JP6779225B2 - 硫黄含有置換基を有する有害生物防除に活性な四環式誘導体 - Google Patents

硫黄含有置換基を有する有害生物防除に活性な四環式誘導体 Download PDF

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Description

本発明は、硫黄置換基を含有する有害生物防除に活性であり、特に殺虫的に活性な四環式誘導体、これらの化合物を含む組成物、および、動物有害生物(節足動物、特に昆虫またはダニ目(Acarina)の代表的なものを含む)を防除するためのこれらの使用に関する。
有害生物防除作用を有するヘテロ環式化合物は公知であり、例えば、国際公開第2012/086848号および国際公開第2013/018928号に記載されている。
硫黄含有二環式部分を有する新規の有害生物防除に活性な四環式誘導体がここに見いだされた。
従って、本発明は、式Iの化合物
Figure 0006779225
(式中、
1はS、OまたはNCH3を表し;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;
Xは、S、SOまたはSO2であり;
1は、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C4ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルであるか;または、ハロゲン、シアノおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換とされたC3〜C6シクロアルキルであるか;または、ハロゲン、シアノおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換とされたC3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルであり;
2は、水素、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、O(C1〜C4ハロアルキル)、−SF5、−C(O)C1〜C4ハロアルキル、シアノ、C1〜C6ハロアルキルであるか、または、ヒドロキシル、メトキシおよびシアノからなる群から選択される1個もしくは2個の置換基によって置換されたC1〜C6ハロアルキルであるか;または、ハロゲン、シアノ、C1〜C4ハロアルキルおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換とされることが可能であるC3〜C6シクロアルキルであり;
3は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−SF5、ヒドロキシル、アミノ、−NR910、C(O)NR910、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4アルキルスルファニル、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、O(C1〜C4ハロアルキル)、−C(O)C1〜C4ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルコキシ、C2〜C4アルキルカルボニル、C2〜C6アルコキシカルボニルであるか、または、R7により単置換もしくは多置換とされることが可能であるC3〜C6シクロアルキル、または、R8により単置換もしくは多置換とされることが可能であるC3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルであり;
3は、ハロゲン、シアノまたはC1〜C6ハロアルキルによって単置換もしくは多置換とされることが可能であるピラゾリルであり、
1は、NまたはCR4であり;
2は、NまたはCR5であり;
3は、NR6であり;
6は、ハロゲンおよびC1〜C2アルキルスルフィニルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換できるC1〜C4アルキルであり;
4およびR5は、相互に独立して、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルであるか、または、R7により単置換もしくは多置換とされることが可能であるC3〜C6シクロアルキルであるか;または、R8により単置換もしくは多置換とされることが可能であるC3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルであり;または
4およびR5は、相互に独立して、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニル、C2〜C6ハロアルキニル、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アルキルスルファニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C6アルキルスルフィニルC1〜C6ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニルまたはヒドロキシルであり;
7およびR8は、相互に独立して、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルコキシC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキルであり;ならびに
9およびR10は、相互に独立して、水素、シアノ、C1〜C3アルコキシまたはC1〜C6アルキルである)
ならびに、これらの化合物の農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体およびN−オキシドに関する。
例えば、少なくとも1つの塩基中心を有する式Iの化合物は、例えば過塩素酸、硫酸、硝酸、含リン酸もしくはハロゲン化水素酸といった鉱酸などの強無機酸と共に、例えば酢酸といった無置換であるかもしくは例えばハロゲンにより置換されているC1〜C4アルカンカルボン酸など、例えばシュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸もしくはフタル酸といった飽和もしくは不飽和ジカルボン酸など、例えばアスコルビン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸もしくはクエン酸といったヒドロキシカルボン酸など、または、安息香酸などの強有機カルボン酸と共に、または、例えばメタン−もしくはp−トルエンスルホン酸といった無置換であるかもしくは例えばハロゲンにより置換されているC1〜C4アルカン−もしくはアリールスルホン酸などの有機スルホン酸と共に例えば酸付加塩を形成することが可能である。例えば、少なくとも1つの酸性基を有する式Iの化合物は、例えばナトリウム、カリウムもしくはマグネシウム塩といったアルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩などの例えば無機塩といった塩を塩基と共に形成することが可能であり、または、例えばエチル−、ジエチル−、トリエチル−もしくはジメチルプロピルアミンといったモルホリン、ピペリジン、ピロリジン、モノ−、ジ−もしくはトリ−低級アルキルアミンなど、もしくは、例えばモノ−、ジ−もしくはトリエタノールアミンといったモノ−、ジ−もしくはトリヒドロキシ−低級アルキルアミンなどのアンモニアもしくは有機アミンと共に塩を形成することが可能である。
置換基の定義中におけるアルキル基は直鎖または分岐であることが可能であり、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ノニル、デシルおよびこれらの分岐異性体である。アルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシ、アルケニルおよびアルキニルラジカルは、上記のアルキルラジカルから誘導される。アルケニルおよびアルキニル基は、単価または多価不飽和であることが可能である。
ハロゲンは、一般に、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素である。これはまた、ハロアルキルまたはハロフェニルなどの他の意味と組み合わされているハロゲンについても、それぞれ適用される。
ハロアルキル基は、1〜6個の炭素原子の鎖長を有することが好ましい。ハロアルキルは、例えば、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、ペンタフルオロエチル、1,1−ジフルオロ−2,2,2−トリクロロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロエチルおよび2,2,2−トリクロロエチルである。
アルコキシは、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシおよびt−ブトキシであり、ならびに、異性体ペンチルオキシおよびヘキシルオキシラジカルでもある。
アルコキシアルキル基は、1〜6個の炭素原子の鎖長を有することが好ましい。
アルコキシアルキルは、例えば、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシメチル、エトキシエチル、n−プロポキシメチル、n−プロポキシエチル、イソプロポキシメチルまたはイソプロポキシエチルである。
アルコキシカルボニルは、例えばメトキシカルボニル(C1アルコキシカルボニルである)、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、n−ペンタオキシカルボニルまたはヘキサオキシカルボニルである。
シクロアルキル基は、好ましくは、3〜6個の環炭素原子を有し、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルである。
好ましくは、R1は、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C4ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルであるか;または、ハロゲン、シアノおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換とされたC3〜C6シクロアルキルであるか;または、ハロゲン、シアノおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換とされたC3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルであり;
3は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−SF5、ヒドロキシル、アミノ、−NR910、C(O)NR910、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4アルキルスルファニル、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、O(C1〜C4ハロアルキル)、−C(O)C1〜C4ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルコキシ、C2〜C4アルキルカルボニル、C2〜C6アルコキシカルボニルであるか、または、R7により単置換もしくは多置換とされることが可能であるC3〜C6シクロアルキル、またはR8により単置換もしくは多置換とされることが可能であるC3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルであり;および
7およびR8は、相互に独立して、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルコキシC1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキルである。
式Iの化合物の好ましい群は式I−1の化合物によって表され、
Figure 0006779225
式中、置換基X、R1、R2、G3、A1、A2、A3、A4およびA5は、上記の式Iに定義されているとおりである。
本発明のさらに好ましい実施形態は以下のとおりである。
実施形態(A1):
好ましくは式I−1の化合物であり、式中、
1はS、OまたはNCH3を表し;
1は、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
2は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4ハロアルキル、シアノであるか、または、ハロゲン、シアノおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換とされていることが可能であるC3〜C6シクロアルキルであり;ならびに
X、G3、A2、A3、A4およびA5は上記の式Iに定義されているとおりである。
実施形態(A2):
さらに好ましくは式I−1aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、
Figure 0006779225
(式中、G3、R1、R2、X、A2、A3、A4およびA5は、上記の実施形態(A1)に定義されているとおりである)
からなる群から選択される。
実施形態(A3):
さらに好ましくは式I−1aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(A2)に定義されているとおりであり;
1は、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
2は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4ハロアルキル、シアノまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
XおよびG3は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4シクロアルキル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C3〜C6シクロハロアルキル−C1〜C4シクロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキルチオ、C1〜C4ハロアルキルスルフィニルまたはC1〜C4ハロアルキルスルホニルである。
実施形態(A4):
さらに好ましくは式I−1aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(A2)に定義されているとおりであり;
1はC1〜C4アルキルであり;
2は、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルコキシまたはC1〜C4ハロアルキルであり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、式中、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4シクロアルキル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C3〜C6シクロハロアルキル−C1〜C4シクロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキルチオ、C1〜C4ハロアルキルスルフィニルまたはC1〜C4ハロアルキルスルホニルである。
実施形態(A5):
さらに好ましくは式I−1aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(A2)に定義されているとおりであり;
1はC1〜C4アルキルであり;
2は、−OCF3、−SCF3、−S(O)CF3、−S(O)2CF3またはCF3であり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、式中、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキルチオ、C1〜C4ハロアルキルスルフィニルまたはC1〜C4ハロアルキルスルホニルである。
実施形態(A6):
さらに好ましくは式I−1aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(A2)に定義されているとおりであり;
1はエチルであり;
2はCF3であり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、式中、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ブロモ、クロロ、ヨード、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、イソプロピル、プロピル、トリフルオロメチル、CF3CH2−、CH3O、−SCF3、−S(O)CF3または−S(O)2CF3である。
実施形態(A7):
さらに好ましくは式I−1aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(A2)に定義されているとおりであり;
1はエチルであり;
2はCF3であり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、式中、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ブロモ、クロロ、ヨード、フルオロ、シアノ、メチルまたはトリフルオロメチルである。
実施形態(A8):
さらに好ましくは式I−1aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(A2)に定義されているとおりであり;
1はエチルであり;
2はCF3であり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、すべての基Jにおいて水素である。
上記の式I−1の好ましい実施形態のすべてにおいて、Xは好ましくはSまたはSO2であり、および、R6は好ましくはメチルである。
式Iの化合物の好ましい群は式I−2の化合物によって表され
Figure 0006779225
式中、置換基X、A、R1、R2、G3、A1、A2、A3、A4およびA5は、上記の式Iに定義されているとおりである。
実施形態(B1):
好ましくは式I−2の化合物であり、式中、
1はS、OまたはNCH3を表し;
1は、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
2は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4ハロアルキル、シアノであるか、または、ハロゲン、シアノおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換とされていることが可能であるC3〜C6シクロアルキルであり;ならびに
X、G3、A2、A3、A4およびA5は上記の式Iに定義されているとおりである。
実施形態(B2):
さらに好ましくは式I−2aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、
Figure 0006779225
からなる群から選択され、式中、G3、R1、R2、X、A2、A3、A4およびA5は、上記の実施形態(B1)に定義されているとおりである。
実施形態(B3):
さらに好ましくは式I−2aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(B2)に定義されているとおりであり;
1は、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
2は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4ハロアルキル、シアノまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
XおよびG3は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4シクロアルキル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C3〜C6シクロハロアルキル−C1〜C4シクロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキルチオ、C1〜C4ハロアルキルスルフィニルまたはC1〜C4ハロアルキルスルホニルである。
実施形態(B4):
さらに好ましくは式I−2aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(B2)に定義されているとおりであり;
1はC1〜C4アルキルであり;
2は、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルコキシまたはC1〜C4ハロアルキルであり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、式中、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4シクロアルキル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C3〜C6シクロハロアルキル−C1〜C4シクロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキルチオ、C1〜C4ハロアルキルスルフィニルまたはC1〜C4ハロアルキルスルホニルである。
実施形態(B5):
さらに好ましくは式I−2aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(B2)に定義されているとおりであり;
1はC1〜C4アルキルであり;
2は、−OCF3、−SCF3、−S(O)CF3、−S(O)2CF3またはCF3であり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;および
3はN−R6であり、式中、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキルチオ、C1〜C4ハロアルキルスルフィニルまたはC1〜C4ハロアルキルスルホニルである。
実施形態(B6):
さらに好ましくは式I−2aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(B2)に定義されているとおりであり;
1はエチルであり;
2はCF3であり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、式中、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ブロモ、クロロ、ヨード、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、イソプロピル、プロピル、トリフルオロメチル、CF3CH2−、CH3O、−SCF3、−S(O)CF3または−S(O)2CF3である。
実施形態(B7):
さらに好ましくは式I−2aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(B2)に定義されているとおりであり;
1はエチルであり;
2はCF3であり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、式中、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ブロモ、クロロ、ヨード、フルオロ、シアノ、メチルまたはトリフルオロメチルである。
実施形態(B8):
さらに好ましくは式I−2aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(B2)に定義されているとおりであり;
1はエチルであり;
2はCF3であり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、すべての基Jにおいて水素である。
上記の式I−2の好ましい実施形態のすべてにおいて、Xは好ましくはSまたはSO2であり、および、R6は好ましくはメチルである。
式Iの化合物の好ましい群は式I−3の化合物によって表され
Figure 0006779225
式中、置換基X、A、R1、R2、G3、A12、A3、A4およびA5は、上記の式Iに定義されているとおりである。
実施形態(C1):
好ましくは式I−3の化合物であり、式中、
1はS、OまたはNCH3を表し;
1は、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
2は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4ハロアルキル、シアノであるか、または、ハロゲン、シアノおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換とされていることが可能であるC3〜C6シクロアルキルであり;ならびに
X、G3、A2、A3、A4およびA5は、上記の式Iに定義されているとおりである。
実施形態(C2):
さらに好ましくは式I−3aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、
Figure 0006779225
からなる群から選択され、式中、G3、R1、R2、X、A2、A3、A4およびA5は、上記の実施形態(C1)に定義されているとおりである。
実施形態(C3):
さらに好ましくは式I−3aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(C2)に定義されているとおりであり;
1は、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
2は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4ハロアルキル、シアノまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
XおよびG3は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4シクロアルキル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C3〜C6シクロハロアルキル−C1〜C4シクロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキルチオ、C1〜C4ハロアルキルスルフィニルまたはC1〜C4ハロアルキルスルホニルである。
実施形態(C4):
さらに好ましくは式I−3aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(C2)に定義されているとおりであり;
1はC1〜C4アルキルであり;
2は、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルコキシまたはC1〜C4ハロアルキルであり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、式中、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4シクロアルキル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C3〜C6シクロハロアルキル−C1〜C4シクロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキルチオ、C1〜C4ハロアルキルスルフィニルまたはC1〜C4ハロアルキルスルホニルである。
実施形態(C5):
さらに好ましくは式I−3aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(C2)に定義されているとおりであり;
1はC1〜C4アルキルであり;
2は、−OCF3、−SCF3、−S(O)CF3、−S(O)2CF3またはCF3であり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、式中、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキルチオ、C1〜C4ハロアルキルスルフィニルまたはC1〜C4ハロアルキルスルホニルである。
実施形態(C6):
さらに好ましくは式I−3aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(C2)に定義されているとおりであり;
1はエチルであり;
2はCF3であり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、式中、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ブロモ、クロロ、ヨード、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、イソプロピル、プロピル、トリフルオロメチル、CF3CH2−、CH3O、−SCF3、−S(O)CF3または−S(O)2CF3である。
実施形態(C7):
さらに好ましくは式I−3aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(C2)に定義されているとおりであり;
1はエチルであり;
2はCF3であり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、式中、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ブロモ、クロロ、ヨード、フルオロ、シアノ、メチルまたはトリフルオロメチルである。
実施形態(C8):
さらに好ましくは式I−3aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(C2)に定義されているとおりであり;
1はエチルであり;
2はCF3であり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、すべての基Jにおいて水素である。
上記の式I−1の好ましい実施形態のすべてにおいて、Xは好ましくはSまたはSO2であり、および、R6は好ましくはメチルである。
式Iの化合物の好ましい群は式I−4の化合物によって表され、
Figure 0006779225
式中、置換基X、A、R1、R2、G3、A12、A3、A4およびA5は、上記の式Iに定義されているとおりである。
実施形態(D1):
好ましくは式I−3の化合物であり、式中、
1はS、OまたはNCH3を表し;
1は、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
2は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4ハロアルキル、シアノであるか、または、ハロゲン、シアノおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換とされていることが可能であるC3〜C6シクロアルキルであり;ならびに
X、G3、A2、A3、A4およびA5は、上記の式Iに定義されているとおりである。
実施形態(D2):
さらに好ましくは式I−4aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、
Figure 0006779225
からなる群から選択され、式中、G3、R1、R2、X、A2、A3、A4およびA5は、上記の実施形態(D1)に定義されているとおりである。
実施形態(D3):
さらに好ましくは式I−4aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(D2)に定義されているとおりであり;
1は、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
2は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4ハロアルキル、シアノまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
XおよびG3は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4シクロアルキル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C3〜C6シクロハロアルキル−C1〜C4シクロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキルチオ、C1〜C4ハロアルキルスルフィニルまたはC1〜C4ハロアルキルスルホニルである。
実施形態(D4):
さらに好ましくは式I−4aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(D2)に定義されているとおりであり;
1はC1〜C4アルキルであり;
2は、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルコキシまたはC1〜C4ハロアルキルであり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、式中、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4シクロアルキル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C3〜C6シクロハロアルキル−C1〜C4シクロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキルチオ、C1〜C4ハロアルキルスルフィニルまたはC1〜C4ハロアルキルスルホニルである。
実施形態(D5):
さらに好ましくは式I−4aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(D2)に定義されているとおりであり;
1はC1〜C4アルキルであり;
2は、−OCF3、−SCF3、−S(O)CF3、−S(O)2CF3またはCF3であり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、式中、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキルチオ、C1〜C4ハロアルキルスルフィニルまたはC1〜C4ハロアルキルスルホニルである。
実施形態(D6):
さらに好ましくは式I−4aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(D2)に定義されているとおりであり;
1はエチルであり;
2はCF3であり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、式中、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ブロモ、クロロ、ヨード、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、イソプロピル、プロピル、トリフルオロメチル、CF3CH2−、CH3O、−SCF3、−S(O)CF3または−S(O)2CF3である。
実施形態(D7):
さらに好ましくは式I−4aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(D2)に定義されているとおりであり;
1はエチルであり;
2はCF3であり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、式中、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、水素、ブロモ、クロロ、ヨード、フルオロ、シアノ、メチルまたはトリフルオロメチルである。
実施形態(D8):
さらに好ましくは式I−4aの化合物であり、
Figure 0006779225
式中、Jは、上記の実施形態(D2)に定義されているとおりであり;
1はエチルであり;
2はCF3であり;
Xは上記の式Iに定義されているとおりであり;
3はN−R6であり、R6は上記の式Iに定義されているとおりであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;ならびに
3は、すべての基Jにおいて水素である。
上記の式I−1の好ましい実施形態のすべてにおいて、Xは好ましくはSまたはSO2であり、および、R6は好ましくはメチルである。
好ましい実施形態A2〜A8、B2〜B8、C2〜C8およびD2〜D8のすべてにおいて、JはJ1、J2、J3であることが好ましく、特にJはJ1である。
より好ましい式Iの化合物は、式I−1a、I−2aおよびI−3a
Figure 0006779225
から選択される化合物により表され、式中、Jは、
Figure 0006779225
と定義され、
2は、C1〜C2ハロアルキル、C1〜C2ハロアルキルスルファニル、C1〜C2ハロアルキルスルフィニルまたはC1〜C2ハロアルキルスルホニルであり;好ましくは、C1〜C2ハロアルキルまたはC1〜C2ハロアルキルスルファニルであり;
3はN−R6であり、式中、R6はC1〜C2アルキルであり;
2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはN、好ましくはCR3であり、式中、R3は、C1〜C4ハロアルキル、水素、ハロゲン、シクロプロピルもしくはピラゾリル、または、C1〜C2ハロアルキルによって置換されていることが可能であるシクロプロピルもしくはピラゾリルである。
本発明に係る式(I)の化合物の調製方法は、当業者に公知の方法、または、例えば国際公開第2009/131237号、国際公開第2011/043404号、国際公開第2011/040629号、国際公開第2010/125985号、国際公開第2012/086848号、国際公開第2013/018928号、国際公開第2013/191113号、国際公開第2013/180193号および国際公開第2013/180194号に記載の方法によって実施され、式IIの化合物
Figure 0006779225
(式中、Qは基
Figure 0006779225
(式中、ZはX−R1または脱離基、例えばハロゲンであり、ならびに、式中、X、R1、A1、A2、A3、A4およびA5は、上記の式Iに記載されているとおりであり、ならびに、式中、ラジカルQ中の矢印は、式IIの化合物中のカルボキシル基の炭素原子と、式IIIの化合物
Figure 0006779225
(式中、R6、R2、G1およびG2は上記の式Iに記載されているとおりである)との結合点を示す)である)の、例えばポリリン酸などの脱水剤の存在下、150℃〜250℃の温度における、式Iaの化合物が得られる反応を含み、ここで、置換基は上記のとおりであると共に、上記において式Iについて記載されているとおりである。
このようなプロセスは周知であり、例えば国際公開第2008/128968号または国際公開第2006/003440号に記載されている。プロセスは、式Iaの化合物に係るスキーム1にまとめられている。
Figure 0006779225
スキーム1から分かるとおり、式Iaの化合物は、式IVの化合物の中間体(および/またはその位置異性体IVa)を介して形成される。中間体IVもしくは中間体IVaは、純粋なものとして形成され得、または、中間体IVおよびIVaは、位置異性体アシル化生成物の混合物として生じ得る。それ故、多くの事例においては、単離し得ると共に任意選択により精製し得るこのような中間体IV/IVaを通して式(I)の化合物を調製することが有利である。これを、スキーム2において式Iaの化合物について例示する。
Figure 0006779225
式IVおよび/またはIVaの化合物(またはこれらの混合物)またはその塩(式中、Qは上記に定義されており、R6、R2、G1およびG2は上記の式Iに記載されているとおりである)は、以下により調製され得る。
i)例えばTetrahedron,2005,61(46),10827−10852に記載されている当業者に公知である方法による、活性化種IIa(式中、Qは上記に定義されているとおりであり、X00はハロゲン、好ましくは塩素である)を形成する式IIの化合物(式中、Qは上記に定義されているとおりである)の活性化。例えば、化合物IIa(式中、X00はハロゲン、好ましくは塩素である)は、触媒量のN,N−ジメチルホルムアミドDMFの存在下、塩化メチレンCH2Cl2またはテトラヒドロフランTHFなどの不活性溶剤中、20〜100℃、好ましくは25℃の温度における、例えば、塩化オキサリル(COCl)2または塩化チオニルSOCl2によるIIの処理によって形成される。あるいは、例えば1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドEDCまたはジシクロヘキシルカルボジイミドDCCによる式IIの化合物の処理では、ピリジンまたはテトラヒドロフランTHFなどの不活性溶剤中、任意選択によりトリエチルアミンなどの塩基の存在下、25〜180℃の温度により、活性化種IIa(式中、X00は、それぞれX01またはX02である)が生成されることとなる;これに続いて、
ii)任意選択によりトリエチルアミンまたはピリジンなどの塩基の存在下、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ジオキサンまたはトルエンなどの不活性溶剤中、0〜80℃の温度における、式IVおよび/またはIVaの化合物(またはこれらの混合物)が形成される式IIIの化合物(またはその塩)(式中、R6、R2、G1およびG2は上記の式Iに記載されているとおりである)による活性化種IIaの処理。
式IVおよび/またはIVaの化合物(またはこれらの混合物)は、例えばメタンスルホン酸またはp−トルエンスルホン酸TsOHなどの酸触媒の存在下、N−メチルピロリジンNMPなどの不活性溶剤中、25〜180℃、好ましくは100〜170℃の温度、任意選択によりマイクロ波条件下における、化合物IVおよび/またはIVa(またはこれらの混合物)の例えば加熱といった脱水により、式Iaの化合物(式中、Qは上記に定義されているとおりであり、R6、R2、G1およびG2は上記の式Iに記載されているとおりである)にさらに転換され得る。このようなプロセスは、例えば国際公開第2010/125985号に既述のものである。
式Iaの化合物(式中、Zは脱離基、例えばハロゲン、好ましくはフッ素または塩素であり、R6、R2、G1およびG2は上記の式Iに記載されているとおりである)は、式Vの化合物
1−SH (V)、
またはその塩(式中、R1は式Iに定義されているとおりである)と、任意選択により、例えば炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムといったアルカリ金属炭酸塩、または、水素化ナトリウムなどのアルカリ金属水素化物、または、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物などの好適な塩基の存在下、不活性溶剤中、好ましくは25〜120℃の温度で反応させて、式Ibの化合物(式中、R1は上記の式Iに記載のとおりであり、R6、A1、R2、A2、A3、A4、A5、G1およびG2は、上記の式Iに記載されているとおりである)を生成可能である。用いられる溶剤の例としては、THF、エチレングリコールジメチルエーテル、t−ブチルメチルエーテルおよび1,4−ジオキサンなどのエーテル、トルエンおよびキシレンなどの芳香族炭化水素、アセトニトリルなどのニトリル、または、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミド、N−メチル−2−ピロリドンもしくはジメチルスルホキシドなどの極性非プロトン性溶剤が挙げられる。類似する化学が、例えば国際公開第2013/018928号に既述である。式Vの化合物の塩の例としては、式Vaの化合物
1−S−M (Va)、
(式中、R1は上記に定義されているとおりであり、および、Mは、例えば、ナトリウムまたはカリウムである)が挙げられる。これを、スキーム3において、式Ibの化合物について例示する。
Figure 0006779225
あるいは、この反応は、Perrio et al.,Tetrahedron 2005,61,5253−5259に記載されているとおり、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)などのパラジウム触媒の存在下、キサントホスなどの蛍光体リガンドの存在下、例えばキシレンといった不活性溶剤中、100〜160℃、好ましくは140℃の温度で行うことが可能である。
式Iの化合物のサブグループ(式中、XはSO(スルホキシド)および/またはSO2(スルホン)である)は、他の酸化剤のうち、例えば、m−クロロ過安息香酸(mCPBA)、過酸化水素、オキソン、過ヨウ素酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウムまたは次亜塩素酸t−ブチルなどの試薬を伴う対応するスルフィド式Iの化合物(式中、XはSである(すなわち、上記の式Ibの化合物))の酸化反応により入手され得る。この酸化反応は、一般に溶剤の存在下で実施される。この反応において用いられる溶剤の例としては、ジクロロメタンおよびクロロホルムなどの脂肪族ハロゲン化炭化水素;メタノールおよびエタノールなどのアルコール;酢酸;水;および、これらの混合物が挙げられる。この反応において用いられる酸化剤の量は、スルホキシド化合物I((式中、X=SO)を生成する場合、1モルのスルフィド化合物Ibを基準として、一般に1〜3モル、好ましくは1〜1.2モルであり、また、スルホン化合物I((式中、X=SO2)を生成する場合、1モルのスルフィド化合物Ibを基準として、好ましくは2〜2.2モルの酸化剤である。このような酸化反応は、例えば、国際公開第2013/018928号に開示されている。
式VIaの化合物(式中、ZはX−R1または脱離基、例えばハロゲンであり、および、X、R1、R2、R6、G1、G2、A1、A2、A3、A4およびA5は、上記の式Iに記載されているとおりである)は、式IIの化合物およびIIa(それぞれ、式中、ZはX−R1または脱離基、例えばハロゲンであり、および、X、R1およびAは上記の式Iに記載されているとおりであり、および、X00は上記のとおりである)と、式IIIaの化合物(式中、R6およびR2は上記の式Iに記載されているとおりである)との、上記の式II/IIaおよびIIIの化合物からの式Iaの化合物の調製と同様の条件下(スキーム1および2を参照のこと)での反応により調製され得る。これを、スキーム4において、式VIaの化合物について例示する。
Figure 0006779225
スキーム1および2における記載と同様に、式VIaの化合物は、任意選択により単離し得ると共に精製し得る、式IV−1および/またはIV−1aの化合物の中間体(またはこれらの混合物)、またはこれらの塩を介して形成される。
式IIIのジアミノ化合物は以下のとおりである。
Figure 0006779225
式IIIbおよびIIIcのジアミノ化合物は、公知であるか、市販されているか、または、当業者に公知の方法により形成され得る。例えば、R6がメチルであるIIIBは、商業的に入手可能であり(CAS172648−55−4)、その合成はすでに、例えば、米国特許出願公開第2012178779号明細書(国際公開第2010125985号)に記載されている。他の例であるR6がメチルであるIIICは、商業的に入手可能である(CAS35203−49−7)。
式IIIaの化合物(式中、R6およびR2は上記の式Iに記載されているとおりである)は、式VIIのジアミノ化合物(式中、R2は上記の式Iに記載のとおりである)から、R6−XLG(式中、R6は上記の式Iに記載のとおりであり、XLGは、好ましくはヨウ素、臭素または塩素といったハロゲンなどの脱離基である)による、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムもしくは炭酸セシウム、または、水素化ナトリウムなどの塩基の存在下、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミドまたはアセトニトリルなどの適切な溶剤中における直接アルキル化によって調製され得る(スキーム5)。
Figure 0006779225
あるいは、式IIIaの化合物を式VIIの化合物から調製するためのシーケンスは以下を含み得る。i.式VIIIの化合物(式中、R2は上記の式Iに記載のとおりである)を形成する化合物VIIの選択的アシル化であって、ここで、アシル化剤は、例えば二炭酸ジ−tert−ブチル(RGがt−ブチルオキシである化合物VIIIが得られる)であり、例えばテトラヒドロフランまたはジオキサンなどのエーテル溶剤中において行われる;ii.化合物VIIIのR6−XLG(式中、R6は上記の式Iに記載のとおりであり、XLGは、好ましくはヨウ素、臭素または塩素といったハロゲンなどの脱離基である)による、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムもしくは炭酸セシウム、または、水素化ナトリウムなどの塩基の存在下、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミドまたはアセトニトリルなどの適切な溶剤中における、式IXの化合物(式中、R6およびR2は上記の式Iに記載されているとおりであり、RGは例えばt−ブチルオキシである)を形成するアルキル化;ならびに、最後に、iii.式IIIaの化合物(式中、R6およびR2は上記の式Iに記載されているとおりである)が得られる化合物IXの脱アシル化。RGが例えばt−ブチルオキシである場合、アシル基の除去に係る条件は、例えば、特に塩化水素または臭化水素といったハロゲン化水素による、エーテル(例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフランまたはジオキサン)または酢酸などの溶剤中における化合物IXの処理を含む。あるいは、化合物IXを例えばトリフルオロ酢酸により、任意選択により例えばジクロロメタンまたはクロロホルムなどの不活性溶剤の存在下で処理して、式IIIaの化合物を形成してもよい。
式IIIaの化合物を調製するためのこの代替的なアプローチを、特にR2がCF3であり、R6がCH3であり、RGがt−ブチルオキシである場合について、スキーム6においてより詳細に説明する。
Figure 0006779225
式(VII)のジアミノ化合物は公知であるか、市販されているか、または、例えば米国特許第7767687号明細書に記載の調製方法と同様の当業者に公知の方法により形成され得る。
式IIの化合物
Figure 0006779225
(式中、ZはX−R1、または、脱離基、または、例えばハロゲン、アミンもしくはニトロなどの脱離基に変換可能である基であり、また、X、R1、A1、A2、A3、A4およびA5は、上記の式Iに記載されているとおりである)は、公知であるか、市販されているか、または、当業者に公知の方法により形成され得る。
式IIcの化合物(式中、Zは、脱離基、例えばハロゲン、好ましくはフッ素、塩素であり、また、A1、A2、A3、A4およびA5は、上記の式Iに記載されているとおりであり、Rはアルキルまたは水素である)は、式Vの化合物
1−SH (V)
またはその塩(式中、R1は式Iにおいて定義されている)との、任意選択により、例えば炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムといったアルカリ金属炭酸塩、または、水素化ナトリウムなどのアルカリ金属水素化物、または、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物などの好適な塩基の存在下、不活性溶剤中、好ましくは25〜120℃の温度における、Rがアルキルまたは水素であり、R1が上記の式Iに記載のとおりであり、また、A1、A2、A3、A4およびA5が上記の式Iに記載されているとおりである式IIdの化合物が生成される反応により、式IIdの化合物に変換可能である。用いられる溶剤の例としては、THF、エチレングリコールジメチルエーテル、t−ブチルメチルエーテルおよび1,4−ジオキサンなどのエーテル、トルエンおよびキシレンなどの芳香族炭化水素、アセトニトリルなどのニトリル、または、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミド、N−メチル−2−ピロリドンもしくはジメチルスルホキシドなどの極性非プロトン性溶剤が挙げられる。式Vの化合物の塩の例としては、式Vaの化合物
1−S−M (Va)、
(式中、R1は上記に定義されているとおりであり、および、Mは、例えば、ナトリウムまたはカリウムである)が挙げられる。これを、スキーム7において、式IIdの化合物について例示する。
Figure 0006779225
あるいは、式IIcの化合物(式中、Zはアミンであり、A1、A2、A3、A4およびA5は上記の式Iに記載されているとおりであり、Rはアルキルまたは水素である)を、ジアゾ化およびジアルキルジスルフィドとの反応を介して式IIdの化合物に変換することが可能である。この変換は周知であり、当業者に公知の方法により形成可能である(例えば:Synthetic Communications,31(12),1857−1861;2001、または、Organic & Biomolecular Chemistry,6(4),745−761;2008を参照のこと)。
式IIcの化合物(式中、Zはアミンであり、A1、A2、A3、A4およびA5は上記の式Iに記載されているとおりであり、Rはアルキルまたは水素である)は、ジアゾ化および硫化ナトリウムによる反応、これに続く還元を介して式IIeの化合物に変換が可能である。この変換は周知であり、当業者に公知の方法により形成可能である(例えば:米国特許出願公開第20040116734号明細書またはChemische Berichte,120(7),1151−73;1987を参照のこと)。R1−XLG(式中、R1は上記の式Iに記載のとおりであり、XLGは、好ましくはヨウ素、臭素または塩素といったハロゲンなどの脱離基である)による、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムもしくは炭酸セシウム、または、水素化ナトリウムなどの塩基の存在下、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミドまたはアセトニトリルなどの適切な溶剤中における、式IIdの化合物(式中、R1は上記の式Iに記載のとおりである)を生成するための化合物IIeのアルキル化。スキーム8を参照のこと。
Figure 0006779225
式(II)の化合物は、加水分解を介した式(IId)の化合物(式中、Rはアルキルである)の反応により調製され得る。例えば、Rがメチルまたはエチルである場合には、加水分解は、水および水酸化カリウムまたは水酸化リチウムなどの塩基を伴って、例えばテトラヒドロフランまたはメタノールなどの溶剤の不在下または存在下で行うことが可能である。Rが、例えばt−ブチルである場合には、加水分解は、トリフルオロ酢酸または塩酸などの酸の存在下で行われる。この反応は、−120℃〜+130℃、好ましくは−100℃〜100℃の温度で行われる。スキーム9を参照のこと。
Figure 0006779225
あるいは、式IIの化合物は、式VまたはVaの化合物
1−SH (V)、
との、式Xdの化合物またはその塩(式中、R1は式Iに定義されているとおりである)がもたらされる、任意選択により例えば炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムといったアルカリ金属炭酸塩、または、水素化ナトリウムなどのアルカリ金属水素化物、または、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物などの好適な塩基の存在下、不活性溶剤中、好ましくは25〜120℃の温度における、式XIIbの化合物(式中、R1は上記の式Iに記載のとおりであり、および、A1、A2、A3、A4およびA5は上記の式Iに記載されているとおりである)が生成される反応による、式(X)の化合物(式中、Zはニトロまたはフッ素などのハロゲンなどの脱離基であり、A1、A2、A3、A4およびA5は、上記の式Iに記載されているとおりである)の反応によって調製され得る。用いられる溶剤の例としては、THF、エチレングリコールジメチルエーテル、t−ブチルメチルエーテルおよび1,4−ジオキサンなどのエーテル、トルエンおよびキシレンなどの芳香族炭化水素、アセトニトリルなどのニトリル、または、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミド、N−メチル−2−ピロリドンもしくはジメチルスルホキシドなどの極性非プロトン性溶剤が挙げられる。式Vの化合物の塩の例としては、式Vaの化合物
1−S−M (Va)、
(式中、R1は上記に定義されているとおりであり、および、Mは、例えば、ナトリウムまたはカリウムである)が挙げられる。式IIの化合物は、酸性または塩基性条件における式Xdの化合物のシアノの加水分解により調製され得る。この変換は周知であり、当業者に公知の方法(例えば:Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations.Edited by Richard C.Larock 1989 p 993,VCH publishersを参照のこと)により形成可能である。これを、スキーム10において、式IIの化合物について例示する。
Figure 0006779225
式Xの化合物は、公知であるか、市販されているか、または、当業者に公知の方法により形成され得る。
あるいは、式IIの化合物は、硫酸などの酸の存在下もしくは不在下、金属触媒の存在下もしくは不在下に、酸素、過酸化水素または三酸化クロムなどの金属酸化物などの酸化剤の存在下における酸化による式(XI)の化合物(式中、Zはニトロまたはフッ素などのハロゲンなどの脱離基であり、A1、A2、A3、A4およびA5は、上記の式Iに記載されているとおりである)の反応によって調製され得る。この変換は周知であり、当業者に公知の方法(例えば:Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations.Edited by Richard C.Larock 1989 p 823,VCH publishersを参照のこと)により形成可能である。これを、スキーム11において、式IIの化合物について例示する。
Figure 0006779225
式XIの化合物は公知であるか、市販されているか、または、当業者に公知の方法により形成され得る。
式Iの化合物は、式(I)の化合物(式中、A1、R1、G1、G2、G3およびXは上記の式Iに記載されているとおりであり、少なくとも、A2、A3、A4またはA5の1つはC−Zであり、式中、Zは臭素または塩素などの脱離基である)の反応であって、例えばスズキ、スティルまたはウルマンカップリング、硫化ハロアルキル基(haloalkylsulfure group)またはポリハロゲン化鎖の導入といった当業者に公知である古典的な反応によって調製され得る。これは、特に限定されないが、A4が脱離基Xb1に結合している炭素である場合に以下のスキームおよびコメントにおいて例示されている。
式Iaaの化合物(式中、A4はピラゾリルに結合している炭素であり、式Iにおいて定義されているとおりである)は、式Icの化合物(式中、A1、A2、A3およびA5は上記の式Iに記載されているとおりであり、R1、R2、G1、G2、XおよびR6は式Iに定義されているとおりであり、ならびに、Xb1は、塩素、臭素もしくはヨウ素などの脱離基、または、トリフルオロメタンスルホネートなどのアリール−もしくはアルキルスルホネートである)から、任意選択により置換されているピラゾリルを、例えば水素化ナトリウムなどの水素化アルカリ金属、または、例えば炭酸セシウムもしくは炭酸カリウムといったアルカリ金属炭酸塩といった塩基の存在下に、例えばヨウ化銅(I)といった銅触媒の存在下もしくは不在下で、N−メチルピロリジオンまたはDMFなどの不活性溶剤中において、30〜150℃の温度で反応させることにより調製可能である。この反応をスキーム12に例示する。
Figure 0006779225
式Iの化合物を調製するための他の例は、原理上は当業者に公知の方法により実施され、以下に記載のとおりである。
式Iの化合物(式中、A1、A2、A3およびA5、R1、R2、G1、G2、XおよびR6は式Iに定義されているとおりであり、A4は、例えばシクロプロピルである)は、例えば、式Icの化合物(式中、Xb1は例えば塩素、臭素もしくはヨウ素などの脱離基、または、トリフルオロメタンスルホネートなどのアリール−もしくはアルキルスルホネートである)と式XIIaの化合物(式中、Yb1は、例えばB(OH)2またはB(ORb12(式中、Rb1はC1〜C4アルキル基であることが可能であり、または、2つの基ORb1はホウ素原子と一緒になって、例えばボロン酸ピナコールエステルといった五員環を形成していることが可能である)といったホウ素由来の官能基であることが可能である)との反応を含む、スズキ反応によって調製可能である(スキーム13に示すとおり)。この反応は、炭酸ナトリウムまたはフッ化セシウムのような塩基の存在下で、例えば1,2−ジメトキシエタンと水との混合物、または、ジオキサンと水との混合物といった溶剤または溶剤混合物中において、好ましくは不活性雰囲気下で、パラジウム系触媒、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウムまたは(1,1’ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン)ジクロロパラジウム−ジクロロメタン(1:1錯体)によって触媒することが可能である。反応温度は、好ましくは、室温〜反応混合物の沸点の範囲であることが可能である。このようなスズキ反応は当業者に周知であり、例えばJ.Orgmet.Chem.576,1999,147−168にレビューされている。
Figure 0006779225
あるいは、式Iの化合物は、式XIIbの化合物(式中、Yb2はトリアルキル錫誘導体、好ましくはトリ−n−ブチル錫である)と、式IIの化合物とのスティル反応によって調製可能である。このようなスティル反応は通常、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、または、(1,1’ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン)ジクロロパラジウム−ジクロロメタン(1:1錯体)といったパラジウム触媒の存在下に、DMF、アセトニトリルまたはジオキサンなどの不活性溶剤中において、任意選択により、フッ化セシウムまたは塩化リチウムなどの添加剤の存在下に、および、任意選択により、例えばヨウ化銅(I)といったさらなる触媒の存在下において実施される。このようなスティルカップリングもまた当業者に周知であり、例えばJ.Org.Chem.,2005,70,8601−8604,J.Org.Chem.,2009,74,5599−5602、および、Angew.Chem.Int.Ed.,2004,43,1132−1136において記載されている。
他の例は、以下のとおりである。式Iの化合物(式中、A1、A2、A3およびA5、R1、R2、G2、XおよびR6は式Iに定義されているとおりであり、A4は、例えば、C1〜C4ハロアルキルスルファニルまたはC2〜C4ハロアルキルである)は、式Icの化合物(式中、Xb1は、例えば、塩素、臭素もしくはヨウ素などの脱離基、または、トリフルオロメタンスルホネートなどのアリール−もしくはアルキルスルホネートである)との例えば、(bpy)CuSR7などの銅錯体触媒またはPentafluoroethylator(式中、R7はC1〜C3ハロアルキルである)を伴う反応により調製可能である(スキーム13に示すとおり)。このような化学は公知であり、文献(Angew.Chem.Int.Ed.2013,52,1548−1552)、Angewandte Chemie,International Edition,51(2),536−539,S536/1−S536/54;2012、または、Organic Letters,16(6),1744−1747;2014に記載されている。
Figure 0006779225
式III、IIおよびQの定義に従って官能基化された式(I)の他のすべての化合物の調製に関しては、例えばアルキル化、ハロゲン化、アシル化、アミド化、オキシム化、酸化および還元といった多数の好適な公知の標準的な方法が存在しており、好適である調製方法は中間体中の置換基の特性(反応性)に応じて選択される。
反応体は塩基の存在下で反応に供されることが可能である。好適な塩基の例は、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属水素化物、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属アミド、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属アルコキシド、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属酢酸塩、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属ジアルキルアミド、または、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属アルキルシリルアミド、アルキルアミン、アルキレンジアミン、遊離もしくはN−アルキル化飽和もしくは不飽和シクロアルキルアミン、塩基性複素環、水酸化アンモニウムおよび炭素環式アミンである。これらの例としては、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメトキシド、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、カリウムt−ブトキシド、水酸化カリウム、炭酸カリウム、水素化カリウム、リチウムジイソプロピルアミド、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド、水酸化カルシウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチレンジアミン、シクロヘキシルアミン、N−シクロヘキシル−N,N−ジメチルアミン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、キヌクリジン、N−メチルモルホリン、ベンジルトリメチル水酸化アンモニウムおよび1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン(DBU)が挙げられ得る。
反応体は、そのまま、すなわち溶剤または希釈剤を添加することなく相互に反応に供されることが可能である。しかしながら、ほとんどの場合は、不活性溶剤もしくは希釈剤またはこれらの混合物を添加することは有利である。反応を塩基の存在下で行った場合、過剰量で利用されたトリエチルアミン、ピリジン、N−メチルモルホリンまたはN,N−ジエチルアニリンなどの塩基もまた、溶剤または希釈剤として作用し得る。
この反応は、およそ−80℃〜およそ+140℃、好ましくはおよそ−30℃〜およそ+100℃の温度範囲、多くの事例において、周囲温度〜およそ+80℃の範囲内で行われることが有利である。
式Iの化合物は、本発明に従い、慣習的な様式で式Iの出発化合物の1個以上の置換基を他の置換基で置換することにより、それ自体公知の様式で他の式Iの化合物に転換することが可能である。
各事例において好適である反応条件および出発材料の選択に応じて、例えば、1つの反応ステップのみで、本発明に従って1個の置換基を他の置換基で置換することが可能であり、または、同一の反応ステップで本発明に従って複数の置換基を他の置換基で置換することが可能である。
式Iの化合物の塩は、それ自体公知の様式で調製可能である。それ故、例えば、酸付加式Iの化合物の塩は、好適な酸または好適なイオン交換試薬による処理で得られ、および、塩基による塩は、好適な塩基または好適なイオン交換試薬による処理で得られる。
式Iの化合物の塩は、慣習的な様式で、例えば、好適な塩基化合物または好適なイオン交換試薬による処理によって遊離化合物I、酸付加塩に転換し、また、例えば好適な酸または好適なイオン交換試薬による処理によって塩基による塩に転換することが可能である。
式Iの化合物の塩は、それ自体公知の様式で、例えば塩酸などの無機酸の塩を例えば酢酸銀といった酸のナトリウム、バリウムまたは銀塩などの好適な金属塩で、形成される例えば塩化銀といった無機塩が不溶性であって反応混合物から析出される好適な溶剤中において処理することにより、例えば他の酸付加塩といった、式Iの化合物の他の塩(酸付加塩)に転換することが可能である。
手法または反応条件に応じて、塩形成特性を有する式Iの化合物は、遊離形態または塩の形態で得ることが可能である。
式Iの化合物および適切な場合にはその互変異性体(それぞれの場合において、遊離形態または塩形態で)は、可能な異性体の1種の形態で、または、これらの混合物として、例えば、鏡像異性体および/もしくはジアステレオマーなどの純粋な異性体の形態で、または、例えばラセミ化合物、ジアステレオマー混合物もしくはラセミ化合物混合物といったエナンチオマー混合物などの異性体混合物として、分子中の不斉炭素原子の数、絶対および相対的立体配置に応じて、ならびに/または、分子中の非芳香族二重結合の立体配置に応じて存在していることが可能であり;本発明は、純粋な異性体に関すると共に可能性のあるすべての異性体混合物にも関し、また、本発明は、本明細書中上記および下記において、各事例において特異的に立体化学が詳述されていない場合においても、各事例においてこの意味で理解されるべきである。
選択された出発材料および手法に応じて得られることが可能である遊離形態または塩形態の式Iの化合物のジアステレオマー混合物またはラセミ化合物混合物は、コンポーネントの物理化学的差異に基づいて、例えば分別晶出、蒸留および/またはクロマトグラフィによる公知の様式で純粋なジアステレオマーまたはラセミ化合物に分離可能である。
同様に得ることが可能であるラセミ化合物などのエナンチオマー混合物は以下のような公知の方法により光学的鏡像体に分割されることが可能である:例えば、光学的に活性な溶剤からの再結晶化;例えば、好適な微生物により補助されるアセチルセルロースでの高速液体クロマトグラフィ(HPLC)といったキラル吸着媒へのクロマトグラフィ;例えば、1つのエナンチオマーのみが錯化されるキラルクラウンエーテルを用いる、包接化合物の形成を介した特定の不動化された酵素による開裂;または、例えば、塩基性最終生成物ラセミ化合物を例えば樟脳酸、酒石酸もしくはリンゴ酸といったカルボン酸または例えばカンファースルホン酸といったスルホン酸などの光学的に活性な酸と反応させ、および、この様式で得ることが可能であるジアステレオマー混合物を、例えば異なる溶解度に基づく分別結晶化によって分離して、例えば塩基性薬剤といった好適な薬剤の作用により所望されるエナンチオマーを遊離させることが可能であるジアステレオマーを得ることによるジアステレオ異性塩への転換。
本発明に基づく純粋なジアステレオマーまたはエナンチオマーの入手は、好適な異性体混合物の分離のみならず、例えば、好適な立体化学の出発材料が伴う本発明によるプロセスの実施といった、一般に公知のジアステレオ選択的もしくはエナンチオ選択的合成方法によっても可能である。
N−オキシドは、例えばトリフルオロ酢酸無水物といった酸無水物の存在下で、式Iの化合物を例えばH22/尿素付加物といった好適な酸化剤と反応させることにより調製可能である。このような酸化は、例えばJ.Med.Chem.1989,32,2561または国際公開第2000/15615号といった文献から公知である。
個々の成分が異なる生物学的活性を有している場合には、生物学的により活性である、例えばエナンチオマーもしくはジアステレオマーといった異性体、または、例えばエナンチオマー混合物もしくはジアステレオマー混合物といった異性体混合物を各事例において単離もしくは合成することが有利である。
式Iの化合物および適切な場合にはその互変異性体は、遊離形態もしくは塩形態の各事例において、適切な、水和物の形態で得られることも可能であり、および/または、例えば固体形態で存在する化合物の結晶化に用いられていてもよい他の溶剤を含んでいることも可能である。
以下の表4に係る化合物は、上記の方法に従って調製可能である。以下に続く実施例は、本発明を例示し、好ましい式Iの化合物を示すことを意図している。「Ph」は、フェニル基を表す。
表1:この表は、式I−1aの27種の化合物を開示する:
Figure 0006779225
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表1の化合物のN−オキシドおよび互変異性体もまた含まれる。
表2:この表は、式I−1bの27種の化合物を開示する:
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表2の化合物のN−オキシドおよび互変異性体もまた含まれる。
表3:この表は、式I−1cの27種の化合物を開示する:
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表3の化合物のN−オキシドおよび互変異性体もまた含まれる。
表4:この表は、式I−1dの128種の化合物を開示する:
Figure 0006779225
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表4の化合物のN−オキシドおよび互変異性体もまた含まれる。
本発明による式Iの化合物は、きわめて少ない適用量であっても有害生物防除分野において予防的におよび/または治癒的に価値のある活性成分(active ingredient)であり、きわめて好ましい殺生範囲を有すると共に、温血性の種、魚類、および、植物は良好な耐容性を示すものである。本発明による活性成分は、昆虫またはダニ目の代表的なものなどの通常は感受性(耐性)の動物有害生物の成長ステージのすべてもしくは個々に対して作用する。本発明による活性成分の殺虫性または殺ダニ性活性は、直接的に顕在化(すなわち、直ぐに、もしくは、例えば脱皮中といった一定時間の経過後のみに生じる有害生物の殺処分において)されるか、または、間接的に顕在化(例えば産卵量および/もしくは孵化率の低減)されることが可能である。
上記の動物に対する有害生物のさらなる例は以下のとおりである。
ダニ目(Acarina)から、例えば、アカリツス属の一種(Acalitus spp)、アカルス属の一種(Aculus spp)、アカリカルス属の一種(Acaricalus spp)、アセリア属の一種(Aceria spp)、アシブトコナダニ(Acarus siro)、アンブリオンマ属の一種(Amblyomma spp.)、ナガヒメダニ属の一種(Argas spp.)、ブーフィラス属の一種(Boophilus spp.)、ブレビパルプス属の一種(Brevipalpus spp.)、ブリオビア属の一種(Bryobia spp)、カリピトリメルス属の一種(Calipitrimerus spp.)、ショクヒヒゼンダニ属の一種(Chorioptes spp.)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)、デルマトファゴイデス属の一種(Dermatophagoides spp)、エオテトラニカス属の一種(Eotetranychus spp)、エリオフィエス属の一種(Eriophyes spp.)、ヘミタルソネムス属の一種(Hemitarsonemus spp)、イボマダニ属の一種(Hyalomma spp.)、マダニ属の一種(Ixodes spp.)、オリゴニクス属の一種(Olygonychus spp)、カズキダニ属の一種(Ornithodoros spp.)、ポリファゴタルソネラタス(Polyphagotarsone latus)、パノニクス属の一種(Panonychus spp.)、ミカンサビダニ(Phyllocoptruta oleivora)、フィトネムス属の一種(Phytonemus spp)、ポリファゴタロソネムス属の一種(Polyphagotarsonemus spp)、キュウセンヒゼンダニ属の一種(Psoroptes spp.)、コイタマダニ属の一種(Rhipicephalus spp.)、リゾグリフス属の一種(Rhizoglyphus spp.)、サルコプテス属の一種(Sarcoptes spp.)、ステネオタルソネムス属の一種(Steneotarsonemus spp.)、ホコリダニ属の一種(Tarsonemus spp.)およびテトラニクス属の一種(Tetranychus spp.);
シラミ目(Anoplura)から、例えば、ブタジラミ属の一種(Haematopinus spp.)、シラミ属の一種(Linognathus spp.)、ペディクルス属の一種(Pediculus spp.)、ペムフィグス属の一種(Pemphigus spp.)およびネアブラムシ属の一種(Phylloxera spp.);
鞘翅目(Coleoptera)から、例えば、アグリオテス属の一種(Agriotes spp.)、アンフィマロンマジャレ(Amphimallon majale)、セマダラコガネ(Anomala orientalis)、アントノムス属の一種(Anthonomus spp.)、アンフォディウス属の一種(Aphodius spp)、アスチラスアトロマクラタス(Astylus atromaculatus)、アテニウス属の一種(Ataenius spp)、アトマリアリネアリス(aria linearis)、カエトクネマチビアリス(Chaetocnema tibialis)、セロトマ属の一種(Cerotoma spp)、コノデルス属の一種(Conoderus spp)、コスモポリテス属の一種(Cosmopolites spp.)、コチニスニチダ(Cotinis nitida)、クルクリオ属の一種(Curculio spp.)、シクロセファラ属の一種(Cyclocephala spp)、デルメステス属の一種(Dermestes spp.)、ディアブロティカ属の一種(Diabrotica spp.)、アデルスツノカブト(Diloboderus abderus)、エピラクナ属の一種(Epilachna spp.)、エレムヌス属の一種(Eremnus spp.)、ヘテロニクスアラトル(Heteronychus arator)、ヒポテネムスハンペイ(Hypothenemus hampei)、ラグリアフイロサ(Lagria vilosa)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemLineata)、リッソルホプトルス属の一種(Lissorhoptrus spp.)、リオゲニス属の一種(Liogenys spp)、マエコラスピス属の一種(Maecolaspis spp)、アカビロウドコガネ(Maladera castanea)、メガセリス属の一種(Megascelis spp)、メリゲテスアエネウス(Melighetes aeneus)、メロロンタ属の一種(Melolontha spp.)、マイオクロウスアルマツス(Myochrous armatus)、オリジャエフィルス属の一種(Orycaephilus spp.)、オチオリンクス属の一種(Otiorhynchus spp.)、フィロファーガ属の一種(Phyllophaga spp)、フリクチヌス属の一種(Phlyctinus spp.)、ポピリア属の一種(Popillia spp.)、プシリオデス属の一種(Psylliodes spp.)、リソマツスアウブチリス(Rhyssomatus aubtilis)、リゾペルタ属の一種(Rhizopertha spp.)、コガネムシ科(Scarabeidae)、シトフィルス属の一種(Sitophilus spp.)、シトトルガ属の一種(Sitotroga spp.)、ソマチカス属の一種(Somaticus spp)、スフェノフォラス属の一種(Sphenophorus spp)、ステルネクススブシグナツス(Sternechus subsignatus)、ゴミムシダマシ属の一種(Tenebrio spp.)、トリボリウム属の一種(Tribolium spp.)およびトロゴデルマ属の一種(Trogoderma spp.);
双翅目(Diptera)から、例えば、ヤブカ属の一種(Aedes spp.)、ハマダラカ属の一種(Anopheles spp)、アンテリゴナソカタ(Antherigona soccata)、バクトロシアオレアエ(Bactrocea oleae)、ビビオホルツラヌス(Bibio hortulanus)、ブラジシア属の一種(Bradysia spp)、カリホラエリスロセファラ(Calliphora erythrocephala)、セラチチス属の一種(Ceratitis spp.)、オビキンバエ属の一種(Chrysomyia spp.)、イエカ属の一種(Culex spp.)、クテレブラ属の一種(Cuterebra spp.)、ダクス属の一種(Dacus spp.)、デリア属の一種(Delia spp)、キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)、ヒメイエバエ属の一種(Fannia spp.)、ガストロフィラス属の一種(Gastrophilus spp.)、ゲオミザトリプンクタタ(Geomyza tripunctata)、ツェツェバエ属の一種(Glossina spp.)、ウシバエ属の一種(Hypoderma spp.)、ヒッポボスカ属の一種(Hyppobosca spp.)、リリオミザ属の一種(Liriomyza spp.)、キンバエ属の一種(Lucilia spp.)、メラナグロミザ属の一種(Melanagromyza spp.)、イエバエ属の一種(Musca spp.)、ヒツジバエ属の一種(Oestrus spp.)、オルセオリア属の一種(Orseolia spp.)、オシネラフリット(Oscinella frit)、アカザモグリハナバエ(Pegomyia hyoscyami)、ホルビア属の一種(Phorbia spp.)、ラゴレチス属の一種(Rhagoletis spp)、リベリアクアドリファシアタ(Rivelia quadrifasciata)、スカテラ属の一種(Scatella spp)、キノコバエ属の一種(Sciara spp.)、サシバエ属の一種(Stomoxys spp.)、アブ属の一種(Tabanus spp.)、タニア属の一種(Tannia spp.)およびガガンボ属の一種(Tipula spp.);
半翅目(Hemiptera)から、例えば、アカントコリススカブラトル(Acanthocoris scabrator)、アクロステルナム属の一種(Acrosternum spp)、ウススジカスミカメ(Adelphocoris lineolatus)、アンブリペルタニチダ(Amblypelta nitida)、バチコエリアタラシナ(Bathycoelia thalassina)、ブリサス属の一種(Blissus spp)、トコジラミ属の一種(Cimex spp.)、クラビグララトメントシコリス(Clavigralla tomentosicollis)、クレオンチアデス属の一種(Creontiades spp)、ジスタンチエラテオブロマ(Distantiella theobroma)、ジケロプスフルカツス(Dichelops furcatus)、ジスデルクス属の一種(Dysdercus spp.)、イデッサ属の一種(Edessa spp)、オイキスツス属の一種(Euchistus spp.)、ヒメナガメ(Eurydema pulchrum)、エウリガステル属の一種(Eurygaster spp.)、クサギカメムシ(Halyomorpha halys)、ホルシアスノビレルス(Horcias nobilellus)、レプトコリサ属の一種(Leptocorisa spp.)、メクラカメムシ属の一種(Lygus spp)、マルガロデス属の一種(Margarodes spp)、ムルガンチアヒストリオニク(Murgantia histrionic)、ネオメガロトムス属の一種(Neomegalotomus spp)、タバコカスミカメ(Nesidiocoris tenuis)、ネザラ属の一種(Nezara spp.)、ニシウスシムランス(Nysius simulans)、オエバルスインスラリス(Oebalus insularis)、ピエスマ属の一種(Piesma spp.)、ピエゾドルス属の一種(Piezodorus spp)、ロドニウス属の一種(Rhodnius spp.)、サールベルゲラシングラリス(Sahlbergella singularis)、スカプトコリスカスタネア(Scaptocoris castanea)、スコチノファラ属の一種(Scotinophara spp.)、チアンタ属の一種(Thyanta spp)、トリアトマ属の一種(Triatoma spp.)、ヴァチガイルデンス(Vatiga illudens);アシルトシウムピスム(Acyrthosium pisum)、アダルゲス属の一種(Adalges spp)、アガリアナエンシゲラ(Agalliana ensigera)、アゴノセナタルギオニイ(Agonoscena targionii)、アレウロジクス属の一種(Aleurodicus spp)、アレウロカンツス属の一種(Aleurocanthus spp)、アレウロロブスバロデンシス(Aleurolobus barodensis)、アレウロトリキスフロッコスス(Aleurothrixus floccosus)、アレイロデスブラシカエ(Aleyrodes brassicae)、フタテンミドリヒメヨコバイ(Amarasca biguttula)、アムリトズスアトキンソニ(Amritodus atkinsoni)、アオニジエラ属の一種(Aonidiella spp.)、アリマキ科(Aphididae)、ワタアブラムシ属の一種(Aphis spp.)、アスピジオツス属の一種(Aspidiotus spp.)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、バクテリセラコッケレリ(Bactericera cockerelli)、ベミシア属の一種(Bemisia spp)、ブラキカウダス属の一種(Brachycaudus spp)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、カコプシラ属の一種(Cacopsylla spp)、ニンジンフタオアブラムシ(Cavariella aegopodii Scop.)、セロプラスタ属の一種(Ceroplaster spp.)、クリソムファルスアオニジウム(Chrysomphalus aonidium)、オンシツマルカイガラムシ(Chrysomphalus dictyospermi)、シカデラ属の一種(Cicadella spp)、シロオオヨコバイ(Cofana spectra)、クリプトミズス属の一種(Cryptomyzus spp)、シカヅリナ属の一種(Cicadulina spp)、ヒラタカタカイガラムシ(Coccus hesperidum)、ダルブルスマイジス(Dalbulus maidis)、ジアレウロデス属の一種(Dialeurodes spp)、ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、ジウラフィスノキシア(Diuraphis noxia)、ジサフィス属の一種(Dysaphis spp)、エムポアスカ属の一種(Empoasca spp.)、リンゴワタムシ(Eriosoma larigerum)、エリスロネウラ属の一種(Erythroneura spp.)、カスカルジア属の一種(Gascardia spp.)、グリカスピスブリンブレコンベイ(Glycaspis brimblecombei)、ヒアダフィスシュードブラシカエ(Hyadaphis pseudobrassicae)、ヒアロプテルス属の一種(Hyalopterus spp)、ヒペロミズスパリズス(Hyperomyzus pallidus)、リュウガンズキンヨコバイ(Idioscopus clypealis)、ヤコビアスカリビカ(Jacobiasca lybica)、ラオデルファクス属の一種(Laodelphax spp.)、ミズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、レピドサフェス属の一種(Lepidosaphes spp.)、ニセダイコンアブラムシ(Lopaphis erysimi)、リオゲニスマイヂス(Lyogenys maidis)、マクロシフム属の一種(Macrosiphum spp.)、マハナルワ属の一種(Mahanarva spp)、メタカルファプルイノサ(Metcalfa pruinosa)、ムギウスイロアブラムシ(Metopolophium dirhodum)、ミンズスクルズス(Myndus crudus)、ミズス属の一種(Myzus spp.)、ネオトキソプテラ属の一種(Neotoxoptera sp)、ツマグロヨコバイ属の一種(Nephotettix spp.)、ニラパルバタ属の一種(Nilaparvata spp.)、ナシミドリオオアブラムシ(Nippolachnus piri Mats)、オドナスピスルタエ(Odonaspis ruthae)、オレグマラニゲラゼンター(Oregma lanigera Zehnter)、ヤマモモコナジラミ(Parabemisia myricae)、パラトリオザコッケレリ(Paratrioza cockerelli)、パルラトリア属の一種(Parlatoria spp.)、ペムフィグス属の一種(Pemphigus spp.)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)、ペルキンシエラ属の一種(Perkinsiella spp)、ホップイボアブラムシ(Phorodon humuli)、フィロキセラ属の一種(Phylloxera spp)、プラノコッカス属の一種(Planococcus spp.)、プセウダウラカスピス属の一種(Pseudaulacaspis spp.)、シュードコッカス属の一種(Pseudococcus spp.)、ワタノミハムシ(Pseudatomoscelis seriatus)、プシラ属の一種(Psylla spp.)、プルビナリアエチオピカ(Pulvinaria aethiopica)、クアドラズピジオツス属の一種(Quadraspidiotus spp.)、クエサダギガス(Quesada gigas)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)、ロパロシフム属の一種(Rhopalosiphum spp.)、サイセチア属の一種(Saissetia spp.)、スカホイデウス属の一種(Scaphoideus spp.)、スチザフィス属の一種(Schizaphis spp.)、シトビオン属の一種(Sitobion spp.)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、スピシスチルスフェスチヌス(Spissistilus festinus)、タロファガスプロセルピナ(Tarophagus Proserpina)、トキソプテラ属の一種(Toxoptera spp)、トリアロイデス属の一種(Trialeurodes spp)、トリジスカスポロボリ(Tridiscus sporoboli)、トリオニムス属の一種(Trionymus spp)、ミカントガリキジラミ(Trioza erytreae)、ニセヤノネカイガラムシ(Unaspis citri)、ジギナフラミゲラ(Zygina flammigera)、ジギニジアスクテラリス(Zyginidia scutellaris);
膜翅目(Hymenoptera)から、例えば、ヒメハキリアリ属(Acromyrmex)、アルゲ属の一種(Arge spp)、アッタ属の一種(Atta spp.)、セフス属の一種(Cephus spp.)、ジプリオン属の一種(Diprion spp.)、マツハバチ科(Diprionidae)、シマトウヒハバチ(Gilpinia polytoma)、ホプロカンパ属の一種(Hoplocampa spp.)、ケアリ属の一種(Lasius spp.)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)、ネオジプリオン属の一種(Neodiprion spp.)、クロナガアリ(Pogonomyrmex spp)、スレノプシスインビクタ(Slenopsis invicta)、ソレノプシス属の一種(Solenopsis spp.)およびベスパ属の一種(Vespa spp.);
等翅目(Isoptera)から、例えば、コプトテルメス属の一種(Coptotermes spp)、コルニテルネスクムランス(Corniternes cumulans)、インシシテルメス属の一種(Incisitermes spp)、マクロテルメス属の一種(Macrotermes spp)、マストテルメス属の一種(Mastotermes spp)、ミクロテルメス属の一種(Microtermes spp)、ヤマトシロアリ属の一種(Reticulitermes spp.);ソレノプシスゲミナーテ(Solenopsis geminate);
鱗翅目(Lepidoptera)から、例えば、アクレリス属の一種(Acleris spp.)、アドキソフィエス属の一種(Adoxophyes spp.)、アエゲリア属の一種(Aegeria spp.)、アグロティス属の一種(Agrotis spp.)、アラバマアルギラセア(Alabama argillaceae)、アミロイス属の一種(Amylois spp.)、アンチカルシアゲマタリス(Anticarsia gemmatalis)、アルチップス属の一種(Archips spp.)、アルギレスチア属の一種(Argyresthia spp)、アルギロタエニア属の一種(Argyrotaenia spp.)、アウトグラファ属の一種(Autographa spp.)、ブックラトリクスツルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、アフリカズイム(Busseola fusca)、スジマラダメイガ(Cadra cautella)、モモシンクイガ(Carposina nipponensis)、キロ属の一種(Chilo spp.)、コリストネウラ属の一種(Choristoneura spp.)、クリソテウチアトピアリア(Chrysoteuchia topiaria)、クリシアアンビグエラ(Clysia ambiguella)、クナファロクロシス属の一種(Cnaphalocrocis spp.)、クネファシア属の一種(Cnephasia spp.)、コチリス属の一種(Cochylis spp.)、コレオフォラ属の一種(Coleophora spp.)、コリアスレスビア(Colias lesbia)、ワタアカキリバ(Cosmophila flava)、クラムバス属の一種(Crambus spp)、ケブカノメイガ(Crocidolomia binotalis)、クリプトフレビアロイコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)、シダリマペルスペクタリス(Cydalima perspectalis)、シジア属の一種(Cydia spp.)、ジアファニアペルスペクタリス(Diaphania perspectalis)、ジアトラエア属の一種(Diatraea spp.)、ジパロプシスカスタネア(Diparopsis castanea)、エアリアス属の一種(Earias spp.)、エルダナサッカリナ(Eldana saccharina)、エフェスチア属の一種(Ephestia spp.)、エピノチア属の一種(Epinotia spp)、エスチグメネアクレア(Estigmene acrea)、エチエラジンキネラ(Etiella zinckinella)、オイコスマ属の一種(Eucosma spp.)、ブドウホソハマキ(Eupoecilia ambiguella)、ユープロクチス属の一種(Euproctis spp.)、エウクソア属の一種(Euxoa spp.)、フェルチアジャクリフェリア(Feltia jaculiferia)、グラホリタ属の一種(Grapholita spp.)、ヘディアヌビフェラナ(Hedya nubiferana)、ヘリオティス属の一種(Heliothis spp.)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、ヘルペトグラマ属の一種(Herpetogramma spp)、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)、ケイフェリアリコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)、モロコシマダラメイガ(Lasmopalpus lignosellus)、レウコプテラシテラ(Leucoptera scitella)、リトコレチス属の一種(Lithocollethis spp.)、ホソバヒメハマキ(Lobesia botrana)、ロキソステゲビフィダリス(Loxostege bifidalis)、リマントリア属の一種(Lymantria spp.)、リオネチア属の一種(Lyonetia spp.)、マラコソマ属の一種(Malacosoma spp.)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、タバコスズメガ(Manduca sexta)、ミチムナ属の一種(Mythimna spp)、ノクツア属の一種(Noctua spp)、オペロフテラ属の一種(Operophtera spp.)、オルニオデスインディカ(Orniodes indica)、ヨーロッパアワノメイガ(Ostrinia nubilalis)、パメネ属の一種(Pammene spp.)、パンデミス属の一種(Pandemis spp.)、マツキリガ(Panolis flammea)、パパイペマネブリス(Papaipema nebris)、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiela)、ペリレウコプテラコッフェエラ(Perileucoptera coffeella)、シューダレチアウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)、ジャガイモキバガ(Phthorimaea operculella)、モンシロチョウ(Pieris rapae)、ピエリス属の一種(Pieris spp.)、コナガ(Plutella xylostella)、プレイス属の一種(Prays spp.)、シュードプルシア属の一種(Pseudoplusia spp)、ラキプルシアヌ(Rachiplusia nu)、リチアアルビコスタ(Richia albicosta)、シルポファガ属の一種(Scirpophaga spp.)、セサミア属の一種(Sesamia spp.)、スパルガノチス属の一種(Sparganothis spp.)、スポドプテラ属の一種(Spodoptera spp.)、シレプタデロガテ(Sylepta derogate)、シナンテドン属の一種(Synanthedon spp.)、タウメトポエア属の一種(Thaumetopoea spp.)、トルトリックス属の一種(Tortrix spp.)、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)、トマトキバガ(Tuta absoluta)、およびスガ属の一種(Yponomeuta spp.);
食毛目(Mallophaga)から、例えば、
ダマリネア属の一種(Damalinea spp.)およびケモノハジラミ属の一種(Trichodectes spp.);
直翅目(Orthoptera)から、例えば、ゴキブリ属の一種(Blatta spp.)、チャバネゴキブリ属の一種(Blattella spp.)、グリロタルパ属の一種(Gryllotalpa spp.)、マデイラゴキブリ(Leucophaea maderae)、ロクスタ属の一種(Locusta spp.)、ネオクルチラヘキサダクチラ(Neocurtilla hexadactyla)、ワモンゴキブリ属の一種(Periplaneta spp.)、スカプテリスクス属の一種(Scapteriscus spp)、およびコオロギ属の一種(Schistocerca spp.);
チャタテムシ目(Psocoptera)から、例えば、リポセリス属の一種(Liposcelis spp.);
ノミ目(Siphonaptera)から、例えば、ナガノミ属の一種(Ceratophyllus spp.)、イヌノミ属の一種(Ctenocephalides spp.)およびケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis);
総翅目(Thysanoptera)から、例えば、カリオトリプスファセオリ(Calliothrips phaseoli)、ハナアザミウマ属の一種(Frankliniella spp.)、ヘリオトリプス属の一種(Heliothrips spp)、ヘルシノトリプス属の一種(Hercinothrips spp.)、パルテノトリプス属の一種(Parthenothrips spp)、シルトトリプスアウランチィ(Scirtothrips aurantii)、ダイズアザミウマ(Sericothrips variabilis)、タエニオトリプス属の一種(Taeniothrips spp.)、トリプス属の一種(Thrips spp);
シミ目(Thysanura)から、例えば、セイヨウシミ(Lepisma saccharina)。
本発明による活性成分は、特に植物であって、特に、農業、園芸および営林における有用植物および観賞用植物に、または、このような植物の果実、花、群葉、茎、塊茎もしくは根などの器官に、ならびに、いくつかの場合において、さらには、これらの有害生物に対する保護が有効である期間より後の時点に形成される植物器官に発生する上記の種類の有害生物を防除、すなわち、抑制もしくは駆逐するために用いられることが可能である。
好適な標的作物は、特に、コムギ、オオムギ、ライ麦、カラスムギ、イネ、トウモロコシまたはモロコシ属(Sorghum)などの穀類;サトウダイコンまたは飼料ビートなどのビート;リンゴ、セイヨウナシ、セイヨウスモモ、モモ、アーモンド、サクランボ、または、例えばイチゴ、ラズベリーもしくはブラックベリーといった液果類などの、例えば仁果、石果または軟果といった果実;インゲンマメ、レンズマメ、エンドウマメまたは大豆などのマメ科作物;アブラナ、マスタード、ケシ、オリーヴ、ヒマワリ、ココナツ、トウゴマ、カカオまたは落花生などの油作物;カボチャ、キュウリまたはメロンなどのウリ科植物;綿、亜麻、アサまたはジュートなどの繊維植物;オレンジ、レモン、グレープフルーツまたはタンジェリンなどの柑橘果実;ホウレンソウ、レタス、アスパラガス、キャベツ、ニンジン、タマネギ、トマト、ジャガイモまたはピーマンなどの野菜;アボカド、シナモンまたは樟脳などのクスノキ科;ならびに、タバコ、堅果、コーヒー、ナス、サトウキビ、チャ、コショウ、ブドウ、ホップ、オオバコ科、ラテックス植物および観賞用植物である。
本発明に係る活性成分は、綿、野菜、トウモロコシ、イネおよびダイズ作物におけるマメアブラムシ(Aphis craccivora)、ジアブロチカバルテアタ(Diabrotica balteata)、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、コナガ(Plutella xylostella)およびエジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)の防除に特に好適である。本発明に係る活性成分はさらに、ヨトウガ(Mamestra)(好ましくは野菜において)、コドリンガ(Cydia pomonella)(好ましくはリンゴにおいて)、ヒメヨコバイ(Empoasca)(好ましくは野菜、ブドウ園において)、ハムシ(Leptinotarsa)(好ましくはジャガイモにおいて)およびニカメイガ(Chilo supressalis)(好ましくはイネにおいて)の防除に特に好適である。
さらなる態様において、本発明はまた、植物寄生性線虫(内部寄生性−、半内部寄生性−および外部寄生性線虫)、特に、根こぶ線虫、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、ジャワネコブセンチュウ(Meloidogyne javanica)、アレナリアネコブセンチュウ(Meloidogyne arenaria)および他のメロイドギネ属(Meloidogyne)の種;シスト形成線虫、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)および他のグロボデラ属の一種(Globodera)種;ムギシストセンチュウ(Heterodera avenae)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、テンサイシストセンチュウ(Heterodera schachtii)、クローバシストセンチュウ(Heterodera trifolii)、および他のシストセンチュウ属(Heterodera)の種;シードガル(Seed gall)線虫、アングイナ属(Anguina)の種;クキセンチュウおよびハガレセンチュウ、アフェレンコイデス属(Aphelenchoides)の種;刺毛線虫(sting nematode)、ベロノライムスロンギカウダツス(Belonolaimus longicaudatus)および他のベロノライムス属(Belonolaimus)の種;マツザイ線虫、マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)および他のブルサフェレンクス属(Bursaphelenchus)の種;ワセンチュウ、クリコネマ(Criconema)種、クリコネメラ(Criconemella)種、クリコネモイデス(Criconemoides)種、メソクリコネマ(Mesocriconema)種;茎および鱗茎線虫、イモグサレセンチュウ(Ditylenchus destructor)、クキセンチュウ(Ditylenchus dipsaci)および他のジチレンクス属(Ditylenchus)の種;キリセンチュウ、ドリコドルス(Dolichodorus)種;ラセンセンチュウ、ヘリオコチレンクスムルチシンクツス(Heliocotylenchus multicinctus)および他のヘリコチレンクス属(Helicotylenchus)の種;サヤセンチュウおよびサヤワセンチュウ(Sheath and sheathoid nematode)、ヘミシクリオホラ属(Hemicycliophora)種およびヘミクリコネモイデス属(Hemicriconemoides)種;ヒルスマンニエラ属(Hirshmanniella)の種;ヤリセンチュウ、ホプロアイムス属(Hoploaimus)の種;ニセネコブセンチュウ、ナコブス属(Nacobbus)の種;ハリセンチュウ、ロンギドルスエロンガツス(Longidorus elongatus)および他のロンギドルス属(Longidorus)の種;ピンセンチュウ、ネグサレセンチュウ属(Pratylenchus)の種;ネグサレセンチュウ、ムギネグサレセンチュウ(Pratylenchus neglectus)、キタネグサレセンチュウ(Pratylenchus penetrans)、プラチレンクスクルビタツス(Pratylenchus curvitatus)、プラチレンクスグーデイイ(Pratylenchus goodeyi)および他のネグサレセンチュウ属(Pratylenchus)の種;ネモグリセンチュウ、バナナネモグリセンチュウ(Radopholus similis)および他のネモグリセンチュウ属(Radopholus)の種;ニセフクロセンチュウ、ロチレンクスロブスツス(Rotylenchus robustus)、トチレンクスレニホルミス(Rotylenchus reniformis)および他のロチレンクス(Rotylenchus)種;スクテロネマ属(Scutellonema)の種;ユミハリ線虫、トリコドルスピリミチブス(Trichodorus primitivus)および他のトリコドルス属(Trichodorus)の種、パラトリトリコドルス属(Paratrichodorus)の種;イシュクセンチュウ、ナミイシュクセンチュウ(Tylenchorhynchus claytoni)、チレンコルヒンクスドゥビウス(Tylenchorhynchus dubius)および他のチレンコルヒンクス属(Tylenchorhynchus)の種;ミカンネセンチュウ、チレンクルス属(Tylenchulus)の種;オオハリセンチュウ、キシフィネマ属(Xiphinema)の種などの植物寄生性線虫;ならびに、スバングイナ属の一種(Subanguina spp.)、ヒプソペリネ属の一種(Hypsoperine spp.)、マクロポストニア属の一種(Macroposthonia spp.)、メリニウス属の一種(Melinius spp.)、プンクトデラ属の一種(Punctodera spp.)およびキニスルシウス属の一種(Quinisulcius spp.)などの他の植物寄生性線虫種による植物およびその一部に対する損害を防止する方法に関し得る。
本発明の化合物はまた、軟体動物に対しても活性を有し得る。その例としては、例えば、スクミリンゴガイ科(Ampullariidae);アリオン属(Arion)(コウラクロナメクジ(A.ater)、A.サーカムスクリプツス(A.circumscriptus)、A.ホルテンシス(A.hortensis)、A.ルーファス(A.rufus));オナジマイマイ科(Bradybaenidae)(ブラジバエナフルチクム(Bradybaena fruticum));オウシュウマイマイ属(Cepaea)(ニワノオウシュウマイマイ(C.hortensis)、モリマイマイ(C.Nemoralis));オクロジナ(ochlodina);デロセラス属(Deroceras)(D.アグレスチス(D.agrestis)、D.エムピリコルム(D.empiricorum)、D.ラエヴェ(D.laeve)、D.レチクラツム(D.reticulatum));ディスクス属(Discus)(D.ロツンダツス(D.rotundatus));ユーオムファリア属(Euomphalia);ガルバ属(Galba)(G.トルンクラタ(G.trunculata));ヘリセリア属(Helicelia)(H.イタラ(H.itala)、H.オブヴィア(H.obvia));マイマイ科(Helicidae)(ヘリシゴナアルブストルム(Helicigona arbustorum));ヘリコディスクス属(Helicodiscus);ヘリクス属(Helix)(H.アペルタ(H.aperta));リマックス属(Limax)(L.シネレオニゲル(L.cinereoniger)、キイロナメクジ(L.flavus)、チャコウラナメクジ(L.marginatus)、マダラコウラナメクジ(L.maximus)、L.テネルス(L.tenellus));モノアライガイ属(Lymnaea);ミラックス属(Milax)(ニワコウラナメクジ(M.gagates)、M.マルギナツス(M.marginatus)、M.ソウェルビイ(M.sowerbyi));オペアス属(Opeas);リンゴガイ属(Pomacea)(スクミリンゴガイ(P.canaticulata));ミジンマイマイ属(Vallonia)およびザニトイデス属(Zanitoides)が挙げられる。
「作物」という用語は、例えば、特にバチルス属の一種(Bacillus)のトキシン生成性バクテリア由来の公知のものなどの1種以上の選択的に作用するトキシンを合成することが可能であるようDNA組換え技術を用いて形質転換された作物植物をも含むと理解されるべきである。
このような形質転換植物によって発現されることが可能であるトキシンとしては、例えば、セレウス菌(Bacillus cereus)またはバチルスポピリエ(Bacillus popilliae)由来の例えば殺虫性タンパク質といった殺虫性タンパク質;または、例えばCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1もしくはCry9Cといったδ−エンドトキシンなどのバチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来の殺虫性タンパク質、または、例えばVip1、Vip2、Vip3もしくはVip3Aといった栄養型殺虫性タンパク質(Vip);または、フォトラブダスルミネッセンス(Photorhabdus luminescens)、ゼノラブダスネマトフィルス(Xenorhabdus nematophilus)などの、例えばフォトラブダス属の一種(Photorhabdus spp.)もしくはゼノラブダス属の一種(Xenorhabdus spp.)といった線虫共生バクテリアの殺虫性タンパク質;サソリトキシン、クモトキシン、大型のハチ(wasp)トキシンおよび他の昆虫特異的神経トキシンなどの動物によって生成されるトキシン;ストレプトミセス(Streptomycete)トキシンなどの真菌によって生成されるトキシン、エンドウマメレクチン、オオムギレクチンまたはマツユキソウレクチンなどの植物レクチン;アグルチニン;トリプシン抑制剤、セリンタンパク分解酵素抑制剤、パタチン、シスタチン、パパイン抑制剤などのプロテイナーゼ抑制剤;リシン、トウモロコシ−RIP、アブリン、ルフィン、サポリンまたはブリオジンなどのリボソーム−不活性化タンパク質(RIP);3−ヒドロキシステロイドキシダーゼ、エクジステロイド−UDP−グリコシル−トランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、エクジソン抑制剤、HMG−COA−レダクターゼなどのステロイド代謝酵素、ナトリウムまたはカルシウム遮断剤などのイオンチャネル遮断剤、幼虫ホルモンエステラーゼ、利尿ホルモン受容体、スチルベンシンターゼ、ビベンジルシンターゼ、キチナーゼおよびグルカナーゼが挙げられる。
本発明の文脈においては、例えばCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1もしくはCry9Cといったδ−エンドトキシン、または、例えばVip1、Vip2、Vip3もしくはVip3Aといった栄養型殺虫性タンパク質(Vip)とは、特にハイブリッドトキシン、切断型トキシンおよび修飾トキシンでもあることが理解されるべきである。ハイブリッドトキシンは、これらのタンパク質の異なるドメインの新たな組み合わせによって組換えで生成される(例えば、国際公開第02/15701号を参照のこと)。例えば切断型Cry1Abといった切断型トキシンが公知である。修飾トキシンの場合、天然トキシンの1種以上のアミノ酸が置換される。このようなアミノ酸置換において、好ましくは自然に存在しないタンパク分解酵素認識配列がトキシンに挿入され、例えば、Cry3A055の場合には、カテプシン−G−認識配列がCry3Aトキシンに挿入される(国際公開第03/018810号を参照のこと)。
このようなトキシン、または、このようなトキシンを合成可能な形質転換植物の例が、例えば、欧州特許出願公開第0 374 753号明細書、国際公開第93/07278号、国際公開第95/34656号、欧州特許出願公開第0 427 529号明細書、欧州特許出願公開第451 878号明細書および国際公開第03/052073号に開示されている。
このような遺伝形質転換植物の調製プロセスは、一般に当業者に公知であり、例えば上記の刊行物に記載されている。CryI−タイプデオキシリボ核酸およびこれらの調製は、例えば、国際公開第95/34656号、欧州特許出願公開第0 367 474号明細書、欧州特許出願公開第0 401 979号明細書および国際公開第90/13651号から公知である。
遺伝形質転換植物中に含有されている毒素は、有害な昆虫に対する耐性を植物に対して付与する。このような昆虫は昆虫の分類群のいずれに属していてもよいが、特に、甲虫(鞘翅目)、羽を2枚有する昆虫(双翅目)、および、ガ(鱗翅目)に通例見出される。
殺虫剤耐性をコードすると共に1種以上の毒素を発現する1種以上の遺伝子を含有する遺伝形質転換植物が公知であり、そのいく種かが市販されている。このような植物の例としては:YieldGard(登録商標)(Cry1Abトキシンを発現するトウモロコシ品種);YieldGard Rootworm(登録商標)(Cry3Bb1トキシンを発現するトウモロコシ品種);YieldGard Plus(登録商標)(Cry1AbおよびCry3Bb1トキシンを発現するトウモロコシ品種);Starlink(登録商標)(Cry9Cトキシンを発現するトウモロコシ品種);Herculex I(登録商標)(Cry1Fa2トキシンおよび酵素ホスフィノトリシンN−アセチルトランスフェラーゼ(PAT)を発現して、除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を達成するトウモロコシ品種);NuCOTN 33B(登録商標)(Cry1Acトキシンを発現する綿品種);Bollgard I(登録商標)(Cry1Acトキシンを発現する綿品種);Bollgard II(登録商標)(Cry1AcおよびCry2Abトキシンを発現する綿品種);VIPCOT(登録商標)(Vip3AおよびCry1Abトキシンを発現する綿品種);NewLeaf(登録商標)(Cry3Aトキシンを発現するジャガイモ品種);NatureGard(登録商標)Agrisure(登録商標)GT Advantage(GA21グリホサート−耐性形質)、Agrisure(登録商標)CB Advantage(Bt11コーン穿孔性害虫(CB)形質)およびProtecta(登録商標)が挙げられる。
このような遺伝子組換え作物のさらなる例は以下のとおりである。
1.Syngenta Seeds SAS,Chemin de l’Hobit 27,F−31 790 St.Sauveur,France製のBt11 Maize,登録番号C/FR/96/05/10。切断型Cry1Ab毒素の遺伝形質転換発現により、アワノメイガ(ヨーロッパアワノメイガ(Ostrinia nubilalis)およびセサミアノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides))による攻撃に対する耐性が付与された遺伝子組み換えトウモロコシ(Zea mays)である。Bt11トウモロコシはまた、遺伝子導入で酵素PATを発現して、グルホシネートアンモニウム除草剤に対する耐性を達成している。
2.Syngenta Seeds SAS,Chemin de l’Hobit 27,F−31 790 St.Sauveur,France製のBt176 Maize,登録番号C/FR/96/05/10。Cry1Ab毒素の遺伝形質転換発現により、アワノメイガ(ヨーロッパアワノメイガ(Ostrinia nubilalis)およびセサミアノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides))による攻撃に耐性が付与された遺伝子組み換えトウモロコシ(Zea mays)である。Bt176トウモロコシはまた、遺伝子導入で酵素PATを発現して、グルホシネートアンモニウム除草剤に対する耐性を達成している。
3.Syngenta Seeds SAS,Chemin de l’Hobit 27,F−31 790 St.Sauveur,France製のMIR604 Maize,登録番号C/FR/96/05/10。修飾Cry3A毒素の遺伝形質転換発現により昆虫耐性が付与されたトウモロコシである。この毒素は、カテプシンG−タンパク分解酵素認識配列の挿入により修飾されたCry3A055である。このような遺伝形質転換トウモロコシ植物の調製は、国際公開第03/018810号に記載されている。
4.Monsanto Europe S.A.270−272 Avenue de Tervuren,B−1150 Brussels,Belgium製のMON 863 Maize,登録番号C/DE/02/9。MON 863は、Cry3Bb1毒素を発現し、一定の鞘翅目の昆虫に対する耐性を有している。
5.Monsanto Europe S.A.270−272 Avenue de Tervuren,B−1150 Brussels,Belgium製のIPC 531 Cotton,登録番号C/ES/96/02。
6.Pioneer Overseas Corporation,Avenue Tedesco,7 B−1160 Brussels,Belgium,登録番号C/NL/00/10製の1507 Maize。一定の鱗翅目昆虫に対する耐性を達成するためにタンパク質Cry1Fを発現すると共に、グルホシネートアンモニウム除草剤に対する耐性を達成するためにPATタンパク質を発現する遺伝子組み換えトウモロコシ。
7.Monsanto Europe S.A.270−272 Avenue de Tervuren,B−1150 Brussels,Belgium製のNK603×MON 810トウモロコシ,登録番号C/GB/02/M3/03。遺伝子組み換え変種NK603およびMON810のかけ合わせによる、在来型の品種改良されたトウモロコシ交配変種からなる。NK603×MON810トウモロコシは、遺伝子導入で、除草剤Roundup(登録商標)(グリホサート含有)に対する耐性を付与するアグロバクテリウム属の一種(Agrobacterium sp.)菌株CP4由来のタンパク質CP4 EPSPSを発現し、および、アワノメイガを含む一定の鱗翅目に対する耐性をもたらすバチルスチューリンゲンシスクルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)に由来のCry1Ab毒素を発現する。
昆虫耐性植物の遺伝子組換え作物はまた、BATS(Zentrum fuer Biosicherheit und Nachhaltigkeit,Zentrum BATS,Clarastrasse 13,4058 Basel,Switzerland)Report 2003(http://bats.ch)に記載されている。
「作物」という用語は、例えば、いわゆる「感染特異的タンパク質」(PRP、例えば欧州特許出願公開第0 392 225号明細書を参照のこと)などの選択的な作用を有する抗病原性物質を合成することが可能であるよう組換えDNA技術を用いて形質転換された作物植物をも含むと理解されるべきである。このような抗病原性物質およびこのような抗病原性物質を合成可能である形質転換植物の例は、例えば、欧州特許出願公開第0 392 225号明細書、国際公開第95/33818号および欧州特許出願公開第0 353 191号明細書から公知である。
このような形質転換植物を製造する方法は一般に当業者に公知であると共に、例えば、上記の公報に記載されている。
作物はまた、真菌(例えば、フザリウム属(Fusarium)、炭疽病菌またはフィトフトラ属(Phytophthora))、細菌(例えばシュードモナス属(Pseudomonas))またはウイルス性(例えばジャガイモ葉巻病ウイルス、トマト黄化壊疽ウイルス、キュウリモザイクウイルス)病原体に対する耐性を高めるために改良されていてもよい。
作物はまた、ダイズシスト線虫などの線虫に対する高い抵抗性を有するものを含む。
非生物ストレスに耐性である作物は、例えばNF−YBまたは技術分野において公知である他のタンパク質の発現により、干ばつ、高塩分、高温、低温、霜または光線に対する高い耐性を有するものを含む。
このような形質転換植物によって発現可能である抗病原性物質としては、例えば、例えばウイルス性KP1、KP4またはKP6トキシンといったナトリウムおよびカルシウムチャネルの遮断剤などのイオンチャネル遮断剤;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;いわゆる「感染特異的タンパク質」(PRP;例えば欧州特許出願公開第0 392 225号明細書を参照のこと);例えばペプチド抗生物質もしくは複素環式抗生物質といった微生物によって産生される抗病原性物質(例えば、国際公開第95/33818号を参照のこと)、または、植物病原体防御に関与するタンパク質またはポリペプチド因子(いわゆる、国際公開第03/000906号に記載の「植物病害抵抗性遺伝子」)が挙げられる。
本発明の組成物のさらなる使用分野は、貯蔵した物品および貯蔵室の環境の保護、ならびに、木材、生地、床材もしくは建築物などの原料の保護、ならびに、特に、上記の種類の有害生物に対するヒト、家畜および繁殖家畜の保護といった衛生分野である。
本発明はまた、有害生物(蚊および他の病原媒介者など;また、http://www.who.int/malaria/vector_control/irs/en/を参照のこと)を防除する方法を提供する。一実施形態においては、有害生物を防除する方法は、標的有害生物に、その生息地に、または、表面もしくは基材に、ブラシ、ローラ、吹付け、塗布または浸漬によって本発明に係る組成物を適用するステップを含む。一例として、壁、天井または床面などの表面のIRS(屋内残留噴霧)適用が本発明の方法により想定されている。他の実施形態においては、このような組成物を、網、衣類、寝具、カーテンおよびテントの(またはこれらの製造に用いられることが可能である)形態の不織布または布材料などの基材に適用することが想定されている。従って、本発明のさらなる目的は、式Iの化合物を含有する組成物を含む不織および織物材料から選択される基材である。
一実施形態において、このような有害生物を防除する方法は、効果的な残存性の有害生物防除活性が表面もしくは基材にもたらされるよう、標的有害生物、その生息地、または、表面もしくは基材に、殺有害生物的に有効な量の本発明に係る組成物を適用するステップを含む。このような適用は、本発明の有害生物防除組成物をブラシ、ローラ、吹付け、塗布または浸漬することにより達成され得る。一例として、効果的な残存性の有害生物防除活性が表面上にもたらされるよう、壁、天井または床面などの表面へのIRS適用が本発明の方法により想定されている。他の実施形態においては、網、衣類、寝具、カーテンおよびテントの(またはこれらの製造に用いられることが可能である)形態の布材料などの基材における有害生物の残存性防除のためのこのような組成物の適用が想定されている。
不織布、布または網を含む処理されるべき基材は、綿、ラフィア、ジュート、亜麻、サイザル、麻布もしくはウールなどの天然繊維、または、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリルなどの合成繊維等よりなるものであり得る。ポリエステルが特に好適である。生地処理方法は、例えば国際公開第2008/151984号、国際公開第2003/034823号、米国特許第5631072号明細書、国際公開第2005/64072号、国際公開第2006/128870号、欧州特許第1724392号明細書、国際公開第2005/113886号または国際公開第2007/090739号において公知である。
本発明に係る組成物のさらなる使用分野は、すべての観賞用樹木、ならびに、すべての種類の果実および堅果の成る木に対する樹幹注入/幹処理の分野である。
樹幹注入/幹処理の分野において、本発明に係る化合物は、上記の鱗翅目(Lepidoptera)の木喰虫、および、鞘翅目(Coleoptera)の木喰虫に対して特に好適であり、特に、以下の表AAおよびBBに列挙されているウッドボーラー(woodborer)に対して好適である。
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本発明はまた、例えば甲虫、イモ虫、アカカミアリ、グラウンドパール(ground pearl)、ヤスデ、ワラジムシ、ダニ、ケラ、カイガラムシ、イボタムシ、マダニ類、アワフキ、サウザンチンチバグおよびホワイトグラブ(white grub)を含む、芝草に存在し得るいずれかの病害虫の防除に用いられ得る。本発明は、卵、幼虫、若虫および成虫を含む、ライフサイクルにおける種々の段階の病害虫の防除に用いられ得る。
特に、本発明は、ホワイトグラブ(white grub)(シクロセファラ属の一種(Cyclocephala spp.)(例えばスジコガネモドキ(masked chafer)、C.ルリダ(C.lurida))、リゾトログス属の一種(Rhizotrogus spp.)(例えばヨーロピアンコガネムシ(European chafer)、R.マヤリス(R.majalis))、コチヌス属の一種(Cotinus spp.)(例えばグリーンジューンビートル、C.ニチダ(C.nitida))、ポピリア属の一種(Popillia spp.)(例えばマメコガネ(マメコガネ(P.japonica)))、フィロファーガ属の一種(Phyllophaga spp.)(例えばメイ/ジューンビートル)、アテニウス属の一種(Ataenius spp.)(例えばブラックターフグラスアテニウス、A.スプレツルス(A.spretulus))、マラデラ属の一種(Maladera spp.)(例えばアジアンガーデンビートル、M.カスタネア(M.castanea))およびトマルス属の一種(Tomarus spp.)など)、グラウンドパール(ground pearl)(マルガロデス属の一種(Margarodes spp.))、ケラ(タウニー(tawny)、サザン(southern)およびショートウィング(short−winged);スカプテリスクス属の一種(Scapteriscus spp.)、ケラ(Gryllotalpa africana))およびレザージャケット(leatherjacket)(ヨーロピアンクレーンフライ(European crane fly)、ガガンボ属の一種(Tipula spp.))を含む芝草の根を摂食する病害虫の防除に用いられ得る。
本発明はまた、ヨトウムシ(ツマジロクサヨトウ(スポドプテラフルギペルダ(Spodoptera frugiperda))および一般的なヨトウムシ(シューダレチアウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta))など)、ヨトウムシ、ゾウムシ(S.ベナツスベルスティツス(S.venatus verstitus)およびS.パルブルス(S.parvulus)などのスフェノフォラス属の一種(Sphenophorus spp.))、および、クロオビクロノメイガ(クラムバス属の一種(Crambus spp.)および熱帯性のクロオビクロノメイガ(ケナシクロオビクロノメイガ(Herpetogramma phaeopteralis))など)を含む、サッチに生息する(thatch dwelling)芝草の病害虫の防除に用いられ得る。
本発明はまた、ナガカメムシ(サウザンチンチバグ、ブリススインスラリス(Blissus insularis)など)、ギョウギシバダニ(エリオフィエスシノドニエンシス(Eriophyes cynodoniensis))、ローデスグラスミアリーバグ(rhodesgrass mealybug)(チガヤシロオカイガラムシ(Antonina graminis))、ツーラインドスピットルバグ(two−lined spittlebug)(プロプサピアビシンクタ(Propsapia bicincta))、リーフホッパー、ヨトウムシ(ヤガ科)およびムギミドリアブラムシを含む、地上に生息して芝草の葉を摂食する芝草の病害虫の防除に用いられ得る。
本発明はまた、芝生にアリ塚を作るヒアリ(ヒアリ(Solenopsis invicta))などの芝草の他の有害生物の防除に用いられ得る。
衛生分野において、本発明の組成物は、カタダニ、ヒメダニ、キュウセンヒダニ、ツツガムシ、ハエ(刺咬性および非刺咬性)、寄生性ハエ幼虫、シラミ、毛シラミ、ハジラミ、および、ノミなどの外寄生生物に対して有効である。
このような寄生虫の例は以下の通りである。
シラミ目(Anoplurida)のうち:ブタジラミ属の一種(Haematopinus spp.)、シラミ属の一種(Linognathus spp.)、ペディクルス属の一種(Pediculus spp.)およびフチルス属の一種(Phtirus spp.)、ソレノポテス属の一種(Solenopotes spp.)。
ハジラミ目(Mallophagida)のうち:トリメノポン属の一種(Trimenopon spp.)、タンカクハジラミ属の一種(Menopon spp.)、トリノトン属の一種(Trinoton spp.)、ボビコーラ属の一種(Bovicola spp.)、ウェルネキエラ属の一種(Werneckiella spp.)、レピケントロン属の一種(Lepikentron spp.)、ダマリナ属の一種(Damalina spp.)、ケモノハジラミ属の一種(Trichodectes spp.)およびフェリコラ属の一種(Felicola spp.)。
双翅目(Diptera)、ならびに、長角亜目(Nematocera)および単角亜目(Brachycerina)のうち、例えばヤブカ属の一種(Aedes spp.)、ハマダラカ属の一種(Anopheles spp.)、イエカ属の一種(Culex spp.)、ブユ属の一種(Simulium spp.)、エウシムリウム属の一種(Eusimulium spp.)、サシチョウバエ属の一種(Phlebotomus spp.)、ルツォミヤ属の一種(Lutzomyia spp.)、キュリコイデス属の一種(Culicoides spp.)、メクラアブ属の一種(Chrysops spp.)、キボシアブ属の一種(Hybomitra spp.)、アチロータス属の一種(Atylotus spp.)、アブ属の一種(Tabanus spp.)、ゴマフアブ属の一種(Haematopota spp.)、フィリポミイア属の一種(Philipomyia spp.)、ブラウラ属の一種(Braula spp.)、イエバエ属の一種(Musca spp.)、トゲアシメマトイ属の一種(Hydrotaea spp.)、サシバエ属の一種(Stomoxys spp.)、ハエマトビア属の一種(Haematobia spp.)、モレリア属の一種(Morellia spp.)、ヒメイエバエ属の一種(Fannia spp.)、ツェツェバエ属の一種(Glossina spp.)、オオクロバエ属の一種(Calliphora spp.)、キンバエ属の一種(Lucilia spp.)、オビキンバエ属の一種(Chrysomyia spp.)、ヴォールファールトニクバエ属の一種(Wohlfahrtia spp.)、サルコファガ属の一種(Sarcophaga spp.)、ヒツジバエ属の一種(Oestrus spp.)、ウシバエ属の一種(Hypoderma spp.)、ウマバエ属の一種(Gasterophilus spp.)、シラミバエ属の一種(Hippobosca spp.)、リポプテナ属の一種(Lipoptena spp.)およびヒツジシラミバエ属の一種(Melophagus spp.)。
ノミ目(Siphonapterida)のうち、例えばヒトノミ属の一種(Pulex spp.)、イヌノミ属の一種(Ctenocephalides spp.)、ネズミノミ属の一種(Xenopsylla spp.)、ナガノミ属の一種(Ceratophyllus spp.)。
異翅目(Heteropterida)のうち、例えばトコジラミ属の一種(Cimex spp.)、トリアトマ属の一種(Triatoma spp.)、ロドニウス属の一種(Rhodnius spp.)、アカモンサシガメ属の一種(Panstrongylus spp.)。
ゴキブリ目(Blattarida)のうち、例えばトウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、チャバネゴキブリ(Blattelagermanica)およびスペラ属の一種(Supella spp.)。
ダニ亜類(Acaria)(コナダニ科(Acarida))ならびにマダニ亜目(Metastigmata)および中気門亜目(Mesostigmata)のうち、例えばナガヒメダニ属の一種(Argas spp.)、カズキダニ属の一種(Ornithodorus spp.)、オトビウス属の一種(Otobius spp.)、マダニ属の一種(Ixodes spp.)、アンブリオンマ属の一種(Amblyomma spp.)、ブーフィラス属の一種(Boophilus spp.)、カクマダニ属の一種(Dermacentor spp.)、チマダニ属の一種(Haemophysalis spp.)、イボマダニ属の一種(Hyalomma spp.)、コイタマダニ属の一種(Rhipicephalus spp.)、デルマニッスス属の一種(Dermanyssus spp.)、ライリエチア属の一種(Raillietia spp.)、ニューモニサス属の一種(Pneumonyssus spp.)、ステルノストマ属の一種(Sternostoma spp.)およびバロア属の一種(Varroa spp.)。
ケダニ亜目(Actinedida)(前気門類(Prostigmata))およびコナダニ亜目(Acaridida)(コナダニ亜目(Astigmata))のうち、例えばアカラピス属の一種(Acarapis spp.)、ツメダニ属の一種(Cheyletiella spp.)、オルニトケイレチア属の一種(Ornithocheyletia spp.)、ミオビア属の一種(Myobia spp.)、ヒツジツメダニ属の一種(Psorergates spp.)、ニキビダニ属の一種(Demodex spp.)、ツツガムシ属の一種(Trombicula spp.)、リストロホルス属の一種(Listrophorus spp.)、アカルス属の一種(Acarus spp.)、ケナガコナダニ属の一種(Tyrophagus spp.)、ゴミコナダニ属の一種(Caloglyphus spp.)、ヒポデクテス属の一種(Hypodectes spp.)、プテロリクス属の一種(Pterolichus spp.)、キュウセンヒゼンダニ属の一種(Psoroptes spp.)、ショクヒヒゼンダニ属の一種(Chorioptes spp.)、ミミヒゼンダニ属の一種(Otodectes spp.)、サルコプテス属の一種(Sarcoptes spp.)、ノトエドレス属の一種(Notoedres spp.)、クネミドコプテス属の一種(Knemidocoptes spp.)、シトジテス属の一種(Cytodites spp.)およびラミノシオプテス属の一種(Laminosioptes spp.)。
本発明の組成物はまた、木材、生地、プラスチック、接着剤、糊、塗料、紙および厚紙、皮革、床材、ならびに、建材などの材料の場合にも、昆虫外寄生に対する保護に好適である。
本発明による組成物は、例えば、以下の有害生物に対して用いられることが可能である:ヨーロッパイエカミキリ(Hylotrupes bajulus)、クロロホルスピロシス(Chlorophorus pilosis)、アノビウムプンクタツム(Anobium punctatum)、クセストビウムルホビロスム(Xestobium rufovillosum)、プチリヌスペクチコルニス(Ptilinuspecticornis)、デンドロビウムペルチネクス(Dendrobium pertinex)、マツザイシバンムシ(Ernobius mollis)、オオナガシバンムシ(Priobium carpini)、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、アフリカヒラタキクイムシ(Lyctus africanus)、アメリカヒラタキクイムシ(Lyctus planicollis)、ナラヒラタキクイムシ(Lyctus linearis)、リクツスプベセンス(Lyctus pubescens)、トロゴキシロンアエクアレ(Trogoxylon aequale)、ミンテスルギコリス(Minthesrugicollis)、キシルボルス種(Xyleborus spec.),トリプトデンドロン種(Tryptodendron spec.)、アパテモナクス(Apate monachus)、ボストリクスカプシンス(Bostrychus capucins)、ヘテロボストリクスブルンネウス(Heterobostrychus brunneus)、シノキシロン種(Sinoxylon spec.)およびチビタケナガシンクイムシ(Dinoderus minutus)などの甲虫;ならびに、コルリキバチ(Sirex juvencus)、モミノオオキバチ(Urocerus gigas)、ウロセルスギガスタイグヌス(Urocerus gigas taignus)およびウロセルスアウグル(Urocerus augur)などの膜翅類;ならびに、カロテルメスフラヴィコリス(Kalotermes flavicollis)、ニシインドカンザイシロアリ(Cryptotermes brevis)、ヘテロテルメスインディコラ(Heterotermes indicola)、キアシシロアリ(Reticulitermes flavipes)、レティクリテルメスサントネンシス(Reticulitermes santonensis)、レティキュリテルメスルシフグス(Reticulitermes lucifugus)、ムカシシロアリ(Mastotermes darwiniensis)、ネバダオオシロアリ(Zootermopsis nevadensis)およびイエシロアリ(Coptotermes formosanus)などのシロアリ;ならびに、セイヨウシミ(Lepisma saccharina)などのシミ類。
従って、本発明はまた、(少なくとも)1種の本発明による活性成分を含んでいると共に意図された目的および背景的な状況に適しているよう選択されるべきである、乳化性懸濁液濃縮物、懸濁液濃縮物、マイクロエマルジョン、油分散生物、直接的に噴霧可能もしくは希釈可能な溶液、延展可能なペースト、希釈エマルジョン、可溶性の粉末、分散性の粉末、水和剤、粉剤、高分子物質中の顆粒もしくはカプセルなどの有害生物防除組成物に関する。
これらの組成物において、活性成分は、好ましくは、例えば溶剤もしくは固体キャリアといった増量剤など、または、表面活性化合物(界面活性剤)などの配合技術分野において従来から用いられている(少なくとも)1種の助剤と一緒に、または、例えば、特定の粒径で、純粋な形態の固体活性成分で採用される。
好適な溶剤の例は:無水素化または部分水素化芳香族炭化水素、好ましくは、キシレン混合物、アルキル化ナフタレンもしくはテトラヒドロナフタレンなどのアルキルベンゼンのC8〜C12画分、パラフィンもしくはシクロヘキサンなどの脂肪族もしくは脂環式炭化水素、エタノール、プロパノールもしくはブタノールなどのアルコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールエーテル、エチレングリコールもしくはエチレングリコールモノメチルエーテルもしくはエチレングリコールモノエチルエーテルなどのグリコールおよびそのエーテルならびにエステル、シクロヘキサノン、イソホロンまたはジアセトンアルコールなどのケトン、N−メチルピロリド−2−オン、ジメチルスルホキシドまたはN,N−ジメチルホルムアミドなどの強極性溶剤、水、無エポキシ化もしくはエポキシ化ナタネなどの無エポキシ化もしくはエポキシ化植物油、ひまし油、ココナツもしくは大豆油、および、シリコーン油である。
例えば粉剤および分散性粉末に用いられる固体キャリアは、概して、方解石、タルク、カオリン、モンモリロナイトまたはアタパルジャイトなどの地下天然鉱物である。物理特性を向上させるために、高分散シリカまたは高分散吸収ポリマーを添加することも可能である。顆粒の粒状吸着キャリアは、軽石、レンガグリット、セピオライトまたはベントナイトなどの多孔性のものであり、および、好適な非吸着性キャリア材料は方解石または砂である。加えて、特にドロマイトまたは細片植物残渣といった多数の無機または有機粒状化材料を用いることが可能である。
好適な表面活性化合物は、配合される活性成分のタイプに応じて、良好な乳化、分散および濡れ特性を有するノニオン性、カチオン性および/もしくはアニオン性界面活性剤、または、界面活性剤混合物である。以下に記載の界面活性剤は、単なる例とみなされるべきである;配合の技術分野において従来から用いられており、本発明に好適な多数のさらなる界面活性剤が関連する文献に記載されている。
好適なノニオン性界面活性剤は、特に、脂肪族もしくは脂環式アルコールの、飽和もしくは不飽和脂肪酸の、または、アルキルフェノールのポリグリコールエーテル誘導体であり、これは、およそ3個〜およそ30個のグリコールエーテル基、および、およそ8個〜およそ20個の炭素原子を(シクロ)脂肪族炭化水素ラジカルに含有し得、または、およそ6個〜およそ18個の炭素原子をアルキルフェノールのアルキル部分に含有し得る。また、ポリプロピレングリコール、エチレンジアミノポリプロピレングリコール、または、アルキルポリプロピレングリコールとの水溶性ポリエチレンオキシド付加物であって、1個〜およそ10個の炭素原子をアルキル鎖中に、および、およそ20個〜およそ250個のエチレングリコールエーテル基、および、およそ10個〜およそ100個のプロピレングリコールエーテル基を有しているものが好適である。通常、上記の化合物は、1個〜およそ5個のエチレングリコールユニットユニット/プロピレングリコールユニットを含有している。記載し得る例は、ノニルフェノキシポリエトキシエタノール、ヒマシ油ポリグリコールエーテル、ポリプロピレングリコール/ポリエチレンオキシド付加物、トリブチルフェノキシポリエトキシエタノール、ポリエチレングリコールまたはオクチルフェノキシポリエトキシエタノールである。また、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエートなどのポリオキシエチレンソルビタンの脂肪酸エステルが好適である。
カチオン性界面活性剤は、特に、一般に、置換基としておよそ8個〜およそ22個のC原子の少なくとも1個のアルキルラジカルを有する、および、さらなる置換基として、(無ハロゲン化もしくはハロゲン化)低級アルキルまたはヒドロキシアルキルまたはベンジルラジカルを有する第4級アンモニウム塩である。塩は、ハロゲン化物、硫酸メチル、または、硫酸エチルの形態であることが好ましい。例は、ステアリルトリメチル塩化アンモニウムおよびベンジルビス(2−クロロエチル)エチルアンモニウムブロミドである。
好適なアニオン性界面活性剤の例は、水溶性の石鹸または水溶性の合成表面活性化合物である。好適な石鹸の例は、オレイン酸もしくはステアリン酸の、または、例えばココナツもしくはトール油から入手可能である天然脂肪酸混合物のナトリウムもしくはカリウム塩などのおよそ10個〜およそ22個のC原子を有する脂肪酸のアルカリ、アルカリ土類または(無置換または置換)アンモニウム塩であり;脂肪酸メチルタウレートについても注記されなければならない。しかしながら、特に脂肪族スルホン酸塩、脂肪族硫酸塩、スルホン化ベンズイミダゾール誘導体、または、アルキルアリールスルホン酸塩といった合成界面活性剤がより頻繁に用いられる。概して、脂肪族スルホン酸塩および脂肪族硫酸塩がアルカリ、アルカリ土類または(置換もしくは非置換)アンモニウム塩として存在しており、これらは、一般に、およそ8個〜およそ22C原子のアルキルラジカルを有しており、アルキルはまたアシルラジカルのアルキル部分を含んでいると理解されるべきであり;記載し得る例は、リグノスルホン酸、ドデシル硫酸エステル、または、天然の脂肪酸から調製された脂肪族アルコールスルフェート混合物のナトリウムもしくはカルシウム塩である。この基はまた、脂肪族アルコール/エチレンオキシド付加物の硫酸エステルおよびスルホン酸の塩を含む。スルホン化ベンズイミダゾール誘導体は、2つのスルホニル基、および、およそ8個〜およそ22C原子の脂肪酸ラジカルを含有していることが好ましい。アルキルアリールスルホネートの例は、デシルベンゼンスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸、または、ナフタレンスルホン酸/ホルムアルデヒド縮合物のナトリウム、カルシウム、もしくは、トリエタノールアンモニウム塩である。また、p−ノニルフェノール/(4−14)エチレンオキシド付加物のリン酸エステル、または、リン脂質の塩などの好適なリン酸塩がさらに可能である。
概して、組成物は、0.1〜99%、特に0.1〜95%の活性成分、および、1〜99.9%、特に5〜99.9%の少なくとも1種の固体または液体補助剤を含み、一般に、組成物の0〜25%、特に0.1〜20%が界面活性剤であることが可能である(各事例における%は質量パーセントを意味する)。市販物としては濃縮組成物が好ましい傾向にある一方で、最終消費者は、概して、活性成分を実質的に低い濃度で含む希釈組成物を用いる。
典型的には、葉面処理用の前混合配合物は、0.1〜99.9%、特に1〜95%の所望される処方成分、および、99.9〜0.1%、特に99〜5%の固体または液体補助剤(例えば水などの溶剤を含む)を含み、ここで、助剤は、前混合配合物を基準として0〜50%、特に0.5〜40%の量の界面活性剤であることが可能である。
通常、種子処理用途のためのタンク混合配合物は、0.25〜80%、特に1〜75%の所望される処方成分、および、99.75〜20%、特に99〜25%の固体または液体助剤(例えば水などの溶剤を含む)を含み、ここで、助剤は、タンク混合配合物を基準として0〜40%、特に0.5〜30%の量の界面活性剤であることが可能である。
典型的には、種子処理用途のための前混合配合物は、0.5〜99.9%、特に1〜95%の所望される処方成分、および、99.5〜0.1%、特に99〜5%の固体または液体補助剤(例えば水などの溶剤を含む)を含み、ここで、助剤は、前混合配合物を基準として0〜50%、特に0.5〜40%の量の界面活性剤であることが可能である。
市販の製品は濃縮物(例えば、予混合組成物(配合物))として配合されることが好ましいが、最終消費者は通常、希釈配合物(例えば、タンク混合組成物)を採用するであろう。
好ましい種子処理予混合配合物は水性懸濁液濃縮物である。この配合物は、流動床技術、ローラミル法、ロトスタチックシードトリータ(rotostatic seed treater)およびドラムコータなどの従来の処理技術および機器を用いて種子に適用することが可能である。噴流床などの他の方法もまた有用であり得る。これらの種子はコーティング前に予め分級されていてもよい。コーティング後、種子を、典型的には、乾燥し、次いで、分級のために分級器に移す。このような手法は技術分野において公知である。
普通、本発明の予混合組成物は、0.5〜99.9、特に1〜95、有利には1〜50質量%の所望される処方成分、および、99.5〜0.1、特に99〜5質量%の固体または液体補助剤(例えば水などの溶剤を含む)を含有し、ここで、助剤(または補助剤)は、前混合配合物の質量を基準として、0〜50、特に0.5〜40質量%の量の界面活性剤であることが可能である。
予混合組成物用の葉配合物タイプの例は以下のとおりである。
GR:顆粒
WP:水和剤
WG:水分散性顆粒(粉末)
SG:水溶性顆粒
SL:可溶性濃縮物
EC:乳化性濃縮物
EW:エマルジョン、水中油型
ME:マイクロエマルジョン
SC:水性懸濁液濃縮物
CS:水性カプセル懸濁液
OD:油系懸濁液濃縮物、および
SE:水性サスポエマルジョン。
一方で、予混合組成物用の種子処理配合物タイプの例は以下のとおりである。
WS:種子処理スラリー用水和剤
LS:種子処理用溶液
ES:種子処理用エマルジョン
FS:種子処理用懸濁液濃縮物
WG:水分散性顆粒、および
CS:水性カプセル懸濁液。
タンク混合組成物用の好適な配合物タイプの例は、溶液、希釈エマルジョン、懸濁液またはこれらの混合物、および、粉剤である。
好ましい組成物は、特に以下のとおり組成される(%=質量パーセント)。
乳化性濃縮物:
活性成分:1〜95%、好ましくは5〜20%
界面活性剤:1〜30%、好ましくは10〜20%
溶剤:5〜98%、好ましくは70〜85%
粉剤:
活性成分:0.1〜10%、好ましくは0.1〜1%
固体キャリア:99.9〜90%、好ましくは99.9〜99%
懸濁液濃縮物:
活性成分:5〜75%、好ましくは10〜50%
水:94〜24%、好ましくは88〜30%
界面活性剤:1〜40%、好ましくは2〜30%
水和剤:
活性成分:0.5〜90%、好ましくは1〜80%
界面活性剤:0.5〜20%、好ましくは1〜15%
固体キャリア:5〜99%、好ましくは15〜98%
粒質物:
活性成分:0.5〜30%、好ましくは3〜15%
固体キャリア:99.5〜70%、好ましくは97〜85%
調製例:
「Mp」は℃での融点を意味する。フリーラジカルはメチル基を表す。1Hおよび19F NMR計測値は、Brucker 400MHzまたは300MHz分光計に記録され、化学シフトはTMS標準を基準としてppmで示した。スペクトルは明記した重水素化された溶剤中で計測した。
LCMS方法:
方法A(SQD13):
スペクトルを、エレクトロスプレーソース(極性:陽イオンまたは陰イオン、キャピラリ:3.00kV、コーン範囲:30〜60V、抽出器:2.00V、ソース温度:150℃、脱溶剤温度:350℃、コーンガス流:0L/Hr、脱溶剤ガス流:650L/Hr、質量範囲:100〜900Da)およびWaters製のAcquity UPLC:バイナリポンプ、被加熱カラムコンパートメントおよびダイオード−アレイ検出器を備えるWaters製の質量分光計(SQDシングル四重極型質量分析計)で記録した。溶剤デガッサ、バイナリポンプ、被加熱カラムコンパートメントおよびダイオード−アレイ検出器。カラム:Waters UPLC HSS T3、1.8μm、30×2.1mm、温度:60℃、DAD波長範囲(nm):210〜500、溶剤勾配:A=水+5%MeOH+0.05%HCOOH、B=アセトニトリル+0.05%HCOOH、勾配:0分間0%B、100%A;1.2〜1.5分間100%B;流量(ml/min)0.85。
合成:
中間体1:3−エチルスルファニルベンゾチオフェン−2−カルボン酸の合成
ステップA:メチル3−エチルスルファニルベンゾチオフェン−2−カルボキシレート:
Figure 0006779225
メチル3−クロロベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(市販されている、1g)のN,N−ジメチルホルムアミド(8.61mL)中の撹拌溶液に、ソジオチオエタン(0.506g、1当量)を添加した。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌した。次いで、0.25当量のソジオチオエタンを添加した。反応をTLCにより監視した。出発材料が完全に消費された後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2×)。有機層を組み合わせ、Na2SO4で乾燥させた。ろ過し、濃縮し、シクロヘキサン−酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を得た(0.92g;収率=85%)。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)8.20(m,1H),7.82(m,1H),7.48(m,2H),3.97(s,3H),3.04(q,2H),1.20(t,3H)。
ステップB:3−エチルスルファニルベンゾチオフェン−2−カルボン酸
Figure 0006779225
THF(14.3ml)および水(3.57mL)の混合物中のメチル3−エチルスルファニルベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(0.9g)の撹拌溶液に、水酸化リチウム一水和物(1.1当量、0.094g)を周囲温度で添加した。反応混合物を2時間、周囲温度で撹拌した。反応をTLCにより監視した。出発材料が完全に消費された後、反応混合物を塩化水素(1N)で酸性化し、酢酸エチル(2)で抽出した。有機層を組み合わせ、Na2SO4で乾燥させた。ろ過し、減圧下で濃縮して粗固体を得、これを精製することなく次のステップで用いた(804mg、94.62%収率)。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ(ppm)8.10(m,2H),7.57(m,2H),3.04(q,2H),1.10(t,3H)。
実施例A1およびA2:2−(3−エチルスルホニルベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジン(A2、1.002)および2−(3−エチルスルファニルベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジン(A1、1.001)の調製:
ステップA:3−エチルスルファニル−N−[2−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル]ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドおよびN−[3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−3−エチルスルファニル−N−メチル−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドの調製:
Figure 0006779225
3−エチルスルファニルベンゾチオフェン−2−カルボン酸(中間体1、0.26g)のジクロロメタン(2ml)中の懸濁液に、1滴のN,N−ジメチルホルムアミド、続いて、塩化オキサリル(2.5当量、0.2177mL、0.317g)を添加した。気体の発生が終了した後、反応混合物は薄い黄色の溶液の形態であった。後者を60℃の浴温度、減圧下で蒸発させた。形成された残渣は5−ブロモ−3−エチルスルファニル−ピリジン−2−塩化カルボニルの濃い赤色の結晶であり、この残渣を6mlのTHF中に再度溶解させた。
N2−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2,3−ジアミン(市販されている:CAS172648−55−4,187mg)の酢酸エチル(2ml)中の溶液に、N,N−ジエチルエタンアミン(2.5当量、0.344mL、0.25g)を添加し、次いで、得られた溶液を氷浴で冷却し、その後、前述の塩化アシル溶液をゆっくりと添加した。得られた混合物を0℃で2時間撹拌した。この溶液を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液を添加することにより中和し、生成物を酢酸エチルで2回抽出した。有機溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗生成物を得た。3−エチルスルファニル−N−[2−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル]ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドおよびN−[3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−3−エチルスルファニル−N−メチル−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドの混合物を酢酸エチル/シクロヘキサンで溶離するシリカゲルによるカラムクロマトグラフィーの後に得、これをさらに精製することなく用いた。LC−MS(方法A):RT 1.16(412,MH+
3−エチルスルファニル−N−[5−(メチルアミノ)−2−(トリフルオロメチル)−4−ピリジル]ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドおよびN−[4−アミノ−6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル]−3−エチルスルファニル−N−メチル−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド(下記のスキームに記載のとおり)の混合物を同一のプロトコルを用いて合成し、N−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3,4−ジアミンを出発材料として合成した(国際公開第15000715号に記載のとおり調製した)。LC−MS(方法A):RT 0.99(412,MH+
Figure 0006779225
ステップB:2−(3−エチルスルファニルベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジンA1の調製:
Figure 0006779225
3−エチルスルファニル−N−[2−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル]ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドおよびN−[3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−3−エチルスルファニル−N−メチル−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド(0.23g)の酢酸(2.5ml)中の混合物を150℃、30分間、マイクロ波中にて加熱した。反応をTLCにより監視した。出発材料が完全に消費された後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させた。ろ過し、濃縮し、シクロヘキサン−酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を白色の固体として得た(112mg;収率=58.6%)。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)8.75(s,1H),8.36(s,1H),8.13(d,1H),7.94(d,1H),7.54(m,2H),3.94(s,3H),2.68(q,2H),1.04(t,3H)。
化合物2−(3−エチルスルファニルベンゾチオフェン−2−イル)−1−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−c]ピリジンB1(2.001)を同一の手法を用いて合成し、出発材料として、3−エチルスルファニル−N−[5−(メチルアミノ)−2−(トリフルオロメチル)−4−ピリジル]ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドおよびN−[4−アミノ−6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル]−3−エチルスルファニル−N−メチル−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドの混合物を事前に調製した。
ステップC:2−(3−エチルスルホニルベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジンA2の調製:
Figure 0006779225
2−(3−エチルスルファニルベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジン(A1、1.001、0.112g)化合物のCH2Cl2(12ml)中の撹拌溶液に、m−CPBA(2.3当量、0.1614g)を周囲温度で添加した。次いで、反応混合物を1時間撹拌した。反応をTLCにより監視した。出発材料が完全に消費された後、反応混合物を飽和Na223、NaHCO3で失活させ、CH2Cl2(2×)で抽出した。CH2Cl2層をNa2SO4で乾燥させた。ろ過し、濃縮し、粗生成物をシクロヘキサン−酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を白色の固体として得た(41mg;収率=34%)。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)8.78(s,1H),8.52(d,1H),8.34(s,1H),7.98(d,1H),7.64(m,2H),3.88(s,3H),3.34(q,2H),1.28(t,3H)。
2−(3−エチルスルホニルベンゾチオフェン−2−イル)−1−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−c]ピリジンB2(2.002)を同一の手法を用いて合成し、出発材料として、化合物2−(3−エチルスルファニルベンゾチオフェン−2−イル)−1−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−c]ピリジンB1(2.001)を事前に調製した。LC−MS(方法A)RT 1.11 394.5(MH+)。
実施例A3:2−(6−ブロモ−3−エチルスルファニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルファニル)イミダゾ[4,5−b]ピリジンA3:
Figure 0006779225
ステップA:6−ブロモ−3−エチルスルファニル−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸:
Figure 0006779225
6−ブロモ−3−クロロ−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸(市販されている、7.3g)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中の撹拌溶液に、ソジオチオエタン(2当量)を添加した。反応混合物を100℃で1.5時間撹拌した。反応をTLCにより監視した。出発材料が完全に消費された後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2×)。有機層を組み合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮し、シクロヘキサン−酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を得た(0.92g;収率=39%)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 1.29(t,3H),3.01(q,2H),7.66(dd,1H),7.96(d,1H),8.11(d,1H)。
ステップB:6−ブロモ−3−エチルスルファニル−N−[2−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチルスルファニル)−3−ピリジル]ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドおよびN−[3−アミノ−5−(トリフルオロメチルスルファニル)−2−ピリジル]−6−ブロモ−3−エチルスルファニル−N−メチル−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド
Figure 0006779225
6−ブロモ−3−エチルスルファニル−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸(ステップAにおいて調製した、213mg)のジクロロメタン(5ml)中の懸濁液に、1滴のN,N−ジメチルホルムアミド、続いて、塩化オキサリル(2.5当量、0.107mL)を添加した。気体の発生が終了した後、反応混合物は薄い黄色の溶液の形態であった。後者を60℃の浴温度、減圧下で蒸発させた。形成された残渣は5−ブロモ−5−ブロモ−3−エチルスルファニル−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸クロリドの濃い赤色の結晶であり、この残渣を6mlのTHF中に再度溶解させた。
N2−メチル−5−(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン−2,3−ジアミン(市販されているCAS1383840−73−0,150mg)の酢酸エチル(2ml)中の溶液に、N,N−ジエチルエタンアミン(2.5当量、0.237mL)を添加し、次いで、得られた溶液を氷浴で冷却し、その後、前述の塩化アシル溶液をゆっくりと添加した。得られた混合物を1時間、室温で撹拌した。この溶液を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液を添加することにより中和し、生成物を酢酸エチルで2回抽出した。有機溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗生成物を得た。6−ブロモ−3−エチルスルファニル−N−[2−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチルスルファニル)−3−ピリジル]ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドおよびN−[3−アミノ−5−(トリフルオロメチルスルファニル)−2−ピリジル]−6−ブロモ−3−エチルスルファニル−N−メチル−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドの混合物を酢酸エチル/シクロヘキサンで溶離するシリカゲルによるカラムクロマトグラフィーの後に得、これをさらに精製することなく用いた。LC−MS(方法A):RT 1.32 522(M+H-),524(M+H+)。
ステップC:2−(6−ブロモ−3−エチルスルファニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジンA3:
Figure 0006779225
6−ブロモ−3−エチルスルファニル−N−[2−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチルスルファニル)−3−ピリジル]ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドおよびN−[3−アミノ−5−(トリフルオロメチルスルファニル)−2−ピリジル]−6−ブロモ−3−エチルスルファニル−N−メチル−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド(0.32g)の酢酸(4ml)中の混合物を、150℃、30分間、マイクロ波中にて加熱した。反応をTLCにより監視した。出発材料が完全に消費された後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させた。ろ過し、濃縮し、シクロヘキサン−酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、実施例A3を白色の固体として得た(310mg;収率=100%)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 1.04(t,3H),2.68(q,2H),3.93(s,3H)7.66(dd,1H),7.98(d,1H),8.09(d,1H),8.43(d,1H),8.70(d,1H)。LC−MS(方法A):RT 1.37(506,MH+)。
実施例A4:2−(6−ブロモ−3−エチルスルホニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジン:
Figure 0006779225
ステップA:2−(6−ブロモ−3−エチルスルホニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルファニル)イミダゾ[4,5−b]ピリジンA4の調製:
Figure 0006779225
2−(6−ブロモ−3−エチルスルファニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルファニル)イミダゾ[4,5−b]ピリジン(実施例A3、310mg)の化合物のCH2Cl2(20ml)中の撹拌溶液に、m−CPBA(2.05当量、290mg)を周囲温度で添加した。次いで、反応混合物を1時間撹拌した。反応をTLCにより監視した。出発材料が完全に消費された後、反応混合物を飽和Na223、NaHCO3で失活させ、CH2Cl2(2×)で抽出した。組み合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮し、粗生成物をシクロヘキサン−酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を白色の固体として得た(310mg;収率=94%)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 1.30(t,4H),3.34(q,2H),3.86(s,3H),7.75(dd,1H),8.15(d,1H),8.40(m,2H),8.71(d,1H)。
実施例A5:2−[3−エチルスルファニル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−イル]−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジン:
Figure 0006779225
ステップA:3−エチルスルファニル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボン酸の合成
Figure 0006779225
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボン酸(市販されている、10g)のN,N−ジメチルホルムアミド(71mL)中の撹拌溶液に、ソジオチオエタン(3.6当量、12.13g)を添加した。反応混合物を100℃で4時間撹拌した。反応をTLCにより監視した。出発材料が完全に消費された後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2×)。有機層を組み合わせ、Na2SO4で乾燥させ、ろ過し、濃縮し、粗生成物をシクロヘキサン−酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を得た(4.21g;収率=38%)。1H NMR(400MHz,DMSO)δppm 1.08(t,3H),3(m,2H),7.84(dd,1H),7.96(s,1H),8.3(m,1H),8.64(s,1H),13.95(s,1H)。LC−MS(方法A):RT 1.08(307,MH+)。
ステップB:3−エチルスルファニル−N−[2−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル]−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドおよびN−[3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−3−エチルスルファニル−N−メチル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド。
Figure 0006779225
N2−メチル−5−(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン−2,3−ジアミン(市販されている、Cas:172648−55−4)および3−エチルスルファニル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボン酸から、実施例A3ステップBに記載のものと同様のプロトコルを用いて調製した。LC−MS(方法A)RT 1.26,478(MH−)481(MH+)。
ステップC実施例A5:2−(6−ブロモ−3−エチルスルホニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルファニル)イミダゾ[4,5−b]ピリジンA5の調製:
Figure 0006779225
3−エチルスルファニル−N−[2−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル]−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドおよびN−[3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]−3−エチルスルファニル−N−メチル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドから、実施例A3(ステップC)に記載のものと同様のプロトコルを用いて調製した。LC−MS(方法A)RT 1.31,462(MH−)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 1.05(t,3H),2.69(q,2H),3.96(s,3H),7.80(m,1H),8.27(m,2H),8.38(m,1H),8.79(m,1H)。
実施例A6:2−[3−エチルスルホニル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−イル]−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジン。
Figure 0006779225
実施例A5から、実施例A4(ステップA)に記載のものと同様のプロトコルを用いて調製した。LC−MS(方法A)RT 1.13,492(MH−)495(MH+)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 1.32(t,3H),3.38(q,2H),3.89(s,3H),7.88(m,1H),8.30(s,1H),8.35(m,1H)8.68(m,1H),8.78(m,1H)。
実施例A7:2−(6−ブロモ−3−エチルスルファニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジン:
Figure 0006779225
N2−メチル−5−(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン−2,3−ジアミン(市販されている、Cas:172648−55−4)および6−ブロモ−3−エチルスルファニル−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸(実施例A3ステップA)から、実施例A3ステップB次いでステップCに記載のものと同様のプロトコルを用いて調製した。
LC−MS(方法A)RT 1.34,474(MH+)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 1.03(t,3H),2.67(q,2H),3.94(m,3H),7.62〜7.69(m,1H),7.99(d,1H),8.08(m,1H),8.36(d,1H),8.76(d,1H)。
実施例A8:2−(6−ブロモ−3−エチルスルホニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジン:
Figure 0006779225
2−(6−ブロモ−3−エチルスルファニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジンA7から、実施例A4(ステップA)に記載のものと同様のプロトコルを用いて調製した。LC−MS(方法A)RT 1.17,506(MH+)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 1.30(t,3H),3.34(q,2H),3.88(s,3H),7.75(dd,1H)8.15(d,1H),8.34(d,1H),8.41(d,1H),8.78(d,1H)。
実施例A9:2−[3−エチルスルホニル−6−[3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−1−イル]ベンゾチオフェン−2−イル]−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジンA9:
Figure 0006779225
2−(6−ブロモ−3−エチルスルホニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジンA8(0.200g、0.4mmol)、3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(0.125g、0.912mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の溶液を5分間アルゴンで脱気し、次いで、ヨウ化銅(I)(0.0152g、0.079mmol)、N,N’−ジメチル−エチレンジアミン(0.0171mL、0.159mmol)および炭酸カリウム(0.0443g、0.317mmol)を添加した。混合物を120℃で一晩撹拌し、反応をLC/MSにより監視した。水を溶液に添加し、水性層を酢酸エチルで3回抽出した。組み合わせた有機層を水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で蒸発させた。残渣を勾配シクロヘキサン/酢酸エチルを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィにより精製して、シクロヘキサン中での析出の後、表題の化合物(0.018g)を得た。LC−MS(方法A)RT 1.18,561(MH+)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 1.33(t,3H)3.39(q,2H)3.91(s,3H)6.83(d,1H),7.95(dd,1H)8.12(d,1H)8.35(d,1H),8.46(d,1H),8.66(d,1H)8.79(d,1H)。
実施例A10:2−[3−エチルスルホニル−6−(トリフルオロメチルスルファニル)ベンゾチオフェン−2−イル]−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジンA10の調製
Figure 0006779225
2−(6−ブロモ−3−エチルスルホニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジンA8(0.200g、0.397mmol)のアセトニトリル(4.72g、6mL、115mmol)を有する溶液にアルゴンを30分間通気させた。次いで、(bpy)CuSCF3(0.384g、1.19mmol)を添加し、濃い茶色の溶液を20時間還流した(LC/MSで転換率5%)。6当量の(bpy)CuSCF3をさらに添加し、反応を週末にわたって還流した。混合物の反応をRTに冷まし、酢酸エチルで希釈し、Hyfloでろ過して不溶性の残渣を除去した。ろ液を減圧下で濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィにより精製して、2−[3−エチルスルホニル−6−(トリフルオロメチルスルファニル)ベンゾチオフェン−2−イル]−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジンを得た(0.07g、33.6%収率)。1H NMR(400MHz,CDCl3 )δppm 1.32(t,3H),3.37(q,2H),3.89(s,3H),7.90(m,1H),8.30(m,2H),8.60(d,1H),8.79(s,1H)。
実施例A11:2−(6−シクロプロピル−3−エチルスルホニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジンA11の調製
Figure 0006779225
トルエン(3mL、28.1mmol)および水(3mL、166.5mmol)の混合物中の2−(6−ブロモ−3−エチルスルホニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジンA8(0.200g、0.397mmol)の溶液に、シクロプロピルボロン酸(0.128g、1.43mmol、3.60)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.0459g、0.04mmol)およびリン酸カリウム三塩基性(0.521g、0.203mL、2.38mmol)を添加した。次いで、混合物を4時間還流した。転換が完了した後、反応混合物を酢酸エチルおよび水で抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で蒸発させた。残渣をコンビフラッシュクロマトグラフィにより精製してA11を得た(0.09g、0.19mmol、48.8%収率)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 0.82〜0.88(m,2H),1.09〜1.17(m,2H),1.28(t,4H),2.04〜2.14(m,1H),3.32(q,2H),3.87(s,3H),7.33(dd,1H),7.67(d,1H),8.33(d,1H),8.37(d,1H),8.76(d,1H)。LC−MS(方法A)RT 1.22,466(MH+)。
実施例A12:2−[3−エチルスルホニル−6−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)ベンゾチオフェン−2−イル]−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジンA12の調製。
Figure 0006779225
アルゴンでパージしたマイクロ波バイアル中において、2−(6−ブロモ−3−エチルスルホニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−b]ピリジンA8(0.200g、0.397mmol)をN−メチル−2−ピロリドン(3ml)およびPentafluoroethylator(0.303g、0.793mmol)中に溶解させた。バイアルを90℃のMW反応器に2時間入れた。完全な転換の後、水および酢酸エチルを混合物に添加し、次いで、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をコンビフラッシュクロマトグラフィにより精製してA12を得た(0.034g、0.06257mmol、15.8%収率)。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 1.33(t,3H),3.38(q,2H),3.89(s,3H),7.85(d,1H),8.28(s,1H),8.36(d,1H),8.71(d,1H),8.79(d,1H)。LC−MS(方法A)RT 1.23,544(MH+)。
実施例B3:2−[3−エチルスルファニル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−イル]−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−c]ピリジンB3:
Figure 0006779225
ステップA:3−エチルスルファニル−N−[5−(メチルアミノ)−2−(トリフルオロメチル)−4−ピリジル]−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドおよびN−[4−アミノ−6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル]−3−エチルスルファニル−N−メチル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドの合成
Figure 0006779225
N3−メチル−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3,4−ジアミン(市販されている、Cas:1643139−91−6)および3−エチルスルファニル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボン酸(実施例A5(ステップA)に記載されているとおり)から、実施例A3(ステップB)に記載のものと同様のプロトコルを用いて調製した。LC−MS(方法A)RT 1.11,478(MH−).480(MH+)。
ステップB:2−[3−エチルスルファニル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−イル]−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−c]ピリジンB3の合成:
Figure 0006779225
3−エチルスルファニル−N−[5−(メチルアミノ)−2−(トリフルオロメチル)−4−ピリジル]−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドおよびN−[4−アミノ−6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル]−3−エチルスルファニル−N−メチル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドから、実施例A3(ステップC)に記載のものと同様のプロトコルを用いて調製した。LC−MS(方法A)RT 1.23,462(MH+)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 1.03(t,3H),2.67(q,2H),3.98(s,3H),7.80(m,1H),8.18(s,1H),8.26(s,2H),9.01(s,1H)。
実施例B4:2−[3−エチルスルホニル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−イル]−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−c]ピリジンB4
Figure 0006779225
2−[3−エチルスルファニル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−イル]−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−c]ピリジンB3から、実施例A4ステップAに記載のものと同様のプロトコルを用いて調製した。LC−MS(方法A)RT 1.09,492(MH−),494(MH+)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 1.30(t,3H),3.33(q,2H),3.92(s,3H),7.88(dd,1H),8.15(d,1H),8.31(s,1H),8.69(d,1H),9.01(s,1H)。
実施例B5:2−(6−ブロモ−3−エチルスルホニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルファニル)イミダゾ[4,5−c]ピリジンB5
Figure 0006779225
ステップA:N−[4−アミノ−6−(トリフルオロメチルスルファニル)−3−ピリジル]−6−ブロモ−3−エチルスルファニル−N−メチル−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドおよびN−[4−アミノ−6−(トリフルオロメチルスルファニル)−3−ピリジル]−6−ブロモ−3−エチルスルファニル−N−メチル−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド。
Figure 0006779225
N3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン−3,4−ジアミン(市販されている、Cas:1383840−73−0)および6−ブロモ−3−エチルスルファニル−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸(実施例A3ステップAに記載されているとおり)から、A3ステップBに記載のものと同様のプロトコルを用いて調製した。LC−MS(方法A)RT 1.34,522(MH−)524(MH+)。
ステップB:2−(6−ブロモ−3−エチルスルファニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルファニル)イミダゾ[4,5−c]ピリジン。
Figure 0006779225
N−[4−アミノ−6−(トリフルオロメチルスルファニル)−3−ピリジル]−6−ブロモ−3−エチルスルファニル−N−メチル−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドおよびN−[4−アミノ−6−(トリフルオロメチルスルファニル)−3−ピリジル]−6−ブロモ−3−エチルスルファニル−N−メチル−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドから、実施例A3(ステップC)に記載のものと同様のプロトコルを用いて調製した。LC−MS(方法A)RT 1.30,504(MH+)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 1.02(t,3H),2.65(q,2H),3.94(s,3H),7.67(dd,1H),7.98(d,1H),8.10(d,1H),8.17(s,1H),8.95(s,1H)。
ステップC:2−(6−ブロモ−3−エチルスルホニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルファニル)イミダゾ[4,5−c]ピリジンB5:
Figure 0006779225
2−(6−ブロモ−3−エチルスルファニル−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルファニル)イミダゾ[4,5−c]ピリジンから、実施例A4ステップA(0.129g;収率=77%)に記載のものと同様のプロトコルを用いて調製した。LC−MS(方法A)RT 1.16,538(MH+)。1H NMR(400MHz,CDCL3)δppm 1.28(t,3H),3.30(q,2H),3.88(s,3H),7.76(dd,1H),8.11〜8.18(m,2H),8.40(d,1H),8.94(s,1H)。
実施例C1:2−[3−エチルスルホニル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−イル]−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[4,5−c]ピリジンC1
Figure 0006779225
ステップA:3−エチルスルファニル−N−[2−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドおよびN−[2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−エチルスルファニル−N−メチル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド。
Figure 0006779225
中間体N1−メチル−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,2−ジアミン(市販されているCAS:35203−49−7)および3−エチルスルファニル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボン酸(実施例A5ステップAに記載されているとおり)から、実施例A3ステップBに記載のものと同様のプロトコルを用いて調製した。LC−MS(方法A)RT 1.30,477(MH−)479(MH+)。
ステップB:2−[3−エチルスルファニル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−イル]−1−メチル−5−(トリフルオロメチル)ベンズイミダゾールC1
Figure 0006779225
3−エチルスルファニル−N−[2−(メチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドおよびN−[2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−エチルスルファニル−N−メチル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドから、実施例A3(ステップC)に記載のものと同様のプロトコルを用いて調製した。LC−MS(方法A)RT 1.30,460(MH+)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 1.03(t,3H),2.65(q,2H),3.86(s,3H),7.58(m,1H),7.5(m,1H),7.78(m,1H),8.16(s,1H),8.25(m,2H)。
実施例C2:2−[3−エチルスルホニル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−イル]−1−メチル−5−(トリフルオロメチル)ベンズイミダゾールC2:
Figure 0006779225
2−[3−エチルスルファニル−6−(トリフルオロメチル)ベンゾチオフェン−2−イル]−1−メチル−5−(トリフルオロメチル)ベンズイミダゾールC1(270mg)から、実施例A4(ステップA)(0.223g;収率=77%)に記載のものと同様のプロトコルを用いて調製した。LC−MS(方法A)RT 1.17,494(MH+)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 1.30(t,3H),3.35(q,2H),3.81(s,3H),7.56(d,1H),7.67(dd,1H),7.86(dd,1H),8.12(s,1H),8.29(s,1H),8.70(d,1H)。
表Bは、上記の調製例に従って調製した式I−1aの好ましい化合物を開示する。
Figure 0006779225
Figure 0006779225
表Cは、上記の調製例に従って調製した式I−1bの好ましい化合物を開示する。
Figure 0006779225
Figure 0006779225
表Dは、上記の調製例に従って調製した式I−1bの好ましい化合物を開示する。
Figure 0006779225
Figure 0006779225
Figure 0006779225
任意に所望される濃度のエマルジョンを、水による希釈でこのような濃縮物から調製可能である。
Figure 0006779225
溶液は、微小滴の形態での使用に好適である。
Figure 0006779225
活性成分をジクロロメタン中に溶解し、溶液をキャリアに吹きつけ、その後、溶剤を減圧中で蒸発させる。
Figure 0006779225
すぐに使用可能な粉剤は、キャリアと活性成分とを均質に混合することにより得られる。
Figure 0006779225
活性成分を添加剤と混合し、混合物を好適なミルで十分に粉砕する。これにより水和剤が得られ、これを水で希釈して任意の所望される濃度の懸濁液を得ることが可能である。
実施例F6:押出し機顆粒
活性成分 10%
リグノスルホン酸ナトリウム 2%
カルボキシメチルセルロース 1%
カオリン 87%
活性成分を添加剤と混合し、混合物を粉砕し、水で湿らせ、押出し、粒状化し、空気流中で乾燥させる。
実施例F7:コート顆粒
活性成分 3%
ポリエチレングリコール(MW 200) 3%
カオリン 94%
ミキサ中で、微細に粉砕した活性成分を、ポリエチレングリコールで湿らせたカオリンに均一に適用する。これによりダストフリー被覆顆粒が得られる。
実施例F8:懸濁液濃縮物
活性成分 40%
エチレングリコール 10%
ノニルフェノキシポリエチレングリコールエーテル(15molのEO) 6%
リグノスルホン酸ナトリウム 10%
カルボキシメチルセルロース 1%
37%ホルムアルデヒド水溶液 0.2%
シリコーン油(75%水性エマルジョン) 0.8%
水 32%
微細に粉砕した活性成分を添加剤と均質に混合する。任意に所望される濃度の懸濁液を、水による希釈でこれにより得られる懸濁液濃縮物から調製することが可能である。
Figure 0006779225
組み合わせを補助剤と完全に混合し、混合物を好適なミルで十分に粉砕することで、種子処理に直接使用可能である粉末が得られる。
実施例F10:
乳化性濃縮物活性成分 10%
オクチルフェノールポリエチレングリコールエーテル 3%
(4〜5molのエチレンオキシド)
ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム 3%
ヒマシ油ポリグリコールエーテル(35molのエチレンオキシド) 4%
シクロヘキサノン 30%
キシレン混合物 50%
植物の保護に用いられることが可能である任意の必要とされる希釈度のエマルジョンは、水による希釈でこの濃縮物から得ることが可能である。
実施例F11:種子処理用の流動性濃縮物
活性成分 40%
プロピレングリコール 5%
コポリマーブタノールPO/EO 2%
トリスチレンフェノールと10 〜20モルのEO 2%
1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(20%水溶液の形態) 0.5%
モノアゾ−顔料カルシウム塩 5%
シリコーン油(75%水中エマルジョンの形態) 0.2%
水 45.3%
微細に粉砕した組み合わせを補助剤と均質に混合して懸濁液濃縮物を得、これから、いずれかの所望される希釈率の懸濁液を水による希釈によって得ることが可能である。このような希釈物を用いることで、吹付け、注入または浸漬により、生きている植物ならびに植物繁殖体を処理し、微生物による外寄生に対して保護することが可能である。
本発明による組成物の活性は、他の殺虫的、殺ダニ的および/または殺菌・殺カビ的に活性な処方成分を加えることにより、相当な広範化、および、流行している状況に対する適応が可能である。式Iの化合物と他の殺虫的、殺ダニ的および/または殺菌・殺カビ的に活性な処方成分との混合物はまた、より広い意味で、相乗的活性とも説明可能であるさらに意外な利点を有し得る。例えば、植物によるより優れた耐性、低い殺草性、異なる成長段階昆虫を防除可能であること、または、例えば粉砕もしくは混合の最中、保管もしくは使用の最中といった製造中の挙動が良好であることである。
ここで、活性成分に対する好適な添加物は、例えば、以下の分類の活性成分が代表的である:有機リン化合物、ニトロフェノール誘導体、チオ尿素、幼虫ホルモン、ホルムアミジン、ベンゾフェノン誘導体、尿素、ピロール誘導体、カルバメート、ピレスロイド、塩素化炭化水素、アシル尿素、ピリジルメチレンアミノ誘導体、マクロライド、ネオニコチノイドおよびバチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)調製物。
以下に示す式Iの化合物と活性成分との混合物が好ましい(略記「TX」は、「本発明の表1〜4およびA、B、CおよびDに記載の化合物からなる群から選択される1種の化合物」を意味する):
石油(628)+TXから構成される物質群から選択される補助剤、
1,1−ビス(4−クロロフェニル)−2−エトキシエタノール(IUPAC名)(910)+TX、2,4−ジクロロフェニルベンゼンスルホネート(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1059)+TX、2−フルオロ−N−メチル−N−1−ナフチルアセタミド(IUPAC名)(1295)+TX、4−クロロフェニルフェニルスルホン(IUPAC名)(981)+TX、アバメクチン(1)+TX、アセキノシル(3)+TX、アセトプロール[CCN]+TX、アクリナトリン(9)+TX、アルジカルブ(16)+TX、アルドキシカルブ(863)+TX、α−シペルメトリン(202)+TX、アミジチオン(870)+TX、アミドフルメト[CCN]+TX、アミドチオエート(872)+TX、アミトン(875)+TX、シュウ酸水素アミトン(875)+TX、アミトラズ(24)+TX、アラマイト(881)+TX、三酸化ヒ素(882)+TX、AVI382(化合物コード)+TX、AZ60541(化合物コード)+TX、アジンホスエチル(44)+TX、アジンホスメチル(45)+TX、アゾベンゼン(IUPAC名)(888)+TX、アゾシクロチン(46)+TX、アゾトエート(889)+TX、ベノミル(62)+TX、ベノキサホス[CCN]+TX、ベンゾキメート(71)+TX、ベンジル安息香酸塩(IUPAC名)[CCN]+TX、ビフェナゼート(74)+TX、ビフェントリン(76)+TX、ビナパクリル(907)+TX、ブロフェンバレレート+TX、ブロモシクレン(918)+TX、ブロモホス(920)+TX、ブロモホスエチル(921)+TX、ブロモプロピレート(94)+TX、ブプロフェジン(99)+TX、ブトカルボキシム(103)+TX、ブトキシカルボキシム(104)+TX、ブチルピリダベン+TX、多硫酸カルシウム(IUPAC名)(111)+TX、カンフェクロール(941)+TX、カルバノレート(943)+TX、カルバリル(115)+TX、カルボフラン(118)+TX、カルボフェノチオン(947)+TX、CGA50’439(開発コード)(125)+TX、チノメチオナート(126)+TX、クロルベンシド(959)+TX、クロルジメホルム(964)+TX、クロルジメホルムヒドロクロリド(964)+TX、クロルフェナピル(130)+TX、クロルフェネトール(968)+TX、クロルフェンソン(970)+TX、クロルフェンスルフィド(971)+TX、クロルフェンビンホス(131)+TX、クロロベンジラート(975)+TX、クロロメブホルム(977)+TX、クロロメチウロン(978)+TX、クロロプロピレート(983)+TX、クロルピリホス(145)+TX、クロルピリホスメチル(146)+TX、クロルチオホス(994)+TX、シネリンI(696)+TX、シネリンII(696)+TX、シネリンス(696)+TX、クロフェンテジン(158)+TX、クロサンテル[CCN]+TX、クマホス(174)+TX、クロタミトン[CCN]+TX、クロトキシホス(1010)+TX、クフラエブ(1013)+TX、シアントエート(1020)+TX、シフルメトフェン(CAS登録番号:400882−07−7)+TX、シハロトリン(196)+TX、シヘキサチン(199)+TX、シペルメトリン(201)+TX、DCPM(1032)+TX、DDT(219)+TX、デメフィオン(1037)+TX、デメフィオン−O(1037)+TX、デメフィオン−S(1037)+TX、デメトン(1038)+TX、
デメトンメチル(224)+TX、デメトン−O(1038)+TX、デメトン−O−メチル(224)+TX、デメトン−S(1038)+TX、デメトン−S−メチル(224)+TX、デメトン−S−メチルスルホン(1039)+TX、ジアフェンチウロン(226)+TX、ジアリホス(1042)+TX、ダイアジノン(227)+TX、ジクロフルアニド(230)+TX、ジクロルボス(236)+TX、ジクリホス+TX、ジコホル(242)+TX、ジクロトホス(243)+TX、ジエノクロル(1071)+TX、ジメホクス(1081)+TX、ジメトエート(262)+TX、ジナクチン(653)+TX、ジネクス(1089)+TX、ジネクスジクレキシン(1089)+TX、ジノブトン(269)+TX、ジノカップ(270)+TX、ジノカップ−4[CCN]+TX、ジノカップ−6[CCN]+TX、ジノクトン(1090)+TX、ジノペントン(1092)+TX、ジノスルホン(1097)+TX、ジノテルボン(1098)+TX、ジオキサチオン(1102)+TX、ジフェニルスルホン(IUPAC名)(1103)+TX、ジスルフィラム[CCN]+TX、ジスルホトン(278)+TX、DNOC(282)+TX、ドフェナピン(1113)+TX、ドラメクチン[CCN]+TX、エンドスルファン(294)+TX、エンドチオン(1121)+TX、EPN(297)+TX、エピリノメクチン[CCN]+TX、エチオン(309)+TX、エトエートメチル(1134)+TX、エトキサゾール(320)+TX、エトリムホス(1142)+TX、フェナザフロル(1147)+TX、フェナザキン(328)+TX、酸化フェンブタスズ(330)+TX、フェノチオカルブ(337)+TX、フェンプロパトリン(342)+TX、フェンピラド+TX、フェンピロキシメート(345)+TX、フェンソン(1157)+TX、フェントリファニル(1161)+TX、フェンバレレート(349)+TX、フィプロニル(354)+TX、フルアクリピリム(360)+TX、フルアズロン(1166)+TX、フルベンジミン(1167)+TX、フルシクロクスロン(366)+TX、フルシトリネート(367)+TX、フルエネチル(1169)+TX、フルフェノクスロン(370)+TX、フルメトリン(372)+TX、フルオルベンシド(1174)+TX、フルバリネート(1184)+TX、FMC1137(開発コード)(1185)+TX、ホルメタネート(405)+TX、ホルメタネートヒドロクロリド(405)+TX、ホルモチオン(1192)+TX、ホルムパラネート(1193)+TX、γ−HCH(430)+TX、グリオジン(1205)+TX、ハルフェンプロクス(424)+TX、ヘプテノホス(432)+TX、ヘキサデシルシクロプロパンカルボキシレート(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1216)+TX、ヘキシチアゾクス(441)+TX、ヨードメタン(IUPAC名)(542)+TX、イソカルボホス(473)+TX、イソプロピルO−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチレート(IUPAC名)(473)+TX、イベルメクチン[CCN]+TX、ジャスモリンI(696)+TX、ジャスモリンII(696)+TX、ジョドフェンホス(1248)+TX、リンダン(430)+TX、ルフェヌロン(490)+TX、マラチオン(492)+TX、マロノベン(1254)+TX、メカルバム(502)+TX、メホスフォラン(1261)+TX、メスルフェン[CCN]+TX、メタクリホス(1266)+TX、メタミドホス(527)+TX、メチダチオン(529)+TX、メチオカルブ(530)+TX、メソミル(531)+TX、臭化メチル(537)+TX、メトルカルブ(550)+TX、メビンホス(556)+TX、メキサカルベート(1290)+TX、ミルベメクチン(557)+TX、ミルベマイシンオキシム[CCN]+TX、ミパホクス(1293)+TX、モノクロトホス(561)+TX、モルホチオン(1300)+TX、モキシデクチン[CCN]+TX、ナレド(567)+TX、NC−184(化合物コード)+TX、NC−512(化合物コード)+TX、ニフルリジド(1309)+TX、ニッコマイシン[CCN]+TX、ニトリラカルブ(1313)+TX、ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛錯体(1313)+TX、NNI−0101(化合物コード)+TX、NNI−0250(化合物コード)+TX、オメトエート(594)+TX、オキサミル(602)+TX、オキシデプロホス(1324)+TX、オキシジスルホトン(1325)+TX、pp’−DDT(219)+TX、パラチオン(615)+TX、ペルメトリン(626)+TX、石油(628)+TX、フェンカプトン(1330)+TX、フェントエート(631)+TX、
ホレート(636)+TX、ホサロン(637)+TX、ホスホラン(1338)+TX、ホスメット(638)+TX、ホスファミドン(639)+TX、ホキシム(642)+TX、ピリミホスメチル(652)+TX、ポリクロロテルペン(慣習名)(1347)+TX、ポリナクチン(653)+TX、プロクロノール(1350)+TX、プロフェノホス(662)+TX、プロマシル(1354)+TX、プロパルギット(671)+TX、プロペタムホス(673)+TX、プロポキスル(678)+TX、プロチダチオン(1360)+TX、プロトエート(1362)+TX、ピレトリンI(696)+TX、ピレトリンII(696)+TX、ピレトリン(696)+TX、ピリダベン(699)+TX、ピリダフェンチオン(701)+TX、ピリミジフェン(706)+TX、ピリミテート(1370)+TX、キナルホス(711)+TX、キンチオホス(1381)+TX、R−1492(開発コード)(1382)+TX、RA−17(開発コード)(1383)+TX、ロテノン(722)+TX、シュラダン(1389)+TX、セブホス+TX、セラメクチン[CCN]+TX、SI−0009(化合物コード)+TX、ソファミド(1402)+TX、スピロジクロフェン(738)+TX、スピロメシフェン(739)+TX、SSI−121(開発コード)(1404)+TX、スルフィラム[CCN]+TX、スルフラミド(750)+TX、スルホテプ(753)+TX、スルフル(754)+TX、SZI−121(開発コード)(757)+TX、τ−フルバリネート(398)+TX、テブフェンピラド(763)+TX、TEPP(1417)+TX、テルバム+TX、テトラクロルビンホス(777)+TX、テトラジホン(786)+TX、テトラナクチン(653)+TX、テトラスル(1425)+TX、チアフェノクス+TX、チオカルボキシム(1431)+TX、チオファノックス(800)+TX、チオメトン(801)+TX、チオキノックス(1436)+TX、ツリンギエンシン[CCN]+TX、トリアミホス(1441)+TX、トリアラテン(1443)+TX、トリアゾホス(820)+TX、トリアズロン+TX、トリクロルホン(824)+TX、トリフェノホス(1455)+TX、トリナクチン(653)+TX、バミドチオン(847)+TX、バニリプロール[CCN]およびYI−5302(化合物コード)+TXから構成される物質群から選択される殺ダニ剤、
ベトキサジン[CCN]+TX、ニオクタノン酸銅(IUPAC名)(170)+TX、硫酸銅(172)+TX、シブトリン[CCN]+TX、ジクロン(1052)+TX、ジクロロフェン(232)+TX、エンドタール(295)+TX、フェンチン(347)+TX、消石灰[CCN]+TX、ナーバム(566)+TX、キノクラミン(714)+TX、キノンアミド(1379)+TX、シマジン(730)+TX、酢酸トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)および水酸化トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)+TXから構成される物質群から選択される殺藻剤、
アバメクチン(1)+TX、クルホメート(1011)+TX、ドラメクチン[CCN]+TX、エマメクチン(291)+TX、エマメクチン安息香酸塩(291)+TX、エピリノメクチン[CCN]+TX、イベルメクチン[CCN]+TX、ミルベマイシンオキシム[CCN]+TX、モキシデクチン[CCN]+TX、ピペラジン[CCN]+TX、セラメクチン[CCN]+TX、スピノサド(737)およびチオファネート(1435)+TXから構成される物質群から選択される駆虫薬、
クロラロース(127)+TX、エンドリン(1122)+TX、フェンチオン(346)+TX、ピリジン−4−アミン(IUPAC名)(23)およびストリキニン(745)+TXから構成される物質群から選択される殺鳥剤、
1−ヒドロキシ−1H−ピリジン−2−チオン(IUPAC名)(1222)+TX、4−(キノキサリン−2−イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド(IUPAC名)(748)+TX、8−硫酸ヒドロキシキノリン(446)+TX、ブロノポール(97)+TX、ニオクタノン酸銅(IUPAC名)(170)+TX、水酸化銅(IUPAC名)(169)+TX、クレゾール[CCN]+TX、ジクロロフェン(232)+TX、ジピリチオン(1105)+TX、ドジチン(1112)+TX、フェナミノスルフ(1144)+TX、ホルムアルデヒド(404)+TX、ヒドラルガフェン[CCN]+TX、カスガマイシン(483)+TX、カスガマイシンヒドロクロリド水和物(483)+TX、ニッケルビス(ジメチルジチオカルバメート)(IUPAC名)(1308)+TX、ニトラピリン(580)+TX、オクチリノン(590)+TX、オキソリン酸(606)+TX、オキシテトラサイクリン(611)+TX、硫酸ヒドロキシキノリンカリウム(446)+TX、プロベナゾール(658)+TX、ストレプトマイシン(744)+TX、ストレプトマイシンセスキスルフェート(744)+TX、テクロフタラム(766)+TX、およびチオメルサール[CCN]+TXから構成される物質群から選択される殺バクテリア剤、
リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)GV(12)+TX、アグロバクテリウムラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)(13)+TX、アムブリセイウス属の一種(Amblyseius spp.)(19)+TX、アナグラファファルシフェラ(Anagrapha falcifera)NPV(28)+TX、アングルスアトムス(Anagrus atomus)(29)+TX、アブラコバチ(Aphelinus abdominalis)(33)+TX、コレマンアブラバチ(Aphidius colemani)(34)+TX、ショクガタマバエ(Aphidoletes aphidimyza)(35)+TX、オートグラファカリホルニカ(Autographa californica NPV)(38)+TX、バシラスフィルムス(Bacillus firmus)(48)+TX、バシラススファエリクス(Bacillus sphaericus Neide)(学名)(49)+TX、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis Berliner)(学名)(51)+TX、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.aizawai)(学名)(51)+TX、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.israelensis)(学名)(51)+TX、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.japonensis)(学名)(51)+TX、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)(学名)(51)+TX、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.tenebrionis)(学名)(51)+TX、ベアウベリアバッシアナ(Beauveria bassiana)(53)+TX、ベアウベリアブロングニアルチイ(Beauveria brongniartii)(54)+TX、ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)(151)+TX、ツマアカオオヒメテントウ(Cryptolaemus montrouzieri)(178)+TX、コドリンガ(Cydia pomonella)GV(191)+TX、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)(212)+TX、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)(254)+TX、オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)(学名)(293)+TX、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)(300)+TX、アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)NPV(431)+TX、ヘテロルハブジチスバクテリオホラ(Heterorhabditis bacteriophora)およびH.メギジス(H.megidis)(433)+TX、ヒポダミアコンベルゲンス(Hippodamia convergens)(442)+TX、フジコナヒゲナガトビコバチ(Leptomastix dactylopii)(488)+TX、マクロロフスカリジノサス(Macrolophus caliginosus)(491)+TX、ヨトウガ(Mamestra brassicae)NPV(494)+TX、メタフィクスヘルボルス(Metaphycus helvolus)(522)+TX、メタリジウムアニソプリアエ(Metarhizium anisopliae var.acridum)(学名)(523)+TX、メタリジウムアニソプリアエ(Metarhizium anisopliae var.anisopliae)(学名)(523)+TX、マツノキハバチ(Neodiprion sertifer NPV)およびN.レコンテイ(N.lecontei NPV)(575)+TX、ヒメハナカメムシ属の一種(Orius spp.)(596)+TX、パエシロマイセスフモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)(613)+TX、チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)(644)+TX、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)マルチカプシド核多角体ウイルス(学名)(741)+TX、ステイネルネマビビオニス(Steinernema bibionis)(742)+TX、ステイネルネマカルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)(742)+TX、ステイネルネマフェルチアエ(Steinernema feltiae)(742)+TX、ステイネルネマグラセリ(Steinernema glaseri)(742)+TX、ステイネルネマリオブラエb(Steinernema riobrave)(742)+TX、ステイネルネマリオブラビス(Steinernema riobravis)(742)+TX、ステイネルネマスカプテリスキ(Steinernema scapterisci)(742)+TX、ステイネルネマ属の一種(Steinernema spp.)(742)+TX、トリコグラマ属の一種(Trichogramma spp.)(826)+TX、チフロドロムスオクシデンタリス(Typhlodromus occidentalis)(844)およびベルチシリウムレカニイ(Verticillium lecanii)(848)+TXから構成される物質群から選択される生物剤、
ヨードメタン(IUPAC名)(542)および臭化メチル(537)+TXから構成される物質群から選択される土壌不毛剤、
アホレート[CCN]+TX、ビサジル[CCN]+TX、ブスルファン[CCN]+TX、ジフルベンズロン(250)+TX、ジマチフ[CCN]+TX、ヘメル[CCN]+TX、ヘムパ[CCN]+TX、メテパ[CCN]+TX、メチオテパ[CCN]+TX、メチルアホレート[CCN]+TX、モルジド[CCN]+TX、ペンフルロン[CCN]+TX、テパ[CCN]+TX、チオヘムパ[CCN]+TX、チオテパ[CCN]+TX、トレタミン[CCN]およびウレデパ[CCN]+TXから構成される物質群から選択される不妊化剤、
(E)−デカ−5−エン−1−イルアセテートを伴う(E)−デカ−5−エン−1−オール(IUPAC名)(222)+TX、(E)−トリデカ−4−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(829)+TX、(E)−6−メチルヘプタ−2−エン−4−オール(IUPAC名)(541)+TX、(E,Z)−テトラデカ−4,10−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(779)+TX、(Z)−ドデカ−7−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(285)+TX、(Z)−ヘキサデカ−11−エナル(IUPAC名)(436)+TX、(Z)−ヘキサデカ−11−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(437)+TX、(Z)−ヘキサデカ−13−エン−11−イン−1−イルアセテート(IUPAC名)(438)+TX、(Z)−イコス−13−エン−10−オン(IUPAC名)(448)+TX、(Z)−テトラデカ−7−エン−1−アル(IUPAC名)(782)+TX、(Z)−テトラデカ−9−エン−1−オール(IUPAC名)(783)+TX、(Z)−テトラデカ−9−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(784)+TX、(7E,9Z)−ドデカ−7,9−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(283)+TX、(9Z,11E)−テトラデカ−9,11−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(780)+TX、(9Z,12E)−テトラデカ−9,12−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(781)+TX、14−メチルオクタデカ−1−エン(IUPAC名)(545)+TX、4−メチルノナン−5−オールを伴う4−メチルノナン−5−オン(IUPAC名)(544)+TX、α−ムルチストリアチン[CCN]+TX、ブレビコミン[CCN]+TX、コドレルレ[CCN]+TX、コドレモン(167)+TX、クエルレ(179)+TX、ジスパールア(277)+TX、ドデカ−8−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(286)+TX、ドデカ−9−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(287)+TX、ドデカ−8+TX、10−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(284)+TX、ドミニカルア[CCN]+TX、エチル4−メチルオクタノエート(IUPAC名)(317)+TX、オイゲノール[CCN]+TX、フロンタリン[CCN]+TX、ゴシップルア(420)+TX、グランドルア(421)+TX、グランドルアI(421)+TX、グランドルアII(421)+TX、グランドルアIII(421)+TX、グランドルアIV(421)+TX、ヘキサルア[CCN]+TX、イプスジエノール[CCN]+TX、イプセノール[CCN]+TX、ジャポニルア(481)+TX、リネアチン[CCN]+TX、リトルア[CCN]+TX、ループルア[CCN]+TX、メドルア[CCN]+TX、メガトモ酸[CCN]+TX、メチルオイゲノール(540)+TX、ムスカルア(563)+TX、オクタデカ−2,13−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(588)+TX、オクタデカ−3,13−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(589)+TX、オルフラルア[CCN]+TX、オリクタルア(317)+TX、オストラモン[CCN]+TX、シグルア[CCN]+TX、ソルジジン(736)+TX、スルカトール[CCN]+TX、テトラデカ−11−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(785)+TX、トリメドルア(839)+TX、トリメドルアA(839)+TX、トリメドルアB1(839)+TX、トリメドルアB2(839)+TX、トリメドルアC(839)およびトランクコール[CCN]+TXから構成される物質群から選択される昆虫フェロモン、
2−(オクチルチオ)−エタノール(IUPAC名)(591)+TX、ブトピロノキシル(933)+TX、ブトキシ(ポリプロピレングリコール)(936)+TX、ジブチルアジペート(IUPAC名)(1046)+TX、フタル酸ジブチル(1047)+TX、ジブチルコハク酸塩(IUPAC名)(1048)+TX、ジエチルトルアミド[CCN]+TX、ジメチルカルベート[CCN]+TX、ジメチルフタレート[CCN]+TX、エチルヘキサンジオール(1137)+TX、ヘキサミド[CCN]+TX、メトキンブチル(1276)+TX、メチルネオデカンアミド[CCN]+TX、オキサメート[CCN]およびピカリジン[CCN]+TXから構成される物質群から選択される昆虫忌避剤、
1−ジクロロ−1−ニトロエタン(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1058)+TX、1,1−ジクロロ−2,2−ビス(4−エチルフェニル)−エタン(IUPAC名)(1056)、+TX、1,2−ジクロロプロパン(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1062)+TX、1,2−ジクロロプロパンを伴う1,3−ジクロロプロペン(IUPAC名)(1063)+TX、1−ブロモ−2−クロロエタン(IUPAC/Chemical Abstracts名)(916)+TX、2,2,2−トリクロロ−1−(3,4−ジクロロフェニル)酢酸エチル(IUPAC名)(1451)+TX、2,2−ジクロロビニル2−エチルスルフィニルエチルメチルリン酸(IUPAC名)(1066)+TX、2−(1,3−ジチオラン−2−イル)フェニルジメチルカルバメート(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1109)+TX、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルチオシアネート(IUPAC/Chemical Abstracts名)(935)+TX、2−(4,5−ジメチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニルメチルカルバメート(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1084)+TX、2−(4−クロロ−3,5−キシリルオキシ)エタノール(IUPAC名)(986)+TX、2−クロロビニルジエチルリン酸(IUPAC名)(984)+TX、2−イミダゾリドン(IUPAC名)(1225)+TX、2−イソバレリルインダン−1,3−ジオン(IUPAC名)(1246)+TX、2−メチル(プロプ−2−イニル)アミノフェニルメチルカルバメート(IUPAC名)(1284)+TX、2−チオシアナトエチルラウレート(IUPAC名)(1433)+TX、3−ブロモ−1−クロロプロプ−1−エン(IUPAC名)(917)+TX、3−メチル−1−フェニルピラゾール−5−イルジメチルカルバメート(IUPAC名)(1283)+TX、4−メチル(プロプ−2−イニル)アミノ−3,5−キシリルメチルカルバメート(IUPAC名)(1285)+TX、5,5−ジメチル−3−オキソシクロヘキサ−1−エニルジメチルカルバメート(IUPAC名)(1085)+TX、アバメクチン(1)+TX、アセフェート(2)+TX、アセタミプリド(4)+TX、アセチオン[CCN]+TX、アセトプロール[CCN]+TX、アクリナトリン(9)+TX、アクリロニトリル(IUPAC名)(861)+TX、アラニカルブ(15)+TX、アルジカルブ(16)+TX、アルドキシカルブ(863)+TX、アルドリン(864)+TX、アレトリン(17)+TX、アロサミジン[CCN]+TX、アリキシカルブ(866)+TX、α−シペルメトリン(202)+TX、α−エクジソン[CCN]+TX、リン化アルミニウム(640)+TX、アミジチオン(870)+TX、アミドチオエート(872)+TX、アミノカルブ(873)+TX、
アミトン(875)+TX、シュウ酸水素アミトン(875)+TX、アミトラズ(24)+TX、アナバシン(877)+TX、アチダチオン(883)+TX、AVI382(化合物コード)+TX、AZ60541(化合物コード)+TX、アザジラクチン(41)+TX、アザメチホス(42)+TX、アジンホスエチル(44)+TX、アジンホスメチル(45)+TX、アゾトエート(889)+TX、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)δエンドトキシン(52)+TX、バリウムヘキサフルオロシリケート[CCN]+TX、バリウムポリスルフィド(IUPAC/Chemical Abstracts名)(892)+TX、バルトリン[CCN]+TX、バイエル22/190(開発コード)(893)+TX、バイエル22408(開発コード)(894)+TX、ベンジオカルブ(58)+TX、ベンフラカルブ(60)+TX、ベンサルタップ(66)+TX、β−シフルトリン(194)+TX、β−シペルメトリン(203)+TX、ビフェントリン(76)+TX、ビオアレトリン(78)+TX、ビオアレトリンS−シクロペンテニル異性体(79)+TX、バイオエタノメトリン[CCN]+TX、ビオパーメトリン(908)+TX、ビオレスメトリン(80)+TX、ビス(2−クロロエチル)エーテル(IUPAC名)(909)+TX、ビストリフルロン(83)+TX、ホウ酸ナトリウム(86)+TX、ブロフェンバレレート+TX、ブロムフェンビンホス(914)+TX、ブロモシクレン(918)+TX、ブロモ−DDT[CCN]+TX、ブロモホス(920)+TX、ブロモホスエチル(921)+TX、ブフェンカルブ(924)+TX、ブプロフェジン(99)+TX、ブタカルブ(926)+TX、ブタチオホス(927)+TX、ブトカルボキシム(103)+TX、ブトネート(932)+TX、ブトキシカルボキシム(104)+TX、ブチルピリダベン+TX、カズサホス(109)+TX、ヒ酸カルシウム[CCN]+TX、シアン化カルシウム(444)+TX、多硫酸カルシウム(IUPAC名)(111)+TX、カンフェクロール(941)+TX、カルバノレート(943)+TX、カルバリル(115)+TX、カルボフラン(118)+TX、二硫化炭素(IUPAC/Chemical Abstracts名)(945)+TX、四塩化炭素(IUPAC名)(946)+TX、カルボフェノチオン(947)+TX、カルボスルファン(119)+TX、カルタップ(123)+TX、カルタップヒドロクロリド(123)+TX、セバジン(725)+TX、クロルビシクレン(960)+TX、クロルダン(128)+TX、クロルデコン(963)+TX、クロルジメホルム(964)+TX、クロルジメホルムヒドロクロリド(964)+TX、クロルエトキシホス(129)+TX、クロルフェナピル(130)+TX、クロルフェンビンホス(131)+TX、クロルフルアズロン(132)+TX、クロルメホス(136)+TX、クロロホルム[CCN]+TX、クロルピクリン(141)+TX、クロルホキシム(989)+TX、クロルプラゾホス(990)+TX、クロルピリホス(145)+TX、クロルピリホスメチル(146)+TX、クロルチオホス(994)+TX、クロマフェノジド(150)+TX、シネリンI(696)+TX、シネリンII(696)+TX、シネリンス(696)+TX、
cis−レスメスリン+TX、シスメトリン(80)+TX、クロシトリン+TX、クロエトカルブ(999)+TX、クロサンテル[CCN]+TX、クロチアニジン(165)+TX、アセト亜ヒ酸銅[CCN]+TX、ヒ酸銅[CCN]+TX、オレイン酸銅[CCN]+TX、クマホス(174)+TX、クミトエート(1006)+TX、クロタミトン[CCN]+TX、クロトキシホス(1010)+TX、クルホメート(1011)+TX、氷晶石(177)+TX、CS708(開発コード)(1012)+TX、シアノフェンホス(1019)+TX、シアノホス(184)+TX、シアントエート(1020)+TX、シクレトリン[CCN]+TX、シクロプロトリン(188)+TX、シフルトリン(193)+TX、シハロトリン(196)+TX、シペルメトリン(201)+TX、シフェノトリン(206)+TX、シロマジン(209)+TX、シチオエート[CCN]+TX、d−リモネン[CCN]+TX、d−テトラメトリン(788)+TX、DAEP(1031)+TX、ダゾメット(216)+TX、DDT(219)+TX、デカルボフラン(1034)+TX、デルタメトリン(223)+TX、デメフィオン(1037)+TX、デメフィオン−O(1037)+TX、デメフィオン−S(1037)+TX、デメトン(1038)+TX、デメトンメチル(224)+TX、デメトン−O(1038)+TX、デメトン−O−メチル(224)+TX、デメトン−S(1038)+TX、デメトン−S−メチル(224)+TX、デメトン−S−メチルスルホン(1039)+TX、ジアフェンチウロン(226)+TX、ジアリホス(1042)+TX、ジアミダホス(1044)+TX、ダイアジノン(227)+TX、ジカプトン(1050)+TX、ジクロロフェンチオン(1051)+TX、ジクロルボス(236)+TX、ジクリホス+TX、ジクレシル[CCN]+TX、ジクロトホス(243)+TX、ジシクラニル(244)+TX、ディルドリン(1070)+TX、ジエチル5−メチルピラゾール−3−イルリン酸(IUPAC名)(1076)+TX、ジフルベンズロン(250)+TX、ジロール[CCN]+TX、ジメフルトリン[CCN]+TX、ジメホクス(1081)+TX、ジメタン(1085)+TX、ジメトエート(262)+TX、ジメトリン(1083)+TX、ジメチルビンホス(265)+TX、ジメチラン(1086)+TX、ジネクス(1089)+TX、ジネクスジクレキシン(1089)+TX、ジノプロプ(1093)+TX、ジノサム(1094)+TX、ジノセブ(1095)+TX、ジノテフラン(271)+TX、ジオフェノラン(1099)+TX、ジオキサベンゾホス(1100)+TX、ジオキサカルブ(1101)+TX、ジオキサチオン(1102)+TX、ジスルホトン(278)+TX、ジチクロホス(1108)+TX、DNOC(282)+TX、ドラメクチン[CCN]+TX、DSP(1115)+TX、エクジステロン[CCN]+TX、EI1642(開発コード)(1118)+TX、エマメクチン(291)+TX、エマメクチン安息香酸塩(291)+TX、EMPC(1120)+TX、エムペントリン(292)+TX、エンドスルファン(294)+TX、エンドチオン(1121)+TX、エンドリン(1122)+TX、EPBP(1123)+TX、EPN(297)+TX、エポフェノナン(1124)+TX、エピリノメクチン[CCN]+TX、エスフェンバレレート(302)+TX、エタホス[CCN]+TX、エチオフェンカルブ(308)+TX、エチオン(309)+TX、エチプロール(310)+TX、エトエートメチル(1134)+TX、エトプロホス(312)+TX、ギ酸エチル(IUPAC名)[CCN]+TX、エチル−DDD(1056)+TX、エチレンジブロミド(316)+TX、ジクロロエタン(化学名)(1136)+TX、エチレンオキシド[CCN]+TX、エトフェンプロックス(319)+TX、エトリムホス(1142)+TX、EXD(1143)+TX、ファンファー(323)+TX、フェナミホス(326)+TX、フェナザフロル(1147)+TX、フェンクロルホス(1148)+TX、フェネタカルブ(1149)+TX、フェンフルトリン(1150)+TX、フェニトロチオン(335)+TX、フェノブカルブ(336)+TX、フェノキサクリム(1153)+TX、フェノキシカルブ(340)+TX、フェンピリトリン(1155)+TX、フェンプロパトリン(342)+TX、フェンピラド+TX、フェンスルホチオン(1158)+TX、フェンチオン(346)+TX、フェンチオンエチル[CCN]+TX、フェンバレレート(349)+TX、フィプロニル(354)+TX、フロニカミド(358)+TX、フルベンジアミド(CAS登録番号:272451−65−7)+TX、フルコフロン(1168)+TX、フルシクロクスロン(366)+TX、フルシトリネート(367)+TX、フルエネチル(1169)+TX、フルフェネリム[CCN]+TX、フルフェノクスロン(370)+TX、
フルフェンプロックス(1171)+TX、フルメトリン(372)+TX、フルバリネート(1184)+TX、FMC1137(開発コード)(1185)+TX、フォノホス(1191)+TX、ホルメタネート(405)+TX、ホルメタネートヒドロクロリド(405)+TX、ホルモチオン(1192)+TX、ホルムパラネート(1193)+TX、ホスメチラン(1194)+TX、ホスピレート(1195)+TX、ホスチアゼート(408)+TX、ホスチエタン(1196)+TX、フラチオカルブ(412)+TX、フレトリン(1200)+TX、γ−シハロトリン(197)+TX、γ−HCH(430)+TX、グアザチン(422)+TX、グアザチン酢酸塩(422)+TX、GY−81(開発コード)(423)+TX、ハルフェンプロクス(424)+TX、ハロフェノジド(425)+TX、HCH(430)+TX、HEOD(1070)+TX、ヘプタクロル(1211)+TX、ヘプテノホス(432)+TX、ヘテロホス[CCN]+TX、ヘキサフルムロン(439)+TX、HHDN(864)+TX、ヒドラメチルノン(443)+TX、シアン化水素(444)+TX、ヒドロプレン(445)+TX、ヒキンカルブ(1223)+TX、イミダクロプリド(458)+TX、イミプロトリン(460)+TX、インドキサカルブ(465)+TX、ヨードメタン(IUPAC名)(542)+TX、IPSP(1229)+TX、イサゾホス(1231)+TX、イソベンザン(1232)+TX、イソカルボホス(473)+TX、イソドリン(1235)+TX、イソフェンホス(1236)+TX、イソラン(1237)+TX、イソプロカルブ(472)+TX、イソプロピルO−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチレート(IUPAC名)(473)+TX、イソプロチオラン(474)+TX、イソチオエート(1244)+TX、イソキサチオン(480)+TX、イベルメクチン[CCN]+TX、ジャスモリンI(696)+TX、ジャスモリンII(696)+TX、ジョドフェンホス(1248)+TX、幼虫ホルモンI[CCN]+TX、幼虫ホルモンII[CCN]+TX、幼虫ホルモンIII[CCN]+TX、ケレバン(1249)+TX、キノプレン(484)+TX、λ−シハロトリン(198)+TX、砒酸鉛[CCN]+TX、レピメクチン(CCN)+TX、レプトホス(1250)+TX、リンダン(430)+TX、リリムホス(1251)+TX、ルフェヌロン(490)+TX、リチダチオン(1253)+TX、m−クメニルメチルカルバメート(IUPAC名)(1014)+TX、リン化マグネシウム(IUPAC名)(640)+TX、マラチオン(492)+TX、マロノベン(1254)+TX、マジドクス(1255)+TX、メカルバム(502)+TX、メカルホン(1258)+TX、メナゾン(1260)+TX、メホスフォラン(1261)+TX、塩化第一水銀(513)+TX、メスルフェンホス(1263)+TX、メタフルミゾン(CCN)+TX、メタム(519)+TX、メタムカリウム(519)+TX、メタムナトリウム(519)+TX、メタクリホス(1266)+TX、メタミドホス(527)+TX、ノルニコチン(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1268)+TX、メチダチオン(529)+TX、メチオカルブ(530)+TX、メトクロトホス(1273)+TX、メソミル(531)+TX、メトプレン(532)+TX、メトキンブチル(1276)+TX、メトトリン(533)+TX、メトキシクロル(534)+TX、メトキシフェノジド(535)+TX、臭化メチル(537)+TX、メチルイソチオシアネート(543)+TX、メチルクロロホルム[CCN]+TX、塩化メチレン[CCN]+TX、メトフルトリン[CCN]+TX、メトルカルブ(550)+TX、メトキサジアゾン(1288)+TX、メビンホス(556)+TX、メキサカルベート(1290)+TX、ミルベメクチン(557)+TX、ミルベマイシンオキシム[CCN]+TX、ミパホクス(1293)+TX、ミレックス(1294)+TX、モノクロトホス(561)+TX、モルホチオン(1300)+TX、モキシデクチン[CCN]+TX、ナフタロホス[CCN]+TX、
ナレド(567)+TX、ナフタレン(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1303)+TX、NC−170(開発コード)(1306)+TX、NC−184(化合物コード)+TX、ニコチン(578)+TX、ニコチンスルフェート(578)+TX、ニフルリジド(1309)+TX、ニテンピラム(579)+TX、ニチアジン(1311)+TX、ニトリラカルブ(1313)+TX、ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛錯体(1313)+TX、NNI−0101(化合物コード)+TX、NNI−0250(化合物コード)+TX、ノルニコチン(慣習名)(1319)+TX、ノバルロン(585)+TX、ノビフルムロン(586)+TX、O−5−ジクロロ−4−ヨードフェニルO−エチルエチルホスホノチオエート(IUPAC名)(1057)+TX、O,O−ジエチルO−4−メチル−2−オキソ−2H−クロメン−7−イルホスホロチオネート(IUPAC名)(1074)+TX、O,O−ジエチルO−6−メチル−2−プロピルピリミジン−4−イルホスホロチオネート(IUPAC名)(1075)+TX、O,O,O’,O’−テトラプロピルジチオピロホスフェート(IUPAC名)(1424)+TX、オレイン酸(IUPAC名)(593)+TX、オメトエート(594)+TX、オキサミル(602)+TX、オキシデメトンメチル(609)+TX、オキシデプロホス(1324)+TX、オキシジスルホトン(1325)+TX、pp’−DDT(219)+TX、パラ−ジクロロベンゼン[CCN]+TX、パラチオン(615)+TX、パラチオンメチル(616)+TX、ペンフルロン[CCN]+TX、ペンタクロロフェノール(623)+TX、ラウリン酸ペンタクロロフェニル(IUPAC名)(623)+TX、ペルメトリン(626)+TX、石油(628)+TX、PH60−38(開発コード)(1328)+TX、フェンカプトン(1330)+TX、フェノトリン(630)+TX、フェントエート(631)+TX、ホレート(636)+TX、ホサロン(637)+TX、ホスホラン(1338)+TX、ホスメット(638)+TX、ホスニクロル(1339)+TX、ホスファミドン(639)+TX、ホスフィン(IUPAC名)(640)+TX、ホキシム(642)+TX、ホキシムメチル(1340)+TX、ピリメタホス(1344)+TX、ピリミカーブ(651)+TX、ピリミホスエチル(1345)+TX、ピリミホスメチル(652)+TX、ポリクロロジシクロペンタジエン異性体(IUPAC名)(1346)+TX、ポリクロロテルペン(慣習名)(1347)+TX、亜ヒ酸カリウム[CCN]+TX、カリウムチオシアネート[CCN]+TX、プラレトリン(655)+TX、プレコセンI[CCN]+TX、プレコセンII[CCN]+TX、プレコセンIII[CCN]+TX、プリミドホス(1349)+TX、プロフェノホス(662)+TX、プロフルトリン[CCN]+TX、プロマシル(1354)+TX、プロメカルブ(1355)+TX、プロパホス(1356)+TX、プロペタムホス(673)+TX、プロポキスル(678)+TX、プロチダチオン(1360)+TX、プロチオホス(686)+TX、プロトエート(1362)+TX、プロトリフェンブト[CCN]+TX、ピメトロジン(688)+TX、ピラクロホス(689)+TX、ピラゾホス(693)+TX、ピレスメトリン(1367)+TX、ピレトリンI(696)+TX、ピレトリンII(696)+TX、ピレトリン(696)+TX、ピリダベン(699)+TX、ピリダリル(700)+TX、ピリダフェンチオン(701)+TX、ピリミジフェン(706)+TX、ピリミテート(1370)+TX、ピリプロキシフェン(708)+TX、カッシア[CCN]+TX、キナルホス(711)+TX、キナルホスメチル(1376)+TX、キノチオン(1380)+TX、キンチオホス(1381)+TX、R−1492(開発コード)(1382)+TX、ラホキサニド[CCN]+TX、レスメスリン(719)+TX、ロテノン(722)+TX、RU15525(開発コード)(723)+TX、RU25475(開発コード)(1386)+TX、リアニア(1387)+TX、リアノジン(慣習名)(1387)+TX、サバジラ(725)+TX、シュラダン(1389)+TX、セブホス+TX、セラメクチン[CCN]+TX、SI−0009(化合物コード)+TX、
SI−0205(化合物コード)+TX、SI−0404(化合物コード)+TX、SI−0405(化合物コード)+TX、シラフルオフェン(728)+TX、SN72129(開発コード)(1397)+TX、亜ヒ酸ナトリウム[CCN]+TX、シアン化ナトリウム(444)+TX、ナトリウムフッ化物(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1399)+TX、ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム(1400)+TX、ペンタクロロフェノキシドナトリウム塩(623)+TX、セレン酸ナトリウム(IUPAC名)(1401)+TX、チオシアン酸ナトリウム[CCN]+TX、ソファミド(1402)+TX、スピノサド(737)+TX、スピロメシフェン(739)+TX、スピロテトラマト(CCN)+TX、スルコフロン(746)+TX、スルコフロンナトリウム(746)+TX、スルフラミド(750)+TX、スルホテプ(753)+TX、スルフリルフッ化物(756)+TX、スルプロホス(1408)+TX、タール油(758)+TX、τ−フルバリネート(398)+TX、チオナジン(1412)+TX、TDE(1414)+TX、テブフェノジド(762)+TX、テブフェンピラド(763)+TX、テブピリムホス(764)+TX、テフルベンズロン(768)+TX、テフルトリン(769)+TX、テメホス(770)+TX、TEPP(1417)+TX、テラレスリン(1418)+TX、テルバム+TX、テルブホス(773)+TX、テトラクロロエタン[CCN]+TX、テトラクロルビンホス(777)+TX、テトラメトリン(787)+TX、θ−シペルメトリン(204)+TX、チアクロプリド(791)+TX、チアフェノクス+TX、チアメトキサム(792)+TX、チクロホス(1428)+TX、チオカルボキシム(1431)+TX、チオシクラム(798)+TX、チオシクラム水素オキサレート(798)+TX、チオジカルブ(799)+TX、チオファノックス(800)+TX、チオメトン(801)+TX、チオナジン(1434)+TX、チオスルタップ(803)+TX、チオスルタップナトリウム(803)+TX、ツリンギエンシン[CCN]+TX、トルフェンピラド(809)+TX、トラロメトリン(812)+TX、トランスフルトリン(813)+TX、トランスパーメトリン(1440)+TX、トリアミホス(1441)+TX、トリアザメート(818)+TX、トリアゾホス(820)+TX、トリアズロン+TX、トリクロルホン(824)+TX、トリクロルメタホス−3[CCN]+TX、トリクロロナト(1452)+TX、トリフェノホス(1455)+TX、トリフルムロン(835)+TX、トリメタカルブ(840)+TX、トリプレン(1459)+TX、バミドチオン(847)+TX、バニリプロール[CCN]+TX、ベラトリジン(725)+TX、ベラトリン(725)+TX、XMC(853)+TX、キシリルカルブ(854)+TX、YI−5302(化合物コード)+TX、ζ−シペルメトリン(205)+TX、ζメトリン+TX、亜鉛ホスフィド(640)+TX、ゾラプロホス(1469)およびZXI8901(開発コード)(858)+TX、シアントラニリプロール[736994−63−19]+TX、クロラントラニリプロール[500008−45−7]+TX、シエノピラフェン[560121−52−0]+TX、シフルメトフェン[400882−07−7]+TX、ピリフルキナゾン[337458−27−2]+TX、スピネトラム[187166−40−1+187166−15−0]+TX、スピロテトラマト[203313−25−1]+TX、スルホキサフロル[946578−00−3]+TX、フルフィプロール[704886−18−0]+TX、メペルフルトリン[915288−13−0]+TX、テトラメチルフルトリン[84937−88−2]+TX、トリフルメゾピリン(国際公開第2012/092115号に開示されている)+TX、フルクサメタミド(国際公開第2007/026965号に開示されている)+TXから構成される物質群から選択される殺虫剤、
ビス(トリブチルスズ)オキシド(IUPAC名)(913)+TX、ブロモアセタミド[CCN]+TX、ヒ酸カルシウム[CCN]+TX、クロエトカルブ(999)+TX、アセト亜ヒ酸銅[CCN]+TX、硫酸銅(172)+TX、フェンチン(347)+TX、第二鉄リン酸(IUPAC名)(352)+TX、メタアルデヒド(518)+TX、メチオカルブ(530)+TX、ニクロスアミド(576)+TX、ニクロスアミドオラミン(576)+TX、ペンタクロロフェノール(623)+TX、ペンタクロロフェノキシドナトリウム塩(623)+TX、チオナジン(1412)+TX、チオジカルブ(799)+TX、酸化トリブチルスズ(913)+TX、トリフェンモルフ(1454)+TX、トリメタカルブ(840)+TX、酢酸トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)および水酸化トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)+TX、ピリプロール[394730−71−3]+TXから構成される物質群から選択される殺軟体動物剤、
AKD−3088(化合物コード)+TX、1,2−ジブロモ−3−クロロプロパン(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1045)+TX、1,2−ジクロロプロパン(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1062)+TX、1,2−ジクロロプロパンを伴う1,3−ジクロロプロペン(IUPAC名)(1063)+TX、1,3−ジクロロプロペン(233)+TX、3,4−ジクロロテトラヒドロチオフェン1,1−ジオキシド(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1065)+TX、3−(4−クロロフェニル)−5−メチルロダニン(IUPAC名)(980)+TX、5−メチル−6−チオキソ−1,3,5−チアジアジナン−3−イル酢酸(IUPAC名)(1286)+TX、6−イソペンテニルアミノプリン(210)+TX、アバメクチン(1)+TX、アセトプロール[CCN]+TX、アラニカルブ(15)+TX、アルジカルブ(16)+TX、アルドキシカルブ(863)+TX、AZ60541(化合物コード)+TX、ベンクロチアズ[CCN]+TX、ベノミル(62)+TX、ブチルピリダベン+TX、カズサホス(109)+TX、カルボフラン(118)+TX、二硫化炭素(945)+TX、カルボスルファン(119)+TX、クロルピクリン(141)+TX、クロルピリホス(145)+TX、クロエトカルブ(999)+TX、サイトカイニン(210)+TX、ダゾメット(216)+TX、DBCP(1045)+TX、DCIP(218)+TX、ジアミダホス(1044)+TX、ジクロロフェンチオン(1051)+TX、ジクリホス+TX、ジメトエート(262)+TX、ドラメクチン[CCN]+TX、エマメクチン(291)+TX、エマメクチン安息香酸塩(291)+TX、エピリノメクチン[CCN]+TX、エトプロホス(312)+TX、エチレンジブロミド(316)+TX、フェナミホス(326)+TX、フェンピラド+TX、フェンスルホチオン(1158)+TX、ホスチアゼート(408)+TX、ホスチエタン(1196)+TX、ルフラール[CCN]+TX、GY−81(開発コード)(423)+TX、ヘテロホス[CCN]+TX、ヨードメタン(IUPAC名)(542)+TX、イサミドホス(1230)+TX、イサゾホス(1231)+TX、イベルメクチン[CCN]+TX、カイネチン(210)+TX、メカルホン(1258)+TX、メタム(519)+TX、メタムカリウム(519)+TX、メタムナトリウム(519)+TX、臭化メチル(537)+TX、メチルイソチオシアネート(543)+TX、ミルベマイシンオキシム[CCN]+TX、モキシデクチン[CCN]+TX、ミロテシウムベルカリア(Myrothecium verrucaria)組成物(565)+TX、NC−184(化合物コード)+TX、オキサミル(602)+TX、ホレート(636)+TX、ホスファミドン(639)+TX、ホスホカルブ[CCN]+TX、セブホス+TX、セラメクチン[CCN]+TX、スピノサド(737)+TX、テルバム+TX、テルブホス(773)+TX、テトラクロロチオフェン(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1422)+TX、チアフェノクス+TX、チオナジン(1434)+TX、トリアゾホス(820)+TX、トリアズロン+TX、キシレノルス[CCN]+TX、YI−5302(化合物コード)およびゼアチン(210)+TX、フルエンスルホン[318290−98−1]+TXから構成される物質群から選択される殺線虫剤、
エチルキサントゲン酸カリウム[CCN]およびニトラピリン(580)+TXから構成される物質群から選択される硝化抑制剤、
アシベンゾラル(6)+TX、アシベンゾラル−S−メチル(6)+TX、プロベナゾール(658)およびオオイタドリ(Reynoutria sachalinensis)抽出物(720)+TXから構成される物質群から選択される植物活性化剤、
2−イソバレリルインダン−1,3−ジオン(IUPAC名)(1246)+TX、4−(キノキサリン−2−イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド(IUPAC名)(748)+TX、α−クロロヒドリン[CCN]+TX、リン化アルミニウム(640)+TX、アンツ(880)+TX、三酸化ヒ素(882)+TX、炭酸バリウム(891)+TX、ビスチオセミ(912)+TX、ブロジファクム(89)+TX、ブロマジオロン(91)+TX、ブロメタリン(92)+TX、シアン化カルシウム(444)+TX、クロラロース(127)+TX、クロロファシノン(140)+TX、コレカルシフェロール(850)+TX、クマクロル(1004)+TX、クマフリル(1005)+TX、クマテトラリル(175)+TX、クリミジン(1009)+TX、ジフェナクム(246)+TX、ジフェチアロン(249)+TX、ジファシノン(273)+TX、エルゴカルシフェロール(301)+TX、フロクマフェン(357)+TX、フルオロアセタミド(379)+TX、フルプロパジン(1183)+TX、フルプロパジンヒドロクロリド(1183)+TX、γ−HCH(430)+TX、HCH(430)+TX、シアン化水素(444)+TX、ヨードメタン(IUPAC名)(542)+TX、リンダン(430)+TX、リン化マグネシウム(IUPAC名)(640)+TX、臭化メチル(537)+TX、ノルボルミド(1318)+TX、ホスアセチム(1336)+TX、ホスフィン(IUPAC名)(640)+TX、リン[CCN]+TX、ピンドン(1341)+TX、亜ヒ酸カリウム[CCN]+TX、ピリヌロン(1371)+TX、シリロシド(1390)+TX、亜ヒ酸ナトリウム[CCN]+TX、シアン化ナトリウム(444)+TX、フルオロ酢酸ナトリウム(735)+TX、ストリキニン(745)+TX、硫酸タリウム[CCN]+TX、ワルファリン(851)および亜鉛ホスフィド(640)+TXから構成される物質群から選択される殺鼠剤、
2−(2−ブトキシエトキシ)−エチルピペロニレート(IUPAC名)(934)+TX、5−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−3−ヘキシルシクロヘキサ−2−エノン(IUPAC名)(903)+TX、ファルネソールを伴うネロリドール(324)+TX、MB−599(開発コード)(498)+TX、MGK264(開発コード)(296)+TX、ピペロニルブトキシド(649)+TX、ピプロタール(1343)+TX、プロピル異性体(1358)+TX、S421(開発コード)(724)+TX、セサメックス(1393)+TX、セサスモリン(1394)およびスルホキシド(1406)+TXから構成される物質群から選択される共力剤、
アントラキノン(32)+TX、クロラロース(127)+TX、ナフテン酸銅[CCN]+TX、オキシ塩化銅(171)+TX、ダイアジノン(227)+TX、ジシクロペンタジエン(化学名)(1069)+TX、グアザチン(422)+TX、グアザチン酢酸塩(422)+TX、メチオカルブ(530)+TX、ピリジン−4−アミン(IUPAC名)(23)+TX、チラム(804)+TX、トリメタカルブ(840)+TX、ナフテン酸亜鉛[CCN]およびジラム(856)+TXから構成される物質群から選択される動物忌避剤、
イマニン[CCN]およびリバビリン[CCN]+TXから構成される物質群から選択される抗ウイルス剤、
酸化水銀(II)(512)+TX、オクチリノン(590)およびチオファネートメチル(802)+TXから構成される物質群から選択される創傷保護剤、
ならびに、アザコナゾール(60207−31−0]+TX、ビテルタノール[70585−36−3]+TX、ブロムコナゾール[116255−48−2]+TX、シプロコナゾール[94361−06−5]+TX、ジフェンコナゾール[119446−68−3]+TX、ジニコナゾール[83657−24−3]+TX、エポキシコナゾール[106325−08−0]+TX、フェンブコナゾール[114369−43−6]+TX、フルキンコナゾール[136426−54−5]+TX、フルシラゾール[85509−19−9]+TX、フルトリアホール[76674−21−0]+TX、ヘキサコナゾール[79983−71−4]+TX、イマザリル[35554−44−0]+TX、イミベンコナゾール[86598−92−7]+TX、イプコナゾール[125225−28−7]+TX、メトコナゾール[125116−23−6]+TX、ミクロブタニル[88671−89−0]+TX、ペフラゾエート[101903−30−4]+TX、ペンコナゾール[66246−88−6]+TX、プロチオコナゾール[178928−70−6]+TX、ピリフェノックス[88283−41−4]+TX、プロクロラズ[67747−09−5]+TX、プロピコナゾール[60207−90−1]+TX、シメコナゾール[149508−90−7]+TX、テブコナゾール[107534−96−3]+TX、テトラコナゾール[112281−77−3]+TX、トリアジメホン[43121−43−3]+TX、トリアジメノール[55219−65−3]+TX、トリフルミゾール[99387−89−0]+TX、トリチコナゾール[131983−72−7]+TX、アンシミドール[12771−68−5]+TX、フェナリモル[60168−88−9]+TX、ヌアリモル[63284−71−9]+TX、ブピリメート[41483−43−6]+TX、ジメチリモール[5221−53−4]+TX、エチリモール[23947−60−6]+TX、ドデモルフ[1593−77−7]+TX、フェンプロピジン[67306−00−7]+TX、フェンプロピモルフ[67564−91−4]+TX、
スピロキサミン[118134−30−8]+TX、トリデモルフ[81412−43−3]+TX、シプロジニル[121552−61−2]+TX、メパニピリム[110235−47−7]+TX、ピリメタニル[53112−28−0]+TX、フェンピクロニル[74738−17−3]+TX、フルジオキソニル[131341−86−1]+TX、ベナラキシル[71626−11−4]+TX、フララキシル[57646−30−7]+TX、メタラキシル[57837−19−1]+TX、R−メタラキシル[70630−17−0]+TX、オフレース[58810−48−3]+TX、オキサジキシル[77732−09−3]+TX、ベノミル[17804−35−2]+TX、カルベンダジム[10605−21−7]+TX、デバカルブ[62732−91−6]+TX、フベリダゾール[3878−19−1]+TX、チアベンダゾール[148−79−8]+TX、クロゾリネート[84332−86−5]+TX、ジクロゾリン[24201−58−9]+TX、イプロジオン[36734−19−7]+TX、ミクロゾリン[54864−61−8]+TX、プロシミドン[32809−16−8]+TX、ビンクロゾリン[50471−44−8]+TX、ボスカリド[188425−85−6]+TX、カルボキシン[5234−68−4]+TX、フェンフラム[24691−80−3]+TX、フルトラニル[66332−96−5]+TX、メプロニル[55814−41−0]+TX、オキシカルボキシン[5259−88−1]+TX、ペンチオピラド[183675−82−3]+TX、チフルザミド[130000−40−7]+TX、グアザチン[108173−90−6]+TX、ドジン[2439−10−3][112−65−2](遊離塩基)+TX、イミノクタジン[13516−27−3]+TX、アゾキシストロビン[131860−33−8]+TX、ジモキシストロビン[149961−52−4]+TX、エネストロビン{Proc.BCPC,Int.Congr.,Glasgow,2003,1,93}+TX、フルオキサストロビン[361377−29−9]+TX、クレソキシムメチル[143390−89−0]+TX、メトミノストロビン[133408−50−1]+TX、トリフロキシストロビン[141517−21−7]+TX、オリザストロビン[248593−16−0]+TX、ピコキシストロビン[117428−22−5]+TX、ピラクロストロビン[175013−18−0]+TX、フェルバム[14484−64−1]+TX、マンコゼブ[8018−01−7]+TX、マンネブ[12427−38−2]+TX、メチラム[9006−42−2]+TX、プロピネブ[12071−83−9]+TX、チラム[137−26−8]+TX、ジネブ[12122−67−7]+TX、ジラム[137−30−4]+TX、
カプタホール[2425−06−1]+TX、キャプタン[133−06−2]+TX、ジクロフルアニド[1085−98−9]+TX、フルオロイミド[41205−21−4]+TX、ホルペット[133−07−3]+TX、トリルフルアニド[731−27−1]+TX、ボルドー液[8011−63−0]+TX、水酸化銅(II)[20427−59−2]+TX、塩化銅[1332−40−7]+TX、硫酸銅[7758−98−7]+TX、酸化銅(II)[1317−39−1]+TX、マンカッパー[53988−93−5]+TX、オキシン銅[10380−28−6]+TX、ジノカップ[131−72−6]+TX、ニトロタルイソプロピル[10552−74−6]+TX、エディフェンホス[17109−49−8]+TX、イプロベンホス[26087−47−8]+TX、イソプロチオラン[50512−35−1]+TX、ホスジフェン[36519−00−3]+TX、ピラゾホス[13457−18−6]+TX、トルコホスメチル[57018−04−9]+TX、アシベンゾラル−S−メチル[135158−54−2]+TX、アニラジン[101−05−3]+TX、ベンチアバリカルブ[413615−35−7]+TX、ブラストサイジン−S[2079−00−7]+TX、チノメチオナート[2439−01−2]+TX、クロロネブ[2675−77−6]+TX、クロロタロニル[1897−45−6]+TX、シフルフェナミド[180409−60−3]+TX、シモキサニル[57966−95−7]+TX、ジクロン[117−80−6]+TX、ジクロシメット[139920−32−4]+TX、ジクロメジン[62865−36−5]+TX、ジクロラン[99−30−9]+TX、ジエトフェンカルブ[87130−20−9]+TX、ジメトモルフ[110488−70−5]+TX、SYP−LI90(フルモルフ)[211867−47−9]+TX、ジチアノン[3347−22−6]+TX、エタボキサム[162650−77−3]+TX、エトリジアゾール[2593−15−9]+TX、ファモキサドン[131807−57−3]+TX、フェンアミドン[161326−34−7]+TX、フェノキサニル[115852−48−7]+TX、フェンチン[668−34−8]+TX、フェリムゾン[89269−64−7]+TX、フルアジナム[79622−59−6]+TX、フルオピコリド[239110−15−7]+TX、フルスルファミド[106917−52−6]+TX、フェンヘキサミド[126833−17−8]+TX、ホセチルアルミニウム[39148−24−8]+TX、ヒメキサゾール[10004−44−1]+TX、イプロバリカルブ[140923−17−7]+TX、IKF−916(シアゾファミド)[120116−88−3]+TX、カスガマイシン[6980−18−3]+TX、メタスルホカルブ[66952−49−6]+TX、メトラフェノン[220899−03−6]+TX、ペンシクロン[66063−05−6]+TX、フタリド[27355−22−2]+TX、ポリオキシン[11113−80−7]+TX、プロベナゾール[27605−76−1]+TX、プロパモカルブ[25606−41−1]+TX、プロキナジド[189278−12−4]+TX、ピロキロン[57369−32−1]+TX、キノキシフェン[124495−18−7]+TX、キントゼン[82−68−8]+TX、スルフル[7704−34−9]+TX、チアジニル[223580−51−6]+TX、トリアゾキシド[72459−58−6]+TX、トリシクラゾール[41814−78−2]+TX、トリホリン[26644−46−2]+TX、バリダマイシン[37248−47−8]+TX、ゾキサミド(RH7281)[156052−68−5]+TX、マンジプロパミド[374726−62−2]+TX、イソピラザム[881685−58−1]+TX、セダキサン[874967−67−6]+TX、3−ジフルオロメチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(9−ジクロロメチレン−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル)−アミド(国際公開第2007/048556号に開示されている)+TX、3−ジフルオロメチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(3’,4’,5’−トリフルオロ−ビフェニル−2−イル)−アミド(国際公開第2006/087343号に開示されている)+TX、[(3S,4R,4aR,6S,6aS,12R,12aS,12bS)−3−[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]−1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b−デカヒドロ−6,12−ジヒドロキシ−4,6a,12b−トリメチル−11−オキソ−9−(3−ピリジニル)−2H,11Hナフト[2,1−b]ピラノ[3,4−e]ピラン−4−イル]メチル−シクロプロパンカルボキシレート[915972−17−7]+TXおよび1,3,5−トリメチル−N−(2−メチル−1−オキソプロピル)−N−[3−(2−メチルプロピル)−4−[2,2,2−トリフルオロ−1−メトキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド[926914−55−8]+TX。
例えば[3878−19−1]といった有効成分に続く括弧中の参照は、Chemical Abstracts Registry numberを指している。上記の混合相手は公知である。有効成分が「The Pesticide Manual」[The Pesticide Manual−A World Compendium;Thirteenth Edition;Editor:C.D.S.TomLin;The British Crop Protection Council]中に含まれている場合、これらは、特定の化合物について本明細書中上記の丸括弧中に示されている項目番号下でその中に記載されており;例えば、化合物「アバメクチン」は、項目番号(1)下に記載されている。上記に記載の特定の化合物について「[CCN]」が付記されている場合、対象の化合物は[A.Wood;Compendium of Pesticide Common Names,Copyright(著作権)1995−2004]にてインターネットを介してアクセス可能である「Compendium of Pesticide Common Names」に含まれており;例えば、化合物「アセトプロール」は、インターネットアドレスhttp://www.alanwood.net/pesticides/acetoprole.htmlにおいて記載されている。
上記明細書において、上記の活性成分の大部分は、いわゆる「慣用名」、関連する「ISO慣用名」または他の「慣用名」を個々の事例において用いることにより言及されている。「慣用名」による呼称ではない場合、代わりに用いられる呼称の性質は特定の化合物について丸括弧中に記載されており;この場合、IUPAC名、IUPAC/Chemical Abstracts名、「化学名」、「慣習名」、「化合物名」もしくは「開発コード」が用いられており、または、これらの呼称もしくは「慣用名」のいずれも用いられていない場合には、「代替名」が採用されている。「CAS Reg.No」はChemical Abstracts Registry Numberを意味する。
表1〜4およびA、B、CおよびDから選択される式Iの化合物と上記の活性成分との活性成分混合物は、表1〜4およびA、B、CおよびDから選択される化合物と上記の活性成分とを、好ましくは100:1〜1:6000、特に50:1〜1:50の混合比、とりわけ20:1〜1:20、とりわけ10:1〜1:10、とりわけ5:1〜1:5の比で含み、2:1〜1:2の比が特に好ましく、および、4:1〜2:1の比が同様に好ましく、特に、1:1、または、5:1、または、5:2、または、5:3、または、5:4、または、4:1、または、4:2、または、4:3、または、3:1、または、3:2、または、2:1、または、1:5、または、2:5、または、3:5、または、4:5、または、1:4、または、2:4、または、3:4、または、1:3、または、2:3、または、1:2、または、1:600、または、1:300、または、1:150、または、1:35、または、2:35、または、4:35、または、1:75、または、2:75、または、4:75、または、1:6000、または、1:3000、または、1:1500、または、1:350、または、2:350、または、4:350、または、1:750、または、2:750、または、4:750の比が好ましい。これらの混合比は質量基準である。
上記の混合物は、上記の混合物を含む組成物を有害生物もしくはその環境に適用するステップを含む有害生物を防除する方法において用いられることが可能であるが、手術または治療によるヒトまたは動物の身体の処置法、および、ヒトまたは動物の身体において実施される診断法は除かれる。
表1〜4およびA、B、CおよびDから選択される式Iの化合物と、上記の1種または複数種の活性成分とを含む混合物は、例えば、単一の「調合済み」形態で、単一の活性成分コンポーネントの個々の配合物から組成される「タンク混合物」などの複合型噴霧混合物で、および、逐次的(すなわち、数時間または数日間などの適度に短時間のうちに次々と)に適用される場合には単一の活性成分を併用して適用されることが可能である。表1〜4およびA、B、CおよびDから選択される式Iの化合物と上記の活性成分とを適用する順番は本発明の作用について重要ではない。
本発明に係る組成物はまた、例えば未エポキシ化またはエポキシ化植物性油(例えばエポキシ化ココナツ油、ナタネ油またはダイズ油)といった安定化剤、例えばシリコーン油といった消泡剤、防腐剤、粘度調節剤、バインダおよび/もしくは粘着剤、肥料、または、特定の効果を達成するための他の活性成分、例えば殺菌剤、殺菌・殺カビ剤、抗線虫薬、植物活性化剤、殺軟体動物剤もしくは除草剤などのさらなる固体助剤もしくは液体助剤を含んでいることが可能である。
本発明に係る組成物は、それ自体は公知である様式において、助剤の不在下で、例えば、固体活性成分を粉末化し、スクリーニングし、および/または、固体に圧縮することにより調製され、また、少なくとも1種の助剤の存在下に、例えば、活性成分を助剤と共に均質混合し、および/または、粉末化することにより調製される。組成物のこれらの調製プロセス、および、これらの組成物を調製するための化合物Iの使用もまた本発明の主題である。
流行している状況における意図される目的、および、上述の種類の有害生物を防除するための組成物の使用に適合するよう選択されるべきである、吹付け、噴霧、散粉、はけ塗り、粉衣、拡散または流しかけなどの上述の種類の有害生物の防除方法である組成物の適用方法が本発明の他の主題である。典型的な濃度割合は、0.1〜1000ppm、好ましくは0.1〜500ppmの活性成分である。1ヘクタール当たりの適用量は、一般に1〜2000gの活性成分/ヘクタール、特に10〜1000g/ha、好ましくは10〜600g/haである。
作物保護分野における好ましい適用方法は植物の群葉への適用(葉面処理)であり、対象となる有害生物による外寄生の脅威に合致する適用頻度および量を選択することが可能である。代わりに、植物の生育地に液体組成物を潅注することにより、または、固体形態の活性成分を植物の生育地に(例えば土壌に例えば顆粒形態で)導入する(土壌適用)ことにより、根系を介して植物に活性成分を到達させることが可能である(浸透移行作用)。水稲作物の場合、このような顆粒は計量されて満たされた水田に適用が可能である。
本発明の化合物およびその組成物はまた、果実、塊茎もしくは穀粒などの例えば種子といった植物繁殖体、または、苗床植物の上記の種類の有害生物に対する保護に好適である。繁殖体を植える前に化合物で処理することが可能であり、例えば、種子を播種の前に処理することが可能である。もしくは、穀粒を液体組成物中に液浸させることにより、または、固体組成物層を塗布することにより、化合物を種子穀粒に適用する(コーティング)ことが可能である。繁殖体を適用場所に植える際、例えばドリルまきの最中に蒔き溝に組成物を適用することも可能である。植物繁殖体に対するこれらの処理方法、および、このようにして処理された植物繁殖体が本発明のさらなる主題である。典型的な処理量は、防除される植物および有害生物/真菌に応じることとなり、一般に、1〜200グラム/100kgの種子、好ましくは5〜150グラム/100kgの種子、10〜100グラム/100kgの種子などである。
種子という用語は、すべての種類の種子および植物栄養繁殖体を包含し、特にこれらに限定されないが、真正種子、種子片、吸根、トウモロコシ、鱗茎、果実、塊茎、穀粒、根茎、挿し木、挿し芽等を含み、好ましい実施形態においては、真正種子を意味する。
本発明はまた、式Iの化合物でコーティングされ、または、処理され、または、式Iの化合物を含有する種子を含む。「コーティングされ、または、処理され、および/または、含有する」という用語は、一般に、適用時活性成分が種子の表面の大部分にあることを意味するが、適用方法に応じて、処方成分のより多くもしくは少ない部分が種子材料中に浸透していてもよい。前記種子生成物が(再度)植えられる場合、活性成分が吸収されていてもよい。実施形態においては、本発明により、式Iの化合物が植物繁殖体に付着したものが利用可能となる。さらに、式Iの化合物で処理された植物繁殖体を含む組成物が利用可能となる。
種子処理は、種子粉衣、種子コーティング、種子散粉、種子液浸および種子ペレット化などの技術分野において公知であるすべての好適な種子処理技術を含む。式Iの化合物の種子処理適用は、種子の播種前、播種/植え付けの最中における種子に対する吹付けまたは散粉などのいずれかの公知の方法によって行われることが可能である。
生物学的実施例:
実施例B1:タバココナジラミ(Bemisia tabaci)(綿コナジラミ):摂食/接触活性
綿の葉片を24ウェルマイクロタイタープレート中の寒天に置き、10,000ppmDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液を噴霧した。乾燥させた後、葉片にコナジラミの成虫を外寄生させた。インキュベーションの6日後に、サンプルを死亡率について確認した。
以下の化合物が200ppmの施用量で少なくとも80%の死亡率をもたらした:
A4、A6、A8、B4、B5およびC2。
実施例B2:ジアブロチカバルテアタ(Diabrotica balteata)(コーンルートワーム):
24ウェルマイクロタイタープレート中の寒天層上に置いたトウモロコシの新芽を吹付けにより、10,000ppmのDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液で処理した。乾燥させた後、プレートに、L2幼虫(ウェル毎に6〜10匹)を外寄生させた。サンプルを、未処理のサンプルと比較して、外寄生の4日後に死亡率および成長阻害について評価した。
以下の化合物が、200ppmの施用量で2種のカテゴリーの少なくとも一方(死亡率または成長阻害)において少なくとも80%の効果をもたらした:
A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、A9、A10、A11、A12、B1、B2、B3、B4、B5、C1およびC2。
実施例B3:ユースキスツスヘロス(Euschistus heros)(ネオトロピカルブラウンスティンクバグ(Neotropical Brown Stink Bug)):
24ウェルマイクロタイタープレート中の寒天上のダイズの葉に、10,000ppmDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液を噴霧した。乾燥させた後、葉にN2若虫を外寄生させた。サンプルを、未処理のサンプルと比較して、外寄生の5日後に死亡率および成長阻害について評価した。
以下の化合物が、200ppmの施用量で2種のカテゴリーの少なくとも一方(死亡率または成長阻害)において少なくとも80%の効果をもたらした:
A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、A10、A11、A12、B2、B3、B4およびB5。
実施例B4:モモアカアブラムシ(Myzus persicae)(モモアカアブラムシ):摂食/接触活性
ヒマワリの葉片を24ウェルマイクロタイタープレート中の寒天の上に置き、10,000ppmDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液を噴霧した。乾燥させた後、葉片に様々な齢数のアブラムシの個体群を外寄生させた。サンプルを外寄生から6日後の死亡率について評価した。
以下の化合物が200ppmの施用量で少なくとも80%の死亡率をもたらした:
A1、A2、A4、A6、A8、A10、A11、B1、B2、B4およびB5。
実施例B5:モモアカアブラムシ(Myzus persicae)(モモアカアブラムシ):固有活性
10,000ppmDMSOストック溶液から調製したテスト化合物をピペットにより24ウェルマイクロタイタープレートに適用し、スクロース溶液と混合した。これらのプレートを引き伸ばしたParafilmで閉じた。24個の孔を有するプラスチック製のステンシルをプレート上に置き、外寄生させたエンドウの実生をParafilm上に直接置いた。外寄生させたプレートをゲル吸取り紙および他のプラスチック製のステンシルで閉じ、次いで、上下を逆さまにした。サンプルを外寄生から5日後の死亡率について評価した。
以下の化合物が、12ppmのテスト量で少なくとも80%の死亡率をもたらした:
B1およびB3。
実施例B6:コナガ(Plutella xylostella)(コナガ):
人工餌料の入った24ウェルマイクロタイタープレートを、ピペットにより、10,000ppmDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液で処理した。乾燥させた後、プレートにL2幼虫(ウェル毎に10〜15匹)を外寄生させた。サンプルを、未処理のサンプルと比較して、外寄生の5日後に死亡率および成長阻害について評価した。
以下の化合物が、200ppmの施用量で2種のカテゴリーの少なくとも一方(死亡率または成長阻害)において少なくとも80%の効果をもたらした:
A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、A9、A10、A11、A12、B1、B2、B3、B4、B5、C1およびC2。
実施例B7:エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)(エジプトコットンリーフワーム):
綿の葉片を24ウェルマイクロタイタープレート中の寒天上に置き、10,000ppmDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液を噴霧した。乾燥させた後、葉片に5匹のL1幼虫を外寄生させた。サンプルを、未処理のサンプルと比較して、外寄生の3日後に死亡率、摂食阻害効果および成長阻害について評価した。死亡率、摂食阻害効果および成長阻害のカテゴリ−の少なくとも1つが未処理のサンプルよりも高い場合に、テストサンプルによるエジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)の防除がもたらされている。
以下の化合物が200ppmの施用量で少なくとも80%の防除をもたらした:
A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、A9、A10、A11、A12、B2、B3、B4、B5、C1およびC2。
実施例B8:エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)(エジプトコットンリーフワーム):
テスト化合物を10,000ppmDMSOストック溶液からピペットにより24ウェルプレートに入れ、寒天と混合した。レタスの種子を寒天上に置き、マルチウェルプレートを同様に寒天を含有する他のプレートで閉じた。7日後、化合物は根により吸収されており、レタスは蓋プレート中に成長していた。次いで、レタスの葉を蓋プレート中に切り取った。スポドプテラ(Spodoptera)の卵をピペットでプラスチック製のステンシルを介して湿性のゲル吸取り紙上にとり、蓋プレートをこれで閉じた。外寄生の6日後に、サンプルを未処理のサンプルと比較して、死亡率、摂食阻害効果および成長阻害について評価した。
以下の化合物は、12.5ppmのテスト量で、3つのカテゴリー(死亡率、摂食阻害または成長阻害)の少なくとも1つにおいて少なくとも80%の効果をもたらした:
A3、A4、A5、A6、A8、A10、B3、B4、B5およびC2。
実施例B9:ナミハダニ(Tetranychus urticae)(ナミハダニ):摂食/接触活性
24ウェルマイクロタイタープレート中の寒天上のインゲンの葉片に、10,000ppmDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液を噴霧した。乾燥させた後、葉片に様々な齢数のダニの個体を外寄生させた。外寄生から8日後に、サンプルを混合個体群(活動期)に対して死亡率について評価した。
以下の化合物が200ppmの施用量で少なくとも80%の死亡率をもたらした:
A3。
実施例B10:ネッタイシマカ(Aedes aegypti)(ネッタイシマカ):
200ppmの施用量でのエタノール中のテスト溶液を、12ウェル組織培養プレートに適用した。沈着物を乾燥させたら、2〜5日齢のネッタイシマカ(Aedes aegypti)のメスの成虫5匹を各ウェルに加え、コットンウールプラグ中の10%スクロース溶液で維持した。導入から1時間後にノックダウンのアセスメントを行い、導入後24時間および48時間で死亡率を評価した。
以下の化合物が、48時間および/または24時間後にネッタイシマカ(Aedes aegypti)の少なくとも80%防除をもたらした:
A3、A4、A5、A6、A7、A8、A10、A12、B3、B4、B5およびC2。

Claims (13)

  1. 以下の式Iの化合物
    Figure 0006779225
    (式中、
    1は、S、OまたはNCH3を表し;
    2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNを表し;
    Xは、S、SOまたはSO2であり;
    1は、C1〜C4アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C4ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキル;または、ハロゲン、シアノおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換とされたC3〜C6シクロアルキル;または、ハロゲン、シアノおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換とされたC3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルであり;
    2は、水素、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、O(C1〜C4ハロアルキル)、−SF5、−C(O)C1〜C4ハロアルキル、シアノ、C1〜C6ハロアルキルであるか、または、ヒドロキシル、メトキシおよびシアノからなる群から選択される1個もしくは2個の置換基によって置換されたC1〜C6ハロアルキルであるか;または、ハロゲン、シアノ、C1〜C4ハロアルキルおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換できるC3〜C6シクロアルキルであり;
    3は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−SF5、ヒドロキシル、アミノ、−NR910、C(O)NR910、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4アルキルスルファニル、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、O(C1〜C4ハロアルキル)、−C(O)C1〜C4ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルコキシ、C2〜C4アルキルカルボニル、C2〜C6アルコキシカルボニルであるか、R7により単置換もしくは多置換できるC3〜C6シクロアルキル、または、R8により単置換もしくは多置換できるC3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルであるか、または
    3は、ハロゲン、シアノまたはC1〜C6ハロアルキルによって単置換もしくは多置換できるピラゾリルであり、
    1は、NまたはCR4であり;
    2は、NまたはCR5であり;
    3は、NR6であり;
    6は、ハロゲンおよびC1〜C2アルキルスルフィニルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換できるC1〜C4アルキルであり;
    4およびR5は、相互に独立して、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルであるか、または、R7により単置換もしくは多置換できるC3〜C6シクロアルキルであるか;または、R8により単置換もしくは多置換できるC3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルであり;または
    4およびR5は、相互に独立して、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニル、C2〜C6ハロアルキニル、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アルキルスルファニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C6アルキルスルフィニル1〜C6ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニルまたはヒドロキシルであり;
    7およびR8は、相互に独立して、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルコキシC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキルであり;
    9およびR10は、相互に独立して、水素、シアノ、C1〜C3アルコキシまたはC1〜C6アルキルである)
    もしくは、これらの化合物の農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体またはN−オキシド。
  2. 以下の式I−1の化合物
    Figure 0006779225
    (式中、置換基X、R1、R2、G3、A1、A2、A3、A4およびA5は、請求項1に記載の式Iに定義されているとおりである)
    によって表される、請求項1に記載の式Iの化合物。
  3. 以下の式I−1aの化合物
    Figure 0006779225
    (式中、Jは、
    Figure 0006779225
    からなる群から選択され、
    式中、
    1は、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
    2は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4ハロアルキル、シアノであるか、または、ハロゲン、シアノおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換できるC3〜C6シクロアルキルであり;ならびに
    3、X、A2、A3、A4およびA5は、請求項1に記載の式Iに定義されているとおりである)
    によって表される、請求項1に記載の式Iの化合物。
  4. 以下の式I−2の化合物
    Figure 0006779225
    (式中、置換基X、R1、R2、G3、A1、A2、A3、A4およびA5は、請求項1に記載の式Iに定義されているとおりである)
    によって表される、請求項1に記載の式Iの化合物。
  5. 以下の式I−2aの化合物
    Figure 0006779225
    (式中、Jは、
    Figure 0006779225
    からなる群から選択され、
    式中、
    1は、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
    2は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4ハロアルキル、シアノであるか、または、ハロゲン、シアノおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換できるC3〜C6シクロアルキルであり;ならびに
    3、X、A2、A3、A4およびA5は、請求項1に記載の式Iに定義されているとおりである)
    によって表される、請求項1に記載の式Iの化合物。
  6. 以下の式I−3の化合物
    Figure 0006779225
    (式中、置換基X、R1、R2、G3、A1、A2、A3、A4およびA5は、請求項1に記載の式Iに定義されているとおりである)
    によって表される、請求項1に記載の式Iの化合物。
  7. 以下の式I−3aの化合物
    Figure 0006779225
    (式中、Jは、
    Figure 0006779225
    からなる群から選択され、
    式中、
    1は、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
    2は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4ハロアルキル、シアノであるか、または、ハロゲン、シアノおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換できるC3〜C6シクロアルキルであり;ならびに
    3、X、A2、A3、A4およびA5は、請求項1に記載の式Iに定義されているとおりである)
    によって表される、請求項1に記載の式Iの化合物。
  8. 以下の式I−4の化合物
    Figure 0006779225
    (式中、置換基X、R1、R2、G3、A1、A2、A3、A4およびA5は、請求項1に記載の式Iに定義されているとおりである)
    によって表される、請求項1に記載の式Iの化合物。
  9. 以下の式I−4aの化合物
    Figure 0006779225
    (式中、Jは、
    Figure 0006779225
    からなる群から選択され、
    式中、
    1は、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキルまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
    2は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキルスルファニル、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4ハロアルキル、シアノであるか、または、ハロゲン、シアノおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択される置換基によって単置換もしくは多置換できるC3〜C6シクロアルキルであり;ならびに
    3、X、A2、A3、A4およびA5は、請求項1に記載の式Iに定義されているとおりである)
    によって表される、請求項1に記載の式Iの化合物。
  10. 以下の式I−1a、I−2aおよびI−3a
    Figure 0006779225
    (式中、Jは、
    Figure 0006779225
    と定義され、
    2は、C1〜C2ハロアルキル、C1〜C2ハロアルキルスルファニル、C1〜C2ハロアルキルスルフィニルまたはC1〜C2ハロアルキルスルホニルであり;
    3は、N−R6であり、式中、R6は、C1〜C2アルキルであり;
    2、A3、A4およびA5は、相互に独立して、CR3またはNであり、式中、R3は、C1〜C4ハロアルキル、水素、ハロゲン、シクロプロピルピラゾリル、 1 〜C 2 ハロアルキルによって置換されたシクロプロピル、または、C1〜C2ハロアルキルによって置換されたピラゾリルである)
    から選択される化合物により表される、請求項1に記載の式Iの化合物。
  11. 活性成分として、それぞれ、遊離形態または農芸化学的に利用可能な塩形態での、少なくとも1種の請求項1に記載の式Iの化合物または、適切な場合にはその互変異性体、および少なくとも1種の助剤を含む有害生物防除組成物。
  12. 有害生物の防除方法であって、ヒトへ適用する方法を除く、請求項11に記載の組成物を有害生物またはその環境に適用するステップを含む方法。
  13. 有害生物による攻撃から種子を保護する方法であって、前記種子または前記種子が植えられている場所を請求項11に記載の組成物で処理するステップを含む方法。
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