JP6764804B2 - クーポン発行システム - Google Patents

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Description

本発明は、小売店での顧客の購買動向に基づいて、顧客毎に最適なクーポンを発行するクーポン発行システムに関する。
従来から、小売店等においては、顧客が商品やサービスを購入したとき、事前に発行したクーポンを提示することで割引等の特典を提供することが行われている。これらのクーポンは、チラシや刊行物等の紙の媒体物に設けられて消費者に配布されるのが一般的である。しかし、こういった配布方法は不特定多数の消費者に大量にクーポンを配布することになるため、実際に消費者によって店頭で使用されるクーポンはごく一部にとどまり、コスト的にも効率的にも無駄が多いという問題がある。
一方、近年においては、インターネットのウェブ上の小売業者のホームページを訪れた消費者が、そこにアップされているクーポンをプリントアウトすることで入手する方法も採られてきている(例えば、特許文献1を参照)。このような電子的なクーポンの配布方法はウェブサイトにアクセスすることで入手でき、クーポンを必要とする消費者に直接配布できるために、効率的であると共にコストも手間も掛らないという利点がある。
しかしながら、従来の紙媒体でのクーポンやネット上で配布するネットクーポンは何れも、クーポンを使用したときに特典が得られる商品は顧客毎に区別されておらず予め一律に決められているために、そのクーポンを希望する顧客は限られる。そのため、折角入手してもクーポン使用に関心を持ってもらえず使われないことが多々あり、クーポン提供による集客促進の効果は限定されたものとなっている。
また、POS端末などによる商品販売データ処理装置においては、顧客を特定する顧客IDが入力されると、顧客の過去の購買履歴やその顧客に関する情報(年齢、性別、来店時間帯など)を基にして、その顧客IDに対応する割引商品コード群を取得して、買い物の精算時に入力された商品コードが取得された割引商品コード群に含まれている場合には、その商品コードに対応する商品の商品単価を割引処理することが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
そして、個々の顧客による買い物履歴から店への売上貢献度を勘案してク−ポン券を印字出力するシステムも知られている(例えば、特許文献3)。
特開2002−352131号公報 特開2009−15661号公報 特開平11−191183号公報
クーポン発行システムとは異なるものの特許文献2のように、購買履歴から顧客に合った商品での優待を行えば顧客の満足度は向上する。しかしながら、特許文献2では、精算する商品の中に割引対象商品が入っていなければ優待されないため、より多くの顧客に優待を実施しようとすれば、優待商品の種類を増えさなければならず小売店にとっての負担が大きくなる。
また、特許文献3では顧客の売上貢献度に応じてクーポンの発行を決定するのみであるため、顧客がクーポンを入手しても有用なクーポンであるとは限らず必ずしも顧客満足度を向上させるには至らない。
本発明は上記点に鑑み、顧客の購買動向や店への愛着度に応じて、適切なクーポンを発行することができるクーポン発行システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願の第1の発明に係るクーポン発行システムは、顧客毎に商品又はサービスの購買情報を蓄積する手段と、前記購買情報から各顧客を識別するための顧客識別子毎にそれぞれの顧客の店への愛着度を判定する手段と、商品分野別に前記購買情報を分類した購入商品軸購買情報を作成する手段と、前記購買情報を店舗と顧客の居住地との距離で分類した店舗距離軸購買情報を作成する手段と、前記購入商品軸購買情報と前記店舗距離軸購買情報と前記愛着度とから発行するクーポンの種類を決定するクーポン種類決定手段と、を備えたことを特徴とする。
本願の第2の発明に係るクーポン発行システムは、顧客毎に商品又はサービスの購買情報を蓄積する手段と、前記購買情報から各顧客を識別するための顧客識別子毎にそれぞれの顧客の店への愛着度を判定する手段と、商品分野別に前記購買情報を分類した購入商品軸購買情報を作成する手段と、前記購買情報を来店曜日時間帯で分類した来店曜日時間軸購買情報を作成する手段と、前記購入商品軸購買情報と前記来店曜日時間軸購買情報と前記愛着度とから発行するクーポンの種類を決定するクーポン種類決定手段と、備えたことを特徴とする。
本願の第3の発明に係るクーポン発行システムは、顧客毎に商品又はサービスの購買情報を蓄積する手段と、前記購買情報から各顧客を識別するための顧客識別子毎にそれぞれの顧客の店への愛着度を判定する手段と、商品分野別に前記購買情報を分類した購入商品軸購買情報を作成する手段と、前記購買情報を店舗と顧客の居住地との距離で分類した店舗距離軸購買情報を作成する手段と、前記購買情報を来店曜日時間帯で分類した来店曜日時間軸購買情報を作成する手段と、前記購入商品軸購買情報と前記店舗距離軸購買情報と前記来店曜日時間軸購買情報と前記愛着度とから発行するクーポンの種類を決定するクーポン種類決定手段と、を備えたことを特徴とする。
ここで、上記の第1乃至第3の発明に係るクーポン発行システムにおける前記愛着度を判定する手段は、前記購買情報から割り出した最終来店日、来店頻度、累積の購買金額のうちの少なくとも一つに基づき前記愛着度を判定することを特徴とする。この場合の前記来店頻度は、前記購買情報から累積での来店回数又は平均来店間隔日数とするとよい。そして、判定した愛着度に応じて発行するクーポンの種類を決定するが、愛着度によってはクーポンを発行しないという決定もある。そして、前記購買情報には、販売時点管理システムで収集されるデータを使用すれば効率化が図れる。
本発明によるクーポン発行システムは、顧客の購買履歴である購買情報を購入商品軸と、店舗距離軸及び/または来店曜日時間軸に分類することで顧客の購買動向を分析した結果と共に、顧客による店への愛着度に応じて発行するクーポンの種類を決定するために、顧客の個々の状況に応じてきめ細かくクーポンを発行することができ、顧客満足度を高めることができる。
本発明に係わるクーポン発行システムの全体構成を説明するブロック図を示す。 (a)はPOS端末から店舗POSサーバ3へ送信する販売データレコードの構成図を示し、(b)は店舗POSサーバからPOSサーバ2へ送信する店舗データレコードの構成図を示す。 顧客管理サーバの機能構成をブロック図で示す。 店舗距離軸購買情報の模式的な説明図を示す。 購入商品軸購買情報の模式的な説明図を示す。 来店曜日時間軸購買情報の模式的な説明図を示す。 顧客の店への愛着度を新規顧客、安定顧客、優良顧客、非優良顧客の4通りで分類したものをグラフ化した説明図を示す。 クーポン発行の処理手順を説明するフローチャートを示す。 本発明に係わるクーポン発行システムの他の実施形態の全体構成を説明するブロック図を示す。
以下、本発明に係るクーポン発行システムを図面に基づいて説明する。図1は、クーポン発行システム1の全体構成図を示し、販売時点管理システム(POSシステム)上に構築される。
ここでのPOSシステムは、小売業者のセンター30に配置されるPOSサーバ2と、系列下にある複数の各店舗に設置される店舗POSサーバ3と、店舗内の精算レジカウンタに配置される精算端末機(POS端末)4とから構成される。POSサーバ2と店舗POSサーバ3とは公衆回線又は専用回線による通信ネットワーク10を通してデータを送受信する。また、POS端末4は、店舗の規模に応じて1台又は複数が店舗の精算レジカウンタに設置されて、店舗POSサーバ3とはLAN(Local Area Network)11で繋がっている。
店舗POSサーバ3は、商品コードと商品名と価格とを対応させたPLU(Price Look Up)ファイルを備えて、POS端末4からスキャナ5によって読み取った商品コードを含む問合せメッセージが送信されてくると、PLUファイルから当該商品コードに対応する商品名及び価格を検索して、当該問合せメッセージを送ってきたPOS端末4へ返信する。
POS端末4は、送られてきた価格に基づき顧客の買い物の精算処理を行い、精算が完了した際にプリンタから当該取引に関するレシートを発行する。そして、POS端末4は、精算完了により顧客が購入した商品の商品コードやその個数、それによる売上金額、そのときの日時や時刻を表わす販売日時及び当該POS端末4の端末コードを含む購買情報が記録されている図2(a)に示す販売データレコード15を店舗POSサーバ3へ送信する。店舗POSサーバ3は、各POS端末4から送られてくる販売データレコード15を蓄積し、蓄積した販売データレコード15に基づき当該店舗での売上管理を行う。
このPOSシステムにおいては、予め会員登録した顧客に対して配布される会員カードを読み取るためのカードリーダ(不図示)が各POS端末4に設けられている。会員カードは、例えば、ポイント会員や優待会員であることを証明するカードであり、当該カードを所有する顧客を識別するための会員番号等の顧客識別子情報が記録されていて、磁気カード又はICカードを利用して作成されている。したがって、POS端末4は、買い物の精算時に顧客が提示した会員カードから会員番号を読み取っているときには、前記購買情報にこの会員番号を付加して店舗POSサーバ3へ送信する。
店舗POSサーバ3は、POS端末4から販売データレコード15が送信されてくる度に、この販売データレコード15に当該店舗の店舗コードをさらに付加した店舗データレコード16を作成してPOSサーバ2に送信する。図2(b)は店舗データレコード16の主要なデータ構造を示す模式図であり、購買情報に店舗コードが追加されている。
POSサーバ2は、各店舗POSサーバ3から送られてくる店舗データレコード16をデータベース20に蓄積し、これに基づき複数の店舗を統合した売上管理を行う。したがって、POSサーバ2では、会員の顧客が複数の店舗に跨って買い物をした場合でも、会員番号に紐付けて当該顧客の買い物動向を把握できる。
データベース20は、図3に示すように、顧客データベース21と、購買情報データベース22と、店舗住所データベース23とを備える。
顧客データベース21は、顧客属性情報を会員顧客毎に付与されている顧客識別子ごとに関連付けて蓄積している。ポイント会員や優待会員等の入会を希望する顧客には顧客識別子としての会員番号を付与して、そのとき申告された顧客の性別・年齢・居住地等の顧客属性情報を申告してもらうが、これらの顧客属性情報は顧客データベース21に格納される。
購買情報データベース22は、系列店舗の各店舗POSサーバ3から送られてくる店舗データレコード16を蓄積する。前述したように、この店舗データレコード16は、店舗コード・商品コード・個数・売上金額・販売日時・POS端末コードの各情報が含まれているが、会員顧客の買い物である場合には会員番号がさらに含まれている。
店舗住所データベース23は、系列の各店舗の住所を当該店舗の店舗コードと関連付けて店舗住所データベース23に格納している。
本発明の一実施形態のクーポン発行システム1は、上記のPOSシステム上に、顧客管理サーバ6とクーポンプリンタ8とを用いて構築される。この場合、顧客管理サーバ6はPOSサーバ2とデータベース20と共にセンター30に設置されて、クーポンプリンタ8は各店舗内に設置される。クーポンプリンタ8は、店舗毎に1台以上配置されるが、好ましくは店内の各POS端末4に接続して同じ数だけ配置するのがよい。そうすることで、POS端末4で顧客の買い物の精算を行うとき、同時にクーポンを発行することができる。
顧客管理サーバ6は、定期的な処理により、顧客データベース21と購買情報データベース22と店舗住所データベース23とに蓄積されている情報を基にして、会員番号を有する顧客の店舗への愛着度を判定すると共に、会員顧客毎の購買動向を分析するのに用いる店舗機能軸購買情報・購入商品軸購買情報・来店曜日時間軸購買情報を作成する。この場合、顧客管理サーバ6は、図3の機能ブロック図で示すように、制御プログラムを実行することで、愛着度判定手段31と、店舗機能軸購買情報作成手段33と、購入商品軸購買情報作成手段34と、来店曜日時間軸購買情報作成手段35との各機能を実現する。以下、各手段の作用について説明する。
愛着度判定手段31は、当該顧客に顧客識別子を付与した時点、例えば当該顧客がポイント会員や優待会員に入会した時点からの顧客の購買履歴を表わす購買情報をRFM分析することにより、当該顧客の店への愛着度を判定する。本例のごとく複数の店舗を有する小売業者の場合、「店への愛着度」とは個々の店舗への愛着度ではなく、これら系列店舗に共通する小売業者のブランドに対する愛着度となる。
本実施形態においては、愛着度を新規顧客、安定顧客、優良顧客、非優良顧客の4通りに分類している。図7は、この4通りの愛着度を顧客の小売業者の店に関する関心度でグラフ化した典型的なパターンで説明しており、新規顧客はポイントカード会員に入会(小売店との取引開始)時点tから小売店への理解・関心度が成長していく時期の顧客、安定顧客は理解・関心度が高まってリピータとして定着する時期の顧客、優良顧客はさらに理解・関心度が高まる時期の顧客、非優良顧客は逆に理解・関心度が減少して離反していく時期の顧客である。
RFM分析は、顧客が直近で何時買ったか(Recency:R)、どのくらいの頻度で買っているか(Frequency:F)、これまでにいくら買ったか(Monetary:M)の実績を点数で評価する手法として広く知られている。ここでのRの評価では、最終来店日からの経過日数に応じて最近のものほど高点数とし、Fの評価では、累積の来店回数が多いほど高点数とし、Mの評価では、累積の購買金額が高額なほど高点数としている。また、Fの来店頻度の評価としては累積の来店回数以外に、平均来店間隔日数を求めてこれが短いほど高点数とする方法があり、より精度よく頻度の評価を行うことができる。
そして、R、FおよびMの評価の点数を総合して分析し、それぞれの顧客の店への愛着度が4通りの何れの状態であるかを判別する。点数の分析は、直前の直近の点数と今回の点数との比較から、今回の点数が図7で示すグラフでどの位置にあるかを判別することで、当該顧客の愛着度を判定する。
ここで、R・F・Mを点数化して愛着度を評価するのに、店舗毎の状況に応じて評価の点数に重みづけするとよい。例えば、顧客の直近の来店日を重視するのであればRの評価による点数を重みづけし、来店頻度を重視するのであればMの評価による点数を重みづけする。また、R・F・Mの評価の何れか一つが特に重視されるのであれば、この評価による点数のみで顧客の愛着度を判定してもよい。
店舗距離軸購買情報作成手段33は、店舗と顧客の居住地との距離で分類した店舗距離軸購買情報を作成する。具体的には、店舗距離軸購買情報作成手段33は、店舗住所データベース23に蓄積されている店舗の住所と顧客データベース21に蓄積されている顧客の居住地から当該店舗までの距離を測定し、その距離に応じて購買情報データベース22に蓄積されている当該顧客の購買情報を分類することで、店舗距離軸購買情報は作成される。店舗距離軸購買情報は、顧客が買い物した店舗が居住地を始点にして何れの距離圏内にあるかを知るための情報であるから、顧客の居住地から当該店舗までの距離は2つの住所間の直線距離を求めればよい。
図4は、一人の会員顧客について店舗距離軸購買情報作成手段33が作成する店舗距離軸購買情報を模式的に示し、この例では3通りの店舗距離軸購買情報がある。(a)は、購買回数の総計を距離が0から5kmまでの近距離内の店舗と5km以上の遠距離の店舗とに分類して示しており、居住地が登録されていない顧客には購買回数の総数が示される。(b)は、距離を細分化したときのそれぞれの距離範囲内にある店舗で購買回数の総数が示される。居住地未登録の場合には、全店舗での購買回数が示される。尚、距離354mは、徒歩5分以内の至近距離とされている。(c)は、購買があった店舗数の合計数と、距離が0から5kmまでの近距離内で購買があった店舗の合計数と、5km以上の遠距離で購買があった店舗合計数が示される。居住地未登録の場合には、購買があった全店舗数が示される。
購入商品軸購買情報作成手段34は、商品分野別に購買情報を分類した購入商品軸購買情報を作成する。具体的には、購買情報データベース22の購買情報から商品分野別の全店舗での購買回数を算出する。
図5は、一人の会員顧客について購入商品軸購買情報作成手段34が作成する購入商品軸購買情報を模式的に示しており、購買情報データベース22に蓄積されている当該顧客の購買情報から01から21までの商品分野別での全店舗の購買回数の合計を算出することで購入商品軸購買情報は作成される。
来店曜日時間軸購買情報作成手段35は、購買情報を来店曜日時間帯で分類した来店曜日時間軸購買情報を作成する。具体的には、平日及び休日の各時間帯での全店舗での購買回数の合計を算出することで来店曜日時間軸購買情報は作成される。
図6は、一人の会員顧客について来店曜日時間軸購買情報作成手段35が作成する来店曜日時間軸購買情報を模式的に示しており、平日及び休日の各時間帯での全店舗での購買回数が示されている。
このような来店曜日時間軸購買情報と店舗距離軸購買情報とを作成すれば、例えば、来店曜日時間軸購買情報での購買回数が多いのが平日の11時から13時台で、店舗距離軸購買情報での購買回数が多いのが居住地から10から20km未満の距離にある店舗であることを示していれば、この顧客は勤務先近くの店舗を昼休み時間に利用していると判別できる。
また、来店曜日時間軸購買情報で購買回数が多いのが平日の17時から19時台又は20時から22時台で、店舗距離軸購買情報での購買回数が多いのが居住地に近い店舗であるということを示していれば、この顧客は仕事帰りの夕食の買い物に利用していると判別できる。
顧客管理サーバ6は、会員番号を有する顧客の店舗への愛着度と購買動向の分析を行うと、愛着度の判定結果と店舗距離軸購買情報・購入商品軸購買情報・来店曜日時間軸購買情報とを会員番号に関連付けてリスト化したターゲットリストを作成し、各店舗POSサーバへ送信する。
そして、店舗POSサーバ3は、送られてきたターゲットリストを基にして、会員顧客毎にクーポン発行の可否及びクーポンを発行する場合には発行するクーポンの種類を決定する。よって、店舗POSサーバ3は、購入商品軸購買情報と店舗距離軸購買情報と来店曜日時間軸購買情報と愛着度とから発行するクーポンの種類を決定するクーポン種類決定手段の機能を備えている。
また、店舗POSサーバ3は、予め入力されるクーポン発行のサービスの内容、例えば、クーポン発行実施期間、クーポン発行対象商品及びその商品価格に対する割引率などの具体的な特典内容、顧客がクーポンを入手できる発行条件、その他の種々の必要な情報をクーポンサービス情報として、内部の記憶装置3aに記憶している。
図8は、店舗POSサーバ3によるクーポンの発行制御を説明するフローチャートを示している。先ず、店舗POSサーバ3は、POS端末4から顧客の買い物の精算時に提示された会員カードから読み取られて送られてくる会員番号を受信すると(ステップS01)、この会員番号の顧客に対するクーポン発行の可否を判別する(ステップS02)。店舗POSサーバ3は、記憶装置3aにクーポン発行の実施期間や発行条件等のクーポンサービス情報を記憶しており、クーポン発行実施期間内で、且つ発行条件として、例えば、このときの顧客による買い物の精算金額が予め設定された金額以上である場合にはクーポンの発行を可とする。別の例では、顧客による買い上げ商品に特定の商品が含まれていることが発行条件であったり、或いは会員であれば無条件に発行する場合もある。そして、クーポン発行期間や発行条件が適合しない場合、クーポン管理サーバ6は処理を終了する。また、発行条件には、顧客の愛着度も条件に含めることができる。
店舗POSサーバ3はクーポンの発行を決定すると、顧客管理サーバ6から送られてきているターゲットリストのデータから発行するクーポンの種類を決定する(ステップS03)。ここでの「クーポンの種類」とは、値引き対象商品別のクーポンであり、例えば、おにぎり20円引きクーポンやサンドイッチ50円引きクーポンなどがある。または、商品を特定せずに店舗内の全商品又は一部の商品についての値引き率別や値引き金額別のクーポンであってもよい。
ステップS03での処理を具体例を上げて説明すると、店舗距離軸・来店曜日時間軸・購入商品軸の各種購買情報から購買動向として、勤務先近くの店舗を昼休み時間帯に来店していることを分析したとすると、このとき予め決められているクーポン発行対象商品の中に、昼食として購入される弁当やおにぎりなどの商品が含まれているときには、これらの商品の中から選択される。このとき、候補の商品が複数ある場合には、顧客の店への愛着度が良好なほど、高額の商品や値引きの大きい商品のクーポン種類を選択する。或いは、クーポンの種類が商品の値引きの金額や率であるときには、顧客の店への愛着度が良好なほど、顧客にとって有利な方の金額や率のクーポンが選択される。
そして、このときの商品選択の判断には、該当する会員番号に対応する顧客属性情報も加味されてもよい。例えば、女性の顧客であって購入商品軸購買情報によりチルドデザートの購買回数が多いことが判明すれば、クーポン発行対象商品の中にチルドデザート商品が含まれているときには、昼食後のデザートにチルドデザート商品のクーポンが選択される。
また、購買動向として居住地に近い店舗に仕事帰りの時間帯に来店していることを分析したとすると、記憶装置3aに蓄積されているクーポンサービス情報に惣菜や中食商品のクーポンが含まれていれば、これらの商品のクーポンを選択する。この場合も、候補の商品が複数ある場合には、顧客の店への愛着度が良好なほど高額な方の商品や値引きの大きい商品が選択される。
店舗POSサーバ3はこのようにしてクーポン種類を決定すると、クーポン券面画像作成手段によってクーポン券面画像を作成する(ステップS04)。クーポンサービス情報には、クーポン発行対象商品毎の割引率や場合によってはクーポン使用の有効期間などが記憶されており、商品名と割引率等を示すクーポン券面画像のデータが作成される。そして、店舗POSサーバ3は、会員番号を送信してきたPOS端末4にクーポン券面画像データを送信する(ステップS05)。
これにより、クーポン券面画像データを受信したPOS端末4は接続されているクーポンプリンタ8にクーポン券面画像データを転送し、クーポン券が印刷されて顧客に提供される(ステップS06)。
図9は本発明に係るクーポン発行システムの第2実施形態を示している。この実施形態では、店舗内にクーポンコントローラ7を設置して、顧客管理サーバ6とデータの授受を行ってクーポンの発行を制御する店舗POSサーバ3の機能をこのクーポンコントローラ7に代行させている。この場合、クーポンコントローラ7と接続されるクーポンプリンタ8は、図1の第1実施形態と同様に、店内の各POS端末4に並べて配置するのが好ましい。
クーポンコントローラ7は、店舗POSサーバ3がPOSサーバ2へ送る店舗データレコード16を監視して、会員番号を含む店舗データレコード16を検出したときにはこのデータを顧客管理サーバ6へ送信する。そして、顧客管理サーバ6は、会員番号を含む店舗データレコード16をデータベース20Aに蓄積していく。
そして、顧客管理サーバ6は、第1実施形態と同様に定期的な処理により、会員番号を有する顧客の店舗への愛着度と購買動向の分析を行うと、愛着度の判定結果と店舗距離軸購買情報・購入商品軸購買情報・来店曜日時間軸購買情報を会員番号に関連付けてリスト化したターゲットリストを作成し、各クーポンコントローラ7へ送信する。
そして、クーポンコントローラ7は、このターゲットリストに基づき会員番号毎の顧客に対してのクーポンの発行を制御する。したがって、第2実施形態では、コントローラ7の記憶装置7aに、予め入力されるクーポン発行のサービスの内容などを示す前記クーポンサービス情報が記憶されており、クーポンコントローラ7が店舗POSサーバ3の処理として説明した図8のフローチャートの手順を実行することで、クーポンプリンタ8からクーポンが発行される。よって、購入商品軸購買情報と店舗距離軸購買情報と来店曜日時間軸購買情報と愛着度とから発行するクーポンの種類を決定するクーポン種類決定手段の機能はクーポンコントローラ7が備えている。
第2実施形態によれば、このようなクーポンコントローラ7を設けることで、店舗POSサーバ3は、顧客管理サーバ6とは通信を行わず且つPOS端末4と共に店舗内でクーポンプリンタ8からクーポンを発行する処理に係らなくてすむ。したがって、クーポン発行機能を備えていない既存のPOSシステムにクーポンコントローラ7とクーポンプリンタ8とを追加するだけで、クーポンを発行する機能を持たせることができる。さらに、この実施形態では、POSサーバ2とクーポン管理サーバ6とを運営する主体がそれぞれ別であってもよい。
また、第1及び第2実施形態においては、愛着度の判定結果と店舗距離軸購買情報・購入商品軸購買情報・来店曜日時間軸購買情報とで発行するクーポンの種類を決定しているが、簡易的には愛着度と購入商品軸購買情報・来店曜日時間軸購買情報とで、又は愛着度と購入商品軸購買情報と店舗距離軸購買情報とでクーポンの種類を決定してもよい。
22 購買情報蓄積手段(購買情報データベース)
31 愛着度判定手段
33 店舗距離軸購買情報作成手段
34 購入商品軸購買情報作成手段
35 来店曜日時間軸購買情報作成手段
36 クーポン種類決定手段(店舗POSサーバ、クーポンコントローラ)

Claims (7)

  1. 顧客毎に商品又はサービスの購買情報を蓄積する手段と、
    前記購買情報から各顧客を識別するための顧客識別子毎にそれぞれの顧客の店への愛着度を判定する手段と、
    商品分野別に前記購買情報を分類した購入商品軸購買情報を作成する手段と、
    前記購買情報を店舗と顧客の居住地との距離で分類した店舗距離軸購買情報を作成する手段と、
    前記購入商品軸購買情報と前記店舗距離軸購買情報と前記愛着度とから発行するクーポンの種類を決定するクーポン種類決定手段と、
    を備えたことを特徴とするクーポン発行システム。
  2. 顧客毎に商品又はサービスの購買情報を蓄積する手段と、
    前記購買情報から各顧客を識別するための顧客識別子毎にそれぞれの顧客の店への愛着度を判定する手段と、
    商品分野別に前記購買情報を分類した購入商品軸購買情報を作成する手段と、
    前記購買情報を来店曜日時間帯で分類した来店曜日時間軸購買情報を作成する手段と、
    前記購入商品軸購買情報と前記来店曜日時間軸購買情報と前記愛着度とから発行するクーポンの種類を決定するクーポン種類決定手段と、
    備えたことを特徴とするクーポン発行システム。
  3. 顧客毎に商品又はサービスの購買情報を蓄積する手段と、
    前記購買情報から各顧客を識別するための顧客識別子毎にそれぞれの顧客の店への愛着度を判定する手段と、
    商品分野別に前記購買情報を分類した購入商品軸購買情報を作成する手段と、
    前記購買情報を店舗と顧客の居住地との距離で分類した店舗距離軸購買情報を作成する手段と、
    前記購買情報を来店曜日時間帯で分類した来店曜日時間軸購買情報を作成する手段と、
    前記購入商品軸購買情報と前記店舗距離軸購買情報と前記来店曜日時間軸購買情報と前記愛着度とから発行するクーポンの種類を決定するクーポン種類決定手段と、
    を備えたことを特徴とするクーポン発行システム。
  4. 前記愛着度を判定する手段は、前記購買情報から割り出した最終来店日、来店頻度、累積の購買金額のうちの少なくとも一つに基づき前記愛着度を判定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のクーポン発行システム。
  5. 前記来店頻度は、前記購買情報から累積での来店回数又は平均来店間隔日数であることを特徴とする請求項4に記載のクーポン発行システム。
  6. 前記愛着度に応じて、クーポンを発行するか否かを決定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のクーポン発行システム。
  7. 前記購買情報は、販売時点管理システムで収集されるデータであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のクーポン発行システム。
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