JP6771915B2 - 記録材供給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録材を供給する記録材供給装置、及び複写機、レーザプリンタ等の画像形成装置に関する。
記録紙が積載された中板を上昇させ、記録紙を給紙する構成の記録材供給装置又は画像形成装置では、輸送時の振動や衝撃などによって中板が動くことにより、装置本体に傷や破損が生じるおそれがある。そのため、装置本体に傷や破損が生じないように、中板の周りを発泡スチロールなどの緩衝部材を用いて梱包したり、中板を固定する固定部材を取り付けたりして出荷している。このような固定部材を取り付ける構成では、固定部材を取り外していなかった場合に、中板が固定部材により昇降することができず、中板を上昇させるための駆動源に大きな負荷が発生するおそれがある。このため中板等の破損が発生しないように、トルクリミッタによって過負荷を防止する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、例えば、固定部材の除去を検知する検知手段を使用し、固定部材があることを検知した場合は、中板の昇降を行わない構成が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平06−092480号公報 特開2003−271025号公報
しかし、トルクリミッタを有する構成では、輸送用の固定部材を付けた状態で記録材供給装置又は画像形成装置の電源を投入すると、駆動源は中板を上昇させるために通常の回転数で回転し、中板は上昇を開始する。このとき、中板には固定部材による過負荷が発生するが、トルクリミッタが機能することにより中板の破損は免れる。しかし、トルクリミッタが機能する際には断続的な衝突音が発生する。また、一般に、中板を上昇させるための駆動源の通常の回転数は、昇降動作が短時間で終了するよう、大きく設定されている。回転数が大きいことで、トルクリミッタが動作したときの衝突音の音量は大きくなり、ユーザに装置の異常が発生したと誤認されるおそれがある。
また、検知手段を有する構成では、画像形成装置の電源を投入した際に、輸送用の固定部材が付いていることを検知した場合は、中板の上昇動作を行わないため、断続的な衝突音を抑制できる。しかし、固定部材の検知手段を装置に組み込むことで、装置の大型化やコストアップとなるおそれがある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、小型で安価な構成で、運搬用の固定部材を除去せずに電源を投入した場合に発生する衝突音を抑制することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)記録材が積載される積載部と、前記積載部を上昇させるために回転する駆動源と、前記積載部を固定するための固定部材と、前記固定部材が前記積載部を固定した状態で前記駆動源が回転した場合に、前記駆動源にかかるトルクが所定のトルクに達するまで前記駆動源からの駆動トルクを前記積載部に伝達し、前記トルクが前記所定のトルクを超えると前記駆動トルクの伝達を遮断するトルクリミッタと、前記固定部材による前記積載部の固定状態に関する情報が記憶される記憶部と、前記記憶部に記憶された情報が、前記固定部材が前記積載部を固定していることを示す情報である場合は、前記記憶部に記憶された情報が、前記固定部材が前記積載部を固定していないことを示す情報である場合に比べて、前記駆動源を遅い回転速度で回転させる制御部と、を有することを特徴とする記録材供給装置。
(2)記録材が積載される積載部と、前記積載部を上昇させるために回転する駆動源と、前記積載部を固定するための固定部材と、前記固定部材が前記積載部を固定した状態で前記駆動源が回転した場合に、前記駆動源にかかるトルクが所定のトルクに達するまで前記駆動源からの駆動トルクを前記積載部に伝達し、前記トルクが前記所定のトルクを超えると前記駆動トルクの伝達を遮断するトルクリミッタと、前記固定部材が前記積載部を固定している場合は、前記固定部材が前記積載部を固定していない場合に比べて、前記駆動源を遅い回転速度で回転させる制御部と、を有することを特徴とする記録材供給装置。
(3)記録材が積載される積載部と、前記積載部を上昇させるために回転する駆動源と、前記積載部を固定するための固定部材と、前記固定部材が前記積載部を固定した状態で前記駆動源が回転した場合に、前記駆動源にかかるトルクが所定のトルクに達するまで前記駆動源からの駆動トルクを前記積載部に伝達し、前記トルクが前記所定のトルクを超えると前記駆動トルクの伝達を遮断するトルクリミッタと、前記固定部材による前記積載部の固定状態に関する情報が記憶される記憶部と、前記記憶部に記憶された情報が、前記固定部材が前記積載部を固定していることを示す情報である場合は、前記記憶部に記憶された情報が、前記固定部材が前記積載部を固定していないことを示す情報である場合に比べて、前記駆動源を遅い回転速度で回転させる制御部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
(4)記録材が積載される積載部と、前記積載部を上昇させるために回転する駆動源と、前記積載部を固定するための固定部材と、前記固定部材が前記積載部を固定した状態で前記駆動源が回転した場合に、前記駆動源にかかるトルクが所定のトルクに達するまで前記駆動源からの駆動トルクを前記積載部に伝達し、前記トルクが前記所定のトルクを超えると前記駆動トルクの伝達を遮断するトルクリミッタと、前記固定部材が前記積載部を固定している場合は、前記固定部材が前記積載部を固定していない場合に比べて、前記駆動源を遅い回転速度で回転させる制御部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、小型で安価な構成で、運搬用の固定部材を除去せずに電源を投入した場合に発生する衝突音を抑制することができる。
実施例1の画像形成装置を示す図、積載装置の断面図 実施例1の積載装置及び固定部の関係を示す平面図 実施例1のトルクリミッタの構成を示す図 実施例1の制御系のブロック図、中板モータ及び固定部材の動作を示すタイミングチャート 実施例1のエンジン制御部のブロック図 実施例1のエンジン制御部のフローチャート 実施例2のエンジン制御部のブロック図 実施例2のエンジン制御部のフローチャート 変形例の記録材供給装置を示す図
以下、本発明を実施するための形態を、実施例により図面を参照しながら詳しく説明する。
実施例1では、画像形成装置として多色画像を形成することが可能なレーザプリンタを例に用い、画像形成装置の電源が投入(オン)された場合の固定部材の除去判断について説明する。
[画像形成装置]
図1(a)は、本実施例の画像形成装置の構成を示す断面図である。画像形成装置100は、ドラム状の電子写真感光体(以下、感光ドラムという)1a、1b、1c、1dを備える。ここで、符号の添え字a、b、c、dは、色に対応するもので、例えばaがイエロー、bがマゼンタ、cがシアン、dがブラックを示している。以降、特定の色を説明する場合を除き、添え字、a、b、c、dを省略する。感光ドラム1は所定の周速度(プロセススピード)で、図中、反時計回り方向に回転駆動される。感光ドラム1が回転する過程で、感光ドラム1は、帯電ローラ2により所定の極性、電位に一様に帯電される。次いで、レーザスキャナ3によりレーザ光が感光ドラム1上を走査され、各々の感光ドラム1には各色の成分に対応した静電潜像が形成される。感光ドラム1上に形成された静電潜像は、現像位置において各色の現像器4により現像され、トナー画像として可視化される。
中間転写ベルト10は、張架部材で張架されており、感光ドラム1と同一の周速度で時計回り方向(図中、矢印方向)回転駆動される。ここで、駆動ローラ11、対向ローラ12、テンションローラ13、補助ローラ18が張架部材を構成している。感光ドラム1上に形成されたトナー画像は、感光ドラム1と中間転写ベルト10との当接部を通過する過程で、一次転写ローラ14a、14b、14c、14dに印加した一次転写電圧によって、順次中間転写ベルト10の上に重畳して転写される。中間転写ベルト10に転写されず、感光ドラム1表面に残留したトナーは、クリーニング装置5により除去される。このようにして、中間転写ベルト10上には複数色のトナー画像が重畳され、目的のカラー画像に対応したフルカラー画像が得られる。
画像形成装置100の下部には、記録紙(記録材)Sを収納した積載部である積載装置70が着脱可能に装着されている。積載装置70に積載された記録紙Sは給送ローラ50によって一枚ずつ分離され給送されて、レジストレーションセンサ21を経由して二次転写部まで搬送する。二次転写部は、中間転写ベルト10と二次転写ローラ20により形成されるニップ部である。中間転写ベルト10上に形成されたフルカラー画像は、二次転写部を通過する過程で、二次転写ローラ20に印加した二次転写電圧によって記録紙S上に転写される。
未定着のフルカラー画像が転写された記録紙Sは、定着装置30に搬送され、加熱及び加圧されることにより記録紙Sに未定着のトナー画像が定着される。定着後の記録紙Sは排紙ローラ34により画像形成装置100の機外に排紙される。記録紙Sに転写されず、中間転写ベルト10の表面に残留したトナーは、クリーニング装置16により除去される。可動部である中板71、昇降部材72、規制部材73については後述する。
[記録紙の積載装置]
ユーザにより積載装置70に記録紙Sが積載され、積載装置70が画像形成装置100に装着され、記録紙Sが給送可能な位置に移動されるまでの積載装置70の動作について説明する。図1(b)は、図1(a)の積載装置70の詳細な構成を示す図である。積載装置70には、記録紙Sを積載する中板71と、中板71を上昇させるための昇降部材72と、積載された記録紙Sの端面を規制する規制部材73とが設けられている。尚、規制部材73は、記録紙Sの給送方向における後端を規制する図1(a)に示す部材と、記録紙Sの給送方向に直交する方向の両端部を規制する図1(b)に示す部材とからなり、全体として図2に示すように構成されている。中板71は、積載装置70に設けられた中板支点74を支点として回転可能に支持されており、所定の範囲内で自由に回転する。後述する駆動手段である中板モータ75と昇降部材72の間には、中板モータ75に生じた過負荷を解消する図3に示すトルクリミッタ500が配置されている。制限手段であるトルクリミッタ500は、中板モータ75に過負荷が生じたときに、中板モータ75の駆動力を中板71に伝達しないように構成されている。
図3に示すトルクリミッタ500について詳細に説明する。本実施例においては、ラチェット式のトルクリミッタ500を採用している。トルクリミッタ500は第一のギア501と、第二のギア502と、ラチェットバネ503を有している。第一のギア501は中板モータ75の駆動力によって回転する。第二のギア502は係合部504で第一のギア501と係合し、昇降部材72へとつながっている。ラチェットバネ503は第一のギア501と第二のギア502が係合するように、第一のギア501を図3に示す矢印方向に付勢している。ここで、第一のギア501と第二のギア502は、図3に示すように係合部504において斜面で係合している。ゆえに、第一のギア501と第二のギア502が係合した状態で、第一のギア501が回転し、第二のギア502を回転させる場合、2つのギアの間には係合を解除しようとするスラスト力が発生する。
トルクリミッタ500は、ラチェットバネ503による付勢力がスラスト力よりも大きい場合、すなわち中板モータ75にかかる負荷トルクが所定のトルクよりも小さい場合、中板モータ75による駆動トルクを中板71に伝達する。これは第一のギア501と第二のギア502が係合し、第一のギア501が回転することに伴って第二のギア502が回転するからである。一方、トルクリミッタ500は、ラチェットバネ503による付勢力がスラスト力よりも小さい場合、すなわち中板モータ75にかかる負荷トルクが所定のトルクよりも大きい場合、中板モータ75による駆動トルクの伝達を遮断する。これは第一のギア501と第二のギア502の係合が解除され、第一のギア501が回転することに伴って第二のギア502が回転しないためである。
また、中板モータ75にかかる負荷トルクが所定のトルクよりも大きく、第一のギア501と第二のギア502の係合が解除された場合、第一のギア501が一回転して、第一のギア501の斜面と第二のギア502の斜面が再び係合する。このとき、衝突音が発生する。衝突音は第一のギア501を回転させる速度、すなわち中板モータ75の回転速度に比例して大きくなる。以上が図3に示すトルクリミッタ500の説明である。
画像形成装置100は、中板モータ75と、積載装置70が装着されているか否かを検知するための第一の検知手段である検知部76と、中板71が給送位置にあるか否かを検知する第二の検知手段である検知部77と、を備えている。ここで、給送位置(所定位置)は、中板71が上昇して中板71上に積載された記録紙Sが給送ローラ50によって給送されることが可能となる位置をいう。中板モータ75は、昇降部材72に駆動力を生じさせる。検知部76は、画像形成装置100に積載装置70が装着されたことを検知する。検知部77は、記録紙Sが給送可能な位置まで中板71が上昇したことを検知する。
検知部76により積載装置70の装着が検知されると、中板モータ75が駆動されて、図1(b)中矢印A方向に昇降部材72及び中板71が上昇する。検知部77により中板71又は積載された記録紙Sが検知された場合には、中板モータ75の駆動が停止される。図中の破線は、昇降部材72及び中板71が給送位置に到達し、中板モータ75の駆動が停止された状態での中板71及び昇降部材72の位置を示している。
[積載装置の固定方法及び解除方法]
画像形成装置100は、輸送される際の振動による破損を防止するため、中板71が固定部材により固定された状態で輸送される。また、中板71の固定状態はユーザによって使用前に解除される。図2は積載装置70を上から見た図であり、実線丸枠で囲った中板71を固定する固定部80の動作について説明する図である。図2(a)は、輸送時の固定部80の状態を示している。図2(a)に示す輸送時には、積載装置70と固定部材81が係合している。検知部76が設けられた側の積載装置70の側壁には、固定部材81を通すための穴70hが設けられている。図2(a)の右側に示す固定部80の拡大図に示すように、固定部材81は穴70hを通って中板71を押えるように突出しており、中板71が中板支点74を支点として回転しないように固定されている状態である。固定部材81は中板71を鉛直方向において給送位置よりも下方の位置に固定している。
画像形成装置100の輸送が終了して所定の場所に設置されると、中板71はユーザによって画像形成装置100の使用前に固定された状態から解除される。中板71を固定した状態の解除は、画像形成装置100から積載装置70を図中矢印Yとは逆の方向(以下、−Y方向とする)に引き出すことで行うことができる。図2(b)は、積載装置70が引き出されて、中板71の固定が解除された状態での固定部80を示す図である。ユーザが積載装置70を図中の−Y方向に引き出すと、固定部材81と積載装置70との係合が外れる。固定部材81と積載装置70の係合が外れると、付勢部材82によって付勢力を与えられている固定部材81は、図2(b)の右側に示す固定部80の拡大図に示すように、回転軸91に支持されて図中矢印Xの方向に回転する。回転している固定部材81は、ストッパ83に当接した位置で回転を停止する。この位置を固定部材81の退避位置とする。このように、積載装置70との係合が外れた固定部材81は、退避位置に保持される。その結果、中板71は固定部材81によって固定された状態から解除され、記録紙Sを上昇させることが可能となる。以上のように、本実施例の固定部材81は、積載装置70が画像形成装置100から取り外されたことに伴って除去される。
[システム構成]
画像形成装置100を制御するシステム構成について説明する。図4(a)は、図1(a)に示す各部を制御する制御系の構成を示すブロック図である。プリンタコントローラ200は、ホストコンピュータ等の外部装置から送信された画像データをプリンタによる画像形成に必要なビットデータに展開する。また、プリンタコントローラ200は、制御手段であるエンジン制御部201とのシリアル通信によってエンジン制御部201の内部情報を読み取り、これらの情報を後述する表示部307に表示する。エンジン制御部201はCPU201a、ROM201b、RAM201cを有している。CPU201aは、RAM201cを作業領域として使用しながら、ROM201bに記憶された各種プログラムを実行することにより、画像形成装置の各部を制御する。
エンジン制御部201は、プリンタコントローラ200とシリアル通信によって情報を送受信し、プリンタコントローラ200から送受信した情報に基づいて、次に説明する各部の制御を行う。給紙制御部202は、エンジン制御部201からの指示に基づいて、不図示のピックアップソレノイドや給紙モータ、給送ローラ50を制御し、記録紙Sをレジストレーションセンサ21に向けて搬送する。高圧制御部203は、エンジン制御部201の指示に基づいて、帯電、現像、一次転写、二次転写の各処理に必要な高電圧の出力及び停止を行う。光学系制御部204は、エンジン制御部201の指示に基づいて、レーザスキャナ3が有する不図示のスキャナモータの駆動及び停止、各感光ドラム1に走査するレーザ光の点滅の制御を行う。定着制御部205は、エンジン制御部201の指示に基づいて、定着装置30の不図示のヒータの発熱及び停止による温度制御、定着モータの駆動及び停止を行う。昇降制御部206は、エンジン制御部201の指示に基づいて、中板モータ75の駆動及び停止を行う。記憶手段である記憶部207は、エンジン制御部201の指示に基づいて、固定部材81の除去に関する情報を記憶する。
[中板の固定状態での中板の昇降動作]
画像形成装置100は、図2(a)で示したように、固定部材81が中板71を押えた状態となるように組み立てられ、この状態で輸送される。ここで、中板71が固定されている状態の画像形成装置100に対し、ユーザが積載装置70の抜き差しを行わずに電源を投入した場合、エンジン制御部201は、昇降制御部206に通常時の回転数での中板71を上昇させる制御を指示する。このとき、中板71が固定部材81により固定されていることによって過負荷が生じ、中板支点74が有するトルクリミッタ500が機能して、断続的な衝突音が生じる。図4(b)はその様子を示すタイミングチャートである。図4(b)の(i)は中板モータ75の回転数を示し、通常駆動時の目標回転数を破線で示す。また、図4(b)の(ii)は固定部材81の状態を示し、中板71を押さえた固定部材81の固定状態を解除していない場合を「未除去」と記載している。横軸はいずれも時間を示す。
タイミングT1001で画像形成装置100の電源が投入されると(電源オン)、エンジン制御部201は昇降制御部206に中板モータ75を通常駆動時の目標回転数で駆動するよう指示する。これにより、タイミングT1002で昇降制御部206は、中板モータ75の駆動を開始する。中板モータ75の通常駆動時の目標回転数は、中板71の上昇動作が極力短時間で完了することを考慮して設定される。図4(b)中の時間T1は、通常駆動時の目標回転数で中板モータ75の駆動を開始してから検知部77により中板71を検知するまでの中板71の移動の距離等を考慮して決定される時間である。固定部材81が除去されている場合には、中板71は、遅くとも時間T1が経過するまでに給送位置に到達する。
タイミングT1002から時間T1が経過したタイミングT1003で、エンジン制御部201は昇降制御部206による中板モータ75の駆動を停止させる。この場合、トルクリミッタ500が機能しているため、時間T1が経過しても中板71は上昇せず、検知部77は中板71を検知しない。トルクリミッタ500が機能することで発生する断続的な衝突音は、図中の両矢印で示すように少なくとも中板モータ75の回転数が通常駆動時の目標回転数となっている期間で発生し、衝突音の音量は大きなものとなる。
そこで、本実施例では、固定部材81が除去されているか否かを判断し、固定部材81が除去されていないと判断された場合には、中板71を上昇させる(リフトアップ)ときに、通常駆動時の目標回転数よりも低い回転数で駆動するように制御する。これにより、断続的な衝突音は発生するが、通常駆動時よりも低い回転数で中板モータ75を駆動しているため、発生する衝突音の音量は、通常駆動時の回転数で中板モータ75を駆動させたときに発生する衝突音よりも小さくなる。このように、本実施例では、固定部材81が除去されていないときの中板モータ75の駆動速度を、固定部材81が除去されているときの駆動速度よりも遅くすることで、衝突音を低減させる。
図4(c)は通常駆動時の目標回転数よりも低い回転数で中板モータ75を駆動させたときの様子を示すタイミングチャートである。図4(c)の(i)、(ii)は図4(b)と同様のグラフである。タイミングT2001で画像形成装置100の電源が投入されると、エンジン制御部201は昇降制御部206に中板モータ75を中板71が固定されているとき(以下、中板固定時とする)の目標回転数で駆動するよう指示する。これにより、タイミングT2002で昇降制御部206は、中板モータ75の駆動を開始する。中板固定時の目標回転数は、通常駆動時の目標回転数(図4(b)、図4(c)の(i)の破線)よりも低い回転数である。中板固定時の目標回転数は、例えば、中板モータ75が安定した回転動作を維持できる回転数の中で最も低い回転数としてもよい。
図4(c)中の所定時間である時間T2は、中板固定時の目標回転数で中板モータ75の駆動を開始してから検知部77により中板71を検知するまでの中板71の移動の距離等を考慮して決定される時間である。固定部材81が除去されている場合には、中板71は、遅くとも時間T2が経過するまでに給送位置に到達する。
タイミングT2002から時間T2が経過したタイミングT2003で、エンジン制御部201は昇降制御部206による中板モータ75の駆動を停止させる。この場合、トルクリミッタ500が機能しているため、時間T2が経過しても中板71は上昇せず、検知部77は中板71を検知しない。トルクリミッタ500が機能することにより発生する断続的な衝突音は、図中の両矢印で示すように少なくとも中板モータ75の回転数が中板固定時の目標回転数となっている期間で発生する。衝突音の音量は通常駆動時の目標回転数で駆動させた場合に比べて小さいものとなる。これにより、衝突音を聞いたユーザが装置の故障と誤認することを抑制することが期待できる。また、時間T2が経過したら中板モータ75の駆動を停止させることで、衝突音は停止する。
[判断部を有するエンジン制御部の構成]
固定部材81の除去を判断する判断部を設けたエンジン制御部201の構成について説明する。図5は、エンジン制御部201に関わる制御部及びその構造を示すブロック図である。エンジン制御部201は、判断部300とタイマ301を有する。昇降制御部206は、中板モータ制御部302、中板検知部303及び挿抜検知部304を有する。記憶部207は、除去情報305を有する。
判断部300は、挿抜検知部304及び中板検知部303の検知結果に基づいて、固定部材81が除去されているか否かを判断し、記憶部207に固定部材81が除去されたか否かの情報(以下、除去情報とする)を記憶させる。タイマ301は、エンジン制御部201からの指示に基づいて、時間の計測の開始と停止を行うもので、中板モータ制御部302による中板モータ75の駆動時間を計測する。中板モータ制御部302は、中板モータ75の駆動の開始及び停止を行う。中板検知部303は、給送位置を検知する検知部77から通知された信号を情報として保持する。挿抜検知部304は、積載装置70の検知部76から通知された信号を情報として保持する。記憶部207の固定部材81の除去情報305には、判断部300から指示された情報が保持される。本実施例の記憶部207は、揮発性の記憶手段であり、記憶部207の除去情報305は、その特性として、電源のオフ、オンで内容が消去される。プリンタコントローラ200の表示内容制御部306は、エンジン制御部201から通知された情報に基づいて表示部307を制御する。
エンジン制御部201は、判断部300による固定部材81の除去又は未除去の判断に応じて、それぞれ、通常使用時の回転数、中板固定時の回転数での中板モータ75の駆動開始を昇降制御部206に指示する。エンジン制御部201は、昇降制御部206への指示とともに、プリンタコントローラ200に動作結果を通知し、記憶部207に動作結果を記憶させる。
[エンジン制御部の判断処理]
エンジン制御部201における、固定部材81の除去又は未除去の判断について説明する。固定部材81が除去されたか否かの判断(以下、除去判断という)において、固定部材81が除去されたと判断する場合は、次の場合となる。即ち、画像形成装置100の電源がオンされた後に積載装置70が装着状態から未装着となった場合、又は、中板検知部303が検知部77により給送位置に到達したことを検知した場合である。その他の場合は、固定部材81が除去されていない、未除去の状態であると判断される。図6は、固定部材81の除去判断を示すフローチャートである。図6(a)は、エンジン制御部201が実施する処理であり、図6(b)は、判断部300が実施する処理である。
図6(a)のフローチャートを、固定部材81が未除去の状態で、画像形成装置100の電源がオンされた場合を例にしながら説明する。図6(a)において、ステップ(以下、Sとする)1001でエンジン制御部201は、判断部300に対し固定部材81に関する情報(以下、単に固定部材情報という)の初期化を指示し、判断部300は図6(b)に示す処理を開始する。図6(b)において、S2001で判断部300は、画像形成装置100の電源がオンされたタイミングでは、固定部材81が除去されているか否かが不明であるため、未除去と判断し、記憶部207の除去情報305に「未除去」という情報を記憶させる。S2003で判断部300は、積載装置70が装着されているか否かを検知部76の検知結果により判断する。このように、本実施例では、画像形成装置100の電源が投入されると、まず、固定部材81を「未除去」として、その後、積載装置70の着脱の判断を行う。
S2003で判断部300は、積載装置70が装着されていると判断した場合は、図6(a)の処理に戻る。S2003で判断部300は、積載装置70が装着されていないと判断した場合は、S2002の処理に進む。S2002で判断部300は、固定部材81が既に除去された(以下、除去済とする)と判断し、記憶部207の除去情報305に「除去済」という情報を記憶させて、S2003の処理に戻って積載装置70が装着されるまで待機する。この処理によって、判断部300は、積載装置70が装着された状態であれば固定部材81が未除去と判断し、積載装置70が未装着の状態であれば固定部材81が除去済と判断する。
図6(b)の判断部300による固定部材初期化処理が終了した後、S1002でエンジン制御部201は、判断部300による固定部材81の判断の結果、除去情報305に記憶されている情報に基づき、固定部材81が未除去か否かを判断する。S1002でエンジン制御部201は、固定部材81が未除去ではない、即ち除去されていると判断した場合、S1013でタイマ301に時間T1を設定し、S1014で中板モータ75の目標回転数として通常駆動時の回転数を選択する。S1015でエンジン制御部201は、タイマ301による計測を開始し、S1016で中板モータ75の駆動を開始する。S1017でエンジン制御部201は、タイマ301を参照することにより、時間T1が経過したか(タイムアウトしたか)否かを判断する。
S1017でエンジン制御部201は、タイムアウトしていないと判断した場合、S1018で中板検知部303により中板71を検知したか否かを判断する。S1018でエンジン制御部201は、中板71を検知していないと判断した場合、S1017の処理に戻る。S1018でエンジン制御部201は、中板71を検知したと判断した場合、S1019で給送準備が完了したことをプリンタコントローラ200に通知し、S1012の処理に進む。S1017でエンジン制御部201は、タイムアウトしたと判断した場合、S1020でプリンタコントローラ200にエラーを通知し、S1012の処理に進む。このように、S1002でエンジン制御部201が、固定部材81が除去されていると判断した場合には、通常動作となる。
一方、S1002でエンジン制御部201が、判断部300の判断に基づいて固定部材81が未除去であると判断した場合、S1003の処理に進む。S1003でエンジン制御部201は、タイマ301に時間T2を設定し、S1004で中板モータ75の目標回転数として中板固定時の回転数を選択する。S1005でエンジン制御部201は、タイマ301による計測を開始し、S1006で中板モータ75の駆動を開始する。S1007でエンジン制御部201は、タイマ301を参照することにより、時間T2が経過したか(タイムアウトしたか)否かを判断する。
S1007でエンジン制御部201は、タイムアウトしていないと判断した場合、S1008で中板検知部303により中板71を検知したか否かを判断する。S1008でエンジン制御部201は、中板71を検知していないと判断した場合、S1007の処理に戻る。S1008でエンジン制御部201は、中板71を検知したと判断した場合、S1009の処理に進む。ここで、固定部材81が未除去の状態では、中板検知部303は中板71が給送位置に到達したことを検知しないため、タイマ301がタイムアウトすることとなる。S1007でエンジン制御部201は、タイムアウトしたと判断した場合、S1011で固定部材81が未除去であることをプリンタコントローラ200に通知し、S1012の処理に進む。S1012でエンジン制御部201は、中板モータ75の駆動を停止し、処理を終了する。
S1008でエンジン制御部201が中板71を検知したと判断した場合、S1009で、固定部材81の情報を更新する。具体的には、エンジン制御部201は、判断部300により、記憶部207の除去情報305に「除去済」との情報を記憶させる。この場合、S1002で固定部材81は未除去と判断されたにもかかわらず、中板検知部303により中板71が検知されているため、固定部材81は除去済ということになる。このようなケースは、画像形成装置100の電源がオフの状態で、ユーザによって積載装置70が画像形成装置100から取り出され、固定部材81が除去されている時に発生する。S1010でエンジン制御部201は、給送準備が完了したことをプリンタコントローラ200に通知し、S1012の処理に進む。尚、画像形成装置100の電源がオンされたときに固定部材81が除去されている場合は、タイマ301がタイムアウトするより前に中板検知部303が中板71の給送位置への到達を検知する(S1008 Y)。
以上、本実施例によれば、画像形成装置100の電源がオンされた後、固定部材81が未除去であると判断した場合は、中板モータ75を通常駆動時の回転数よりも低い中板固定時の目標回転数として駆動する。これにより、積載装置70と固定部材81が係合している場合は、トルクリミッタ500が機能することで発生する断続的な衝突音の音量が軽減されるため、ユーザが画像形成装置100の故障と誤認することを抑制できる。そして、報知手段である表示内容制御部306により、積載装置70の抜き差しをユーザに促すメッセージを表示部307に表示することで、ユーザに固定部材81の除去を促すことができる。
尚、本実施例では、中板モータ75を駆動することで中板71を昇降する構成について説明しているが、駆動源の構成はこれに限定されるものではない。たとえば、クラッチ等で給送モータの駆動力を昇降部材72に伝達する構成であっても本実施例を適用できる。また、多色画像を形成可能な画像形成装置を例に説明したが、単色画像を形成可能な画像形成装置であっても本実施例を適用できる。
以上、本実施例によれば、小型で安価な構成で、運搬用の固定部材を除去せずに電源を投入した場合に発生する衝突音を抑制することができる。
実施例1は、画像形成装置100の電源がオンされるたびに固定部材81が除去されていないと判断することが前提の構成である(図6(b) S2001)。実施例1では、記憶部207の除去情報305が、電源のオフ、オンで消えてしまう構成であるため、図6(b)のS2001では、固定部材81に関する情報を「未除去」に初期化している。これに対し、実施例2では、固定部材81の除去情報を記憶する記憶部407は、不揮発性の記憶手段であり、本実施例の記憶部407の除去情報401は、電源のオフ、オンで消えることはない。画像形成装置100の電源がオンされたときに、記憶部407の除去情報401が、固定部材81が未除去であるという情報である場合には、昇降制御部206への中板モータ75の駆動回転数として中板固定時の目標回転数を指示する構成である。尚、画像形成装置100の基本的な構成は実施例1と同一であるため、同じ符号を用い説明を省略する。
[判断部を有するエンジン制御部の構造]
図7は、エンジン制御部201に関わる制御部及びその構造を示すブロック図である。尚、実施例1の図5で説明した構成と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。実施例1と異なる点は、不揮発性の記憶手段である記憶部407である。本実施例の記憶部407は、固定部材81の除去に関する除去情報401を有する。除去情報401は、判断部300から指示された情報を記憶するもので、本実施例ではその特性として不揮発性であり、画像形成装置100の電源がオフされた後も情報が保持される。尚、画像形成装置100は、製造時に固定部材81が中板71を抑えた状態となるよう組み立てられるとともに、除去情報401は固定部材81の未除去と初期化されるものとする。
[エンジン制御部の判断処理]
本実施例の固定部材81の除去又は未除去の判断処理について説明する。固定部材81の除去判断は、実施例1で説明した積載装置70の装着、中板71の給送位置への到達に加え、記憶部407の除去情報401に記憶された情報に基づいて行われる。固定部材81の除去の判断処理は、実施例1と同様に図6(a)で説明した処理を実施する。実施例1と異なる点は、図6(a)のS1001で行う判断部300の初期化動作である。本実施例では、図6(a)のS1001で、図6(b)の処理ではなく図8に示す処理を実行する。
図8は、本実施例の判断部300の動作処理である。S3001で判断部300は、積載装置70が装着されているか否かを判断し、S3001で積載装置70が装着されていると判断した場合は、図6(a)の処理に戻る。一方、S3001で判断部300は、積載装置70が装着されていないと判断した場合、S3002の処理に進む。S3002で判断部300は、固定部材81が除去済と判断し、S3003で記憶部407の除去情報401に除去を示す情報を記憶させて更新し、S3001の処理に戻る。
以上、本実施例によれば、画像形成装置100の電源がオンされた後、記憶部407に記憶された不揮発性の情報に基づいて、固定部材81が未除去であると判断した場合に、中板モータ75は中板固定時の目標回転数で駆動される。積載装置70と固定部材81が係合している場合は、トルクリミッタ500が機能することで発生する断続的な衝突音の音量を軽減してユーザが装置の故障と誤認することを抑制できる。そして、表示内容制御部306により、積載装置70の抜き差しをユーザに促すメッセージを表示部307に表示することで、ユーザに固定部材81の除去を促すことができる。一方、一度でも固定部材81が除去済であることが、記憶部407の除去情報401に記憶された後は、画像形成装置100の電源がオンされた後であっても、中板モータ75を通常駆動時の目標回転数で駆動することができる。このような本実施例の構成によって、トルクリミッタ500が機能することで発生する断続的な衝突音の音量を軽減する必要があるときのみ、中板モータ75を中板固定時の目標回転数で駆動することとなり、ユーザビリティの向上を期待できる。
尚、本実施例では、中板モータ75を駆動することで中板71を上昇させる構成について説明しているが、駆動源の構成は、上述した構成に限定するものではない。例えば、クラッチ等で給送モータの駆動力を昇降部材72に伝達する構成であっても本実施例を適用できる。また、多色画像を形成可能な画像形成装置100を例に説明したが、単色画像を形成可能な画像形成装置であっても本実施例を適用できる。
以上、本実施例によれば、小型で安価な構成で、運搬用の固定部材を除去せずに電源を投入した場合に発生する衝突音を抑制することができる。
上記の実施例においては、積載装置70の中板71が固定部材81により固定される場合について説明した。しかし、これに限定されない。例えば、二次転写ローラ20又は対向ローラ12が圧力によって変形することを防ぐ目的で、運搬時は固定部材によって二次転写ローラ20と対向ローラ12を離間させる構成であっても適用できる。この固定部材は画像形成装置100に対して着脱可能となっており、中板71の固定部材81と同様、装置の使用前には取り外される。
また、上記の実施例においては、画像形成装置100について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図9に示すような画像形成装置100に対して装着可能な給紙オプション装置600(記録材供給装置)であっても本発明を適用できる。給紙オプション装置600は、画像形成装置100に装着されている状態で、記録紙Sを画像形成装置100へ給紙する。給紙オプション装置600にも画像形成装置100と同様に、記録紙Sを収納した積載部である積載装置601が給紙オプション装置600に対して着脱可能に装着されている。積載装置601の構成は積載装置70と基本的に同じであり、積載装置601には記録紙Sが積載される中板602と、中板602を上昇させるための昇降部材603が設けられている。給紙オプション装置600には中板モータ604が設けられており、中板モータ604は昇降部材603を駆動する。中板モータ604と昇降部材603の間には、中板モータ604に生じた過負荷を解消するトルクリミッタ605が配置されている。トルクリミッタ605は図3に示したトルクリミッタ500と同様のものを採用する。そして、給紙オプション装置600に設けられた給紙オプション制御部606が図6や図8のフローチャートに記載された制御を実行する。以上、このような構成においても、小型で安価な構成で、運搬用の固定部材を除去せずに電源を投入した場合に発生する衝突音を抑制することができる。
71 中板
75 中板モータ
81 固定部材
201 エンジン制御部
207 記憶部
500 トルクリミッタ

Claims (13)

  1. 記録材が積載される積載部と、
    前記積載部を上昇させるために回転する駆動源と、
    前記積載部を固定するための固定部材と、
    前記固定部材が前記積載部を固定した状態で前記駆動源が回転した場合に、前記駆動源にかかるトルクが所定のトルクに達するまで前記駆動源からの駆動トルクを前記積載部に伝達し、前記トルクが前記所定のトルクを超えると前記駆動トルクの伝達を遮断するトルクリミッタと、
    前記固定部材による前記積載部の固定状態に関する情報が記憶される記憶部と、
    前記記憶部に記憶された情報が、前記固定部材が前記積載部を固定していることを示す情報である場合は、前記記憶部に記憶された情報が、前記固定部材が前記積載部を固定していないことを示す情報である場合に比べて、前記駆動源を遅い回転速度で回転させる制御部と、
    を有することを特徴とする記録材供給装置。
  2. 前記積載部は、前記記録材供給装置に着脱可能であって、
    前記固定部材は、前記積載部が前記記録材供給装置から取り外されたことに伴って、前記積載部を固定する位置から前記積載部を固定しない位置へ移動することを特徴とする請求項1に記載の記録材供給装置。
  3. 前記積載部が前記記録材供給装置に装着されているか否かを検知する第一の検知部を有し、
    前記記憶部に前記固定部材が前記積載部を固定していることを示す情報が記憶されている状態で、前記第一の検知部により前記積載部が装着されていないと検知された場合には、前記制御部が、前記記憶部に前記固定部材が前記積載部を固定していない情報を記憶させることを特徴とする請求項2に記載の記録材供給装置。
  4. 前記積載部に積載された記録材又は前記積載部が所定の位置まで上昇したか否かを検知する第二の検知部を有し、
    前記記憶部に前記固定部材が前記積載部を固定していることを示す情報が記憶されている状態で、前記第二の検知部により前記記録材又は前記積載部が前記所定の位置まで上昇したと検知された場合には、前記制御部が、前記記憶部に前記固定部材が前記積載部を固定していない情報を記憶させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の記録材供給装置。
  5. 前記固定部材は、前記積載部を鉛直方向において前記所定の位置よりも下方の位置に固定することを特徴とする請求項4に記載の記録材供給装置。
  6. 前記記憶部に前記固定部材が前記積載部を固定していないことを示す情報が記憶されている状態で、前記駆動源の回転が開始されてから第一の所定時間が経過するまでに前記第二の検知部によって前記記録材又は前記積載部が前記所定の位置まで上昇したと検知されない場合には、前記制御部が前記駆動源を停止させ、
    前記記憶部に前記固定部材が前記積載部を固定していことを示す情報が記憶されている状態で、前記駆動源の回転が開始されてから前記第一の所定時間よりも長い第二の所定時間が経過するまでに前記第二の検知部によって前記記録材又は前記積載部が前記所定の位置まで上昇したと検知されない場合には、前記制御部が前記駆動源を停止させることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の記録材供給装置。
  7. 前記駆動源の回転が開始されてから前記第二の所定時間が経過するまでに前記第二の検知部によって前記記録材又は前記積載部が前記所定の位置まで上昇したと検知されない場合には、前記固定部材が前記積載部を固定していることを示す情報を表示する表示部を有することを特徴とする請求項6に記載の記録材供給装置。
  8. 前記記録材供給装置の電源が投入されたタイミングでは、前記記憶部に前記固定部材が前記積載部を固定していることを示す情報が記憶されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の記録材供給装置。
  9. 前記記憶部は、前記固定部材による前記積載部の固定状態に関する情報を記憶する不揮発性の記憶部であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の記録材供給装置。
  10. 前記トルクリミッタは、前記駆動源の回転に伴って回転する第一のギアと、前記第一のギアと斜面で係合する第二のギアと、前記第一のギアと前記第二のギアを係合させる方向に力を加えるバネと、を含み、
    前記駆動源にかかるトルクが前記所定のトルクよりも小さい場合、前記バネによって前記第一のギアと前記第二のギアが係合し、前記第一のギアが回転することに伴って前記第二のギアが回転し、前記駆動トルクが前記積載部へ伝達され、前記トルクが前記所定のトルクよりも大きい場合、前記バネによる前記第一のギアと前記第二のギアの係合が解除され、前記第一のギアが回転することに伴って前記第二のギアが回転せず、前記駆動トルクの伝達が遮断されることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の記録材供給装置。
  11. 記録材が積載される積載部と、
    前記積載部を上昇させるために回転する駆動源と、
    前記積載部を固定するための固定部材と、
    前記固定部材が前記積載部を固定した状態で前記駆動源が回転した場合に、前記駆動源にかかるトルクが所定のトルクに達するまで前記駆動源からの駆動トルクを前記積載部に伝達し、前記トルクが前記所定のトルクを超えると前記駆動トルクの伝達を遮断するトルクリミッタと、
    前記固定部材が前記積載部を固定している場合は、前記固定部材が前記積載部を固定していない場合に比べて、前記駆動源を遅い回転速度で回転させる制御部と、
    を有することを特徴とする記録材供給装置。
  12. 記録材が積載される積載部と、
    前記積載部を上昇させるために回転する駆動源と、
    前記積載部を固定するための固定部材と、
    前記固定部材が前記積載部を固定した状態で前記駆動源が回転した場合に、前記駆動源にかかるトルクが所定のトルクに達するまで前記駆動源からの駆動トルクを前記積載部に伝達し、前記トルクが前記所定のトルクを超えると前記駆動トルクの伝達を遮断するトルクリミッタと、
    前記固定部材による前記積載部の固定状態に関する情報が記憶される記憶部と、
    前記記憶部に記憶された情報が、前記固定部材が前記積載部を固定していることを示す情報である場合は、前記記憶部に記憶された情報が、前記固定部材が前記積載部を固定していないことを示す情報である場合に比べて、前記駆動源を遅い回転速度で回転させる制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 記録材が積載される積載部と、
    前記積載部を上昇させるために回転する駆動源と、
    前記積載部を固定するための固定部材と、
    前記固定部材が前記積載部を固定した状態で前記駆動源が回転した場合に、前記駆動源にかかるトルクが所定のトルクに達するまで前記駆動源からの駆動トルクを前記積載部に伝達し、前記トルクが前記所定のトルクを超えると前記駆動トルクの伝達を遮断するトルクリミッタと、
    前記固定部材が前記積載部を固定している場合は、前記固定部材が前記積載部を固定していない場合に比べて、前記駆動源を遅い回転速度で回転させる制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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