JP6777281B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、椅子に関する。
従来、座体の後方から起立する背凭れフレームと、この背凭れフレームの前面により支持された背板とを備える椅子が提案されている(例えば、特許文献1)。この椅子は、背板の後面に、少なくとも下面が開口する上下方向の筒状体からなる左右1対の係合部を、後向きに一体的に突設し、この係合部に、背凭れフレームに設けた左右1対の係止部を、上下方向の軸線まわりに相対的に回動可能に係合させている。
特開2012−176276号公報
例えば背板の左右に突設した係合部と、背凭れフレームの左右に設けた係止部とを各々それぞれ相対的に回動可能に係合させる場合、背板の弾性力によって、左右の係合部及び係止部の回動がもとの状態に復元する。また、例えば従来技術に加えてばね部材を用いることにより、左右の回動軸にそれぞれ復元力を付与することもできる。しかしながら、このような構成では、一般的に回動機構の小型化が難しく、椅子のデザイン上の制約となり得る。よって、小型化可能な簡易な構成により、着座者の姿勢の変化に追従する変形機構を実現することが望ましい。
そこで、本発明は、簡易的な構成により、着座者の姿勢への追従性を向上させた椅子の背もたれを提供することを目的とする。
本発明に係る椅子は、着座者が座る座体と、座体の後方に設けられ、着座者の荷重によって撓む背板と、背板の後方に位置し、当該背板を支持する背もたれフレームと、着座者の荷重による背板の撓みを許容するように、背板と背もたれフレームとを接続する弾性接続部とを備える。また、弾性接続部は、背板と背もたれフレームとの相対的な動きを許容する弾性部材によって、背板と背もたれフレームとを接続する。
このようにすれば、弾性部材によって背板と背もたれフレームとの相対的な動きを許容することで、着座者の姿勢に対する背板の追従性を向上させることができる。
また、弾性部材の少なくとも一部は、背もたれフレームの内部に設けられた収容空間に収容されるようにしてもよい。このようにすれば、弾性部材を有する弾性接続部によって背板と背もたれフレームとを接続するという簡易な構成を採用することにより、弾性部材の少なくとも一部を背もたれフレームの内部に設けられた収容空間に収容することができ、本発明に係る機構が外観上見えにくくなる。したがって、当該機構を様々なデザインの椅子に応用し易くなるといえる。
また、弾性接続部は、背板の左右の端部近傍にそれぞれ接続され、弾性接続部と背板との接続箇所は、背板の撓みに応じて、着座者側に変位するようにしてもよい。弾性接続部を背板の左右の端部近傍にそれぞれ接続することにより、弾性接続部は、背板のあらゆる
部分に係る外力追従して変形し易くなる。
また、弾性部材は板バネであってもよい。具体的には、このような構成を採用することができる。
また、収容空間内において移動可能に設けられ、弾性部材の可動範囲を規制する変形規制部をさらに備えるようにしてもよい。このようにすれば、弾性部材の可動範囲を規制し、背板が変形する程度を調節することができるようになる。
また、上記の弾性接続部は、着座者の腰部近傍高さに配置されるとともに、当該弾性接続部の上方にも、着座者の荷重による背板の撓みを許容するように、背板と背もたれフレームとを接続する弾性接続部をさらに備えるようにしてもよい。弾性接続部を増やすことにより、着座者の姿勢の変化に対する背板の形状の追従性能を向上させることができる。
本発明によれば、簡易的な構成により、着座者の姿勢への追従性を向上させた椅子の背もたれを提供することができる。
本実施形態に係る椅子を正面側上方から見た斜視図である。 実施形態に係る椅子を背面側下方から見た斜視図である。 背もたれフレーム及び弾性接続部を、正面側上方から見た斜視図である。 背もたれフレームの背板支持部及び弾性接続部の周囲を正面側上方から見た斜視図である。 背もたれフレームの背板支持部及び弾性接続部の周囲を背面側下方から見た斜視図である。 背もたれフレームの背板支持部及び弾性接続部の周囲を正面側上方から見た分解斜視図である。 背もたれフレームの背板支持部及び弾性接続部の周囲を背面側下方から見た分解斜視図である。 背もたれフレームの背板支持部周辺の正面図である。 スライダを後方にスライドさせた状態を示す、背もたれフレームの背板支持部及び弾性接続部の周囲を正面側上方から見た斜視図である。 背板固定部を表示しない、規制解除状態を示す背板支持部及び弾性接続部の周囲を正面側上方から見た斜視図である。 背板固定部を表示しない、規制状態を示す背板支持部及び弾性接続部の周囲を正面側上方から見た斜視図である。 背もたれフレームの背板支持部及び弾性接続部の周囲の平面図である。 規制解除状態において、背板に対し後方に向けて左右均等に荷重がかかる場合の、弾性接続部周辺の変形を説明するための平面図である。
次に、本発明に係る椅子の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、以下で説明する実施形態は本発明を実施するための例示であり、本発明は以下で説明する態様に限定されない。
<構成>
図1は、本実施形態に係る椅子1を正面側上方から見た斜視図である。また、図2は、本実施形態に係る椅子1を背面側下方から見た斜視図である。なお、以下の説明では、便宜上、椅子1に座る着座者が向く方向を正面(前方)、背もたれが取り付けられた方向を
背面(後方)と呼び、着座者から見た左右をそれぞれ左側、右側と呼ぶ。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る椅子1は、脚2、軸部材3、受台4、座体5、背板6、背もたれフレーム7、弾性接続部8、肘掛け9、リクライニング機構10を備える。
脚2は、軸部材3を介して、受台4や座体5等、椅子1のその他の構成を支持する。脚2は、放射状に配置された5本の脚部からなり、各脚部の先端にはキャスタが接続されている。本実施形態に係る脚2は一例であり、既存の様々な脚を適宜用いることができる。また、平面視における脚2の中心には、上下方向に延びる軸部材3が接続されている。
軸部材3は、脚2とともに、受台4や座体5等を支持する。軸部材3は、ガスシリンダや油圧シリンダ等を備える。そして、受台4の側面に設けられるレバー等(図示せず)を操作することにより、軸部材3の長さが変更でき、座体5の高さを調整することができる。なお、軸部材3は、例えば長さの変わらないパイプ等のように、より簡易的な構成であってもよい。軸部材3の下端は脚2に接続され、軸部材3の上端は、座体5を支持する受台4に接続されている。
座体5は、着座者の臀部を支持する座面である。座体5は、平面視においてほぼ四角形であり、着座者が腰を下ろすための十分な面積を有している。座体5は、円形、多角形、その他の形状であってもよい。また、座体5の背面側には、鉛直上方に向けて背板6が設けられる。
背板6は、座体5の後方に設けられ、着座者の腰や背を支持する。背板6は、正面視において、縦長の長方形であり、着座者の腰部と接する領域が正面側(すなわち、着座者側)に凸になるように屈曲している。また、背板6は、例えば樹脂製のメッシュ構造であり、着座者が体重をかけることで撓むように構成されている。背板6のメッシュを構成する複数の孔は、上下方向に細長い菱形であるが、上下方向に細長い長方形や楕円形などであってもよく、孔の形状は特に限定されない。また、背板6は、正方形、円形、台形、その他の形状でもよく、背板6の高さも特に限定されない。また、背板6の背面側には、背もたれフレーム7が接続されている。
図3は、背もたれフレーム7及び弾性接続部8を、正面側上方から見た斜視図である。背もたれフレーム7は、背板6の背面側に、背板6と間隔をあけて設けられる。また、背もたれフレーム7は、背板6の幅方向の両端付近の後方に位置し鉛直方向に延びる2本の縦フレーム71と、横方向に延びて2本の縦フレーム71を連結する横フレーム72とを有する。縦フレーム71は、側面視において、着座者のおおむね腰部の高さに相当する部分が正面側に凸になるように屈曲している。換言すれば、縦フレーム71は、側面視上、背板6に沿って屈曲している。また、横フレーム72は、2本の縦フレーム71の、正面側に最も突出した部分近傍を互いに連結し、背もたれフレーム7の剛性を向上させている。また、各縦フレーム71の上端付近には、正面側に向けて屈曲し、背板6の縁部近傍と固定される背板固定部73が設けられている。また、各縦フレーム71の正面側に最も突出した部分近傍には、さらに正面側に向けて延出し、弾性接続部8を介して背板6の縁部近傍を支持する背板支持部74が設けられている。また、2本の縦フレーム71の下端には、座体5の下方に伸びてリクライニング機構10と接続される基部75が接続されている。
図4は、背もたれフレーム7の背板支持部74及び弾性接続部8の周囲を正面側上方から見た斜視図である。図5は、背もたれフレーム7の背板支持部74及び弾性接続部8の周囲を背面側下方から見た斜視図である。また、図6は、背もたれフレーム7の背板支持部74及び弾性接続部8の周囲を正面側上方から見た分解斜視図である。図7は、背もたれフレーム7の背板支持部74及び弾性接続部8の周囲を背面側下方から見た分解斜視図
である。なお、図4から図7には、着座者から見て右側の背板支持部74及び弾性接続部8を示しているが、椅子1は、左右対称に背板支持部74及び弾性接続部8を有している。
背板支持部74は、縦フレーム71から延出する延出方向の端部が開口した弾性接続部収容空間741と、弾性接続部収容空間741の壁面742と、延出方向に沿って壁面742の一部に直線状に設けられたスリット743と、弾性接続部8を固定するボルト又はスプリングピンを挿入するボルト穴744とを有する。延出方向とは、椅子1の前方であり、背もたれフレーム7から見て背板6の位置する方向である。
弾性接続部8は、弾性部材を有し、外力を受けて変形すると共に、所定の形状に復元する復元力を有する。また、弾性接続部8は、その一部が弾性接続部収容空間741に収容されると共に、背板6の背面側と接続され、着座者が背板6にもたれかかる際の荷重による背板6の撓みを許容するように変形する。具体的には、弾性接続部8は、背板固定部81と、スライダ82と、板バネ83とを有する。弾性部材は、例えば板バネ83であり、弾性接続部8は、弾性部材によって背板6と背もたれフレーム7とを接続する。
板バネ83は、所定の弾性力を有する板状の金属部材である。本実施形態では、板バネ83の面積の広い2面がそれぞれほぼ左右を向き、板バネ83の長手方向が、椅子1の奥行き方向(前後方向)に沿って配置されている。板バネ83の前方の一端にはほぼ垂直に屈曲した屈曲部831が設けられ、屈曲部831が背板固定部81に設けられたスリットに挿入されて、板バネ83と背板固定部81とが結合されている。また、板バネ83の後方の他端側には、ボルト又はスプリングピンによって背板支持部74の弾性接続部収容空間741内に固定するための固定穴832が設けられ、板バネ83の少なくとも一部は弾性接続部収容空間741内に収容される。また、弾性接続部収容空間741は、その内部に、板バネ83が弾性変形可能な広さを有している。板バネ83の弾性変形により、背板固定部81と結合される背板6と、固定穴832側の背もたれフレームとの相対的な動きが許容される。
背板固定部81は、背板6の幅方向の縁部(端部)背面側に固定される。スライダ82は、変形規制部821と操作部822とを有する。変形規制部821は、弾性接続部収容空間741内に収容され、板バネ83が変形する空間を塞ぐことにより、板バネ83の変形を規制する。操作部822は、弾性接続部収容空間741の外側に位置し、使用者がスライダ82の位置を変更可能なつまみである。また、変形規制部821と操作部822とは、スリット743を貫通する接続部(図示せず)を介して接続されている。より詳細には、変形規制部821と弾性接続部収容空間741とは、前後(奥行き)方向に垂直な断面がほぼ同じになっている。また、変形規制部821の、前後方向の長さは、弾性接続部収容空間741の前後方向の長さよりも短く、この長さの差分だけ、変形規制部821は、弾性接続部収容空間741内において、前後方向にその位置を移動させられるようになっている。
図8は、背もたれフレーム7の背板支持部74周辺の正面図である。弾性接続部収容空間741は、板バネ83(図8に図示せず)の横断面の形状が収まる第1の段部7411と、スライダ82(図8に図示せず)の変形規制部821の横断面の形状が収まる第2の段部7412とを有する。本実施形態の板バネ83は、ボルト等により1点で弾性接続部収容空間741内に固定されるところ、第1の段部7411の上下方向の大きさが板バネ83の断面形状の上下方向の大きさとほぼ一致しているため、固定穴832を中心とした板バネ83の回動は規制される。また、壁面742の外側であってスライダ82の操作部822が位置する部分には、操作部822の上下方向の大きさとほぼ一致する溝部7421が設けられている。溝部7421は、スリット743が延びる奥行き方向に沿って等幅
に形成されており、スリット743と同様に、スライダ82の移動方向を規定するガイドとして機能する。
図9は、スライダ82を後方にスライドさせた状態を示す、背もたれフレーム7の背板支持部74及び弾性接続部8の周囲を正面側上方から見た斜視図である。なお、スライダ82を後方にスライドさせた状態は、弾性接続部8(具体的には、板バネ83)の変形の規制を解除した規制解除状態である。また、図4に示した状態は、スライダ82を前方にスライドさせた状態であり、弾性接続部8の変形を規制した規制状態である。
図10は、便宜的に背板固定部81を表示しない、規制解除状態の背板支持部74及び弾性接続部8の周囲を正面側上方から見た斜視図である。同様に、図11は、便宜的に背板固定部81を表示しない、規制状態の背板支持部74及び弾性接続部8の周囲を正面側上方から見た斜視図である。図10の規制解除状態においては、変形規制部821が弾性接続部収容空間741内の後方に位置し、一点差線の矢印に示すように、板バネ83の前方の端部が椅子1の内側に向かって撓み得る。すなわち、板バネ83の前方に接続される背板固定部81が、椅子1の内側に向かって変位し得る。一方、図11の規制状態においては、変形規制部821が弾性接続部収容空間741内の前方に位置し、板バネ83が変形するための空間を塞いでいる(すなわち、変形を規制している)。なお、スライダ82は、図4に示した規制状態と、図9に示した規制解除状態との間の任意の位置に移動させることによって、弾性接続部8の変形を許容する程度を調節することもできる。
図12は、背もたれフレーム7の背板支持部74及び弾性接続部8の周囲の平面図である。背板支持部74の前方の端部と、弾性接続部8の背板固定部81の後方の端部とは、曲面になっている。具体的には、背板支持部74の前方の端部と、背板固定部81の後方の端部とは、平面視上、板バネ83(すなわち、弾性部材)の背板支持部74側の固定箇所をほぼ中心とする円弧状の曲線形状を有している。すなわち、背板支持部74の先端が、弾性部材である板バネ83の変形する方向に沿った形状になっている。よって、板バネ83が変形する際、背板固定部81は上記の曲線形状にほぼ沿って移動することになり、背板固定部81と背板支持部74とが干渉しない。
<作用>
図13は、規制解除状態において、背板6に対し後方に向けて左右均等に荷重がかかる場合の、弾性接続部8周辺の変形を説明するための平面図である。なお、図13に関しても、着座者から見た前後左右を基準として説明する。また、符号6が示す実線は、荷重が作用する前の背板6の状態(「通常状態」とも呼ぶ)を示し、符号6が指す破線は荷重が作用して変形した背板6の状態を示す。着座者が着座し、後傾姿勢をとると、背面方向への負荷が背板6に作用し、背板6は背面側が膨らむように撓む。
このとき、図13に矢印で示すように、左右の弾性接続部8は、背板6側(すなわち、前側)の端部が椅子1の内側(すなわち、着座者側)に向けて屈曲する。一方、着座者が前傾姿勢をとって背板6から離れると、背板6に外力が作用しなくなり、背板6の復元力とともに、板バネ83(図13に図示せず)の復元力が作用し、背板6は通常状態に戻る。特に、左右にかかる荷重に偏りがあるような場合であっても、背板6は、左右にそれぞれ設けられた弾性接続部8(より具体的には、板バネ83)の復元力により、着座者の姿勢に追従して変形するようになる。
また、図1及び図2の肘掛け9は、受台4から座体5の左右上方に向けて設けられている。肘掛け9は上端にほぼ水平な面を有し、着座者が肘を置いて休ませることができる。なお、肘掛け9の形状は図1及び図2に図示したものに限られず、様々な形状を採用することができる。
また、図1及び図2のリクライニング機構10は、受台4と背もたれフレーム7とに接続され、機械式、ガスシリンダ式、油圧シリンダ式等の機構によって背もたれフレーム7及び背板6を後方へ傾斜させることができる。リクライニング機構10についても、既存の様々な機構を採用することができる。
<効果>
本実施形態に係る椅子1は、弾性接続部8を備えることで、背板6と背もたれフレーム7との相対的な動きが許容されるようになる。具体的には、弾性接続部8を介して背もたれフレームと接続される背板6の腰部が柔軟に撓み、背板6が着座者の姿勢に追従して変形する。また、板バネ83等の弾性部材を採用することにより、例えば回動軸を中心に変形するような機構を採用する場合よりも一般的に小型化し易くなる。また、弾性接続部8の板バネ83の少なくとも一部は、背板6を支持する背もたれフレーム7内に設けられた弾性接続部収容空間741内に収容されており、外観上、変形機構が見え難くなっている。この点で、例えば回動軸を中心に変形するような機構を採用する場合と比較し、様々なデザインに適用することができるといえる。また、スライダ82の位置を動かすことにより、着座者の好みに応じて、背板6への荷重に応じた弾性接続部8の変形を許容する程度を調節できる。
<変形例>
上述の実施形態では、弾性接続部8を、着座者の腰部周辺の高さに左右1つずつ設けたが、背板6と背もたれフレーム7との間にさらに多くの弾性接続部8を設けるようにしてもよい。例えば、背もたれフレーム7は、縦フレーム71の上端の背板固定部73の代わりに弾性接続部8を介して背板6を支持するようにしてもよい。可動部分を増やすことで、着座者のさまざまな姿勢に対しより柔軟に追従して背板6を変形させることができるようになる。
また、弾性接続部8は、スライダ82を有していなくてもよい。この場合、変形許容量の調節はできないが、実施形態について述べたその他の効果は同様に得られる。
また、板バネ83は、金属でなく樹脂等によって形成するようにしてもよい。また、その形状も板状に限定されず、弾性力を有する様々な形状を採用することができる。
以上、本発明の実施形態及び変形例を説明したが、本発明に係る椅子はこれらに限らず、可能な限りこれらの構成を組み合わせることができる。
1 椅子
2 脚
3 軸部材
4 受台
5 座体
6 背板
7 背もたれフレーム
71 縦フレーム
72 横フレーム
73 背板固定部
74 背板支持部
741 弾性接続部収容空間
8 弾性接続部
81 背板固定部
82 スライダ
821 変形規制部
822 操作部
83 板バネ
9 肘掛け
10 リクライニング機構

Claims (6)

  1. 着座者が座る座体と、
    前記座体の後方に設けられ、前記着座者の荷重によって撓む背板と、
    前記背板の後方に位置し、当該背板を支持する背もたれフレームと、
    前記座体の前後方向に延伸し、前記着座者の荷重による前記背板の撓みを許容するように、前記背板と前記背もたれフレームとを接続する弾性接続部と、
    を備え、
    前記弾性接続部は、前記背板と前記背もたれフレームとの相対的な動きを許容する弾性部材によって、前記背板と前記背もたれフレームとを接続し、前記背板の撓みに応じて、前記着座者側に屈曲する
    椅子。
  2. 前記弾性部材の少なくとも一部は、前記背もたれフレームの内部に設けられた収容空間に収容される
    請求項1に記載の椅子。
  3. 前記弾性接続部は、前記背板の左右の端部近傍にそれぞれ接続され、前記弾性接続部と前記背板との接続箇所は、前記背板の撓みに応じて、前記着座者側に屈曲する
    請求項1又は2に記載の椅子。
  4. 前記弾性部材は板バネである
    請求項1から3のいずれか一項に記載の椅子。
  5. 前記収容空間内において移動可能に設けられ、前記弾性部材の可動範囲を規制する変形規制部をさらに備える
    請求項1から4のいずれか一項に記載の椅子。
  6. 前記弾性接続部は、着座者の腰部近傍高さに配置されるとともに、当該弾性接続部の上方にも、前記着座者の荷重による前記背板の撓みを許容するように、前記背板と前記背もたれフレームとを接続する弾性接続部をさらに備える
    請求項1から5のいずれか一項に記載の椅子。
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