JP6783380B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は冷蔵室内に低温室を設けた冷蔵庫に関する。
冷蔵室内に低温室を設けた従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室の底部に隔離壁を介して低温室が配される。低温室内には収納ケースが配され、収納ケースの上面は隔離壁により覆われる。隔離壁は断熱材を充填して形成され、低温室の内部には前後に延びる冷気通路が設けられる。
隔離壁の下面には冷気が吐出する吐出口が設けられる。低温室の背面には低温室内の冷気が流出する戻り口が設けられる。
上記構成の冷蔵庫において、冷気通路を流通する冷気は吐出口を介して低温室内に吐出される。低温室に吐出された冷気は背面の戻り口を介して流出する。これにより、低温室内が冷却される。この時、隔離壁内の冷気通路が前後に延びて吐出口が隔離壁の下面に形成されるため、低温室内を均一に冷却することができる。また、隔離壁が断熱材により形成されるため、隔離壁の上面の結露を防止することができる。
特開2015−117922号公報(第5頁〜第10頁、第7図)
しかしながら、上記従来の冷蔵庫によると、前後に延びる冷気通路による結露防止のために隔離壁を断熱材により形成するため、冷蔵庫の容積効率が低下するとともに、製造コストが大きくなる問題があった。
本発明は、容積効率を向上するとともに製造コストを削減できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室と、前記冷蔵室の底部に隔離壁を介して設けられるとともに前記隔離壁の上方よりも低温に維持される低温室と、前記低温室内に配される収納ケースと、前記低温室の背壁上に開口して冷気が吐出する吐出口と、前記低温室の背壁上に開口して冷気が前記低温室から流出する第1戻り口と、前記低温室の底壁上に凹設して前記吐出口と前記第1戻り口とを連通させるダクト部と、前後方向に延びて前記ダクト部の底面に立設されるとともに前記吐出口と前記第1戻り口との間を左右に仕切る仕切壁とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、前記仕切壁が前記ダクト部の後部に配して前記収納ケースに近接または当接する第1仕切部と、前記第1仕切部の前方に配して前記第1仕切部よりも低い第2仕切部とを有することを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記低温室の前方に配して前記冷蔵室の底壁に凹設される収納部と、前記収納部の上面を閉じて後方にスライドして前記収納部を開く蓋部とを備え、前記第2仕切部が前記第1仕切部に対する段差により形成されるとともに、後方にスライドした前記蓋部が前記第2仕切部と前記収納ケースとの間に配されることを特徴とする。
また本発明は、前記ダクト部が前記冷蔵室の横幅全体に設けられることを特徴とする。
また本発明は、貯蔵物を冷凍保存する冷凍室と、前記冷蔵室よりも高温で貯蔵物を冷蔵保存する野菜室とを前記冷蔵室の下方に左右に並設し、前記ダクト部が前記冷凍室の上方を避けて前記野菜室の上方に配されることを特徴とする。
また本発明は、前記隔離壁よりも上方の前記冷蔵室の背壁上に冷気を流出させる第2戻り口を設けたことを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記仕切壁が前記低温室の背壁上に延設されることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記収納ケースの背面上に前記吐出口と前記第1戻り口との間を左右に仕切る遮蔽リブを設けたことを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記収納ケースの外面上に前記仕切壁が嵌合する溝部を設けたことを特徴とする。
本発明によると、低温室の底壁上にダクト部が凹設され、前後方向に延びて吐出口と第1戻り口との間を左右に仕切る仕切壁がダクト部の底面に立設される。これにより、収納ケースの下方を冷気が前後方向に流通して、収納ケース内を均一に冷却することができる。また、収納ケースの上方の隔離壁を断熱材により形成しなくてもよいため、冷蔵庫の容積効率を向上するとともに製造コストを削減することができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す正面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫のチルド室を示す正面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫のチルド室を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫のチルド室を示す上面断面図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫のチルド室を示す側面断面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫のチルド室を示す側面断面図 本発明の第4実施形態の冷蔵庫のチルド室を示す正面断面図 本発明の第4実施形態の冷蔵庫のチルド室を示す上面断面図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は第1実施形態の冷蔵庫1の正面図を示している。冷蔵庫1は断熱箱体2により形成される本体部3を備えている。断熱箱体2は内箱2b(図2参照)と内箱2bの外側を覆う外箱2a(図2参照)との間にポリウレタンフォーム等の断熱材2c(図2参照)を充填して形成される。
本体部3の上部には冷蔵室5が設けられている。冷蔵室5の下方には断熱壁11を介して冷凍室6及び野菜室7が左右に並設される。冷凍室6と野菜室7との間には上下に延びた断熱壁(不図示)が設けられている。
冷凍室6及び野菜室7の下方には左右に延びた断熱壁13を介して冷凍室8が設けられている。冷凍室6と冷凍室8とは断熱壁13に設けた開口部(不図示)を介して連通する。冷凍室8の後方には機械室(不図示)が設けられている。
冷蔵室5は貯蔵物を冷蔵保存し、野菜室7は冷蔵室5よりも高温に維持して野菜等の貯蔵物を冷蔵保存する。冷凍室6及び冷凍室8は貯蔵物の冷凍保存や製氷を行う。機械室内には冷凍サイクルを運転する圧縮機(不図示)が配されている。
冷蔵室5は左右端でそれぞれ枢支された観音開きの扉5a及び扉5bにより開閉される。冷蔵室5の底部には水平な隔離壁5c及び垂直な側壁50bを介してチルド室50(低温室)が設けられる。隔離壁5cは樹脂成型品により形成される。また、チルド室50は隔離壁5cの上方よりも低温(例えば、1℃)に維持される。
冷凍室6の前面はスライド式の扉6aにより開閉される。冷凍室8の前面はスライド式の扉8aにより開閉される。野菜室7の前面はスライド式の扉7aにより開閉される。
冷凍室6、8の背面には冷気通路22が設けられる。冷気通路22には冷却器10及び送風ファン9が配され、冷凍室6及び冷凍室8に臨む吐出口(不図示)及び冷却器10に冷気を戻す戻り口(不図示)が開口する。冷却器10は圧縮機(不図示)に接続され、冷気を生成する。
冷蔵室5の背面にはダンパ(不図示)を介して冷気通路22と連通する冷気通路23が設けられている。冷気通路23には冷蔵室5に臨む吐出口23a及び吐出口14が開口する。吐出口23aは隔離壁5cよりも上方に配され、吐出口14はチルド室50に臨んで隔離壁5cよりも下方に配される。
また、チルド室50の背壁上には戻り口15が開口し、戻り口15から野菜室7に連通する連通路(不図示)が導出される。野菜室7には冷気通路22に連結される戻り通路が導出される。
図2、図3、図4はチルド室50の正面断面図、側面断面図及び上面断面図を示している。チルド室50には前後方向にスライド可能な収納ケース51が設けられる。収納ケース51の上面は隔離壁5cの下面に取り付けられる蓋51cにより覆われる。
チルド室50の背壁上にはチルド室50の左部に面して吐出口14が開口し、チルド室50の右部に面して戻り口15(第1戻り口)が開口する。隔離壁5cよりも上方の冷蔵室5の背壁上に戻り口17(第2戻り口)が開口する。また、戻り口17は戻り口15の略鉛直上方に配され、冷蔵室5と野菜室7(図1参照)とを連結する連通路(不図示)上に戻り口17及び戻り口15が設けられる。これにより、冷蔵室5内の冷気は冷蔵室5を流通して戻り口17を介して流出し、チルド室50内を通り、戻り口15を介して流出する。
また、チルド室50にはダクト部16及び仕切壁52が設けられる。ダクト部16はチルド室50の底壁を形成する断熱壁11上に凹設され、吐出口14と戻り口15とを連通させる。収納ケース51はダクト部16の側壁上を摺動して前後にスライドする。収納ケース51を収納位置としたときに、収納ケース51の前端がダクト部16の前壁よりも前となるように、ダクト部16が形成される。これにより、ダクト部16全体を収納ケース51の底壁51dで覆うことができ、吐出口14からの冷気が冷蔵室5に流出することを抑制し、収納ケース51の冷却を効率よく行うことができる。
また、ダクト部16は冷凍室6の上方を避けて野菜室7の上方に配される。チルド室50と野菜室7との温度差はチルド室50と冷凍室6との温度差よりも小さい。このため、野菜室7の上方でダクト部16により断熱壁11の断熱厚さを小さくしても冷蔵室5と野菜室7との間の断熱性を確保することができる。
仕切壁52は前後方向に延びてダクト部16の底面に立設され、吐出口14と戻り口15との間を左右に仕切る。また、仕切壁52の前方にはダクト部16の左右を連通する連通部50aが設けられる。これにより、ダクト部16は仕切壁52の前方の連通部50aで折り返されるU字型に形成される。仕切壁52の上面52dは収納ケース51の下面に当接し、収納ケース51は仕切壁52上を摺動する。仕切壁52の上面52dと収納ケース51の下面との間は、冷気の流通を抑制できる程度の隙間を設けてもよい。
また、仕切壁52はチルド室50の背壁上に延設される延設部52cを有する。延設部52cの上端は吐出口14及び戻り口15よりも上方に配される。
収納ケース51の下面(外面)には仕切壁52が嵌合する溝部51aが設けられる。また、収納ケース51の背面上には吐出口14と戻り口15との間を左右に仕切る一対の遮蔽リブ51bが設けられる。一対の遮蔽リブ51b間には延設部52cが嵌合する溝部が形成される。なお、延設部52cを省いて遮蔽リブ51bをチルド室50の背壁上に当接または近接させてもよい。
上記構成の冷蔵庫1において、圧縮機及び送風ファン9の駆動によって冷気通路22を流通する空気と冷却器10とが熱交換して冷気が生成される。冷却器10で生成された冷気は冷気通路22を流通し、吐出口(不図示)を介して冷凍室6及び冷凍室8に吐出される。冷凍室6及び冷凍室8内に吐出された冷気は戻り口(不図示)を介して冷却器10に戻る。
ダンパ(不図示)が開かれると冷気通路23に冷気が流入し、吐出口14及び吐出口23aから冷蔵室5に冷気が吐出される。チルド室50に臨む吐出口14は隔離壁5cよりも上方の吐出口23aよりも冷却器10(図1参照)に近いため、チルド室50内が隔離壁5cの上方よりも低温に維持される。
吐出口23aから冷蔵室5に吐出された冷気は冷蔵室5の前方へ流通した後に下方に流通する。そして、冷蔵室5の隔離壁5cよりも上方の冷気の一部は戻り口17に導かれる。
吐出口14からチルド室50に吐出された冷気は仕切壁52に沿ってダクト部16内を前方に流通する。ダクト部16内を前方に流通する冷気は仕切壁52の前方で折り返して後方に流通し、戻り口15から流出する。
これにより、吐出口14から吐出される冷気が仕切壁52によりダクト部16内を収納ケース51に沿って前方に流通して収納ケース51内を間接冷却する。このため、収納ケース51の前部まで確実に冷却することができる。また、ダクト部16内を前方に流通した冷気は仕切壁52の前方で折り返して後方に流通して収納ケース51内を間接冷却する。このため、収納ケース51内全体を効率的に冷却することができる。
戻り口15、戻り口17を介して冷蔵室5から流出した冷気は連通路(不図示)を流通して野菜室7に流入し、野菜室7を冷却する。野菜室7を流通した冷気は戻り通路(不図示)を介して冷却器10へ戻る。
本実施形態によると、チルド室50(低温室)の底壁(断熱壁11)上にダクト部16が凹設され、前後方向に延びて吐出口14と戻り口15との間を左右に仕切る仕切壁52がダクト部16の底面に立設される。これにより、収納ケース51の下方を冷気が前後方向に流通して、収納ケース51内を均一に冷却することができる。また、収納ケース51の上方の隔離壁5cを断熱材2cにより形成しなくてもよいため、冷蔵庫1の容積効率を向上するとともに製造コストを削減することができる。
また、冷凍室6と野菜室7とを冷蔵室5の下方に左右に並設し、ダクト部16が冷凍室6の上方を避けて野菜室7の上方に配される。これにより、野菜室7の上方でダクト部16により断熱壁11の断熱厚さを小さくしても冷蔵室5と野菜室7との間の断熱性を確保することができる。
また、仕切壁52がチルド室50の背壁上に延設した延設部52cを有するので、吐出口14と戻り口15との間をより確実に仕切ることができる。このため、収納ケース51とチルド室50の背壁との間の冷気のショートサーキットを防止し、収納ケース51内をより確実に冷却することができる。
また、収納ケース51の背面上に吐出口14と戻り口15との間を左右に仕切る遮蔽リブ51bを設けたので、収納ケース51とチルド室50の背壁との間の冷気のショートサーキットをより確実に防止することができる。
また、収納ケース51の外面上に仕切壁52が嵌合する溝部51aを設けたので、吐出口14と戻り口15との間をより確実に仕切ることができる。
<第2実施形態>
次に、図5は第2実施形態の冷蔵庫1のチルド室50の側面断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は仕切壁52の形状、戻り口17が省略されている点が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
ダクト部16の底面上に立設される仕切壁52は仕切部52a及び仕切部52bを有している。仕切部52a(第1仕切部)はダクト部16の後部に配され、仕切部52aの上面は収納ケース51の下面に当接する。仕切部52aが収納ケース51の下面に近設してもよい。仕切部52b(第2仕切部)は仕切部52aの前方に配され、上面52dを前方が下がる傾斜面により形成して仕切部52aよりも低くなっている。また、ダクト部16の前壁が低くなっており、冷蔵室5からの冷気がダクト部16に流入できるようになっている。ダクト部16の前壁を低くする代わりに、収納ケース51を上に移動して収納ケース51の前端とダクト部16の前壁との間に隙間を設けても良い。
これにより、隔離壁5cよりも上方から降下した冷蔵室5流通後の冷気がダクト部16内に流入して戻り口15から流出するため、冷蔵室5とチルド室50の戻り口を1つにまとめることができる。その一方で、ダクト部16内には冷蔵室5流通後の比較的温度の高い冷気が流入する。特に、ダクト部16内の冷気の流通方向が前方に流通する側の通路よりも後方に流通する側の通路に流入しやすくなるため、後方に流通する側の通路がより高温となるおそれがある。しかし、本実施形態では、吐出口14から吐出して前方に流通する冷気の一部は仕切部52bの前方で後方に折り返され、他の一部は仕切部52bの上方で後方に折り返される。このため、仕切部52bの上方を通る低温の冷気によって、ダクト部16内を後方に流通する冷気の昇温が抑制される。これにより、収納ケース51内の左右の温度ばらつきが抑制され、収納ケース51内をより均一に冷却することができる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、仕切壁52がダクト部16の後部に配される仕切部52a(第1仕切部)と、仕切部52aの前方に配して仕切部52aよりも低い仕切部52b(第2仕切部)とを有するので、収納ケース51内をより均一に冷却することができる。
<第3実施形態>
次に、図6は第3実施形態の収納ケース51近傍の上面図を示している。説明の便宜上、前述の図5に示す第2実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は仕切壁52の形状とダクト部16の前方に収納部25が設けられる点が第2実施形態と異なっている。その他の部分は第2実施形態と同様である。
ダクト部16の底面上に立設される仕切壁52は仕切部52aの前方に仕切部52bを配して形成される。仕切部52bは仕切部52aに対する段差により形成され、仕切部52aよりも低くなっている。
チルド室50の前方には背の低い貯蔵物を収納する収納部25が配される。収納部25は冷蔵室5の底壁を形成する断熱壁11に凹設される。収納部25の上面には前後にスライド可能な蓋部26が設けられる。蓋部26は収納部25の上面を閉じて後方にスライドして収納部25を開くように配置される。この時、仕切部52bが仕切部52aに対する段差により形成されるため、後方にスライドした蓋部26が仕切部52bと収納ケース51との間に配される。これにより、蓋部26と仕切壁52との干渉を防止することができる。
本実施形態によると、第2実施形態と同様に、仕切部52aの前方に仕切部52aよりも低い仕切部52bを有するので、収納ケース51内をより均一に冷却することができる。また、断熱壁11に凹設した収納部25をチルド室50の前方に設けたので冷蔵庫1の利便性を向上することができる。この時、仕切部52bが仕切部52aに対する段差により形成されため、収納部25の上面を開閉する蓋部26と仕切壁52との干渉を防止することができる。
<第4実施形態>
次に、図7、図8は第4実施形態のチルド室50の正面断面図、上面断面図を示している。説明の便宜上、前述の図5に示す第2実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態はチルド室50及びダクト部16の形状が第2実施形態と異なっている。その他の部分は第2実施形態と同様である。
チルド室50は冷蔵室5の横幅全体に設けられる。ダクト部16は冷凍室6の上方を避けて野菜室7の上方に配される。収納ケース51の底壁51dとダクト部16の左側に設けられる断熱壁11との間には隙間Sが形成される。吐出口14はダクト部16の上部に形成される。
吐出口14から吐出して前方に流通する冷気の一部は仕切部52bの前方で後方に折り返され、他の一部は仕切部52bの上方で後方に折り返される。また、隔離壁5cよりも上方から降下して戻り口15に導かれる冷気の一部は第2実施形態と同様に、ダクト部16の右部に流入する。さらに、本実施形態では、隔離壁5cよりも上方から降下して戻り口15に導かれる冷気の一部は、隙間S、ダクト部16の左部及び仕切部52bの上方を通る。
収納ケース51の左側は冷凍室6や冷気通路23からの伝熱で冷却される。収納ケース51の中央部は吐出口14から吐出される冷気で冷却される。これに対して収納ケース51の右側は冷蔵室5流通後の比較的温度の高い冷気が流入するため、温度が高くなりやすい。そこで、本実施形態では、ダクト部16の左側に設けられる断熱壁11と収納ケース51の底壁51dとの間の隙間Sからも冷蔵室5流通後の比較的温度の高い冷気を流入させる。これにより、比較的温度の高い冷気が隙間S、ダクト部16の左部を通って、仕切部52bの上方から戻り口15に導かれるため、収納ケース51の左側や中央部と、収納ケース51の右側との温度差を小さくでき、収納ケース51内をより均一に冷却することができる。
本実施形態によると、チルド室50が冷蔵室5の横幅全体に設けられる。チルド室50の底壁は異なる温度の貯蔵室(冷凍室6、野菜室7)に隣接する部分をそれぞれ有するが、高温となる貯蔵室(野菜室7)に対向する底壁に冷却用のダクト部16を凹設し、低温となる貯蔵室(冷凍室6)に対向する底壁に冷蔵室5を流通後の冷気が流入する隙間Sを設ける。このため、高温となる貯蔵室(野菜室7)に対向する収納ケース51の領域はダクト部16を流通する冷気で冷却し、低温となる貯蔵室(冷凍室6)に対向する収納ケース51の領域は、冷蔵室5を流通後の冷気が介在することで低温となる貯蔵室(冷凍室6)からの伝熱を抑制する。これにより、収納ケース51内の左右の温度ばらつきを抑制することができ、冷蔵室5の横幅全体に設けられたチルド室50内の収納ケース51内をより均一に冷却することができる。
本実施形態において、第3実施形態と同様に、仕切部52bを仕切部52aに対する段差により形成してもよい。
第1〜第4実施形態において、冷蔵室5の底部にチルド室50により低温室が構成されるが、チルド温度よりも低温(例えば、−1℃〜−3℃)の氷温室等により低温室を構成してもよい。また、第1実施形態において、第2実施形態を適用して冷蔵室5からの冷気がダクト部16に流入できるようにし、戻り口17を省略してもよい。また、第2〜第4実施形態において、戻り口17を設けてもよい。
本発明によると、冷蔵室内に低温室を備えた冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 断熱箱体
3 本体部
5 冷蔵室
5c 隔離壁
6 冷凍室
7 野菜室
8 冷凍室
9 送風ファン
10 冷却器
11、13 断熱壁
14、23a 吐出口
15 戻り口(第1戻り口)
16 ダクト部
17 戻り口(第2戻り口)
22、23 冷気通路
25 収納部
26 蓋部
50 チルド室
50a 連通部
50b 側壁
51 収納ケース
51a 溝部
51b 遮蔽リブ
51c 蓋
51d 底壁
52 仕切壁
52a 仕切部(第1仕切部)
52b 仕切部(第2仕切部)
52c 延設部
52d 上面
S 隙間

Claims (7)

  1. 貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室と、前記冷蔵室の底部に隔離壁を介して設けられるとともに前記隔離壁の上方よりも低温に維持される低温室と、前記低温室内に配される収納ケースと、前記低温室の背壁上に開口して冷気が吐出する吐出口と、前記低温室の背壁上に開口して冷気が前記低温室から流出する第1戻り口と、前記低温室の底壁上に凹設して前記吐出口と前記第1戻り口とを連通させるダクト部と、前後方向に延びて前記ダクト部の底面に立設されるとともに前記吐出口と前記第1戻り口との間を左右に仕切る仕切壁とを備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記仕切壁が前記ダクト部の後部に配して前記収納ケースに近接または当接する第1仕切部と、前記第1仕切部の前方に配して前記第1仕切部よりも低い第2仕切部とを有することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記低温室の前方に配して前記冷蔵室の底壁に凹設される収納部と、前記収納部の上面を閉じて後方にスライドして前記収納部を開く蓋部とを備え、前記第2仕切部が前記第1仕切部に対する段差により形成されるとともに、後方にスライドした前記蓋部が前記第2仕切部と前記収納ケースとの間に配されることを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記ダクト部が前記冷蔵室の横幅全体に設けられることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 貯蔵物を冷凍保存する冷凍室と、前記冷蔵室よりも高温で貯蔵物を冷蔵保存する野菜室とを前記冷蔵室の下方に左右に並設し、前記ダクト部が前記冷凍室の上方を避けて前記野菜室の上方に配されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記仕切壁が前記低温室の背壁上に延設されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の冷蔵庫。
  7. 前記収納ケースの外面上に前記仕切壁が嵌合する溝部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の冷蔵庫。
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