JP6787381B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来この種の画像形成装置としては例えば特許文献1に記載のものが既に知られている。
特許文献1には、本体に一端を回動支点として開閉自在に設けられたカバーの内面にラインヘッドを回動自在に保持するとともに、このラインヘッドを前記回動支点側に付勢する付勢手段と、この回動を規制するストッパ部とを設け、本体側へのカバーの閉塞時に像担持体に対するラインヘッドの位置決めを行う案内部を本体に設けることにより、本体カバーの開放時にはラインヘッドが帯電部に干渉することがなく、またカバー閉塞時には像担持体表面に対するラインヘッドの先端位置が確実にでる画像形成装置が開示されている。
特開平6−106814号公報(実施例,図1,2)
本発明が解決しようとする技術的課題は、装着体の着脱にあたり、装置本体に画像書込具を位置決めする場合に比べて、装着時には像保持体と画像書込具とを正確に位置決めすることにある。
請求項1に係る発明は、閉鎖位置と開放位置との間を開閉する開閉扉を有する装置筐体と、画像を保持する像保持体を含む被駆動部品を有し、当該像保持体の軸方向に交差する方向から、前記開閉扉の開口を通じて前記装置筐体内に着脱可能に装着される装着体と、前記像保持体に対向して設けられ、当該像保持体に画像を書き込む画像書込具と、前記被駆動部品と連結する連結部品と、前記被駆動部品に駆動力を伝達する駆動伝達系と、前記開閉扉の開閉に連動して前記画像書込具を移動させ、開閉扉閉時には書込位置に案内し、前記開閉扉開放時には前記装着体の着脱空間部から退避した第1の退避位置に案内する画像書込具用の案内機構と、前記開閉扉の開閉に連動して前記連結部品を移動させ、前記開閉扉閉時には連結位置に案内し、前記開閉扉開放時には前記装着体の着脱空間部から退避した第2の退避位置に案内する連結部品用の案内機構と、を備え、前記画像書込具用の案内機構は、前記開閉扉が閉鎖位置から開放位置の途中に位置する中間位置に至る間では、前記装着体に設けられた第1の案内部に沿って前記画像書込具を案内する第1の案内機構と、前記開閉扉が前記中間位置から前記開放位置に至る間では、前記装置筐体に設けられた第2の案内部に沿って前記画像書込具を案内する第2の案内機構と、を有し、前記連結部品用の案内機構は、前記開閉扉を閉鎖位置から開放位置へ開放するときに、前記画像書込具が前記第2の案内機構による案内が開始された後に前記連結部品を前記第2の退避位置に移動させることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記連結部品用の案内機構は、前記開閉扉を閉鎖位置から開放位置へ開放するときに、前記画像書込具が前記第1の案内機構による案内中は前記連結部品を前記連結位置に配置させることを特徴とする画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る画像形成装置において、前記第1の案内機構は、直線状の前記第1の案内部を有し、前記第2の案内機構は、前記第1の案内部と異なる方向に前記画像書込具の姿勢を変化させる前記第2の案内部を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに係る画像形成装置において、前記画像書込具を保持する保持機構は、前記画像書込具を進退可能に保持する保持部材と、前記画像書込具を進出方向に付勢する付勢部材とを有し、前記保持部材には各案内機構の案内部と係わり合う被案内部を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る画像形成装置において、前記保持部材は前記画像書込具の保持位置から離れた側に揺動支点を有し、前記第1の案内機構は、前記装着体に前記第1の案内部として設けられた直線状の案内溝と、前記保持部材の揺動支点から離れた部位に前記被案内部として設けられ且つ前記案内溝に対し滑り可能に嵌合するように突出する突起と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項6に係る発明は、請求項4に係る画像形成装置において、前記保持部材は前記画像書込具の保持位置から離れた側に揺動支点を有し、前記第2の案内機構は、前記装置筐体に前記第2の案内部として設けられた案内面と、前記保持部材の揺動支点から離れた部位に前記被案内部として設けられ且つ前記案内面に乗り上げて前記画像書込具を前記第1の案内機構に向かう姿勢に変化させるように張り出す張出部材と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項7に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記連結部品用の案内機構は、前記開閉扉を閉鎖位置から開放位置へ開放するときに、前記画像書込具が前記装着体に設けられた第1の案内部から抜けた後に前記連結部品を前記第2の退避位置に移動させることを特徴とする画像形成装置である。
請求項8に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記装着体は前記像保持体上に前記画像書込具にて書き込まれた画像を可視像化する現像器を被駆動部品として有し、前記連結部品用の案内機構は、前記被駆動部品としての前記像保持体及び前記現像器の現像部材に連結可能な連結部品を前記連結位置と前記第2の退避位置とに案内するものであることを特徴とする画像形成装置である。
請求項9に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記連結部品用の案内機構は、前記案内機構を介して前記開閉扉の開閉に連動することを特徴とする画像形成装置である。
請求項10に係る発明は、請求項9に係る画像形成装置において、前記連結部品用の案内機構は、前記案内機構による案内量よりも少ない案内量を有し、前記案内量の差を吸収するように前記案内機構の可動部材との間に長孔を介在させて係わり合う部分を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項11に係る発明は、閉鎖位置と開放位置との間を開閉する開閉扉を有する装置筐体と、画像を保持する像保持体が含まれ、当該像保持体の軸方向に交差する方向から、前記開閉扉の開口を通じて前記装置筐体内に着脱可能に装着される装着体と、前記像保持体に対向して設けられ、当該像保持体に画像を書き込む画像書込具と、前記像保持体の軸方向の抜け止めが規制される規制部品と、前記開閉扉の開閉に連動して前記画像書込具を移動させ、開閉扉閉時には書込位置に案内し、前記開閉扉開放時には前記装着体の着脱空間部から退避した第1の退避位置に案内する画像書込具用の案内機構と、前記開閉扉の開閉に連動して前記規制部品を移動させ、前記開閉扉閉時には規制位置に案内し、前記開閉扉開放時には前記装着体の着脱空間部から退避した第3の退避位置に案内する規制部品用の案内機構と、を備え、前記画像書込具用の案内機構は、前記開閉扉が閉鎖位置から開放位置の途中に位置する中間位置に至る間では、前記装着体に設けられた第1の案内部に沿って前記画像書込具を案内する第1の案内機構と、前記開閉扉が前記中間位置から前記開放位置に至る間では、前記装置筐体に設けられた第2の案内部に沿って前記画像書込具を案内する第2の案内機構と、を有し、前記規制部品用の案内機構は、前記開閉扉を閉鎖位置から開放位置へ開放するときに、前記画像書込具が前記第2の案内機構による案内が開始された後に前記規制部品を前記第3の退避位置に移動させることを特徴とする画像形成装置である。
請求項12に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記像保持体の軸方向の抜け止めが規制される規制部品を有し、前記開閉扉の開閉に連動して前記規制部品を移動させ、前記開閉扉閉時には規制位置に案内し、前記開閉扉開放時には前記装着体の着脱空間部から退避した第3の退避位置に案内する規制部品用の案内機構を備え、前記規制部品用の案内機構は、前記開閉扉を閉鎖位置から開放位置へ開放するときに、前記画像書込具が前記第2の案内機構による案内が開始された後に前記規制部品を前記第3の退避位置に移動させることを特徴とする画像形成装置である。
請求項13に係る発明は、請求項11又は12に係る画像形成装置において、前記規制部品用の案内機構は、前記開閉扉を閉鎖位置から開放位置へ開放するときに、前記画像書込具が前記第1の案内機構による案内中は前記規制部品を前記規制位置に配置させることを特徴とする画像形成装置である。
請求項14に係る発明は、請求項11又は12に係る画像形成装置において、前記規制部品用の案内機構は、前記案内機構を介して前記開閉扉の開閉に連動することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、装着体の着脱にあたり、装置本体に画像書込具を位置決めする場合に比べて、装着時には像保持体と画像書込具とを正確に位置決めすることができることに加え、装着体の着脱にあたって、装着体の被駆動部品と連結部品との連結、解除を実施することができる。
請求項2に係る発明によれば、画像書込具が予め決められた位置に退避するまで、装着体の被駆動部品と連結部品との連結状態を保ち、装着体が移動可能な状態に至ることを防止することができる。
請求項に係る発明によれば、第1の案内部が直線状でない場合に比べて、画像書込具が装着体の着脱空間部から退避する距離を短くすることができる。
請求項に係る発明によれば、開閉扉の開閉に伴って、画像書込具の書込位置と退避位置との間の案内と、像保持体に対する画像書込具の位置決めを実現することができる。
請求項に係る発明によれば、装着体に対する第1の案内機構を具現化することができる。
請求項に係る発明によれば、装置本体に対する第2の案内機構を具現化することができる
請求項7に係る発明によれば、装着体の離脱にあたって、装着体の被駆動部品と連結部品との連結状態を解除する前に装着体の着脱空間部から画像書込具を退避させ、画像書込具と装着体との干渉を防止することができる。
請求項8に係る発明によれば、装着体の着脱にあたって、装着体の被駆動部品としての像保持体及び現像器の現像部材と夫々の連結部品との連結、解除を実施することができる。
請求項9に係る発明によれば、連結部品用の案内機構が開閉扉の開閉に直接連動する態様に比べて、画像書込具、連結部品の各案内機構への連動構造を簡略化することができる。
請求項10に係る発明によれば、連結部品用の案内機構による案内量が画像書込具の案内機構による案内量よりも少ない場合でも、両者を組み合わせた態様でそれぞれに必要な案内量を確保することができる。
請求項11又は12に係る発明によれば、装着体の着脱にあたって、装着体の像保持体に対する規制部品による位置規制、解除を実施することができる。
請求項13に係る発明によれば、画像書込具が予め決められた位置に退避するまで、装着体の像保持体に対する規制部品による位置規制状態を保ち、装着体が移動可能な状態に至ることを防止することができる。
請求項14に係る発明によれば、規制部品用の案内機構が開閉扉の開閉に直接連動する態様に比べて、画像書込具、規制部品の各案内機構への連動構造を簡略化することができる。
本発明が適用された画像形成装置の実施の形態の概要を示す説明図である。 図1に示す画像形成装置における開閉扉の開閉に伴う各案内機構の挙動を示す説明図である。 実施の形態1に係る画像形成装置の全体構成を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる画像書込具の案内機構及び連動機構を示す分解斜視図である。 図4中V方向から見た矢視図である。 第2の案内機構の要部を示す説明図である。 図4中VII方向から見た矢視図である。 画像書込具とプロセスカートリッジの被装着受部との関係を示す説明図である。 プロセスカートリッジの被装着受部に形成された第1の案内機構を示す説明図である。 画像書込具とプロセスカートリッジとのレイアウト並びに画像書込具及びその案内機構の動作方向を示す説明図である。 実施の形態1で用いられるプロセスカートリッジに対する連結部品及び規制部品の案内機構を装置筐体の開閉扉側から見た斜視図である。 実施の形態1で用いられる連結部品及び規制部品の案内機構を側方から見た説明図である。 実施の形態1で用いられる連結部品及び規制部品の案内機構の斜視図である。 実施の形態1で用いられる画像書込具、連結部品及び規制部品の周辺を示す要部説明図である。 実施の形態1で用いられる画像書込具の案内機構の開閉扉の開放に伴う動作過程(1)を示す説明図である。 同案内機構の開閉扉の開放に伴う動作過程(2)を示す説明図である。 同案内機構の開閉扉の開放に伴う動作過程(3)を示す説明図である。 同案内機構の開閉扉の開放に伴う動作過程(4)を示す説明図である。 開閉扉の閉動作過程に伴う画像書込具の案内軌跡を示す説明図である。 開閉扉の閉動作過程に伴う画像書込具の案内挙動を示す説明図である。 (a)は開閉扉の開閉に伴う連結部品及び規制部品の案内挙動を示す説明図、(b)は開閉扉の開閉に伴う連結部品及び規制部品の案内機構の動作過程を示す説明図である。 連結部品及び規制部品の案内機構の変形の形態を示す説明図である。
◎実施の形態の概要
図1は本発明が適用される画像形成装置の実施の形態の概要を示す。
同図において、画像形成装置は、閉鎖位置と開放位置との間を開閉する開閉扉2を有する装置筐体1と、画像を保持する像保持体4が含まれ、当該像保持体4の軸方向に交差する方向から、開閉扉2の開口を通じて装置筐体1内に着脱可能に装着される装着体としてのプロセスカートリッジ3と、像保持体4に対向して設けられ、当該像保持体4に画像を書き込む画像書込具5と、開閉扉2の開閉に連動して画像書込具5を移動させ、開閉扉2閉時には書込位置STに案内し、開閉扉2開放時にはプロセスカートリッジ3の着脱空間部から退避した退避位置RTに案内する案内機構10と、を備え、案内機構10は、図2に示すように、開閉扉2が閉鎖位置P1から開放位置P3の途中に位置する中間位置P2に至る間では、プロセスカートリッジ3に設けられた第1の案内部に沿って画像書込具5を案内する第1の案内機構11と、開閉扉2が中間位置P2から開放位置P3に至る間では、装置筐体1に設けられた第2の案内部に沿って画像書込具5を案内する第2の案内機構12と、を有するものである。
尚、図1においては、プロセスカートリッジ3は例えば電子写真方式を採用した態様のものであり、像保持体4に加えて、像保持体4を帯電する帯電器6、帯電された像保持体4上に画像書込具5にて書き込まれた画像としての静電潜像を現像剤にて現像する現像器7、及び、像保持体4上の残留物を清掃する清掃器8を一体的に組み込んだ組立体として構成されている。そして、プロセスカートリッジ3の像保持体4上に形成された現像像は図示外の転写器にて記録材9に転写されるようになっている。
このような技術的手段おいて、本例は装置筐体1の側周部や頂部に開閉扉2を有する態様であればよい。ここでいう側周部は装置筐体1の側周を囲む壁部を指し、通常はユーザ側から見て手前側に開閉扉2を配置することが多いが、装置筐体1の設置方向は任意であることから側周部のいずれかに開閉扉2を配置する態様を広く含む。
また、プロセスカートリッジ3の着脱方向は、プロセスカートリッジ3の着脱時に画像書込具5との干渉が問題になるケースを想定し、像保持体4の軸方向に交差する方向である態様を対象とする。
更に、画像書込具5は像保持体4に対向して画像を書き込むものであればよく、LEDプリントヘッド(以下LPHにて略記)、イオン流書込ヘッドなど適宜選定して差し支えない。
更にまた、案内機構10は、開閉扉2の開閉に連動して画像書込具5を書込位置STと退避位置RTとの間で案内することを要する。ここで、プロセスカートリッジ3の着脱時に画像書込具5との干渉を回避する上で、退避位置RTはプロセスカートリッジ3の着脱空間部から退避した箇所に設定することが必要である。
そして、第1の案内機構11はプロセスカートリッジ3に設けられた第1の案内部に沿って画像書込具5を案内するものであればよく、第1の案内部の案内軌跡は適宜選定して差し支えない。ここで、画像書込具5が第1の案内部に沿って像保持体4側に至ると、画像書込具5はプロセスカートリッジ3に位置決めされている像保持体4に対して所定の書込位置STに位置決めされる。また、開閉扉2を閉鎖位置P1から中間位置P2まで開放すると、図2に示すように、画像書込具5は書込位置STから退避した中間退避位置RT1に案内される。このとき、中間退避位置RT1では画像書込具5はプロセスカートリッジ3の第1の案内部の入口付近に位置する。
また、第2の案内機構12は装置筐体1に設けられた第2の案内部に沿って画像書込具5を案内すればよく、第2の案内部の案内軌跡は適宜選定して差し支えない。ここで、開閉扉2が開放位置P3に至ると、図2に示すように、画像書込具5はプロセスカートリッジ3の着脱空間部から退避した退避位置RTに至る。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の代表的態様又は好ましい態様について説明する。
先ず、案内機構10の好ましい態様としては、第1の案内機構11は、直線状の第1の案内部を有し、第2の案内機構12は、第1の案内部と異なる方向に画像書込具5の姿勢を変化させる第2の案内部を有する態様が挙げられる。本例では、第2の案内機構12による第2の案内部を経て所定の姿勢に変化した画像書込具5は第1の案内機構11に受け渡された後、第1の案内機構11による直線状の第1の案内部に沿って徐々に姿勢を変化させ、最終的に書込位置STにて正規姿勢に保持されて位置決めされる。
また、画像書込具5の保持機構の代表的態様としては、画像書込具5を進退可能に保持する保持部材と、画像書込具5を進出方向に付勢する付勢部材とを有し、保持部材には各案内機構11,12の案内部と係わり合う被案内部を有する態様が挙げられる。本例における画像書込具5の保持機構は、画像書込具5を書込位置STと退避位置RTとの間で移動可能に保持する機能のほか、プロセスカートリッジ3の書込位置STに画像書込具5を位置決めする上で画像書込具5の位置を調整する機能を有することが必要である。ここで、位置調整機構としては、例えば画像書込具5を進退可能に保持し、かつ、画像書込具5を付勢部材にて進出方向に付勢するようにすればよい。
ここで、画像書込具5の保持機構の代表的態様としては、保持部材が画像書込具5の保持位置から離れた側に揺動支点を有し、この揺動支点を中心として揺動し、画像書込具5の姿勢を変化させる態様が挙げられる。
この種の保持機構を採用した態様において、第1の案内機構11の代表的態様としては、プロセスカートリッジ3に第1の案内部として設けられた直線状の案内溝と、保持部材の揺動支点から離れた部位に被案内部として設けられ且つ案内溝に対し滑り可能に嵌合するように突出する突起と、を有する態様が挙げられる。また、第2の案内機構12の代表的態様としては、装置筐体1に第2の案内部として設けられた案内面と、保持部材の揺動支点から離れた部位に被案内部として設けられ且つ案内面に乗り上げて画像書込具5を第1の案内機構11に向かう姿勢に変化させるように張り出す張出部材と、を有する態様が挙げられる。
また、本実施の形態の別の好ましい態様としては、プロセスカートリッジ3は像保持体4を含む被駆動部品を有し、被駆動部品に駆動力を伝達する駆動伝達系15は被駆動部品と連結する連結部品13を有し、開閉扉2の開閉に連動して連結部品13を移動させ、開閉扉2閉時には連結位置CSに案内し、開閉扉2開放時にはプロセスカートリッジ3の着脱空間部から退避した退避位置RTに案内する連結部品用の案内機構14を備え、連結部品用の案内機構14は、開閉扉2を閉鎖位置P1から開放位置P3へ開放するときに、画像書込具5が第2の案内機構12による案内が開始された後に連結部品13を退避位置RTに移動させる態様がある。
見方を変えれば、この種の連結部品用の案内機構14は、開閉扉2を閉鎖位置P1から開放位置P3へ開放するときに、画像書込具5がプロセスカートリッジ3に設けられた第1の案内部から抜けた後に連結部品13を退避位置RTに移動させるものであればよい。
一般に、装置筐体1にはプロセスカートリッジ3の被駆動部品(像保持体4や現像器7の現像部材7gなど)との連結部品13(例えば13a,13b)が設けられるが、プロセスカートリッジ3を着脱するにあたって、被駆動部品と連結部品13との連結状態を解除することが必要である。
本例では、開閉扉2の開閉に連動する連結部品用の案内機構14を設けることで、連結部品13を連結位置CSと退避位置RTとに案内し、プロセスカートリッジ3の着脱動作に支障がなく、プロセスカートリッジ3装着時には駆動伝達系15からの駆動力の伝達性能を確保するようにしたものである。
そして、本例の代表的態様としては、プロセスカートリッジ3は像保持体4上に画像書込具5にて書き込まれた画像を可視像化する現像器7を被駆動部品として有し、連結部品用の案内機構14は、被駆動部品としての像保持体4及び現像器7の現像部材7gに連結可能な連結部品13を連結位置CSと退避位置RTとに案内するものがある。
更に、連結部品用の案内機構14の好ましい態様としては、画像書込具用の案内機構10を介して開閉扉2の開閉に連動するものが挙げられる。本例では、連結部品用の案内機構14は開閉扉2の開閉に連動し、案内機構10を介して動作する。
そしてまた、連結部品用の案内機構14が画像書込具用の案内機構10による案内量よりも少ない案内量を有する態様では、案内量の差を吸収するように案内機構10の可動部材との間に長孔を介在させて係わり合う部分を有するようにすればよい。
また、本実施の形態の更に別の好ましい態様としては、像保持体4の軸方向の抜け止めが規制される規制部品16を有し、開閉扉2の開閉に連動して規制部品16を移動させ、開閉扉2閉時には規制位置KSに案内し、開閉扉2開放時にはプロセスカートリッジ3の着脱空間部から退避した退避位置RTに案内する規制部品用の案内機構17を備え、規制部品用の案内機構17は、開閉扉2を閉鎖位置P1から開放位置P3へ開放するときに、画像書込具5が第2の案内機構12による案内が開始された後に規制部品16を退避位置RTに移動させる態様がある。
一般に、装置筐体1にはプロセスカートリッジ3の像保持体4の軸方向の位置を規制する規制部品16が設けられるが、プロセスカートリッジ3を着脱するにあたって、この規制部品16による規制状態を解除することが必要である。本例では、開閉扉2の開閉に連動する規制部品用の案内機構17を設けることで、規制部品16を規制位置KSと退避位置RTとに案内し、プロセスカートリッジ3の着脱動作に支障がなく、プロセスカートリッジ3装着時には像保持体4に対する位置規制性能を確保するようにしたものである。
更に、当該規制部品用の案内機構17の好ましい態様としては、画像書込具用の案内機構10を介して開閉扉2の開閉に連動するものが挙げられる。本例では、規制部品用の案内機構17は開閉扉2の開閉に連動し、案内機構10を介して動作する。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明をより詳細に説明する。
◎実施の形態1
図3は実施の形態1に係る画像形成装置の全体構成を示す。
同図において、画像形成装置20は、装置筐体21内に単色(例えばブラック)の画像形成部22を配設し、この画像形成部22の下方には記録材が供給可能に収容される記録材供給装置24を配設すると共に、装置筐体21の上部には画像形成済みの記録材が排出収容される記録材排出受け26を設け、記録材供給装置24から供給された記録材を略鉛直方向に沿って延びる搬送経路25を介して記録材排出受け26に排出するようにしたものである。
本実施の形態において、画像形成部22は、図3に示すように、電子写真方式にて画像を形成するものであり、例えばドラム状に形成された感光体31と、この感光体31を予め帯電する帯電器32と、この帯電器32にて帯電された感光体31に静電潜像を書き込む画像書込具33と、感光体31上の静電潜像を各色トナーにて可視像化する現像器34と、感光体31上の残留トナーを清掃する清掃器35と、を備えている。
ここで、画像書込具33は光源としてのLEDが予め決められた画素ピッチ間隔で配列されたプリントヘッド(LPHと略記)にて構成され、感光体31に対向する予め決められた書込位置ST(図15参照)に配設されている。
また、本実施の形態では、記録材供給装置24のフィーダ61から供給された記録材は、搬送経路25中の適宜数の搬送ロール(図示せず)にて搬送され、位置合わせロール62にて位置合わせされた後に転写器63の転写部位を通過し、定着器66にて未定着トナー像を例えば加熱加圧定着した後、記録材排出受け26に排出されるようになっている。
−プロセスカートリッジ−
本実施の形態では、感光体31は、図3に示すように、帯電器32、現像器34及び清掃器35と一体化された装着体であるプロセスカートリッジ70として構成されており、このプロセスカートリッジ70が装置筐体21内のカートリッジ受部に対して着脱可能に装着され、画像形成部22の要部を構築するようになっている。
本例では、プロセスカートリッジ70は、感光体31、帯電器32及び清掃器35が組み込まれる感光体組立体71と、この感光体組立体71に対して揺動可能に連結されて現像器34が組み込まれる現像組立体72と、現像器34に対してトナーを補給するトナー補給容器73と、を備えている。
そして、本例では、図3に示すように、装置筐体21の前側(図3中の左側に相当)には開閉扉27が設けられ、この開閉扉27は開口下縁を支軸27aとして開閉するようになっており、プロセスカートリッジ70は、開閉扉27を開放することで装置筐体21内に着脱可能に装着されるようになっている。
<感光体組立体>
感光体組立体71は感光体31、帯電器32及び清掃器35が収容される収容容器を有している。そして、感光体31はその回転軸両端部が収容容器の両端に回転自在に支持されており、プロセスカートリッジ70装着時には感光体31の回転軸の一端が図示外のカップリング(連結部品)を介して駆動伝達系に駆動連結されるようになっている。
また、帯電器32は、収容容器の一部に帯電容器部を設け、この帯電容器部内に感光体31の表面に接触若しくは近接する帯電ロール及びこの帯電ロールを清掃する清掃ロールを設けたものである。
更に、清掃器35は、収容容器の一部に清掃容器部を設け、この清掃容器部の開口縁には感光体31表面の残留トナーが掻き取られる板状の清掃部材を設けたものである。
<現像組立体>
現像組立体72は、図3に示すように、感光体31に向かって開口し且つトナー及びキャリアが含まれる二成分現像剤が収容される現像容器を有し、この現像容器の開口に面した部位には現像剤が保持搬送される現像ロール91を配設すると共に、現像容器内の現像ロール91の背面側には一対の現像剤撹拌部材92(例えば回転軸の周囲に螺旋状羽根を付した態様)を配設し、更に、現像ロール91の現像部位よりも回転方向上流側には現像ロール91に保持される現像剤層厚が規制される層厚規制部材(例えば層厚規制ロール)を設けたものである。
本例では、プロセスカートリッジ70装着時には現像ロール91の回転軸の一端が図示外のカップリング(連結部品)を介して駆動伝達系に駆動連結されるようになっている。
−画像書込具用の案内機構−
本実施の形態では、画像書込具(本例ではLPH)33は、図3に示すように、保持機構100に保持され、この保持機構100を介して案内機構110にて所定の案内軌跡に沿って案内されるようになっている。
<保持機構>
ここで、画像書込具33の保持機構100は、図3乃至図8並びに図14に示すように、画像書込具33の移動方向に延びる略長方形状の板材からなるホルダ101を有し、このホルダ101の画像書込具33側の端部には当該画像書込具33の長手方向の両端位置を位置決めした状態で進退可能に抱き込む抱き込み部102を設けると共に、ホルダ101の画像書込具33側に適宜数の付勢バネ103を設けることによって、抱き込み部102に抱き込まれた画像書込具33をホルダ101から離れる方向に付勢するようにしたものである。
そして、本例では、ホルダ101のうち抱き込み部102の反対側に位置する基端部には揺動支点が設けられ、ホルダ101は揺動支点を中心に揺動可能に支持されている。
尚、ホルダ101のうち抱き込み部102を除く幅方向両側には側方に鍔状に突出する鍔状片105が設けられている。
<連動機構>
本例では、開閉扉27は開口下縁に位置する支軸27aを回転中心として開閉するようになっており、この開閉扉27と画像書込具33の保持機構100との間には連動機構120が介在されている。
この連動機構120は、開閉扉27の開閉に連動する棒状の一対の第1の連動アーム121を有し、この第1の連動アーム121の一端と他端寄りには夫々引っ掛けピン122,123を一体的に形成し、開閉扉27の内側面には一対の支持片124を突出させると共に、この支持片124には円形状の支持孔125を開設し、この支持孔125に第1の連動アーム121の一端に設けられた引っ掛けピン122を回転可能に支持したものである。
更に、連動機構120は、装置筐体21に一対の第1の連動アーム121の他端に対応して略水平方向に延びる板材からなる一対の第2の連動アーム126を配設し、この第2の連動アーム126の開閉扉27側には長手方向に延びる支持溝127を形成し、この第2の連動アーム126の支持溝127には第1の連動アーム121の他端寄りに設けられた引っ掛けピン123を滑り移動可能に嵌合させたものである。
そして、第2の連動アーム126のうち開閉扉27から離れた側の端部には支軸128が掛け渡され、この支軸128にはホルダ101のうち画像書込具33から離れた側の基端部が回転可能に支持されている。このため、ホルダ101は支軸128を揺動支点として画像書込具33を揺動可能に保持するようになっている。
<案内機構の概要>
本例における案内機構110は、プロセスカートリッジ70の着脱にあたって、開閉扉27を開放するときに、書込位置STに位置する画像書込具33がプロセスカートリッジ70の着脱に必要な空間部外の退避位置RTに退避するように当該画像書込具33を案内し、これにより、プロセスカートリッジ70の着脱時にプロセスカートリッジ70と画像書込具33とが干渉する事態を防止するものである。
そして、案内機構110は、装置筐体21内にプロセスカートリッジ70を装着後、開閉扉27を開放位置から閉鎖位置に閉じたときに、退避位置RTに位置する画像書込具33を書込位置STに案内することを要する。
ここで、案内機構110の一例を詳述すると、以下の通りである。
本例では、案内機構110は、装置筐体21内に装着されたプロセスカートリッジ70に対して画像書込具33を案内する第1の案内機構111と、装置筐体21に対して画像書込具33を案内する第2の案内機構112とを備えている。
先ず、第1の案内機構111を説明する前に、第2の案内機構112を説明する。
<第2の案内機構>
第2の案内機構112は、図3乃至図8に示すように、一対の第2の連動アーム126及び画像書込具33のホルダ101の幅方向外側に略水平方向に延びる一対の案内レール131を固定的に設置し、一対の案内レール131の相対向する部位には第2の連動アーム126が略水平方向に移動可能な凹所132を形成し、この凹所132の縦壁部には略水平方向に延びる案内溝133を形成する一方、一対の第2の連動アーム126のうち開閉扉27から離れた側の端部には例えば支軸128と同軸の案内ピン134を外方に向けて突出するように設け、案内レール131の案内溝133に沿って案内ピン134を滑り移動可能に嵌合させたものである。
尚、本例では、一対の案内レール131の案内溝133に案内ピン134を滑り移動可能に嵌合させているが、これに限られるものではなく、例えば案内ピン134にビニオン(図示せず)を回転可能に取付けると共に、案内溝133に沿って所定ピッチ間隔の噛み合い歯が形成されたラック(図示せず)を配設し、このラックにビニオンを噛み合わせることで一対の案内ピン134を定量移動させ、ホルダ101の幅方向両側の移動量を規制するようにしてもよい。
更に、本例では、案内レール131の凹所132内にはホルダ101の鍔状片105が非接触状態で移動可能に配置されており、案内レール131の凹所132のうち画像書込具33側に位置する部位には案内台135が設けられ、この案内台135の頂部に略水平方向に沿う案内面136が形成され、一方、ホルダ101の幅方向両側部の下面には鍔状片105の長手方向に沿って延び且つ下方に張り出す張出部材としてのリブ137が形成されており、このリブ137は鍔状片105の長手方向に対して山型状の第1の傾斜部138a及び第2の傾斜部138bを有している。
そして、本例では、ホルダ101のリブ137は案内レール131の凹所132のうち案内台135を除いた部位では非接触状態で移動可能に配置されており、ホルダ101のリブ137が案内台135に向かって移動して当該案内台135に到達すると、ホルダ101のリブ137の第1の傾斜部138aが案内面136に接触し、ホルダ101は揺動支点を中心としてリブ137の第1の傾斜部138aに沿って姿勢が変化し、画像書込具33の姿勢及び位置を変化させるようになっている。
<第1の案内機構>
本例では、プロセスカートリッジ70は、図4乃至図9に示すように、画像書込具33が装着可能な被装着受部140を有しており、第1の案内機構111は、プロセスカートリッジ70の被装着受部140の幅方向両側には画像書込具33の書込位置STに向かって直線状に延びる案内溝141を形成する一方、画像書込具33のホルダ101のうち抱き込み部102の幅方向両側には被案内ピン142を外方に向けて突出するように形成し、プロセスカートリッジ70の案内溝141に被案内ピン142を滑り移動可能に嵌合させることで、プロセスカートリッジ70の被装着受部140に対して画像書込具33を案内するようになっている。
また、本例では、第1の案内機構111による案内が実施されている間、第2の案内機構112による案内が実施されないようになっている。具体的には、第1の案内機構111による案内が実施されている間、第2の案内機構112ではホルダ101のリブ137のうち第2の傾斜部138bが案内面136に対向した部位に配置され、第2の傾斜部138bと案内面136とが接触しないようになっている。
尚、画像書込具33は第1の案内機構111による案内を経て書込位置STに案内されるが、本例では、画像書込具33は被装着受部140に予め形成された位置決め部(図示せず)に接触し、かつ、付勢バネ103にて付勢された状態で位置決めされるようになっている。
−連結部品及び規制部品用の案内機構−
<連結部品及び規制部品>
本実施の形態では、図8乃至図14に示すように、装置筐体21のうちプロセスカートリッジ70の長手方向の一側には、感光体31や現像器34の現像ロール91などを駆動する駆動伝達系150が設けられている。
ここで、駆動伝達系150としては、感光体31に駆動力を伝達する感光体用の駆動伝達系151と、現像器34の現像ロール91に駆動力を伝達する現像器用の駆動伝達系152とが示されており、いずれも駆動モータ153(図12参照)からの駆動力を駆動伝達ギア列155又は156を介して伝達する構成が採用されている。
そして、感光体用の駆動伝達系151は、連結部品(本例ではカップリング)161を介して感光体31の支軸に連結され、感光体31に駆動力を伝達するようになっている。
一方、現像器用の駆動伝達系152は、連結部品(本例ではカップリング)162を介して現像器34の現像ロール91の支軸に連結され、現像ロール91に駆動力を伝達するようになっている。尚、本例では、現像器34の現像剤撹拌部材92には現像ロール91への駆動力の伝達に追従して駆動伝達されるようになっている。
また、プロセスカートリッジ70の感光体31の軸方向両側には、規制部品(本例では規制板)170が一対設けられ、感光体31の軸方向の抜け止めを規制する構成が採用されている。
本実施の形態では、プロセスカートリッジ70の着脱にあたって、連結部品161,162は、被駆動部品である感光体31、現像ロール91の軸部との連結位置CSから外れた退避位置RTに退避することが必要であり、また、規制部品170は、感光体31の軸方向の抜け止めを規制する規制位置KSから外れた退避位置RTに退避することが必要である。
ここで、連結部品161,162の退避位置RTは、プロセスカートリッジ70の着脱にあたって、感光体31や現像ロール91の軸部が連結部品161,162と干渉しない範囲に設定されていればよく、プロセスカートリッジ70の着脱空間部外に連結部品161,162の退避位置RTを設定する必要はない。また、規制部品170の退避位置RTも、プロセスカートリッジ70の着脱にあたって、感光体31の軸方向端部が規制部品170と干渉しない範囲に設定されていればよく、プロセスカートリッジ70の着脱空間部外に規制部品170の退避位置RTを設定する必要はない。
このため、連結部品161,162の連結位置CSと退避位置RTとの間のスパン、並びに、規制部品170の規制位置KSと退避位置RTとの間のスパンは、いずれも画像書込具33の書込位置STと退避位置RTとの間のスパンよりも少なく設定することが可能である。
<案内機構の概要>
本実施の形態では、連結部品161,162及び規制部品170は、開閉扉27の開閉に連動する案内機構180を介して所定の案内軌跡に沿って案内されるようになっている。
本例における案内機構180は、図10乃至図14に示すように、プロセスカートリッジ70の感光体31の軸方向の両側に設けられるが、両側で異なる構成を備えている。
つまり、プロセスカートリッジ70の感光体31の軸方向一方には、図13に示すように、駆動伝達系150が設けられ、他方には駆動伝達系150が設けられていないことから、駆動伝達系150のある駆動側の案内機構180Aは、連結部品161,162及び規制部品170を案内する機能を具備し、駆動伝達系150のない非駆動側の案内機構180Bは、規制部品170を案内する機能を具備すれば足りる構成になっている。
ここで、案内機構180の一例を詳述すると、以下の通りである。
<駆動側の案内機構>
先ず、駆動側の案内機構180Aについて説明する。
本例において、駆動側の案内機構180Aは、図13に示すように、連動機構120(図4参照)の第2の連動アーム126の外側に略水平方向に延びるリンクアーム181を設けたものである。このリンクアーム181は、第2の連動アーム126よりも長く設定され、プロセスカートリッジ70の感光体31付近まで延びて設けられており、プロセスカートリッジ70の感光体31付近に対応した箇所がそれ以外の箇所に比べて更に外側に段差をもって張り出す張出し部182を有している。
そして、リンクアーム181は、開閉扉27寄りの部分に設けられる略水平方向に延びる長孔状の第1の案内溝183と、感光体31付近に位置する張出し部182に設けられる略水平方向に延びる長孔状の第2の案内溝184と、同張出し部182のうち第2の案内溝184の上方に設けられ且つ端部側に向かって斜め下方に傾斜する第3の案内溝185を有している。
更に、本例では、第2の連動アーム126の案内ピン134が案内レール131の案内溝133を貫通し、更に、リンクアーム181の第1の案内溝183に滑り移動可能に嵌合している。尚、本例では、第2の連動アーム126の案内ピン134を兼用する構成が採用されているが、リンクアーム181の第1の案内溝183に嵌合する案内ピンとして案内ピン134を兼用せずに別途設けるようにしてもよいことは勿論である。
また、リンクアーム181の第2の案内溝184には装置筐体21のフレーム又は当該フレームに固定するブラケットに設けられた位置決めピン(図示せず)が滑り移動可能に嵌合しており、リンクアーム181の進退方向が略水平方向に維持されるようになっている。
更に、本実施の形態では、連結部品161,162はU字状の段付き保持部を有する第1のリンクホルダ187に保持されており、この第1のリンクホルダ187の一部に引掛ピン188(図21参照)が設けられ、この引掛ピン188が第3の案内溝185に滑り移動可能に嵌合している。
そして、規制部品170は、連結部品161,162と略同様に、第2のリンクホルダ190に保持されており、この第2のリンクホルダ190の一部に引掛ピン191(図21参照)が設けられ、この引掛ピン191が第3の案内溝185のうち引掛ピン188とは異なる箇所に滑り移動可能に嵌合している。
<非駆動側の案内機構>
次に、非駆動側の案内機構180Bについて説明する。
本例において、非駆動側の案内機構180Bは、図13に示すように、連動機構120(図4参照)の第2の連動アーム126の外側に略水平方向に延びるリンクアーム201を設けたものである。このリンクアーム201は、第2の連動アーム126よりも長く設定され、プロセスカートリッジ70の感光体31付近まで延びて設けられているが、リンクアーム181とは異なる形状に成形されている。
本例では、リンクアーム201は、第2の連動アーム126に対応した部位にアーム本体202を有し、このアーム本体202の内側上縁に突出部203を形成すると共に、アーム本体202からプロセスカートリッジ70の感光体31付近に対応した箇所には突出部203に対して更に外側に段差をもって張り出す張出し部204を有している。
そして、リンクアーム181と略同様に、リンクアーム201の突出部203には第1の案内溝183が、また、張出し部204には第2の案内溝184、第3の案内溝185が夫々形成されている。但し、リンクアーム201の第3の案内溝185は規制部品170の進退軌跡を調整するためのものであり、リンクアーム181の第3の案内溝185は連結部品161,162及び規制部品170の両方の進退軌跡を考慮する必要があることから、リンクアーム201の第3の案内溝185の長さはリンクアーム181のそれよりも短く設定されている。
更に、リンクアーム201の第1の案内溝183には第2の連動アーム126の案内ピン134が、第2の案内溝184には装置筐体21のフレーム又はブラケットに固定的に設けられた位置決めピン186が、第3の案内溝185には規制部品(本例では規制版)170を保持する第2のリンクホルダ190の引掛ピン191が夫々滑り移動可能に嵌合している。
<連結部品及び規制部品用の案内機構の寸法設定>
本例では、リンクアーム181、リンクアーム201において、第1の案内溝183の長さ寸法をs1、第2の案内溝184の長さ寸法をs2、第2の連動アーム126の略水平方向に沿う移動量をsとした場合に、本例では、s、s1及びs2は以下のように設定されている。
s1>s2 …(1)
s≒s1+s2 …(2)
このような寸法関係においては、開閉扉27が閉鎖位置P1(図15参照)に位置するときには、例えば図21(a)(b)に示すように、第2の連動アーム126の案内ピン134はリンクアーム181、リンクアーム201の第1の案内溝183のうち開閉扉27から離れた側の終端に位置する。
このとき、第2の案内溝184の開閉扉27寄りの終端に図示外の位置決めピンが配置されている。
また、図16、図17及び図21に示すように、開閉扉27が閉鎖位置P1から中間開放位置P21,P22へと次第に開放されると、連動機構120の第2の連動アーム126の案内ピン134はスパンs1だけ移動し、リンクアーム181、リンクアーム201の第1の案内溝183のうち開閉扉27寄りの終端の位置に至る。この間、リンクアーム181,201の第1の案内溝183では連動機構120の第2の連動アーム126の案内ピン134が第1の案内溝183に沿って滑り移動することから、リンクアーム181,201には開閉扉27の開閉に伴う操作力は伝達されていない。このため、リンクアーム181,201の第2の案内溝184では位置決めピン186は開閉扉27が閉鎖位置P1に位置するときと同様である。
その後、図18及び図21(a)(b)に示すように、開閉扉27が開放位置P3に至るまで開放されると、これに伴って、リンクアーム181,201がスパンs2だけ移動する。この間、第2の案内溝184では位置決めピン186がスパンs2だけ相対的に移動するため、リンクアーム181,201は略水平姿勢を保ったまま移動する。
この状態において、リンクアーム181,201が移動すると、第1、第2のリンクホルダ187,190の引掛ピン191が第3の案内溝185の傾斜に沿って斜め下方に移動することから、これに伴って、第1、第2のリンクホルダ187,190が連結位置CS、規制位置KSから退避し、連結部品161,162及び規制部品170が退避位置RTへと移動する。
−画像形成装置の作動−
先ず、本実施の形態に係る画像形成装置の作動について説明する。
今、画像形成装置20が作像可能な状態にあるときには、図3に示すように、画像形成部22のプロセスカートリッジ70は装置筐体21内のカートリッジ受部(図示外)に装着されている。
そして、プロセスカートリッジ70がカートリッジ受部に装着されている状況で、開閉扉27を閉鎖すると、画像書込具33はプロセスカートリッジ70に予め設けられた位置決め部に位置決めされ、感光体31に対する位置関係が予め決められた書込位置STに設定されている。
また、連結部品161,162は連結位置CSに設定され、規制部品170は規制位置KSに設定されており、駆動伝達系150からの駆動力はプロセスカートリッジ70の感光体31、現像器34等に伝達される。
この状態において、各画像形成部22の感光体31上には画像書込具33にて単色(例えばブラック)の静電潜像が書き込まれた後、現像器34にて単色のトナー像が形成され、転写器62を介して記録材に転写される。この後、定着器66を経て記録材排出受け26に排出される。
−プロセスカートリッジの交換作業−
次に、画像形成装置に組み込まれたプロセスカートリッジ70を交換する作業過程について説明する。
プロセスカートリッジ70を交換する場合には、先ず、装置筐体21の開閉扉27を開放し、次いで、開閉扉27の開口から装着されているプロセスカートリッジ70を取り出すようにすればよい。
このとき、本実施の形態では、開閉扉27を閉鎖位置P1から開放位置P3へと開放することにより、画像書込具33は、案内機構110(第1の案内機構111、第2の案内機構112)により書込位置STから退避位置RTへと案内される。
また、本例では、連結部品161,162及び規制部品170は、案内機構180により連結位置CS又は規制位置KSから退避位置RTへと案内される。
この状態において、画像書込具33はプロセスカートリッジ70の着脱空間部外に位置する退避位置RTに退避し、連結部品161,162及び規制部品170は連結位置CS又は規制位置KSから退避した退避位置RTへと案内され、連結部品161,162による連結状態が解除され、規制部品170による感光体31の抜け止めの規制状態が解除される。
このため、プロセスカートリッジ70を着脱するにあたって、画像書込具33、連結部品161,162及び規制部品170とプロセスカートリッジ70とが干渉することはない。
<画像書込具の案内動作>
ここで、案内機構110による画像書込具33の案内動作について説明する。
今、図15に示すように、開閉扉27が閉鎖位置P1に位置するときには、プロセスカートリッジ70は装置筐体21内のカートリッジ受部(図示せず)に装着され、画像書込具33は、プロセスカートリッジ70に予め形成されている位置決め部210(図20参照)に位置決めされ、感光体31に対して予め決められた書込位置STに配置されている。
この状態において、図16に示すように、開閉扉27を開放し始め、中間開放位置P21まで移動したとすると、開閉扉27の開放動作が連動機構120を介して案内機構110に伝達される。
このとき、連動機構120では、開閉扉27の開放に伴って第1の連動アーム121が引き出され、これに伴って第2の連動アーム126が開閉扉27側に引き出される。この段階において、画像書込具33のホルダ101が第2の連動アーム126に支軸128を介して連結されているため、ホルダ101は支軸128を揺動支点として揺動可能な状態で第2の連動アーム126の引出動作に追従して引き出される。このため、画像書込具33はホルダ101の引出動作に伴って書込位置STから離れる方向に移動する。
また、第2の案内機構112では、ホルダ101の引出動作に伴ってホルダ101の支軸128と同軸に設けられた案内ピン134が案内レール131の案内溝133に沿って移動する。
この状態において、第2の案内機構112では、画像書込具33の抱き込み部102に形成された被案内ピン142は、ホルダ101の引出動作に伴ってプロセスカートリッジ70の案内溝141に沿って直線的に移動するため、ホルダ101及び画像書込具33とは、案内ピン134と被案内ピン142とを直線的に結ぶ姿勢に変化しながら、書込位置STから離れていく。この間、ホルダ101のリブ137のうち第2の傾斜部138bが案内台135の案内面136に対応した部位に配置されるが、当該リブ137の第2の傾斜部138bは案内台135の案内面136とは非接触状態を保つ。
この後、図17に示すように、開閉扉27を更に開放して中間開放位置P22まで移動したとすると、連動機構120を介して第2の連動アーム126が更に開閉扉27側に引き出され、これに伴って、ホルダ101が引き出され、画像書込具33がプロセスカートリッジ70の被装着受部140から外れた中間退避位置RT1に至る。
この状態において、ホルダ101の抱き込み部102に形成された被案内ピン142は、プロセスカートリッジ70の案内溝141に沿った案内軌跡から外れるため、画像書込具33のホルダ101の下面に形成されたリブ137のうち第1の傾斜部138aが案内台135の案内面136に接触する。このため、ホルダ101は案内ピン134を揺動支点として案内台135の案内面136上にリブ137を介して配置され、画像書込具33は中間退避位置RT1にて下方に落下することなく、予め決められた位置に保持される。
この後、図18に示すように、開閉扉27を更に開放して最終的な開放位置P3まで移動すると、連動機構120の第2の連動アーム126が更に開閉扉27側に引き出され、第2の連動アーム126の案内ピン134は案内レール131の案内溝133に沿って滑り移動し、これに伴って、ホルダ101が更に引き出され、ホルダ101のリブ137のうち第1の傾斜部138aが案内面136に接触しながら移動する。このため、ホルダ101に保持されている画像書込具33は、リブ137の第1の傾斜部138aと案内面136との接触位置の変化に追従して徐々に略水平な姿勢へと変化していく。このようにして、画像書込具33は中間退避位置RT1よりも更にプロセスカートリッジ70から離れた退避位置RTに退避する。
この退避位置RTはプロセスカートリッジ70の着脱空間部外に位置することから、プロセスカートリッジ70の着脱にあたって、プロセスカートリッジ70と退避位置RTに退避した画像書込具33とが干渉することはない。
次に、プロセスカートリッジ70の交換作業にあたって、装置筐体21内のカートリッジ受部にプロセスカートリッジ70を装着した後、開閉扉27を開放位置P3から閉鎖位置P1まで閉じる場合について説明する。
今、図18に示すように、プロセスカートリッジ70装着後に開閉扉27を開放位置P3から閉じ始めると、案内機構110(第1の案内機構111、第2の案内機構112)は、連動機構120を介して画像書込具33を所定の案内軌跡に沿って案内する。
本例では、開閉扉27を閉じ始めると、連動機構120の第2の連動アーム126は第1の連動アーム121に連動して装置筐体21内に押し込まれ、これに伴って、画像書込具33がホルダ101を介して感光体31側に向かって移動する。
このとき、第2の案内機構112では、第2の連動アーム126の案内ピン134は案内レール131の案内溝133に沿って直線的に移動し、かつ、画像書込具33のホルダ101の幅方向両側の下面に形成されたリブ137の第1の傾斜部138aが案内台135の案内面136に接触しながら移動するため、ホルダ101は案内ピン134を揺動支点としてリブ137の第1の傾斜部138aに案内面136から徐々に持ち上げられる。このため、画像書込具33は、略水平な姿勢から徐々に先端側が持ち上がった姿勢へと変化しながら、曲線状の案内軌跡m2(図20参照)に沿って移動する。
この後、図17に示すように、開閉扉27を中間開放位置P22まで閉じていくと、連動機構120は第2の連動アーム126を更に押し込むことから、第2の案内機構112は、曲線状の案内軌跡m2(図20参照)に沿って更に画像書込具33を感光体31側に移動させ、プロセスカートリッジ70の被装着受部140の直前位置に至る。
この後、図16に示すように、開放扉27を更に中間開放位置P21まで閉じていくと、開放扉27の閉じ動作に連動して連動機構120が第2の連動アーム126を更に押し込み、第2の連動アーム126がホルダ101を介して画像書込具33をプロセスカートリッジ70の被装着受部140に押し込む。
このとき、第2の案内機構112は、案内台135の案内面136にホルダ101のリブ137の第1の傾斜部138aを接触した状態で移動させ、ホルダ101の傾斜姿勢を徐々に変化させることで画像書込具33の姿勢を変化させ、プロセスカートリッジ70の被装着受部140に画像書込具33を挿入するように案内する。
この後、図19及び図20に示すように、画像書込具33がプロセスカートリッジ70の被装着受部140に挿入されると、第1の案内機構111による案内が開始される。つまり、ホルダ101の抱き込み部102の両側に形成された被案内ピン142が被装着受部140内の直線状の案内溝141に沿って移動するため、画像書込具33は直線状の案内軌跡m1に沿って感光体31に向かって接近していく。
このとき、第1の案内機構111による案内が開始されると、第2の案内機構112による案内は解除される。つまり、画像書込具33が感光体31側に移動していくと、ホルダ101に形成されたリブ137の第1の傾斜部138aが案内台135の案内面136を乗り越え、リブ137の第2の傾斜部138bが案内台135の案内面136に対応した位置に移動し、これに伴って、リブ137は案内面136に対して非接触に配置される。
そして、図15に示すように、開閉扉27を閉鎖位置P1に閉じると、開閉扉27の閉じ動作に連動して連動機構120が第2の連動アーム126を更に押し込むことから、画像書込具33はホルダ101を介してプロセスカートリッジ70の被装着受部140に沿って押し込まれていく。
ここで、画像書込具33はホルダ101の抱き込み部102において付勢バネ103にて付勢されていることから、画像書込具33が予め決められた位置決め部210(図17参照)に突き当たると、画像書込具33はその移動を停止して位置決め部210に位置決めされる。この段階において、画像書込具33は所定の書込位置STに設定される。
<連結部品及び規制部品の案内動作>
次に、案内機構180による連結部品161,162及び規制部品170の案内動作について説明する。
今、図15に示すように、開閉扉27が閉鎖位置P1にある状態では、連結部品161,162は連結位置CSに設定され、規制部品170も規制位置KSに設定されている。このため、プロセスカートリッジ70の感光体31や現像器34には連結部品161,162を介して駆動伝達系150からの駆動力が伝達される。また、感光体31の軸方向両端は規制部品170により抜け止め規制されることから、感光体31の回転動作時に感光体31が軸方向に抜ける懸念は少ない。
この状態において、図16,図17に示すように、開閉扉27を開放位置P3に向けて開放していくと、開閉扉27の開放動作に伴って連動機構120が連動し、画像書込具用の案内機構110が動作する。
このとき、連動機構120の第2の連動アーム126の案内ピン134が案内レール131の案内溝133に沿って移動するほか、連結部品及び規制部品用の案内機構180のリンクアーム181,201の第1の案内溝183に沿って移動する。
この状態において、リンクアーム181,201の第1の案内溝183には案内ピン134が滑り移動可能に嵌合しているが、開閉扉27を閉鎖位置P1から中間開放位置P22まで開放する間は、図21(b)に示すように、案内ピン134が案内溝133に沿ってスパンs1滑り移動し、案内溝133の開閉扉27側の終端に至るものの、リンクアーム181,201には駆動力が未だ伝達されず、連結部品161,162及び規制部品170は連結位置CS及び規制位置KSに配置されたままである。
つまり、本例では、画像書込具用の案内機構110が中間退避位置RT1に画像書込具33を退避させるまで、連結部品及び規制部品用の案内機構180は連結部品161,162及び規制部品170を退避させないようになっている。このため、画像書込具33が中間退避位置RT1に退避される前に、連結部品161,162及び規制部品170が退避位置RTに移動し、プロセスカートリッジ70が移動可能な状態に至ることが防止されている。
この後、図18に示すように、開閉扉27を開放位置P3に開放すると、図11乃至図14並びに図21(a)(b)に示すように、第2の連動アーム126の案内ピン134がリンクアーム181,201の第1の案内溝183の終端に至り、その後、開閉扉27が中間開放位置P22から開放位置P3に至る間、リンクアーム181,201が開閉扉27側に引き出される。
この状態において、リンクアーム181,201が開閉扉27側にスパンs2だけ移動すると、これに伴って、リンクアーム181,201では、第1のリンクホルダ187の引掛ピン188、及び、第2のリンクホルダ190の引掛ピン191が第3の案内溝185に沿って斜め下方に移動することから、第1のリンクホルダ187、第2のリンクホルダ190が下方側に案内され、第1のリンクホルダ187に保持された連結部品161,162は連結位置CSから退避した退避位置RTに移動し、第2のリンクホルダ190に保持された規制部品170は規制位置KSから退避した退避位置RTに移動する。
この状態において、連結部品161,162及び規制部品170は連結位置CS、規制位置KSから外れた退避位置RTに退避しているため、プロセスカートリッジ70を着脱するにあたって、プロセスカートリッジ70と連結部品161,162や規制部品170とが干渉することはない。
また、プロセスカートリッジ70を装着した後に、開閉扉27を開放位置P3から閉鎖位置P1へと閉じる場合には、図15乃至図18並びに図21(a)(b)に示すように、案内機構180は、開閉扉27の閉動作に連動し、連動機構120及び画像書込具用の案内機構110を介して動作するようになっている。
本例では、開閉扉27が開放位置P3から中間開放位置P22に閉じられるまでの間に、リンクアーム181,201を装置筐体21内に押し込むため、これに伴って、連結部品161,162及び規制部品170は夫々連結位置CS、規制位置KSに設定される。
この後、開閉扉27を閉鎖位置P1まで閉じたとしても、リンクアーム181,201は移動せず、連結部品161,162及び規制部品170は夫々連結位置CS、規制位置KSに設定されたままである。
◎変形の形態
本実施の形態では、画像書込具33、連結部品161,162及び規制部品170について、開閉扉27に連動する案内機構にて夫々退避位置に退避可能な態様を示したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば画像書込具33についてのみ開閉扉27に連動する案内機構にて書込位置から退避可能な態様にしてもよい。
つまり、本実施の形態では、連結部品及び規制部品用の案内機構180は、リンクアーム181,201を採用したものであるが、連結部品161,162又は規制部品170については、例えば図22に示すように、案内機構180を用いることなく、ラック231とビニオン232とを組み合わせ、図示外の駆動源にてビニオン232を駆動させることでラック231を進退移動させ、このラック231の進退移動を利用し、連結部品161,162、あるいは、規制部品170を保持する部材233,234を連結位置あるいは規制位置と退避位置との間で進退移動させるようにしてもよいことは勿論である。
1…装置筐体,2…開閉扉,3…プロセスカートリッジ,4…像保持体,5…画像書込具,6…帯電器,7…現像器,7g…現像部材,8…清掃器,9…記録材,10…案内機構,11…第1の案内機構,12…第2の案内機構,13(13a,13b)…連結部品,14…連結部品用の案内機構,15…駆動伝達系,16…規制部品,17…規制部品用の案内機構,ST…書込位置,RT1…中間退避位置,RT…退避位置,CS…連結位置,KS…規制位置,P1…閉鎖位置,P2…中間位置,P3…開放位置

Claims (14)

  1. 閉鎖位置と開放位置との間を開閉する開閉扉を有する装置筐体と、
    画像を保持する像保持体を含む被駆動部品を有し、当該像保持体の軸方向に交差する方向から、前記開閉扉の開口を通じて前記装置筐体内に着脱可能に装着される装着体と、
    前記像保持体に対向して設けられ、当該像保持体に画像を書き込む画像書込具と、
    前記被駆動部品と連結する連結部品と、
    前記被駆動部品に駆動力を伝達する駆動伝達系と、
    前記開閉扉の開閉に連動して前記画像書込具を移動させ、開閉扉閉時には書込位置に案内し、前記開閉扉開放時には前記装着体の着脱空間部から退避した第1の退避位置に案内する画像書込具用の案内機構と、
    前記開閉扉の開閉に連動して前記連結部品を移動させ、前記開閉扉閉時には連結位置に案内し、前記開閉扉開放時には前記装着体の着脱空間部から退避した第2の退避位置に案内する連結部品用の案内機構と、を備え、
    前記画像書込具用の案内機構は、前記開閉扉が閉鎖位置から開放位置の途中に位置する中間位置に至る間では、前記装着体に設けられた第1の案内部に沿って前記画像書込具を案内する第1の案内機構と、
    前記開閉扉が前記中間位置から前記開放位置に至る間では、前記装置筐体に設けられた第2の案内部に沿って前記画像書込具を案内する第2の案内機構と、を有し、
    前記連結部品用の案内機構は、前記開閉扉を閉鎖位置から開放位置へ開放するときに、前記画像書込具が前記第2の案内機構による案内が開始された後に前記連結部品を前記第2の退避位置に移動させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記連結部品用の案内機構は、前記開閉扉を閉鎖位置から開放位置へ開放するときに、前記画像書込具が前記第1の案内機構による案内中は前記連結部品を前記連結位置に配置させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記第1の案内機構は、直線状の前記第1の案内部を有し、
    前記第2の案内機構は、前記第1の案内部と異なる方向に前記画像書込具の姿勢を変化させる前記第2の案内部を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記画像書込具を保持する保持機構は、前記画像書込具を進退可能に保持する保持部材と、前記画像書込具を進出方向に付勢する付勢部材とを有し、前記保持部材には各案内機構の案内部と係わり合う被案内部を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項に記載の画像形成装置において、
    前記保持部材は前記画像書込具の保持位置から離れた側に揺動支点を有し、
    前記第1の案内機構は、前記装着体に前記第1の案内部として設けられた直線状の案内溝と、前記保持部材の揺動支点から離れた部位に前記被案内部として設けられ且つ前記案内溝に対し滑り可能に嵌合するように突出する突起と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項に記載の画像形成装置において、
    前記保持部材は前記画像書込具の保持位置から離れた側に揺動支点を有し、
    前記第2の案内機構は、前記装置筐体に前記第2の案内部として設けられた案内面と、
    前記保持部材の揺動支点から離れた部位に前記被案内部として設けられ且つ前記案内面に乗り上げて前記画像書込具を前記第1の案内機構に向かう姿勢に変化させるように張り出す張出部材と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項に記載の画像形成装置において、
    前記連結部品用の案内機構は、前記開閉扉を閉鎖位置から開放位置へ開放するときに、前記画像書込具が前記装着体に設けられた第1の案内部から抜けた後に前記連結部品を前記第2の退避位置に移動させることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項に記載の画像形成装置において、
    前記装着体は前記像保持体上に前記画像書込具にて書き込まれた画像を可視像化する現像器を被駆動部品として有し、
    前記連結部品用の案内機構は、前記被駆動部品としての前記像保持体及び前記現像器の現像部材に連結可能な連結部品を前記連結位置と前記第2の退避位置とに案内するものであることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項に記載の画像形成装置において、
    前記連結部品用の案内機構は、前記案内機構を介して前記開閉扉の開閉に連動することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置において、
    前記連結部品用の案内機構は、前記案内機構による案内量よりも少ない案内量を有し、前記案内量の差を吸収するように前記案内機構の可動部材との間に長孔を介在させて係わり合う部分を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 閉鎖位置と開放位置との間を開閉する開閉扉を有する装置筐体と、
    画像を保持する像保持体が含まれ、当該像保持体の軸方向に交差する方向から、前記開閉扉の開口を通じて前記装置筐体内に着脱可能に装着される装着体と、
    前記像保持体に対向して設けられ、当該像保持体に画像を書き込む画像書込具と、
    前記像保持体の軸方向の抜け止めが規制される規制部品と、
    前記開閉扉の開閉に連動して前記画像書込具を移動させ、開閉扉閉時には書込位置に案内し、前記開閉扉開放時には前記装着体の着脱空間部から退避した第1の退避位置に案内する画像書込具用の案内機構と、
    前記開閉扉の開閉に連動して前記規制部品を移動させ、前記開閉扉閉時には規制位置に案内し、前記開閉扉開放時には前記装着体の着脱空間部から退避した第3の退避位置に案内する規制部品用の案内機構と、を備え、
    前記画像書込具用の案内機構は、前記開閉扉が閉鎖位置から開放位置の途中に位置する中間位置に至る間では、前記装着体に設けられた第1の案内部に沿って前記画像書込具を案内する第1の案内機構と、
    前記開閉扉が前記中間位置から前記開放位置に至る間では、前記装置筐体に設けられた第2の案内部に沿って前記画像書込具を案内する第2の案内機構と、を有し、
    前記規制部品用の案内機構は、前記開閉扉を閉鎖位置から開放位置へ開放するときに、前記画像書込具が前記第2の案内機構による案内が開始された後に前記規制部品を前記第3の退避位置に移動させることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記像保持体の軸方向の抜け止めが規制される規制部品を有し、
    前記開閉扉の開閉に連動して前記規制部品を移動させ、前記開閉扉閉時には規制位置に案内し、前記開閉扉開放時には前記装着体の着脱空間部から退避した第3の退避位置に案内する規制部品用の案内機構を備え、
    前記規制部品用の案内機構は、前記開閉扉を閉鎖位置から開放位置へ開放するときに、前記画像書込具が前記第2の案内機構による案内が開始された後に前記規制部品を前記第3の退避位置に移動させることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項11又は12に記載の画像形成装置において、
    前記規制部品用の案内機構は、前記開閉扉を閉鎖位置から開放位置へ開放するときに、前記画像書込具が前記第1の案内機構による案内中は前記規制部品を前記規制位置に配置させることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項11又は12に記載の画像形成装置において、
    前記規制部品用の案内機構は、前記案内機構を介して前記開閉扉の開閉に連動することを特徴とする画像形成装置。
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