JP6751255B2 - 浴室換気暖房装置 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、浴室換気暖房装置に関する。
特許文献1には、ファンと、ダンパと、ファンから送られた空気を加熱するヒータと、を備えた浴室換気乾燥機が開示されている。
特開平9−250787号公報
特許文献1に開示された浴室換気乾燥機の場合、ファンから送られた空気は、ダンパに沿ってヒータに流れ込み、加熱されて浴室内に循環される。このとき、ヒータのファンから遠い側では、ファンに近い側に比べてより多くの空気が流れる。このため、ヒータを流れる空気の流れが不均一であり、ヒータによる空気の効率的な加熱の観点で改善の余地があった。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、ヒータを流れる空気の流れをより均一にできる浴室換気暖房装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、浴室の空気が吸い込まれる第1吸気口と、前記浴室に向けて空気が吹き出される吹出口と、前記第1吸気口と前記吹出口とを連通する第1風路と、前記第1風路上に設けられ、前記第1吸気口から前記吹出口に向けて空気を送る第1送風部と、前記第1風路上の前記第1送風部と前記吹出口との間に設けられ、前記第1送風部から送られる空気を加熱する加熱部と、を備えた浴室換気暖房装置であって、前記第1風路の前記第1送風部と前記加熱部との間であって、前記加熱部の上方に設けられ、前記第1送風部から送られる空気を、前記加熱部の前記第1送風部側に導く導風部を備え、前記導風部は、前記導風部の前記加熱部側の面が、前記加熱部に対向する面であり、前記加熱部側の面を延伸させた仮想面が前記加熱部と交差し、前記加熱部側の端部が、前記加熱部の上方、かつ、前記送風部側に設けられていることを特徴とする浴室換気暖房装置である。
この浴室換気暖房装置によれば、導風部によって、加熱部の第1送風部側を流れる空気の流量を大きくし、加熱部の第1送風部側とその反対側とを流れる空気の流量差を小さくすることが可能となる。すなわち、加熱部を流れる空気の流れをより均一にできる。
このため、この浴室換気暖房装置によれば、加熱部と、第1送風部から送られた空気と、の間の熱交換量を大きくし、空気を効率的に加熱することが可能となる。
第2の発明は、第1の発明において、前記浴室の外に空気が排出される換気口と、前記第1吸気口と前記換気口とを連通する第2風路と、前記第1送風部から送られる空気の流れを、前記吹出口または前記換気口に向けて切替可能なダンパと、をさらに備え、前記ダンパが、前記導風部を有することを特徴とする浴室換気暖房装置である。
この浴室換気暖房装置によれば、第1送風部から送られる空気を換気口に流す際に、換気口へ向かう空気の流れに対する導風部の抵抗を小さくし、換気を効率的に行うことが可能となる。
第3の発明は、第2の発明において、前記ダンパは、前記第1風路または前記第2風路を遮蔽可能な遮蔽部をさらに有し、前記遮蔽部が前記第2風路を遮蔽した状態において、前記導風部の前記加熱部側の面を延伸させた仮想面が、前記加熱部と交差することを特徴とする浴室換気暖房装置である。
この浴室換気暖房装置によれば、第1送風部から送られた空気が、より加熱部の第1送風部側に導かれ易くなり、加熱部を流れる空気の流れをより均一にできる。その結果として、加熱部による空気の加熱効率を向上させることが可能となる。
第4の発明は、第3の発明において、前記遮蔽部と前記導風部とは、前記ダンパの前記第1送風部側で連結されていることを特徴とする浴室換気暖房装置である。
この浴室換気暖房装置によれば、遮蔽部と導風部との間に空気が流れ込まないため、より多くの空気を加熱部の第1送風部側に導くことができ、加熱部を流れる空気の流れをより均一にできる。その結果として、加熱部による空気の加熱効率をさらに向上させることが可能となる。
第5の発明は、第3または第4の発明において、前記導風部の前記加熱部側の面は、前記第1送風部に向かって上方に傾斜していることを特徴とする浴室換気暖房装置である。
この浴室換気暖房装置によれば、第1送風部から空気が送られた際に、導風部の周りにおいて乱流の発生を抑制することができる。このため、加熱部に向けて空気が送られる際の圧損を低減し、吹出口に向けて流れる空気の流量を大きくすることができる。
第6の発明は、第〜第5のいずれかの発明において、前記遮蔽部は、前記第1送風部と前記ダンパとを結ぶ第1方向における一端である第1端部と、前記第1方向における他端である第2端部と、を有し、前記ダンパの回動軸の前記第1方向における位置は、前記第1端部の前記第1方向における位置と、前記第2端部の前記第1方向における位置と、の間にあることを特徴とする浴室換気暖房装置である。
この浴室換気暖房装置によれば、回動軸と遮蔽部の第1端部との間の距離および回動軸と遮蔽部の第2端部との間の距離を短くすることができる。このため、第1送風部から送られた空気が遮蔽部に当たっている間、回動軸にかかるトルクを小さくすることができる。このことにより小さな力でダンパを支持することができ、浴室換気暖房装置で消費されるエネルギーを低減することが可能である。
第7の発明は、第2〜第6のいずれかの発明において、前記第1風路の前記第1送風部と前記加熱部との間の壁面の一部は、前記第1送風部と前記ダンパとを結ぶ第1方向から前記浴室側に向けて曲がっており、前記壁面の前記一部の前記第1送風部側の角は、湾曲していることを特徴とする浴室換気暖房装置である。
この浴室換気暖房装置によれば、第1送風部から送られた空気が、より加熱部の第1送風部側に流れ込みやすくなり、加熱部を流れる空気の流れをより均一にできる。その結果として、加熱部による空気の加熱効率をさらに向上させることが可能となる。
第8の発明は、第1の発明において、循環ユニットであって、前記第1吸気口と、前記吹出口と、前記第1風路と、前記第1送風部と、前記加熱部と、を有する循環ユニットと、換気ユニットであって、前記第1吸気口を介して空気が吸い込まれる第2吸気口と、前記浴室の外に空気が排出される換気口と、前記第2吸気口と前記換気口とを連通する第2風路と、前記第2風路上に設けられ、前記第2吸気口から前記換気口に向けて空気を送る第2送風部と、を有する換気ユニットと、を備え、前記導風部は、前記循環ユニットにおける前記第1風路の前記第1送風部と前記加熱部との間の壁面の一部であり、前記壁面の前記一部は、前記第1送風部に向かって上方に傾斜し、前記壁面の前記一部を前記浴室側に向けて延伸させた仮想面が、前記加熱部と交差することを特徴とする浴室換気暖房装置である。
この浴室換気暖房装置によれば、第1風路の第1送風部と加熱部との間の壁面の一部によって、加熱部の第1送風部側を流れる空気の流量をより大きくし、加熱部の第1送風部側とその反対側とを流れる空気の流量差を小さくすることが可能となる。
このため、この浴室換気暖房装置によれば、加熱部を流れる空気の流れをより均一にできる。その結果として、加熱部と、送風部から送られた空気と、の間の熱交換量を大きくし、空気を効率的に加熱することが可能となる。
さらに、浴室以外の部屋(例えば、洗面所やトイレ)を浴室換気暖房装置によって換気する場合であっても、第2送風部を有する換気ユニットを設けることで、浴室以外の部屋も十分に換気することが可能となる。
このため、この浴室換気暖房装置によれば、浴室側に吹出す空気を効率的に加熱することができるとともに、浴室とそれ以外の部屋の換気の能力を向上させることができる。
本発明の態様によれば、加熱部を流れる空気の流れをより均一にできる浴室換気暖房装置が提供される。
第1実施形態に係る浴室換気暖房装置を浴室に取り付けた状態を表す概略図である。 第1実施形態に係る浴室換気暖房装置を表す断面図である。 第1実施形態に係る浴室換気暖房装置を表す断面図である。 第1実施形態に係る浴室換気暖房装置を表す断面図である。 第1実施形態に係る浴室換気暖房装置の制御系を表すブロック図である。 第1実施形態に係る浴室換気暖房装置が有するダンパの一例を表す斜視断面図である。 第1実施形態に係る浴室換気暖房装置が有するダンパの一例を表す斜視図である。 (a)参考例に係る浴室換気暖房装置の一部を表す断面図である。(b)第1実施形態に係る浴室換気暖房装置の一部を表す断面図である。 第1実施形態に係る浴室換気暖房装置が有するダンパの一例を表す斜視断面図である。 第1実施形態に係る浴室換気暖房装置が有するダンパの一例を表す斜視図である。 第2実施形態に係る浴室換気暖房装置を表す断面図である。 第2実施形態に係る浴室換気暖房装置の一部を表す断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、第1実施形態に係る浴室換気暖房装置1を浴室に取り付けた状態を表す概略図である。
図2〜図4は、第1実施形態に係る浴室換気暖房装置1を表す断面図である。
図5は、第1実施形態に係る浴室換気暖房装置1の制御系を表すブロック図である。
図1に表すように、浴室換気暖房装置1は、浴室BRの天井に取り付けられる。
浴室換気暖房装置1は、浴室BRの空気を吸い込み、ヒータを経由させて浴室BRに向けて吹き出す。または、浴室換気暖房装置1は、浴室BRの空気を吸い込み、吸い込んだ空気の少なくとも一部を、ダクトDを通して浴室外に排出することも可能である。
浴室BRには、洗面所SRが隣接して設けられ、浴室換気暖房装置1は、例えば、洗面所SRの壁面に設けられたリモコンRCによって操作することができる。
図2に表すように、第1実施形態に係る浴室換気暖房装置1は、ケーシング101、スクロール103、ファン105、ヒータケース109、ダクトカバー111、ヒータ113、ダンパ115、第1吸気口121、吹出口123、および換気口125を備える。
以降では、構造の具体的な説明のために、ダンパ115からファン105に向かう方向を「右」とし、「右」と反対の方向を「左」とする。そして、ダンパ115とファン105とを結ぶ方向を「左右」とする。また、ダンパ115から吹出口123(浴室BR)に向かう方向を「下」とし、下と反対の方向を「上」とする。
スクロール103は、ケーシング101の内側に設けられている。
ファン105は、ケーシング101の外側に設けられたモータ105aと、スクロール103の内側に設けられた羽根105bと、を有する。モータ105aによって羽根105bを回転させることで、ケーシング101の下面に形成された第1吸気口121を通して、浴室BRの空気がスクロール103に吸い込まれる。
スクロール103の左側方には、スクロール103と連なって、ヒータケース109およびダクトカバー111が設けられている。ヒータケース109は、吹出口123と繋がっており、ダクトカバー111は、換気口125と繋がっている。
ファン105によって第1吸気口121から吸い込まれた空気は、第1吸気口121と吹出口123とを連通する第1風路P1および第1吸気口121と換気口125とを連通する第2風路P2を流れて、浴室換気暖房装置1の外に排出される。
ダンパ115は、ファン105の下流であって、吹出口123および換気口125よりも上流に設けられている。ダンパ115は、回動軸115cにより回動可能に構成されている。ダンパ115を回動させることで、換気モードと、暖房モードと、乾燥モードと、を切り替えることができる。換気モードは、浴室BR(図1参照)の内部空間を換気するモードである。暖房モードは、浴室BRの内部空間を暖房するモードである。乾燥モードは、浴室BRの内部あるいはそこに吊した洗濯物などを乾燥させるモードである。
換気モードでは、図3に表すように、第1吸気口121から吹出口123へ通じる第1風路P1が、ダンパ115によって遮蔽される。
暖房モードでは、図4に表すように、第1吸気口121から換気口125へ通じる第2風路P2が、ダンパ115によって遮蔽される。
乾燥モードでは、図2に表すように、第1風路P1および第2風路P2のいずれも遮蔽されず、ファン105から送られた空気は、吹出口123と換気口125の両方へ流れる。
なお、以降では、特に説明の無い限り、暖房モードと乾燥モードとをまとめて、単に暖房モードと称する。
ヒータ113は、第1風路P1のダンパ115と吹出口123との間に設けられている。ヒータ113を通電させた状態で、第1風路P1に空気を流すことで、吹出口123から温風が浴室BRに向けて吹き出される。
図5に表したように、浴室換気暖房装置1は、ファン105、ヒータ113、およびダンパ115を制御する制御部117を有する。制御部117は、CPUやメモリなどを有し、リモコンRCから入力された情報などに基づいて、ファン105のオン・オフやヒータ113のオン・オフ、ダンパ115の回動などを制御する。
ここで、図6および図7を参照しつつ、ダンパ115の構造について、より具体的に説明する。
図6は、第1実施形態に係る浴室換気暖房装置1が有するダンパ115の一例を表す斜視断面図である。図6(a)と図6(b)は、それぞれ異なる角度からダンパ115を斜視したときの様子を表している。
図7は、第1実施形態に係る浴室換気暖房装置1が有するダンパ115の一例を表す斜視図である。
図6に表すように、ダンパ115は、遮蔽部115a、導風部115b、回動軸115c、および側壁115dを有する。
遮蔽部115aおよび導風部115bは、板状の部材である。
遮蔽部115aの右側は、平板状であるのに対して、遮蔽部115aの左側は、下方に向けて湾曲している。
導風部115bは、遮蔽部115aの右側の下方に設けられている。導風部115bは例えば、平板状である。また、導風部115bは、遮蔽部115aと異なる角度で傾斜している。例えば、図4に表すように、遮蔽部115aが第2風路P2を遮蔽した状態において、導風部115bの下面BSは、右方に向かって上方に傾斜している。
遮蔽部115aの右側端部と、導風部115bの右側端部と、は連結されており、これによりダンパ115の右側端部は、「く」の字状に屈曲している。
遮蔽部115aおよび導風部115bは、側壁115dを介して回動軸115cによって支持されている。回動軸115cは、例えば、遮蔽部115aの後端と、導風部115bの後端と、の間に位置している。より具体的には、回動軸115cの左右方向における位置(座標)は、遮蔽部115aの後端の左右方向における位置と、遮蔽部115aの左右方向における位置と、の間にある。
ここで、図8を参照しつつ、本実施形態による作用および効果を説明する。
図8(a)は、参考例に係る浴室換気暖房装置の一部を表す断面図であり、図8(b)は、第1実施形態に係る浴室換気暖房装置1の一部を表す断面図である。
図8(a)に表す参考例に係る浴室換気暖房装置では、ダンパ115が、導風部115bを有していない。この参考例に係る浴室換気暖房装置では、ファン105から送られた空気Aは、図8(a)中の矢印で表すように、遮蔽部115aの下面に沿ってヒータ113の左側を集中して流れる。つまり、ヒータ113を流れる空気の流れが不均一である。
ヒータ113の一部に集中して空気が流れると、ヒータ113と空気との間の熱交換量が小さくなり、空気を効率的に加熱することができなくなる。
これに対して、第1実施形態に係る浴室換気暖房装置1では、ダンパ115が、導風部115bを有する。ダンパ115が導風部115bを有する場合、図8(b)に表すように、ファン105から送られた空気Aが導風部115bに当たることで、空気Aの向きがヒータ113に向けて変化する。このため、ダンパ115が導風部115bを有する場合、ダンパ115が導風部115bを有していない場合に比べて、ヒータ113の右側を流れる空気の流量をより大きくし、ヒータ113の左側と右側を流れる空気の流量差を小さくすることが可能となる。つまり、ヒータ113を流れる空気の流れをより均一にできる。
その結果として、本実施形態によれば、ヒータ113とファン105から送られた空気との間の熱交換量を大きくし、空気を効率的に加熱することが可能となる。
なお、浴室換気暖房装置1は、ダンパ115の導風部115bに代えて、ファン105から送られた空気をヒータ113の右側に導くための他の導風部を、第1風路P1のファン105とヒータ113との間に有していてもよい。
ただし、この場合、図3に表す換気モードにおいても、ファン105から送られた空気がヒータ113に向けて導かれてしまうため、換気口125へ向かう空気の流れが阻害されてしまう。
ダンパ115が導風部115bを有することで、換気モードのときに、ファン105から送られる空気に対して導風部115bを遮蔽部115aによって覆うことができる。このため、本実施形態によれば、換気モードにおいて、ファン105から換気口125へ向かう空気の流れに対する導風部115bの抵抗を小さくし、換気を効率的に行うことが可能となる。
導風部115bは、暖房モードにおいて、図4に表すように、導風部115bの下面BS(ヒータ113側の面)をヒータ113に向けて延伸させた仮想面IPが、ヒータ113と交差するように設けられていることが望ましい。
このような構造を採用することで、ファン105から送られた空気が、よりヒータ113の右側に導かれ易くなる。その結果として、ヒータ113を流れる空気の流れをより均一にでき、ヒータ113による空気の加熱効率を向上させることが可能となる。
さらに、導風部115bの下面BS(ヒータ113側の面)が、右方に向かって上方に傾斜していることで、下面BSが右方に向かって下方に傾斜している場合に比べて、導風部115b近傍における乱流の発生を抑制することができる。このため、ヒータ113に向けて空気が送られる際の圧損を低減し、吹出口123に向けて流れる空気の流量を大きくすることができる。
回動軸115cの左右方向における位置は、遮蔽部115aの左端の左右方向における位置と、遮蔽部115aの右端の左右方向における位置と、の間にあることが望ましい。このような構造を採用することで、回動軸115cと遮蔽部115aの左端との間の距離および回動軸115cと遮蔽部115aの右端との間の距離を、回動軸115cが、遮蔽部115aの左端または右端に設けられている場合に比べて、短くすることができる。回動軸115cと各端部との間の距離を短くすることで、ファン105から送られた空気が遮蔽部115aに当たっている間、回動軸115cにかかるトルクを小さくすることができる。このため、ファン105から空気が送られている間、より小さな力でダンパ115を支持することができ、浴室換気暖房装置1で消費される電力などのエネルギーを低減することが可能となる。
第1吸気口121からは、上方に向けて空気が吸い込まれ、ファン105によって左方に空気が送られる。その後、暖房モードのときは、ファン105から送られた空気の流れは、ダンパ115によって下方に向けられる。このとき、図2に表すように、スクロール103やヒータケース109によって構成される第1風路P1の壁面のコーナー部C1は、角ばっておらず、湾曲していることが望ましい。コーナー部C1が湾曲していることで、ファン105から送られた空気が、コーナー部C1に沿ってヒータ113の右側に流れ込みやすくなる。その結果として、ヒータ113を流れる空気の流れをより均一にでき、ヒータ113による空気の加熱効率を向上させることが可能となる。
なお、コーナー部C1は、下方に向けて曲がっている第1風路P1の壁面のうち、内側(曲率が大きい側)の部分である。
なお、図6および図7では、ダンパ115の遮蔽部115aの先端と導風部115bの先端とが連結している場合の一例を表した。しかし、本実施形態に係る浴室換気暖房装置1が有するダンパ115の構造は、これに限定されない。
図9は、第1実施形態に係る浴室換気暖房装置1が有するダンパ115の他の一例を表す斜視断面図である。図9(a)と図9(b)は、それぞれ異なる角度からダンパ115を斜視したときの様子を表している。
図10は、第1実施形態の変形例に係る浴室換気暖房装置1が有するダンパ115の他の一例を表す斜視図である。
図9および図10に表す例では、導風部115bが、遮蔽部115aと離間して設けられている。このようなダンパ115の構造においても、ファン105から送られた空気が、導風部115bに当たり、ヒータ113の右側に導かれるため、ヒータ113を流れる空気の流れをより均一にでき、ヒータ113による空気の加熱効率を向上させることが可能である。
ただし、図6および図7に表した構造の場合、図9および図10に表した構造に比べて、遮蔽部115aと導風部115bとの間に空気が流れ込まないため、より多くの空気をヒータ113の右側に導くことが可能である。
すなわち、遮蔽部115aの右方端部と導風部115bの右方端部とを連結させることで、ヒータ113を流れる空気の流れをより均一にできる。その結果として、ヒータ113による空気の加熱効率をさらに向上させることが可能となる。
(第2実施形態)
図11は、第2実施形態に係る浴室換気暖房装置2を表す断面図である。
図12は、第2実施形態に係る浴室換気暖房装置2の一部を表す断面図である。
図11に表すように、浴室換気暖房装置2は、循環ユニット10と、換気ユニット20と、を備える。
循環ユニット10は、ケーシング101、スクロール103、ファン105、ヒータケース109、ヒータ113、第1吸気口121、および吹出口123を有する。
換気ユニット20は、ケーシング201、スクロール203、ファン205、第2吸気口221、および換気口225を有する。
ケーシング101の下面には、第1吸気口121が形成されている。第1吸気口121は、スクロール103の内部空間を通じて吹出口123と連通しており、第1風路P1が形成されている。ファン105が動作することで、第1吸気口121から浴室の空気が吸い込まれ、吹出口123に送られる。このとき、ヒータ113を通電させることで、温風が吹出口123から浴室に向けて吹き出す。
換気ユニット20は、循環ユニット10の上に設けられている。
ケーシング201は、ケーシング101の上に設けられている。ケーシング201の下面には、第2吸気口221が形成されている。第2吸気口221は、循環ユニット10のケーシング101とスクロール103との間の間隙を通じて第1吸気口121と連通している。
スクロール203は、ケーシング201の内側に設けられている。また、ファン205は、ケーシング201の外側に設けられたモータ205aと、スクロール103の内側に設けられた羽根105bと、を有する。モータ205aによって羽根205bを回転させることで、第1吸気口121および第2吸気口221を通して、浴室BRの空気がスクロール203に吸い込まれる。
スクロール203は、換気口225と繋がり、換気口225は、ダクトDと繋がっている。このため、ファン205によって第2吸気口221から吸い込まれた空気は、第2吸気口221と換気口225とを連通する第2風路P2を通ってダクトDに流れ、浴室BRの外に排出される。
浴室換気暖房装置2は、ファン105およびファン205のオン・オフによって、換気モード、暖房モード、および乾燥モードを切り替えることができる。
暖房モードでは、ファン105のみが動作し、ファン205は動作しない。このとき、第1吸気口121から吸い込まれた空気は、吹出口123に向けて、第1風路P1を流れる。
換気モードでは、ファン105が動作せず、ファン205のみが動作する。このとき、第1吸気口121から吸い込まれた空気は、第2風路P2を流れ、第2吸気口221から換気ユニット20の内部に吸い込まれる。第2吸気口221から吸い込まれた空気は、ファン205によって、換気口225へ送られ、浴室BRの外へ排出される。
乾燥モードでは、ファン105およびファン205の両方が動作する。このとき、第1吸気口121から吸い込まれた空気の一部が、ファン105によって吹出口123に向けて送られ、空気の他の一部が、ファン205によって換気口225に向けて送られる。このため、第1吸気口121から吸い込まれた空気の一部のみが、第1風路P1を通り、ヒータ113によって加熱されて浴室BRに吹き出す。
図12に表すように、本実施形態に係る浴室換気暖房装置2では、第1風路P1のファン105とヒータ113との間の壁面の一部が、ファン105に向けて突き出している。ファン105に向けて突き出したこの壁面IWは、表面をヒータ113に向けて延伸させた仮想面IPが、ヒータ113と交差するように、設けられている。また、壁面IWは、その少なくとも一部が、ヒータ113の右側と、上下方向において並ぶように、設けられている。
このような壁面IWが設けられていることで、ファン105から送られた空気が壁面IWに当たり、より多くの空気がヒータ113の右側へ導かれる。すなわち、本実施形態においては、壁面IWが導風部として機能する。
このため、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、ヒータ113を流れる空気の流れをより均一にでき、ヒータ113による空気の加熱効率を向上させることが可能である。
また、本実施形態に係る浴室換気暖房装置2では、ファン105を有する循環ユニット10に加えて、ファン205を有する換気ユニット20が設けられている。このため、浴室換気暖房装置2を用いて、浴室BRと、浴室BR以外の部屋(例えば、洗面所SRやトイレ)と、を換気する場合であっても、これらの部屋を十分に換気することができる。
すなわち、本実施形態によれば、浴室BRに向けて吹き出される空気を効率的に加熱することができるとともに、浴室BRと、浴室BR以外の部屋と、の換気の能力を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、浴室換気乾燥暖房が備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1、2 浴室換気暖房装置、 10 循環ユニット、 20 換気ユニット、 101 ケーシング、 103 スクロール、 105 ファン、 105a モータ、 105b 羽根、 109 ヒータケース、 111 ダクトカバー、 113 ヒータ、 115 ダンパ、 115a 遮蔽部、 115b 導風部、 115c 回動軸、 115d 側壁、 117 制御部、 121 第1吸気口、 123 吹出口、 125 換気口、 201 ケーシング、 203 スクロール、 205 ファン、 205a モータ、 205b 羽根、 221 第2吸気口、 225 換気口、 A 空気、 BR 浴室、 BS 下面、 C1 コーナー部、 D ダクト、 IW 壁面、 P1 第1風路、 P2 第2風路、 RC リモコン、 SR 洗面所

Claims (8)

  1. 浴室の空気が吸い込まれる第1吸気口と、
    前記浴室に向けて空気が吹き出される吹出口と、
    前記第1吸気口と前記吹出口とを連通する第1風路と、
    前記第1風路上に設けられ、前記第1吸気口から前記吹出口に向けて空気を送る第1送風部と、
    前記第1風路上の前記第1送風部と前記吹出口との間に設けられ、前記第1送風部から送られる空気を加熱する加熱部と、
    を備えた浴室換気暖房装置であって、
    前記第1風路の前記第1送風部と前記加熱部との間であって、前記加熱部の上方に設けられ、前記第1送風部から送られる空気を、前記加熱部の前記第1送風部側に導く導風部を備え
    前記導風部は、
    前記導風部の前記加熱部側の面が、前記加熱部に対向する面であり、
    前記加熱部側の面を延伸させた仮想面が前記加熱部と交差し、
    前記加熱部側の端部が、前記加熱部の上方、かつ、前記送風部側に設けられている、
    ことを特徴とする浴室換気暖房装置。
  2. 前記浴室の外に空気が排出される換気口と、
    前記第1吸気口と前記換気口とを連通する第2風路と、
    前記第1送風部から送られる空気の流れを、前記吹出口または前記換気口に向けて切替可能なダンパと、
    をさらに備え、
    前記ダンパが、前記導風部を有することを特徴とする請求項1記載の浴室換気暖房装置。
  3. 前記ダンパは、前記第1風路または前記第2風路を遮蔽可能な遮蔽部をさらに有し、
    前記遮蔽部が前記第2風路を遮蔽した状態において、前記導風部の前記加熱部側の面を延伸させた仮想面が、前記加熱部と交差することを特徴とする請求項2記載の浴室換気暖房装置。
  4. 前記遮蔽部と前記導風部とは、前記ダンパの前記第1送風部側で連結されていることを特徴とする請求項3記載の浴室換気暖房装置。
  5. 前記導風部の前記加熱部側の面は、前記第1送風部に向かって上方に傾斜していることを特徴とする請求項3または4に記載の浴室換気暖房装置。
  6. 前記遮蔽部は、
    前記第1送風部と前記ダンパとを結ぶ第1方向における一端である第1端部と、
    前記第1方向における他端である第2端部と、
    を有し、
    前記ダンパの回動軸の前記第1方向における位置は、前記第1端部の前記第1方向における位置と、前記第2端部の前記第1方向における位置と、の間にあることを特徴とする請求項〜5のいずれか1つに記載の浴室換気暖房装置。
  7. 前記第1風路の前記第1送風部と前記加熱部との間の壁面の一部は、前記第1送風部と前記ダンパとを結ぶ第1方向から前記浴室側に向けて曲がっており、
    前記壁面の前記一部の前記第1送風部側の角は、湾曲していることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載の浴室換気暖房装置。
  8. 循環ユニットであって、
    前記第1吸気口と、
    前記吹出口と、
    前記第1風路と、
    前記第1送風部と、
    前記加熱部と、
    を有する循環ユニットと、
    換気ユニットであって、
    前記第1吸気口を介して空気が吸い込まれる第2吸気口と、
    前記浴室の外に空気が排出される換気口と、
    前記第2吸気口と前記換気口とを連通する第2風路と、
    前記第2風路上に設けられ、前記第2吸気口から前記換気口に向けて空気を送る第2送風部と、
    を有する換気ユニットと、
    を備え、
    前記導風部は、前記循環ユニットにおける前記第1風路の前記第1送風部と前記加熱部との間の壁面の一部であり、前記壁面の前記一部は、前記第1送風部に向かって上方に傾斜し、前記壁面の前記一部を前記浴室側に向けて延伸させた仮想面が、前記加熱部と交差することを特徴とする請求項1記載の浴室換気暖房装置。
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