JP6772850B2 - スタッカクレーン及びスタッカクレーンの集品方法 - Google Patents

スタッカクレーン及びスタッカクレーンの集品方法 Download PDF

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Description

本発明は、スタッカクレーン及びその集品方法、特に、昇降台においてピッキングが可能なスタッカクレーン及びその集品方法に関する。
従来のピッキング作業は、自動倉庫から所望の商品をピッキング作業場へ搬送して、そこでピッキング装置又は作業員によって必要数の商品をピックアップして、別の小売店等のルートごとのパレットに積み変えたり、コンベア上へ載せ替えたりしていた。
上記の設備では、ピックアップ作業場において一度にピックアップできる商品の種類は限られている。したがって、商品の種類が多くなると、自動倉庫とピッキング作業場との間でパレットの搬送を頻繁に繰り返す必要があり、そのために搬送時間が長くなっていた。
そこで、上記問題を解決するために、昇降台にピッキングロボットを設けたスタッカクレーンが提案されている。この装置では、昇降台においてピッキングが可能である(例えば、特許文献1を参照)。
特開平8−133416号公報
特許文献1に記載のスタッカクレーンでは、昇降台上でのピッキング時には在庫容器と集品容器が昇降台上に置かれており、在庫容器内の商品が集品容器に投入される。したがって、昇降台に置くことができる在庫容器及び集品容器の数が限定されており、そのため多数種類の商品をピッキングできなかった。
本発明の目的は、昇降台にピッキング装置が設けられたスタッカクレーンにおいて、多数種類の物品のピッキングを可能にすることにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係るスタッカクレーンは、走行車と、マストと、昇降台と、容器載置部と、移載装置と、ピッキング装置と、ホッパー装置とを備えている。
走行車は、棚を有するラックの近傍を走行する。
マストは、走行車に設けられている。
昇降台は、マストに沿って昇降する。
移載装置は、昇降台に設けられ、上方が開放した容器を昇降台内の容器載置部とラックの棚との間で移載する。
ピッキング装置は、昇降台に設けられ、容器内の物品を取り出す。
ホッパー装置は、昇降台に設けられる。ホッパー装置には、ピッキング装置により取り出された物品が供給される。ホッパー装置は、供給された物品を容器載置部に置かれた容器に供給する。
このスタッカクレーンでは、ピッキング装置が、容器載置部に置かれた在庫容器から物品を取り出し、次に、物品をホッパー装置に供給する。そして、その後に、ホッパー装置が、物品を容器載置部に置かれた集品容器に供給する。在庫容器とは、取り出される物品が入った容器である。集品容器とは、物品が供給される容器である。
このようにホッパー装置を用いることで、在庫容器から物品を取り出す動作と、集品容器に向けて物品を供給する動作とが別々に行われる。したがって、在庫容器から物品を取り出す動作のときに容器載置部に集品容器を置いておく必要がなく、そのため容器載置部における在庫容器の数を多くできる。また、在庫容器から物品を取り出す動作において、在庫容器を交換することで、多数種類の物品をホッパー装置に供給できる。さらに、集品容器に物品を供給する動作のときに在庫容器を容器載置部に置いておく必要がなく、そのため容器載置部における集品容器の数を多くできる。以上の結果、多数種類の物品のピッキングを短時間で行うことができる。
ホッパー装置は、本体と、供給口と、排出口と、扉部材とを有していてもよい。本体は、容器載置部に置かれた容器よりも上方に配置されている。供給口は、ピッキング装置により物品を供給可能に開いている。排出口は、物品を容器載置部に置かれた容器内へ落下可能な位置に設けられている。扉部材は、排出口を開閉する。
このスタッカクレーンでは、ホッパー装置は物品の自重を利用して、物品を容器に向けて落下させる。
扉部材は、ピッキング装置で保持して開閉可能な取手部を有していてもよい。
このスタッカクレーンでは、扉部材の開閉にピッキング装置を利用でき、駆動する部材を減らせる。
ホッパー装置の本体は、容器に向けて傾斜した傾斜下面を内部に有していてもよい。
このスタッカクレーンでは、ホッパー装置が、重力を利用して物品を容器に向けて落下させることができ、傾斜面で滑らせることで物品への衝撃を減らせる。
ホッパー装置は、傾斜下面を構成する可動式の傾斜下面部材と、扉部材が開く動作に連動して傾斜下面部材の傾斜を大きくする連動機構と、を有していてもよい。
このスタッカクレーンでは、ホッパー装置内の物品が強制的に排出されるので、物品が確実に容器に供給される。
スタッカクレーンは、カメラと、制御部とをさらに備えていてもよい。
カメラは、容器載置部の上方に配置され、容器載置部に置かれた容器の内部を撮影可能である。
制御部は、カメラによる撮像に基づいて、移載装置及びピッキング装置の動作を制御する。制御部は、ピッキング装置を動かすことでカメラの位置を変更する。
このスタッカクレーンでは、カメラを移動させるための特別な駆動機構が不要になり、そのため構造が簡単になる。
ピッキング装置は、昇降台の中央に配置されていてもよい。
移載装置は、ピッキング装置の走行方向両側にそれぞれ配置された移載部を有していてもよい。
ホッパー装置は、移載部の走行方向前側及び後側にそれぞれ配置されていてもよい。
このスタッカクレーンでは、移載部とホッパーの組が複数設けられ、1つのピッキング装置が、複数の組を利用して物品のピッキングを行う。
本発明の他の見地に係るスタッカクレーンの集品方法は、下記のスタッカクレーンに用いられる。スタッカクレーンは、棚を有するラックの近傍を走行する走行車と、走行車に設けられたマストと、マストに沿って昇降する昇降台と、昇降台に設けられた、上方が開放した容器を昇降台内の容器載置部とラックの棚との間で移載する移載装置と、昇降台に設けられた、容器内の物品を取り出すピッキング装置と、昇降台に設けられた、ピッキング装置により取り出された物品が供給され、供給された物品を容器載置部に置かれた容器に向けて落下させる複数のホッパーと、を備えている。
このスタッカクレーンの集品方法は、下記のステップを備えている。
◎移載装置によって、在庫容器を容器載置部に搬入するステップ
◎ピッキング装置によって、在庫容器から物品を仕向け先別にホッパーに供給するステップ
◎移載装置によって、在庫容器を容器載置部から搬出するステップ
◎上記ステップを繰り返すことでホッパー内の物品を集品容器に向けて落下させることができる状態になれば、移載装置によって、集品容器を容器載置部に搬入するステップ
◎ホッパーを開くことで、ホッパー内の物品を集品容器に向けて落下させるステップ
この集品方法では、ピッキング装置が、容器載置部に置かれた在庫容器から物品を取り出し、次に、物品を仕向け先別にホッパーに供給する。このピッキング動作が繰り返されてホッパーに例えば仕向け先別の物品がそろえられると、集品容器が容器載置部に搬入され、ホッパー装置が物品を集品容器に向けて落下させる。
このようにホッパー装置が用いられることで、在庫容器から物品を取り出す動作と、集品容器に向けて物品を落下させる動作とが別々に行われる。したがって、在庫容器から物品を取り出す動作のときに容器載置部に集品容器を置いておく必要がなく、そのため容器載置部における在庫容器の数を多くできる。また、在庫容器から物品を取り出す動作において、在庫容器を交換することで、多数種類の物品をホッパー装置に供給できる。さらに、集品容器に向けて物品を落下させる動作のときに在庫容器を容器載置部に置いておく必要がなく、そのため容器載置部における集品容器の数を多くできる。以上の結果、多数種類の物品のピッキングを短時間で行うことができる。
本発明に係るスタッカクレーンでは、昇降台に設けられたピッキング装置によって、多数種類の物品のピッキングが可能である。
本発明の一実施形態が採用されたピッキング・システムの模式的平面図。 自動倉庫の部分正面図。 スタッカクレーンの模式的平面図。 スタッカクレーンの昇降台及び移載装置の正面図。 スタッカクレーンの昇降台及び移載装置の上面図。 スタッカクレーンの昇降台及び移載装置の斜視図。 スタッカクレーンの制御構成のブロック図。 ピッキングを行う主体を決定するフローチャート。 1回の仕分け作業の全体動作のフローチャート。 容器載置部への在庫容器の搬入から、容器載置部からの集品容器の搬出までの一連の動作のフローチャート。 スタッカクレーンの昇降台及び移載装置の上面図。 スタッカクレーンの昇降台及び移載装置の斜視図。 スタッカクレーンの昇降台及び移載装置の上面図。 スタッカクレーンの昇降台及び移載装置の上面図。 スタッカクレーンの昇降台及び移載装置の上面図。 スタッカクレーンの昇降台及び移載装置の上面図。 スタッカクレーンの昇降台及び移載装置の正面図。 スタッカクレーンの昇降台及び移載装置の上面図。 スタッカクレーンの昇降台及び移載装置の上面図。 スタッカクレーンの昇降台及び移載装置の上面図。 容器載置部、移載装置、ラックの棚の位置関係を示す模式的平面図。 ホッパーの斜視図。 ホッパーの斜視図。 ホッパーの斜視図。
1.第1実施形態
(1)ピッキング・システム
図1を用いてピッキング・システム1を説明する。図1は、ピッキング・システムの模式的平面図である。
ピッキング・システム1は、倉庫内で集品つまりピッキング(仕向け先ごとに複数種類の物品を容器に集めること)を行うシステムである。なお、このピッキング・システム1は、工場の部品倉庫、一般物流倉庫等に適用可能であるが、特に、注文者の数及び物品の数及び種類が多数となるような例えば一般消費者用の通信販売用物品倉庫に最適である。なお、物品とは、商品、ワーク、荷物と呼ばれるものであり、後述するピッキング装置でピッキング可能なものを対象にする。
ピッキング・システム1では、後述するように、スタッカクレーンのピッキング装置によるピッキングと、ピッキング・ステーションにおける作業者によるピッキングとの両方が可能である。これにより、ピッキング装置でピッキングできる形状の物品はピッキング装置で自動ピッキングし、そうでない物品は同一システム内でピッキング・ステーションに移動し、作業者がピッキングを実行する。
ピッキング・システム1は、自動倉庫3を有している。
自動倉庫3は、複数のラック5を有している。ラック5は、図1の一水平方向であるY方向に延びており、一水平方向であるX方向(Y方向に直交)に並んで配置されている。ラック5は、上下方向に複数段かつ走行方向に複数の棚5aを有している。棚5aは、物品が入った容器13を収納可能である。この実施形態では、容器13は、X方向に2個が並んで配置されている。
容器13は、ケース、バケットとも言われ、上方が開放されており物品を収納可能な部材である。以下、ピッキング前の単一の種類の物品が入ったものを在庫容器13Aと呼び、ピッキング後の例えば仕向け先ごとの複数種類の物品が入ったもの又は入る予定のものを集品容器13Bと言う。なお、以下、在庫容器13Aには物品がバラ積みされた例を説明するが、在庫容器13Aに物品が整然と積み上げられた例にも本発明を適用できる。
ピッキング・システム1は、ピッキング・ステーション15を有している。ピッキング・ステーション15は、作業者Sがピッキング作業を行う場所である。ピッキング・ステーション15は、懸垂式スタッカクレーン17(後述)の走行通路の側方に配置されている。なお、ピッキング・ステーションの位置、数、構造は特に限定されない。ピッキング・ステーションは、自動倉庫3内に配置されていてもよい。
(2)スタッカクレーン
自動倉庫3は、ラック5に沿って設けられた天井レール7を有している。具体的には、天井レール7は、ラック5の間の通路5bの上方に配置されている。天井レール7は、ラック5より高い位置、すなわち、複数段の棚5aより高い位置に設けられている。また、天井レール7は、平面レイアウトにおいて、曲線部を有する複数の周回ルートを有しており、さらに分岐部、合流部を有している。
自動倉庫3は、ラック5に沿って設けられた下部ガイドレール9を有している。具体的には、下部ガイドレール9は、ラック5の間の通路5bの床面に配置されている。
自動倉庫3は、懸垂式スタッカクレーン17(以下、「スタッカクレーン17」という)を有している。「懸垂式」とは、上部構造が、走行及び分岐を行い、さらには下部構造を懸垂していることをいう。スタッカクレーン17は、図2に示すように、天井レール7から懸垂した状態で走行する。
図1及び図3に示すように、スタッカクレーン17は、上部走行台車19を有している。上部走行台車19は駆動力を発生することで天井レール7に沿って走行する装置である。上部走行台車19は、走行方向に並んで配置された複数の駆動台車21を有している。この実施形態では、駆動台車21は8台設けられている。図3は、スタッカクレーンの概略平面図である。
なお、図2に示すように、スタッカクレーン11は、下部走行台車23を有している。下部走行台車23は、下部ガイドレール9に沿って案内される。
スタッカクレーン11は、走行方向すなわち前後方向に並んだ一対のマスト24を有している。一対のマスト24は、上下方向に長く延びている。
(3)移載装置、ピッキング装置、ホッパー装置の概略構成
図4〜図6を用いて、昇降台25に搭載された自動ピースピッキング装置30の概略を説明する。図4はスタッカクレーンの昇降台及び移載装置の側面図であり、図5はそれらの上面図であり、図6はそれらの斜視図である。
自動ピースピッキング装置30は、自動倉庫3内で物品を移載しながら、スタッカクレーン17の昇降台25上でピッキング装置33が自動ピースピッキングを実施し、ピッキング完了した物品の次工程への搬送も自動倉庫3で自動的に実施する一連のピッキング・システムを実現している。
自動ピースピッキング装置30は、移載装置31を有している。移載装置31は、昇降台25の下部に設けられ、容器13を容器載置部27と棚5aや他の載置部との間で移載する。
自動ピースピッキング装置30は、ピッキング装置33を有している。ピッキング装置33は、昇降台25に設けられ、容器13内の物品を取り出す。ピッキング装置33は、例えば、公知の多関節ロボットである。ただし、ピッキング装置はロボットに限定されず、他の装置であってもよい。
自動ピースピッキング装置30は、ホッパー装置35を有している。ホッパー装置35は、物品が仮置きされるバッファ装置として機能する装置である。ホッパー装置35は、昇降台25に設けられる。ホッパー装置35には、ピッキング装置33により集品された物品が供給される。ホッパー装置35は、供給された物品を容器載置部27に置かれた容器13に供給する。
なお、図4及び図6では、昇降台25の上部にも移載装置が設けられているが、説明を省略する。この移載装置の有無、種類等は特に限定されない。
(4)移載装置、ピッキング装置、ホッパー装置の詳細構成
移載装置31は、走行方向(Y方向)に並んで配置された移載部31A、31Bを有している。図21に示すように、移載部31A、移載部31Bは、各々、2個の容器13を同時に移載可能なリアフック式移載装置である。このため、容器載置部27は、移載部31A、31Bに対応して2箇所の第1容器載置部27A及び第2容器載置部27Bを有しており、合計4個の容器13を載置できる。なお、移載装置の移載方式、移載部の数、移載可能な容器の数は特に限定されない。図21は、容器載置部、移載装置、ラックの棚の位置関係を示す模式的平面図である。
ピッキング装置33は、容器13内の物品を取り出して、ホッパー装置35に供給する。ピッキング装置33は、昇降台25の中央に配置されている。つまり、ピッキング装置33は、移載部31A、31Bの走行方向間に配置されている。なお、ピッキング装置33は、物品を吸着保持可能な吸着部と、移動自在なアームとを有している公知の装置である。
ホッパー装置35は、移載部31Aの走行方向前側に配置された一対のホッパー35Aと、移載部31Bの走行方向後側に配置された一対のホッパー35Bとを有している。一対のホッパー35A同士は、移載方向(X方向)に並んでおり、一対の移載部31Aに配置された2つの容器13に対してそれぞれに向けて物品を落下させることできるようになっている。また、一対のホッパー35B同士は、移載方向(X方向)に並んでおり、一対の移載部31Bに配置された容器13に対してそれぞれに向けて物品を落下させることができるようになっている。つまり、各ホッパー35A、35Bは各容器13に対応して設けられており、同じ数である。以上のように、移載部とホッパーの組が複数設けられ、1つのピッキング装置33が、複数の組を用いて物品のピッキングを行うことができる。
ホッパー35A、35Bは、図4に示すように、各々、本体41と、供給口43と、排出口45、扉部材47とを有している。本体41は、容器載置部27に置かれた容器13よりも上方に配置されている。供給口43は、ピッキング装置33により物品を供給可能に開いている。排出口45は、容器載置部27に置かれた容器13内へ物品を落下可能な位置に設けられている。扉部材47は、排出口45を開閉する。このように、ホッパー装置35は物品の自重を利用して、物品を容器13に向けて落下させることができる。
扉部材47は、ピッキング装置33で保持して開閉可能な取手部49を有している。したがって、扉部材47の開閉にピッキング装置33を利用でき、駆動する部材を減らせる。
ホッパー35A、35Bの本体41は、容器13に向けて傾斜した傾斜下面を内部に有している(後述)。したがって、ホッパー35A、35Bが、重力を利用して物品を容器13に供給でき、傾斜面で滑らせることで物品への衝撃を減らせる。
昇降台25には、カメラ装置51が設けられている。カメラ装置51は、容器載置部27の上方に配置され、容器載置部27に置かれた容器13の内部を撮影可能である。カメラ装置51は例えば3Dカメラである。
カメラ装置51は1台で全ての容器13を撮影可能とするため、カメラ装置51の位置を変更する機構が用いられる。例えば、カメラ装置51は、天井部にXY方向に自由に動けるようにレール52に吊り下げられており、ピッキング装置33によって移動可能となっている。具体的には、ピッキング装置33は、カメラ装置51の取手55を引っ張ることで、カメラ装置51を目標とする在庫容器13Aの上方に位置決めする。このため、カメラ装置51を移動させるための特別な駆動機構が不要になり、そのため構造が簡単になる。また、カメラ装置51は、撮影姿勢を変更可能な姿勢変更機構を有している。
カメラ装置はピッキング装置33に設けられていてもよい。なお、カメラ装置の種類、台数、位置、姿勢又は位置変更機構は特に限定されず、公知の技術である。
(5)制御構成
図7を用いて、スタッカクレーンの制御構成を説明する。図7は、スタッカクレーンの制御構成のブロック図である。
スタッカクレーン17は、制御部53を有している。
制御部53は、プロセッサ(例えば、CPU)と、記憶装置(例えば、ROM、RAM、HDD、SSDなど)と、各種インターフェース(例えば、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェースなど)を有するコンピュータシステムである。制御部53は、記憶部(記憶装置の記憶領域の一部又は全部に対応)に保存されたプログラムを実行することで、各種制御動作を行う。
制御部53は、単一のプロセッサで構成されていてもよいが、各制御のために独立した複数のプロセッサから構成されていてもよい。
制御部53の各要素の機能は、一部又は全てが、制御部を構成するコンピュータシステムにて実行可能なプログラムとして実現されてもよい。その他、制御部53の各要素の機能の一部は、カスタムICにより構成されていてもよい。
制御部53は、走行装置22、昇降装置29、移載装置31、ピッキング装置33が接続されており、制御部53は、それらに駆動信号を送信可能である。
制御部53は、カメラ装置51による撮像データ保存及び画像処理することで、各在庫容器内の物品の数、位置、姿勢を把握でき、それに基づいて取り出すべき物品を決定する。制御部53は、上記情報に基づいて、ピッキング装置33の動作を制御する。
制御部53には、図示しないが、各装置の状態を検出するためのセンサ及びスイッチ、並びに情報入力装置が接続されている。
(6)在庫容器の物品ごとにピッキングを行う主体の決定
図8を用いて、在庫容器の物品ごとにピッキングを行う主体を決定する制御を説明する。図8は、ピッキングを行う主体を決定するフローチャートである。
以下に説明する全ての制御フローチャートは例示であって、各ステップは必要に応じて省略及び入れ替え可能である。また、複数のステップが同時に実行されたり、一部又は全てが重なって実行されたりしてもよい。
さらに、制御フローチャートの各ブロックは、単一の制御動作とは限らず、複数のブロックで表現される複数の制御動作に置き換えることができる。
ステップS1では、制御部53がスタッカクレーン17の各装置を駆動することで、在庫容器13Aを自動倉庫3に入庫する。
ステップS2では、制御部53が、当該在庫容器13Aの物品をピッキングする主体がピッキング装置33であるか又は作業者Sであるかを決定する。例えば、箱状の形状のもので一定の条件を満たす物品は、ピッキング装置33でピッキングできる。なお、決定が難しい物品は、例えば、ピッキング装置33でピッキングすることにする。
ピッキング装置33の場合にプロセスはステップS3に移行し、作業者Sの場合にプロセスはステップS5に移行する。制御部53の上記決定は、他の制御部から送信されてきた情報、記憶部に保存された情報、又はカメラ装置51若しくは他の撮影装置によって得られた撮像情報に基づく。
ステップS3では、制御部53は、ロボットピッキング・フラグを設定する。具体的には、当該在庫容器13Aのピッキングはピッキング装置33によって行われることが、記憶部に保存される。
ステップS4では、制御部53は、作業者ピッキング・フラグへの変更の必要があるか否かを判断する。必要があれば、プロセスはステップS5に移行する。作業者ピッキング・フラグへの変更の必要がある場合は、例えば、ピッキング装置33が在庫容器13Aから物品を取り出そうとして失敗した場合である。失敗回数は1回でもいいし、複数回でもよい。
ステップS5では、制御部53は、作業者ピッキング・フラグを設定する。例えば、明らかにピッキング装置33でピッキングできないと思われる形状の物品の場合である。具体的には、当該在庫容器13Aのピッキングは作業者Sによって行われることが、記憶部に保存される。
(7)1回のオーダーに対する仕分け作業の全体動作
図9を用いて、1回のオーダーに対する仕分け作業の全体動作を説明する。図9は、1回の仕分け作業の全体動作のフローチャートである。1回の仕分け作業とは、1回のオーダーに対して、仕分け先ごとに、集品容器13Bに目標となる種類及び個数の物品を供給する作業を言う。
ステップS6では、制御部53は、ピッキング装置33によるピッキング作業を実行させる(後述)。
ステップS7では、制御部53は、作業者Sによるピッキングが必要か否かを判断する。必要であればプロセスはステップS8に移行し、不要であればプロセスはステップS8をスキップしてその後に終了する。作業者Sによるピッキングが必要な場合とは、上述した例のように作業者ピッキング・フラグが設定された物品が在庫容器13Aにある場合である。
ステップS8では、制御部53は、作業者Sによるピッキング作業のために、集品容器13Bをピッキング・ステーション15に搬送する。その後、作業者Sが物品を集品容器13Bに投入する。
なお、作業者Sによるピッキングは、ピッキング装置によるピッキングより先に行われてもよい。また、両者は同時に行われてもよい。
(8)ピッキング装置によるピッキング
図10を用いて、ピッキング装置33によるピッキングを説明する。図10は、容器載置部への在庫容器の搬入から、容器載置部からの集品容器の搬出までの一連の動作のフローチャートである。また、動作の一例として、図11〜図18を用いて説明する。
ステップS12では、制御部53は、スタッカクレーン17の各装置を駆動することで、オーダーがあった物品が入った在庫容器13Aを、容器載置部27に移載する。具体的には、スタッカクレーン17が、昇降台25を目的の棚5aまで移動させて、次に移載装置31が棚5aに収納されている在庫容器13Aを容器載置部27に移載する。例えば、図4に示すように、4個の在庫容器13Aが容器載置部27に移載される。図5の例では、1つめの在庫容器13Aには複数の第1物品C1が入っており、2つめの在庫容器13Aには複数の第2物品C2が入っており、3つめの在庫容器13Aには複数の第3物品C3が入っており、4つめの在庫容器13Aには複数の第4物品C4が入っている。
ただし、在庫容器13Aの数は1〜3個のいずれかであってもよい。また、図5の例では各在庫容器13Aの物品の種類は互いに異なるが、同じ種類の物品が入った複数の在庫容器13Aがあってもよい。
ステップS13では、図6に示すように、制御部53は、カメラ装置51によって、1つの在庫容器13A内の物品を撮影して、撮像情報を画像処理、保存等する。
ステップS14では、図11に示すように、制御部53は、ピッキング装置33によって、在庫容器13A内の第1物品C1をオーダーのあった数量だけホッパー装置35のホッパー35A、35Bに向けて落下させる。各ホッパーは仕分け先ごとに設定されている。ただし、仕分け先が共通のホッパーがあってもよい。
ステップS15では、制御部53は、在庫容器13Aからのピッキングに成功したか否かを判断する。成功すればプロセスはステップS16に移行し、失敗すればプロセスはステップS22に移行する。
ステップS22では、前述のように、当該在庫容器13Aについて、ロボットピッキング・フラグを作業者ピッキング・フラグに変更する。また、当該在庫容器13Aのピッキング作業は停止される。その後プロセスはステップS16に移行する。
ステップS16では、制御部53は、今回の物品供給が終了したか否かを判断する。終了すればプロセスはステップS17に移行し、終了していなければプロセスはステップS13に戻る。つまり、全ての在庫容器13Aから物品を取り出してホッパーへの物品が終了するまで、一連の動作が実行される。
図12では、カメラ装置51による2個目の在庫容器13A内の撮影が示されている。
図13では、2個目の在庫容器13A内の第2物品C2がホッパー装置35のホッパー35A、35Bに供給された後の状態が示されている。
図14では、3個目の在庫容器13A内の第3物品C3がホッパー装置35のホッパー35A、35Bに供給された後の状態が示されている。
図15では、4個目の在庫容器13A内の第4物品C4がホッパー装置35のホッパー35A、35Bに供給された後の状態が示されている。
なお、前記実施形態では各在庫容器13Aについてカメラ撮影の後に物品をホッパー装置に供給していたが、別の実施例として、全ての在庫容器13Aについて先にカメラ撮影を行い、その後に物品をホッパーに供給してもよい。
ステップS11〜S14が繰り返されることで、多種類の物品が各ホッパーに供給される。この結果、4つの仕向け先のオーダーピッキングが完了し、仕向け先別のホッパーにはそれぞれの仕向け先別でオーダーのあった第1物品C1、第2物品C2、第3物品C3、第4物品C4が仮置きされている。つまり、ホッパー装置35内の物品を集品容器13Bに向けて落下させることができる状態になっている。
ステップS17では、図15に示すように、制御部53は、スタッカクレーン17の各装置を駆動することで、容器載置部27に置かれた在庫容器13Aを搬出する。具体的には、スタッカクレーン17が昇降台25を目的の棚5aまで移動させ、移載装置31が容器載置部27に収納されている在庫容器13Aを棚5aに移載する。
ステップS18では、図16に示すように、制御部53は、スタッカクレーン17の各装置を駆動することで、集品容器13Bを容器載置部27に搬入する。図16の実施例では集品容器13Bは全て空であるが、別の実施例として、先の動作によって物品が供給されている集品容器13Bが用いられていてもよい。
ステップS19では、図17に示すように、制御部53は、ホッパー装置35を開くことで、ホッパー装置35内の物品を集品容器13Bに向けて落下させる。具体的には、制御部53は、ピッキング装置33を駆動することで、各ホッパー35A、35Bの扉部材47の取手部49を引っ掛けて扉部材47を上方に移動させる。
この結果、図18に示すように、各ホッパーから物品が集品容器13Bに向けて落下させられる。ホッパー35A、35Bの内部は斜面になっているので、物品は空の集品容器13Bに滑り落ちていく。この結果、4つの仕向け先のオーダーがあった物品の集品が完了する。
ステップS20では、制御部53は、スタッカクレーン17の各装置を駆動することで、集品容器13Bを容器載置部27から搬出する。
ステップS21では、制御部53は、ピッキングが全て終了したか否かを判断する。終了すればプロセスは終了し、終了していなければプロセスはステップS12に戻る。
上記に説明したように、ホッパー装置35を用いることで、在庫容器13Aから物品を取り出す動作と、集品容器13Bに向けて物品を落下させる動作とが別々に行われる。したがって、在庫容器13Aから物品を取り出す動作のときに容器載置部27に集品容器13Bを置いておく必要がなく、そのため容器載置部27における在庫容器13Aの数を多くできる。
また、在庫容器13Aから物品を取り出す動作において、在庫容器13Aを交換することで、多数種類の物品をホッパー装置35に供給できる。例えば、図10に示す例では、プロセスがステップS17の在庫容器13Aの搬出の後にステップS12に戻って、新たな在庫容器13Aを搬入すること、及び物品のホッパー装置35へ供給することを行うことで、ホッパー装置35に収納される物品の種類を4以上にできる。
さらに、集品容器13Bに物品を供給する動作のときに、在庫容器13Aを容器載置部27に置いておく必要がなく、そのため容器載置部27における集品容器13Bの数を多くできる。
以上の結果、多数種類の物品のピッキングを短時間で行うことができる。
(9)物品のアソート制御
自動ピースピッキング装置30は、自動アソートシステムとしても機能する。アソートとは、昇降台25において、ピッキング装置33が、在庫容器13Aから集品容器13Bに物品を振り分ける動作である。
図19〜図20を用いて、アソート制御を説明する。図19〜図20は、スタッカクレーンの昇降台及び移載装置の上面図である。
最初に、図19に示すように、移載部31Aが2個の在庫容器13Aを第1容器載置部27Aに搬入し、移載部31Bが2個の集品容器13Bを第2容器載置部27Bに搬入する。
この状態で、図19に示すように、ピッキング装置33が、2個の在庫容器13A内の物品C1、C2を2個の集品容器13B内に移動させる。
次に、図20に示すように、移載部31Aが先の動作で物品が供給された2個の集品容器13Bを第1容器載置部27Aに搬入し、移載部31Bが2個の在庫容器13Aを第2容器載置部27Bに搬入する。
この状態で、図20に示すように、ピッキング装置33が2個の在庫容器13A内の物品C3、C4を2個の集品容器13B内に移動させる。
なお、前記実施形態では、2個の集品容器13Bは第2容器載置部27Bから第1容器載置部27Aに移動させられたが、別の実施例として、2個の集品容器13Bはそのまま第2容器載置部27Bから動かさずに、新たに2個の在庫容器13Aが第1容器載置部27Aに搬入されて次にアソートが実行されてもよい。
物品のアソート制御とホッパーによる物品供給とは、互いに組み合わせて動作させてもよい。
(10)ホッパーの詳細構成
図22〜図24を用いて、ホッパーの詳細構成を説明する。
ホッパー35A、35Bは、傾斜下面を構成する可動式の傾斜下面部材73と、扉部材47が開く動作に連動して傾斜下面部材73の傾斜を大きくする連動機構71と、を有している。したがって、ホッパー35A、35B内の物品が強制的に排出されるので、物品が確実に容器13に供給される。
さらに詳細には、図22に示すように、傾斜下面部材73は、本体41の傾斜下面41aに配置された板部材である。図22では、扉部材47が閉じられた状態であり、傾斜下面部材73は、傾斜下面41aに略密着している。
連動機構71は、一対のシャフト75を有している。一対のシャフト75は、扉部材47と傾斜下面部材73とを接続する部材である。一対のシャフト75は、それぞれ、本体41の外側側面近傍に配置されている。シャフト75の第1端77は、本体41側面に形成されたスリット41bを通って傾斜下面部材73の上端側部に回動自在に連結されている。シャフト75の第2端79は、扉部材47の上端側部に回動じ左例に連結されている。スリット41bは、本体41において傾斜下面41aの上端から扉部材47側に向けて斜め上に延びている。
図23に示すように、扉部材47が上方に移動すると、排出口45が広がっていく。また、連動機構71によって傾斜下面部材73の傾斜角度が大きくなっていく。つまり、傾斜下面部材73が立ち上がった姿勢になる。これは、シャフト75の姿勢が変更され、シャフト75の第1端77がスリット41bに沿って斜め上方に移動するからである。
図24に示すように、扉部材47がさらに上方に移動すると、排出口45が最も広がった状態になる。また、連動機構71によって傾斜下面部材73の傾斜角度が最も大きくなる。つまり、傾斜下面部材73が略直立した姿勢になる。これは、シャフト75の姿勢が変更され、シャフト75の第1端77がスリット41bに沿って最も斜め上方の位置にあるからである。
以上のようにして、ホッパー35A、35B内の物品が強制的に排出される。
ただし、ホッパーは上記のような強制排出の構造を有していなくてもよい。なお、物品の種類は多くても仕向先が多くない場合は、ホッパーを1箇所又は片側(例えば、ホッパー35A)のみとしてもよい。
2.他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
(1)前記実施形態では懸垂式スタッカクレーンが用いられたが、スタッカクレーンの種類は特に限定されない。本発明は、地上を走行する通常のスタッカクレーンに適用可能である。
(2)移載装置はリアフック式であったが、移載装置の種類は特に限定されない。本発明は、スライドフォーク式又はコンベヤタイプにも適用可能である。これらの場合は、「昇降台内の容器載置部」は、昇降台内のスライドフォークの上面又は昇降台内のコンベヤの上面になる。
本発明は、昇降台においてピッキングが可能なスタッカクレーン及びその集品方法に広く適用できる。
1 :ピッキング・システム
3 :自動倉庫
5 :ラック
11 :棚
13 :容器
13A :在庫容器
13B :集品容器
15 :ピッキング・ステーション
17 :スタッカクレーン
21 :走行車
22 :走行装置
23 :マスト
25 :昇降台
27 :容器載置部
27A :第1容器載置部
27B :第2容器載置部
28 :レール
29 :昇降装置
30 :自動ピースピッキング装置
31 :移載装置
31A :移載部
31B :移載部
33 :ピッキング装置
35 :ホッパー装置
35A :ホッパー
35B :ホッパー
41 :本体
41a :傾斜下面
41b :スリット
43 :供給口
45 :排出口
47 :扉部材
49 :取手部
51 :カメラ装置
53 :制御部
71 :連動機構
73 :傾斜下面部材
75 :シャフト
77 :第1端
79 :第2端

Claims (8)

  1. 棚を有するラックの近傍を走行する走行車と、
    前記走行車に設けられたマストと、
    前記マストに沿って昇降する昇降台と、
    前記昇降台に設けられ、上方が開放した容器を前記昇降台内の容器載置部と前記ラックの前記棚との間で移載する移載装置と、
    前記昇降台に設けられ、前記容器内の物品を取り出し可能なピッキング装置と、
    前記昇降台に設けられ、前記ピッキング装置により取り出された物品が供給され、供給された物品を前記容器載置部にある容器に供給するホッパー装置と、を有する、
    スタッカクレーン。
  2. 前記ホッパー装置は、前記容器載置部に置かれた容器よりも上方に配置された本体と、前記ピッキング装置により物品を供給可能に開いている供給口と、物品を前記容器載置部に置かれた前記容器内へ落下可能な位置に設けられた排出口と、前記排出口を開閉する扉部材と、を有する、請求項1に記載のスタッカクレーン。
  3. 前記扉部材は、前記ピッキング装置で保持して開閉可能な取手部を有する、請求項2に記載のスタッカクレーン。
  4. 前記ホッパー装置の前記本体は、前記容器に向けて傾斜した傾斜下面を内部に有している、請求項2又は3に記載のスタッカクレーン。
  5. 前記ホッパー装置は、前記傾斜下面を構成する可動式の傾斜下面部材と、前記扉部材が開く動作に連動して前記傾斜下面部材の傾斜を大きくする連動機構と、を有している、請求項4に記載のスタッカクレーン。
  6. 前記容器載置部の上方に配置され、前記容器載置部に置かれた前記容器の内部を撮影可能なカメラと、
    前記カメラによる撮像に基づいて前記移載装置及び前記ピッキング装置の動作を制御する制御部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記ピッキング装置を動かすことで前記カメラの位置を変更する、請求項1〜5のいずれかに記載のスタッカクレーン。
  7. 前記ピッキング装置は、前記昇降台の中央に配置され、
    前記移載装置は、前記ピッキング装置の走行方向両側にそれぞれ配置された移載部を有し、
    前記ホッパー装置は、前記移載部の走行方向前側及び後側にそれぞれ配置されている、請求項1〜6のいずれかに記載のスタッカクレーン。
  8. 棚を有するラックの近傍を走行する走行車と、
    前記走行車に設けられたマストと、
    前記マストに沿って昇降する昇降台と、
    前記昇降台に設けられた、上方が開放した容器を前記昇降台内の容器載置部とラックの棚載置部との間で移載する移載装置と、
    前記昇降台に設けられた、前記容器内の物品を取り出し可能なピッキング装置と、
    前記昇降台に設けられた、前記ピッキング装置により取り出された物品が供給され、供給された物品を前記容器載置部に置かれた容器に向けて落下させる複数のホッパーと、を備えたスタッカクレーンの集品方法であって、
    前記移載装置によって、在庫容器を前記容器載置部に搬入するステップと、
    前記ピッキング装置によって、前記在庫容器から前記物品を仕向け先別に前記ホッパーに供給するステップと、
    前記移載装置によって、前記在庫容器を前記容器載置部から搬出するステップと、
    前記各ステップを繰り返すことで前記ホッパー内の物品を集品容器に向けて落下させることができる状態になれば、前記移載装置によって、前記集品容器を前記容器載置部に搬入するステップと、
    前記ホッパーを開くことで、前記ホッパー内の物品を前記集品容器に向けて落下させるステップと、
    を備えた、スタッカクレーンの集品方法。
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