JP6727536B2 - 洗浄水タンク装置、及び、それを備えた水洗大便器 - Google Patents
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Description
特許文献1における洗浄水タンク装置のインナータンクの内部には、フロート弁装置等の構成部品が配置されている。この洗浄水タンク装置において、アウタータンクの上面に手洗鉢(手洗いボウル部)が載設されており、この手洗鉢に手洗吐水管(手洗い吐水部)が立設している。また、手洗鉢の底部には排水口が開口されており、この排水口と対面する位置に、インナータンクの蓋と一体的に形成された水受け桶部(水受け部)が設けられている。この水受け桶部には、インナータンク内の前面壁に対峙する流出口が設けられている。
このように、インナータンクの外部に水が漏れてしまうと、アウタータンクとインナータンクの間の隙間から洗浄水タンク装置外に漏水してしまったり、インナータンクの近辺に電子機器が配置されるような場合(例えば、洗浄水タンク装置と温水洗浄便座装置等を一体的に構成する場合)において、漏電や機器の故障となってしまったりする懸念がある。
また、水受け部の内側壁面が、水受け部の外側に向けて膨出する曲面形状に形成されているので、水受け部の底面から内側壁面に沿って水受け部の内側へ返ってきた水が、手洗いボウル部から水受け部へ順次流れ込んできた水に覆い被さる。これにより、手洗いボウル部の排水口から水受け部へ落下した水が、水受け部に溜まった水の水面に当たることによって発生する水の飛散が抑制される。そのため、手洗いボウル部から水受け部への落下水がインナータンクの外部に漏水してしまうことを抑制することができる。
まず、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク装置について説明する。なお、以下においては、図中に示す方向を用いて説明する。
また、オーバーフロー管14aの上端の開口は、上面視において、その開口範囲に、間隙形成部12cの下端の開口範囲を含まない位置に設けられている。つまり、オーバーフロー管14aの上端の開口は、上面視において、間隙形成部12cの下端の開口に対して開口範囲をオーバーラップさせない位置に設けられている。
なお、ここでの「コントローラからの指令信号」とは、例えば水洗大便器等に設けられた人体(例えば使用者)を検知する人体検知センサ(図示せず)からの信号、又は、水洗大便器の洗浄操作を指令する洗浄ボタン(図示せず)を使用者が操作した信号等である。
つぎに、図6〜図8を参照して、本発明の一実施形態に係る水受け部の構成について説明する。
この周壁部24の水受け部20の内側の面である内側壁面24aは、底面22aの周縁から上方に向かって延びるように底面22aに連続して形成されている。また、内側壁面24aは、水受け部20の内側から外側に向けて膨出する曲面形状に形成されている。これにより、内側壁面24aの上部は、水受け部20の内側に向かってオーバーハングしている。水受け部20の内側から外側に向けて膨出する曲面形状は、内側壁面24aの左右の後方端部から前方側にかけて内側壁面24aの全面にわたって形成されている。したがって、周壁部24においては、周方向のいずれの部位においても、内側壁面24aの縦断面形状として、外側に凸な弧状の形状が表れる。また、底面22aと周壁部24との接続部において底面22aと周壁部24とが成す角度は90°より大きく180°より小さい。
なお、水受け部20の内側とは、水受け部20の底部22及び周壁部24によって囲まれる空間側である。
つぎに、図9及び図10を参照して、本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク装置の動作及び作用について説明する。
インナータンク8のタンク本体10内に貯水されていた洗浄水の排水が終了し、弁体14bによって排出口18が閉じられると、給水管(図示せず)からインナータンク8のタンク本体10内へ所定量の洗浄水が給水される。
なお、ここでの給水源は、インナータンク8のタンク本体10内へ所定量の洗浄水を給水する給水管(図示せず)であってもよいし、別の管を用いてもよい。
このとき、水受け部20の底面22aは流出口28(後方側)に向かって下方に傾斜しているので、手洗いボウル部4の排水口4bからの落下水を水受け部20の底面22aの傾斜面で受けることができる。これにより、底面22aからの水跳ねの方向を後側寄りの方向とすることができ、手洗いボウル部4の排水口4bからの落下水を水平面で受ける場合に比べて、上方への水跳ねを抑制することができる。そのため、手洗いボウル部4から水受け部20への落下水が流入口26からインナータンク8の外部に漏水してしまうことを確実に抑制することができる。
また、内側壁面24aの上部には、内側壁面24aから水受け部20の内側へ突出する突部30が設けられている。これにより、内側壁面24aに沿って流れる水が水受け部20の内側に向かって跳ね返るとき、水の鉛直上方向成分の勢いが弱まり、水平方向成分の勢いが強まる。つまり、水受け部20の底面22aから内側壁面24aに沿って水受け部20の内側へ返る水は、内側壁面24aから突部30に沿って流れ、突部30よりも上方に流れることが抑制される。これにより、水受け部20の内側へ返ってきた水が水受け部20の上方に向かって流れることが抑制されるとともに、手洗いボウル部4から水受け部20へ順次流れ込んできた水に水受け部20の内側へ返ってきた水をより確実に覆い被せることができる。そのため、手洗いボウル部4から水受け部20への落下水が流入口26からインナータンク8の外部に漏水してしまうことをより確実に抑制することができる。なお、図9においては、水受け部20への落下水及び水受け部20内における水の流れを破線矢印で示している。
ここで、水受け部20の底面22aは流出口28に向かって下方に傾斜しているので、水受け部20内の残水をインナータンク8へ排出することができる。そのため、水受け部20内の水はけ性能を向上させることができる。
そして、手洗い吐水部2から手洗い用の洗浄水が吐水されてから所定時間が経過すると、手洗い吐水部2からの吐水が終了する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
2 手洗い吐水部
4 手洗いボウル部
4a ボウル面
4b 排水口
6 アウタータンク
8 インナータンク
10 タンク本体
10a 開口部
12 蓋
12a 平板部
12b 筒部
12c 間隙形成部
12d 台部
12e 垂直面
14 排水装置
14a オーバーフロー管
14b 弁体
14c 玉鎖
14d ガイド部
16 操作装置
16a ハンドル
18 排出口
20 水受け部
22 底部
22a 底面
24 周壁部
24a 内側壁面
26 流入口
28 流出口
30 突部
32 舌部
32a 導水面
32b 係合部
T、t 幅
Claims (4)
- 便器を洗浄する洗浄水を貯水する洗浄水タンク装置であって、
水を吐水する手洗い吐水部と、
前記手洗い吐水部から吐水された水を受け、受けた水を排出させる排水口が開口した手洗いボウル部と、
前記手洗いボウル部の下方に設けられたアウタータンクと、
前記アウタータンク内に設けられたインナータンクと、
前記排水口から排出された水を受ける底面と、前記底面の周縁から上方に向かって延びるように形成された内側壁面と、を有し、前記インナータンクの上部に設けられる水受け部と、を備え、
前記水受け部の前記内側壁面は、前記排水口から前記水受け部に流れ込んだ水が、前記排水口からの落下水に向かって返るように、前記水受け部の外側に向けて膨出する曲面形状に形成されている
洗浄水タンク装置。 - 前記水受け部の前記内側壁面の上部には、内側へ突出する突部が設けられている
請求項1に記載の洗浄水タンク装置。 - 前記水受け部は、受けた水を前記インナータンクへ排出する流出口を有し、
前記水受け部の前記底面は、前記流出口に向かって下方に傾斜している
請求項1又は請求項2に記載の洗浄水タンク装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の前記洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器。
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JP2016035060A JP6727536B2 (ja) | 2016-02-26 | 2016-02-26 | 洗浄水タンク装置、及び、それを備えた水洗大便器 |
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