JP6777446B2 - 硬質表面用洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、硬質表面用洗浄剤組成物、硬質表面用洗浄剤物品、床の洗浄方法、及びセラミックタイルの床の拭き筋低減方法に関する。
我々を取り巻く住環境設備には、セラミックス、プラスチック、金属等を材料とした各種硬質表面が存在し、これら硬質表面は生活場面に於いて様々な汚れが付着する環境に晒されている。なかでも、床面として用いられる硬質表面は、住環境設備の最下部に位置するうえに日常的に人が接する表面でもあるために、多くの汚れが残留して蓄積し易く、更には洗浄除去し難い性質を有するものとなっている。
床面のような硬質表面に吸着していない除去し易い汚れに対しては、掃除機による吸引や、不織布を用いたワイパー類で簡便に掃除することも可能ではある。しかしながら、油分を含んだ残留している汚れ、更には床面に残るニオイ成分に対しては、モップを用いた水拭きを行うことや、洗浄剤と併用した拭き掃除を行うことが余儀なくされている。これら床面に存在する残留し易く、除去困難な汚れに対する家事行動は、生活者の大きな負担となっている。
特許文献1には、硬表面の汚れを除去する場合に、労力をできるだけ少なく洗浄作業できる硬表面洗浄剤組成物が開示されている。
特開2000−160199号公報
特許文献1に記載の硬表面洗浄剤組成物は、拭き易さについて検討されているものの、床等の硬質表面を洗浄した際の拭き筋の残りについては、まだ十分な性能とは言えない。
本発明は、良好な洗浄力を有し、洗浄後に拭き筋を残さない仕上がり性(以下、単に仕上り性ともいう)に優れる、硬質表面用洗浄剤組成物、及び該洗浄剤組成物を用いた床の洗浄方法を提供する。
本発明は、(a)エタノール[以下、(a)成分という]を5質量%以上23質量%以下、(b)ポリエーテル変性シリコーン[以下、(b)成分という]、(c)界面活性剤[以下、(c)成分という]、及び水を含有する、硬質表面用洗浄剤組成物に関する。
また、本発明は、上記本発明の硬質表面用洗浄剤組成物をスプレー容器に充填してなる硬質表面用洗浄剤物品に関する。
また、本発明は、上記本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を床に付着させた後、該組成物を拭き取る床の洗浄方法に関する。
また、本発明は、上記本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を用いる、セラミックタイルの床の拭き筋低減方法に関する。
本発明によれば、良好な洗浄力を有し、洗浄後に拭き筋を残さない仕上がり性に優れる、硬質表面用洗浄剤組成物、及び該洗浄剤組成物を用いた床の洗浄方法を提供することができる。
本発明者らは、界面活性剤に加えて、ポリエーテル変性シリコーンとエタノールを特定量使用することにより、硬質表面の洗浄において、洗浄力を満足しつつ、拭き筋を残さない等、美観に優れた仕上がりを達成できることを見出した。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物では、ポリエーテル変性シリコーンがエタノールを含む組成物中で均一に溶解又は分散しているため、該ポリエーテル変性シリコーンの濡れ広がり性と組成物の速乾性が向上し、その結果、硬質表面に対する良好な洗浄力が得られると共に、洗浄後の拭き筋が残らないものと推定される。
<(a)成分>
本発明の(a)成分は、エタノールである。
<(b)成分>
本発明の(b)成分は、ポリエーテル変性シリコーンである。
(b)成分としては、下記一般式(b1)で表される化合物が好適である。
Figure 0006777446
〔式中、Rは同一でも異なってもよく、それぞれ炭素数1以上4以下のアルキル基を示す。pは0以上1000以下の数を示し、qは1以上1000以下の数を示す。X及びXは同一でも異なってもよく、それぞれヒドロキシ基、炭素数1以上4以下のアルキル基又はアルコキシ基を示す。Rは水素原子、又は炭素数1以上4以下のアルキル基もしくは炭素数2以上4以下のアシル基を示す。aは1以上4以下の数、bは1以上100以下の数、cは0以上50以下の数を示す。/は、p、qが付された各構成単位及びb、cが付された構成単位がランダム又はブロックであってもよいことを示す。〕
上記一般式(b1)において、Rは、仕上り性の観点から、好ましくはメチル基である。
及びXは、仕上り性の観点から、好ましくは炭素数1以上3以下のアルキル基であり、より好ましくはメチル基である。
は、仕上り性の観点から、好ましくは水素原子、炭素数1以上4以下のアルキル基又は炭素数2以上3以下のアシル基であり、より好ましくは水素原子である。
上記一般式(b1)において、pは、仕上り性の観点から、0以上、好ましくは1以上、そして、1000以下、好ましくは100以下、より好ましくは10以下の数である。qは、仕上り性の観点から、1以上、そして、1000以下、好ましくは100以下、より好ましくは20以下の数である。
上記一般式(b1)において、aは、仕上り性の観点から、好ましくは1以上3以下の数である。
上記一般式(b1)において、bは、仕上り性の観点から、1以上、好ましくは2以上、より好ましくは3以上、そして、100以下、好ましくは50以下、より好ましくは30以下、更に好ましくは15以下、より更に好ましくは8以下の数である。
上記一般式(b1)において、cは、仕上り性の観点から、0以上、そして、50以下、好ましくは30以下、より好ましくは10以下、更に好ましくは3以下の数であり、0であってもよい。
(b1)で表される化合物のHLB値は、洗浄力と仕上がり性の観点から、好ましくは4以上、より好ましくは6以上、更に好ましくは8以上、より更に好ましくは10.5以上であり、そして、同様の観点から、好ましくは20以下、より好ましくは18以下、更に好ましくは16以下、より更に好ましくは15以下、より更に好ましくは14.5以下である。
(b1)で表される化合物のHLB値は、下記式により求められる。
HLB値=(b1)で表される化合物中のポリオキシエチレンの分子量×20/(b1)で表される化合物の分子量
尚、a、b、c、p、q、R、R、X及びXは、NMR等で求めることができる。
(b)成分の動粘度(mm/s)は、洗浄力と仕上がり性の観点から、好ましくは1以上、より好ましくは5以上、更に好ましくは10以上であり、そして、同様の観点から、好ましくは1500以下、より好ましくは1000以下、更に好ましくは500以下、より更に好ましくは100以下である。(b)成分の動粘度は、25℃においてウベローデ型粘度計(柴田科学株式会社製)により測定した値である。
<(c)成分>
本発明の(c)成分は、界面活性剤である。(c)成分は洗浄力、仕上がり性、配合安定性の観点から用いられる。なお、(c)成分からは、(b)成分のポリエーテル変性シリコーンは除かれる。
(c)成分としては、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、及び陽イオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤が挙げられ、好ましくは非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、及び両性界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤が挙げられる。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、(c)成分として、仕上り性と洗浄性の観点から、好ましくは非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、及び両性界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤を含有し、より好ましくは非イオン界面活性剤から選ばれる1種以上を含有し、更に好ましくはグリコシド型非イオン界面活性剤を含有する。
非イオン界面活性剤としては、(1)ポリオキシアルキレンモノアルキル又はアルケニルエーテル、(2)グリコシド型非イオン界面活性剤(アルキルグリコシド等)、(3)脂肪酸アルカノールアミド、(4)ソルビタン系非イオン界面活性剤、(5)アルキルモノグリセリルエーテル、(6)脂肪酸グリセリンモノエステル、(7)蔗糖脂肪酸エステル、及び(8)アミンオキサイドから選ばれる1種以上の非イオン界面活性剤が挙げられる。
非イオン界面活性剤としては、仕上り性の観点から、(1)ポリオキシアルキレンモノアルキル又はアルケニルエーテル、(2)グリコシド型非イオン界面活性剤(アルキルグリコシド等)、及び(8)アミンオキサイドから選ばれる1種以上の非イオン界面活性剤が好ましく、(1)ポリオキシアルキレンモノアルキル又はアルケニルエーテル、及び(2)グリコシド型非イオン界面活性剤(アルキルグリコシド等)から選ばれる1種以上の非イオン界面活性剤がより好ましく、(2)グリコシド型非イオン界面活性剤(アルキルグリコシド等)が更に好ましい。
上記の非イオン界面活性剤を更に具体的に示す。
(1)ポリオキシアルキレンモノアルキル又はアルケニルエーテル
(1)の非イオン界面活性剤において、アルキル基又はアルケニル基の炭素数は、洗浄力と仕上り性の観点から、好ましくは6以上、より好ましくは8以上、更に好ましくは10以上、より更に好ましくは12以上であり、そして、同様の観点から、好ましくは22以下、より好ましくは18以下、更に好ましくは16以下、より更に好ましくは14以下である。
(1)の非イオン界面活性剤において、アルキレンオキサイドの平均付加モル数は、洗浄力と仕上り性の観点から、好ましくは0超、より好ましくは1以上、更に好ましくは3以上、より更に好ましくは5以上、そして、同様の観点から、好ましくは50以下、より好ましくは30以下、更に好ましくは20以下、より更に好ましくは15以下である。
アルキレンオキサイドは、洗浄力と仕上がり性の観点から、好ましくはエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、及びブチレンオキサイドから選ばれる1種以上であり、より好ましくはエチレンオキサイド、及びプロピレンオキサイドから選ばれる1種以上である。
(1)の非イオン界面活性剤の好ましい例として、下記一般式(c1)で表される非イオン界面活性剤を挙げることができる。
11O[(CO)/(CO)]H (c1)
〔式中、R11は炭素数6以上22以下の炭化水素基を示す。l、mは平均付加モル数を示し、lは0以上30以下の数を示し、mは0以上30以下の数を示し、lとmが同時に0になることはない。”/”はエチレンオキシ基(CO)及びプロピレンオキシ基(CO)が、順序に関係なく、ランダム又はブロックのいずれに付加したものであってもよいことを示す。〕
上記一般式(c1)の中のR11の炭素数は、洗浄力と仕上り性の観点から、好ましくは8以上、より好ましくは10以上、更に好ましくは12以上であり、そして、同様の観点から、好ましくは18以下、より好ましくは17以下、更に好ましくは16以下、より更に好ましくは14以下である。
11は、洗浄力と仕上り性の観点から、好ましくはアルキル基又はアルケニル基であり、より好ましくはアルキル基である。
アルキル基としては、具体的には、各種オクチル基(2−エチルヘキシル基を含む)、各種ノニル基、各種デシル基、各種ウンデシル基、各種ドデシル基(ラウリル基)、各種トリデシル基、各種テトラデシル基、各種ペンタデシル基、各種ヘキサデシル基、各種ヘプタデシル基、各種オクタデシル基を挙げることができる。
アルケニル基としては、各種オクタニル基、各種ノナニル基、各種デカニル基、各種ウンデカニル基、各種ドデカニル基、各種トリデカニル基、各種テトラデカニル基、各種ペンタデカニル基、各種ヘキサデカニル基、各種ヘプタデカニル基、各種オクタデカニル基(例えば、オレイル基、リノール基)を挙げることができる。なお、「各種」とは、n−、sec−、tert−、iso−を含む各種異性体を意味する。
上記一般式(c1)中のlは、洗浄力と仕上り性の観点から、好ましくは0超、より好ましくは1以上、更に好ましくは3以上、より更に好ましくは5以上、そして、同様の観点から、好ましくは50以下、より好ましくは30以下、更に好ましくは20以下、より更に好ましくは15以下である。
上記一般式(c1)中のmは、洗浄力と仕上り性の観点から、好ましくは0以上、そして、好ましくは10以下、より好ましくは5以下である。
ポリオキシアルキレンモノアルキル又はアルケニルエーテル、更に一般式(c1)で表される非イオン界面活性剤は、HLB値が、洗浄力と仕上り性と配合安定性の観点から、好ましくは5以上、より好ましくは7以上、さらに好ましくは10以上であり、そして、同様の観点から、好ましくは20以下、より好ましくは18以下、更に好ましくは16以下である。
ここで、ポリオキシアルキレンモノアルキル又はアルケニルエーテル、更に一般式(c1)で表される非イオン界面活性剤についてのHLB値は、下記に示すグリフィンの式で定義される。
HLB値=20×Mw/M
(式中、Mは非イオン界面活性剤の分子量であり、Mwは該非イオン界面活性剤の親水性部分の分子量である。)
(2)グリコシド型非イオン界面活性剤
(2)の非イオン界面活性剤は、下記の一般式(c2)で表される非イオン界面活性剤が好ましい。
21(OR22 (c2)
〔式中、R21は、直鎖又は分岐鎖の炭素数6以上18以下のアルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基、好ましくはアルキル基を示し、R22は炭素数2以上4以下のアルキレン基を示し、Gは炭素数5又は6の還元糖に由来する残基を示す。xは平均付加モル数を示し、0以上5以下の数である。yはその平均値が1以上5以下となる数を示す。〕
一般式(c2)中、R21は、洗浄力、配合安定性及び仕上がり性の観点から、好ましくは炭素数8以上、より好ましくは炭素数10以上、そして、好ましくは炭素数16以下、より好ましくは14以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基である。
一般式(c2)中、xは、洗浄力、配合安定性及び仕上がり性の観点から、好ましくは0以上2以下であり、より好ましくは0である。yは、洗浄力、配合安定性及び仕上がり性の観点から、好ましくは1.1以上、そして、好ましくは1.5以下、より好ましくは1.4以下である。尚、yはプロトンNMR法による測定値である。
一般式(c2)中、Gは、それらの入手容易性及びコストの点から、グルコース及びフルクトースから選ばれる1種以上の単糖類に由来する残基が挙げられる。また、Gは、マルトース及びスクロースから選ばれる1種以上の多糖類に由来する残基が挙げられる。Gは、グルコース及びフルクトースから選ばれる1種以上の単糖類に由来する残基が好ましく、グルコースに由来する残基がより好ましい。
(3)脂肪酸アルカノールアミド
(3)の非イオン性界面活性剤は、下記の一般式(c3)で表される非イオン界面活性剤が好ましい。
Figure 0006777446
〔式中、R31は炭素数8以上22以下、好ましくは10以上18以下のアルキル基又はアルケニル基を示し、R32、R33は同一又は異なってもよく、それぞれ水素原子又はメチル基を示し、sは1以上3以下の数を示し、tは0以上3以下の数を示す。〕
(4)ソルビタン系非イオン界面活性剤
(4)の非イオン界面活性剤は、下記一般式(c4−I)で表される非イオン界面活性剤及び下記一般式(c4−II)で表される非イオン界面活性剤から選ばれる1種以上の非イオン界面活性剤が挙げられる。
Figure 0006777446

Figure 0006777446
[式中、R41は、炭素数2以上4以下のアルキレン基を示し、R42は、それぞれ独立に炭素数1以上14以下のアルキル基又はアルケニル基を示し、該アルキル基及びアルケニル基は直鎖状、分岐鎖状及び環状のいずれでもよく、f、g、hは平均付加モル数を示し、f、g、hの総和は3以上50以下の数である。]
上記一般式(c4−I)又は(c4−II)において、R41は、炭素数2以上4以下のアルキレン基であり、好ましくはエチレン基又はプロピレン基であり、より好ましくはエチレン基である。
また上記一般式(c4−I)又は(c4−II)において、f、g及びhは、洗浄力、配合安定性及び仕上がり性の観点から、それぞれ独立して、好ましくは0以上であり、そして、好ましくは50以下であり、より好ましくは30以下である。f、g、hの総和は、洗浄力、配合安定性及び仕上がり性の観点から、好ましくは3以上、より好ましくは4以上であり、そして、好ましくは50以下であり、より好ましくは30以下である。
(5)アルキルモノグリセリルエーテル
(5)の非イオン界面活性剤は、好ましくは炭素数6以上22以下、より好ましくは炭素数10以上14以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有するアルキルモノグリセリルエーテルである。
(6)脂肪酸グリセリンモノエステル
(6)の非イオン界面活性剤は、脂肪酸部分が炭素数8以上22以下、好ましくは炭素数10以上14以下の脂肪酸である脂肪酸グリセリンモノエステルが挙げられる。好ましくは、脂肪酸部分が直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有する炭素数8以上22以下、好ましくは炭素数10以上14以下の脂肪酸である脂肪酸グリセリンモノエステルである。
(7)蔗糖脂肪酸エステル
(7)の非イオン界面活性剤は、脂肪酸部分が炭素数8以上18以下、好ましくは炭素数10以上14以下の脂肪酸である蔗糖脂肪酸エステルが挙げられる。好ましくは、脂肪酸部分が直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有する炭素数8以上18以下、より好ましくは炭素数10以上14以下の脂肪酸である蔗糖脂肪酸エステルである。
(8)アミンオキサイド
(8)の非イオン界面活性剤として、例えば炭素数6以上24以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキル又はアルケニルアミンオキサイドを挙げることができる。好ましいアミンオキサイドとしては、下記の一般式(c8)で表されるアミンオキサイドを挙げることができる。
Figure 0006777446
〔式中、R81は炭素数6以上24以下の炭化水素基、好ましくは炭素数6以上24以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R82、R83は同一又は異なってもよく、それぞれ独立に炭素数1以上3以下の炭化水素基を示し、Dは、−COO−、−CONH−、−O−から選ばれる基を示し、Eは炭素数1以上、5以下の2価の炭化水素基を示し、i、jはi=0且つj=0の数であるか、又はi=1且つj=1の数である。〕
陰イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレン基を有する陰イオン界面活性剤、例えばポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルアリールエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩、及びポリオキシアルキレンアルケニルエーテルカルボン酸塩から選ばれる1種以上が挙げられ、好ましくはポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、及びポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩から選ばれる1種以上であり、より好ましくはポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩である。
上記アルキレン基としては、エチレン基又はプロピレン基が好ましく、より好ましくはエチレン基であり、アルキル基、アルケニル基としては、好ましくは炭素数12以上14以下が好ましい。
また、陰イオン界面活性剤としては、アルキル硫酸塩が挙げられる。アルキル硫酸塩のアルキル基は、炭素数10以上14以下が好ましい。
陰イオン界面活性剤の塩は、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、有機アンモニウム塩などが挙げられ、アルカリ金属塩が好ましい。
両性界面活性剤としては、アルキルアミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、アルキルアミドプロピル−N,N−ジメチル−2−ヒドロキシプロピルスルホベタイン、及びアルキルアミドプロピル−N,N−ジメチル−プロピルスルホベタイン等から選ばれる1種以上が挙げられ、好ましくはラウリン酸アミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、ヒドロキシラウリルスルホベタイン、及びラウリン酸アミドプロピル−N,N−ジメチル−2−ヒドロキシプロピルベタイン等から選ばれる1種以上であり、より好ましくはヒドロキシラウリルスルホベタインである。
陽イオン界面活性剤としては、炭素数8以上16以下のアルキル基を1つ有するモノアルキルトリメチルアンモニウム塩、炭素数8以上14以下のアルキル基を2つ有するジアルキルジメチルアンモニウム塩、及び炭素数8以上14下のアルキル基を1つ有するアルキルジメチルベンジルアンモニウム塩から選ばれる1種以上が挙げられ、好ましくは炭素数8以上14以下のアルキル基を1つ有するアルキルジメチルベンジルアンモニウム塩であり、より好ましくは炭素数12のアルキル基を1つ有するアルキルジメチルベンジルアンモニウム塩である。
<水>
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、水を含有する液体洗浄剤組成物である。上記(a)〜(c)成分は、水に溶解、分散、乳化させた形態のいずれであってもよいが、溶解していることが洗浄力と仕上り性の観点から好ましい。水は金属成分を除去したイオン交換水や蒸留水、あるいは次亜塩素酸を0.5ppm以上10ppm以下程度溶解させた次亜塩素酸滅菌水などを使用することができる。水は組成物の残部であり、全体を100質量%とする量で含有される。
<硬質表面用洗浄剤組成物の組成等>
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、(a)成分を、仕上がり性の観点から、5質量%以上、好ましくは6質量%以上、より好ましくは8質量%以上、更に好ましくは10質量%以上、そして、同様の観点から、23質量%以下、好ましくは20質量%以下、より好ましくは18質量%以下、更に好ましくは15質量%以下含有する。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、(b)成分を、仕上がり性の観点から、好ましくは0.0008質量%以上、より好ましくは0.001質量%以上、更に好ましくは0.003質量%以上、そして、洗浄力と仕上がり性の観点から、好ましくは3質量%以下、より好ましくは0.8質量%以下、更に好ましくは0.5質量%以下、より更に好ましくは0.1質量%以下、より更に好ましくは0.08質量%以下、より更に好ましくは0.05質量%以下、より更に好ましくは0.03質量%以下含有する。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、(c)成分を、洗浄力と仕上がり性の観点から、好ましくは0.005質量%以上、より好ましくは0.008質量%以上、更に好ましくは0.01質量%以上、より更に好ましくは0.05質量%以上、そして、仕上がり性の観点から、好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、更に好ましくは1質量%以下、より更に好ましくは0.8質量%以下、より更に好ましくは0.5質量%以下含有する。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、(a)成分と(b)成分の質量比(a)/(b)が、仕上がり性の観点から、好ましくは20以上、より好ましくは50以上、更に好ましくは100以上、より更に好ましくは300以上、より更に好ましくは500以上、より更に好ましくは800以上であり、そして、同様の観点から、好ましくは20000以下、より好ましくは15000以下、更に好ましくは10000以下、より更に好ましくは6000以下である。この質量比は、(b)成分の含有量に対する(a)成分の含有量の質量比である。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、(b)成分と(c)成分の質量比(b)/(c)が、仕上がり性の観点から、好ましくは0.001以上、より好ましくは0.003以上、更に好ましくは0.005以上、より更に好ましくは0.01以上、より更に好ましくは0.03以上であり、そして、洗浄力と仕上がり性の観点から、好ましくは10以下、より好ましくは5以下、更に好ましくは1以下、より更に好ましくは0.5以下である。
また(c)成分が非イオン界面活性剤である場合、(b)成分と非イオン界面活性剤の質量比(b)/(非イオン界面活性剤)が、仕上がり性の観点から、好ましくは0.001以上、より好ましくは0.003以上、更に好ましくは0.005以上、より更に好ましくは0.01以上、より更に好ましくは0.03以上であり、そして、洗浄力と仕上がり性の観点から、好ましくは10以下、より好ましくは5以下、更に好ましくは1以下、より更に好ましくは0.5以下である。
また、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物が(c)成分としてグリコシド型非イオン界面活性剤を含有する場合、(b)成分とグリコシド型非イオン界面活性剤の質量比(b)/(グリコシド型非イオン界面活性剤)が、仕上がり性の観点から、好ましくは0.001以上、より好ましくは0.003以上、更に好ましくは0.005以上、より更に好ましくは0.01以上、より更に好ましくは0.03以上であり、そして、洗浄力と仕上がり性の観点から、好ましくは10以下、より好ましくは5以下、更に好ましくは1以下、より更に好ましくは0.5以下である。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、溶解性、仕上り性及び洗浄力の観点から、水を、好ましくは75質量%以上、より好ましくは80質量%以上、更に好ましくは82質量%以上、より更に好ましくは84質量%以上、そして、好ましくは94.8質量%以下、より好ましくは94質量%以下、更に好ましくは92質量%以下、より更に好ましくは90質量%以下含有する。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物には、その他の成分として、硬質表面用洗浄剤に一般に配合される、分散剤、キレート剤、増粘剤、香料、色素、溶剤、防腐剤等を配合することが出来る。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、原液のpHが20℃で、仕上り性の観点や金属製品損傷性の観点から、好ましくは5以上、より好ましくは6以上、更に好ましくは6.5以上、そして、硬質表面上に存在するワックスへの影響を最小にする観点から、好ましくは8以下、より好ましくは7.5以下である。このようなpHへの調整は硫酸、塩酸、リン酸等の無機酸、リンゴ酸、クエン酸、酢酸等の有機酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機アルカリ剤、モノエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等の有機アルカリ剤を用いて行われる。本発明では、洗浄剤組成物に緩衝能を持たせることが洗浄力持続性の点から好ましく、無機アルカリ剤を含有することが好適である。無機アルカリ剤の含有量は、本発明の洗浄剤組成物中に好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.005質量%以上、そして、好ましくは0.02質量%以下、より好ましくは0.01質量%以下である。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、拭き取り洗浄用として好適である。すなわち、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、居間、部屋、台所、浴室、トイレといった居住まわり等の硬質表面(各種物品、床、壁、天井等)等の洗浄に好適に用いられる。この場合、本発明の組成物は、泡立ち、ヌルつき、跡残りが生じず、拭き筋が少なく仕上がり性に優れており、また、乾燥も早いため、別途水拭き(二度拭き)する必要がない。これらの効果から、硬質表面は、床が好ましい。
硬質表面は、セラミックス、プラスチック、木、石、及び金属から選ばれる1種以上の材料から構成される硬質表面が挙げられる。
本発明により、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を硬質表面に適用した後、拭き取り洗浄を行う硬質表面の洗浄方法が提供される。
更に、本発明により、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を床に付着させた後、該組成物を拭き取る、床の洗浄方法が提供される。床は、セラミックス、プラスチック、木、石、及び金属から選ばれる1種以上の材料から構成される床が挙げられる。拭き筋の低減効果がより顕著に実感できる観点から、床は、セラミックタイルの床が好ましい。本発明により、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を用いる、セラミックタイルの床の拭き筋低減方法が提供される。この方法は、洗浄剤組成物を用いてセラミックタイルの床を洗浄した後、前記洗浄剤組成物を拭き取ることで生じる拭き筋を低減する方法であって、前記洗浄剤組成物として、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を用いる、セラミックタイルの床の、洗浄後の拭き筋低減方法である。
拭き取り洗浄は、布巾、雑巾、不織布、モップ、紙等を用いて、硬質表面に適用した組成物を硬質表面から除去することが好ましい。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、希釈せずに、そのままスプレー等により硬質表面に適用することができる。また、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、水で好ましくは10倍以上、更に好ましくは50倍以上、そして、好ましくは200倍以下、更に好ましくは150倍以下に希釈した洗浄液として硬質表面に適用されることもできる。そして、該洗浄液を硬質表面に適用した後は、拭き取り洗浄を行うことが好ましい。また、前記洗浄液を硬質表面に適用した後は、濯ぎを行わずに前記硬質表面を乾燥させることができる。
床の洗浄を行う場合は、床面積1mあたり、好ましくは0.5g以上、より好ましくは1g以上、そして、好ましくは50g以下、より好ましくは20g以下、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を付着させる。該組成物を噴霧して床に付着させることが好ましい。その後、モップ、布、紙で、床に付着した前記組成物を拭き取る。前記組成物を床に付着させた後、好ましくは60秒以下、より好ましくは30秒以下、放置した後、前記組成物を拭き取る。前記組成物が湿潤状態にある状態で拭き取ることが好ましい。
また、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物又はこれを前記のように希釈した洗浄液(以下、単に洗浄液という場合もある)は、基体に含浸させて清掃用物品として使用することもできる。本発明の硬質表面用洗浄剤組成物又は洗浄液を基体に含浸させた清掃用物品は、清掃作業の作業性の観点から好ましい。
硬質表面用洗浄剤組成物又は洗浄液を含浸させた清掃用物品に用いられる基体としては、可撓性を有し、硬質表面用洗浄剤組成物又は洗浄液が含浸可能なものであり、使用時に十分な強度を有し、くず等の発生の無いものが用いられる。特に、無荷重下において後述の量の硬質表面用洗浄剤組成物又は洗浄液を含浸し得る基体を用いることが好ましい。
そのような基体としては、繊維状材料から構成される繊維構造体、例えば、各種紙、不織布、織布若しくは編布が挙げられる。これらの繊維構造体を構成する繊維状材料としては、例えば、セルロース系繊維、変性セルロース系繊維、合成繊維及びこれらの二種以上の混合物等が挙げられる。
また、樹脂中に気泡を分散させて得られる多孔質構造体(例えば、スポンジ状構造体)も上記基体として使用できる。
また、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物又は洗浄液を含浸させた清掃用物品を用いて硬質表面を拭く洗浄方法は、清掃作業の作業性の観点から、硬質表面の軽い洗浄に好ましい。硬質表面用洗浄剤組成物又は洗浄液を含浸させた清掃用物品は、基体に予め硬質表面用洗浄剤組成物又は洗浄液を含浸させてなるもの、あるいは乾燥した基体に硬質表面用洗浄剤組成物又は洗浄液をスプレー等により使用直前に含浸させてなるもの、の何れでもよい。また、スプレーされた清掃用物品を用いて被清掃面を清掃してもよい。硬質表面用洗浄剤組成物又は洗浄液を含浸させた清掃用物品は、モップ状の掃除具に装着されて用いられてもよいし、直接手で持って拭き掃除に用いられてもよい。床の洗浄にはモップを用いることが好ましい。
予め硬質表面用洗浄剤組成物又は洗浄液が含浸されている場合、硬質表面用洗浄剤組成物又は洗浄液の含浸率は清掃性の観点から、基体質量〔即ち、未含浸状態(乾燥状態)の基体の質量基準〕あたり、100質量%以上であることが好ましく、150質量%以上であることがより好ましく、そして、1000質量%以下であることが好ましく、500質量%以下であることがより好ましく、400質量%以下であることが更に好ましい。含浸率が100質量%以上であれば、シミ汚れや土ボコリに対する十分な清掃性能が得られる。1000質量%以下であれば、被清掃面への洗浄剤組成物の放出量が適正となり被清掃面に汚れや土ボコリが残留せず、また、木質系材料など種々の材料からなる清掃面に影響なく使用できる。清掃性の一層の向上の点から、基体がシートである場合、硬質表面用洗浄剤組成物又は洗浄液の含浸前の坪量は、一定面積の洗浄に必要な洗浄剤の保持性とシートの操作性やコストとの観点から、40g/m以上であることが好ましく、50g/m以上であることがより好ましく、そして、200g/m以下であることが好ましく、150g/m以下であることがより好ましい。
硬質表面用洗浄剤組成物又は洗浄液を含浸させた清掃用物品使用時に、別途本発明の硬質表面用洗浄剤組成物又は洗浄液を、被清掃物又は前記清掃用物品に、噴霧しながら使用してもよい。当該使用方法によって、より広い面積を清掃することができる。
本発明は、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物をスプレー容器に充填してなる硬質表面用洗浄剤物品に関する。
スプレー式容器としては、トリガー式スプレーヤーが装着されたスプレー容器(トリガー式スプレー容器という)が挙げられる。トリガー式スプレー容器としては、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を収容する容器本体と、容器本体の口部に装着されたトリガー式液体噴出器とを具備するものが挙げられ、更には、容器本体の口部に前記組成物を噴出するトリガー式スプレーヤーが装着され、該トリガー式スプレーヤーの内部に垂直管路及び水平管路が形成され、該垂直管路内に該垂直管路と上記水平管路との連通を遮断するバルブが配設されたスプレー容器(以下、スプレー容器(I)という)が挙げられる。スプレー容器(I)における上記水平管路の容積は0.1〜0.28cmが好ましく、上記垂直管路の上記バルブ下の容積は0.06〜0.19cmが好ましい。スプレー容器(I)は、水平管路の下方位置にシリンダーを備え、また、水平管路の先端部にスピンエレメントが装着され、さらに、このスピンエレメントの先端部にノズル孔を有するノズル部が嵌着固定されている。スプレー容器(I)は、トリガーを引いて、シリンダー内の空気を外に排出し、トリガーを戻した際に容器本体の本発明の硬質表面用洗浄剤組成物に浸した垂直管路を通じて前記組成物を吸い上げ、上記シリンダー内に液体を満たし、再びトリガーを引くことにより、該シリンダー内の液体を押し出して垂直管路に導き、さらに水平管路、スピンエレメントを通じて液体の流れにスピンを与え、最後にノズルから噴出するタイプのものである。トリガー式スプレー容器としては、例えば、「バスマジックリン泡立ちスプレー」(花王(株))のトリガー式スプレー容器を、洗浄、乾燥させたものを使用できる。
本発明の床の洗浄方法では、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物をスプレーで散布して床に付着させることが好ましい。スプレーには、本発明の硬質表面用洗浄剤物品を用いることが好ましい。
本発明は、(a)エタノールを5質量%以上23質量%以下、(b)ポリエーテル変性シリコーン、(c)界面活性剤、及び水を含有する組成物の、硬質表面用洗浄剤組成物としての用途に関する。すなわち、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物で述べた組成や態様を有する組成物の、硬質表面用洗浄剤組成物としての用途に関する。この用途に用いられる組成物には、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物で述べた事項を全て適用することができる。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の硬質表面用洗浄剤組成物、硬質表面用洗浄剤物品、及び床の洗浄方法を開示する。
<1>
(a)エタノール[以下、(a)成分という]を5質量%以上23質量%以下、(b)ポリエーテル変性シリコーン[以下、(b)成分という]、(c)界面活性剤[以下、(c)成分という]、及び水を含有する、硬質表面用洗浄剤組成物。
<2>
(b)成分が下記一般式(b1)で表される化合物である、前記<1>に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
Figure 0006777446
〔式中、Rは同一でも異なってもよく、それぞれ炭素数1以上4以下のアルキル基を示す。pは、0以上1000以下の数を示し、qは1以上1000以下の数を示す。X及びXは同一でも異なってもよく、それぞれヒドロキシ基、炭素数1以上4以下のアルキル基又はアルコキシ基を示す。Rは水素原子、又は炭素数1以上4以下のアルキル基もしくは炭素数2以上4以下のアシル基を示す。aは1以上4以下の数、bは1以上100以下の数、cは0以上50以下の数を示す。/は、p、qが付された各構成単位及びb、cが付された構成単位がランダム又はブロックであってもよいことを示す。〕
<3>
(b1)で表される化合物のHLB値が、好ましくは4以上、より好ましくは6以上、更に好ましくは8以上、より更に好ましくは10.5以上、そして、好ましくは20以下、より好ましくは18以下、更に好ましくは16以下、より更に好ましくは15以下、より更に好ましくは14.5以下である、前記<2>に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<4>
(b)成分の動粘度(mm/s)が、好ましくは1以上、より好ましくは5以上、更に好ましくは10以上、そして、好ましくは1500以下、より好ましくは1000以下、更に好ましくは500以下、より更に好ましくは100以下である、前記<1>〜<3>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<5>
(c)成分が、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、及び陽イオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤である、好ましくは非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、及び両性界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤である、前記<1>〜<4>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<6>
(c)成分として、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、及び両性界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤を含有する、好ましくは非イオン界面活性剤から選ばれる1種以上を含有する、より好ましくはグリコシド型非イオン界面活性剤を含有する、前記<1>〜<5>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<7>
非イオン界面活性剤が、(1)ポリオキシアルキレンモノアルキル又はアルケニルエーテル、(2)グリコシド型非イオン界面活性剤、(3)脂肪酸アルカノールアミド、(4)ソルビタン系非イオン界面活性剤、(5)アルキルモノグリセリルエーテル、(6)脂肪酸グリセリンモノエステル、(7)蔗糖脂肪酸エステル、及び(8)アミンオキサイドから選ばれる1種以上の非イオン界面活性剤である、好ましくは(1)ポリオキシアルキレンモノアルキル又はアルケニルエーテル、(2)グリコシド型非イオン界面活性剤、及び(8)アミンオキサイドから選ばれる1種以上の非イオン界面活性剤である、より好ましくは(1)ポリオキシアルキレンモノアルキル又はアルケニルエーテル、及び(2)グリコシド型非イオン界面活性剤から選ばれる1種以上の非イオン界面活性剤である、更に好ましくは(2)グリコシド型非イオン界面活性剤である、前記<5>又は<6>に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<8>
ポリオキシアルキレンモノアルキル又はアルケニルエーテルのアルキル基又はアルケニル基の炭素数が、6以上、好ましくは8以上、より好ましくは10以上、更に好ましくは12以上、そして、22以下、好ましくは18以下、より好ましくは16以下、更に好ましくは14以下である、前記<7>に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<9>
ポリオキシアルキレンモノアルキル又はアルケニルエーテルのアルキレンオキサイドの平均付加モル数が、0超、好ましくは1以上、より好ましくは3以上、更に好ましくは5以上、そして、50以下、好ましくは30以下、より好ましくは20以下、更に好ましくは15以下である、前記<7>又は<8>に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<10>
ポリオキシアルキレンモノアルキル又はアルケニルエーテルが、下記一般式(c1)で表される非イオン界面活性剤である、前記<7>に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
11O[(CO)/(CO)]H (c1)
〔式中、R11は炭素数6以上22以下の炭化水素基を示す。l、mは平均付加モル数を示し、lは0以上30以下の数を示し、mは0以上30以下の数を示し、lとmが同時に0になることはない。”/”はオキシエチレン基及びオキシプロピレン基が、順序に関係なく、ランダム又はブロックのいずれに付加したものであってもよいことを示す。〕
<11>
ポリオキシアルキレンモノアルキル又はアルケニルエーテルのHLB値が、5以上、好ましくは7以上、より好ましくは10以上、そして、20以下、好ましくは18以下、より好ましくは16以下である、前記<7>〜<10>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<12>
グリコシド型非イオン界面活性剤が、下記の一般式(c2)で表される非イオン界面活性剤である、前記<7>に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
21(OR22 (c2)
〔式中、R21は、直鎖又は分岐鎖の炭素数6以上18以下のアルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基、好ましくはアルキル基を示し、R22は炭素数2以上4以下のアルキレン基を示し、Gは炭素数5又は6の還元糖に由来する残基を示す。xは平均付加モル数を示し、0以上5以下の数である。yはその平均値が1以上5以下となる数を示す。〕
<13>
陰イオン界面活性剤が、ポリオキシアルキレン基を有する陰イオン界面活性剤である、好ましくはポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルアリールエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩、及びポリオキシアルキレンアルケニルエーテルカルボン酸塩から選ばれる1種以上である、より好ましくはポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、及びポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩から選ばれる1種以上である、更に好ましくはポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩である、又はアルキル硫酸塩、アルキル基の炭素数が10以上14以下のアルキル硫酸塩である、前記<5>又は<6>に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<14>
両性界面活性剤が、アルキルアミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、アルキルアミドプロピル−N,N−ジメチル−2−ヒドロキシプロピルスルホベタイン、及びアルキルアミドプロピル−N,N−ジメチル−プロピルスルホベタインから選ばれる1種以上である、好ましくはラウリン酸アミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、ヒドロキシラウリルスルホベタイン、及びラウリン酸アミドプロピル−N,N−ジメチル−2−ヒドロキシプロピルベタインから選ばれる1種以上である、より好ましくはヒドロキシラウリルスルホベタインである、前記<5>又は<6>に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<15>
(a)成分を、6質量%以上、好ましくは8質量%以上、より好ましくは10質量%以上、そして、20質量%以下、好ましくは18質量%以下、より好ましくは15質量%以下含有する、前記<1>〜<14>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<16>
(b)成分を、好ましくは0.0008質量%以上、より好ましくは0.001質量%以上、更に好ましくは0.003質量%以上、そして、好ましくは3質量%以下、より好ましくは0.8質量%以下、更に好ましくは0.5質量%以下、より更に好ましくは0.1質量%以下、より好ましくは0.08質量%以下、更に好ましくは0.05質量%以下、より更に好ましくは0.03質量%以下含有する、前記<1>〜<15>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<17>
(c)成分を、0.005質量%以上、好ましくは0.008質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上、更に好ましくは0.05質量%以上、そして、5質量%以下、好ましくは3質量%以下、より好ましくは1質量%以下、更に好ましくは0.8質量%以下、より更に好ましくは0.5質量%以下含有する、前記<1>〜<16>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<18>
(a)成分と(b)成分の質量比(a)/(b)が、20以上、好ましくは50以上、より好ましくは100以上、更に好ましくは300以上、より更に好ましくは500以上、より更に好ましくは800以上、そして、20000以下、好ましくは15000以下、より好ましくは10000以下、更に好ましくは6000以下である、前記<1>〜<17>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<19>
(b)成分と(c)成分の質量比(b)/(c)が、0.001以上、好ましくは0.003以上、より好ましくは0.005以上、更に好ましくは0.01以上、より更に好ましくは0.03以上、そして、10以下、好ましくは5以下、より好ましくは1以下、更に好ましくは0.5以下である、前記<1>〜<18>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<20>
(c)成分として非イオン界面活性剤を含有し、(b)成分と非イオン界面活性剤の質量比(b)/(非イオン界面活性剤)が、0.001以上、好ましくは0.003以上、より好ましくは0.005以上、更に好ましくは0.01以上、より更に好ましくは0.03以上、そして、10以下、好ましくは5以下、より好ましくは1以下、更に好ましくは0.5以下である、前記<1>〜<18>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<21>
(c)成分としてグリコシド型非イオン界面活性剤を含有し、(b)成分とグリコシド型非イオン界面活性剤の質量比(b)/(グリコシド型非イオン界面活性剤)が、0.001以上、好ましくは0.003以上、より好ましくは0.005以上、更に好ましくは0.01以上、より更に好ましくは0.03以上、そして、10以下、好ましくは5以下、より好ましくは1以下、更に好ましくは0.5以下である、前記<1>〜<18>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<22>
水を、75質量%以上、好ましくは80質量%以上、より好ましくは82質量%以上、更に好ましくは84質量%以上、そして、94.8質量%以下、好ましくは94質量%以下、より好ましくは92質量%以下、更に好ましくは90質量%以下含有する、前記<1>〜<21>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<23>
pHが、20℃で、5以上、好ましくは6以上、より好ましくは6.5以上、そして、8以下、好ましくは7.5以下である、前記<1>〜<22>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<24>
拭き取り洗浄用である、前記<1>〜<23>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<25>
硬質表面が、セラミックス、プラスチック、木、石、及び金属から選ばれる1種以上の材料から構成される硬質表面である、前記<1>〜<24>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
<26>
前記<1>〜<25>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物を床に付着させた後、該組成物を拭き取る、床の洗浄方法。
<27>
硬質表面用洗浄剤組成物を床に付着させた後、布巾、雑巾、不織布、モップ、又は紙を用いて、該組成物を拭き取る、前記<26>に記載の床の洗浄方法。
<28>
硬質表面用洗浄剤組成物を、水で10倍以上、好ましくは50倍以上、そして、200倍以下、好ましくは150倍以下に希釈した洗浄液として床に付着させる、前記<26>又は<27>に記載の床の洗浄方法。
<29>
硬質表面用洗浄剤組成物を、床面積1mあたり、0.5g以上、好ましくは1g以上、そして、50g以下、好ましくは20g以下で床に付着させる、前記<26>〜<28>の何れかに記載の床の洗浄方法。
<30>
硬質表面用洗浄剤組成物を、噴霧して床に付着させる、前記<26>〜<29>の何れかに記載の床の洗浄方法。
<31>
硬質表面用洗浄剤組成物を床に付着させた後、60秒以下、好ましくは30秒以下、放置した後、該組成物を拭き取る、前記<26>〜<30>の何れかに記載の床の洗浄方法。
<32>
硬質表面用洗浄剤組成物をスプレーで散布して床に付着させる、前記<26>〜<31>の何れかに記載の床の洗浄方法。
<33>
前記<1>〜<25>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物をスプレー容器に充填してなる硬質表面用洗浄剤物品。
<34>
スプレー式容器が、トリガー式スプレーヤーが装着されたスプレー容器である、前記<33>に記載の硬質表面用洗浄剤物品。
<35>
前記<1>〜<25>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物を用いる、セラミックタイルの床の拭き筋低減方法。
<36>
洗浄剤組成物を用いてセラミックタイルの床を洗浄した後、前記洗浄剤組成物を拭き取ることで生じる拭き筋を低減する方法であって、前記洗浄剤組成物として、前記<1>〜<25>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物を用いる、セラミックタイルの床の、洗浄後の拭き筋低減方法。
<37>
硬質表面用洗浄剤組成物を床に付着させた後、布巾、雑巾、不織布、モップ、又は紙を用いて、該組成物を拭き取る、前記<35>又は<36>に記載の拭き筋低減方法。
<38>
硬質表面用洗浄剤組成物を、水で10倍以上、好ましくは50倍以上、そして、200倍以下、好ましくは150倍以下に希釈した洗浄液として床に付着させる、前記<35>〜<37>の何れかに記載の拭き筋低減方法。
<39>
硬質表面用洗浄剤組成物を、床面積1mあたり、0.5g以上、好ましくは1g以上、そして、50g以下、好ましくは20g以下で床に付着させる、前記<35>〜<38>の何れかに記載の拭き筋低減方法。
<40>
硬質表面用洗浄剤組成物を、噴霧してセラミックタイルの床に付着させる、前記<35>〜<39>の何れかに記載の拭き筋低減方法。
<41>
硬質表面用洗浄剤組成物をセラミックタイルの床に付着させた後、60秒以下、好ましくは30秒以下、放置した後、該組成物を拭き取る、前記<35>〜<40>の何れかに記載の拭き筋低減方法。
<42>
硬質表面用洗浄剤組成物をスプレーで散布してセラミックタイルの床に付着させる、前記<35>〜<41>の何れかに記載の拭き筋低減方法。
<43>
請求項1〜23の何れか1項記載の組成物の、硬質表面用洗浄剤組成物としての用途。
<43>
(a)エタノールを5質量%以上23質量%以下、(b)ポリエーテル変性シリコーン、(c)界面活性剤、及び水を含有する組成物の、硬質表面用洗浄剤組成物としての用途。
<44>
前記<1>〜<25>の何れかに記載の硬質表面用洗浄剤組成物をスプレー容器に充填してなる物品の、硬質表面用洗浄剤物品としての用途。
<45>
スプレー式容器が、トリガー式スプレーヤーが装着されたスプレー容器である、前記<44>に記載の用途。
以下に本発明の実施例を示す。実施例は本発明の例示について述べるものであり、本発明を限定するためではない。
実施例1〜18、比較例1〜4
表1に示す硬質表面用洗浄剤組成物を調製し、以下の項目について評価を行った。結果を表1に示す。なお、組成物のpH(20℃)の調整は、水酸化ナトリウムと塩酸を用いて行った。
<評価方法>
(1)洗浄力
ポーセリンタイル(メーカー:Foshan XiangYu Ceramic Co., Ltd.、品名:POLISHED PORCELAIN TILE、Grade:Premium、色:白、寸法100mm×100mm)に、0.05質量%の濃度となるようにスダンIII(和光純薬工業株式会社製、1級)を添加して着色したオレイン酸(和光純薬工業株式会社製、1級)を、モデル汚れとして0.5g滴下(約1cm2)した。モデル汚れの周囲全体に均一に接触するように表1に示す硬質表面用洗浄剤組成物を、2g付着させた。
ペーパーワイパー(大王製紙株式会社製プロワイプ、ソフトワイパーS200、寸法;195mm×125mm)を4回折り畳み(寸法;約24mm×63mm)、これを、モデル汚れの中心に接触させ、成人男性の中指と人差し指で、折り畳んだペーパーワイパーを押さえながら、1±0.1kg加重下でモデル汚れを中心として直径約50mmの円を描くように10回清拭した。清拭した後、乾燥後の汚れの残留具合を目視にて観察し、下記判定基準にて判定した。
5点:ほとんど汚れが取れている
4点:極わずかに着色部分が残るが全く気にならないレベル
3点:わずかに着色部分が残るが気にならないレベル
2点:着色部分が多く残る
1点:全く汚れが取れていない
(2)洗浄面の仕上がり性(拭き筋の有無)
ペーパーワイパー(大王製紙株式会社製プロワイプ ソフトタオル4P、寸法;405mm×315mm)を、30mm×100mmのサイズに切り取り、紙片とした。
前記紙片を、ポーセリンタイル(メーカー:Foshan XiangYu Ceramic Co., Ltd.、品名:POLISHED PORCELAIN TILE、Grade:Premium、色:黒、寸法100mm×100mm)の上に、該タイルの一辺と前記紙片の長辺とが合致するように載せた。
表1に示す硬質表面用洗浄剤組成物を前記紙片に1g含浸させ、前記紙片と同じ大きさ(30mm×100mm)の100gの荷重タイルを載せて、この荷重タイルを、ポーセリンタイルの対向する一辺に向けて、前記紙片と共に引っ張ることにより、3秒間で移動させた。その後、荷重タイルと前記紙片を取り除き、乾燥後のタイル表面の仕上がり性を目視にて観察し、下記判定基準にて判定した。
5点:拭き筋がほとんどないレベル
4点:極わずかに拭き筋が残るが全く気にならないレベル
3点:わずかに拭き筋が残るが気にならないレベル
2点:拭き筋が多く残るレベル
1点:全面に拭き筋が残るレベル
Figure 0006777446
表中の成分は以下のものである。
(a)成分
・エタノール:和光純薬工業株式会社製、1級
(b)成分
・ポリエーテル変性シリコーン1:PEG6メチルエーテルジメチコン〔一般式(b1)中、Rがメチル基、bが6であるポリエーテル変性シリコーン〕、信越化学工業株式会社製、KF618、HLB11(カタログ値)、動粘度20mm/s
・ポリエーテル変性シリコーン2:PEG11メチルエーテルジメチコン〔一般式(b1)中、Rがメチル基、bが11であるポリエーテル変性シリコーン〕、信越化学工業株式会社製、KF6011、HLB12(カタログ値)、動粘度130mm/s
・ポリエーテル変性シリコーン3:PEG9メチルエーテルジメチコン〔一般式(b1)中、Rがメチル基、bが9であるポリエーテル変性シリコーン〕、信越化学工業株式会社製、KF6016、HLB4.5(カタログ値)、動粘度150mm/s
・ポリエーテル変性シリコーン4:PEG/PPG−27/9ブチルエーテルジメチコン〔一般式(b1)中、Rがブチル基、bが27、cが9であるポリエーテル変性シリコーン〕、信越化学工業株式会社製、KF615A、HLB10(カタログ値)、動粘度920mm/s
・ポリエーテル変性シリコーン5:PEG/PPG−20/22ブチルエーテルジメチコン〔一般式(b1)中、Rがブチル基、bが20、cが22であるポリエーテル変性シリコーン〕、信越化学工業株式会社製、KF6012、HLB7(カタログ値)、動粘度1500mm/s
・ポリエーテル変性シリコーン6:PEG10ジメチコン〔一般式(b1)中、Rが水素原子、bが10であるポリエーテル変性シリコーン〕、信越化学工業株式会社製、KF6043、HLB15(カタログ値)、動粘度400mm/s
なお、(b)成分の粘度は、25℃においてウベローデ型粘度計(柴田科学株式会社製)により測定した動粘度である。
(b’)成分((b)成分の比較成分)
・環状シリコーン:シクロペンタシロキサン、信越化学工業株式会社製、KF995、ポリエーテル変性されていないシリコーン、動粘度4mm/s
・アニオン変性シリコーン:カルボキシ基含有変性シリコーン(信越化学工業株式会社製、X−22−3701E、動粘度2,000mm/s、官能基当量4,000g/mol)
(c)成分
・非イオン界面活性剤1:アルキルポリグリコシド〔一般式(c2)中、R21が6〜16の直鎖のアルキル基、xが0、Gがグルコースに由来する残基、yが1.1である非イオン界面活性剤〕、BASF社製、Plantacare 2000UP
・非イオン界面活性剤2:ポリオキシアルキレンアルキルエーテル〔一般式(c1)中、R11が炭素数12〜14の直鎖1級アルキル基、lが14、mが0.5である、以下の構造を有する非イオン界面活性剤〕、HLB15.3
11O[(CO)(CO)0.5(CO)]H
・非イオン界面活性剤3:ポリオキシエチレンアルキルエーテル〔一般式(c1)中、R11が炭素数12〜14の分岐鎖2級アルキル基、lが7、mが0の非イオン界面活性剤〕、株式会社日本触媒製、ソフタノール70H、HLB12.1
・両性界面活性剤:ラウリン酸アミドプロピルベタイン、花王株式会社製、アンヒトール20AB
・陰イオン界面活性剤:ドデシル硫酸ナトリウム、和光純薬工業株式会社製、和光1級
(考察)
表1から、本発明の実施例1〜18は、比較例1〜4と比較して、洗浄力と仕上り性とを両立できることがわかる。
実施例1、4〜8と比較例1、4とを比較すると、シリコーン化合物として、(b)成分のポリエーテル変性シリコーンを用いた実施例1、4〜8が、仕上がり性により優れることがわかる。
実施例1、4〜8を比較すると、ポリエーテル変性シリコーンとして、(b)成分としてHLB11、動粘度20mm/sのポリエーテル変性シリコーン1を用いた実施例1が、仕上がり性により優れることがわかる。
実施例1〜3、17、18を比較すると、(c)成分としてグリコシド型非イオン界面活性剤である非イオン界面活性剤1を用いた実施例1が、仕上がり性により優れることがわかる。
実施例1、9、10、比較例2、3を比較すると、(a)成分の含有量が、12質量%である実施例1が、仕上がり性により優れることがわかる。
実施例1、11、12を比較すると、(b)成分の含有量が0.01質量%の実施例1と0.003質量%の実施例11が、仕上がり性により優れることがわかる。
実施例1、13〜16を比較すると、(c)成分の含有量が、0.1質量%である実施例1が、仕上がり性により優れていることがわかる。
(a)成分と(c)成分の含有量が同じで(a)/(b)質量比が異なる、実施例1、11、12を比較すると、(a)/(b)の質量比が1200である実施例1と4000である実施例11が、洗浄力と仕上がり性に優れることがわかる。
(a)成分と(b)成分の含有量が同じで(b)/(c)質量比が異なる、実施例1、13〜16を比較すると、(b)/(c)の質量比が0.1である実施例1が、洗浄力及び仕上がり性に優れることがわかる。
実施例19
一般家庭(4人家族)のリビングルームの床に、ポーセリンタイル(メーカー:Foshan XiangYu Ceramic Co., Ltd.、品名:POLISHED PORCELAIN TILE、Grade:Premium、色:黒、寸法60mm×60mm)を3日間設置し、家族全員裸足でその上を1日10回3日間走行することで、汚染したタイルを2枚作成した。
表1に示す実施例1の硬質表面用洗浄剤組成物を、それぞれ「バスマジックリン泡立ちスプレー」(花王株式会社製)のトリガー式スプレー容器に充填した。噴射口を「広い泡」とし、タイル1枚当たり5回スプレー(噴霧量4.5g)し、直後にモップ(装着したモップ:月星モップ替糸、規格24cm#190、MIYAKO CO.,LTD.製)で6往復清掃し、乾燥後の仕上がり性(拭き筋の有無)を前記判定基準にて判定した。結果は次の通りであった。
・実施例19(実施例1の組成物):5点

Claims (12)

  1. (a)エタノール[以下、(a)成分という]を5質量%以上23質量%以下、(b)ポリエーテル変性シリコーン(ポリエーテルアミド変性オルガノポリシロキサンを除く)[以下、(b)成分という]、(c)界面活性剤[以下、(c)成分という]、及び水を含有する、硬質表面用洗浄剤組成物であって
    (c)成分としてアルキルポリグリコシドを含有する、
    硬質表面用液体洗浄剤組成物
  2. (b)成分が、下記一般式(b1)で表されるポリエーテル変性シリコーンである、請求項1に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
    Figure 0006777446

    〔式中、R は同一でも異なってもよく、それぞれ炭素数1以上4以下のアルキル基を示す。pは0以上1000以下の数を示し、qは1以上1000以下の数を示す。X 及びX は同一でも異なってもよく、それぞれヒドロキシ基、炭素数1以上4以下のアルキル基又はアルコキシ基を示す。R は水素原子、又は炭素数1以上4以下のアルキル基もしくは炭素数2以上4以下のアシル基を示す。aは1以上4以下の数、bは1以上100以下の数、cは0以上50以下の数を示す。/は、p、qが付された各構成単位及びb、cが付された構成単位がランダム又はブロックであってもよいことを示す。〕
  3. アルキルポリグリコシドが、下記一般式(c2)で表される化合物である、請求項1又は2に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
    21 (OR 22 (c2)
    〔式中、R 21 は、直鎖又は分岐鎖の炭素数6以上18以下のアルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基、R 22 は炭素数2以上4以下のアルキレン基を示し、Gは炭素数5又は6の還元糖に由来する残基を示す。xは平均付加モル数を示し、0以上5以下の数である。yはその平均値が1以上5以下となる数を示す。〕
  4. (b)成分と(c)成分の質量比(b)/(c)が0.001以上10以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
  5. (a)成分と(b)成分の質量比(a)/(b)が20以上20000以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
  6. (b)成分を0.0008質量%以上3質量%以下含有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
  7. (c)成分を0.005質量%以上5質量%以下含有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
  8. 拭き取り洗浄用である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の硬質表面用洗浄剤組成物をスプレー容器に充填してなる硬質表面用洗浄剤物品。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の硬質表面用洗浄剤組成物を床に付着させた後、該組成物を拭き取る、床の洗浄方法。
  11. 硬質表面用洗浄剤組成物をスプレーで散布して床に付着させる、請求項10に記載の床の洗浄方法。
  12. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の硬質表面用洗浄剤組成物を用いる、セラミックタイルの床の拭き筋低減方法。
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