JP6754683B2 - タイヤモールド及びタイヤモールドの製造方法 - Google Patents

タイヤモールド及びタイヤモールドの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、タイヤを成形するタイヤモールドと、タイヤモールドの成形モールドを積層造形により形成するタイヤモールドの製造方法に関する。
タイヤの製造時には、未加硫のタイヤ(生タイヤ)がタイヤ加硫装置により加硫されて、タイヤが製造される。その際、タイヤ加硫装置は、タイヤモールド内にタイヤを収容して、タイヤモールドによりタイヤを成形する。また、従来、タイヤモールドとして、タイヤ周方向に分割された複数のトレッドセグメントを備えた金型が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来の金型において、複数のトレッドセグメントは、タイヤのトレッドパターンを成形する成形モールドであり、タイヤの周囲に環状に配置される。ところが、トレッドセグメントの厚さやトレッドセグメントの形成の仕方等によっては、トレッドセグメントに歪みが生じる虞がある。トレッドセグメントの歪みが大きいときには、タイヤの形状への影響を抑制するため、トレッドモールドの歪みを低減する必要がある。
これに対し、従来の金型では、トレッドセグメントを矯正できず、トレッドセグメントの歪みを低減するのが困難である。また、例えば、トレッドセグメントを積層造形により形成する場合には、加熱の繰り返しにより、トレッドセグメントの歪みが大きくなる傾向があり、トレッドモールドの歪みを確実に矯正することが求められる。
特開2013−103478号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされ、その目的は、タイヤモールドの成形モールドを矯正し易くして、成形モールドの歪みを低減することである。
本発明は、タイヤを成形するタイヤモールドである。タイヤモールドは、タイヤ周方向に複数に分割されて、タイヤを成形する成形モールドと、成形モールドが装着される装着面に成形モールドを保持する保持体と、成形モールドを保持体に向かって引っ張る状態で保持体に取り付けて、成形モールドの歪みを矯正する複数のボルトと、を備える。成形モールドは、保持体の装着面に接触する接触面と、接触面から保持体に向かって突出してタイヤ周方向に間隔を開けて配列する複数の突起からなる突起列と、突起に形成されてボルトのネジ部がねじ込まれるネジ穴と、を有する。保持体は、装着面に開口して成形モールドの突起を収容する凹部と、凹部の底面に開口してボルトのネジ部が挿入される挿入穴と、を有する。凹部に収容された突起の先端面と凹部の底面の間に隙間が形成されて、複数のボルトにより凹部内の突起が凹部の底面に向かって引っ張られ、複数のボルトにより成形モールドの歪みを矯正して成形モールドの接触面が保持体の装着面に密着した状態で、凹部内で突起の先端面が凹部の底面から離間して配置される。
また、本発明は、本発明のタイヤモールドの成形モールドを積層造形により形成するタイヤモールドの製造方法である。タイヤモールドの製造方法は、突起よりも細い連結部により連結された突起列の複数の突起を、積層造形により、成形モールドの接触面に形成する工程と、突起の間の連結部を切断又は除去して、突起列の複数の突起を分離する工程と、を有する。
本発明によれば、タイヤモールドの成形モールドを矯正し易くして、成形モールドの歪みを低減することができる。
本実施形態のタイヤ加硫装置を示す断面図である。 本実施形態の分割モールドの断面図である。 本実施形態の成形モールドの平面図である。 本実施形態の保持体の平面図である。 本実施形態の突起を示す図である。 積層造形により形成された成形モールドの平面図である。
本発明のタイヤモールドとタイヤモールドの製造方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のタイヤモールドは、タイヤ成形用のモールドであり、本実施形態のタイヤモールドの製造方法により製造される。タイヤモールドは、タイヤ加硫装置に設けられて、未加硫のタイヤを成形する。
図1は、本実施形態のタイヤ加硫装置1を示す断面図であり、タイヤ2の幅方向(タイヤ幅方向W)に切断したタイヤ加硫装置1とタイヤ2を示している。
図示のように、タイヤ2は、未加硫のタイヤであり、トレッド部2Aと、一対のビード部2Bと、一対のサイド部2Cを有する。トレッド部2Aは、タイヤ2の外周面を含む部分であり、タイヤ2の周方向(タイヤ周方向)に沿って環状に形成されている。また、トレッド部2Aは、路面に接地するクラウン部2Dと、クラウン部2Dのタイヤ幅方向Wの両外側に位置する一対のバットレス部(ショルダー部)2Eからなる。
一対のビード部2Bは、タイヤ2のリムに装着される部分であり、トレッド部2Aに対して、タイヤ2の径方向(タイヤ径方向K)の内側に位置する。一対のサイド部2Cは、タイヤ2の側面を含む部分であり、タイヤ幅方向Wの外側に位置するトレッド部2Aの両端部からタイヤ径方向Kの内側に向かって形成されている。また、一対のサイド部2Cは、トレッド部2Aの両端部と一対のビード部2Bの間に位置する。
タイヤ加硫装置1は、環状のタイヤモールド3と、膨張可能なブラダ4と、タイヤモールド3を開閉する開閉機構10を備えている。タイヤ幅方向Wが上下方向に一致する状態で、タイヤ2は、タイヤモールド3内に収容される。タイヤ加硫装置1は、タイヤモールド3内のタイヤ2を加熱して加硫するとともに、タイヤモールド3によりタイヤ2を成形する。
ここでは、タイヤ加硫装置1とタイヤモールド3に関する方向を表すときに、タイヤモールド3により成形されるタイヤ2に関する方向を用いる。タイヤ2の方向は、タイヤ幅方向W、タイヤ径方向K、及び、タイヤ周方向である。タイヤ2の各方向に基づいて、タイヤ加硫装置1とタイヤモールド3の方向を表す。また、タイヤ幅方向Wは、タイヤモールド3の幅方向(モールド幅方向)に一致し、タイヤ径方向Kは、タイヤモールド3の径方向(モールド径方向)に一致する。タイヤ周方向は、タイヤモールド3の周方向(モールド周方向)に一致する。
タイヤモールド3は、タイヤ2の外面を成形する外型であり、一対のサイドモールド20、21(上サイドモールド20、下サイドモールド21)と、一対のビードモールド22、23(上ビードモールド22、下ビードモールド23)と、複数の分割モールド24を備えている。一対のサイドモールド20、21は、中央に開口部を有する円盤状に形成され、対向して配置される。また、一対のサイドモールド20、21は、タイヤ2のサイド部2Cとビード部2Bに接触する成形面20A、21Aを有し、成形面20A、21Aによりサイド部2Cとビード部2Bの側面を成形する。
一対のビードモールド22、23は、環状に形成され、一対のサイドモールド20、21の中央部に配置される。また、一対のビードモールド22、23は、タイヤ2のビード部2Bに接触する成形面22A、23Aを有し、成形面22A、23Aにより、ビード部2Bの内周面を成形する。複数の分割モールド24は、タイヤ周方向に複数に分割されたセグメントモールドであり、かつ、タイヤ2のトレッド部2Aを成形するトレッドモールドである。
複数の分割モールド24は、一対のサイドモールド20、21の間で、タイヤ周方向に沿って順に配置されて、環状に組み合わされる。環状に組み合わされた状態で、複数の分割モールド24は、タイヤ2のトレッド部2Aを囲む。また、複数の分割モールド24は、タイヤ2のトレッド部2Aに接触する成形面24Aを有し、成形面24Aにより、トレッド部2Aの外面を成形する。複数の分割モールド24により、トレッドパターンがタイヤ2のトレッド部2Aに成形される。
タイヤ加硫装置1は、ブラダ4の両端部を保持する一対のクランプ部材25、26(上クランプ部材25、下クランプ部材26)と、ブラダ4内にガスを供給する供給装置(図示せず)を備えている。一対のクランプ部材25、26と一対のビードモールド22、23により、一対のサイドモールド20、21の開口部が閉鎖される。ブラダ4は、タイヤ2内に配置されて、供給装置から供給されるガスにより膨張する。タイヤ2の成形時(加硫時)に、膨張したブラダ4は、タイヤ2の内面に接触して、タイヤ2を加圧する。ブラダ4により、タイヤ2は、タイヤモールド3の成形面20A〜24Aに押し付けられる。タイヤ2の成形後には、ブラダ4からガスが排出されて、ブラダ4が収縮する。
開閉機構10は、上プレート11と、下プレート12と、上プレート11に設けられた円筒状のアウターリング13と、複数の可動部材14を有する。移動装置(図示せず)により、上プレート11が下プレート12の上方で上下方向(タイヤ幅方向W)に移動して、上プレート11と下プレート12が接近及び離間する。タイヤモールド3は、上プレート11と下プレート12の間に配置されて、上プレート11と下プレート12に連結される。具体的には、上サイドモールド20は、上プレート11に取り付けられて、上プレート11と一体に移動する。下サイドモールド21は、下プレート12に取り付けられる。
アウターリング13は、タイヤモールド3と複数の可動部材14を囲み、上プレート11と一体に移動する。複数の可動部材14は、それぞれアウターリング13の内周部(ガイド部13G)に移動可能に連結されている。アウターリング13の移動に伴い、複数の可動部材14は、アウターリング13のガイド部13Gによりガイドされて、タイヤ径方向Kに移動する。複数の分割モールド24は、それぞれ可動部材14に取り付けられて、可動部材14と一体にタイヤ径方向Kに移動する。移動時には、複数の可動部材14が下プレート12の上面をスライドして、複数の可動部材14及び分割モールド24が放射状に移動する。これにより、複数の可動部材14及び分割モールド24がタイヤ周方向に接近及び離間する。
開閉機構10は、上プレート11とアウターリング13の移動により、上サイドモールド20と下サイドモールド21を接近及び離間させるとともに、複数の分割モールド24を接近及び離間させる。これにより、開閉機構10は、タイヤモールド3を開閉する。タイヤモールド3が開くときには、上サイドモールド20と下サイドモールド21が離間し、複数の分割モールド24が離間する。タイヤモールド3が閉じるときには、上サイドモールド20と下サイドモールド21が接近する。また、複数の分割モールド24が接近して接触する。その状態で、複数の分割モールド24は、環状に組み合わされ、上サイドモールド20と下サイドモールド21にも組み合わされる。
上プレート11、下プレート12、及び、アウターリング13は、タイヤモールド3を加熱する加熱部材であり、それぞれの内部に形成された加熱室11A、12A、13Aを有する。加熱室11A、12A、13Aは、環状の流路であり、加熱媒体の供給装置から加熱媒体が供給される。タイヤ加硫装置1は、加熱媒体により上プレート11、下プレート12、及び、アウターリング13を加熱して、上プレート11、下プレート12、及び、アウターリング13により、タイヤモールド3を加熱する。これにより、タイヤモールド3がタイヤ2の成形温度(加硫温度)に加熱されて、タイヤ2がタイヤモールド3により成形温度に加熱される。
タイヤ2の成形時には、タイヤモールド3を開いて、未加硫のタイヤ2をタイヤモールド3内に配置する。続いて、タイヤモールド3を閉じて、タイヤ2をタイヤモールド3の内部空間27に収容する。また、ブラダ4をタイヤ2内に配置し、膨張したブラダ4によりタイヤ2を加圧する。その状態で、タイヤ2を加熱して、タイヤ2を加硫及び成形する。タイヤ2の外面は、タイヤモールド3により成形される。タイヤ2の成形後に、タイヤモールド3を開いて、成形後(加硫後)のタイヤ2をタイヤモールド3から取り出す。
複数の分割モールド24のそれぞれは、タイヤ2を成形する成形モールド30と、成形モールド30を保持する保持体40を有する。成形モールド30は、成形面24Aを有する板状の表層部であり、成形面24Aにより、タイヤ2の少なくともトレッド部2Aを成形する。タイヤ2の成形時に、複数の分割モールド24の成形モールド30が、タイヤ周方向に沿って順に配置され、環状に組み合わされて、タイヤ2を囲む。ここでは、成形モールド30は、タイヤ2のトレッド部2Aにトレッドパターンを成形するパターンモールドであり、保持体40よりも薄く形成されている。
保持体40は、ブロック状の基部(ベースモールド)であり、成形モールド30に対してタイヤ径方向Kの外側に配置される。成形モールド30は、保持体40のタイヤ径方向Kの内側に取り付けられ、保持体40は、可動部材14のタイヤ径方向Kの内側に取り付けられる。可動部材14は、保持体40の連結面41に接触して、保持体40に連結される。成形面24Aは、成形モールド30のタイヤ成形部(接触部)である。成形モールド30は、成形面24Aにより、タイヤ2に接触して、タイヤ2を成形する。
図2は、本実施形態の分割モールド24の断面図であり、分離した状態の成形モールド30と保持体40を示している。図3は、本実施形態の成形モールド30の平面図であり、図2の矢印X1方向からみた成形モールド30を示している。図4は、本実施形態の保持体40の平面図であり、図2の矢印X2方向からみた保持体40を示している。
図示のように、タイヤモールド3は、分割モールド24に、タイヤ周方向Sに複数に分割された成形モールド30と、成形モールド30よりも厚い保持体40と、締結手段である複数のボルト5を備えている。成形モールド30は、複数のボルト5により、保持体40に着脱可能に取り付けられる。その際、複数のボルト5のねじ込みにより、成形モールド30は変形可能になっている。
成形モールド30は、タイヤ2の外面形状に対応して、タイヤ2のクラウン部2Dを成形するクラウン成形部30Aと、タイヤ2の一対のバットレス部2Eを成形する一対のバットレス成形部30Bを有する。クラウン成形部30Aは、タイヤ幅方向Wに沿って形成されて、クラウン部2Dに接触する。一対のバットレス成形部30Bは、タイヤ幅方向Wの外側に位置するクラウン成形部30Aの両端部に接続し、一対のバットレス部2Eに接触する。バットレス成形部30Bは、タイヤ幅方向Wの内側から外側に向かってみたときに、タイヤ幅方向Wに対して、タイヤ径方向Kの内側に傾斜する。
成形モールド30は、成形面24Aに形成された複数の凸部31と、一対の縁部32と、縁部32に形成された複数のネジ穴33と、複数のベントホール34(図3では省略する)と、保持体40に接触する接触面35と、タイヤ周方向Sに配列する複数の突起36と、複数の突起36からなる少なくとも1つの突起列37と、突起36に形成されたネジ穴38を有する。成形面24Aは、タイヤ径方向Kの内側に位置する成形モールド30の内周面であり、接触面35は、タイヤ径方向Kの外側に位置する成形モールド30の外周面である。成形面24Aの複数の凸部31により、タイヤ2のトレッド部2Aに凹部(例えば、溝、サイプ)が成形される。
一対の縁部32は、成形モールド30のタイヤ幅方向Wの外側部分であり、タイヤ幅方向Wの外側に突出する。複数のネジ穴33は、雌ネジが形成された雌ネジ部であり、タイヤ周方向Sに間隔を開けて縁部32に形成される。ボルト5のネジ部5Aは、雄ネジが形成された雄ネジ部である。ボルト5のネジ部5Aがネジ穴33にねじ込まれて、複数のボルト5により、一対の縁部32が保持体40に取り付けられる。複数のベントホール34は、気体(空気等)を排出する貫通穴(ベント部)であり、成形モールド30の成形面24Aに開口して、成形モールド30を貫通する。タイヤ2の成形時に、タイヤ2と成形モールド30の間の気体が、複数のベントホール34により、タイヤモールド3の外部に排出される。
複数の突起36は、成形モールド30の接触面35から保持体40に向かって突出して、突起列37内で、タイヤ周方向Sに間隔を開けて配列する。突起36は、タイヤ径方向Kの外側に向かって突出する柱状突起であり、タイヤ径方向Kの外側からみて六角形状に形成されている。従って、複数の突起36は、それぞれ六角柱形状に形成され、タイヤ周方向Sに沿って順に配置される。また、複数の突起36は、タイヤ周方向Sに互いに離間して、所定間隔で形成される。
ネジ穴38は、突起36に形成された雌ネジ部であり、タイヤ径方向Kに沿って形成されて、突起36の突出方向の先端面に開口する。1つのネジ穴38が1つの突起36に形成されて、ボルト5のネジ部5Aがネジ穴38にねじ込まれる。また、ネジ穴38は、各突起36内で閉塞する止まり穴であり、各突起36内にのみ形成される。成形モールド30は、突起36を通るベントホール34(図2では省略する)を有する。突起36内で、ネジ穴38とベントホール34は、互いにずらして形成される。そのため、ネジ穴38とベントホール34の内部空間同士は繋がらない。ネジ穴38とベントホール34は、交わることなく、突起36に形成される。
突起列37は、少なくとも、タイヤ2のタイヤ幅方向Wの中央部に対応する成形モールド30のタイヤ幅方向Wの中央部に形成される。ここでは、成形モールド30は、タイヤ幅方向Wに間隔を開けて形成された複数の突起列37を有する。複数の突起列37は、それぞれ奇数個の突起36を有する。また、複数の突起列37は、平行に形成された5つの突起列37A〜37C(1つの中央突起列37A、2つの外側突起列37B、2つの中間突起列37C)である。中央突起列37Aは、成形モールド30のタイヤ幅方向Wの中央部に位置する。2つの外側突起列37Bは、複数の突起列37のうち、タイヤ幅方向Wの最外側に位置し、クラウン成形部30Aとバットレス成形部30Bの境界に形成される。2つの中間突起列37Cは、中央突起列37Aと外側突起列37Bの間に位置し、成形モールド30の中央部と縁部32の間の中間領域に形成される。各突起列37内で、複数の突起36は、タイヤ周方向Sに等間隔に形成される。
保持体40は、可動部材14に連結される連結面41と、一対の縁部42と、縁部42に形成された複数の挿入穴43と、成形モールド30の接触面35に対向する装着面44と、装着面44に形成された複数の凹部45と、凹部45に接続する複数の挿入穴46を有する。連結面41は、タイヤ径方向Kの外側に位置する保持体40の外周面であり、装着面44は、タイヤ径方向Kの内側に位置する保持体40の内周面である。一対の縁部42は、保持体40のタイヤ幅方向Wの外側部分である。
複数の挿入穴43は、タイヤ周方向Sに間隔を開けて縁部42に形成されて、縁部42を貫通する。複数のボルト5のネジ部5Aが、それぞれ挿入穴43に挿入されて、縁部32のネジ穴33にねじ込まれる。複数のボルト5により、成形モールド30の一対の縁部32が保持体40の一対の縁部42に取り付けられる。ボルト5の頭部5Bは、連結面41に開口する挿入穴43のザグリ穴43Aに収容されて、ザグリ穴43Aの底面に接する。
保持体40の装着面44は、成形モールド30の接触面35に対応する形状に形成されている。接触面35は、装着面44に重ね合わせて配置されて、装着面44に接触する。成形モールド30が装着面44に装着されて、保持体40が装着面44に成形モールド30を保持する。凹部45は、成形モールド30の突起36を収容する収容部であり、装着面44からタイヤ径方向Kの外側に向かって形成されている。また、凹部45は、タイヤ周方向Sに沿って形成された溝(収容溝)であり、装着面44に開口する。凹部45の底面は、保持体40内に位置する。突起36は、凹部45により位置決めされて、タイヤ幅方向Wの所定位置に配置される。
複数の凹部45は、複数の突起列37に対応して、タイヤ幅方向Wに間隔を開けて形成されて、それぞれ突起列37の複数の突起36を収容する。ここでは、複数の凹部45は、平行に形成された5つの凹部45A〜45C(1つの中央凹部45A、2つの外側凹部45B、2つの中間凹部45C)である。中央凹部45Aは、タイヤ2のタイヤ幅方向Wの中央部に対応する保持体40のタイヤ幅方向Wの中央部に位置する。2つの外側凹部45Bは、複数の凹部45のうち、タイヤ幅方向Wの最外側に位置し、中央凹部45Aと縁部42の間に形成される。2つの中間凹部45Cは、中央凹部45Aと外側凹部45Bの間に位置し、保持体40の中央部と縁部42の間の中間領域に形成される。中央突起列37Aの複数の突起36は、中央凹部45Aに収容され、外側突起列37Bの複数の突起36は、外側凹部45Bに収容される。中間突起列37Cの複数の突起36は、中間凹部45Cに収容される。
複数の挿入穴46は、突起列37の複数の突起36に対応して、凹部45内で、タイヤ周方向Sに間隔を開けて形成されて、タイヤ周方向Sに沿って順に配置される。挿入穴46は、タイヤ径方向Kに沿って形成された貫通穴であり、連結面41と凹部45の底面に開口する。突起36が凹部45に収容されたときに、突起36のネジ穴38は、挿入穴46に対してタイヤ径方向Kの内側に位置する。複数のボルト5のネジ部5Aは、それぞれタイヤ径方向Kの外側から挿入穴46に挿入されて、突起36のネジ穴38にねじ込まれる。ボルト5の頭部5Bは、連結面41に開口する挿入穴46のザグリ穴46Aに収容されて、ザグリ穴46Aの底面に接する。
複数の挿入穴46は、各凹部45内で、タイヤ周方向Sに互いに離間して、等間隔に形成される。ボルト5は、挿入穴46に挿入された状態で、凹部45に収容された突起36のネジ穴38にねじ込まれる。複数のボルト5は、成形モールド30を保持体40に向かって引っ張る状態で、保持体40に成形モールド30を取り付ける。凹部45の深さは突起36の高さ(突出長さ)よりも深く、突起36の先端面と凹部45の底面の間には隙間が形成される。複数のボルト5により、凹部45内の突起36が凹部45の底面に向かって引っ張られて、成形モールド30の接触面35が保持体40の装着面44に向かって引っ張られる。
成形モールド30に歪みが生じたときに、複数のボルト5の引っ張りにより、成形モールド30が変形して、成形モールド30の接触面35が保持体40の装着面44に接触する。複数の突起36が複数の突起列37の位置で引っ張られて、成形モールド30が装着面44の形状に対応して変形する。複数のボルト5は、成形モールド30を変形させて、成形モールド30の歪みを矯正する。その状態で、成形モールド30の接触面35は、保持体40の装着面44に密着して、装着面44に装着される。また、凹部45内で、突起36の先端面は、凹部45の底面に対してタイヤ径方向Kの内側に位置し、凹部45の底面から離間して配置される。
成形モールド30の形成の仕方、又は、成形モールド30の使用に伴う変形等により、成形モールド30が歪んで、成形モールド30の形状と所定の基準形状との間に差が生じることがある。成形モールド30を保持体40に取り付けるときに、成形モールド30の歪みに対応して、複数の突起列37の突起36が、ボルト5により、所定の順序で引っ張られる。例えば、中央突起列37Aの複数の突起36をボルト5により引っ張った後、他の突起列37B、37Cの複数の突起36をボルト5により引っ張る。これに対し、複数のボルト5を複数の突起列37の突起36に少しずつねじ込むようにしてもよい。この場合には、全ての突起36がボルト5により少しずつ引っ張られる。
図5は、本実施形態の突起36を示す図であり、1つの突起36を模式的に示している。図5Aは、図3に対応する突起36の平面図であり、図5Bは、図2に対応する突起36の断面図である。
図示のように、各突起36において、突起36のタイヤ周方向Sの寸法をL1、突起36のタイヤ幅方向Wの寸法をL2とする(図5A参照)。この場合に、突起36のタイヤ周方向Sの寸法L1は、突起36のタイヤ幅方向Wの寸法L2以上である(L1≧L2)。
各突起36において、突起36の高さをH、ネジ穴38の深さをF、ネジ穴38の直径をTとする(図5B参照)。この場合に、ネジ穴38の深さFは、突起36の高さH以下である(F≦H)。そのため、ネジ穴38は、成形モールド30の接触面35よりも成形面24A側の位置には形成されず、突起36内のみに形成される。これに対し、ネジ穴38の深さFが突起36の高さHを超えると(F>H)、ネジ穴38が突起36外まで形成される。その結果、ネジ穴38が成形モールド30の接触面35よりも成形面24A側の位置まで形成されて、ネジ穴38の箇所で、成形モールド30の厚さが部分的に薄くなる。ネジ穴38の深さFと突起36の高さHが(F≦H)の条件を満たすことで、成形モールド30の厚さが部分的に薄くなるのが防止されて、成形モールド30の厚さと強度が確保される。
ボルト5により成形モールド30の歪みを矯正するときには、ボルト5の直径(ネジ穴38の直径T)以上の深さまでボルト5をネジ穴38にねじ込む必要がある。そのため、ネジ穴38の深さFは、ネジ穴38の直径T以上である(F≧T)。例えば、ボルト5がM6のボルト(直径:6mm)であるときには、ネジ穴38の深さFは6mm以上であり、ボルト5は6mm以上の深さまでネジ穴38にねじ込まれる。また、突起36の高さHは、ネジ穴38の直径T以上である(H≧T)。
保持体40と成形モールド30は、金属(例えば、アルミニウム合金、鋼、ステンレス鋼)製であり、形成加工(例えば、機械加工、鋳造、積層造形)により形成される。ここでは、保持体40を機械加工により形成する。また、成形モールド30の全体を積層造形により造形して、成形モールド30を積層造形により形成する。従って、成形モールド30は、造形材料からなる硬化層の積層体(積層造形品)であり、積層造形装置(例えば、3次元プリンタ(3Dプリンタ))により造形される。成形モールド30の造形時には、成形モールド30の形状データに基づいて、複数層に分割された成形モールド30の積層形状データを作成する。積層形状データに基づいて、各硬化層を形成して、複数の硬化層を順に積層する。これにより、積層体を造形して、タイヤモールド3の成形モールド30を形成する。
ネジ穴38の深さFは、突起36の高さH以下であり(F≦H)、ネジ穴38は、突起36内のみに形成される。そのため、成形モールド30の形状データを作成するときに、成形モールド30の突起36以外の部分の形状データと、突起36の部分の形状データを別個に作成することができる。別個に作成した形状データを合体することで、成形モールド30の形状データの作成効率が向上する。また、例えば、ボルト5がM6のボルトであるときには、積層造形により、ネジ穴38の雌ネジを6mm以上の深さに形成する。
例えば、金属の粉末を用いた粉末積層造形では、粉末の焼結体である成形モールド30を造形する。具体的には、所定厚さの粉末層を形成して、粉末層に光ビーム(例えば、レーザー光)を照射し、粉末を光ビームの熱により焼結する。これにより、粉末を焼結した硬化層(焼結層)を形成する。また、粉末層の形成と硬化層の形成を繰り返して、複数の硬化層を順に積層し、成形モールド30を所定形状に造形する。このように、粉末の硬化層を積層して、複数の硬化層の積層体である成形モールド30を形成する。
図6は、積層造形により形成された成形モールド30の平面図であり、図3と同様に、成形モールド30を示している。
図示のように、積層造形により、連結部39で連結された突起列37の複数の突起36を、成形モールド30の接触面35に形成する。連結部39は、接触面35から突出する板状の連結突起であり、突起36と同じ高さに形成される。連結部39のタイヤ幅方向Wの寸法(厚さ)は、突起36のタイヤ幅方向Wの寸法L2よりも小さく、連結部39は、突起36よりも細く(薄く)形成されている。
連結部39により複数の突起36を連結することで、複数の突起36を積層造形により形成し易くなる。連結部39を突起36よりも細く形成することで、成形モールド30の体積の増加が抑制される。また、積層造形中には、連結部39から熱が逃げ易く、連結部39から熱が放出される。
連結部39は、タイヤ周方向Sに隣り合う突起36の間に形成されて、突起36を連結する。突起列37内で、突起36と連結部39が、タイヤ周方向Sに沿って交互に形成される。積層造形による成形モールド30の形成後に、突起36の間の連結部39を切断又は除去する。例えば、グラインダにより、連結部39が突起36の間で切断され、或いは、機械加工により、連結部39が突起36の間から除去される。これにより、突起列37の複数の突起36を分離して、互いに離間した複数の突起36を突起列37に形成する。連結部39を切断する場合には、連結部39の一部が突起36に残っていてもよい。
以上説明したタイヤモールド3では、複数の突起36がタイヤ周方向Sに間隔を開けて配列する。そのため、成形モールド30の剛性が高くなるのが抑制され、成形モールド30が容易に変形する。これに伴い、成形モールド30を矯正し易くして、成形モールド30の歪みを低減することができる。また、成形モールド30の接触面35を保持体40の装着面44に確実に接触させることができる。その結果、保持体40から成形モールド30へ熱を確実に伝達でき、タイヤモールド3の伝熱性能を向上させることができる。突起列37の複数の突起36により、成形モールド30を保持体40にしっかりと取り付けることもできる。
成形モールド30を積層造形により形成したときでも、成形モールド30の歪みを確実に矯正することができる。成形モールド30を形成するときに、造形材料と造形時間の増加を抑制して、成形モールド30のコストを削減することができる。複数の突起36を連結部39で連結することで、各突起36が孤立せず、複数の突起36と連結部39が連続したリブ状の凸部になる。そのため、積層造形により、複数の突起36が形成し易くなり、複数の突起36が円滑に形成される。積層造形時に、突起36よりも細い連結部39により、積層造形に伴う熱を効果的に放出して、成形モールド30の温度の上昇を抑制することができる。
複数の突起列37により、成形モールド30を正確に矯正することができる。各突起36において、タイヤ周方向Sの寸法L1がタイヤ幅方向Wの寸法L2以上であるため、凹部45の幅が広くなるのを抑制して、装着面44の面積を大きくすることができる。これにより、接触面35と装着面44の接触面積を確保して、タイヤモールド3の伝熱性能をより向上させることができる。連結部39の一部が突起36に残るときでも、連結部39が突起36よりも細いため、凹部45の幅を広くする必要がなく、接触面35と装着面44の接触面積が確保される。
突起36の高さHがネジ穴38の直径T以上であるため、ボルト5により突起36を確実に引っ張ることができる。成形モールド30のベントホール34とネジ穴38を互いにずらして形成するときには、タイヤ2のゴムがベントホール34からネジ穴38に入らない。その結果、ゴムをベントホール34から円滑に引き抜くことができ、ベントホール34の詰まりを抑制することができる。
なお、タイヤ径方向Kの外側からみた突起36の形状は、六角形状以外の形状(例えば、円形状、楕円形状、三角形状、四角形状、種々の多角形状)であってもよい。従って、突起36は、例えば、種々の角柱形状(三角柱形状、四角柱形状等)、又は、円柱形状に形成してもよい。また、1つの突起列37内の複数の突起36は、同じ形状に形成してもよく、異なる形状に形成してもよい。成形モールド30の歪み方によっては、1つの突起列37のみを成形モールド30に形成してもよい。これに対し、2つ以上の突起列37を成形モールド30に形成してもよい。凹部45は、成形モールド30の突起列37に対応して、保持体40に形成される。
保持体40の凹部45は、溝に限定されず、突起36を収容可能な凹部であればよい。例えば、突起列37の複数の突起36と同様に、複数の凹部をタイヤ周方向Sに間隔を開けて形成してもよい。成形モールド30は、積層造形以外の形成加工(例えば、鋳造、機械加工)により形成してもよい。タイヤモールド3により成形するタイヤは、更生タイヤであってもよい。
1・・・タイヤ加硫装置、2・・・タイヤ、3・・・タイヤモールド、4・・・ブラダ、5・・・ボルト、10・・・開閉機構、11・・・上プレート、12・・・下プレート、13・・・アウターリング、14・・・可動部材、20・・・上サイドモールド、21・・・下サイドモールド、22・・・上ビードモールド、23・・・下ビードモールド、24・・・分割モールド、25・・・上クランプ部材、26・・・下クランプ部材、27・・・内部空間、30・・・成形モールド、31・・・凸部、32・・・縁部、33・・・ネジ穴、34・・・ベントホール、35・・・接触面、36・・・突起、37・・・突起列、38・・・ネジ穴、39・・・連結部、40・・・保持体、41・・・連結面、42・・・縁部、43・・・挿入穴、44・・・装着面、45・・・凹部、46・・・挿入穴。

Claims (6)

  1. タイヤを成形するタイヤモールドであって、
    タイヤ周方向に複数に分割されて、タイヤを成形する成形モールドと、
    成形モールドが装着される装着面に成形モールドを保持する保持体と、
    成形モールドを保持体に向かって引っ張る状態で保持体に取り付けて、成形モールドの歪みを矯正する複数のボルトと、を備え、
    成形モールドは、保持体の装着面に接触する接触面と、接触面から保持体に向かって突出してタイヤ周方向に間隔を開けて配列する複数の突起からなる突起列と、突起に形成されてボルトのネジ部がねじ込まれるネジ穴と、を有し、
    保持体は、装着面に開口して成形モールドの突起を収容する凹部と、凹部の底面に開口してボルトのネジ部が挿入される挿入穴と、を有し、
    凹部に収容された突起の先端面と凹部の底面の間に隙間が形成されて、複数のボルトにより凹部内の突起が凹部の底面に向かって引っ張られ、複数のボルトにより成形モールドの歪みを矯正して成形モールドの接触面が保持体の装着面に密着した状態で、凹部内で突起の先端面が凹部の底面から離間して配置されるタイヤモールド。
  2. 請求項1に記載されたタイヤモールドにおいて、
    成形モールドは、タイヤ幅方向に間隔を開けて形成された複数の突起列を有するタイヤモールド。
  3. 請求項1又は2に記載されたタイヤモールドにおいて、
    成形モールドは、突起を通るベントホールを有し、
    ネジ穴とベントホールは、互いにずらして形成されるタイヤモールド。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載されたタイヤモールドにおいて、
    突起のタイヤ周方向の寸法は、突起のタイヤ幅方向の寸法以上であるタイヤモールド。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載されたタイヤモールドにおいて、
    突起の高さは、ネジ穴の直径以上であるタイヤモールド。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載されたタイヤモールドの成形モールドを積層造形により形成するタイヤモールドの製造方法であって、
    突起よりも細い連結部により連結された突起列の複数の突起を、積層造形により、成形モールドの接触面に形成する工程と、
    突起の間の連結部を切断又は除去して、突起列の複数の突起を分離する工程と、
    を有するタイヤモールドの製造方法。
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