JP6756122B2 - ホットメルト粘着剤、およびホットメルト粘着剤付きシート - Google Patents

ホットメルト粘着剤、およびホットメルト粘着剤付きシート Download PDF

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Description

本発明は、ホットメルト粘着剤、および該ホットメルト粘着剤を用いてなるホットメルト粘着剤付きシート、ならびに該ホットメルト粘着剤付きシートを貼り付けた容器に関する。
ポリエチレンテレフタレート(以下、PETという)ボトルの胴部外周は、商品名などを表示するための商品表示ラベルや、キャッチコピーや商品広告となるPOPラベルがつけられており、それらの貼り付けにはホットメルト粘接着剤が用いられている。
加熱溶融した状態で基材に塗布・貼りつけした後、冷却固化により装着する方法で使われるものはホットメルト接着剤と呼ばれ、商品表示ラベルを「胴巻きラベル方式」、「シュリンクラベル方式」等で貼り付ける際に主に使用されている。
また、加熱溶融した状態で基材に塗布し冷却固化した後、タックで貼りつけすることにより装着する方法で使われるものはホットメルト粘着剤と呼ばれ、主にPOPラベルを貼り付ける際に用いられている。粘着剤は、接着剤としても使用することが可能である。
これらのPETボトルは、回収され、原料としてリサイクルできることが求められる。
例えば、PETボトルリサイクル推進協議会が出している‘指定PETボトルの自主規制ガイドライン’は以下の指標を示す。即ち、ラベル付きのボトルをカッティングして作ったペレットを、90℃の1.5%NaOH水溶液中にペレット濃度10%(重量比)で浸漬し、15分間攪拌した場合に、PETのペレットからラベルが剥離し、印刷インキ、粘接着剤等がPETのペレットに残らない、という指標である。
そのため、PETボトルをはじめとする、リサイクルされる容器に使用するホットメルト粘着剤にはアルカリ分散性が必須項目として挙げられる。
特許文献1には、コポリエステルを含む水分散性の粘着剤組成物であって、ホットメルト粘着剤組成物が開示されている。しかし、特許文献1記載のコポリエステルは、耐熱性が悪いために一部熱分解してしまい、粘着剤組成物の粘着強度が安定しないという問題がある。また、臭気があるなどの問題もある。
特許文献2には、熱可塑性エラストマー、酸価が100mgKOH/g以上300mgKOH/g以下であるロジン系粘着付与剤、テルペンフェノール樹脂、合成オイルおよび無水マレイン酸をグラフト重合させたポリプロピレンワックスを含むホットメルト粘着剤が開示されている。
特許文献3には、熱可塑性エラストマー、酸価が100mgKOH/g以上300mgKOH/g以下であるロジン系粘着付与剤、合成オイル、25℃の針入度が10dmm以下であるワックスおよび数平均分子量が1000以上のポリエチレングリコールを含むホットメルト粘着剤が開示されている。
特許文献4には、熱可塑性エラストマー、酸価が100mgKOH/g以上300mgKOH/g以下である固体粘着付与剤、液状粘着付与剤、ワックスおよび特定のノニオン系界面活性剤を含むホットメルト粘着剤が開示されている。
特表平11−512134号公報 特開2010−90185号公報 特開2010−280878号公報 特開2012−1624号公報
ところで、商品表示ラベルやPOPラベルにもさまざまな基材が使用されている。
商品表示ラベルの基材はポリプロピレンかPETであり、基材の厚みは15〜30μmのフィルムが使用される。一方、POPラベルの素材は、商品表示ラベルで使用される基材に加え、紙、ユポ、アルミ蒸着フィルムなどもあり、基材の厚みは15μm〜120μmの広範囲に選択される。ホットメルト粘着剤のアルカリ分散性は基材に影響され、基材の密度が高く厚みがあるほどNaOH水溶液が浸透しにくくなるため、アルカリ分散性が悪くなる。特にプラスチックフィルムはアルカリ分散性の高い要求性能が求められる。
また、POPラベルは商品表示ラベルのようにホットメルト塗布直後に貼りつけるホットメルト接着剤とは異なり、塗布後数か月にわたってタックを発現し貼りつけることが可能なホットメルト粘着剤でなければならない。
引用文献2〜4に開示されるホットメルト粘着剤を用いた商品表示ラベルは、PETボトルから熱いアルカリ水溶液で剥がせるが、プラスチックフィルムを用いたPOPラベルになるとアルカリ分散性の性能が十分ではなくPETボトルから剥がせない問題があった。
また、引用文献2〜4に開示されるホットメルトは、タックを発現しておりホットメルト粘着剤として使用できるが、夏場(30〜40℃)に1週間程度静置すると表面が白化しタックが消失する現象が起こり、ホットメルト粘着剤として使用できなくなる問題があった。
本発明の課題は、粘着力およびアルカリ分散性に優れ、白化することなく数か月にわたってタックで貼りつけられるホットメルト粘着剤を提供することである。
本発明は、ホットメルト粘着剤100質量%中に、下記(A)〜(D)を合計90〜100質量%含み、
下記(A)〜(D)の合計100質量%中、
スチレン系エラストマー(A):10〜45質量%、
酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であるロジンエステル粘着付与剤(B):20〜60質量%、
流動点が−10℃以下のプロセスオイル(C):10〜40質量%、および
酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であるオレフィン系共重合体(D):1〜20質量%
を含む、ホットメルト粘着剤に関する。
また、本発明は、オレフィン系共重合体(D)が、炭素数が2〜4のオレフィンと(メタ)アクリル酸の共重合体である、ホットメルト粘着剤に関する。
また、本発明は、四辺形のプラスチックシートの同一の面の対向する両端部に、前記ホットメルト粘着剤を設けてなる、ホットメルト粘着剤付きプラスチックシートに関する。
また、本発明は、容器の外周に、前記ホットメルト粘着剤付きプラスチックシートを有するプラスチックシート付き容器に関する。
本発明により、粘着力およびアルカリ分散性に優れ、白化することなく数か月にわたってタックで貼りつけられるホットメルト粘着剤を提供することができた。
まず、本発明のホットメルト粘着剤について説明する。
スチレン系エラストマー(A)、酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であるロジンエステル粘着付与剤(B)、流動点が−10℃以下のプロセスオイル(C)、および 酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であるオレフィン系共重合体(D)を含む。
<スチレン系エラストマー(A)>
スチレン系エラストマー(A)は、分子中に弾性を持つゴム成分(ソフトセグメント:軟質相)と塑性変形を防止するための分子拘束成分(ハードセグメント:硬質相)との両方を持っているため、ゴムとプラスチックの中間の性質を持つ。よって、スチレン系エラストマー(A)は、常温では加硫ゴムと同様な性質を持ち、弾性を有し、高温では普通のスチレン系樹脂と同じく、既存の成形機をそのまま使用できる。
スチレン系エラストマー(A)は、ポリスチレンブロック(S)と、該ポリスチレンブロック間に位置するゴムブロックとを有し、ポリスチレンブロックが物理的架橋(ドメイン)を形成して橋掛け点となり、ゴムブロックは製品にゴム弾性を与える。ソフトセグメントであるゴムブロックにはポリブタジエン(B)、ポリイソプレン(I)及びポリオレフィンエラストマー(ポリエチレン(E)、ポリプロピレン(P))があり、また二重結合のある不飽和と、二重結合を水素添加した飽和がある。さらに1成分から成るホモポリマーと2成分以上から成るコポリマーがある。
ポリスチレンブロックとゴムブロックとを交互に配列することにより粘弾性、伸縮性、凝集性などさまざまな性質を合わせ持ち、ホットメルト接着剤、ホットメルト粘着剤として好適に使用される。
本発明では、ポリスチレンブロックとゴムブロックの数に制限はないが、ポリスチレンブロック−ゴムブロック−ポリスチレンブロックのようなトリブロック構造と、ポリスチレンブロック−ゴムブロックのようなジブロック構造が好ましく用いられ、より好ましくはトリブロック構造である。また、ゴムブロックとして、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、ポリイソプレンから成る2成分以上の飽和コポリマーが好ましく用いられ、より好ましくポリエチレンとポリブタジエンの飽和コポリマーである。
スチレン系エラストマー(A)は、溶融粘度が100〜50000mPa・s(25%トルエン溶液(25℃))であることが好ましい。
<ロジンエステル粘着付与剤(B)>
酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であるロジンエステル粘着付与剤(B)は、カルボキシル基を有するロジンをエステル化したものであれば特に限定されない。ロジンは、松から得られる琥珀色、無定形の天然樹脂で、製造の違いでガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジンに分けられる。その主成分は、3つの環構造、共役2重結合、カルボキシル基を有するアビエチン酸とその異性体の混合物であり、反応性に富んだバルキーな構造を有している。反応性が高い為に熱安定性が悪く、一般的にロジンを水添あるいは酸変性し、安定性を良好にしている。ロジンエステルは、アビエチン酸のカルボキシル基とヒドロキシル基の脱水反応により得られ、ヒドロキシル基は特に限定されないが、炭素数1〜9のものが好ましい。たとえば、メタノール、エタノール、プロパノール、フェノールなどが挙げられる。
酸価が100mgKOH/g以上であることにより、アルカリ分散性が優れ、熱いアルカリ水溶液でプラスチックラベルやPOPをボトルから簡単に剥がすことができる。一方、酸価が300mgKOH/g以下であることにより、ホットメルト粘着剤の軟化点および粘度を低くすることができる。より好ましくは酸価が110〜250mgKOH/gである。より好ましくは、150mgKOH/g以上、200mgKOH/g以下である。
本明細書において酸価は、試料1gを中和するに要する水酸化カリウム(KOH)のmg数である。これは、例えば、次のような方法により測定される。まず試料を精密に量り、250mlのフラスコに入れ、エタノールまたはエタノールおよびエーテルの等容量混液50mlを加え、加温して溶かし、しばしば振り混ぜながら0.1N水酸化カリウム液で滴定する(指示薬:フェノールフタレイン)。滴定の終点は、液の淡紅色が30秒残存する点とする。次いで、同様の方法で空試験を行って補正し、次の式から酸価の値を求める。
酸価=〔0.1N水酸化カリウム液の消費量(ml)×5.611〕/〔試料量(g)〕
<プロセスオイル(C)>
本発明で用いられるプロセスオイル(C)は、流動点が−10℃以下である。
プロセスオイルは、ゴムや熱可塑性系エラストマー等の可塑剤として一般的に使用されるものであれば特に限定されないが、いわゆる石油精製等において生産されるものである。プロセスオイルは、芳香族系成分・ナフテン系成分・パラフィン系成分の混合物であり、一般に全炭素の芳香族炭素が30%以上のものを芳香族系プロセスオイル、ナフテン環炭素が35〜45%のものをナフテン系プロセスオイル、パラフィン鎖炭素が50%以上のものをパラフィン系プロセスオイルと分類している。
パラフィン系原油を蒸留・水素化改質・溶剤抽出・溶剤脱ロウなどを行うことによりパラフィン系オイル、芳香族系オイルなどに分離される。ナフテン系原油も蒸留・溶剤抽出などを行うことによりナフテン系オイル、芳香族系オイルなどに分離される。
本発明においては、プロセスオイル(C)としてパラフィン系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイルが好ましい。これらは、臭気の発生や褐色の色相が少なく、衛生面や美粧面に優れているためである。パラフィン系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイルの流動点が−10℃以下のものを用いることにより5℃程度の低温環境下でもタックが発現し、常温と同様に装着することができる。
このようなプロセスオイル(C)の市販品としては、パラフィン系プロセスオイルは出光興産社製から“ダイアナプロセスオイルPWシリーズ、PSシリーズ”などの商品名で、また中国精油社製から“Kixxシリーズ”、日本サン石油社製から“サンピュアシリーズ”などの商品名で種々のグレードのものが市販されている。ナフテン系プロセスオイルは出光興産社製から“ダイアナフレシアオイルNシリーズ”、三共油化工業社製から“SNHシリーズ”などの商品名で種々のグレードのものが市販されている。
本明細書において流動点とは、JIS K2269にて定められるものであり、具体的には45mLの試料を入れた試験管をオーブンなどで45℃に加温後、冷却浴(氷水、または塩化ナトリウムや塩化カルシウムを混ぜた氷水、またはドライアイスなど)に入れ冷却する。試料の温度が2.5℃下がるごとに冷却浴から取り出し、試料が5秒間、全く動かなくなったときの温度を読み取り、この値に2.5℃を加え流動点とする。
<オレフィン系共重合体(D)>
本発明で用いられる酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であるオレフィン系共重合体(D)は、特に限定されるものではないが、例えば、オレフィンと(メタ)アクリル酸の共重合体が挙げられる。
オレフィンとしては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、cis−2−ブテン、trans−2−ブテン、イソブチレン、cis−2−ペンテン、trans−2−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、2−メチル−2−ブテン及び2,3−ジメチル−2−ブテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテン、デテン等が挙げられる。好ましくは、炭素数が2〜4のオレフィンである。
好ましくは、炭素数が2〜4のオレフィンと(メタ)アクリル酸の共重合体である。
このような酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であるオレフィン系共重合体(D)の市販品としては、ハネウェルジャパン(株)から“A−C5120、A−C5180”などの商品名で市販されている。
より好ましくは酸価が110〜200mgKOH/gである。
オレフィン系共重合体(D)の融点は、加熱溶融により均一化すれば特に制限はないが、0℃〜150℃であることが好ましく、より好ましくは30℃〜140℃である。
本発明のホットメルト粘着剤は、(A)〜(D)の合計100質量%中、スチレン系エラストマー(A):10〜45質量%、酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であるロジンエステル粘着付与剤(B):20〜60質量%、流動点が−10℃以下のプロセスオイル(C):10〜40質量%、および酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であるオレフィン系共重合体(D):1〜20質量%を含む。
スチレン系エラストマー(A)は、その効果に限定されるものではないが、主にホットメルト粘着剤の凝集力を上げるために用いられる。スチレン系エラストマー(A)を10質量%以上とすることにより、凝集力を付与しホットメルト粘着剤としての性能が得られる。また、スチレン系エラストマー(A)を40質量%以下とすることにより、ホットメルト粘着剤を塗工する際の塗工機を制限することなく塗布することができる。(A)〜(D)の合計100質量%中、スチレン系エラストマー(A)の含有量は好ましくは15〜35質量%であり、より好ましくは15〜25質量%である。
また、酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であるロジンエステル粘着付与剤(B)は、その効果に限定されるものではないが、主に基材やPETボトルとの粘着力を強くするために用いられる。その配合量が30質量%以上であることにより、PETボトルに貼りつくための十分な粘着力を発現することができる。また、55質量%以下であることにより、タックを発現することができる。(A)〜(D)の合計100質量%中、ロジンエステル粘着付与剤(B)の含有量は好ましくは30〜55質量%である。
また、流動点が−10℃のプロセスオイル(C)は、その効果に限定されるものではないが、主に基材やPETボトルとの濡れ性や染み込みによりホットメルト粘着剤との密着性を向上するために用いられる。その配合量が10質量%以上であることにより、低温での粘着性及び低温での剥離性に優れる。40質量%以下であることにより、凝集力と密着性を両立することができる。(A)〜(D)の合計100質量%中、プロセスオイル(C)の含有量は好ましくは15〜35質量%である。
また、酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であるオレフィン系共重合体(D)は、その効果に限定されるものではないが、主に粘着力を阻害することなく親水性を向上し、高いアルカリ分散性を付与するために用いられる。その配合量が1質量%以上であることにより、プラスチックフィルムでもNaOH水溶液中で糊残りすることなく剥がすことができる。20質量%以下とすることにより、粘着力とアルカリ分散性を両立することができる。(A)〜(D)の合計100質量%中、オレフィン系共重合体(D)の含有量は好ましくは5〜15質量%である。
本発明のホットメルト粘着剤は、後述するように(A)〜(D)以外の成分を含み得るが、ホットメルト粘着剤100質量%中、(A)〜(D)の合計は90〜100質量%であり、95〜100質量%であることが好ましい。(A)〜(D)以外の成分の合計が増え、(A)〜(D)の合計が90質量%より少なくなると、粘着力、タック、アルカリ分散性のバランスが崩れる。
本発明のホットメルト粘着剤においては、必要に応じ、熱劣化、熱分解を防ぐための酸化防止剤、蛍光発色剤などの色材などを添加することができる。
本発明のホットメルト粘着剤は、例えば(A)〜(D)を溶融、ブレンドして均一混合物とすることにより製造される。溶融、ブレンド温度は、90℃以上180℃以下が好ましい。溶融温度が90℃未満であると、ブレンドが均一にならないという問題があり、一方180℃を超える場合には、熱劣化による褐色化や熱分解などの問題が生じる。ブレンドのための装置としては、攪拌機、押出機など従来から周知、公知のブレンド装置を用いることができる。このとき、溶融、ブレンドの方法、溶融、ブレンドの順序は任意でよいが、例えば、まず所定量のおよび流動点がプロセスオイル(C)をブレンダー容器内へ投入し、溶融し、攪拌を続けながら、スチレン系エラストマー(A)、ロジンエステル粘着付与剤(B)、オレフィン系共重合体(D)を順次投入、ブレンドして、均一混合物とすることにより形成される。また、これらを二軸押出機で同時に混練してもよい。
<ホットメルト粘着剤付きプラスチックシート>
本発明のホットメルト粘着剤は、ラベル等に用いられるシート状のプラスチックを、ガラス、プラスチック、金属などの種々の容器に接着するためのホットメルト粘着剤として好適に用いることができる。
例えば、具体的には、任意の形状に加工されたプラスチックシートの全体、または一部に、120〜160℃程度の温度で溶融された本発明のホットメルト粘着剤を塗工することにより、本発明のホットメルト粘着剤付きプラスチックシートを得ることができる。このようなホットメルト粘着剤付きプラスチックシートは、POPラベル、商品表示ラベルとして用いることができる。
用いられるプラスチックシートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、PETなどが挙げられる。また、プラスチックシートの厚みは制限されないが、好ましくは10〜120μmである。10μm以上であることにより、フィルムに耐久性が確保でき破れにくくなり、120μm以下であることにより、フィルムの柔軟性が確保でき怪我などを防止することができる。
本発明のホットメルト粘着剤付きプラスチックシートは、プラスチックシートに粘着剤が塗布される面と反対側、すなわちプラスチックシートの表面に適宜印刷などが施されたものであってもよいし、プラスチックシートとホットメルト粘着剤との間に適宜印刷が施されたものでもよい。いずれの場合にも、目的とする粘着強度、保持力、剥離性と熱アルカリ水溶解性を示す。
なお、印刷は、プラスチックシートの全面であってもよいし、一部分であってもよい。印刷は、グラビア印刷,UV印刷など、従来知られた印刷法の何れの方法により行われたものでもよい。
ホットメルト粘着剤の塗布方式としては、オープンホイール方式、クローズガン方式、ダイレクトコート方式などがある。剥がしたときにPETボトルなどに糊が残らない方式としては、オープンホイール方式、ダイレクトコート方式が好ましい。
<プラスチックシート付き容器>
本発明のホットメルト粘着剤付きプラスチックシートは、容器胴部に適用されるPOPラベルや商品表示ラベルとして好適に用いることができる。
例えば、POPラベルの場合、容器の一面に、本発明のホットメルト粘着剤付きプラスチックラベルを貼り付けて、本発明のプラスチックラベル付き容器を得ることができる。
また、商品表示ラベルの場合、容器の外周に、本発明のホットメルト粘着剤付きプラスチックラベルを巻き、一方の端部のホットメルト粘着剤を容器に貼り付け、他方の端部のホットメルト粘着剤をプラスチックフィルムの背面に貼り付けて、本発明のプラスチックラベル付き容器を得ることができる。
また、上記用途以外であっても、リサイクルを行う容器にシートを張り合わせる用途に好適に用いることができる。
容器としては、飲料用のPETボトルの他、洗剤用の容器などのポリエチレン製、ポリプロピレン製、ポリスチレン製の容器が挙げられる。
以下、本発明を実施例および比較例を挙げてさらに具体的に説明する。しかし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<スチレン系エラストマー(A)>
・クレイトンG−1643(クレイトンポリマー社製)(以下、「G1643」と略記する。)スチレン−エチレン・ブチレン−スチレンブロックポリマー(SEBS)
溶融粘度*1;200mPa・s
・クレイトンG−1652(クレイトンポリマー社製)(以下、「G1652」と略記する。)スチレン−エチレン・ブチレン−スチレンブロックポリマー(SEBS)
溶融粘度*1;1,800mPa・s
なお、溶融粘度*1は、スチレン系エラストマー濃度25質量%トルエン溶液の25℃での溶融粘度である。溶融粘度の測定は、B型粘度計RB80L(東機産業社製)を用い、ローターNo.3を用いて適した回転数で行った。
<酸価が100mgKOH/g以上300mgKOH/g以下であるロジンエステル粘着付与剤(B)>
・K−108(GUANGDONG KOMO社製)ロジンエステル、酸価:170mgKOH/g、軟化点:83℃
<流動点が−10℃以下のプロセスオイル(C)>
・ダイアナプロセスPW−90(出光興産社製)(以下、「PW−90」と略記する。)パラフィン系プロセスオイル(パラフィン系:73%、ナフテン系:27%、芳香族系:0%)、流動点:−15℃
・ダイアナプロセスPW−380(出光興産社製)(以下、「PW−380」と略記する。)パラフィン系プロセスオイル(パラフィン系:73%、ナフテン系:27%、芳香族系:0%)、流動点:−15℃
<酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であるオレフィン系共重合体(D)>
・A−C5120(Allied Chemical社製、エチレンとアクリル酸の共重合体)、酸価:120mgKOH/g、融点:65℃
・A−C5180(Allied Chemical社製、エチレンとアクリル酸の共重合体)、酸価:180mgKOH/g、融点:50℃以下
その他成分
[その他の粘着付与剤(C)]
・ハリタックF(ハリマ化成社製)水添ロジン、酸価175mgKOH/g、軟化点:72℃
・RE−85(アリゾナケミカル社製)ロジンエステル、酸価8mgKOH/g、軟化点:85℃
[その他のオイル(D)]
・日石ポリブテンHV−100(JX日鉱日石エネルギー社製)(以下、「HV−100」と略記する。)ポリブテン、流動点:−7.5℃
(実施例1)
<ホットメルト粘着剤の作製方法>
攪拌機を備えたステンレスビーカーに、流動点が−15℃のプロセスオイル(C)としてPW380:20質量部を投入し、加熱撹拌した。加熱は内容物が150℃以上にならないように注意して行った。
この溶融物にスチレン系エラストマー(A)として、G1643:10質量部、G1652:10質量部を徐々に加え、添加終了後、次に酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であるロジンエステル粘着付与剤(B)としてK108:50部加え、最後に酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であるオレフィン系共重合体(D)としてA−C5120:10質量部を添加して、溶融均一混合物とし、冷却してホットメルト粘着剤を作製した。
得られたホットメルト粘着剤のアルカリ分散性、白化、粘着力を下記の方法により評価した。
実施例1のホットメルト粘着剤のアルカリ分散性、白化、粘着力はいずれも○だった。
<アルカリ分散性>
サンプル作製方法:150℃に加熱溶融したホットメルトを、5cm×4cmに断裁した厚さ75μmのPETフィルムに塗工量20〜30g/m、塗工面積4cm×4cmになるようにハンドアプリケーターを用いて塗布した。常温で24時間静置後、ホットメルト粘着剤付きラベルを得た。ホットメルト粘着剤付きラベルを2L長角PETボトルに貼り付け、ホットメルト粘着剤付きラベルを貼り付けた容器を得た。
次いで、ホットメルト粘着剤付きラベルごとPETボトルを、約8mm×8mm角に粉砕して、ラベルが付いた状態のPETのペレットとした。PETのペレットは30個以上あることが望ましい。
試験方法:1000ml丸型フラスコに、85〜90℃の1.5質量%水酸化ナトリウム水溶液90gと前記ペレット10gを入れて、600rpmで攪拌(攪拌羽:プロペラ)した。15分後フィルターで濾過し、PETのペレットの状態を目視観察した。
評価基準:ホットメルト粘着剤がPETのペレットに全く残らない場合を○(良)、ホットメルト粘着剤がPETのペレットに1〜3個残った場合を△(可)、ホットメルト粘着剤がPETのペレットに4個以上残った場合を×(不良)とした。
<白化>
サンプル作製方法:前記と同様にしてホットメルト粘着剤付きラベルを得た。
試験方法:40℃オーブンに1週間経時した後、ホットメルト粘着剤の表面観察において経時前と比べ経時後の変化の有無を確認した。
評価基準:ホットメルト粘着剤の表面に変化がなかった場合を○(良)、白化や結晶物など経時前に比べ変化があった場合を×(不良)とした。
<粘着力>
サンプル作製方法:前記と同様にしてホットメルト粘着剤付きラベルを貼り付けた容器を15mm幅に断裁した。
試験方法:5℃、23℃、40℃の各恒温室中で、180度角剥離(剥離速度:300mm/分)で行った。
評価基準:3つの温度全てで1.0N/15mm以上の値を示した場合を○(良)、3つの温度いずれか1つ、またはそれ以上で0.8N/15mm以上1.0N/15mm未満の値を示した場合を△(可)、0.8N/15mm未満の値を示した場合を×(不良)とした。
(実施例21〜7、比較例1〜9)
表1、2に示すような組成で、実施例1と同様に溶融・混合して、ホットメルト粘着剤を作製し、同様に評価した。
Figure 0006756122
Figure 0006756122
表1および表2の実施例1〜97から、本発明のホットメルト粘着剤は、粘着力およびアルカリ分散性に優れ、白化しないことが示された。一方、比較例1〜9のホットメルト粘着剤は、粘着力、アルカリ分散性、および白化の全てを満足する結果は得られなかった。
本発明のホットメルト粘着剤は、POPラベルや商品表示ラベルを好適に使用できる他、取っ手の貼り合わせ用としても使用できる。
本発明のホットメルト粘着剤を用いたホットメルト粘着剤付きプラスチックラベルは、PETボトル向けに好適に使用できる他、他のプラスチック製容器やガラスビンなどにも適用できる。また、各種容器には内容物として、清涼飲料水をはじめ、調味料,洗剤、シャンプー、食用油、化粧品、医薬品などを収容することが可能である。

Claims (4)

  1. ホットメルト粘着剤100質量%中に、下記(A)〜(D)を合計90〜100質量%含み、
    下記(A)〜(D)の合計100質量%中、
    スチレン系エラストマー(A):10〜35質量%、
    酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であるロジンエステル粘着付与剤(B):30〜60質量%、
    流動点が−10℃以下のプロセスオイル(C):10〜40質量%、および
    酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であるオレフィン系共重合体(D):1〜20質量%
    を含む、ホットメルト粘着剤。
  2. オレフィン系共重合体(D)が、炭素数が2〜4のオレフィンと(メタ)アクリル酸の共重合体である、請求項1に記載のホットメルト粘着剤。
  3. 四辺形のプラスチックシートの同一の面の対向する両端部に、請求項1または2記載のホットメルト粘着剤を設けてなる、ホットメルト粘着剤付きプラスチックシート。
  4. 容器の外周に、請求項3記載のホットメルト粘着剤付きプラスチックシートを有するプラスチックシート付き容器。
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