JP6749580B2 - 洗浄水タンク装置、及び、それを備えた水洗大便器 - Google Patents

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Description

本発明は、便器に洗浄水を供給する洗浄水タンク装置、及び、それを備えた水洗大便器に関する。
従来から、便器に洗浄水を供給する洗浄水タンク装置として、貯水タンク内の底面に形成された排水口と、貯水タンク内において上下動可能に支持されたオーバーフロー管の下部の外周に設けられる排水弁と、排水口の周囲に設けられる弁座と、を備えたものが知られている。このような従来の洗浄水タンク装置は、貯水タンク内の底面に設けられている弁座に対して排水弁を上方から着座させ、オーバーフロー管の上下動とともに排水弁も上下動させて排水口を開閉する。
一方、上記構成に加えて、排水弁の上方及び周縁部を覆うように、排水弁をほぼ水平に保持する弁体保持手段を排水弁に設けた洗浄水タンク装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この弁体保持手段によって、排水弁が変形することを抑制し、排水弁のシール性能を向上させることができる。
特開2012−255253号公報
ここで、近年、意匠性の向上やトイレルームの広さの確保のために、洗浄水タンク装置の全体の高さを低くしつつ、奥行きを狭くして幅を広くすることが要請されている。
洗浄水タンク装置の全体の高さを低くしつつ奥行きを狭くして幅を広くすると、当該洗浄水タンク装置の内部に収容される貯水タンクの全体の高さも低くなり、満水時における貯水タンク内の洗浄水の水位が低下してしまう。貯水タンク内の洗浄水の水位の低下は、排水弁にかかる水頭圧の低下を招く。
加えて、近年のトレンドによると、環境保全の観点から、1回の便器の洗浄に用いる水量を節水する傾向にある。貯水タンクは、1回の便器の洗浄に用いられる水量が貯水されるものであり、1回の便器の洗浄に用いられる水量を節水すると、貯水タンクに貯水する水量が減少する。貯水タンクに貯水される水量が減少すると、満水時における貯水タンク内の洗浄水の水位がより低下し、排水弁にかかる水頭圧が減少してしまう。
このように排水弁にかかる水頭圧が減少すると、排水弁のシール性能が低下し、排水弁と弁座の間から貯水タンク内の洗浄水が排水口から漏れてしまうといった懸念がある。
ここで、上述した特許文献1の洗浄水タンク装置のように弁体保持手段を設けると、水頭圧が低くなっても、シール性能を多少なりとも改善できる可能性があるが、排水弁にかかる水頭圧そのものが減少してしまうため、結果として排水弁のシール性能の低下を根本的に解決できない。さらに、引用文献1に記載の洗浄水タンク装置のように、排水弁と別体で弁体保持手段を設けると、構造が複雑になるとともに、コストが高くなり、生産性が低下してしまうといった懸念もある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、貯水タンクの形状的制限によって排水弁の前後方向長さが十分に確保できない場合であっても、シンプルな構成で排水弁のシール性能を従来と同等もしくはそれ以上に保つことができる洗浄水タンク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る洗浄水タンク装置によれば、便器に洗浄水を供給する洗浄水タンク装置において、排水口が底面に形成され、洗浄水を貯水する貯水タンクと、上下方向に移動することで排水口を開閉する排水弁と、排水口の周囲に設けられ、排水弁と当接する弁座と、を備え、貯水タンクは前後方向長さに比べて、左右方向の長さが長く、排水弁は前後方向長さに比べて、左右方向の長さが長く、排水弁、弁座、及び排水口は、楕円状に形成されている。
この構成によれば、排水弁の左右方向長さを広く形成しているため、前後方向長さと左右方向長さがほぼ同一に形成されている従来の排水弁に比べて、排水弁の面積を大きく形成することができる。そのため、貯水タンクの形状的制限によって排水弁の前後方向長さが十分に確保できない場合であっても、シンプルな構成で排水弁のシール性能を従来と同等もしくはそれ以上に保つことができる。
この構成によれば、排水弁と弁座を当接させたとき、排水弁の外周縁から弁座までの間隔がほぼ均一になる。そのため、排水弁のたわみや変形が抑制され、排水弁のシール性能をより向上させることができる。また、排水弁が楕円状に形成されているので、排水弁を上下動させた際の水の抵抗を抑制することができる。そのため、排水弁の上下動の動作をスムーズに行うことができる。
この構成によれば、排水口24bが楕円状に形成されているので、当該構成にかかる排水口と前後方向の長さが同一である真円の排水口に比べて、排水口の周方向の長さが長くなる。そのため、排水弁を上方に移動させて排水口を開けたときの排水口に流入する瞬間流量を増加させることができる。
また、本発明の一態様に係る洗浄水タンク装置において、好ましくは、排水口の下流側には、便器へ洗浄水を供給する供給流路が延び、供給流路の流路断面が楕円状に形成されている。
この構成によれば、排水口の下流側には、便器へ洗浄水を供給する供給流路24eが延び、供給流路24eの流路断面が楕円状に形成されている。これにより、当該構成にかかる供給流路の流路断面と前後方向の長さが同一である真円の供給流路に比べて、供給流路の周方向の長さが長くなる。そのため、当該構成にかかる供給流路の流路断面と前後方向の長さが同一である真円の供給流路に比べて、排水口24bから供給流路24eに洗浄水が流れ込むときの瞬間流量が増加する。その結果、洗浄能力を確保しつつ、便器へスムーズに洗浄水を供給することができる。
また、本発明は、洗浄水タンク装置を有する水洗大便器である。
この構成によれば、コンパクトに構成しつつシール性能を向上させた洗浄水タンク装置を有する水洗大便器を提供することができる。
本発明によれば、洗浄水タンク装置において、貯水タンクの形状的制限によって排水弁の前後方向長さが十分に確保できない場合であっても、シンプルな構造で排水弁のシール性能を従来と同等もしくはそれ以上に保つことができる。
本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク装置が適用された水洗大便器の断面図である。 本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク装置の断面図である。 図3のIV−IV線に沿って見たオーバーフロー管及びガイド部の概略断面図である。 図3のV−V線に沿って見た洗浄水タンク装置の断面図である。 図3のV−V線に沿って見た洗浄水タンク装置の一部省略断面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
<水洗大便器の構成>
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク装置が適用された水洗大便器について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク装置が適用された水洗大便器の断面図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク装置が適用された水洗大便器2には、ボウル部4と、導水路6と、ボウル部4の下部と連通する排水トラップ管路8と、が形成されている。
ボウル部4の上縁部には、内側にオーバーハングしたリム10と、導水路6から供給される洗浄水を吐水する第1吐水口12と、が形成されている。この第1吐水口12から吐水された洗浄水は、ボウル部4のボウル面を万遍なく流下しつつ、ボウル部4の下方に形成された溜水部14に向けて流下する。
ボウル部4の下方に形成された溜水部14には、未使用状態において、一点鎖線で示された溜水面W0まで水が溜まっている。この溜水部14の下方には、排水トラップ管路8の入口8aが開口し、この入口8aから上昇路8bが後方斜め上に向けて延びている。この上昇路8bの下流端には、下降路8cが連続し、下降路8cの下端は排水ソケット(図示せず)を介して床下の排出管(図示せず)に接続されている。
第1吐水口12よりも下方であってボウル部4の溜水面W0の上方位置には、導水路6から供給される洗浄水を吐水する第2吐水口16を形成してもよい。この第2吐水口16から洗浄水を吐水することにより溜水部14の溜水を上下方向に旋回させる旋回流を生じさせることができる。
水洗大便器2の導水路6の上方には、水洗大便器2に供給する洗浄水を貯水する洗浄水タンク装置20(詳細は後述する)が設けられている。
洗浄水タンク装置20は、陶器製の外装タンク22と、この外装タンク22内に収容される樹脂製の貯水タンク24と、外装タンク22の上方に載せられる外蓋26と、を備えている。
貯水タンク24には水洗大便器2に供給する洗浄水が貯水され、貯水タンク24の底面24aには、導水路6と連通して貯水タンク24内に貯水された洗浄水を導水路6へと排出する排水口24bが形成されている。
<洗浄水タンク装置の構成>
つぎに、図2〜図6を参照して、本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク装置の詳細について説明する。
なお、以下においては、図中に示す方向を用いて説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク装置の斜視図である。図3は、本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク装置の断面図である。図4は、図3のIV−IV線に沿って見たオーバーフロー管及びガイド部の概略断面図である。図5は、図3のV−V線に沿って見た洗浄水タンク装置の断面図である。図6は、図3のV−V線に沿って見た洗浄水タンク装置の一部省略断面図である。
なお、図2において、説明の便宜上、外装タンク22及び外蓋26を省略している。また、図3において、説明の便宜上、内蓋28を省略している。さらに、図6において、説明の便宜上、排水装置50を省略している。
また、図3において、貯水タンク24内の所定の満水時の水位(最高水位)がWL1で示されている。
図2及び図3に示すように、洗浄水タンク装置20は、内蓋28と、給水装置30と、操作装置40と、排水装置50と、をさらに備え、これらは貯水タンク24に設けられている。
貯水タンク24は、いわゆるローシルエットタイプのタンクであり、全体として略直方体状の外形を有し、貯水タンク24の上下方向の長さ(高さ)よりも、左右方向の長さ(幅)が長く形成されている。また、貯水タンク24の前後方向の長さ(奥行き)は、上下方向の長さ(高さ)よりも短く形成されている。なお、貯水タンク24が収容される外装タンク22も、いわゆるローシルエットタイプであり、貯水タンク24と同様に、外装タンク22の上下方向の長さ(高さ)よりも左右方向の長さ(幅)が長く、上下方向の長さ(高さ)よりも前後方向の長さ(奥行き)が短く形成されている。
また、貯水タンク24の上部には上方に向かって開口する開口部25が形成されており(図3参照)、この開口部25を閉塞して貯水タンク24内を隠蔽するように、内蓋28が取り付けられている。
図3に示すように、給水装置30は、給水管32と、給水バルブ34と、フロート36と、吐水部38と、を有している。
給水管32は貯水タンク24の左側面の外側において上下方向に延びる管であり、上流側端部が、図示しない外部の給水源に接続されている。この給水管32の上流端部には、貯水タンク24の左方側の壁の外側から内側にかけて挿通するように設けられている給水バルブ34が接続されている。給水バルブ34は、給水管32から給水される洗浄水の貯水タンク24への吐水と止水とを切り替える。
給水バルブ34にはフロート36が接続されている。このフロート36は、貯水タンク24内に設けられており、貯水タンク24内の水位の変動に応じて上下動する。このフロート36の上下動に応じて、給水バルブ34の開閉及び給水バルブ34の弁の開き度合いが切り換えられる。その結果、後述する吐水部38から貯水タンク24内への吐止水及び吐水部38からの瞬間流量が制御される。
給水バルブ34の下流端部には、吐水部38が接続されている。また、吐水部38には吐水口38aが設けられており、フロート36の上下動に応じて給水バルブ34が吐水に切り替えられると、吐水部38の吐水口38aから貯水タンク24内へ洗浄水が吐水され、貯水タンク24内に洗浄水が貯水される。
給水装置30において、後述する排水装置50によって貯水タンク24内の洗浄水が水洗大便器2に排水されると、貯水タンク24内の洗浄水の水位が所定の満水時の水位WL1から所定の給水開始水位まで低下してフロート36が下降する。なお、所定の給水開始水位とは、所定の満水時の水位WL1よりも低い位置であって、貯水タンク24の底面24aよりも高い位置である。フロート36が下降することにより、給水バルブ34が吐水側に切り替えられ、吐水口38aから貯水タンク24内への吐水が開始される。次に、吐水が継続されて、貯水タンク24内の洗浄水の水位が上昇すると、フロート36も上昇する。貯水タンク24内の洗浄水の水位が所定の満水時の水位WL1まで上昇すると、フロート36も所定の満水時の水位WL1に応じた位置まで上昇する。フロート36が所定の満水時の水位WL1に応じた位置まで上昇すると、給水バルブ34が止水側に切り替えられ、吐水口38aから貯水タンク24内への吐水が終了し、洗浄水が止水される。これにより、貯水タンク24内の洗浄水の水位を所定の満水時の水位WL1に維持するようになっている。
操作装置40は、駆動部42と、回転軸44と、ハンドル46と、玉鎖取付部48と、を有している。操作装置40は、貯水タンク24の上部において貯水タンク24の外側から内側にかけて挿通するように設けられており、操作装置40のハンドル46が操作されると、回転軸44が回転して後述する排水装置50が動作する。
駆動部42は貯水タンク24の外側に設けられており、駆動部42の内部には駆動部42から貯水タンク24の右方側の壁を貫通して貯水タンク24内に延びる回転軸44が設けられている。言い換えると、回転軸44は、貯水タンク24の右方側の壁の外側から内側にかけて挿通されるように設けられている。この回転軸44の一方側(貯水タンクの外側)の端部にはハンドル46が設けられており、他方側(貯水タンクの内側)の端部には玉鎖取付部48が設けられている。この玉鎖取付部48には、後述する玉鎖54の一方が取り付けられている。
さらに、駆動部42の内部には、モータ(図示せず)と、洗浄水タンク装置20の外部に設けられたコントローラ(図示せず)からの指令信号を受信する受信部(図示せず)と、が設けられている。コントローラからの指令信号を受信部が受信すると、その指令信号に基づいて駆動部42内部のモータが駆動する。このモータの駆動によって、回転軸44が回転して後述する排水装置50が動作する。
なお、ここでの「コントローラからの指令信号」とは、例えば、水洗大便器2に設けられて人体(例えば使用者)を検知する人体検知センサ(図示せず)からの信号、又は、水洗大便器2の洗浄操作を指令する洗浄ボタン(図示せず)を使用者が操作した信号等である。
排水装置50は、オーバーフロー管52と、玉鎖54と、排水弁56と、ガイド部材58と、を有している。
排水装置50は、排水口24bの上方に設けられ、排水口24bを開閉することで、洗浄水を貯水タンク24内に貯水する、もしくは、貯水タンク24内の洗浄水を水洗大便器2へ排水する。
オーバーフロー管52は上下方向に延びる円筒部材であり、上端及び下端には入口部52a及び出口部52bが設けられている。オーバーフロー管52の入口部52aは上方に向かって開口しており、貯水タンク24内の洗浄水が所定の満水時の水位WL1よりも高くなると、入口部52aからオーバーフロー管52内へ洗浄水が流入する。一方、オーバーフロー管52の出口部52bは排水口24bの直上に対面して開口しているので、オーバーフロー管52内へ流入した洗浄水は、出口部52bを通って排水口24bから水洗大便器2へ排水される。
オーバーフロー管52の下端の外周側には、排水弁取付部52cが設けられている。この排水弁取付部52cはオーバーフロー管52の中心軸から外周側に向かってオーバーフロー管52の外周面から突出している鍔状の部分であり、全体が円盤状に形成されている。また、排水弁取付部52cの円盤状の周面の全周にわたって凹みを形成した条溝が形成されている。この条溝の上下方向の隙間の大きさと、後述する排水弁56の上下方向の厚みと、が略同じに形成されている。そのため、排水弁取付部52cの条溝に排水弁56が嵌合し、排水弁56がオーバーフロー管52に連接される。
なお、排水弁取付部52cと排水弁56とが嵌合可能な程度に、排水弁取付部52cの条溝の上下方向の隙間の大きさよりも、排水弁56の上下方向の厚みが大きく形成されていてもよい。
オーバーフロー管52の下端には、玉鎖取付部52dが設けられている。この玉鎖取付部52dは、オーバーフロー管52の出口部52bを規定する縁部分の前後方向及び右方向の三箇所から下方に突出し、三箇所から下方に突出した部分のそれぞれがオーバーフロー管52の中心軸に向かう方向に屈曲している。そして、オーバーフロー管52の中心軸に略重なる位置に、玉鎖54を取り付ける部分が形成されている。
ここで、オーバーフロー管52の管路内には玉鎖54を上下方向に挿通しており、玉鎖54の一方側は操作装置40の玉鎖取付部48に取り付けられ、玉鎖54の他方側は、オーバーフロー管52の玉鎖取付部52dに取り付けられている。このとき、玉鎖54は、オーバーフロー管52の中心軸に沿って延びている。
オーバーフロー管52の鉛直方向の中央部には、オーバーフロー管52の外周面に上下方向に延びる突条としての突起部52eが設けられている。この突起部52eは、オーバーフロー管52の外周面の周方向に沿って略等間隔に4箇所設けられている。
オーバーフロー管52の排水弁取付部52cの条溝に嵌合する排水弁56は、円板状のシール部材であり、ゴム材料により形成される。また、排水弁56の略中央部分には取付孔(図示せず)が開口している。この取付孔の内周部がオーバーフロー管52の排水弁取付部52cの条溝に嵌合するように挿入され、オーバーフロー管52に排水弁56が固定される。これにより、オーバーフロー管52の上下動とともに排水弁56も上下動して、排水弁56が排水口24bを開閉する。
ここで、図5に示すように、貯水タンク24を上方から見たときの排水弁56は、前後方向長さよりも左右方向長さが長い楕円状に形成されている。つまり、排水弁56は、左右方向を長手方向とする略矩形状となる貯水タンク24の平面視形状に対応し、長軸方向を左右方向に沿わせ短軸方向を前後方向に沿わせた楕円状の外形を有する。また、排水弁56の外径は、後述する弁座24cの外径よりも大きく、後述する凹部24dの外周端部の外径よりも小さく形成されている。
さらに、貯水タンク24を上方から見たときのオーバーフロー管52の排水弁取付部52cの外形も、前後方向長さよりも左右方向長さが長い楕円状に形成されている。また、排水弁取付部52cの外径は、後述する弁座24cの内径よりも小さく形成されている。さらに、排水弁56の外周縁から排水弁取付部52cの外周縁までの水平方向における間隔が略均一に形成されている。つまり、排水弁取付部52cの外形は、排水弁56の外形形状に沿う楕円形状であり、排水弁56及び排水弁取付部52cは、楕円形状の外形について、長軸方向及び短軸方向を互いに一致させるとともに互いに同心となるように設けられている。
図3にもどって、ガイド部材58は、オーバーフロー管52の外周を覆うように設けられており、オーバーフロー管52を上下方向に摺動可能に保持している。また、ガイド部材58は、支持脚58aと、固定脚58bと、収納部58cと、ガイド部58dと、を有している。収納部58cとガイド部58dとが一体的に形成されている。
ガイド部材58の支持脚58aは、貯水タンク24の底面24aに立設された柱状の部分であり、排水口24bの周囲に4つ所定間隔ごとに設けられている。4つの支持脚58aの上方端には円筒状の収納部58c及び収納部58cと一体的に形成されたガイド部58dが載置され、支持脚58aは収納部58c及びガイド部58dを下方から支持している。つまり、この支持脚58aにより、貯水タンク24の底面24aから所定距離上方の位置に、収納部58c及びガイド部58dが支持されている。
ガイド部の固定脚58bは、支持脚58aと同様に、貯水タンク24の底面24aに立設された柱状の部分であり、排水口24bの周囲に4つ所定間隔ごとに設けられている。4つの固定脚58bの先端には収納部58cを固定するためのスナップフィットが設けられており、収納部58cの下端に設けられているスナップフィットの嵌合孔に固定脚58bのスナップフィットが嵌合することで、固定脚58bに対して収納部58cが固定される。
収納部58c及びガイド部58dは、互いに径が異なる略円筒状に形成されており、大径の収納部58cの上方に小径のガイド部58dが一体的に形成されている。すなわち、ガイド部材58の収納部58c及びガイド部58dは、収納部58cからガイド部58dに掛けて、収納部58cまたはガイド部58dの外径及び内径が縮径されるように連続的に形成されている。
また、収納部58c及びガイド部58dの内部には、オーバーフロー管52が収容されている。収納部58cは、支持脚58aの上端の高さ位置から上方に向かう筒状であり、延びた部分の上端開口を一部閉塞するようにオーバーフロー管52の中心軸に向かう方向に水平に張り出す張り出し部が形成されている。ガイド部58dは、この張り出し部の略中央に形成された開口から上方に向かって筒状に延びるように形成されている。
排水装置50を下方から見たときの収納部58cの内形は、略楕円状に形成されており、排水弁56の外形よりも大きく形成されている。つまり、収納部58cは、排水弁56が上方の位置まで引き上げられたときに、排水弁56を取り囲むように収納する。また、排水装置50を上方から見たときの収納部58cの外形は、収納部58cの内形と同様に、略楕円状に形成されている。
図4に示すように、ガイド部58dには、その内周面に上下方向に延びる条溝としての凹み部58eが設けられている。この凹み部58eは、オーバーフロー管52の内周面の周方向に沿って略等間隔に4箇所設けられている。また、この凹み部58eにオーバーフロー管52の突起部52eが配置されるように、ガイド部58d内にオーバーフロー管52が挿入される。つまり、ガイド部58dの内形は、突起部52eが設けられている位置におけるオーバーフロー管52の外周面に沿うような形に形成されている。詳細には、ガイド部58dは、図4に示すような横断面形状において、オーバーフロー管52の周壁部に沿う略1/4円弧状の部分と、突起部52eを受け入れる径方向外側への突出部分(凹み部58e)とを、周方向に交互に4箇所ずつ有する。
図3にもどって、貯水タンク24の排水口24bの周囲には、排水弁56が当接する弁座24cが円環状に設けられている。弁座24cは、貯水タンク24の底面24aから上方に向かって突出する凸部(突条部)であり、弁座24cの外径は排水弁56の外径よりも小さく形成されている(図5及び図6参照)。
また、弁座24cの周囲には、底面24aから下方に向かって凹んでいる凹部24dが設けられている。そのため、例えば貯水タンク24の成形時に、弁座24cに対して「ひけ」等の変形が生じてしまった場合においても、弁座24cが貯水タンクの底面24aから突出した状態を保つことが可能である。つまり、弁座24cの周りに凹部24dを設けることにより、凹部24dが底面24aに対して一段低い分、弁座24cの相対的な突出量が増加し、弁座24cの突出量が確保される。
排水口24bの下流側には、水洗大便器2の導水路6へ洗浄水を供給する供給流路24eが延びている。供給流路24eは排水口24bから下方に向かって延びており、供給流路24eの下流端には、排水口24bと連通する供給流路出口24fが開口している。そのため、排水口24bから排水された洗浄水は、供給流路24eを介して供給流路出口24fから水洗大便器2の導水路6へ排出される。
また、図5及び図6に示すように、排水口24b及び弁座24cは、排水弁56の外形に沿うように楕円状に形成されている。また、排水弁56と弁座24cが当接している状態において、排水弁56の外周縁から弁座24cまでの水平方向における間隔が略均一になるように弁座24cが形成されている。さらに、供給流路24eの流路断面及び供給流路出口24fも楕円状に形成されている。すなわち、本実施形態の洗浄水タンク装置20では、平面視において、排水口24bの開口形状、弁座24cの囲繞形状、供給流路24eの流路断面形状、及び供給流路出口24fの開口形状(流路断面形状)は、いずれも排水弁56の外形形状に沿う楕円形状であり、各形状をなす部分は、それぞれの楕円形状が排水弁56の外形形状である楕円形状に対して長軸方向及び短軸方向を一致させるとともに同心となるように設けられている。
<動作及び作用>
つぎに、図3及び図5を参照して、本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク装置の動作及び作用について説明する。
まず、使用者が水洗大便器2を使用する前の状態においては、図3及び図5に示すように、排水弁56と弁座24cとが全周にわたって当接しており、排水弁56によって排水口24bが閉じられている(初期状態)。
この初期状態のとき、貯水タンク24内には所定の満水時の水位WL1の高さ位置まで洗浄水が貯水されており、排水弁56には水頭圧がかかっている。この水頭圧によって、上方から下方に向かって排水弁56が弁座24cに押しつけられている。
なお、ここでの「水頭圧」とは、排水弁56と弁座24cとが当接し、貯水タンク24内にはWL1の高さ位置まで洗浄水が貯水されている状態において、排水弁56にかかる単位面積当たりの水圧の大きさを表す。
ここで、弁座24cに対する排水弁56のシール性能は、水頭圧の大きさ、又は、水頭圧がかかる排水弁56の面の面積の大きさ、又はその両方の影響を受ける。つまり、水頭圧が大きければ大きいほど、水頭圧がかかる排水弁56の面の面積が大きければ大きいほど、弁座24cに対する排水弁56のシール性能が向上する。
ここで、排水弁56と弁座24cが当接している状態において、排水弁取付部52cの外周縁から排水弁56と弁座24cの当接位置までの水平方向における間隔が、全周に亘って略均一である。そのため、相対的に剛性の高い排水弁取付部52cが下方に押し下げられて排水弁56が弁座24cに押し付けられたとき、排水弁取付部52cから排水弁56にかかる力が弁座24cに対して略均一に伝わる。言い換えると、弁座24cと当接によって排水弁56に加わる応力が、排水弁56の全周に亘って略均一になる。これにより、排水弁56と弁座24cとのシール力を向上することができる。
また、排水弁56と弁座24cとが当接している状態において、排水弁56と弁座24cの当接位置よりも外周側に排水弁56の一部(外周側の部分)が延びており、排水弁56の外周縁から排水弁56と弁座24cの当接位置までの水平方向における間隔が、全周に亘って略均一である。そのため、弁座24cとの当接位置から排水弁56の外周縁までの排水弁56にかかる力(水頭圧に起因する力)が、排水弁56の全周に亘って略均一になる。これにより、弁座24cとの当接位置から排水弁56の外周縁までの排水弁56の変形が抑制されて、排水弁56と弁座24cとのシール力を向上することができる。さらに、排水弁56の変形が抑制されることで、排水弁56の劣化も抑制することができる。
なお、「略均一」とは、完全に均一である場合と、効果を及ぼす程度に均一である場合とを含む。
つぎに、使用者が水洗大便器2を使用後に操作装置40のハンドル46を操作する、又は、図示しないコントローラからの指令信号によって駆動部42内部のモータを駆動させると、回転軸44が回転する。回転軸44が回転すると、回転軸の端部に設けられた玉鎖取付部48が回転し、玉鎖取付部48に取り付けられた玉鎖54が上昇する。
玉鎖54の一端がオーバーフロー管52の玉鎖取付部52dに取り付けられているので、玉鎖54の上昇とともに、オーバーフロー管52及び排水弁56が上昇する。このとき、オーバーフロー管52は、ガイド部58dにガイドされながら上昇するので、オーバーフロー管52の傾きが抑制されながら上昇する。
また、排水弁56は楕円状に形成されているので、排水弁56を上昇させたときの水の抵抗が抑制される。これにより、排水弁56の動作がスムーズに行われる。
排水弁56が上昇すると排水弁56と弁座24cとの間に間隙が生じ、この間隙から貯水タンク24内の洗浄水が排水口24bに流れ込む。そして、排水弁56が排水口24bを開放している間、排水口24bから供給流路24eを介して水洗大便器2の導水路6に排水される。この導水路6内の洗浄水が第1吐水口又は第2吐水口から吐水され、水洗大便器2の洗浄が行われる。
ここで、楕円状に形成されている排水口24bに対し、排水口24bの前後方向長さを内径寸法とする真円状の排水口を仮想した場合、この真円状の排水口の周方向の長さよりも、楕円状の排水口24bの周方向の長さが長い。そのため、仮想の真円状の排水口の場合に対し、楕円状の排水口24bの方が、排水弁56が排水口24bを閉止している状態から排水弁56を上昇させたときの排水弁56の外周縁の軌跡によって規定される楕円筒周面の面積が増大する。つまり、楕円状の排水口24bによれば、真円状の排水口に比べて、排水弁56と弁座24cとの間隙から排水口24bへ流入する洗浄水の瞬間流量が増加する。
また、供給流路24eの流路断面が楕円状に形成されているので、上述した排水口24bの場合と同様に、供給流路24eの流路断面の前後方向長さを内径寸法とする真円状の流路に比べて、供給流路24eを流れる洗浄水の瞬間流量が増加する。また、供給流路24eの流路途中に、例えば絞り等が設けられていないので、供給流路24eの管路内の圧力損失が抑制される。
さらに、供給流路出口24fの流路断面が楕円状に形成されているので、供給流路24eから導水路6へ洗浄水を排水する際、スムーズに洗浄水を排水することができる。
つぎに、オーバーフロー管52及び排水弁56が最上の高さ位置まで上昇すると、排水弁56の外周縁は収納部58cの内側に取り囲まれて収納される。
そして、所定時間経過後、又は、図示しないコントローラからの指令によって駆動部42内部のモータを駆動させて回転軸44を逆方向(玉鎖54を上昇させたときの回転方向と逆の方向)に回転させると、玉鎖54が引き下げられ、オーバーフロー管52及び排水弁56が下降を開始する。このとき、オーバーフロー管52は、ガイド部58dにガイドされながら下降するので、オーバーフロー管52の傾きが抑制されながら下降する。
オーバーフロー管52及び排水弁56が下降して排水弁56が弁座24cに当接すると、排水口24bが閉じられ、水洗大便器2の導水路6への洗浄水の供給が終了する。
排水弁56によって排水口24bが閉じられた後、貯水タンク24内の洗浄水の水位の低下に伴って下降したフロート36によって、給水バルブ34が吐水側に切り替えられ、吐水口38aから貯水タンク24内への吐水が開始される。吐水が継続されると、貯水タンク24内の洗浄水の水位の上昇に伴ってフロート36も上昇する。貯水タンク24内の洗浄水の水位がWL1まで上昇すると、フロート36によって給水バルブ34が止水側に切り替えられ、吐水口38aから貯水タンク24内への吐水が終了する。吐水が終了すると、洗浄水タンク装置20は初期状態に戻る。
上述した本発明の一実施形態による洗浄水タンク装置20によれば、排水弁56の左右方向長さを広く形成しているため、前後方向長さと左右方向長さ略同一に形成されている従来の排水弁に比べて、排水弁56の面積を大きく形成することができる。そのため、貯水タンク24の形状的制限によって排水弁56の前後方向長さが十分に確保できない場合であっても、シンプルな構成で排水弁56のシール性能を従来と同等もしくはそれ以上に保つことができる。
また、上述した本発明の一実施形態による洗浄水タンク装置20によれば、排水弁56と弁座24cが楕円状に形成されているので、排水弁56と弁座24cを当接させたとき、排水弁56の外周縁から弁座24cまでの間隔が略均一になる。そのため、排水弁56のたわみや変形が抑制され、排水弁56のシール性能をより向上させることができる。
加えて、排水弁56が楕円状に形成されているので、例えば排水弁56を長方形状に形成した場合等に比べて、排水弁56を上下動させた際の水の抵抗を抑制することができる。そのため、排水弁56の上下動の動作をスムーズに行うことができる。
さらに、上述した本発明の一実施形態による洗浄水タンク装置20によれば、排水口24bが楕円状に形成されているので、排水口24bと前後方向の長さが同一である円形状の排水口に比べて、排水口24bの周方向の長さが長くなる。そのため、排水弁56を上方に移動させて排水口24bを開けたときの排水口24bに流入する瞬間流量を増加させることができ、洗浄能力を確保することができる。
また、上述した本発明の一実施形態による洗浄水タンク装置20によれば、排水口24bの下流側には、便器へ洗浄水を供給する供給流路24eが延び、供給流路24eの流路断面が楕円状に形成されている。これにより、供給流路24eの流路断面と前後方向の長さが同一である円形状の供給流路の流路断面に比べて、供給流路24eの流路断面の周方向の長さが長くなる。そのため、供給流路24eの流路断面と前後方向の長さが同一である円形状の供給流路に比べて、排水口24bから供給流路24eに洗浄水が流れ込むときの瞬間流量が増加する。その結果、洗浄能力を確保しつつ水洗大便器2へスムーズに洗浄水を供給することができる。
さらに、上述した本発明の一実施形態による洗浄水タンク装置20によれば、コンパクトに構成しつつシール性能を向上させた洗浄水タンク装置20を有する水洗大便器2を提供することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述した一実施形態に限定されるものではない。
外装タンク22は陶器製、貯水タンク24は樹脂製である構成を説明したが、どちらも樹脂または陶器で形成されていてもよいし、その他の材料で形成されていてもよい。
また、給水バルブ34における吐水と止水の切り替えは、フロート36の上下動によって行われる構成を説明したが、フロート36の上下動以外の方法で吐水と止水を切り替えてもよい。例えば洗浄水タンク装置20に貯水タンク24内に貯水される洗浄水の水位を検知する水位センサを設けて、水位センサによる検知情報に基づいて給水バルブ34の吐水と止水を切り替えるように構成してもよい。
また、上方から見たときの排水弁56は楕円状に形成されている構成を説明したが、排水弁の前後方向長さよりも左右方向長さが長く形成されていればよく、上方から見たときの排水弁の形状が、例えば長方形状やひし形状に形成されていてもよい。すなわち、排水弁56の外形形状としては、貯水タンク24の平面視形状における長手方向となる左右方向を第一の方向、短手方向となる前後方向を第二の方向とした場合、第一の方向の寸法が第二の方向の寸法よりも長くなる形状であればよい。
また、排水装置50は、排水弁56が上下動することによって排水口24bを開閉するという構成を説明したが、排水弁56によって排水口24bが閉止される構成であればよく、例えば排水弁56の一部を貯水タンク24に軸支して扉のように排水口24bを開閉するように構成してもよい。
また、排水弁56はゴム材料により形成される構成を説明したが、排水口をシールする機能を有していればよく、例えばその他の合成樹脂材料等で形成されていてもよい。
前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
2 水洗大便器
4 ボウル部
6 導水路
8 排水トラップ管路
8a 入口
8b 上昇路
8c 下降路
10 リム
12 第1吐水口
14 溜水部
16 第2吐水口
20 洗浄水タンク装置
22 外装タンク
24 貯水タンク
24a 底面
24b 排水口
24c 弁座
24d 凹部
24e 供給流路
24f 供給流路出口
25 開口部
26 外蓋
28 内蓋
30 給水装置
32 給水管
34 給水バルブ
36 フロート
38 吐水部
38a 吐水口
40 操作装置
42 駆動部
44 回転軸
46 ハンドル
48 玉鎖取付部
50 排水装置
52 オーバーフロー管
52a 入口部
52b 出口部
52c 排水弁取付部
52d 玉鎖取付部
52e 突起部
54 玉鎖
56 排水弁
58 ガイド部材
58a 支持脚
58b 固定脚
58c 収納部
58d ガイド部
58e 凹み部
W0 溜水面
WL1 貯水タンク満水時の水位

Claims (3)

  1. 便器に洗浄水を供給する洗浄水タンク装置において、
    排水口が底面に形成され、洗浄水を貯水する貯水タンクと、
    上下方向に移動することで前記排水口を開閉する排水弁と、
    前記排水口の周囲に設けられ、前記排水弁と当接する弁座と、を備え、
    前記貯水タンクは前後方向長さに比べて、左右方向の長さが長く、
    前記排水弁は前後方向長さに比べて、左右方向の長さが長く、
    前記排水弁、前記弁座、及び前記排水口は、楕円状に形成されている
    洗浄水タンク装置。
  2. 前記排水口の下流側には、便器へ洗浄水を供給する供給流路が延び、
    前記供給流路の流路断面が楕円状に形成されている
    請求項に記載の洗浄水タンク装置。
  3. 請求項1又は2に記載の洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器。
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