JP6761023B2 - 張力を付与された締結具取付工具と、関連する使用方法 - Google Patents

張力を付与された締結具取付工具と、関連する使用方法 Download PDF

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Description

本発明は締結具に関し、さらに詳細には、張力を付与された締結具取付工具と、関連する使用方法に関する。
対象物同士を締結したり、一方の対象物を他方の対象物に取り付けるのに広く使用されるネジなど、さまざまな締結具がある。時間を節約し、作業効率を上げるため、コードレス取付工具又は電動取付工具をネジを打ち込むのに頻繁に使用している。ネジガンのような多くの取付工具では、作業効率をさらに上げるために、順に並べられたネジが使用される。使用にあたって、ほとんどのネジガンが、順に並べられたネジの柔軟な帯状体を給送するように動作する。このとき、個々のネジが整列プラスチック帯状体から分離され、基板又は対象物に打ち込まれる。
従来のネジガンのほとんどが、特殊な押し込み供給機を備える。ネジの帯状体は、整列帯状体の側部の刻み目に1つ以上の歯によって係合する押し込み供給機を介して、ネジガンを通って給送される。歯は、ユーザの何らかの動作、例えば、ユーザが工具を基板又は対象物の方に押し、その結果、歯が少数の所定の側部刻み目に係合して整列帯状体を打込み工具の先端に向かって押す動作によって、送り込まれる。
このタイプの押し込み供給機を備える従来のネジガンには、役に立つ面がある一方で、さまざまな欠点が認められる。第一に、押し込み供給機は、ユーザが工具に及ぼす何らかの動きによって歯を作動させるのに、何度も複雑な過程を必要とする。この過程は、ユーザが最初に工具を押し付けたときに、帯状体を押すために歯車を回転させる別個の駆動部を利用することがある。第二に、場合によっては、帯状体を先端に向けて前方に押すには、完璧にタイミングを合わせなければならず、さもなければ、押し込み供給機がつかえ、帯状体が不適切に送り込まれることがある。次に、このつかえを解消するために、ユーザは典型的には、先端部を分解する。これには、多大な時間を必要とし、苛立たしい状態となる。第三に、柔軟なネジの帯状体は扱いが難しいことがあり、打込み手順のために帯状体を先端部の方に押すときに、柔軟な帯状体上のネジが束になったり、絡まったりすることを防ぐのが難しいことがある。
このため、取付工具と、整列帯状体の締結具のための関連する方法の提供には改良の余地がある。改良の結果、整列帯状体は、さらに効率的に送り込まれることになり、つかえたり、不適切に送り込まれたり、束になったり、及び/又は絡まったりしない。
締結具取付工具、順に並べた締結具の帯状体及び関連する使用方法を提供する。一実施形態では、取付工具は、フレームと、フレームに結合されるガイドと、順に並べた締結具の帯状体を整列締結具経路に沿って引くように構成される張力付与器と、を備える。張力付与器は、ガイドの下流に位置づけられ、張力を帯状体のガイドと帯状体の先端との間の部分に付与するように構成される。
別の実施形態では、工具の張力付与器は、引き込み可能に巻き取られてロールになる細長い部材を備える。張力付与器は、ピンなどの取付要素であって、帯状体の先端に取り付けられて、帯状体を工具、特にガイドを通して引くのを容易にするように構成される取付要素を備えることができる。
さらに別の実施形態では、工具は、締結具が工具から送り出される孔を有するガイドを備えることができる。ガイドは、孔に隣接するガイド壁と、ガイド壁に隣接して、逆転防止装置とも呼ばれる締結具停止部とを備えることができる。この締結具停止部は、任意にヘッドが締結具停止部に衝突した場合に、整列締結具経路に沿う締結具の移動を拘束して、締結具の先端及び/又はシャフトが揺動して孔と一直線上に並ぶようにすることができる。
さらに別の実施形態では、工具は、ヘッドサイズ調整要素を備えるガイドを装着することができる。ヘッドサイズ調整要素は、対応する逆転防止装置に係合して、ガイドが事前に選択したヘッドサイズを収納するように設定するように構成される。任意に、ヘッドサイズ調整要素は、異なるサイズの締結具(例えば、異なるヘッド直径、シャンクサイズ、長さなど)を異なるガイドを通して送り込むことができるように調整可能である。
さらに別の実施形態では、工具は、異なる構成の締結具のための異なるガイドを受容するように構成され得る。1つのガイドを隠れた締結具のために用いて、もう1つのガイドを面締結具のために用いることができる。各ガイドは、いずれのガイドがフレームに設置されたかに応じて、ヘッドサイズ調整要素に係合して、隠れた締結具又は表に現れた締結具のいずれかを収納するように、逆転防止装置を設定するように構成される調整係合部品を備えることができる。
さらに別の実施形態では、工具は、工具によって締結具がワークピースに打ち込まれる深さを規定するように構成される打込み調整器の深さ部を備えることができる。打込み調整器の深さ部は、フレームに移動可能に結合される上部ブロックを備えることができる。上部ブロックは、動力工具が打込み要素を回転させて締結具がガイドを通して送り出されるときに動力工具が取付工具に係合するポイントを設定するために、ガイドにてフレームに対して移動可能である。
追加の実施形態では、締結具取付工具を使用する方法を提供する。この方法は、ガイドの下流の位置にて、順に並べた締結具の帯状体を引き寄せるステップであって、この帯状体はキャリア及び複数の締結具を備える、ステップと、第1の締結具を複数の締結具からワークピース内に送り出すステップと、を含むことができる。
さらに追加の実施形態では、この方法は、張力付与器を実質的にキャリアの先端のみに取り付けて、張力付与器が実質的にガイドの下流の位置のみでキャリアを引き寄せることができるようにするステップを含むことができる。任意に、引くステップの間に、キャリアの後端をガイドの上流に留める。
さらに追加の実施形態では、この方法は、引くステップの間及び/又は送り出すステップの間にはキャリアの後端とガイドとの間の部分に張力をかけないステップを含むことができる。
さらに追加の実施形態では、この方法は、第1の締結具のヘッドをガイドの逆転防止装置に対して係合させ、第1の締結具のシャンクをキャリアによって引き寄せて、第1の締結具の先端及び/又はシャンクが揺動して孔と一直線上に並ぶようにすることによって、第1の締結具をガイドの孔と一直線上に並べるステップを含むことができる。任意に、キャリアは、締結具のヘッドと逆転防止装置との間の接触点周りにモーメントを生み出し、これにより、締結具の長手方向軸が配置される面内で締結具及びシャンクを回転させる。
別の実施形態では、この方法は、キャリアの先端を、ガイドの下流の位置にて、細長い部材に取り付けるステップと、細長い部材を引き込むか、及び/又は細長い部材をその部材自体に巻きつけることによってロールの形態にするステップと、を含むことができる。任意に、細長い部材は引張バネに結合される。引張バネは、細長い部材を引張バネの方に引き込み、これにより、細長い部材と共に細長い部材に取り付けられたもの、例えば、順に並べた締結具の帯状体のキャリアを引く。
さらに別の実施形態では、この方法は、張力付与器ピンを、帯状体の先端にて、キャリアに固定するステップを含むことができる。張力付与器ピンは、引くステップを実施する張力付与器にさらに結合される。張力付与器は、キャリアをガイド及び/又は孔を過ぎて移動させる工具の唯一の部分であってもよい。任意に、張力付与器は、前縁と、張力を受けた状態で逆転防止装置に係合する締結具との間にはキャリアの一部を設置するのに対し、締結具とキャリアの後端との間にはキャリアの一部を設置しない。
さらに別の実施形態では、順に並べた締結具の帯状体を提供する。この帯状体は、複数の締結具の列と、前縁及び後縁を備えてこの両縁の間に締結具の列を配置するキャリアとを備えることができる。キャリアは、前縁から後方に延びる始動タブを備える。始動タブは、いかなる締結具用穴もその内部に備えず、いかなる締結具もその内部に備えない。
さらに別の実施形態では、キャリアは、帯状体の全締結具が結合される装填部分を備えることができる。装填部分は、後縁から始動タブに延びることができる。キャリアの他の部分の装填部分は、順に並べた締結具の帯状体を他の工具で使用できるように、オプションの側部切り込みを備えることができる。
さらにいっそう別の実施形態では、始動タブには、給送要素開口が形成され得る。給送要素開口は、それ自体を通して給送要素ピンを受容するような寸法を有する。給送要素ピンを張力付与器に取り付けた場合には、給送装置は、取付工具のガイドを通してキャリアを移動させることができる。
追加の実施形態では、給送要素開口は、第1の締結具用穴から第2の距離を開けて離間され得る。この第2の距離は、複数の締結具用穴の隣接する穴同士を分離する第1の距離よりも長い。
さらに追加の実施形態では、順に並べた締結具の帯状体を使用する方法を提供する。この方法は、キャリアをガイドを通して整列締結具経路に沿って延ばして、始動タブがガイド及びキャリアの装填部分より前方に突出するようにするステップと、始動タブを給送装置に係合して、複数の締結具をガイドを通して順々に送り出すステップとを含むことができる。締結具のすべてが、ガイドより後方に突出し、後縁から始動タブへ延びて始動タブの手前で停止する装填部分に結合される。
別の実施形態では、締結具取付工具は、事実上あらゆるタイプの打込み工具に取り付けられ、駆動されるように構成され得る。打込み工具の多くが、異なるサイズのチャック又は打込み構成要素を有する。この実施形態では、工具の操作者が、例えば、選択的に、大きな従来のチャック、例えば、3/8インチ(0.952センチメートル)の打込みチャックを工具に接続するか、小さめの六角形のドライバーを工具に接続するかのいずれかを実施することができる。
さらに別の実施形態では、この工具は、駆動端部を有するドライブシャフトを備えることができる。駆動端部は、第1の大きな打込み工具チャックを取り付けることができる外面を形成する主要ドリル駆動部取付体を備える。主要ドリル駆動部取付体はこのほか、交換可能な打込みビットを受容して回転自在に拘束するソケットを形成することができる。このビットの打込み機構は新たなものでも摩滅したものでもよく、いずれにしても使用しないのであればドライブシャフトに隠すこともできる。しかし、ビットの第2の部分が、第1の大きな打込み工具とは異なるサイズを有する第2の打込み工具のチャック又は打込み構成要素に取り付けるための主要ドリル駆動部取付体を越えて外方に延びることができる。
さらに別の実施形態では、この工具は、1つ以上の交換可能なガイドを受容するように構成され得る。そのようなガイドを、異なるタイプのガイドを異なるタイプの適用例に設置するために、装着することができる。ガイドはこのほか、適用例に特有の異なるヘッドサイズ及び異なるシャンクサイズの締結具と協働するように構成され得る。
さらに別の実施形態では、交換可能なガイドが、ガイド孔が形成されるガイド本体であって、給送用長孔が形成される側壁を備えるガイド本体を備えることができる。長孔は、締結具のシャンクが給送用長孔を通って孔に入ることができるように構成され得る。ガイド孔より上で、ガイドヘッドをガイド本体に結合することができる。ガイドヘッドは、締結具のヘッドに係合して、締結具がガイド孔と一直線上に並ぶようにシャンクの傾斜を促進するように構成される逆転防止装置を備えることができる。ガイドは、逆転防止装置より下であって給送用長孔より上にキャリア長孔を形成することができる。キャリア長孔は、締結具を担持する整列締結具キャリアを摺動可能に受容することができる。
締結具取付工具、順に並べた締結具の帯状体、及び使用方法のここに挙げた実施形態は、これまでは達成できなかった締結具の適用例に利益をもたらす。例えば、工具が、順に並べた締結具の帯状体をガイド又は突出部アセンブリを通して引くための張力付与器を備える場合には、その帯状体は、比較的一定の張力を受けながら設置されるため、撓んだり、もつれたり、不適切に送り込まれたり、及び/又はつかえたりする可能性が低い。また、帯状体がつかえたり、不適切に送り込まれたりする場合、容易にアクセスして修正する。(キャリアを工具を通して押す従来の方法と対照的に)順に並べた締結具の帯状体を工具を通して引く方法によってこのほか、さらに一貫して締結具をガイド孔と一直線上に並べられるようになる。工具が、締結具の一部に係合する逆転防止装置を備える場合には、その締結具は、孔と一直線上に適切に並べることができる。工具が打込み調整器の深さ部を備える場合には、工具の打ち込み深さは、調整工具を使用せずに容易に設定することができる。ガイドが工具に対して取り外し可能であり、交換可能である場合には、作業に応じて、異なるサイズの締結具のための異なるガイドを容易に組み合わせて、工具に適合させることができる。この交換には追加の工具は必要ない。始動タブを備える順に並べた締結具の帯状体では、帯状体は工具に容易に設置することができる。始動タブは、順に並べた締結具の帯状体を工具を通して移動させるための張力付与器をはじめとする給送装置との主要接触点を提供することができる。
ここに挙げた本発明の目的、利点及び構成要件をはじめとする目的、利点及び構成要件は、ここに挙げた実施形態及び図面の記載を参照してさらに全面的に理解され、評価されるであろう。
本発明の実施形態を詳細に説明する前に、本発明は、下記に説明され図面に示される構成要素の動作又は構成の詳細及び配列に限定されるものではないことを理解する必要がある。本発明は、さまざまな他の実施形態で実施され、ここに明確に開示されていない代替的方法で実施あるいは実行されてもよい。また、ここで用いられる表現及び用語は説明を目的とするものであり、限定するものであると考える必要のないことを理解する必要がある。「含む」及び「備える」などの用語は、その後に列挙した項目とその等価物のほか、追加項目とその等価物を包含することを意味するものである。また、種々の実施形態の記載では項目を列挙してもよい。明言されていない限り、項目の列挙は、本発明をいずれかの特定の順序又は数の構成要素に限定すると解釈するべきではない。あるいはまた、項目を列挙することによって、列挙した工程又は構成要素に統合されるか結合される可能性のあるあらゆる追加工程又は構成要素が、本発明の範囲から除外されると解釈すべきではない。
締結具をワークピースに打ち込むための打込み工具に結合されるここに挙げた実施形態の締結具取付工具の斜視図。 工具の張力付与器を図示する、工具の後面図。 順に並べた締結具の帯状体を引っ張った状態の張力付与器を図示する、工具の別の後面図。 帯状体をガイドに送り込んだばかりのガイドの前面を図示する、工具の前面図。 工具がワークピースに係合する前のニュートラルモードにある状態を示す、工具の側断面図。 締結具をガイドに係合し位置決めする逆転防止装置のクローズアップ図。 工具が締結具を順に並べた締結具の帯状体から送り出す状態を示す、工具の側断面図。 張力付与器が、次の締結具を引いて工具のガイドと一直線上に並ぶようにする状態である、後退モードにある工具の側断面図。 第1の締結具を誘導するように構成される第1のガイドの側面図。 第1のガイドの斜視図。 工具のフレームに設置される第1のガイドの側断面図であって、その第1のガイドのための締結具逆転防止装置の設定を示す側断面図。 第1の締結具とは異なる第2の締結具を誘導するように構成される第2のガイドの側面図。 第2のガイドの斜視図。 工具のフレームに設置される第2のガイドの側断面図であって、その第2のガイドのための締結具逆転防止装置の異なる設定を示す側断面図。 第1の深さモードにある工具と連動する打込み調整器の深さを示す斜視図。 第1の深さモードにある工具に連動する打込み調整器の深さを示す部分断面図。 第1の深さモードの打込み調整器の深さを示す側断面図。 第1の深さモードでの締結具の打込みの深さのクローズアップ図。 第2の深さモードの打込み調整器の深さを示す斜視図。 第2の深さモードにある工具に連動する打込み調整器の深さを示す部分断面図。 第2の深さモードの打込み調整器の深さを示す側断面図。 第2の深さモードの打込みの深さのクローズアップ図。 順に並べた締結具の帯状体のためのキャリアの斜視図。 複数の第1の締結具を装填したキャリアの斜視図。 複数の第2の締結具を装填した代替キャリアの斜視図。 順に並べた締結具の帯状体のための別の代替キャリアの斜視図。 複数の第1の締結具を装填した他の代替キャリアの斜視図。 工具のアール要素回りを横移動する他の代替キャリアの側面図。 他の代替キャリアによって形成される穴と、その穴に隣接する任意の切り込みのクローズアップ図。 第1の代替実施形態の締結具取付工具の斜視図。 設置部の第1の交換可能な打込みビット及び駆動部の第2の交換可能な打込みビットを図示する、図21の断面図。 内部に第1の交換可能な打込みビットを設置する取付端部を図22の23Aから見たクローズアップ図。 内部に第2の交換可能な打込みビットを設置する駆動端部を図22の23Bから見たクローズアップ図。 内部から第1の交換可能な打込みビットを取り除いた取付端部を図22から変更された24Aから見たクローズアップ図。 内部から第2の交換可能な打込みビットを取り除いた駆動端部を図22から変更された24Bから見たクローズアップ図。 駆動端部から取り除かれた第2の交換可能ビットの斜視図。 張力を受けた細長い引っ張り部材を保持するように構成されるホールドボタンの斜視図。 細長い引っ張り部材を保持し解放する、作動中のホールドボタンの側断面図。 工具に対して第2の交換可能なガイドと交換される第1の交換可能なガイドの断面図。 第3の交換可能なガイドの正面図。 第3の交換可能なガイドの側断面図。 第1、第2及び第3の交換可能なガイドの斜視図。
取付工具の本実施形態を図1〜図17に図示し、符号10で示す。一般に、取付工具10は、順に並べた締結具の帯状体80をガイド30に向けて前進させ、その結果、個々の締結具が帯状体からガイドを通って順々に誘導され、ワークピース100に打ち込まれるように構成される。取付工具は、主にガイド30の下流の位置、あるいは全般的には締結具が帯状体80から分離する位置にてキャリア85の先端81を引っ張ることによって、帯状体80を前進させる方法を利用することができる。帯状体80のキャリア85は、先端81と、全締結具が結合される装填部分86との間に始動タブ84を備える。
本明細書で用いられているように、「締結具」(fastener)は、ネジ、釘、無頭釘などを含むことができる。任意に、図5A及び図19に示される例示締結具は、ネジ山が付いているかネジ山の付いていないシャンク107のほか、シャンクの最上部分に結合されるヘッド102を備えることがある。ヘッドは、外面、あるいはヘッド又はシャンクに形成される穴又は凹部のような打込み機構103を備えるように構成されることがある。打込み機構103が穴である場合、その穴は任意に六角星の形状であってもよい。このタイプの打込み機構の一般名は、星形駆動部、あるいはISO10644として国際標準化機構によって標準化されたヘキサロビュラ型内部打込み機構である。星型打込み機構の任意の1つのタイプはTORXドライブである。このドライブには、T‐10、T‐15、T‐20、T‐25、T‐30、T‐35などのように、一般に「T」に何らかの数字を付けて指定されるさまざまなサイズがある。TORXは、ロードアイランド州、プロビデンスのTextron,Inc.の商標名である。打込み機構は、回転操作工具、例えば、ドリル及び/又はドリルに連動する打込み要素のような打込み工具に接続されるように任意に構成されることがある。この打込み工具は、下記にさらに詳細に記載されるように、ヘッド、ひいては締結具を旋回又は回転させ、締結具をワークピースに打ち込む。
本明細書で用いられているように、「整列締結具経路」(collated fastener path)は、順に並べた締結具の帯状体80が前進する経路を含むことができる。整列締結具経路は、多数の方向、例えば、ガイドに向かう下方向、ガイドを横切る方向及びガイドから離れる上方向に延伸可能である。本明細書で用いられているように、用語「上流」及び「下流」は、ガイド30、その孔30Bに対する位置及び/又は工具が前進させる締結具の位置を概ね指している。上流は、ガイド、孔及び/又は前進した締結具の前に位置している整列締結具経路に沿う位置を指すことができる。下流は、ガイド、孔及び/又は前進した締結具の後に位置するか、ガイド、孔及び/又は前進した締結具を超えて位置している整列締結具経路に沿う位置を指すことがある。上流U及び下流Dは図5に概ね図示されるが、その正確な位置は、ここに示した構成のみに限定されるものではなく、わずかな変更が考慮に入れられている。
次に図1〜図6に図示される工具10を検討し、その構成要素及び構造をここでさらに詳細に説明する。工具10は、ガイド30が結合されるフレーム20を備えることができる。フレーム20は、締結具送り出し作業中に回転が制約されたり、及び/又はフレーム内で案内される回転打込み要素25を収容することができる。打込み要素25及びフレーム20は一般に、打込み工具109に選択的かつ取り外し可能に結合されるように構成される。打込み工具は、打込み工具が打込み要素を回転させることができるように打込み要素に結合するように構成されるチャックを有する電動ドリル又はコードレスドリルであってもよい。打込み要素25は、長手方向軸LA回りに回転可能である。打込み要素25は、締結具の打込み機構に係合して打込み機構を回転させる駆動端部を備えることができる。打込み要素はこのほか、打込み工具に係合して打込み工具が打込み要素25を回転させることができるように構成されるチャック端部を備えることができる。任意に、打込み要素は、第1及び第2の端部を備える交換可能な打込みビットであってもよい。任意に上記のTORXドライブの形態である打込み機構は、第1の端部に位置することができる。第2の端部は、下記にさらに記載するように、ドライブシャフトの下部と連動するように構成される特定の形状、例えば六角形形状、正方形形状、楕円形状、不整形状などの形状を有することができる。
図1〜図4に示されるように、フレーム20は、ガイド30が結合される第1の端部又は取付端部又は下部端部21と、打込み工具109を結合することができる第2の端部又は上部端部22とを備える。フレームは、打込み要素25、ガイド30及び張力付与器40のようなさまざまな構成要素を収容するように構成される細長い環状構造を概ね有することができる。フレームは、操作者が、床の高さ、あるいは操作者の上又は前に任意に位置することがある離れたワークピースに締結具を押し当てながら、工具を起立した形態で使用できるようにするのに十分な長さを有することができる。
フレーム20は、前側又は上側20F及び後側20Rを備えることができる。前側は、工具を操作しているユーザから見て外方に向いているのに対し、後側は工具を操作しているユーザの方を向いていてもよい。前側20Fは、帯状体ガイドチャネル20Cを備えることができる。帯状体ガイドチャネル20Cは、U字状又はC字状であり、帯状体80のキャリア85を把持し、受動的にフレームの前側からガイド30を通ってキャリア85を誘導するように概ね構成され得る。帯状体ガイドチャネル20Cは、順に並べた締結具の帯状体の全長を収納するのに十分な長さを有することが可能である。キャリアは、ガイドチャネルに配置されると、ガイドチャネル内を自由に摺動し、これにより、締結具の帯状体が整列締結具経路CFPに沿って移動できる。ガイドチャネル20Cは、ガイドの上流Uに位置づけることができる。ガイドチャネル20Cに配置される帯状体80を、ガイドチャネル20Cからガイド30の端まで延ばし、その端を通過させて、帯状体80の張力付与器40に向かい合う端部を張力付与器40に任意に取り付けることができる。ほとんどの場合、順に並べた締結具の帯状体から締結具が無くなる前に、キャリア85の後端82及び帯状体がガイドチャネル20C内に配置され摺動する。
図5に示されるように、フレーム20は、1つ以上の帯状体ローラー25R及び26Rを任意に備えることができる。この2つのローラーは、フレームの下端部21に配置され、ガイド面を帯状体と、特にキャリア及びその左側縁85L及び右側縁85Rに提供するように構成される。ローラーは、フレームに回転可能に装着され、その結果、帯状体が張力付与器40を介して提供される張力を受けて、工具を通して引っ張られるときに、回転可能である。ローラーの最下部分は、整列締結具経路CFPと一直線上に並べることができる。ローラーは、締結具102それぞれのヘッドを逆転防止装置48と一直線上に並べ、その結果、逆転防止装置が締結具を拘束したり、及び/又は締結具に係合して、締結具を孔及び/又はガイドによって適切に並べることができるように、帯状体80を位置決めすることができる。任意に、ローラー25R及び26Rは、工具10の長手方向軸LAの両側に配置することができ、長手方向軸は、打込み要素25の中心線に一致することが可能である。さらに任意に、ローラーの一方が打込み要素の上流に位置し、他方が打込み要素の下流に位置することが可能である。さらに任意に、ローラーを、フレームに設置しないことも、帯状体を工具を通して誘導するのを支援する低摩擦緩衝器のような、回転しないガイド要素と交換することも可能である。
フレーム20は、図2、図5及び図15に示されるように、張力付与器40に結合される。張力付与器は、その構成要素の多くがフレームの実質的に内側に収容されて、埃及び破片が張力付与器に付着してその構成要素を損傷する可能性を防止する状態で、フレームの後側20Rに概ね隣接することが可能である。張力付与器40は、フレームの後側20R上を任意に上端部22から下端部21に下方に延びる細長い部材42を備えることができる。細長い部材は、金属、プラスチック、合成物及び/又はその組み合わせから構成される材料で作成される連続シート又は帯状体であることが可能である。任意に、細長い部材は、それ自体の上に何度も巻かれて筒状ロールになれるように柔軟であってもよい。他の事例では、細長い部材は、それ自体の上に巻かれることなく、代わりに、フレームの下端部から上端部に延びてから、下端部又は取付端部の方に反転するように構成されてもよい。
張力付与器40は、細長い部材42に結合される付勢部材43を備えることができる。付勢部材43は、強制的に細長い部材42を引っ張ったり、及び/又は細長い部材42に張力を付与したりするように構成されるコイルバネ、電動リール、ネジ巻き機構をはじめとする機構であってもよい。図2及び図5に示されるように引張バネと呼ばれることもある付勢部材43は、フレーム20の一部に、任意には上端部22にて回転可能に結合可能である。付勢部材は、ピン43Pにてフレームに取り付け可能である。ここで、ピンはフレームの左側から右側に延びる。
コイルバネの形態である場合には、付勢部材又は引張バネは、時計方向又は半時計方向に、効果的に巻き上げられる、つまり、それ自体の上に巻かれるようになることが可能である。このため、付勢部材は、細長い部材42に結合されているため、細長い部材に張力又はけん引力を及ぼす。また、付勢部材43はこのほか、細長い部材をロールに戻すことができる。この場合、細長い部材は、巻き上げられる、つまりそれ自体の上に何度も巻かれることが可能である。
任意に、コイルバネの形態である場合の付勢部材は、その遠位端43Eに一定のけん引力を付与することができる。他の事例では、付勢部材が細長い部材を介して及ぼすけん引力又は張力は、細長い部材が巻かれてロールになった時点で、高い張力又はけん引力から低い張力又はけん引力の方へと減少することがある。一般に、張力付与器、特に付勢部材は、張力付与器が任意に少なくとも5ポンド(2.27kg)、さらに任意に少なくとも10ポンド(4.54kg)、さらにいっそう任意に少なくとも20ポンド(9.07kg)、さらにいっそう任意に少なくとも30ポンド(13.61kg)のけん引力を、締結具の整列帯状体に取り付けられた場合に、締結具の整列帯状体に付与することができるように構成され得る。場合によっては、引張バネの形態である場合の付勢部材は、比較的一定、不変に細長い部材、ひいては帯状体を終始引き寄せるように構成される定荷重バネであってもよい。この定荷重バネは、取り付けられたものがどのようなものでも、任意に1〜10ポンド(0.45〜4.54kg)、さらに任意に2〜8ポンド(0.91〜3.63kg)、さらにいっそう任意に2〜5ポンド(0.91〜2.27kg)の引張力を及ぼすことができる。
張力付与器は、図2及び図5に示されるように、取付要素45によって、順に並べた締結具の帯状体80に取り付けることができる。取付要素45は、細長い部材42の端部43に結合できる。取付要素は、ユーザが細長い部材、特にその端部43Eをロールから概ね図2に示されるような位置に引っ張ることができるようにする把持部46を備えることができる。把持部46がピン46Pを介して端部43Eに結合される場合には、フレームには、任意にフレームの後側20Rに長孔20Sを形成することができる。これにより、ピンが長孔内を移動し、長孔によって誘導されるようにすることができる。細長い部材がフレームの内側に配置され、フレームの内側を移動、任意に展開している間に、把持部43は、フレームの外側を、フレームの後面20Rに概ね隣接して、移動できる。把持部は、ユーザが細長い部材をガイド近傍の位置に引っ張ることができるようにすることができる。このガイド近傍の位置は、始動タブがガイドを通過し、細長い部材に取り付けられるのに十分なものである。把持部は、ローレット面のような保持面を備えることができる。他の構成では、把持部は、それ自体を引くのに役立つハンドル又はコードを備えることができる。
取付要素45、ひいては張力付与器40は、キャリア85の先端81に取り付けられるように構成される。ある構成では、取付要素45は、帯状体80のキャリア85の始動タブ84に形成される給送要素開口47を通って延びることができる大きさ及び寸法を有する給送要素ピン47を備えることができる。給送要素ピン47は円筒構造であってもよい。任意に、給送要素ピン47は、ガイドから離れる方向に曲げられるか、上方に角度づけられ、キャリアが取付要素から滑り落ちないようにしてもよい。場合によっては、給送要素ピン47は、長手方向軸LAに対して任意に45°、さらに任意に60°、さらにいっそう任意に80°に角度づけられてもよい。図示されてはいないが、給送要素ピンは、キャリアの先端を取付要素に固定するための閉鎖具を備えることができる。
工具10は、上記のように、打込み調整器50の深さ部を備えることができる。打込み調整器50の深さ部はこのほか、図14〜図17に示されるように、フレームに結合することができる。打込み調整器50の深さ部はフレーム20の上端部22に接続することができる。打込み調整器50は、打込み工具109の一部に接触し、打込み工具109のガイドに向かう前進を止めるように配置されてもよい。次に、これにより、ガイド30を通る打込み要素25の前進と、それに連動する締結具102のワークピース100に対する打ち込みを止める。次に、これにより、図15B及び図17Aに示されるように、締結具102のワークピース110に対する打ち込みの深さが効果的に設定される。そこでは、締結具102のそれぞれは、異なる深さD2及びD3でワークピースに対して打ち込まれる。例えば、D2は、D3よりも深さが浅い。このような異なる深さは、打込み調整器50の深さ部により打ち込みの深さを調整することによって達成することができる。実際には、打込み調整器の深さ部は、打込み要素25の作業長さを短くしたり、長くしたりして、打込み要素25によって打ち込まれる締結具の打ち込みの深さを選択的に設定することができる。
図14及び図15に示される打込み調整器50の深さ部は、ハンドル50Hに連動することができる。ハンドル50Hは、ユーザがフレームをさまざまな位置に移動させ、工具を概ね操作するのを支援することができる。ハンドル50Hはフレーム20に回転可能に装着することができる。作動中、ハンドル50Hの回転は、打込み調整器50の深さ部を締結具の所望の打ち込みの深さに調整及び設定するのに用いることができる。打込み調整器50の深さ部は、停止ブロック54をさらに備えることができる。停止ブロック54は、打込み工具109に係合するように構成される上面59を備え、打込み工具が工具10のガイド30に接近するのを制止することができる。
ハンドル50Hは、フレーム20に固定して結合される旋回軸53に装着することができる。旋回軸53は、停止ブロック54に形成される概ね垂直な長孔55に装着することができる。停止ブロックにはこのほか、調整用長孔56を形成することができる。調整用長孔56内では調整用ピン57が移動する。この調整用ピン57はこのほか、旋回軸53から規定の距離を開けて離れて、ハンドルに取り付けることができる。ハンドル50Hの回転は、調整用長孔56内の調整用ピン57の相対移動に変換することができる。この移動は、フレーム内で停止ブロックを上方又は下方に平行移動させ、向かい側のガイドから概ね離間させるかこのガイドに接近させる。打ち込みの深さを調整するように構成されるハンドル50Hを用いると、工具10の打ち込みの深さを設定するのに追加の手工具が必要なくなる。停止ブロックのピンと長孔からなるシステムは良好に機能するが、工具10の打ち込みの深さを選択的に調整及び設定するのに他のアセンブリが期待されている。
図14〜図17は、工具の打ち込みの深さの調整を図示する。特に、図14及び図15は、打込み調整器50の深さ部が設定する打ち込みの深さD2を図示する。この第1の打ち込みの深さモードでは、打ち込みの深さD2は比較的浅い深さである。このモードは、フレーム20の上端部22に対して高い位置に停止ブロック54の上面59を置くことによって設定される。一般に、このモードでの上面59は、フレームの上端22Eと同一平面上に位置することができる。次に、これによって、コネクタ要素25が一端から、コネクタ要素25が締結具102に係合する他端に距離H2だけ延びるように、打込み工具109の動きが拘束される。この距離H2は、工具が、ワークピース100に対する打ち込みの深さをD2に設定することができるようにする。
第2の打ち込みの深さモードでは、打ち込みの深さD3は、D2よりも相対的に深い深さである。このモードは、停止ブロック54の上面59をフレーム20の上縁22Eに対して低い位置に置くことによって設定される。上面59は、上縁22Eに対して距離L2だけ凹ませることができる。次に、これにより、コネクタ要素25が一端から、締結具102に係合する他端に距離H3より長い距離だけ延びるように、打込み工具109の動きが拘束される。この距離H3は、工具がワークピース100に対する打ち込みの深さをD3に設定できるようにする。
任意に、ユーザが打込み調整器50の深さ部を用いて、工具の打ち込みの深さを設定し、さまざまな異なるサイズのネジのほか、ワークピースへの応用に適応することができる。第1及び第2の深さモードに示されているが、打込み深さ調整器は、他の深さモードでは、工具の打ち込みの深さを無限数の打込み深さに調整できる。打込み調整器50の深さ部を設定するために、ユーザがハンドル50Hを回転する。この様子は、図14Aと図16Aを対比することによって図示することができる。ハンドル50Hを図14Aに示される方向Rに回転させることにより、ハンドルは軸53回りに回転する。これにより、ピン57は長孔56に係合し、次にブロック50を上縁22Eから距離L2だけ押し下げる。他方の長孔55内を動くピン53はこの動きを直線的に誘導する。
上記で考察したように、取付工具10は、フレームの下端部21に結合するガイド30を備える。ガイドは、金属、プラスチック及び/又は合成物から構成され、締結具が打ち込まれ、押し出され、及び/又は回転するように締結具を制約するように構成され得る。ガイドは、ボルト、ピンをはじめとする締結具を介してフレームに取り付けられ得る。
図5及び図10示されるように、ガイド30には孔32を形成することができる。孔は、筒状孔であり、締結具がその内部で回転できるか、さもなければその内部を通って移動又は前進できるようなサイズを有してもよい。孔は、その直径が締結具の直径の最大幅よりわずかに大きく、その結果、締結具が孔を容易に移動できるようなサイズをさらに有してもよい。孔は、必要に応じて、一度に1つの締結具のみを受け入れることができるサイズを有してもよい。任意に、孔は、少なくともガイド30の最先端30Tでは、回転する締結具を100%取り囲むことができる。
ガイド30はこのほか、ガイド壁34を備えることができる。このガイド壁34は、ガイドの壁又はガイドの一部であって、ガイド壁34に対して各締結具が係合するか、さもなければ載置されるようにできる。このガイド壁は孔32と一直線上に並ぶか、及び/又は孔32の一部を形成することができる。一般に、ガイド壁は、丸みを帯び、及び/又は部分的に筒状の外形を有することができる。他の事例では、ガイド壁は、適用例に応じて、平坦であり、及び/又は平面であってもよい。ガイド壁は、ガイドの締結具が最初に係合する部分であってもよい。ガイド壁は、締結具に、任意に孔より上方で、係合することができる。必要に応じて、ガイド壁は、孔の一部、孔の延長部、及び/又は孔の1つ以上の面に平行であってもよい。
ガイド30には給送用長孔36を形成することができる。給送用長孔36は、締結具を1つずつ順々に側壁に対して送るか及び/又は孔内に送ることができるようなサイズを有する。給送用長孔36は、多数の締結具がその長孔内であって概ねガイド内に配置されるようなサイズを有することができる。場合によっては、給送用長孔32は、最初の締結具又は打ち込まれた締結具の後に続く締結具を1つだけ長孔32内に嵌合するようなサイズを有することができる。その後に続く残りの締結具を長孔36の外側に配置することができる。
給送用長孔36は、ガイド壁34に直接つながることができる。給送用長孔はこのほか、締結具のシャンクのみが長孔を通過することができるようなサイズを有することができる。例えば、図5A及び図9に示されるように、長孔幅SWは、締結具が整列締結具経路に沿って前進するときに、締結具102及び104のシャンク107のみが長孔36、ひいてはガイド30に入るように規定することができる。しかし、締結具のヘッドは、長孔36に入らず、締結具が孔に送り込まれるか、及び/又は孔を通過するまで、孔32及びガイド壁34より概ね上方に留まる。締結具が孔に送り込まれるか、及び/又は孔を通過するとき、それぞれの締結具が孔に整然と確実に入るように、締結具はその孔と一直線上に並ぶ。この並びは、下記にさらに詳細に記載するように、ガイド壁及び逆転防止装置を介して促進される。
図5、図5A〜図7及び図10に示されるように、工具10は、逆転防止装置48を備えることができる。逆転防止装置は、1つ以上のピン29Pを介してフレーム20に結合できる。このようなピン29Pは、逆転防止装置48に形成される長孔29Sに配置される。適用例及び逆転防止装置の適応性に応じて、逆転防止装置をフレームに取り付けるのに他の装置を使用してもよい。任意に、逆転防止装置は、ガイド30から構造的に独立しており、ガイド30より概ね上方に配置される。この位置では、逆転防止装置48は、締結具が整列締結具経路CFPに沿って移動するときに、順に並べた締結具の帯状体の締結具のそれぞれに係合するように構成される。
図5Aに示されるように、逆転防止装置48は、一般に締結具がガイド及び工具を通って移動するときに、個々の締結具、例えば、帯状体の先頭の締結具の動きを妨害及び拘束する。逆転防止装置48は、締結具がガイドを通って前進する前に個々の締結具に係合するように位置決めされ構成される係合面48Eを備える。係合面48Eは、図10に示されるように、長手方向軸LAから事前に選択した距離D5を開けて離れて配置することができる。この距離は、打込み要素25が孔32に向かって前進した場合に、打込み要素が打込み機構の中心又は前進している締結具それぞれの穴103の実質的に中心に置かれるように選択することができる。これにより、打込み要素25が一貫して締結具に係合し、締結具を前進させることができる。係合面は、図示されているように、実質的に平面であってもよい。任意に、係合面48Eは、適用例に応じて、丸みを帯びたり、及び/又は角度づけられてもよい。
図5Aに示されるように、係合面48Eは、帯状体80のキャリア85より上方に配置される。この構成では、係合面48Eは、帯状体が担う締結具のヘッドのみに係合することができる。もちろん、逆転防止装置及び各係合面は、適用例に応じて、帯状体の各締結具の他の部分に係合するように配置することができる。工具の操作中には、上記のように、張力付与器40は、個々の締結具がガイド30に入るように、整列締結具経路に沿って帯状体80、特にキャリア85を引っ張る。帯状体を引っ張るとき、キャリアは、特に工具が前進させる前の締結具のヘッドが係合面48Eに接触するときに、少なくとも取付要素と最初の締結具との間で、張力Tの下に置かれる。通常、ヘッドが逆転防止装置に係合している間、キャリアは、連動する締結具と、取付要素45のキャリアに取り付けられる点との間で、張力Tの下に保持される。
図5Aに示されるように、逆転防止装置48、特に係合面48Eは第1の締結具102のヘッドに係合する。この係合は、接触点又は接触面48Pで発生する可能性がある。この接触点48Pは、張力Tの下にあるキャリア85より上方に位置づけられる。キャリアがヘッドの下にて締結具に及ぼす張力は、接触点48P周りにモーメントMを発生させる。このモーメントMは、図5Aに破線で示される姿勢から図5Aに実線で示される姿勢にシャンク107を回転させたり、斜めにしたり、及び/又は傾斜させたりする。その際、締結具は、長手方向軸LAが延びる平面内で回転又は移動する。キャリアの張力によって発生するモーメントのために、シャンク107は、シャンク又はその一部がガイド壁34に係合するまで、そのガイド壁に向かって回転又は移動する。この動作中に、締結具の先端105はこのほか、締結具のヘッドが、打込み要素25と一直線上に並ぶ概ね一定の位置に維持されている間ずっと、ガイド壁に向かって傾斜、移動及び/又は回転することができる。シャンク及び/又はその一部がガイド壁及び/又は孔の一部に係合している状態では、締結具は、打込み要素25が締結具を送り出し始めるときに、その締結具が整然と一貫して孔32に入り、その穴を通過することになるように、孔32と合理的に一直線上に並ぶ。
任意に、ガイドは、さまざまな異なる種類の締結具を送り出すように構成され得る。例えば、ガイドは、工具が、Vandenbergによる米国特許第9,120,214号に記載された締結具のような隠された締結具を送り出すことができるように構成され得る。米国特許第9,120,214号は、参照することによってその全体が本明細書に組み込まれる。このタイプの第1のガイドが図8〜図10に示される。これとは別に、ガイドは、工具が面締結具を送り出すことができるように構成され得る。面締結具は、よく見られる飾りネジの形態であってもよい。このタイプの第2のガイドが図11〜図13に示される。任意に、第1のガイド及び第2のガイドのような異なるタイプのガイドは、幅広い締結具取付オプションを、現場で工具を変えることによって提供する工具と比較して、取り外したり、交換したりすることができる。
第1のガイドを第2のガイドと交換する場合、特にこの2種類のガイドが第1のヘッド直径及び第1のヘッド直径より大きい第2のヘッド直径のような異なるサイズのヘッドを有する締結具を送り出すように構成される場合には、打込み要素25を、これから送り出す各締結具の打込み機構の中心に一貫して置き、この打込み機構と一貫して一直線上に並べることを確実に実施するのが有益である。場合によっては、打込み機構が打込み機構の中心に適切に置かれていない場合、打込み要素は帯状体の締結具と一直線上に並ばない場合がある。これにより、打込み要素の締結具との係合が不十分になることがあり、ひいては締結具の絡まり及び/又は不適切な送り出しに至ることがある。これに対処するために、取付工具と共に使用されるガイドは、特定の締結具ヘッドサイズに適応するための適切な位置に逆転防止装置のインデックスを作成するヘッドサイズ調整要素を任意に備えることができる。第1のヘッドサイズを有するネジに適合する第1のガイド30が図。8〜図10に示され、さらに大きな第2のヘッドサイズを有する別のネジに適合する第2のガイド30’が図11〜図13に示される。この第1及び第2のガイドはそれぞれ専用のヘッドサイズ調整要素38及び38’を備えることができる。各ヘッドサイズ調整要素は、各ガイドが工具10に設置されるときに、選択的に逆転防止装置に係合し、逆転防止装置を移動させる。
図8に示されるように、ヘッドサイズ調整要素38は、第1のガイド30の後壁30Rから距離D7を開けて離間している。このヘッドサイズ調整要素38は、調整要素38を逆転防止装置48の対応する穴又は凹部49内に誘導するのに役立つ丸みを帯びた斜面及び/又は面取りした斜面39を備える突起の形態であってもよい。
図10に示されるように、この第1のガイド30が工具10に設置される場合、調整要素38は逆転防止装置48の穴49に入る。逆転防止装置48は、ピン29Pを介して、フレーム20に移動可能及び/又は摺動可能に結合することができる。例えば、逆転防止装置は、ヘッドの位置及びサイズに応じて、フレームの前後に対して横方向に、あるいは孔32の軸の方に向かう方向及び/又は孔32の軸から離れる方向に任意に移動することができる。このため、移動可能な逆転防止装置を用いると、調整要素38が穴49に入った場合に、逆転防止装置は、調整要素と穴とを一直線上に並べるために移動又は摺動する。これにより、次に、係合面48Eを特定の距離D5だけ長手方向軸LAから移動させる。特定の距離D5は、ガイドによって使用される締結具のヘッドに対応し、その結果、そのような締結具が係合面48Eに係合した場合に、打込み要素25がそのような締結具の打込み機構それぞれの概ね中心に置かれる。これにより、次に、打込み要素が打込み機構に適切かつ十分に係合し、打込み要素によって締結具が一貫して送り出されるようになる。特定のヘッドサイズ及び打込み機構の位置に対応するために、逆転防止装置のインデックスが長手方向軸LAに対して作成されることがない場合には、打込み要素が打込み機構に入ることも打込み機構と十分に係合することもなくなる可能性がある。この中心を外れた状態では、打込み要素は、ガイドを通して締結具を一貫して送り出すことができない可能性がある。
図11に示されるように、ヘッドサイズ調整要素38’は、第2のガイド30’の後壁30R’から距離D7を開けて離間している。このヘッドサイズ調整要素38’は、調整要素38’を逆転防止装置48の対応する穴又は凹部49内に誘導するのに役立つ丸みを帯びた斜面及び/又は面取りした斜面39’を備える突起の形態であってもよい。
図13に示されるように、第2のガイド30が工具10に設置される場合、調整要素38’は、移動可能な逆転防止装置48の穴49に入る。このため、逆転防止装置は、調整要素と穴とを一直線上に並べるために移動又は摺動する。これにより、次に、係合面48Eを特定の距離D6だけ長手方向軸LAから移動させる。特定の距離D6は、ガイドによって使用される締結具のヘッドに対応し、その結果、そのような締結具が係合面48Eに係合した場合に、打込み要素25がそのような締結具の打込み機構それぞれの概ね中心に置かれる。これにより、次に、打込み要素が打込み機構に適切かつ十分に係合し、打込み要素によって締結具が一貫して送り出されるようになる。
上記で説明したように、工具10は、打込み要素が締結具を帯状体から順々に送り出すことができるように、順に並べた締結具の帯状体80をガイドを通して引っ張るように設計される。ここで、図1、図3、図18及び図19を参照して、工具と共に使用される順に並べた締結具の帯状体を説明する。一般に、帯状体80は、多数の締結具102の列が配置されるキャリア85を備える。締結具は、本明細書に記載されるいかなるタイプのものであってもよい。例えば、締結具のそれぞれがシャンク107S及びヘッド107Hを備える。シャンクにはネジ山が付いていても付いていなくてもよい。ヘッドは、シャンクと同じ寸法であっても異なる寸法であってもよい。しかし、図示のように、ヘッドは、直径がシャンクの直径よりも大きい。連続する締結具のシャンク同士は、ある締結具のヘッドが隣接する締結具のシャンクに接触しないように、互いに離間している。締結具のそれぞれは、適用例に応じて、軸及び任意の長さを備えることができる。
キャリア85は、図示のように、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、合成物のような高分子材料及び/又は適用例によっては壊れやすい金属から構成され得る。キャリア85は、前縁81Eで終端可能な先端81と、後縁82Eで終端可能な後端82とを備えることができる。先端及び後端は、キャリア85の長さ分だけ互いに離れることができる。任意に、キャリア85の長さは、多数の締結具、例えば、任意に50個、75個、100個以上の締結具がキャリアと連動し、帯状体80によって保持されるようなものであってもよい。
キャリアは、先端から後端に延びて向かい合う左側部85L及び右側部85Rを備えることができる。キャリアはこのほか、上面85U及び下面85Dを備えることができる。一般に、締結具がキャリアに担持される場合、ヘッド107Hは上面85Uより上に配置され、シャンク107Sは下面85Dより下に配置される。場合によっては、ヘッド107Hは、上面の上に直接載るか、上面に係合することができる。上面は、厚さTだけ下面から離れてもよい。この厚さは、キャリアを作成する材料、適用工具及び締結具に応じて、任意に0.001インチ(0.00254センチメートル)〜0.1インチ(0.254センチメートル)、さらに任意に0.01インチ(0.0254センチメートル)〜0.1インチ(0.254センチメートル)をはじめとする厚さにすることができる。
図18及び図19に示されるように、帯状体80及びキャリア85は、始動タブ84を備えることができる。始動タブ84は、前縁81Eから始動タブ端部84Eに向かって後方に延びることができる。始動タブ端部84Eは、キャリアに担持される多数の締結具の第1の締結具102A用の第1の締結具用穴FFHからの距離よりも前縁からの距離の方を長くすることができる。始動タブ84は、それ自体にいかなる締結具用穴も備えないようにすることができる。また、始動タブは、前縁81Eから始動タブ端部84Eに至る始動タブ内に配置されるいかなる締結具も含まないようにすることができる。任意に、始動タブに配置されるか、さまなければ連動する締結具用穴又は締結具を0個にする、即ち、設けないようにしてもよい。さらに任意に、始動タブは、帯状体80の完成状態では、締結具用穴及び締結具を含まない状態にすることができる。しかし、場合によっては、始動タブにオプションの締結具用穴を設けてもよいが、このような締結具用穴は空である、即ち、穴には締結具が0個である、即ち、含まれていない。この構成では、始動タブ84には締結具が0個、即ち、備えられていない状態が維持されている。任意に、始動タブは、帯状体に連動する締結具のいずれも支持することができなくてもよい。
始動タブ84は、始動タブを給送要素に係合するのに十分な長さSLを有し、キャリアの残りの部分、例えば、帯状体80の装填部分86を移動させること、例えば、引っ張ることができる。この長さSLは、前縁81Eから、概ね第1の締結具用穴FFHに達していない始動タブ端部84Eに延びることができる。長さSLは、適用例及び帯状体を使用する工具の構成に応じて、任意に少なくとも1/4インチ(0.635センチメートル)、さらに任意に少なくとも1/2インチ(1.27センチメートル)、さらにいっそう任意に少なくとも3/4インチ(1.905センチメートル)、さらにいっそう任意に少なくとも1インチ(2.54センチメートル)、さらにいっそう任意に1と1/2インチ(3.81センチメートル)、さらにいっそう任意に2インチ(5.08センチメートル)、さらにいっそう任意に3インチ(7.62センチメートル)以上にすることができる。さらに任意に、始動タブ84の長さSLは、帯状体の装填部分86に形成されて直接隣接する締結具用穴102H同士の間の任意の間隔Gよりも長くすることができる。
始動タブ84は、図示のように給送要素開口87の形態である給送要素取付具を備えることができる。他の構成では、給送要素取付具は、フックのような突起の形態であってもよい。給送要素取付具は、工具の給送装置に結合して帯状体80を工具、特に工具のガイドを通して移動させるように構成され得る。給送要素開口87は、キャリアを貫通して、下面85Dから上面85Uに延びることができる。給送要素開口は、前縁81Eの後方に形成することができる。給送要素開口はこのほか、左側部85L及び右側部85Rから内側に配置することができる。このように、給送要素開口は、あらゆる側面でキャリアによって境界され、キャリアによって完全に周囲を囲まれる、つまり、取り囲まれてもよい。
任意に、給送要素開口87は、前縁81Eに対して、第1の締結具又は先頭の締結具102A及び/又は第1の締結具用穴FFHよりも近くに位置づけることができる。さらに任意に、給送要素開口87は、それ自体を通って給送要素ピンを受け入れられるようなサイズ及び寸法を有することができ、その結果、給送要素がキャリアを取付工具のガイドを通して移動させることができる。
始動タブ84は、取付工具のガイドを通して締結具を順々に送り出すために、取付工具によってキャリアに生じるけん引をはじめとする動きなど、キャリアの係合に耐えるための十分な引裂強度を有することができる。例えば、始動タブは、取付工具を通してキャリアを引っ張るための任意に少なくとも5ポンドのけん引力、さらに任意に少なくとも10ポンドのけん引力、さらにいっそう任意に少なくとも15ポンドのけん引力、さらにいっそう任意に少なくとも20ポンドのけん引力、さらにいっそう任意に少なくとも25ポンドのけん引力に耐えることができる。
キャリア85は、上記のように、残りの部分86を備えることができる。この残りの部分はこのほか、キャリア及び/又は帯状体の装填部分と呼ぶことができる。この残りの部分又は装填部分は、帯状体の全締結具102を配置することができる部分である。任意に、全締結具を、概ね始動タブ84と後縁82Eとの間である残りの部分又は装填部分のみに配置する。さらに任意に、全締結具を、始動タブ端部84Eと後縁82Eとの間のみに配置することができる。
この残りの部分又は装填部分は、多数の締結具用穴102Hを形成する。このような締結具用穴102Hの先頭は、第1の締結具用穴FFHであり、第1の締結具又は先頭締結具102Aを受け入れるように構成される。次の穴は第2の締結具用穴SFHであり、第2の締結具102Bなどを受け入れるように構成される。第1の締結具用穴及び先頭締結具は、前縁81E及び/又は先端81に最も近い穴及び締結具である。しかし、一般に、給送要素開口87又は取付要素は、先頭締結具及び第1の締結具用穴よりも前縁に近い。
全締結具用穴102Hはこのほか、間隔Gを開けて互いから離れる。この間隔Gは、締結具のヘッドのそれぞれの直径D9より小さくすることができる。任意に、間隔Gは、各締結具の各ヘッドが、帯状体80に担持されたときに、隣接する締結具の隣接するヘッドに接触するほど小さくすることができる。他の事例では、隣接する締結具それぞれのヘッドが、互いから離れることができる。間隔Gは、隣接する締結具用穴同士の間の分離の第1の距離に対応することができる。この距離は、第1の締結具用穴FFHを給送要素開口87から分離する第2の距離と対比することができる。場合によっては、第2の距離は、任意に少なくとも第1の距離の100%よりも大きく、さらに任意に少なくとも第1の距離の150%、さらにいっそう任意に少なくとも第1の距離の200%、さらにいっそう任意に少なくとも第1の距離の250%、さらにいっそう任意に少なくとも第1の距離の300%である。さらに任意に、第1の距離は、帯状体の締結具の個々のヘッドの直径以下にすることができるのに対し、第2の距離は、そのような直径より大きくすることができる。さらにいっそう任意に、間隔Gである第1の距離は、帯状体の個々の締結具のヘッド直径D9より小さい寸法を有することができる。
図18及び図19に示されるように、帯状体、特にキャリアには、左側部85L及び右側部85Rのそれぞれに切り込み、凹部又は切り欠きを形成しない。帯状体80が上記の取付工具10に取り付けられた場合、そのような切り込みは、キャリアの工具を通過する動きに役立たないため、意味がない。もちろん、帯状体80は、他のタイプの取付工具に使用することができる。このような他の取付工具は、押し込み供給機を利用することができる。この場合、押し込み供給機は、切り込みに係合する歯を備えることができる。このため、帯状体80には、キャリア85の側部に隣接する複数の切り込み、凹部及び/又は切り欠き又は開口を任意に装着し、このようなタイプの工具と共に使用するのを容易にすることができる。
帯状体の代替実施形態を図20に示し、符号180を概ね付与する。この実施形態は、いくつかの例外を除いて、構造、機能及び動作が上記の帯状体の実施形態と類似する。例えば、この帯状体180は、キャリア185の両側部185R及び185Lのそれぞれに複数の切り込みを形成するキャリア185を備える。このような切り込みは、切り込みを利用する押し込み供給機をはじめとするガイドシステムを有する工具と連動して使用することができる。帯状体180はこのほか、上記の始動タブよりかなり短い始動タブ184を備えることができる。始動タブは、給送装置システムの取付要素に結合するための1つ以上の給送要素開口187A、187Bを形成することができる。このような給送要素開口は、上記の実施形態に見られるような円筒形又は円形よりも多角形又は正方形にすることができる。
帯状体のさらに別の代替実施形態を図20A、図20B及び図20Cに示し、符号280を概ね付与する。この実施形態は、いくつかの例外を除いて、構造、機能及び動作が上記の帯状体の実施形態と類似する。例えば、この帯状体280は、多数の締結具102の列が配置されるキャリア285を備える。締結具は、本明細書に記載されたあらゆるタイプの締結具、あるいは任意にVandenbergによる米国特許第8,382,414号に記載されたタイプの締結具であってもよい。米国特許第8,382,414号は参照することによってその全体が本明細書に組み込まれる。例えば、締結具のそれぞれがシャンク107S及びヘッド107Hを備える。シャンクは、ネジ山付きのものかネジ山のないものにすることができ、あるいはその両方を兼ね備えたものにすることができる。ネジ山のない領域では、シャンクは、任意に0.100インチ(0.254センチメートル)〜0.175インチ(0.4445センチメートル)、さらに任意に0.110インチ(0.2794センチメートル)〜0.150インチ(0.381センチメートル)、さらにいっそう任意に0.115インチ(0.2921センチメートル)〜0.130インチ(0.3302センチメートル)、さらにいっそう任意に約0.120インチ(0.3048センチメートル)の直径を有することができる。ヘッドは、シャンクと同一の寸法を有するか、シャンクと異なる寸法を有することができる。しかし、図示のように、ヘッドは、直径がシャンクの直径よりも大きい。例えば、ヘッドは、任意に0.175インチ(0.4445センチメートル)〜0.300インチ(0.762センチメートル)、さらに任意に0.180インチ(0.4572センチメートル)〜0.250インチ(0.635センチメートル)、さらにいっそう任意に0.195インチ(0.4953センチメートル)〜0.210インチ(0.5334センチメートル)、さらに任意に0.120インチ(0.3048センチメートル)〜0.200インチ(0.508センチメートル)、さらにいっそう任意に約0.200インチ(0.508センチメートル)の直径を有することができる。
連続する締結具それぞれのシャンクは、アール要素に沿って移動する場合でも、ある締結具のヘッドが隣接する締結具のヘッド又はシャンクに接触しないように、キャリア285に沿って互いに離間することができる。例えば、図20Cに示されるように、個々の締結具102は、距離を開けて互いに離間し、その結果、図示のように丸みを帯びた外面を有するローラー26Rのようなアール要素に沿って移動する場合、隣接する締結具ヘッド107H同士は、任意にローラーの外面26RSに接触するが、キャリアがアール要素周りに曲がる場合に任意に互いは接触しない。そのアール要素は、任意に1インチ(2.54センチメートル)〜2.5インチ(6.35センチメートル)、さらに任意に1インチ(2.54センチメートル)〜2インチ(5.08センチメートル)、さらにいっそう任意に1.5インチ(3.81センチメートル)〜1.75インチ(4.445センチメートル)の半径R1を有することができる。任意に、キャリアは、ヘッド107H同士を離間することができ、その結果、キャリア上の隣接するヘッド同士が、45°〜90°の角度Nだけアール要素に沿って移動する場合に、互いの間に間隔G5を有する。この角度Nは、任意に30°〜120°、さらに任意に45°〜90°にすることができる。この間隔G5は、任意に0.001インチ(0.00254センチメートル)〜0.200インチ(0.508センチメートル)、さらに任意に0.100インチ(0.254センチメートル)〜0.175インチ(0.4445センチメートル)、さらにいっそう任意に約0.110インチ(0.2794センチメートル)〜0.160インチ(0.4064センチメートル)にすることができる。この間隔G5は、下記でさらに説明される図20A及び図20Bに示されるようにキャリアが平坦な状態又は概ね平面構成である場合の隣接する締結具ヘッド同士の間の間隔G6よりも小さくすることができる。
さらに任意に、キャリアは、隣接するヘッドが互いにかろうじて接触するが、シャンク107Sのそれぞれを(図20Cの図示された紙の平面に直交する方向で測定された)任意に10°より大きく、さらに任意に25°より大きい角度M又はOで傾かせる力を互いに対して及ぼし、その結果、シャンク及び締結具が本明細書に記載のガイドの給送用長孔に入らないことになるほどではない状態で、締結具を離間させるように構成され得る。
キャリア285は、図示のように、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、合成物のような高分子材料及び/又は適用例によっては柔軟な金属から構成され得る。キャリアは、任意には締結具を受け入れる穴202Hに隣接する部分も含めて全体的に、単一で一定の厚さを有する材料の単一層にすることができる。例えば、キャリアの穴に隣接する領域は、例えば、穴202Hに隣接して概ね平面状の下面285Dから下方に延びるいかなるカップ、フランジ、物質層又は追加層も含まない可能性も否定できない。このことは、帯状体のネジを安定化させ方向付けるカップ及びフランジを穴周りに有する従来の整列締結具帯状体とは任意に異なる可能性がある。そのようなネジと共に使用される工具には、本明細書に記載される本発明の工具の心出し能力がないのがその理由である。このため、そのような工具では、本明細書に記載される実施形態では任意に重要ではない目的のために、追加構造を従来の整列帯状体と共に用いる。
キャリアは、さまざまな長さにすることができる。例えば、キャリアは、端から端又は前縁から後縁までの長さが任意に約12インチ(30.48センチメートル)〜36インチ(91.44センチメートル)、さらに任意に約18インチ(45.72センチメートル)〜24インチ(60.96センチメートル)、さらにいっそう任意に約22インチ(55.88センチメートル)にすることができる。キャリアはこのほか、右側部285Rから左側部285Lに延びる幅を備えることができる。この幅は、任意に0.250インチ(0.635センチメートル)〜1.000インチ(2.54センチメートル)、さらに任意に0.400インチ(1.016センチメートル)〜0.800インチ(2.032センチメートル)、さらにいっそう任意に0.600インチ(1.524センチメートル)〜0.750インチ(1.905センチメートル)、さらにいっそう任意に0.625インチ(1.5875センチメートル)にすることができる。
さらに詳細には、キャリア285は、前縁281Eで終端可能な先端281と、後縁282Eで終端可能な後端282とを備えることができる。先端及び後端は、上記のように、キャリア285の長さ分だけ互いに離れることができる。任意に、キャリア285の長さは、多数の締結具、例えば、任意に少なくとも40個、少なくとも50個、少なくとも60個、少なくとも75個、少なくとも80個、少なくとも100個以上の締結具がキャリアと連動し、帯状体280によって保持されるようなものであってもよい。場合によっては、ネジは、キャリアに沿って特定の頻度で現れるように、特定の間隔をあけてキャリアに沿って設置することができる。任意に、本明細書に記載のネジを用いた場合、キャリアは、任意に1インチ(2.54センチメートル)当たり少なくとも2個のネジ、さらに任意に1インチ(2.54センチメートル)当たり少なくとも2.5個のネジ、さらにいっそう任意に1インチ(2.54センチメートル)当たり少なくとも3個のネジ、さらにいっそう任意に1インチ(2.54センチメートル)当たり少なくとも3.5個のネジ、さらにいっそう任意に1インチ(2.54センチメートル)当たり少なくとも4個のネジの平均頻度で現れるネジを備えることができる。キャリアの長さが22インチ(55.88センチメートル)の場合、ネジは、キャリアに、任意にその長さのなかに少なくとも40個のネジ、さらに任意にその長さのなかに少なくとも45個のネジ、さらにいっそう任意にその長さのなかに少なくとも50個のネジ、さらにいっそう任意にその長さのなかに少なくとも55個のネジ、さらにいっそう任意にその長さのなかに少なくとも60個のネジ、さらにいっそう任意にその長さのなかに80個のネジを装着することができる。
キャリアは、先端から後端に延びて向かい合う左側部285L及び右側部285Rを備えることができる。キャリアはこのほか、上面285U及び下面285Dを備えることができる。(キャリアが平らに置かれている場合、)この上面及び下面は、任意に、上面又は下面から離れるか外側に延びる締結具を除いて、突起、ネジ用カップをはじめとする構成要素を設けずに、実質的に平坦又は平面にすることができる。一般に、締結具をキャリアに担持させると、ヘッド107Hは全体的に上面285Uより上に配置され、シャンク107Sは穴に配置され、下面285Dより下に位置する。場合によっては、ヘッド107Hは、上面の上に直接載るか、上面に係合することができるが、締結具が工具によって打ち込まれるまでは穴の中へは延びない。上面は、厚さT4だけ下面から離れてもよい。この厚さは、キャリアを作成する材料、適用工具及び締結具に応じて、任意に0.001インチ(0.00254センチメートル)〜0.100インチ(0.254センチメートル)、さらに任意に0.010インチ(0.0254センチメートル)〜0.100インチ(0.254センチメートル)、さらにいっそう任意に0.040インチ(0.1016センチメートル)〜0.060インチ(0.1524センチメートル)をはじめとする厚さにすることができる。任意に、この厚さは、厚さのない部分、例えば、キャリアに形成される穴202Hのある部分を除いて、キャリア全体にわたって、端から端及び側面から側面に一貫して均一なものにすることができる。
締結具用穴202Hのそれぞれは、キャリア285に沿って間隔G6だけ互いから離れる。この間隔G6は、締結具のヘッド107Hのそれぞれの直径D10より小さくすることができる。任意に、間隔G6は、各締結具の各ヘッドが、帯状体280に担持されたときに、隣接する締結具の隣接するヘッドに接触するほど小さくすることができる。図20A〜図20Bに示されるように、隣接する締結具それぞれのヘッドは、互いから離間することができる。間隔G6は、隣接する締結具用穴同士の間の分離の第1の距離に対応することができる。この距離は、第1の締結具用穴FFH1を、先端281及び前縁281Eに隣接して配置される給送要素開口287から分離する第2の距離と対比することができる。場合によっては、第2の距離は、任意に少なくとも第1の距離の100%よりも大きく、さらに任意に少なくとも第1の距離の150%、さらにいっそう任意に少なくとも第1の距離の200%、さらにいっそう任意に少なくとも第1の距離の250%、さらにいっそう任意に少なくとも第1の距離の300%にすることができる。さらに任意に、第1の距離は、帯状体の締結具の個々のヘッドの直径以下にすることができるのに対し、第2の距離は、そのような直径より大きくすることができる。さらにいっそう任意に、間隔G6である第1の距離は、帯状体の個々の締結具のヘッド直径D10より小さい寸法を有することができる。
キャリア285に沿う穴202Hの間隔の関係は、それぞれの穴の中心とも関連付けて記載することができる。例えば、図20Dに示されるように、隣接する穴202H1及び202H2は、それぞれが距離又は間隔G7を開けて離れた幾何学的中心を有することができる。この距離G7は、帯状体280に格納される締結具のヘッド107Hの直径D10より任意に大きくすることができる。例えば、距離G7は、任意に0.210インチ(0.5334センチメートル)〜0.300インチ(0.762センチメートル)、さらに任意に0.220インチ(0.5588センチメートル)〜0.275インチ(0.6985センチメートル)、さらにいっそう任意に0.220インチ(0.5588センチメートル)〜0.260インチ(0.6604センチメートル)、さらにいっそう任意に0.201インチ(0.51054センチメートル)〜0.260インチ(0.6604センチメートル)にすることができる。ヘッドの直径は、このような距離より任意に小さくすることができる。場合によっては、ヘッドの直径は、0.200インチ(0.508センチメートル)をはじめとする本明細書に記載の直径にすることができる。
穴202Hのそれぞれはこのほか、特定の直径D7を有することができる。この直径は、帯状体の各締結具のシャンク107Sのネジ山のない部分の直径よりわずかに小さくすることができる。例えば、直径D7は、任意にシャンクの直径より0.001インチ(0.00254センチメートル)、さらに任意にシャンクの直径より0.010インチ(0.0254センチメートル)、さらにいっそう任意にシャンクの直径より0.050インチ(0.127センチメートル)小さくすることができる。穴の直径がシャンクの直径より小さい場合、図20Bに示されるようにシャンクを穴に挿入すると、キャリアはシャンクに対して摩擦嵌合してシャンクを堅固に固定した状態に保持することができる。場合によっては、穴は、揺動量が適用例に適している場合、あるいは大きなドライバーをネジを送り出すのに使用する場合、シャンクの直径よりわずかに大きくすることができる。この場合、ドライバーは、穴を通して締結具を送り出した後に、穴から容易に取り出すことができる。
図20Dに示されるように、帯状体280には、穴自体に隣接し、任意に接触する1つ以上の微小な切り込み202SLを任意に形成することができる。図示のように、切り込みは、キャリアの長手方向軸CLAに対して実質的に直交、即ち85°〜95°に方向付けられている。この切り込みの角度は、キャリアが本明細書に記載の取付工具によってけん引される場合に、ガイドに位置合わせされたときの任意の締結具に及ぼされる力によって、その締結具が切り込みに滑り込み、各穴から一部が突出し、帯状体をその領域で断裂又は実質的に弱化させることがないようなものにすることができる。このことは、場合によっては、切り込みがさらに広げられ、中心線CLAから45°オフセットされていても、あてはまることがあり得る。
図20A及び図20Bに示されるように、キャリアには、穴に隣接して逃げ開口を開けることができる。例えば、キャリアは、穴に隣接してキャリア285の厚さT4を貫通して延びるか、厚さT4の途中まで延びる追加の開口を設けずに、打ち込み作業にて締結具を送る出す場合に締結具ヘッドがキャリアを通過して、穴を通過することができるように構成され得る。締結具を受け入れる穴のそれぞれは、締結具に隣接するか締結具周りでキャリアを通過する穴のみに任意にすることができる。このことは、本明細書に記載のように締結具のヘッドが比較的小さいここに挙げた実施形態にあてはめることができる。このため、ヘッドは、その送り出しの間に、上面から下方に各穴を通り下面を越えて、キャリアを容易に通過することができる。
図20A及び図20Bに示されるように、帯状体280及びキャリア285は、始動タブ284を備えることができる。始動タブ284は、前縁281Eから始動タブ端部284Eに向かって後方に延びることができる。始動タブ端部284Eは、キャリアの前縁281Eよりも第1の締結具102A用の第1の締結具用穴FFH1に近くすることができる。始動タブ端部284Eは、第1の締結具102Aが配置される第1の締結具用穴FFH1よりも前縁281Eに任意に近くすることができる。始動タブ284には、その中に締結具用穴284Hを形成することができる。しかし、工具に設置する準備が完了している完成したキャリア帯状体では、このような穴284Hは空であり、その中に締結具が何も配置されていない。もちろん、場合によっては、穴284Hは、始動タブ全体から取り除くことができる。任意に、前縁281Eから始動タブ端部284Eにかけて、締結具を始動タブ内に配置しないか、始動タブに含まない。また、始動タブは、残りの部分286に接続して、この2つの要素が互いに推移する部分に視認できる端部が無いようにすることができる。
上記のように、始動タブに配置されるか、さまなければ連動する締結具用穴又は締結具を0個にする、即ち、設けないようにしてもよい。あるいは、さらにほとんどの場合、帯状体280の完成状態では、締結具用穴及び締結具を含まない状態にすることができる。しかし、場合によっては、始動タブにオプションの締結具用穴を設けてもよいが、このような締結具用穴は空である、即ち、穴には締結具が0個である、即ち、含まれていない。この構成では、始動タブ284には締結具が0個、即ち、備えられていない状態が維持されている。任意に、始動タブは、帯状体に連動する締結具のいずれも支持することができなくてもよい。
始動タブ284は、始動タブを給送要素に係合するのに十分な長さ2SLを有し、キャリアの残りの部分、例えば、帯状体280の装填部分286を移動させること、例えば、引っ張ることができる。この長さ2SLは、前縁281Eから始動タブ端部284Eまで、概ね第1の締結具用穴FFH1に達することなく、延びることができ、あるいは第1の締結具用穴FFH1の中心まで延びることができる。長さ2SLは、適用例及び帯状体を使用する工具の構成に応じて、任意に少なくとも1/4インチ(0.635センチメートル)、さらに任意に少なくとも1/2インチ(1.27センチメートル)、さらにいっそう任意に少なくとも3/4インチ(1.905センチメートル)、さらにいっそう任意に少なくとも1インチ(2.54センチメートル)、さらにいっそう任意に1と1/2インチ(3.81センチメートル)、さらにいっそう任意に1と3/4インチ(4.445センチメートル)〜2インチ(5.08センチメートル)、さらにいっそう任意に3インチ(7.62センチメートル)以上にすることができる。さらに任意に、始動タブ284の長さ2SLは、帯状体の装填部分286に形成され、直接隣接する締結具用穴202H同士の間の任意の間隔G6よりも長くすることができる。
始動タブ284は、図示のように給送要素開口287の形態である給送要素取付具を備えることができる。給送要素開口287は、キャリア285に形成される他の締結具用穴とサイズ及び形状が同一であるようにすることができる。他の構成では、給送要素取付具は、フックのような突起の形態であってもよい。給送要素取付具は、工具の給送装置に結合して帯状体280を工具、特に工具のガイドを通して移動させるように構成され得る。給送要素開口287は、キャリア及びその厚さを貫通して、下面285Dから上面285Uに延びることができる。給送要素開口は、前縁281Eの後方に形成することができる。給送要素開口はこのほか、左側部285L及び右側部285Rから内側に配置することができる。給送要素開口は、第1の締結具102Aが塞ぐ第1の締結具用穴FFH1から分離することができ、給送要素開口と、締結具が配置される第1の締結具用穴との間に1個、2個、3個、4個、5個、6個以上の空の穴が設けられる。このように、給送要素開口は、あらゆる側面でキャリアによって境界され、キャリアによって完全に周囲を囲まれる、つまり、取り囲まれてもよい。
任意に、図20A及び図20Bに示されるように、給送要素開口は、キャリアの左側部285L及び右側部285Rの1つ以上に形成される1つ以上の切り込み又は凹部287’の形態にすることができる。このような切り込みは、図示のように矩形にするか、多角形、三角形、円形、部分的円形をはじめとする形状のような何らかの他の形状にすることができる。切り込みは、キャリアの厚さを貫通して、上面から下面に延びることができる。このような切り込みがあると、始動タブの他の締結具用穴は、任意に削除することができ、第1の締結具用穴FFH1が、切り込みを除いて、前縁281Eに最も近い穴である状態になる。
図20Bに示されるように、給送要素開口287又は287’は、第1の締結具又は先頭締結具102Aより前縁281Eに近くすることができ、及び/又は第1の締結具用穴FFH1が前縁281Eの側に置かれる。さらに任意に、給送要素開口287又は287’は、それ自体を通って給送要素ピン又は複数のピンを受け入れるサイズ及び寸法を有することができ、その結果、給送要素がキャリアを取付工具のガイドを通して移動させることができる。
始動タブ284は、取付工具のガイドを通して締結具を順々に送り出すために、取付工具によってキャリアに生じるけん引をはじめとする動きなど、キャリアの係合に耐えるための十分な引裂強度を有することができる。例えば、始動タブは、取付工具を通してキャリアを引っ張るための任意に少なくとも5ポンドのけん引力、さらに任意に少なくとも10ポンドのけん引力、さらにいっそう任意に少なくとも15ポンドのけん引力、さらにいっそう任意に少なくとも20ポンドのけん引力、さらにいっそう任意に少なくとも25ポンドのけん引力に耐えることができる。
キャリア285は、上記のように、残りの部分286を備えることができる。この残りの部分はこのほか、キャリア及び/又は帯状体の装填部分と呼ぶことができる。この残りの部分又は装填部分は、帯状体の全締結具102を配置することができる部分である。任意に、キャリア又は帯状体に連動する全締結具を、始動タブ284と後端282との間である残りの部分又は装填部分のみに配置することができる。さらに任意に、全締結具を、始動タブ端部284Eと後縁282Eとの間のみに配置することができる。
この残りの部分又は装填部分には、多数の締結具用穴202Hが形成される。このような締結具用穴202Hの先頭は、第1の締結具用穴FFH1であり、第1の締結具又は先頭締結具102Aを受け入れるように構成される。次の穴は第2の締結具用穴SFH1であり、第2の締結具102Bなどを受け入れるように構成される。第1の締結具用穴及び先頭締結具は、前縁281E及び/又は先端281に最も近い穴及び締結具である。しかし、一般に、給送要素開口287及び287’又は取付要素は、先頭締結具及び第1の締結具用穴よりも前縁に近い。
図20A〜図20Cに示されるように、帯状体、特にキャリアは、切り込みの形態の任意の1つ以上の給送要素開口287’を除いて、左側部285L及び右側部285Rのそれぞれに切り込み、凹部又は切り欠きを形成しない。任意に、キャリアは、キャリアの長さの大部分に沿って、左側部285L及び右側部285Rのそれぞれに切り込み、凹部又は切り欠きを形成しない。さらに任意に、キャリアは、残りの部分又は残りの部分の大部分に沿って、左側部285L及び右側部285Rのそれぞれに切り込み、凹部又は切り欠きを形成しない。さらにいっそう任意に、キャリアは、始動タブと後縁との間の帯状体に沿って、左側部285L及び右側部285Rのそれぞれに切り込み、凹部又は切り欠きを形成しない。帯状体280が上記の取付工具10に取り付けられた場合、任意の開口287’を越えるような追加の切り込みは、キャリアの工具を通過する動きに役立たないため、意味がない。もちろん、帯状体280は、他のタイプの取付工具に使用することができる。このような他の取付工具は、押し込み供給機を利用することができる。この場合、押し込み供給機は、切り込みに係合する歯を備えることができる。このため、帯状体80には、キャリアの側部に隣接して所定の間隔の開いた複数の切り込み、凹部及び/又は切り欠き又は開口を任意に装着し、このようなタイプの工具と共に使用するのを容易にすることができる。
図20Bに示されるように、キャリア285は、キャリア285の両側部185R及び185Lのそれぞれに沿って切り込み、凹部及び/又は切り欠き又は開口を設けないようにすることができる。切り込み、凹部及び/又は切り欠き又は開口が設けられていれば、切り込みを利用する押し込み供給機をはじめとするガイドシステムを有する工具と連動して使用することができるということもあり得る。キャリア285は、始動タブ284の給送要素開口287’を除いて、切り込み、凹部及び/又は切り欠き又は開口を任意に設けないようにすることができる。キャリアは、キャリア帯状体が締結具を担持した場合の締結具に隣接する領域では両側部285R及び285Lのそれぞれに沿って切り込み、凹部及び/又は切り欠き又は開口をさらに任意に設けないようにすることができる。場合によっては、切り込み、凹部及び/又は切り欠き又は開口を両側部285R及び285Lのそれぞれに形成することができるが、単に美的理由又は非機能的な理由のためである。このような場合には、キャリアには、両側部285R及び285Lのそれぞれに形成される切り込み、凹部及び/又は切り欠き又は開口が設けられていないと依然として考えられる。
ここで、工具及び整列締結具帯状体を操作する方法を図2〜図7と関連付けて説明する。一般に、この方法は、ガイド30の下流の位置Dで、順に並べた締結具の帯状体80を引き寄せるステップを含むことができる。帯状体は、キャリア85及び多数の締結具を備える。この方法はこのほか、第1の締結具をワークピース100内に送り込むステップを含む。
この方法は、打込み工具109、例えば、可変速ドリルを工具10に取り付けるステップを含むことができる。工具は、打込み工具から分離して構成され得るため、さまざまな異なる動力工具及びドリルを、ここに挙げた実施形態の工具10を動作させるのに使用することができる。これにより、順応性及び多用途性が強化される。動力工具109は、工具10の打込み要素25に取り付けることができる。このように、動力工具109が発生させる回転力は、打込み要素25に伝達され、ガイド30に配置された場合の締結具を回転させることができる。
打込み工具109を工具10に取り付けると、ユーザは、任意に打ち込みの深さを調整して、図15A及び図17Aに示されるように締結具102がワークピース100内に送り込まれる特定の距離D2、D3に設定することができる。上記のように、この調整は、ハンドル50Hを回転させてブロック54をフレーム20に対して特定のレベルに設定することによって達成することができる。ブロック54は、動力工具及び/又は打込み要素のガイド30に向かう前進を停止することによって、締結具の打ち込みの深さを設定することになる。もちろん、打込み調整器の深さ部がない場合は、この調整を省くことができる。
順に並べた締結具の帯状体80は、工具に搭載することができる。帯状体、特にキャリア85は、キャリア85から締結具102が突出した状態で、ガイドチャネル20Cに設置することができる。キャリアの両側部85R及び85Lは、チャネル20C内に拘束され、受動的に誘導され得る。しかし、始動タブ84は、ガイドチャネル20Cを越えて延びることができる。始動タブ84及び先端82及び縁82Eは、ユーザが初めに押すか、引くか、さもなければガイド30及び/又は打込み要素25を越えて移動させることができる。任意に、始動タブは、ユーザが逆転防止装置48を過ぎ、ガイドの孔32を過ぎて延ばすことができる。しかし、一般に、帯状体80の装填部分86は、逆転防止装置及び/又は孔を越えるか過ぎて延びることはない。
ユーザは、装填部分86の第1の締結具102Aが開口36を通ってガイド30に入るまで、下流D方向に帯状体80を引き寄せることができる。締結具のヘッドは、逆転防止装置48の係合面48Eに係合することができる。キャリアが張力を受けている場合、この係合によって、シャフト及び締結具のキャリアの下にある部分を一般にガイド壁34に対して引っ張ることができる。
ユーザは、細長い部材42を引き寄せて、張力付与器40の付勢部材43の力に対抗することができる。ユーザは、取付要素45、特に把持部46を把持し、その把持部が適切な位置に達するまでその把持部を上端部22から下端部21に向かって離すように引くことによって、この対抗を実施することができる。例えば、図2に示されるように、細長い部材は、引かれるにしたがって、ロールからほどかれていく。細長い部材は、引かれている間、張力を受けている状態を維持し、フレーム20の上端部の引張バネ43に向かって付勢される。
細長い部材を延ばすと、取付要素47、例えばピンは、キャリア85の給送要素開口87を通って挿入することができる。次に、これにより、張力付与器40を概ね帯状体80に固定する。ユーザは、その結果、細長い部材及び帯状体を解放することができる。この時点で、張力付与器40は、直ちにけん引力を始動タブ84に及ぼし、その結果、前縁と第1の締結具との間のキャリアが張力付与器による張力の下に置かれる。
上記で考察したように、帯状体、特に始動タブに及ぼされる張力は、図5に示されるように、第1の締結具のヘッド103を逆転防止装置48、特に係合面48Eに接触するように引く。逆転防止装置は、締結具及び/又は帯状体の整列締結具経路に沿った動きを停止又は拘束し、その結果、締結具のシャンク又は先端が揺動して孔と一直線上に並ぶ。ヘッドより下で締結具を引き寄せるキャリアは、図5Aに示されるように、モーメントMを発生させる。モーメントMは、シャンク107をはじめとする締結具のキャリアより下の部分をガイド壁34に接触するように傾斜させるか揺動させて孔32及びその長手方向軸と概ね一直線上に並ぶようにするのに役立つことができる。
このほか上記で考察されるように、給送要素が及ぼす張力は、概ね先端81と第1の締結具との間又は先端81と、第1の締結具が工具によって送り込まれた後の後続の任意の締結具との間の始動タブに及ぼすことができる。張力Tは、一般に、第1の締結具又は打込み要素25の上流Uには及ぼされない可能性がある。このように、装填部分86でのキャリア85は、張力又はけん引力の下に置かれない可能性も否定できず、工具に隣接する適切な位置に受動的に保持される可能性がある。また、装填部分又は残りの部分は、受動的に保持され、打込み要素25を過ぎて帯状体80を前進させる押す力をはじめとする力を受けない可能性がある。これは、始動タブが張力を受けている状態を維持していても発生することがある。この場合、キャリア又は帯状体の第1の部分が張力を受けるのに対し、ガイドの上流の残りの部分又は第2の部分は張力を受けない。このため、キャリア又は帯状体は、その部分に応じて異なる張力を受けることができる。例えば、始動タブのような前方部分に第1の張力を及ぼし、始動タブの後方部分に低めの第2の張力を及ぼす。第2の張力はゼロである可能性も否定できない。
第1の締結具のヘッドを逆転防止装置に接触させると、締結具の打込み機構103は打込み要素25と一直線上に並ぶ。締結具自体はこのほか、ガイド30の孔32と一直線上に並ぶ。ユーザは、図5に示されるように、打込み要素25の前進を開始して締結具102Aに係合させることができる。そのようにするには、ユーザは、打込み要素に接続される動力工具を工具の突出部及び/又はガイドに向けて移動させることができる。動力工具109は、フレーム20内で打込み要素を回転させるために作動可能である。
打込み要素25は、前進している間、図6に示されるように、第1の締結具102A機構の打込み機構に十分に係合して締結具を回転させ、締結具用穴を通して押し出し、キャリア85との接続から順々に離していく。打込み要素は、第1の締結具102Aが事前に配置されていた締結具用穴を通って延び、第1の締結具をガイド30を通し、孔32を通して、ワークピース100内に送り出し続ける。締結具の打ち込みの深さは、上記のように、打込み調整器50の深さ部によって事前に設定することができる。
締結具が送り出された後、ユーザは、打込み工具109を後退させ、ひいては打込み要素25をフレーム20の上端部に向かって上方に後退させる。最終的には、打込み要素の先端は、キャリア帯状体、特に第1の締結具用穴FFHから引き抜かれる。
張力付与器が帯状体80に及ぼす張力Tのために、図7に示されるように、張力付与器は、張力を受けた状態で(ユーザがさらに移動又は動作を加えることなく)キャリア85及び帯状体80を自動的に引いて、整列締結具経路CFPに沿って移動させる。その際、第2の締結具102Bは、第1の締結具に関連付けて上記に記載したように、逆転防止装置48に係合し、孔32と一直線上に並ぶ。第2の締結具の送り出しは、第1の締結具と関連付けて上記に記載したように、継続することができる。この手順は、装填部分の帯状体の締結具が設置され、作業が完了するまで、何度も繰り返すことができる。
張力付与器は、最後の締結具が帯状体から送り出されるまで、帯状体を引き続ける。任意に、張力付与器は、後端82をガイド30を通して引くことができる。ユーザは、この時点で空のキャリアを取り除き、順に並べた締結具の別の帯状体を設置することができる。ユーザが別のタイプの締結具の設置を望む場合、ユーザは、ガイド30を、面ネジをワークピース内に設置するためのガイド31のような別のガイドに交換することができる。もちろん、上記の実施形態と同じように、他のガイドが設置された場合、連動するヘッドサイズ調整要素がそれに応じて逆転防止装置を移動させ、打込み要素21の異なるネジの打込み機構に対する一貫して適切な位置合わせを促進することができる。
工具の第1の代替実施形態を図21〜図31に示し、符号110を概ね付与する。工具のこの実施形態は、いくつかの例外を除いて、構造、機能及び動作が上記のここに挙げた実施形態と類似するか、及び/又は同一である。例えば、工具110は、下端部とも呼ばれる第1の端部と、及び/又は上端部又は駆動端部122とも呼ばれる第2の端部から離れている取付端部121とを備える。取付端部は、上記の実施形態と同じように、ガイド130が位置づけられる部分であり、締結具を工具によってワークピース内に設置する部分である。このガイドは、下記に記載の点を除いて、あらゆる点が上記実施形態のガイドに類似しているということができる。駆動端部は、上記の実施形態と同じように、工具110が、下記に記載するように、打込み工具のチャック109又は打込み構成要素で打込み工具107と連動する部分である。図示のように、駆動端部122はこのほか、工具110のフレーム120に直接結合可能なハンドル150Hを備える。
図2、図26及び図27に示されるように、工具110は、上記の実施形態の張力付与器と類似する構造、機能及び動作を有する張力付与器140を備えることができる。しかし、場合によっては、取付要素145での張力付与器140は、操作者が両手を使って締結具の整列帯状体を再装填することができるように、変更することができる。特に、給送装置140は、図26に示されるように、取付要素145によって、順に並べた締結具の帯状体185に取り付けることができる。順に並べた締結具のこの帯状体は、この帯状帯自体に結合され、上記の帯状帯の構造と類似する多数の締結具を備えることができる。しかし、帯状体はここでは、両縁又は両端187及び188を備えることができる。このような縁は、それぞれが、帯状体又は細長いキャリア185に沿って、凹部181R及び182Rを形成することができる。両縁に沿う凹部は、タブ181T及び182Tによって分離することができる。このようなタブは、取付要素145によって直接係合させることができる。
取付要素145は、細長い部材142の端部143に結合することができる。取付要素は、1つ以上のフック145H1及び145H2を備えることができる。フックは、図示のフックのように湾曲させることができ、あるいはこれとは別に、取付要素145の(むしろピンに近い)平板145Cに対して角度づけるか、及び/又は直交させることができる。フックは、互いに離間し、その間に細長いキャリアの一部を装着することができる。フックは、細長いキャリア180の両側の凹部181R及び182R又は両縁に選択的に配置することができる。フックは、両凹部に隣接するタブ181T、182Tそれぞれに直接係合することができる。張力付与器が取付要素145及びフック145H1及び145H2のそれぞれを引き寄せる場合、そのようなフックは、タブに係合し、細長いキャリア180に張力を付与し、これにより、上記実施形態に記載されるように、細長いキャリア180を工具110を通して送り出す。
取付要素145は、把持部146を備えることができる。把持部146は、ユーザが、上記の実施形態と同じように、図26に示されるように、細長い部材142、特にその端部143Eをロールから任意の位置に引くことができるようにすることができる。把持部146は、任意に円形のドーナツ形状の形態にすることができる。把持部146は、ガイド要素146Gにさらに結合することができる。このガイド要素146Gは、上記の実施形態の構造と同じように、フレーム120が形成する長孔120S内に摺動可能に嵌め込むことができる。ガイド要素及び把持部146は、平板145Pにさらに取り付けることができる。
把持部143は、フレームの後面120Rに隣接するフレームの外側上を移動することができるのに対し、細長い部材は、長孔120Sの内側に配置され、移動する。把持部は、ユーザが細長い部材をガイド近傍の位置に引くことができるようにすることができる。このガイド近傍の位置は、フックを細長いキャリアに結合するのが十分に可能な位置である。把持部は、必要に応じて、ローレット面のような保持面を備えることができる。
取付要素145は、把持部146に手動で係合してガイド130に向けて把持部146を移動させるユーザを介して、図26に示される構成まで引くことができる。ユーザが取付要素145を図26に示される位置に移動させた後、取付端部121に隣接するフックは、キャリア帯状体185に取り付けるために用意される。任意に、ユーザは、張力付与器、特に取付要素に連動する保持要素147に係合することができる。この保持要素は、張力付与器140の細長い部材142を、張力を受けている状態に保持するが、細長いキャリア185が取付要素のフックに結合することができるように一時的に固定された延伸位置に置くように構成され得る。この保持要素147が取付要素及び細長い部材を固定された延伸位置に機械的に維持すると、ユーザは、キャリア帯状体185をフックに取り付けるために、両手を自由に使うことができる。
図26及び図27に示されるように、保持要素147は、ユーザの指Fが手動で係合可能なボタン147Bを備えることができる。ユーザは、力Pでボタン147Bを押すことができる。力Pは、ボタンを動かし、連動するバネ147Sを圧縮し、これにより、連動する延長部又はナット147Nを移動させるのに十分なものである。延長部147のこの下方への移動と同時に、図26及び図27に破線で図示されるように、延長部147Nは、締結具の形態で図示される張力停止部148に係合する位置に置かれる。延長部147Nは、接触点147Cで張力停止部148に係合する。ユーザがボタン147Bを解除し、延長部147Nが張力停止部148に接触すると、細長い部材142の張力Tは取付要素145に伝達された後、延長部147に伝達される。これにより、延長部147Nが張力停止部148に係止されるため、細長い部材が取付要素を図26に示される位置から実質的に引いたり、移動させたりするのを防ぐ。
このため、張力付与器をそのように係止すると、ユーザが、把持部146の保持とキャリア帯状体185の取り付けを継続する必要がなく、両手を使うことができる。ユーザは、キャリア帯状体を設置してから、把持部146を方向Yにわずかに引くことができる。バネ147Sのために、保持要素147は、元の位置、即ち「上方」位置に戻り、その結果、延長部147Nがもはや張力停止部148と位置合わせされることも、及び/又は張力停止部148に接触又は係合することもない。このように、保持要素、ひいては取付要素の移動はもはや制限されることはなく、その結果、張力付与器は、新たに装着され、張力Tを受けているキャリア帯状体185を引くことを開始することができ、ユーザは、工具を操作して整列キャリア180からの締結具を設置することができる。
工具は、工具を多数のタイプの打込み工具に適合するようにするドライブシャフトを備えることができる。例えば、シャフトの駆動端部、即ち、打込み工具が係合する部分、特にドリルなど、工具のチャックは、多数のタイプ及びサイズの打込み工具に適合可能である。このため、ユーザが所有する打込み工具のタイプに関わらず、その打込み工具は、締結具取付工具に容易に結合して利用することができる。
図21〜図23に示されるように、工具110は、工具110のフレーム120内に回転自在に装着されたドライブシャフト160を備える。ドライブシャフトは、下記にさらに詳細に記載するように、互いに結合された複数の構成要素を備えることができる。一般に、ドライブシャフト60は、フレーム120を通って取付端部161から駆動端部162に延びることができる。任意に、ドライブシャフト160の取付端部161及び中心部161Cは、フレーム120内に実質的に隠されている。しかし、場合によっては、ユーザがフレーム内のドライブシャフトを視認することができるように、穴又は開口をフレームに形成することができる。しかし、これは、ドライブシャフトがかなりの速度で回転する場合に適切なものではない可能性は否定できず、安全性の問題を提示することになる。
図22〜図23Bに示されるように、ドライブシャフト60は、軸受筒160Bに任意に回転自在に拘束される、即ち、フレーム120の端部に嵌合され得る。この軸受筒160Pは、ドライブシャフト160の外面に係合する軸受160BRを備えることができる。軸受筒160Bはこのほか、ハンドル150Hをフレーム120よりも軸受筒160Bに直接取り付けるために任意に用意することができる。もちろん、これは、軸受筒160Bの代わりにフレーム120に直接接続されるハンドル150Hと交換することができる。
駆動端部162は、本明細書では駆動部取付体とも呼ばれる主要ドリル駆動部取付体163を備えることができる。この駆動部取付体、あるいはその近傍では、さまざまな構成及びサイズの打込み工具をドライブシャフトに取り付け、ドライブシャフトに回転力を付与し、これにより、ドライブシャフト及び打込み要素、例えば、締結具102に係合して締結具をワークピース100内に送り出す第1の交換可能な打込みビット171を回転させることができる。駆動部取付体163は、図23Bに示されるように、フレーム及び工具の上端部122を越えて延びる。任意に、駆動部取付体163は、ハンドル150Hより上方に、ハンドル150Hを越えて延びる。駆動部取付体163は、ハンドル、フレーム及び軸受筒を越えて、第1の打込み工具のチャック108を主要取付体163(図24B)に直接結合できるようにするか、第2の打込み工具のチャック109を主要取付体163の第2の交換可能な打込みビット172(図23B)に結合できるようにするのに十分な延長部まで延びる。任意に、第1の打込み工具のチャック108は、ビットに連動し、直径を1/2インチ(1.27センチメートル)以上に保持することができるチャックにすることができる。そのようなチャック108は、ドリルビットの外面を締め付けるように構成され得る。プロフェッショナル用の強力な動力ドリルの多くが、そのようなサイズの大きいチャックを備えるように構成される。さらに任意に、第2の打込み工具のチャック109は、六角形の標準ビットに連動してそのビットを保持することができるチャックにすることができる。このため、チャック109は、交換可能な打込みビット172の露出した端部に装着される単純な六角形のソケットにすることができる。家庭用の低出力の電動ドリル及び電動ネジ回しの多くが、このサイズが小さめのチャックを備えるように構成され得る。再度、工具110の多用途性に目を向けると、事実上あらゆる回転打込み工具の事実上あらゆるチャックのサイズを工具110で利用することができる。
主要取付体163は、外面163Eを備えることができる。第1の打込み工具のチャック108が直接係合できるのがこの外面163Eである。この外側面又は外面163Eは、図25に示されるように、円筒形又は六角形を有するようにすることができる。この外面163は、多数の角度づけられた小平面及び/又は第1の打込み工具のチャック108の対応する作業に連動するように構成される現行の小平面を備えることができる。もちろん、他の形状を、適用例及び使用されるチャックのタイプに応じて、選択することができる。
主要取付体163は、ドライブシャフトDLAの長手方向軸に直交する方向に測定される第1の寸法160D1を任意に備えることができる。第1の寸法は、主要取付体163の幅を直径方向に、外面の第1の部分160P1から外面の第2の部分160P2までドライブシャフトDLAの長手方向軸に直交して、測定することができる。この第1の寸法160D1は、主要取付体163の最大の外面に対応し、上記で考察したように、さらに大きい打込み工具のチャック108を収容するようなサイズを有することができる。
主要取付体163は、図23B、図24B及び図25に示されるように、ソケット165を形成することができる。ソケットは、交換可能な打込みビット、例えば、図23B及び図25に示される第2の交換可能な打込みビット172を受容し、回転自在に拘束するように構成され得る。任意に、ソケットは、図25に示されるように、同じような形状の六角形の構成を有する交換可能な打込みビット172に対応し、打込みビット172の回転を防ぐように、六角形にすることができる。ソケット165は、外面163Eから内方に形成することができる。任意に、ソケット165は、ドライブシャフトDLAの長手方向軸に直交する方向に測定される第2の寸法165D2を含む。第2の寸法165D2は第1の寸法160D1より小さい。同じように、第2の交換可能ビット172の対応する寸法172D3(図25)は、第2の交換可能ビット172をソケット165内に装着することができるように、ソケットのこの寸法165D2より小さい。
任意に、ソケット165は、突起又は肩部165Fを備えることができる。この突起又は肩部165Sは、第2の交換可能な打込みビット172の別の突起又は肩部172S1に係合するように構成され得る。この2つの肩部が、図23Bに示されるように、互いに係合する場合、交換可能ビット172は、ドライブシャフト160の内側160Iにさらに深く押し込むことはもはやできない。ソケットはこのほか、図示のように、全面的に主要取付体163を通って延びるように構成され得る。このように、交換可能ビット172は、ソケットに挿入することができるが、ソケットの肩部165Sに接触して底を打つ。シャンク172Sは、主要取付体を越えて延び、ドライブシャフト160の内側160Iに入る。実際に、シャンク172Sは、ドライブシャフトの奥深くまで延びるため、交換可能ビット172の打込み機構172DFは、ドライブシャフト160の内側160I内に位置づけることができる。このように、交換可能な打込みビット172の打込み機構172DF及びシャンク172Sは、ドライブシャフト160及び/又は主要取付体163の一部の内部に任意に隠すことができる。このことは、打込み機構172Sが工具のこの位置に設置された場合には打込み機構172Sをいかなる締結具の打ち込みにも利用することがないため、適切である。代わりに、打込み機構172Sは、チャック109をドライブシャフト160に固定できるようにする取付要素としてのみ動作することができる。
このタイプの構成では、交換可能な打込みビット172が、摩滅した打込み機構172DFを有する場合でも、その打込みビットは、依然として動作し、及び/又はチャック109をドライブシャフトに取り付けることを容易にする取付要素として機能することができる。任意に、使用可能な打込み機構172DF、即ち、締結具102を送り出すのに依然として使用可能な打込み機構を備える新たな交換可能な打込みビットか、摩滅した打込み機構172DF、即ち、締結具102を送り出すのに満足のいくように使用することができない打込み機構を備える使用済みの交換可能な打込みビットを、取付要素として使用することができることが期待される。このため、これにより、摩滅した交換可能な打込みビットを単に廃棄するのではなく、さらに使用することができるようにする第2の利用法が提供される。
任意に、交換可能な打込みビット172が主要取付体163に設置される場合、第1の部分172P1がドライブシャフト内に延びる。再度、この部分は、シャンク172S及び/又は打込み機構172DFを備えることができる。交換可能な打込みビット172の第2の部分172P2を第2の打込み工具のチャック109に十分に取り付けることができるように、第2の部分172P2を外方に延ばし、主要ドリル駆動部取付体163を越えるようにする。この構成によって、締結具取付工具の操作者が利用できる打込み工具に応じて、操作者が第1の打込み工具のチャック108の主要ドリル駆動部取付体の外面に対する選択的な接続を(主要取付体からの交換可能な打込みビットの対応する除去も併せて)実施することができるか、操作者が第2の打込み工具のチャック109を、(交換可能な打込みビットを主要取付体に設置した場合に)主要ドリル駆動部取付体を越えて外方に延びる交換可能な打込みビット172の第2の部分に取り付けることができる。
図23B、図24B及び図25に示されるように、ドライブシャフト及び/又は主要取付体は、係止具160Lを備えることができる。この係止具は、交換可能な打込みビット172の環状凹部172A内で長手方向軸DLAに沿って摺動可能に軸受160BBに係合し、軸受160BBから離脱する係止リングの形態にすることができる。係止具は、任意にコイルバネの形態であるバネ160Cを備えることができる。バネ160Cは、図23Bに示されるように、係止リングに係合して、係止モードになるように構成される。係止モードでは、軸受162BBは、交換可能な打込みビット172の環状凹部172Aに係合する。この係止モードでは、交換可能ビット172は、ソケット165から容易に除去することはできない。交換可能な打込みビット172を除去するために、係止リング160Rは、方向Lに移動することができ、バネは圧縮され、軸受は環状凹部172Aを解放し、これにより、ユーザが交換可能な打込みビット172をドライブシャフト160から取り外すことができるようになる。任意に、交換可能な打込みビット172、主要取付体及びドライブシャフトを保持する他の構成を利用することができる。
上記のように、第2の交換可能な打込みビット172は、特にドライブシャフト160に連動するように構成され得る。図25に示されるように、交換可能な打込みビット172はシャンク172Sを備えることができる。シャンクは肩部172S1から打込み機構172DFに延びる。打込み機構172DFは、ヘキサロビュラ型打込み機構をはじめとするネジ打込み機構など、本明細書に記載の打込み機構のタイプのいずれかにすることができる。任意に、打込み機構172DFは、対向する端部172Eでのビットの寸法172D2より小さい寸法172D1を含むことができる。ビットはこのほか、肩部172S1より上方に配置される部分的円筒部分172Cを備えることができる。この部分的円筒部分は、環状凹部172A、あるいは適用例に応じて任意のタイプの凹部を形成することができる。
この円筒部分より上方では、第2の部分170P2は、ビット172の端部172Eに延びる六角形の外側172Hを備えることができる。この外側172Hでは、第2の環状凹部172A2のような第2の凹部を形成することができる。第2の環状凹部172A2は、第1の環状凹部172Aから離れており、凹部172Aより端部172Eに近い。一般に、第1の凹部172Aは、第1の外側形状、例えば、円筒状外側形状172Cを含む交換可能な打込みビット172の一部に形成することができる。第2の環状凹部172A2は、第2の外側形状、例えば、角のある外側形状又は六角形の外側形状を含む交換可能な打込みビット172の一部に形成することができる。もちろん、適用例によっては、第1及び第2の環状凹部は、交換可能な打込みビット172の同じような形状の部分に形成することができる。
図22及び図23Aに示されるように、ドライブシャフト160は、打込み要素179に取り付けることができる。打込み要素179は、ドライブシャフト160及び取付端部161が形成する第2のソケット166内に装着される取付部分179Pを備えることができる。第2のソケット166及び取付部分179Pは、円筒形状又は多面形状、例えば、円筒形状又は六角形形状にすることができる。打込み要素179は、第1の交換可能な打込みビット171にさらに結合することができる。打込みビット171は、その打込み機構171DFに締結具を係合して送り出す。任意に、打込み要素179は、第1の交換可能な打込みビット171を備えることができる。その交換可能な打込みビット171の一部を、打込み要素179が形成するさらに別のソケット179S内に配置することができる。さらに任意に、場合によっては、打込み要素は単独で、適用例に応じて、交換可能な打込みビット171の形態にすることができる。図23Aに戻ると、ドライブシャフト160の取付端部161は、別の係止具161Lを備えることができる。この係止具は、ドライブシャフトの駆動端部162の係止具160Lと同じように動作し、同じような特徴を備えることができる。
ここで、工具110、特にそのドライブシャフトを使用する方法を説明する。一般に、締結具取付工具110は、孔を形成して任意にフレーム120に取り付けられるガイド130を備えることができる。ドライブシャフト160を回転自在にフレームに搭載する。ドライブシャフトは、取付端部161と、取付端部から離れた駆動端部162とを備えることができる。駆動端部は、上記のように、主要ドリル駆動部取付体163を備えることができる。
第1の交換可能ビットは、ドライブシャフト160の取付端部161に隣接して設置するか、取付端部161に設置することができる。この設置は、交換可能ビットをドライブシャフト160の取付端部161に直接設置するステップを含むことができる。任意に、この設置は、取付端部161の別個の打込み要素179及びその個別の部分179Pと、ドライブシャフト160とを設置するステップ、さらに、交換可能な打込みビット171及び打込み要素179のソケット179Sをはじめとする接続部を設置するステップを含むことができる。
ユーザが第1の打込み工具のチャック108を主要取付体163及びその外側に設置した後、互いを固定することができる。ユーザは、その結果、チャック108が電力を受けて回転し、これによってドライブシャフト160及び第1の交換可能な打込みビット171を回転させ、第1の交換可能ビット171によってガイドの孔を通して締結具を送り出せるように、打込み工具を係合することができる。この操作では、上記の実施形態に記載されるように、給送装置140によって、順に並べた締結具の帯状体185又は細長いキャリアを整列締結具経路CFPに沿ってガイドを過ぎるまで移動させることができる。
この方法は、第2の交換可能ビット172を、主要ドリル駆動部取付体163が形成するソケット165に設置するステップを含むことができる。設置の際には、上記のように、交換可能な打込みビット172のシャンク肩部172S1は、ドライブシャフト160内に配置され、任意に隠される。さらに任意に、交換可能ビットは、使用可能なビットか、摩滅したビットにすることができる。それぞれの場合には、使用可能な打込み機構又は摩滅した打込み機構は、ドライブシャフト160の少なくとも一部内に配置され、配置された場所では概ねアクセスできないようにすることができる。交換可能な打込みビット172の依然として使用可能な第2の部分172P2は、主要ドリル駆動部取付体及びその端部163Eから延びることができる。
別のステップでは、図23Bに示される打込み工具のチャック109は、交換可能ビット172の第2の部分に結合される。交換可能ビット172が回転すると、ドライブシャフト160が回転し、ひいては第1の交換可能ビット171が回転して、第1の交換可能ビットによってガイド130の孔を通して締結具を送り出し、これにより、締結具を設置する。
必要に応じて、摩滅したビットを代替的使用のためにリサイクルし、工具に異なる機能を付与することができる。例えば、第1の交換可能ビット171が摩滅した後、そのビットがドライブシャフトから取り出されるにしても打込み要素から取り出されるにしても、取付端部から取り外すことができる。第1の交換可能ビットが打込み要素179から取り外された状態の取付端部は、図24Aに図示される。第2の交換可能ビットは、駆動端部から取り外すことができる。駆動端部162が取り外された第2の交換可能ビット172は、図25に図示される。第1の交換可能ビットは、その後、駆動端部162にてソケット165に設置することができる。さらに、任意に新たな第3の交換可能な打込みビット又は任意に概ね使用可能な第3の交換可能な打込みビットを、取付端部161にて設置し、打込み要素179に任意に結合することができる。
この方法は、打込み工具を別の打込み工具に変えるステップを任意に含むことができる。例えば、第1の工具のチャック109に結合される工具110によって締結具を送り出した後、そのチャックを第2の交換可能ビット172から取り外すことができる。第2の交換可能ビットは、駆動端部162から取り外すことができる。さらに大きなチャック108を任意に備える第2の打込み工具を、第2の打込み工具がドライブシャフトを回転させ、締結具設置作業を実施することができるように、主要ドリル取付体163、特にその外面163Eに結合することができる。
工具110の第1の代替実施形態はこのほか、交換可能なガイドを備え、受容するように構成され得る。そのようなガイドは、特定のタイプの締結具を設置するために構成され得る。例えば、この実施形態のガイドのいくつかを、長いネジを扁平な面に設置するために構成することができる。他のガイドを、短いネジを扁平な面に設置するために構成することができ、さらに他のガイドを、ネジを凸部及び溝又はポーチボード(porch boards)に設置するために構成することができる。さらに他のガイドを、ネジを板材のコーナー又は側面を貫通するようにある角度で設置して、板材を下に隠れた面に締結するために構成することができる。
図28に示されるように、交換可能で取り外し可能なガイド130を工具110の取付端部121にて設置することができる。この特定のガイド130は、長いネジを扁平な面に設置するために構成され得る。このガイド130は、上端部180U及び下端部180Lを有するガイド本体180を備えることができる。下端部180Lは、扁平な面に係合するために構成される平坦脚部180Fを備えることができる。ガイド本体は、長手方向軸GLAを備えることができる。ガイド本体180は、上記実施形態と同じように、回転している締結具を誘導するために構成されるガイド孔132を形成することができる。ガイド孔は、長手方向軸GLAを任意に中心とすることができる。ガイド孔は、締結具102がガイド孔に送り出されたり、及び/又は送り込まれたりするときに締結具102を誘導したり、及び/又は締結具102に係合するのに概ね役立つ少なくとも1つのガイド壁180Gに境界を接する。ガイド孔はこのほか、ガイド本体180の側壁180Sによって境界され得る。側壁は、ガイド本体180の外側から内側にかけて ガイド壁に移行することができる。側壁は、締結具102Sのシャンクが長手方向軸に向けて移動したり、及び/又は上記のように締結具が工具110の給送装置によって送り出されるときに、孔132に概ね入って給送用長孔180FSを通過することができるように構成され得る給送用長孔180FSを形成することができる。図28に示されるように、給送用長孔180FSは、キャリア長孔180CSより概ね下から脚部180Fに延びることができる。給送用長孔は、孔に送り込まれると孔との間に十分な隙間ができる締結具102と同一の形状及び寸法(長さ)を任意に有することができる。
交換可能なガイド130は、ガイドヘッド182を備えることができる。このガイドヘッドは、ガイド本体の上端部180Uにて、ガイド本体180に結合することができる。任意に、ガイドヘッド182は、ガイド本体180と一体的に形成されて一体化することができる。この場合、ガイド本体及びガイドヘッドは互いに一体化されて、単体のガイドユニットを形成する。以下にさらに記載するように、キャリア長孔180CSを、ガイド本体及びガイドヘッドの少なくとも1つにて、単体のガイドユニットを通して形成することができる。ガイドヘッド182は、ガイド孔132より上であり、ガイド本体180のガイド壁及び側壁より上に概ね配置される。任意に、ガイド本体及びガイドヘッドは、互いに螺合又は締結され得る。
ガイドヘッド182は、さまざまなサイズの締結具を収納してガイド孔及び/又はガイド壁に対して十分に傾斜させ、適切に設置するために構成され得る。例えば、締結具を受け入れるヘッド182の開口の寸法182D1は、ガイドが適合する締結具102のヘッド102Hよりもわずかに大きくなるようなサイズを有することができる。このサイズは、ネジヘッドのサイズに応じて変化可能である。例えば、小さなネジに対しては、開口を小さくして、大きなネジに対しては、開口を大きくすることができる。
ヘッド182は、ヘッド182自体に取り付けられ、及び/又は一体化される逆転防止装置又は締結具停止部182BSを任意に備えることができる。この逆転防止装置は、ここに挙げた実施形態と共に上記に記載したためにここで再び記載することはしない逆転防止装置と同じように、動作することができる。逆転防止装置は、締結具の前に係合して、締結具がガイド孔と良好に一直線上に並ぶようにシャンク102Sのガイド壁180Gに対する傾斜を促進するように構成されると言えば十分であろう。しかし、この実施形態の逆転防止装置180BSは、ガイドと調和する。このように、特定の実用的な逆転防止装置を備えるガイドを設置して、その結果、ガイドに対してさらに調整する必要がないようにすることができる。
交換可能なガイドのもう1つの特徴には、キャリア長孔180CSが挙げられる。キャリア長孔180CSは、交換可能なガイドそれぞれに組み込まれ、エリア又は領域を形成する。このエリア又は領域では、給送装置が、張力Tを受けたキャリア185又は順に並べた締結具の帯状体をガイド130を通して引くときに、この帯状体が整列締結具経路CFPに沿って移動する。キャリア長孔は、順に並べた締結具用のどのような所望のサイズ、厚さ又は幅のキャリア185でも摺動可能に受容する寸法を有することができる。キャリア長孔は、ガイドのヘッドと本体との間に位置づけることができる。キャリア長孔180CSは、ガイドの長手方向軸GLAに直交することができる。キャリア長孔180CSはこのほか、ヘッド182の概ね下に位置づけられるか、ヘッド182に概ね隣接して位置づけられ、締結具のヘッド102Hが逆転防止装置182BSに衝突して、上記のようにシャンク102Sが傾斜するようになる程十分に逆転防止装置182BSの近くに位置づける。任意に、キャリア長孔180CSは、逆転防止装置より下であってガイドの給送用長孔より上に形成される。
キャリア長孔180CSは、上面180CSU及び下面180CSLによって境界され得る。下面180CSLは、キャリア帯状体185の下面185Lに係合するために構成され得るのに対し、上面185CSUは、キャリア帯状体185の上面185Uに係合するために構成され得る。しかし、下面185CSLは、長手方向軸GLAを横切って延びるときに、空洞185Vによって遮断され得る。しかし、上面185CSUは、長手方向軸GLAを一端から向かい合う他端へ完全に横切って延びる面を備えることができる。キャリア長孔の上面はこのほか、逆転防止装置182BSの係合面182Eに移行することができる。キャリア長孔は、キャリア長孔の側部を形成してキャリア長孔の上面から下面に延びる側壁182Sをさらに備えることができる。任意に、工具又はガイドが、図20A及び図20Bに図示されるような整列帯状体を送り込むために構成される場合、空洞185Vは、キャリア長孔から省くことができ、その結果、キャリア長孔185CSLの下面は、長孔の一側部から向かい合う他の側部へ長手方向軸GLAを完全に横切って延びる。これは、そこでの整列帯状体が平坦であり、帯状体の底面から延びる突起又はカップを備えないことによるものである。空洞が取り除かれると、場合によっては、締結具のヘッドが張力を受けながら引かれて空洞内に入り、これによって、締結具の孔内への不適切な送り込みが発生する可能性を低くすることができる。
適用例によっては、ガイド130は、アライメント機構180Fを備えることができる。このアライメント機構は、ガイドをフレーム120に対して精確かつ一貫して位置合わせできるようにすることができる。アライメント機構は、フレーム120によって形成されるような凹部120Rを備えることができる。ガイド130は、止めネジ180ESを備えることができる。止めネジは、凹部120Rに精確に位置合わせされるように位置づけられ、その結果、ガイドが凹部120R内で回転せず、あるいはフレームに対して回転しないようにすることができる。さらに任意に、適用例に応じて、止めネジを突起など、いくつかの他のタイプのアライメント機構と交換することができる。
交換可能なガイド130を工具110の下端部121に結合するために、図28に示されるように、係止部材190を利用することができる。係止部材は、ガイド130に形成される凹部190Rを備えることができる。凹部190Rは、図示のように、ガイド本体180に形成され得るが、もちろん、他の場合には、ガイドヘッド182に形成されるか、この両方に形成され得る。係止部材は、フレーム120の一部に結合される締結具190Fを備えることができる。締結具190Fは、板材190Pに螺合され、凹部190R内に延びることができる。締結具190Fは、交換可能なガイド130をフレーム120に係止可能かつ堅固に固定するのに十分なほどに締め付けられ得る。
この構成では、締結具190Fは、あるガイドを別のガイドに迅速に交換するために緩めることができる。例えば、図28に示されるように、ガイド130は、工具110の端部から矢印Rを介して示されるように取り除くことができる。その場所に、別の交換可能なガイド230を工具110の端部121の矢印Iを介して設置することができる。任意に、この交換可能なガイドは、同一タイプのガイドであってもよく、あるいは異なるタイプのネジ又は適用例の準備が整っている場合には異なるタイプのガイドであってもよい。例としてさらに、ユーザが、長ネジ設置用ガイド130を、平らな面を厚めの甲板材に押しあてて使用することがある。ある時点では、薄めの甲板材に対処することもある。この場合、ユーザは、ガイド130を方向Rに取り外して、工具に方向Iで設置される短ネジ用ガイド230と交換することができる。この短ネジ用ガイド230は、短めのネジを収容する短めの給送用長孔280Fを備えることができる。
図28〜図31に示されるように、さまざまな異なるタイプの交換可能なガイドを工具に接続して使用することができる。別のタイプの交換可能なガイド330を図29〜図31に示す。この交換可能なガイドは、上記のようにヘッド382及び本体380を備えるほか、キャリア長孔380CS及び係止部材凹部390Rを備える。しかし、このガイドの脚部380Fは、アライメント突起380A及び位置決め板380Pを備えるように構成され得る。この構成では、交換可能なガイド330は、板材のようなワークピース同士の間であって、ワークピースの設置時点又はその後には隙間ができないようにしているワークピース同士の間の割れ目内に締結具を設置するために使用することができる。アライメント突起及び位置決め板は、上記の実施形態に記載のものと類似することができることが望まれる。
本明細書の実施形態を理解するのに役立つ可能性のある他の記載事項には、以下を含むことができる。
S1. 締結具をワークピースに設置する方法であって、以下のステップを含む。
孔を形成するガイドの下流の位置にある順に並べた締結具の帯状体を引き寄せるステップであって、帯状体はキャリア及び複数の締結具を備えるステップ。
複数の締結具から第1の締結具を、孔を通してワークピース内に送り出すステップ。
S2. ガイドは、第1の締結具ヘッドのサイズに対応する逆転防止装置に連動するように構成されるヘッドサイズ調整要素を備える、記載事項S1の方法であって、打込み要素が第1の締結具の打込み機構と一直線上に並ぶようにヘッドサイズ調整要素を逆転防止装置に係合させるステップを含む、方法。
S3. 係合させるステップの間に、孔の軸から離れるように逆転防止装置を摺動させるステップを含む、記載事項S2の方法。
S4. 係合させるステップの間に、孔の軸から離れるように逆転防止装置を摺動又は移動させるステップを含む、記載事項S2の方法。
S5. 以下のステップを含む記載事項S1の方法。
ガイドをフレームから取り外すステップであって、ガイドは第1の直径の第1の孔を有する第1のガイドである、ステップ。
第1のガイドに代わってフレームの第2のガイドに交換するステップであって、第2のガイドは、第1の直径よりも大きい第2の直径の第2の孔を有する、ステップ。
S6. ガイドに連動する逆転防止装置を、ガイドが第1の締結具のヘッドとは異なる直径のヘッドを有する第2の締結具を誘導することができるように、調整するステップを含む記載事項S1の方法。
S7. ガイドの上流のキャリアを受動的に支持するステップを含む記載事項S1の方法。
S8. ガイドが結合されるフレームに隣接するチャネルを提供するステップであって、チャネルは、キャリアが引くステップの間にチャネルを通って長手方向に摺動できるようにする幅を有する、ステップを含む記載事項S7の方法。
S9. 取付工具の打ち込みの深さを調整して、複数の事前に選択した打ち込みの深さを有する複数の締結具を収容するステップを含む記載事項S1の方法。
S10. ガイドに隣接する部分から打込み工具端部を過ぎて延びる打込み棒を有するフレームを提供するステップと、打込み工具端部にて工具停止部を調整して、打込み工具のガイドに向かう移動を選択的に拘束するステップとを含む記載事項S1の方法。
S11. フレームはハンドルに結合され、ハンドルは工具停止部に接続される記載事項S10の方法であって、ハンドルを回転させて、フレームに結合される打込み要素が突出部を過ぎて事前に選択した距離だけ延びるように、工具停止部を打込み工具端部に対して選択的に移動させるステップを含む方法。
S12. 引き込み可能に巻いて細長い部材のロールにするように構成される細長い部材を備える張力付与器を提供するステップであって、張力付与器は、帯状体の先端に取り付けられるように構成されるフックを備える、ステップを含む記載事項S10の方法。
「垂直」、「水平」、「頂部」、「底部」、「上部」、「下部」、「内側」、「内方に」、「外側」及び「外方に」など、方向を示す用語を、図示される実施形態の方向性に基づいて本発明を記載するのに役立つように用いる。方向を示す用語の使用は、本発明を任意の特定の方向に限定すると解釈されるべきではない。
ここまでの記載は、本発明のここに挙げた実施形態に関するものである。種々の変更及び変化を、添付の請求の範囲に記載の発明のさらに広い態様から逸脱することなく加えることができる。このような変更及び変化は、均等論をはじめとする特許法の原則に従って解釈されることになる。この開示は例示を目的として提示されるものであり、発明の全実施形態の包括的記載として解釈すべきでも、請求の範囲をここに挙げた実施形態に関連して図示又は記載された特定の要素に限定するためのものであると解釈すべきでもない。例えば、制限することなく、記載された発明のあらゆる個別の要素を、実質的に類似する機能性を発揮するか、さもなければ適正に動作する代替要素と置き換えてもよい。この代替要素には、現在知られている代替要素、例えば当業者に現在知られているものなどと、将来開発される可能性のある代替要素、例えば当業者が開発と同時に代替物であると認識する可能性を否定できないものなどが含まれる。また、開示された実施形態には、協調して記載された複数の構成要件と、利益の集積を協働して提供する可能性のある複数の構成要件とが含まれる。本発明は、特許されたクレームに明示的に記載された場合を除き、このような構成要件のすべてを含むか、規定された利益のすべてを提供する実施形態のみに限定されるものではない。例えば、冠詞「a」、「an」、「the」又は「前記」を用いて単数形で表されるクレーム要素に対する言及はいずれも、その要素を単数形に限定することにはならない。「X、Y及びZの少なくとも1つ」という請求の範囲の構成要件の記載はいずれも、X、Y又はZのいずれか1つを個別に含むことと、X、Y及びZの任意の組み合わせ、例えば、X、Y、Zと、X、Yと、X、Zと、Y、Zとを含むことを意味する。
独占的所有権又は独占権を主張する発明の実施形態を下記の特許請求の範囲の欄に定義する。
なお、本発明の実施態様として以下の参考例10〜17、19〜39、41〜48、50〜59が想定される。
[参考例10]
張力付与器を前記キャリアの先端のみに取り付けるステップであって、前記張力付与器が前記ガイドの下流の前記位置のみで前記キャリアを引くことができるようにする、取り付けるステップを含む、参考例9に記載の方法であって、
前記引き寄せるステップの間に、前記キャリアの後端が前記ガイドの上流に留まる、方法。
[参考例11]
前記引き寄せるステップの間及び前記送り出すステップの間に前記キャリアの前記後端と前記ガイドとの間の部分が張力を受けない、参考例10に記載の方法。
[参考例12]
前記第1の締結具のヘッドを前記ガイドの逆転防止装置に対して係合させ、前記第1の締結具のシャンクを前記キャリアと共に引き寄せて、前記第1の締結具の先端が揺動して前記孔と一直線上に並ぶようにすることによって、前記第1の締結具を前記孔と一直線上に並べるステップを含む、参考例11に記載の方法。
[参考例13]
前記ガイドの上流のいずれの位置からも、前記キャリアを前記ガイドに向けて移動させるために、力を付与しない、参考例12に記載の方法。
[参考例14]
前記キャリアの先端を、前記ガイドの下流の位置にて、細長い部材に取り付けるステップと、
細長い部材のロールを形成するために前記細長い部材を巻くステップと、を含む、参考例9に記載の方法。
[参考例15]
前記細長い部材は引張バネに結合され、
前記引張バネは、前記細長い部材を前記引張バネの方に引き込む、参考例14に記載の方法。
[参考例16]
張力付与器ピンを、前記帯状体の先端にて、前記キャリアに固定するステップと、
前記ガイドの上流の前記キャリアの後端を、ガイドチャネルによって、受動的に誘導するステップと、を含む、参考例9に記載の方法。
[参考例17]
前記キャリアは、前縁及び後縁と、前記孔の下流に位置づけられる下流部分と、前記孔の上流に位置づけられる上流部分とを備え、
給送装置を、前記前縁の近傍で、前記キャリアに結合し、
前記給送装置は、前記引き寄せるステップを実施し、
前記給送装置は、前記キャリアを前記孔を過ぎて移動させる工具の唯一の部分であり、
前記キャリアは、右側部及び左側部を備え、
前記右側部及び左側部は、前記キャリアの連続する長さ部分の大部分に沿って切り込みを備えていない、参考例16に記載の方法。
[参考例19]
前記孔に隣接するガイド壁と、
前記ガイド壁に隣接する締結具停止部と、を備える、参考例18に記載の締結具取付工具であって、
前記締結具停止部は、前記整列締結具経路に沿う締結具の移動を拘束して、前記締結具の先端が揺動して前記孔と一直線上に並ぶように構成される、締結具取付工具。
[参考例20]
フレームと、
前記フレームに結合されるガイドであって、前記ガイドは孔を形成する、ガイドと、
前記フレームに結合される給送装置であって、前記給送装置は、順に並べた締結具の帯状体を整列締結具経路に沿って前記ガイドを過ぎて移動させるように構成される、給送装置と、
締結具を前記孔を通して送り出すように構成される打込み要素と、
前記打込み要素に隣接する取付端部から主要ドリル駆動部取付体を備える駆動端部に前記フレームを通って延びるドライブシャフトと、を備える締結具取付工具であって、
前記主要ドリル駆動部取付体は、前記主要ドリル駆動部取付体が第1の打込み工具のチャック内に挿入される場合に、前記チャックに係合するように構成される外面を備え、
前記主要ドリル駆動部取付体は、前記ドライブシャフトの長手方向軸に直交する方向に測定される第1の寸法を有し、前記第1の寸法は、前記外面の第1の部分から前記外面の第2の部分まで前記ドライブシャフトの前記長手方向軸を横切って測定され、
前記主要ドリル駆動部取付体は、交換可能な打込みビットを受容し、回転自在に拘束するように構成されるソケットを形成し、前記交換可能な打込みビットの第1の部分が前記ドライブシャフト内に延び、前記交換可能な打込みビットの第2の部分が、第2の打込み工具のチャックに取り付けるための前記主要ドリル駆動部取付体を越えて外方に延び、
前記ソケットは、前記ドライブシャフトの前記長手方向軸に直交する方向に測定される第2の寸法を有し、前記第2の寸法は前記第1の寸法より小さく、
前記締結具取付工具の操作者が、前記操作者が利用できる打込み工具に応じて、前記第1の打込み工具の前記チャックを、前記主要ドリル駆動部取付体の前記外面に接続するか、前記第2の打込み工具の前記チャックを、前記主要ドリル駆動部取付体を越えて外方に延びる前記交換可能な打込みビットの前記第2の部分に接続するかが、選択的に可能である、締結具取付工具。
[参考例21]
前記交換可能な打込みビットの環状凹部に解除可能に係合して前記交換可能な打込みビットを前記主要ドリル駆動部取付体に固定する係止具を備える、参考例20に記載の締結具取付工具。
[参考例22]
前記係止具は、前記長手方向軸に沿って摺動可能な係止リングと、前記係止リングを係止モードに係合するように構成されるバネと、を備え、
前記係止モードでは、前記係止リングは、前記ビットが前記ソケットから取り外されることがないように、球を前記交換可能な打込みビットの前記環状凹部に付勢する、参考例21に記載の締結具取付工具。
[参考例23]
前記ソケットは形状が六角形であり、
前記外面は、前記第1の打込み工具の前記チャックの複数の対応する面と連動するように構成される複数の角度づけられた小平面を備える、参考例20に記載の締結具取付工具。
[参考例24]
前記交換可能な打込みビットの前記第1の部分は、使用可能な打込み機構及び摩滅した打込み機構の少なくともいずれかを備え、
前記打込み機構は、前記交換可能な打込みビットが前記ソケットに受容される場合に、前記ドライブシャフト内に隠され、
前記交換可能な打込みビットの前記主要ドリル駆動部取付体を越えて外方に延びる前記第2の部分は形状が六角形である、参考例20に記載の締結具取付工具。
[参考例25]
前記フレームはハンドルを備え、
前記フレームは、前記ドライブシャフトが回転している間に操作者が前記ドライブシャフトに接触するのを防ぐために、前記ドライブシャフトを取り囲む、参考例20に記載の締結具取付工具。
[参考例26]
前記打込み要素は、別の交換可能な打込みビットを備え、前記ドライブシャフトの前記取付端部に形成される別のソケット内に装着されるように構成される、参考例20に記載の締結具取付工具。
[参考例27]
孔を形成するガイドと、
取付端部と、前記取付端部から離れた駆動端部とを有するドライブシャフトであって、前記駆動端部は主要ドリル駆動部取付体を備える、ドライブシャフトと、
前記取付端部に隣接する孔を形成するガイドと、を備える、締結具取付工具であって、
前記主要ドリル駆動部取付体は、第1の打込み工具のチャックに係合するように構成される外面を備え、
前記主要ドリル駆動部取付体は、交換可能な打込みビットを受容して回転自在に拘束するように構成されるソケットを形成し、前記交換可能な打込みビットの摩滅した打込み機構及び使用可能な打込み機構の少なくとも1つが前記ドライブシャフト内で延び、前記交換可能な打込みビットの第2の部分が第2の打込み工具のチャックを取り付けるための前記主要ドリル駆動部取付体を越えて外方に延び、
前記締結具取付工具の操作者が、前記操作者が利用できる打込み工具に応じて、前記第1の打込み工具の前記チャックを、前記主要ドリル駆動部取付体の前記外面に接続するか、前記第2の打込み工具の前記チャックを、前記主要ドリル駆動部取付体を越えて外方に延びる前記交換可能な打込みビットの前記第2の部分に接続するかが、選択的に可能である、締結具取付工具。
[参考例28]
前記フレームに結合される給送装置であって、前記給送装置は、順に並べた締結具の帯状体を整列締結具経路に沿って前記ガイドを過ぎて順々に移動させるように構成される、参考例27に記載の締結具取付工具。
[参考例29]
締結具取付工具を使用する方法であって、
孔を形成するガイドと、取付端部と前記取付端部から離れた駆動端部とを有するドライブシャフトとを備える締結具取付工具であって、前記駆動端部は主要ドリル駆動部取付体を備える、締結具取付工具を提供するステップと、
第1の交換可能ビットを、前記取付端部に隣接して設置するか、前記取付端部に設置するステップと、
使用可能な打込み機構及び摩滅した打込み機構の少なくとも1つがアクセス不能でありかつ前記ドライブシャフト内に配置され、第2の部分が前記主要ドリル駆動部取付体から延びるように、第2の交換可能ビットを前記主要ドリル駆動部取付体によって形成されるソケットに設置するステップと、
第1の打込み工具を前記第2の部分に結合するステップと、
前記第1の交換可能ビットを回転させるステップと、
前記第1の交換可能ビットによって締結具を前記孔を通して送り出すステップと、を含む、方法。
[参考例30]
給送装置によって、順に並べた締結具の帯状体を整列締結具経路に沿って移動させて前記ガイドを通過させるステップを含む、参考例29に記載の方法。
[参考例31]
前記第1の交換可能ビットを前記取付端部から取り外すステップと、
前記第2の交換可能ビットを前記駆動端部から取り外すステップと、
前記第1の交換可能ビットを前記ソケットに設置するステップと、
第3の交換可能ビットによって別の締結具を前記孔を通して送り出すステップと、を含む、参考例29に記載の方法。
[参考例32]
前記回転させるステップ及び送り出すステップの後に、
前記第2の交換可能ビットを前記駆動端部から取り出すステップと、
第2の打込み工具を前記主要ドリル取付体に結合して、前記第2の打込み工具が前記主要ドリル取付体の外面に係合するようにするステップと、を含む、参考例29に記載の方法。
[参考例33]
ガイド孔を形成するガイド本体であるとともに、給送用長孔であって、締結具のシャンクが前記給送用長孔を通って前記ガイド孔に入ることができるように構成される給送用長孔を形成する側壁を備える、ガイド本体と、
前記ガイド本体に結合されるガイドヘッドであって、前記ガイドヘッドは前記ガイド孔より上に位置づけられ、前記ガイドヘッドは、締結具のヘッドに係合して、前記締結具が前記ガイド孔と一直線上に並ぶように前記シャンクの傾斜を促進するように構成される逆転防止装置を備える、ガイドヘッドと、を備える、締結具取付工具ガイドであって、
キャリア長孔が前記逆転防止装置より下であって前記給送用長孔より上に形成され、前記キャリア長孔は、前記締結具を担持する整列締結具キャリアを摺動可能に受容するように構成される、締結具取付工具ガイド。
[参考例34]
前記ガイド本体及び前記ガイドヘッドは、互いに一体化されて、単体のガイドユニットを形成し、
前記キャリア長孔は、前記単体のガイドユニットを通って形成される、参考例33に記載の締結具取付工具ガイド。
[参考例35]
締結具取付工具のフレームに係合し、前記ガイド本体及びガイドヘッドを前記フレームに取り外し可能に結合するように構成される係止部材を備える、参考例33に記載の締結具取付工具ガイド。
[参考例36]
前記係止部材は凹部及び係止締結具を備え、
前記凹部は前記ガイド本体によって形成され、
前記係止締結具は、前記フレームの一部を通って突出して前記凹部に入り、前記ガイド本体を前記フレームに結合させる、参考例35に記載の締結具取付工具ガイド。
[参考例37]
前記キャリア長孔は、前記キャリアが給送経路に沿って移動する場合に、前記キャリアを取り囲むように構成され、
前記キャリア長孔は、前記キャリアが摺動する途切れない下部壁にて矩形断面を有する、参考例33に記載の締結具取付工具ガイド。
[参考例38]
前記キャリア長孔は、前記逆転防止装置より下であって前記給送用長孔より上に位置づけられる、参考例33に記載の締結具取付工具ガイド。
[参考例39]
前記キャリア長孔は前記ガイド孔の下流であり、
前記キャリア長孔は、上面と、前記上面との間に前記整列締結具を受容するように構成される向かい合う下面とを備え、
前記下面は、第1のキャリア長孔側壁から第2のキャリア長孔側壁に至る平面であり、
前記ガイド本体は、アライメント突起に対して所定の角度でオフセットされる板に結合され、前記板及びアライメント突起は、前記ガイド本体をワークピースに対して所定の角度に設定することができるようになる、参考例34に記載の締結具取付工具ガイド。
[参考例41]
前記始動タブは給送要素開口を形成し、
前記給送要素開口は、前記キャリアの第1の側部に第1の切り込みを備え、前記キャリアの第2の側部に第2の切り込みを備え、
前記第1及び第2の側部には、前記第1及び第2の側部それぞれの大部分に沿って、いかなる他の切り込みも備えていない、参考例40に記載の、順に並べた締結具の帯状体。
[参考例42]
前記ガイドは、前記孔に隣接するガイド壁を備え、
第1の締結具がヘッド及びシャンクを備え、
前記キャリアは、前記ヘッドの下にて前記シャンクに結合され、
前記張力を付与するステップの間に、前記ヘッドは逆転防止装置に係合し、前記キャリアは、前記シャンクを引いて、前記シャンクが前記孔と一直線上に並ぶように、前記シャンクを前記ガイド壁に対して傾斜させる、参考例40に記載する方法。
[参考例43]
前記複数の締結具用穴が穴間隔によって互いから分離しており、
前記穴間隔は、前記複数の締結具のそれぞれのヘッド直径より小さい、参考例42に記載の、順に並べた締結具の帯状体。
[参考例44]
前記複数の締結具がそれぞれ前記複数の締結具用穴に配置される場合に、前記複数の締結具それぞれのヘッドが互いに接触する、参考例40に記載の、順に並べた締結具の帯状体。
[参考例45]
前記始動タブは、前記キャリアの前記前縁から前記始動タブ端部にかけて前記長さ部の分だけ延び、
前記長さ部は少なくとも3/4インチ(1.905センチメートル)であり、
前記始動タブは、前記キャリアが工具に設置される前には締結具が充填されていない複数の締結具用穴を形成する、参考例40に記載の、順に並べた締結具の帯状体。
[参考例46]
前記キャリアは、前記前縁から前記後縁に至る均一な厚さの高分子材料の単一層であり、
前記下面は実質的に平面状であり、前記下面から下方に延びる前記複数の締結具の前記シャンク以外に突起が無く、
前記複数の締結具のそれぞれの前記ヘッドは、前記キャリアが前記締結具打込み工具に設置される前には、前記下面へと下方に突出することなく、全体的に前記上面より上に配置され、
前記キャリアは、前記残りの部分の前記複数の締結具が、前記キャリアの長手方向軸に沿って、1インチ(2.54センチメートル)当たり少なくとも2個のネジの平均頻度で現れるように、前記残りの部分に複数の締結具用穴を形成し、
前記複数の締結具用穴のそれぞれには中心があり、
前記複数の締結具用穴の隣接する穴の前記中心は、0.200インチ(0.508センチメートル)〜0.260インチ(0.6604センチメートル)の距離を開けて互いから離間し、
前記複数の締結具の各締結具が0.120インチ(0.3048センチメートル)〜0.200インチ(0.508センチメートル)の直径を有するヘッドを備え、
前記キャリアは、前記締結具用穴に隣接するエリアに、前記厚さを貫通して延びるいかなる開口も備えない、参考例40に記載の、順に並べた締結具の帯状体。
[参考例47]
前記キャリアは、前記第1の締結具が配置される第1の締結具用穴を形成し、
前記キャリアは、第2の締結具が配置される第2の締結具用穴を形成し、
前記第1の締結具用穴は、前記第2の締結具用穴から第1の距離を開けて配置され、
前記給送要素開口は、前記第1の締結具から第2の距離を開けて配置され、
前記第2の距離は前記第1の距離よりも長い、参考例46に記載の、順に並べた締結具の帯状体。
[参考例48]
給送要素開口が前記前縁より後方に配置され、
前記複数の締結具は、前記キャリアが形成する複数の締結具用穴を通って配置され、前記締結具用穴のそれぞれは、隣接する締結具用穴から第1の距離を開けて分離され、
前記給送要素開口は、前記第1の締結具が配置される第1の締結具用穴から第2の距離を開けて離間され、
前記第2の距離は、前記第1の距離の少なくとも150%である、参考例40に記載の、順に並べた締結具の帯状体。
[参考例50]
前記始動タブは、前記キャリアの前記前縁から前記装填部分に延び、
前記始動タブは、長さが1/2インチ(1.27センチメートル)〜1と3/4インチ(4.445センチメートル)であり、給送要素に係合して前記キャリアの前記装填部分の移動を促進するように構成され、
前記始動タブは、前記前縁と第1の締結具との間に複数の空の締結具用穴を備える、参考例49に記載の順に並べた締結具の帯状体。
[参考例51]
前記始動タブは、給送要素に係合するように構成される給送要素開口を形成し、
前記給送要素は、取付工具のガイドを通して前記キャリアを移動させることができる、参考例49に記載の順に並べた締結具の帯状体。
[参考例52]
前記給送要素開口は、複数の締結具用穴の第1の穴から第2の距離を開けて離間され、前記第2の距離は、前記複数の締結具用穴の隣接する穴同士を分離する第1の距離よりも長い、参考例51に記載の順に並べた締結具の帯状体。
[参考例53]
前記装填部分は、前記装填部分が形成する隣接する第2の締結具用穴から第1の距離を開けて分離される第1の締結具用穴を形成し、
前記第1の穴は、前記始動タブが形成する給送要素開口から第2の距離を開けて分離され、
前記第1の距離は、前記ヘッドの前記直径より短く、
前記第2の距離は、前記ヘッドの前記直径より長い、参考例49に記載の順に並べた締結具の帯状体。
[参考例54]
前記始動タブは長さが少なくとも1インチ(2.54センチメートル)であり、
前記複数の締結具は、少なくとも50個の締結具を含み、
前記キャリアは長さが18インチ(45.72センチメートル)〜24インチ(60.96センチメートル)であり、
前記キャリアは複数の締結具用穴を形成し、
前記複数の締結具用穴のそれぞれが中心を有し、
前記複数の締結具用穴の隣接する穴の前記中心は、0.201インチ(0.51054センチメートル)〜0.260インチ(0.6604センチメートル)の距離を開けて互いから離間する、参考例49に記載の順に並べた締結具の帯状体。
[参考例55]
前記始動タブは、前記キャリアを結具取付工具を通して引くための少なくとも5ポンドのけん引力に耐えるのに十分な引裂強度を有する、参考例49に記載の順に並べた締結具の帯状体。
[参考例56]
前記複数の締結具は、前記複数の締結具のなかで前記前縁に最も近い締結具である先頭締結具を含み、
前記複数の締結具のそれぞれが互いから等距離に置かれ、
前記始動タブは給送要素開口を形成し、
前記給送要素開口は、前記先頭締結具よりも前記前縁に近い、参考例48に記載の順に並べた締結具の帯状体。
[参考例57]
順に並べた締結具の帯状体を用いる方法であって、前記方法は、
前縁及び後縁を備えるキャリアを提供するステップであって、前記キャリアは複数の締結具に結合され、前記キャリアは、前記前縁から後方に延びる始動タブを備え、前記始動タブは、その内部にいかなる締結具も備えない、前記キャリアを提供するステップと、
前記キャリアをガイドを通して整列締結具経路に沿って延ばすステップであって、前記始動タブが前記ガイドより前方に突出し、前記複数の締結具のすべてが結合される前記キャリアの装填部分が前記ガイドより後方に突出し、前記装填部分は前記後縁から前記始動タブに延びるようにする、前記キャリアを延ばすステップと、
前記複数の締結具を前記ガイドを通して順々に送り出すために、前記始動タブを給送装置に係合するステップと、を含む、方法。
[参考例58]
前記給送装置は、実質的に前記始動タブのみを引き寄せて、前記複数の締結具を送り出す、参考例57に記載の方法。
[参考例59]
前記係合するステップの間に、前記始動タブは前記装填部分を前記ガイドを通して引く、参考例57に記載の方法。

Claims (9)

  1. 締結具をワークピースに設置する方法であって、
    フレームと、締結具を受容して拘束するように構成される孔を形成するガイドと、前記孔の下流にある前記フレームと結合する張力付与器と、を備える取付工具を提供するステップと、
    順に並べた締結具の帯状体を提供するステップであって、前記帯状体は、細長いキャリアと、先端と後端との間に配置される複数の締結具とを備える、順に並べた締結具の帯状体を提供するステップと、
    前記キャリアの先端のみを前記張力付与器に係合させ、前記キャリアの他の部分は前記張力付与器に係合させずに、前記複数の締結具のそれぞれを順々に引いて、1度に1つずつ前記孔と一直線上に並ぶようにするステップと、
    張力を受けた状態で前記帯状体を自動的に引いて前記複数の締結具のそれぞれを順々に移動させて前記孔と一直線上に並ぶように、前記張力付与器によって前記孔と前記帯状体の先端との間で前記キャリアに張力を付与するステップと、
    前記複数の締結具から第1の締結具を、前記孔を通してワークピース内に送り出すステップと、を含む方法において、
    前記送り出すステップの間に、前記第1の締結具は前記キャリアから分離し、かつ、
    前記張力を付与するステップの間及び前記送り出すステップの間に前記キャリアの前記後端と前記ガイドとの間の部分が張力を受けない、方法。
  2. 前記キャリアに付与される前記張力は、前記複数の締結具のそれぞれを順々に引いて前記孔と一直線上に並ぶようにするために付与される、実質的に唯一の力である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ガイドは、前記孔に隣接するガイド壁を備え、
    第1の締結具がヘッド及びシャンクを備え、
    前記キャリアは、前記ヘッドより下で、前記シャンクに結合され、
    前記張力を付与するステップの間に、前記ヘッドは逆転防止装置に係合し、
    前記キャリアは、前記シャンクが前記ガイド壁に対して傾斜し、前記シャンクが前記孔と一直線上に並ぶように、前記シャンクを引く、請求項1に記載の方法。
  4. 前記キャリアは、前記シャンクを引いて、前記ヘッドの接触点周りに前記逆転防止装置に対抗するモーメントを生み出し、前記締結具の長手方向軸が配置される面で前記シャンクを回転させる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1の締結具のヘッドを逆転防止装置に対して係合させるステップと、
    前記第1の締結具の先端が前記孔の壁に向かって揺動するように、前記張力を付与するステップの前記張力を前記ヘッドより下に付与するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記送り出すステップの間に、打込み要素を前記第1の締結具に対して係合させるステップと、
    前記打込み要素によって前記第1の締結具を回転させるステップと、
    前記第1の締結具が前記孔から出ることができるようにするステップと、
    前記第1の締結具が前記孔を通って送り出された後に、前記複数の締結具の第2の締結具を前記孔に位置決めするステップと、
    前記第2の締結具を前記孔を通して前記ワークピース内に送り出すステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 第1の凹部を前記細長いキャリアの第1の縁に沿って取付要素の第1のフックに係合させるステップと、
    第2の凹部を前記細長いキャリアの第2の縁に沿って前記取付要素の第2のフックに係合させるステップと、を含み、
    前記第1のフック及び第2のフックは、前記張力を前記細長いキャリアに直接付与する、請求項1に記載の方法。
  8. 締結具をワークピースに設置する方法であって、
    順に並べた締結具の帯状体を、孔を形成するガイドの下流の位置で引き寄せるステップであって、前記帯状体はキャリア及び複数の締結具を備え、前記孔と前記帯状体の先端との間の前記帯状体の部分に張力を付与するように、前記順に並べた締結具の帯状体を引き寄せるステップと、
    第1の締結具を前記複数の締結具から前記孔を通してワークピース内に送り出すステップと、
    張力付与器を前記キャリアの先端のみに取り付けるステップであって、前記張力付与器が前記ガイドの下流の位置で前記キャリアの先端のみで前記キャリアを引くことができるようにする、取り付けるステップを含み、
    前記引き寄せるステップの間に、前記キャリアの後端が前記ガイドの上流に留まり、
    前記引き寄せるステップの間及び前記送り出すステップの間に前記キャリアの前記後端と前記ガイドとの間の部分が張力を受けず、かつ、
    前記後端が前記ガイドに近づくまで前記張力付与器は前記キャリアの先端に取り付けられたままである、方法。
  9. フレームと、
    前記フレームに結合されるガイドであって、前記ガイドは孔を形成する、ガイドと、
    締結具を前記孔を通して送り出すように構成される打込み要素と、
    前記フレームに結合される張力付与器であって、前記張力付与器は、順に並べた締結具の帯状体を整列締結具経路に沿って引くように構成され、前記張力付与器は、前記孔の下流に位置づけられ、張力を記孔と前記帯状体の先端との間の前記帯状体の部分に付与するように構成される、張力付与器と、を備え、
    前記張力付与器が前記帯状体の先端のみに取り付けられており、前記張力付与器が前記帯状体の先端のみで前記帯状体を引くことができ、かつ、
    前記張力付与器が前記孔と前記帯状体の先端との間の前記帯状体の部分に張力を付与する間、及び前記打込み要素が前記締結具を前記孔を通して送り出す間前記帯状体の後端と前記ガイドとの間の前記帯状体の部分が張力を受けない、締結具取付工具。
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