JP6787013B2 - 成形材製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、筒状の胴部と胴部の端部に形成されたフランジ部とを有する成形材を製造するための成形材製造方法に関する。
例えば下記の非特許文献1等に示されているように、絞り加工を行うことで、筒状の胴部と該胴部の端部に形成されたフランジ部とを有する成形材を製造することが行われている。絞り加工では素材金属板を引き伸ばすことで胴部が形成されるので、通常、胴部の周壁の板厚は素材板厚よりも薄くなる。
例えば下記の特許文献1等に示されているモータケースとして、上記のような絞り加工により成形された成形材を用いる場合がある。この場合、胴部の周壁には、モータケース外への磁気漏洩を防ぐシールド材としての性能が期待される。また、モータの構造によっては、ステータのバックヨークとしての性能も周壁に期待される。
シールド材又はバックヨークとしての性能は、周壁が厚いほど良好となる。このため、上記のように絞り加工により成形材を製造する際には、胴部の板厚減少を見込んで、所定の胴部周壁の板厚が得られるように、素材金属板の板厚は、所定の胴部周壁の板厚よりも厚く選定する。しかし、素材金属板の板厚は常に一定ではなく、板厚公差と呼ばれる板厚の許容範囲内で変動する。また、金型状態の変化や材料特性のバラツキ等により、絞り加工における板厚減少量が変動することもある。
一方、モータの振動や騒音を低減するために、モータケースの内径には高精度な内径精度が求められることがある。そのため、通常は、絞り加工を終えた後に、胴部に仕上げしごきを行って内径の精度を向上させることが行われる。仕上げしごきは、2つの金型(パンチ及びダイ)を用いて胴部の材料を内側と外側の両側から挟んでしごきをかけるものであり、それら2つの金型の隙間(クリアランス)は胴部の材料板厚未満に設定される。クリアランスを胴部の材料板厚未満に設定することは、マイナスクリアランスと呼ばれる。
しごき加工を行う際、しごき加工前の胴部の板厚が予定していた板厚よりも薄いと、予め準備していたしごき加工金型ではしごき加工量が不足し、内径精度が低下する。逆に、しごき加工前の胴部の板厚が予定していた板厚よりも厚いと、仕上げしごき後の内径精度は満足するものの、素材金属板がその表面にめっきを有する表面処理鋼板である場合、めっき滓が発生して成形品の表面から脱落する等の別の問題が生じる。これらの問題は、素材金属板の板厚変動や絞り加工における板厚減少率の変動に起因して、仕上げしごき前の胴部周壁の板厚は変動するのに対し、仕上げしごきを行う金型のクリアランスが固定されており、仕上げしごき前における胴部周壁の板厚の変動を仕上げしごきにおいて吸収することができないことによる。
そこで、下記の特許文献2では、胴部素体に絞り加工を施す際、胴部素体の周壁に調節可能な圧縮力をかけることにより、胴部素体の周壁の板厚の増減をコントロールする圧縮絞り加工方法が提案されている。
村川正夫、外3名著「塑性加工の基礎」、初版、産業図書株式会社、1990年1月16日、p.104〜107
特開2013−51765号公報 特許第5697787号公報
特許文献2の圧縮絞り加工方法で成形材を製造する場合でも、高さと直径との比(高さ/直径)が大きい成形材は、1回の絞り加工で成形することが難しく、複数回の絞り加工により成形する必要がある。複数回の絞り加工では、胴部素体の高さが徐々に高くされる。すなわち、最終的な成形材の胴部の上部の材料は、少なくとも初期の絞り加工において胴部素体の頂壁付近に位置しており十分な圧縮力を受けない。このため、最終的な成形材の胴部の上部は十分な増肉効果を得ることができず、その上部においてしごき加工量が不足することで内径精度が悪化することがある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、成形材の胴部全域にわたって良好な内径精度を得ることができる成形材製造方法を提供するものである。
本発明に係る成形材製造方法は、素材金属板に対して多段絞り及び仕上げしごきを行うことで、筒状の胴部と該胴部の端部に形成されたフランジ部とを有する成形材を製造することを含む成形材製造方法であって、多段絞りには、胴部素体を有する予備体を素材金属板から形成する予備絞りと、予備絞りの後に行われ、胴部素体の深さ方向に沿う圧縮力を胴部素体の周壁に加えながら胴部素体を絞る複数回の圧縮絞りとを含み、仕上げしごきでは、胴部素体の上部の金型クリアランスを胴部素体の下部の金型クリアランスよりも狭くし、胴部素体の上部の金型クリアランスは、予備実験(この時の金型クリアランスを標準値とする)にて作製した製品の内径を測定し、標準値−(上限値外れ量+パンチ径外れ量)/4以下、かつ、標準値−(パンチ径外れ量+下限値外れ量)/4以上の範囲内に設定する
本発明の成形材製造方法によれば、仕上げしごきでは、胴部素体の上部の金型クリアランスを胴部素体の下部の金型クリアランスよりも狭くするので、圧縮絞りにおいて胴部素体の上部が十分に増肉されていない場合でも、その上部においてしごき加工量が不足することを回避できる。これにより、成形材の胴部全域にわたって良好な内径精度を得ることができる。
本発明の実施の形態1による成形材製造方法によって製造される成形材1を示す斜視図である。 図1の成形材を製造する成形材製造方法を示す説明図である。 図2の予備絞りに用いる金型を示す説明図である。 図3の金型による予備絞りを示す説明図である。 図2の第1圧縮絞りに用いる金型を示す説明図である。 図5の金型による第1圧縮絞りを示す説明図である。 第3圧縮絞りが終了した後の予備体における胴部素体の板厚分布を示すグラフである。 図7の板厚測定位置を示す説明図である。 図2の第1〜第3圧縮絞りにおける材料の移動を示す説明図である。 図2の仕上げしごき工程で使用する仕上げしごき用金型を示す説明図である。 第1圧縮絞りにおけるリフターパッド力と胴部周壁平均板厚との関係を示すグラフである。 第2圧縮絞りにおけるリフターパッド力と胴部周壁平均板厚との関係を示すグラフである。 図10の(a)に示すストレートタイプの金型を用いて仕上げしごきを行った成形材における仕上げしごき前の周壁板厚と各測定位置における製品内径との関係を示すグラフである。 図10の(b)に示すクリアランス変化タイプの金型を用いて仕上げしごきを行った成形材における仕上げしごき前の周壁板厚と各測定位置における製品内径との関係を示すグラフである。 図13及び図14の内径寸法測定位置を示す説明図である。 予備実験で作製された成形材1の測定内径と規格寸法等との関係の一例を示す説明図である。 クリアランス変化タイプの金型における胴部素体上部の金型クリアランスを変更したときの成形材1の上部内径変化を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による成形材製造方法によって製造される成形材1を示す斜視図である。図1に示すように、本実施の形態の成形材製造方法によって製造される成形材1は、胴部10及びフランジ部11を有するものである。胴部10は、頂壁100、頂壁100の外縁から延出された周壁101及び頂壁100と周壁101とをつなぐ曲面からなる肩部102を有する筒状の部分である。頂壁100は、成形材1を用いる向きによっては底壁等の他の呼ばれ方をする場合もある。図1では胴部10は断面真円形を有するように示しているが、胴部10は、例えば断面楕円形や角筒形等の他の形状とされていてもよい。例えば頂壁100からさらに突出された突部を形成する等、頂壁100にさらに加工を加えることもできる。フランジ部11は、胴部10の端部(周壁101の端部)に形成された板部である。
本実施の形態1の成形材1では、胴部10の周壁101と肩部102との境界位置に線状模様103が形成されている。この線状模様103は、後述の仕上げしごきに起因するものである。
次に、図2は、図1の成形材1を製造する成形材製造方法を示す説明図である。本発明の成形材製造方法は、平板状の素材金属板2に対して多段絞りと仕上げしごきとを行うことで成形材1を製造する。多段絞りには、予備絞りと、この予備絞りの後に行われる少なくとも1回の圧縮絞りが含まれている。本実施の形態の成形材製造方法では、3回の圧縮(第1〜第3圧縮)が行われる。素材金属板2としては、様々なめっき鋼板の金属板を用いることができる。
予備絞りは、素材金属板2に加工を施すことで、胴部素体20aを有する予備体20を形成する工程である。胴部素体20aは、図1の胴部10よりも直径が広く、かつ深さが浅い筒状体である。胴部素体20aの深さ方向は、胴部素体20aの周壁の延在方向によって規定される。本実施の形態では、予備体20の全体が胴部素体20aを構成している。但し、予備体20として、フランジ部を有するものを形成してもよい。この場合、フランジ部は胴部素体20aを構成しない。
第1〜第3圧縮絞りは、後に詳しく説明するように、胴部素体20aの深さ方向に沿う圧縮力42a(図5参照)を胴部素体20aに加えながら胴部素体20aを絞る工程である。胴部素体20aを絞るとは、胴部素体20aの直径を縮めるとともに、胴部素体20aの深さをより深くすることを意味する。
仕上げしごきは、後に詳しく説明するように、多段絞りを経た予備体20の胴部素体20aの周壁をパンチ及びダイにより内側及び外側の両側から挟んでしごき(減肉し)、胴部素体20aの内径及び外径をパンチの外径及びダイの内径に一致させるものである。この仕上げしごきを経ることで予備体20が成形材1となる。
次に、図3は図2の予備絞りに用いる金型3を示す説明図であり、図4は図3の金型3による予備絞りを示す説明図である。図3に示すように、予備絞りに用いる金型3には、ダイ30、パンチ31及びクッションパッド32が含まれている。ダイ30には、パンチ31とともに素材金属板2が押し込まれる押込穴30aが設けられている。クッションパッド32は、ダイ30の端面に対向するようにパンチ31の外周位置に配置されている。図4に示すように、予備では、ダイ30及びクッションパッド32により素材金属板2の外縁部を完全には拘束せず、素材金属板2の外縁部がダイ30及びクッションパッド32の拘束から外れるところまで抜く。素材金属板2のすべてをパンチ31とともに押込穴30aに押し込んで抜いてもよい。上述のようにフランジ部を有する予備体20を形成する場合には、素材金属板2の外縁部がダイ30及びクッションパッド32の拘束から外れない深さで止めればよい。
次に、図5は図2の第1圧縮絞りに用いる金型4を示す説明図であり、図6は図5の金型4による第1圧縮絞りを示す説明図である。図5に示すように、第1圧縮絞りに用いる金型4には、ダイ40、パンチ41、リフターパッド42及びパンチホルダー43が含まれている。ダイ40は、押込穴40aを有する部材である。パンチ41は、胴部素体20aの内部に挿入されて胴部素体20aを押込穴40aに押込む円柱体であり、パンチホルダー43に支持されている。
リフターパッド42は、ダイ40に対向するようにパンチ41の外周位置に配置されている。具体的には、リフターパッド42は、パッド部420及び付勢部421を有している。パッド部420は、ダイ40に対向するようにパンチ41の外周位置に配置された環状部材である。付勢部421は、パッド部420の下部に配置されており、パッド部420を付勢支持している。また、付勢部421は、パンチホルダー43に支持されている。パッド部420の上には、胴部素体20aの周壁の下端が載置される。胴部素体20aの周壁は、ダイ40が降下した際にダイ40及びパッド部420によって挟持される。このようにダイ40及びパッド部420によって胴部素体20aの周壁が挟持されることで、付勢部421の付勢力(リフターパッド力)が胴部素体20aの深さ方向に沿う圧縮力42aとして胴部素体20aに加えられる。すなわち、リフターパッド42は、胴部素体20aの深さ方向に沿う圧縮力42aを胴部素体20aに加える加圧手段を構成する。
図6に示すように、第1圧縮絞りでは、ダイ40が降下することによりパンチ41とともに胴部素体20aが押込穴40aに押込まれて、胴部素体20aが絞られる。このとき、胴部素体20aには、ダイ40及びパッド部420によって胴部素体20aの周壁が挟持された後に、胴部素体20aの深さ方向に沿う圧縮力42aが加えられ続ける。すなわち、第1圧縮では、圧縮力42aを加えながら胴部素体20aを絞る。後に詳しく説明するように、圧縮力42aが所定の条件を満たす場合、胴部素体20aに減肉を生じさせることなく、胴部素体20aを絞ることができる。これにより、第1圧縮を経た胴部素体20aの板厚は、第1圧縮絞りの前の胴部素体20aの板厚以上となる。
加工中、リフターパッド42の下面は、パンチホルダー43の上面に当接することなく、上下に移動可能な状態にある。これは、いわゆる底突きしておらず、加工中、下降してきたダイ40と付勢部421の付勢力(リフターパッド力)により上昇しようとしているリフターパッド42が胴部素体20aを介してバランスしている状態である。
なお、リフターパッド42が底突きする構造というのは、胴部素体20aが変形を受けて縮径する際の変形抵抗力よりも付勢部421の付勢力(リフターパッド力)小さい構成を意味している。この構成においては、下降してきたダイ40とパンチホルダー43との間で成形力がバランスしていることになるため、胴部素体20aに掛かる付勢力(リフターパッド力)の主体は胴部素体20aが縮径されてダイ40内へ圧入される際の変形抵抗のみとなる。したがって、増肉に寄与するのは、主に変形抵抗に関係のあるダイ40とパンチとの金型クリアランス、ダイR、胴部素体20aの材料強度(耐力×断面積)であり、これらの条件は一旦決まってしまうと容易には変更できない。すなわち、底突き構造の圧縮金型では、素材金属板の板厚変動に対応して板厚の増減をコントロールするのが困難といえる。
図2の第2及び第3圧縮絞りは、図5及び図6に示す金型4と同様の構成を有する金型を用いて行われる。但し、ダイ40やパンチ41の寸法は適宜変更される。第2圧縮絞りでは、圧縮力42aを加えながら、第1圧縮絞り後の胴部素体20aを絞る。また、第3圧縮絞りでは、圧縮力42aを加えながら、第2圧縮絞り後の胴部素体20aを絞る。これらの第1〜第3圧縮絞りの後に仕上げしごきを行うことで、胴部素体20aが胴部10とされる。
第1〜第3圧縮絞りの圧縮力は、第3圧縮絞りが終了した後の胴部素体20aの板厚(仕上げしごきの直前の板厚)が所定の厚みになるように調整される。その結果、仕上げしごきでは、内径精度を満足しかつめっき滓の発生がない適切な金型クリアランスで加工が行われることとなる。
次に、図7は第3圧縮絞りが終了した後の予備体における胴部素体20aの板厚分布を示すグラフであり、図8は図7の板厚測定位置を示す説明図である。普通鋼の冷延鋼板にZn−Al−Mgめっきが施された厚さ1.8mm、めっき付着量90g/m2、直径116mmの円形板を素材金属板2として、図2の予備絞り及び第1〜第3圧縮絞りを行った。なお、加工条件は後述の実施例と同じである。図7において■で示すように、第3圧縮絞りが終了した後の胴部素体20aの周壁の板厚は、上部(肩部近傍、測定位置:5mm位置)を除いて素材板厚よりも厚くされている。一方で、上部(肩部近傍、測定位置:5mm位置)は、他の部分の板厚よりも薄くなっている。
次に、図9は図2の第1〜第3圧縮絞りにおける材料の移動を示す説明図である。図9では、第3圧縮絞りが終了した後の予備体における胴部素体20aの上部に位置する材料、より具体的には肩部近傍に位置する材料を円印で表示している。また、各圧縮絞りにおいて圧縮力42a(図6参照)の作用により増肉効果が及ぶ領域を黒塗りで表示している。図9に示すように、第3圧縮絞りが終了した後の胴部素体20aの上部に位置する材料は、第1及び第2圧縮絞りにおいては頂壁100又は頂壁100付近に位置している。このため、胴部素体20aの上部は第1及び第2圧縮絞りで十分な増肉効果を得ることができず、図7に示すように胴部素体20aの上部の板厚が局所的に薄くなる板厚分布になったと考えられる。
なお、図7において▲で示すように、圧縮力42aを付与せずに絞り加工を行った場合、胴部素体20aの板厚は素材板厚よりも薄くなるものの、胴部素体20aの板厚分布はほぼ均一となる。胴部素体20aの上部の板厚が局所的に薄くなるのは、複数回の圧縮絞りを行った際の特有の現象と考えられる。
次に、図10は図2の仕上げしごき工程で使用する仕上げしごき用金型を示す説明図であり、図10の(a)は比較対象となる一般的な仕上げしごき用金型を示し、図10の(b)は本実施の形態の成形材製造方法で使用する仕上げしごき用金型を示している。
図10の(a)及び(b)に示すように、仕上げしごき用金型には、パンチ50及びダイ51が設けられている。パンチ50に予備体20が被せられた状態で、ダイ51の押込み穴にパンチ50とともに予備体20が挿入される。
図10の(a)に示すように、一般的な仕上げしごき用金型では、ダイ51の内壁が胴部素体20aの深さ方向に対して平行に延在されており、かつ、パンチ50とダイ51との間の金型クリアランスが胴部素体20aの深さ方向の全域にわたって一定とされている。このような一般的な仕上げしごき用金型を用いて胴部素体20aの上部の板厚が局所的に薄い予備体20のしごき加工を行った場合、胴部素体20aの上部においてしごき量が不十分になる虞がある。以下、この図10の(a)に示すような金型をストレートタイプと称する。
図10の(b)に示すように、本実施の形態の成形材製造方法で使用する仕上げしごき用金型では、ダイ51が第1分割ダイ51a及び第2分割ダイ51bによって構成されている。第1分割ダイ51aは、胴部素体20aの上部のしごき加工を行うように第2分割ダイ51bの上方に配置されている。第2分割ダイ51bは、胴部素体20aの下部のしごき加工を行うように第1分割ダイ51aの下方に配置されている。換言すると、図10の(b)の金型では、予備体20の肩部付近を境として胴部素体20aの深さ方向にダイ51が2分割とされている。上部のしごき加工を行う第1分割ダイ51aの押込み穴の内径は下部のしごき加工を行う第2分割ダイ51bの押込み穴の内径よりも狭くされている。すなわち、本実施の形態の成形材製造方法で使用する金型では、胴部素体20aの上部の金型クリアランスが胴部素体20aの下部の金型クリアランスよりも狭くされている。このような金型を用いることで、胴部素体20aの上部の板厚が局所的に薄い場合でも、胴部素体20aの上部において十分なしごき量を確保できる。以下、この図10の(b)に示すような金型をクリアランス変化タイプと称する。
なお、図1に示す線状模様103は、第1分割ダイ51aの下端が胴部素体20aの外周面に押し当てられることで形成されるものであり、クリアランス変化タイプの金型を使用して製造された成形材1の特徴事項と言える。
次に、実施例を示す。本発明者らは、普通鋼の冷延鋼板にZn−Al−Mgめっきが施された厚さ1.8mm、めっき付着量90g/m、直径116mmの円形板を素材金属板2として、圧縮時のリフターパッドの支持力(リフターパッド力)の大きさと、胴部素体20aの胴部周壁平均板厚(mm)との関係を調査した(図11及び図12)。
また、圧縮工程のリフターパッド力を変化させて作製した種々の胴部周壁板厚を有する仕上げしごき前の胴部素体20aを用いて、仕上げしごき後の成形材における内径寸法との関係を調査した(図13及び図14)。仕上げしごき加工ではストレートタイプとクリアランス変化タイプの2種類の金型を用いた。
まず、加工条件は以下の通りである。
・ダイ肩部の曲率半径:0.45〜10mm
・パンチの直径:
予備絞り 66mm
第1圧縮絞り 54mm
第2圧縮絞り 43mm
第3圧縮絞り 36.16mm
仕上げしごき 36.16mm
・ダイとパンチの金型クリアランス(片側):
予備絞り 2.00mm
第1圧縮絞り 1.95mm
第2圧縮絞り 1.95mm
第3圧縮絞り 1.95mm
仕上げしごき 1.85mm
・リフターパッドの支持力:0〜100kN
・プレス油:TN−20N
図11は、第1圧縮絞りにおけるリフターパッド力と胴部周壁平均板厚との関係を示すグラフである。図11では、第1圧縮絞り後の胴部周壁平均板厚を縦軸とし、第1圧縮絞りリフターパッド力(kN)を横軸としている。なお、胴部周壁平均板厚とは、パンチ肩半径のフランジ側のR止まりからダイ肩半径の頂壁側のR止まりまでの周壁の板厚を平均化したものである。胴部周壁平均板厚は、第1圧縮絞り時のリフターパッド力が高くなるにつれてほぼ直線的に増加していることが分かる。また、第1圧縮絞り時のリフターパッド力をおよそ15kN以上にすることで、予備絞りの胴部周壁平均板厚より増肉できることが分かる。
図12は、第2圧縮絞りにおけるリフターパッド力と胴部周壁平均板厚との関係を示すグラフである。図12では、第2圧縮絞り後の胴部周壁平均板厚を縦軸とし、第2圧縮絞り時のリフターパッド力(kN)を横軸としている。ここでも、第1圧縮絞りと同様に第2圧縮絞り時のリフターパッド力が高くなるにつれて直線的に胴部周壁平均板厚が増加していることが分かる。ただし、第1圧縮絞り時のリフターパッド力を50kNとした胴部素体については、第2圧縮絞り時のリフターパッド力がおよそ30kNでほぼ金型クリアランスと同等の板厚まで増肉しており、それ以上リフターパッド力を上げても板厚は一定値を示した。これは、リフターパッド力を調整(増加)することによって金型クリアランスと同等の板厚まで胴部素体の板厚を増肉させることが可能なことを表している。第2圧縮絞りでは、リフターパッド力をおよそ10kN以上にすることで、第1圧縮絞りの胴部周壁平均板厚より増肉できることが分かる。
図13は図10の(a)に示すストレートタイプの金型を用いて仕上げしごきを行った成形材における仕上げしごき前の周壁板厚と各測定位置における製品内径との関係を示すグラフ(比較例)であり、図14は図10の(b)に示すクリアランス変化タイプの金型を用いて仕上げしごきを行った成形材における仕上げしごき前の周壁板厚と各測定位置における製品内径との関係を示すグラフ(本発明例)であり、図15は図13及び図14の内径寸法測定位置を示す説明図である。
ストレートタイプの金型を用いた成形材とクリアランス変化タイプの金型を用いた成形材とについて、図15に示すように頂壁100の頂部から胴部10の深さ方向に5mmの位置、30mmの位置及び55mmの位置の3箇所において内径測定を実施した。図7で示したように製品肩部近傍(H=5)は板厚が局部的に薄くなることから、ストレートタイプの金型を用いた場合、図13に示すようにH=5mm位置がしごき不足となって内径が大きくなり、内径規格の上限値を外れやすい傾向が認められる。
一方、クリアランス変化タイプの金型の場合、局部的に薄くなっている肩部近傍のダイ51の内径(金型クリアランス)を小さくしているので、図14に示すようにH=5mm位置の内径が小さくなって胴体周壁中央部のH=30mmとほぼ同等レベルまで改善されていることが分かる。また、圧縮絞りのリフターパッド力を強くするほど(しごき前の周壁板厚が厚いほど)、高さ方向の内径寸法精度が向上し、本発明の効果が顕著に現れていることが確認できる。これは、リフターパッド力を強くするほど、しごき前の周壁板厚が厚くなって材料がよりパンチに押し付けられやすくなること、また分割ダイスにして周壁板厚に応じて金型クリアランス値を適正化したことによって、製品内径が基準であるパンチ径に近づくことによるものである。
続いて、クリアランス変化タイプの金型における胴部素体上部の金型クリアランス(肩部近傍をしごくダイの内径寸法)の設定方法について説明する。金型クリアランスの設定は、ストレートタイプの金型(図10の(a)参照)を用いて作製した成形材1の上部内径(H=5mm位置の内径)を測定し、その測定上部内径と、内径の規格上限値及び規格下限値並びにパンチ径との関係から適正値を決定する。
以下の説明では、ストレートタイプの金型(図10の(a)参照)を用いて成形材1を作製することを予備実験と呼び、その予備実験の金型クリアランスを標準値と呼び、製品内径と規格上限値との差を上限値外れ量と呼び、製品内径と規格下限値との差を下限値外れ量と呼び、仕上げしごき金型のパンチ50(図10参照)の直径をパンチ径と呼び、製品内径とパンチ径との差をパンチ径外れ量と呼ぶ。図16は、予備実験で作製された成形材1の製品内径と規格寸法等との関係の一例を示す説明図である。
図17は、クリアランス変化タイプの金型における胴部素体上部の金型クリアランスを変更したときの成形材1の上部内径変化を示すグラフである。図17の実施例1〜5は、クリアランス変化タイプの金型における胴部素体上部の金型クリアランスを以下のように設定したときの成形材1の測定上部内径を表している。
実施例1:標準値−(上限値外れ量/2)
実施例2:標準値−(上限値外れ量+パンチ径外れ量)/4
実施例3:標準値−(パンチ径外れ量/2)
実施例4:標準値−(パンチ径外れ量+下限値外れ量)/4
実施例5:標準値−(下限値外れ量/2)
図17に示す実施例1における胴部素体上部の金型クリアランスの大きさは、製品内径が規格上限値と等しくなる設定である。しかし、実際には、仕上げしごき加工後の成形材を仕上げの金型から取り外した後の製品内径は、スプリングバックのために大きくなり、規格上限値を上回ってしまった。一方、実施例5における胴部素体上部の金型クリアランスの大きさは、製品内径が規格下限値と等しくなる設定である。しかし、仕上げしごき加工後の成形材を仕上げしごき加工の金型から取り外した後の製品内径は、スプリングゴーのために大きくなり、規格下限値を上回ってしまったものである。
また、実施例3における胴部素体上部の金型クリアランスの大きさは、製品内径がパンチ径と等しくなる設定である。しかし、仕上げしごき加工後の成形材を仕上げの金型から取り外した後の製品内径は、スプリングゴーのために大きくなり、パンチ径である36.16mmよりも小さい内径に仕上がったものである。パンチ径よりも小さい内径に仕上がったが、寸法規格内に収まっている。
図17に示すように、実施例2〜4において成形材1の製品上部内径が寸法規格内に収まった。このことから、予備実験(この時の金型クリアランスを標準値とする)にて作製した製品の内径を測定し、標準値−(上限値外れ量+パンチ径外れ量)/4以下、かつ、標準値−(パンチ径外れ量+下限値外れ量)/4以上の範囲内に、クリアランス変化タイプの金型における胴部素体上部の金型クリアランスを設定することが好ましいことが分かった。すなわち、実施例2と実施例4における胴部素体上部の金型クリアランスの設定は、スプリングバックまたはスプリングゴーによって製品内径が目標の内径から狂う量を見越して小さいクリアランスに設定することによって、仕上げしごき加工の金型から取り外した後の製品内径を規格上限値または規格下限値と等しくすることができたものである。
なお、この予備実験では、H=5mm位置の上部内径が各規格値(規格上限値、パンチ径、規格下限値)をそれぞれ上回ることを前提としている。もし、上部内径の測定結果がいずれかの規格値を下回るか又は等しい場合でも、前述した関係式の外れ量としてマイナスの値又は0を使用すれば良い。
ここで、各外れ量の求め方について、具体例を用いて説明する。図16に示したように、各規格値は次のとおりとする。
規格上限値 : 36.35mm
パンチ径 : 36.16mm
規格下限値 : 36.05mm
仮にストレートタイプの金型(図10の(a))を用いて作製した成形材1の上部内径が36.45mmであった場合、すなわち上部内径が各規格値をそれぞれ上回っている場合、各外れ量は次のとおりである。
上限値外れ量 : 36.45−36.35(規格上限値)=0.10mm
パンチ径外れ量: 36.45−36.16(パンチ径) =0.29mm
下限値外れ量 : 36.45−36.05(規格下限値)=0.40mm
従って、上部内径が各規格値(規格上限値、パンチ径、規格下限値)をそれぞれ上回る場合、クリアランス変化タイプの金型における胴部素体上部の金型クリアランスを設定する際に、上述の関係式の各外れ量としてプラスの値が使用される。
一方、上部内径が36.16mmであった場合、すなわち上部内径が規格上限値を下回り且つパンチ径と等しい場合、各外れ量は次のとおりである。
上限値外れ量 : 36.16−36.35(規格上限値)=−0.29mm
パンチ径外れ量: 36.16−36.16(パンチ径) = 0mm
下限値外れ量 : 36.16−36.05(規格下限値)= 0.11mm
従って、上部内径が規格上限値を下回り且つパンチ径と等しい場合には、クリアランス変化タイプの金型における胴部素体上部の金型クリアランスを設定する際に、上述の関係式の上限値外れ量及びパンチ径外れ量としてマイナスの値及び0が使用される。
このような成形材製造方法によれば、少なくとも1回の仕上げしごきでは、胴部素体20aの上部の金型クリアランスを胴部素体20aの下部の金型クリアランスよりも狭くするので、圧縮絞りにおいて胴部素体20aの上部が十分に増肉されていない場合でも、その上部においてしごき加工量が不足することを回避できる。これにより、成形材1の胴部10全域にわたって良好な内径精度を得ることができる。本構成は、モータケース等の成形材の高精度な内径精度が求められる適用対象において特に有用である。
また、少なくとも1回の仕上げしごきでは、胴部素体20aの絞り方向に沿って、互いに異なる内径を有する少なくとも2つの分割ダイ51a,51bを含むダイを用いて、胴部素体20aの上部の金型クリアランスを胴部素体20aの下部の金型クリアランスよりも狭くするので、金型クリアランスの変更及び調整を容易に行うことができ、より確実に良好な内径精度を得ることができる。
さらに、胴部素体の上部の金型クリアランスは、予備実験(この時の金型クリアランスを標準値とする)にて作製した製品の内径を測定し、標準値−(上限値外れ量+パンチ径外れ量)/4以下、かつ、標準値−(パンチ径外れ量+下限値外れ量)/4以上の範囲内に設定するので、より確実に良好な内径精度を得ることができる。
さらにまた、複数回の圧縮絞りにおける圧縮力42aは調整可能であるので、素材金属板の板厚等の条件にバラツキがある場合でも圧縮絞り後の胴部素体20aの周壁の板厚をより確実に目標値に近づけることができ、より確実に良好な内径精度を得ることができる。
なお、実施の形態ではダイ51が2つの分割ダイ51a,51bに分割されているように説明しているが、ダイ51が3以上の分割ダイに分割されていてもよい。また、胴部素体20aの上部の金型クリアランスが胴部素体20aの下部の金型クリアランスよりも狭くなっていれば、例えば第1分割ダイ51a及び第2分割ダイ51bが一体化される等した非分割のダイを用いてもよい。金型クリアランスが変化する部分を段差ではなく傾斜面によって構成してもよい。
また、実施の形態では圧縮を3回行うように説明しているが、圧縮の回数は成形材1の大きさや要求される寸法精度に応じて適宜変更してよい。
1 成形材
10 胴部
100 頂壁
101 周壁
102 肩部
103 線状模様
2 素材金属板
20 予備体
20a 胴部素体
50 パンチ
51 ダイ
51a,51b 分割ダイ

Claims (3)

  1. 素材金属板に対して多段絞り及び仕上げしごきを行うことで、筒状の胴部と該胴部の端部に形成されたフランジ部とを有する成形材を製造することを含む成形材製造方法であって、
    前記多段絞りには、
    胴部素体を有する予備体を前記素材金属板から形成する予備絞りと、
    前記予備絞りの後に行われ、前記胴部素体の深さ方向に沿う圧縮力を前記胴部素体の周壁に加えながら前記胴部素体を絞る複数回の圧縮絞りと
    を含み、
    記仕上げしごきでは、前記胴部素体の上部の金型クリアランスを前記胴部素体の下部の金型クリアランスよりも狭くし、
    前記胴部素体の上部の金型クリアランスは、予備実験(この時の金型クリアランスを標準値とする)にて作製した製品の内径を測定し、標準値−(上限値外れ量+パンチ径外れ量)/4以下、かつ、標準値−(パンチ径外れ量+下限値外れ量)/4以上の範囲内に設定する
    ことを特徴とする成形材製造方法。
  2. 記仕上げしごきでは、前記胴部素体の絞り方向に沿って、互いに異なる内径を有する少なくとも2つの分割ダイを含むダイを用いて、前記胴部素体の上部の金型クリアランスを前記胴部素体の下部の金型クリアランスよりも狭くする
    ことを特徴とする請求項1記載の成形材製造方法。
  3. 前記複数回の圧縮絞りにおける前記圧縮力は調整可能である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の成形材製造方法。
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