JP6753467B2 - ロールプレス方法及びロールプレスシステム - Google Patents

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Description

本開示は、ロールプレス方法及びロールプレスシステムに関する。
薄型ディスプレイや太陽光発電パネルに代表される電子機器の軽量薄型化に伴い、これらに用いられる偏光フィルム等の光学フィルム、透明電極フィルム、バリアフィルム等のフィルム部材も更なる薄型化が求められている。さらに、近年電子機器の高機能、高精細化が進みフィルム部材に求められる厚さ精度も向上する傾向にある。これらのフィルム部材は、複数のフィルム材料を積層した多層構造を有することが一般的であり、各材料をロール状の原反から繰り出し、加熱された二本のロールにより加熱、加圧を行いラミネートするロール式加圧装置(ロールプレス)を用いて形成される。また、リチウムイオン電池に用いられる正極層、負極層や固体高分子型燃料電池に用いられるMEA(膜―電極接合体)やガス拡散層など、高出力特性を得る為、塗工された材料を圧縮し材料密度を向上させる工程においてもロール式加圧装置(ロールプレス)が一般に用いられる。
ロール式加圧装置は、加熱手段により所望の温度に加熱された一対のロールの内、片方のロールの左右軸端をベアリングで受け、ベアリングを収めたロールベアリングケースをメインフレームに固定する。もう片側のロールは同じく左右ロール軸端をベアリングで受け、ロールベアリングケースをエアーシリンダ、油圧シリンダ、電動シリンダ等のアクチュエータに接続し昇降可能な構造となる。また、各ロールは駆動モータにより所望の方向に回転することが可能な構造となる。昇降用アクチュエータの出力を調整しながら可動側ロールを固定側ロールに押し付けることで、ロール間を流れるラミネートされる多層フィルムに所望の加圧力を付与しながら、ロール自体を予め所望の温度まで加熱することで多層フィルムに加熱を行うことでラミネート処理される。(例えば特許文献1)
上記ラミネート方法は可動側ロールの左右に設けたロードセルにより荷重を検出し、左右それぞれのアクチュエータを制御する事により一定の荷重で加圧を行い、凹凸のある多層フィルム等のワークに対し常に均等な面圧を作用させる加圧力制御方法、及び、ロール間の隙間(ギャップ)をワークの総厚さよりも所望の距離分狭くしておくことでラミネート後のフィルム厚さを均一にするギャップ制御方法の二種類が知られている。(例えば特許文献2)
例えば、ラミネート後のフィルム厚さ精度を10μmに仕上げる場合、ギャップ制御方式におけるロール間のギャップは10μm以下の精度が要求される。このギャップ精度に大きく影響する因子として、ロール加工精度(真円度、円筒度、同軸度)、ロール加熱時の熱膨張による変形、両端支えによる自重たわみ、加圧時の反力によるたわみ、ベアリング回転精度、ロールベアリングケース組付け精度、ベアリングや駆動機構の垂直方向の隙間やガタが挙げられる。
ロール間のギャップを均一に制御する方法として、ロールを所望の温度まで加熱し、完全に熱膨張した状態で、可動側ロールの軸受部を油圧シリンダにより実際のラミネート時と同じ荷重でプレスを行い、ロールの垂直方向及び水平方向に設けた変位計をロールの幅方向に動かしながらロール表面形状を測定することでロールの熱変位、加圧時の反力によるたわみ量を把握する方法が知られている。そして、このたわみ量を基に演算機によりロールの補正量を決め、補正手段によりロールを強制的に変形させる方法が提案されている。(例えば特許文献3)
特開2007−30337号公報 特開2013−111647号公報 特開2014−173996号公報
しかし、特許文献3に記載された補正方法は、ロールが停止された状態でロールの形状を測定しているので、ある箇所でのロールの形状を把握することはできるが、ロールの全周にわたる形状を把握することは困難である。ギャップ精度はロールの加工精度やベアリングの回転精度等の因子による影響が大きいが、特許文献3に記載の方法では、ロールが回転しているときの振れ量の測定及び補正をする事ができないため、精密にロールギャップを制御することが難しい。精密なロールギャップの制御が行われない場合には、加圧処理された被処理物の厚みの均一性が低下するおそれがある。
したがって、ロール全周にわたりギャップを精度よく測定し、被処理物の厚さの均一性を向上させることができるロールプレス方法及びロールプレスシステムが求められている。
上記目的を達成するために、一態様では、被処理物を連続的に加圧処理するロール式加圧装置を用いたロールプレス方法が提供される。このロール式加圧装置は、互いに対向する第1のロール及び第2のロールと、第1のロールと第2のロールとの対向方向に沿って第1のロールの位置を調整可能な調整機構と、を備えている。このロールプレス方法は、第1のロール及び第2のロールを回転させながら、第1のロールの幅方向における1以上の位置において、第1のロールの外周面と第2のロールの外周面との間のロールギャップを測定し、測定されたロールギャップと第1のロール及び第2のロールの回転角とを関連付けて記憶するロールギャップ測定工程と、ロールギャップが目標値に対して所定の変動範囲に収まるように、調整機構によって第1のロールの対向方向における位置を回転角に応じて調整し、回転角に応じて位置が調整された第1のロールと第2のロールとを用いて被処理物の加圧処理を行うロールプレス工程と、を含む。
上記一態様に係る方法では、第1のロール及び第2のロールを回転させながら、第1のロールの外周面と第2のロールの外周面との間のロールギャップを測定しているので、実際の加圧処理でロールギャップの精度に影響を及ぼすロール加工精度、ベアリング回転精度、ベアリング組付け精度、ロール熱変形等の諸因子の影響をすべて反映したロールギャップを短時間かつ精度よくロールの全周にわたって求めることができる。そして、ロールギャップが目標値に対して所定の変動範囲に収まるように、第1のロールの対向方向における位置を回転角に応じて調整して被処理物の加圧処理を行うので、加圧処理後の被処理物の厚さの均一性を高めることができる。
一実施形態では、ロールギャップ測定工程では、被処理物の幅方向の両端部に対応する位置においてロールギャップを測定してもよい。
上記一実施形態に係る方法では、被処理物の幅方向の両端部に対応する位置においてロールギャップが測定されることで、異なる2つの位置におけるロールギャップの差異を把握することができる。そして、測定された異なる2つの位置におけるロールギャップに基づいて第1のロールの対向方向における位置が回転角に応じて調整されるので、加圧処理後の被処理物の厚さの均一性をより高めることができる。
一実施形態では、調整機構は、対向方向に平行な方向に沿って第1のロールの回転軸の一方の端部及び他方の端部の位置を個別に調整可能であり、ロールギャップ測定工程は、第1のロールの幅方向における第1の位置においてロールギャップを測定し、第1の位置で測定されたロールギャップに基づいて一方の端部の位置を調整する第1の工程であり、第1の位置は他方の端部よりも一方の端部に近い位置である、該第1の工程と、第1の工程の後に、第1のロールの幅方向における第2の位置においてロールギャップを測定し、第2の位置で測定されたロールギャップに基づいて他方の端部の位置を調整する第2の工程であり、第2の位置は一方の端部よりも他方の端部に近い位置である、該第2の工程と、第1の位置及び第2の位置におけるロールギャップが目標値に対して所定の変動範囲に収まるまで第1の工程及び第2の工程を交互に繰り返し行う第3の工程と、を含んでいてもよい。
上記一実施形態に係る方法では、上記第1の工程及び第2の工程を交互に繰り返し行うことによって、第1の位置及び第2の位置におけるロールギャップが目標値に対して所定の変動範囲に収まるように調整機構の調整量を収束させることができる。
一実施形態では、調整機構は、対向方向に平行な方向に沿って第1のロールの回転軸の一方の端部及び他方の端部の位置を個別に調整可能であり、ロールギャップ測定工程は、第1のロールの幅方向の第1の位置及び第2の位置においてロールギャップを同時に測定する第1の工程であり、第1の位置が他方の端部よりも一方の端部に近い位置であり、第2の位置が一方の端部よりも他方の端部に近い位置である、該第1の工程と、第1の位置におけるロールギャップに基づいて一方の端部の位置を調整するとともに、第2の位置におけるロールギャップに基づいて他方の端部の位置を調整する第2の工程と、第1の位置及び第2の位置におけるロールギャップが目標値に対して所定の変動範囲に収まるまで第1の工程及び第2の工程を交互に繰り返し行う第3の工程と、を含んでいてもよい。
上記一実施形態の方法では、ロールギャップの測定を第1の位置及び第2の位置において同時に行うため、第1のロールの位置の調整に要する時間を短縮することができる。
一実施形態では、ロールギャップ測定工程では、ロールギャップ測定装置を用いてロールギャップを測定し、ロールギャップ測定装置は、第1のロールと第2のロールとの間の隙間に対し光を照射する投光側計測センサと、隙間を通過した光を受光し、受光した光の幅を検出する受光側計測センサと、を備え、ロールギャップ測定工程では、受光側計測センサにおいて検出された光の幅からロールギャップを測定してもよい。
上記一実施形態によれば、第1のロールと第2のロールとの間の隙間を通過した光の幅からロールギャップを測定することで、ロールギャップを連続的に精度よく測定することができる。
一実施形態では、加圧処理前および/または加圧処理後の被処理物の厚さを測定する厚さ測定工程を更に含んでもよい。
上記実施形態によれば、加圧処理前および/または加圧処理後の被処理物の厚さを測定することによって、被処理物の厚さが目標値になっているかを確認することができる。また、例えば測定された被処理物の厚さをロールギャップにフィードバックすることができるので、被処理物の貼り合せ、厚さ品質を向上させることができるとともに、短時間でロールギャップの精度を調整することができる。
別の一態様では、ロール式加圧装置と、ロールギャップ測定装置とを備えるロールプレスシステムが提供される。このロール式加圧装置は、互いに対向する第1のロール及び第2のロールと、第1のロールと第2のロールとの対向方向に沿って第1のロールの位置を調整可能な調整機構と、制御装置と、を含む。ロールギャップ測定装置は、第1のロール及び第2のロールを回転させながら、第1のロールの幅方向における1以上の位置において、第1のロールの外周面と第2のロールの外周面との間のロールギャップを測定する。制御装置は、ロールギャップ測定装置によって測定されたロールギャップと第1のロール及び第2のロールの回転角とを関連付けて記憶する記憶部と、ロールギャップが目標値に対して所定の変動範囲に収まるように、調整機構によって第1のロールの対向方向における位置を回転角に応じて調整する位置制御部と、を含む。
上記態様に係るロールプレスシステムでは、上述のロールプレス方法と同様に、加圧処理後の被処理物の厚さの均一性を高めることができる。
一実施形態では、調整機構は、電動サーボアクチュエータを用いた調整機構であってもよい。
上記実施形態のように、調整機構として電動サーボアクチュエータを用いることで、第1のロールの位置及び姿勢を精密に制御することができる。
一実施形態では、調整機構は、対向方向に平行な方向に沿って第1のロールの回転軸の一方の端部及び他方の端部の位置を個別に調整可能であってもよい。
上記実施形態では、第1のロールの回転軸の一方の端部及び他方の端部の位置を個別に調整できるので、上記対向方向における第1のロールの位置、及び、第1のロールの姿勢(第1のロールの幅方向の傾き)を調整することができる。
一実施形態では、制御装置は、ロールギャップ測定装置によって測定された第1のロールの幅方向の第1の位置におけるロールギャップに基づいて一方の端部の位置が調整されるように調整機構を制御する第1の制御であり、第1の位置は他方の端部よりも一方の端部に近い位置である、該第1の制御と、ロールギャップ測定装置によって測定された第1のロールの幅方向の第2の位置におけるロールギャップに基づいて他方の端部の位置が調整されるように調整機構を制御する第2の制御であり、第2の位置は一方の端部よりも他方の端部に近い位置である、該第2の制御と、第1の位置及び第2の位置におけるロールギャップが目標値に対して所定の変動範囲に収まるまで第1の制御及び第2の制御を交互に繰り返し行う第3の制御と、を行ってもよい。
上記実施形態では、上記第1の制御及び第2の制御を交互に繰り返し行うことによって、第1の位置及び第2の位置におけるロールギャップが目標値に対して所定の変動範囲に収まるように調整機構の調整量を収束させることができる。
一実施形態では、制御装置は、ロールギャップ測定装置によって同時に測定された第1のロールの幅方向の第1の位置及び第2の位置におけるロールギャップをロールギャップ測定装置から受け取る第1の制御であり、第1の位置が他方の端部よりも一方の端部に近い位置であり、第2の位置が一方の端部よりも他方の端部に近い位置である、該第1の制御と、第1の位置におけるロールギャップに基づいて一方の端部の位置が調整され、第2の位置におけるロールギャップに基づいて他方の端部の位置が調整されるように調整機構を制御する第2の制御と、第1の位置及び第2の位置におけるロールギャップが目標値に対して所定の変動範囲に収まるまで第1の制御及び第2の制御を交互に繰り返し行う第3の制御と、を行ってもよい。
上記実施形態では、ロールギャップの測定が第1の位置及び第2の位置において同時に行われるので、第1のロールの位置の調整に要する時間を短縮することができる。
一実施形態では、第1のロール及び第2のロールは、サーボモータにより回転駆動してもよい。
上記実施形態のように、第1のロール及び第2のロールをサーボモータにより回転駆動する構成を用いると、各ロールの回転角をロールギャップと併せて測定することができるので、ロールギャップと回転角との関係を正確に測定することができる。
一実施形態では、加圧処理前および/または加圧処理後の被処理物の厚さを測定する厚さ測定装置を更に備えてもよい。
上記実施形態によれば、加圧処理前および/または加圧処理後の被処理物の厚さを測定することによって、被処理物の厚さが目標値になっているかを確認することができる。また、例えば測定された被処理物の厚さをロールギャップにフィードバックすることができるので、被処理物の貼り合せ、厚さ品質を向上させることができるとともに、短時間でロールギャップの精度を調整することができる。
本発明の一態様及び種々の実施形態によれば、被処理物の厚さの均一性を向上させることができる。
一実施形態のロールプレスシステムを模式的に示す正面図である。 ロールプレスシステムの側面図である。 ロールギャップ測定装置の構成を模式的に示す図である。 一実施形態のロールプレス方法を示すフローチャートである。 ロールギャップ測定装置によるロールギャップの測定位置を説明する図である。 測定されたロールギャップと回転角との関係を示す図である。図6(A)は上ロールの回転角と上ロールの周面下端の位置との関係を示す図であり、図6(B)は下ロールの回転角と下ロールの周面上端の位置との関係を示す図であり、図6(C)は各ロールの回転角とロールギャップとの関係を示す図である。 図7(A)は上ロールの位置及び姿勢が調整された後の上ロール振れデータを示す図であり、図7(B)は上ロールの位置及び姿勢が調整された後の下ロール振れデータであり、図7(C)は上ロールの位置及び姿勢が調整された後のロールギャップを示す図である。 他の実施形態に係るロールプレスシステムを示す側面図である。
以下、一実施形態に係るロールプレスシステムについて、図を参照して説明する。
図1−3に示すように、ロールプレスシステムSは、ロール式加圧装置100と、ロールギャップ測定装置200と、を備えている。図1では、ロールプレスシステムSが2つのロールギャップ測定装置200を備えているが、ロールプレスシステムSはロールギャップ測定装置を1つのみ備えていてもよい。
ロール式加圧装置100は、被処理物を加圧処理するための1対の加圧ロールである上ロール(第1のロール)1及び下ロール(第2のロール)2を備えている。上ロール1及び下ロール2は、隙間を介して互いに対向するように設けられている。上ロール1及び下ロール2は、前後左右に4本配置されたタイロッド12を介して連結される上フレーム10と下フレーム11との間に配設されている。
上ロール1及び下ロール2は、円柱状に形成されており、それぞれの両端には、回転軸として上ロール軸1a、下ロール軸2aが形成されている。
上ロール1及び下ロール2は、上ロール軸1aと下ロール軸2aとが略平行となるように上下方向に配設されている。上ロール1の外周面と下ロール2の外周面と間には、所定のロールギャップGを有する間隙が形成される。被処理物は、この間隙を通過するときに加圧処理が行われる。
本実施形態では、上ロール1及び下ロール2は、図示しない公知のロール加熱手段、例えば、電気ヒータや高温の液体媒体の循環機構など、を内蔵している。これにより、被処理物を加熱しながら加圧処理を行うことができる。
上ロール1の上ロール軸1aは、上ロール1の幅方向外側に設けられた1組の上ロールベアリングケース3により保持され得る。上ロールベアリングケース3は内部にベアリングが組み込まれており、上ロール軸1aの両端部を回転可能に支持する。1組の上ロールベアリングケース3は、第1の上ロールベアリングケース3a及び第2の上ロールベアリングケース3bを含み得る。第1の上ロールベアリングケースは、上ロール軸1aの両端部のうち一方の端部E1(図5参照)を保持している。第2の上ロールベアリングケースは、上ロール軸1aの両端部のうち他方の端部E2を保持している。
下ロール2の下ロール軸2aは、下ロール2の幅方向外側に設けられた1組の下ロールベアリングケース4により保持され得る。下ロールベアリングケース4は内部にベアリングが組み込まれており、下ロール軸2aを回転可能に支持する。
上ロール1の上ロール軸1a及び下ロール2の下ロール軸2aには、上ロール1及び下ロール2を回転駆動するための回転用サーボモータ8がそれぞれ接続されている。
上ロールベアリングケース3は、図示されないボールネジを組み込んだ1組の上可動フレーム6を介して1組の電動サーボアクチュエータ5にそれぞれ連結される。電動サーボアクチュエータ5は、上フレーム10の上部に配置されている。1組の電動サーボアクチュエータ5は、第1の電動サーボアクチュエータ5a及び第2の電動サーボアクチュエータ5bを含み得る。
電動サーボアクチュエータ5は、後述する制御装置14からの制御指令により、1組の上ロールベアリングケース3を左右独立で位置制御可能に構成されている。
上ロールベアリングケース3は、上可動フレーム6を介して、タイロッド12に沿って上下動が可能であり、上ロール1に対して荷重を加え、上ロール1と下ロール2の間の被処理物(帯状材料)に対するプレス荷重を発生させるとともに、上ロール1の位置及び姿勢を制御し、ロールギャップGの調整を行うことができる。つまり、電動サーボアクチュエータ5及び上可動フレーム6が、1組の上ロールベアリングケース3の上下方向の位置を上ロール1の回転中に独立して調整する調整機構を構成する。具体的には、第1の電動サーボアクチュエータ5aは、上可動フレーム6を介して第1の上ロールベアリングケース3aを上下方向に移動させる駆動力を当該第1の上ロールベアリングケース3aに伝達する。また、第2の電動サーボアクチュエータ5bは、上可動フレーム6を介して第2の上ロールベアリングケース3bを上下方向に移動させる駆動力を当該第2の上ロールベアリングケース3bに伝達する。このように、第1の上ロールベアリングケース3a及び第2の上ロールベアリングケース3bの上下方向の位置を調整することによって、上ロール軸1aの一方の端部E1及び他方の端部E2の上下方向の位置が調整される。電動サーボアクチュエータ5は、上ロール軸1aの一方の端部E1及び他方の端部E2の上下方向の位置を調整することによって、上ロール1と下ロール2との対向方向に沿って上ロール1の位置を調整することができる。
下ロールベアリングケース4は、下可動フレーム13を介して、タイロッド12に沿って上下に移動させて位置決め可能に構成されている。
本実施形態では、下可動フレーム13に加圧処理時のロールからの反力を検出するロードセル7が設けられている。
上可動フレーム6には、ロールプレス時の反力により上ロール1が持ち上がってしまい、ロールギャップGが広がることを防止するために、ベアリングやすべり軸受けを上方に付勢する機構を備えた公知の上ロール自重落下キャンセル手段9が取り付けられている。
ロールプレスシステムSは、制御装置14を更に備えている。制御装置14は、プロセッサ、記憶部、入力装置、表示装置等を備えるコンピュータであり、ロールプレスシステムSの各部を制御する。この制御装置14は、被処理物の加圧処理のために記憶部に記憶された運転条件に従って、ロール式加圧装置100及びロールギャップ測定装置200の各部を制御する。
制御装置14は、演算・記憶部14a及び位置制御部14bを含んでいる。演算・記憶部14aは、後述するロールギャップ測定装置200から送出されたデータに基づいてロールギャップGを算出し、算出したロールギャップGと上ロール1及び下ロール2の回転角とを関連付けて記憶する。位置制御部14bは、演算・記憶部14aに記憶されたロールギャップGと回転角との関係に基づいて設定された運転条件に従って調整機構を制御して1組の上ロールベアリングケース3の位置を調整する。
ロールプレスシステムSは、ロールギャップ測定装置200を更に備えている。ロールギャップ測定装置200は、上ロール1の外周面と下ロール2の外周面との間のロールギャップGを検出する。ロールギャップ測定装置200は、例えば、上ロール1、下ロール2が回転するときの上ロール1の周面の下端及び下ロール2の周面の上端の変位量を計測し、計測した変位量からロールギャップGを検出する。ロールギャップ測定装置200は、投光側計測センサ20、受光側計測センサ21、アンプ22を備えている。
図3を参照して、ロールギャップ測定装置200の一例を説明する。図3に示すように、投光側計測センサ20及び受光側計測センサ21は、上ロール1と下ロール2との間に形成された間隙を挟んで対向するように、被処理物の搬送方向の上流側と下流側にそれぞれ配置される。投光側計測センサ20は、測定光源として、0.1〜0.5mm程度の幅のレーザ光またはLED光を受光側計測センサ21に向けて照射する。投光側計測センサ20から照射させた測定光源は上ロール1及び下ロール2が遮光体となることでロール間の隙間に応じた光が通過し、受光側計測センサ21にて受光される。ここで、通過した帯状の光の最上部は上ロール1の周面の下端位置であり、通過した帯状の光の最下部は下ロールの周面の上端位置に対応している。受光側計測センサ21は、この二つの位置データをサブミクロン単位で計測可能な計測センサであり、測定データをアンプ22を介して制御装置14に送出することができる。ロールギャップ測定装置200をこのように構成することにより、計測された上ロール1の周面の下端及び下ロール2の周面の上端の位置からロールギャップGを同時に連続的に測定することができる。なお、アンプ22が演算機能を備えている場合には、アンプ22で算出したロールギャップGを制御装置14に送出することもできる。
以下、一実施形態のロールプレス方法について、図4を参照して説明する。図4に示すロールプレス方法の各工程は、制御装置14によって、電動サーボアクチュエータ5、回転用サーボモータ8及びロールギャップ測定装置200が制御されることで実行される。
図4に示すように、まず、ステップS1では、加圧処理後に被処理物を所定の厚さにする処理目的において、上ロール1の押し込み量、ロール加熱温度、被処理物の搬送速度が決定される。上ロール1の押し込み量に対して被処理物の基準厚さから初期ギャップ設定値が求められる。
続くステップS2では、図示しない加熱手段により、上ロール1及び下ロール2を所望の温度に加熱し、上ロール1及び下ロール2の熱膨張が安定した状態で、上ロール1の周面と下ロール2の周面との間に形成される間隙のロールギャップGを初期ギャップ設定値に調整する。この状態を基準状態とし、回転角を0°とする。
続くステップS3は、ロールギャップGを測定するロールギャップ測定工程である。ステップS3では、回転用サーボモータ8を制御装置14により制御し、上ロール1と下ロール2とを同一回転速度で回転駆動させる。そして、上ロール1と下ロール2が回転している状態で、ロールギャップ測定装置200により、上ロール1の周面下端の変位、下ロール2の周面上端の変位を測定する。測定された当該変位データは、制御装置14の演算・記憶部14aに送出され、演算・記憶部14aにおいてロールギャップGが算出され、ロールギャップGが上ロール1及び下ロール2の回転角に関連付けて記憶される。ここで、ロールギャップGのデータの測定間隔は、少なくとも回転角1°毎のデータを取得できることが好ましく、回転速度などを勘案して設定することが望ましい。ここで、上ロール1と下ロール2とはサーボモータにより駆動するため、回転角をロールギャップGと併せて測定することができるので、ロールギャップGと回転角との関係を正確に測定することができる。
図5は、上ロール1の周面の下端及び下ロール2の周面の上端の回転角に応じた変位を測定し、ロールギャップGを測定する方法の一例を概略的に示す図である。図5に示すように、ロールギャップ測定装置200の投光側計測センサ20及び受光側計測センサ21は、被処理物の両端部にそれぞれ対応する位置A(第1の位置)及び位置B(第2の位置)においてロールギャップGを測定できるように配置され得る。この位置Aは、上ロール軸1aの他方の端部E2よりも一方の端部E1に近い位置である。位置Bは、上ロール軸1aの一方の端部E1よりも他方の端部E2に近い位置である。このように、位置A、BにおいてロールギャップGを測定することにより、被処理物の加圧処理後の目標厚さを被処理物の加圧位置で反映させることができるので、測定精度を向上させることができる。
図6は、ステップS3において測定されたロールギャップGと回転角との関係の一例(位置A)を示している。図6(A)は上ロール1の回転角と上ロール1の周面下端の位置との関係(以下、上ロール振れデータ、という)を示している。図6(B)は下ロール2の回転角と下ロール2の周面上端の位置との関係(以下、下ロール振れデータ、という)を示している。図6(C)は各ロールの回転角とロールギャップGとの関係を示している。ロールギャップGは、上ロール1の周面下端の変位から下ロール2の周面上端の変位の値を差し引いた値として算出される。ここで、図6(A)、(B)の縦軸の「位置」は、ロールギャップ測定装置200で設定されている基準点からの距離を示す。また、上ロール振れデータ、下ロール振れデータ及びロールギャップGは、ロール3回転分(角度0−1080°)のデータである。
図6の測定例の測定条件を下記に示す。
・ロール径:150mm
・ロール長:180mm
・測定位置:ロール端から15mm
・ロール回転速度:2.67rpm
・データ取得間隔:1°毎
・目標ロールギャップ:554μm
上ロール振れデータ及び下ロール振れデータは、回転角に応じて変動し、一回転周期(360°周期)で同じ波形で繰り返されている。ロールギャップGは目標値554μmであるのに対し、ロールギャップGは目標値を含んだ547−562μmの間で変動している。したがって、ギャップ精度を示す変動範囲は15μmという大きな値となった。ステップS3では、位置Bにおいても同様の測定が行われる。
続くステップS4では、ステップS3において測定された回転角に応じたロールギャップGから上ロール軸1aの一方の端部E1及び他方の端部E2の位置を個別に調整し、回転角に応じて上ロール1の位置及び姿勢を制御するための補正値を算出する。つまり、ステップS4では、第1の上ロールベアリングケース3aの位置を制御する補正値と、第2の上ロールベアリングケース3bの位置を制御する補正値と、の2つの補正値を算出する。
これらの補正値は、ロールギャップGが目標値に対して所定の変動範囲に収まるように算出される。例えば、これらの補正値は、制御装置14の位置制御部14bが、上ロール振れデータの変動値と下ロール振れデータの変動値と差異が小さくなるように、上ロール1の一回転分の回転角に応じて上ロールベアリングケース3の位置を調整することにより算出される。ここで、補正値の算出は、位置A、Bの測定データと位置A、Bから上ロールベアリングケース3までの距離、ロール径等の幾何学的関係を勘案して設定された距離係数を測定されたロールギャップGに乗じて行う。ここで、補正値を算出する間隔として、少なくとも1°毎の360点以上とすることが望ましい。ステップS4における補正値の算出方法の詳細については後述する。
続くステップS5では、ステップS4で得た補正値に基づいて、電動サーボアクチュエータ5を駆動して1組の上ロールベアリングケース3の位置を個別に制御し、回転角に応じて上ロール1の位置及び姿勢を制御しながら、ロールギャップGを測定する。
図7は、図6と同一箇所で測定した、上ロール1の位置及び姿勢を補正したときの上ロール振れデータ(図7(A))、下ロール振れデータ(図7(B))及びロールギャップG(図7(C))である。
上ロール振れデータは、回転角に応じて下ロール振れデータに追従している。図7(C)に示すように、ロールギャップGは目標値554μmに対し、目標値を含んだ553−555μmの間で変動しており、変動範囲は2μmと非常に小さい値となった。この結果から、上ロールベアリングケース3の位置を調整することにより、ロールギャップGのギャップ精度を著しく向上させることができることが確認された。
図4の説明に戻り、続くステップS6では、ギャップ精度が所望の値以下であるかどうかを判断し、所望の値以下(ステップS6:YES)である場合はステップS7に進み、所望の値を超えている(ステップS6:NO)場合はステップS4に進み、ギャップ精度が所望の値以下になるまでステップS4、S5を繰り返し行う。なお、ギャップ精度は位置A、Bに加え、ロールの中央部のギャップ精度を追加して判断してもよい。
続くステップS7では、補正値に基づいて運転条件を設定する。この運転条件は、一方の端部E1及び他方の端部E2の上下方向の位置を調整後の位置に設定するための第1の電動サーボアクチュエータ5a及び第2の電動サーボアクチュエータ5bの回転角に応じた制御量を含んでいる。
以上のステップS4−S7が、ロールギャップGを目標値に対して所定の変動範囲に収まるように制御する運転条件を作成するロールギャップ補正工程に相当する。
ここで、ステップS4の補正値の作成は以下の手順で行うことができる。まず、位置AでロールギャップGを測定し、この測定したロールギャップGに基づいて位置Aに近い方の第1の上ロールベアリングケース3aの位置を調整する(第1の工程、第1の制御)。これにより、位置Aにおけるロールギャップに基づいて上ロール軸1aの一方の端部E1の上下方向の位置が調整される。次いで、位置Bにおけるロールギャップを測定し、測定されたロールギャップGに基づいて位置Bに近い方の第2の上ロールベアリングケース3bの位置を調整する(第2の工程、第2の制御)。これにより、位置BにおけるロールギャップGに基づいて上ロール軸1aの他方の端部E2の上下方向の位置が調整される。次いで、これらの工程を所望のロールギャップとなる運転条件が得られるまで、即ち、位置A及び位置Bにおいて測定されるロールギャップGが目標値に対して所定の変動範囲に収まるまで繰り返し実施する(第3の工程、第3の制御)。これにより、良好な補正値、運転条件に収束させることができる。なお、これらの工程は、制御装置14が調整機構を制御することによって実行され得る。
また、投光側計測センサ20及び受光側計測センサ21を2組備える構成では、ステップS4の補正値の作成は以下の手順で行うことができる。まず、位置A及び位置BでロールギャップGを同時に測定する(第1の工程、第1の制御)。そして、位置Aで測定されたロールギャップGに基づいて第1の上ロールベアリングケース3aの位置が調整される。また、位置Bで測定されたロールギャップGに基づいて、位置Bに近い方の第2の上ロールベアリングケース3bが調整される(第2の工程、第2の制御)。これにより、位置A及び位置Bにおけるロールギャップに基づいて上ロール軸1aの一方の端部E1及び他方の端部E2の上下方向の位置がそれぞれ調整される。その後、位置A及び位置BでロールギャップGが再び測定される。そして、これらを所望のロールギャップとなる運転条件が得られるまで、位置A及び位置Bにおいて測定されるロールギャップGが目標値に対して所定の変動範囲に収まるまでこれらの調整を繰り返し実施する(第3の工程、第3の制御)。これにより、良好な補正値、運転条件に収束させることができる。これによれば、位置A及び位置Bのロールギャップの測定を一度に行うため、補正値の作成に要する時間を短縮することができる。
続くステップS8では、ステップS7で設定した運転条件に基づいて、1組の上ロールベアリングケース3の位置を個別に調整し、回転角に応じて位置及び姿勢が調整された上ロール1と下ロール2とを用いて、被処理物の加圧処理を行う。
以上の工程により、実際の加圧処理でロールギャップの精度に影響を及ぼすロール加工精度、ベアリング回転精度、ベアリング組付け精度、ロール熱変形等の諸因子の影響をすべて反映した補正値が短時間かつ精度よくロール全周にわたって求められ、その補正値に基づいて運転条件を設定することができるため、加圧処理された被処理物の厚さを均一にすることができる。
(変更例)
以上、種々の実施形態に係るロールプレス方法及びロールプレスシステムについて説明してきたが、上述した実施形態に限定されることなく発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形態様を構成可能である。例えば、一実施形態では、1台のロールギャップ測定装置200で複数箇所のロールギャップGの測定を行ってもよいし、投光側計測センサ20及び受光側計測センサ21を2組備え、2箇所のロールギャップを同時に測定可能に構成されたロールギャップ測定装置200を用意して行うこともできる。また、ロールギャップ測定装置200を複数台用意しても良い。また、ロールギャップ測定装置200は、ロール式加圧装置100に配設してもよいし、ロールギャップGの測定時のみ配置してもよい。
本実施形態では、ロールギャップ測定装置200として光学式のセンサを用いたが、これに限定されるものではない。例えば、ロールギャップ測定装置200は、ロールギャップを測定するためのセンサとして、静電容量式変位センサ、渦電流式変位センサ、機械式変位センサ等、その他のセンサを備えていてもよい。また、ロールギャップGは、上ロール1の周面下端の変位から下ロール2の周面上端の変位の値を差し引いた値として算出したが、ロールギャップGを直接測定する構成を採用することもできる。
本実施形態では、加圧ロールとして上下に配置された方式を採用したが、これに限定されるものではない。例えば、ロールが水平方向に並列した構成などを採用することもできる。また、上ロール1の位置及び姿勢を制御したが、下ロール2の位置及び姿勢を制御する構成を採用することもできる。
また、図5に示すロールプレス方法では、上ロール1の幅方向における2つの位置A及び位置BにおいてロールギャップGを測定しているが、ロールギャップGは必ずしも複数の位置で測定される必要はなく、1以上の位置で測定されればよい。
また、上記実施形態では、調整機構によって1組の上ロールベアリングケース3の位置を個別に調整しているが、上ロール1の上下方向に沿った位置を調整することができれば、調整機構によって位置が調整される対象は1組の上ロールベアリングケース3に限定されない。
(実施形態の効果)
上記実施形態のロールプレス方法及びロールプレスシステムによれば、上ロール1及び下ロール2のそれぞれについて基準位置を設定し、ロールギャップ測定工程により、上ロール1及び下ロール2を回転させながら、ロールの幅方向の2つの位置において、ロールギャップGを測定し、基準位置からの回転角とロールギャップGとの関係を少なくともロール1回転分取得し、ロールギャップ補正工程により、基準位置からの回転角とロールギャップGとの関係に基づいて、回転角に応じて上ロールベアリングケース3の位置を制御し、ロールギャップGを目標値に対して所定の変動範囲に収まるように制御する運転条件を作成し、ロールプレス工程により、運転条件に基づいて、被処理物の加圧処理を行うことができる。これにより、実際の加圧処理でロールギャップGの精度に影響を及ぼすロール加工精度、ベアリング回転精度、ベアリング組付け精度、ロール熱変形等の諸因子の影響をすべて反映した補正値が短時間かつ精度よくロール全周にわたって求められ、その補正値に基づいて運転条件を設定することができるため、加圧処理された被処理物の厚さを均一にすることができる。特に、多層機能性フィルムのラミネート工程や電池材料の圧縮工程での加圧処理に好適に用いることができる。
(その他の実施形態)
ロールプレスシステムSは、被処理物の厚さを測定する厚さ計測センサを備えた構成とすることができる。
図8は、別の実施形態に係るロールプレスシステムを概略的に示す側面図である。図8に示すように、このロールプレスシステムは、第1厚さ計測センサ15及び第2厚さ計測センサ16を備えている。第1厚さ計測センサ15は、ロール式加圧装置100における被処理物の搬送方向の上流側に設けられている。第2厚さ計測センサ16は、ロール式加圧装置100における被処理物の搬送方向の下流側に設けられている。第1厚さ計測センサ15及び第2厚さ計測センサ16としては、所望の測定精度を有する公知のセンサを用いることができる。本実施形態では、光源にレーザ光を用いた反射型変位計を用いている。本方式の第1厚さ計測センサ15では、あらかじめ厚さを測定しておいたマスターワークを上下それぞれに配置された第1厚さ計測センサ15で同時に測定しておき、被処理物の厚さを測定するときには、マスターワーク計測時のデータとの差異を計算し、厚さを算出する。
加圧処理を行う前の被処理物をW1、加圧処理後の被処理物をW2とする。本実施形態では、第1厚さ計測センサ15がW1の厚さを測定し、制御装置14に測定データを送出する。制御装置14は、実測された厚さに対し必要押し込み量を加味し、ロールギャップGの目標値を演算する。図示されないサーボモータを用いた搬送機構により、ロール式加圧装置100からW1までの距離が把握されており、W1が上ロール1と下ロール2との間で加圧処理が行われるタイミングで、測定された厚さに応じて上ロール1の高さを調整することが可能となる。これにより、被処理物を一定厚さ分押しつぶす処理を行いたいときに、常に同じ量だけ押しつぶすことが可能となる。これにより、被処理物の加圧処理前の厚さによらず、均一な圧力を負荷することができる。
W2の厚さを一定にする処理を行う場合には、第2厚さ計測センサ16がW2の厚さを測定し、制御装置14に測定データを送出する。制御装置14は、実測された厚さと設定した厚さに差異がある場合、差異分を考慮した補正値を演算し、次に投入されるW1の処理時から再補正値を反映した制御を行う。これにより、加圧処理後の被処理物の厚さを設定値の厚さにすることができる。
このように、ロールプレスシステムSが厚さ計測センサを備えた構成では、被処理物の厚さを計測して運転条件にフィードバックすることができるので、被処理物の貼り合せ、厚さ品質に優れるとともに、短時間で精度調整が可能となる。
1…上ロール、1a…上ロール軸、2…下ロール、2a…下ロール軸、3…上ロールベアリングケース、4…下ロールベアリングケース、5…電動サーボアクチュエータ、6…上可動フレーム、7…ロードセル、8…回転用サーボモータ、9…上ロール自重落下キャンセル手段、10…上フレーム、11…下フレーム、12…タイロッド、13…下可動フレーム、14…制御装置、14a…演算・記憶部、14b…位置制御部、15…第1厚さ計測センサ、16…第2厚さ計測センサ、20…投光側計測センサ、21…受光側計測センサ、100…ロール式加圧装置、200…ロールギャップ測定装置、S…ロールプレスシステム、W1…加圧処理前の被処理物、W2…加圧処理後の被処理物。

Claims (8)

  1. 被処理物を連続的に加圧処理するロール式加圧装置を用いたロールプレス方法であって、
    前記ロール式加圧装置は、
    互いに対向する第1のロール及び第2のロールと、
    前記第1のロールと前記第2のロールとの対向方向に沿って前記第1のロールの一方の端部及び他方の端部の位置を個別に調整可能な調整機構と、
    を備え、
    前記ロールプレス方法は、
    前記第1のロール及び前記第2のロールを回転させながら、前記第1のロールの幅方向における1以上の位置において前記第1のロールの外周面と第2のロールの外周面との間のロールギャップを測定し、測定された前記ロールギャップと前記第1のロール及び前記第2のロールの回転角とを関連付けて記憶するロールギャップ測定工程と、
    前記ロールギャップが目標値に対して所定の変動範囲に収まるように、前記調整機構によって前記第1のロールの前記対向方向における位置を前記回転角に応じて調整し、前記回転角に応じて位置が調整された前記第1のロールと前記第2のロールとを用いて前記被処理物の加圧処理を行うロールプレス工程と、
    を含み、
    前記ロールギャップ測定工程は、
    前記第1のロールの幅方向における第1の位置において前記ロールギャップを測定し、前記第1の位置で測定された前記ロールギャップに基づいて前記一方の端部の位置を調整する第1の工程であり、前記第1の位置は前記他方の端部よりも前記一方の端部に近い位置である、該第1の工程と、
    前記第1の工程の後に、前記第1のロールの幅方向における第2の位置において前記ロールギャップを測定し、前記第2の位置で測定された前記ロールギャップに基づいて前記他方の端部の位置を調整する第2の工程であり、前記第2の位置は前記一方の端部よりも前記他方の端部に近い位置である、該第2の工程と、
    前記第1の位置及び前記第2の位置における前記ロールギャップが目標値に対して所定の変動範囲に収まるまで前記第1の工程及び前記第2の工程を交互に繰り返し行う第3の工程と、
    を含む、ロールプレス方法。
  2. 前記ロールギャップ測定工程では、前記被処理物の幅方向の両端部に対応する位置において前記ロールギャップを測定する、請求項1に記載のロールプレス方法。
  3. 前記ロールギャップ測定工程では、ロールギャップ測定装置を用いて前記ロールギャップを測定し、
    前記ロールギャップ測定装置は、
    前記第1のロールと前記第2のロールとの間の隙間に対し光を照射する投光側計測センサと、
    前記隙間を通過した光を受光し、受光した光の幅を検出する受光側計測センサと、
    を備え、
    前記ロールギャップ測定工程では、前記受光側計測センサにおいて検出された光の幅からロールギャップを測定する、請求項1又は2に記載のロールプレス方法。
  4. 加圧処理前および/または加圧処理後の前記被処理物の厚さを測定する厚さ測定工程を更に含む、請求項1〜のいずれか一項に記載のロールプレス方法。
  5. ロール式加圧装置と、ロールギャップ測定装置とを備えるロールプレスシステムであって、
    前記ロール式加圧装置は、
    互いに対向する第1のロール及び第2のロールと、
    前記第1のロールと前記第2のロールとの対向方向に沿って前記第1のロールの一方の端部及び他方の端部の位置を個別に調整可能な調整機構と、
    制御装置と、
    を含み、
    前記ロールギャップ測定装置は、前記第1のロール及び第2のロールを回転させながら、前記第1のロールの幅方向における1以上の位置において前記第1のロールの外周面と第2のロールの外周面との間のロールギャップを測定可能に構成され、
    前記制御装置は、
    前記ロールギャップ測定装置によって測定された前記ロールギャップと前記第1のロール及び前記第2のロールの回転角とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記ロールギャップが目標値に対して所定の変動範囲に収まるように、前記調整機構によって前記第1のロールの前記対向方向における位置を前記回転角に応じて調整する位置制御部と、
    を含み、
    前記制御装置は、
    前記ロールギャップ測定装置によって測定された前記第1のロールの幅方向の第1の位置における前記ロールギャップに基づいて前記一方の端部の位置が調整されるように前記調整機構を制御する第1の制御であり、前記第1の位置は前記他方の端部よりも前記一方の端部に近い位置である、該第1の制御と、
    前記ロールギャップ測定装置によって測定された前記第1のロールの幅方向の第2の位置における前記ロールギャップに基づいて前記他方の端部の位置が調整されるように前記調整機構を制御する第2の制御であり、前記第2の位置は前記一方の端部よりも前記他方の端部に近い位置である、該第2の制御と、
    前記第1の位置及び前記第2の位置における前記ロールギャップが目標値に対して所定の変動範囲に収まるまで前記第1の制御及び前記第2の制御を交互に繰り返し行う第3の制御と、
    を行う、ロールプレスシステム。
  6. 前記調整機構は、電動サーボアクチュエータを用いた調整機構である、請求項に記載のロールプレスシステム。
  7. 前記第1のロール及び第2のロールは、サーボモータにより回転駆動する、請求項5又は6に記載のロールプレスシステム。
  8. 加圧処理前および/または加圧処理後の被処理物の厚さを測定する厚さ測定装置を更に備える、請求項のいずれか一項に記載のロールプレスシステム。

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