JP6774606B2 - 車両用衝突検出装置 - Google Patents
車両用衝突検出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6774606B2 JP6774606B2 JP2017076575A JP2017076575A JP6774606B2 JP 6774606 B2 JP6774606 B2 JP 6774606B2 JP 2017076575 A JP2017076575 A JP 2017076575A JP 2017076575 A JP2017076575 A JP 2017076575A JP 6774606 B2 JP6774606 B2 JP 6774606B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- width direction
- vehicle
- collision detection
- vehicle width
- front bumper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Description
上記構成によれば、中実構造の凸部が設けられる場合と比較して、押圧補助部の軽量化を図ることができる。これにより、車両前面への衝突体の衝突時における押圧補助部の移動速度を高くしてフロントバンパの変形速度を高くすることができるため、衝突検出センサによる衝突検出精度を向上させることができる。
一般に、フロントバンパは合成樹脂によって成形される。そのため、後面に複数の凸部を一体形成するなどしてフロントバンパを複雑な形状にすると、その成形に際して表面に窪み(いわゆるヒケ)が発生するおそれがある。フロントバンパにおける車幅方向の中央部分は、フロントグリルなどの装飾部材が設けられて車両外部から隠れるため、表面にヒケが発生しても問題になりにくい。これに対して、フロントバンパにおける車幅方向の外側部分は、外面が意匠面になる部分であるため、表面にヒケが発生すると商品性の低下を招いてしまう。
図1および図2に示すように、車両10の前部にはフロントバンパ11が取り付けられている。車両10の前部における両外側部分には前照灯12やフォグランプ13が取り付けられている。また、車両10の前部には、その上方を覆うようにフード14が取り付けられている。
図3に示すように、車両10の前部には、前方側から順に、フロントバンパ11、押圧補助部30、衝突検出センサ20、バンパリインフォースメント18が配置されている。
図3および図4に示すように、衝突検出センサ20は、密閉された中空構造の圧力チューブ21と、多孔質状の合成樹脂材料(発泡ウレタン等)からなるアブソーバ22と、圧力チューブ21の内圧を検出する圧力検出部23(図3)とからなる。そして、圧力チューブ21はバンパリインフォースメント18の前面に沿って延びており、アブソーバ22は圧力チューブ21およびバンパリインフォースメント18の前方を覆うように延びている。なお、圧力チューブ21およびアブソーバ22は、押圧補助部30の形成材料よりも軟質の材料からなり、同押圧補助部30(詳しくは、その凸部38[図4])によって押圧されると潰れるように変形するようになっている。
図3に示すように、押圧補助部30は、フロントバンパ11と衝突検出センサ20との間で車幅方向に延びるように同フロントバンパ11の後面に取り付けられている。本実施形態では、押圧補助部30を2つ有しており、それら押圧補助部30は、フロントバンパ11の中央部分を車幅方向において間に挟む外側部分(以下、単に「外側部分」)にそれぞれ取り付けられている。なお2つの押圧補助部30は、基本構造が同一であり、車両10の車幅方向の中央において上下方向に延びる面を対称面として面対称の形状である。そのため以下では、2つの押圧補助部30の各部に同一の符号を付して示すとともに、車両10の右側に取り付けられる押圧補助部30の構造についてのみ説明し、車両10の左側に取り付けられる押圧補助部30の構造についての説明は割愛する。
図7に示すように、本実施形態では、衝突検出センサ20の前面に向けて突出する形状の凸部38を有する押圧補助部30がフロントバンパ11の後面に設けられている。ただし、押圧補助部30には、複数の凸部38が車幅方向において間隔を置いた位置に形成されている。また、押圧補助部30のベース部31における隣り合う2つの凸部38に挟まれた部分には、同ベース部31を貫通するスリット40が形成されている。そのため、押圧補助部30における凸部38が形成された部分の剛性が高くなるのに対して、2つの凸部38に挟まれた部分の剛性は低くなる。これにより、押圧補助部30における2つの凸部38に挟まれた部分を曲がり易い構造にすることができる。
(1)フロントバンパ11の後面に沿って延びるベース部31と、同ベース部31から衝突検出センサ20の前面に向けて突出する形状で車幅方向において間隔を置いて設けられた複数の凸部38とを有する押圧補助部30がフロントバンパ11の後面に取り付けられている。これにより、車幅方向に延びる凸部が1つのみ設けられる装置と比較して、押圧補助部30およびフロントバンパ11を高い自由度で変形させることができるため、衝突検出センサ20による衝突検出精度を向上させることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・凸部38の形状としては、外面が略多角柱状をなす形状に限らず、周壁外面の少なくとも一部が曲面をなす形状など、任意の形状を採用することができる。
・各凸部38の車幅方向寸法は、全ての凸部について同一寸法にするなど、任意に変更することができる。例えば、車幅方向における外方側に配置される凸部ほど車幅方向寸法が小さくなるように、各凸部の車幅方向寸法を設定してもよい。フロントバンパ11は、車幅方向における外方側の部分ほど湾曲の度合いが大きく剛性が高い。これに対して、押圧補助部30の凸部38の車幅方向寸法を車幅方向における外方側に配置されるものほど小さくすることにより、同押圧補助部30の剛性が車幅方向における外方側の部分ほど低くなる。したがって、こうした押圧補助部30をフロントバンパ11に取り付けることにより、その各部の剛性のばらつきを小さくすることが可能になる。
・スリット40以外の構造を採用することによって、ベース部31における隣り合う2つの凸部38間に局所的に剛性が低い部分(脆弱部)を設けるようにしてもよい。例えばベース部31における隣り合う2つの凸部38の間に、同ベース部31の厚さが局所的に薄くなる形状の溝を形成することなどが可能である。
・車幅方向における中央部分よりも右側の部分から左側の部分まで延びる1つの押圧補助部を、フロントバンパ11の後面に取り付けるようにしてもよい。
Claims (4)
- 車両のフロントバンパとバンパリインフォースメントとの間で車幅方向に延びるように同バンパリインフォースメントの前面に設けられて、外面が押圧されることによって出力が変化する衝突検出センサ、および、
前記フロントバンパと前記衝突検出センサとの間で車幅方向に延びるように同フロントバンパの後面に取り付けられて、前記フロントバンパの後面に沿って延びるベース部と、前記ベース部から前記衝突検出センサの前面に向けて突出する形状で同ベース部に車幅方向に間隔を置いて設けられた複数の凸部とを有する押圧補助部を備え、
前記押圧補助部は、前記ベース部における隣り合う2つの前記凸部に挟まれた部分において同ベース部を貫通するスリットを有することを特徴とする車両用衝突検出装置。 - 車両のフロントバンパとバンパリインフォースメントとの間で車幅方向に延びるように同バンパリインフォースメントの前面に設けられて、外面が押圧されることによって出力が変化する衝突検出センサ、および、
前記フロントバンパと前記衝突検出センサとの間で車幅方向に延びるように同フロントバンパの後面に取り付けられて、前記フロントバンパの後面に沿って延びるベース部と、前記ベース部から前記衝突検出センサの前面に向けて突出する形状で同ベース部に車幅方向に間隔を置いて設けられた複数の凸部とを有する押圧補助部を備え、
前記押圧補助部は、前記フロントバンパにおける車幅方向の中央部分を間に挟む両外側部分にそれぞれ取り付けられることを特徴とする車両用衝突検出装置。 - 車両のフロントバンパとバンパリインフォースメントとの間で車幅方向に延びるように同バンパリインフォースメントの前面に設けられて、外面が押圧されることによって出力が変化する衝突検出センサ、および、
前記フロントバンパと前記衝突検出センサとの間で車幅方向に延びるように同フロントバンパの後面に取り付けられて、前記フロントバンパの後面に沿って延びるベース部と、前記ベース部から前記衝突検出センサの前面に向けて突出する形状で同ベース部に車幅方向に間隔を置いて設けられた複数の凸部とを有する押圧補助部を備え、
前記凸部は、車幅方向における中央側に配置される凸部の車幅方向寸法と車幅方向における外方側に配置される凸部の車幅方向寸法とが、前記中央側に配置される凸部と前記外方側に配置される凸部との間に配置される凸部の車幅方向寸法よりも大きいことを特徴とする車両用衝突検出装置。 - 請求項1に記載の車両用衝突検出装置において、
前記凸部は中空構造であることを特徴とする車両用衝突検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017076575A JP6774606B2 (ja) | 2017-04-07 | 2017-04-07 | 車両用衝突検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017076575A JP6774606B2 (ja) | 2017-04-07 | 2017-04-07 | 車両用衝突検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018176894A JP2018176894A (ja) | 2018-11-15 |
JP6774606B2 true JP6774606B2 (ja) | 2020-10-28 |
Family
ID=64282331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017076575A Active JP6774606B2 (ja) | 2017-04-07 | 2017-04-07 | 車両用衝突検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6774606B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4306229B2 (ja) * | 2002-04-03 | 2009-07-29 | タカタ株式会社 | 衝突検出装置及び安全装置 |
JP4324172B2 (ja) * | 2006-02-15 | 2009-09-02 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用バンパ構造 |
JP4924629B2 (ja) * | 2009-02-03 | 2012-04-25 | 株式会社デンソー | 車両用衝突検知装置 |
JP5509863B2 (ja) * | 2010-01-14 | 2014-06-04 | トヨタ自動車株式会社 | 歩行者衝突検出装置 |
JP6291851B2 (ja) * | 2014-01-14 | 2018-03-14 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用バンパ構造 |
US9067553B1 (en) * | 2014-06-06 | 2015-06-30 | Ford Global Technologies, Llc | Vehicle fascia integrated pushers |
-
2017
- 2017-04-07 JP JP2017076575A patent/JP6774606B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018176894A (ja) | 2018-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9718423B2 (en) | Vehicle bumper structure including a pedestrian collision detection sensor | |
US7868748B2 (en) | Collision detection sensor for vehicle | |
US8368523B2 (en) | Collision detection sensor for vehicle | |
JP4264844B2 (ja) | 車両用衝突検知装置 | |
EP3333023B1 (en) | Mounting structure of vehicle periphery monitoring device | |
JP2015150906A (ja) | 歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造 | |
US8894119B1 (en) | Bonded vehicle sensor assembly | |
US11491936B2 (en) | Collision detection device | |
JP6418074B2 (ja) | 歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造 | |
JP2015140040A (ja) | 歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造 | |
JP5962435B2 (ja) | 歩行者衝突検出装置を備えた車両用バンパ | |
JP2014104805A (ja) | 歩行者衝突検出装置を備えた車両用バンパ | |
JP2006272988A (ja) | 車両の歩行者保護装置 | |
JP5351602B2 (ja) | バンパ構造 | |
JP2009040393A (ja) | 車両用衝突検知装置 | |
JP6774606B2 (ja) | 車両用衝突検出装置 | |
US9302610B2 (en) | Motor vehicle headlight with energy absorbing feature | |
US9114769B1 (en) | Vehicle sensor assembly with lever assist | |
JP2008290605A (ja) | リヤバンパカバーの構造 | |
JP5862065B2 (ja) | 車両の前部車体構造 | |
JP6304281B2 (ja) | 車両のバンパー構造 | |
JP6610492B2 (ja) | 衝突検知装置 | |
JP2009214716A (ja) | 車両用衝突検知装置 | |
JP5949786B2 (ja) | 歩行者衝突検知システム | |
JP2015140113A (ja) | 車両用バンパ構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190702 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200605 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200623 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200731 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200901 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200914 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6774606 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |