品収納用パッケージと、
前記電子部品収納用ケース内に収容された電子部品と、
前記金属層上に接合された蓋体と
を有する電子デバイス。
14.前項9〜11のいずれか1項に記載の電子部品収納用パッケージ、蓋体および電子部品を準備する工程と、
前記電子部品収納用ケース内に前記電子部品を収容する工程と、
前記金属層上に前記蓋体を接合する工程と
を含む電子デバイスを製造する方法。
本発明者らは、シールリング上の金属層の上面に発生するシミは、コバールの製造工程で不可避不純物として混入される酸化ケイ素、酸化アルミニウムおよび/または硫化マンガンが原因であることを突き止めた。これらの不純物は、圧延工程で引き伸ばされ、ベース材の表面、さらには金属層の表面にシミとなって浮き出てしまい、ボイドとなってシールリングと蓋体との気密性を悪化させてしまう。
そこで本発明では、圧延処理を施す前のベース材の一方の面(金属ろう材層が設けられる面とは反対の面)にニッケル層を設け、圧延処理後の該ニッケル層の厚さを所定の範囲に規定することにより、圧延工程で引き伸ばされた不純物が該ニッケル層に遮られ、金属層の表面に浮き出ることを抑制し、これによりシミの発生を防止することができ、結果としてシールリングと蓋体との優れた気密性を提供することを可能にした。
本発明のシールリングの一実施形態を説明するための断面図である。 本発明の電子部品収納用パッケージおよび電子デバイスの一実施形態の断面図である。 本発明の電子部品収納用パッケージおよび電子デバイスの別の実施形態の断面図である。 シールリングを用いて電子部品を収容したケースに蓋体を接合する方法を説明するための図である。 従来の金属層上に発生した2箇所のシミを示す平面の図(a)およびシミの拡大写真(b)である。
以下、本発明の実施形態について、さらに詳細に説明する。
図1は、本発明のシールリングの一実施形態を説明するための断面図である。
図1(a)において、本発明のシールリング1は、コバール(鉄−ニッケル−コバルト合金)を含むベース材12の一方の面にニッケル層14を有し、他方の面に金属ろう材層16を有し、環状に形成されている。本明細書では、ベース材12のニッケル層14を有する面を第1面と呼び、金属ろう材層16を有する面を第2面と呼ぶ。また、下記で説明するように、電子部品収納用パッケージを製造する際には、シールリング1の第1面におけるニッケル層14の上面に、金属層を有し、この金属層はニッケルからなる形態が含まれるため、これとニッケル層14とを区別することを目的として、金属層がニッケルからなる場合は、これを上部ニッケル層と呼ぶこともある。
以下、シールリングの各層について説明する。
本発明のシールリング1は、コバール(鉄−ニッケル−コバルト合金)を含むベース材12の第1面にニッケル層14を有する。
上述のようにコバールには、その製造工程における不可避不純物として、酸化ケイ素、酸化アルミニウムおよび/または硫化マンガンが混入され、通常、コバール中の該不可避不純物の合計は1.5%以下、典型的には0.3%〜0.8%である。
ベース材12の厚さは、最終製品である電子部品収納用パッケージのサイズや用途により適宜設定すればよいが、圧延処理を施した後の厚さとして、例えば、0.1mm〜20mmであり、0.3mm〜3mmが好ましい。
また、ベース材12に用いられるコバールの鉄、ニッケル、コバルトおよび不可避不純物の成分比は、特に限定するものではなく、コバールの熱膨張係数が、電子部品収納用のパッケージのセラミック等のケースの熱膨張係数に揃うように適宜成分比のものを採用すればよい。
また、ニッケル層14の厚さは、圧延処理を施した後の厚さとして、0.1μm〜20μmであることが必要である。0.1μm未満であると、層が薄すぎて金属層表面のシミの発生を防止することができない。逆に20μmを超えると、熱膨張が大きくなり好ましくない。圧延処理を施した後のニッケル層14の厚さは、0.1μm〜5μmが好ましく、0.2μm〜2μmがさらに好ましい。
なお、圧延処理を施した後のニッケル層14の厚さは、表面の被覆効果と熱膨張率の差という観点から、ベース材12の厚さに対して0.1%〜1%であるのが好ましく、0.2%〜0.5%であるのがさらに好ましい。0.1%以上であれば、金属層表面のシミの発生の防止の効果が十分得られ、1%未満であれば、熱応力による不具合が生じにくいため好ましい。
また、本発明のシールリング1は、コバール(鉄−ニッケル−コバルト合金)を含むベース材12の第2面に金属ろう材層16を有する。
金属ろう材層16としては、金合金として、例えば、Au−Sn、Au−Si、Au−Ge、Au−CuおよびAu−Ge−Ni等が挙げられ、銀合金として、例えば、Ag−Cu、Ag−Sn、Ag−Cu−Sn−InおよびAg−Cu−In等が挙げられ、中でも銀合金が好ましく、Ag−Cuがより好ましい。
金属ろう材層16の厚さは、圧延処理を施した後の厚さとして、例えば5μm〜100μmであり、10μm〜40μmが好ましい。
次に、本発明のシールリングの製造方法について説明する。該製造方法は、以下の工程(1)〜(3)を含む。
(1)コバール(鉄−ニッケル−コバルト合金)を含むベース材12の第1面に、ニッケル層14を設ける工程。
(2)前記第1面の反対側の第2面に、金属ろう材層16を設ける工程。
(3)前記ニッケル層14および金属ろう材層16が設けられた前記ベース材12を圧延する工程。
前記(1)工程において、ベース材12の第1面にニッケル層14を設ける方法としては、とくに制限されず、例えば電気鍍金法により形成する方法、ニッケル製の板材を圧接してクラッド材を形成する方法、ニッケル製の箔をはり付ける方法等が挙げられる。
また前記(2)工程において、ベース材12の第2面に金属ろう材層16を設ける方法としては、とくに制限されないが、金属ろう材からなる板材を圧接してクラッド材を形成する方法が、接合性向上という理由から好ましい。
なお、ベース材12の第1面へのニッケル層14の形成方法として電気鍍金法が採用された場合は、図1(b)に示すように、ベース材12の第2面にもニッケル層14が設けられることになる。すなわち、ベース材12の第2面と金属ろう材層16との間には、ニッケル層14が形成される。この形態によれば、ろう材とベース材との接合性が高くなるという効果が奏される。
続いて前記(3)工程において、ニッケル層14および金属ろう材層16が設けられたベース材12を圧延する。圧延処理としては、例えばロールを用いた公知の冷間圧延処理が挙げられ、圧下率は例えば30%以上であり、40〜80%が好ましい。
圧延処理後のベース材12は、ニッケル層14の密着性および圧延加工性向上という理由から、500℃以上、好ましくは600℃〜800℃の熱処理を施すことが好ましい。
続いて、圧延処理後のベース材12に対し、プレス処理等の公知の手段を施すことにより、所望のサイズの環状のシールリング1を得ることができる。
次に本発明の電子部品収納用パッケージおよび電子デバイスについて説明する。
図2は、本発明の電子部品収納用パッケージおよび電子デバイスの一実施形態の断面図である。
本発明の電子部品収納用パッケージ2は、上記のようにして得られた、ベース材12、ニッケル層14および金属ろう材層16からなるシールリング1と、内部に電子部品Cを収容した電子部品収納用ケース22とが、金属ろう材層16を介して接合され、ニッケル層14の上面には金属層24が設けられ、金属層24上に蓋体26が接合され、構成されている。電子部品Cとしては、例えばSAWフィルタおよび水晶振動子等の圧電部品、半導体集積回路素子および光半導体素子等の半導体部品、ならびにセンサ部品等が挙げられる。また、電子部品収納用ケース22内に収容された電子部品Cが、互いに接合された電子部品収納用ケース22および蓋体26によって形成される容器(符号なし)内に気密封止されて、水晶デバイス等の電子デバイス3が構成されている。
電子部品収納用ケース22としては、特に制限されず、従来公知の酸化アルミニウムや、窒化アルミニウム等のセラミック製のものを使用することができる。
金属層24としては、例えばニッケル層(上部ニッケル層)、金層等が挙げられる。
金属層24の形成方法としては、例えば電気鍍金法により形成する方法、金属層24を構成する金属の箔をニッケル層14上にはり付ける方法等が挙げられる。
金属層24の厚さは、1μm〜10μmが好ましく、2μm〜5μmがより好ましい。
また、図3に示すように、金属層24として、上部ニッケル層242上に、金層244をさらに設けてもよい。この形態によれば、蓋体26との気密性がさらに向上し、好ましい。
蓋体26は、コバールや鉄−ニッケル合金等の低熱膨張金属を使用することができる。なお、電子デバイス3について、この蓋体26および電子部品収納用ケース22との間の容器に気密封止されている電子部品Cは、例えば、電子部品収納用ケース22の表面および内部に設けられた配線導体(図示せず)によって、外部電気回路に電気的に接続される。この場合の配線導体は、容器内における電子部品収納用ケース22の表面(凹部分の底面等)から電子部品収納用ケース22の下面または外側面等の外表面にかけて設けられる。配線導体のうち容器内に設けられた部分に電子部品Cがボンディングワイヤ等の導電性接続材(図示せず)によって電気的に接続されるとともに、配線導体のうち電子部品収納用ケースの外表面に設けられた部分が外部電気回路に低融点ろう材等の導電性接続材(図示せず)によって電気的に接続されて、気密封止された電子部品Cと外部電気回路とが互いに電気的に接続される。外部電気回路は、例えば、携帯電話(いわゆるスマートフォン等)、コンピュータ、撮像等の画像処理用の機器および加速度等の各種の物理量のセンサ機器等の電子機器が備える回路基板である。
次に本発明の電子部品収納用パッケージおよび電子デバイスの製造方法について説明する。
上記のように本発明の電子部品収納用パッケージ2は、ベース材12、ニッケル層14および金属ろう材層16からなるシールリング1と、内部に電子部品Cを収容した電子部品収納用ケース22とを、金属ろう材層16を介して接合し、ニッケル層14の上面に金属層24を設けることによって電子部品収納用パッケージ2を製造することができる。また、最後に金属層24上に蓋体26を接合することにより電子デバイス3を製造することができる。電子部品Cの収容は、ニッケル層14の上面に金属層24を設けた後で行ってもよい。
シールリング1と電子部品収納用ケース22との接合方法としては、例えば、銀ろう等のろう材によるろう付け法が挙げられ、金属層24と蓋体26との接合方法としては、例えば、パラレルシーム溶接する方法が挙げられる。なお、電子部品収納用ケース22の上面には、図示していないが、ろう付け用の下地金属となるタングステンやモリブデン等のメタライズ層およびその上のニッケル鍍金層等のろう付け用金属層が設けられている。
以下、本発明を実施例によりさらに説明するが、本発明は下記例に制限されるものではない。
実施例1
コバール製の板材(合金中にケイ素量で0.09%の酸化ケイ素、アルミニウム量で0.01%の酸化アルミニウム、マンガン量で0.34%の硫化マンガンを含む、鉄−29質量%ニッケル−17質量%コバルト、幅20mm、長さ100m)からなるベース材12の第1面および第2面に電気鍍金法によりニッケル鍍金を行い、ニッケル層14をそれぞれ設けた。ついで、金属ろう材として銀−28質量%銅合金からなる板材(幅20mm、長さ100m)を第2面に圧接し、金属ろう材層16を設け、600℃で3分間焼成して圧下率60%で圧延し、シールリング材を製造した。
シールリング材の金属ろう材を設けた第2面から打ち抜き加工しシールリング1を製造した。得られたシールリング1の各層の厚さを表1に示す。
得られたシールリング1のニッケル層14上に、厚さ3μmとなるように電気ニッケル鍍金を施し、金属層24としての上部ニッケル層242を設けた。さらに、上部ニッケル層242上に金鍍金を施して金層244を設け、その金層244の上面シミの発生個数(個数/mm)を、200倍率の光学顕微鏡で観察した。該シミの発生率は、製造品10000個を観察し、シミの発生した製造品の個数から算出した値である。
結果を表1に示す。
実施例2
各層の厚さを表1に示すように変更したこと以外は、実施例1を繰り返した。
結果を表1に示す。
比較例1〜3
ニッケル層14を設けずに、かつ、各層の厚さを表1に示すように変更したこと以外は、実施例1を繰り返した。
結果を表1に示す。
表1の結果から、各実施例のシールリングは、ベース材の第1面にニッケル層14が所定の厚さで設けられているので、金属層24上のシミの発生が抑制され、電子部品収納用パッケージの優れた気密性を提供できることが判明した。
これに対し各比較例のシールリングは、ベース材の第1面にニッケル層14を設けていないので、金属層24上にシミが発生し、電子部品収納用パッケージの気密性に対し悪影響を及ぼすことが分かった。
1 シールリング
12 ベース材
14 ニッケル層
16 金属ろう材層
2 電子部品収納用パッケージ
22 電子部品収納用ケース
24 金属層
242 上部ニッケル層
244 金層
26 蓋体
3 電子デバイス
40 クラッド材
402 コバール
404 金属ろう材
46 ケース
48 金属層
49 蓋体
C 電子部品

Claims (17)

  1. コバール(鉄−ニッケル−コバルト合金)を含むベース材の第1面にニッケル層を有し、前記第1面の反対側の第2面に金属ろう材層を有してなる、環状のシールリングであって、前記ニッケル層の厚さが、0.1μm〜2μmであり、前記第1面の前記ニッケル層の厚さが前記ベース材の厚さに対して0.1%〜1%であるシールリング。
  2. 前記第2面と前記金属ろう材層との間にニッケル層を有する請求項1に記載のシールリング。
  3. 前記ベース材が、酸化ケイ素、酸化アルミニウムおよび硫化マンガンからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する請求項1または2に記載のシールリング。
  4. 以下の工程(1)〜(3)を含むシールリングの製造方法。
    (1)コバール(鉄−ニッケル−コバルト合金)を含むベース材の第1面に、ニッケル層を設ける工程。
    (2)前記第1面の反対側の第2面に、金属ろう材層を設ける工程。
    (3)前記ニッケル層および前記金属ろう材層が設けられた前記ベース材を圧延する工程。
  5. 前記圧延する工程後の前記ニッケル層の厚さが、0.1μm〜2μmである請求項に記載のシールリングの製造方法。
  6. 圧下率30%以上で前記ベース材を圧延する、請求項またはに記載のシールリングの製造方法。
  7. 前記圧延する工程前に500℃以上の熱処理を行う、請求項のいずれか1項に記載のシールリングの製造方法。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載のシールリングと、
    前記金属ろう材層を介して前記第2面に設けられた電子部品収納用ケースと
    を有し、
    前記第1面に設けられた前記ニッケル層の上面に金属層を有する電子部品収納用パッケージ。
  9. 前記金属層が、ニッケル層からなる請求項に記載の電子部品収納用パッケージ。
  10. 前記金属層は、前記ニッケル層の上面に、上部ニッケル層および金層がこの順で設けられたものである請求項に記載の電子部品収納用パッケージ。
  11. コバール(鉄−ニッケル−コバルト合金)を含むベース材の第1面にニッケル層を有し、前記第1面の反対側の第2面に金属ろう材層を有してなる、環状のシールリングであって、前記ニッケル層の厚さが、0.1μm〜2μmであるシールリングと、
    前記金属ろう材層を介して前記第2面に設けられた電子部品収納用ケースと
    を有し、
    前記第1面に設けられた前記ニッケル層の上面にニッケル層を有する、電子部品収納用パッケージ。
  12. コバール(鉄−ニッケル−コバルト合金)を含むベース材の第1面にニッケル層を有し、前記第1面の反対側の第2面に金属ろう材層を有してなる、環状のシールリングであって、前記ニッケル層の厚さが、0.1μm〜2μmであるシールリングと、
    前記金属ろう材層を介して前記第2面に設けられた電子部品収納用ケースと
    を有し、
    前記第1面に設けられた前記ニッケル層の上面に、上部ニッケル層および金層がこの順で設けられたものである、電子部品収納用パッケージ。
  13. 前記第2面と前記金属ろう材層との間にニッケル層を有する、請求項11または12に記載の電子部品収納用パッケージ。
  14. 前記ベース材が、酸化ケイ素、酸化アルミニウムおよび硫化マンガンからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する、請求項11〜13のいずれか1項に記載の電子部品収納用パッケージ。
  15. 請求項1〜のいずれか1項に記載のシールリングと、電子部品収納用ケースとを、前記金属ろう材層を介して接合する工程と
    前記第1面のニッケル層上に金属層を設ける工程と
    を含む電子部品収納用パッケージを製造する方法。
  16. 請求項14のいずれか1項に記載の電子部品収納用パッケージと、
    前記電子部品収納用ケース内に収容された電子部品と、
    前記金属層上に接合された蓋体と
    を有する電子デバイス。
  17. 請求項14のいずれか1項に記載の電子部品収納用パッケージ、蓋体および電子部品を準備する工程と、
    前記電子部品収納用ケース内に前記電子部品を収容する工程と、
    前記金属層上に前記蓋体を接合する工程と
    を含む電子デバイスを製造する方法。
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