JP6753238B2 - 指標表示装置および指標表示プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、指標表示装置および指標表示プログラムに関する。
従来より、例えばパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略記する)用のディスプレイに表示される画像の色を校正する、いわゆるカラーマネジメントが行われている。このカラーマネジメントでは、一般的に、そのディスプレイの入力データを様々に変化させてそのディスプレイに様々な色の画像を表示させ、その様々な色の画像を測色計で測色し、そのディスプレイで所望の色の画像が表示されるように入力データを変換するカラープロファイルが作成される。そして、作成したカラープロファイルの精度を確認するにあたっては、「輝度」あるいは「明度」、「色温度」、「色差」など、表示画像の色を表現するパラメータについて、それぞれの値が目標値と比較され、どの程度の差異があるかが評価される。
特許文献1には、色温度調整装置に表示されたxy色度図上のポインタの位置を調整することで、モニタの色温度を調整することが提案されている。
特開2011−091690号公報
ここで、カラーマネジメントが正しく行われたディスプレイを出荷した後、そのディスプレイの表示画像の色が経時的に変化してきて、色の校正(カラーマネジメント)を再度行う必要があるか否かを判断する場面について考察する。
出荷前に行われるカラーマネジメントは、専門的な知識を有するメーカ側の人間によって行われる。これに対し、表示画像の色が変化してきたか否かは、一般のユーザによって判断されることになる。表示画像の色が変化してきたか否かを判断するために、測色によって、前述の「輝度」あるいは「明度」、「色温度」、「色差」などといったパラメータの値を得て目標値と対比しても、カラーマネジメントについての専門的な知識に乏しいかも知れない一般のユーザにとっては、どの程度の差異ならば色の経時変化が小さいと言えるのか、あるいは色が経時的に大きく変化してきているかを判断するのが難しいという問題がある。
ここでは、1台のディスプレイの経時変化を取り上げて説明したが、経時的に異なる2つの時点の1台のディスプレイではなく、2台のディスプレイの表示画像の色が十分に一致しているか否かを判断する場面や、さらに、1台のディスプレイにsRGB Color Space(IEC 61966−2−1)に代表されるモニター標準色空間を設定したときに、実際にディスプレイに表示される色が十分に前記標準色と一致しているか否かを判断する場合でも同様の問題が生じるおそれがある。
また、ここでは、PC用のディスプレイを取り上げて説明したが、上記の問題は、PC用とは限らず、ディスプレイ全般にあてはまる問題である。さらには、ディスプレイとは限らず、プロジェクタによって投影された画像と手元のディスプレイに表示された画像との色が合っているか否か等、画像表示装置一般にあてはまる問題である。
本発明は、上記事情に鑑み、表示画像の色を表現するパラメータを直接に提示する場合と比べ、表示画像の色の相違を分かり易く表示する指標表示装置および指標表示プログラムを提供することを目的とする。
請求項1は、
経時的に異なる2つの時点における1台の画像表示装置であることを含む2台の画像表示装置それぞれの測色値である第1の測色値と第2の測色値とを取得する取得部と、
前記第1の測色値および前記第2の測色値に基づいて、前記2台の画像表示装置のそれぞれに表示される白を代表する第1の指標値と前記2台の画像表示装置のそれぞれに表示されるカラー色を代表する第2の指標値とを算出する算出部と、
前記第1の指標値を変数とする第1の軸と前記第2の指標値を変数とする第2の軸とで表わした2次元図表上に、前記2台の画像表示装置のそれぞれについて算出した第1の指標値と第2の指標値とからなる座標点を表示する表示部とを備えたことを特徴とする指標表示装置である。
請求項2は、
前記表示部が、前記2次元図表上にさらに、前記2台の画像表示装置の色再現の許容誤差範囲を表示することを特徴とする請求項1記載の指標表示装置である。
請求項3は、
前記算出部が、前記2台の画像表示装置のうちの1台である第1の画像表示装置の白の測色値を該第1の画像表示装置に適用するとともに、該第1の画像表示装置の白の測色値を前記2台の画像表示装置のうちの該第1の画像表示装置とは異なる第2の画像表示装置にも適用したときの該第1の画像表示装置と該第2の画像表示装置との間の色差を、前記第1の指標値とするとともに、前記第1の画像表示装置については該第1の画像表示装置の白の測色値を適用するとともに前記第2の画像表示装置については該第2の画像表示装置の白の測色値を適用したときの該第1の画像表示装置と該第2の画像表示装置との間の色差を、前記第2の指標値とすることを特徴とする請求項1または2に記載の指標表示装置である。
請求項4は、
前記算出部が、前記2台の画像表示装置のうちの1台である第1の画像表示装置の白の測色値を該第1の画像表示装置に適用するとともに、該第1の画像表示装置の白の測色値を前記2台の画像表示装置のうちの該第1の画像表示装置とは異なる第2の画像表示装置にも適用したときの該第1の画像表示装置と該第2の画像表示装置との間の色差を、前記第1の指標値とするとともに、前記第1の画像表示装置については該第1の画像表示装置の白の測色値を適用するとともに前記第2の画像表示装置については該第2の画像表示装置の白の測色値を適用したときの該第1の画像表示装置と該第2の画像表示装置との間の特定の色の色差を、前記第2の指標値とすることを特徴とする請求項1または2に記載の指標表示装置である。
請求項5は、
前記算出部が、白の明るさを前記第1の指標値とするとともに、XYZ表色系におけるXおよびZを変数として含む関数値を前記第2の指標値とすることを特徴とする請求項1または2に記載の指標表示装置である。
請求項6は、
前記関数値が、X/Z若しくはZ/Xを含む関数の値であることを特徴とする請求項5に記載の指標表示装置である。
請求項7は、
前記算出部が、前記2台の画像表示装置のうちの1台である第1の画像表示装置の明度を基準としたときの、該第1の画像表示装置および前記2台の画像表示装置のうちの該第1の画像表示装置とは異なる第2の画像表示装置それぞれの明度を前記第1の指標値とするとともに、前記第1の画像表示装置については該第1の画像表示装置の白の測色値を適用するとともに前記第2の画像表示装置については該第2の画像表示装置の白の測色値を適用したときの該第1の画像表示装置と該第2の画像表示装置との間の色差を、前記第2の指標値とすることを特徴とする請求項1または2に記載の指標表示装置である。
請求項8は、
1台の画像表示装置に設定されるべき基準値と、前記基準値が設定された後の画像表示装置の測色値とを取得する取得部と、
前記基準値および前記測色値に基づいて、前記画像表示装置に表示される白を代表する第1の指標値と前記画像表示装置に表示されるカラー色を代表する第2の指標値とを算出する算出部と、
前記第1の指標値を変数とする第1の軸と前記第2の指標値を変数とする第2の軸とで表わした2次元図表上に、前記画像表示装置について算出した第1の指標値と第2の指標値とからなる座標点を表示する表示部とを備えたことを特徴とする指標表示装置である。
請求項9は、
プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、該情報処理装置を、
経時的に異なる2つの時点における1台の画像表示装置であることを含む2台の画像表示装置それぞれの測色値である第1の測色値と第2の測色値とを取得する取得部と、
前記第1の測色値および前記第2の測色値に基づいて、前記2台の画像表示装置のそれぞれに表示される白を代表する第1の指標値と前記2台の画像表示装置のそれぞれに表示されるカラー色を代表する第2の指標値とを算出する算出部と、
前記第1の指標値を変数とする第1の軸と前記第2の指標値を変数とする第2の軸とで表わした2次元図表上に、前記2台の画像表示装置のそれぞれについて算出した第1の指標値と第2の指標値とからなる座標点を表示する表示部とを備えた指標表示装置として動作させることを特徴とする指標表示プログラムである。
請求項1および8の指標表示装置および請求項9の指標表示プログラムによれば、白を代表する第1の指標値とカラー色を代表する第2の指標値を算出して、画像表示装置の表示画像の色の状態を2次元図表上の座標点として表示するため、表示画像の色を表現するパラメータを直接に提示する場合と比べ、表示画像の色の相違が分かり易く表示される。
請求項2の指標表示装置によれば、許容誤差範囲を表示しない場合と比べ、一般的な許容限界を容易に知ることができる。
請求項3乃至請求項7は、第1の指標値および第2の指標値の具体的な算出方法を示した請求項であり、表示画像の色を表現するパラメータを直接に提示する場合と比べ、表示画像の色の相違が分かり易く表示される。
測色・指標表示システムの概要図である。 XYZデータの概念図である。 指標表示プログラムのフローチャートを示した図である。 指標表示装置のブロック図である。 「色差(相対)」を縦軸とし、「色差(絶対)」を横軸とする2次元図表の一例を示した図である。 「色差(相対)」を縦軸とし、「赤の色差(絶対)」を横軸とする2次元図表の一例を示した図である。 輝度Ywを縦軸とし、カラーバランスXw/Zwを横軸とする2次元図表に一例を示した図である。 明度(相対)を縦軸とし「色差(絶対)」を横軸とした2次元図表を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、測色・指標表示システムの概要図である。
この測色・指標表示システム100は、測色対象のモニタ10と、測色計20と、PC30とで構成されている。
ここでは、モニタ10の表示画面11が測色計20によって定期的にあるいは不定期に測色される。
モニタ10の表示画面11の測色にあたっては、不図示の装置から、R(赤),G(緑),B(青)の3色分のデータからなるRGBデータが、R,G,Bの各値をR,G,B=0〜255の範囲内で順次変化させながら、モニタ10およびPC30に入力される。すると、モニタ10の表示画面11の表示色が、モニタ10に入力されたRGBデータに応じた色に順次に変化する。測色計20は、その順次に変化する色を測色し測色データを出力する。ここで用いている測色計20は、一例として、XYZ表色系に準拠した測色データを出力する測色計である。
なお、XYZ表色系以外の表色系、例えばL*a*b*表色系等に準拠した測色データを出力する測色計も存在するが、それらの表色系は相互に一義的に変換可能であるため、ここでは、XYZ表色系に準拠した測色データを出力する測色計を用いるものとし説明する。そして、これ以降、この測色計20から出力される測色データを、XYZデータと称する。
測色計20から順次出力されたXYZデータは、RGBデータの変化に同期してPC30に入力され、PC30内にRGBデータとXYZデータとのペアが蓄積される。
なお、ここでは、不図示の装置からRGBデータが出力されてモニタ10とPC30入力される旨、説明したが、PC30がRGBデータの出力元となりPC30から出力したRGBデータをモニタ10に入力する構成としてもよい。
図2は、XYZデータの概念図である。
この図2に示すXYZデータ1とXYZデータ2とのうちの一方であるXYZデータ1は、モニタ10を入手した当初のデータであって、ここでは、このXYZデータ1を基準とし、それ以降、モニタ10の表示画面11に再現される色が経時的にどのように変化するかが調べられる。XYZデータ2は、モニタ10を入手してから時間が経過したある時点のデータを代表的に示したものである。
ここでは、XYZデータ1とXYZデータ2を相互に区別するために、XYZデータ1については「1」の添え字を付して示し、XYZデータ2については「2」の添え字を付して示す。また、XYZデータ1とXYZデータ2のいずれにおいても、R,G,Bのうちの1つでも「255」以外の値のRGBデータに対応するXYZデータは、「白以外のデータ」であり、R,G,Bの全てが「255」の値を持つRGBデータに対応するXYZデータは、「白のデータ」である。そこで、ここでは、白のXYZデータについては、「w」の添え字を付して示すこととする。
図3は、本発明の一実施形態としての指標表示プログラムのフローチャートを示した図である。
この指標表示プログラムは、図1に示したPC30内で実行される。そして、PC30は、この指標表示プログラムの実行により、本発明の一実施形態としての指標表示装置として動作する。
この指標表示プログラムは、取得ステップS41と、算出ステップS42と、表示ステップS43とで構成されている。この指標表示プログラムについては、ここでは説明せずに、この後に図4を参照して説明する指標表示装置を説明することで、この指標表示プログラムの説明を兼ねるものとする。
図4は、指標表示装置のブロック図である。
図3に示す指標表示プログラムが図1に示すPC30内で実行されると、そのPC30内に、この図4に示す作用を成す指標表示装置が構築される。
この図4に示す指標表示装置50は、取得部51と、算出部52と、表示部53とから構成されている。
取得部51は、PC30内での、指標表示プログラムの取得ステップS41の実行により実現する機能である。この取得部51は、図1,図2を参照して説明したようにして、経時的に異なる2つの時点におけるモニタ10のXYZデータ1とXYZデータ2とを取得する。
また、算出部52は、PC30内での、指標表示プログラムの算出ステップS42の実行により実現する機能である。この算出部52は、取得したXYZデータ1およびXYZデータ2に基づいて、モニタ10に表示される、2つの時点それぞれにおける白を代表する第1の指標値と、2つの時点それぞれにおけるカラー色を代表する第2の指標値とを算出する。
さらに、表示部53は、PC30内での、指標表示プログラムの表示ステップS43の実行により実現する機能である。この表示部53は、第1の指標値を変数とする第1の軸(ここでは縦軸)と第2の指標値を変数とする第2の軸(ここでは横軸)とで表わした2次元図表上に、モニタ10の、2つの時点それぞれについて算出した第1の指標値と第2の指標値とからなる座標点を示した画像を生成して、PC30の表示画面31上に表示する。
ここで、この表示部53は、その2次元図表上にさらに、モニタ10の色再現の許容誤差範囲を表示する。
以下、この指標表示装置50の具体的な各例について説明する。
(第1例)
この第1例では、算出部52(図4参照)において、モニタ10の入手時のXYZデータ1の白データ(X1w/Y1w/Z1w)をそのXYZデータ1と経時後のXYZデータ2の双方に適用したときのXYZデータ1とXYZデータ2との間の色差が、白を代表する第1の指標値の一例である「色差(相対)」とされる。また、この第1例では、さらに、XYZデータ1についてはそのXYZデータ1の白データ(X1w/Y1w/Z1w)を適用するとともにXYZデータ2についてはそのXYZデータ2の白データ(X2w/Y2w/Z2w)を適用したときのXYZデータ1とXYZデータ2との間の色差が、カラー色を代表する第2の指標値の一例である「色差(絶対)」とされる。
具体的には、以下の通りである。
この第1例の場合、以下に示す2通りの変換式を用いて、XYZ表色系からL*a*b*表色系への変換が行われる。そのうちの1つは、XYZデータ1とXYZデータ2(図2参照)の双方について、XYZデータ1の白データ、すなわち、X1w/Y1w/Z1wを用いる変換式である。
すなわち、XYZデータ1に関しては、
Figure 0006753238
であり、XYZデータ2に関しては、
Figure 0006753238
である。
また、2通りの変換式のうちのもう1つは、XYZデータ1およびXYZデータ2それぞれの白データを用いる変換式である。
すなわち、XYZデータ1に関しては、上記式(1)と同じく、
Figure 0006753238
であり、XYZデータ2に関しては、上記式(2)とは異なり、
Figure 0006753238
である。
このような変換を行った後、さらに、上記式(1)と式(2)との間の色差と、上記式(3)と式(4)との間の色差を算出する。ここでは、式(1)と式(2)との間の色差を「色差(相対)」と称し、式(3)と式(4)との間の色差を「色差(絶対)」と称する。
すなわち、「色差(相対)」は、上記式(1)と式(2)とを用いて、式
Figure 0006753238
により算出され、「色差(絶対)」は、上記式(3)と式(4)とを用いて、式
Figure 0006753238
により算出される。
ただし、X1/Y1/Z1やX2/Y2/Z2は、RGBデータの変化に伴って変化する変数である。したがって、ここでは式(5),(6)のように略記しているが、「色差(相対)」および「色差(絶対)」としては、色再現域全域の平均の色差が計算される。以下も同様である。
このようにして、これらの「色差(相対)」と「色差(絶対)」を求めた後、「色差(相対)」を縦軸とし、「色差(絶対)」を横軸とする2次元図表上に、
座標点=(色差(相対),色差(絶対))
を表示する。
図5は、「色差(相対)」を縦軸とし、「色差(絶対)」を横軸とする2次元図表の一例を示した図である。ここでは、PC30(図1参照)の表示画面上に、この図5に示す2次元図表が表示される。
ここで、モニタ10を入手した時点の測色では、
X1w/Y1w/Z1w=X2w/Y2w/Z2w
であり、また白以外の全てのデータについても、
X1/Y1/Z1=X2/Y2/Z2
である。このため、モニタ10を入手した時点の座標点は、
座標点=(色差(相対),色差(絶対))=(0,0)
である。すなわち、その2次元図表の2軸の原点Oとなる。
この図5に示す2次元図表の縦軸は、XYZデータ1とXYZデータ2の双方の変換においてXYZデータ1の白データ(X1w/Y1w/Z1w)を用いている。このため、「明度」あるいは「輝度」や「色温度」が変化すると、図5に示すように、原点Oから座標点A,Bのように、「色差(相対)」が敏感に変化する。すなわち、この「色差(相対)」は、白を代表する指標値の1つである。
また、この図5に示す2次元図表の横軸は、XYZデータ1とXYZデータ2それぞれの変換において、XYZデータ1とXYZデータ2のそれぞれの白データ(X1w/Y1w/Z1w),(X2w/Y2w/Z2w)を用いている。
表示画面上の白については、客観的には、
(X1w/Y1w/Z1w)≠(X2w/Y2w/Z2w)
であっても、2つの表示画面を同時に見比べない限り人間の目が順応して同じ白に感じる。このため、青や赤などのカラー色については、その順応した目で見たときの白からの相対的な色が問題となる。そこで、ここでは、カラー色を代表する指標値に1つとして、「色差(絶対)」を用いている。すなわち、青や赤などのカラー色が変化すると、座標点Cのように、「色差(絶対)」が敏感に変化する。
座標点Dは、「明度」あるいは「輝度」や「色温度」が変化するとともに、青や赤などのカラー色も変化していることを表わしている。
また、この図5の2次元図表には、枠Fが示されている。この枠Fは、モニタ10(図1参照)の色再現の許容誤差範囲を示している。すなわち、最新の測色により得られた座標点がこの枠Fの内側にあるときは、モニタ10が十分な色再現性を保っていることを意味している。
ここで、縦軸である「色差(相対)」は、白を代表する指標値であることから、上記式(5)に代わり、上記式(1)と式(2)を用いて、
Figure 0006753238
の色再現域全域の平均値を採用してもよい。あるいは、縦軸を、明度L*とともに色温度を加味した変数の軸としてもよい。
また、これと同様に、横軸である「色差(絶対)」は、カラー色を代表する指標値であることから、上記式(6)に代わり、上記式(3)と式(4)を用いて、
Figure 0006753238
の色再現域全域の平均値を採用してもよい。
(第2例)
この第2例の場合、算出部52(図4参照)において、モニタ10の入手時のXYZデータ1の白データ(X1w/Y1w/Z1w)をそのXYZデータ1と経時後のXYZデータ2の双方に適用したときのXYZデータ1とXYZデータ2との間の色差が、第1の指標値の一例である「色差(相対)」とされる。この「色差(相対)」については、上述の第1例の場合と同様である。また、この第2例では、さらに、XYZデータ1についてはそのXYZデータ1の白データ(X1w/Y1w/Z1w)を適用するとともにXYZデータ2についてはそのXYZデータ2の白データ(X2w/Y2w/Z2w)を適用したときのXYZデータ1とXYZデータ2との間の「特定の色の色差」が、第2の指標値の一例である「特定の色の色差(絶対)」とされる。
具体的には、以下の通りである。なお、ここでは、「特定の色の色差(絶対)」の一例として、「赤の色差(絶対)」を取り上げて説明する。「緑の色差(絶対)」および「青の色差(絶対)」についても、「赤の色差(絶対)」と同様に算出される。
この第2例の場合も、上述の第1例と同様、以下に示す2通りの変換式を用いて、XYZ表色系からL*a*b*表色系への変換が行われる。そのうちの1つは、上述の第1例で用いた変換式と同一の変換式であって、XYZデータ1とXYZデータ2(図2参照)の双方について、XYZデータ1の白データ、すなわち、X1w/Y1w/Z1wを用いる変換式である。
すなわち、XYZデータ1に関しては、
Figure 0006753238
であり、XYZデータ2に関しては、
Figure 0006753238
である。
また、2通りの変換式のうちのもう1つは、XYZデータ1およびXYZデータ2それぞれの白データを用いる変換式である。それぞれの白データを用いる点では上述の第1例と同様であるが、ここでは、白以外のデータ(X1/Y1/Z1),(X2/Y2/Z2)としては、赤の領域のデータ(X1R/Y1R/Z1R),(X2R/Y2R/Z2R)のみが用いられる。本実施形態では、赤の領域のデータ(X1R/Y1R/Z1R),(X2R/Y2R/Z2R)は、モニタ10への入力信号であるRGBデータの、R=0〜255、G=B=0に対応するXYZデータの集合である。
ここでは、XYZデータ1に関しては、
Figure 0006753238
であり、XYZデータ2に関しては、
Figure 0006753238
である。
このような変換を行った後、さらに、上記式(7)と式(8)との間の色差と、上記式(9)と式(10)との間の色差を算出する。ここでは、式(7)と式(8)との間の色差を、第1例の場合と同じく「色差(相対)」と称し、式(9)と式(10)との間の色差については「赤の色差(絶対)」と称する。
すなわち「色差(相対)」は、上記式(7)と式(8)とを用いて、式
Figure 0006753238
により算出され、「赤の色差(絶対)」は、上記式(9)と式(10)とを用いて、式
Figure 0006753238
により算出される。
ただし、X1/Y1/Z1やX2/Y2/Z2は、RGBデータの変化に伴って変化する変数である。したがって、ここでは「色差(相対)」について式(11)のように略記しているが、「色差(相対)」としては、色再現域全域の平均の色差が計算される。また、これと同様に、赤の領域のXYZデータ(X1R/Y1R/Z1R),(X2R/Y2R/Z2R)は、R=0〜255、G=B=0に対応する範囲内のXYZデータの集合であり、「赤の色差(絶対)」としては、その範囲内の平均の色差が計算される。以下も同様である。
このようにして、これらの「色差(相対)」と「赤の色差(絶対)」を求めた後、「色差(相対)」を縦軸とし、「赤の色差(絶対)」を横軸とする2次元図表上に、
座標点=(色差(相対),赤の色差(絶対))
を表示する。
図6は、「色差(相対)」を縦軸とし、「赤の色差(絶対)」を横軸とする2次元図表の一例を示した図である。ここでは、PC30(図1参照)の表示画面上に、この図6に示す2次元図表が表示される。
ここで、第1例でも説明した通り、モニタ10を入手した時点の測色では、
X1w/Y1w/Z1w=X2w/Y2w/Z2w
であり、また白以外の全てのデータについても、
X1/Y1/Z1=X2/Y2/Z2
である。このため、モニタ10を入手した時点の座標点は、
座標点=(色差(相対),赤の色差(絶対))=(0,0)
である。すなわち、その2次元図表の2軸の原点となる。
この図6に示す2次元図表の縦軸は、XYZデータ1とXYZデータ2の双方の変換においてXYZデータ1の白データ(X1w/Y1w/Z1w)を用いている。このため、「明度」あるいは「輝度」や「色温度」が変化すると、原点Oから座標点A,Bのように、「色差(相対)」が敏感に変化する。したがって、この「色差(相対)」は、白を代表する指標値の1つである。また、この図6に示す2次元図表の横軸は、XYZデータ1とXYZデータ2それぞれの変換において、XYZデータ1とXYZデータ2のそれぞれの白データ(X1w/Y1w/Z1w),(X2w/Y2w/Z2w)を用いている。また、この横軸に関しては、赤のXYZデータのみを用いている。このため、白について順応した目で見たときに赤色が変化していると、座標点Cのように、「赤の色差(絶対)」が敏感に変化する。したがって、この「赤の色差(絶対)」は、カラー色を代表する指標値の1つである。座標点Dは、「明度」あるいは「輝度」や「色温度」が変化するとともに、さらに赤色も変化していることを表わしている。ここでは、「赤の色差(絶対)」を横軸としていることから、赤の変化に関しては、上述の第1例よりも、この2次元図表上に敏感にあらわれる。
また、この図6の2次元図表には、枠Fが示されている。この枠Fは、上述の第1例の場合と同様、モニタ10(図1参照)の色再現の許容誤差範囲を示している。すなわち、最新の測色により得られた座標点がこの枠Fの内側にあるときは、モニタ10が十分な色再現性を保っていることを意味している。ただし、ここでは、カラー色については赤色のみ評価しているため、緑や青について十分な色再現性が保たれているか否かは、この図6に示す2次元図表からは不明である。
緑や青について色再現性を評価するときは、上記と同様にして「緑の色差(絶対)」や「青の色差(絶対)」を算出して、図6と同様の2次元図表を作成する。こうすることにより、緑や青についても十分な色再現性が保たれているか否かを知ることができる。
また、これも上述の第1例と同様に、縦軸である「色差(相対)」は、上記式(11)に代わり、式(7)と式(8)を用いて、
Figure 0006753238
の色再現域全域の平均値を採用してもよい。あるいは、縦軸を、明度L*とともに白の色温度を加味した変数の軸としてもよい。
また、これと同様に、横軸である「赤の色差(絶対)」は、上記式(12)に代わり、式(9)と式(10)を用いて、
Figure 0006753238
の赤の領域内の平均値を採用してもよい。
なお、ここでは、モニタ10への入力データであるRGBデータ(図1参照)と対応づけて、R=0〜255、G=B=0の範囲に対応するXYZデータが赤の領域のXYZデータ(X1R/Y1R/Z1R),(X2R/Y2R/Z2R)であるとして説明したが、モニタ10への入力データと直接に対応づけることで赤の領域のデータであるか否かを決めるのではなく、表色系において赤の領域を定義し、その定義された赤の領域内に存在するデータを赤のデータとしてもよい。
(第3例)
上述の第1例および第2例の場合は、その一部の演算において、XYZデータ1からのL*a*b*への変換とXYZデータ2からのL*a*b*への変換との双方についてXYZデータ1の白データ(X1w/Y1w/Z1w)を用いている。すなわち、上述の第1例および第2例の場合は、XYZデータ1とXYZデータ2は互いに独立には演算されていない。
これに対し、以下に説明する第3例の場合、算出部52は、XYZデータ1とXYZデータ2とを独立に用いて、白の明るさを第1の指標値とするとともに、XYZ表色系におけるXおよびZを変数として含む関数値を第2の指標値とする。
この第3例では、具体的には、R/G/B=255/255/255のときのXYZデータ(白データ)である(Xw/Yw/Zw)のうちの輝度を表わすYwを、白を代表する第1の指標値として採用する。そして、カラーバランスを表わす、XwとZwとの比率Xw/Zwを、カラー色を代表する第2の指標値として採用する。
図7は、輝度Ywを縦軸とし、カラーバランスXw/Zwを横軸とする2次元図表の一例を示した図である。
座標点Oは、モニタ10を入手した時点での測色を基にして算出した初期座標点である。
これに対し、座標点Aは、座標点Oよりも縦軸方向にずれている。これは、輝度Ywが変化したことを意味している。
また、座標点Bは、座標点Oよりも横軸方向にずれている。これは、輝度Ywは変化していないが、カラーバランスが崩れてきていることを意味している。
さらに、座標点Cは、座標点Oと比べ、縦軸方向にも横軸方向にもずれている。これは、輝度Ywが変化するとともにカラーバランスも崩れていることを意味している。
この図7の2次元図表には、上述の第1例および第2例における2次元図表(図5,図6参照)と同様に、枠Fが示されている。この枠Fは、モニタ10(図1参照)の色再現の許容誤差範囲を示している。すなわち最新の測色により得られた座標点がこの枠Fの内側にあるときは、モニタ10が十分な色再現性を保っていることを示している。一方、座標点Cのようにこの枠Fから外れているときは、再度の色校正(カラーマネジメント)を行なうことが勧められる。
なお、ここでは、輝度Ywを縦軸としているが、輝度Ywに代えて、
Figure 0006753238
を採用してもよい。あるいは、
Figure 0006753238
と色温度との双方を変数とする関数により算出される値を、白を代表する第1の指標値(ここでは縦軸)としてもよい。
また、ここでは、カラーバランスXw/Zwを横軸としているが、その逆比であるZw/Xwを横軸としてもよく、Xw/Zw若しくはZw/Xw以外の、Xw/Zw若しくはZw/Xwを変数として含む関数値を横軸としてもよい。あるいは、さらに広く、XwとZwを変数として含む関数値を横軸としてもよい。
(第4例)
この第4例は、算出部52(図4参照)において、モニタ10の初期の状態の明度を基準としたときの、その初期の状態および経時後の状態の「明度(相対)」が、白を代表する第1の指標値とされる。また、この第4例では、さらに、前述の第1例における「色差(絶対)」が、カラー色を代表とする第2の指標値とされる。
すなわち、ここでは、第1の指標値として、
Figure 0006753238
Figure 0006753238
である。
また、第2の指標値としては、前述の第1例における式(3),(4),(6)が用いられて「色差(絶対)」が算出される。
図8は、「明度(相対)」を縦軸とし「色差(絶対)」を横軸とした2次元図表を示した図である。
座標点Oは、モニタ10を入手した時点で測色して算出した初期座標点である。
座標点Aは、座標点Oよりも縦軸方向に下がった位置にある。これは、「明度(相対)」、すなわち白の明るさが下がったことを意味している。
また、座標点Bは、座標点Oよりも横軸方向にずれている。これは、白の明るさは変化していないが、色バランスが崩れていることを意味している。
さらに、座標点Cは、座標点Oと比べ、縦軸方向と横軸方向との双方にずれている。これは、白の明るさが変化し、かつ、色バランスも崩れていることを意味している。
また、この図8の2次元図表には、上述の第1例〜第3例における2次元図表(図5〜図7参照)と同様に、枠Fが示されている。この枠Fは、モニタ10(図1参照)の色再現の許容誤差範囲を示している。すなわち最新の測色により得られた座標点がこの枠Fの内側にあるときは、モニタ10が十分な色再現性を保っていることを示している。一方、座標点Cのようにこの枠Fから外れているときは、再度の色校正(カラーマネジメント)を行なうことが勧められる。
なお、ここでは、「明度(相対)」を縦軸としているが、「明度(相対)」に代えて、第3例のように、白を代表する第1の指標値(縦軸)として輝度Ywを採用してもよい。あるいは、
Figure 0006753238
と色温度との双方を変数とする関数により算出される値を、白を代表する第1の指標値(縦軸)としてもよい。
また、横軸についても、「色差(絶対)」に代えて、第2例で説明した「特定の色の色差(絶対)」を採用してもよい。
このように、上述の各例では、白を代表する第1の指標値を縦軸としカラー色を代表する第2の指標値を横軸として、モニタ10の色再現性を2次元図表として表示している。このため、上述の各例によれば、「輝度」あるいは「明度」、「色温度」、「色差」といった、表示画像の色を表現するパラメータを直接に提示するよりも、一般のユーザにとって色の変化が分かり易い表示が行われる。また、上述の各例では、2次元図表上に、良好な色再現性が保たれている範囲を示す枠Fを示している。このため、上述の各例では、一般のユーザにとってさらに分かり易い表示となっている。
なお、ここでは、1台のモニタ10の表示画面11の経時的な変化を取り上げて説明したが、複数台のモニタ10の表示画面11の色を相互に比較する場合にも、本発明をそのまま適用することができる。
(第5例)
上述の第1例から第4例の場合は、その算出部52(図4参照)において、モニター10の入手時のXYZデータ1および経時後のXYZデータ2の測定データを用いている。
これに対し、以下に説明する第5例の場合、sRGB Color Space(IEC 61966−2−1)に代表されるモニター標準色空間で規定されるXYZデータ3を用いる。
この第5例では、算出部52(図4参照)において、sRGB Color Space(IEC 61966−2−1)に代表されるモニター標準色空間で規定されるXYZデータ3(基準値)の白データ(X3w/Y3w/Z3w)をそのXYZデータ3と、モニタ10の入手時のXYZデータ1または経時後のXYZデータ2の双方に適用したときのXYZデータ3と、XYZデータ1またはXYZデータ2との間の色差が、白を代表する第1の指標値の一例である「色差(相対)」とされる。また、XYZデータ3についてはそのXYZデータ3の白データ(X3w/Y3w/Z3w)を適用するとともにXYZデータ1についてはそのXYZデータ1、XYZデータ2についてはそのXYZデータ2の白データ(X1w/Y1w/Z1wまたはX2w/Y2w/Z2w)を適用したときのXYZデータ3と、XYZデータ1またはXYZデータ2との間の色差が、カラー色を代表する第2の指標値の一例である「色差(絶対)」とされる。
10 モニタ
11 表示画面
20 色度計
30 パーソナルコンピュータ(PC)
31 表示画面
50 指標表示装置
51 取得部
52 算出部
53 表示部
100 測色・指標表示システム

Claims (9)

  1. 経時的に異なる2つの時点における1台の画像表示装置であることを含む2台の画像表示装置それぞれの測色値である第1の測色値と第2の測色値とを取得する取得部と、
    前記第1の測色値および前記第2の測色値に基づいて、前記2台の画像表示装置のそれぞれに表示される白を代表する第1の指標値と前記2台の画像表示装置のそれぞれに表示されるカラー色を代表する第2の指標値とを算出する算出部と、
    前記第1の指標値を変数とする第1の軸と前記第2の指標値を変数とする第2の軸とで表わした2次元図表上に、前記2台の画像表示装置のそれぞれについて算出した第1の指標値と第2の指標値とからなる座標点を表示する表示部とを備えたことを特徴とする指標表示装置。
  2. 前記表示部が、前記2次元図表上にさらに、前記2台の画像表示装置の色再現の許容誤差範囲を表示することを特徴とする請求項1記載の指標表示装置。
  3. 前記算出部が、前記2台の画像表示装置のうちの1台である第1の画像表示装置の白の測色値を該第1の画像表示装置に適用するとともに、該第1の画像表示装置の白の測色値を前記2台の画像表示装置のうちの該第1の画像表示装置とは異なる第2の画像表示装置にも適用したときの該第1の画像表示装置と該第2の画像表示装置との間の色差を、前記第1の指標値とするとともに、前記第1の画像表示装置については該第1の画像表示装置の白の測色値を適用するとともに前記第2の画像表示装置については該第2の画像表示装置の白の測色値を適用したときの該第1の画像表示装置と該第2の画像表示装置との間の色差を、前記第2の指標値とすることを特徴とする請求項1または2に記載の指標表示装置。
  4. 前記算出部が、前記2台の画像表示装置のうちの1台である第1の画像表示装置の白の測色値を該第1の画像表示装置に適用するとともに、該第1の画像表示装置の白の測色値を前記2台の画像表示装置のうちの該第1の画像表示装置とは異なる第2の画像表示装置にも適用したときの該第1の画像表示装置と該第2の画像表示装置との間の色差を、前記第1の指標値とするとともに、前記第1の画像表示装置については該第1の画像表示装置の白の測色値を適用するとともに前記第2の画像表示装置については該第2の画像表示装置の白の測色値を適用したときの該第1の画像表示装置と該第2の画像表示装置との間の特定の色の色差を、前記第2の指標値とすることを特徴とする請求項1または2に記載の指標表示装置。
  5. 前記算出部が、白の明るさを前記第1の指標値とするとともに、XYZ表色系におけるXおよびZを変数として含む関数値を前記第2の指標値とすることを特徴とする請求項1または2に記載の指標表示装置。
  6. 前記関数値が、X/Z若しくはZ/Xを含む関数の値であることを特徴とする請求項5に記載の指標表示装置。
  7. 前記算出部が、前記2台の画像表示装置のうちの1台である第1の画像表示装置の明度を基準としたときの、該第1の画像表示装置および前記2台の画像表示装置のうちの該第1の画像表示装置とは異なる第2の画像表示装置それぞれの明度を前記第1の指標値とするとともに、前記第1の画像表示装置については該第1の画像表示装置の白の測色値を適用するとともに前記第2の画像表示装置については該第2の画像表示装置の白の測色値を適用したときの該第1の画像表示装置と該第2の画像表示装置との間の色差を、前記第2の指標値とすることを特徴とする請求項1または2に記載の指標表示装置。
  8. 1台の画像表示装置に設定されるべき基準値と、前記基準値が設定された後の画像表示装置の測色値とを取得する取得部と、
    前記基準値および前記測色値に基づいて、前記画像表示装置に表示される白を代表する第1の指標値と前記画像表示装置に表示されるカラー色を代表する第2の指標値とを算出する算出部と、
    前記第1の指標値を変数とする第1の軸と前記第2の指標値を変数とする第2の軸とで表わした2次元図表上に、前記画像表示装置について算出した第1の指標値と第2の指標値とからなる座標点を表示する表示部とを備えたことを特徴とする指標表示装置。
  9. プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、該情報処理装置を、
    経時的に異なる2つの時点における1台の画像表示装置であることを含む2台の画像表示装置それぞれの測色値である第1の測色値と第2の測色値とを取得する取得部と、
    前記第1の測色値および前記第2の測色値に基づいて、前記2台の画像表示装置のそれぞれに表示される白を代表する第1の指標値と前記2台の画像表示装置のそれぞれに表示されるカラー色を代表する第2の指標値とを算出する算出部と、
    前記第1の指標値を変数とする第1の軸と前記第2の指標値を変数とする第2の軸とで表わした2次元図表上に、前記2台の画像表示装置のそれぞれについて算出した第1の指標値と第2の指標値とからなる座標点を表示する表示部とを備えた指標表示装置として動作させることを特徴とする指標表示プログラム。
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