JP6774844B2 - カラオケシステム - Google Patents

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Description

本発明はカラオケシステムに関する。
カラオケ装置は、マイクから入力された歌唱音声から音高データ、音量データ、タイミング等の歌唱音声データを抽出し、この歌唱音声データとカラオケ演奏された楽曲の主旋律等を示すリファレンスデータとを比較することによりカラオケ歌唱の採点を行うことができる。
また、このようなカラオケ装置が設置されるカラオケ店舗(カラオケボックス等)では、カラオケ装置の利用中にリモコン装置やインターホンを介して部屋毎に飲食物をオーダーすることができる。
オーダーされた飲食物は、カラオケ店舗の店員(サービス提供者)によって提供される。この際、店員はカラオケ歌唱を行っている最中の部屋に入室することがある。
ところで、カラオケ装置の利用者の中には、店員等の見知らぬ人の前で歌うことを躊躇う性格の者もいる。そのような利用者は、店員がいつ入室してくるかを気にしてカラオケ歌唱を楽しめなかったり、店員が部屋に入室してきた際には、カラオケ歌唱を中止してしまうこともありうる。
このような問題に対し、特許文献1には、カラオケルーム内に設置された検出機器より、サービス提供者の入室・退室を判定し、サービス提供者がカラオケルームに入室している場合には、現在演奏中もしくは演奏終了後の楽曲の次曲の演奏を開始しないように制御し、サービス提供者がカラオケルームから退室した場合には、所定時間経過後に次曲の演奏を開始するように制御するシステムが開示されている。
特開2010−8974号公報
しかし、特許文献1に記載のシステムによれば、カラオケ演奏の最中(カラオケ歌唱の最中)に店員が入室した場合、現在行われているカラオケ演奏は継続される。一方で、見知らぬ人の前で歌うことを躊躇う性格の利用者はカラオケ歌唱を中止してしまう。この場合、カラオケ演奏に対応する歌唱音声データの入力が無くなるため、カラオケ歌唱の採点結果が悪くなってしまう。
本発明の目的は、利用者の性格に合わせたカラオケ歌唱の採点が可能なカラオケシステムを提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、サービス提供者が所持する携帯端末との間で通信を確立する通信制御部と、ある楽曲に合わせて利用者が歌唱することにより得られる歌唱音声データを当該楽曲のリファレンスデータと比較し、歌唱区間の採点値を算出する採点部と、前記通信が確立されていない第1の歌唱区間における採点値と、前記通信が確立されている第2の歌唱区間における採点値とを比較する採点値比較部と、前記第2の歌唱区間における採点値が、前記第1の歌唱区間における採点値よりも所定値以上低下した場合、前記第2の歌唱区間における採点値を補正する採点値補正部と、を有するカラオケシステムである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、利用者の性格に合わせたカラオケ歌唱の採点が可能となる。
実施形態に係るカラオケ装置のハードウェア構成例を示す図である。 実施形態に係るカラオケ本体のソフトウェア構成例を示す図である。 楽曲の歌唱区間を模式的に示した図である。 実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。
後述する明細書及び図面の記載から、上記の主たる発明の他、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
すなわち、前記採点値補正部による補正は、前記第2の歌唱区間における採点値として、当該第2の歌唱区間の採点値を求める際に参照した前記リファレンスデータと類似するリファレンスデータを参照した前記第1の歌唱区間の採点値を用いる処理であるカラオケシステムが明らかとなる。また、前記採点値補正部による補正は、前記第2の歌唱区間における採点値として、前記第1の歌唱区間の採点値を用いる処理であるカラオケシステムが明らかとなる。または、前記採点値補正部による補正は、前記第2の歌唱区間における採点値として、過去に同じ楽曲を歌唱した際に得られた当該第2の歌唱区間に相当する歌唱区間の採点値を用いる処理であるカラオケシステムが明らかとなる。或いは、前記採点値補正部による補正は、前記第2の歌唱区間における採点結果を0とする処理であり、前記採点部は、前記第1の歌唱区間における採点結果のみに基づいて前記ある楽曲全体の採点値を算出するカラオケシステムが明らかとなる。これらのカラオケシステムによれば、採点値を適切な値に補正することができる。
図1〜図4を参照して、本実施形態に係るカラオケ装置1について説明する。カラオケ装置1は、「カラオケシステム」の一例である。
==カラオケ装置==
カラオケ装置1は、カラオケ演奏及び利用者がカラオケ歌唱を行うための装置である。カラオケ装置1は、カラオケ店舗の各部屋に設置される。図1に示すように、カラオケ装置1は、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30、マイク40、及びリモコン装置50を備える。
スピーカ20はカラオケ本体10からの放音信号に基づいて放音するための構成である。表示装置30はカラオケ本体10からの信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。マイク40は利用者の歌唱音声をアナログの音声信号に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。利用者はリモコン装置50を用いてカラオケ楽曲の予約等を行うことができる。リモコン装置50の表示画面には各種操作の指示入力を行うためのアイコン等が表示される。
カラオケ本体10は、選択されたカラオケ楽曲の演奏制御、歌詞や背景映像等の表示制御、マイク40を通じて入力された音声信号の処理といった、カラオケ歌唱に関する各種の制御を行う。図1に示すように、カラオケ本体10は、制御部11、通信部12、記憶部13、音響処理部14、表示処理部15及び操作部16を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
制御部11は、CPU11aおよびメモリ11bを備える。CPU11aは、メモリ11bに記憶された動作プログラムを実行することにより各種の制御機能を実現する。メモリ11bは、CPU11aに実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行時に各種情報を一時的に記憶したりする記憶装置である。
通信部12は、ルーター(図示なし)を介してカラオケ本体10を通信回線に接続するためのインターフェースを提供する。また、本実施形態に係る通信部12は、サービス提供者の携帯端末Mと無線通信(たとえば、Bluetooth(登録商標)通信や赤外線通信)を確立するためのインターフェースとしても機能する。
携帯端末Mには、カラオケ装置1と通信を確立するためのアプリケーションソフトウエアがダウンロードされている。当該アプリケーションソフトウエアを立ち上げた状態で携帯端末Mをカラオケ装置1に近づけることにより、携帯端末Mとカラオケ装置1との間で通信を確立することができる(詳細は後述)。
記憶部13は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどである。
記憶部13は、カラオケ装置1によりカラオケ演奏を行うための複数の楽曲データを記憶する。楽曲データは、個々の楽曲を特定するための楽曲IDが付与されている。楽曲データは、伴奏データ、リファレンスデータ等を含む。伴奏データは、カラオケ演奏音の元となるデータである。リファレンスデータは、楽曲の主旋律等を示すデータである。リファレンスデータは、たとえば、歌唱者によるカラオケ歌唱を採点する際の基準として用いられる。伴奏データ及びリファレンスデータは、たとえばMIDI形式で構成される。また、記憶部13は、カラオケ楽曲に対応する歌詞テロップを表示装置30等に表示させるための歌詞テロップデータ、カラオケ演奏時に表示装置30等に表示される背景画像等の背景画像データ、及び楽曲の属性情報(歌手名、作詞・作曲者名、ジャンル等の当該楽曲に関する情報)を記憶する。
音響処理部14は、制御部11の制御に基づき、カラオケ楽曲に対する演奏の制御およびマイク40を通じて入力された歌唱音声信号の処理を行う。音響処理部14は、たとえばMIDI音源、ミキサ、アンプ(いずれも図示なし)を含む。MIDI音源は、楽曲データに基づいて楽音信号を生成する。ミキサは、当該音楽信号およびマイク40から出力される歌唱音声信号を適当な比率でミキシングしてアンプに出力する。アンプは、ミキサからのミキシング信号を増幅し、放音信号としてスピーカ20へ出力する。これにより、スピーカ20からは放音信号に基づくカラオケ演奏音およびマイク40からの歌唱音声が放音される。
表示処理部15は、制御部11の制御に基づき、表示装置30やリモコン装置50における各種表示に関する処理を行う。たとえば、表示処理部15は、カラオケ演奏時における背景映像に歌詞テロップや各種アイコンが重ねられた映像を表示装置30に表示させる制御を行う。
操作部16は、パネルスイッチおよびリモコン受信回路などからなり、利用者によるカラオケ装置1のパネルスイッチあるいはリモコン装置50の操作に応じて予約信号、演奏中止信号などの操作信号を制御部11に対して出力する。制御部11は、操作部16からの操作信号を検出し、対応する処理を実行する。
(ソフトウェア構成)
図2はカラオケ本体10のソフトウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、通信処理部100、採点部200、採点値比較部300及び採点値補正部400を備える。通信処理部100、採点部200、採点値比較部300、採点値補正部400は、CPU11aがメモリ11bに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
[通信処理部]
通信処理部100は、通信部12を介し、サービス提供者が所持する携帯端末Mとの間で通信を確立する。
たとえば、通信処理部100は、通信部12を介して接続要求メッセージを送信し、カラオケ装置1が設置されている部屋内に受信待機状態の携帯端末Mが存在するか否かを検索する。
一方、サービス提供者が所持する携帯端末Mには、専用のアプリケーションソフトウエアが予めインストールされている。サービス提供者は、飲食物を提供する際、アプリケーションソフトウエアを立ち上げた状態の携帯端末Mを所持したまま、オーダーを受けた部屋に入室する。
サービス提供者がオーダーを受けた部屋に入室した場合、携帯端末Mは、通信処理部100からの接続要求メッセージを受信することができる。この場合、携帯端末Mは、カラオケ装置1に対し、サービス提供者の携帯端末Mである旨の確認信号を送信する。通信処理部100は、通信部12を介して確認信号を受信した場合、所定のプロトコル(たとえば、Bluetoothのプロトコル)に従ってカラオケ装置1と携帯端末Mとの通信を確立する。通信処理部100は、所定時間毎に接続要求メッセージを送信し、携帯端末Mからの確認信号が受信できるかどうかにより、通信の確立及び通信の解除を判断する。通信部12及び通信処理部100は「通信制御部」の一例である。
カラオケ装置1と携帯端末Mとの通信が確立された場合、通信処理部100は、通信が確立した旨の信号を採点部200に出力する。
一方、通信処理部100は、サービス提供者が退室すると携帯端末Mからの確認信号を受信できなくなる。この場合、通信処理部100は、携帯端末Mとの通信が解除されたと判断する。通信処理部100は、通信が解除された旨の解除信号を採点部200に出力する。
[採点部]
採点部200は、ある楽曲に合わせて利用者が歌唱することにより得られる歌唱音声データを当該楽曲のリファレンスデータと比較し、歌唱区間の採点値を算出する。歌唱区間は、利用者がカラオケ歌唱を行っている区間(イントロ、間奏等の非歌唱区間を除く区間)である。
採点値を算出する処理は公知の手法を用いることができる。たとえば、採点部200は、マイク40から入力された歌唱音声信号に基づく歌唱周波数と、リファレンスデータに基づくリファレンス周波数により、歌唱音程の正確さについての採点処理を行う。
具体的には、採点部200は、歌唱周波数とリファレンス周波数とを比較し、その差分(セント値)を算出し、この差分に基づいてノート毎に合格ノート、不合格ノートを判定する。採点部200は、各ノート区間(ノートオンからノートオフまでの区間)に、歌唱周波数が所定(1〜複数)サンプル以上歌唱旋律の音高に合っていた(リファレンス周波数から許容範囲の周波数に入っていた)場合には、「合格ノート」であると判定し、歌唱周波数が歌唱旋律の音高に合った回数が所定サンプル未満であった場合には「不合格ノート」であると判定する。
採点部200は、楽曲が終了したとき、ノート毎に決定された合格ノート、不合格ノートの数に基づいて得点を求める。採点値は、たとえば、合格ノート数の楽曲の全ノート数に対するパーセント、すなわち合格ノート数を全ノート数で除算して100を掛けた値である。
本実施形態において、採点部200は、通信処理部100からの信号に基づいて、カラオケ装置1と携帯端末Mとの通信が確立されていない歌唱区間(第1の歌唱区間)における採点値、及びカラオケ装置1と携帯端末Mとの通信が確立されている歌唱区間(第2の歌唱区間)における採点値の算出を行う。
たとえば、利用者のカラオケ歌唱に伴って、採点部200は、歌唱区間に含まれるノートの判定結果(「合格ノート」または「不合格ノート」)を記憶部13等の第1の記憶領域に一時的に記憶させておく。一方、カラオケ歌唱中に通信が確立した旨の信号が入力された場合、採点部200は、それ以降の歌唱区間に含まれるノートの判定結果を通信が確立するまでのノートの判定結果と別に記憶部13等の第2の記憶領域に一時的に記憶させておく。更に、通信が解除された旨の解除信号が入力された場合、採点部200は、それ以降の歌唱区間に含まれるノートの判定結果を第1の記憶領域に一時的に記憶させておく。
カラオケ歌唱の終了後、採点部200は、第1の記憶領域に記憶された判定結果に基づいて、通信が確立されていない歌唱区間(第1の歌唱区間)における採点値を算出する。一方、採点部200は、第2の記憶領域に記憶された判定結果に基づいて、通信が確立されている歌唱区間(第2の歌唱区間)における採点値を算出する。
採点部200は、算出した採点値を採点値比較部300に出力する。
更に、採点部200は、ある楽曲のカラオケ演奏が終了した後、全ての歌唱区間における採点値を合計した値を歌唱区間の数で除することにより、ある楽曲全体の採点値(この場合は平均値)を算出できる。採点部200は、算出した楽曲全体の採点値を表示装置30等に表示することができる。利用者は表示された採点値を確認することで自己の歌唱評価を把握することができる。
[採点値比較部]
採点値比較部300は、通信が確立されていない第1の歌唱区間における採点値と、通信が確立されている第2の歌唱区間における採点値とを比較する。
見知らぬ人の前で歌うことを躊躇う性格の利用者の場合、サービス提供者が入室するとカラオケ歌唱を中止したり、声が小さくなる傾向にある。この場合、十分な歌唱音声データが得られないため、サービス提供者が入室した後の採点値は悪くなる。すなわち、採点値が極端に悪くなっている場合(所定値以上低下している場合)には、サービス提供者の入室により歌唱音声が低下したと判断できる。
採点値の比較に関して、図3を参照して具体的な説明を行う。図3は、楽曲Xにおける歌唱区間を模式的に示した図である。この例では、第1の歌唱区間として歌唱区間I1及び歌唱区間I3が存在し、第2の歌唱区間として歌唱区間I2が存在する。
この場合、採点値比較部300は、通信が確立されていない歌唱区間I1及び歌唱区間I3の採点値、及び通信が確立されている歌唱区間I2の採点値を採点部200から受け取り、比較を行う。具体的には、採点値比較部300は、歌唱区間I2における採点値が、歌唱区間I1及び歌唱区間I3における採点値よりも所定値以上低下しているかどうかを判断する。所定値は、任意の値を予め設定しておくことができる。この例では「20点」を所定値とする。
ここで、通信が確立されている歌唱区間I2の採点値(50点)は、通信が確立されていない歌唱区間I1及び歌唱区間I3の採点値(85点)よりも30点ほど低下している。従って、採点値比較部300は、歌唱区間I2の採点値が所定値以上低下している旨の比較結果信号を採点値補正部400に出力する。一方、所定値以上低下していない場合には、サービス提供者の入室により歌唱音声の低下はないものとして、特段の処理を行わない。
なお、上記例では、歌唱区間I1及び歌唱区間I3の採点値、すなわち、それら歌唱区間の平均値を用いたが、通信が確立されていない歌唱区間における採点値はこれに限られない。たとえば、歌唱区間I1の採点値(80点)或いは歌唱区間I3の採点値(90点)のいずれか一方を用いることでもよい。或いは、歌唱区間I1及び歌唱区間I3の採点値の平均値に限らず他の統計値であってもよいし、最大値や最小値を用いることでもよい。
[採点値補正部]
採点値補正部400は、第2の歌唱区間における採点値が、第1の歌唱区間における採点値よりも所定値以上低下した場合、第2の歌唱区間における採点値を補正する。
採点値比較部300から比較結果信号が入力された場合、採点値補正部400は、第2の歌唱区間における採点値の補正を行う。採点値の補正方法は様々な方法がある。以下の例では、図3における歌唱区間I2における採点値を補正する例について述べる。なお、採点値の補正については、全てのカラオケ演奏が終了した後、楽曲全体の採点値を算出する前に、対応する歌唱区間に対して行う。
<第1の方法:リファレンスデータが類似する歌唱区間における採点値の利用>
採点値補正部400は、第2の歌唱区間における採点値として、当該第2の歌唱区間の採点値を求める際に参照したリファレンスデータと類似するリファレンスデータを参照した第1の歌唱区間の採点値を用いる補正を行う。
一人の利用者が歌唱した場合、リファレンスデータが類似する歌唱区間については、同じような採点値が得られるはずである。そこで、採点値補正部400による補正は、類似するリファレンスデータを参照して採点を行った歌唱区間の採点値を、採点値が所定値以上低下した歌唱区間の値と置き換える処理を行う。
図3の例において、たとえば歌唱区間I1及び歌唱区間I2が同じ「Aメロ、Bメロ、サビ」に相当するとする。この場合、採点値補正部400は、歌唱区間I1の採点値(80点)を歌唱区間I2の採点値として置き換える。
<第2の方法:第1の歌唱区間における採点値を利用>
採点値補正部400は、第2の歌唱区間における採点値として、第1の歌唱区間の採点値を用いる補正を行う。
カラオケ楽曲全体の採点値は、たとえば、全歌唱区間の平均値として提示される。従って、通信が確立している歌唱区間における採点値も、本来はこの平均値付近の値で推移すると考えられる。そこで、採点値補正部400による補正は、通信が確立していない歌唱区間における採点値(サービス提供者の入室による影響がないときに得られた採点値)を、採点値が所定値以上低下した歌唱区間の値と置き換える処理を行う。
図3の例において、採点値補正部400は、通信が確立されていない複数の歌唱区間(この例では、歌唱区間I1及び歌唱区間I3)の採点値の平均値(85点)を算出する。そして、採点値補正部400は、算出した平均値(85点)を歌唱区間I2の採点値として置き換える。なお、上述の通り、通信が確立されていない歌唱区間の採点値としては、複数の歌唱区間のうち一の歌唱区間の採点値や、複数の歌唱区間の統計値、最大値または最小値を用いることができる。
<第3の方法:過去の歌唱により得られた採点値を利用>
採点値補正部400は、第2の歌唱区間における採点値として、過去に同じ楽曲を歌唱した際に得られた当該第2の歌唱区間に相当する歌唱区間の採点値を用いる補正を行う。
ある利用者が異なる日に同じ楽曲を歌唱することがある。当該歌唱に伴ってノート毎に合否判定が行われている場合、その結果は、利用者IDや楽曲IDと関連付けられてサーバ(図示なし)等に記憶される。そこで、採点値補正部400による補正は、ある楽曲を歌唱する利用者が過去に楽曲を歌唱した際に得られたノートの合否判定結果から第2の歌唱区間に相当する歌唱区間における合否判定結果をサーバから受信して採点値を求め、その値を通信が確立されている歌唱区間の採点値と置き換える処理を行う。
たとえば、図3における歌唱を行っている利用者が過去にも楽曲Xを歌唱して採点を行っているとする。この場合、採点値補正部400は、利用者ID及び楽曲Xの楽曲IDに基づいてサーバから過去の歌唱において得られた歌唱区間I2に相当する歌唱区間におけるノートの合否判定結果を読み出す。採点部200は、当該ノートの合否判定結果に基づいて第2の歌唱区間に相当する歌唱区間における採点値を算出する。そして、採点値補正部400は、算出された採点値を採点区間I2の採点値として置き換える。なお、過去に楽曲Xを複数回歌唱している場合には、複数の合否判定結果を全て読み出して平均値等を求め、その値を採点区間I2の採点値として置き換えてもよい。また、過去に楽曲Xを歌唱した際に得られた歌唱区間の採点値は、通信が確立していない歌唱区間で得られた採点値を採用することが望ましい。
<第4の方法:採点値が所定値以上低下した歌唱区間における採点値を0とする>
上記方法のように採点値を置き換える代わりに、採点値補正部400は、補正処理として第2の歌唱区間における採点結果を0とすることも可能である。この場合、採点部200は、第1の歌唱区間における採点結果のみに基づいてある楽曲全体の採点値を算出する。
たとえば、図3の例において、採点値補正部400は、歌唱区間I2におけるノートの判定結果をいずれも不合格(すなわち、採点結果は0)とする。一方、楽曲全体の採点値を算出する際に、歌唱区間I2の不合格ノートを加えてしまうと、全体の採点値が低下する。そこで、採点部200は、歌唱区間I1及び歌唱区間I3における合格ノートのみに基づいて楽曲X全体の採点値を算出する。
==カラオケ装置1の動作について==
次に、図4を参照して本実施形態におけるカラオケ装置1の動作の具体例について述べる。図4は、カラオケ装置1の動作例を示すフローチャートである。この例では、カラオケ装置1の利用者が予め飲食物をオーダーしているものとする。また、飲食物を提供するサービス提供者が所持する携帯端末Mでは、カラオケ装置1と通信を確立するためのアプリケーションソフトウエアが予め立ち上げられているものとする。また、カラオケ演奏の開始後、通信が確立されていない区間が第1の歌唱区間となり、通信が確立された後、通信が解除されるまでの区間が第2の歌唱区間となる。
カラオケ装置1は、利用者が選曲した楽曲Xのカラオケ演奏を開始する(カラオケ演奏の開始。ステップ10)。利用者は、楽曲Xを選曲してカラオケ歌唱を行う。
採点部200は、カラオケ歌唱により得られる歌唱音声データ(歌唱周波数)を楽曲Xのリファレンスデータ(リファレンス周波数)と比較し、第1の歌唱区間に含まれるノート毎に合否判定を行う(第1の歌唱区間に含まれるノートの合否判定。ステップ11)。
通信処理部100は、通信部12を介してカラオケ装置1が設置されている部屋内に接続要求メッセージを送信する(接続要求。ステップ12)。
サービス提供者が部屋に入室し、携帯端末Mがステップ12で送信された接続要求メッセージを受信した場合、携帯端末Mは、通信処理部100に店員である旨の確認信号を送信する。
確認信号を受信した場合(ステップ13でYの場合)、通信処理部100は、携帯端末Mとの間で通信を確立する(通信の確立。ステップ14)。この場合、採点部200は、第2の歌唱区間に含まれるノート毎に合否判定を行う(第2の歌唱区間に含まれるノートの合否判定。ステップ15)。
一方、通信処理部100が携帯端末Mから店員である旨の確認信号を受信できない場合、通信が解除される(ステップ16でYの場合)。
カラオケ演奏が終了した後(ステップ17でYの場合)、採点部200は、ノート毎の判定結果に基づいて、通信が確立されていない第1の歌唱区間における採点値、及び通信が確立されている第2の歌唱区間における採点値を算出する(採点値の算出。ステップ18)。採点部200は、算出した採点値を採点値比較部300に出力する。
採点値比較部300は、通信が確立されていない第1の歌唱区間における採点値と、通信が確立されている第2の歌唱区間における採点値とを比較する(採点値の比較。ステップ19)。
第2の歌唱区間における採点値が、第1の歌唱区間における採点値よりも所定値以上低下している場合(ステップ20でYの場合)、採点値補正部400は、第2の歌唱区間における採点値を補正する(採点値の補正。ステップ21)。
採点部200は、ステップ18で算出された採点値(及びステップ21で採点値が補正されている場合には補正された採点値)に基づいて、楽曲全体の採点値を算出する(楽曲全体の採点値を算出。ステップ22)。
このように、本実施形態に係るカラオケ装置1によれば、カラオケ歌唱の採点値を比較することにより、サービス提供者が入室に伴って採点値が極端に低下した場合には、採点値の補正を行うことができる。すなわち、本実施形態に係るカラオケ装置1によれば、利用者の性格に合わせたカラオケ歌唱の採点が可能となる。よって、サービス提供者のような見知らぬ人の前で歌うことを躊躇う利用者であっても妥当な採点値が得られるため、カラオケ歌唱や採点機能を十分に楽しむことができる。
<その他>
なお、上記例では、カラオケ装置1が携帯端末Mとの通信を確立する機能(通信処理部100)を有しているがこれに限られない。たとえば、カラオケ装置1と同じ部屋の中に近距離無線通信の専用端末を配置しておく。そして、携帯端末Mとの通信の確立は、この専用端末により行われることでもよい。この場合、専用機器は、通信の確立及び解除の情報をカラオケ装置1に送信し、カラオケ装置1は当該情報の受信に伴って、歌唱音量の測定やカラオケ演奏の中止等の処理を行う。この場合、専用端末及びカラオケ装置1が「カラオケシステム」を構成することとなる。
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カラオケ装置(カラオケシステム)
10 カラオケ本体
11 制御部
12 通信部
100 通信処理部
200 採点部
300 採点値比較部
400 採点値補正部

Claims (5)

  1. サービス提供者が所持する携帯端末との間で通信を確立する通信制御部と、
    ある楽曲に合わせて利用者が歌唱することにより得られる歌唱音声データを当該楽曲のリファレンスデータと比較し、歌唱区間の採点値を算出する採点部と、
    前記通信が確立されていない第1の歌唱区間における採点値と、前記通信が確立されている第2の歌唱区間における採点値とを比較する採点値比較部と、
    前記第2の歌唱区間における採点値が、前記第1の歌唱区間における採点値よりも所定値以上低下した場合、前記第2の歌唱区間における採点値を補正する採点値補正部と、
    を有するカラオケシステム。
  2. 前記採点値補正部による補正は、前記第2の歌唱区間における採点値として、当該第2の歌唱区間の採点値を求める際に参照した前記リファレンスデータと類似するリファレンスデータを参照した前記第1の歌唱区間の採点値を用いる処理であること特徴とする請求項1記載のカラオケシステム。
  3. 前記採点値補正部による補正は、前記第2の歌唱区間における採点値として、前記第1の歌唱区間の採点値を用いる処理であることを特徴とする請求項1記載のカラオケシステム。
  4. 前記採点値補正部による補正は、前記第2の歌唱区間における採点値として、過去に同じ楽曲を歌唱した際に得られた当該第2の歌唱区間に相当する歌唱区間の採点値を用いる処理であることを特徴とする請求項1記載のカラオケシステム。
  5. 前記採点値補正部による補正は、前記第2の歌唱区間における採点結果を0とする処理であり、
    前記採点部は、前記第1の歌唱区間における採点結果のみに基づいて前記ある楽曲全体の採点値を算出することを特徴とする請求項1記載のカラオケシステム。
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