JP6751855B2 - テープフィーダおよび部品実装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品を収納したキャリアテープをピッチ送りするテープフィーダおよびこのテープフィーダが配置された部品実装装置に関するものである。
部品実装装置における部品の供給装置としてテープフィーダが知られている。このテープフィーダは電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、実装ヘッドによる部品吸着位置に電子部品を供給するものである。テープフィーダにおいて実装動作を停止することなく連続して部品供給を継続する方法として、従来より先行する既装着のキャリアテープ(先行テープ)の末尾部に後続の新たなキャリアテープ(後続テープ)を接続するテープスプライシングが用いられている。このテープスプライシング方式では、作業者はテープ補充毎に煩雑なテープスプライシング作業を実行する必要があり、これらの作業負荷を低減することが望まれていた。このため、新たなテープ補充方式としてテープスプライシング作業を行うことなく、後続テープをテープフィーダにセットする方式のテープフィーダが用いられるようになっている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に示す先行技術においては、テープフィーダの後端部に設けられたテープ挿入部およびキャリアテープを部品ピックアップ位置に送るピックアップ部に、それぞれスプロケットを駆動モータによって駆動する構成の部品送り駆動部を配置し、先行テープおよび後続テープを個別に移動させる構成を用いている。この構成により、先行テープおよび後続テープをつなぎ合わせることなく、テープ供給が行われる。
特開2011−211169号公報
しかしながら上述の特許文献例を含め従来技術においては、キャリアテープを連続的にテープフィーダに供給するに際し、以下のような不都合が生じるという難点がある。すなわちスプライシングを行わない方式では、先行テープと後続テープとは一体的に接続されないことから、後続テープのセット後に作業者の不適切な動作によって後続テープに外力が作用すると、セットされた後続テープがスプロケットから脱落する不具合が発生する場合があった。このようなテープ脱落に際し、テープフィーダがテープ脱落を報知する脱落検出機能を備えている場合には、作業者はこの報知を承けて脱落した後続テープをテープフィーダに再セットする作業を行う。
ところが上述の脱落検出機能は、テープフィーダに電力が供給されている状態、例えば、テープフィーダが部品実装装置にセットされている場合、もしくは所定の作業エリアにて電源と接続されている場合において機能する。このため、テープフィーダに電力が供給されていない状態である非通電状態となっている場合には、作業者が脱落したキャリアテープを本来装着すべきでないテープフィーダに誤ってセットする作業ミスが生じる場合がある。従来技術ではこのような作業者の不注意による作業ミスを防止する方策がなく、誤部品が供給されて装置停止や実装ミスなどの不具合を生じる結果となっていた。
そこで本発明は、非通電状態のテープフィーダへのキャリアテープの誤セットを防止することができるテープフィーダおよび部品実装装置を提供することを目的とする。
本発明のテープフィーダは、部品を収納したキャリアテープが挿入される挿入口に設けられたゲートと、前記ゲートを開閉方向に駆動するゲート駆動機構と、を備えたテープフィーダであって、前記ゲート駆動機構は、電気的に前記ゲートを開閉し、前記テープフィーダが非通電状態の場合、前記ゲートを閉じる。
本発明の部品実装装置は、部品供給部に配置されたテープフィーダから部品実装機構によって部品を取り出して基板に移送搭載する部品実装装置であって、前記テープフィーダは、部品を収納したキャリアテープが挿入される挿入口に設けられたゲートと、前記ゲートを開閉方向に駆動するゲート駆動機構と、を備え、前記ゲート駆動機構は、電気的に前記ゲートを開閉し、前記テープフィーダが非通電状態の場合、前記ゲートを閉じる。
本発明によれば、非通電状態のテープフィーダへのキャリアテープの誤セットを防止することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の部分断面図 本発明の一実施の形態のテープフィーダの構成説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダにおいてテープ送り機構に用いられるスプロケットの機能説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダに設けられたゲート機構の構成説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダに設けられたゲート機構の機能説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダに設けられたゲート機構の部分断面図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1、図2を参照して、基板に部品を実装する部品実装装置1の構成を説明する。部品実装装置1は、基板に電子部品を実装する機能を有するものであり、図2は、図1におけるA−A断面を部分的に示している。
図1において基台1aの中央にはX方向(基板搬送方向)に基板搬送機構2が配設されている。基板搬送機構2は上流側から搬入された基板3を搬送し、部品実装作業を実行するために設定された実装ステージに位置決めして保持する。基板搬送機構2の両側方には、部品供給部4が配置されており、それぞれの部品供給部4には複数のテープフィーダ5が並列に装着されている。テープフィーダ5は、部品を収納したキャリアテープをテープ送り方向、すなわち部品供給部4の外側から基板搬送機構2に向かう方向にピッチ送りすることにより、以下に説明する部品実装機構の実装ヘッドによる部品吸着位置に部品を供給する。
基台1a上面においてX方向の一方側の端部には、リニア駆動機構を備えたY軸移動ビーム7がX方向と直交するY方向に配設されており、Y軸移動ビーム7には、同様にリニア駆動機構を備えた2基のX軸移動ビーム8が、Y方向に移動自在に結合されている。2基のX軸移動ビーム8には、それぞれ実装ヘッド9がX方向に移動自在に装着されている。実装ヘッド9は複数の保持ヘッドを備えた多連型ヘッドであり、それぞれの保持ヘッドの下端部には、図2に示すように、部品を吸着して保持し個別に昇降可能な吸着ノズル9aが装着されている。
Y軸移動ビーム7、X軸移動ビーム8を駆動することにより、実装ヘッド9はX方向、Y方向に移動する。これにより2つの実装ヘッド9は、それぞれ対応した部品供給部4のテープフィーダ5の部品吸着位置から部品を吸着ノズル9aによって吸着保持して取り出して、基板搬送機構2に位置決めされた基板3の実装点に移送搭載する。Y軸移動ビーム7、X軸移動ビーム8および実装ヘッド9は、部品を保持した実装ヘッド9を移動させることにより、部品を基板3に移送搭載する部品実装機構10を構成する。
部品供給部4と基板搬送機構2との間には、部品認識カメラ6が配設されている。部品供給部4から部品を取り出した実装ヘッド9が部品認識カメラ6の上方を移動する際に、部品認識カメラ6は実装ヘッド9に保持された状態の部品を撮像して認識する。実装ヘッド9にはX軸移動ビーム8の下面側に位置して、それぞれ実装ヘッド9と一体的に移動する基板認識カメラ11が装着されている。
実装ヘッド9が移動することにより、基板認識カメラ11は基板搬送機構2に位置決めされた基板3の上方に移動し、基板3のマーク(図示せず)を撮像して認識する。実装ヘッド9による基板3への部品実装動作においては、部品認識カメラ6による部品の認識結果と、基板認識カメラ11による基板認識結果とを加味して搭載位置補正が行われる。
図2に示すように、部品供給部4にはフィーダベース12aに予め複数のテープフィーダ5が装着された状態の台車12がセットされる。フィーダベース12aには、個々のテープフィーダ5が装着されたフィーダ位置を特定するためのフィーダアドレスが設定されており、部品実装作業においては、これらのフィーダアドレスを介して、フィーダベース12aにおける各テープフィーダ5にセットされたキャリアテープ14に収納された部品が特定される。
部品供給部4に装着された台車12には、部品を収納したキャリアテープ14を巻回状態で収納する供給リール13が保持されている。供給リール13から引き出されたキャリアテープ14は、テープフィーダ5によって吸着ノズル9aによる部品吸着位置までピッチ送りされる。
次に、図3を参照してテープフィーダ5の構成および機能を説明する。図3に示すように、テープフィーダ5は、本体部5aおよび本体部5aの下面から下方に凸設された装着部5bを備えた構成となっている。本体部5aの下面をフィーダベース12aに沿わせてテープフィーダ5を装着した状態では、テープフィーダ5は部品供給部4に固定装着されるとともに、テープフィーダ5におけるテープ送りを制御するために内蔵されたフィーダ制御部28は、部品実装装置1の装置制御部29と電気的に接続される。
本体部5aの内部には、供給リール13から引き出されて本体部5a内に取り込まれたキャリアテープ14を案内するテープ走行路5cが設けられている。テープ走行路5cは、本体部5aのテープ送り方向の上流端部に開口しキャリアテープ14が挿入される挿入口5dから、実装ヘッド9によって部品を取り出す部品吸着位置まで連通して設けられている。
本実施の形態に示す部品実装装置1においては、挿入口5dから挿入されて相前後して送られる2つのキャリアテープ14のうち、テープフィーダ5に既にセットされていて実装ヘッド9による部品取り出しの対象となるキャリアテープ14(1)(以下、先行テープ14(1)と略記する)の末尾端部と、部品切れに際して新たに追加してセットされるキャリアテープ14(2)(以下、後続テープ14(2)と略記する)の先頭端部とを接合テープによって継ぎ合わせるテープスプライシングを行うことなく、それぞれが分離された状態のまま挿入口5dに順次挿入して供給する方式を採用している。
挿入口5dには、追加してセットされる後続テープ14(2)が係合するスプロケット21Cおよびゲート機構22が設けられている。スプロケット21Cは後続テープ14(2)のテープ送り方向を規制することにより、後続テープ14(2)の脱落を防止する機能を有する。ゲート機構22はスプロケット21Cの下流側に位置しており、本体部5aを構成するフレーム部23に固着されたガイド部材32に対して、ゲート駆動部材34のゲート34a(図5参照)を上下動させることにより、挿入口5dから挿入されたキャリアテープ14の下流側のテープ走行路5cへの進入を許容・禁止する機能を有している。
テープ走行路5cにおける下流側、上流側には、先行テープ14(1)、後続テープ14(2)をテープ送りするためのテープ送り機構である第1のテープ送り機構20A、第2のテープ送り機構20Bが配設されている。上流側に設けられた第2のテープ送り機構20Bは、新たにセットされる後続テープ14(2)を挿入口5d側から第1のテープ送り機構20A側に連続的にテープ送りする機能を有しており、スプロケット21Bを第2のモータM2で回転駆動する構成となっている。
第2のテープ送り機構20Bの下方側には、テープ押しつけ機構24およびテープストッパ機構25が配設されている。スプロケット21Cを介して挿入口5dに導き入れられた後続テープ14(2)は、テープ押しつけ機構24によってスプロケット21Bに対して押しつけられ、これにより後続テープ14(2)はスプロケット21Bと係合して第2のテープ送り機構20Bによるテープ送りが可能な状態となる。テープストッパ機構25は、先行テープ14(1)が装着された状態で新たに挿入された後続テープ14(2)の先頭端部を、ストッパ部材25aによって一時的に停止させる機能を有している。
下流側に設けられた第1のテープ送り機構20Aは、先行テープ14(1)を所定の送りピッチで実装ヘッド9による部品吸着位置にピッチ送りする機能を有しており、スプロケット21Aを第1のモータM1で回転駆動する構成となっている。第1のテープ送り機構20Aの上方には、先行テープ14(1)を上方から押さえるとともに先行テープ14(1)に収納された部品を露出させる押さえ部材27が装着されており、部品吸着位置にピッチ送りされた部品は、押さえ部材27に形成された部品取り出し開口27aを介して実装ヘッド9の吸着ノズル9aによって真空吸着によりピックアップされる。
ここで図4を参照して、これらのスプロケット21A、21B,21Cの機能を説明する。図4(a)に示すように、スプロケット21A、21B,21Cの外周面には、複数の送りピン21aが設けられている。キャリアテープ14には供給対象の部品を収納する部品ポケット14aとともに、送りピン21aが嵌入する送り孔14bが所定ピッチで形成されている。キャリアテープ14において部品ポケット14aが形成された範囲には、収納された部品の脱落を防止するためのカバーテープ14cが貼着されている。送りピン21aが送り孔14bに係合した状態でスプロケット21A、21Bが回転することにより、キャリアテープ14はテープ送りされる。
図4(b)は、スプロケット21Cの機能を示している。スプロケット21Cには、上流側から下流側へのテープ送り方向(矢印b)に対応する回転方向(矢印a)のみの回転を許容し反対方向への回転を禁止するワンウェイクラッチ機構30が内蔵されている。これにより、後続テープ14(2)がスプロケット21Cと係合した状態において、後続テープ14(2)は正常のテープ送り方向(矢印b)のみへの移動が許容され、反対方向(矢印c)への移動が禁止される。これにより、部品補給のために後続テープ14(2)が新たにセットされた状態において、作業者の不適切な取り扱いなどによって後続テープ14(2)に引き抜き方向の外力が作用した場合にあっても、後続テープ14(2)はスプロケット21Cによって係止されて、テープフィーダ5からの脱落が防止される。
図4(c)(1)は、第2のテープ送り機構20Bにおけるスプロケット21Bの機能を示している。前述のように、スプロケット21Bは第2のモータM2によって回転駆動されることにより、後続テープ14(2)を連続的にテープ送りする。この駆動方式において第2のモータM2が駆動制御されていない無励磁状態では、スプロケット21Bの空転が許容されるようになっており、スプロケット21Bと係合状態にある後続テープ14(2)の移動も許容される。
スプロケット21Bには回転検出手段としてのエンコーダ31が内蔵されており、後続テープ14(2)が下流側方向(矢印f)、上流側方向(矢印g)へ移動すると、スプロケット21Bが正方向(矢印d)、逆方向(矢印e)方向へそれぞれ回転し、この回転状態に応じた回転検出信号がフィーダ制御部28に伝達される。本実施の形態においては、フィーダ制御部28に伝達される回転検出信号を監視することにより、第2のテープ送り機構20Bにおける後続テープ14(2)の状態を判断するようにしている。
まずスプロケット21Bの正方向(矢印d方向)の回転が検出されると、新たなキャリアテープ14が挿入されたと判断して、テープ送りのための第2のモータM2の駆動を開始する。これにより、挿入されたキャリアテープ14はテープ走行路5cに沿って下流側へ送られる。また正方向(矢印d方向)の回転が検出された後に、スプロケット21Bの逆方向(矢印e方向)の回転が検出されると、一旦挿入されてスプロケット21Bと係合したキャリアテープ14が何らかの原因によって脱落方向(矢印g方向)へ移動したと判断して、テープ脱落判定がなされる。
図4(c)(2)は、第1のテープ送り機構20Aにおけるスプロケット21Aの機能を示している。前述のように、スプロケット21Aは第1のモータM1によって間歇駆動されることにより、先行テープ14(1)を所定の送りピッチでピッチ送り(矢印h)する。これにより、キャリアテープ14の部品ポケット14a内に収納された部品は、実装ヘッド9による部品吸着位置に供給される。
テープ走行路5cにおける第1のテープ送り機構20Aの上流側には、キャリアテープ14を検出するための第1の検出位置P1が設定されており、第2のテープ送り機構20Bの下流側であって第1の検出位置P1よりも上流側には、同様にキャリアテープ14を検出するための第2の検出位置P2が設定されている。第1の検出位置P1、第2の検出位置P2にそれぞれ配設された第1のセンサS1、第2のセンサS2は、第1の検出位置P1、第2の検出位置P2におけるキャリアテープ14の有無を検出する。さらにテープストッパ機構25にはストッパ部材25aに後続テープ14(2)が当接していることを検出する第3のセンサS3が配設されている。
第1のセンサS1、第2のセンサS2、第3のセンサS3による検出結果はフィーダ制御部28に伝達され、フィーダ制御部28はこれらの検出結果およびエンコーダ31による回転検出結果に基づいて、第1のテープ送り機構20A、第2のテープ送り機構20Bを制御する。これにより、テープフィーダ5における先行テープ14(1)、後続テープ14(2)のテープ送り動作が実行される。またフィーダ制御部28には、テープフィーダ5の上流側の上面に配置された操作・表示パネル26が接続されている。
操作・表示パネル26には、第1のテープ送り機構20A、第2のテープ送り機構20Bによるテープ送り動作、テープ戻し動作を操作するための操作ボタン、ゲート機構22におけるゲート開閉操作のための操作ボタンとともに、テープフィーダ5の内蔵メモリへの部品ID書き込みを行うための操作ボタンなど、各種の操作ボタンが設けられている。さらに操作・表示パネル26には、予め設定された所定項目についての報知を行うための報知灯が設けられている。
次に図5を参照して、ゲート機構22の構成を説明する。図5(a)において、フレーム部23には、挿入口5dから挿入されたキャリアテープ14が送られるテープ送り高さにガイド面32aを合わせて、ガイド部材32が固着されている。ガイド部材32のガイド面32aは、キャリアテープ14を下面側から支持してガイドすることが可能な形状に設定されている(図7参照)。さらにガイド面32aには、下面にエンボス部が形成されたエンボステープをガイド可能なように、ガイド溝部32bが形成されている。
ガイド部材32の上方には、下流側の端部を軸支部35によって軸支されたれたゲート駆動部材34が略水平姿勢で配設されている。ゲート駆動部材34の上流側の端部には、下方に屈曲したゲート34aが設けられており、ゲート駆動部材34が軸支部35廻りに回動することにより、ゲート34aの下端部はガイド面32aに接離自在となっている。
ゲート駆動部材34の上方には、フィーダ制御部28によって励磁駆動されるソレノイド33が、駆動軸33aを下方に突出させた姿勢で配設されている。駆動軸33aは、上向きの駆動力を伝達可能な形態でゲート駆動部材34に結合されている。さらにゲート駆動部材34は、上面に配置されたバネ部材36によって下向き(矢印i)に付勢されている。ソレノイド33が非励磁状態では、ソレノイド33の駆動力はゲート駆動部材34には作用しない。したがってゲート機構22は、バネ部材36の付勢力によってゲート34aがガイド面32aに当接した閉状態となる。この状態では、挿入口5dから挿入されたキャリアテープ14は、ガイド面32aに当接したゲート34aによって、下流側への進入が禁止される。
図5(b)は、フィーダ制御部28によってソレノイド33を励磁駆動して、駆動軸33aを上方へ移動させた状態を示している(矢印j)。これによりゲート駆動部材34は上方へ変位し、ゲート34aの下端部とガイド部材32のガイド面32aとの間には所定のクリアランスCが確保され、ゲート機構22は開状態となる。この状態では挿入口5dから挿入されたキャリアテープ14は、クリアランスCを通過して下流側への進入が許容される。なお、ソレノイド33を励磁駆動してゲート機構22を開にした状態では、操作・表示パネル26または他の部位に配設された表示灯が点灯して、ゲート機構22が開状態である旨を表示する。また、操作・表示パネル26を操作してゲート機構22を開にした後、所定時間経過後に自動的にゲート機構22が閉となるように、開閉動作を設定しておくこともできる。
上記構成において、ゲート34aは部品を収納したキャリアテープ14が挿入される挿入口5dに設けられている。そしてソレノイド33およびバネ部材36は、ゲート34aを開閉方向に駆動するゲート駆動機構を構成する。すなわち、ゲート駆動機構は、ゲート34aを閉方向に付勢するバネ部材36と、バネ部材36による付勢力に抗してゲート34aを開方向に駆動するソレノイド33とを備えた構成となっている。
図6は、ゲート機構22によるキャリアテープ14のテープ走行路5cへの進入許容・禁止の使い分けを示している。図6(a)は、ソレノイド33が非励磁の状態、すなわちフィーダ制御部28によってゲート機構22を閉状態にした場合、またはテープフィーダ5に電力が供給されない非通電状態となった場合を示している。この場合には、ゲート駆動部材34はバネ部材36の付勢力よって押し下げられ(矢印k)、ゲート34aはガイド面32aに対して当接してゲート機構22は閉状態となる。これにより、挿入口5dを介してキャリアテープ14(ここでは先行テープ14(1))を挿入しようとしても、ゲート機構22によってキャリアテープ14の進入は禁止される。
図6(b)は、テープフィーダ5が通電状態でフィーダ制御部28によってソレノイド33が励磁駆動された場合、すなわちオペレータが操作・表示パネル26を操作してゲート機構22を開状態とした場合を示している。この場合には、ゲート駆動部材34はバネ部材36の付勢力に抗して押し上げられ(矢印l)、ゲート34aはガイド面32aに対して開状態となる。これにより、挿入口5dを介して先行テープ14(1)が挿入されテープ走行路5cにテープ送りした状態において、さらにゲート34aとガイド面32aとのクリアランスCを介して後続テープ14(2)を重ねて挿入することができる。
図6(c)は、先行テープ14(1)が供給された状態のまま電源が断たれるなど非通電状態となった場合を示している。この場合には、ソレノイド33が非励磁状態であることから、ゲート駆動部材34はバネ部材36によって押し下げられており(矢印m)、ゲート34aは先行テープ14(1)の上面に当接している。このような状態において、後続テープ14(2)を挿入口5dを介して挿入しようとしても、ゲート34aは閉状態であることから、後続テープ14(2)の挿入はゲート機構22によって禁止される。
図7は、ゲート駆動部材34に設けられたゲート34aの下端部の形状の詳細を示している。図7(a)は、図5(a)におけるA−A断面を示しており、ゲート34aがガイド面32aに当接する下端部には、図7(b)に示すように、切り欠き部34bが設けられている。ゲート34aの下端部は、図7(c)に示すように、キャリアテープ14が挿入された状態でゲート34aが閉方向に駆動された状態において、挿入されたキャリアテープ14の上面と当接する当接部となっている。
この当接面には、キャリアテープ14に貼着されたカバーテープ14cを包含する範囲、すなわちキャリアテープ14に収納された部品に対応する部分に切り欠き部34bが設けられている。このような切り欠き部34bを設けることにより、ゲート機構22を閉じてゲート34aをキャリアテープ14の上面と当接させた状態において、カバーテープ14cにゲート34aの当接面とが摺接することによる部品へのダメージを防止することができる。すなわち、キャリアテープ14において部品ポケット14a内で部品が立ってしまっているような場合は、カバーテープ14cに部品が接触している可能性がある。このような場合にあっても、ゲート34aの当接部に切り欠き部34bを設けることにより、部品へのダメージを防止することができる。
上記説明したように本実施の形態に示すテープフィーダ5および部品実装装置1では、部品を収納したキャリアテープ14が挿入される挿入口5dに設けられたゲート34aを開閉方向に駆動するゲート駆動機構を、ゲート34aを閉方向に付勢するバネ部材36と、バネ部材36による付勢力に抗してゲート34aを開方向に駆動するソレノイド33とで構成したものである。これにより、非通電状態には常にバネ部材36によってゲート34aを閉状態に保って、キャリアテープ14の挿入口5dからの挿入が禁止される。このため、テープフィーダ5が電源から取り外されて非通電状態となっている場合にあっても、作業者がキャリアテープ14を本来装着すべきでないテープフィーダ5に誤ってセットする誤セットを防止することができる。
本発明のテープフィーダおよび部品実装装置は、非通電状態のテープフィーダへのキャリアテープの誤セットを防止することができるという効果を有し、テープフィーダによって供給される部品を基板に実装する部品実装分野において有用である。
1 部品実装装置
3 基板
4 部品供給部
5 テープフィーダ
5c テープ走行路
5d 挿入口
9 実装ヘッド
14 キャリアテープ
22 ゲート機構
33 ソレノイド
34 ゲート駆動部材
34a ゲート
34b 切り欠き部
36 バネ部材

Claims (5)

  1. 部品を収納したキャリアテープが挿入される挿入口に設けられたゲートと、前記ゲートを開閉方向に駆動するゲート駆動機構と、を備えたテープフィーダであって、
    前記ゲート駆動機構は、電気的に前記ゲートを開閉し、前記テープフィーダが非通電状態の場合、前記ゲートを閉じるテープフィーダ。
  2. さらに、挿入された前記キャリアテープに収納された前記部品をピックアップ位置まで送るテープ送り機構を備えた請求項1に記載のテープフィーダ。
  3. 前記ゲートは、前記ゲートが閉方向に駆動された状態において前記挿入されたキャリアテープの上面と当接する当接部を備え、前記当接部には、前記キャリアテープに収納された前記部品に対応する部分に切り欠き部が設けられている、請求項1又は2に記載のテープフィーダ。
  4. 部品供給部に配置されたテープフィーダから部品実装機構によって部品を取り出して基板に移送搭載する部品実装装置であって、
    前記テープフィーダは、部品を収納したキャリアテープが挿入される挿入口に設けられたゲートと、前記ゲートを開閉方向に駆動するゲート駆動機構と、を備え、
    前記ゲート駆動機構は、電気的に前記ゲートを開閉し、前記テープフィーダが非通電状態の場合、前記ゲートを閉じる部品実装装置。
  5. さらに、挿入された前記キャリアテープに収納された前記部品をピックアップ位置まで送るテープ送り機構を備えた請求項4に記載の部品実装装置。
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