JP6779949B2 - 蓄電システム、および異常判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電システム、および異常判定方法に関する。
電動車両には、車両を駆動するためのモータと、モータに電力を供給するための二次電池と、二次電池からモータへの電力供給を制御する制御部などが搭載されている。制御部は、二次電池の入出力電力を検出する電流センサの出力や、二次電池の電圧を検出する電圧センサの出力等に基づいて、二次電池の充電状態(SOC:State Of Charge)を算出する。そして、制御部は、算出結果に基づいて二次電池からの充電や放電を制御する。この電流センサの出力を用いて、二次電池の異常の有無を判定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−77999号公報
しかしながら、従来の技術では、センサにショート電流が流れるなどの異常が発生した場合、センサの出力に基づいて、センサ側に異常が発生しているかどうかを判定することができない場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、センサ側の異常を精度よく検出することができる蓄電システム、および異常判定方法を提供することを目的の一つとする。
(1):この発明の一態様に係る蓄電システムは、電動車両用の駆動用二次電池と、前記駆動用二次電池に接続された負荷と、前記駆動用二次電池と前記負荷との間の所定箇所の電流に関する値を測定する第1センサと前記所定箇所の電流に関する値を測定する第2センサとを含むセンサ部と、前記センサ部により出力される信号を取得する処理部と、を備え、前記処理部は、予め用意されている電流電圧特性を参照し、前記センサ部により出力された信号を用いて、前記駆動用二次電池に入出力される電流値を算出し、前記第1センサの出力側には第1抵抗体が接続され、前記第2センサの出力側には第2抵抗体が接続され、前記第1抵抗体と前記第2抵抗体とは、抵抗の大きさが異なるものである。
(2):上記(1)の態様において、前記第1抵抗体の抵抗の大きさと前記第2抵抗体の抵抗の大きさとの差は、前記所定箇所の電流値に対する、前記処理部が算出する前記電流値の誤差に基づいて定められるものである。
(3):上記(1)または(2)の態様において、前記第1センサと、前記第2センサと、前記第1抵抗体と、前記第2抵抗体とは、一つの筐体に収納されているものである。
(4):この発明の一態様に係る蓄電システムは、電動車両用の駆動用二次電池と、前記二次電池に接続される負荷と、前記駆動用二次電池と前記負荷との間の所定箇所の電流に関する値を測定する第1センサと前記所定箇所の電流に関する値を測定する第2センサとを含むセンサ部と、前記センサ部により出力される信号を取得する処理部と、を備え、前記処理部は、予め用意されている電流電圧特性を参照し、前記センサ部により出力された信号を用いて、前記駆動用二次電池に入出力される電流値を算出し、前記第1センサの出力側には、抵抗体が接続され、前記第2センサの出力側には、抵抗体が接続されないものである。
(5):上記(4)の態様において、前記抵抗体の抵抗の大きさは、前記所定箇所の電流値に対する、前記処理部が算出する前記電流値の誤差に基づいて定められるものである。
(6):上記(4)または(5)の態様において、前記第1センサと、前記第2センサと、前記抵抗体とは、一つの筐体に収納されているものである。
(7):上記(1)から(6)のうちいずれかの態様において、前記処理部が、前記第1センサにより出力された信号に基づいて算出した第1電流値と、前記第2センサにより出力された信号に基づいて算出した第2電流値との差分に基づいて、前記センサ部の異常の有無を判定する異常判定部をさらに備えるものである。
(8):上記(7)の態様において、前記異常判定部は、前記第1電流値と前記第2電流値との差分の絶対値が閾値以上である場合、前記センサ部において異常があると判定するものである。
(9):上記(1)から(8)のうちいずれかの態様において、前記電流電圧特性において、前記第1センサの電流電圧特性を示す第1特性線と前記第2センサの電流電圧特性を示す第2特性線との傾きは相互に異なるものである。
(10):上記(1)から(9)のうちいずれかの態様において、前記電流電圧特性において、前記第1センサの電流電圧特性を示す第1特性線と前記第2センサの電流電圧特性を示す第2特性線とが交点を有し、前記第1特性線の傾きの絶対値と前記第2特性線の傾きの絶対値とが同一であるものである。
(11):この発明の一態様に係る異常判定方法は、電動車両用の駆動用二次電池と、前記駆動用二次電池に接続された負荷と、前記駆動用二次電池と前記負荷との間の所定箇所の電流に関する値を測定する第1センサおよび前記所定箇所の電流に関する値を測定する第2センサを含むセンサ部と、を備える前記電動車両に搭載されたコンピュータが、前記第1センサおよび前記第2センサにより出力された信号を取得し、予め用意され電流電圧特性であって、前記第1センサに対応する第1特性線と前記第1特性線とは傾きが異なる前記第2センサに対応する第2特性線とを参照し、前記取得した前記第1センサにより出力された信号を用いて前記駆動用二次電池に入出力される第1電流値、および前記取得した前記第1センサにより出力された信号を用いて前記駆動用二次電池に入出力される第2電流値を算出し、前記算出した第1電流値と前記第2電流値との差の絶対値と、所定の閾値とに基づいて、前記第1センサまたは前記第2センサの異常を判定する。
(12):上記(11)の態様において、前記電流電圧特性において、前記第1特性線と前記第2特性線とは交わり、前記第1特性線の傾きと前記第2特性線の傾きとが相互に異なる場合、前記第1電流値と前記第2電流値との差分の絶対値が閾値以上であるか否かを判定し、前記差分が前記閾値以上である場合に、前記センサ部において異常が発生していると判定する。
(13):上記(11)または(12)の態様において、前記閾値は、前記センサ部の検出精度と前記コンピュータの電流値の算出精度とのうち、少なくともいずれか一方に基づいて定められる。
(1)〜(13)によれば、センサ側の異常を精度よく検出することができる。
蓄電システム1を搭載した車両の構成の一例を示す図である。 電流センサ部90の構成の一例を示す図である。 電流電圧特性図201の一例を示す図である。 ピン間ショートにおける電流の流れについて説明するための図である。 電流電圧特性図202の一例を示す図である。 比較構成例の構成図である。 比較構成例における電流電圧特性図301の一例を示す図である。 短絡部電圧のグラフの比較を示す図である。 処理部100による処理の流れを示すフローチャートである。 電流センサ部95の構成の一例を示す図である。 電流電圧特性図203の一例を示す図である。 実施形態の処理部のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の蓄電システム、および異常判定方法の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
[全体構成]
図1は、蓄電システム1を搭載した電動車両の構成の一例を示す図である。蓄電システム1が搭載される電動車両は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両であり、その駆動源は、電動機、或いは電動機とディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどの内燃機関との組み合わせである。電動機は、二次電池の放電電力を使用して動作する。以下の説明では、一例として、電動車両は、エンジンまたは電動機を駆動源とするハイブリッド車両であるものとして説明する。
図1に示すように、蓄電システム1には、例えば、エンジン10、モータ20、PCU(Power Control Unit)30、二次電池(蓄電池)40、駆動輪50、電流センサ部90、処理部100等が搭載される。
エンジン10は、ガソリンなどの燃料を燃焼させることで動力を出力する内燃機関である。エンジン10は、例えば、シリンダとピストン、吸気バルブ、排気バルブ、燃料噴射装置、点火プラグ、コンロッド、クランクシャフトなどを備えるレシプロエンジンである。また、エンジン10は、ロータリーエンジンであってもよい。
モータ20は、例えば、三相交流発電機である。モータ20は、例えば、走行用の電動機である。モータ20は、供給される電力を用いて動力を駆動輪50に出力する。また、モータ20は、電動車両の減速時に電動車両の運動エネルギを用いて発電する。モータ20は、電動車両の駆動と回生を行う。回生とは、モータ20による発電動作である。なお、モータ20は、発電用の電動機を含んでいてもよい。発電用の電動機は、例えばエンジン10により出力される動力を用いて発電する。
PCU30は、例えば、変換器32と、VCU(Voltage Control Unit)34とを備える。なお、これらの構成要素をPCU30として一まとまりの構成としたのは、あくまで一例であり、これらの構成要素は分散的に配置されても構わない。
変換器32は、例えば、AC−DC変換器である。変換器32の直流側端子は、直流リンクDLを介してVCU34に接続されている。変換器32は、モータ20により発電された交流を直流に変換して直流リンクDLに出力したり、直流リンクDLを介して供給される直流を交流に変換してモータ20に供給したりする。
VCU34は、例えば、DC―DCコンバータである。VCU34は、二次電池40から供給される電力を昇圧して変換器32に出力する。
二次電池40は、例えば、リチウムイオン電池などの二次電池である。二次電池40は、電力線80でPCU30と連接されている。
電流センサ部90は、電力線80上に配置される。電流センサ部90は、電力線80上の所定の測定箇所の電流の大きさに関する情報(例えば、磁束)を測定する複数の電流センサを備える。例えば、電流センサ部90は、第1電流センサ91と、第2電流センサ92とを備える。
図2は、電流センサ部90の構成の一例を示す図である。電流センサ部90は、第1電流センサ91と第2電流センサ92とを含む。すなわち、第1電流センサ91と、第2電流センサ92とは、一つの筐体に収容されている。
また、例えば、第1電流センサ91と第2電流センサ92とは、隣接または数mm〜数cm程度離間して配置されている。第1電流センサ91と第2電流センサ92とは、例えば一つの基板に設けられていてもよい。第1電流センサ91と第2電流センサ92は、電流の大きさに応じて予め決められた信号を出力するように設計されている。詳細については後述するが、第1電流センサ91と第2電流センサ92とは、電流の大きさに応じて異なる出力電圧値を示す信号を出力するように設計されている。なお、実際に流れる電流の大きさと、各センサが出力する出力電圧の大きさとの関係は、後述する電圧電流特性において決められている。
電流センサ部90は、バッテリECUの電源端子と接続される電源端子VCCと、第1電流センサ91の出力端子OUT1と、第2電流センサの出力端子OUT2と、GNDを備える。それぞれは処理部100と接続されている。
第1電流センサ91は、エアギャップを備えたコア(不図示)、磁気検知IC91A、第1抵抗体91B等を含む。コアは、電力線80がコアの内側の空間を貫通するように配置されている。磁気検知IC91Aは、エアギャップに発生した磁束に応じた電圧の大きさを含む信号を出力する。磁気検知IC91Aは、例えば、磁気検知素子と、電圧増幅用オペアンプとを含み、各種補正機能を有する。第1抵抗体91Bは、磁気検知IC91Aの出力側に接続されている。磁気検知IC91Aにより出力された信号は、第1抵抗体91Bおよび出力端子OUT1を介して処理部100に出力される。
第2電流センサ92は、エアギャップを備えたコア、磁気検知IC92A、第2抵抗体92B等を含む。コアは、電力線80がコアの内側の空間を貫通するように配置されている。磁気検知IC92Aは、エアギャップに発生した磁束に応じた電圧の大きさを含む信号を出力する。第2抵抗体92Bは、磁気検知IC92Aの出力側に接続されている。磁気検知IC92Aにより出力された信号は、第2抵抗体92Bおよび出力端子OUT2を介して処理部100に出力される。
第1抵抗体91Bと第2抵抗体92Bとは、抵抗の大きさが異なる。例えば、第1抵抗体91Bの抵抗値R1=1kΩで、第2抵抗体92Bの抵抗値R2=10kΩである。
第1抵抗体91Bの抵抗の大きさと、第2抵抗体92Bの抵抗の大きさとの差は、所定の測定箇所の実際の電流値に対する、電流算出部111により算出される制御用バッテリ電流Ib(後述する)の値の誤差に基づいて定められる。例えば、第1抵抗体91Bから出力される信号に基づいて算出される第1入出力電流I1の誤差が±5%であって、第2抵抗体92Bから出力される信号に基づいて算出される第2入出力電流I2の誤差が±5%である場合、相互誤差の最大は±10%となる。この場合、第1電流センサ91と第2電流センサ92が短絡した時の出力電圧の分圧を、短絡時の第1入出力電流I1と第2入出力電流I2との相互差分が±10%以上となるように設定する。例えば、後述する電流電圧特性(傾きの絶対値が同一で、逆極性)の場合、第1抵抗体91Bの抵抗値を45kΩ以下、第2抵抗体92Bの抵抗値を55kΩ以上に設定することで、上述したようにセンサの出力電圧の分圧を設定することができる。誤差は、例えば、蓄電システム1の環境(主に温度)に依存する。電動車両に搭載される蓄電システムは、例えば温度変化による影響を受けやすい。よって、相互誤差に基づいて抵抗体の抵抗値を決定することにより、電流センサ部90の異常の有無の判定精度を高めることができる。
図1に戻って、処理部100は、電流算出部111と、異常判定部113と、記憶部130とを備える。電流算出部111と、異常判定部113とは、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。記憶部130は、例えば、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性の記憶装置と、RAM(Random Access Memory)、レジスタ等の揮発性の記憶装置によって実現される。
電流算出部111は、出力端子OUT1から出力される電圧信号に基づいて、第1電流センサ91の出力電圧V1を取得する。電流算出部111は、出力端子OUT2から出力される電圧信号に基づいて、第2電流センサ92の出力電圧V2を取得する。
電流算出部111は、予め用意されている電流電圧特性(詳細は後述する)を参照し、取得した出力電圧に基づいて、二次電池40に入出力される電流値(以下、制御用バッテリ電流Ibと記す)を算出する。制御用バッテリ電流Ibは、二次電池40による充電や放電を制御するために用いられる。電流電圧特性を示す情報は、電流電圧特性情報132として記憶部130に格納されている。電流電圧特性情報132は、計算式、テーブル、グラフ、図、マップなどであってもよい。「電流電圧特性を参照して出力電圧に基づいて制御用バッテリ電流Ibを算出する処理」には、計算式に出力電圧を代入して制御用バッテリ電流値Ibを算出する処理や、テーブルや、グラフ、図、マップなどの対応関係を示す情報に出力電圧を当てはめて得られる制御用バッテリ電流値Ibを取得する処理などが含まれる。
例えば、電流算出部111は、電流電圧特性を参照し、第1電流センサ91からの出力電圧V1に対応する第1入出力電流I1を算出する。また、電流算出部111は、電流電圧特性を参照し、第2電流センサ92からの出力電圧V2に対応する第2入出力電流I2を算出する。電流算出部111は、算出結果を異常判定部113に出力する。
電流算出部111は、異常判定部113により電流センサ部90側に異常が無いと判定された場合、算出した第1入出力電流I1あるいは第2入出力電流I2を、制御用バッテリ電流Ibとする。例えば、メインセンサからの出力に基づいて算出された電流を、制御用バッテリ電流Ibとすることが設定されている。実施形態において、第1電流センサ91がメインセンサであって、第2電流センサ92がサブセンサであることが決められている。
なお、異常判定部113により異常が有ると判定された場合、電流算出部111は、いずれの入出力電流I1,I2も制御用バッテリ電流Ibとしないとしてもよい。この場合、制御用バッテリ電流Ibが計測できない状態として取り扱われる。また、電流センサ部90に異常が有ると判定された場合であっても、その異常がメインセンサに設定されている方のセンサにおける異常でない場合、電流算出部111は、メインセンサからの出力電圧に基づいて算出された入出力電流を、制御用バッテリ電流Ibに決定してもよい。
図3は、電流電圧特性図201の一例を示す図である。電流電圧特性図201において、横軸は入出力電流であり、縦軸は出力電圧である。縦軸のうち左側の軸は、第1電流センサ91からの出力電圧V1であり、縦軸のうち右側の軸は、第2電流センサ92からの出力電圧V2である。なお、横軸の入出力電流において、正の値は二次電池40から出力(放電)される電力の電流値であり、負の値は二次電池40へ入力(充電)される電力の電流値である。
電流電圧特性図201において、第1電流センサ91の特性グラフY1と、第2電流センサ92の特性グラフY2とは、交点X1を有する。この交点X1は、制御用バッテリ電流Ib=0Aとなる位置に設定されている。また、特性グラフY1の傾きの絶対値と、特性グラフY2の傾きの絶対値とは、同一である。例えば、図3において、特性グラフY1は右上方向、特性グラフY2は左上方向に、それぞれ同様の傾向で上昇する。
なお、特性グラフY1の傾きと、特性グラフY2の傾きとは、相互に異なればよく、傾きの絶対値が同一でなくてもよい。
例えば、第1電流センサ91からの出力電圧V1=Vx1である場合、電流算出部111は、電流電圧特性図201を参照し、第1入出力電流I1=−Ix1と算出する。また、第2電流センサ92からの出力電圧V2=Vx2Vである場合、電流算出部111は、電流電圧特性図201を参照し、第2入出力電流I2=−Ix1Aと算出する。このように、第1入出力電流I1=第2入出力電流I2となった場合(異常判定部113により異常が無いと判定されるため)、電流算出部111は、二次電池40に入出力される制御用バッテリ電流Ibの電流値=−Ix1に決定する。
異常判定部113は、電流算出部111により算出された第1入出力電流I1と第2入出力電流I2との差分に基づいて、電流センサ部90における異常の有無を判定する。例えば、異常判定部113は、第1入出力電流I1と第2入出力電流I2との差分の絶対値が閾値th1未満である場合、電流センサ部90に異常が無いと判定する。一方、第1入出力電流I1と第2入出力電流I2との差分の絶対値が閾値th1以上である場合、異常判定部113は、電流センサ部90に異常が有ると判定する。例えば、閾値th1=20であって、第1入出力電流I1=−200A、第2入出力電流I2=+200Aである場合、差分の絶対値(|I1−I2|)=400となる。このため、異常判定部113は、電流センサ側に異常が有ると判定する。また、閾値th1=10であって、第1入出力電流I1=+5A、第2入出力電流I2=+3Aである場合、差分の絶対値(|I1−I2|)=2となる。このため、異常判定部113は、電流センサ側に異常が無いと判定する。
なお閾値th1は、これに限られず、任意に設定可能である。例えば、閾値th1は、電流センサ部90(第1電流センサ91および第2電流センサ92)の検出精度と電流算出部111の電流値の算出精度とのうち少なくともいずれか一方に基づいて定められる。例えば、第1電流センサ91の検出誤差が実際の値に対して5%程度であり、第2電流センサ92の検出誤差が実際の値に対して5%程度である場合、少なくとも10%程度のマージンを閾値に含めるように閾値が設定される。また、電流算出部111の算出誤差が実際の値に対して5%程度である場合、少なくとも15%程度のマージンを閾値に含まれるように閾値が設定される。
以下、ピン間ショートが発生した場合における処理について説明する。図4は、ピン間ショートにおける電流の流れについて説明するための図である。ピン間ショートは、例えば、ハーネスの噛み込みや出力端子の不具合などにより、第1抵抗体91Bと出力端子OUT1との間の地点P1と、第2抵抗体92Bと出力端子OUT2との間の地点P2とが短絡し、地点P1と地点P2との間でショート電流が流れる事象である。
ピン間ショートが発生した場合、第1電流センサ91からの出力電圧V1と第2電流センサ92からの出力電圧V2とは同一の値になる。
例えば、ピン間ショートが発生した場合の電圧(以下、短絡部電圧Vs)は、以下の式(1)または式(2)で求められる。
Vs=(R2*V´1+R1*V´2)/R1+R2・・・(1)
Vs=V´2+(R2*Is)・・・(2)
Is=ΔV/(R1+R2)・・・(3)
V´1は、ピン間ショートが発生しなかった場合に第1電流センサ91から出力されるはずであった電圧値である。
V´2は、ピン間ショートが発生しなかった場合に第2電流センサ92から出力されるはずであった電圧値である。
ΔVは、V´1とV´2との大きさの差分である。
上記式に従うと、R1とR2が異なることにより、短絡部電圧Vsは、一定でなくなる。例えば、V´1=2.8V、V´2=2.2V,R1=1kΩ、R2=10kΩである場合における短絡部電圧Vsは、2.75Vとなる。また、V´1=0.8V、V´2=4.2V,R1=1kΩ、R2=10kΩである場合における短絡部電圧Vsは、3.89Vとなる。つまり、第1抵抗体91Bと第2抵抗体92Bとの抵抗値の大きさを異なる大きさに構成することで、ピン間ショート時において出力される電圧が、V´1とV´2や、R1とR2に依存するようになる。
図5は、電流電圧特性図202の一例を示す図である。電流電圧特性図202は、上述した式(1)を満たす短絡部電圧VsのグラフY3を含む。なお、図3に示す電流電圧特性図201と重複する説明については説明を省略する。例えば、短絡部電圧Vs=Vx11であった場合、電流算出部111は、第1入出力電流I1=−Ix11と、第2入出力電流I2=+Ix11とを算出する。異常判定部113は、第1入出力電流I1と第2入出力電流I2との差分の絶対値が閾値th1以下であるか否かを判定する。差分の絶対値(|−Ix11−Ix11|)=2×(Ix11)が閾値th1以上である場合、異常判定部113は、異常が有ると判定する。
これに限られず、異常判定部113は、電流算出部111により算出された制御用バッテリ電流Ibが合致しない場合に、異常が有ると判定してもよい。この場合も、例えば、上述した手法(差分の絶対値を閾値th1と比較する手法)により異常の有無を判定することができる。
[比較構成例との比較]
次に、図6、7を参照して、比較構成例について説明する。図6は、比較構成例の構成図である。図6に示す通り、比較構成例は、電流センサ71と電流センサ72とを含む。電流センサ71は、エアギャップを備えたコア(不図示)、磁気検知IC71A、抵抗体71B等を含む。電流センサ72は、エアギャップを備えたコア(不図示)、磁気検知IC72A、抵抗体72B等を含む。なお、比較構成例は、これに限られず、例えば、両方のセンサの出力側に抵抗体を備えない構成であってもよい。
図6に示す比較構成例においてピン間ショートが発生した場合、電流センサ71からの出力電圧V71と電流センサ72からの出力電圧V72とは、同一の値(ピン間ショートが発生しなかった場合にそれぞれの電流センサから出力されるはずであった電圧の中間値)になる。
例えば、短絡部電圧Vspは、以下の式(4)または式(5)で求められる。
Vsp=(R72*V´71+R71*V´72)/R71+R72・・・(4)
Vsp=V´72+(R72*Isp)・・・(5)
Isp=ΔVp/(R71+R72)・・・(6)
V´71は、ピン間ショートが発生しなかった場合に電流センサ71から出力されるはずであった電圧値である。
V´72は、ピン間ショートが発生しなかった場合に電流センサ72から出力されるはずであった電圧値である。
ΔVpは、V´71とV´72との大きさの差分である。
上記式に従うと、R71とR72が同一であることにより、短絡部電圧Vspは、一定となる。例えば、短絡部電圧Vsp=(V´71+V´72)/2となる。より具体的には、V´71=2.8V、V´72=2.2V,R71=1kΩ、R72=1kΩである場合における短絡部電圧Vspは、2.5Vとなる。つまり、V´71とV´72が異なる値であっても、短絡部電圧Vspは、常に2.5Vとなる。
図7は、比較構成例における電流電圧特性図301の一例を示す図である。電流電圧特性図301は、比較構成例における短絡部電圧Vspをプロットしたグラフである。電流センサ71の特性グラフY31と、電流センサ72の特性グラフY32とは、上述の特性グラフY1,Y2と同様に交点X33を有し、それぞれの傾きの絶対値が同じである。比較構成例においてピン間ショートが発生した場合には、ピン間ショートが発生しなかった場合にそれぞれの電流センサから出力されるはずであった出力電圧の中間値(例えば、2.5V)になる。そのため、短絡部電圧Vspのグラフは、Y34のようになる。つまり、ピン間ショートが発生した場合の制御用バッテリ電流Ibは、常にIx21となる。よって、ピン間ショートが発生していない場合において制御用バッテリ電流IbがIx21になる場合(実際の電流値がIx21である場合)と、ピン間ショートが発生している場合との区別がつかなかった。
このように、本実施形態では、ショート時の出力電圧特性は、図8に示すように、Y34がY1との交点を支点として時計回りでY1に近づくように回転した特性線となる。すなわち、短絡部電圧の特性が、抵抗体の抵抗値が小さい方の電流電圧特性の方に近づく。Y3とY34とを比較すると、Y3は、ピン間ショートが発生しなかった場合に電流センサ71から出力されるはずであった電圧値に応じて、短絡部電圧が変化しているのに対して、Y34は、常に一定値である。
このように、蓄電システム1は、ショート時に第1電流センサの電流値と第2電流センサの電流値とに基づいて、電流センサの異常を精度よく検出することができる。
[フローチャート]
図9は、処理部100による処理の流れを示すフローチャートである。まず、電流算出部111は、第1電流センサ91から出力される信号に基づいて、出力電圧V1を取得する(ステップS101)。電流算出部111は、記憶部130に格納されている電流電圧特性図を参照し、第1電流センサ91からの出力電圧V1に対応する第1入出力電流I1を算出する(ステップS103)。次いで、電流算出部111は、第2電流センサ92から出力される信号に基づいて、出力電圧V2を取得する(ステップS105)。電流算出部111は、記憶部130に格納されている電流電圧特性図を参照し、第2電流センサ92からの出力電圧V2に対応する第2入出力電流I2を算出する(ステップS107)。
異常判定部113は、電流算出部111により算出された第1入出力電流I1と第2入出力電流I2との差分の絶対値を算出し、算出した差分の絶対値が閾値th1未満であるか否かを判定する(ステップS109)。算出した差分の絶対値が閾値th1未満である場合、異常判定部113は、電流センサ部90において異常が無いと判定する(ステップS111)。一方、算出した差分の絶対値が閾値th1以上である場合、異常判定部113は、電流センサ部90において異常があると判定する(ステップS113)。
なお、閾値th1は、ピン間ショート時における電圧値に基づいて決定されてもよい。例えば、閾値th1は、電圧値が電流電圧特性図の交点Xから離れるほど(大きくなるほど、または小さくなるほど)大きくしてもよい。
また、閾値th1は、ピン間ショートが発生しなかった場合に電流センサ部90から出力されるはずであった電圧値が所定値以上である場合に、ピン間ショート事故が発生したと判定できるような値に設定されてもよい。こうすることにより、二次電池40の入出力電力の誤検出による影響は、出力電圧が高いときの方が低いときに比べて高いため、誤検出による影響を小さくすることに貢献できる。
以上説明した第1実施形態によれば、電動車両用の駆動用の二次電池40と、二次電池40に接続された負荷と、二次電池40と負荷との間の所定箇所の電流に関する値を測定する第1電流センサ91と、所定箇所の電流に関する値を測定する第2電流センサ92とを含む電流センサ部90と、電流センサ部90により出力される信号を取得する処理部100と、を備え、処理部100は、予め用意されている電流電圧特性を参照し、電流センサ部90により出力された信号を用いて、二次電池40に入出力される電流値を算出し、第1電流センサ91の出力側には第1抵抗体91Bが接続され、第2電流センサ92の出力側には第2抵抗体92Bが接続され、第1抵抗体91Bと第2抵抗体92Bとは、抵抗の大きさが異なることにより、センサ側の異常を精度よく検出することができる。
<第2実施形態>
図10は、電流センサ部95の構成の一例を示す図である。なお、図2を用いた説明と同様の内容については説明を省略する。電流センサ部95は、第1電流センサ96と第2電流センサ97とを含む。すなわち、第1電流センサ96と、第2電流センサ97とは、一つの筐体に収容されている。第1電流センサ96は、エアギャップを備えたコア(不図示)と、磁気検知IC96Aとを含む。第2電流センサ97は、エアギャップを備えたコア(不図示)と、磁気検知IC97Aと、抵抗体97Bとを含む。つまり、第2電流センサ97の出力側には抵抗体が接続され、第1電流センサ96の出力側には抵抗体が接続されない。なお、抵抗体97Bに替えて、第1電流センサ96が抵抗体を有する構成であってもよい。つまり、第1電流センサ96あるいは第2電流センサ97のいずれか一方にだけ、抵抗体が含まれる。例えば、抵抗体97Bの抵抗値は10kΩである。
以上説明した第2実施形態によれば、第1実施形態の効果と同様の効果を奏することができる。
<第3実施形態>
例えば、電流電圧特性図において、第1電流センサ91の電流電圧特性を示す第1特性グラフと、第2電流センサ92の電流電圧特性を示す第2特性グラフとは、交点を有さないものであってもよい。
図11は、電流電圧特性図203の一例を示す図である。ここでは、図3に示す電流電圧特性図201と異なる点について説明する。電流電圧特性図203において、第1電流センサ91の特性グラフY11と、第2電流センサ92の特性グラフY12とは、交点を有さない。また、特性グラフY11の傾きと、特性グラフY12の傾きとは、同一である。特性グラフY11の傾きと、特性グラフY12の傾きとは、異なっていてもよい。
Y13は、ピン間ショート時の出力電圧(短絡部電圧Vs)の特性を示すグラフである。例えば、短絡部電圧Vs=Vx31であった場合、電流算出部111は、第1入出力電流I1=Ix31と、第2入出力電流I2=Ix32と、を算出する。異常判定部113は、第1入出力電流I1と第2入出力電流I2との差分の絶対値が、閾値th2を含む所定範囲内であるか否かを判定する。差分の絶対値が閾値th2を含む所定範囲内でない場合、異常判定部113は、電流センサ部90に異常が有ると判定する。一方、差分の絶対値が閾値th2を含む所定範囲内である場合、異常判定部113は、電流センサ部90に異常が無いと判定する。
[ハードウェア構成]
上述した実施形態の蓄電システム1の処理部100は、例えば、図12に示すようなハードウェアの構成により実現される。図12は、実施形態の処理部のハードウェア構成の一例を示す図である。
処理部100は、通信コントローラ100−1、CPU100−2、RAM100−3、ROM100−4、フラッシュメモリやHDDなどの二次記憶装置100−5、およびドライブ装置100−6が、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。ドライブ装置100−6には、光ディスクなどの可搬型記憶媒体が装着される。二次記憶装置100−5に格納されたプログラム100−5aがDMAコントローラ(不図示)などによってRAM100−3に展開され、CPU100−2によって実行されることで、処理部100の機能部が実現される。また、CPU100−2が参照するプログラムは、ドライブ装置100−6に装着された可搬型記憶媒体に格納されていてもよいし、ネットワークNWを介して他の装置からダウンロードされてもよい。
上記実施形態は、以下のように表現することができる。
記憶装置と、
前記記憶装置に格納されたプログラムを実行するハードウェアプロセッサと、を備え、
駆動用二次電池と負荷との間の所定箇所の電流に関する値を測定する第1センサと前記所定箇所の電流に関する値を測定する第2センサとを含むセンサ部により出力される信号を取得させ、
予め用意されている電流電圧特性を参照し、前記センサ部により出力された信号を用いて、前記駆動用二次電池に入出力される電流値を算出させ、
前記第1センサの出力側には第1抵抗体が接続され、
前記第2センサの出力側には第2抵抗体が接続され、
前記第1抵抗体と前記第2抵抗体とは、抵抗の大きさが異なる、ように構成されている蓄電システム。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10 エンジン
20 モータ
30 PCU
32 変換器
34 VCU
40 二次電池
90 電流センサ部
91 第1電流センサ
92 第2電流センサ
100 処理部
111 電流算出部
113 異常判定部
130 記憶部

Claims (12)

  1. 電動車両用の駆動用二次電池と、
    前記駆動用二次電池に接続された負荷と、
    前記駆動用二次電池と前記負荷との間の所定箇所の電流に関する値を測定する第1センサと前記所定箇所の電流に関する値を測定する第2センサとを含むセンサ部と、
    前記センサ部により出力される信号を取得し、予め用意されている電流電圧特性を参照して、前記駆動用二次電池に入出力される電流値を算出する処理部と、
    前記処理部が、前記第1センサにより出力された信号に基づいて算出した第1電流値と、前記第2センサにより出力された信号に基づいて算出した第2電流値との差分に基づいて、前記センサ部の異常の有無を判定する異常判定部と、を備え、
    記第1センサの出力側には第1抵抗体が接続され、
    前記第2センサの出力側には第2抵抗体が接続され、
    前記第1抵抗体と前記第2抵抗体とは、抵抗の大きさが異なる、
    蓄電システム。
  2. 前記第1抵抗体の抵抗の大きさと前記第2抵抗体の抵抗の大きさとの差は、前記所定箇所の電流値に対する、前記処理部が算出する前記電流値の誤差に基づいて定められる、 請求項1に記載の蓄電システム。
  3. 前記第1センサと、前記第2センサと、前記第1抵抗体と、前記第2抵抗体とは、一つの筐体に収納されている、
    請求項1または2に記載の蓄電システム。
  4. 電動車両用の駆動用二次電池と、
    前記駆動用二次電池に接続される負荷と、
    前記駆動用二次電池と前記負荷との間の所定箇所の電流に関する値を測定する第1センサと前記所定箇所の電流に関する値を測定する第2センサとを含むセンサ部と、
    前記センサ部により出力される信号を取得し、予め用意されている電流電圧特性を参照して、前記駆動用二次電池に入出力される電流値を算出する処理部と、
    前記処理部が、前記第1センサにより出力された信号に基づいて算出した第1電流値と、前記第2センサにより出力された信号に基づいて算出した第2電流値との差分に基づいて、前記センサ部の異常の有無を判定する異常判定部と、を備え、
    記第1センサの出力側には、抵抗体が接続され、
    前記第2センサの出力側には、抵抗体が接続されない
    蓄電システム。
  5. 前記抵抗体の抵抗の大きさは、前記所定箇所の電流値に対する、前記処理部が算出する前記電流値の誤差に基づいて定められる、
    請求項4に記載の蓄電システム。
  6. 前記第1センサと、前記第2センサと、前記抵抗体とは、一つの筐体に収納されている、
    請求項4または5に記載の蓄電システム。
  7. 前記異常判定部は、前記第1電流値と前記第2電流値との差分の絶対値が閾値以上である場合、前記センサ部において異常があると判定する、
    請求項1から6のうちいずれか一項に記載の蓄電システム。
  8. 前記電流電圧特性において、前記第1センサの電流電圧特性を示す第1特性線と前記第2センサの電流電圧特性を示す第2特性線との傾きは相互に異なる、
    請求項1からのうちいずれか1項に記載の蓄電システム。
  9. 前記電流電圧特性において、前記第1センサの電流電圧特性を示す第1特性線と前記第2センサの電流電圧特性を示す第2特性線とが交点を有し、前記第1特性線の傾きの絶対値と前記第2特性線の傾きの絶対値とが同一である、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載の蓄電システム。
  10. 電動車両用の駆動用二次電池と、
    前記駆動用二次電池に接続された負荷と、
    前記駆動用二次電池と前記負荷との間の所定箇所の電流に関する値を測定する第1センサおよび前記所定箇所の電流に関する値を測定する第2センサを含むセンサ部と、を備える前記電動車両に搭載されたコンピュータが、
    前記第1センサおよび前記第2センサにより出力された信号を取得し、
    予め用意されている電流電圧特性であって、前記第1センサに対応する第1特性線と前記第1特性線とは傾きが異なる前記第2センサに対応する第2特性線とを参照し、
    前記取得した前記第1センサにより出力された信号を用いて前記駆動用二次電池に入出力される第1電流値、および前記取得した前記第センサにより出力された信号を用いて前記駆動用二次電池に入出力される第2電流値を算出し、
    前記算出した第1電流値と前記第2電流値との差の絶対値と、所定の閾値とに基づいて、前記第1センサまたは前記第2センサの異常を判定する、
    異常判定方法。
  11. 前記電流電圧特性において、前記第1特性線と前記第2特性線とは交わり、前記第1特性線の傾きと前記第2特性線の傾きとが相互に異なる場合、前記第1電流値と前記第2電流値との差分の絶対値が閾値以上であるか否かを判定し、前記差分が前記閾値以上である場合に、前記センサ部において異常が発生していると判定する、
    請求項1に記載の異常判定方法。
  12. 前記閾値は、前記センサ部の検出精度と前記コンピュータの電流値の算出精度とのうち、少なくともいずれか一方に基づいて定められる、
    請求項1または1に記載の異常判定方法。
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