JP6753283B2 - ケーブル敷設方法及びケーブル敷設装置 - Google Patents

ケーブル敷設方法及びケーブル敷設装置 Download PDF

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Description

本願の開示する技術は、一対の被接続部間を繋ぐケーブルを一対の被接続部間のケーブル敷設部に敷設するケーブル敷設方法及びケーブル敷設装置に関する。
一対の被接続部間を繋ぐケーブルの一部をハンドで保持し、このハンドを移動させることで、ケーブルを一対の被接続部間のケーブル敷設部に敷設するケーブル敷設方法及びケーブル敷設装置が知られている(特許文献1、2参照)。
特開2007−87610号公報 特開平2−256471号公報
ケーブルをケーブル敷設部に敷設する際、ケーブルに張力を作用させるためにハンドとケーブルとの間に摩擦力を生じさせると、摩擦によりケーブルが損傷する虞がある。
本願の開示する技術の目的は、一つの側面として、ケーブルをケーブル敷設部に敷設する際に、ケーブルが損傷することを抑制することにある。
上記目的を達成するために、本願の開示する技術の一観点によれば、一対の被接続部間を繋ぐケーブルの一部を保持するハンドと、前記ハンドを移動させる駆動部と、前記ハンドに設けられ前記ケーブルに作用する張力を検出する張力センサと、前記ハンドの位置を検出する位置センサと、前記駆動部を制御する制御部と、を備えるケーブル敷設装置を用い、前記制御部が、前記ケーブルの一部が前記ハンドで保持されるように前記駆動部を制御し前記張力センサによって検出された前記ケーブルに作用する張力が規定張力に達するまで、前記ハンド前記一対の被接続部間のケーブル敷設部から遠ざかる方向へ移動するように前記駆動部を制御し、前記ケーブルの前記一対の被接続部への各固定部について予め得られた座標を一対の焦点とすると共に、前記ハンドによって保持された前記ケーブルの被保持部について前記位置センサの検出結果に基づいて得られた座標を楕円上の代表通過点とする楕円軌道を算出し、前記楕円軌道に沿って前記ハンドが一方の前記被接続部側から他方の前記被接続部を超えた側にまで移動して、前記ケーブル前記ケーブル敷設部に敷設されると共に、他方の前記被接続部を超えた側に前記ケーブルの余長部が生じるように前記駆動部を制御する、ことを含むケーブル敷設方法が提供される。
本願の開示する技術によれば、ケーブルをケーブル敷設部に敷設する際に、ケーブルが損傷することを抑制できる。
本願の開示する技術の一実施形態に係るケーブル敷設装置を示す斜視図である。 図1に示される第一ハンドを一方のコネクタ側に移動させて一対の爪部を開状態にさせる様子を説明する図である。 図1に示される第一ハンドの保持部でケーブルの一部を保持する様子を説明する図である。 図1に示されるケーブルに作用する張力が規定張力に達するまで第一ハンドを上昇させる様子を説明する図である。 図1に示される第一ハンドを降下させてケーブルに作用する張力を低下させる様子を説明する図である。 図1に示される第一ハンドの移動軌跡となる第一楕円軌道を模式的に示す図である。 図1に示される第一ハンドの移動軌跡となる第一楕円軌道がケーブルの実際の長さに応じて異なることを模式的に示す図である。 図1に示される第一ハンドを第一楕円軌道に沿って移動させる様子を模式的に示す図である。 図1に示される第一ハンドを他方のコネクタを超えた側にまで移動させる様子を模式的に示すと共に、第一ハンドの折返しの移動軌跡となる第二楕円軌道を模式的に示す図である。 図1に示される第一ハンドを第二楕円軌道に沿って移動させる様子を模式的に示す図である。 図1に示される制御部の処理の流れを示すフローチャートである。 第一比較例のケーブル敷設方法を説明する図である。 第二比較例のケーブル敷設方法を説明する図である。
以下、本願の開示する技術の一実施形態を説明する。
図1に示される本実施形態のケーブル敷設装置10は、一対のコネクタ50、52間を繋ぐケーブル60を、一対のコネクタ50、52間に設けられた溝部54に敷設するのに好適に使用される。一対のコネクタ50、52は、「一対の被接続部」の一例であり、溝部54は、「ケーブル敷設部」の一例である。
このような一対のコネクタ50、52間にケーブル60を敷設したケーブル敷設構造は、例えば、電子機器の内部構造に適用される。以下、一対のコネクタ50、52間を繋ぐケーブル60を一対のコネクタ50、52間に設けられた溝部54に敷設する場合を例に本実施形態を説明する。また、本実施形態では、一例として、水平に配置された溝部54にケーブル60を水平に敷設する場合について説明する。溝部54は、上方に開放している。
図1に示されるように、本実施形態のケーブル敷設装置10は、第一ハンド12と、第一駆動部14と、第一位置センサ16と、張力センサ18と、制御部20とを備える。第一ハンド12は、「ハンド」の一例であり、第一駆動部14は、「駆動部」の一例であり、第一位置センサ16は、「位置センサ」の一例である。
第一ハンド12は、ケーブル60の一部を引掛けて保持するものであり、一対の爪部22と、開閉駆動部24とを有する。一対の爪部22には、円弧状の切欠き26がそれぞれ形成されており、一対の円弧状の切欠き26が組み合わされることで、円形穴状の保持部28が形成される。保持部28の内径は、ケーブル60の外径よりも大きく設定されており、保持部28でケーブル60を保持した状態では、第一ハンド12がケーブル60に対してケーブル60の長さ方向に相対移動可能になる。
開閉駆動部24は、一対の爪部22を開閉するように作動するアクチュエータである。第一駆動部14は、例えば、アームを有するロボットである。この第一駆動部14は、第一ハンド12と連結されており、第一ハンド12を三次元方向に移動させるように駆動する。
張力センサ18は、第一ハンド12に設けられている。この張力センサ18は、後述する如く第一ハンド12がケーブル60を保持した状態で上昇した際に、ケーブル60に作用する張力を検出し、検出結果を出力する。第一位置センサ16は、第一ハンド12の位置を検出し、検出結果を出力する。
制御部20は、演算装置及び記憶装置等を有するコンピュータによって実現される。制御部20の記憶装置には、後述する如くケーブル60を溝部54に敷設するためのプログラムが記憶されている。制御部20の演算装置は、記憶装置に記憶されているプログラムを実行し、第一位置センサ16及び張力センサ18の検出結果に基づいて第一駆動部14及び開閉駆動部24を制御する。
また、図9に示されるように、ケーブル敷設装置10は、後述する如くケーブル60に生じた余長部64を溝部54に押し込むための構成要素として、第二ハンド32と、第二駆動部34と、第二位置センサ36とを備える。
第二ハンド32は、ケーブル60を押え付けるための押え付け部38を有する。第二駆動部34は、上述の第一駆動部14と同様に、例えば、アームを有するロボットである。この第二駆動部34は、第二ハンド32と連結されており、第二ハンド32を三次元方向に移動させるように駆動する。第二位置センサ36は、第二ハンド32の位置を検出し、検出結果を出力する。
制御部20の記憶装置には、後述する如くケーブル60に生じた余長部64を溝部54に押し込むためのプログラムが記憶されている。制御部20の演算装置は、記憶装置に記憶されているプログラムを実行し、第一位置センサ16及び第二位置センサ36の検出結果に基づいて第一駆動部14及び第二駆動部34を制御する。
続いて、本実施形態のケーブル敷設方法を説明する前に、本実施形態に対する比較例について説明する。
第一比較例としては、例えば、図12に示されるように、ハンド100でケーブル60を掴んで保持し、ケーブル60に張力を掛けながら、手繰り作業でケーブル60を一端側から他端側に溝部54に押し込むケーブル敷設方法が挙げられる。この第一比較例では、ケーブル60の曲り癖を除去しないとケーブル60が細い溝部54に入らないので、ケーブル60に張力を作用させている。
しかしながら、この第一比較例のケーブル敷設方法では、ハンド100とケーブル60との間に一定の摩擦力が生じるように、ハンド100の掴み力を調整し、手繰り作業をする。したがって、手繰り作業時の摩擦により、ケーブル60が損傷する虞がある。
また、ケーブル60の長さにばらつきが生じる場合、ハンド100とケーブル60との間の摩擦力を一定にするのは困難である。さらに、ハンド100の移動側ではケーブル60に弛みが生じ、この弛みが周辺物と干渉して引っ掛かりが生じるなどの問題がある。また、手繰り作業の終盤では溝部54の終点側の狭い空間にケーブル60の余長部64が押し込まれることになり、余長部64を溝部54に押し込むのが困難になる。
そこで、第二比較例が考えられる。図13に示されるように、第二比較例のケーブル敷設方法では、ケーブル60の一対のコネクタ50、52への各固定部56、58を一対の焦点とし、ケーブル60の長さから楕円軌道102を算出する。そして、この楕円軌道102に沿ってハンド104を移動させてケーブル60を溝部54に敷設する。第二比較例において、各固定部56、58の位置、及び、ケーブル60の長さには、設計値が用いられる。
この第二比較例によれば、楕円の性質により、一方の固定部56とハンド104との距離、及び、他方の固定部58とハンド104との距離の和が一定になる。このため、摩擦力に依存せずにケーブル60に張力を作用させることができるので、ケーブル60の損傷を抑制できる。また、ハンド104の移動側でケーブル60に弛みが生じることも抑制できる。
しかしながら、ケーブル60の実際の長さにはばらつきがある。このため、第二比較例のケーブル敷設方法では、ケーブル60の長さの設計値を用いて楕円軌道を算出しても、ケーブル60の実際の長さが設計値と異なる場合には、所望の楕円軌道とならないことがある。
つまり、ケーブル60の実際の長さが設計値より短い場合、ケーブル60に作用する張力が大きくなり、ケーブル60が破断するなどケーブル60が損傷する虞がある。また、ケーブル60の実際の長さが設計値よりも長い場合、ケーブル60に弛みが生じ、この弛みが周辺物と干渉したり、ケーブル60の曲り癖が取りきれないために、ケーブル60を溝部54に押し込めなかったりする虞がある。
したがって、上述の第一、第二比較例の課題を解決できるケーブル敷設方法が望まれる。以下に説明する本実施形態のケーブル敷設方法は、上述の第一、第二比較例の課題を解決するために考案されたものである。
次に、本実施形態のケーブル敷設方法について説明する。
本実施形態のケーブル敷設方法は、上述のケーブル敷設装置10によって実行される。より具体的には、制御部20の記憶装置に記憶されたプログラムを制御部20の演算装置が実行することで、本実施形態のケーブル敷設方法が実行される。
制御部20の処理の流れは、図11のフローチャートのステップS1〜ステップS11に示されている。制御部20は、図11に示されるステップS1〜ステップS11の各ステップを処理する機能を有する。この各ステップを処理する機能部は、制御部20の記憶装置に記憶されたプログラムを制御部20の演算装置が実行することで実現される。
ケーブル60の一対のコネクタ50、52への各固定部56、58の座標は、制御部20の記憶装置に予め記憶されている。ケーブル60の長さは、製造誤差が生じるため未知である。
(ステップS1)
図2に示されるように、先ず、制御部20は、第一駆動部14を制御してケーブル60の上方に位置する第一ハンド12を一方のコネクタ50側に移動させると共に、開閉駆動部24を制御して一対の爪部22を開状態にさせる。
また、図3に示されるように、制御部20は、第一駆動部14を制御して一対の爪部22の間をケーブル60の一部が通過するように第一ハンド12を降下させ、ケーブル60を一対の切欠き26の間に位置させる。そして、制御部20は、開閉駆動部24を制御して一対の爪部22を閉状態にさせる。これにより、ケーブル60の一部が一対の切欠き26によって形成された保持部28に挿入され保持される。このとき、より具体的には、図2に示されるケーブル60の一方のコネクタ50側の一部が保持部28に保持される。
(ステップS2)
続いて、図4に示されるように、制御部20は、第一駆動部14を制御して第一ハンド12を上昇、すなわち溝部54から遠ざかる方向に移動させる。第一ハンド12が上昇すると、保持部28にケーブル60の一部が引っ掛かり、ケーブル60が持ち上げられる。そして、第一ハンド12に対する一方のコネクタ50側及び他方のコネクタ52側において、ケーブル60が徐々に真っ直ぐになる。なお、ケーブル60のうち保持部28に保持された部分を、以降、被保持部62と称する。
そして、第一ハンド12に対する一方のコネクタ50側及び他方のコネクタ52側において、ケーブル60が真っ直ぐになると、ケーブル60に作用する張力が規定張力に達する。制御部20は、張力センサ18によって検出されたケーブル60に作用する張力が規定張力に達すると、第一駆動部14を停止させる。規定張力は、ケーブル60の長さの設計値に合せて予め設定されており、制御部20の記憶装置に記憶されている。
(ステップS3)
また、張力センサ18によって検出されたケーブル60に作用する張力が規定張力に達したときに、制御部20は、第一位置センサ16の検出結果に基づいて、図5に示される被保持部62の中心の座標を取得し記憶装置に記憶させる。被保持部62の中心の座標は、ケーブル60の中心軸上の座標である。被保持部62の中心の座標は、例えば、第一位置センサ16によって検出された第一ハンド12の絶対位置と、この絶対位置に対して予め得られた保持部28と被保持部62との接触部の相対位置と、ケーブル60の半径とに基づいて得られる。なお、以下に説明するケーブル60についての座標は、被保持部62の中心の座標と同様に、全てケーブル60の中心軸上の座標である。
(ステップS4)
続いて、図5に示されるように、制御部20は、第一駆動部14を制御して第一ハンド12を少しだけ降下、すなわち溝部54に近づく方向に少しだけ移動させる。このとき、制御部20は、円形穴状の保持部28の中心と、被保持部62の中心とが一致するようにする。第一ハンド12が降下しても、ケーブル60には形状保持力が作用するため、被保持部62の中心は、一定の位置に保持される。
そして、第一ハンド12が降下することにより、ケーブル60に作用する張力がステップS2の場合に比して低下した状態となる。このとき、好ましくは、被保持部62が保持部28の内周面から離間して、ケーブル60に作用する張力がゼロになるようにする。
(ステップS5)
続いて、図6に示されるように、制御部20は、第一ハンド12を移動させる際の移動軌跡となる第一楕円軌道40を算出する。具体的には、先ず、制御部20は、ケーブル60の一対のコネクタ50、52への各固定部56、58について予め記憶している座標と、被保持部62について上述のステップS3で記憶した座標とから、ケーブル60の実際の長さを計算する。ケーブル60の実際の長さは、以下の要領で求まる。
つまり、ケーブル60の長さが既知であると仮定して、ケーブル60の長さをL、楕円の長径を2a、楕円の短径を2b、一対の固定部56、58間の距離をMとすると、a、b、L、Mの関係は、以下の式(1)、(2)となる。
そして、上記式(1)、(2)を下記式(3)の楕円式に代入することにより、第一楕円軌道40が求まる。
ただし、ステップS5の段階では、ケーブル60の実際の長さは未知である。そこで、一方の固定部56の座標を(x,y)、他方の固定部58の座標を(x,y)、被保持部62の座標を(x,y)とする。これらの座標から、ケーブル60の実際の長さL’は、以下の式(4)で求まる。
(ステップS6)
続いて、制御部20は、上述のステップS5で計算したケーブル60の長さL’と、一対の固定部56、58について予め記憶している座標とから第一楕円軌道40を再計算する。つまり、上記式(4)の長さL’を長さLとして上記式(1)に代入すると共に、一対の固定部56、58の各座標から得られる一対の固定部56、58間の距離Mを上記式(2)に代入し、この式(1)、(2)を上記式(3)の楕円式に代入することにより、第一楕円軌道40が得られる。
図7には、ステップS6で再計算された第一楕円軌道40の一例が示されている。図7に示される第一楕円軌道40は、一例として、ケーブル60の実際の長さが設計値と同等である場合のものである。なお、参考として、第一楕円軌道40Aは、ケーブル60の実際の長さが設計値よりも長い場合のものであり、第一楕円軌道40Bは、ケーブル60の実際の長さが設計値よりも短い場合のものである。
このように、ステップS5、S6では、各固定部56、58について予め制御部20の記憶装置に記憶されている座標を一対の焦点とし、被保持部62について上述のステップS3で得られた座標を楕円上の代表通過点とする第一楕円軌道40が算出される。第一楕円軌道40は、「楕円軌道」の一例である。
なお、各固定部56、58について予め制御部20の記憶装置に記憶されている座標は、「ケーブルの一対の被接続部への各固定部について予め得られた座標」の一例である。また、被保持部62について上述のステップS3で得られた座標は、「第一ハンドによって保持されたケーブルの被保持部について第一位置センサの検出結果に基づいて得られた座標」の一例である。ケーブル60の長さの設計値は、第一楕円軌道40が得られるように、一対のコネクタ50、52間の距離よりも予め長く設定される。
(ステップS7)
続いて、図8に示されるように、制御部20は、第一駆動部14を制御して第一ハンド12を上述のステップS5、S6で算出した第一楕円軌道40に沿って移動させる。このとき、制御部20は、より具体的には、第一ハンド12を第一楕円軌道40に沿って一方のコネクタ50側から他方のコネクタ52を超えた側にまで移動させる。他方のコネクタ52を超えた側とは、他方のコネクタ52に対する一方のコネクタ50と反対側のことである。
第一ハンド12が他方のコネクタ52を超えた側にまで移動すると、ケーブル60が溝部54に敷設されると共に、他方のコネクタ52を超えた側にケーブル60の余長部64が生じる。ケーブル60のうち溝部54に敷設された部分を、以降、被敷設部66と称する。また、余長部64のうち第一ハンド12によって保持された部分を、以降、被保持部68と称する。
(ステップS8)
続いて、図9に示されるように、制御部20は、第二駆動部34を制御して第二ハンド32を移動させ、被敷設部66の一部を第二ハンド32で押え付けさせる。このとき、より具体的には、被敷設部66における他方のコネクタ52側の一部が第二ハンド32の押え付け部38で押え付けられる。被敷設部66のうち第二ハンド32で押え付けられた部分を、以降、被押え付け部70と称する。
(ステップS9)
続いて、図9に示されるように、制御部20は、第一ハンド12を折返し移動させる際の移動軌跡となる第二楕円軌道42を算出する。具体的には、先ず、制御部20は、他方の固定部58の座標と、被押え付け部70の座標と、余長部64の被保持部68の座標を読み出す。
他方の固定部58の座標は、制御部20の記憶装置に予め記憶されている。被押え付け部70の座標は、例えば、第二位置センサ36によって検出された第二ハンド32の絶対位置と、この絶対位置に対して予め得られた押え付け部38の先端の相対位置と、ケーブル60の半径とに基づいて得られる。余長部64の被保持部68の座標は、例えば、第一位置センサ16によって検出された第一ハンド12の絶対位置と、この絶対位置に対して予め得られた保持部28と被保持部68との接触部の相対位置と、ケーブル60の半径とに基づいて得られる。
そして、制御部20は、上述の他方の固定部58の座標と、被押え付け部70の座標と、余長部64の被保持部68の座標とから、余長部64の長さを計算する。余長部64の長さは、以下の要領で求まる。
つまり、他方の固定部58の座標を(x,y)、被押え付け部70の座標を(x,y)、被保持部68の座標を(x,y)とすると、余長部64の長さLは、以下の式(5)で求まる。
(ステップS10)
続いて、制御部20は、上述のステップS9で計算した余長部64の長さLと、他方の固定部58の座標と、被押え付け部70の座標とから第二楕円軌道42を算出する。つまり、上記式(5)の長さLを長さLとして上記式(1)に代入すると共に、被押え付け部70の座標及び他方の固定部58の座標から得られる被押え付け部70及び固定部58間の距離Mを距離Mとして上記式(2)に代入する。そして、この式(1)、(2)を上記式(3)の楕円式に代入することにより、第二楕円軌道42が得られる。
図9には、ステップS10で算出された第二楕円軌道42の一例が示されている。このように、ステップS9、S10では、他方の固定部58の座標と、被押え付け部70の座標とを一対の焦点とすると共に、余長部64における被保持部68の座標を楕円上の代表通過点とする第二楕円軌道42が算出される。
なお、他方の固定部58の座標は、「ケーブルの他方の被接続部への固定部について予め得られた座標」の一例である。また、被押え付け部70の座標は、「第二ハンドによって押え付けられたケーブルの被押え付け部について第二位置センサの検出結果に基づいて得られた座標」の一例である。また、余長部64における被保持部68の座標は、「第一ハンドによって保持されたケーブルの余長部における被保持部について第一位置センサの検出結果に基づいて得られた座標」の一例である。
(ステップS11)
続いて、図10に示されるように、制御部20は、第一駆動部14を制御して、上述のステップS9、S10で算出した第二楕円軌道42に沿って第一ハンド12を他方のコネクタ52を超えた側から一方のコネクタ50側に移動させる。これにより、ケーブル60の余長部64が溝部54に押し込まれて敷設される。本実施形態では、以上の要領で、ケーブル60の全体が溝部54に敷設される。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、ケーブル60の一対のコネクタ50、52への各固定部56、58を一対の焦点とすると共に、第一ハンド12によって保持されたケーブル60の被保持部62を楕円上の代表通過点とする第一楕円軌道40を算出する。そして、この第一楕円軌道40に沿って第一ハンド12を移動させてケーブル60を一対のコネクタ50、52間の溝部54に敷設する。
したがって、第一ハンド12を移動させる際に、楕円の性質により、一方の固定部56と第一ハンド12との距離、及び、他方の固定部58と第一ハンド12との距離の和が一定になる。このため、摩擦力に依存せずにケーブル60に張力を作用させることができるので、ケーブル60の損傷を抑制できる。
また、本実施形態によれば、ケーブル60に作用する張力が規定張力に達するまで、第一ハンド12を上昇させた状態で、第一楕円軌道40を算出する。したがって、ケーブル60の実際の長さにばらつきが生じても、このばらつきを吸収した適切な楕円軌道で第一ハンド12を移動させることができる。
これにより、ケーブル60の実際の長さが設計値より短い場合でも、ケーブル60に作用する張力が大きくなることを抑制できるので、ケーブル60が破断するなどケーブル60が損傷することを抑制できる。また、ケーブル60の実際の長さが設計値よりも長い場合でも、ケーブル60に弛みが生じることを抑制できる。このため、弛みが周辺物と干渉したり、ケーブル60の曲り癖が取りきれなかったりするなどの不具合を解消でき、ケーブル60を溝部54に適切に押し込むことができる。
しかも、本実施形態によれば、ケーブル60に作用する張力が規定張力に達するまで第一ハンド12を上昇させた後に、ハンドを降下させてケーブル60に作用する張力を低下させる。これにより、第一ハンド12の保持部28と、この保持部28に保持されたケーブル60の被保持部62との間の摩擦を低減することができるので、ケーブル60の損傷をより一層効果的に抑制できる。
また、本実施形態によれば、上述のように、第一ハンド12を移動させる際に、楕円の性質により、一方の固定部56と第一ハンド12との距離、及び、他方の固定部58と第一ハンド12との距離の和が一定になる。これにより、第一ハンド12の移動側でケーブル60に弛みが生じることも抑制できる。
さらに、本実施形態によれば、他方のコネクタ52を超えた側に生じたケーブル60の余長部64についても、第二楕円軌道42を算出する。第二楕円軌道42は、他方の固定部58と被押え付け部70とを一対の焦点とすると共に、余長部64における被保持部68を楕円上の代表通過点として算出される。そして、この第二楕円軌道42に沿って第一ハンド12を他方のコネクタ52を超えた側から一方のコネクタ50側に移動させて、ケーブル60の余長部64を溝部54に敷設する。これにより、余長部64に弛みが生じることを抑制できるので、余長部64を溝部54に円滑に押し込むことができる。
ところで、上記実施形態については、ケーブル60の実際の長さにばらつきが生じる場合でも、張力センサ18の検出結果に基づいてケーブル60に一定のテンションが掛かるようにフィードバック制御しながら第一ハンド12を移動させることも考えられる。
しかしながら、この場合には、常に一定のテンションをケーブル60に掛ける必要があるので、敷設作業中に、常にケーブル60が引っ張られると共にケーブル60が第一ハンド12の保持部28で擦られることになるので、ケーブル60が損傷する虞がある。また、フィードバック制御の処理に時間を要するため、第一ハンド12の移動速度を上げられず、作業時間が掛かるという不都合がある。
この点、上記実施形態によれば、ケーブル60の実際の長さのばらつきに合せた適切な第一楕円軌道40を予め算出し、この第一楕円軌道40に沿って第一ハンド12を移動させる。したがって、ケーブル60が常に引っ張られること、及び、第一ハンド12の保持部28でケーブル60が擦られることを抑制できるので、ケーブル60が損傷することを効果的に抑制できる。また、上述の如くフィードバック制御する場合に比して、第一ハンド12の移動速度を上げられるので、作業時間を短縮できる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、ケーブル敷設装置10及び敷設方法は、一対のコネクタ50、52間を繋ぐケーブル60を敷設する場合に適用されている。しかしながら、本実施形態のケーブル敷設装置10及び敷設方法は、コネクタ50、52以外の被接続部間を繋ぐケーブル60を敷設する場合に適用されても良い。
また、上記実施形態において、ケーブル敷設装置10及び敷設方法は、ケーブル60を溝部54に敷設する場合に適用されている。しかしながら、本実施形態のケーブル敷設装置10及び敷設方法は、溝部54以外のケーブル敷設部にケーブル60を敷設する場合に適用されても良い。
また、上記実施形態において、ケーブル敷設装置10及び敷設方法は、ケーブル60を水平に敷設する場合に適用されている。しかしながら、本実施形態のケーブル敷設装置10及び敷設方法は、ケーブル60を水平以外の方向に敷設する場合に適用されても良い。
また、上記実施形態において、ステップS2及びステップS4では、水平に配置された溝部54に対し、第一ハンド12が上昇及び降下することで、第一ハンド12が溝部54から遠ざかる方向及び溝部54に近づく方向に移動している。しかしながら、第一ハンド12は、溝部54から遠ざかる方向及び溝部54に近づく方向であれば、溝部54の長さ方向に対して交差するどの方向に移動しても良い。また、第一ハンド12は、溝部54から遠ざかる方向と溝部54に近づく方向とで異なる方向に移動しても良い。
また、上記実施形態において、ケーブル60の余長部64は、好ましくは、第一ハンド12が折返し移動することで溝部54に押し込まれる。しかしながら、ケーブル60の余長部64は、溝部54に押し込まれずに、例えば、周辺部に固定されるなど、他の処理が施されても良い。
また、上記実施形態において、ケーブル60を保持するための保持部28は、円形穴状に形成されているが、第一ハンド12がケーブル60に対してケーブルの長さ方向に相対移動できるのであれば、例えば、フック形状など、どのような形状でも良い。
なお、上記複数の変形例は、適宜、組み合わされて実施されても良い。
以上、本願の開示する技術の一実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
なお、上述の本願の開示する技術の一実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
一対の被接続部間を繋ぐケーブルの一部をハンドで保持し、
前記ケーブルに作用する張力が規定張力に達するまで、前記ハンドを前記一対の被接続部間のケーブル敷設部から遠ざかる方向へ移動させ、
前記ケーブルの前記一対の被接続部への各固定部を一対の焦点とすると共に、前記ハンドによって保持された前記ケーブルの被保持部を楕円上の代表通過点とする楕円軌道を算出し、
前記楕円軌道に沿って前記ハンドを移動させて前記ケーブルを前記ケーブル敷設部に敷設する、
ことを含むケーブル敷設方法。
(付記2)
前記ケーブルに作用する張力が規定張力に達するまで前記ハンドを前記ケーブル敷設部から遠ざかる方向へ移動させた後に、前記ハンドを前記ケーブル敷設部に近づく方向に移動させて前記ケーブルに作用する張力を低下させる、
付記1に記載のケーブル敷設方法。
(付記3)
前記楕円軌道としての第一楕円軌道に沿って前記ハンドとしての第一ハンドを一方の前記被接続部側から他方の前記被接続部を超えた側にまで移動させて、前記ケーブルを前記ケーブル敷設部に敷設すると共に、他方の前記被接続部を超えた側に前記ケーブルの余長部を生じさせ、
前記ケーブル敷設部に敷設された前記ケーブルの被敷設部の一部を第二ハンドで押え付け、
前記ケーブルの他方の前記被接続部への固定部と、前記第二ハンドによって押え付けられた前記ケーブルの被押え付け部とを一対の焦点とすると共に、前記第一ハンドによって保持された前記ケーブルの余長部における被保持部を楕円上の代表通過点とする第二楕円軌道を算出し、
前記第二楕円軌道に沿って前記第一ハンドを他方の前記被接続部を超えた側から一方の前記被接続部側に移動させて、前記ケーブルの余長部を前記ケーブル敷設部に敷設することを含む、
付記1又は付記2に記載のケーブル敷設方法。
(付記4)
前記一対の被接続部としての一対のコネクタ間を繋ぐ前記ケーブルを敷設する、
付記1〜付記3のいずれか一項に記載のケーブル敷設方法。
(付記5)
前記ケーブル敷設部としての溝部に前記ケーブルを敷設する、
付記1〜付記4のいずれか一項に記載のケーブル敷設方法。
(付記6)
一対の被接続部間を繋ぐケーブルの一部を保持するハンドと、
前記ハンドを移動させる駆動部と、
前記ハンドの位置を検出する位置センサと、
前記ハンドに設けられ前記ケーブルに作用する張力を検出する張力センサと、
前記駆動部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記ケーブルの一部を前記ハンドで保持した状態で、前記張力センサによって検出された前記ケーブルに作用する張力が規定張力に達するまで、前記ハンドが前記一対の被接続部間のケーブル敷設部から遠ざかる方向へ移動するように前記駆動部を制御する機能と、
前記ケーブルの前記一対の被接続部への各固定部について予め得られた座標を一対の焦点とすると共に、前記ハンドによって保持された前記ケーブルの被保持部について前記位置センサの検出結果に基づいて得られた座標を楕円上の代表通過点とする楕円軌道を算出する機能と、
前記楕円軌道に沿って前記ハンドが移動して前記ケーブルが前記ケーブル敷設部に敷設されるように前記駆動部を制御する機能と、
を有するケーブル敷設装置。
(付記7)
前記制御部は、前記張力センサによって検出された前記ケーブルに作用する張力が規定張力に達するまで前記ハンドを前記ケーブル敷設部から遠ざかる方向へ移動させた後に、前記ハンドが前記ケーブル敷設部に近づく方向に移動して前記ケーブルに作用する張力が低下するように前記駆動部を制御する機能を有する、
付記6に記載のケーブル敷設装置。
(付記8)
前記ケーブルの一部を保持する前記ハンドとしての第一ハンドと、
前記ケーブル敷設部に敷設された前記ケーブルの被敷設部の一部を押え付ける第二ハンドと、
前記第一ハンドを移動させる前記駆動部としての第一駆動部と、
前記第二ハンドを移動させる第二駆動部と、
前記第一ハンドの位置を検出する前記位置センサとしての第一位置センサと、
前記第二ハンドの位置を検出する第二位置センサと、
をさらに備え、
前記制御部は、前記楕円軌道としての第一楕円軌道に沿って前記第一ハンドが一方の前記被接続部側から他方の前記被接続部を超えた側にまで移動して、前記ケーブルが前記ケーブル敷設部に敷設されると共に、他方の前記被接続部を超えた側に前記ケーブルの余長部が生じるように前記駆動部を制御する機能と、
前記ケーブル敷設部に敷設された前記ケーブルの被敷設部の一部が前記第二ハンドで押え付けられるように前記第二駆動部を制御する機能と、
前記ケーブルの他方の被接続部への固定部について予め得られた座標と、前記第二ハンドによって押え付けられた前記ケーブルの被押え付け部について前記第二位置センサの検出結果に基づいて得られた座標とを一対の焦点とすると共に、前記第一ハンドによって保持された前記ケーブルの余長部における被保持部について前記第一位置センサの検出結果に基づいて得られた座標を楕円上の代表通過点とする第二楕円軌道を算出する機能と、
前記第二楕円軌道に沿って前記第一ハンドが他方の前記被接続部を超えた側から一方の前記被接続部側に移動して、前記ケーブルの余長部が前記ケーブル敷設部に敷設されるように前記第一駆動部を制御する機能と、を有する、
付記6又は付記7に記載のケーブル敷設装置。
10 ケーブル敷設装置
12 第一ハンド(ハンドの一例)
14 第一駆動部(駆動部の一例)
16 第一位置センサ(位置センサの一例)
18 張力センサ
20 制御部
32 第二ハンド
34 第二駆動部
36 第二位置センサ
40 第一楕円軌道(楕円軌道の一例)
42 第二楕円軌道
50、52 コネクタ(被接続部の一例)
54 溝部(ケーブル敷設部の一例)
56、58 固定部
60 ケーブル
62 被保持部
64 余長部
66 被敷設部
68 被保持部
70 被押え付け部

Claims (4)

  1. 一対の被接続部間を繋ぐケーブルの一部を保持するハンドと、
    前記ハンドを移動させる駆動部と、
    前記ハンドに設けられ前記ケーブルに作用する張力を検出する張力センサと、
    前記ハンドの位置を検出する位置センサと、
    前記駆動部を制御する制御部と、
    を備えるケーブル敷設装置を用い、
    前記制御部が、
    前記ケーブルの一部が前記ハンドで保持されるように前記駆動部を制御し
    前記張力センサによって検出された前記ケーブルに作用する張力が規定張力に達するまで、前記ハンド前記一対の被接続部間のケーブル敷設部から遠ざかる方向へ移動するように前記駆動部を制御し
    前記ケーブルの前記一対の被接続部への各固定部について予め得られた座標を一対の焦点とすると共に、前記ハンドによって保持された前記ケーブルの被保持部について前記位置センサの検出結果に基づいて得られた座標を楕円上の代表通過点とする楕円軌道を算出し、
    前記楕円軌道に沿って前記ハンドが一方の前記被接続部側から他方の前記被接続部を超えた側にまで移動して、前記ケーブル前記ケーブル敷設部に敷設されると共に、他方の前記被接続部を超えた側に前記ケーブルの余長部が生じるように前記駆動部を制御する、
    ことを含むケーブル敷設方法。
  2. 前記制御部が、前記張力センサによって検出された前記ケーブルに作用する張力が規定張力に達するまで前記ハンドを前記ケーブル敷設部から遠ざかる方向へ移動させた後に、前記ハンド前記ケーブル敷設部に近づく方向に移動して前記ケーブルに作用する張力が低下するように前記駆動部を制御する
    請求項1に記載のケーブル敷設方法。
  3. 前記ケーブル敷設装置は、
    前記ケーブルの一部を保持する前記ハンドとしての第一ハンドと、
    前記ケーブル敷設部に敷設された前記ケーブルの被敷設部の一部を押え付ける第二ハンドと、
    前記第一ハンドを移動させる前記駆動部としての第一駆動部と、
    前記第二ハンドを移動させる第二駆動部と、
    前記第一ハンドの位置を検出する前記位置センサとしての第一位置センサと、
    前記第二ハンドの位置を検出する第二位置センサと、
    をさらに備え、
    前記制御部が、
    前記楕円軌道としての第一楕円軌道に沿って前記第一ハンドが一方の前記被接続部側から他方の前記被接続部を超えた側にまで移動して、前記ケーブル前記ケーブル敷設部に敷設されると共に、他方の前記被接続部を超えた側に前記ケーブルの余長部が生じるように前記駆動部を制御し
    前記ケーブル敷設部に敷設された前記ケーブルの被敷設部の一部前記第二ハンドで押え付けられるように前記第二駆動部を制御し
    前記ケーブルの他方の被接続部への固定部について予め得られた座標と、前記第二ハンドによって押え付けられた前記ケーブルの被押え付け部について前記第二位置センサの検出結果に基づいて得られた座標とを一対の焦点とすると共に、前記第一ハンドによって保持された前記ケーブルの余長部における被保持部について前記第一位置センサの検出結果に基づいて得られた座標を楕円上の代表通過点とする第二楕円軌道を算出し、
    前記第二楕円軌道に沿って前記第一ハンド他方の前記被接続部を超えた側から一方の前記被接続部側に移動して、前記ケーブルの余長部前記ケーブル敷設部に敷設されるように前記第一駆動部を制御することを含む、
    請求項1又は請求項2に記載のケーブル敷設方法。
  4. 一対の被接続部間を繋ぐケーブルの一部を保持するハンドと、
    前記ハンドを移動させる駆動部と、
    前記ハンドに設けられ前記ケーブルに作用する張力を検出する張力センサと、
    前記ハンドの位置を検出する位置センサと、
    前記駆動部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記ケーブルの一部を前記ハンドで保持した状態で、前記張力センサによって検出された前記ケーブルに作用する張力が規定張力に達するまで、前記ハンドが前記一対の被接続部間のケーブル敷設部から遠ざかる方向へ移動するように前記駆動部を制御する機能と、
    前記ケーブルの前記一対の被接続部への各固定部について予め得られた座標を一対の焦点とすると共に、前記ハンドによって保持された前記ケーブルの被保持部について前記位置センサの検出結果に基づいて得られた座標を楕円上の代表通過点とする楕円軌道を算出する機能と、
    前記楕円軌道に沿って前記ハンドが一方の前記被接続部側から他方の前記被接続部を超えた側にまで移動して、前記ケーブルが前記ケーブル敷設部に敷設されると共に、他方の前記被接続部を超えた側に前記ケーブルの余長部が生じるように前記駆動部を制御する機能と、
    を有するケーブル敷設装置。
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