JP6769067B2 - 多板クラッチ - Google Patents

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Description

本発明は、複数の摩擦連結部を有する多板クラッチに関する。
従来から、限られたクラッチスペースで大きいトルク容量を確保するために多板クラッチが用いられている。多板クラッチは、複数の摩擦連結部を有するクラッチである。例えば2つの摩擦連結部を有するクラッチは、ツインクラッチとも呼ばれる。以下、ツインクラッチを例にあげて、従来の多板クラッチを説明する。
従来の多板クラッチ(ツインクラッチ)では、フライホイールとプレッシャープレートとの間に、2つの摩擦連結部が中間プレートを挟んで配置されており、2つの摩擦連結部を介してフライホイールからクラッチディスクにトルクが伝達される。このような多板クラッチ(ツインクラッチ)では、2つの摩擦連結部の間に配置される中間プレートの位置や移動特性をきちんと制御することが重要になる。例えば、クラッチ断にした状態で、中間プレートをフライホイールとプレッシャープレートの間で中間位置に保つ必要がある。中間プレートが中間位置からずれて一方の摩擦連結部に接触すると、引き摺りトルクが生じてしまうからである。
そこで従来、フライホイールと中間プレートをストラッププレートで連結し、プレッシャープレートと中間プレートとの間に圧縮状態で配置されたコイルスプリングを設けたツインクラッチが提案されている(特許文献1参照)。この従来のツインクラッチでは、クラッチを接続した状態で、ストラッププレートが、中間プレートに対してフライホイールから離れる方向に付勢力を与え、コイルスプリングが、中間プレートに対してフライホイールに近づく方向(ストラッププレートとは逆の方向)に付勢力を与えている。そして、コイルスプリングのばね定数は、ストラッププレートのばね定数と実質的に同一とされている。そのため、クラッチを断にしたときに中間プレートがプレッシャープレートとフライホイールとの中間位置に配置される。
特開平10−103371号公報
しかしながら、従来の多板クラッチでは、中間プレートをプレッシャープレートとフライホイールとの中間位置に配置するための構成として、ストラッププレートとコイルスプリングという2つの弾性部材が用いられており、部品点数が多いという問題があった。また、従来の多板クラッチでは、コイルスプリングが用いられており、プレッシャープレートと中間プレートとの間にコイルスプリングを圧縮状態で配置するときの組付性が低いという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、部品点数を削減することができ、組付性を向上することのできる多板クラッチを提供することを目的とする。
本発明の多板クラッチは、フライホイールと、前記フライホイール側に付勢部材により付勢されているプレッシャープレートと、前記フライホイールと前記プレッシャープレートとの間に配置される中間プレートと、前記フライホイールと前記中間プレートとの間に配置される第1の摩擦連結部と、前記中間プレートと前記プレッシャープレートとの間に配置される第2の摩擦連結部とを有するクラッチディスクと、を備え、前記中間プレートには、第1の弾性部と第2の弾性部とを有する弾性部材が取り付けられており、前記第1の弾性部は、一方の端部が前記中間プレートに固定されるとともに他方の端部が前記フライホイールに固定され、前記フライホイールから離れる方向の弾性付勢力を前記中間プレートに与えるように構成され、前記第2の弾性部は、一方の端部が前記中間プレートに固定されるとともに他方の端部が前記プレッシャープレートに当接し、前記フライホイールに近づく方向の弾性付勢力を前記中間プレートに与えるように構成されている。
この構成によれば、単一の弾性部材に2つの弾性部(第1の弾性部および第2の弾性部)が設けられる。そして、クラッチ断の状態において、中間プレートは、フライホイールから離れる方向の弾性付勢力を弾性部材の第1の弾性部から与えられるとともに、フライホイールに近づく方向の弾性付勢力を弾性部材の第2の弾性部から与えられる。このようにして、単一の弾性部材により、中間プレートの位置をフライホイールとプレッシャープレートの間の中間位置に保つことができ、引き摺りトルクが発生するのを防ぐことができる。したがって、従来のように異なる2つの弾性部材(ストラッププレートとコイルスプリング)を用いる場合に比べて、部品点数を削減することができ、組付性が向上する。
また、本発明の多板クラッチでは、前記第1の弾性部と前記第2の弾性部の材質は、同じであってもよい。
この構成によれば、第1の弾性部と第2の弾性部とが同じ材質であるので、熱影響による差(へたり差や弾性特性差)が生じない。したがって、熱変化のある環境でも、中間プレートの位置をフライホイールとプレッシャープレートの間の中間位置に保つことができ、引き摺りトルクが発生するのを防ぐことができる。
また、本発明の多板クラッチでは、前記弾性部材は、板ばねで構成されてもよい。
この構成によれば、弾性部材を板ばねで構成することにより、コイルスプリングで構成する場合に比べて、多板クラッチの軸方向の寸法を短縮することができる。したがって、摩擦面数を増やすことが可能になり、限られたクラッチスペースでもトルク容量を増大させることが可能になる。
また、本発明の多板クラッチでは、前記フライホイールと前記プレッシャープレートとの間には、複数の前記中間プレートが配置され、前記クラッチディスクは、前記複数の中間プレートの間に配置される第3の摩擦連結部を有してもよい。
この構成によれば、複数の中間プレートを設けることにより、摩擦連結部の数(摩擦面数)を増やすことが可能になる。したがって、同じ径サイズであってもクラッチの伝達トルクを高めることが可能になる。
また、本発明の多板クラッチでは、前記フライホイールには、フライホイールリングが取り付けられ、前記第1の弾性部の他方の端部は、前記フライホイールリングを介して前記フライホイールに固定されてもよい。
この構成によれば、フライホイールリングを設けることにより、第1の弾性部の他方の端部を固定するための構造をフライホイールリングに設ければよい(フライホイールに設ける必要がない)ので、設計の自由度が向上する。
本発明によれば、部品点数を削減することができ、組付性を向上することができる。
本発明の第1の実施の形態における多板クラッチの縦断面図である。 本発明の第1の実施の形態における多板クラッチの平面図である。 本発明の第1の実施の形態における多板クラッチの要部の拡大断面図である。 本発明の第1の実施の形態における多板クラッチの要部の平面図である。 本発明の第1の実施の形態における多板クラッチの要部の側面図である。 本発明の第1の実施の形態における弾性部材の平面図である。 本発明の第1の実施の形態における弾性部材の側面図である。 本発明の第1の実施の形態における多板クラッチの変形例の要部の拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態における多板クラッチの縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態における多板クラッチの要部の拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態における多板クラッチの要部の平面図である。 本発明の第2の実施の形態における多板クラッチの要部の側面図である。 本発明の第2の実施の形態における多板クラッチの変形例の縦断面図である。 本発明の実施の形態における弾性部材の変形例1の平面図である。 本発明の実施の形態における弾性部材の変形例2の平面図である。 本発明の実施の形態における弾性部材の変形例3の平面図である。 本発明の実施の形態における弾性部材の変形例3の側面図である。
以下、本発明の実施の形態の多板クラッチについて、図面を用いて説明する。本実施の形態では、車両用のクラッチ等として用いられる多板クラッチの場合を例示する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態の多板クラッチの構成を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の多板クラッチの全体を示す縦断面図であり、図2は、本実施の形態の多板クラッチの全体を示す平面図である。図1および図2に示すように、多板クラッチ1は、エンジンの出力軸(図示せず)に接続されるフライホイール2と、フライホイール2に取り付けられるフライホイールリング3と、フライホイールリング3に取り付けられるクラッチカバー4を備えている。フライホイールリング3はフライホイール2にボルト5で固定されており、フライホイールリング3とフライホイール2は一体の部材とみなすこともできる。フライホイール2とクラッチカバー4の間には、プレッシャープレート6が設けられており、プレッシャープレート6は、付勢部材であるダイヤフラムスプリング7によりフライホイール側(図1における左側)に付勢されている。
フライホイール2とプレッシャープレート6との間には、中間プレート8が配置されている。フライホイール2と中間プレート8との間には、クラッチディスク9の第1の摩擦連結部10が配置されており、中間プレート8とプレッシャープレート6との間には、クラッチディスク9の第2の摩擦連結部11が配置されている。この多板クラッチ1は、2つの摩擦連結部(第1の摩擦連結部10と第2の摩擦連結部11)を備えているので、ツインクラッチと呼ぶこともできる。
図3は、本実施の形態の多板クラッチ1の要部を説明するための拡大断面図である。図4は、多板クラッチ1の要部の平面図であり、図5は、多板クラッチ1の要部の側面図である。さらに、図6は、弾性部材の平面図であり、図7は、弾性部材の側面図である。図3〜図5に示すように、中間プレート8には、弾性部材である板ばね12が取り付けられている。板ばね12は、中間プレート8に固定される中央部13と、中央部13から両側に延びる2つの弾性部(第1の弾性部14と第2の弾性部15)を備えている(図6および図7も参照)。この場合、板ばね12は、全体として円弧形状(フライホイールリング3に沿った円弧形状)とされている。また、板ばね12は、取付け前の自然状態(負荷が加えられていない状態)で、第1の弾性部14が中央部13からまっすぐ延び、第2の弾性部15が中央部13から一方(取付け時におけるプレッシャープレート6の方向、図7における上方向)に屈曲して延びるように構成されている。第1の弾性部14と第2の弾性部15の材質は、同じである。板ばね12の中央部13には、リベット孔16が設けられており、このリベット孔16を介して、板ばね12の中央部13は中間プレート8にリベット17で固定されている。なお、板ばね12の中央部13は、弾性部(第1の弾性部14と第2の弾性部15)の一方の端部であるともいえる。
第1の弾性部14の一方の端部(弾性部材の中央部13)は、中間プレート8にリベット17で固定されている。また、第1の弾性部14の他方の端部には、リベット孔18が設けられており、このリベット孔18を介して、第1の弾性部14の他方の端部はフライホイールリング3にリベット19で固定されている。この場合、第1の弾性部14は、与圧が加えられた状態で、中間プレート8とフライホイールリング3との間に取り付けられている。具体的には、フライホイール2から離れる方向(図3における上方向)の弾性付勢力を中間プレート8に与えるように、第1の弾性部14に与圧が加えられている。なお、上述のように、フライホイールリング3はフライホイール2にボルト5で固定されている。したがって、第1の弾性部14の他方の端部は、フライホイールリング3を介してフライホイール2に固定されているともいえる。
また、第2の弾性部15の一方の端部(弾性部材の中央部13)は、中間プレート8にリベット17で固定されている。また、第2の弾性部15の他方の端部には、当接部20が設けられており、この当接部20がプレッシャープレート6のボス部21のリベット22に当接している。この場合、第2の弾性部15は、与圧が加えられた状態で、中間プレート8とプレッシャープレート6との間に取り付けられている。具体的には、フライホイール2に近づく方向(図3における下方向)の弾性付勢力を中間プレート8に与えるように、第2の弾性部15に与圧が加えられている。
なお、図8に示すように、プレッシャープレート6のボス部21にリベット22を収納する凹部23(座ぐり)が設けられてもよく、第2の弾性部15の他方の端部の当接部20が、プレッシャープレート6のボス部21に直接当接してもよい。
このような第1の実施の形態の多板クラッチ1によれば、単一の弾性部材である板ばね12に2つの弾性部(第1の弾性部14および第2の弾性部15)が設けられる。そして、クラッチ断の状態において、中間プレート8は、フライホイール2から離れる方向の弾性付勢力を板ばね12の第1の弾性部14から与えられるとともに、フライホイール2に近づく方向の弾性付勢力を板ばね12の第2の弾性部15から与えられる。このようにして、単一の弾性部材(板ばね12)により、中間プレート8の位置をフライホイール2とプレッシャープレート6の間の中間位置に保つことができ、引き摺りトルクが発生するのを防ぐことができる。したがって、従来のように異なる2つの弾性部材(ストラッププレートとコイルスプリング)を用いる場合に比べて、部品点数を削減することができ、組付性が向上する。
また、本実施の形態では、第1の弾性部14と第2の弾性部15とが同じ材質であるので、熱影響による差(へたり差や弾性特性差)が生じない。したがって、熱変化のある環境でも、中間プレート8の位置をフライホイール2とプレッシャープレート6の間の中間位置に保つことができ、引き摺りトルクが発生するのを防ぐことができる。
また、本実施の形態では、弾性部材を板ばね12で構成することにより、コイルスプリングで構成する場合に比べて、多板クラッチ1の軸方向の寸法を短縮することができる。したがって、摩擦面数を増やすことが可能になり、限られたクラッチスペースでもトルク容量を増大させることが可能になる。
また、本実施の形態では、フライホイールリング3を設けることにより、第1の弾性部14の他方の端部を固定するための構造をフライホイールリング3に設ければよい(フライホイール2に設ける必要がない)ので、設計の自由度が向上する。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態の多板クラッチ1について説明する。ここでは、第2の実施の形態の多板クラッチ1が、第1の実施の形態と相違する点を中心に説明する。ここで特に言及しない限り、本実施の形態の構成および動作は、第1の実施の形態と同様である。
図9は、本実施の形態の多板クラッチ1の全体を示す縦断面図であり、図10は、本実施の形態の多板クラッチ1の要部を説明するための拡大断面図である。また、図11は、多板クラッチ1の要部の平面図であり、図12は、多板クラッチ1の要部の側面図である。図9〜図12に示すように、本実施の形態の多板クラッチ1では、フライホイール2とプレッシャープレート6との間に、2つの中間プレート(第1の中間プレート8Aと第2の中間プレート8B)が配置されている。そして、第1の中間プレート8Aと第2の中間プレート8Bとの間には、クラッチディスク9の第3の摩擦連結部24が配置されている。なお、フライホイール2と第1の中間プレート8Aとの間には、クラッチディスク9の第1の摩擦連結部10が配置されており、第2の中間プレート8Bとプレッシャープレート6との間には、クラッチディスク9の第2の摩擦連結部11が配置されている。
このような第2の実施の形態の多板クラッチ1によっても、第1の実施の形態と同様の作用効果が奏される。
そのうえ、本実施の形態では、2つの中間プレート(第1の中間プレート8Aと第2の中間プレート8B)を設けることにより、摩擦連結部の数(摩擦面数)を増やすことが可能になる。したがって、同じ径サイズであってもクラッチの伝達トルクを高めることが可能になる。
なお、ここでは、2つの中間プレート8A、8Bを設ける場合について例示したが、中間プレートの数はこれに限定されず、3つ以上の中間プレートを設けてもよい。また、図13に示すように、フライホイールリング3をフライホイール2に固定するボルト5を用いて、板ばね12の第1の弾性部14の他方の端部が、フライホイールリング3に固定されもよい。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
板ばね12は、必ずしも円弧形状(フライホイールリング3に沿った円弧形状)とされていなくてもよい。例えば、図14に示すように、板ばね12は直線形状であってもよい。また、図15に示すように、板ばね12の第1の弾性部14および第2の弾性部15は、両側に凹形状の除肉部25を有する幅細の形状とされてもよい。さらに、図16および図17に示すように、板ばね12は、取付け前の自然状態(負荷が加えられていない状態)で、第1の弾性部14が中央部13から一方(取付け時におけるフライホイール2の方向、図17における下方向)に屈曲して延び、第2の弾性部15が中央部13から他方(取付け時におけるプレッシャープレート6の方向、図17における上方向)に屈曲して延びるように構成されてもよい。
以上のように、本発明にかかる多板クラッチは、部品点数を削減することができ、組付性を向上することができるという効果を有し、車両用のクラッチ等として用いられ有用である。
1 多板クラッチ
2 フライホイール
3 フライホイールリング
4 クラッチカバー
5 ボルト
6 プレッシャープレート
7 ダイヤフラムスプリング
8 中間プレート
8A 第1の中間プレート
8B 第2の中間プレート
9 クラッチディスク
10 第1の摩擦連結部
11 第2の摩擦連結部
12 板ばね(弾性部材)
13 中央部
14 第1の弾性部
15 第2の弾性部
16 リベット孔
17 リベット
18 リベット孔
19 リベット
20 当接部
21 ボス部
22 リベット
23 凹部
24 第3の摩擦連結部
25 除肉部

Claims (5)

  1. フライホイールと、
    前記フライホイール側に付勢部材により付勢されているプレッシャープレートと、
    前記フライホイールと前記プレッシャープレートとの間に配置される中間プレートと、
    前記フライホイールと前記中間プレートとの間に配置される第1の摩擦連結部と、前記中間プレートと前記プレッシャープレートとの間に配置される第2の摩擦連結部とを有するクラッチディスクと、
    を備え、
    前記中間プレートには、第1の弾性部と第2の弾性部とを有する弾性部材が取り付けられており、
    前記第1の弾性部は、一方の端部が前記中間プレートに固定されるとともに他方の端部が前記フライホイールに固定され、前記フライホイールから離れる方向の弾性付勢力を前記中間プレートに与えるように構成され、
    前記第2の弾性部は、一方の端部が前記中間プレートに固定されるとともに他方の端部が前記プレッシャープレートに当接し、前記フライホイールに近づく方向の弾性付勢力を前記中間プレートに与えるように構成され、
    前記第1の弾性部と前記第2の弾性部は、同一の部材で構成されており、
    前記第2の弾性部は、前記プレッシャープレートに当接する当接部を有し、
    前記当接部は、前記プレッシャープレート側に向けて突出する凸形状を形成するように屈曲している、多板クラッチ。
  2. 前記第1の弾性部と前記第2の弾性部の材質は、同じである、請求項1に記載の多板クラッチ。
  3. 前記弾性部材は、板ばねで構成されている、請求項1または請求項2に記載の多板クラッチ。
  4. 前記フライホイールと前記プレッシャープレートとの間には、複数の前記中間プレートが配置され、
    前記クラッチディスクは、前記複数の中間プレートの間に配置される第3の摩擦連結部を有する、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の多板クラッチ。
  5. 前記フライホイールには、フライホイールリングが取り付けられ、
    前記第1の弾性部の他方の端部は、前記フライホイールリングを介して前記フライホイールに固定されている、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の多板クラッチ。
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