JP6781574B2 - 車両のウェザーストリップ - Google Patents

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Description

本発明は、車両のウェザーストリップに関する。
車両のウェザーストリップは、窓ガラスが出入りするドアのスリットと窓ガラスとの間のシールのために設けられている。ウェザーストリップは、スリットに沿ってドアに取り付けられる基部と、基部に接続されたリップ部と、を有している。リップ部は、窓ガラスがスリットを通して上下に動くとき、窓ガラスに対して摺動することでシール機能を発揮する。しかし、リップ部は窓ガラスに対して摺動する際に振動し、異音を発生する。このため、特許文献1には異音の発生を抑えるために、リップ部に摩擦係数が低い材料を用いたウェザーストリップが開示されている。
特開2005−153830号公報
特許文献1に記載の技術は異音の発生自体は抑えられるが、発生した異音を効率的に減衰させることができない。そこで本発明は、窓部材との摺動によって発生した異音を効率的に減衰させることができるウェザーストリップを提供することを目的とする。
窓部材が出入りするスリットに取り付けられる車両のウェザーストリップは、車両の本体にスリットに沿って取り付けられる基部と、基部と異なる材料からなり、スリットに沿って基部に接続され、窓部材に対して摺動するリップ部と、を有し、基部はリップ部との接続部の近傍に、断面積が増加した断面積増加部を有している。断面増加部はリップ部側に張り出しており、リップ部は断面増加部の上面と、基部の断面増加部の上方の側面で、基部に接続されている。
窓部材との摺動によってリップ部に発生した振動は基部に伝達される。基部はリップ部との接続部の近傍に断面積増加部を有しているため、リップ部から伝達された振動を効果的に吸収することができる。従って、本発明によれば、窓部材と摺動することで発生した異音を効率的に減衰させることができるウェザーストリップを提供することができる。
本発明のウェザーストリップが適用される車両のドアの正面図である。 図1のA−A線で切断したウェザーストリップと車両のドアの断面図である。 ウェザーストリップの拡大図である。
以下、図面を参照して本発明のウェザーストリップの実施形態を説明する。本実施形態のウェザーストリップは自動車の後部ドアに適用されるが、本発明は自動車の前部または後部ドアの他、車両の本体の、スリットを通して窓部材が出入りするあらゆる部位に適用することができる。図1は自動車の後部ドアの正面図を、図2は図1のA−A線で切断した断面を示している。
車両のドア1は車両外側に位置するドアパネル2と、車室に面する内装トリム3とを有している。ドアパネル2と内装トリム3の間には車両前後方向Fに延びるスリット4が形成されており、スリット4を窓部材が出入りすることができる。本実施形態では窓部材は窓ガラス5である。ドアパネル2の上方にはドアフレーム6が形成されている。窓ガラス5はドアパネル2及び内装トリム3とドアフレーム6との間で形成される空間を、スリット4を通して上下方向に移動することができる。
図2を参照すると、それぞれドアパネル2側と内装トリム3側に位置する一対のウェザーストリップ7が設けられている。本実施形態では2つのウェザーストリップ7は同一の構成を有しているが、ドアパネル2と内装トリム3の構成によっては別々の形状を有していてもよい。ドアパネル2と内装トリム3はそれぞれウェザーストリップ7を取り付けるための取付け部8,9を備えている。取付け部8,9は、窓ガラス5側に開口しウェザーストリップ7が嵌合可能な凹部10,11を有している。以下、ドアパネル2側のウェザーストリップ7を例に説明するが、内装トリム3側のウェザーストリップ7についても同様である。
図3はウェザーストリップをさらに詳細に示す断面図である。ウェザーストリップ7は基部12とリップ部13とを有している。基部12は車両の本体にスリット4に沿って取り付けられる、均一断面の細長い部材である。基部12は車両本体への取付け状態で概ね水平に延びる第1の部分12aと、第1の部分12aの窓ガラス5側の端部12cに接続され鉛直方向下方に延びる第2の部分12bと、を有している。第1の部分12aは凹部10に収納され、第1の部分12aの上面と下面から延びる舌部14a,14bが変形して凹部10の内壁に当接することにより凹部10に固定される。基部12は全体的に半硬質TPS(スチレン系熱可塑性エラストマー)からなり、舌部14a,14bは全体的に軟質TPSからなっている。半硬質TPSとしては例えばリケンテクノス製LVR0236Bを、軟質TPSとしては例えばリケンテクノス製LVA0083Gを用いることができる。
リップ部13はスリット4に沿って基部12に接続され、基部12と同様車両前後方向Fに延びる、均一断面の細長い部材である。リップ部13は全体的に軟質TPSからなっており、基部12より曲げ剛性が小さい。リップ部13は舌部14a,14bと同様、例えばリケンテクノス製LVA0083Gで形成することができる。リップ部13は2つ設けられ、第1のリップ部13aは第1の部分12aの窓ガラス5側の端部12cに連結され、第2のリップ部13bは第2の部分12bの下端ないし先端部12dの近傍に連結されている。第1のリップ部13aは車両本体への取付け状態で、基部12の端部12cから先端部13cに向けて斜め上方に延びている。同様に、第2のリップ部13bは車両本体への取付け状態で、基部12の先端部12dの近傍の接続部16から先端部13dに向けて斜め上方に延びている。第1及び第2のリップ部13a,13bは、窓ガラス5が当接する下面及び先端部に細毛15を備えている。細毛15はPET(ポリエチレンテレフタラート)からなり、例えば北陸繊維製PET2.2 L=0.8を用いることができる。
一対のウェザーストリップ7の間、より詳細にはそれぞれのウェザーストリップ7のリップ部13の先端部同士の間に窓ガラス5が位置しており、窓ガラス5が上下することで第1及び第2のリップ部13a,13bが窓ガラス5に対して摺動する。便宜上、図3では第1及び第2のリップ部13a,13bは窓ガラス5から離れるように記載されているが、第1及び第2のリップ部13a,13bは、窓ガラス5からの反力Rを受けて弾性変形しており、窓ガラス5が動いているときだけでなく静止しているときも窓ガラス5に圧接されている。
基部12の第2の部分12bは第1の部分12aとの接続部、すなわち第1の部分12aの端部12cから徐々に厚さが減少し、下端ないし先端部12dの付近で厚さが増加している。これにより、第2の部分12bの下端ないし先端部12dの付近には、その近傍より断面積が増加した断面積増加部12eが形成される。断面積はウェザーストリップ7の車両本体への取付け状態で、水平面に沿って切断した面の断面積を意味する。第2の部分12bの厚さは本実施形態では窓ガラス5と直交する水平方向、すなわち車両の幅方向で規定しているが、窓ガラス5と平行な水平方向、すなわち車両前後方向Fで規定してもよい。このような断面積増加部12eがリップ部13との接続部16の近傍に設けられているため、窓ガラス5の上下動の際に窓ガラス5との摺動によってリップ部13に発生する振動を効率よく吸収し減衰させることができる。従って、振動に起因する異音も効率的に抑制することができる。これは第2の部分12bの先端部では単位長さ当たりの体積が大きくなっているために振動を分散させやすいためである。なお、異音は濡れた窓ガラスをガラスの表面が乾くまで複数回昇降させながら検出するものとし、昇降中に異音が発生すれば異音有り、発生しなければ異音無しとした。異音はリップ部13の先端が窓ガラス5と摺動する際に、窓ガラス5に対して引っかかりを生じ長手軸17に対して横方向に振動することで発生すると考えられる。
断面積増加部12eはリップ部13との接続部16の直下でリップ部13側に張り出している。これにより接続部16がリップ部13側に湾曲し、リップ部13と基部12の接続面積が増加する。従って、リップ部13の振動を一層効率的に基部12に伝達させることができる。また、リップ部13が接続部16から斜め上方に延び、断面積増加部12eが接続部16の斜め下方に位置している結果、断面積増加部12eはリップ部13の長手軸17の延長線上に位置する。これによりリップ部13の振動が効率的に基部12に伝達される。
ウェザーストリップ7は長さ方向に同一の断面形状を有するため、押出成形で作成することが好ましい。所定の形状を精度よく形成するため、材料となる樹脂を金型から押し出した後、金型の下流に設けられたサイジング装置で複数回の成形を行うことが好ましい。また、基部12とリップ部13は互いに異なる材料から形成されるため、これらを二色成形法により一体で成形することが好ましい。二色成形法を用いることで基部12とリップ部13が互いに密着して成形されるため、リップ部13で発生した振動を効率よく基部12に伝達することができる。
上述のように基部12とリップ部13は異なる材料からなっているため、基部12とリップ部13を合わせた全体構造が共振しにくくなる。全体の共振を抑制する観点からは基部12の曲げ剛性がリップ部13の曲げ剛性がより小さくてもよい。本実施形態ではリップ部13の曲げ剛性が基部12の曲げ剛性より小さいため、窓ガラス5から受ける反力Rを抑えることができ、リップ部13に伝達される振動自体を抑制することができる。また、基部12の先端部12dの近傍に断面積増加部12eを設けたことで基部12の曲げ剛性が高まり、基部12とリップ部13の固有振動数の差が大きくなるため、基部12の振動の増幅を防止することができる。リップ部13a,13bの細毛15も窓ガラス5からの振動を吸収し、リップ部13a,13bに振動を伝えにくくすることができる。
1 ドア
2 ドアパネル
3 内装トリム
4 スリット
5 窓ガラス(窓部材)
7 ウェザーストリップ
12 基部
12a 第1の部分
12b 第2の部分
12d 下端(先端部)
12e 断面積増加部
13,13a,13b リップ部

Claims (3)

  1. 窓部材が出入りするスリットに取り付けられる車両のウェザーストリップであって、
    前記車両の本体に前記スリットに沿って取り付けられる基部と、
    前記基部と異なる材料からなり、前記スリットに沿って前記基部に接続され、前記窓部材に対して摺動するリップ部と、を有し、
    前記基部は前記リップ部との接続部の近傍に、断面積が増加した断面積増加部を有し、前記断面増加部は前記リップ部側に張り出しており、前記リップ部は前記断面増加部の上面と、前記基部の前記断面増加部の上方の側面で、前記基部に接続されている、ウェザーストリップ。
  2. 前記断面積増加部は前記接続部の直下で前記リップ部側に張り出している、請求項1に記載のウェザーストリップ。
  3. 前記断面積増加部は前記リップ部の長手軸の延長線上にある、請求項1または2に記載のウェザーストリップ。
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