JP6753536B2 - フローバイアル - Google Patents

フローバイアル Download PDF

Info

Publication number
JP6753536B2
JP6753536B2 JP2019538761A JP2019538761A JP6753536B2 JP 6753536 B2 JP6753536 B2 JP 6753536B2 JP 2019538761 A JP2019538761 A JP 2019538761A JP 2019538761 A JP2019538761 A JP 2019538761A JP 6753536 B2 JP6753536 B2 JP 6753536B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
septum
vial
vial body
cap
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019538761A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019043754A1 (ja
Inventor
研壱 保永
研壱 保永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Publication of JPWO2019043754A1 publication Critical patent/JPWO2019043754A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6753536B2 publication Critical patent/JP6753536B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/02Devices for withdrawing samples
    • G01N1/10Devices for withdrawing samples in the liquid or fluent state
    • G01N1/20Devices for withdrawing samples in the liquid or fluent state for flowing or falling materials
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/04Preparation or injection of sample to be analysed
    • G01N30/24Automatic injection systems

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

本発明は、例えば溶出試験の溶出率やプロセス合成の反応率といった試料の経時的な変化を測定するための分析システムにおいて用いられるフローバイアルに関するものである。
近年、溶出試験の溶出率やプロセス合成の反応率を経時的に分析するために液体クロマトグラフを用いることが提案され、実施もなされている(特許文献1参照。)。その場合、分析対象の試料をオンラインで液体クロマトグラフに導入できるように、液体クロマトグラフのオートサンプラにフローバイアルが試料容器として設置される。
従来のフローバイアルは、通常のガラス製バイアルの上下側面に入口と出口が設けられたものである。フローバイアルの上面の開口は、シリコンなどの弾性材料からなるセプタムによって封止されている。サンプリングの際には、サンプリングニードルがセプタムを貫通して先端をフローバイアル内へ侵入させ、フローバイアル内の試料を先端から吸引する。
特開2006−118985号公報
フローバイアルの上面を封止しているセプタムは、サンプリングニードルが貫通することによって生じた貫通孔をサンプリングニードルがフローバイアルから引き抜かれた後で弾性力によって閉じ、フローバイアルの上面を再び封止するものである。しかし、フローバイアル内の液を置換する際などフローバイアル内の圧力が上昇したときにサンプリングニードルの貫通によってできた貫通孔から液が漏れることがあるということがわかった。特に、サンプリングニードルが複数回にわたってフローバイアルの上面のセプタムを貫通すると、セプタムの貫通孔が大きく広がるため、さらに液漏れが発生しやすくなる。
そこで、本発明は、サンプリングニードルの挿抜によりセプタムに生じる貫通孔からの液漏れを抑制することを目的とするものである。
従来のガラス製フローバイアルは、バイアル本体の上面に開口を封止するようにセプタムが配置され、バイアル本体の上部に被せるようにして装着されたキャップによってセプタムの周縁部をバイアル本体側へ押し付ける構造となっている。この構造では、セプタムの外周面とキャップの内面との間に隙間があるため、キャップが締め込まれることによってセプタムに応力が掛かっても、セプタムは外周方向へ変形するだけである。すなわち、従来のフローバイアルの構造では、キャップを強く締め込んでも、サンプリングニードルの挿抜によって生じるセプタムの貫通孔を閉じる方向に応力が発生することはない。
本発明は、上記のような従来のフローバイアルの構造を改良することによって、キャップを締め込んだときにサンプリングニードルの挿抜によって生じるセプタムの貫通孔を閉じる方向に効率的に応力が発生するようにし、セプタムからの液漏れを抑制する。
すなわち、本発明に係るフローバイアルは、上方が開口し内部に液体を収容する空間を有するとともに、前記空間の下部に通じる入口流路及び前記空間の上部に通じる出口流路を有するバイアル本体と、前記バイアル本体の前記開口の内径よりも大きい外径をもち、前記開口の直上に配置されて前記開口を封止する弾性材料からなるセプタムと、上面から下面へサンプリング用のニードルを貫通させるための貫通孔を有するとともに前記セプタムの外径と略同一の内径をもつ窪みを下面に有し、前記窪みに前記セプタムが嵌まり込んだ状態で前記バイアル本体の上部に装着され、前記窪みの底面で前記セプタムを前記バイアル本体の前記開口の縁に押し付けるキャップと、を備えている。
前記窪みの深さ寸法は前記セプタムの厚み寸法よりも小さくてもよい。
本発明に係るフローバイアルの好ましい実施形態では、前記キャップの下部の外周面にネジが設けられており、前記バイアル本体は前記キャップの前記下部の外周面のネジと螺合するネジが内周面に設けられた凹部を上面に有し、前記キャップは前記下部の外周面に設けられたネジが前記バイアル本体の前記凹部のない週面のネジと螺合することによって装着されるように構成されている。すなわち、この実施形態は、バイアル本体の上部にキャップが被せられるように装着されるものではない。
フローバイアルは、側面下部に入口流路、側面上部に出口流路が設けられているが、出口流路よりも上方に空間が存在すると、その部分に淀みが生じやすくなり、置換されるべき試料や空気が出口流路よりも上方部分に残ってしまう虞がある。バイアル本体の上部にキャップが被せられるように装着される構造では、バイアル本体のキャップが被さる部分に出口流路を設けることが困難である。そのため、キャップが被せられる部分の内部に淀みとなる大きな空間が生じることとなる。
これに対し、上記実施形態では、キャップの下部がバイアル本体の上面に設けられた凹部に嵌め込まれるように装着されるので、出口流路をバイアル本体の内部空間の上端に近い位置に設けることができ、出口流路よりも上方に形成される空間を小さくすることができる。
本発明に係るフローバイアルでは、キャップがセプタムの外径と略同一の内径をもつ窪みを下面に有し、該窪みにセプタムが嵌まり込んだ状態でキャップがバイアル本体の上部に装着され、窪みの底面でセプタムがバイアル本体の開口の縁に押し付けられるように構成されているので、キャップの窪みによって外周面が保持されたセプタムは、キャップが締め込まれても外周方向に変形しにくくなる。その結果、キャップが締め込まれると、サンプリングニードルの挿抜によって生じるセプタムの貫通孔を閉じる方向に効率的に応力が発生するようになり、サンプリングニードルの挿抜によりセプタムに生じる貫通孔からの液漏れが抑制される。また、キャップの窪みの内径がセプタムの外径と略同一であるため、セプタムがキャップによって保持された状態となり、キャップをバイアル本体から取り外したときにセプタムも同時にバイアル本体から取り外されるようになり、セプタムの交換作業が容易になる。
分析システムの一例を示す概略構成図である。 フローバイアルが設けられたオートサンプラ内の構成の一例を示す概略断面構成図である。 バイアル本体にキャップを装着する前のフローバイアルの状態を示す分解断面図である。 バイアル本体にキャップを装着したときのフローバイアルの状態を示す分解断面図である。 バイアル本体からキャップを取り外したときのフローバイアルの状態を示す分解断面図である。
以下に、本発明に係るフローバイアルの一実施形態について、図面を用いて説明する。
まず、本発明の対象となるフローバイアルが用いられるオートサンプラを含む分析システムについて、図1を用いて説明する。
分析システムは、試料処理装置2、液体クロマトグラフ4、及び演算処理装置6を備えている。試料処理装置2としては、例えば、薬剤等の溶出試験を行なうための溶出試験機やフロー合成を行なうためのフロー合成装置などが挙げられる。演算処理装置6は、例えば、液体クロマトグラフ4の各モジュール8、10、12及び14を管理するシステムコントローラ(図示は省略。)と電気的に接続されたパーソナルコンピュータである。
液体クロマトグラフ4は、送液装置8、オートサンプラ10、カラムオーブン12、及び検出器14を備えている。
送液装置8は送液ポンプを用いて移動相を送液する装置である。送液装置8の出口は配管を介してオートサンプラ10に接続されている。
オートサンプラ10は、試料処理装置2から供給される試料を収容するフローバイアル26(図2を参照。)のほか、フローバイアル26から試料を採取するためのサンプリングニードル20(図2を参照。)、サンプリングニードル20により採取された試料を送液装置8からの移動相が流れる流路中に注入するための注入ポート22(図2を参照。)を備えている。
カラムオーブン12内には試料を成分ごとに分離するための分析カラム(図示は省略。)が収容されている。カラムオーブン12内の分析カラムは、配管を介してオートサンプラ10の出口に接続されており、オートサンプラ10により注入された試料が送液装置8からの移動相とともに分析カラムへ導入されるように構成されている。カラムオーブン12内の分析カラムの下流端は配管を介して検出器14に接続されている。
検出器14は、分析カラムで分離された試料成分を検出するためのものであり、例えば紫外線吸光度検出器である。検出器14で得られた検出器信号は演算処理装置6に取り込まれ、試料成分濃度の定量等に用いられる。
図2に示されているように、オートサンプラ10内には、サンプリングニードル20、注入ポート22、捕集容器24、及びフローバイアル26が設けられている。図ではフローバイアル26が1つしか示されていないが、実際には複数のフローバイアル26が同図の紙面に対して垂直な方向に一列に並んで配列されている。フローバイアル26の個数に制限はない。
注入ポート22はサンプリングニードル20がフローバイアル26から採取した試料を移動相の流れる分析流路へ注入するためのものである。注入ポート22は、サンプリングニードル20の先端を挿入させてサンプリングニードル20を液密に接続するように構成されている。
捕集容器24は、サンプリングニードル20がフローバイアル26から採取した試料を一時的に収容しておくための容器である。
フローバイアル26は、バイアル本体30、バイアル本体30の上部に装着されたキャップ32、及びバイアル本体30とキャップ32の間に挟み込まれた弾性材料からなるセプタム34からなる。バイアル本体30の内部に、試料を収容するための空間30a、その空間30aの下部に通じる入口流路36、及び空間30aの上部に通じる出口流路38が設けられている。入口流路36には入口配管16が接続され、出口流路38には出口配管18が接続されている。
バイアル本体30の内部の空間30aは上方が開口しており、その開口の直上にセプタム34が配置されている。セプタム34はキャップ32によってバイアル本体30の開口の縁に押し付けられている。
セプタム34は、例えば、円板状のシリコンにPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)シートを貼り付けたものであるが、フローバイアル30内に供給される液体がTHF、クロロホルムなどの強溶媒の場合には、シリコンが溶ける可能性があるためフッ素系のゴムをセプタム34の材質として用いてもよい。
キャップ32には上面から下面へ通じる貫通孔32b(図3参照。)が設けられている。キャップ32の貫通孔32bは、上方から下降してきたサンプリングニードル20をバイアル本体30内の空間30aへ導くためのものである。キャップ32の開口を通って下降したサンプリングニードル20は、セプタム34を貫通し、先端をバイアル本体30内の空間30aに進入させて試料を吸引する。
サンプリングニードル20は、注入ポート22、捕集容器24及びフローバイアルラック28の上方に設けられている。サンプリングニードル20は、図示されていない移動機構によって、先端を鉛直下方に向けた状態で水平面内方向と鉛直方向へ移動させられる。サンプリングニードル20は、フローバイアル26から試料を吸引し、捕集容器24へその試料を吐出し、さらには捕集容器24から試料を吸引して注入ポート22へその試料を注入することができる。注入ポート22を介して注入された試料はその後、送液装置8からの移動相によってカラムオーブン12内の分析カラムを経て検出器14に導入される。
フローバイアル26の構造について、図3から図5を用いてより詳細に説明する。
フローバイアル26のキャップ32の下部32aは円柱形状であり、その側面にネジが設けられている。バイアル本体30の上面には内部空間30aへ通じる内部空間30aの内径よりも大きな内径をもつ凹部30bが設けられている。凹部30bの内径はキャップ32の下部32aの外径と略同一であり、凹部30bの内周面にキャップ32の下部32aの外周面のネジと螺合するネジが設けられている。すなわち、キャップ32はバイアル本体30の上面の凹部30bに嵌め込まれるようにして装着される。
キャップ32の下面にセプタム34が嵌め込まれる形状の窪み32cが設けられている。セプタム34の外形が円盤形状である場合において、窪み32cは円筒形状に形成されている。窪み32cは、底面と、底面の外周部に形成され所定の厚みを有する円環状の突起とによって形成されている。窪み32cの内径はセプタム34の外径と略同一であり、窪み32cの深さ寸法はセプタム34の厚み寸法よりも小さくなっている。これにより、セプタム34が窪み32cに装着されたとき、セプタム34が窪み32cから若干突出した状態になる。セプタム34の厚み寸法は、例えば約3mmであり、窪み32cの深さ寸法は、例えば約2mmである。
図4に示されているように、窪み32cにセプタム34が嵌め込まれた状態のキャップ32をバイアル本体30の凹部30bに嵌め込んでキャップ32をバイアル本体30とは相対的に回転させ、キャップ32を締め込んでいくとバイアル本体30の内部空間30aの開口の縁にセプタム32の下面のみが接触する。さらにキャップ32を締め込むと、セプタム32がバイアル本体30側へ窪み32cの底面によって押圧される。このとき、キャップ32の窪み32cの内周面(すなわち、窪み32cを形成する円環状の突起の内周面)がセプタム34の外周面を保持しているため、セプタム34は外周方向へ変形することはない。これにより、キャップ32の締め込みによってセプタム34に掛かる応力はセプタム34の中心方向へ作用する。すなわち、キャップ32を締め込むことによってセプタム34に掛かる応力がサンプリングニードル20の挿抜によってセプタム34に生じる貫通孔を塞ぐ方向へ作用し、セプタム34に生じる貫通孔からの液漏れが抑制される。
また、図4に示されているように、キャップ32を締め込むと、セプタム34の下面中央部がバイアル本体30の内部空間30a内へせり出すように変形する。出口流路38の内部空間30a側の端部は、内部空間30a内へせり出したセプタム34の一部によって塞がれない位置に設けられている。
セプタム34の一部が内部空間30a内へせり出すことにより、出口流路38の内部空間30a側の端部よりも上方に存在する液溜まり空間が小さくなるという効果を奏する。出口流路38の高さは、出口流路38の内部空間30a側の端部よりも上方に存在する空間の大部分が内部空間30a内へせり出したセプタム34の一部によって埋められるように設計されている。
また、図5に示されているように、キャップ32をバイアル本体30から取り外すと、セプタム34もキャップ32の下面に保持されながらバイアル本体30から取り出される。このため、バイアル本体30の上面の凹部30b内にセプタム34が残ることがなく、セプタム34の交換といった作業を容易に行なうことができる。
2 試料処理装置
4 液体クロマトグラフ
6 演算処理装置
8 送液装置
10 オートサンプラ
12 カラムオーブン
14 検出器
16 入口配管
18 出口配管
20 サンプリングニードル
22 注入ポート
24 捕集容器
26 フローバイアル
28 フローバイアルラック
30 バイアル本体
30a 内部空間
30b 凹部
32 キャップ
32a キャップの下部
32b 貫通孔
32c 窪み
34 セプタム
36 入口流路
38 出口流路

Claims (4)

  1. 液体クロマトグラフ用のオートサンプラであって、
    試料処理装置から供給される試料液を収容するフローバイアルと、
    前記フローバイアルから試料液を採取するサンプリングニードルと、
    前記サンプリングニードルにより採取された試料液を移動相が流れる流路中に注入するための注入ポートと、を備え、
    前記フローバイアルは、
    上方が開口し内部に液体を収容する空間を有するとともに、前記空間の下部に通じる入口流路及び前記空間の上部に通じる出口流路を有するバイアル本体と、
    前記バイアル本体の前記開口の内径よりも大きい外径をもち、前記開口の直上に配置されて前記開口を封止する弾性材料からなるセプタムと、
    上面から下面へサンプリング用のニードルを貫通させるための貫通孔を有するとともに前記セプタムの外径と略同一の内径をもつ窪みを下面に有し、前記窪みに嵌め込まれた前記セプタムの外周面を前記窪みの内周面で保持した状態で前記バイアル本体の上部に装着され、前記窪みの底面で前記セプタムを前記バイアル本体の前記開口の縁に押し付けるキャップと、を有し、
    前記キャップが前記バイアル本体の上部に装着されることで、前記セプタムに掛かる応力が前記セプタムの中心方向へ作用し、前記サンプリングニードルの挿抜によって前記セプタムに生じる貫通穴を塞いでおり、かつ、前記セプタムの下面中央部が前記バイアル本体の前記空間内へせり出すように変形し、前記出口流路の前記バイアル本体の前記空間側の端部よりも上方に存在する液溜まり空間を小さくしており、
    前記出口流路の前記バイアル本体の前記空間側の端部は、前記バイアル本体の前記空間内へせり出した前記セプタムの一部によって塞がれない位置に設けられている、オートサンプラ。
  2. 液体クロマトグラフ用のオートサンプラであって、
    試料処理装置から供給される試料液を収容するフローバイアルと、
    前記フローバイアルから試料液を採取するサンプリングニードルと、
    前記サンプリングニードルにより採取された試料液を移動相が流れる流路中に注入するための注入ポートと、を備え、
    前記フローバイアルは、
    上方が開口し内部に液体を収容する空間を有するとともに、前記空間の下部に通じる入口流路及び前記空間の上部に通じる出口流路を有するバイアル本体と、
    前記バイアル本体の前記開口の内径よりも大きい外径をもち、前記開口の直上に配置されて前記開口を封止する弾性材料からなるセプタムと、
    上面から下面へサンプリング用のニードルを貫通させるための貫通孔を有するとともに前記セプタムの外径と略同一の内径をもつ窪みを下面に有し、前記窪みに嵌め込まれた前記セプタムの外周面を前記窪みの内周面で保持した状態で前記バイアル本体の上部に装着され、前記窪みの底面で前記セプタムを前記バイアル本体の前記開口の縁に押し付けるキャップと、を有し、
    前記キャップが前記バイアル本体の上部に装着されることで、前記セプタムに掛かる応力が前記セプタムの中心方向へ作用し、前記サンプリングニードルの挿抜によって前記セプタムに生じる貫通穴を塞いでおり、
    前記キャップの前記貫通穴の内径は前記バイアル本体の前記開口の内径よりも小さく、前記キャップの前記窪みの底面と前記セプタムとの接触面積は前記バイアル本体の前記開口の縁と前記セプタムとの接触面積よりも大きい、オートサンプラ。
  3. 前記窪みの深さ寸法は前記セプタムの厚み寸法よりも小さい、請求項1又は2に記載のオートサンプラ。
  4. 前記キャップの下部の外周面にネジが設けられており、前記バイアル本体は前記キャップの前記下部の外周面のネジと螺合するネジが内周面に設けられた凹部を上面に有し、前記キャップは前記下部の外周面に設けられたネジが前記バイアル本体の前記凹部の内周面のネジと螺合することによって装着されるように構成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載のオートサンプラ。
JP2019538761A 2017-08-28 2017-08-28 フローバイアル Active JP6753536B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/030722 WO2019043754A1 (ja) 2017-08-28 2017-08-28 フローバイアル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019043754A1 JPWO2019043754A1 (ja) 2020-02-27
JP6753536B2 true JP6753536B2 (ja) 2020-09-09

Family

ID=65526314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019538761A Active JP6753536B2 (ja) 2017-08-28 2017-08-28 フローバイアル

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6753536B2 (ja)
WO (1) WO2019043754A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7480727B2 (ja) 2021-03-12 2024-05-10 株式会社豊田中央研究所 サンプリングポートデバイス

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5920679Y2 (ja) * 1980-10-27 1984-06-15 株式会社島津製作所 ガスクロマトグラフ用連続自動試料導入装置
US4798798A (en) * 1983-08-17 1989-01-17 Kraft, Inc. Apparatus for monitoring a chemical process
US4678639A (en) * 1984-03-02 1987-07-07 The Perkin-Elmer Corporation Apparatus for periodically monitoring the composition of a plurality of samples
JP3815322B2 (ja) * 2001-12-27 2006-08-30 株式会社島津製作所 試料導入装置
US20060101899A1 (en) * 2004-11-18 2006-05-18 Hastings Mitchell R Gas chromatography sample introduction devices and methods of using the same
JP5428276B2 (ja) * 2007-10-23 2014-02-26 株式会社島津製作所 オートサンプラ及び試料注入方法
JP4675406B2 (ja) * 2008-09-29 2011-04-20 日本分光株式会社 超臨界流体システムにおける試料回収容器と、試料回収装置および試料回収方法
JP2011106869A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Shimadzu Corp 試料容器、試料容器用蓋及びセプタム
WO2018078737A1 (ja) * 2016-10-26 2018-05-03 株式会社島津製作所 フロースルーバイアル及びオートサンプラ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019043754A1 (ja) 2019-03-07
JPWO2019043754A1 (ja) 2020-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5217590A (en) Method and apparatus for the introduction of a volume of at least one fluid in a tube in particular suitable for capillary electrophoresis systems and method and apparatus for separating and/or analyzing a fluid material
JP4057967B2 (ja) 塩基配列自動解析装置
US20150111300A1 (en) Apparatus for pretreating biological samples, and mass spectrometer equipped with same
CN106018586B (zh) 同时检测7种睡眠类化学药品的检测方法
EP2576012B1 (en) High pressure degas assembly for chromatography system and method
JP6753536B2 (ja) フローバイアル
CN210427333U (zh) 一种片上实验室检测装置
US11041833B2 (en) Flow-through vial and automatic sampler
US10502332B2 (en) Duckbill valve assemblies and apparatus and methods including same
CN105758797A (zh) 一种适用于液膜法对腐蚀性液体进行红外光谱分析的样品池
CN110678540B (zh) 一种自动进行细胞培养代谢实验和在线收集或检测的装置及方法
JP6753535B2 (ja) オートサンプラ
JPWO2014142096A1 (ja) 液体クロマトグラフィー用カラム装置及び液体クロマトグラフィー装置
US20160203965A1 (en) Surface Extraction Interface
JP6717435B2 (ja) フローバイアル
EP2778674B1 (en) Sample injection device for biochemical analysis, flow-type biochemical analysis device, and measurement method for hemoglobin component
CN110709695B (zh) 送液装置以及液相色谱仪
JPH0989861A (ja) 液体クロマトグラフィ用カラム装置
US20140318277A1 (en) Sampling device adapted for sampling airborne components
CN113278509B (zh) 用于核酸检测的芯片装置
JP5782154B2 (ja) 蛍光x線分析装置
US9555414B2 (en) Vial rack for liquid chromatography having draining means
JP2006329656A (ja) 流路切替バルブの内部液漏れ検出装置。
JP2002071658A (ja) 液体クロマトグラフィ装置及びフローセル
US9034163B1 (en) Electrode for capillary electrophoresis

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191016

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200721

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200803

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6753536

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151