JP6780292B2 - 電子時計 - Google Patents

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Description

本発明は、電子時計に関する。
特許文献1には、時針と分針と秒針とを用いて、時刻と、時刻とは異なる情報(高度、温度および気圧)と、を表示する電子時計が記載されている。
特開2013−32919号公報
特許文献1に記載の電子時計は、時針と分針と秒針とを用いて、時刻とは異なる情報(高度、温度および気圧)を表示するので、時刻とは異なる情報を表示する際、電子時計として最も基本的な機能である時刻表示を行えなくなる。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、指針を用いて時刻とは異なる情報を表示する際に時刻表示を可能にすることを解決課題とする。
本発明の電子時計の一態様は、第1計測値を表示する第1表示モードを含む複数の表示モードを備える電子時計であって、第1指針を有し、前記複数の表示モードのうち1つの表示モードを前記第1指針で表示する第1表示部と、第2指針を有し、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第1表示モードである場合、前記第1計測値の変化を前記第2指針で表示する第2表示部と、第3指針を有し、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第1表示モードである場合、前記第1計測値を前記第3指針で表示する第3表示部と、時針と分針とを有し、前記表示モードに関わらず前記時針と前記分針とを用いて時刻を表示する時刻表示部と、を含むことを特徴とする。
この態様によれば、第1表示部が第1指針で第1表示モードを表示し、第2表示部が第2指針で第1計測値の変化を表示し、第3表示部が第3指針で第1計測値を表示していても、時刻表示部は、表示モードに関わらず時針と分針で時刻を表示する。このため、指針を用いて時刻とは異なる情報(第1表示モード、第1計測値の変化および第1計測値)を表示する際に時刻表示を継続できる。また、第1表示モードと第1計測値の変化と第1計測値に関する情報を別々の指針で表示でき、第1計測値に関する情報が見やすくなる。
上述した電子時計の一態様において、前記第1計測値の変化は、前回の前記第1計測値と今回の前記第1計測値との比較結果であることが望ましい。
この態様によれば、前回の第1計測値からの変化を容易に視認可能になる。
上述した電子時計の一態様において、前記第1計測値の変化は、前回の前記第1計測値に対する今回の前記第1計測値の割合であることが望ましい。
この態様によれば、前回の第1計測値に対する今回の第1計測値の割合を容易に視認可能になる。
本発明の電子時計の一態様は、第1計測値を表示する第1表示モードを含む複数の表示モードを備える電子時計であって、第1指針を有し、前記複数の表示モードのうち1つの表示モードを前記第1指針で表示する第1表示部と、第2指針を有し、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第1表示モードである場合、前記第1計測値の基準値からの偏差を前記第2指針で表示する第2表示部と、第3指針を有し、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第1表示モードである場合、前記第1計測値を前記第3指針で表示する第3表示部と、時針と分針とを有し、前記表示モードに関わらず前記時針と前記分針とを用いて時刻を表示する時刻表示部と、を含むことを特徴とする。
この態様によれば、第1表示部が第1指針で第1表示モードを表示し、第2表示部が第2指針で第1計測値の基準値からの偏差を表示し、第3表示部が第3指針で第1計測値を表示していても、時刻表示部は、表示モードに関わらず時針と分針で時刻を表示する。このため、指針を用いて時刻とは異なる情報(第1表示モード、第1計測値の基準値からの偏差および第1計測値)を表示する際に時刻表示を継続できる。また、第1表示モードと第1計測値の基準値からの偏差と第1計測値に関する情報を別々の指針で表示でき、第1計測値に関する情報が見やすくなる。
上述した電子時計の一態様において、前記第1計測値は、気圧、高度、勾配、水深、温度、湿度、紫外線量、活動量、消費カロリー、歩数、単位時間当たりの歩数、移動距離、移動スピード、所定距離の移動に要した時間、血圧、または脈拍であることが望ましい。
この態様によれば、気圧、高度、勾配、水深、温度、湿度、紫外線量、活動量、消費カロリー、歩数、単位時間当たりの歩数、移動距離、移動スピード、所定距離の移動に要した時間、血圧、または脈拍を見やすく表示できる。
上述した電子時計の一態様において、前記複数の表示モードは、前記時刻を表示する時刻表示モードを含み、前記第2表示部は、前記第1表示部の表示する表示モードが前記時刻表示モードである場合、前記時刻における秒を前記第2指針で表示することが望ましい。
この態様によれば、表示モードが時刻表示モードである場合に、第2表示部で時刻における秒を表示できる。また、第2表示部は、表示モードに応じて複数種類の情報を表示可能になる。
上述した電子時計の一態様において、前記時刻表示部は、前記第1表示部と前記第2表示部と前記第3表示部とを含み、前記第1表示部は、前記第2指針の回転軸を含む前記時刻表示部の6時12時方向の第1直線と、前記第3指針の回転軸を含む前記時刻表示部の6時12時方向の第2直線との間に、前記第1指針の回転軸が位置するように、前記時刻表示部に配置されていることが望ましい。
この態様によれば、第2表示部の表示と第3表示部の表示とに関連する表示モードを表示する第1表示部が、時刻表示部の3時9時方向において、第2表示部と第3表示部との間に配置される。このため、第1表示部と第2表示部と第3表示部が視認しやすくなる。
上述した電子時計の一態様において、前記時刻表示部は、第4指針を含み、前記第3表示部は、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第1表示モードである場合、前記第1計測値のうち所定の桁以上の桁の数値を前記第3指針で表示し、前記第4指針は、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第1表示モードである場合、前記第1計測値のうち前記所定の桁未満の桁の数値を表示し、前記第4指針は、前記第1指針、前記第2指針および前記第3指針よりも長いことが望ましい。
この態様によれば、第1指針、第2指針および第3指針よりも長い第4指針が、第1計測値のうち所定の桁未満の桁の数値を表示するので、第1計測値のうち所定の桁未満の桁の数値を目立たせることができる。また、一般的に、計測値は、上位の桁の値よりも下位の桁の値の方が変動しやすい。このため、第4指針が、第1計測値のうち所定の桁未満の桁の数値を表示することで、第1指針、第2指針または第3指針が第1計測値のうち所定の桁未満の桁の数値を表示する場合に比べて、第1計測値の変動を目立つように表示できる。
上述した電子時計の一態様において、前記複数の表示モードは、第2計測値を表示する第2表示モードを含み、前記第3表示部は、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第2表示モードである場合、前記第2計測値のうち特定の桁以上の桁の数値を前記第3指針で表示し、前記第4指針は、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第2表示モードである場合、前記第2計測値のうち前記特定の桁未満の桁の数値を表示することが好ましい。
この態様によれば、第1指針、第2指針、第3指針、時針および分針よりも長い第4指針が、第2計測値のうち特定の桁未満の桁の数値を表示するので、第2計測値のうち特定の桁未満の桁の数値を目立たせることができる。また、一般的に、計測値は、上位の桁の値よりも下位の桁の値の方が変動しやすい。このため、第4指針が、第2計測値のうち特定の桁未満の桁の数値を表示することで、第1指針、第2指針、第3指針、時針または分針が第2計測値のうち特定の桁未満の桁の数値を表示する場合に比べて、第2計測値の変動を目立つように表示できる。
上述した電子時計の一態様において、前記第2表示部は、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第2表示モードであり、かつ、前記第2計測値が負の値である場合、前記第2計測値が負の値であることを前記第2指針で表示することが好ましい。
この態様によれば、第2計測値が負の値であることを表示できる。また、第2表示部は、表示モードに応じて複数種類の情報を表示可能になる。
本発明の実施形態に係る電子時計を含むGPSの全体図である。 本実施形態に係る電子時計の一例を示す図である。 6時情報表示部を示す図である。 2時情報表示部を示す図である。 10時情報表示部を示す図である。 6時情報表示部と2時情報表示部と10時情報表示部の関係を示す図である。 電子時計Wの構成を示したブロック図である。 6時情報表示部の一例を示す平面図である。 6時情報表示部の変形例を示す平面図である。 6時情報表示部の他の変形例を示す平面図である。 6時情報表示部のさらに他の変形例を示す平面図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を説明する。なお、図面において各部の寸法や縮尺は実際のものと適宜異なる。また、以下に記載する実施の形態は、本発明の好適な具体例である。このため、本実施形態には、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかしながら、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
図1は、本実施形態に係るセンサー付き電子時計(以下、単に「電子時計」と称する)Wを含むGPSの全体図である。電子時計Wは、外部信号の一例である電波を用いて現在地の位置情報と時刻情報とを求める。
電子時計Wは、GPS衛星8からの電波(衛星信号)を受信して内部時計の計時時刻を修正する腕時計である。電子時計Wは、腕と接触する側の面(以下「裏面」と称する)の反対側の面(以下「表面」と称する)に時刻等を表示する。GPS衛星8は、地球の上空において、所定の軌道上を周回する航法衛星である。GPS衛星8は、航法メッセージが重畳された1.57542GHzの電波(L1波)を地上に送信している。以降の説明では、航法メッセージが重畳された1.57542GHzの電波を衛星信号という。衛星信号は、右旋偏波の円偏波である。
現在、約31個のGPS衛星8(図1においては、4個のみを図示)が存在している。衛星信号がどのGPS衛星8から送信されたかを識別可能にするために、各GPS衛星8は、C/Aコード(Coarse/Acquisition Code)と呼ばれる1023bit(1ms周期)の固有のパターンを衛星信号に重畳する。各bitは、+1、または−1のいずれかである。このため、C/Aコードは、ランダムパターンのように見える。
GPS衛星8は原子時計を搭載している。衛星信号には、原子時計で計時された極めて正確なGPS時刻情報が含まれている。地上のコントロールセグメントにより、各GPS衛星8に搭載されている原子時計のわずかな時刻誤差が測定されている。衛星信号には、その時刻誤差を補正するための時刻補正パラメーターも含まれている。電子時計Wは、1つのGPS衛星8から送信された衛星信号(電波)を受信し、その中に含まれるGPS時刻情報と時刻補正パラメーターとを使用して得られた正確な時刻(時刻情報)を内部時刻(内部時計の計時時刻)として用いる。
衛星信号には、GPS衛星8の軌道上の位置を示す軌道情報も含まれている。電子時計Wは、GPS時刻情報と軌道情報とを使用して測位計算を行うことができる。
測位計算は、電子時計Wの内部時計の計時時刻にある程度の誤差が含まれていることを前提として行われる。すなわち、電子時計Wの三次元の位置を特定するためのx,y,zパラメーターに加えて時刻誤差も未知数になる。そのため、電子時計Wは、一般的には4つ以上のGPS衛星8からそれぞれ送信された衛星信号を受信し、その中に含まれるGPS時刻情報と軌道情報を使用して測位計算を行い、現在地の位置情報を求める。
図2は、電子時計Wを示す平面図である。
<表示モードについて>
電子時計Wは、気圧を表示する気圧表示モードを含む複数の表示モードを備えている。気圧は、第1計測値の一例である。気圧表示モードは、第1表示モードの一例である。以下の説明では、電子時計Wが、表示モードとして、時刻を表示する時刻表示モード(TIME)と、標高を表示する標高表示モード(ALT)と、気圧表示モード(BAR)と、方位を表示する方位表示モード(COM)と、オプション表示モード(OP)と、を有している例を説明する。なお、複数の表示モードは、上述した5つの表示モードに限らず、例えば、少なくとも気圧表示モードを含む2つ以上の表示モードであればよい。標高は、第2計測値の一例である。標高表示モードは、第2表示モードの一例である。
時刻表示モードでは、時刻表示に加え、クロノグラフ機能(ストップウォッチ機能)が有効となる。
オプション表示モードでは、例えば、脈拍センサーなどの生体情報を測定する機器が無線または有線で後述する通信部103(図7参照)に接続される。オプション表示モードは、該機器が測定した生体情報を表示するモードである。なお、オプション表示モードは、生体情報を表示するモードに限らず適宜変更可能である。
<各表示部>
電子時計Wは、6時情報表示部4と、2時情報表示部7と、10時情報表示部3と、時刻表示部10と、を含んでいる。
<6時情報表示部4>
図3は、6時情報表示部4を示した図である。
6時情報表示部4は、図2に示した時刻表示部10の6時側に配置された円形の情報表示部である。6時情報表示部4は、第1表示針42と、第2表示針41と、文字板4aと、を含んでいる。第1表示針42は、第1指針の一例である。第1表示針42と第2表示針41は、同心軸(回転軸)40を中心に回転する。
6時情報表示部4は、表示モード(時刻表示モードと、標高表示モードと、気圧表示モードと、方位表示モードと、オプション表示モード)を第1表示針42で表示し、電池残量等を第2表示針41で表示する。6時情報表示部4は、第1表示モードを含む複数の表示モードのうち1つの表示モードを第1指針で表示する第1表示部の一例である。
図3に示すように、6時情報表示部4では、標高表示モードに対応する“ALT”の領域44bと、気圧表示モードに対応する“BAR”の領域44cと、方位表示モードに対応する“COM”の領域44dが、“ALT”の領域44b、“BAR”の領域44c、“COM”の領域44dの順に並べて配置されている。
また、“ALT”の領域44bの“BAR”の領域44c側との反対側に、時刻表示モードに対応する領域(“TIME”の領域)44aが配置されている。“COM”の領域44dの“BAR”の領域44c側との反対側に、オプション表示モードに対応する領域(“OP”の領域)44eが配置されている。
第1表示針42は、“TIME”の領域44aを指示することで、表示モードが時刻表示モードであることを表示する。第1表示針42は、“ALT”の領域44bを指示することで、表示モードが標高表示モードであることを表示する。第1表示針42は、“BAR”の領域44cを指示することで、表示モードが気圧表示モードであることを表示する。第1表示針42は、“COM”の領域44dを指示することで、表示モードが方位表示モードであることを表示する。第1表示針42は、“OP”の領域44eを指示することで、表示モードがオプション表示モードであることを表示する。
そして、第1表示針42の回転方向(周回方向)において、“ALT”の領域44bと“BAR”の領域44cとの間の距離が、“COM”の領域44dと“ALT”の領域44bとの間の距離よりも短くなっており、かつ、“BAR”の領域44cと“COM”の領域44dとの距離が、“COM”の領域44dと“ALT”の領域44bとの間の距離よりも短くなっている。ここで、第1表示針42の回転方向(周回方向)における“COM”の領域44dと“ALT”の領域44bとの間の距離は、“BAR”の領域44cを通らない、第1表示針42の回転方向(周回方向)における“COM”の領域44dと“ALT”の領域44bとの間の距離を意味する。
<2時情報表示部7>
図4は、2時情報表示部7を示した図である。
2時情報表示部7は、図2に示した時刻表示部10の2時側に配置された円形の情報表示部である。2時情報表示部7は、計測表示針71および72と、文字板73と、を含んでいる。計測表示針71および72は、それぞれ、第3指針の一例である。計測表示針71および72は、同心軸(回転軸)75を中心に回転する。文字板73は、数値で示された目盛り74a〜74jを備えた部材である。図4では、目盛り74a〜74jは、それぞれ、数値「0」〜「9」で示されている。
2時情報表示部7は、6時情報表示部4の表示する表示モードが気圧表示モードである場合、気圧を計測表示針71および72で表示する。2時情報表示部7は、第1表示部の表示する表示モードが第1表示モードである場合に第1計測値を第3指針で表示する第3表示部の一例である。
本実施形態では、計測表示針71は、気圧の数値のうち1000の位の桁の値を表示し、計測表示針72は、気圧の数値のうち100の位の桁の値を表示する。つまり、2時情報表示部7は、気圧の数値のうち100の位の桁以上の桁の数値を、計測表示針71および72で表示する。なお、気圧の数値のうち100の位の桁未満の桁の数値は、時刻表示部10に設けられた計測表示針11(図2参照)で表示される。気圧の数値のうち100の位の桁は、所定の桁の一例である。所定の桁は、気圧の数値のうち100の位の桁に限らず適宜変更可能である。
2時情報表示部7は、6時情報表示部4の表示する表示モードが標高表示モードである場合、標高を計測表示針71および72で表示する。
本実施形態では、計測表示針71は、標高の数値のうち1000の位の桁の値を表示し、計測表示針72は、標高の数値のうち100の位の桁の値を表示する。つまり、2時情報表示部7は、標高の数値のうち100の位の桁以上の桁の数値を、計測表示針71および72で表示する。なお、標高の数値のうち100の位の桁未満の桁の数値は、計測表示針11(図2参照)で表示される。標高の数値のうち100の位の桁は、特定の桁の一例である。特定の桁は、標高の数値のうち100の位の桁に限らず適宜変更可能である。
2時情報表示部7は、6時情報表示部4の表示する表示モードが方位表示モードである場合、計測表示針71および72でゼロの目盛り74aを表示する。なお、表示モードが方位表示モードである場合、計測表示針11が北の方位を指し示す。つまり、表示モードが方位表示モードである場合、2時情報表示部7での表示は意味を有さず、よって、計測表示針71および72はゼロの目盛り74aを表示する。
また、2時情報表示部7は、6時情報表示部4の表示する表示モードが時刻表示モードであるときにクロノグラフ機能(ストップウォッチ機能)が実行されると、計測時間のうちの分の数値のうち1の位の桁の値と10の位の桁の値とを、計測表示針71および72で表示する。なお、計測時間のうち秒の桁の数値は、計測表示針11で表示される。
<10時情報表示部3>
図5は、10時情報表示部3を示した図である。
10時情報表示部3は、時計表示部10の10時側に配置された円形の情報表示部である。10時情報表示部3は、秒針31と、文字板32と、を含む。秒針31は、第2指針の一例である。秒針31は、回転軸35を中心に回転する。
文字板32には、気圧の変化を−5hPa〜+5hPaの間で表示するための気圧傾向メーター33と、標高が負の値であることを示す「−」の符号34とが設けられている。
気圧傾向メーター33では、文字板32に記載された数字「3」が「0hPa(変化ゼロ)」に対応し、文字板32に記載された数字「2」が「+5hPa」に対応し、文字板32に記載された数字「4」が「−5hPa」に対応する。
10時情報表示部3は、6時情報表示部4の表示する表示モードが気圧表示モードである場合、気圧の変化を、その変化量を示す気圧傾向メーター33の位置を秒針31で指示することで表示する。10時情報表示部3は、第1表示部の表示する表示モードが気圧表示モードである場合に気圧の変化を第2指針で表示する第2表示部の一例である。気圧の変化は、前回の気圧の計測値と今回の気圧の計測値との比較結果である。本実施形態では、後述する圧力センサー101(図7参照)が、気圧を間欠的に計測する。10時情報表示部3は、気圧傾向メーター33において、新たに計測された気圧が前回計測された気圧から変化した量を示す箇所を、秒針31で表示する。
また、10時情報表示部3は、6時情報表示部4の表示する表示モードが時刻表示モードである場合、時刻における秒を秒針31で表示する。また、10時情報表示部3は、6時情報表示部4の表示する表示モードが方位表示モードである場合、時刻における秒を秒針31で表示する。また、10時情報表示部3は、6時情報表示部4の表示する表示モードが標高表示モードであるときに標高の値が0以上である場合、時刻における秒を秒針31で表示する。
また、10時情報表示部3は、6時情報表示部4の表示する表示モードが標高表示モードであるときに標高の値が負の値である場合、秒針31が「−」の符号34を指示することによって、標高が負の値であることを表示する。
<時刻表示部10>
時刻表示部10は、時針1と、分針2と、計測表示針11と、6時情報表示部4と、2時情報表示部7と、10時情報表示部3と、を含んでいる。時刻表示部10は、表示モードに関わらず時針1と分針2とを用いて時刻を表示する。
計測表示針11は、第4指針の一例である。計測表示針11は、時針1、分針2、秒針31、第1表示針42、第2表示針41、および、計測表示針71および72よりも長い。
6時情報表示部4は、図6に示すように、第1表示針42と第2表示針41の同心軸(回転軸)40が直線L1と直線L2との間に位置するように、時刻表示部10に配置されている。ここで、直線L1は、10時情報表示部3の秒針31の回転軸35を含む時刻表示部10の6時12時方向の直線である。直線L2は、2時情報表示部7の計測表示針71および72の同心軸(回転軸)75を含む時刻表示部10の6時12時方向の直線である。
<電子時計Wの構成>
図7は、電子時計Wの構成を示したブロック図である。
電子時計Wは、時刻情報を含む電波を受信し、その時刻情報に基づいて表示時刻を修正する。
電子時計Wは、時刻表示部10に関する構成として、時針1と、分針2と、計測表示針11と、輪列機構301および302と、駆動部201および202と、を含む。駆動部201および202は、例えば、ステップモーターである。駆動部201は、輪列機構301を介して時針1および分針2を駆動する。駆動部202は、輪列機構302を介して計測表示針11を駆動する。
電子時計Wは、10時情報表示部3に関する構成として、秒針31と、輪列機構303と、駆動部203と、を含む。駆動部203は、例えば、ステップモーターである。駆動部203は、輪列機構303を介して秒針31を駆動する。
電子時計Wは、2時情報表示部7に関する構成として、計測表示針71および72と、輪列機構304と、駆動部204と、を含む。駆動部204は、例えば、ステップモーターである。駆動部204は、輪列機構304を介して計測表示針71および72を駆動する。
電子時計Wは、6時情報表示部4に関する構成として、第1表示針42と、第2表示針41と、輪列機構305と、駆動部205と、を含む。駆動部205は、例えば、ステップモーターである。駆動部205は、輪列機構305を介して第1表示針42および第2表示針41を駆動する。
電子時計Wは、さらに、圧力センサー101と、磁気センサー102と、通信部103と、受信部104と、ボタン13〜15と、記憶部105と、制御部106と、電池107と、を含む。
圧力センサー101は、気圧を計測する。なお、圧力センサー101が計測した気圧から標高が求められる。磁気センサー102は、地磁気を計測する。通信部103は、オプション表示モードで使用される脈拍センサーなどの生体情報を測定する機器と無線または有線で通信する。受信部104は、アンテナを備え、アンテナを介して受信した衛星信号を処理してGPS時刻情報や位置情報を取得する。
ボタン13は、時刻表示モード下でストップウォッチ機能を開始するためのユーザー操作(押下操作)と、ストップウォッチ機能を終了するためのユーザー操作(押下操作)を受ける。ボタン14は、表示モードを切り替えるためのユーザー操作(押下操作)を受ける。ボタン15は、標高表示モード下で標高の計測を開始するためのユーザー操作(押下操作)と、方位表示モード下で方位の計測を開始するためのユーザー操作(押下操作)と、気圧表示モード下で気圧の計測を開始するためのユーザー操作(押下操作)と、を受ける。なお、ボタン15は、ボタン13の代わりに、時刻表示モード下でストップウォッチ機能を開始するためのユーザー操作(押下操作)と、ストップウォッチ機能を終了するためのユーザー操作(押下操作)を受けてもよい。
記憶部105は、制御部106の動作を規定するプログラムと、気圧と高度との関係を示したテーブルと、を記憶している。制御部106は、例えばCPUであり、記憶部105に記憶されているプログラムを読み取り実行することで電子時計Wを制御する。例えば、制御部106は、内部時計(不図示)を有し、GPS時刻情報に応じて内部時計の計時時刻を修正する。電池107は、電子時計Wの電源として使用される。
<電子時計Wの詳細>
次に、電子時計Wについて詳細に説明する。
電子時計Wには、図2に示すように、ダイヤルリング17の内周側に文字板5が配置され、ダイヤルリング17の外周側には、ダイヤルリング17と同心円状にベゼル19が配置されている。文字板5から突出した指針軸には、時針1、分針2が取り付けられている。文字板5の時針1に対応する位置に、12時間制の目盛5aが環状に形成されている。秒針31の回転軸は、文字板5の10時を示す方向に配置されている。秒針31は、文字板5から突出した指針軸に取り付けられて10時情報表示部3が形成されている。
電子時計Wは、計測表示針11を有する。計測表示針11は、例えば、標高表示モード下では、圧力センサー101の出力から特定される標高の数値のうち、1の位と10の位との桁によって示される値(0〜99のうち該当する値)を表示する。具体的には、計測表示針11は、ダイヤルリング17に100分割された目盛を用いて、標高の計測結果における1の位および10の位の桁の数字を表示する。計測表示針71および72の回転軸は、文字板5の2時を示す方向に配置されている。標高の計測結果における100の位と1000の位の桁の値を表示する計測表示針71および72は、文字板5から突出した指針軸に取り付けられて2時情報表示部7が形成されている。図2に示した例では、計測表示針71および72は標高1400mを示し、計測表示針11は標高65mを示している。これにより、ユーザーは、標高が1465mであることを知ることができる。
図3に詳細に示すように、6時情報表示部4の文字板4aは、第1表示領域44と第2表示領域43とを有する。第1表示領域44と第2表示領域43は、互いに重複しないように隣り合って配置されている。
第2表示領域43は、同心軸40を中心とする中心角がθ1(=108°)の扇状をなす範囲となっている。第2表示領域43は、第2表示針41の指示可能な領域の一例である。
第1表示領域44は、同心軸40を中心とする中心角がθ2(=129°)の円弧状の範囲となっている。第1表示領域44は、第1表示針42の指示可能な領域の一例である。各表示領域43および44は、同心軸40における回転角度によって複数の表示単位に分割されている。
第2表示領域43には、電池残量を示す領域(43c)と、電子時計Wの動作状態を示す領域(43aおよび43b)とが設けられている。第2表示針41は、電池残量を示す領域を指示することで電池残量を表示する。また、第2表示針41は、電子時計Wの動作状態を示す領域を指示することで電子時計Wの動作状態を表示する。
電子時計Wの動作状態としては、時刻情報を含む電波の受信停止を意味する「無線停止中」と、第1表示針42が表示する表示モードに対応する計測(標高や方位や気圧やストップウォッチ機能での時間の計測)を実行中であることを意味する「計測中」が含まれる。
本実施形態では、第2表示領域43には、電池残量メーター43cと、無線停止中を示すアイコン43aと、「計測中」を示す“MEAS”の文字43bが設けられている。アイコン43aが位置する領域および“MEAS”の文字43bが位置する領域は、電子時計Wの動作状態に対応する領域の一例である。 “MEAS”の文字43bが位置する領域は、第1表示領域44と隣り合っている。
第2表示針41は、第2表示領域43において、同心軸40を中心とする回転により、電池残量と電子時計Wの動作状態とを択一的に表示する。
一方、第1表示針42は、第1表示領域44において、同心軸40を中心とする回転により、現在の表示モード(時刻表示モード、標高表示モード、気圧表示モード、方位表示モード、オプション表示モードのいずれか)を表示する。
なお、各表示モードは、該表示モードでの測定値(計測値)の種類も示す。例えば、時刻表示モードは、測定値の種類として時刻または時間を示し、標高表示モードは、測定値の種類として標高を示し、気圧表示モードは、測定値の種類として気圧を示し、方位表示モードは、測定値の種類として方位を示し、オプション表示モードは、測定値の種類として生体情報を示す。
第2表示針41は、“MEAS”位置から“E”位置(空;エンプティー位置)までの108°の範囲を、“F”位置(フル位置)を中心に±54°の範囲で移動して第2情報(電池残量と電子時計Wの動作状態)を表示する。
なお、電子時計Wを携帯したユーザーが航空機に搭乗中であるときのように無線機能(時刻情報を含む電波の受信機能)が使えないときに、ユーザーがボタンを操作すると(例えば、ユーザーがボタン13とボタン15の同時押し操作)、第2表示針41が無線停止中を示すアイコン43aを指示するようになっている。
第1表示領域44は、“TIME”の領域44aと、“ALT”の領域44bと、“BAR”の領域44cと、“COM”の領域44dと、“OP”の領域44eとを含む。
第1表示領域44では、第1表示針42が各表示モードの表示単位(“TIME”の領域、“ALT”の領域、“BAR”の領域、“COM”の領域、“OP”の領域)44a〜44eを択一的に指示することにより、現在の表示モードが表示される。“TIME”の領域44a、“ALT”の領域44b、“BAR”の領域44c、“COM”の領域44dおよび“OP”の領域44eの各々は、同心軸40を中心とする中心角が30°の領域として設けられている。
本実施形態では、帯状の円弧形をなす領域に表記された文字によって、各表示モードの表示単位44a〜44eが示されている。具体的には、表示単位44a〜44eとして、“TIME”(時刻)、“ALT”(標高)、“BAR”(気圧)、“COM”(コンパス:方位)、“OP”(オプション)が示されている。
第1表示針42の指示位置にて表示される表示モード、つまり、第1表示領域44で表示される表示モードは、ボタン14の押下操作で切り替えることができる。制御部106は、ボタン14が1回押されるごとに、第1表示針42の指示位置を、“TIME”の領域44a、“ALT”の領域44b、“BAR”の領域44c、“COM”の領域44d、“OP”の領域44eへと切り替える。
また、第1表示針42がオプション表示モード(“OP”モード)を指し示している状況でボタン14が押されると、制御部106は、第1表示針42を逆転させて“TIME”の領域44a(時刻表示モードの領域)へ移動させる。
なお、図3に示した例では、第2表示針41が電池残量“F”(フル)を示し、第1表示針42が時刻表示モードを示している。
6時情報表示部4の文字板4aの6時を示す方向には、カレンダーを表示する日車6を透視するための情報表示部5bが形成されている。情報表示部5bは、第3情報の一例であるカレンダーの日付を表示する。情報表示部5bが、同心軸40を通り12時側と6時側とを結ぶ直線上に、固定配置されることで、電子時計W全体のシンメトリーなデザインが実現される。
ここで、制御部106の動作の例を説明する。
制御部106は、表示モードが標高表示モードである状況でボタン15の押下を検知すると、圧力センサー101に動作開始信号を出力して圧力センサー101に気圧の計測を開始させ、かつ、第2表示針41が“MEAS”の文字43bを示す位置を指示するように駆動部205を制御する。
圧力センサー101は、動作開始信号を受けて気圧の計測を開始し、その後、気圧の計測を終了すると、気圧の計測結果を制御部106に出力する。
制御部106は、気圧の計測結果を受けると、記憶部105に記憶されているテーブルを参照して、気圧の計測結果に応じた標高を特定する。続いて、制御部106は、駆動部202および204を制御して、標高の計測結果を2時情報表示部7と計測表示針11に表示させ、かつ、第2表示針41が電池残量メーター43cを示す位置を指示するように駆動部205を制御する。
標高の表示に関しては、制御部106は、計測表示針71が標高の数値のうち1000の位の桁の値を表示し、計測表示針72が標高の数値のうち100の位の桁の値を表示するように、駆動部204を制御し、計測表示針11が標高の数値のうち100の位の桁未満の桁の数値を表示するように、駆動部202を制御する。
なお、標高の計測結果が負の値である場合、制御部106は、駆動部203を制御して、秒針31に「−」の符号34を指示させる。
また、制御部106は、表示モードが方位表示モードである状況でボタン15の押下を検知すると、磁気センサー102に動作開始信号を出力して磁気センサー102に地磁気の計測を開始させ、かつ、第2表示針41が“MEAS”の文字43bを示す位置を指示するように駆動部205を制御する。
磁気センサー102は、動作開始信号を受けると地磁気の計測を開始し、その後、地磁気の計測を終了すると、地磁気の計測結果を制御部106に出力する。
制御部106は、地磁気の計測結果を受けると、駆動部202を制御して、地磁気の計測結果(北の方位)を計測表示針11に表示させ、かつ、第2表示針41が電池残量メーター43cを示す位置を指示するように駆動部205を制御する。
また、制御部106は、表示モードが気圧表示モードである状況でボタン15の押下を検知すると、圧力センサー101に動作開始信号を出力して圧力センサー101に気圧の計測を開始させ、かつ、第2表示針41が“MEAS”の文字43bを示す位置を指示するように駆動部205を制御する。
圧力センサー101は、動作開始信号を受けて気圧の計測を開始し、その後、気圧の計測を終了すると、気圧の計測結果を制御部106に出力する。
制御部106は、気圧の計測結果を受けると、駆動部202および204を制御して、気圧の計測結果を2時情報表示部7と計測表示針11に表示させ、かつ、駆動部203を制御して、気圧傾向メーター33において、新たに計測された気圧が前回計測された気圧から変化した量を示す箇所を、秒針31で表示させ、かつ、第2表示針41が電池残量メーター43cを示す位置を指示するように駆動部205を制御する。
気圧の表示に関しては、制御部106は、計測表示針71が気圧の数値のうち1000の位の桁の値を表示し、計測表示針72が気圧の数値のうち100の位の桁の値を表示するように、駆動部204を制御し、計測表示針11が標高の数値のうち100の位の桁未満の桁の数値を表示するように、駆動部202を制御する。
なお、制御部106は、気圧表示モード下でのボタン15の押下を検出しなくても、定期的(例えば3時間ごと)に、圧力センサー101の動作を開始させてもよい。制御部106は、圧力センサー101が定期的に気圧を計測している場合、第2表示針41が“MEAS”の文字43bを示す位置を指示するように駆動部205を制御してもよいし、第2表示針41に、“MEAS”の文字43bを指示させずに、電池残量メーター43cを指示させてもよい。
また、制御部106は、表示モードに関わらず、駆動部201を制御して時針1と分針2に時刻を表示させる。
以上説明した本実施形態に係る電子時計Wによれば、6時情報表示部4が第1表示針42で気圧表示モードを表示し、10時情報表示部3が秒針31で気圧変化を表示し、2時情報表示部7が計測表示針71および72で気圧を表示していても、時刻表示部10は、表示モードに関わらず時針1と分針2で時刻を表示する。このため、指針を用いて時刻とは異なる情報(気圧表示モード、気圧の変化および気圧)を表示する際に時刻を表示できる。また、気圧表示モードと気圧変化と気圧という気圧に関する情報を別々の指針で表示でき、気圧に関する情報を見やすくすることができる。
10時情報表示部3の表示と2時情報表示部7の表示とに関連する表示モードを表示する6時情報表示部4が、時刻表示部10の3時9時方向において、第2表示部と第3表示部との間に配置される。このため、10時情報表示部3と2時情報表示部7と6時情報表示部4が視認しやすくなる。
また、標高や気圧を表示する際、電子時計Wが有する指針の中で最も長い計測表示針11が、標高や気圧の数値のうち下位側の桁の値を表示するので、標高や気圧の数値のうち下位側の桁の値を目立たせることができる。また、一般的に、標高や気圧の数値は、上位の桁の値よりも下位の桁の値の方が変動しやすい。このため、電子時計Wが有する指針の中で最も長い計測表示針11が、標高や気圧の数値のうち下位側の桁の値を表示することで、他の指針が標高や気圧の数値のうち下位側の桁の値を表示する場合に比べて、標高や気圧の変動を目立つように表示できる。
本実施形態では、第2表示領域43および第1表示領域44と重複しない領域に、同心軸40を通るとともに12時側と6時側とを結ぶ直線上に、第3情報を表示する第3表示領域として、カレンダーの日車6を表示する情報表示部5bが固定配置されている。このため、デザインのシンメトリー性を強調することができ、デザインの安定性を高めることができる。
(変形例)
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、次に述べるような各種の変形が可能である。また、次に述べる変形の態様の中から任意に選択された一または複数の変形を適宜組み合わせることもできる。
(変形例1)
上述した実施形態では、図2および図3に示したように、電池残量メーター43cは、“E”(空;エンプティー)と“M”(中;ミドル)と“F”(フル)の3段階に分かれていたが、電池残量メーター43cの表示の段階数は3に限らず適宜変更可能である。
図8は、図2や図3に示したように、電池残量メーター43cの表示を3段階に分けた場合の電池残量メーター43cの分割角度の例を示した図である。図9は、電池残量メーター43cの表示を4段階(“E”と“M1”(ミドル1)と“M2”(ミドル2)と“F”)に分けた場合の電池残量メーター43cの分割角度の例を示した図である。ここで、電池残量としては、“M1”<“M2”の関係が成り立つとする。なお、図8に示した例と図9に示した例のいずれの場合も、電池残量メーター43cは、文字板4aにおける中心角54°の領域になっている。
図8に示したように、電池残量メーター43cの表示を3段階に分けた場合、電池残量メーター43cは、文字板4aにおける中心角27°で、“E”と“M”と“F”に分けられている。一方、図9に示したように、電池残量メーター43cの表示を4段階に分けた場合、電池残量メーター43cは、文字板4aにおける中心角18°で、“E”と“M1”と“M2”と“F”に分けられている。
この際、第2表示針41を、360°を4n(nは15未満の自然数)で割った角度ごとに運針することが望ましい。以下、この点について説明する。
例えば、第2表示針41を360°を4nで割った角度ごとに運針するように構成した場合、多くの時計で使用される、指針を360°を60で割った角度ごとに運針させる駆動機構と部品の共通化を図ることは難しくなるが、第2表示針41が一度の運針で進む距離を長くでき、表示の切り替えに伴う運針数(つまり、切り替え時間)を2/3に短縮可能になる。
また、本変形例に限らず、第2表示針41を、360°を4nで割った角度ごとに運針させる構成の場合、第2表示針41にて、6時情報表示部4における上下左右(ここで、上、下、左、右は、それぞれ、12時側、6時側、9時側、3時側に対応)を対称的に表示可能になる。また、電池残量メーター43cを図8や図9に示したように構成した場合でも、例えば、第2表示針41を、360°を4nで割った角度ごとに運針させる構成とすることで、いずれの表示(3分割の電池残量メーターと4分割の電池残量メーター)にも対応可能になる。
(変形例2)
図2や図3に示した6時情報表示部4において、アイコン43aが配置された領域と、“MEAS”の文字43bが配置された領域が、図10に示したように入れ替わってもよい。また、図11に示したように、アイコン43aが配置された領域と“MEAS”の文字43bが配置された領域との間に、電池残量メーター43cが配置されてもよい。
図10や図11に示した例の場合、電池残量メーター43cの隣が、“MEAS”の文字43bの領域となる。
気圧、標高、方位等の計測は、登山やヨット航海時の利用シーンの状況(例えば、天候不順時での利用シーン)によっては、頻繁に使用されることが考えられる。このため、電池残量メーター43cの隣が“MEAS”の文字43bの領域であると、第2表示針41の指示位置を、電池残量メーター43cの領域から“MEAS”の文字43bの領域に切り替えるために必要な駆動部(例えば、ステップモーター)205の駆動ステップ数を少なくできる。よって、消費電力の低減を図ることが可能になる。
(変形例3)
上記実施形態において、“ALT”の領域44bと“BAR”の領域44cと“COM”の領域44dの並び順は、適宜変更可能である。
(変形例4)
また、上述した実施形態および変形例では、電源として、一次電池を一例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電源はどのような形態であってもよい。例えば、電源として二次電池が用いられてもよい。この場合、二次電池は外部の商用電源100Vによって充電されてもよい。また、電子時計Wに太陽電池パネルを内蔵し、太陽電池パネルで発電した電力で二次電池を充電してもよい。
(変形例5)
上述した実施形態および変形例では、第1計測値として気圧が用いられ、第1表示モードとして気圧表示モードが用いられたが、第1計測値と第1表示モードは適宜変更可能である。
(変形例6)
第1計測値として標高、つまり高度が用いられ、第1表示モードとして標高表示モードが用いられてもよい。
この場合、10時情報表示部3には、標高(高度)の変化を−50m〜50mの間のレンジで表示するための標高傾向メーターが設けられることが好ましい。なお、標高傾向メーターが示す標高の範囲は−50m〜50mに限らず適宜変更可能である。
制御部106は、気圧の測定結果に応じた標高を特定すると、駆動部203を制御して、標高傾向メーターにおいて、新たに特定された標高が前回特定された標高から変化した量を示す箇所を、秒針31で表示させる。なお、新たに特定された標高が負の値である場合には、秒針31が「−」の符号34を指示することによって、標高が負の値であることを表示してもよい。
(変形例7)
第1計測値として勾配が用いられ、第1表示モードとして勾配表示モードが用いられてもよい。
この場合、6時情報表示部4には、勾配表示モードを示す勾配表示エリアが設けられ、10時情報表示部3には、所定のレンジ内で勾配の変化を表示するための勾配メーターが設けられることが好ましい。
制御部106は、表示モードが勾配表示モードである場合、駆動部205を制御して第1表示針42で6時情報表示部4の勾配表示エリアを指示して、表示モードが勾配表示モードであることを表示する。
また、制御部106は、勾配表示モード下でボタン15の押下を検知すると、圧力センサー101を動作させ、圧力センサー101が計測した気圧の計測結果に応じた標高を特定する。制御部106は、標高を特定するごとに、標高を特定した地点の位置をGPSで算出する。制御部106は、標高と位置とが決まるごとに、今回の標高から前回の標高を減算した値を、今回の位置から前回の位置までの距離で割った値を勾配として算出する。続いて、制御部106は、駆動部204を制御して、勾配の算出結果を2時情報表示部7に表示させる。
続いて、制御部106は、駆動部203を制御して、勾配メーターにおいて、新たに算出された勾配が前回算出された勾配から変化した量を示す箇所を、秒針31で表示させる。
(変形例8)
第1計測値として水深が用いられ、第1表示モードとして水深表示モードが用いられてもよい。
この場合、6時情報表示部4には、水深表示モードを示す水深表示エリアが設けられ、10時情報表示部3には、所定のレンジ内で水深の変化を表示するための水深メーターが設けられることが好ましい。
制御部106は、表示モードが水深表示モードである場合、駆動部205を制御して第1表示針42で6時情報表示部4の水深表示エリアを指示して、表示モードが水深表示モードであることを表示する。
また、制御部106は、水深表示モード下でボタン15の押下を検知すると、圧力センサー101を動作させ、圧力センサー101が計測した水圧の計測結果に応じた水深を特定する。続いて、制御部106は、駆動部204を制御して、水深の特定結果を2時情報表示部7に表示させる。
続いて、制御部106は、駆動部203を制御して、水深メーターにおいて、新たに特定された水深が前回特定された水深から変化した量を示す箇所を、秒針31で表示させる。
(変形例9)
第1計測値として温度が用いられ、第1表示モードとして温度表示モードが用いられてもよい。
この場合、電子時計Wに温度センサーが設けられ、6時情報表示部4には、温度表示モードを示す温度表示エリアが設けられ、10時情報表示部3には、所定のレンジ内で温度の変化を表示するための温度メーターが設けられることが好ましい。
制御部106は、表示モードが温度表示モードである場合、駆動部205を制御して第1表示針42で6時情報表示部4の温度表示エリアを指示して、表示モードが温度表示モードであることを表示する。
また、制御部106は、温度表示モード下でボタン15の押下を検知すると、温度センサーを動作させ温度を特定する。続いて、制御部106は、駆動部204を制御して、温度の特定結果を2時情報表示部7に表示させる。
続いて、制御部106は、駆動部203を制御して、温度メーターにおいて、新たに特定された温度が前回特定された温度から変化した量を示す箇所を、秒針31で表示させる。
(変形例10)
第1計測値として湿度が用いられ、第1表示モードとして湿度表示モードが用いられてもよい。
この場合、電子時計Wに湿度センサーが設けられ、6時情報表示部4には、湿度表示モードを示す湿度表示エリアが設けられ、10時情報表示部3には、所定のレンジ内で湿度の変化を表示するための湿度メーターが設けられることが好ましい。
制御部106は、表示モードが湿度表示モードである場合、駆動部205を制御して第1表示針42で6時情報表示部4の湿度表示エリアを指示して、表示モードが湿度表示モードであることを表示する。
また、制御部106は、湿度表示モード下でボタン15の押下を検知すると、湿度センサーを動作させ湿度を特定する。続いて、制御部106は、駆動部204を制御して、湿度の特定結果を2時情報表示部7に表示させる。
続いて、制御部106は、駆動部203を制御して、温度メーターにおいて、新たに特定された湿度が前回特定された湿度から変化した量を示す箇所を、秒針31で表示させる。
(変形例11)
第1計測値として紫外線量が用いられ、第1表示モードとして紫外線表示モードが用いられてもよい。
この場合、電子時計Wに紫外線センサーが設けられ、6時情報表示部4には、紫外線表示モードを示す紫外線表示エリアが設けられ、10時情報表示部3には、所定のレンジ内で紫外線の変化を表示するための紫外線メーターが設けられることが好ましい。
制御部106は、表示モードが紫外線表示モードである場合、駆動部205を制御して第1表示針42で6時情報表示部4の紫外線表示エリアを指示して、表示モードが紫外線表示モードであることを表示する。
また、制御部106は、紫外線表示モード下でボタン15の押下を検知すると、紫外線センサーを動作させ紫外線量を特定する。続いて、制御部106は、駆動部204を制御して、紫外線量の特定結果を2時情報表示部7に表示させる。
続いて、制御部106は、駆動部203を制御して、紫外線メーターにおいて、新たに特定された紫外線量が前回特定された紫外線量から変化した量を示す箇所を、秒針31で表示させる。
(変形例12)
第1計測値として活動量が用いられ、第1表示モードとして活動量表示モードが用いられてもよい。この場合、加速度センサーが電子時計Wに設けられ、制御部106は、加速度センサーの出力からユーザーの活動量を算出する。
活動量の一例としては、歩数、単位時間当たりの歩数(以下「ピッチ」と称する)、または消費カロリーが挙げられる。単位時間としては、例えば1分が用いられる。なお、単位時間は1分に限らず適宜変更可能である。
(変形例13)
活動量として歩数が用いられる場合、活動量表示モードとして歩数表示モードが用いられ、6時情報表示部4には、歩数表示モードを示す歩数表示エリアが設けられ、10時情報表示部3には、所定のレンジ内で歩数の変化を表示するための歩数メーターが設けられることが好ましい。
制御部106は、表示モードが歩数表示モードである場合、駆動部205を制御して第1表示針42で6時情報表示部4の歩数表示エリアを指示して、表示モードが歩数表示モードであることを表示する。
また、制御部106は、歩数表示モード下でボタン15の押下を検知すると、加速度センサーを動作させ加速度センサーの出力からユーザーの歩数を特定する。続いて、制御部106は、駆動部204を制御して、歩数の特定結果を2時情報表示部7に表示させる。
続いて、制御部106は、駆動部203を制御して、歩数メーターにおいて、新たに特定された歩数が前回特定された歩数から変化した量を示す箇所を、秒針31で表示させる。
(変形例14)
活動量としてピッチが用いられる場合、活動量表示モードとしてピッチ表示モードが用いられ、6時情報表示部4には、ピッチ表示モードを示すピッチ表示エリアが設けられ、10時情報表示部3には、所定のレンジ内でピッチの変化を表示するためのピッチメーターが設けられることが好ましい。
制御部106は、表示モードがピッチ表示モードである場合、駆動部205を制御して第1表示針42で6時情報表示部4のピッチ表示エリアを指示して、表示モードがピッチ表示モードであることを表示する。
また、制御部106は、ピッチ表示モード下でボタン15の押下を検知すると、所定時間(例えば1分間)加速度センサーを動作させ加速度センサーの出力からユーザーの1分間の歩数、すなわちピッチを特定する。続いて、制御部106は、駆動部204を制御して、ピッチの特定結果を2時情報表示部7に表示させる。
続いて、制御部106は、駆動部203を制御して、ピッチメーターにおいて、新たに特定されたピッチが前回特定されたピッチから変化した量を示す箇所を、秒針31で表示させる。
(変形例15)
活動量として消費カロリーが用いられる場合、活動量表示モードとして消費カロリー表示モードが用いられ、6時情報表示部4には、消費カロリー表示モードを示す消費カロリー表示エリアが設けられ、10時情報表示部3には、所定のレンジ内で消費カロリーの変化を表示するための消費カロリーメーターが設けられることが好ましい。
制御部106は、表示モードが消費カロリー表示モードである場合、駆動部205を制御して第1表示針42で6時情報表示部4の消費カロリー表示エリアを指示して、表示モードが消費カロリー表示モードであることを表示する。
また、制御部106は、消費カロリー表示モード下でボタン15の押下を検知すると、加速度センサーを動作させ加速度センサーの出力からユーザーの歩数を特定する。制御部106は、歩数を特定するごとに、その歩数に対して、予め登録されたユーザーの体重に関連した体重係数を乗算することで消費カロリーを算出する。続いて、制御部106は、駆動部204を制御して、消費カロリーの算出結果を2時情報表示部7に表示させる。
続いて、制御部106は、駆動部203を制御して、消費カロリーメーターにおいて、新たに算出された消費カロリーが前回算出された消費カロリーから変化した量を示す箇所を、秒針31で表示させる。
なお、制御部106は、歩数に対して、予め登録されたユーザーの体重に関連した体重係数と、予め登録されたユーザーの身長に関連した身長係数と、予め登録されたユーザーの性別に関連した性別係数と、予め登録されたユーザーの年齢に関連した年齢係数と、を乗算することで消費カロリーを算出してもよい。なお、消費カロリーの算出手法は公知技術であるため、その詳細な説明を割愛する。
(変形例16)
第1計測値として移動距離が用いられ、第1表示モードとして移動距離表示モードが用いられてもよい。
この場合、6時情報表示部4には、移動距離表示モードを示す移動距離表示エリアが設けられ、10時情報表示部3には、所定のレンジ内で移動距離の変化を表示するための移動距離メーターが設けられることが好ましい。
制御部106は、表示モードが移動距離表示モードである場合、駆動部205を制御して第1表示針42で6時情報表示部4の移動距離表示エリアを指示して、表示モードが移動距離表示モードであることを表示する。
また、制御部106は、移動距離表示モード下でボタン15の押下を検知すると、ボタン15が押下された地点(以下「押下地点」と称する)の位置をGPSで算出する。制御部106は、押下地点の位置を算出するごとに、今回の押下地点の位置から前回の押下地点の位置までの距離を移動距離として算出する。続いて、制御部106は、駆動部204を制御して、移動距離の算出結果を2時情報表示部7に表示させる。
続いて、制御部106は、駆動部203を制御して、移動距離メーターにおいて、新たに算出された移動距離が前回算出された移動距離から変化した量を示す箇所を、秒針31で表示させる。
(変形例17)
第1計測値として移動スピードが用いられ、第1表示モードとして移動スピード表示モードが用いられてもよい。
この場合、6時情報表示部4には、移動スピード表示モードを示す移動スピード表示エリアが設けられ、10時情報表示部3には、所定のレンジ内で移動スピードの変化を表示するための移動スピードメーターが設けられることが好ましい。
制御部106は、表示モードが移動スピード表示モードである場合、駆動部205を制御して第1表示針42で6時情報表示部4の移動スピード表示エリアを指示して、表示モードが移動スピード表示モードであることを表示する。
また、制御部106は、移動スピード表示モード下でボタン15の押下を検知すると、ボタン15が押下された時刻(以下「押下時刻」と称する)を記憶するとともに、ボタン15が押下された地点(押下地点)の位置をGPSで算出する。制御部106は、押下時刻を記憶し押下地点の位置を算出するごとに、前回の押下時刻から今回の押下時刻までの経過時間を算出するとともに、今回の押下地点の位置から前回の押下地点の位置までの距離を移動距離として算出し、移動距離を経過時間で除算することで、移動スピードを算出する。続いて、制御部106は、駆動部204を制御して、移動スピードの算出結果を2時情報表示部7に表示させる。
続いて、制御部106は、駆動部203を制御して、移動スピードメーターにおいて、新たに算出された移動スピードが前回算出された移動スピードから変化した量を示す箇所を、秒針31で表示させる。
(変形例18)
第1計測値として、所定距離の移動に要した時間(以下「ラップ」と称する)が用いられ、第1表示モードとしてラップ表示モードが用いられてもよい。
この場合、6時情報表示部4には、ラップ表示モードを示すラップ表示エリアが設けられ、10時情報表示部3には、所定のレンジ内でラップの変化を表示するためのラップメーターが設けられることが好ましい。
制御部106は、表示モードがラップ表示モードである場合、駆動部205を制御して第1表示針42で6時情報表示部4のラップ表示エリアを指示して、表示モードがラップ表示モードであることを表示する。
また、制御部106は、ラップ表示モード下でボタン15の押下を検知すると、ボタン15が押下された時刻(押下時刻)を記憶する。制御部106は、押下時刻を記憶するごとに、前回の押下時刻から今回の押下時刻までの経過時間をラップとして算出する。続いて、制御部106は、駆動部204を制御して、ラップの算出結果を2時情報表示部7に表示させる。
続いて、制御部106は、駆動部203を制御して、ラップメーターにおいて、新たに算出されたラップが前回算出されたラップから変化した量を示す箇所を、秒針31で表示させる。
なお、以下のようなラップが用いられてもよい。
制御部106は、ラップ表示モード下でボタン15の押下を検知すると、押下時刻を記憶するとともに、ボタン15が押下された地点(押下地点)の位置をGPSで算出する。制御部106は、押下時刻を記憶し押下地点の位置を算出するごとに、前回の押下時刻から今回の押下時刻までの経過時間を算出するとともに、今回の押下地点の位置から前回の押下地点の位置までの距離を移動距離として算出し、経過時間を移動距離で除算した値をラップとして算出する。続いて、制御部106は、駆動部204を制御して、ラップの算出結果を2時情報表示部7に表示させる。
続いて、制御部106は、駆動部203を制御して、ラップメーターにおいて、新たに算出されたラップが前回算出されたラップから変化した量を示す箇所を、秒針31で表示させる。
(変形例19)
第1計測値として血圧が用いられ、第1表示モードとして血圧表示モードが用いられてもよい。
この場合、電子時計Wに通信部103を介して血圧センサーが接続され、6時情報表示部4には、血圧表示モードを示す血圧表示エリアが設けられ、10時情報表示部3には、所定のレンジ内で血圧の変化を表示するための血圧メーターが設けられることが好ましい。
制御部106は、表示モードが血圧表示モードである場合、駆動部205を制御して第1表示針42で6時情報表示部4の血圧表示エリアを指示して、表示モードが血圧表示モードであることを表示する。
また、制御部106は、血圧表示モード下でボタン15の押下を検知すると、血圧センサーを動作させユーザーの血圧を特定する。続いて、制御部106は、駆動部204を制御して、血圧の特定結果を2時情報表示部7に表示させる。
続いて、制御部106は、駆動部203を制御して、血圧メーターにおいて、新たに特定された血圧が前回特定された血圧から変化した量を示す箇所を、秒針31で表示させる。
(変形例20)
第1計測値として脈拍が用いられ、第1表示モードとして脈拍表示モードが用いられてもよい。
この場合、電子時計Wに通信部103を介して脈拍センサーが接続され、6時情報表示部4には、脈拍表示モードを示す脈拍表示エリアが設けられ、10時情報表示部3には、所定のレンジ内で脈拍の変化を表示するための脈拍メーターが設けられることが好ましい。
制御部106は、表示モードが脈拍表示モードである場合、駆動部205を制御して第1表示針42で6時情報表示部4の脈拍表示エリアを指示して、表示モードが脈拍表示モードであることを表示する。
また、制御部106は、脈拍表示モード下でボタン15の押下を検知すると、脈拍センサーを動作させユーザーの脈拍を特定する。続いて、制御部106は、駆動部204を制御して、脈拍の特定結果を2時情報表示部7に表示させる。
続いて、制御部106は、駆動部203を制御して、脈拍メーターにおいて、新たに特定された脈拍が前回特定された脈拍から変化した量を示す箇所を、秒針31で表示させる。
(変形例21)
第1計測値(例えば、気圧、高度、勾配、水深、温度、湿度、紫外線量、活動量、消費カロリー、歩数、ピッチ、移動距離、移動スピード、ラップ、血圧、または脈拍)の変化は、前回の第1計測値に対する今回の第1計測値の割合(例えば、前回に対して80%または115%など)で表示されてもよい。
(変形例22)
上述した実施形態および変形例では、10時情報表示部3は、新たに計測された第1計測値(例えば、気圧、高度、勾配、水深、温度、湿度、紫外線量、活動量、消費カロリー、歩数、ピッチ、移動距離、移動スピード、ラップ、血圧、または脈拍)が前回計測された第1計測値から変化した量を、秒針31で表示した。
しかしながら、新たに計測された第1計測値が前回計測された第1計測値から変化した量(第1計測値の変化)の代わりに、新たに計測された第1計測値(例えば、気圧、高度、勾配、水深、温度、湿度、紫外線量、活動量、消費カロリー、歩数、ピッチ、移動距離、移動スピード、ラップ、血圧、または脈拍)の基準値からの偏差(例えば、新たに計測された第1計測値が基準値に対してどれくらい離れているかを示す値)が用いられてもよい。ここで、偏差はプラス/マイナスの符号を含めて表示されることが望ましい。
例えば、第1計測値として気圧が用いられた場合、10時情報表示部3は、気圧傾向メーター33において、新たに計測された気圧の基準値からの偏差を示す箇所を、秒針31で表示する。
基準値は、予め設定されてもよいし、予め設定された基準値が気圧表示モード下でボタン13とボタン14とボタン15が同時に操作されることで修正されてもよい。修正前の基準値、または修正後の基準値は、目標値であってもよい。
第1計測値が、高度、勾配、水深、温度、湿度、紫外線量、活動量、消費カロリー、歩数、ピッチ、移動距離、移動スピード、ラップ、血圧、または脈拍である場合も、第1計測値が気圧である場合に準じて、10時情報表示部3は、新たに計測された第1計測値の基準値からの偏差を示す箇所を、秒針31で表示する。
なお、新たに計測された第1計測値の基準値からの偏差が予め定められた偏差量閾値よりも大きい場合、誤測定の可能性が高いため、10時情報表示部3は、当該偏差の表示を行わなくてもよい。
また、新たに計測された第1計測値が前回計測された第1計測値から変化した量が予め定められた変化量閾値よりも大きい場合、誤測定の可能性が高いため、10時情報表示部3は、第1計測値の変化の表示を行わなくてもよい。
また、前記で例示した第1計測値の中には、数値(計測値)が100の位の桁未満の桁の値で表されるものがある。例えば、大気の温度は50℃以下である。活動量、歩数、移動距離などは、ゼロの値からスタートをして計測値がカウントアップされる。数値(計測値)が100の位の桁未満の桁の値で表される計測モードを搭載する構成の場合には、2時情報表示部7による表示を行なわず、計測表示針11を用いて第1計測値を表示してもよい。この場合には、計測表示針11が第3指針の一例となる。あるいは、計測表示針71および計測表示針72の少なくとも1つを用いて、100の位の桁未満の値を表示してもよい。
W…電子時計、1…時針、2…分針、3…10時情報表示部、31…秒針、4…6時情報表示部、41…第2表示針、42…第1表示針、7…2時情報表示部、71,72…計測表示針、10…時刻表示部。

Claims (9)

  1. 第1計測値を表示する第1表示モードを含む複数の表示モードを備える電子時計であって、
    第1指針を有し、前記複数の表示モードのうち1つの表示モードを前記第1指針で表示する第1表示部と、
    第2指針を有し、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第1表示モードである場合、前記第1計測値の変化を前記第2指針で表示する第2表示部と、
    第3指針を有し、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第1表示モードである場合、前記第1計測値を前記第3指針で表示する第3表示部と、
    時針と分針とを有し、前記表示モードに関わらず前記時針と前記分針とを用いて時刻を表示する時刻表示部と、
    を含み、
    前記時刻表示部は、第4指針を含み、
    前記第3表示部は、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第1表示モードである場合、前記第1計測値のうち所定の桁以上の桁の数値を前記第3指針で表示し、
    前記第4指針は、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第1表示モードである場合、前記第1計測値のうち前記所定の桁未満の桁の数値を表示し、
    前記第4指針は、前記第1指針、前記第2指針および前記第3指針よりも長い、
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 前記第1計測値の変化は、前回の前記第1計測値と今回の前記第1計測値との比較結果であることを特徴とする請求項1に記載の電子時計。
  3. 前記第1計測値の変化は、前回の前記第1計測値に対する今回の前記第1計測値の割合であることを特徴とする請求項1に記載の電子時計。
  4. 第1計測値を表示する第1表示モードを含む複数の表示モードを備える電子時計であって、
    第1指針を有し、前記複数の表示モードのうち1つの表示モードを前記第1指針で表示する第1表示部と、
    第2指針を有し、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第1表示モードである場合、前記第1計測値の基準値からの偏差を前記第2指針で表示する第2表示部と、
    第3指針を有し、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第1表示モードである場合、前記第1計測値を前記第3指針で表示する第3表示部と、
    時針と分針とを有し、前記表示モードに関わらず前記時針と前記分針とを用いて時刻を表示する時刻表示部と、
    を含み、
    前記時刻表示部は、第4指針を含み、
    前記第3表示部は、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第1表示モードである場合、前記第1計測値のうち所定の桁以上の桁の数値を前記第3指針で表示し、
    前記第4指針は、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第1表示モードである場合、前記第1計測値のうち前記所定の桁未満の桁の数値を表示し、
    前記第4指針は、前記第1指針、前記第2指針および前記第3指針よりも長い、
    ことを特徴とする電子時計。
  5. 前記第1計測値は、気圧、高度、勾配、水深、温度、湿度、紫外線量、活動量、消費カロリー、歩数、単位時間当たりの歩数、移動距離、移動スピード、所定距離の移動に要した時間、血圧、または脈拍であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電子時計。
  6. 前記複数の表示モードは、前記時刻を表示する時刻表示モードを含み、
    前記第2表示部は、前記第1表示部の表示する表示モードが前記時刻表示モードである場合、前記時刻における秒を前記第2指針で表示する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電子時計。
  7. 前記時刻表示部は、前記第1表示部と前記第2表示部と前記第3表示部とを含み、
    前記第1表示部は、前記第2指針の回転軸を含む前記時刻表示部の6時12時方向の第1直線と、前記第3指針の回転軸を含む前記時刻表示部の6時12時方向の第2直線との間に、前記第1指針の回転軸が位置するように、前記時刻表示部に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電子時計。
  8. 前記複数の表示モードは、前記第1計測値とは異なる第2計測値を表示する第2表示モードを含み、
    前記第3表示部は、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第2表示モードである場合、前記第2計測値のうち特定の桁以上の桁の数値を前記第3指針で表示し、
    前記第4指針は、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第2表示モードである場合、前記第2計測値のうち前記特定の桁未満の桁の数値を表示する、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電子時計。
  9. 前記第2表示部は、前記第1表示部の表示する表示モードが前記第2表示モードであり、かつ、前記第2計測値が負の値である場合、前記第2計測値が負の値であることを前記第2指針で表示する、ことを特徴とする請求項に記載の電子時計。
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