JP6759675B2 - ステアリング制御装置 - Google Patents
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Description
上記のステアリング制御装置によれば、前記運転者意図判定部は、前記操舵特性演算部により演算される操舵特性が正であり、かつ操舵特性が負から正へと変化しているとき、前記他の意図状態として、運転者の意図が自動操舵制御の意図に対してより強い第2の意図状態である旨判定することが好ましい。
上記のステアリング制御装置によれば、前記運転者意図判定部は、前記操舵特性演算部により演算される操舵特性が負、かつ当該操舵特性の変化率が操舵開始直後に負である場合、前記他の意図状態として、運転者の意図が自動操舵制御の意図に対してより弱い第3の意図状態である旨判定し、前記操舵特性演算部により演算される操舵特性が負、かつ当該操舵特性の変化率が操舵開始直後に正である場合、前記他の意図状態として、運転者の意図が自動操舵制御の意図に対してより弱い第4の意図状態である旨判定することが好ましい。
この構成によれば、運転者の意図がほとんど含まれない操舵特性の高周波成分をローパスフィルタにより低減することにより、操舵特性から運転者の意図を検出する際のノイズを低減することができる。
以下、ステアリング制御装置を自動操舵装置(ステアリング装置)に適用した一実施形態について説明する。
図2に示すように、上位ECU30は、ステアリング角偏差dθsを演算するステアリング角偏差演算部31を有している。ステアリング角偏差演算部31は、舵角センサ50および視覚センサ52を通じて検出されるステアリング角θmおよびヨー角θvに基づいて、ステアリング角偏差dθsを演算する。ステアリング角偏差dθsは、ステアリング角θmとヨー角θvとの差であり、車両が目標とする運行軌跡と車両が実際に運行する運行軌跡との差である。
ステアリングECU40は、このように演算される自動操舵トルク指令値Tm*(正確には、最終自動操舵トルク指令値Tm**)に基づいて、モータ20を制御することにより、車両の自動操舵を制御する。
運転者意図補償制御部70は、トルクセンサ51を通じて検出される操舵トルクTmおよび舵角センサ50を通じて検出されるステアリング角θmに基づいて、自動操舵トルク指令値Tm*に対する補償値である運転者意図補償値Gm*を演算する。具体的には、運転者意図補償制御部70は、運転者意図検出部71、運転者意図判定部72、および運転者意図補償値演算部73を有している。
インピーダンス演算部71aは、一定の制御周期でインピーダンスIの演算を実行し、演算結果であるインピーダンスIをローパスフィルタ71bに出力する。
すなわち、運転者の意図が大きいほど、より最終自動操舵トルク指令値Tm**の絶対値は小さくなる。自動操舵トルク指令値補償部62は、演算される最終自動操舵トルク指令値Tm**に基づいて、モータ20の動作を制御する。
まず、図5に示すように、運転者の意図を4つの意図状態に分類している。図5の横軸は時間tであり、縦軸はインピーダンスIである。なお、時間tは、ステアリングホイール10の回転と関係しており、時間tが進むほどステアリングホイール10は回転される。ここでは、ある操舵角になる時間Tまでの、運転者の各意図状態でのインピーダンスIの時間変化を示す。なお、時間tが「0」のとき、運転者または自動操舵制御による操舵が開始される。
図6に示すように、運転者意図判定部72は、運転者の意図が、インピーダンスIと、時間T0でのインピーダンスIの変化量dI/dtとに基づいて、第1の意図状態〜第4の意図状態のいずれの状態かを判定する。すなわち、第1の状態はインピーダンスIが大きく(I>閾値th1)、時間T0でのインピーダンスIの変化量dI/dtが小さい(dI/dt<閾値th2)状態である。第2の状態はインピーダンスIが大きく(I>th1のときがある)、時間T0でのインピーダンスIの変化量dI/dtが大きい状態である。第3の状態はインピーダンスIが小さく、時間T0でのインピーダンスIの変化量dI/dtが小さい(dI/dt<th2)状態である。第4の状態はインピーダンスIが小さく(I<th1)、時間T0でのインピーダンスIの変化量dI/dtが大きい(dI/dt>th2)状態である。
ステアリングECU40は、インピーダンスIが正である場合(ステップS1のYES)、時間T0でインピーダンスIの変化量dI/dtが正か否かを判定する(ステップS11)。時間T0でインピーダンスIが正である場合には、ステップS1での判定をより迅速に行うことができる。
図8に示すように、運転者意図補償部73は第1の意図状態〜第4の意図状態に基づいて、これら意思状態に対応した第1〜第4の運転者意図補償値Gm1*〜Gm4*を演算する。なお、第1〜第4の運転者意図補償値Gm1*〜Gm4*は、この順にその絶対値が小さい。このため、運転者意図補償部73は、運転者の意図がより大きいときにはより絶対値の小さな運転者意図補償値Gm*(たとえば第1の運転者意図補償値Gm1*)を演算する。したがって、自動操舵トルク指令値補償部62では、より絶対値の小さな最終自動操舵トルク指令値Tm**を演算する。
(1)運転者意図判定部72は、運転者意図検出部71によって演算されるインピーダンスIの時間変化に基づいて、運転者の意図が第1〜第4の意図状態のいずれに該当するかを判定することにより、運転者の意図を的確に検出することができる。
つぎにステアリング装置の第2実施形態について説明する。ここでは、第1実施形態との違いを中心に説明する。第2実施形態は、自動操舵制御の意図と運転者の意図との間を仲介する部分を設けることにより、自動操舵制御の意図と運転者の意図とが調和した制御を実行するためのものである。
自動操舵補償制御部80は、自動操舵トルク指令値演算部61を通じて演算される自動操舵トルク指令値Tm*、およびステアリング角偏差演算部31により演算されるステアリング角偏差dθsを取り込む。自動操舵補償制御部80は、自動操舵トルク指令値Tm*およびステアリング角偏差dθsに基づいて、自動操舵制御の操舵特性である自動操舵特性Iaを演算する自動操舵特性演算部81を有している。自動操舵特性演算部81は、ステアリング角偏差dθsに対する自動操舵トルク指令値Tm*の微分値である自動操舵特性Ia(自動操舵のインピーダンス)を演算する。すなわち、自動操舵特性Iaは次式(4)により演算できる。
仲介部90は、運転者意図検出部71により演算されたインピーダンスI、および自動操舵特性演算部81により演算された自動操舵特性Iaに基づいて、運転者の操舵特性と自動操舵制御の操舵特性との差である特性差異を判定する特性差異判定部91を備えている。すなわち、特性差異判定部91は、インピーダンスIと自動操舵特性Iaとの差の大きさに基づいた特性差異補償値Gs*を演算する。たとえば、運転者の意図を自動操舵制御の意図よりも上位とするならば、特性差異判定部91は、インピーダンスIと自動操舵特性Iaとの差が大きいほど、最終自動操舵トルク指令値Tm**を低減すべく、より絶対値の小さな特性差異補償値Gs*を演算する。また、運転者の意図よりも自動操舵制御の意図を上位とする状況であれば、特性差異判定部91は、インピーダンスIと自動操舵特性Iaとの差が大きいほど、最終自動操舵トルク指令値Tm**を増加させるべく、より絶対値の大きな特性差異補償値Gs*を演算する。
本実施形態の効果を説明する。
(1)仲介部90によってインピーダンスIと自動操舵特性Iaとの差である特性差異に基づいた、特性差異補償値Gs*が演算される。自動操舵トルク指令値補償部62は、自動操舵トルク指令値Tm*に特性差異補償値Gs*を乗算した最終自動操舵トルク指令値Tm**を演算する。これにより、運転者の意図と自動操舵制御の意図との差が大きいときであっても、より運転者の意図と自動操舵制御の意図とを調和させることができる。
・各実施形態では、視覚センサ52を用いてヨー角θvを検出したが、これに限らない。たとえば、車両に設けられるヨー角センサの情報からヨー角θvを検出してもよいし、GPSセンサの情報からヨー角θvを検出してもよい。また、ヨー角θvの代わりに、GPSセンサの情報や視覚センサ52から車両の進行方向や車両の周辺情報を検出してもよい。たとえば、道路の白線情報などが認識できない場合であっても、車両の直進方向に対して進行方向がどの程度傾いているかを検出すればよい。
Claims (9)
- 操舵機構に付与される動力の発生源であるアクチュエータを、自車両の動作状態を表す状態量に基づき外部制御装置により演算される自動操舵指令値に基づいて制御するステアリング制御装置において、
前記操舵機構の操舵シャフトに付与される操舵トルクを前記操舵シャフトの回転角である操舵角で微分することにより操舵特性を演算する操舵特性演算部と、
前記操舵特性に基づいて、前記状態量に応じて決定される自動操舵制御の意図と運転者の意図とが一致するか否かを判定する運転者意図判定部と、を備えるステアリング制御装置。 - 請求項1に記載のステアリング制御装置において、
前記自動操舵指令値を前記操舵特性に応じて補正するための補償量を演算する補償部を有し、前記運転者意図判定部が運転者の意図と自動操舵制御の意図とが一致しない旨判定することを条件に、前記補償部は、前記自動操舵指令値を低減させるように前記補償量を演算するステアリング制御装置。 - 請求項2に記載のステアリング制御装置において、
前記補償部は、前記操舵特性が正であるとき、前記操舵特性が負であるときよりも、前記自動操舵指令値を大きく低減させるように前記補償量を演算するステアリング制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のステアリング制御装置において、
前記運転者意図判定部は、運転者の複数の意図状態に対応して予め定められる操舵特性の時系列データと、前記操舵特性演算部により演算される操舵特性の時系列データとをクラスタリングすることにより、運転者の意図が予め分類された複数の意図状態のうちの、いずれの意図状態であるかを判定するステアリング制御装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のステアリング制御装置において、
前記運転者意図判定部は、前記操舵特性演算部により演算される操舵特性が正であるとき、運転者の意図が自動操舵制御の意図に対してより強い第1の意図状態である旨判定し、
前記操舵特性演算部により演算される操舵特性が負であるとき、運転者の意図が第1の意図状態よりも弱い他の意図状態である旨判定するステアリング制御装置。 - 請求項5に記載のステアリング制御装置において、
前記運転者意図判定部は、前記操舵特性演算部により演算される操舵特性が正であり、かつ操舵特性が負から正へと変化しているとき、前記他の意図状態として、運転者の意図が自動操舵制御の意図に対してより強い第2の意図状態である旨判定するステアリング制御装置。 - 請求項5または6に記載のステアリング制御装置において、
前記運転者意図判定部は、前記操舵特性演算部により演算される操舵特性が負、かつ当該操舵特性の変化率が操舵開始直後に負である場合、前記他の意図状態として、運転者の意図が自動操舵制御の意図に対してより弱い第3の意図状態である旨判定し、
前記操舵特性演算部により演算される操舵特性が負、かつ当該操舵特性の変化率が操舵開始直後に正である場合、前記他の意図状態として、運転者の意図が自動操舵制御の意図に対してより弱い第4の意図状態である旨判定するステアリング制御装置。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載のステアリング制御装置において、
前記自動操舵指令値を、前記操舵角と、外部情報検出部により検出されるヨー角との差であるステアリング角偏差で微分することにより、自動操舵特性を演算する自動操舵特性演算部と、
前記操舵特性演算部により演算される操舵特性と、前記自動操舵特性演算部により演算される自動操舵特性との差に基づいて、前記自動操舵指令値を増減する特性差異判定部と、を備えるステアリング制御装置。 - 請求項1〜8のいずれか一項に記載のステアリング制御装置において、
前記操舵特性演算部は、演算される前記操舵特性の高周波成分を低減するローパスフィルタを有しているステアリング制御装置。
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