JP6787445B2 - シールド導電路 - Google Patents
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Description
前記一対の分割体の前記分割端が溶接部で閉合されているとよい。これによれば、両分割体の分割端の閉合状態が溶接部により強固に維持されるため、例えば、シールドパイプを曲げ加工する際に、両分割体の分割端間に隙間が生じるのを防止することができる。とくに、本発明の場合、位置決め部材によって両分割体の位置ずれが規制されることから、溶接部の溶接作業を円滑に行うことができる。
以下、本発明の実施例1を、図1〜図8を参照しつつ説明する。本実施例1のシールド導電路10は、ハイブリッド車等の車両において、図1に示すように、例えば、車体90の後部に備わる高圧バッテリ等の機器91と、車体90の前部に備わるインバータやヒューズボックス等の機器92とを接続するべく、車体90の床下に配索されるものである。
両分割体12の合体作業に先立ち、撚り線62の芯線65の露出領域と単線61の芯線63の露出領域とを互いに重ね合わせ、その重合部分に半田を施し、単線61の長さ方向両端部に撚り線62を接続して接続領域67を形成し、さらに接続領域67の外周を覆うようにして保護部材68を取り付ける。また、適宜の時期に、撚り線62の長さ方向一端部を、対応する機器側コネクタ94、95に接続する。
本発明の他の実施例を簡単に説明する。
(1)上記実施例1では、一対の分割体12を合体させてから曲げ加工を行っていたが、これに限らず、予め所定形状に曲げ加工した分割体を合体させてもよい。
(2)上記実施例1では、シールドパイプ11が真円の断面形状になっていたが、これに限らず、シールドパイプが楕円形、長円形、角形等の断面形状になっていてもよい。この場合に、位置決め部材の筒状部は、シールドパイプの形状に応じた形状になっていればよい。
(3)上記実施例1では、ラップ領域19(保護壁21)が全長にわたって設けられていたが、これに限らず、ラップ領域(保護壁)がシールドパイプの一部のみに設けられていてもよく、また間欠的に複数箇所に分かれて設けられていてもよい。
(4)上記実施例1では、位置決め部材80が合成樹脂製であったが、これに限らず、位置決め部材が金属製であってもよい。
(5)上記実施例1では、係止受部25が分割体12を厚み方向に貫通する孔になっていたが、これに限らず、係止受部が分割体の内面にのみ開口する有底の凹所であってもよい。
(6)上記実施例1では、一対の分割体12が互いに同一の形状になっていたが、これに限らず、一対の分割体が互いに異なる形状になっていてもよい。上記における一対の分割体とは、互いに合体可能な2つの分割体を意味し、同一形状の2つの分割体を意味するわけではない。
(7)上記実施例1では、位置決め部材80の取付片83がテープ巻きによって電線60に取り付けられていたが、これに限らず、位置決め部材の取付片がタイバンド等の固定部材で電線に取り付けられていてもよい。
(8)上記実施例1では、溶接部24がレーザ溶接によって形成されていたが、これに限らず、溶接部がTIG溶接やろう付け等の周知の接合手段で形成されていてもよい。
(9)上記実施例1では、電線60が単線61と撚り線62とで構成されていたが、これに限らず、電線全体が撚り線で構成されていてもよい。
(10)上記実施例1では、位置決め部材80がシールドパイプ11(一対の分割体12)の長さ方向両端部に係止されていたが、これに限らず、位置決め部材がシールドパイプの長さ方向両端部のうちのいずれか一方端部のみに係止されるだけもよく、あるいは、位置決め部材がシールドパイプの長さ方向の途中部分に係止されるものであってもよい。要は、シールドパイプが位置決め部材を介して電線に対して位置決めされた状態に保持されていればよい。
(11)上記実施例1では、両分割体の分割端が溶接部によって閉合されていたが、これに限らず、両分割体の分割端が分割体自身のロック構造によって閉合されていてもよい。
(12)上記実施例1では、シールドパイプ11が金属製であったが、これに限らず、シールドパイプが導電性樹脂製や金属と樹脂の層構造となっていてもよい。
(13)上記実施例1では、単線61の芯線63の露出領域と撚り線62の芯線65の露出領域を重ねて接続領域67を形成したが、これに限らず、例えば、単線と撚り線のそれぞれの芯線を突き合わせ接続することによって接続領域を形成してもよい。
11…シールドパイプ
12…分割体
17…分割端
18…合わせ部分
19…ラップ領域
21…保護壁
24…溶接部
25…係止受部
60…電線
61…単線
62…撚り線
67…接続領域
80…位置決め部材
81…筒状部
82…段部
83…取付片
84…係止突部
Claims (8)
- 軸方向に沿った分割端を有する一対の分割体からなり、電線の周囲を覆う筒状のシールドパイプと、
前記電線に取り付けられる位置決め部材と、を備え、
前記位置決め部材は、前記電線が取り付けられる取付片を有し、
前記取付片は、前記シールドパイプの内部に収容されているシールド導電路。 - 前記一対の分割体の前記分割端が溶接部で閉合されている請求項1に記載のシールド導電路。
- 前記一対の分割体が内外方向に重なり合うラップ領域を有し、
前記ラップ領域の内側には前記分割端の合わせ部分を前記シールドパイプの内側から覆う保護壁が設けられている請求項2に記載のシールド導電路。 - 軸方向に沿った分割端を有する一対の分割体からなり、電線の周囲を覆う筒状のシールドパイプと、
前記電線に取り付けられる位置決め部材と、を備え、
前記位置決め部材は、前記電線が取り付けられる取付片を有し、
さらに前記位置決め部材が、前記シールドパイプの内周に沿って筒状をなす筒状部を有し、前記筒状部の外周に、前記一対の分割体の軸方向端縁と対向する段部が突設され、
前記一対の分割体が内外方向に重なり合うラップ領域を有し、
前記ラップ領域の内側には前記分割端の合わせ部分を前記シールドパイプの内側から覆う保護壁が設けられ、
前記筒状部は、内側に突出して設けられた逃がし凹部を有し、
前記逃がし凹部は、前記保護壁と対向しているシールド導電路。 - 前記一対の分割体の前記分割端が溶接部で閉合されている請求項4に記載のシールド導電路。
- 前記位置決め部材が、前記シールドパイプの内周に沿って筒状をなす筒状部を有し、前記筒状部の外周に、係止突部が設けられ、前記一対の分割体に、前記係止突部を受ける係止受部が設けられている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のシールド導電路。
- 前記係止突部は、前記筒状部から突出した突出端面を有し、
前記突出端面は、外周縁が面取りされている請求項6に記載のシールド導電路。 - 前記電線が単線と前記単線の長さ方向端部に接続される撚り線とからなり、
前記シールドパイプが、前記単線を長さ方向の全長にわたって覆い、かつ前記単線と前記撚り線との接続領域の周囲を覆っている請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のシールド導電路。
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