JP6771588B2 - 移動体および移動体の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体および移動体の制御方法に関するものである。具体的には、同一の軌道上を複数台の移動体が走行する際に、編隊走行を行う移動体およびこれらの移動体の制御方法に関するものである。
従来、移動ロボットの編隊走行の技術として、移動ロボットの前部に備え付けられた測域センサを用いて、追従するべき対象(人、移動ロボット等)を検出し、その対象に追従しながら走行する移動ロボットの技術が一般的に知られている。
しかし、この技術では、追従するべき対象以外の、別の対象が移動ロボットの周辺環境に存在する場合、移動ロボットは、追従するべき対象とこれとは別の対象とを区別することが困難である。
例えば、追従すべき移動ロボットの周辺に複数の人間が存在する場合、追従すべき移動ロボットと人間とを誤って認識してしまう。そして、追従すべき移動ロボットを途中で見失い、途中から人間を追従するべき対象として認識してしまう場合がある。
このような問題に対処する技術として、各移動体に予め走行経路を記憶させ、それぞれの移動体が同速度で自律移動することで、各移動体に同一軌道を編隊走行させる制御手法も知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記同一軌道上を編隊走行するためには、編隊を構成している各移動体が、自身の現在の位置を正確に認識しながら、予め指定された軌道上を自律的に移動する必要がある。
自律移動ロボットの自己位置認識技術として、事前に記憶した地図上のランドマークの位置と、測域センサから得られたランドマークの位置を照合する方法が知られている。
図16は特許文献1において複数の移動体が同一軌道上を編隊走行する場合のイメージを示す図である。追従される移動ロボット20と、追従する移動ロボット50は、それぞれ測域センサ40を備える。
これらの移動ロボット20,50は環境地図を記憶しており、既知の環境を走行している。追従される移動ロボット20は予め指定された経路を、測域センサ40を用いて自己位置を認識しながら、指定された速度で自律移動する。追従する移動ロボット50も、予め指定された経路を、測域センサ40を用いて自己位置を認識しながら、指定された速度で自律移動する。
この時、両移動ロボット20,50は同じ速度で走行するため、一定の距離を確保してから追従する移動ロボット50が動作を開始すれば、これらの移動ロボット20,50は、一定の距離を確保しつつ、同一軌道上を編隊走行することができる。
特開2011−169055号公報
しかしながら従来の技術では、追従される移動ロボット20が走行経路上に存在する障害物の回避動作を行ったり、さらに減速したりした場合、追従される移動ロボット20が追従する移動ロボット50に追い抜かれたりして、編隊を崩してしまうという課題がある。
本発明は、このような課題を解決するものであり、移動ロボットの走行経路上に障害物が存在する場合でも、複数台の移動ロボットが同一軌道において、編隊走行することが可能な移動体および移動体の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る移動体は、走行経路情報を記憶する地図部と、周囲に存在する物体が追従すべき移動体であるか否かを認識する知能部と、を有する移動体であって、知能部は、物体が追従すべき移動体であり、かつ、追従すべき移動体が走行経路情報の示す走行経路上に存在しない場合、移動体の所定の位置と追従すべき移動体との間の距離を半径とし、所定の位置を中心とした円弧と走行経路との交点である2点のうち、追従すべき移動体に近い交点を一時的な目的地に設定する。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る移動体は、走行経路情報を記憶する地図部と、周囲に存在する物体が追従すべき移動体であるか否かを認識する知能部と、を有し、知能部は、物体が追従すべき移動体であり、かつ、追従すべき移動体が走行経路情報の示す走行経路上に存在しない場合、追従すべき移動体の位置から走行経路に引いた垂線と、走行経路との交点を一時的な目的地に設定する。
また、上記目的を達成するために本発明に係る移動体の制御方法は、周囲に存在する物体が追従すべき移動体であるか否かを認識するステップと、物体が追従すべき移動体であり、かつ、追従すべき移動体が走行経路情報の示す走行経路上に存在しない場合、移動体の所定の位置と追従すべき移動体との間の距離を半径とし、所定の位置を中心とした円弧と走行経路との交点である2点のうち、追従すべき移動体に近い交点を一時的な目的地に設定するステップと、を含む。
本発明によれば、自律移動技術を用いて複数の移動ロボットに同一軌道上を編隊走行させた際に、追従される移動ロボットが何らかの影響を受けて減速してしまった場合でも、編列を崩すことなく、編隊走行を継続することができる。
移動ロボットの一例を示す斜視図 実施の形態1に係る移動ロボットの制御部の一例を示すブロック図 地図部に記憶される地図情報が示す地図の一例を示す図 制御部が実行する自律移動制御処理の一例を示すフローチャート 移動ロボットの自律移動の一例を示す図 移動ロボットが編隊走行する際のイメージを示す図 実施の形態1に係る移動ロボットの局所的目的地算出処理の一例を示すフローチャート 測域センサがスキャン範囲内において認識マークを検出するイメージを示す図 測域センサがスキャン範囲内において障害物を検出するイメージを示す図 親機である移動ロボットと子機である移動ロボットの走行経路の交点を局所的目的地に設定するイメージを示す図 親機である移動ロボットを子機である移動ロボットの走行経路上に射影した点を局所的目的地に設定する一例を示す図 親機である移動ロボットを子機である移動ロボットの走行経路上に射影した点を局所的目的地に設定する別の例を示す図 親機である移動ロボットを子機である移動ロボットの走行経路上に射影した点を局所的目的地に設定するさらに別の例を示す図 ステップS27にて局所的目的地を算出するイメージを示す図 移動ロボットの編隊走行時のイメージを示す図 特許文献1において複数の移動体が同一の経路上を編隊走行する場合のイメージを示す図 実施の形態2に係る移動ロボットの制御部の一例を示すブロック図 実施の形態2に係る移動ロボットの局所的目的地算出処理の一例を示すフローチャート 測域センサがスキャン範囲内において移動ロボットを検出するイメージを示す図 親機である移動ロボットと子機である移動ロボットの走行経路の交点を局所的目的地に設定するイメージを示す図 親機である移動ロボットを子機である移動ロボットの走行経路上に射影した点を局所的目的地に設定する一例を示す図 親機である移動ロボットを子機である移動ロボットの走行経路上に射影した点を局所的目的地に設定する別の例を示す図 親機である移動ロボットを子機である移動ロボットの走行経路上に射影した点を局所的目的地に設定するさらに別の例を示す図
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。なお、同じ構成要素には同じ符号を付している。また、図面は、理解しやすくするためにそれぞれの構成要素を模式的に示している。
まず、本発明の実施の形態1に係る移動ロボットの構成について説明する。図1は、移動ロボット100の一例を示す斜視図である。移動ロボット100は、移動ロボット本体3と、移動ロボット本体3の下部後方に設けられた一対の駆動輪1と、移動ロボット本体3の下部前方に設けられた1つの準輪2と、移動ロボット本体3の上部前方に設けられた測域センサ4と、移動ロボット本体3の内部に設けられた制御部5を有している。
また、移動ロボット本体3の背面には、各移動ロボット100に固有の認識マーカーが取り付けられている。認識マーカーは、当該移動ロボット100に追従して走行する他の移動ロボット100の測域センサ4によって認識される。認識マーカーは、測域センサ4と同じ高さに設けられる。
一対の駆動輪1は、準輪2とともに移動ロボット本体3を支持する部材である。一対の駆動輪1は、図1に示すように、矢印aの方向に回転することによって、移動ロボット100を矢印bの方向(進行方向)に走行させる。また、一対の駆動輪1はそれぞれ、矢印aの方向及び矢印aとは逆方向に個別に回転駆動できる。一対の駆動輪1が互いに異なる方向に回転することで、移動ロボット100は、超信地旋回動作を行うことができる。
準輪2は、上述したように、一対の駆動輪1とともに移動ロボット本体3を支持する部材である。準輪2は、移動ロボット本体3の下部前方において走行面に垂直な軸を中心に回転自在に取り付けられている。
測域センサ4は、測域センサ4のスキャン範囲内にある物体を検出するセンサである。すなわち、測域センサ4は、周囲に存在する物体を検知する。また、測域センサ4は、移動ロボット本体3の背面に取り付けられた認識マーカーを検知する。測域センサ4は、例えば、レーザを利用した測域センサ4である。測域センサ4は、移動ロボット本体3の進行方向最前部に取りつけられている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る移動ロボット100の制御部5の一例を示すブロック図である。制御部5は、地図部6と、目的地設定部7と、センサデータ取得部8と、自己位置推定部9と、知能部10と、駆動輪制御部11と、を備える。
地図部6は、移動ロボット100が移動する空間の地図情報を記憶する記憶部である。図3は、地図部6に記憶される地図情報が示す地図の一例を示す図である。地図情報は、2次元空間情報であってもよいし、3次元空間情報であってもよい。地図部6に記憶される地図情報には、図3に示すように予めいくつかの目的地15と、その目的地15を結ぶ走行経路16が設定されている。すなわち、地図部6は、移動ロボット100の走行経路情報を記憶する。地図情報に設定された目的地15には、それぞれ、個別の目的地番号が付与されている。
目的地設定部7は、地図部6に記憶される地図情報の中の特定の位置を移動ロボット100の移動目的先として登録する処理部である。目的地15の設定は、各目的地15に対応して記憶された目的地番号を設定することにより行われる。
センサデータ取得部8は、測域センサ4で計測された計測データを入力する入力部である。センサデータ取得部8で取得された計測データは、自己位置推定部9に送信される。
自己位置推定部9は、地図部6に記憶された地図情報及びセンサデータ取得部8で取得した計測データに基づいて移動ロボット100の現在位置の座標情報を算出する処理部である。
知能部10は、地図部6に記憶された地図情報、測域センサ4で計測された計測データ、目的地設定部7で設定された目的地番号、自己位置推定部9で算出された現在位置座標情報などを受信する。知能部10は、受信したこれらの情報に基づいて、障害物認識や各移動ロボット100の識別、移動ロボット100が走行する経路の経路情報の生成などを行う処理部である。
駆動輪制御部11は、知能部10が生成した経路情報に基づいて駆動輪1を制御する。駆動輪制御部11は、例えば、サーボモータを含み、サーボモータによって駆動輪1を駆動する。
次に、移動ロボット100の自律移動動作について説明する。図4は、制御部5が実行する自律移動制御処理の一例を示すフローチャートである。
この自律移動制御処理において、まず、目的地設定部7は、目的地15の設定を行う(ステップS1)。
この場合、目的地設定部7は、知能部10に目的地15の目的地番号を送信する。また、知能部10は地図部6から地図情報を取得する。これにより、知能部10は、移動ロボット100がこれから向かう目的地15の座標と目的地15までの走行経路16を把握する。
次に、経路追従処理が実行される。この経路追従処理により、知能部10が把握した経路に沿って移動ロボット100は移動することができる。
経路追従処理には、局所的目的地算出処理(ステップS2)、目的地到着判定処理(ステップS3)、局所的経路追従処理(ステップS4)が含まれる。
局所的目的地算出処理(ステップS2)において、知能部10は、局所的目的地の算出および設定を行う。局所的目的地とは、現在目指すべき直近の一時的な目的地である。具体的な算出方法については後述する。
次に、目的地判定処理(ステップS3)において、知能部10は、移動ロボット100が目的地15に到着したか否かを判定する。
具体的には、知能部10は、局所的目的地が目的地15と一致するか否かを判定し、それらが一致する場合に、自己位置推定部9で算出された移動ロボット100の現在位置、すなわち、自己位置と目的地設定部7で設定された目的地15との間の距離を計算する。
そして、知能部10は、その距離が予め定められた一定の距離N以下である場合、移動ロボット100が目的地15に到着したと判定する。一方、局所的目的地が目的地15と一致しない場合、または、上記距離が距離Nより大きい場合、移動ロボット100が目的地15に到着していないと判定する。
移動ロボット100が目的地15に到着していないと判定された場合(ステップS3においてNoの場合)、局所的経路追従処理(ステップS4)において、知能部10は、自己位置推定部9から現在の自己位置の情報を受信し、現在の自己位置から局所的目的地までの最短経路を算出する。
そして、知能部10は、算出した最短経路を移動ロボット100が走行するように駆動輪制御部11に対して指令を出力する。駆動輪制御部11は、知能部10から受信した指令に基づいて駆動輪1を制御する。
最短経路の算出には、例えば、A*(エースター)アルゴリズムを用いることができる。このアルゴリズムは、障害物が存在した場合でも、障害物を避けた最短経路を算出することができる。
また、現在の自己位置から局所的目的地までの最短経路を算出する際、知能部10は、現在の自己位置から局所的目的地までの最短経路の距離が予め定められた距離M未満になったか否かを判定する。
最短経路の距離が距離M未満になった場合、知能部10は、移動ロボット100が一時停止すべきと判断する。そして、知能部10は、駆動輪制御部11に、駆動輪1の駆動を停止させる。これにより、移動ロボット100は停止する。
知能部10が、移動ロボット100が一時停止すべきと判断した後、移動ロボット100の自己位置と局所的目的地との間の距離が再び距離M以上になった場合は、知能部10は、移動を再開すべきと判断する。この場合、知能部10は、駆動輪制御部11に、駆動輪1の駆動を再開させる。これにより、移動ロボット100の移動が再開する。
このように、ステップS3において、移動ロボット100が目的地15に到着したと判定されるまで、局所的目的地算出処理(ステップS2)、目的地到着判定処理(ステップS3)、局所的経路追従処理(ステップS4)が繰り返し実行される。これにより、移動ロボット100は徐々に目的地15に近づく。
ステップS3において、移動ロボット100が目的地15に到着したと判定された場合(ステップS3においてYesの場合)、知能部10は、駆動輪制御部11に、駆動輪1の駆動を停止させる。これにより、移動ロボット100の移動は停止する(ステップS5)。
次に、自律移動制御処理によって制御される移動ロボット100の挙動について説明する。図5は、本発明の実施の形態1に係る移動ロボット100の自律移動の一例を示すイメージ図である。図5に示す例では、図4に示した自律移動制御処理のステップS1において、目的地15および走行経路16が既に設定されているものとする。
図5の上段は、時刻T=t1において、移動ロボット100が、目的地15につながる走行経路16上に設定された局所的目的地17に向かって、最短経路18を走行している状態を示している。また、図5の中段は、時刻T1よりも後の時刻T=t2において、移動ロボット100が、走行経路16上に設定された局所的目的地17に向かって、最短経路18を走行している状態を示している。
移動ロボット100が局所的目的地17に向かって走行している間、知能部10は、図4を用いて説明した局所的目的地算出処理(ステップS2)、目的地到着判定処理(ステップS3)、および、局所的経路追従処理(ステップS4)を繰り返し実行する。
一方、図5の下段は、時刻T2よりもあとの時刻T=t3において、移動ロボット100が、目的地15と一致する局所的目的地17に向かって、最短経路18を走行している状態を示している。
この場合、知能部10は、自己位置推定部9で算出された移動ロボット100の現在の自己位置と目的地設定部7で設定された目的地15との間の距離が距離N以下であるか否かを判定することにより、移動ロボット100が目的地15に到着したか否かを判定する。
次に、移動ロボット100を複数台用いた編隊走行について説明する。図6は、本発明の実施形態に係る移動ロボット100が編隊走行する際のイメージを示す図である。ここでは、2台の移動ロボット101,102が編隊走行する場合を例にして説明する。
移動ロボット101は追従される親機であり、移動ロボット102は追従する子機である。まず、図4で説明した局所的目的地算出処理(ステップS2)についてさらに詳細に説明する。図7は、局所的目的地算出処理を示すフローチャートである。
局所的目的地算出処理では、まず、知能部10は、測域センサ4のスキャン範囲内に親機である移動ロボット101が存在するか否かを判断する(ステップS21)。
スキャン範囲内に親機である移動ロボット101が存在するか否かは、測域センサ4がそのスキャン範囲内で移動ロボット101の背面に付設された認識マーカー12を検出したか否かで判断される。
図8は、測域センサ4がそのスキャン範囲70内において認識マーカー12を検出するイメージを示している。親機である移動ロボット101に付設された認識マーカー12が子機である移動ロボット102に設けられた測域センサ4のスキャン範囲70内に存在する場合、親機101の認識マーカー12は、子機である移動ロボット102の測域センサ4によって検出される。
測域センサ4のスキャン範囲70内に親機である移動ロボット101が存在する場合(ステップS21においてYesの場合)、知能部10は、認識マーカー12が、子機である移動ロボット102の走行経路16上に存在するか否かを判定する(ステップS22)。
認識マーカー12が子機である移動ロボット102の走行経路16上に存在すると判定された場合(ステップS22においてYesの場合)、知能部10は、親機である移動ロボット101と子機である移動ロボット102の走行経路16との交点を算出し、その交点を局所的目的地17に設定して(ステップS23)、局所的目的地算出処理を終了する。
認識マーカー12が子機である移動ロボット102の走行経路16上に存在しないと判定された場合(ステップS22においてNoの場合)、知能部10は、親機である移動ロボット101を上記走行経路16上に射影した点を算出し、その点を局所的目的地17に設定し(ステップS24)、局所的目的地算出処理を終了する。
測域センサ4のスキャン範囲70内に認識マーカー12が検出されなかった場合(ステップS21においてNoの場合)、知能部10は、測域センサ4のスキャン範囲70内に認識マーカー12を備える親機以外の障害物が存在するか否かを判定する(ステップS25)。
図9に、測域センサ4がそのスキャン範囲70内において障害物19を検出するイメージを示す。障害物19が測域センサ4のスキャン範囲70内に存在する場合、障害物19は、子機である移動ロボット102の測域センサ4によって検出される。
子機である移動ロボット102に設けられた測域センサ4のスキャン範囲70内に障害物19が存在すると判定された場合(ステップS25においてYesの場合)、知能部10は、障害物19が子機である移動ロボット102の走行経路16上に存在するか否かを判定する(ステップS26)。
障害物19が子機である移動ロボット102の走行経路16上に存在すると判定された場合(ステップS26においてYesの場合)、知能部10は、障害物19と上記走行経路16の交点を算出し、その交点を局所的目的地17に設定して(ステップS27)、局所的目的地算出処理を終了する。
局所的目的地17を障害物19と走行経路16との交点に設定する理由は、走行経路16上において障害物19が検知された場合、当該障害物19が人間などの移動する物体である可能性が高いからである。例えば、編隊走行時に、走行経路16を横切るように歩行する人間が走行経路16上において検知された場合を想定する。この場合、親機である移動ロボット101と、子機である移動ロボット102がそれぞれ、歩行する人間を迂回して走行しようとすると、各移動ロボット101,102の編隊が崩れてしまう恐れがある。そのため、走行経路16上に障害物19が検知された場合、知能部10は、走行経路16上に局所的目的地17を一旦設定する。この場合、人間が、走行経路16上からスキャン範囲70外に移動すると、各移動ロボット101,102は移動を再開する。
子機である移動ロボット102の測域センサ4のスキャン範囲70内に障害物19が存在しない場合(ステップS25においてNoの場合)、知能部10は、上記走行経路16上の一定距離だけ先の位置を算出し、その位置を局所的目的地17に設定して(ステップS28)、局所的目的地算出処理を終了する。
また、測域センサ4によって検出された障害物19が、子機である移動ロボット102の走行経路16上に存在しない場合(ステップS26においてNoの場合)も同様に、知能部10は、局所的目的地17を、上記走行経路16上の一定距離だけ先の位置に設定する(ステップS28)。ただし、子機である移動ロボット102が走行経路16上の一定距離だけ先の位置に到達するまでに障害物19に衝突すると知能部10が判定した場合、移動ロボット102は、一定距離だけ先に設定された局所的目的地17まで障害物19を回避して走行する。
次に、図7に示したステップS23,S24,S27及びS28の処理における局所的目的地17の算出方法について説明する。
図10は、知能部10が、親機である移動ロボット101と子機である移動ロボット102の走行経路16の交点を局所的目的地17に設定するイメージを示す図である。
ステップS23では、図10に示すように子機である移動ロボット102の走行経路16と認識マーカー12の交わる箇所を局所的目的地17に設定する。
図11〜図13は、知能部10が、親機である移動ロボット101を子機である移動ロボット102の走行経路16上に射影した点を局所的目的地17に設定するイメージを示す図である。
ステップS24では、図11に示すように、親機である移動ロボット101の位置(例えば、認識マーカー12の中点)と、子機である移動ロボット102の位置(例えば、測域センサ4の中心位置)との距離を算出し、その距離を半径として、測域センサ4の中心位置を中心とする円弧を描く。そして、この円弧と子機である移動ロボット102の走行経路16との交点を局所的目的地17に設定する。
また、移動ロボット100の位置から移動ロボット100の進行方向に対して垂直に延びる直線と走行経路16との交点を局所的目的地17としてもよい。例えば、図12に示すように、子機である移動ロボット102から見て、認識マーカー12の最左点と最右点を結ぶ直線を描き、その直線と子機である移動ロボット102の走行経路16との交点を局所的目的地17とすることが考えられる。
また、図13に示すように、認識マーカー12の中点から子機である移動ロボット102の走行経路16に垂線を描き、その垂線と上記走行経路16の交点を局所的目的地17としても良い。
図14は、ステップS27にて局所的目的地17を算出するイメージを示す図である。ステップS27では、図14に示すように、障害物19と子機である移動ロボット102の走行経路16との交点を局所的目的地17に設定する。
ステップS28では、前述のように、子機である移動ロボット102の現在位置より、上記走行経路16上を一定の距離Lだけ進んだ位置を局所的目的地17に設定する。
次に、具体的な編体走行の様子について説明する。図15は、本発明の実施形態における移動ロボット100の編隊走行時のイメージを示す図である。
図15(a)は移動ロボット101の走行経路16上に障害物19が存在していない時の様子を示している。親機である移動ロボット101は、走行経路16上に障害物19が存在していないため、局所的目的地17をステップS28における処理で算出し、自律移動を行っている。
一方、子機である移動ロボット102は、走行経路16上に親機である移動ロボット101の認識マーカー12を検出しているため、局所的目的地17をステップS23における処理で算出し、自律移動を行っている。
図15(b)は、走行経路16付近に障害物19があり、親機である移動ロボット101が、一旦、走行経路16から逸れる場合の様子を示している。
親機である移動ロボット101は、走行経路16上に障害物19が存在していないため、局所的目的地17を走行経路16上に位置するように、ステップS28における処理で算出し、自律移動を行っている。
しかし、走行経路16上をそのまま進むと障害物19に衝突すると知能部10が判定した場合は、障害物19との衝突を避けるため、局所的目的地17までの最短経路18は障害物19を迂回する経路となる。すなわち、親機である移動ロボット101の知能部10は、障害物19の回避動作を行うと判定する。
一方、子機である移動ロボット102は、測域センサ4のスキャン範囲70内に認識マーカー12を検出しているため、局所的目的地17をステップS24における処理で算出し、自律移動を行っている。つまり、子機である移動ロボット102は、親機である移動ロボット101を走行経路16上に射影した点を局所的目的地17として設定し、自律移動を行う。このため、子機である移動ロボット102は、親機である移動ロボット101を走行経路16上に射影した位置よりも前を走行しない。すなわち、子機である移動ロボット102は、親機である移動ロボット101を追い越すことは無い。
親機である移動ロボット101が最短経路18を進み、子機である移動ロボット102が走行経路16をさらに進むと、子機である移動ロボット102の知能部10は、移動ロボット102が障害物19に衝突すると判定する。この場合、親機である移動ロボット101と同様、子機である移動ロボット102は、障害物19との衝突を避ける最短経路18が設定される。
なお、子機である移動ロボット102が走行経路16上を進み、測域センサ4が障害物19を検知すると、親機である移動ロボット101と同様に、局所的目的地17までの最短経路18は障害物19を迂回する経路となる。すなわち、子機である移動ロボット102の知能部10も、障害物19の回避動作を行うと判定する。
図15(c)は、走行経路16上に障害物19が存在している時の様子を示している。親機である移動ロボット101は、走行経路16上に障害物19が存在しているため、局所的目的地17をステップS27における処理で算出し、自律移動を行っている。
この時、親機である移動ロボット101の現在位置と局所的目的地17の距離は一定距離M未満になるため、移動ロボット101は一時停止する。
一方、子機である移動ロボット102は、走行経路16上に親機の認識マーカー12を検出しているため、局所的目的地17をステップS24における処理で算出し、自律移動を行っている。
この時、親機である移動ロボット101が一時停止しており、子機である移動ロボット102の現在位置と局所的目的地17との間の距離は一定距離M未満になるため、移動ロボット102も一時停止する。
その後、この障害物19が走行経路16から移動した場合、図15(a)に示すように走行経路16上に障害物19が存在していない状態になるため、親機である移動ロボット101は、局所的目的地17をステップS28の処理で算出する。
この時、局所的目的地17と親機である移動ロボット101の現在位置との間の距離が一定距離M以上になるため、親機である移動ロボット101は自律移動を再開する。
一方、子機である移動ロボット102も親機である移動ロボット101が自律移動を再開することによって、局所的目的地17と子機である移動ロボット102の位置の距離が一定距離M以上になるため、自律移動を再開する。
以上の処理を行うことにより、例えば、エアーターミナル等の移動障害物が周囲に存在する環境でも、複数台の移動ロボット100を同一軌道上において編隊走行させる際の複数台の移動ロボット100の追従制御が可能となる。
なお、本発明の実施の形態1では、各移動ロボット100を識別する構成として、測域センサ4が認識マーカー12を検知して知能部10が移動ロボット100を認識するものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、測域センサ4が、移動ロボット100の外形形状を検知して形状データを取得し、移動ロボット100を認識するようにしてもよい。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2における局所的目的地算出処理では、測域センサ4によって検知される検知物の位置情報および各移動ロボット101、102が互いに共有する各移動ロボット101,102の自己位置の情報に基づいて、測域センサ4のスキャン範囲70内に移動ロボット101が存在するか否かが判定される。ここで、自己位置とは、例えば、移動ロボット101,102の進行方向を前方とした場合、各移動ロボット101,102の背面における左右方向の中心位置である。
図17は、本発明の実施の形態2に係る制御部5の一例を示すブロック図である。制御部5は、地図部6と、目的地設定部7と、センサデータ取得部8と、自己位置推定部9と、知能部10と、駆動輪制御部11と、通信部21とを備える。
地図部6、目的地設定部7、センサデータ取得部8、自己位置推定部9、知能部10および駆動輪制御部11は、実施の形態1と同様のものである。
通信部21は、複数台の移動ロボット101,102が編隊走行を行う際に、各移動ロボット101,102同士が情報をやり取りするための通信装置である。通信部21は、例えば、互いに自己位置の情報をやり取りする。
次に、実施の形態2に係る移動ロボット101,102が、編隊走行を行う際の局所的目的地17の算出方法について説明する。ここでは、図6に示すように、2台の移動ロボット101,102が編隊走行する場合を例にして説明する。
移動ロボット101は追従される親機であり、移動ロボット102は追従する子機である。親機である移動ロボット101と子機である移動ロボット102との間では、通信部21を通して、自己位置推定部9で推定された自己位置の情報のやり取りが行われ、移動ロボット101,102は、互いの自己位置の情報を共有している。図18は、局所的目的地算出処理を示すフローチャートである。
局所的目的地算出処理では、まず、知能部10は、測域センサ4のスキャン範囲70内に親機である移動ロボット101が存在するか否かを判断する(ステップS31)。
スキャン範囲70内に親機である移動ロボット101が存在するか否かは、次のように判定される。まず、知能部10は各移動ロボット101,102の間で共有されている移動ロボット101の自己位置と移動ロボット102の自己位置との間の距離を算出する。この距離を便宜上、推定距離という。
次に、知能部10は、測域センサ4のスキャン範囲30内において測域センサ4の最も近くで検知された検知物と測域センサ4との間の距離に基づいて、当該検知物と移動ロボット102の位置との間の距離を算出する。この距離を便宜上、検知距離という。ここで、移動ロボット102の位置とは、例えば、移動ロボット102の進行方向を前方向とした場合、移動ロボット102の背面における左右方向の中心位置である。
最後に、知能部10は、推定距離と検知距離の差分が所定のしきい値以下であるか否かが判定する。推定距離を示す値と検知距離を示す値の差分が所定のしきい値以下である場合、すなわち、推定距離を示す値と検知距離を示す値の差分が小さい場合、または、零である場合、スキャン範囲70内に親機である移動ロボット101が存在すると判定される。
このような処理を行うことより、測域センサ4のスキャン範囲70内に親機である移動ロボット101が存在するか否かが判定される。
なお、知能部10は、各移動ロボット101,102の間で共有されている移動ロボット101の自己位置と移動ロボット102の自己位置とに基づいて、親機である移動ロボット101を認識するようにしてもよい。
図19は、移動ロボット101の自己位置111と移動ロボット102の自己位置112との間の距離、すなわち推定距離が、スキャン範囲70内において測域センサ4の最も近くで検知された検知物と移動ロボット102との間の距離、すなわち検知距離が一致しているイメージを示している。親機である移動ロボット101が子機である移動ロボット102に設けられた測域センサ4のスキャン範囲70内に存在し、かつ、自己位置推定部9で推定される自己位置111,112が、実際の各移動ロボット101,102の位置とずれていない場合、検知された親機である移動ロボット101の位置と子機である移動ロボット102の位置との間の距離と、移動ロボット101の自己位置111と移動ロボット102の自己位置112との間の距離とが一致する。
ここで、図18の説明に戻る。測域センサ4のスキャン範囲70内に親機である移動ロボット101が存在する場合(ステップS31においてYesの場合)、知能部10は、移動ロボット101の自己位置111が、子機である移動ロボット102の走行経路16上に存在するか否かを判定する(ステップS32)。
移動ロボット101の自己位置111が子機である移動ロボット102の走行経路16上に存在すると判定された場合(ステップS32においてYesの場合)、知能部10は、親機である移動ロボット101と子機である移動ロボット102の走行経路16との交点を算出し、その交点を局所的目的地17に設定して(ステップS33)、局所的目的地算出処理を終了する。
移動ロボット101の自己位置111が子機である移動ロボット102の走行経路16上に存在しないと判定された場合(ステップS32においてNoの場合)、知能部10は、親機である移動ロボット101を上記走行経路16上に射影した点を算出し、その点を局所的目的地17に設定し(ステップS34)、局所的目的地算出処理を終了する。
親機である移動ロボット101がスキャン範囲70内に存在しないと判定された場合(ステップS31においてNoの場合)、知能部10は、測域センサ4のスキャン範囲70内に親機以外の障害物19が存在するか否かを判定する(ステップS35)。
子機である移動ロボット102に設けられた測域センサ4のスキャン範囲70内に障害物19が存在すると判定された場合(ステップS35においてYesの場合)、知能部10は、障害物19が子機である移動ロボット102の走行経路16上に存在するか否かを判定する(ステップS36)。
障害物19が子機である移動ロボット102の走行経路16上に存在すると判定された場合(ステップS36においてYesの場合)、知能部10は、障害物19と上記走行経路16の交点を算出し、その交点を局所的目的地17に設定して(ステップS37)、局所的目的地算出処理を終了する。
子機である移動ロボット102の測域センサ4のスキャン範囲70内に障害物19が存在しない場合(ステップS35においてNoの場合)、知能部10は、上記走行経路16上の一定距離だけ先の位置を算出し、その位置を局所的目的地17に設定して(ステップS38)、局所的目的地算出処理を終了する。
また、測域センサ4によって検出された障害物19が、子機である移動ロボット102の走行経路16上に存在しない場合(ステップS36においてNoの場合)も同様に、知能部10は、局所的目的地17を、上記走行経路16上の一定距離だけ先の位置に設定する(ステップS38)。ただし、子機である移動ロボット102が走行経路16上の一定距離だけ先の位置に到達するまでに障害物19に衝突すると知能部10が判定した場合、移動ロボット102は、一定距離だけ先に設定された局所的目的地17まで障害物19を回避して走行する。
次に、図18に示したステップS33,S34,S37及びS38の処理における局所的目的地17の算出方法について説明する。
図20は、知能部10が、親機である移動ロボット101と子機である移動ロボット102の走行経路16の交点を局所的目的地17に設定するイメージを示す図である。
ステップS33では、図20に示すように子機である移動ロボット102の走行経路16と移動ロボット101の自己位置111の交わる箇所を局所的目的地17に設定する。
図21〜図23は、知能部10が、親機である移動ロボット101の自己位置111を子機である移動ロボット102の走行経路16上に射影した点を局所的目的地17に設定するイメージを示す図である。
ステップS34では、図21に示すように、親機である移動ロボット101の自己位置111と、子機である移動ロボット102の、例えば、測域センサ4の中心位置との距離を算出し、その距離を半径として、測域センサ4の中心位置を中心とする円弧を描く。そして、この円弧と子機である移動ロボット102の走行経路16との交点を局所的目的地17に設定する。
また、移動ロボット100の位置から移動ロボット100の進行方向に対して垂直に延びる直線と走行経路16との交点を局所的目的地17としてもよい。例えば、図22に示すように、子機である移動ロボット102から見て、移動ロボット101の自己位置111を通り、移動ロボット101の背面に沿うような直線を描き、その直線と子機である移動ロボット102の走行経路16との交点を局所的目的地17とすることが考えられる。
また、図23に示すように、移動ロボット101の自己位置111から子機である移動ロボット102の走行経路16に垂線を描き、その垂線と上記走行経路16の交点を局所的目的地17としても良い。
以上説明したように、実施の形態2における局所的目的地算出処理では、測域センサ4によって検知される検知物の位置情報および各移動ロボット101,102が互いに共有している自己位置111,112の情報に基づいて、親機101がスキャン範囲70内に存在するか否かを判定している。これにより、実施の形態1と同様、移動ロボット100の走行経路16上に障害物19が存在する場合でも、複数台の移動ロボット100が同一軌道において、編隊走行することが可能となる。
2017年8月7日出願の特願2017−152523の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は自律移動ロボットや、自動運転の分野において広く利用可能である。
1 駆動輪
2 準輪
3 移動ロボット本体
4 測域センサ
5 制御部
6 地図部
7 目的地設定部
8 センサデータ取得部
9 自己位置推定部
10 知能部
11 駆動輪制御部
12 認識マーカー
15 目的地
16 走行経路
17 局所的目的地
18 最短経路
19 障害物
20 追従される移動ロボット
21 通信部
40 測域センサ
50 追従する移動ロボット
70 スキャン範囲
100 移動ロボット
101 編隊走行時の移動ロボット(親機)
102 編隊走行時の移動ロボット(子機)
111 自己位置
112 自己位置

Claims (9)

  1. 走行経路情報を記憶する地図部と、
    周囲に存在する物体が追従すべき移動体であるか否かを認識する知能部と、を有する移動体であって、
    前記知能部は、前記物体が前記追従すべき移動体であり、かつ、前記追従すべき移動体が前記走行経路情報の示す走行経路上に存在しない場合、前記移動体の所定の位置と前記追従すべき移動体との間の距離を半径とし、前記所定の位置を中心とした円弧と前記走行経路との交点である2点のうち、前記追従すべき移動体に近い交点を一時的な目的地に設定することを特徴とする移動体。
  2. 前記知能部は、前記物体が障害物であり、前記走行経路情報が示す前記走行経路上に前記障害物が存在すると判定した場合、前記障害物と前記走行経路の交点を前記一時的な目的地に設定することを特徴とする請求項1に記載の移動体。
  3. 前記知能部は、前記物体が障害物であり、かつ、前記走行経路情報が示す走行経路上に前記障害物が存在しないと判定した場合、前記知能部は前記障害物の回避動作を行うと判定することを特徴とする、請求項1に記載の移動体。
  4. 前記物体を検知するセンサをさらに備えることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の移動体。
  5. 前記センサは、前記追従すべき移動体の背面に備えられた認識マーカーを検知し、
    前記知能部は、前記センサが検知した前記認識マーカーに基づいて前記追従すべき移動体を認識することを特徴とする、請求項に記載の移動体。
  6. 前記センサは、前記物体の形状を検知し、
    前記知能部は、前記センサが検知した前記物体の形状に基づいて前記追従すべき移動体を認識する請求項に記載の移動体。
  7. 前記追従すべき移動体の自己位置の情報を受信する通信部をさらに有し、
    前記知能部は、前記通信部が受信した前記自己位置の情報に基づいて前記追従すべき移動体を認識する請求項1〜の何れか1項に記載の移動体。
  8. 走行経路情報を記憶する地図部と、
    周囲に存在する物体が追従すべき移動体であるか否かを認識する知能部と、を有し、
    前記知能部は、前記物体が前記追従すべき移動体であり、かつ、前記追従すべき移動体が前記走行経路情報の示す走行経路上に存在しない場合、前記追従すべき移動体の位置から前記走行経路に引いた垂線と、前記走行経路との交点を一時的な目的地に設定することを特徴とする移動体。
  9. 移動体の制御方法であって、
    周囲に存在する物体が追従すべき移動体であるか否かを認識するステップと、
    前記物体が前記追従すべき移動体であり、かつ、前記追従すべき移動体が走行経路情報の示す走行経路上に存在しない場合、前記移動体の所定の位置と前記追従すべき移動体との間の距離を半径とし、前記所定の位置を中心とした円弧と前記走行経路との交点である2点のうち、前記追従すべき移動体に近い交点を一時的な目的地に設定するステップと、を含む移動体の制御方法。
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