JP6783819B2 - センサ - Google Patents
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Description
そこで、螺合挟持部による螺合によりセンサ固定部に取り付けられる構成のセンサにおいて、センサ固定部に対するセンサ自身の回転方向位置を特定できるセンサを提供することを目的とする。
センサ本体部は、軸線方向に延びる長尺形状に形成されて、軸線方向の先端側に状態量を検出する検知部を有するように構成されている。鍔部は、センサ本体部の外周面から径方向外側に突出して形成される。螺合挟持部は、センサ固定部に形成された固定用螺合溝と螺合する螺合部を有し、センサ固定部との間で鍔部を挟持するよう構成されている。緩衝部は、鍔部に当接する先端面と螺合挟持部に当接する後端面とを備えて、鍔部と螺合挟持部との間に配置される。
次に、上記のセンサにおいては、鍔部および緩衝部は、オーステナイト系又はフェライト系のステンレス鋼で形成されてもよい。
このような構成であれば、センサの製造段階において、熱の影響により回り止め部が変質することを抑制でき、変質により回り止め部の強度が低下することを抑制できる。これにより、螺合挟持部の螺合作業時やセンサの使用環境下において、回り止め部の破損が生じがたくなり、センサ固定部におけるセンサの位置ズレが発生することを抑制できる。
センサ本体部は、軸線方向に延びる長尺形状に形成されて、軸線方向の先端側に状態量を検出する検知部を有するように構成されている。鍔部は、センサ本体部の外周面から径方向外側に突出して形成される。螺合挟持部は、センサ固定部に形成された固定用螺合溝と螺合する螺合部を有し、センサ固定部との間で鍔部を挟持するよう構成されている。緩衝部は、鍔部に当接する先端面と螺合挟持部に当接する後端面とを備えて、鍔部と螺合挟持部との間に配置される。
なお、溶接隣接領域の酸化量は、例えば、エネルギー分散型X線分析(EDS分析)を用いた定量分析結果が4.0質量%以上となるように設定してもよい。また、回り止め部の酸化量は、例えば、EDS分析を用いた定量分析結果が2.0質量%以下となるように設定してもよい。
尚、本開示は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
[1−1.全体構成]
第1実施形態として、エンジンの排気ガスの温度を測定する温度センサ101について説明する。
環状押圧部31は、後端方向面35と、先端方向面36と、外周面37と、を備える。後端方向面35は、チューブ11の中心軸(軸線G)に垂直な面であり、円形環状である。先端方向面36は、先端側にかけて径方向寸法が小さくなるテーパ形状のテーパ面を備えており、環状座面505に当接するように形成されている。外周面37は、外径寸法が取付穴503の内径寸法より小さい円筒面として形成されている。
大径チューブ41は、チューブ11およびシース管25よりも径寸法が大きい横断面円形の筒状に形成されている。大径チューブ41は、中心軸(軸線G)がチューブ11の中心軸と重なる状態で、筒状部33の外周面に固定されている。大径チューブ41は、自身の先端部が筒状部33の外周面に外嵌されるとともに後端方向面35に当接した状態で、筒状部33の外周面にレーザー溶接により固定されている。
温度センサ101は、固定部材61を備えている。
緩衝部51は、環状押圧部31(詳細には、フランジ部32)と固定部材61との間に配置される。
緩衝部51は、先端面56および側面58(特に、外周側面58a)には少なくとも熱焼け領域51cを備え、後端面57には通常領域51dのみを備える。つまり、熱焼け領域51cは、緩衝部51の外表面のうち溶接部59に隣接する領域に少なくとも形成されている。
溶接部59の形成工程においては、熱焼け領域51cの形成領域が上記の領域となるように、溶接条件(溶接温度および溶接時間)が設定されている。例えば、複数の溶接条件について溶接部形成工程を実際に行い、各溶接条件で形成された熱焼け領域51cの大きさを測定して、溶接条件と熱焼け領域51cの大きさとの相関関係を得ておき、その相関関係に基づいて熱焼け領域51cが適切に形成される溶接条件を設定してもよい。
温度センサ101は、排気管500に形成された取付穴503に次のようにして取付けられる。
ここで、緩衝部51の後端面57には、熱焼け領域51cは形成されておらず、通常領域51dのみが形成されている。通常領域51dは、熱焼け領域51cに比べて、表面の摩擦係数が小さいことから、螺合作業時に緩衝部51と固定部材61との間に生じる摩擦力が過剰に大きくなることを抑制できる。
次に、緩衝部51の表面状態を分析した結果について説明する。
本分析では、緩衝部51の表面状態として表面の酸化量を分析した。具体的には、エネルギー分散型X線分析(EDS分析)を用いた定量分析により、緩衝部51の表面における酸素含有量[質量%]を分析した。
以上説明したように、本実施形態の温度センサ101は、緩衝部51を備えている。
緩衝部51の回り止め部51bは、緩衝部51(本体部51a)の外周側面58aから径方向外側に突出する形態であって、センサ固定部501の取付穴503に形成された位置決め部503bと係合するように構成されている。緩衝部51の溶接部59は、緩衝部51の先端面56と環状押圧部31とを溶接により固定するように構成されている。
オーステナイト系ステンレス鋼は、耐熱性に優れるため、高温環境下で温度センサ101が使用される場合にも信頼性の高いセンサを提供することができる。また、ステンレス鋼は安価であるため、溶接部59を設けることによる材料コストの大幅な増加を抑制できる。
このように、環状押圧部31、緩衝部51、固定部材61が同一系統のステンレス鋼で形成されることで、温度センサ101を温度変化の激しい用途に用いる場合に、使用環境下において線熱膨張係数の違いによる溶接部59の破断や螺合の緩みが生じがたくなる。これにより、温度変化の激しい用途に用いる場合でも、使用環境下においてセンサ固定部501における温度センサ101の位置ズレが発生することを抑制できる。
このような構成であれば、温度センサ101の製造段階において、熱の影響により回り止め部51bが変質することを抑制でき、変質により回り止め部51bの強度が低下することを抑制できる。これにより、固定部材61の螺合作業時や温度センサ101の使用環境下において、回り止め部51bの破損が生じがたくなり、センサ固定部501における温度センサ101の位置ズレが発生することを抑制できる。
ここで、文言の対応関係について説明する。
温度センサ101がセンサに相当し、チューブ11およびセンサ素子21がセンサ本体部に相当し、センサ素子21が検出部に相当し、環状押圧部31のフランジ部32が鍔部に相当し、固定部材61が螺合挟持部に相当し、ネジ部62が螺合部に相当する。緩衝部51が緩衝部に相当し、本体部51aが緩衝本体部に相当し、回り止め部51bが回り止め部に相当し、溶接部59が溶接固定部に相当する。本体部51aの後端面57が低酸化領域に相当する。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
Claims (6)
- センサ固定部に取り付けられて状態量を検出するセンサであって、
軸線方向に延びる長尺形状に形成されて、前記軸線方向の先端側に前記状態量を検出する検知部を有するセンサ本体部と、
前記センサ本体部の外周面から径方向外側に突出して形成される鍔部と、
前記センサ固定部に形成された固定用螺合溝と螺合する螺合部を有し、前記センサ固定部との間で前記鍔部を挟持するよう構成された螺合挟持部と、
前記鍔部に当接する先端面と前記螺合挟持部に当接する後端面とを備えて、前記鍔部と前記螺合挟持部との間に配置される緩衝部と、
を備え、
前記緩衝部は、
前記緩衝部の外周面から径方向外側に突出する形態であって、前記センサ固定部に形成された位置決め部と係合するように構成された回り止め部と、
前記緩衝部の前記先端面と前記鍔部とを溶接により固定するように構成された溶接固定部と、
を備えており、
さらに、前記緩衝部は、自身の外表面に、熱により表面状態が変化した熱焼け領域と、熱による表面状態の変化が生じていない通常領域と、を備える構成であって、前記先端面および前記外周面には少なくとも前記熱焼け領域を備え、前記後端面には前記通常領域のみを備える、
センサ。 - 前記鍔部および前記緩衝部は、オーステナイト系又はフェライト系のステンレス鋼で形成される、
請求項1に記載のセンサ。 - 前記鍔部、前記緩衝部、前記螺合挟持部は、全てオーステナイト系のステンレス鋼で形成されるか、または、全てフェライト系のステンレス鋼で形成されるかのいずれかである、
請求項1または請求項2に記載のセンサ。 - 前記回り止め部は、前記熱焼け領域および前記溶接固定部から離れた位置に形成されている、
請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のセンサ。 - センサ固定部に取り付けられて状態量を検出するセンサであって、
軸線方向に延びる長尺形状に形成されて、前記軸線方向の先端側に前記状態量を検出する検知部を有するセンサ本体部と、
前記センサ本体部の外周面から径方向外側に突出して形成される鍔部と、
前記センサ固定部に形成された固定用螺合溝と螺合する螺合部を有し、前記センサ固定部との間で前記鍔部を挟持するよう構成された螺合挟持部と、
前記鍔部に当接する先端面と前記螺合挟持部に当接する後端面とを備えて、前記鍔部と前記螺合挟持部との間に配置される緩衝部と、
を備え、
前記緩衝部は、
前記鍔部と前記螺合挟持部との間に配置される緩衝本体部と、
前記緩衝本体部の外周面から径方向外側に突出する形態であって、前記センサ固定部に形成された位置決め部と係合するように構成された回り止め部と、
前記緩衝本体部の前記先端面と前記鍔部とを溶接により固定するように構成された溶接固定部と、
を備えており、
前記緩衝本体部の前記先端面および前記緩衝本体部の前記外周面は、前記溶接固定部に隣接する溶接隣接領域を備えており、
前記緩衝本体部の前記後端面は、前記溶接隣接領域の酸化量よりも酸化量が小さい低酸化領域のみを備えており、
前記低酸化領域の酸化量は、前記溶接隣接領域の酸化量から第1特定割合相当値を差し引いた値である第1判定基準値未満であり、
前記第1特定割合相当値は、前記溶接隣接領域の酸化量と前記回り止め部の酸化量との差である酸化量差分値に対する50%相当値である、
センサ。 - 前記低酸化領域の酸化量は、前記溶接隣接領域の酸化量から第2特定割合相当値を差し引いた値である第2判定基準値未満であり、
前記第2特定割合相当値は、前記酸化量差分値に対する90%相当値である、
請求項5に記載のセンサ。
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