JP6753469B2 - 蓄電装置及び電源システム - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電装置及び電源システムに関する。
本出願は、2016年9月12日出願の日本出願第2016−177716号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
太陽光発電等の発電設備と、蓄電池とを併用する電源システムは、既に数多く提案されている(例えば、特許文献1〜4参照。)。例えば、一般家庭のような小規模の需要家でも、太陽光発電設備のみならず、蓄電池を備えることにより、できるだけ商用電力系統に依存しない電力供給のあり方が考えられている。また、太陽光発電設備を設置しなくても、蓄電池を設置することで、ピークシフトに対応でき、かつ、電力量単価の割安な夜間時間の電力を有効に利用することができる。このような電力用の蓄電池としては、一般に、リチウムイオン電池が使用されている。
特開2004−180467号公報 特開2012−139019号公報 特開2013−5584号公報 特開2013−172495号公報
本発明は、一表現によれば、需要家における負荷及び商用電力系統が接続される交流電路、に接続され系統連系する蓄電装置であって、蓄電池と、前記蓄電池の充電状態を管理する蓄電池管理部と、交流を直流に変換して前記蓄電池を充電する機能、及び、前記蓄電池を放電させ直流を交流に変換して前記交流電路に給電する機能を有する電力変換部と、前記電力変換部を制御して前記蓄電池を充放電させ、前記蓄電池を充電する際には、予め設定した充電終了時刻に、所望の残量までの充電が完了するペースで前記電力変換部による充電動作を行わせる制御部と、を備えている蓄電装置である。
また、本発明は、他の表現によれば、商用電力系統が接続される交流電路と、前記交流電路に接続される、需要家における負荷と、太陽光発電パネルと、前記太陽光発電パネルの出力を交流の発電電力に変換して前記交流電路に送り込むパワーコンディショナと、前記交流電路に接続され系統連系する蓄電装置と、を備える電源システムであって、前記蓄電装置は、蓄電池と、前記蓄電池の充電状態を管理する蓄電池管理部と、交流を直流に変換して前記蓄電池を充電する機能、及び、前記蓄電池を放電させ直流を交流に変換して前記交流電路に給電する機能を有する電力変換部と、前記電力変換部を制御して前記蓄電池を充放電させ、前記蓄電池を充電する際には、予め設定した充電終了時刻に、所望の残量までの充電が完了するペースで前記電力変換部による充電動作を行わせる制御部と、を備えている電源システムである。
電源システムの回路構成を示す単線接続図である。 電源システムの他の回路構成を示す単線接続図である。 電源システムのさらに他の回路構成を示す単線接続図である。 多数の需要家の合計としての、1日(平日)の消費電力の変化の一例を表すグラフである。 太陽光発電が無い場合の蓄電池の充放電と電力供給の一例を示す図である。 太陽光発電がある場合の蓄電池の充放電と電力供給の一例を示す図である。 図5,図6に示したような蓄電装置の使い方をする場合の、制御部が双方向インバータに対して行う動作のフローチャートの一例である。 図1のような太陽光発電を有する電源システムにおいて、昼間にも充電を行う場合の、蓄電池の充放電と電力供給の一例を示す図である。 図8に示したような蓄電装置の使い方をする場合の、制御部が双方向インバータに対して行う動作のフローチャートの一例である。 比較のために、従来の蓄電装置における1日の充放電の一例を示すグラフである。 太陽光発電を有しない電源システムにおける蓄電装置の1日の充放電の一例を示すグラフである。 太陽光発電を有し、売電優先の場合の、電源システムにおける蓄電装置の1日の充放電の一例を示すグラフである。 太陽光発電を有し、自家消費優先の場合の、電源システムにおける蓄電装置の1日の充放電の一例を示すグラフである。 太陽光発電を有し、自家消費優先の場合の、電源システムにおける蓄電装置の1日の充放電の他の例を示すグラフである。 電力量料金単価が1日に3種類ある場合の、例えば太陽光発電を有しない電源システムにおける蓄電装置の1日の充放電の一例を示すグラフである。
[本開示が解決しようとする課題]
電力用の蓄電池は、家庭用としては未だ高価な製品であり、蓄電容量を大きくするほどさらに高価となる。そのため、平均的な需要家の消費電力を考慮して、蓄電容量が小容量(例えば3kWh程度)の蓄電池を充分に活用することが、コストパフォーマンスの観点からは好ましいと考えられる。
一方、かかる小容量の蓄電池は、夜間に充電を開始すると、早々に満充電となる傾向にある。満充電で電圧が高い状態のまま次の放電機会まで待機すると、電池内部の構成材料が変質し易く、そのため、寿命が短くなる。価格に配慮して小容量の蓄電池を採用しても、結果的に寿命が短くては、高価であることと大差が無い。
かかる従来の問題点に鑑み、本開示は、電力用の蓄電池を、使い方の工夫によって、できるだけ長く使用することができるようにすることを目的とする。
[本開示の効果]
本開示によれば、蓄電池の長寿命化を実現することができる。
[実施形態の要旨]
本発明の実施形態の要旨としては、少なくとも以下のものが含まれる。
(1)これは、需要家における負荷及び商用電力系統が接続される交流電路、に接続され系統連系する蓄電装置であって、蓄電池と、前記蓄電池の充電状態を管理する蓄電池管理部と、交流を直流に変換して前記蓄電池を充電する機能、及び、前記蓄電池を放電させ直流を交流に変換して前記交流電路に給電する機能を有する電力変換部と、前記電力変換部を制御して前記蓄電池を充放電させ、前記蓄電池を充電する際には、予め設定した充電終了時刻に、所望の残量までの充電が完了するペースで前記電力変換部による充電動作を行わせる制御部と、を備えている蓄電装置である。
上記のように構成された蓄電装置は、所望の残量までの充電のペースを、予め設定した充電終了時刻に合わせて充電が完了するようにする。これにより、意図的に遅く充電を完了させることができるので、充電が完了した蓄電池が次の放電開始まで待機する時間を短縮することができる。その結果、蓄電池の長寿命化を実現することができる。
(2)また、(1)の蓄電装置において、前記需要家には、夜間電力量料金単価が適用されており、前記制御部は、前記夜間電力量料金単価となる夜間時間の中で前記蓄電池を充電し、かつ、翌日の前記充電終了時刻に、所望の残量までの充電が完了するペースで前記電力変換部による充電動作を行わせるものであってもよい。
この場合の蓄電装置は、電力量料金単価が割安になる夜間時間の中で充電を行うことができ、かつ、所望の残量までの充電のペースを、翌日の充電終了時刻に合わせて充電が完了するようにする。これにより、例えば、充電が完了した蓄電池を直ちに放電開始させれば、待機時間の削減により蓄電池の長寿命化を実現することができる。また、昼間の電気料金が高くなる時間帯の開始時刻に放電開始する場合でも、夜間に早々に充電が完了する場合と比べると、充電が完了した蓄電池が放電開始するまでの待機時間を短縮することができる。
(3)また、(2)の蓄電装置において、前記充電終了時刻は、前記夜間時間の終了時刻であってもよい。
この場合、電力量料金単価が割安の電力のみで充電を完了させることができ、また、通常の若しくは割高の電力量料金単価となる時間帯に蓄電池を放電させることができる。
(4)また、(2)又は(3)の蓄電装置において、前記交流電路には、太陽光発電の発電電力が供給され、前記所望の残量の前記蓄電池には、前記夜間時間を除く昼間時間における、前記需要家の1日の平均使用電力量が充電されている、という構成であってもよい。
この場合、充電完了後の蓄電池は、基本的に、自己の出力する電力量のみで、需要家で必要とする電力量を賄うことができる。従って、太陽光発電の発電電力を全て売電することができる。
(5)また、(2)又は(3)の蓄電装置において、前記交流電路には、太陽光発電の発電電力が供給され、前記夜間時間を除く昼間時間において、前記制御部は、前記発電電力が前記需要家の自家消費電力より少ないときは、その不足分の電力は前記蓄電池から前記負荷に供給させ、また、前記発電電力が前記需要家の自家消費電力より多いときは、その余剰分の発電電力により、前記蓄電池を充電するよう、前記電力変換部を動作させる、という構成であってもよい。
この場合、自家消費電力を上回る太陽光発電の発電電力を利用して蓄電池を充電し、太陽光発電が行われないか又は発電電力が少ない時間帯での自家消費電力を蓄電池で賄うか又は補うことができる。こうして、夜間に蓄電池を充電している時以外は、蓄電池に電力を出し入れして蓄電池をフル活用し、できるだけ商用電力系統から買電しないようにすることができる。
(6)また、(2)〜(5)のいずれかの蓄電装置において、例えば、前記夜間時間における充電開始時は、前記夜間時間の開始時刻及び、前記蓄電池が放電停止となった時のいずれか遅い方である。
この場合、夜間電力量料金単価となる夜間時間の開始時刻より前に蓄電池が放電停止となっても、開始時刻まで待ち、割安な料金単価で充電を行う。逆に、開始時刻になってもまだ放電できる場合は、放電を継続し、放電停止となった時点以降に、充電を行う。こうして、蓄電池の電力を徹底して活用するとともに、充電の電力量料金を抑制することができる。
(7)また、(2)〜(6)のいずれかの蓄電装置において、翌日における前記所望の残量は、天気予報に基づいて変動するものであってもよい。
この場合、例えば翌日は晴天で多くの太陽光発電の発電電力が見込める場合は、夜間時間の充電による蓄電池の残量を少なめにし、また、翌日は曇天又は雨天で、太陽光発電の多くの発電電力が見込めない場合は、残量を多めにする等により、過不足の無い適切な電力量の蓄電を行うことができる。
(8)また、(1)〜(5)のいずれかの蓄電装置において、前記制御部は、前記蓄電池を放電させる際には、次の充電開始時刻に合わせて放電が完了するペースで前記電力変換部による放電動作を行わせるようにしてもよい。
この場合、例えば放電停止まで放電させた蓄電池を待機させずに、直ちに充電することができる。すなわち、待機時間の削減により蓄電池の長寿命化に寄与する。
(9)他の視点からは、これは、商用電力系統が接続される交流電路と、前記交流電路に接続される、需要家における負荷と、太陽光発電パネルと、前記太陽光発電パネルの出力を交流の発電電力に変換して前記交流電路に送り込むパワーコンディショナと、前記交流電路に接続され系統連系する蓄電装置と、を備える電源システムであって、前記蓄電装置は、蓄電池と、前記蓄電池の充電状態を管理する蓄電池管理部と、交流を直流に変換して前記蓄電池を充電する機能、及び、前記蓄電池を放電させ直流を交流に変換して前記交流電路に給電する機能を有する電力変換部と、前記電力変換部を制御して前記蓄電池を充放電させ、前記蓄電池を充電する際には、予め設定した充電終了時刻に、所望の残量までの充電が完了するペースで前記電力変換部による充電動作を行わせる制御部と、を備えている電源システムである。
上記のような電源システムにおける蓄電装置は、所望の残量までの充電のペースを、予め設定した充電終了時刻に合わせて充電が完了するようにする。これにより、意図的に遅く充電を完了させることができるので、充電が完了した蓄電池が次の放電開始まで待機する時間を短縮することができる。その結果、待機時間の削減により蓄電池の長寿命化を実現することができる。
(10)なお、蓄電装置は以下のように表現することもできる。
すなわち、需要家における負荷及び商用電力系統が接続される交流電路、に接続され系統連系する蓄電装置であって、蓄電池と、前記蓄電池の充電状態を管理する蓄電池管理部と、交流を直流に変換して前記蓄電池を充電する機能、及び、前記蓄電池を放電させ直流を交流に変換して前記交流電路に給電する機能を有する電力変換部と、前記電力変換部を制御して前記蓄電池を充放電させ、前記蓄電池を充電する際には、予め設定した充電終了時刻に所望の残量までの充電が完了するよう抑制した電力で前記電力変換部による充電動作を行わせる制御部と、を備えている蓄電装置である。
[実施形態の詳細]
以下、本発明の実施形態に係る蓄電装置を含む電源システムについて、図面を参照して説明する。
《電源システム及び蓄電装置の回路構成及び動作》
図1は、電源システム100の回路構成を示す単線接続図である。図において、需要家の分電盤1内の交流電路2には、商用電力系統3が接続されている。この需要家は、いわゆる夜間電力の契約需要家であり、定められた夜間時間に割安の夜間電力量料金単価が適用される。
また、太陽光発電パネル4にはパワーコンディショナ5が接続されている。パワーコンディショナ5は、交流電路2に接続されている。
分電盤1内の交流電路2からは、回路遮断器6を介して、需要家の負荷7が接続されている。回路遮断器6は、通常、閉路している。なお、ここでは図示の簡略化のため、回路遮断器及び負荷の一系統分のみを示しているが、実際には複数系統にわたって、交流電路2に、回路遮断器及び負荷が接続されている。
また、交流電路2には、系統連系型の蓄電装置8が接続されている。蓄電装置8内では、「電力変換部」としての双方向インバータ9が、連系リレー(開閉部)10を介して、交流電路2に接続されている。蓄電池11は、開閉部12を介して、双方向インバータ9と接続されている。蓄電池11は、例えばリチウムイオン電池である。蓄電池11には、「蓄電池管理部」としてのBMS(Battery Management System)13が設けられている。なお、BMS13は、制御部14と一体化することもできる。交流電路2の電圧を検出する電圧センサ16は、例えば、蓄電装置8内に設けられている。
BMS13は、蓄電池11の充電状態(SOC: State of charge)、端子電圧、セル電圧、温度等、蓄電池11に関する各種情報を取得している。当該情報は、制御部14に送られる。制御部14は、双方向インバータ9のスイッチング動作、並びに、連系リレー10及び開閉部12の開閉動作を制御する。通常、連系リレー10及び開閉部12は共に、閉路している。
また、商用電力系統3と分電盤1内の交流電路2とを接続する電路上には、電流センサ15が設けられている。電流センサ15及び電圧センサ16の各計測出力は、制御部14に送られ、これらに基づいて制御部14は、商用電力系統3と分電盤1との間で受け渡される電力を検出することができる。
制御部14は例えば、コンピュータを含み、ソフトウェア(コンピュータプログラム)をコンピュータが実行することで、必要な制御機能を実現する。ソフトウェアは、制御部14の記憶装置(図示せず。)に格納される。
図1において、太陽光発電パネル4による太陽光発電中は、パワーコンディショナ5が系統連系運転を行っており、太陽光発電パネル4の出力(直流)を交流の発電電力に変換して交流電路2に送り込んでいる。発電電力は需要家の負荷7により自家消費することができるほか、余剰電力があれば、商用電力系統3への逆潮(売電)や、蓄電池11の充電を行うことができる。蓄電池11を充電するときの双方向インバータ9は、制御部14の制御に基づいて、交流から直流への変換を行っている。
太陽光発電を行っていない時間帯(主に夜間)は、商用電力系統3から負荷7に給電することができる。また、蓄電池11を放電させて蓄電装置8から負荷7の消費電力を供給することもできる。蓄電池11を放電させるときの双方向インバータ9は、制御部14の制御に基づいて、直流から交流への変換を行っている。なお、夜間における蓄電池11は、商用電力系統3の電力により、充電することができる。
なお、図1では商用電力系統3の停電時に特定負荷に対して給電する回路接続を省略しているが、上記の蓄電装置8は、商用電力系統3の停電時に特定負荷に対して給電することができる機能を有している。また、昼間の停電であれば、パワーコンディショナ5の自立出力を特定負荷に供給することもできる。
図2は、電源システム100の他の回路構成を示す単線接続図である。図1との違いは、太陽光発電パネル及びパワーコンディショナが設けられていない点であり、その他は図1と同様である。この場合、蓄電装置8の蓄電池11は、商用電力系統3によってのみ、充電可能である。負荷7への給電は、商用電力系統3のほか、蓄電装置8から、負荷7の自家消費電力の範囲内で提供可能である。
図3は、電源システム100のさらに他の回路構成を示す単線接続図である。図1との違いは、蓄電装置8の外部に設けられた情報処理装置17から、制御部14が情報を得ることができる点である。
パワーコンディショナ5及び制御部14は、情報処理装置17と通信可能である。パワーコンディショナ5は、発電電力のデータを逐次、情報処理装置17に送る。情報処理装置17は、需要家の地域の天気情報を例えばインターネット18を通じて取得する。そして、情報処理装置17は、天気と、その1日の発電電力量とを対応付けて記憶し、かつ、平均化して、対応付けの精度を高める。また、対応付けを、逐次更新して、季節の変化にも追随する。
このような過去の天気と発電電力量との対応付けから、天気がわかれば発電電力量が推定できるようにする。その上で、情報処理装置17は、天気予報の情報を取得し、これに基づいて、翌日の発電電力量を予想することができる。制御部14は、情報処理装置17が有する翌日の予想発電電力量に基づいて、蓄電池11に蓄えるべき電力を決めることができる。
《需要家における1日の電力変化の例》
次に、図4は、地域の多数の需要家の合計としての、1日(平日)の消費電力の変化の一例を表すグラフである。この例では、午前中は朝6時〜8時頃に消費電力が多くなり、午後は16時〜22時頃に消費電力が多い。
一方、太陽光発電の発電電力は、朝は徐々に立ち上がり、夕方は徐々に低下する。天候、季節、場所等によって異なるが、平均的には、10時〜14時頃に発電電力が大きくなる。
《蓄電池充放電の概論》
図2の電源システム100のように、太陽光発電が無い場合には、蓄電池11の充電は電力量料金単価の安い夜間時間(例えば23時〜7時)にのみ行う。それ以外の昼間時間には、蓄電池11を放電させ、負荷7に電力を供給する。蓄電池11の放電による電力で負荷7に必要な電力を賄えない場合は、商用電力系統3が不足分の電力を供給する。
図5は、このような場合の、蓄電池11の充放電と電力供給の一例を示す図である。蓄電池11は、電力量料金単価の安い夜間時間に、商用電力系統3からの買電により、充電される。
図1の電源システム100のように、太陽光発電の発電電力がある場合にも、蓄電池11の充電は電力量料金単価の安い夜間時間(例えば23時〜7時)に行う。それ以外の昼間時間には、蓄電池11を放電させ、負荷7に電力を供給する。蓄電池11の放電による電力で負荷7に必要な電力を賄える場合は、太陽光発電の発電電力は、全て売電することができる。蓄電池11の放電による電力で負荷7に必要な電力を賄えない場合は、不足分を発電電力で補うことになる。
図6は、このような場合の、蓄電池11の充放電と電力供給の一例を示す図である。蓄電池11は、電力量料金単価の安い夜間時間に、商用電力系統3からの買電により、充電される。この夜間時間以外では、蓄電池11は蓄えた電力を放出する。蓄電池11の放電による電力で負荷7に必要な電力を賄える場合は、太陽光発電の発電電力は、全て売電することができる。すなわちこれは、売電優先の、蓄電装置8の使い方である。
図7は、図5,図6に示したような蓄電装置8の使い方をする場合の、制御部14が双方向インバータ9に対して行う動作のフローチャートの一例である。図7において、まず、制御部14は、昼間時間か否かを判定する(ステップS1)。昼間時間とは、電力量料金単価が通常となる時間であり、例えば7時を過ぎてから23時になる直前までである。ステップS1において昼間時間でない(すなわち夜間時間)のときは、制御部14は、夜間時間か否かを判定し(ステップS3)、夜間時間であれば、蓄電池11の充電を行うように、双方向インバータ9を動作させる(ステップS4)。昼間時間になるまで、ステップS1→S3→S4→S1の繰り返しとなる。
ステップS1において昼間時間となった場合は、制御部14は、蓄電池11の放電を行わせるように、双方向インバータ9を動作させる(ステップS2)。続いて、制御部14は、夜間時間か否かを判定する(ステップS3)。ステップS3において夜間時間でない(すなわち昼間時間)のときは、制御部14は、夜間時間になるまで、ステップS1→S2→S3→S1の繰り返しとなる。
次に、図8は、図1のような太陽光発電を有する電源システム100において、昼間にも充電を行う場合の、蓄電池11の充放電と電力供給の一例を示す図である。図において、蓄電池11の充電は、夜間時間に行われる(これを1回目とする。)。夜間時間の終了により蓄電池11は、放電を開始する。そして、太陽光発電の発電電力がまだ充分ではない期間t1における自家消費電力から発電電力を差し引いた不足電力を、蓄電池11の放電により賄う。
期間t1の経過後、太陽光発電の発電電力が自家消費電力を上回ると、自家消費電力は全て発電電力で賄うことができ、かつ、余剰電力が生じる。そこで、この余剰電力により蓄電池11を充電する(2回目)。この充電により、期間t1の放電により失った電力は補われる。次に、夕方になり、発電電力が自家消費電力まで低下すると、その後の期間t2において、自家消費電力から発電電力を差し引いた不足電力を、蓄電池11の放電により賄う。発電電力は期間t3の終了後は0になり、以後は、夜間時間になるまで、蓄電池11の放電により、自家消費電力を賄う。夜間時間になれば、蓄電池11の充電を行うことができる。
図9は、図8に示したような蓄電装置8の使い方をする場合の、制御部14が双方向インバータ9に対して行う動作のフローチャートの一例である。図9において、まず、制御部14は、昼間時間か否かを判定する(ステップS11)。ステップS11において昼間時間でない(すなわち夜間時間)のときは、制御部14は、夜間時間か否かを判定し(ステップS15)、夜間時間であれば、蓄電池11の充電を行うように、双方向インバータ9を動作させる(ステップS16)。昼間時間になるまで、ステップS11→S15→S16→S11の繰り返しとなる。
ステップS11において昼間時間となった場合は、制御部14は、発電電力が自家消費電力を上回るか否かを判定する(ステップS12)。上回らない場合(No)は、制御部14は、蓄電池11の放電を行わせるように、双方向インバータ9を動作させる(ステップS14)。続いて、制御部14は、夜間時間か否かを判定する(ステップS15)。ステップS15において夜間時間でない(すなわち昼間時間)のときは、制御部14は、夜間時間になるまで、ステップS11→S12→S14→S15→S11の繰り返しとなる。
発電電力が自家消費電力を上回ると、制御部14は、蓄電池11を充電するように、双方向インバータ9を動作させる(ステップS13)。続いて、制御部14は、夜間時間か否かを判定する(ステップS15)。ステップS15において夜間時間でない(すなわち昼間時間)のときは、制御部14は、夜間時間になるまで、ステップS11→S12→S13→S15→S11の繰り返しとなる。夕方になって、発電電力が自家消費電力を上回らない状態になった場合は、制御部14の処理は、夜間時間になるまで、ステップS11→S12→S14→S15→S11の繰り返しとなる。
ステップS15において夜間時間になると、制御部14は、以後、夜間時間の終了までに、蓄電池11の充電を行う。
《蓄電池の充電の仕方》
ここで、蓄電池11の充電の仕方について詳細に説明する。
制御部14は、蓄電池11の充電完了の時刻を、夜間時間の終了時刻に設定する。すなわち、夜間時間の終了と同時に所望の残量(SOC)になっているように、蓄電池11を充電する。制御部14は、夜間時間の開始以後に、充電完了時の所望の残量と現在の残量との差が0になるタイミングが夜間時間の終了と同時になるよう、充電のペースを設定する。言い換えれば、予め設定した充電終了時刻に、所望の残量までの充電が完了するペースで充電を行うことになる。
このような充電の仕方をするのは、早々と充電が完了し、夜間時間の終了までに長い時間がある、という状態を避けるためである。これにより、充電完了の状態で放電開始するまでの待機時間を極力短く(理想的には0に)することができる。待機時間を短くすることで、蓄電池11の寿命が短くなるのを抑制し、より長期間にわたって蓄電池11を使用することができる。また、契約により、昼間に電力料金単価が割高な時間帯がある場合には、当該時間帯の開始時刻に蓄電池11を放電開始させることができる。この場合、充電完了からの待機時間が生じるが、夜間に早々に充電完了となる場合に比べると、待機時間が相対的に短くなるので、蓄電池11の寿命が短くなるのを抑制し、より長期間にわたって蓄電池11を使用することができる。
なお、昼間に太陽光発電の余剰電力により蓄電池11の充電を行う場合にも同様に、予め設定した充電終了時刻に、所望の残量までの充電が完了するペースで充電を行う。
《1日の充放電の具体例》
次に、充放電の具体例についてグラフを用いて説明する。
(参考例)
図10は、比較のために、従来の蓄電装置における1日の充放電の一例を示すグラフである。図において、横軸は1日の時間(24時間)、縦軸はSOC[%]である。グラフの折れ線の上り勾配の部分は充電を表し、下り勾配の部分は放電を表している。図の見方は、後掲の図11以降でも同様である。
図10において、充電は、電力量料金単価が割安となる23時〜7時の夜間時間内に行われる。ここで、蓄電池の電力を使い切って23時にはSOCが0%であるとすると、夜間時間の開始時刻である23時から充電が開始される。一定電力で充電が行われると、翌日1時半頃にはSOCが100%(満充電)の状態に達し、充電は完了する。
満充電の状態に達してから、夜間時間の終了時刻の7時までは、蓄電池は待機の状態となり、7時までの約5.5時間、満充電で待機する。この待機時間の長さが、蓄電池の寿命を縮める一因となる。7時になると、放電開始となり、以後、蓄えた電力を23時までに放出して、SOCが0%となる。
なお、正確には、SOCは0%というよりも放電停止となるSOCの値、であるが、説明の簡略化のため、0%として説明する(以下同様。)。
次に、本実施形態による蓄電装置8(図1〜図3)の充放電について、図11〜図14を参照して説明する。
(太陽光発電無しの場合)
図11は、図2に示したように太陽光発電を有しない電源システム100における蓄電装置8の1日の充放電の一例を示すグラフである。充電は、電力量料金単価が割安となる23時〜7時の夜間時間内に行われる。蓄電池11の電力を使い切って23時にはSOCが0%であるとすると、夜間時間の開始時刻である23時から充電が開始される。ここで、制御部14は、充電のペースを、充電完了が翌朝7時になるように設定する。例えば、蓄電池11の電池容量が3kWhであるとすると、23時から翌朝7時までの8時間をかけて、SOCが0%の状態から100%まで充電するには、3000/8=375[W]で充電する。
このような充電完了時刻に基づいて演算したペースの充電により、蓄電池11は、翌朝7時にSOCが100%の状態に達し、充電は完了する。充電完了と同時に、放電開始となり、以後、蓄えた電力を23時までに放出して、SOCが0%となる。なお、放電は図示のように一定の出力としてもよいし、自家消費電力の変動に合わせて出力を変動させてもよい。
このように、蓄電装置8は、電力量料金単価が割安になる夜間時間の中で充電を行い、かつ、所望の残量であるSOC100%までの充電のペースを、翌日の放電開始時刻(7時)に合わせて充電が完了するようにする。これにより、充電が完了した蓄電池11が、その状態で待機する時間を0にすることができる。従って、待機時間の削減により蓄電池11の長寿命化を実現することができる。
なお、予め設定した充電終了時刻に、所望の残量までの充電が完了するペースで充電することの目的は、理想的には待機時間が0となるようにすることであるが、完全に0であることが、効果を得るために必須という訳ではない。例えば、充電を完了した時刻が7時数分前であり、数分の待機時間があったとしても大差は無く、実質的には同等の効果がある。また、夜間時間の終了時刻に充電完了とすることで、電力量料金が割安の電力のみで充電を完了させることができ、かつ、通常の電力量料金単価となると同時に蓄電池を放電させることができる。
また、上記の例では、7時〜23時の昼間時間において蓄電池11を放電させる際には、次の充電開始時刻(23時)に合わせて放電が完了するペースで放電動作を行わせている。これにより、放電停止まで放電させた蓄電池11を待機させずに、直ちに充電することができる。すなわち、このことも、待機時間の削減により蓄電池11の長寿命化に寄与する(このことは、以下に述べる図12〜図15の例でも同様である。)。
(太陽光発電あり、売電優先の場合)
次に、図12は、図1に示したように太陽光発電を有する電源システム100における蓄電装置8の1日の充放電の一例を示すグラフである。なお、この需要家は、昼間時間における1日の平均使用電力量が例えば2.7kWhであり、蓄電池11の電池容量が3kWとすると、その90%である。
充電は、電力量料金単価が割安となる23時〜7時の夜間時間内に行われる。蓄電池11の電力を使い切って23時にはSOCが0%であるとすると、夜間時間の開始時刻である23時から充電が開始される。ここで、制御部14は、充電のペースを、充電完了が翌朝7時で、その時のSOCの値が90%になるように設定する。例えば、蓄電池11の電池容量が3kWhであるとすると、23時から翌朝7時までの8時間をかけて、SOCが0%の状態から90%まで充電するには、(3000×0.9)/8≒338[W]で充電する。
このような充電完了時刻及びその時のSOCに基づいて演算したペースの充電により、蓄電池11は、翌朝7時にSOCが90%の状態に達し、充電は完了する。充電完了と同時に、放電開始となり、以後、蓄えた電力を23時までに放出して、SOCが0%となる。なお、放電は図示のように一定の出力としてもよいし、自家消費電力の変動に合わせて出力を変動させてもよい。
このように、蓄電装置8は、電力量料金単価が割安になる夜間時間の中で充電を行い、かつ、所望の残量であるSOC90%までの充電のペースを、翌日の放電開始時刻(7時)に合わせて充電が完了するようにする。これにより、充電が完了した蓄電池が、その状態で待機する時間を0にすることができる。従って、待機時間の削減により蓄電池11の長寿命化を実現することができる。なお、図11についての上述の説明と同様に、待機時間は理想的には0であるが、現実的には、極力短くすればよい。また、夜間時間の終了時刻に充電完了・放電開始とすることで、電力量料金が割安の電力のみで充電を完了させることができ、かつ、通常の電力量料金単価となると同時に蓄電池を放電させることができる。
また、充電完了時の所望の残量として、昼間時間における需要家の1日の平均使用電力量が充電されているので、充電完了後の蓄電池11は、基本的に、自己の出力する電力量のみで、需要家で必要とする電力量を賄うことができる。この場合、太陽光発電の発電電力を全て売電することができる。売電の単価が比較的高い場合は、このような使い方が有利である。
(太陽光発電あり、自家消費優先の場合_1)
次に、図13は、図1に示したように太陽光発電を有する電源システム100における蓄電装置8の1日の充放電の一例を示すグラフである。
充電は、電力量料金単価が割安となる23時〜7時の夜間時間内に行われる。ここで、充電完了時刻は、夜間時間の終了時刻に合わせるが、充電開始時刻は、夜間時間の開始時刻とは限らない。すなわち、夜間時間における充電開始時は、夜間時間の開始時刻及び、蓄電池11が放電停止となった時のいずれか遅い方である。また、充電は、昼間時間にも行われる。
具体的には、0時(24時)に蓄電池11の電力を使い切ってSOCが0%であるとすると、0時から充電が開始される。ここで、制御部14は、充電のペースを、充電完了が翌朝7時で、その時のSOCの値が例えば50%になるように設定する。この場合、蓄電池11の電池容量が3kWhであるとすると、0時から翌朝7時までの7時間をかけて、SOCが0%の状態から50%まで充電するには、(3000×0.5)/7≒215[W]で充電する。ここで、50%としたのは、7時〜10時の時間帯に、蓄電装置8から需要家の負荷7に電力を供給し、太陽光発電の発電電力が自家消費電力を上回るであろう10時にはSOCが0%になればよい、という考え方に基づいている。
すなわち、蓄電池11は、7時にSOCが50%の状態に達し、充電は完了する。充電完了と同時に、放電開始となり、以後、蓄えた電力を放出して、10時にはSOCが0%となる。なお、放電は図示のように一定の出力としてもよいし、自家消費電力の変動に合わせて出力を変動させてもよい。
次に、10時〜16時は、太陽光発電の余剰電力により、蓄電池11を充電する。制御部14は、充電のペースを、例えば、充電完了が16時で、その時のSOCの値が100%になるように設定する。この充電は、夕方から夜にかけて必要となることが予想される電力量に備えるためのものである。10時から16時までの6時間をかけて、SOCが0%の状態から100%まで充電するには、3000/6=500[W]で充電する。
16時には、充電完了と同時に、放電開始となり、以後、蓄えた電力を24時(0時)までに放出して、SOCが0%となる。なお、放電は図示のように一定の出力としてもよいし、自家消費電力の変動に合わせて出力を変動させてもよい。23時には夜間時間となるが、放電すなわち自家消費を優先する。逆に、夜間時間の開始時刻より前に蓄電池11が放電停止となっても、夜間時間の開始時刻まで待ち、割安な料金単価での充電を行う。この場合は、放電停止となった状態での待機時間が生じるので、この待機時間はなるべく短縮することが好ましい。
こうして、蓄電池11の電力を徹底して活用するとともに、充電の電力量料金を抑制することができる。
図13の場合も、蓄電装置8は、電力量料金単価が割安になる夜間時間の中で充電を行い、かつ、所望の残量であるSOC50%までの充電のペースを、翌日の放電開始時刻(7時)に合わせて充電が完了するようにする。これにより、充電が完了した蓄電池が、その状態で待機する時間を0にすることができる。従って、待機時間の削減により蓄電池11の長寿命化を実現することができる。なお、図11についての上述の説明と同様に、待機時間は理想的には0であるが、現実的には、極力短くすればよい。また、夜間時間の終了時刻に充電完了・放電開始とすることで、電力量料金が割安の電力のみで充電を完了させることができ、かつ、通常の電力量料金単価となると同時に蓄電池を放電させることができる。
さらに、図13の場合、太陽光発電の余剰電力を充電することができるように、夜間時間の終了時のSOCの値を抑制している。従って、10時の時点でSOCを0%にまで落とし、その後、太陽光発電の余剰電力を充電できる態勢を整えることができる。また、ここでも、蓄電装置8は、充電完了時の所望の残量であるSOC100%までの充電のペースを、予め設定した充電終了時刻(16時)に合わせて充電が完了するようにする。これにより、充電が完了した蓄電池11が、その状態で待機する時間を0にすることができる。従って、待機時間の削減により蓄電池11の長寿命化を実現することができる。
また、16時以降は、需要家の負荷に電力を供給することができる。
このようにして、自家消費電力を上回る太陽光発電の発電電力を利用して蓄電池11を充電し、太陽光発電が行われないか又は発電電力が少ない時間帯での自家消費電力を蓄電池11で賄うか又は補うことができる。従って、夜間に蓄電池11を充電している時以外は、蓄電池11に電力を出し入れして蓄電池11をフル活用し、できるだけ商用電力系統3から買電しないようにすることができる。このような蓄電池の利用形態により、需要家における電力の自給自足に近い状態を実現することができる。また、図13のような蓄電池の利用形態によれば、小容量の蓄電池11を、1日に2サイクルの充放電で運用することにより、電力量料金の節約効果を高めることができる(これは、後述の図14についても同様である。)。
(太陽光発電あり、自家消費優先の場合_2)
次に、図14は、図1に示したように太陽光発電を有する電源システム100における蓄電装置8の1日の充放電の一例を示すグラフである。図13と基本的に同様な充放電であるが、天気予報の情報に基づいて、蓄電池充電完了時の所望の残量を変化させる点が異なる。
充電は、電力量料金単価が割安となる23時〜7時の夜間時間内に行われる。充電完了時刻は、夜間時間の終了時刻に合わせるが、充電開始時刻は、夜間時間の開始時刻とは限らない。すなわち、夜間時間における充電開始時は、夜間時間の開始時刻及び、蓄電池11が放電停止となった時のいずれか遅い方である。図14では、充電開始時が、夜間時間の開始時刻である例を示している。また、充電は、昼間時間にも行われる。
具体的には、23時に蓄電池11の電力を使い切ってSOCが0%であるとすると、23時から充電が開始される。ここで、制御部14は、充電のペースを、充電完了が翌朝7時で、その時のSOCの値が例えば80%になるように設定する。この場合、蓄電池11の電池容量が3kWhであるとすると、23時から翌朝7時までの8時間をかけて、SOCが0%の状態から80%まで充電するには、(3000×0.8)/8=300[W]で充電する。ここで、80%としたのは、天気予報を考慮して、7時以降の発電電力が多くないと予測されるからである。
すなわち、制御部14は、情報処理装置17が保有する翌日の天気予報の情報に基づく予想発電電力量のデータを参照し、翌朝7時の時点で必要なSOCの値を決定する。例えば、天気予報が晴天であれば、7時以降に多くの発電電力が見込めるので、例えば図13に示したように、7時の時点のSOCは例えば50%でもよい。しかし、天気予報が曇天あるいは雨天であれば多くの発電電力が見込めないので、7時の時点のSOCレベルを上げる必要がある。
図14において、蓄電池11は、7時にSOCが80%の状態に達し、充電は完了する。充電完了と同時に、放電開始となり、以後、蓄えた電力を放出して、10時にはSOCが30%となる。なお、放電は図示のように一定の出力としてもよいし、自家消費電力の変動に合わせて出力を変動させてもよい。
次に、10時〜16時は、太陽光発電の余剰電力により、蓄電池11を充電する。制御部14は、充電のペースを、例えば、充電完了が16時で、その時のSOCの値が100%になるように設定する。この充電は、夕方から夜にかけて必要となることが予想される電力量に備えるためのものである。10時から16時までの6時間をかけて、SOCが30%の状態から100%まで充電するには、(3000×0.7)/6=350[W]で充電する。
16時には、充電完了と同時に、放電開始となり、以後、蓄えた電力を23時までに放出して、SOCが0%となる。なお、放電は図示のように一定の出力としてもよいし、自家消費電力の変動に合わせて出力を変動させてもよい。
図14の場合も、蓄電装置8は、電力量料金単価が割安になる夜間時間の中で充電を行い、かつ、所望の残量であるSOC80%までの充電のペースを、翌日の放電開始時刻(7時)に合わせて充電が完了するようにする。これにより、充電が完了した蓄電池が、その状態で待機する時間を0にすることができる。従って、待機時間の削減により蓄電池11の長寿命化を実現することができる。なお、図11についての上述の説明と同様に、待機時間は理想的には0であるが、現実的には、極力短くすればよい。また、夜間時間の終了時刻に充電完了とすることで、電力量料金が割安の電力のみで充電を完了させることができ、かつ、通常の電力量料金単価となると同時に蓄電池を放電させることができる。
さらに、図14の場合、天気予報に基づいて予想される太陽光発電の余剰電力を充電することができるように、夜間時間の終了時のSOCの値を決定している。従って、天気予報を考慮して過不足無く蓄電池11の充電を行うことができる。10時以降には、太陽光発電の余剰電力を充電できる態勢を整えることができる。また、ここでも、蓄電装置8は、充電完了時の所望の残量であるSOC100%までの充電のペースを、予め設定した充電終了時刻(16時)に合わせて充電が完了するようにする。これにより、充電が完了した蓄電池11が、その状態で待機する時間を0にすることができる。従って、待機時間の削減により蓄電池11の長寿命化を実現することができる。
また、16時以降は、需要家の負荷に電力を供給することができる。
このようにして、自家消費電力を上回る太陽光発電の発電電力を利用して蓄電池11を充電し、太陽光発電が行われないか又は発電電力が少ない時間帯での自家消費電力を蓄電池11で賄うか又は補うことができる。従って、夜間に蓄電池11を充電している時以外は、蓄電池11に電力を出し入れして蓄電池11をフル活用し、できるだけ商用電力系統3から買電しないようにすることができる。このような蓄電池の利用形態により、需要家における電力の自給自足に近い状態を実現することができる。
(他の契約の場合)
なお、待機時間は0であることが最も好ましいが、運用上待機時間が生じることは避けられない場合でも、待機時間の短縮によって、一定の長寿命化の効果は得られる。
図15は、電力量料金単価が1日に3種類ある場合の、例えば太陽光発電を有しない電源システム100における蓄電装置8の1日の充放電の一例を示すグラフである。電力量料金単価は、高い方から順に、例えば、10時〜17時の「デイタイム」、7時〜10時及び17時〜23時の「リビングタイム」、23時〜7時の「ナイトタイム(夜間時間)」である。
充電は、電力量料金単価が割安となる23時〜7時のナイトタイムに行われる。蓄電池11の電力を使い切って23時にはSOCが0%であるとすると、ナイトタイムの開始時刻である23時から充電が開始される。ここで、制御部14は、充電のペースを、充電完了が翌朝7時になるように設定する。例えば、蓄電池11の電池容量が3kWhであるとすると、23時から翌朝7時までの8時間をかけて、SOCが0%の状態から100%まで充電するには、3000/8=375[W]で充電する。
このような充電完了時刻に基づいて演算したペースの充電により、蓄電池11は、翌朝7時にSOCが100%の状態に達し、充電は完了する。充電完了と同時に、リビングタイムとなるが、蓄電池11は最も電力量単価が割高となるデイタイムに備えて放電させず待機する。10時にデイタイムが開始すると、放電開始となり、以後、蓄えた電力を23時までに放出して、SOCが0%となる。なお、放電は図示のように一定の出力としてもよいし、自家消費電力の変動に合わせて出力を変動させてもよい。
このように、蓄電装置8は、電力量料金単価が割安になるナイトタイムの中で充電を行い、かつ、所望の残量であるSOC100%までの充電のペースを、翌日のナイトタイム終了時刻(7時)に合わせて充電が完了するようにする。そして、充電が完了した蓄電池11はデイタイムの開始まで放電せず待機する。この場合、充電完了からの待機時間が生じるが、夜間に早々に充電完了となる場合(例えば午前1時半に充電完了となる場合)に比べると、待機時間が相対的に短くなるので、蓄電池11の寿命が短くなるのを抑制し、より長期間にわたって蓄電池11を使用することができる。
《補記》
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 分電盤
2 交流電路
3 商用電力系統
4 太陽光発電パネル
5 パワーコンディショナ
6 回路遮断器
7 負荷
8 蓄電装置
9 双方向インバータ
10 連系リレー
11 蓄電池
12 開閉部
13 BMS
14 制御部
15 電流センサ
16 電圧センサ
17 情報処理装置
18 インターネット
100 電源システム

Claims (8)

  1. 太陽光発電の発電電力が供給され、かつ、需要家における負荷及び商用電力系統が接続される交流電路、に接続され系統連系する蓄電装置であって、
    蓄電池と、
    前記蓄電池の充電状態を管理する蓄電池管理部と、
    交流を直流に変換して前記蓄電池を充電する機能、及び、前記蓄電池を放電させ直流を交流に変換して前記交流電路に給電する機能を有する電力変換部と、
    前記電力変換部を制御して前記蓄電池を充放電させ、前記蓄電池を充電する際には、予め設定した充電終了時刻に、所望の残量までの充電が完了するペースで前記電力変換部による充電動作を行わせる制御部と、を備え
    1日における前記充電動作には、前記商用電力系統に基づく充電上限値に満たない第1の充電動作と、前記発電電力に基づく前記充電上限値までの第2の充電動作とが含まれる、蓄電装置。
  2. 前記需要家には、夜間電力量料金単価が適用されており、
    前記制御部は、前記夜間電力量料金単価となる夜間時間の中で前記蓄電池を充電し、かつ、翌日の前記充電終了時刻に、所望の残量までの充電が完了するペースで前記電力変換部による前記第1の充電動作を行わせる、請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記第1の充電動作における前記充電終了時刻は、前記夜間時間の終了時刻である、請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記夜間時間における充電開始時は、前記夜間時間の開始時刻及び、前記蓄電池が放電停止となった時のいずれか遅い方である、請求項2に記載の蓄電装置。
  5. 前記第1の充電動作に関して、翌日における前記所望の残量は、天気予報に基づいて変動する請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  6. 前記制御部は、前記蓄電池を放電させる際には、次の充電開始時刻に合わせて放電が完了するペースで前記電力変換部による放電動作を行わせる請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  7. 商用電力系統が接続される交流電路と、
    前記交流電路に接続される、需要家における負荷と、
    太陽光発電パネルと、
    前記太陽光発電パネルの出力を交流の発電電力に変換して前記交流電路に送り込むパワーコンディショナと、
    前記交流電路に接続され系統連系する蓄電装置と、を備える電源システムであって、
    前記蓄電装置は、
    蓄電池と、
    前記蓄電池の充電状態を管理する蓄電池管理部と、
    交流を直流に変換して前記蓄電池を充電する機能、及び、前記蓄電池を放電させ直流を交流に変換して前記交流電路に給電する機能を有する電力変換部と、
    前記電力変換部を制御して前記蓄電池を充放電させ、前記蓄電池を充電する際には、予め設定した充電終了時刻に、所望の残量までの充電が完了するペースで前記電力変換部による充電動作を行わせる制御部と、を備え、
    1日における前記充電動作には、前記商用電力系統に基づく充電上限値に満たない第1の充電動作と、前記発電電力に基づく前記充電上限値までの第2の充電動作とが含まれる、電源システム。
  8. 太陽光発電の発電電力が供給され、かつ、需要家における負荷及び商用電力系統が接続される交流電路、に接続され系統連系する蓄電装置であって、
    蓄電池と、
    前記蓄電池の充電状態を管理する蓄電池管理部と、
    交流を直流に変換して前記蓄電池を充電する機能、及び、前記蓄電池を放電させ直流を交流に変換して前記交流電路に給電する機能を有する電力変換部と、
    前記電力変換部を制御して前記蓄電池を充放電させ、前記蓄電池を充電する際には、予め設定した充電終了時刻に所望の残量までの充電が完了するよう抑制した電力で前記電力変換部による充電動作を行わせる制御部と、を備え、
    1日における前記充電動作には、前記商用電力系統に基づく充電上限値に満たない第1の充電動作と、前記発電電力に基づく前記充電上限値までの第2の充電動作とが含まれる、蓄電装置。
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