JP6750218B2 - 印刷装置、及び印刷方法 - Google Patents
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Description
<印刷装置の概略構成>
図1は、実施形態1に係る印刷装置の構成を示すブロック図である。図2は、プリンターの構成を概略的に示す斜視図である。まず、印刷装置の概略構成を図1及び図2を参照して説明する。
また、図2では、説明の便宜上、互いに直交する三軸として、X軸、Y軸及びZ軸を図示しており、以下の説明では、X軸に平行な方向を「X軸方向」又は「主走査方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」又は「副走査方向」という。
なお、本実施形態で制御装置10が実行するものとして説明する事項は、それらの全てあるいは一部をプリンター20側の制御部21が所定のプログラムに従って実行するとしてもよい。また、LUT16A等、制御装置10が保持する情報は、プリンター20側で保持されているとしてもよい。
印刷ヘッド26の、主走査方向の一端側から他端側への移動、あるいは主走査方向の他端側から一端側への移動を「主走査」、または「パス」という。
ステップS100では、制御部11は、ユーザーによって任意に選択された画像データを所定の入力元から取得する。ユーザーは、表示部17等に表示されたユーザーインターフェイス画面(UI画面)を視認しながら操作部18等を操作することにより、印刷媒体Gへ印刷したい画像を表現した画像データを任意に選択することができる。画像データの入力元は特に限定されず、例えば、HDD16や、制御装置10やプリンター20に外部から挿入された図示しないメモリーカード等の他、制御装置10と通信可能に接続されたあらゆる画像入力装置が該当する。
このようなステップS120,S130の処理を実行する点で、制御部11は、インクの吐出または非吐出を決定した画素をノズルNzに割り当てることによりノズルNzによるインクの吐出を制御する吐出制御部、として機能すると言える。また、ステップS120,S130のフローは、ノズルNzからの吐出を制御する吐出制御工程とも言える。なお、“画素をノズルに割り当てる”とは、現実のノズルの使用(ノズルがインクを吐出する行為)を保障する訳ではない。ノズルがインクを吐出するか否かは、ノズルに割り当てられる画素が前記“ドット有り”の画素であるか否かに因る。ただし、ノズルに割り当てられる画素はドット有りの画素であるとの前提に立ち、画素をノズルに割り当てる=当該画素を表現するためのインクが当該割り当てたノズルから吐出される、と簡単に解してもよい。
ノズル列NL(印刷ヘッド26)が、吐出パターンJPに基づいて主走査方向の他端側から一端側に(図6における左方向に)主走査(パス)する際、印刷媒体G上にインクを吐出するノズルは、一端側ノズル群A及び中央ノズル群Bに含まれるノズルNzから他端側ノズル群C及び中央ノズル群Bに含まれるノズルNzへ順次変更される(第1の変更)。
パス中においてインクを吐出するノズルNzを順次変更させることで、インクの沈降によって濃度差の生じたインクを、インクカートリッジからノズルNzに至るインク流路内で撹拌させる効果がある。これにより各ノズル群A,B,Cから吐出するインクの濃度差を軽減させることができる。
「パス1−4合計」列は、パス1〜パス4の主走査において形成されるドットを表し、ドットで形成された画像は、画像データに相当する。ここで示す画像データは、上述した印刷データ(ドットデータ)を指すが、色変換処理前の画像データ(RGBデータ)や色変換処理後の画像データ(インク量データ)であると解釈してもよい。
パス1では、図6において示したY方向のY1〜Y21画素をラスター番号L1〜L21の画素に置き換える形で、吐出パターンJPに基づいてインクの吐出を決定した画素が各ノズルNzに割り当てられる。
具体的には、X4L3画素は、#2ノズルに割り当てられる。X3L5及びX4L5画素は、#3ノズルに割り当てられる。X2L7、X3L7及びX4L7画素は、#4ノズルに割り当てられる。X1L9、X2L9、X3L9及びX4L9画素は、#5ノズルに割り当てられる。X1L11、X2L11、X3L11及びX4L11画素は、#6ノズルに割り当てられる。X1L13、X2L13、X3L13及びX4L13画素は、#7ノズルに割り当てられる。X1L15、X2L15及びX3L15画素は、#8ノズルに割り当てられる。X1L17及びX2L17画素は、#9ノズルに割り当てられる。X1L19画素は、#10ノズルに割り当てられる。
図12は、ノズル列と印刷媒体との位置関係、及び形成される画像を説明する図である。
図12の左側は、印刷媒体Gの上端より、ノズルNzからインクを吐出させながら印刷ヘッド26を主走査方向に移動させるパスと、印刷媒体Gを副走査方向に所定の送り量で送る搬送と、を4回繰り返した時の副走査方向における印刷媒体Gとノズル列NLとの相対位置を示している。なお、ノズルの数及びノズル群の構成は、図6に示した本実施形態のノズル列NLと同じである。従来例では、全てのパスにおいて、ノズル列NLを構成する各ノズルNzからインクの吐出を行う。また、偶数パス(例えばパス2)では、印刷媒体Gが1ラスターライン分(1画素分)副走査方向送られ、パス1を除く奇数パス(例えばパス3)では、印刷媒体Gが21ラスターライン分(21画素分)副走査方向送られる。
詳しくは、例えば、ラスターラインL9〜L14におけるX1〜X4画素は中央ノズル群BのノズルNzから吐出されたドットだけで形成される。
ラスターラインL15及びL16におけるX1〜X3画素は中央ノズル群BのノズルNzから吐出されたドットで形成され、X4画素は一端側ノズル群Aから吐出されたドットで形成される。
ラスターラインL17及びL18におけるX1及びX2画素は他端側ノズル群CのノズルNzから吐出されたドットで形成され、X3及びX4画素は一端側ノズル群Aから吐出されたドットで形成される。
ラスターラインL19及びL20におけるX1画素は他端側ノズル群CのノズルNzから吐出されたドットで形成され、X2〜X4画素は中央ノズル群Bから吐出されたドットで形成される。
そして、ラスターラインL21〜L26におけるX1〜X4画素は再び中央ノズル群BのノズルNzから吐出されたドットだけで形成される。
印刷装置としての印刷システム1は、吐出パターンJPに基づいてインクの吐出を決定した画素をノズル列NLの各ノズルNzに割り当てる吐出制御部を備えている。吐出制御部は、吐出パターンJPに基づき、奇数パス中において、印刷媒体G上にインクを吐出するノズルNzを、他端側ノズル群C及び中央ノズル群Bに含まれるノズルNzから一端側ノズル群A及び中央ノズル群Bに含まれるノズルNzへ順次変更させる。または、偶数パス中において、一端側ノズル群A及び中央ノズル群Bに含まれるノズルNzから他端側ノズル群C及び中央ノズル群Bに含まれるノズルNzへ順次変更させる。これにより形成される画像は、バンドのつなぎ目がラスターラインに対して斜めになり、且つバンドのつなぎ目におけるラスターラインが異なるノズル群から吐出されたドットで形成されるので、インクの沈降によって各ノズル群A,B,C毎にインクの濃度に違いが生じた場合でも、濃淡ムラが視認され難くなる。したがって、印刷品質を向上させた印刷装置を提供することができる。
本実施形態では、インクの沈降による濃度差が生じやすい顔料インクを使用している。しかし、パス中においてインクを吐出させるノズルNzを変更させる措置を採ることで、ノズル毎のインクの濃度の違いによる濃淡ムラを抑制するので、顔料インクを使用した場合において効果的に画質を向上させることができる。
本実施形態では、インクの沈降による濃度差が生じやすいスポンジ状の吸収部材34によりインクを保持するインクカートリッジ32を使用している。しかし、パス中においてインクを吐出させるノズルNzを変更させる措置を採ることで、ノズル毎のインクの濃度の違いによる濃淡ムラを抑制するので、スポンジ状の吸収部材34によりインクを保持するインクカートリッジ32を使用した場合において効果的に画質を向上させることができる。
図8は、実施形態2に係る印刷装置の印刷ヘッドの構成を例示する平面図である。
まず、印刷装置の印刷ヘッドの構成について図8を参照して説明する。なお、本実施形態の印刷装置は、印刷ヘッドに形成されているノズル列が実施形態1と異なっている。また、実施形態1と同一の構成部位については、同一の番号を使用し、重複する説明は省略する。
本実施形態の割り当ての所定規則は、パス中において、区毎にて印刷媒体上にインクを吐出するノズルを、一端側ノズル群及び前記中央ノズル群に含まれるノズルNzから他端側ノズル群及び中央ノズル群に含まれるノズルNzへ順次変更する第1の変更と、他端側ノズル群及び中央ノズル群に含まれるノズルNzから一端側ノズル群及び中央ノズル群に含まれるノズルNzへ順次変更する第2の変更と、のうちの少なくとも一方に変更させる、という吐出パターンJP(図9参照)を含んでいる。
ノズル列NL2(印刷ヘッド126)が、吐出パターンJPに基づいて主走査方向の他端側から一端側に(図9における左方向に)主走査(パス)する際、第1区CR、第2区MR、第3区YRの区毎において、印刷媒体G上にインクを吐出するノズルは、一端側ノズル群A及び中央ノズル群Bに含まれるノズルNzから他端側ノズル群C及び中央ノズル群Bに含まれるノズルNzへ順次変更される(第2の変更)。
パス中においてインクを吐出するノズルNzを順次変更させることで、インクの沈降によって濃度差の生じたインクを、Cインク、Mインク、Yインクの各インクカートリッジからノズルNzに至るインク流路内で撹拌させる効果がある。これにより第1区CR、第2区MR、第3区YRの区毎の各ノズル群A,B,Cから吐出するインクの濃度差を軽減させることができる。
また、表中の「パス1」〜「パス12」列は、各パスにおいて、画素が割り当てられたノズルNzからインクが吐出される画素をドットで示している。なお、各パスの各区における、一端側ノズル群AのノズルNzに割り当てられる画素を「黒四角」、中央ノズル群BのノズルNzに割り当てられる画素を「黒丸」、他端側ノズル群CのノズルNzに割り当てられる画素を「黒三角」で示している。また、各パスにおいて、第1区CR、第2区MR、第3区YRに属するノズルNzが移動する領域を異なるハッチングで表している。
図13は、パス1からパス6の主走査において、第1区CRから吐出され印刷媒体Gに形成されるドットを表し、ドットで形成された画像は、Cインクの画像データに相当する。
図14は、パス3からパス8の主走査において、第2区MRから吐出され印刷媒体Gに形成されるドットを表し、ドットで形成された画像は、Mインクの画像データに相当する。
図15は、パス7からパス12の主走査において、第3区YRから吐出され印刷媒体Gに形成されるドットを表し、ドットで形成された画像は、Yインクの画像データに相当する。
パス2では、図9において示したY方向のY45〜Y65画素をラスター番号L2〜L22の画素に置き換える形で、第1区CRの吐出パターンJPに基づいてインクの吐出を決定した画素が各ノズルNzに割り当てられる。
パス3では、図9において示したY方向のY33〜Y65画素をラスター番号L1〜L33の画素に置き換える形で、第1区CR及び第2区MRの各吐出パターンJPに基づいてインクの吐出を決定した画素が各ノズルNzに割り当てられる。
パス4では、図9において示したY方向のY33〜Y65画素をラスター番号L2〜L34の画素に置き換える形で、第1区CR及び第2区MRの各吐出パターンJPに基づいてインクの吐出を決定した画素が各ノズルNzに割り当てられる。
パス6では、図9において示したY方向のY21〜Y53画素をラスター番号L2〜L34の画素に置き換える形で、第1区CR、第2区MR及び第3区YRの各吐出パターンJPに基づいてインクの吐出を決定した画素が各ノズルNzに割り当てられる。
パス7では、図9において示したY方向のY9〜Y41画素をラスター番号L1〜L33の画素に置き換える形で、第2区MR及び第3区YRの各吐出パターンJPに基づいてインクの吐出を決定した画素が各ノズルNzに割り当てられる。
パス8では、図9において示したY方向のY9〜Y41画素をラスター番号L2〜L34の画素に置き換える形で、第2区MR及び第3区YRの各吐出パターンJPに基づいてインクの吐出を決定した画素が各ノズルNzに割り当てられる。
パス10では、図9において示したY方向のY1〜Y29画素をラスター番号L6〜L34の画素に置き換える形で、第2区MR及び第3区YRの各吐出パターンJPに基づいてインクの吐出を決定した画素が各ノズルNzに割り当てられる。
パス11では、図9において示したY方向のY1〜Y17画素をラスター番号L17〜L33の画素に置き換える形で、第3区YRの吐出パターンJPに基づいてインクの吐出を決定した画素が各ノズルNzに割り当てられる。
パス12では、図9において示したY方向のY1〜Y17画素をラスター番号L18〜L34の画素に置き換える形で、第3区YRの吐出パターンJPに基づいてインクの吐出を決定した画素が各ノズルNzに割り当てられる。
例えば、Mインクによって形成されるラスターラインL20のX1、X2画素はパス6の第2区MRに属する#20ノズルに割り当てら、X3、X4画素はパス8の第2区MRに属する#14ノズルに割り当てられたことを意味する。
例えば、Yインクによって形成されるラスターラインL20のX1〜X3画素はパス10の第1区CRに属する#8ノズルに割り当てられ、X4画素はパス12の#2ノズルに割り当てられたことを意味する。
詳しくは、例えば、ラスターラインL9〜L14におけるX1〜X4画素は第1区CRの中央ノズル群BのノズルNzから吐出されたドットだけで形成される(図10参照)。
ラスターラインL15及びL16におけるX1〜X3画素は第1区CRの中央ノズル群BのノズルNzから吐出されたドットで形成され、X4画素は第1区CRの一端側ノズル群Aから吐出されたドットで形成される(図10参照)。
ラスターラインL17及びL18におけるX1及びX2画素は第1区CRの他端側ノズル群CのノズルNzから吐出されたドットで形成され、X3及びX4画素は第1区CRの一端側ノズル群Aから吐出されたドットで形成される(図10参照)。
ラスターラインL19及びL20におけるX1画素は第1区CRの他端側ノズル群CのノズルNzから吐出されたドットで形成され、X2〜X4画素は第1区CRの中央ノズル群Bから吐出されたドットで形成される(図10参照)。
そして、ラスターラインL21〜L26におけるX1〜X4画素は再び第1区CRの中央ノズル群BのノズルNzから吐出されたドットだけで形成される(図10参照)。
これにより、第1区CRで形成される画像は、バンドのつなぎ目がラスターラインに対して斜めになり、且つバンドのつなぎ目におけるラスターラインが異なるノズル群から吐出されたドットで形成されるので、Cインクを吐出する第1区CRの各ノズル群A,B,C毎にインクの濃度に違いが生じた場合でも、濃淡ムラが視認され難くなる。
詳しくは、例えば、ラスターラインL11〜L16におけるX1〜X4画素は第2区MRの中央ノズル群BのノズルNzから吐出されたドットだけで形成される(図11参照)。
ラスターラインL17及びL18におけるX1〜X3画素は第2区MRの中央ノズル群BのノズルNzから吐出されたドットで形成され、X4画素は第2区MRの一端側ノズル群Aから吐出されたドットで形成される(図11参照)。
ラスターラインL19及びL20におけるX1及びX2画素は第2区MRの他端側ノズル群CのノズルNzから吐出されたドットで形成され、X3及びX4画素は第2区MRの一端側ノズル群Aから吐出されたドットで形成される(図11参照)。
ラスターラインL21及びL22におけるX1画素は第2区MRの他端側ノズル群CのノズルNzから吐出されたドットで形成され、X2〜X4画素は第2区MRの中央ノズル群Bから吐出されたドットで形成される(図11参照)。
そして、ラスターラインL23〜L28におけるX1〜X4画素は再び第2区MRの中央ノズル群BのノズルNzから吐出されたドットだけで形成される(図11参照)。
これにより、第2区MRで形成される画像は、バンドのつなぎ目がラスターラインに対して斜めになり、且つバンドのつなぎ目におけるラスターラインが異なるノズル群から吐出されたドットで形成されるので、Mインクを吐出する第2区MRの各ノズル群A,B,C毎にインクの濃度に違いが生じた場合でも、濃淡ムラが視認され難くなる。
詳しくは、例えば、ラスターラインL13〜L18におけるX1〜X4画素は第3区YRの中央ノズル群BのノズルNzから吐出されたドットだけで形成される(図12参照)。
ラスターラインL19及びL20におけるX1〜X3画素は第3区YRの中央ノズル群BのノズルNzから吐出されたドットで形成され、X4画素は第3区YRの一端側ノズル群Aから吐出されたドットで形成される(図12参照)。
ラスターラインL21及びL22におけるX1及びX2画素は第3区YRの他端側ノズル群CのノズルNzから吐出されたドットで形成され、X3及びX4画素は第3区YRの一端側ノズル群Aから吐出されたドットで形成される(図12参照)。
ラスターラインL23及びL24におけるX1画素は第3区YRの他端側ノズル群CのノズルNzから吐出されたドットで形成され、X2〜X4画素は第3区YRの中央ノズル群Bから吐出されたドットで形成される(図12参照)。
そして、ラスターラインL25〜L30におけるX1〜X4画素は再び第3区YRの中央ノズル群BのノズルNzから吐出されたドットだけで形成される(図12参照)。
これにより、第3区YRで形成される画像は、バンドのつなぎ目がラスターラインに対して斜めになり、且つバンドのつなぎ目におけるラスターラインが異なるノズル群から吐出されたドットで形成されるので、Yインクを吐出する第3区YRの各ノズル群A,B,C毎にインクの濃度に違いが生じた場合でも、濃淡ムラが視認され難くなる。
印刷装置としての印刷システム1は、インクの色毎に第1区CR、第2区MR、第3区YRで構成されているノズル列NL2を含む印刷ヘッド126を有している。吐出制御部は、奇数パス中において、第1〜第3区CR,MR,YR毎に、印刷媒体G上にインクを吐出するノズルNzを、他端側ノズル群C及び中央ノズル群Bに含まれるノズルNzから一端側ノズル群A及び中央ノズル群Bに含まれるノズルNzへ順次変更させる。または、偶数パス中において、第1〜第3区CR,MR,YR毎に、一端側ノズル群A及び中央ノズル群Bに含まれるノズルNzから他端側ノズル群C及び中央ノズル群Bに含まれるノズルNzへ順次変更させる。これによりCMYの各インクで形成される画像は、バンドのつなぎ目がラスターラインに対して斜めになり、且つバンドのつなぎ目におけるラスターラインが異なるノズル群から吐出されたドットで形成されるので、第1〜第3区CR,MR,YRにおける各ノズル群A,B,C毎にインクの濃度に違いが生じた場合でも、各区に対応する全てのインク色について濃淡ムラが視認され難くなる。
図16及び図17は、色変換テーブル(LUT)の一例を示す図である。本変形例では、印刷システム1の印刷制御処理において、制御部11は、ユーザーが指定したモード等に応じて、色変換処理(ステップS110)で用いるLUT16Aを切替えることが可能である。
以下、変形例に係る印刷制御処理について図16及び図17を参照して説明する。
一方、制御部11(吐出制御部)は、LUT16A1を参照してステップS110にてインク量を決定した場合に、ステップS130では、各回のパスそれぞれに対応させて、一端側ノズル群、中央ノズル群及び他端側ノズル群に含まれる各ノズルNzへ画素を割り当てる処理(例えば、従来例(図20)で説明した割り当て処理)を実行する。
前記上限値として比較的低い第1の上限値を採用したLUT16A1を参照してインク量が決定された場合、元々濃淡ムラが生じにくいので、パス中において、インクを吐出させるノズルNzを異ならせる措置は採らず、従来例で説明したように毎回のパスで全てのノズルNzをインクの吐出に使用することで、印刷速度を向上させることができる。
実施形態で説明した、画素をノズルNzに割り当てる処理における所定規則としての吐出パターンJPは、実施形態で示したパターン形状に限定されるものではない。吐出パターンJPは、パス中において、第1の変更と第2の変更とのうちの少なくとも一方の変更を繰り返すパターン形状であってもよい。
印刷システム1の制御部11(吐出制御部)が、図19に示す吐出パターンJP2に基づいて各ノズルNzへ画素を割り当てる処理を実行した場合、パス中において、印刷媒体上にインクを吐出するノズルNzを順次変更する第1の変更と第2の変更とが行われる。
これにより、斜めに傾斜したバンドのつなぎ目が分断されたり、傾斜の方向が変わったりするので、さらに濃淡ムラが視認され難い画像を形成することができる。なお、吐出パターンJP,JP1,JP2の形状は一例であり、制御部11(吐出制御部)に他の形状の吐出パターンに基づいて各ノズルNzへ画素を割り当てる処理を実行させてもよい。
Claims (8)
- 印刷媒体を第1方向へ搬送し、インクを吐出するための複数のノズルが前記第1方向へ並んで形成されるノズル列を有する印刷ヘッドを前記第1方向と交差する第2方向へ移動させ、当該移動中に前記ノズルから前記印刷媒体へ前記インクを吐出させて印刷を行う印刷装置であって、
前記ノズル列の一端側の複数のノズルで構成されたノズル群を一端側ノズル群、前記ノズル列の他端側の複数のノズルで構成されたノズル群を他端側ノズル群、前記一端側ノズル群及び前記他端側ノズル群のいずれにも該当しない複数のノズルで構成されたノズル群を中央ノズル群とした時、
前記第2方向への1度の前記移動中において、前記印刷媒体上に前記インクを吐出するノズルを、前記一端側ノズル群及び前記中央ノズル群に含まれるノズルから前記他端側ノズル群及び前記中央ノズル群に含まれるノズルへ変更する第1の変更と、前記他端側ノズル群及び前記中央ノズル群に含まれるノズルから前記一端側ノズル群及び前記中央ノズル群に含まれるノズルへ変更する第2の変更と、のうちの少なくとも一方に変更させる吐出制御部を備え、
前記第1の変更及び前記第2の変更は、前記第2方向への1度の前記移動中において、前記印刷媒体上に前記インクを吐出するノズルを前記印刷ヘッドの前記第2方向における位置に応じて変更し、
前記吐出制御部は、前記移動中において、前記第1の変更と前記第2の変更とのうちの少なくとも一方の変更を繰り返すこと、を特徴とする印刷装置。 - 印刷媒体を第1方向へ搬送し、インクを吐出するための複数のノズルが前記第1方向へ並んで形成されるノズル列を有する印刷ヘッドを前記第1方向と交差する第2方向へ移動させ、当該移動中に前記ノズルから前記印刷媒体へ前記インクを吐出させて印刷を行う印刷装置であって、
前記ノズル列は、前記第1方向に沿って複数区に区分され、区毎に前記ノズルが吐出するインクの色が異なる構成とされ、
前記区毎の一端側の複数のノズルで構成されたノズル群を一端側ノズル群、前記区毎の他端側の複数のノズルで構成されたノズル群を他端側ノズル群、前記区毎の前記一端側ノズル群及び前記他端側ノズル群のいずれにも該当しない複数のノズルで構成されたノズル群を中央ノズル群とした時、
前記第2方向への1度の前記移動中において、前記区毎にて前記印刷媒体上に前記インクを吐出するノズルを、前記一端側ノズル群及び前記中央ノズル群に含まれるノズルから前記他端側ノズル群及び前記中央ノズル群に含まれるノズルへ変更する第1の変更と、前記他端側ノズル群及び前記中央ノズル群に含まれるノズルから前記一端側ノズル群及び前記中央ノズル群に含まれるノズルへ変更する第2の変更と、のうちの少なくとも一方に変更させる吐出制御部を備え、
前記第1の変更及び前記第2の変更は、前記第2方向への1度の前記移動中において、前記印刷媒体上に前記インクを吐出するノズルを前記印刷ヘッドの前記第2方向における位置に応じて変更し、
前記吐出制御部は、前記移動中において、前記第1の変更と前記第2の変更とのうちの少なくとも一方の変更を繰り返すこと、を特徴とする印刷装置。 - 画像を表現する画像データが採用する表色系を前記印刷ヘッドが吐出するインクの表色系へ変換するための色変換テーブルを参照することにより、前記画像データの画素毎に所定の上限値内でインク量を決定するインク量決定部を備え、
前記吐出制御部は、前記インク量に基づいて前記インクの吐出又は非吐出を決定した画素を前記ノズルに割り当てることにより前記ノズルによるインクの吐出を制御し、
前記インク量決定部が、前記上限値について第1の上限値を採用して予め規定された第1の色変換テーブルと、前記上限値について前記第1の上限値よりも高い第2の上限値を採用して予め規定された第2の色変換テーブルとのうち、前記第2の色変換テーブルを参照して前記インク量を決定した場合に、前記吐出制御部は、前記移動においてインクを吐出するノズルに対応させて、前記他端側ノズル群及び前記中央ノズル群に含まれるノズル、または前記一端側ノズル群及び前記中央ノズル群に含まれるノズルへ画素を割り当て、
記インク量決定部が、前記第1の色変換テーブルを参照して前記インク量を決定した場合に、前記吐出制御部は、各回の前記移動において、前記一端側ノズル群、前記中央ノズル群及び前記他端側ノズル群に含まれるノズルへ画素を割り当てること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。 - 前記他端側ノズル群及び前記中央ノズル群のノズル数が前記ノズル列のノズル数に占める比率、及び、前記一端側ノズル群及び前記中央ノズル群のノズル数が前記ノズル列のノズル数に占める比率は、3/5以上、3/4以下であること、を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の印刷装置。
- 前記ノズル列は、前記ノズルがシアンインクを吐出する区と、前記ノズルがマゼンタインクを吐出する区と、前記ノズルがイエローインクを吐出する区と、に区分されること、を特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
- 前記インクとして顔料インクを使用すること、を特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の印刷装置。
- 前記印刷ヘッドは、スポンジ状の吸収部材により前記インクを保持するインクカートリッジから前記ノズルへ前記インクの供給を受けること、を特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の印刷装置。
- 印刷媒体を第1方向へ搬送し、インクを吐出するための複数のノズルが前記第1方向へ並んで形成されるノズル列を有する印刷ヘッドを前記第1方向と交差する第2方向へ移動させ、当該移動中に前記ノズルから前記印刷媒体へ前記インクを吐出させて印刷を行う印刷方法であって、
前記ノズル列の一端側の複数のノズルで構成されたノズル群を一端側ノズル群、前記ノズル列の他端側の複数のノズルで構成されたノズル群を他端側ノズル群、前記一端側ノズル群及び前記他端側ノズル群のいずれにも該当しない複数のノズルで構成されたノズル群を中央ノズル群とした時、
前記第2方向への1度の前記移動中において、前記印刷媒体上に前記インクを吐出するノズルを、前記一端側ノズル群及び前記中央ノズル群に含まれるノズルから前記他端側ノズル群及び前記中央ノズル群に含まれるノズルへ変更する第1の変更と、前記他端側ノズル群及び前記中央ノズル群に含まれるノズルから前記一端側ノズル群及び前記中央ノズル群に含まれるノズルへ変更する第2の変更と、のうちの少なくとも一方に変更させる吐出制御工程を含み、
前記第1の変更及び前記第2の変更は、前記第2方向への1度の前記移動中において、前記印刷媒体上に前記インクを吐出するノズルを前記印刷ヘッドの前記第2方向における位置に応じて変更し、
前記吐出制御部は、前記移動中において、前記第1の変更と前記第2の変更とのうちの少なくとも一方の変更を繰り返すこと、を特徴とする印刷方法。
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