JP6776369B2 - 内燃機関のバランサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関のバランサ装置に係り、特にオイルポンプを備えた内燃機関のバランサ装置に関するものである。
一般的な内燃機関においては、クランクシャフトによって駆動される第1バランサシャフトと、この第1バランサシャフトによって駆動される第2バランサシャフトとを回転自在に収容してなるバランサ装置を設け、このバランサ装置によって内燃機関で生じる振動を低減するようにしている。そして、これらの第1バランサシャフト及び第2バランサシャフトにはバランスウエイトが設けられており、これら第1バランサシャフト及び第2バランサシャフトをクランクシャフトの回転数の2倍で回転させ、クランクシャフトに生じる慣性力と第1バランサシャフト、及び第2バランサシャフトで生じる慣性力とを釣り合わせることによって、内燃機関の振動を低減するようにしている。
更に、このバランサ装置においては、特開2010−230129号公報(特許文献1)にあるように、バランサ装置を内燃機関本体の下部に締結してオイルパン内に配置し、両バランサシャフトのうちの第1バランサシャフトをクランクシャフトによって回転駆動し、この第1バランサシャフトによって第2バランサシャフトを同期用のギア伝動手段を介して駆動すると共に、第2バランサシャフトによってオイルポンプを駆動することも知られている。
特開2010−230129号公報
ところで、このバランサ装置においては、平行に配置された第1バランサシャフト、及び第2バランサシャフトを設け、第1バランサシャフト、及び第2バランサシャフトの一端側に、第1ギア及び第2ギアを夫々噛み合わせたギア伝動機構を設けている。この場合、第1ギアと第2ギアは同じ歯数であり、第1バランサシャフト及び第2バランサシャフトは同じ回転数で同期回転するようになっている。
そして、第1バランサシャフトの他端にはバランサ駆動ギアを設け、また、第2バランサシャフトの他端にはオイルポンプ駆動用の減速ギアを設けており、この減速ギアは、オイルポンプの回転軸に固定されたポンプ駆動ギアに噛み合わされている。そして、内燃機関によって回転される機関側ギアと第1バランスシャフトのバランサ駆動ギアが噛み合わされているので、内燃機関によって機関側ギアが回転されると、この回転は、バランサ駆動ギア⇒第1バランサシャフト⇒第1ギア⇒第2ギア⇒第2バランサシャフト⇒減速ギア⇒ポンプ駆動ギアに伝えられ、最終的にオイルポンプが回転されるものである。
ここで、上述したバランサ駆動ギア、第1バランサシャフト、第1ギア、第2ギア、第2バランサシャフト、及び減速ギアは、下部側ハウジングに載置されると共に、下部側ハウジングに組み合わされる上部側ハウジングによって覆われ、両ハウジングによって形成される空間に収納されることになる。
ただ、バランサ駆動ギアには機関側ギアが上側から噛み合うので、バランサ駆動ギア、及びこれに近接して配置されたポンプ駆動ギアが位置する領域の上部側ハウジングは切り欠かれて開放される構造となっている。
そして、バランサ装置は内燃機関の下側のオイルパン内に配置されるので、バランサ装置の上側に位置する内燃機関から落下してくる潤滑オイルが、上部側ハウジングの切り欠かれた開放部分から、バランサ駆動ギア、及びこれに近接して配置されたポンプ駆動ギアに降りかかる現象がある。
ここで、バランサ駆動ギアは機関側ギアと噛み合うのでやむを得ないが、オイルポンプを回転駆動するポンプ駆動ギアに必要以上に潤滑オイルが降りかかると、減速ギアとの噛み合い部分で、潤滑オイルの粘性による回転抵抗が増加する現象を発生する。特に低温時には潤滑オイルの粘性が大きいので、燃費等の観点からこの回転抵抗の増加は無視できないものとなる。
本発明の目的は、オイルポンプを回転駆動するポンプ駆動ギアに潤滑オイルが降りかかるのをできるだけ少なくして、減速ギアとポンプ駆動ギアの間の噛み合い部分での回転抵抗の増加を抑制することができる新規な内燃機関のバランサ裝置を提供することにある。
本発明の一実施形態によれば、内燃機関のバランサ装置は、バランサ駆動ギアと、バランスウエイトを含む第1バランサシャフトと、第1ギアと、第2ギアと、バランスウエイトを含む第2バランサシャフトと、減速ギアと、が下部側ハウジングに載置され、更にオイルポンプを組み付けて減速ギアにポンプ駆動ギアを噛み合わせた状態において、バランサ駆動ギアと、バランスウエイトを含む第1バランサシャフトと、第1ギアと、第2ギアと、バランスウエイトを含む第2バランサシャフトと、減速ギアと、オイルポンプのポンプ駆動ギアと、を上側から覆う形状に形成された上部側ハウジングが下部側ハウジングに組み付けられ、更に、バランサ駆動ギアだけを上部側ハウジングに形成された露出開口から露出して、機関側ギアに噛み合わされた構成を備えている。
本発明の一実施形態によれば、上部側ハウジングの露出開口以外は、オイルポンプのポンプ駆動ギアを含めて上部側ハウジングで覆われているので、オイルポンプを駆動するポンプ駆動ギアに内燃機関から落下してくる潤滑オイルが降りかかるのが少なくなり、減速ギアとポンプ駆動ギアの噛み合い部分における回転抵抗の増加を抑制することができる。
バランサ装置が設けられた内燃機関の断面を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態になるバランサ装置を軸方向に断面した断面図である。 図2に示すバランサ装置の分解斜視図である。 図2に示すバランサ装置で上部側ハウジングを取り外した状態の上面図である。 図2に示すバランサ装置で上部側ハウジングを取り付けた状態の上面図である。 図5に示すバランサ装置のA−A面での半径方向の断面を示す断面図である。 図1に示すポンプ駆動ギア付近を拡大した要部拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態になるバランサ装置で、オイルポンプを組み付ける前の上面図である。 図8に示すバランサ装置にオイルポンプを組み付け、更に防油壁を取り付けた状態の上面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
本発明の実施形態を説明する前に、先ず図1に基づいて内燃機関とバランサ装置の設置状態を説明する。図1は内燃機関01の縦断面を示すものである。内燃機関01は例えば、直列4気筒のレシプロ方式の内燃機関である。シリンダヘッド02の下部には、シリンダブロック03が設けられており、シリンダブロック03の下面には、ラダーフレーム04が固定されている。ラダーフレーム04には、図示しないクランクシャフトが回転自在に支持されており、クランクシャフトは、その軸方向を内燃機関の前後方向に沿って配置されている。
内燃機関01は、車体前後方向に対してクランクシャフトが横向きとなるように車両に搭載されており、クランクシャフトの軸方向における一部分には、図示しない機関側ギアが固定されている。機関側ギアは後述するバランサ装置を駆動するための駆動ギアである。更に、ラダーフレーム04の下部には、内部に潤滑オイルが貯留されるオイルパン05が取り付けられており、このオイルパン05の内部には、内燃機関01の二次振動を抑制するためのバランサ装置10が、潤滑オイルに浸されて収容されている。
バランサ装置10は、詳細は後述するが、上部側ハウジング、下部側ハウジング、バランサ本体、及びオイルポンプ11を有している。上部側ハウジング、及び下部側ハウジングは、複数のバランサ締結ボルト06により、上下方向に重なる状態でラダーフレーム04の下面に固定されている。また、オイルポンプ11は、バランサ装置10に複数のオイルポンプ締結ボルト07によって連結されて一体化されている。オイルポンプ11は、所定の運転状態に応じてポンプ室の容積変化量を変化させる可変容量形オイルポンプである。
本実施形態に使用される可変容量形オイルポンプは、ポンプ高回転時にポンプ室の容積変化量を減少させる機構を有するベーンポンプであり、例えば、特開2011−111926号公報等に記載された公知のものが用いられている。オイルポンプ11は、複数のオイルポンプ締結ボルト07により下部側ハウジングの正面側に固定されている。オイルポンプ11は下部側ハウジングに取り付けられているため、高い支持剛性が得られるものである。
そして、図1に示している通り、バランサ装置10は内燃機関の下側のオイルパン05内に配置されるので、従来のバランサ装置10においては、バランサ装置10の上側に位置する内燃機関01から落下してくる潤滑オイルが、バランサ駆動ギア、及びこれに近接して配置されたポンプ駆動ギアに降りかかる現象がある。そして、オイルポンプを回転駆動するポンプ駆動ギアに必要以上に潤滑オイルが降りかかると、減速ギアの噛み合い部分で、潤滑オイルの粘性による回転抵抗が増加するようになる。特に低温時には潤滑オイルの粘性が大きいので、燃費等の観点からこの抵抗は無視できないものとなる。
そこで、本実施形態では、オイルポンプ11を回転駆動するポンプ駆動ギアに潤滑オイルが降りかかるのをできるだけ少なくして、減速ギアとポンプ駆動ギアの間の噛み合い部分での回転抵抗の増加を抑制することができる構成を提案するものである。以下、本実施形態となる内燃機関のバランサ裝置を説明する。
本発明の第1の実施形態について図2乃至図7を用いて詳細に説明する。図2はバランサ装置10の軸方向断面を示しており、図面の左側が車両の前側(フロント側)であり、図面の右側が車両の後側(リア側)である。そして、このバランサ装置10は図1に示すようにラダーフレーム04に固定されるものである。
図2において、バランサ装置10のリア側には、オイルポンプ11が固定されており、バランサ装置10に内蔵された第2バランサシャフトによって回転駆動されるものである。バランサ装置10は、下部側ハウジング12と上部側ハウジング13によって形成された収納空間に、バランサ本体が収納されている。図2においては、第1バランサシャフト14側を断面したものであり、オイルポンプ11側の第1バランサシャフト14の端面にはバランサ駆動ギア15が固定されている。このバランサ駆動ギア15は、クランクシャフトによって回転される機関側ギア(図6に示す機関側ギア30を参照)によって回転、駆動されるものである。
また、第1バランサシャフト14の他端には、ギア伝動機構を構成する第1ギア16が固定されており、図示しない第2バランサシャフトに固定された第2ギアに噛み合う構成とされている。更に、バランサ駆動ギア15と第1ギア16の間の第1バランサシャフト14には第1バランウエイト17が設けられている。第1バランウエイト17と第1ギア16の間はフロント側第1軸受18で軸支され、第1バランウエイト17とバランサ駆動ギア15の間はリア側第1軸受19で軸支されている。
オイルポンプ11の回転軸にはポンプ駆動ギア20が固定されており、図示しない第2バランサシャフトの端面に固定された減速ギアで回転されるものである。このポンプ駆動ギア20はオイルポンプ11と一体化されており、バランサ装置10に組み付けられることによって、減速ギアと噛み合されるようになっている。したがって、ポンプ駆動ギア20は、下部側ハウジング12及び上部側ハウジング13のオイルポンプ11側の端面とオイルポンプ11の間に配置される構成となっている。換言すれば、ポンプ駆動ギア20は、下部側ハウジング12のオイルポンプ11側の端面に設けられた油受部29が、第1バランサシャフト14の回転軸の方向においてオイルポンプ11と接触することで形成される空間に配置されている。
上部側ハウジング13のバランサ駆動ギア15が配置される領域には、露出開口21が形成されており、この露出開口21からバランサ駆動ギア15の一部が上側に突出して露出されている。これによって、機関側ギアと噛み合わせることが可能となる。また、露出開口21からオイルポンプ11の側には、上部側ハウジング13に形成された、ポンプ駆動ギア20を上側から覆う防油壁22が形成されている。この防油壁22の詳細については後述の図4乃至図7を用いて説明する。
図3は、図2に示すバランサ装置10を構成部品毎に分解して斜めから眺めたものである。下部側ハウジング12と上部側ハウジング13で形成される収納空間には、内燃機関の振動を抑制するバランサ本体が収納されており、更に、図面の左側のリア側にはオイルポンプ11が固定されている。
バランサ本体は、バランスウエイトを有する第1回転系と、これもバランスウエイトを有する第2回転系から構成され、第1回転系の回転をギア伝動機構で反転させて第2回転系を回転させる構成となっている。そして、第1回転系と第2回転系を回転させることで、起振力を発生させ、ピストンの往復運動に起因する内燃機関の起振力二次成分と逆位相の起振力を発生させて内燃機関の振動の低減を図るようにしている。
第1回転系は上述した通り、第1バランサシャフト14の両端に固定されたバランサ駆動ギア15、第1ギア16、及び第1バランサシャフト14を軸支するフロント側第1軸受18、リア側第1軸受19、及び第1バランサシャフト14に設けられた第1バランスウエイト17から構成されている。フロント側第1軸受18とリア側第1軸受19は、下部側ハウジング12と上部側ハウジング12の間に固定、支持され、これによって第1バランサシャフト14を回転、支持するものである。また、バランサ駆動ギア15、第1ギア16は、下部側ハウジング12と上部側ハウジング12の間の収納空間に回転可能に収納されている。
一方、第2回転系は、第2バランサシャフト23の両端に固定された減速ギア24、第2ギア25、及び第2バランサシャフト23を軸支するフロント側第2軸受26、リア側第2軸受27、及び第2バランサシャフト23に設けられた第2バランスウエイト28から構成されている。ここで、減速ギア24はオイルポンプ11の回転軸に固定されたポンプ駆動ギア20と噛み合わされ、ポンプ駆動ギア20を回転させるものである。
また、フロント側第2軸受26とリア側第2軸受27は、下部側ハウジング12と上部側ハウジング12の間に固定、支持され、これによって第2バランサシャフト23を回転、支持するものである。また、減速ギア24、第2ギア25は、下部側ハウジング12と上部側ハウジング12の間の収納空間に回転可能に収納されている。ここで、ポンプ駆動ギア20はオイルポンプ11に一体的に固定されているので、図3の図面では隠れて見ることができない。
下部側ハウジング12のオイルポンプ11側の端面には、下部側ハウジング12と一体的に形成された油受部29が設けてあり、この上側に減速ギア24とポンプ駆動ギア20が配置されるものである。同様に、上部側ハウジング13のオイルポンプ11側の端面には、上部側ハウジング13と一体的に形成された防油壁22が設けてあり、この下側に減速ギア24とポンプ駆動ギア20が配置されるものである。したがって、減速ギア24とポンプ駆動ギア20は、油受部29と防油壁22によって上下から挟まれる形態となっている。
そして、バランサ装置10の上方に配設されているクランクシャフトに固定された機関側ギアが回転すると、この機関側ギアの回転数の2倍の回転数で、バランサ駆動ギア15が回転し、バランサ駆動ギア15が固定された第1バランサシャフト14も回転されるようになる。また、第1バランサシャフト14に固定された第1ギア16と噛み合った第2ギア25が回転することで、第1バランサシャフト14と位相調整された第2バランサシャフト23を回転させ、バランサ起振力を発生させている。このバランサ装置10は、ピストンの往復運動に起因する内燃機関の起振力の二次成分と逆位相の起振力を発生させて、内燃機関の振動を低減するものである。このようなバランサ装置10は良く知られたものである。
そして、本実施形態では、図2、図3に示しているように、オイルポンプ11がバランサ装置10に組み付けられた状態で、オイルポンプ11の回転軸に固定されているポンプ駆動ギア20の上側を覆う防油壁22を、上部側ハウジング13に形成したことを特徴としている。つまり、上部側ハウジング13に一体的に形成した防油壁22が、ポンプ駆動ギア20の上側を覆う構成とすることで、内燃機関01から落下する潤滑オイルが、上部側ハウジング13の防油壁22に落下してもポンプ駆動ギア20に流れるのを少なくするようにしたものである。
これによって、潤滑オイルが、ポンプ駆動ギア20へ直接的に接触することを抑制することができ、ポンプ駆動ギア20と減速ギア24の噛み合い部分に、潤滑オイルが接触することによって生じる回転抵抗の増加を低減することが可能となる。
次にこの防油壁22の構成について、更に説明を加える。図4は、オイルポンプ11が組み付けられたバランサ装置10から、上部側ハウジング13を取り外した状態の上面を示している。
第1バランサシャフト14の両端には、バランサ駆動ギア15、第1ギア16が固定され、第1バランサシャフト14はフロント側第1軸受18とリア側第1軸受19によって軸支されている。また、フロント側第1軸受18とリア側第1軸受19の間の第1バランサシャフト14には、第1バランスウエイト17が設けられている。
同様に、第1バランサシャフト14と平行に配置された第2バランサシャフト23の両端には、第2ギア25、減速ギア24が固定され、第2バランサシャフト23はフロント側第2軸受26とリア側第2軸受27によって軸支されている。また、フロント側第2軸受26とリア側第2軸受27の間の第2バランサシャフ23には、第2バランスウエイト28が設けられている。第2ギア25は第1ギア16によって回転され、これによって、第2バランサシャフト23が回転され、更に減速ギア24が回転されるものである。
第1バランサシャフト14に固定されたバランサ駆動ギア15とオイルポンプ11の間には、オイルポンプ11の回転軸に固定されたポンプ駆動ギア20が設けられ、このポンプ駆動ギア20は、バランサ駆動ギア15に隣接して配置されている。更にポンプ駆動ギア20は減速ギア24に噛み合され、ポンプ駆動ギア20と減速ギア24は半径方向で同一平面上に位置するように配置されている。
図5は、図4のバランサ装置10に上部側ハウジング13を取り付けた状態の上面を示している。また、図6は、図5のA−A面における半径方向の断面を示している。
図5、図6において、上部側ハウジング13のバランサ駆動ギア15付近には、露出開口21が形成されており、この露出開口21からバランサ駆動ギア15の一部が露出している。したがって、図6に示しているように、この露出したバランサ駆動ギア15に機関側ギア30が噛み合うものである。
また、露出開口21とオイルポンプ11の間、つまり露出開口21と上部側ハウジング13のオイルポンプ11側の端面の間は、ポンプ駆動ギア20と減速ギア24を上側から覆う防油壁22として形成されている。したがって、オイルポンプ11が組み付けられた状態で、上部側ハウジング13は、バランサ駆動ギア15、第1バランサシャフト14、第1ギア16、第2ギア25、第2バランサシャフト23、減速ギア24、及びポンプ駆動ギア20を覆う形状に形成され、下部側ハウジング12に組み合わされるものである。
このように、上部側ハウジング13のオイルポンプ側11の端面22E(図7参照)が、ポンプ駆動ギア20、減速ギア24を超えてオイルポンプ11側まで延びており、このポンプ駆動ギア20及び減速ギア24を覆う上部側ハウジング13の領域が防油壁22として機能するものである。したがって、防油壁22は上部側ハウジング13の一部として捉えることができる。
更に、バランサ本体を駆動するために、バランサ駆動ギア15だけが上部側ハウジング13に形成された露出開口21から露出して、機関側ギア30に噛み合うようになっている。このバランサ駆動ギア20の露出度合いに応じて、バランサ駆動ギア15の半径方向の露出開口21の長さが決められており、露出度合いが多いほど露出開口21の長さが長くなるものである。
このような構成によって、上部側ハウジング13の露出開口21以外は、オイルポンプ11のポンプ駆動ギア20を含めて、防油壁22を一体的に形成する上部側ハウジング13で覆われている。このため、オイルポンプ11を駆動するポンプ駆動ギア20に、内燃機関01から落下してくる潤滑オイルが降りかかるのが少なくなり、減速ギア24とポンプ駆動ギア20の噛み合い部分における回転抵抗の増加を抑制することができる。尚、下部側ハウジング12が上部側ハウジング13と接触する面まで設けられている油受部29で受けられた潤滑オイルは、ポンプ駆動ギア20の回転によって、油受部29の上部端部12Cと上部側ハウジング13の間に形成された排出孔123から排出される構成となっている。油受部29で受けられた潤滑オイルは、ポンプ駆動ギア20と減速ギア24の回転によって上部側ハウジング13側に巻き上げられるが、巻き上げられた潤滑オイルは、防油壁22によって遮られ、機関側ギア30を回転駆動するクランクシャフト側に飛散することが抑制される。これによって、クランクシャフトの回転抵抗の増加を抑制できる。
図7に露出開口21付近の拡大断面を示している。露出開口21からはバランサ駆動ギア15が上側に突出して露出しており、これに機関側ギア30(図示せず)が噛み合っている。露出開口21の隣には防油壁22が形成されており、これの端面部(言い換えれば上部側ハウジング13の端面)22Eは、オイルポンプ11の端面と隣接しており、第1バランサシャフト14の回転軸の方向において、これらの間に隙間31が形成されている。この隙間31は、ポンプ駆動ギア20の部分に侵入してきた潤滑オイルを遠心力で排出するための隙間として利用されている。
図6に戻り、下部側ハウジング12に設けられた油受部29は、オイルポンプ11と接触することにより、下部側ハウジング12とオイルポンプ11との間に減速ギア24とポンプ駆動ギア20を収容する空間を形成している。これによって、オイルパンに貯留された潤滑オイルが、油受部29とオイルポンプ11との間から、減速ギア24とポンプ駆動ギア20が収容される空間に侵入することを抑制でき、潤滑オイルが減速ギア24とポンプ駆動ギア20に接触することによって生じる回転抵抗の増加を軽減することが可能となる。
本バランサ裝置10は、オイルポンプ11との留め点である接触部を下部側ハウジング12に設けられた油受部29のみにし、オイルポンプ11と上部側ハウジングの防油壁22の端面22Eとの間に隙間を設けている。これによって、バランサ裝置10を製造する場合、上部側ハウジング13と下部側ハウジング12を複数のバランサ締結ボルト06で締結した後に、防油壁22の端面22Eと油受け部29のオイルポンプ11と接触する面を、同一平面にするための加工を行う必要がなくなる。その結果、本バランサ裝置10の生産性を向上させることができる。
ここで図5、図6に示すように、上部側ハウジング13を形成する防油壁22は、左右のリア側シリンダブロック締結部13L、13Rの間を繋ぐように形成されている。これによって、オイルポンプ11の運転時の振動による、オイルポンプ11に掛かるモーメントを低減することができる。また、防油壁22によって上部側ハウジング13の剛性を高めることができる。
これらの働きによって、バランサ装置10のハウジングの撓みを小さくすることが可能になり、第2バランサシャフト23に固定されている減速ギア24と、オイルポンプ11の回転軸に固定されているポンプ駆動ギア20におけるギア噛合いのミスアライメントの抑制が可能となる。
したがって、減速ギア24とポンプ駆動ギア20のギア噛合いのミスアライメントによる噛合い状態の悪化の影響で、ギア歯面の片当たりが生じるのを防止することができ、歯当たり不良による音振性能の低下の抑制や、歯当たりの適正化によるギアの寿命の向上を図ることができる。
以上述べた通り、本実施形態では、下部側ハウジングにバランサ駆動ギア、バランスウエイトを含む第1バランサシャフト、第1ギア、第2ギア、バランスウエイトを含む第2バランサシャフト、減速ギアを載置し、更にオイルポンプを組み付けて減速ギアにポンプ駆動ギアを噛み合わせた状態で、バランサ駆動ギア、バランスウエイトを含む第1バランサシャフト、第1ギア、第2ギア、バランスウエイトを含む第2バランサシャフト、減速ギア、及びオイルポンプのポンプ駆動ギアを上側から覆う形状に形成された上部側ハウジングが下部側ハウジングに組み付けられ、更に、バランサ駆動ギアだけを上部側ハウジングに形成された露出開口から露出して、機関側ギアに噛み合わされる構成とした。
これによれば、上部側ハウジングの露出開口以外は、ポンプ駆動ギアを含めて上部側ハウジングで覆われているので、内燃機関が運転しているときは、オイルポンプを駆動するポンプ駆動ギアに、内燃機関から落下してくる潤滑オイルが降りかかるのが少なくなり、減速ギアとポンプ駆動ギアの噛み合い部分における回転抵抗の増加を抑制することができる。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では防油壁22が上部側ハウジング13と一体形成されている例であるが、本実施形態では防油壁33を上部側ハウジング13と別体で形成し、オイルポンプ11を組み付けた後に防油壁33を上部側ハウジング13に固定するようにした例である。
図8は、オイルポンプ11を組み付けない状態のバランサ装置10の上面を示しており、上部側ハウジング13には露出開口21の他に、ポンプ駆動ギア20が位置する領域部分を切り欠いて開放領域32が形成されている。この状態でオイルポンプ11をバランサ装置10に組み付けると、図面では上部側ハウジング13を省略しているが、図4に示すような組み付け形態の構成となる。尚、この場合、開放領域32があるため、上部側ハウジング13を下部側ハウジング12に組み付けた状態で、オイルポンプ11は開放領域32を介して上側から組み付けることが可能となる。
図9は、オイルポンプ11を組み付けた後に、上部ハウジング13の開放領域32を、別体に形成した防油壁33によって塞いだ状態を示している。防油壁33は任意の形状に形成でき、また固定方法もボルトによる固定や、溶接による固定を採用することができるものである。本実施形態では、修理等を考慮してボルト締めを採用しているが、内燃機関の振動によって緩むのを防止するため、緩み止めを行う必要がある。
本実施形態も第1の実施形態と同様に、上部側ハウジング13の露出開口21以外は、オイルポンプ11のポンプ駆動ギア20を含めて、防油壁33と上部側ハウジング13で覆われているので、オイルポンプ11を駆動するポンプ駆動ギア20に内燃機関01から落下してくる潤滑オイルが降りかかるのが少なくなり、減速ギア24とポンプ駆動ギア20の噛み合い部分における回転抵抗の増加を抑制することができる。
また、上部側ハウジング13に設けた開放領域32からオイルポンプ11を上側から組み付けることができるので、組み付け工程が簡単となって組み付け工数を低減できる効果も併せ奏することができる。
以上述べた通り本発明の一実施形態は、下部側ハウジングにバランサ駆動ギア、バランスウエイトを含む第1バランサシャフト、第1ギア、第2ギア、バランスウエイトを含む第2バランサシャフト、減速ギアを載置し、更にオイルポンプを組み付けて減速ギアにポンプ駆動ギアを噛み合わせた状態で、バランサ駆動ギア、バランスウエイトを含む第1バランサシャフト、第1ギア、第2ギア、バランスウエイトを含む第2バランサシャフト、減速ギア、及びオイルポンプのポンプ駆動ギアを上側から覆う形状に形成された上部側ハウジングが下部側ハウジングに組み付けられ、更に、バランサ駆動ギアだけを上部側ハウジングに形成された露出開口から露出して、機関側ギアに噛み合わされる構成とした。
これによれば、上部側ハウジングの露出開口以外は、ポンプ駆動ギアを含めて上部側ハウジングで覆われているので、オイルポンプを駆動するポンプ駆動ギアに内燃機関から落下してくる潤滑オイルが降りかかるのが少なくなり、減速ギアとポンプ駆動ギアの噛み合い部分における回転抵抗の増加を抑制することができる。
尚、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
本願は、2016年11月4日出願の日本特許出願番号2016−215950号に基づく優先権を主張する。2016年11月4日出願の日本特許出願番号2016−215950号の明細書、特許請求の範囲、図面及び要約書を含む全ての開示内容は、参照により全体として本願に組み込まれる。
10…バランサ装置、11…オイルポンプ、12…下部側ハウジング、13…上部側ハウジング、14…第1バランサシャフト、15…バランサ駆動ギア、16…第1ギア、17…第1バランウエイト、18…フロント側第1軸受、19…リア側第1軸受、20…ポンプ駆動ギア、21…露出開口、22…防油壁、23…第2バランサシャフト、24…減速ギア、25…第2ギア、26…フロント側第2軸受、27…リア側第2軸受、28…第2バランウエイト、29…油受部、30…機関側ギア。

Claims (5)

  1. 内燃機関のバランサ装置であって、
    内燃機関によって回転される機関側ギアと噛み合うバランサ駆動ギアが固定される一端と、第1ギアが固定される他端と、を有する第1バランサシャフトであって、前記バランサ駆動ギアと前記第1ギアとの間に設けられた第1バランスウエイトを有する第1バランサシャフトと、
    前記第1ギアと噛み合う第2ギアが固定される一端と、オイルポンプのポンプ駆動ギアと噛み合う減速ギアが固定される他端と、を有する第2バランサシャフトであって、前記第2ギアと前記減速ギアの間に設けられた第2バランスウエイトを有する第2バランサシャフトと、
    前記バランサ駆動ギアと、前記第1バランスウエイトを含む前記第1バランサシャフトと、前記第1ギアと、前記第2ギアと、前記第2バランスウエイトを含む前記第2バランサシャフトと、前記減速ギアと、が載置された下部側ハウジングと、
    前記減速ギアに前記ポンプ駆動ギアを噛み合わせて前記オイルポンプを組み付けた状態において、前記バランサ駆動ギアと、前記第1バランスウエイトを含む前記第1バランサシャフトと、前記第1ギアと、前記第2ギアと、前記第2バランスウエイトを含む前記第2バランサシャフトと、前記減速ギアと、前記ポンプ駆動ギアと、を上側から覆う形状に形成され、前記下部側ハウジングに組み付けられた上部側ハウジングと、
    前記上部側ハウジングに形成された露出開口であって、前記機関側ギアに噛み合わされるように前記バランサ駆動ギアだけを前記上部側ハウジングから露出させる露出開口と
    を備えている内燃機関のバランサ装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関のバランサ装置において、
    前記上部側ハウジングの端面が、前記内燃機関から落下する潤滑オイルが前記減速ギア及び前記ポンプ駆動ギアに降りかからないように、前記減速ギアと前記ポンプ駆動ギアとを上側から覆う防油壁として機能する
    内燃機関のバランサ装置。
  3. 請求項2に記載の内燃機関のバランサ装置において、
    前記下部側ハウジングの端面に、前記減速ギア及び前記ポンプ駆動ギアに流れてきた潤滑オイルを受け止める油受部が形成され、前記防油壁と前記油受部との間に前記減速ギアと前記ポンプ駆動ギアとが配置されている
    内燃機関のバランサ装置。
  4. 内燃機関のバランサ装置であって、
    内燃機関によって回転される機関側ギアと噛み合うバランサ駆動ギアが固定される一端と、第1ギアが固定される他端と、を有する第1バランサシャフトであって、前記バランサ駆動ギアと前記第1ギアとの間に設けられた第1バランスウエイトを有する第1バランサシャフトと、
    前記第1ギアと噛み合う第2ギアが固定される一端と、オイルポンプのポンプ駆動ギアと噛み合う減速ギアが固定される他端と、を有する第2バランサシャフトであって、前記第2ギアと前記減速ギアとの間に設けられた第2バランスウエイトを有する第2バランサシャフトと、
    前記バランサ駆動ギアと、前記第1バランスウエイトを含む前記第1バランサシャフトと、前記第1ギアと、前記第2ギアと、前記第2バランスウエイトを含む前記第2バランサシャフトと、前記減速ギアと、が載置された下部側ハウジングと、
    前記減速ギアに前記ポンプ駆動ギアを噛み合わせて前記オイルポンプを組み付けた状態において、前記バランサ駆動ギアと、前記第1バランスウエイトを含む前記第1バランサシャフトと、前記第1ギアと、前記第2ギアと、前記第2バランスウエイトを含む前記第2バランサシャフトと、前記減速ギアと、を上側から覆う形状に形成されると共に、前記ポンプ駆動ギアの上側に開放領域を有する形状に形成され、前記下部側ハウジングに組み付けられた上部側ハウジングと、
    前記上部側ハウジングと別体に形成され、前記開放領域を塞ぐように前記上部側ハウジングに固定された防油壁と、
    前記上部側ハウジングに形成された露出開口であって、前記機関側ギアに噛み合わされるように前記バランサ駆動ギアだけを前記上部側ハウジングから露出させる露出開口と
    を備えている内燃機関のバランサ装置。
  5. 内燃機関のバランサ装置であって、
    内燃機関によって回転される機関側ギアと噛み合うバランサ駆動ギアが固定される一端と、第1ギアが固定される他端と、を有する第1バランサシャフトであって、前記バランサ駆動ギアと前記第1ギアとの間に設けられた第1バランスウエイトを有する第1バランサシャフトと、
    前記第1ギアと噛み合う第2ギアが固定される一端と、オイルポンプのポンプ駆動ギアと噛み合う減速ギアが固定される他端と、を有する第2バランサシャフトであって、前記第2ギアと前記減速ギアとの間に設けられた第2バランスウエイトを有する第2バランサシャフトと、
    前記バランサ駆動ギアと、前記第1バランスウエイトを含む前記第1バランサシャフトと、前記第1ギアと、前記第2ギアと、前記第2バランスウエイトを含む前記第2バランサシャフトと、前記減速ギアと、が載置された下部側ハウジングと、
    前記減速ギアと前記ポンプ駆動ギアが位置する側の下部側ハウジングに、前記減速ギアに前記ポンプ駆動ギアを噛み合わせて前記オイルポンプを組み付けた状態において、前記バランサ駆動ギアと、前記第1バランスウエイトを含む前記第1バランサシャフトと、前記第1ギアと、前記第2ギアと、前記第2バランスウエイトを含む前記第2バランサシャフトと、前記減速ギアと、前記ポンプ駆動ギアと、を上側から覆う形状に形成され、前記下部側ハウジングに組み付けられた上部側ハウジングと、
    前記上部側ハウジングに形成され、前記バランサ駆動ギアが露出する露出開口と、
    前記露出開口から露出された前記バランサ駆動ギアとの間、及び前記オイルポンプとの間に隙間を形成して前記減速ギア及び前記ポンプ駆動ギアを上側から覆う前記上部側ハウジングに形成された防油壁と、
    前記減速ギア及び前記ポンプ駆動ギアに流れてきた潤滑オイルを受け止め、前記オイルポンプと接触する前記下部側ハウジングに形成された油受部と、
    を備えている内燃機関のバランサ装置。
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