JP6780157B2 - まつげカーラーおよび加熱式まつげカーラーシステム - Google Patents

まつげカーラーおよび加熱式まつげカーラーシステム Download PDF

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Description

本発明は、まつげカーラーおよび加熱式まつげカーラーシステムに関し、さらに詳しくは、まつげに負担をかけにくく、操作性が良く、十分なまつげのカール度合いが得られる、まつげカーラーおよび加熱式まつげカーラーシステムに関する。
従来のまつげカーラーは、例えば、特許文献1に記載されているように、カール作業時に、開閉操作部が作業者の顔の下側に位置する態様が一般的であり、このようなまつげカーラーは、まつげの狭持部の間にまつげを位置させた後、作業者が開閉操作部に力を加えることにより、まつげの狭持部でまつげを狭持し、強い圧力を加えることでまつげを折り曲げ、カールさせる。
そして、近年、特許文献2および特許文献3に記載されたまつげカーラーのように、カール作業時に、顔の横側(一般的に右利きが多いため右側)に開閉操作部が位置するものが考案されているが、作業者の力でまつげを狭持し、まつげに圧力を加えることによってまつげを折り曲げ、カールさせる態様は上記のまつげカーラーと同様である。
また、特許文献4に記載されているように、過熱されたコームでまつげに熱を加えつつ、まつげを上方に持ち上げる作業を繰り返し、まつげをカールさせるまつげカーラーも普及している。
特開平09−173130号 特開2012−157681号 実登3191695号 特開2008−237271号
しかしながら、従来のまつげカーラーは、例えば、特許文献1〜3に記載されているように、作業者が開閉操作部に強い力を加えることで、それに連動してまつげの挟持部でまつげに圧力を加え折り曲げ、まつげをカールさせるため、必要以上に大きな力がまつげに加わってしまうことが多々ある。このため、まつげに負担がかかりやすく、ひどい場合はまつげが抜けてしまうことなどもあった。
そして、作業者はカール時に強い力を加えながら作業する必要があるため、手がぶれてしまい、細かい作業ができず、操作性が悪いという問題もあった。特許文献2および3のまつげカーラーは、作業時に顔の横側に開閉操作部が位置するため、視界が遮られにくく、細かい作業が可能となった点で操作性は向上しているが、強い力を加えながら作業する必要がある問題点は従来と同様である。
一方、特許文献4に記載されているような加熱されたコームでまつげを上げる作業を繰り返す態様のまつげカーラーは、まつげに圧力を加えないためカール力が弱く、十分なカール度合いが得られにくいという問題がある。したがって、結局は、上述のようなまつげカーラーと併用して用いることが多く、作業効率が悪く、また、上述の問題点は解決されないままであった。
そこで、上記課題を解決するため、本発明のまつげカーラーは、基端部で互いに固定された第1のアームと第2のアームを有する。そして、第1のアームは、基端部より先端部側に弾性体よりなる第1の開閉操作部と、第1の開閉操作部から所定の間隔をおいてさらに先端部側に第1のまつげ狭持部とを備える。また、第2のアームは、基端部より先端部側に弾性体よりなる第2の開閉操作部と、第2の開閉操作部から所定の間隔をおいてさらに先端部側に第2のまつげ狭持部とを備える。第1の開閉操作部と第2の開閉操作部は、所定の間隙を有しつつ互いに対峙する。第1のアームと第2のアームは、各アームの開閉操作部とまつげ狭持部との間隔領域で互いに交差する。第1のまつげ狭持部と第2のまつげ狭持部は、第1の開閉操作部と第2の開閉操作部が互いに離れる方向に与えられた開閉操作部の弾性力により接合され、互いに閉じた状態となっている。
また、第1のまつげ狭持部が、先端部側に向かって二股状となっており、第1のまつげ狭持部と第2のまつげ狭持部が接合され閉じた状態の時に、第2のまつげ狭持部が、二股状の第1のまつげ狭持部の間隙にはめ込み接合される。
そして、第1のまつげ狭持部と第2のまつげ狭持部が接合され閉じた状態のとき、まつ毛の根元に沿うように湾曲した形状である態様も好適である。
また、第1のまつげ狭持部と第2のまつげ狭持部が接合され閉じた状態のとき、右目または左目のまつ毛の根元に沿うように湾曲した形状である右目用または左目用まつげカーラーよりなる態様も好適である。
そして、まつげカーラーを脱着可能な加熱器を有し、加熱器は加熱部を備え、加熱部はまつげカーラーを加熱器に装着した時、まつげカーラーのまつげ狭持部の近傍に位置する態様も好適である。
また、加熱器が、まつげカーラーのまつげ狭持部を挿入する挿入部を備え、挿入部にまつげカーラーのまつげ挟持部を挿入することによりまつげカーラーを加熱器に装着可能となっている態様も好適である。
本発明により、まつげに不要な力が加わりにくく負担をかけにくいとともに、操作性に優れ、かつ、十分なまつげのカール度合いが得られるまつげカーラーが提供される。
本発明の一実施例を示す、まつげカーラーの斜視図である。 図1に記載のまつげカーラーのまつげ狭持部が開いた状態の図である。 まつげを狭持した状態の図1に記載のまつげカーラーの説明図である。 (a)図2のまつげ狭持部のY−Y断面図であり、(b)図1のまつげ狭持部のX−X断面図である。 本発明の一実施例の加熱式まつげカーラーシステムの斜視図である。 本発明の他の実施例の加熱式まつげカーラーシステムの説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
図1に示すように、本発明のまつげカーラー1は、基端部2,2’で互いに固定されている第1のアーム3と第2のアーム3’を有する。ここで、固定とは、例えば、金属製よりなる第1のアーム3の基端部2と第2のアーム3’の基端部2’を溶接等により固定する場合などに限られず、例えば、金属性の1本のアームを折り曲げ、この折り曲げ部分を基端部2,2’として、第1のアーム3の基端部2と第2のアーム3’の基端部2’が固定されているような場合も含む。第1のアーム3は、基端部2より先端部4側に第1の開閉操作部5を備えている。また、第2のアーム3’は、基端部2’より先端部4’側に第2の開閉操作部5’を備えている。
第1の開閉操作部5と第2の開閉操作部5’は、間隙を有しつつ互いに対峙している。第1の開閉操作部5と第2の開閉操作部5’は、手の親指と人差し指で挟んで操作することが想定されるため、第1の開閉操作部5と第2の開閉操作部5’の間隙の距離は、このことを考慮した上で、当業者が適宜設計することができる。
図示例では第1の開閉操作部5と第2の開閉操作部5’は、先端部4,4’側に向かうほど互いの距離が離れるように間隙を有しつつ対峙している。つまり、両開閉操作部5,5’は、先端部4,4’側に向かってV字状に拡がっている。このように本明細書でいう間隙を有しつつ互いに対峙しているとは、第1の開閉操作部5と第2の開閉操作部5’が互いに平行な状態で対峙している場合に限られない。
開閉操作部5,5’は、金属製や樹脂製などの弾性体よりなっており、作業者が手(一般的に親指と人差し指)でつまみ、力を加えることで互いに接近させることが可能となっている。そして、第1の開閉操作部5と第2の開閉操作部5’は、作業者により力が加えられ接近させられたとき、元の形状に戻ろうとする力が蓄えられ、互いに離れようとする力が強くなる。したがって、作業者が開閉操作部5,5’をつまむ力を緩めると、第1の開閉操作部5と第2の開閉操作部5’は、互いの距離が離れ、元の位置に戻る。
作業者は、第1の開閉操作部5と第2の開閉操作部5’のできるだけ先端部4,4’側に力を加えることで、基端部2,2’近くで力を加える場合と比べて少ない力で第1の開閉操作部5と第2の開閉操作部5’を接近させることができる。開閉操作部5,5’の長さや素材の弾性などを適宜選択することによって、第1の開閉操作部5と第2の開閉操作部5’を接近させるために必要な力や、力を抜いたときに第1の開閉操作部5と第2の開閉操作部5’が離れようとする力をあらかじめ設定しておくことが可能である。
第1のアーム3は、第1の開閉操作部5から間隔をおいて先端部4側に第1のまつげ挟持部6を備えている。また、第2のアーム3’は、第2の開閉操作部5’から間隔をおいて先端部4’側に第2のまつげ挟持部6’を備えている。開閉操作部5,5’とまつげ挟持部6,6’の間隔は、少なくとも第1のアーム3と第2のアーム3’が交差するために必要な長さを有する。
第1のアーム3と第2のアーム3’は、各アームの開閉操作部5,5’とまつげ狭持部6,6’との間隔領域Cで互いに交差している。つまり、第1のアーム3は、第1の開閉操作部5と第1のまつげ狭持部6の間で第2のアーム3‘と交差している。また、第2のアーム3’は、第2の開閉操作部5’と第2のまつげ狭持部6’の間で第1のアーム3と交差している。第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’は、弾性体である第1の開閉操作部5と第2の開閉操作部5’の互いに離れる方向に与えられている弾性力により、常時は互いに接合し、閉じた状態となっている。各アーム3,3’の開閉操作部5,5’とまつげ狭持部6,6’はそれぞれ連結しているため、また、両アーム3,3’が各開閉操作部5,5’と各まつげ狭持部6,6’の間隔領域Cで交差しているため、弾性力による第1の開閉操作部5と第2の開閉操作部5’の互いに離れようとする力は、第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’の互いに接近しようとする力に変換され、この接近しようとする力により、第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’は、互いに接合されている。したがって、まつげ狭持部6,6’が互いに接合する力、閉じる力、つまりまつげを狭持する力は、開閉操作部5,5’の素材や長さによりあらかじめ設定することが可能である。
本発明のこのような態様により、まつげ狭持部6,6’によりまつげに与える力の最大値があらかじめ設定される。したがって、余分な力をまつげに与えることなく、まつげの損傷を抑えることが可能となる。また、開閉操作部5,5’を構成する弾性体の素材や長さを適宜選択、調整することにより、適度なカール度合いを得るために必要かつ十分な力をまつげに与えることが可能となる。
次に本発明のまつげカーラー1を用いたまつげカール作業の一例を説明する。図2に示すように、第1の開閉操作部5と第2の開閉操作部5’に力が与えられると、第1の開閉操作部5と第2の開閉操作部5’が互いに接近し、これにともない第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’は互いに離れ、開いた状態となる。すなわち、作業者が、開閉操作部5,5’を手に持ち、一般的に親指と人差し指で開閉操作部5,5’をつまみ、力を加えて第1の開閉操作部5と第2の開閉操作部5’を互いに接近させることにより、これに連動して、第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’が互いに離れ、開いた状態となる。
第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’が開いた状態で第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’の間にまつげを位置させ、その後、作業者が手の力を抜くと、図3に示すように、第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’が互いに接合し、閉じた状態となり、第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’の間にまつげが狭持された状態となる。したがって、まつげを狭持しているときに、作業者は、まつげに圧力を与えるための力を加える必要がなく、力を抜いた状態でカール作業を実施できる。そして、前述したとおり、開閉操作部5,5’の素材や長さなどにより、あらかじめまつげ狭持部6,6’が接合する力、つまり、まつげを狭持する力が設定されているため、まつげのカールに十分な力がまつげに加えられる。このように、開閉操作部5,5’は、作業者が、まつげ狭持部6,6’の開閉操作を行う役割を持つとともに、まつげカーラー1本体を保持するための把持部としての役割も持ち、さらにはまつげ挟持部6,6’に開閉操作部5,5’に由来する弾性力による力を与え、まつげに圧力を加える役割も持つ。また、本発明のまつげカーラー1は、カール作業時にまつげ狭持部6,6’を顔の横側からまつげに近づけ位置させ、また、まつげを狭持する際にも、開閉操作部5,5’や作業者の手は顔の横側に位置するため、作業者の視界を遮らない。さらに、作業者が手をひねる操作を行うことにより、まつげのカール度合いの微調整をすることも可能である。
そして、本発明の実施の形態として、図1および図2に示すように、本発明のまつげカーラー1は、第1のまつげ狭持部6を、先端部4側に向かって二股状とし、第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’の接合時、つまり閉じた状態のとき、第2のまつげ狭持部6’が二股状となっている第1のまつげ狭持部6の間隙にはめ込まれる構成とすることができる。つまり、第1のまつげ狭持部6を2本歯フォーク状とし、第2のまつげ狭持部6’を1本歯状として、第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’が互いに接合し、閉じた状態となるときに、1本歯状の第2のまつげ狭持部6’が、第1のまつげ狭持部6の2本歯フォーク状の歯の間に位置して接合するように設計することができる。
図4(a)に示すように、開閉操作部5,5’に力を加え、第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’を開いた状態とし、二股状の第1のまつげ狭持部6がまつげの下側に位置し、第2のまつげ狭持部6’がまつげの上側に位置するように、まつげIを第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’の間に位置させた後、開閉操作部5,5’に加えていた力を抜く。すると、図4(b)に示すように、第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’が接合し、閉じた状態となり、二股状の第1のまつげ狭持部6が、まつげIを下から第2のまつげ狭持部6’の形状に沿わせる形となる。
このような構成により、二股状の第1のまつげ狭持部6が、まつげIを第2のまつげ狭持部6’に沿わせることによって、まつ毛をカールさせるため、まつげに必要以上の圧力が加わることがなく、まつげに負担がかかりにくい。
また、図4(b)に示すように、第2のまつげ狭持部6’の下端部周辺を第1のまつげ狭持部6と接合しない構成とすれば、第2のまつげ狭持部6’の下端部周辺に沿わされたまつげには、第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’による挟み圧力がかからない。したがって、第2のまつげ狭持部6’の下端部周辺のカーブを強め(Rを小さめ)の形状とすることにより、まつげに負担がかかりにくく、かつ、十分なカールを与えることが可能となる。
そして、第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’の接合時の形状、つまり閉じた状態の形状は、まつげの根元に沿うように湾曲していることが好ましい。まつげ狭持部6,6’を平均的な女性のまつ毛の根元に沿うような湾曲形状とすることにより、より多量のまつげを一度の狭持作業で、まつげの根元からカールすることが可能となり、作業効率が向上する。
また、図5に示すように、第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’の接合時の形状が、一般的な女性のまつ毛の右目または左目のまつ毛の根元に沿うように湾曲している右目用Rまたは左目用Lのまつげカーラー1とすることもできる。右目用Rのまつげカーラー1は、作業者の顔の右側からまつげ狭持部6,6’を右目のまつげに接近、狭持し、カール作業を行うことが可能である。また、左目用Lのまつげカーラー1は、作業者の顔の左側からまつげ狭持部6,6’を左目のまつげに接近、狭持し、カール作業を行うことが可能である。
このような構成により、カール作業の作業効率が向上し、また、右目または左目のまつげの根元に的確にカールを与えることが可能となる。なお、当然、右目用Rのまつげカーラー1と左目用Lのまつげカーラー1をセットとする構成も可能である。
そして、図5に示すように、本発明のまつげカーラー1は、本発明のまつげカーラー1を脱着可能な別体よりなる加熱器7を有する加熱型まつげカーラーシステムとすることも可能である。この加熱器7は、まつげカーラー1を装着したときに加熱部8がまつげ狭持部6,6’の近傍に位置するように設計されており、まつげ狭持部6,6’を加熱部8により加熱することが可能である。例えば、図5のように、まつげカーラー1を寝かした状態で加熱器7にはめ込む態様が考えられる。
加熱部8の熱源は、例えばセラミックヒーターなどを採用することが可能である。また、電源としては電池に限られず、USB電源などを用いることも考えられる。そして、まつげ狭持部6,6’の過加熱を防止するため、所定の時間が経過すると点灯する安全ランプ部を設けること可能である。これらは、当業者によれば、適宜設計可能な態様で構成することができる。
加熱器7を用いることにより、まつげ狭持部6,6’に熱を与えることが可能となり、加熱されたまつげ狭持部6,6’により、まつげに熱を加えながらカール作業を行うことが可能となる。周知のとおり、まつげに熱を加えつつカールを行うと、熱を加えない場合と比較して、少ない力でカールが可能となる。したがって、本発明のまつげカーラー1と組み合わせることにより、まつげの適切なカール度合いを簡単に得られるため、まつげに対する負担も少なくなる。
また、加熱器7は、まつげカーラー1と別体とされており、まつげカーラー1自体は、加熱部8や電源部などを有せず、軽量かつコンパクトであるため、作業者のカール作業時におけるまつげカーラー1を把持する力が低減され、操作性に優れ、細かな作業が可能となる。
なお、できるだけ長い時間、まつげ狭持部6,6’の温度を維持すべく、まつ毛狭持部の素材を比熱の高い、例えば金属製などにすることが考えられる。そして、さらに、まつげ狭持部6,6’を熱伝導率の低い素材、例えばシリコン樹脂などで覆うことにより、加熱された熱伝導率の高い金属製などよりなる狭持部6,6’が、直接作業者のまぶたに当たることによるやけどや作業者の不快感を低減することが可能となる。
そして、カール作業時にまつげの下側に位置する予定のまつげ狭持部6,6’についてのみ熱伝導率の低い例えばシリコン樹脂などで覆い、上側に位置する予定のまつげ狭持部6,6’については、熱伝導率の高い金属などの素材がむき出しとなった状態とする構成も可能である。まつげをカールさせるためには、まつげの下側よりも上側の方がカーブを強く(Rを小さく)する必要がある。したがって、上記構成をとることにより、強いカーブが必要なまつげの上側に、より多くの熱を加え、弱いカーブで十分なまつげの下側には少なめの熱を加えることが可能となり、効率的にきれいなまつげカールを実現可能となる。
つまり、例えば、図4に示すように、二股状の第1のまつげ狭持部6を採用した場合、二股状の第1のまつげ狭持部6をシリコン樹脂Sで覆い、第2のまつげ狭持部6’は、比熱の高い金属などの素材がむきだしのままとする。そして、このような第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’でまつげを狭持すると、まつげの上側は、二股状の第1のまつげ狭持部6により第2のまつげ狭持部6’に沿わされつつ、まつげの下側よりも多くの熱が与えられる。このような構成により、第2のまつげ狭持部6’の形状に基づいた、きれいなカールを実現することが可能となる。
なお、変形例として、図6に示すような、加熱器7が、まつげ狭持部6,6’を挿入することが可能な挿入部9を有し、加熱部8が挿入部9の周辺に配置されている構成を採用することも可能である。すなわち、まつげカーラー1と別体よりなる加熱器7の筐体内部にまつげ狭持部6,6’を挿入する挿入部9を設けて、まつげカーラー1のまつげ狭持部6,6’を挿入部9に挿入することで、まつげカーラー1を加熱器7に装着可能となる。
本発明のまつげカーラー1は、第1のまつげ狭持部6と第2のまつげ狭持部6’が接合し、閉じた状態であるため、作業者がまつげ狭持部6,6’を挿入部9に挿入するとき、まつげ狭持部6,6’を閉じる作業が必要なく、簡単にまつげカーラー1を加熱器7へ挿入、装着することが可能となる。また、このような態様をとることにより、非常にコンパクトな加熱式のまつげカーラーシステムが実現する。
1 まつげカーラー
2 基端部(第1のアーム)
2’ 基端部(第2のアーム)
3 第1のアーム
3’ 第2のアーム
4 先端部(第1のアーム)
4’ 先端部(第2のアーム)
5 第1の開閉操作部
5’ 第2の開閉操作部
6 第1のまつげ狭持部
6’ 第2のまつげ狭持部
7 加熱器
8 加熱部
9 挿入部
C 間隔領域
R 右目用
L 左目用

Claims (5)

  1. 基端部で互いに固定された第1のアームと第2のアームとを有し、
    第1のアームは、基端部より先端部側に弾性体よりなる第1の開閉操作部と、第1の開閉操作部から間隔をおいて先端部側に第1のまつげ狭持部とを備え、
    第2のアームは、基端部より先端部側に弾性体よりなる第2の開閉操作部と、第2の開閉操作部から間隔をおいて先端部側に第2のまつげ狭持部とを備え、
    第1の開閉操作部と第2の開閉操作部は、間隙を有しつつ互いに対峙し、
    第1のアームと第2のアームは、各アームの開閉操作部とまつげ狭持部との間隔領域で互いに交差し、
    第1のまつげ狭持部と第2のまつげ狭持部は、第1の開閉操作部と第2の開閉操作部が互いに離れる方向に与えられている開閉操作部の弾性力によって接合し、
    第1のまつげ狭持部が、先端部側に向かって二股状となっており、第1のまつげ狭持部と第2のまつげ狭持部が接合されて閉じた状態の時に、第2のまつげ狭持部が、二股状の第1のまつげ狭持部の間隙にはめ込み接合される、まつげカーラー。
  2. 第1のまつげ狭持部と第2のまつげ狭持部が、接合されて閉じた状態のとき、まつ毛の根元に沿うように湾曲した形状である、請求項1に記載のまつげカーラー。
  3. 第1のまつげ狭持部と第2のまつげ狭持部が、接合されて閉じた状態のとき、右目または左目のまつ毛の根元に沿うように湾曲した形状である右目用または左目用まつげカーラーよりなる、請求項1に記載のまつげカーラー。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のまつげカーラーと、このまつげカーラーを脱着可能な加熱器とを有し、前記加熱器は加熱部を備え、前記加熱部は、前記まつげカーラーの前記加熱器への装着時に、まつげ狭持部の近傍に位置する、加熱式まつげカーラーシステム。
  5. 前記加熱器が、前記まつげカーラーのまつげ狭持部を挿入する挿入部を備え、前記挿入部に前記まつげ挟持部を挿入することによって、まつげカーラーを加熱器に装着することが可能な、請求項4に記載の加熱式まつげカーラーシステム。
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